JP2015134048A - い草入り消臭器 - Google Patents
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Abstract
【課題】い草の消臭効果を好適に発揮させることができるい草入り消臭器を提供する。
【解決手段】い草入り消臭器10は、筒状の収容容器12を備えている。収容容器12は、外筒体17及び内筒体18からなる筒部13と、筒部13の端部を塞ぐ下蓋部14及び上蓋部15とから構成されている。い草11は収容容器12の軸線方向に延びる向きで多数収容されている。筒部13の筒壁には、開口部21が前記軸線を挟んで一対形成されており、空気が開口部21を通じて筒部13内を通り抜けることによりい草11に触れる。また、外筒体17を内筒体18に対し回転させることにより、開口部21の開口面積を調整することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】い草入り消臭器10は、筒状の収容容器12を備えている。収容容器12は、外筒体17及び内筒体18からなる筒部13と、筒部13の端部を塞ぐ下蓋部14及び上蓋部15とから構成されている。い草11は収容容器12の軸線方向に延びる向きで多数収容されている。筒部13の筒壁には、開口部21が前記軸線を挟んで一対形成されており、空気が開口部21を通じて筒部13内を通り抜けることによりい草11に触れる。また、外筒体17を内筒体18に対し回転させることにより、開口部21の開口面積を調整することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、い草入り消臭器に関する。
従来より、トイレや玄関等の室内の臭いを消す消臭器が用いられている。この種の消臭器としては、容器内にゲル状やゾル状、液状とされた消臭剤を入れたものがよく用いられる(例えば特許文献1参照)。かかる消臭器では、例えば容器内の底部に消臭剤が設けられており、その消臭剤が蒸散して容器上部の壁部等に設けられた開口より容器外に放散されるようになっている。そして、その放散された消臭剤の消臭作用によって室内の臭いが除去されるものとなっている。
ところで、畳表やござ等の材料として用いられるい草には消臭作用があることが知られている。い草は自然素材であるため、化学物質からなる上記の消臭剤と比べて体に優しい、環境に優しいといった利点がある。かかる利点に着目し、本発明者は、い草を容器に入れて消臭器(い草入り消臭器)として用いてはどうかと考えた。しかしながら、単にい草を容器に入れるだけでは、い草の消臭効果を好適に発揮させられないことが判明した。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、い草の消臭効果を好適に発揮させることができるい草入り消臭器を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、い草が液状等の消臭剤のように蒸散してその消臭作用を発揮するものではなく、臭いの元となる成分を吸着する等して消臭作用を発揮するものであることに着目し、更にはい草の形状を上手く活用すべく、試行錯誤した上で完成されたものである。
すなわち、第1の発明のい草入り消臭器は、い草の消臭作用を利用して消臭を行うい草入り消臭器であって、前記い草を収容した筒状の収容容器を備え、前記い草は、前記収容容器の軸線方向に延びる向きで多数収容されており、前記収容容器の筒壁には、当該容器の内外を連通する複数の開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、収容容器に複数の開口部が形成されているため、それら複数の開口部のうちいずれかの開口部を通じて収容容器内に消臭対象となる空気(例えば室内の空気)が取り込まれ、その取り込まれた空気がその他の開口部を通じて収容容器の外部に排出される。つまり、この場合、収容容器内を消臭対象の空気が各開口部を通じて通過することになる。また、収容容器内には、い草が当該容器の軸線方向に延びる向きで収容され、その収容容器の筒壁に上記複数の開口部が形成されているため、各開口部を通じて収容容器内を通過する空気(通過空気)をい草の近くを通して流すことが可能となる。これにより、その通過空気をい草に触れ易くすることができるため、い草による消臭効果を好適に発揮させることができる。い草の香りは癒やし効果やリラックス効果があるため、上記の消臭効果に加えてこれらの効果を得ることができる利点もある。
