JP2015138108A - 表示装置及び画質調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】暗い所で実物を見た時に見えていた明るさ感を、明るい所で表示装置を見ている時に再現することが可能となり、主として桿体視をしていた時に見えていた画像および映像を再現表示できるようにする。
【解決手段】画像ならびに映像を表示する表示装置であって、表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正手段とを有し、前記コントラスト補正手段は、前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すようにする。
【選択図】図1
【解決手段】画像ならびに映像を表示する表示装置であって、表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正手段とを有し、前記コントラスト補正手段は、前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は表示装置及び画質調整装置に関し、特に、リビングルームなど明るい環境において表示することが必要なディスプレイやテレビにおいて、表示画質を良くする画質向上回路に用いて好適な技術に関する。
従来から、明るい環境において表示装置を視聴する場合には、表示装置の周囲の照度によって輝度を上げたり、色の彩度を上げたり、或いはコントラストを上げたりして、視聴者が見やすいように、画像を処理することが行なわれている。さらに、表示装置の周囲の日光や照明の色温度に合わせて、表示装置の色温度を変えることが行なわれている。これは、眼の特性上、色温度が低い環境では表示装置の色温度が高く見え、色温度が高い環境では表示装置の色温度が低く見える現象があるためである。
ここで、目の特性として、明るさに応じて、錐体細胞(以下、錐体と称す)及び桿体細胞(以下、桿体と称す)の2つの視細胞の働いている比率が変わることがわかっている。明るい所は錐体が主に働き、暗い所では桿体が主に働いている。このような明るさによる眼の特性変化をプルキニエ遷移という。錐体はRGB三色を認識することができるのに対し、桿体はモノクロしか認識できないし、感度の中心となる周波数が異なっている。従って、暗い所で桿体視の割合が増えると、プルキニエ遷移により、色の濃さや色温度が異なって見える。
そこで、特許文献1、2及び3には、視聴環境に応じて発生するプルキニエ遷移に対して、色温度や色の濃さを補正する技術が開示されている。即ち、環境輝度とAPL値とがあるレベルより低い場合、色温度を上げるとともに、色の濃さを増すように画像処理するものである。ここでAPLとは、Average Picture Levelの略であり、フレーム1枚の画像の階調数を平均した値である。
また、眼の他の特性として、暗い時と明るい時とで、同じ明るさに見える輝度が異なるというBartleson−Breneman効果が存在する。特許文献4には、この効果に応じて、外部環境の輝度によってガンマカーブを変更する技術が開示されている。即ち、特許文献4に開示される技術は、外部の環境輝度が明るい時はコントラストを上げるようなガンマカーブを使用し、環境輝度が暗い時はコントラストを下げるようなガンマカーブを使用するものである。
また、特許文献5には、Bartleson−Breneman効果に応じて、画面の輝度を変化させる技術が開示されている。即ち、特許文献5に開示される技術は、視聴環境が明るい時、それに応じて輝度を上げるものである。なお、輝度を上げるということは、全体的にコントラストを上げることを意味する。
また、特許文献6には、撮影装置の出力に対し、錐体の特性に応じて、明度を逆S字カーブにし、色度をS字カーブにする技術が開示されている。なお、特許文献6に開示される技術は、錐体のみの特性に応じて明度及び色度を変化させるものであり、撮影環境や視聴環境に関わらず、明度及び色度は一定である。
また、非特許文献1においては、環境輝度別の人間の視覚特性による明るさ感の変異について開示されている。
Herbert Grosskopf:Der Einfluss der Heligkeit−sempfindung die Bildubertragung Fernseheu,Rundfunktechnische Mitteilungen,Jg 7,Nr.4,(1963) 205−223
ここで、暗い場所(以下、暗所と称す)において電子的に撮影した画像や映像を、明るい環境において視聴する場合を考えてみる。画像の撮影時に暗所にて撮影を行い、その画像や映像を明るい環境においた表示装置を用いて視聴した場合、以下の不一致が生じる。暗所の撮影装置では人間の目と異なりプルキニエ遷移が起きないし、明るい環境に置いた表示装置で画像を視聴しているため、視覚的にもプルキニエ遷移が起きない。これでは、暗所におけるプルキニエ遷移の影響下で見えていたときの見え方とは異なったように、表示装置の表示を見てしまうことになる。
そして、錐体に対する桿体の違いは、プルキニエ遷移とされている色への影響だけではなく、コントラストも異なって見えることが非特許文献1に開示されている。暗所では、桿体が主に働くことによりダイナミックレンジが広くなる問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、暗い所で実物を見た時に見えていた明るさ感を、明るい所で表示装置を見ている時に再現することが可能となり、主として桿体視をしていた時に見えていた画像および映像を再現表示できるようにすることを目的とする。
本発明の表示装置は、画像ならびに映像を表示する表示装置であって、表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正手段とを有し、前記コントラスト補正手段は、前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする。
本発明によれば、暗い所で実物を見た時に見えていた明るさ感を、明るい所で表示装置を見ている時に再現することが可能となり、主として桿体視をしていた時に見えていた画像および映像を再現表示することができる。これにより、暗部領域で雰囲気のある、暗所において実物を見ているような画像および映像を表示することができる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、図10を参照しながら、本実施形態の概要について説明する。図10は、異なる明るさの実環境において撮影された実画像と、異なる周囲輝度における表示画像との関係を説明するための図である。
先ず、図10を参照しながら、本実施形態の概要について説明する。図10は、異なる明るさの実環境において撮影された実画像と、異なる周囲輝度における表示画像との関係を説明するための図である。
図10において、101は、明るい実環境において撮影された実画像であり、102は、表示装置の周囲が暗い環境であり、103は、明るい表示画像である。また、104は、暗い実環境において撮影された実画像であり、105は、表示装置の周囲が明るい環境であり、106は、暗い表示画像である。
明るい実環境で撮影された実画像101を暗い環境102で表示画像103として見ると、環境が暗いためにプルキニエ遷移が起こり、表示画像103が青っぽく見えるとともに、色が薄く見える。
一方、暗い実環境で撮影された実画像104では、実際に見ている風景はプルキニエ遷移が起こった状態を見ている。しかしながら、カメラではプルキニエ遷移が起こらないし、明るい環境105ではプルキニエ遷移が起こらない。このため、結果として、表示画像106もプルキニエ遷移が起きていない画像として見えている。
前述したように、暗所において実際に見た場合と表示装置で見た場合とで見え方が変わってしまう。
そこで、後述する実施形態では、暗い実環境で撮影された実画像104がプルキニエ遷移の起こる範囲内の画像であった場合には、表示画像106のコントラスト比を下げるようにする。これにより、暗い環境102で見ているかのような表示状態を作り出すようにしている。
そこで、後述する実施形態では、暗い実環境で撮影された実画像104がプルキニエ遷移の起こる範囲内の画像であった場合には、表示画像106のコントラスト比を下げるようにする。これにより、暗い環境102で見ているかのような表示状態を作り出すようにしている。
桿体視の割合に応じてコントラスト比を変えて、本発明の効果を十二分に発揮するためには、明るさの変化に応じて、どのような明るさで錐体から桿体に切り替わるかの特性を知る必要がある。また、本発明の効果を十分に発揮するためには、明るさの変化に応じて、どのような明るさで錐体から桿体に切り替わるかの特性を知る必要がある。
図11は、視野内平均輝度に対する錐体視及び桿体視の輝度検知範囲を示す図である。
