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JP2015125661A - マトリクス試験装置とその試験制御装置 - Google Patents

マトリクス試験装置とその試験制御装置 Download PDF

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JP2015125661A
JP2015125661A JP2013270702A JP2013270702A JP2015125661A JP 2015125661 A JP2015125661 A JP 2015125661A JP 2013270702 A JP2013270702 A JP 2013270702A JP 2013270702 A JP2013270702 A JP 2013270702A JP 2015125661 A JP2015125661 A JP 2015125661A
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隆 樋口
Takashi Higuchi
隆 樋口
孝則 鈴木
Takanori Suzuki
孝則 鈴木
雅弘 福山
Masahiro Fukuyama
雅弘 福山
弘二 福井
Koji Fukui
弘二 福井
仁 村田
Hitoshi Murata
仁 村田
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Abstract

【課題】試験の実施並びに試験結果の評価を自動的に行うことで、省力化並びに試験精度の向上を可能としたマトリクス試験装置を提供する。
【解決手段】マトリクス試験装置は、プラント監視システム1に設けられた試験対象の入力ポイントに対して、試験用の模擬信号を出力する信号発生器12と、試験対象の入力ポイントからの出力値を測定する測定器13と、信号発生器12と測定器13とを試験対象の入出力ポイントに対して接続するための信号切替器11と、信号発生器12、測定器13及び信号切替器11を制御する試験制御装置14を備える。試験制御装置14は、情報テーブル25、対話制御部26、切替指令部27、信号発生読取部28、信号記録部29、及び工学値出力部30を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、プラント監視システムにおけるデータの受渡の健全性を確認するマトリクス試験装置に関する。
発電プラント等のプラントの監視制御を行うプラント監視システムでは、プラントから入力するアナログ入力に代表されるプロセス信号とプラントへ出力するアナログ出力に代表されるプロセス信号があり、いずれもプロセス入出力(PIO)基板を備えたプロセス入出力装置を介してデータの取り合いを行なっている。
システム構築に際しては、プロセス信号の信頼性を確保することが必要であり、全入出力点に対してデータの受渡の健全性を確認する試験(一般に、マトリクス試験と呼ばれる)を実施している。
プラント監視システムには、制御用の操作装置(一般に、オペレーション装置と呼ばれる)と、プロセス信号を授受するプロセス入出力装置が設けられている。入力側の試験の場合には、プロセス入出力装置に対して、信号発生器から試験用の模擬信号を入力し、入力された模擬信号に対応してプロセス入出力装置から出力されるカウント値を、パソコンなどに組み込まれた保守ツールに保存する。
その後、保守ツールに表示されたカウント値を読み取り、更にオペレーション装置に表示されたEU値(カウント値から物理的な値である工学値に変換した値)を読み取り、このカウント値、工学値及び信号発生器から入力した入力値(電圧値)を、目視で比較・判定し、人の手で試験成績書を編集していた。
出力側の試験の場合は、オペレーション装置において模擬信号となる出力値(工学値)を生成し、プロセス入出力装置を経由して、デジタルマルチメータに代表される測定器に模擬した出力値に基づく電圧値を出力する。その後、測定器に入力された電圧値と、プロセス入出力装置に接続した保守ツールに表示されたカウント値を読み取り、この電圧値、カウント値及びオペレーション装置から入力した工学値を、目視で比較・判定し、人の手で試験成績書を編集していた。
特開2008−191821号公報 特開2010−020603号公報 特開平08−202442号公報
前記のような模擬信号の出力値(電圧値)、プロセス入出力装置からのカウント値及びオペレーション装置や測定器で検出した工学値などを、目視で比較・判定し、人の手で試験成績書を編集することは、大変な労力を伴うものであり、誤認や誤操作に繋がる問題があった。