第2の発明のい草入り消臭器は、第1の発明において、前記複数の開口部のうち少なくともいずれかの開口部は、その正面視にて当該開口部から前記い草が露出するように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の開口部のうち少なくともいずれかの開口部については、その正面視においてい草が露出するように形成されているため、その開口部を通じて収容容器を出入りする通過空気は確実にい草の近くを流れることになる。これにより、通過空気をい草に対してより触れ易くすることができるため、い草による消臭効果をより好適に発揮させることができる。また、い草が上記の開口部を通じて収容容器の外に露出していることから、い草の香りによる癒やし効果等に加え、い草による視覚的な癒やし効果等も得ることができる。
第3の発明のい草入り消臭器は、第1又は第2の発明において、前記複数の開口部は、前記い草を挟んで対向配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の開口部がい草を挟んで対向配置されているため、それら複数の開口部を通じて収容容器内を通過する通過空気をより確実にい草の近くを通して流すことが可能となる。これにより、通過空気をい草に対してより一層触れ易くすることができるため、い草による消臭効果をより一層好適に発揮させることができる。
第4の発明のい草入り消臭器は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記い草は、前記複数の開口部を前記軸線方向に跨いだ状態で前記収容容器内に収容されていることを特徴とする。
本発明によれば、い草が収容容器内において複数の開口部を当該容器の軸線方向に跨いだ状態で設けられているため、容器の軸線方向両端部でい草を支えることが可能であり、い草が開口部を通じて収容容器の外に出てしまうのを抑制しながら、上記第1の発明の効果を得ることができる。
第5の発明のい草入り消臭器は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記各開口部はそれぞれ、前記収容容器の軸線方向に延びる長孔形状を有していることを特徴とする。
本発明によれば、開口部が収容容器の軸線方向に延びる長孔形状を有しているため、収容容器内における軸線方向の比較的広範囲に亘って通過空気を通過させることができる。ここで、い草は収容容器内において軸線方向に延びる向きで収容されているため、この場合、通過空気をい草の長さ方向の大部分に触れさせることが可能となる。そのため、い草による消臭効果を高めることができる。
第6の発明のい草入り消臭器は、第5の発明において、前記各開口部はそれぞれ、その正面視において、前記軸線方向と直交する方向の長さが前記収容容器における同方向の長さの半分以上とされていることを特徴とする。
本発明によれば、上記第5の発明の構成において、各開口部がそれぞれ、その正面視において、軸線方向と直交する方向の長さ(換言すると開口幅)が収容容器の同方向の長さ(換言すると収容容器の幅)の半分以上とされている。この場合、収容容器内において軸線方向の広範囲に亘って通過空気を通過させることができるのに加え、幅方向の比較的広範囲に亘って通過空気を通過させることができる。これにより、通過空気をい草の長さ方向の大部分に触れさせることができるとともに、収容容器内で幅方向に並ぶ多数のい草に対して触れさせることができるため、い草の消臭効果をより一層高めることができる。
第7の発明のい草入り消臭器は、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記筒壁は、内外二重に配置され互いに円筒状をなす外筒体及び内筒体からなり、前記開口部は、前記外筒体に形成された外側開口部と、前記内筒体に形成された内側開口部とが前記筒壁の厚み方向に重複する重複領域により形成されており、前記外筒体は、前記内筒体の外周面に沿って回転可能とされており、前記外筒体を前記内筒体に対して回転させることで、前記重複領域の面積が調整されることを特徴とする。