図11において、縦軸は視野内平均輝度である。視覚による輝度検知範囲、即ち、眼のダイナミックレンジは、10の6乗から10乗と言われている。これに対して、リビングルームでTVを視聴しているときの視野内輝度範囲は、数Cd/m2から数百Cd/m2の間にある。シアタールームにおいてプロジェクタを見ているときの視野内輝度範囲は、0.数Cd/m2から数十Cd/m2の間にある。
図11において、縦軸は視野内平均輝度である。視覚による輝度検知範囲、即ち、眼のダイナミックレンジは、10の6乗から10乗と言われている。これに対して、リビングルームでTVを視聴しているときの視野内輝度範囲は、数Cd/m2から数百Cd/m2の間にある。シアタールームにおいてプロジェクタを見ているときの視野内輝度範囲は、0.数Cd/m2から数十Cd/m2の間にある。
錐体視が働く輝度範囲は0.1Cd/m2以上であり、桿体視の輝度検知範囲は10Cd/m2以下である。0.1Cd/m2から10Cd/m2の領域では、両方の視細胞が飽和せずに働いている。
錐体視から桿体視へは、スイッチのように切り替わるのではなく、錐体と桿体との合成視からなる合成的な感度で見えている。そして、眼の順応が終了した時点で、視野内平均輝度が約1Cd/m2のときに、合成視の感度に及ぼす錐体視と桿体視との比率が約1:1、つまり、およそ半分ずつになるといわれている。
シアタールームにおいては、ほとんど合成視の輝度検知範囲で視聴することになるため、両方の視細胞のコントラストを合成したコントラストで視聴していることになる。また、通常のリビングルームにおいては、ほとんど錐体視の輝度検知範囲で視聴しており、暗めのリビングルームに限り、合成視の輝度検知範囲で視聴していることになる。
他方、直接に実物を見ている場合において、10Cd/m2以下であるときには、桿体視の輝度検知範囲であるため、そのとき感じるコントラスト特性は、桿体視の影響下のコントラスト特性に応じたものである。このため、暗部のコントラストを計測値よりも低く感じている。これを10Cd/m2以上の環境で見るときには、ほぼ錐体視のみのコントラスト特性で見ているため、特に画像の暗部のコントラストを高く感じてしまうことになる。
そこで、リビングルーム環境において、表示装置を視聴している場合には、表示されている画像が実物を見ているときに10Cd/m2以下であると推察できる画像領域においては、コントラスト比を低くする処理を行うことにする。なお、リビングルーム環境であるか否かは、視野内平均輝度が10Cd/m2以上であるか否かに応じて判定してもよい。
(第1の実施形態)
以下、図5〜図8を参照しながら本発明の表示装置の第1の実施形態を説明する。
図5は、視野内平均輝度に対する錐体と桿体との合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示す図であり、横軸は視野内平均輝度を示し、縦軸は合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示している。
図5において、51は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2から10Cd/m2までにおける、合成視の感度に及ぼす桿体比率を示す特性線である。52は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2以下における、合成視の感度に及ぼす桿体比率を示す特性線である。53は、視野内平均輝度が10Cd/m2以上における、合成視の感度に及ぼす桿体比率を示す特性線である。
以下、図5〜図8を参照しながら本発明の表示装置の第1の実施形態を説明する。
図5は、視野内平均輝度に対する錐体と桿体との合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示す図であり、横軸は視野内平均輝度を示し、縦軸は合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示している。
図5において、51は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2から10Cd/m2までにおける、合成視の感度に及ぼす桿体比率を示す特性線である。52は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2以下における、合成視の感度に及ぼす桿体比率を示す特性線である。53は、視野内平均輝度が10Cd/m2以上における、合成視の感度に及ぼす桿体比率を示す特性線である。
視野内平均輝度=k(Cd/m2)とし、合成視の感度に及ぼす桿体の比率=sとすると、これらの関係は次のように表すことができる。
k<0.1の範囲で、s=0
0.1<k<10の範囲で、s=1−0.5*logk
k>10の範囲で、s=0
と表される。
k<0.1の範囲で、s=0
0.1<k<10の範囲で、s=1−0.5*logk
k>10の範囲で、s=0
と表される。
図4は、非特許文献1からの引用図であり、異なる周囲輝度に対する明るさの感覚を評価した結果を示す図である。横軸はテスト画面の輝度を示し、縦軸は被検者の感じる明るさを10段階とした主観評価値を示している。以下の説明では、縦軸の値を、明るさ感評価値または明るさ感と称す。
図4に示す各曲線は、周囲輝度をパラメータとした特性線である。単位は輝度を表す単位asb、である。後述する実施形態で使用している輝度の単位Cd/m2との単位変換式は、1asb=1/π Cd/m2、である。
図4に示す各曲線は、周囲輝度をパラメータとした特性線である。単位は輝度を表す単位asb、である。後述する実施形態で使用している輝度の単位Cd/m2との単位変換式は、1asb=1/π Cd/m2、である。
図4において、41は周囲輝度が0asbの特性線であり、42は周囲輝度が1asbの特性線であり、43は周囲輝度が10asbの特性線であり、44は周囲輝度が100asbの特性線である。
図4に対して、TV等のディスプレイの視聴環境を当てはめて考えてみる。通常のリビングルームとして100Luxの照度下で壁面の反射率が80%であれば、壁面輝度は、100/π*0.8=25Cd/m2となる。これは、8asbなので、10asbの特性線43がほぼ相当する。
また、明るいお店やオフィス環境として、400Luxの照度下で壁面の反射率が80%であれば、壁面輝度は、400/π*0.8=102Cd/m2となる。これは32asbだが、対数としてのより近い方の特性線として、100asbの特性線44に相当させて考察する。
ここで、明るさ感評価値8のところを明るい部分の代表とし、明るさ感評価値2のところを暗い部分の代表として、その比率をコントラスト比とする。そうすると、特性線43では、明るさ感評価値8のテスト面輝度=100asbと明るさ感評価値2のテスト面輝度=1asbとの比率になるので、コントラスト比は約100である。特性線44は、明るさ感評価値8のテスト面輝度=50asbと、明るさ感評価値2のテスト面輝度=5asbとの比率になるので、コントラスト比はほぼ同じ値の約100となる。同様に、10Lux程度の薄暗い室内に相当する特性線42も、ほぼ同じぐらいのコントラスト比の約100になっている。
ところが、暗室に相当する特性線41では、明るさ感評価値8のテスト面輝度=5asbと明るさ感評価値2のテスト面輝度=0.005asbとの比率になるので、コントラスト比が1000になっている。
この結果は、人間の2種類ある眼細胞の特性によるものと考えられる。明るい所で働く錐体細胞はダイナミックレンジが狭く、暗い部分では見えなくなってしまう。暗い所で働く桿体細胞はダイナミックレンジが広く、暗い所への感度の伸びが広いと考えられる。
次に、図4及び図5に基づいて、視野内平均輝度に対するコントラスト比を算出する。錐体のコントラストをcとおくと、前述した図4の説明より、桿体のコントラストは10cとなる。
錐体と桿体との合成コントラストC´は、桿体の比率sを用いて、次のように表される。
C´=c(1−s)+10c*s
簡略化すると、C´=c(1+9s)と表される。
ここで、s=1−0.5*logkである。
C´=c(1−s)+10c*s
簡略化すると、C´=c(1+9s)と表される。
ここで、s=1−0.5*logkである。
錐体と桿体との合成コントラストC´は、図6のように表すことができる。図6は、撮影時の想定平均輝度値に対するコントラストの比率を示した図であり、横軸は撮影時の想定平均輝度値を示し、縦軸はコントラストの比率を示す。
図6において、61は、撮影時の想定平均輝度が0.1Cd/m2から10Cd/m2までのコントラストの比率を示す特性線である。62は、撮影時の想定平均輝度が0.1Cd/m2以下のコントラストの比率を示す特性線である。63は、撮影時の想定平均輝度が10Cd/m2以上のコントラストの比率を示す特性線である。
図6において、61は、撮影時の想定平均輝度が0.1Cd/m2から10Cd/m2までのコントラストの比率を示す特性線である。62は、撮影時の想定平均輝度が0.1Cd/m2以下のコントラストの比率を示す特性線である。63は、撮影時の想定平均輝度が10Cd/m2以上のコントラストの比率を示す特性線である。