しかも、プラントに設けられた入出力点数はシステムによって異なるが数千点と非常に多く、信号発生器や測定器とプロセス入出力装置との接続には、多数のコネクタや端子台の接続が要求される。従来では、入出力測定ポイント毎に、これらの接続部分の切替を人手で行い、更に信号模擬・測定・良否判定等の処理を人が実施していた。そのため、試験準備、試験及び結果の取り纏め等に多大な時間と人員を要し、さらに誤操作・誤判断・誤編集等による後戻りの可能性があった。
本実施形態の目的は、試験の実施並びに試験結果の評価を自動的に行うことで、省力化並びに試験精度の向上を可能としたマトリクス試験装置を提供することにある。
本実施形態のマトリクス試験装置は、次の構成を有することを特徴とする。
(1)プラント監視システムに設けられた試験対象の入力ポイントに対して、試験用の模擬信号を出力する信号発生器。
(2)前記試験対象の入力ポイントからの出力値を測定する測定器。
(3)前記信号発生器と測定器とを試験対象の入出力ポイントに対して接続するための信号切替器。
(4)前記信号発生器、測定器及び信号切替器を制御する試験制御装置。
本実施形態において、前記試験制御装置は、次の構成を有することを特徴とする。
(5)プラント監視システムが持つ入出力ポイントに関するデータと、各入出力ポイントに対する試験条件を記録した情報テーブル。
(6)前記情報テーブルから情報を取得して、試験制御装置が有する各部の制御を行うと共に、試験結果を情報テーブルに記録するする対話制御部。
(7)対話制御部からの指示により、前記信号切替器に対して切替指令を出力する切替指令部。
(8)前記対話制御部からの指示により、前記信号発生器に対して模擬信号の出力指令を出力すると共に、前記測定器からの出力値を読み取り対話制御部へ通知する信号発生読取部。
(9)前記対話制御部からの指示により、模擬の工学値を試験対象の入出力ポイントに出力させる工学値出力部。
(10)前記試験対象の入出力ポイントから出力されたとカウント値と工学値を受信して、前記情報テーブルに記録する信号記録部。
前記のようなマトリクス試験装置に使用する試験制御装置も、本実施形態の一態様である。
第1実施形態のマトリクス試験装置によるプラント監視システムのマトリクス試験を行う際の構成を示すブロック図。 第1実施形態のマトリクス試験装置の構成を示すブロック図。 マトリクス試験における模擬信号の流れを示すブロック図。 第2実施形態のマトリクス試験装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態の試験成績書の一例を示す図。 第3実施形態のマトリクス試験装置の構成を示すブロック図。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1は、第1実施形態に係るマトリクス試験装置2及びその試験対象であるプラント監視システム1の基本的な構成例を示したものである。
(A)プラント監視システム1
図1に示すように、プラント監視システム1は、システムの制御並びに操作を担うオペレーション装置3と、プロセス入出力装置5と、オペレーション装置3とプロセス入出力装置5の間でデータ伝送を行うイーサネット(登録商標、以下同じ)を代表する伝送装置4とを有する。伝送装置4は、イーサネットケーブルに代表される接続ケーブル18,19を備えている。
プロセス入出力装置5は、プロセス入出力基板(PIO基板)6〜9を実装し、プロセス入出力信号の入出力処理を行うもので、入力された電圧値をカウント値や工学値に変換したり、カウント値や工学値を電圧値に変換するためにCPUを備えている。また、プロセス入出力装置5は伝送基板を備え、その伝送基板を介して伝送装置4と接続されている。
プロセス入出力基板6〜9には、エルコ(登録商標)やMDRに代表されるコネクタを用いた基板用接続ケーブル10が設けられている。基板接続用ケーブルの端部には、プラント監視装置側のコネクタ10aが設けられ、このコネクタ10aには変換器22が設けられている。
本実施形態では、プロセス入出力基板6をアナログ入力用、プロセス入出力基板7をデジタル入力用、プロセス入出力基板8をアナログ出力用、プロセス入出力基板9をデジタル出力用の基板とする。
(B)マトリクス試験装置2
図1及び図2に示すように、マトリクス試験装置2は、信号切替器11、信号発生器12、測定器13及び試験制御装置14から構成されている。
信号切替器11は、試験制御装置14に設けられた切替指令部27からの切替指令に従い、プロセス入出力信号の試験ポイントを切替えるものである。この信号切替器11は、信号発生器12及び測定器13に対する接続端子と、試験対象となる多数の基板に設けられたコネクタ10bに対する多数の接続部を備え、信号切替部27からの指令により、多数の接続部の中から試験員が希望する所望の基板を選択するものである。