本発明によれば、外筒体を内筒体に対して回転させるといった簡単な操作で開口部の開口面積を調整することができるため、開口部を通じて収容容器の外部へ放散されるい草の香りの強さ(量)を簡単に調整することができる。また、収容容器を紙により形成する場合には、二重の筒体とすることで、ある程度の強度を確保することができる利点もある。
第8の発明のい草入り消臭器は、第1乃至第7のいずれかの発明において、前記収容容器は、前記筒壁を構成する筒体と、その筒体の端部開口を塞ぐ蓋部とを有しており、前記蓋部には、前記収容容器の内外を連通する蓋開口部が形成されているとともに、その蓋開口部からのい草の抜け落ちを抑制可能な大きさでありかつ通気性を確保可能な大きさである通気孔が形成された通気部によって、前記蓋開口部が塞がれていることを特徴とする。
本発明によれば、筒壁(筒体)に加えて蓋部にも開口部(蓋開口部)が形成されているため、筒壁の各開口部に加えこの蓋開口部を通じて収容容器内に通過空気を通過させることができる。この場合、蓋開口部を通じて収容容器内に出入りする通過空気については収容容器内において軸線方向に沿って流すことが可能となるため、換言すると収容容器内のい草の延びる方向に沿って通過空気を流すことが可能となる。この場合、通過空気をい草の長さ方向の広い範囲に亘って接触させることが可能となるため、い草の消臭作用を高めることが可能となる。また、蓋部には蓋開口部を覆うように通気部が設けられ、その通気部を通して通過空気が収容容器内に出入りすることになるため、蓋開口部を通じてい草が収容容器の外にこぼれ落ちてしまうのを防止しながら、い草の消臭効果を高めることが可能となる。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、い草入り消臭器10は、い草11を内部に収容した筒状の収容容器12を備える。い草入り消臭器10は、収容容器12を縦向きにして、すなわち収容容器12の軸線方向を上下方向に向けて設置される縦置き式の消臭器となっている。以下の説明では、い草入り消臭器10の設置状態を基準として説明する。
図1〜図3に示すように、収容容器12は、円筒状をなす筒部13と、筒部13の下端開口を塞ぐ下蓋部14と、筒部13の上端開口を塞ぐ上蓋部15とを備える。筒部13は、内外二重に設けられた外筒体17及び内筒体18を備える。これら各筒体17,18はいずれも円筒状に形成されている。また、各筒体17,18はいずれも紙により形成されており、詳しくはコートボールやチップボール等の厚紙(板紙)により形成されている。なお、筒部13が筒壁及び筒体に相当する。
内筒体18は、その外径が外筒体17の内径と同じか又はそれよりも若干小さくなっている。内筒体18は、外筒体17の内側に挿入されており、その挿入状態において外筒体17が内筒体18の外周面に沿って回転可能とされている。
筒部13の上下方向中間部(詳しくは中央部)には、その内外を連通する一対の開口部21が形成されている。これら各開口部21は、筒部13の軸線を挟んで互いに対向配置されており、筒部13の周方向(軸線周り方向)に沿って180°間隔で並んで配置されている。これら各開口部21は、いずれも同じ大きさでかつ同じ形状を有して形成されている。
各開口部21はそれぞれ、外筒体17に形成された外側開口部22と、内筒体18に形成された内側開口部23とが筒体17,18(筒部13)の厚み方向に重複する重複領域により形成されている。外側開口部22は、外筒体17の軸線方向(上下方向)に延びる長円形状をなしており、外筒体17を厚み方向に貫通している。内側開口部23は、内筒体18の軸線方向(上下方向)に延びる長円形状をなしており、内筒体18を厚み方向に貫通している。
外側開口部22と内側開口部23とはいずれも、その開口幅(詳しくは開口部22,23の正面視において収容容器12の軸線方向と直交する方向の長さ)が収容容器12の幅(詳しくは上記軸線方向と直交する方向の長さである収容容器12の直径)の半分以上とされている。内側開口部23は、その開口幅が外側開口部22よりも大きくなっており、またその開口高さ(詳しくは軸線方向の長さ)が外側開口部22よりも大きくなっている。つまり、内側開口部23は、形状は外側開口部22とほぼ同一であり、その大きさ(面積)が外側開口部22よりも一回り大きくなっている。内側開口部23は、開口部21(換言すると各開口部22,23)の正面視において、その周縁部全域が外側開口部22の外側に位置するように配置されている。これにより、内側開口部23の周縁部全域は外筒体17により外側から覆い隠された状態となっている。この場合、内側開口部23の周縁部が外側開口部22を介して収容容器12の外部に露出して見栄えが損なわれてしまうことが抑制されている。