撮影時の想定平均輝度の求め方は2種類あり、一つの方法は撮影パラメータであるところの、ISO感度値、絞り値及びシャッタスピード値等から平均輝度を想定するものである。静止画または動画の場合、シャッタスピード値はほぼ一定であり、NDフィルタ倍数も使用することになる。この計算方法については後述する。
もう一つの方法は、放送されている映像等で撮影パラメータを入手することができない場合、映像や画像の特徴量としてAPL値やヒストグラムから平均輝度を想定するものである。ここでは、想定平均輝度を以下の式で表すことにする。
想定平均輝度=A*(APL値*階調数)
Aは定数であり、例として10Bit階調数に対してA=1Cd/m2とおけば、10Bit階調数の想定平均輝度が得られる。例えば、APL=0.2の場合であれば、10Bit階調数=1024、想定平均輝度は200Cd/m2となる。これは明るい室内または薄ぐらい屋外の輝度に相当するレベルである。
想定平均輝度=A*(APL値*階調数)
Aは定数であり、例として10Bit階調数に対してA=1Cd/m2とおけば、10Bit階調数の想定平均輝度が得られる。例えば、APL=0.2の場合であれば、10Bit階調数=1024、想定平均輝度は200Cd/m2となる。これは明るい室内または薄ぐらい屋外の輝度に相当するレベルである。
この想定輝度値はあくまで予想輝度であり、撮影現場の状況を正確に示したものではないが、画像の傾向的なものを示しており、今回の補正に使うには十分なものであるが、定数Aを0.3〜3.0の範囲で振ることにより、より合わせこむこともできる。10Bit階調数ではなく、8Bit階調数であれば、Aは4倍の値(1〜10程度)になり、12Bit階調数であれば、Aは4分の1倍の値(0.1〜1程度)になる。
縦軸のコントラストの比率は、図5における縦軸の桿体の比率に対応して、比例的に決まるものである。即ち、桿体の比率を示す特性線51、52、53に対応して、コントラストの比率は特性線61、62、63のように決まる。
図7は、視聴時の視野内平均輝度に対するコントラストの比率を示す図であり、横軸は視聴時の視野内平均輝度値を示し、縦軸はコントラストの比率を示す。
図7において、71は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2から10Cd/m2までのコントラストの比率を示す特性線である。72は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2以下のコントラストの比率を示す特性線である。73は、視野内平均輝度が10Cd/m2以上のコントラストの比率を示す特性線である。
図7において、71は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2から10Cd/m2までのコントラストの比率を示す特性線である。72は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2以下のコントラストの比率を示す特性線である。73は、視野内平均輝度が10Cd/m2以上のコントラストの比率を示す特性線である。
縦軸のコントラストの比率は、図5における縦軸の桿体の比率に対応して、比例的に決まるものである。即ち、桿体の比率を示す特性線51、52、53に対応して、コントラストの比率は特性線71、72、73のように決まる。視聴時における視野内平均輝度値の求め方は後述する。
以上、図6及び図7を用いて、桿体の比率に従ってコントラストの比率を決定することについて説明した。但し、コントラストの比率そのままの値によってコントラストを補正して、比率1の時にコントラストを0にするわけではない。それでは、コントラスト比が大きく変わりすぎて、違和感が出てしまう。
前述したコントラストの比率を、画像に対するコントラストの補正比率に変換するには、倍率として0〜1.0の範囲内で適当な値をかけて、補正効果を弱める必要がある。本実施形態においてはこの定数をBとして、以下の計算を行う。
撮影時の想定平均輝度におけるコントラストの比率をXとおき、視聴時の視野内平均輝度におけるコントラストの比率をYとおけば、コントラストを下げる補正比率Zは、以下のように定める。
視聴環境の方が撮影環境よりも明るい場合(Y>Xの場合)、
Z=1−B*(1−Y/X)
視聴環境の方が撮影環境よりも暗い場合(Y≦Xの場合)、
Z=1
視聴環境の方が撮影環境よりも明るい場合(Y>Xの場合)、
Z=1−B*(1−Y/X)
視聴環境の方が撮影環境よりも暗い場合(Y≦Xの場合)、
Z=1
Y<Xの場合に補正比率=0としているのは、明るい現場で撮影したものを暗い環境で視聴した場合、勝手にプルキニエ遷移が働くため、補正する必要がないからである。
補正比率Bの値としては、0.5倍程度が自然に見えて望ましいため、補正効果の弱い0.2倍から補正効果の強い0.8倍程度までから選べばよい。補正比率Bが高いほどコントラストが下がるため、暗い所で見た状況が明るい環境で再現することができる。
具体的に、補正比率B=0.7とした計算例を挙げる。例えば、撮影時の想定平均輝度が20Cd/m2であり、視聴時の視野内平均輝度も20Cd/m2であれば、図6よりX=1.0、図7よりY=1.0であるため、Z=0となる。
また、撮影時の想定平均輝度が1Cd/m2であり、視聴時の視野内平均輝度が20Cd/m2であれば、図6よりX=5.0、図7よりY=1.0であるため、
Z=1−0.7*(1−1.0/5.0)=0.44
となる。コントラストの補正は下がるようにかければいいため、暗部のコントラスト量が0.44倍になるようにすればいい。
Z=1−0.7*(1−1.0/5.0)=0.44
となる。コントラストの補正は下がるようにかければいいため、暗部のコントラスト量が0.44倍になるようにすればいい。
ところで、ここまでの計算は、標準的な評価値によって行なった。実際は個人によって評価値にばらつきがあるため、補正量が視聴者の特性を過ぎてしまうことがおきる恐れがある。強すぎる補正を行うと、良好な画質というよりも不自然な画質であると感じられてしまうことになる。
そこで、実際の補正量が標準的な値以下になるように、補正比率Bをかければよい。今回は一例として0.7の補正比率として以下に説明するが、0.3から0.9の間であれば、例えば0.5等でもかまわない。
図17は、視野内平均輝度と実施するコントラスト補正量との関係を示す図である。図17において、横軸は、視野内平均輝度値を示し、縦軸は、コントラスト補正量を示している。なお、ここでの補正比率Bは、0.7としている。
図17において、実線の171、172、173は、撮影輝度が1.0Cd/m2のときの視野内平均輝度に対して必要とするコントラスト補正量の特性線である。一点鎖線の174、175、176は、撮影輝度が0.1Cd/m2のときの視野内平均輝度に対して必要とするコントラスト補正量の特性線である。
前述したように、補正量を0.7とすると、撮影輝度が1.0Cd/m2のときに、コントラスト量は、元のコントラストに対して、0.44cから1.0cの間で制御すればよいことになる。また、撮影輝度が0.1Cd/m2のときには、コントラスト量は、元のコントラストに対して、0.37cから1.0cの間で制御すればよいことになる。
次に、コントラスト量を制御する方法は種々あるが、一例として逆ガンマ変換テーブルに使用する逆ガンマ値で制御する方法を示す。
逆ガンマ変換テーブルに入ってくる値が、0から255までの256階調である場合、256階調を暗部、中間部及び明部の3部に分けると、0〜83、84〜167、168〜255の3つの階調部に分けられる。さらに暗部を、最暗部、中間暗部及びやや暗部の3部に分けると、0〜27、28〜55、56〜83、の3つの階調部に分けられる。
逆ガンマ変換テーブルに入ってくる値が、0から255までの256階調である場合、256階調を暗部、中間部及び明部の3部に分けると、0〜83、84〜167、168〜255の3つの階調部に分けられる。さらに暗部を、最暗部、中間暗部及びやや暗部の3部に分けると、0〜27、28〜55、56〜83、の3つの階調部に分けられる。
各階調部の中間階調値を、それぞれの代表的階調値とおくと、それぞれ、14、42、60が代表階調値である。画像暗部のコントラストを補正するため、ガンマ2.2(γ値=2.2)における、最暗部の代表階調14とやや暗部の代表階調60の輝度比率を暗部コントラストcとおく。
正規化輝度によると、階調値14は0.00169であり、階調値60は0.0415なので、暗部コントラストは、
c=0.0415/0.00169=24.6
である。
同様に、逆ガンマ値毎に、暗部コントラスト値とガンマ2.2のコントラスト値に対する比率を計算した結果が、図8である。
c=0.0415/0.00169=24.6
である。
同様に、逆ガンマ値毎に、暗部コントラスト値とガンマ2.2のコントラスト値に対する比率を計算した結果が、図8である。
図8の横軸は逆ガンマ値を示し、左の縦軸はコントラスト値を示し、右の縦軸はガンマ2.2のコントラスト値に対する各ガンマのコントラスト比を示している。