この信号切替器11とプラント監視システム1に実装されるプロセス入出力基板6〜9は、コネクタ10bを備えた試験用接続ケーブル10’により接続されている。この試験用接続ケーブル10’のコネクタ10bと、プラント監視システム1側の接続ケーブル10に設けたコネクタ10aとの接続にあたって、コネクタ種類の相違がある場合は変換器22を用いる。
信号発生器12は、電圧電流発生器に代表される装置であって、試験制御装置14に設けられた信号発生読取部28の指令に従って、試験用の模擬信号(電圧値)を発生させ、この模擬信号を信号切替器11に出力する。測定器13は、デジタルマルチメータに代表される機器であって、信号発生読取部28の指令に従って、信号切替器11からの出力値(電圧値)を測定する。
信号発生器12及び測定器13と試験制御装置14とはそれぞれ試験用の接続ケーブル15により、試験制御装置14と信号切替器11は接続ケーブル16により、信号発生器12及び測定器13と信号切替器11とは接続ケーブル17により接続されている。
試験制御装置14は、パソコンや携帯端末などのコンピュータに実装された装置であり、情報テーブル25、対話制御部26、切替指令部27、模擬信号の発生読取部28、信号記録部29及び工学値出力部30を有する。
情報テーブル25は、プラント監視システム1が持つ入出力データベース等を元にして作成される。具体的には、図5に示すように、情報テーブル25は、入出力データベース25aと試験情報データベース25bを備えている。入出力データベース25aには、IOリスト・I/Oサマリなどの入出力データが記録される。例えば、IOリストには、入出力基板のID、入力点の名称、計器番号、入力上下限・単位、出力上下限・単位、センサ種別、分類などが記録されている。IOサマリには、入出力基板のID、計測対象の工学値の名称、基板形式、ユニット番号、スロット番号、中継筐体などが記録されている。
試験情報データベース25bには、信号入力時の試験条件及び出力時の試験条件が記録される。信号入力時(PIO基板に模擬信号を入力する試験)の試験条件は、試験対処となる基板を示す番号、発信機から出力させる出力値の値であり、信号出力時(PIO基板から信号を出力させて行う試験)の試験条件としては、試験対象となる基板を示す番号、出力試験時にオペレーション装置3から出力させる出力値である。具体的には、EUレンジ、端子、模擬信号(0%)(50%)(100%)の値、カウント値(模擬信号をデータベースを作成する時に予めカウント値に換算したもの)、カウント値の判定値が記憶されている。
対話制御部26は、キーボードやタッチパネルなどの入力装置と、ディスプレイやプリンタなどの出力装置を備え、出力装置に表示されたデータやコマンドに基づいて、試験員が入力装置に所定の指令を与え、その指令に基づいてマトリクス試験装置2の各部の制御を行う。
例えば、対話制御部26は、情報テーブル25から情報を取得し、
・各種対話操作
・自動マトリクス試験開始処理
・信号切替制御
・信号出力制御
等の処理を行うとともに、試験結果を情報テーブル25に格納させる。
より具体的には、対話制御部26は、次の(1)(2)を行う。
(1)入力試験の条件のデータに基づいた切替指令部27、信号発生読取部28に対する指令、及び信号記録部29の制御。
(2)出力試験の条件のデータに基づいた工学値出力部30、切替指令部27、信号発生読取部28に対する指令、及び信号記録部29の制御。
切替指令部27は、対話制御部26からの指示で、信号切替器11へ試験ポイントとなるPIO基板を選択するための切替指令を出力する。信号発生読取部28は、対話制御部26からの指示で、信号発生器12へ模擬信号の出力指令を送信したり、測定器13の値を読み取って対話制御部26へ通知したりする。信号記録部29は、対話制御部26からの指令に従って、伝送装置4を経由して得られた工学値とカウント値を記録すると共に、それらを対話制御部26へ通知する。
工学値出力部30は、試験用の模擬工学値を生成してプラント監視システム1のオペレーション装置3に出力するものである。出力試験時において、オペレーション装置3に入力された模擬工学値は、オペレーション装置3の入出力値格納部24内に格納され、プロセス入出力装置5に出力される。なお、工学値出力部30から直接プロセス入出力装置5に模擬工学値を出力し、オペレーション装置3においては、模擬工学値を単に表示することも可能である。
[1−2.作用]
このように構成された本実施形態の作用を、図2及び図3を参照しながら説明する。
本実施形態の装置によるマトリクス試験は、試験員が試験制御装置14の対話制御部26によりマトリクス試験開始要求を行うことで開始される。具体的な開始操作例としては、対話操作で画面上の「開始」ボタンをマウスでクリック選択することで行う。以下、入力試験と出力試験とに分けて説明する。