内筒体18は、上下方向の長さ(軸線方向の長さ)が外筒体17よりも長くなっており、その上端側及び下端側がそれぞれ外筒体17からはみ出して設けられている。内筒体18において下端側のはみ出し部分18aには下蓋部14が取り付けられている。下蓋部14は、筒体17,18と同じ厚紙により形成されており、円板状の底板部25と、底板部25の周縁部から上方に立ち上がる円環状の側板部26とを有する。底板部25は、内筒体18の下端開口を塞ぐように設けられ、側板部26ははみ出し部分18aを外周側から囲むように設けられている。側板部26は、はみ出し部分18aの外周面に接着剤により貼り付けられており、それによって下蓋部14が内筒体18に固定されている。これにより、内筒体18に対して外筒体17を回転させる際には、下蓋部14を把持して内筒体18を保持しながら外筒体17を回転させることができる。また、下蓋部14の取付状態において、側板部26の外周面と外筒体17の外周面とは面一となっている。
はみ出し部分18aと側板部26との間に円環状の補強リング27(図2において二点鎖線で示す)を介在させてもよい。補強リング27は、例えば樹脂材料により形成され、はみ出し部分18aの外周面に接着剤等で固定される。この場合、補強リング27の外周側に側板部26が位置するよう下蓋部14が取り付けられる。これにより、下蓋部14周辺の強度を高めることができるため、下蓋部14を把持して外筒体17を回転させる際に下蓋部14周辺に潰れや変形が生じるのを抑制することができる。
内筒体18において上端側のはみ出し部分18bには上蓋部15が取り付けられている。上蓋部15は、はみ出し部分18bに対して取り外し可能とされており、上蓋部15を取り外すことで収容容器12内へのい草11の出し入れが可能となっている。上蓋部15は、筒体17,18(及び下蓋部14)と同じ厚紙により形成され、円板状の天板部28と、天板部28の周縁部から下方に延びる円環状の側板部29とを有している。天板部28は内筒体18の上端開口を塞ぐように設けられ、側板部29ははみ出し部分18bの外周面を囲むように設けられている。また、側板部29の外周面は、外筒体17の外周面と面一とされている。
天板部28には、その厚み方向に貫通する蓋開口部31が形成されている。蓋開口部31は円形状をなしており、天板部28の中央部に位置している。蓋開口部31は、上蓋部15の強度が大きく低下しない程度の大きさで形成されており、例えばその開口径が天板部28の外径の半分程度となっている。
天板部28には、その裏面(下面)に蓋開口部31を塞ぐようにして通気部としての通気性フィルム33が貼り付けられている。通気性フィルム33は、樹脂材料からなる多孔質フィルム(例えばメッシュフィルム)である。通気性フィルム33は、い草11の蓋開口部31からの脱落を防止可能であり、かつ優れた通気性能を有している。すなわち、通気性フィルム33には、い草11の抜け落ちを抑制可能でありかつ通気性を確保可能な大きさの通気孔が多数形成されている。
続いて、収容容器12に収容されたい草11について説明する。
い草11は、収容容器12に縦向きの状態、換言すると収容容器12の軸線方向に延びる向きで多数収容されている。い草11は、0.5〜1.5m程度の長さのい草(原料)を当該収容容器12の上下寸法に対応した所定長さにカットすることで形成されている。詳しくは、い草11は、収容容器12の上下方向の内寸、すなわち下蓋部14(底板部25)の上面と上蓋部15(天板部28)の下面との間の離間距離よりも若干短い長さを有しており、収容容器12内において上下方向のほぼ全域に跨がるように収容されている。この場合、い草11は、収容容器12の各開口部21を上下方向(収容容器12の軸線方向)に跨いだ状態で収容されており、それらい草11を挟んで各開口部21が対向配置されている。
次に、い草入り消臭器10の作用について説明する。