図8より、逆ガンマ1.6のところが逆ガンマ2.2に対して0.4倍のコントラストになる。また、逆ガンマ1.2のところが逆ガンマ2.2に対して0.2倍のコントラストになる。
図8より、逆ガンマ1.6のところが逆ガンマ2.2に対して0.4倍のコントラストになる。また、逆ガンマ1.2のところが逆ガンマ2.2に対して0.2倍のコントラストになる。
図17と図8より、撮影輝度及び視野内平均輝度に対して、コントラストを1倍から0.2倍に制御するためには、暗部のガンマ値を2.2から1.2まで、視野内平均輝度に応じて段階的に変化させればよいことがわかる。
図9は、視野内平均輝度に対する暗部の逆ガンマ値の制御値を示す特性図であり、横軸は視野内平均輝度値を示し、縦軸は暗部の逆ガンマ値を示している。
図9において、91は、撮影輝度が1Cd/m2における視野内平均輝度に対して制御する暗部の逆ガンマ値の特性線であり、92は、撮影輝度が0.1Cd/m2における視野内平均輝度に対して制御する暗部の逆ガンマ値の特性線である。図9に示すように、暗部の逆ガンマ値は、視野内輝度に応じて、2.2から1.2の間で制御すればよい。
図9において、91は、撮影輝度が1Cd/m2における視野内平均輝度に対して制御する暗部の逆ガンマ値の特性線であり、92は、撮影輝度が0.1Cd/m2における視野内平均輝度に対して制御する暗部の逆ガンマ値の特性線である。図9に示すように、暗部の逆ガンマ値は、視野内輝度に応じて、2.2から1.2の間で制御すればよい。
なお、業務用を除く、民生用の表示装置の場合、視野内平均輝度が1Cd/m2以下になることはほとんどないので、その場合は、図9より、暗部の逆ガンマ値は、視野内平均輝度に応じて、2.2から1.6の間で制御すればよいことになる。
さらには、民生用の表示装置の場合、コントラストの高い画質の方が見栄えがよいため、逆ガンマの値の初期値を2.2ではなく2.4に設定しているものがある。この場合には、0.2だけオフセットして、視野内平均輝度に応じて、2.4から1.8の間で制御すればよい。
次に、視野内平均輝度の算出方法について説明する。視野内平均輝度は、以下の式で求めることができる。
視野内平均輝度=環境平均輝度(1−画面視野率)+画面内平均輝度*画面視野率
視野内平均輝度=環境平均輝度(1−画面視野率)+画面内平均輝度*画面視野率
次に、環境平均輝度、画面視野率及び画面内平均輝度の求め方について説明する。画面外にあたる壁面等から視野に入る環境光の平均輝度(環境平均輝度)は、以下の式で求めることができる。
環境平均輝度=画面縁照度/π*壁面反射率
環境平均輝度=画面縁照度/π*壁面反射率
画面縁照度は、表示装置の画面の縁に取り付けた照度計により測定される。壁面反射率は、白壁ならば0.8とし、その他の壁であれば0.5程度に設定するのが適当である。実際の環境における値を設定されない場合は、初期値として0.6程度にするのが適当である。また、環境平均輝度の変化に応じてすぐに画質(コントラスト)に反映させると、画質が短時間に急激に変化し見づらいものになるため、10秒程度の時間平均値とするのが有効である。
次に、画面視野率の求め方について説明する。
前述した非特許文献1には、視野角10度のときに、画面視野率、即ち、画面の視野に占める割合は57%であるとしている。この画面視野率は、画面を注視している場合の値であるため、画面を注視していない場合は、前述の画面視野率を半分程度に落とすのが妥当であると思われる。そうすれば、周囲の照度の影響を0.7程度、画面内のAPL値の影響を0.3程度とするのが適当であろう。なお、前述の非特許文献1は、NII-Electronic Library Service: The Institute of Image Information and Television Engineers 第19巻 第5号 55-56、である。
前述した非特許文献1には、視野角10度のときに、画面視野率、即ち、画面の視野に占める割合は57%であるとしている。この画面視野率は、画面を注視している場合の値であるため、画面を注視していない場合は、前述の画面視野率を半分程度に落とすのが妥当であると思われる。そうすれば、周囲の照度の影響を0.7程度、画面内のAPL値の影響を0.3程度とするのが適当であろう。なお、前述の非特許文献1は、NII-Electronic Library Service: The Institute of Image Information and Television Engineers 第19巻 第5号 55-56、である。
視野の中に占める表示装置の画角が不明な場合、画面内の影響である画面視野率を0.3から0.7の間で任意に指定される。本実施形態では、中庸的な仮値として画面視野率を0.4とする。
次に、画面内平均輝度、即ち、APL値の求め方について説明する。画面内平均輝度は、次の式で与えられる。
画面内平均輝度=全画素のリニア階調値の平均/フル階調値*ピーク輝度
画面内平均輝度=全画素のリニア階調値の平均/フル階調値*ピーク輝度
また、画面内平均輝度の変化にすぐに応じて画質(コントラスト)に反映させると、画質が短時間に急激に変化し見づらいものになるので、10秒程度の時間平均値とするのが有効である。
視聴時の視野内平均輝度は以下のように求める。
視野内平均輝度=環境輝度*(1−画角)+画面内輝度*画角
環境輝度は、環境照度を測定し、壁の反射率をかけて求められる。壁の反射率は視聴環境によって異なるが、日本では白っぽい壁が多いので、0.6とおけば、
環境輝度=環境照度*0.6/π
となる。
視野内平均輝度=環境輝度*(1−画角)+画面内輝度*画角
環境輝度は、環境照度を測定し、壁の反射率をかけて求められる。壁の反射率は視聴環境によって異なるが、日本では白っぽい壁が多いので、0.6とおけば、
環境輝度=環境照度*0.6/π
となる。
画面内輝度は、APL値にピーク輝度をかけて求められる。ピーク輝度は、表示装置のモードによって異なるが、例えば200Cd/m2とする。画角は、本当の画面の角度ではなく、視聴者に対する画面内の輝度と画面外の輝度の及ぼす比率であり、視聴距離と画面サイズによって異なり、0.2〜0.7程度の値である。本実施形態では、0.3として計算する。前述の数値例の場合、視野内平均輝度は以下のようになる。
視野内平均輝度=環境照度**0.6*0.7/π+APL値*200*0.3
視野内平均輝度=環境照度**0.6*0.7/π+APL値*200*0.3
図12は、画面縁照度と平均階調とから視野内平均輝度を計算した結果を示す図である。図12においては、壁面反射率を0.6、画面視野率を0.4、表示装置のピーク輝度を100Cd/m2であることを前提としている。画面縁照度は、1から1000Luxまで値をとり、平均階調は4から255階調までの値をとる。
例えば、暗室に相当する1Lux環境において、平均階調が16の、真黒に近い画像である場合の視野内平均輝度は0.21Cd/m2ということになる。また、リビングルームに相当する100Lux環境において、平均階調が128の、明るめの画像である場合の視野内平均輝度は、20.24Cd/m2ということになる。
前述した計算式及び特性図によれば、画面縁照度が100Lux以下の環境において、平均階調が140以下の画像を表示している場合に、視野内平均輝度が10Cd/m2以下に相当する。この領域において、本実施形態によるコントラスト補正が働いて、暗部のコントラストを下げることによって暗部の雰囲気を出すことで画質向上を図ることができる。
視野内平均輝度を計算した結果を示す図12の値と、図9の特性線を用いれば、画面縁照度を測定した値と入力画像のAPL値とから、逆ガンマ変換テーブルに使用すべき暗部の逆ガンマ値が求まる。例えば、前述した例のリビングルームとして、環境照度が100Luxで、入力画像のAPL値が16である場合、図12より視野内平均輝度が11.55Cd/m2となる。この視野内平均輝度において、図9より暗部の逆ガンマ値は、撮影時の輝度が1Cd/m2のときに1.6、撮影時輝度が0.1Cd/m2のときに1.5となる。
視聴環境が暗室=1Luxで、APL値が32であれば、視野内平均輝度は0.53Cd/m2であるため、図9より、撮影時輝度が1Cd/m2のときに暗部の逆ガンマ値は2.2、撮影時輝度が0.1Cd/m2のときに暗部の逆ガンマ値は2.1となる。
次に、本発明の実施形態に係る表示装置の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図であり、輝度値がある閾値よりも低い場合に、表示する画像にコントラスト補正を施すようにしている。
図2において、21は、入力画像に対してガンマ系の画質補正を行うガンマ系画質調整回路である。22は、照度センサである。23は、視野内平均輝度に応じて画像のコントラストを補正するコントラスト補正回路である。24は、コントラスト補正回路23から出力された画像の階調をリニア系に変換するリニア系画質調整回路である。