(1)入力試験
入力試験においては、信号発生器12から出力した模擬信号をPIO基板に入力する。PIO基板がボルト(V)入力の場合には、模擬信号は電圧値である。工学値のレンジに幅がある場合には、工学値に合わせて模擬信号の電圧を、0%、50%、100%の三段階に分けて出力することもできる。模擬信号の電圧0%は、工学値のレンジの下限を出力するであろう模擬信号であり、模擬信号の電圧100%は、工学値のレンジの上限を出力するであろう模擬信号である。
対話制御部26に試験員から「入力試験開始」の指令が入力されると、対話制御部26は情報テーブル25から入力試験の条件のデータを抽出する。次に、対話制御部26は、抽出した入力試験の条件に関して試験対象となる基板を示す番号を切替指令部27に対して伝達する。切替指令部27は、信号切替器11に対して、試験信号の入出力先を試験対象となる基板に切り替える指令を出力する。信号切替器11は、切替指令を受けて試験用接続ケーブル10’の試験ポイント接続を切替える。
信号切替が完了後、対話制御部26は、抽出した入力試験に使用する模擬信号の値(例えば、電圧値)を、信号発生読取部28に対して伝達する。信号発生読取部28は、信号発生器12に対して、伝達された模擬信号の値を出力させる指令を出力する。信号発生器12は、信号発生読取部28からの信号出力指令を受けて、試験用接続ケーブル10’が接続されている試験ポイントに対して、指令された値の電圧値を模擬信号として出力する。
信号発生器12から出力された電圧値の模擬信号は、試験用接続ケーブル10’及び基板用接続ケーブル10を介して、例えば図3に示すように、基板6,7を実装したプロセス入出力装置5に入力される。プロセス入出力装置5に入力された模擬信号は、その基板6,7において電圧値からカウント値及び工学値に変換されて、伝送装置4を介してオペレーション装置3に伝送され、その入出力値格納領域24に格納される。
すなわち、基板6,7は、カウント値で動作するので、模擬信号として入力された電圧値を、基板内部の変換部でカウント値に変換する。変換したカウント値は、プロセス入出力装置5において、工学値に変換され伝送装置4を介してオペレーション装置3や信号記録部29に出力される。この場合、入力した模擬信号(電圧値)を、基板6,7でカウント値及びEU値に変換に変換する代わりに、基板6,7が実装されているプロセス入出力装置5のCPUにより変換することもできる。
その状態で、対話制御部26は、信号記録部29に入力された工学値及びカウント値を、信号記録部29に記録する指令を出力する。この指令を受けて、信号記録部29において、伝送装置4を経由してプロセス入出力装置5から取得したカウント値と、同じくプロセス入出力装置5からオペレーション装置3に送信された工学値を読み取り、自身に記録すると共に対話制御部26に伝送する。対話制御部26は、伝送されたカウント値、工学値及び信号発生器12から受信した模擬信号の値を、情報テーブル25に反映させる。
(2)出力試験
出力試験では、オペレーション装置3から工学値を基板8,9に対して出力し、その結果発生する電圧値を測定器13で測定して信号発生読取部28で読み取ると共に、基板8,9からのカウント値を信号記録部29によって受信し、試験結果を判定する。本実施形態では、工学値は、試験制御装置14に設けた工学値出力部30から、プラント監視システム1のオペレーション装置3に伝達される。
対話制御部26に「出力試験開始」の指令が入力されると、対話制御部26は情報テーブル25から出力試験の条件のデータを抽出する。次に、対話制御部26は、抽出した条件に従って出力試験を行う基板を示す番号を、切替指令部27に対して伝達する。切替指令部27は、信号切替器11に対して、試験信号の入出力先を試験対象となる基板に切り替える指令を出力する。信号切替器11は切替指令を受けて試験用接続ケーブル10’の試験ポイントの接続を切替える。
信号切替が完了後、対話制御部26は、抽出した出力試験用の模擬の工学値を、工学値出力部30に対して伝達する。工学値出力部30は、オペレーション装置3に対して、模擬の工学値を送信する。工学値出力部30から出力された模擬の工学値は、伝送装置4を介してオペレーション装置3の入出力値格納領域24に格納された後、プロセス出力基板8,9を実装したプロセス入出力装置5に入力される。プロセス入出力装置5は、受信した模擬の工学値に基づいて、カウント値を生成し、伝送装置4を経由して、これらの信号を試験制御装置14の信号記録部29に出力する。