い草入り消臭器10は、消臭対象であるトイレや玄関等の部屋に縦向きで設置されて用いられる。い草入り消臭器10において収容容器12の筒部13には、一対の開口部21が形成されているため、これら各開口部21のうち一方の開口部21を通じて収容容器12内には消臭対象の部屋の空気が取り込まれ、その取り込まれた空気が他方の開口部21を通じて収容容器12の外部に排出される。つまり、この場合、収容容器12内を消臭対象の空気が各開口部21を通じて通過することになる。また、収容容器12内には、い草11が収容容器12の軸線方向に延びる向きで収容され、その収容容器12の筒部13に上記各開口部21が形成されているため、各開口部21を通じて収容容器12内を通過する空気(以下、通過空気という)をい草11の近くを通して流すことが可能となる。これにより、通過空気をい草11に触れ易くすることができるため、い草11による消臭効果を好適に発揮させることができる。
また、本い草入り消臭器10は、開口部21の開口面積を調整することが可能となっている。具体的には、収容容器12の外筒体17を内筒体18に対して回転させることで、外筒体17の外側開口部22と内筒体18の内側開口部23との重複領域(筒部13の厚み方向に重複する重複領域)の面積を調整することが可能となっている。なお、重複領域が開口部21に相当する。図4(a)では、図1(b)の状態(開口部21の開口面積が最大の状態)から、外筒体17を内筒体18に対して回転させることで、開口部21(つまり上記重複領域)の面積が図1(b)の状態の約半分の大きさとなっている。
上記のように、開口部21の開口面積を調整可能としたことで、収容容器12の外部へ放散されるい草11の香りの強さ(量)を調整することができる。そのため、ユーザの好みに応じた香りの強さで消臭を行うことが可能となる。また、この場合、外筒体17を内筒体18に対して回転させるといった簡単な操作で開口部21の開口面積を調整することができるため、い草11の香りの強さを調整するにあたって好都合な構成といえる。
また、本い草入り消臭器10では、図4(b)に示すように、さらに外筒体17を内筒体18に対して回転させることで開口部21を閉鎖することが可能となっている。この場合、外側開口部22が内筒体18により閉鎖された状態となる。これにより、い草11の香りが苦手な者が訪れてきた場合等には、開口部21を閉鎖することでい草11の香りが収容容器12外部に放散されるのを防止できるため、上記の者に不快感を与えてしまうのを回避することができる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
各開口部21をそれぞれ、その正面視にて当該開口部21からい草11が露出するように形成した。この場合、各開口部21を通じて収容容器12を出入りする通過空気は確実にい草11の近くを流れることになるため、通過空気をい草11に対してより触れ易くすることができる。これにより、い草11による消臭効果をより好適に発揮させることができる。
また、い草11が開口部21を通じて収容容器12の外に露出していることから、い草11の香りによる癒やし効果等に加え、い草11による視覚的な癒やし効果等も得ることができる。
各開口部21を、い草11を挟んで対向配置したため、それら各開口部21を通じて収容容器12内を通過する通過空気をより確実にい草11の近くを通して流すことが可能となる。これにより、通過空気をい草11に対してより一層触れ易くすることができるため、い草11による消臭効果をより一層好適に発揮させることができる。
い草11を、収容容器12内において各開口部21を当該容器12の軸線方向に跨いだ状態で収容したため、い草11が開口部21を通じて収容容器12の外に出てしまうのを抑制しながら、い草11の消臭効果を好適に発揮させるという上述の効果を得ることができる。
各開口部21をそれぞれ収容容器12の軸線方向に延びる長孔形状で形成したため、収容容器12内における軸線方向の比較的広範囲に亘って通過空気を通過させることができる。ここで、い草11は収容容器12内において軸線方向に延びる向きで収容されているため、この場合、通過空気をい草11の長さ方向の大部分に触れさせることが可能となる。これにより、い草11による消臭効果を高めることができる。
また、各開口部21をそれぞれ、その正面視において、収容容器12の軸線方向と直交する方向の長さ(換言すると開口幅)が収容容器12の同方向の長さ(換言すると収容容器12の幅)の半分以上となるように形成した。この場合、収容容器12内において軸線方向の広範囲に亘って通過空気を通過させることができるのに加え、幅方向の比較的広範囲に亘って通過空気を通過させることができる。これにより、通過空気をい草11の長さ方向の大部分に触れさせることができるとともに、収容容器12内で幅方向に並ぶ多数のい草11に触れさせることができるため、い草11の消臭効果をより一層高めることができる。