図2は、本実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図であり、輝度値がある閾値よりも低い場合に、表示する画像にコントラスト補正を施すようにしている。
図2において、21は、入力画像に対してガンマ系の画質補正を行うガンマ系画質調整回路である。22は、照度センサである。23は、視野内平均輝度に応じて画像のコントラストを補正するコントラスト補正回路である。24は、コントラスト補正回路23から出力された画像の階調をリニア系に変換するリニア系画質調整回路である。
25は、リニア系画質調整回路24から出力された画像から表示パネル駆動信号に変換するパネルドライバである。26は、パネルドライバ25から出力される表示パネル駆動信号に基づいて画像を表示する表示パネルである。なお、入力画像は、外部入力やチューナで受信した信号をデコードすることによって得られることが一般的であるため、図2では、画像入力部のブロックの記載を省略している。
本表示装置に入力された入力画像は、通常ガンマ2.2がかかっているガンマ系の画像であり、ガンマ系画質調整回路21においてガンマ系における拡大縮小等のガンマ系画像処理が行われる。表示パネル26の縁には照度センサ22が備えられており、画面縁照度をセンシングすることができる。
コントラスト補正回路23は、ガンマ系画質調整回路21から出力される画像と照度センサ22から入力される画面縁照度とから視野内平均輝度を算出し、算出した視野内平均輝度により適切な色補正処理を行う。コントラスト補正回路23から出力される画像はリニア系であるため、リニア系画質調整回路24にてリニア系のエッジ強調処理等の画質調整が行われる。
図1は、本発明の実施形態に係るコントラスト補正回路23の構成例を示すブロック図である。
図1において、11は、照度センサ22からの入力を用いて、環境平均輝度を算出する環境平均輝度算出部である。12は、入力画像から画面内平均輝度を算出する画面内平均輝度算出部である。13は、画面内平均輝度を時間的に平均する平均化部である。14は、視野内平均輝度を算出する視野内平均輝度算出部である。15は、視野内平均輝度に応じて補正を行うか否かを切り替える補正切り替え部である。
図1において、11は、照度センサ22からの入力を用いて、環境平均輝度を算出する環境平均輝度算出部である。12は、入力画像から画面内平均輝度を算出する画面内平均輝度算出部である。13は、画面内平均輝度を時間的に平均する平均化部である。14は、視野内平均輝度を算出する視野内平均輝度算出部である。15は、視野内平均輝度に応じて補正を行うか否かを切り替える補正切り替え部である。
16は、時間的に平均化した画面内平均輝度より撮影時の想定平均輝度を算出する輝度推定部である。17は、撮影時の想定平均輝度と視野内平均輝度とからプルキニエ遷移量を算出するプルキニエ遷移量算出部である。18は、コントラスト補正用の逆ガンマ変換テーブルを生成する逆ガンマ変換テーブル生成部である。19は、コントラスト補正用の逆ガンマ変換テーブルに基づいて、ガンマ系の入力画像からコントラスト補正を施したリニア系の画像を生成する逆ガンマ変換部である。
環境平均輝度算出部11は、照度センサ22からの入力に基づいて、時間的に平均化した視野内の環境平均輝度を算出する。また、画面内平均輝度算出部12は、入力画像から視野内の画面内平均輝度を算出する。そして、画面内平均輝度算出部12により算出された画面内平均輝度は、平均化部13により時間的に平均化される。
視野内平均輝度算出部14は、前述の環境平均輝度と時間的に平均化された画面内平均輝度と画面内視野率とを用いて、時間的に平均化した視野内平均輝度を算出する。
補正切り替え部15は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2以下である場合、ほとんど桿体視になるため、補正を行うことをやめる。
輝度推定部16は、想定輝度値=A*(APL値*階調数)を用いて、時間的に平均化した画面内平均輝度から推定平均輝度を算出する。
補正切り替え部15は、視野内平均輝度が0.1Cd/m2以下である場合、ほとんど桿体視になるため、補正を行うことをやめる。
輝度推定部16は、想定輝度値=A*(APL値*階調数)を用いて、時間的に平均化した画面内平均輝度から推定平均輝度を算出する。
プルキニエ遷移量算出部17は、プルキニエ遷移量X及びYと倍率Bとを用いて、次のように補正比率Zを計算する。
Z=1−B*(1−Y/X)
Z=1−B*(1−Y/X)
逆ガンマ変換テーブル生成部18は、前述の補正比率Zを用いて、所望のコントラストを補正するような逆ガンマ変換テーブルを生成する。逆ガンマ変換テーブルの詳細については、図3を用いて後述する。
逆ガンマ変換部19は、入力画像をガンマ系からリニア系に変換する。逆ガンマ変換部19は、逆ガンマ変換テーブル生成部18から逆ガンマ変換テーブルが書き込まれるが、入力画像のフレームの途中で逆ガンマ変換テーブルが切り替わると、表示画像に妨害感が出るため、逆ガンマ変換テーブルを2面用意する。現在の入力画像の処理に用いている逆ガンマ変換テーブルと、コントラスト補正のためにテーブルを書き変えている逆ガンマ変換テーブルとの2面からなり、フレームのシンクのタイミングで切り替えるようにする。
逆ガンマ変換部19は、ガンマ系の入力画像に対して、コントラスト補正付きの逆ガンマ変換処理を施してリニア系の出力画像を出力する。なお、入力画像のフレームの途中で逆ガンマ変換テーブルが切り替わると、表示画像に妨害感が生じるため、フレーム間のブランクラインで変更する。
また、急に逆ガンマ値が大きく切り替わると妨害感が生じるため、1フレームあたりの変化量は、ガンマ値で0.001とする。これにより、1秒あたりの最大変化量は、ガンマ値で0.06倍となり、この程度であれば、視覚的な違和感が生じないため、許容することができる。
図3は、逆ガンマ変換処理について説明するための図である。
図3において、横軸は、入力のガンマ系階調で256階調スケールを示しており、縦軸は、出力のリニア系階調で4096階調スケールを示している。
図3において、横軸は、入力のガンマ系階調で256階調スケールを示しており、縦軸は、出力のリニア系階調で4096階調スケールを示している。
図3において、31は初期値の逆ガンマ値2.2の特性線である。32は暗部逆ガンマ値1.8の特性線の一部である。33は暗部逆ガンマ値1.4の特性線の一部である。34は暗部逆ガンマ値1.8から逆ガンマ2.2に接続する部分の特性線である。35は暗部逆ガンマ値1.4から逆ガンマ2.2に接続する部分の特性線である。
この特性線は、入力としてガンマ系階調で256階調スケールのある階調値を入力すると、逆ガンマ値に応じて、出力としてリニア系階調で4096階調スケール内の階調値が出力されることを示している。
以下、具体例としてわかりやすいように数値を挙げて説明するが、本実施形態は、前述の課題を解消するのに同様の手段を用いるものであれば、この数字に限るものではないことは勿論である。
コントラスト補正比率Zの値により、図8の関係を用いて、暗部ガンマ値を求めて、その値を階調値で0〜60のところに適用する。この階調値60は前述したように暗部階調0〜83におけるやや明部の階調値である。そうすると、階調値60のところでは元のガンマ2.2の特性線31と離れてしまうため、階調値127のところまでで、特性線31に戻す必要がある。この階調値127は、全体の階調値0〜255の中央階調値である。厳密にこの値でなくてもよいが、明部に影響を与えないように、中央値付近とするのが望ましい。
図8より、補正比率として、0.55が必要な場合には、暗部ガンマ値は1.8にすることになるため、暗部逆ガンマ1.8のカーブを0〜60階調まで適用する。これが暗部逆ガンマ1.8の特性線32であり、階調60から127の間を曲線または直線でつなぐものが接続部分の特性線34である。
また、補正比率として、0.3が必要な場合には、暗部ガンマ値は1.4にすることになり、暗部逆ガンマ1.4のカーブを0〜60階調まで適用する。これが暗部逆ガンマ1.4の特性線33であり、階調60から127の間を曲線または直線でつなぐものが、接続部分の特性線35である。
このような特性線32→34→31や特性線33→35→31から、逆ガンマ変換テーブルを生成し、逆ガンマ変換テーブルに書き込むことにより、所望の暗部コントラスト補正ができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図18は、視野内平均輝度に対する錐体と桿体との合成視の感度に及ぼす桿体の比率の他の例を示す図である。図18において、横軸は、視野内平均輝度値を示し、縦軸は、合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示している。なお、図18において、181は、視野内平均輝度が0.01Cd/m2から100Cd/m2までにおける、合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示す特性線である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図18は、視野内平均輝度に対する錐体と桿体との合成視の感度に及ぼす桿体の比率の他の例を示す図である。図18において、横軸は、視野内平均輝度値を示し、縦軸は、合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示している。なお、図18において、181は、視野内平均輝度が0.01Cd/m2から100Cd/m2までにおける、合成視の感度に及ぼす桿体の比率を示す特性線である。