収容容器12を、筒部13(外筒体17及び内筒体18)と、その筒部13の上端開口を塞ぐ上蓋部15とを有して構成し、上蓋部15には、収容容器12の内外を連通する蓋開口部31を形成したため、筒部13の開口部21に加えて上蓋部15の蓋開口部31を収容容器12内に通過空気を通過させることができる。この場合、蓋開口部31を通じて収容容器12内に出入りする通過空気については収容容器12内において軸線方向に沿って流すことが可能となり、換言するとい草11の延びる方向に沿って流すことが可能となる。そのため、通過空気をい草11の長さ方向の広い範囲に亘って接触させることが可能となり、い草11の消臭作用を高めることが可能となる。
また、上蓋部15には、蓋開口部31を覆うように通気性フィルム33を貼り付け、その通気性フィルム33を通じて通過空気を収容容器12内に出入りさせるようにした。これにより、蓋開口部31を設けてい草11の消臭作用を高めながらも、収容容器12を転倒させてしまった場合等に、蓋開口部31を通じてい草11が収容容器12の外にこぼれ出てしまうのを防止することができる。
収容容器12を紙により形成した。紙は、い草11と同様、比較的環境に優しく廃棄がし易い材料であるため、この場合、環境に優しくかつ廃棄し易いい草入り消臭器10を得ることができる。また、このように、収容容器12を紙により形成しながらも、筒部13を二重の筒体17,18で構成したため、筒部13についてある程度の強度を確保することができる。また、各開口部21を収容容器12の軸線方向に延びる長孔形状としたため、各開口部を収容容器12の周方向に延びる長孔形状とする場合と比べ、筒部13の強度を確保し易い。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、筒部13に2つの開口部21を設けたが、筒部13に3つ以上の開口部を設けてもよい。この場合も、開口部は周方向に等間隔に形成するとよい。
各開口部21は必ずしもい草11を挟んで対向配置(換言すると、周方向において180°間隔で配置)する必要はなく、例えば各開口部21を収容容器12の軸線方向(上下)にずらすことにより互いに対向しないように配置してもよい。また、各開口部21を、軸線方向に並べて配置してもよい。
開口部21の開口幅を収容容器12の幅の半分より小さくしてもよい。また、開口部21の形状は、必ずしも収容容器12の軸線方向に長い長円形状とする必要はなく、軸線方向に長い長方形形状としてもよい。また、開口部21を、収容容器12の周方向に長い長孔形状としてもよい。さらに、開口部21を長孔形状とすることに代えて、丸孔形状や正方形状等の形状としてもよい。
(2)上記実施形態では、外筒体17を内筒体18に対して回転させることで、開口部21の開口面積を調整するようにしたが、開口部21の開口面積を調整するための構成は必ずしもこれに限らない。例えば、筒部13の外周面側に、その外周面に沿って上下移動することで開口部21の開口面積を調整する扉部を設けるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、上蓋部15に蓋開口部31を設けるとともに、その蓋開口部31を覆う通気性フィルム33を貼り付けたが、通気性フィルム33を不具備としてもよい。また、蓋開口部31を設けないようにしてもよい。この場合、下蓋部14と上蓋部15とを同一物で構成することができる。
(4)上記実施形態では、筒部13を内外二重の筒体17,18により形成したが、これを変更し、筒部13を一の筒体により形成してもよい。また、筒部13は必ずしも円筒状とする必要はなく、四角筒状や六角筒状等、多角筒状としてもよい。
(5)上記実施形態では、収容容器12(詳しくは筒部13及び各蓋部14,15)を紙により形成したが、樹脂材料や金属材料等、紙以外の材料により形成してもよい。
(6)上記実施形態では、い草入り消臭器10を縦置き式としたが、収容容器12が多角形状をなしていれば横置き式とすることも可能である。また、い草入り消臭器10は、必ずしも棚上等に置かれた状態で設置される必要はなく、例えば壁等に取り付けられた状態で設置されてもよく、天井から紐等を介して吊り下げられた状態で設置されてもよい。