なお、図4の例では、桿体のコントラストを10倍としたが、10倍に限ることはなく、3〜10倍程度の値でもよい。そこで、桿体の錐体に対するコントラスト比を6倍として、図4で示したようなカーブの値をテーブル化した桿体の比率を用いれば、第1の実施形態よりもゆるやかな、コントラスト補正のカーブが得られる。このカーブを図19に示す。
図19は、視野内平均輝度に対して必要なコントラストを示す図である。図19において、横軸は、視野内平均輝度値を示しており、縦軸は、眼が同じと感じるのに必要とするコントラストを示している。また、191は、視野内平均輝度に対して眼が同じと感じるのに必要とするコントラストの特性線である。
図19に示すように、視野内平均輝度に対するコントラスト値が曲線状になる。この値に対する補正方法は、第1の実施形態と同じ方法によって補正することができるため、説明を省略する。
第2の実施形態として、例えば画面が小さい表示装置の例を考える。画面サイズが30インチ以下等の画面が小さなテレビにおいては、視野内に占める画面の輝度の影響が少なく、環境照度の影響がほとんどを占める。入力画像から画面内平均輝度を求めなくてもよく、照度計から環境平均輝度値を求めて、視野内平均輝度としてもよい。第2の実施形態では、画面内平均輝度算出部12が不要になる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、撮影時平均輝度を撮影パラメータに基づいて算出する場合について説明する。ISO感度、絞り、シャッタスピード及びNDフィルタ倍数の各撮影パラメータがわかれば、撮影時平均輝度を算出することができる。CIPA DC−X004規格によれば、絞り値をFとし、露光時間をT(s)とし、輝度値をD(Cd/m2)とした場合、像面露光量Hm(Lx・s)は、次の式1で与えられる。
Hm=0.65*B*T/F**2(**は乗数)・・・式1
また、感度Sは、次の式2で与えられる。
S=10/Hm・・・式2
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、撮影時平均輝度を撮影パラメータに基づいて算出する場合について説明する。ISO感度、絞り、シャッタスピード及びNDフィルタ倍数の各撮影パラメータがわかれば、撮影時平均輝度を算出することができる。CIPA DC−X004規格によれば、絞り値をFとし、露光時間をT(s)とし、輝度値をD(Cd/m2)とした場合、像面露光量Hm(Lx・s)は、次の式1で与えられる。
Hm=0.65*B*T/F**2(**は乗数)・・・式1
また、感度Sは、次の式2で与えられる。
S=10/Hm・・・式2
前述の式1より、輝度を求める式に変形すると、次の式3で表される。
D=Hm*F**2/0.65T・・・式3
式3に式2を代入すると、次の式4となる。
D=10*F**2/(0.65*T*S)・・・式4
さらに、NDフィルタ倍数をU倍とすれば、次の式5で表される。
D=U*10*F**2/(0.65*T*S)・・・式5
D=Hm*F**2/0.65T・・・式3
式3に式2を代入すると、次の式4となる。
D=10*F**2/(0.65*T*S)・・・式4
さらに、NDフィルタ倍数をU倍とすれば、次の式5で表される。
D=U*10*F**2/(0.65*T*S)・・・式5
例えば、撮影パラメータの値として、ISO感度値が400であり、絞りが4であり、露出時間が250分の1秒であり、フィルタ倍率が1であれば、適正露出部の輝度は、154Cd/m2となる。
こうして算出した適正露出部の輝度Bを用いて、さらに画像のAPL値によって、撮影時の画面内平均輝度を推測する。適正露出部の輝度は、ガンマ2.2における中央値0.5と考えられるため、リニア系に直すと、0.2の位置である。よって、撮影時平均輝度は以下の式6で表される。
撮影時平均輝度=D*APL値/0.2・・・式6
撮影時平均輝度=D*APL値/0.2・・・式6
図13は、本発明の第3の実施形態におけるコントラスト補正回路の詳細な構成を示す図である。
図13において、11〜15及び17〜19は、図1における同じ符号の構成と同じである。131は、撮影パラメータから適正露出部の輝度を算出する適正輝度算出部である。132は、撮影時平均輝度を算出する撮影時平均輝度算出部である。
図13において、11〜15及び17〜19は、図1における同じ符号の構成と同じである。131は、撮影パラメータから適正露出部の輝度を算出する適正輝度算出部である。132は、撮影時平均輝度を算出する撮影時平均輝度算出部である。
適正輝度算出部131は、撮影パラメータである絞り値F、露出時間T及びISO感度値Sから前述した式5、D=U*10*F**2/(0.65*T*S)により、適正露出部の輝度Dを算出する。
撮影時平均輝度算出部132は、適正露出部の輝度BとAPL値とから、前述した式6、撮影時平均輝度値=D*APL値/0.2により、撮影時平均輝度を算出する。
他の構成の動作は、第1の実施形態と同じであるが、プルキニエ遷移量算出部17は、第1の実施形態における撮影時の想定平均輝度の代わりに、撮影時平均輝度を用いて、補正量を算出することになる。
第1の実施形態では、APL値だけを用いて撮影時の想定平均輝度を算出したが、第3の実施形態では、さらに撮影パラメータを用いることにより、より正確な撮影時平均輝度を用いて、補正量を決定することが可能である。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、暗部領域のコントラストのみを補正する場合について説明する。前述した第1〜第3の実施形態においては、コントラストの補正を、画面全体に対して行っている。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、暗部領域のコントラストのみを補正する場合について説明する。前述した第1〜第3の実施形態においては、コントラストの補正を、画面全体に対して行っている。
それに対して、第4の実施形態では、画面全体に均一な補正をするのではなく、暗部領域に限定して補正するか、または、暗部領域を明部領域と比較して強めに補正するものである。
例えば、次のように、注目画素の周辺NxN画素の平均をとったAPL値を周辺APL値Gとする。
G=Σ(周辺NxN画素のY値)/N**2
周辺APL値によって、補正する逆ガンマ変換テーブル出力と通常の逆ガンマ変換テーブル出力を適宜混合することによって、暗部領域のみに補正をかけることができる。また、暗部領域のみに強く明部領域には弱く、補正をかけることもできる。
例えば、次のように、注目画素の周辺NxN画素の平均をとったAPL値を周辺APL値Gとする。
G=Σ(周辺NxN画素のY値)/N**2
周辺APL値によって、補正する逆ガンマ変換テーブル出力と通常の逆ガンマ変換テーブル出力を適宜混合することによって、暗部領域のみに補正をかけることができる。また、暗部領域のみに強く明部領域には弱く、補正をかけることもできる。
量出力を混合する比率である混合比率Kを、補正テーブル出力/(補正テーブル出力+通常テーブル出力)として、以下に説明する。
暗部領域が真っ暗に近い状態(G=0である場合)、補正出力:通常出力=1:0となるように設定し、明部領域が真白に近い状態(G=1である場合)、補正出力:通常出力=0:1となるように設定し、中間的な領域の間を線形とすれば、K=1−Gとなる。また、周辺APL値が中間になるところ以上では、補正出力が0になるようにし、中間値以下では線形になるようにすれば、暗部領域のみに補正をかけることができる。
その場合は、Gの値によって区切られるので、次のようになる。
G<0.5である場合、K=1−2*G
G≦0.5である場合、K=0
となる。
その場合は、Gの値によって区切られるので、次のようになる。
G<0.5である場合、K=1−2*G
G≦0.5である場合、K=0
となる。
また、或る入力画素値Cを与えたとき、補正した逆ガンマ変換テーブル出力をHとし、通常の逆ガンマ変換テーブル出力をTとし、混合した出力をQとすると、次の式7で表される。
Q=K*H+(1−K)*T・・・式7
Q=K*H+(1−K)*T・・・式7
前述したように、幾つかの式によって、画素値及び周辺画素値から、画素周辺領域の明るさによって、コントラスト補正の強さを適宜調節できることを示した。
図14は、本発明の第4の実施形態におけるコントラスト補正回路の詳細な構成を示す図である。図14において、11〜19は、図1における同じ符号の構成と同じである。
141は、注目画素周辺領域の輝度を抽出する輝度抽出部である。142は、注目画素周辺領域の平均輝度から混合比率を算出する混合比率算出部である。143は、通常の逆ガンマ変換部である。144は、混合比率によって補正テーブル出力と通常テーブル出力を混合する混合部である。
141は、注目画素周辺領域の輝度を抽出する輝度抽出部である。142は、注目画素周辺領域の平均輝度から混合比率を算出する混合比率算出部である。143は、通常の逆ガンマ変換部である。144は、混合比率によって補正テーブル出力と通常テーブル出力を混合する混合部である。
輝度抽出部141は、例えば複数のシフトレジスタからなり、注目画素の周囲NxN領域の輝度値を一度に参照できるようになっている。そして、輝度抽出部141は、NxN領域のY値を用いて、前述の式、G=Σ(周辺NxN画素のY値)/N/Nを用いて、周辺APL値を算出する。
混合比率算出部142は、周辺平均輝度値から、前述の式、K=1−Gや、K=1−2*Gを使用して、混合比率を算出する。
混合比率算出部142は、周辺平均輝度値から、前述の式、K=1−Gや、K=1−2*Gを使用して、混合比率を算出する。
143は、通常の逆ガンマ変換テーブルであり、これは補正を含まない状態のテーブルであるが、それ以外の画質等の要素を含む逆ガンマ変換テーブルである。リニア値を出力する。なお、補正付きの逆ガンマ変換テーブルは、それ以外の画質などの要素に加えて本発明の補正機能が入っている逆ガンマ変換テーブルである。
混合部144は、補正付きの逆ガンマ変換部19の出力Hと通常の逆ガンマ変換部143の出力Tとから、前述の式Q=K*H+(1−K)*Tを用いて、画像の各画素のリニア値を順次出力する。
混合部144は、補正付きの逆ガンマ変換部19の出力Hと通常の逆ガンマ変換部143の出力Tとから、前述の式Q=K*H+(1−K)*Tを用いて、画像の各画素のリニア値を順次出力する。
(第5の実施形態)
本発明は、表示装置だけではなく、撮影装置や記録装置と表示装置との間に挿入する画質調整装置にも適用することが可能である。以下、その例を第5の実施形態として説明する。
本発明は、表示装置だけではなく、撮影装置や記録装置と表示装置との間に挿入する画質調整装置にも適用することが可能である。以下、その例を第5の実施形態として説明する。
図15は、本発明の第5の実施形態に係る画質調整装置の構成例を示すブロック図である。
図15において、221は、入力画像に対してガンマ系の画質補正を行うガンマ系画質調整回路である。222は、照度センサである。223は、視野内平均輝度に応じて画像のコントラストを補正するコントラスト補正回路である。
図15において、221は、入力画像に対してガンマ系の画質補正を行うガンマ系画質調整回路である。222は、照度センサである。223は、視野内平均輝度に応じて画像のコントラストを補正するコントラスト補正回路である。
本実施形態の画質調整装置に入力された入力画像は、通常ガンマ2.2がかかっているガンマ系の画像であるため、ガンマ系画質調整回路221においてガンマ系における拡大縮小等のガンマ系画像処理を行う。画質調整装置には、照度センサ222が備えられており、環境照度をセンシングすることができる。
コントラスト補正回路223は、ガンマ系画質調整回路221からの出力画像と、照度センサ222からの照度値とから、視野内平均輝度を計算してその値により適切な暗部領域のコントラスト補正を行う。
コントラスト補正回路223からの出力は、ガンマ系のままであり、出力画像を一般的な表示装置に接続して表示させる。
コントラスト補正回路223からの出力は、ガンマ系のままであり、出力画像を一般的な表示装置に接続して表示させる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態における、コントラスト補正回路223の詳細は、図1の構成に近いものであって、逆ガンマ変換テーブル生成部18が、コントラスト変換テーブル生成部となる違いだけなので、構成図を省略する。
第6の実施形態における、コントラスト補正回路223の詳細は、図1の構成に近いものであって、逆ガンマ変換テーブル生成部18が、コントラスト変換テーブル生成部となる違いだけなので、構成図を省略する。
次に、コントラスト変換テーブル生成部が生成するテーブルについて、図16を用いて説明する。
図16は、第6の実施形態における、コントラスト変換テーブルの説明図であり、横軸は、入力のガンマ系階調で256階調スケール、縦軸は、出力のガンマ系階調で256階調スケール、である。
図16において、331は初期値の補正なしの直線状特性線、332は暗部階調を変形したカーブ状特性線である。
補正しない場合は、直線状特性線331により、入力階調値がそのまま出力階調値になる。
図16において、331は初期値の補正なしの直線状特性線、332は暗部階調を変形したカーブ状特性線である。
補正しない場合は、直線状特性線331により、入力階調値がそのまま出力階調値になる。
図7で説明した内容と同じく、画像暗部のコントラストを補正するので、ガンマ2.2における、最暗部の代表階調14とやや暗部の代表階調60の輝度比率を暗部コントラストcと置く。
正規化輝度によると、階調値14は0.00169であり、階調値60は0.0415なので、もともとの暗部コントラストは、
c=0.0415/0.00169=24.6
である。
正規化輝度によると、階調値14は0.00169であり、階調値60は0.0415なので、もともとの暗部コントラストは、
c=0.0415/0.00169=24.6
である。
第1の実施形態と同様に、撮影時想定輝度と視聴時の視野内平均輝度から、暗部コントラストの補正比率を計算し、補正すべき暗部コントラストの補正比率が、たとえば0.5であったとする。
C=24.6*0.5=12.3、にすればいい。
そのためには、階調値14の正規化輝度0.00169を4倍の0.00676にして、階調値60の正規化輝度0.0415を2倍の0.0830にすることで得られる。
ガンマ2.2系の256階調値に直すと、27および83である。
C=24.6*0.5=12.3、にすればいい。
そのためには、階調値14の正規化輝度0.00169を4倍の0.00676にして、階調値60の正規化輝度0.0415を2倍の0.0830にすることで得られる。
ガンマ2.2系の256階調値に直すと、27および83である。
よって、補正カーブ332は、入力階調値14かつ出力階調値27、入力階調値60かつ出力階調値83の各点を通り、そして入力階調値127かつ出力階調値127において直線に戻るように、滑らかにつなぐように作成すればよい。この補正カーブ332をテーブルに直したものが暗部コントラスト変換テーブルである。
補正比率0.5以外の補正比率においても、同様の計算により所望の暗部コントラスト補正テーブルを求めることが出来る。
補正比率0.5以外の補正比率においても、同様の計算により所望の暗部コントラスト補正テーブルを求めることが出来る。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワークまたは各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワークまたは各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
11 環境平均輝度算出部
12 画面内平均輝度算出部
13 平均化部
14 視野内平均輝度算出部
15 補正切り替え部
16 輝度推定部
17 プルキニエ遷移量算出部
18 逆ガンマ変換テーブル生成部
19 逆ガンマ変換部
12 画面内平均輝度算出部
13 平均化部
14 視野内平均輝度算出部
15 補正切り替え部
16 輝度推定部
17 プルキニエ遷移量算出部
18 逆ガンマ変換テーブル生成部
19 逆ガンマ変換部
Claims (20)
- 画像ならびに映像を表示する表示装置であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、
前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする表示装置。 - 前記コントラスト補正手段は、
周囲の照度から算出した視野内平均輝度値が10Cd/m2以上の領域である場合に、コントラスト補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 表示装置の周囲の照度をセンシングする照度センサと、
前記周囲の照度および画面の平均輝度値から視野内平均輝度を算出する視野内平均輝度算出手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記視野内平均輝度算出手段が算出した視野内平均輝度値が10Cd/m2以上の領域である場合に、コントラスト補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 画像ならびに映像を表示する表示装置であって、