10…い草入り消臭器、11…い草、12…収容容器、13…筒部、15…蓋部としての上蓋部、17…外筒体、18…内筒体、21…開口部、22…外側開口部、23…内側開口部、31…蓋開口部、33…通気部としての通気性フィルム。
Claims (8)
- い草の消臭作用を利用して消臭を行うい草入り消臭器であって、
前記い草を収容した筒状の収容容器を備え、
前記い草は、前記収容容器の軸線方向に延びる向きで多数収容されており、
前記収容容器の筒壁には、当該容器の内外を連通する複数の開口部が形成されていることを特徴とするい草入り消臭器。 - 前記複数の開口部のうち少なくともいずれかの開口部は、その正面視にて当該開口部から前記い草が露出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のい草入り消臭器。
- 前記複数の開口部は、前記い草を挟んで対向配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のい草入り消臭器。
- 前記い草は、前記複数の開口部を前記軸線方向に跨いだ状態で前記収容容器内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のい草入り消臭器。
- 前記各開口部はそれぞれ、前記収容容器の軸線方向に延びる長孔形状を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のい草入り消臭器。
- 前記各開口部はそれぞれ、その正面視において、前記軸線方向と直交する方向の長さが前記収容容器における同方向の長さの半分以上とされていることを特徴とする請求項5に記載のい草入り消臭器。
- 前記筒壁は、内外二重に配置され互いに円筒状をなす外筒体及び内筒体からなり、
前記開口部は、前記外筒体に形成された外側開口部と、前記内筒体に形成された内側開口部とが前記筒壁の厚み方向に重複する重複領域により形成されており、
前記外筒体は、前記内筒体の外周面に沿って回転可能とされており、
前記外筒体を前記内筒体に対して回転させることで、前記重複領域の面積が調整されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のい草入り消臭器。 - 前記収容容器は、前記筒壁を構成する筒体と、その筒体の端部開口を塞ぐ蓋部とを有しており、
前記蓋部には、前記収容容器の内外を連通する蓋開口部が形成されているとともに、その蓋開口部からのい草の抜け落ちを抑制可能な大きさでありかつ通気性を確保可能な大きさである通気孔が形成された通気部によって、前記蓋開口部が塞がれていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のい草入り消臭器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014006351A JP2015134048A (ja) | 2014-01-17 | 2014-01-17 | い草入り消臭器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014006351A JP2015134048A (ja) | 2014-01-17 | 2014-01-17 | い草入り消臭器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015134048A true JP2015134048A (ja) | 2015-07-27 |
Family
ID=53766409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014006351A Pending JP2015134048A (ja) | 2014-01-17 | 2014-01-17 | い草入り消臭器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2015134048A (ja) |
-
2014
- 2014-01-17 JP JP2014006351A patent/JP2015134048A/ja active Pending
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