撮影時における撮影パラメータから撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、
前記画像のコントラストを変更するコントラスト補正手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする表示装置。 - 画像ならびに映像を表示する表示装置であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、画素周辺の平均輝度値を参照し、前記算出手段により算出された輝度値と周辺平均輝度値に応じて、前記表示する画像にコントラスト補正を施す割合を変更するコントラスト補正手段とを有することを特徴とする表示装置。 - 表示装置の周囲の照度をセンシングする照度センサと、
前記周囲の照度および画面の平均輝度値から視野内平均輝度を算出する視野内平均輝度算出手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記視野内平均輝度算出手段が算出した視野内平均輝度値が10Cd/m2以上の領域である場合に、コントラスト補正を行うことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。 - 前記コントラスト補正手段は、逆ガンマ値を変更した数値によるテーブルを使用することを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の表示装置。
- 画像ならびに映像の画質を調整する画質調整装置であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示する画像のコントラストを補正するコントラスト補正手段とを有することを特徴とする画質調整装置。 - 前記コントラスト補正手段は、
周囲の照度から算出した視野内平均輝度値が10Cd/m2以上の領域である場合に、コントラスト補正を行うことを特徴とする請求項8に記載の画質調整装置。 - 表示装置の周囲の照度をセンシングする照度センサと、
前記周囲の照度および画面の平均輝度値から視野内平均輝度を算出する視野内平均輝度算出手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記視野内平均輝度算出手段が算出した視野内平均輝度値が10Cd/m2以上の領域である場合に、コントラスト補正を行うことを特徴とする請求項8に記載の画質調整装置。 - 画像ならびに映像の画質を調整する画質調整装置であって、
撮影時における撮影パラメータから撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、
前記画像のコントラストを変更するコントラスト補正手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする画質調整装置。 - 画像ならびに映像の画質を調整する画質調整装置であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、画素周辺の平均輝度値を参照し、前記算出手段により算出された輝度値と周辺平均輝度値に応じて、前記表示する画像にコントラスト補正を施す割合を変更するコントラスト補正手段とを有することを特徴とする画質調整装置。 - 表示装置の周囲の照度をセンシングする照度センサと、
前記周囲の照度および画面の平均輝度値から視野内平均輝度を算出する視野内平均輝度算出手段とを有し、
前記コントラスト補正手段は、
前記視野内平均輝度算出手段が算出した視野内平均輝度値が10Cd/m2以上の領域である場合に、コントラスト補正を行うことを特徴とする請求項12に記載の画質調整装置。 - 前記コントラスト補正手段は、暗部コントラスト値を変更した数値によるテーブルを使用することを特徴とする請求項8〜13の何れか1項に記載の画質調整装置。
- 画像ならびに映像を表示する表示装置の制御方法であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出工程と、
前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正工程とを有し、
前記コントラスト補正工程は、
前記算出工程において算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする表示装置の制御方法。 - 画像ならびに映像を表示する表示装置の制御方法であって、
撮影時における撮影パラメータから撮影時の想定平均輝度値を算出する算出工程と、
前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正工程とを有し、
前記コントラスト補正工程は、
前記算出工程において算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする表示装置の制御方法。 - 画像ならびに映像を表示する表示装置の制御方法であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出工程と、
前記算出工程において算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、画素周辺の平均輝度値を参照し、前記算出工程において算出された輝度値と周辺平均輝度値に応じて、前記表示する画像にコントラスト補正を施す割合を変更するコントラスト補正工程とを有することを特徴とする表示装置の制御方法。 - 画像ならびに映像の画質を調整する画質調整装置の制御方法であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出工程と、
前記算出工程において算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示する画像のコントラストを補正するコントラスト補正工程とを有することを特徴とする画質調整装置の制御方法。 - 画像ならびに映像の画質を調整する画質調整装置の制御方法であって、
撮影時における撮影パラメータから撮影時の想定平均輝度値を算出する算出工程と、
前記表示画像のコントラストを変更するコントラスト補正工程とを有し、
前記コントラスト補正工程は、
前記算出工程において算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、前記表示画像にコントラスト補正を施すことを特徴とする画質調整装置の制御方法。 - 画像ならびに映像の画質を調整する画質調整装置の制御方法であって、
表示画像の平均輝度値と階調数から撮影時の想定平均輝度値を算出する算出工程と、
前記算出工程において算出された輝度値がある閾値よりも低い場合に、画素周辺の平均輝度値を参照し、前記算出工程において算出された輝度値と周辺平均輝度値に応じて、前記表示する画像にコントラスト補正を施す割合を変更するコントラスト補正工程とを有することを特徴とする画質調整装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014008944A JP2015138108A (ja) | 2014-01-21 | 2014-01-21 | 表示装置及び画質調整装置 |
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Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| CN109741706A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-10 | 深圳智芯半导体科技有限公司 | 一种led显示伽马校正实现和低灰增强的方法 |
| KR20220094410A (ko) * | 2020-12-29 | 2022-07-06 | 엘지디스플레이 주식회사 | 디스플레이 장치 및 그의 영상 처리 방법 |
-
2014
- 2014-01-21 JP JP2014008944A patent/JP2015138108A/ja active Pending
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| CN109741706B (zh) * | 2018-12-27 | 2022-10-04 | 深圳智芯半导体科技有限公司 | 一种led显示伽马校正实现和低灰增强的方法 |
| KR20220094410A (ko) * | 2020-12-29 | 2022-07-06 | 엘지디스플레이 주식회사 | 디스플레이 장치 및 그의 영상 처리 방법 |
| KR102852876B1 (ko) * | 2020-12-29 | 2025-08-29 | 엘지디스플레이 주식회사 | 디스플레이 장치 |
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