対話制御部26は、信号記録部29に入力した工学値及びカウント値を記録する指令を出力する。信号記録部29は、工学値及びカウント値が入力した場合には、その値を対話制御部26に伝送する。対話制御部26は、信号記録部29から伝送された工学値及びカウント値を情報テーブル25に記録する。
同時に、プロセス入出力装置5で生成されたカウント値は電圧値に変換された後、図3のプロセス出力基板8,9に接続した基板用接続ケーブル10、試験用接続ケーブル10’及び信号切替器11を介して測定器13へ入力される。対話制御部26が信号発生読取部28に対して信号読取を指示すると、信号発生読取部28はその指示を受けて測定器13から電圧値を読み取り、対話制御部26へ通知する。対話制御部26は入手した電圧値を情報テーブル25に記録する。
[1−3.効果]
以上の通り、本実施形態によれば、情報テーブル25に記録された試験条件などのデータに基づき、信号切替器11を切り替えて試験対象の基板を簡単に選択することができるので、試験用の模擬信号や工学値を対話制御部26が信号発生器12や工学値出力部30から試験対象となるPIO基板などに対して簡単に出力させことが可能となる。
本実施形態によれば、試験制御装置14から出力した模擬信号に基づいてプラント監視システム1から得られるカウント値、工学値などの試験結果を、模擬信号の発生読取部28、信号記録部29によって読み取り、情報テーブル25に反映させることができ、プラント監視システムの各ポイントにおける試験を自動的に実施することが可能になる。
その結果、本実施形態によれば、自動マトリクス試験の開始操作のみで、あとは人の手を加えることなく、自動的に試験が進むことにより、人員を最小限に抑え、操作員の誤接続、誤判断、誤編集などのヒューマンエラーによる後戻りを無くし、大幅な試験時間の短縮ができる。
特に、入力信号切替器11を試験制御装置14の切替指令部27からの指令によって制御することで、信号発生器12及び測定器13と試験対象となる各基板との接続を遠隔制御により切り替えることが可能になり、試験員が多数の試験ポイントを手作業で切り替える必要がなくなり、試験効率が大幅に向上する。
更に、本実施形態では、試験制御装置14に設けた工学値出力部30から模擬の工学値を出力するようにしたので、試験時においてプラント監視システム側で工学値を発生させる操作が不要となり、試験制御装置14側だけでマトリクス試験を実施できる利点がある。
[2.第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図4を用いて説明する。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付け、重複する説明は省略する。
[2−1.構成]
図4は、本発明の第2実施形態に関するマトリクス試験装置2の構成例を示したもので、図2に示す第1実施形態の構成に、対話制御部26からの試験成績書印刷要求により試験成績書情報を取得、判定、編集及び印刷する成績書印刷部31と、試験成績書を印刷するためにプリンタ20を追加したものである。
[2−2.作用]
このように構成された本実施形態の形態においては、成績書印刷部29は対話制御部26からの試験成績書印刷要求により、マトリクス試験の結果が反映された情報テーブル25のデータに基づいて試験成績書情報を取得し、これらを予め成績印刷部29に記憶しておいたフォーマットに従って編集し、プリンタ装置20に自動出力する。
図5は、前記の様にして出力された試験成績書の一例である。この試験成績書には、IOユニットの番号、スロット番号、配置ライン、ID、試験を行った信号の名称、EUレンジ、模擬入力信号の内容(電圧値)、そのカウント値(判定値及び実測値)、EU値(実測値)、判定結果、試験日などが一覧表として出力される。
本実施形態において、操作員の要求により試験成績書をプラント監視システム1やその他の個所に設けられたプリンタ20へ出力することも可能である。また、試験成績書を印刷する際、文書作成あるいは表計算ソフトの形式で作成されたデータファイルを、PDFやTIFに代表される改変が不可能な電子ファイルや汎用ソフトでの読み取りが可能な電子ファイルに変換し、試験制御装置14に保存することができる。
[2−3.効果]
本実施形態においては、成績印刷部29に予め設定しておいたフォーマットに従って、試験成績書情報を自動で収集、判定、編集及び印刷することにより、手作業に比べて誤判断、誤編集などのヒューマンエラーによる後戻りを無くし、大幅な試験時間の短縮ができるとともに、編集員による試験成績書フォーマットの不一致を防ぎ、統一が可能となる。
[3.第3実施形態]
本発明の第3実施形態について図6を用いて説明する。第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付け、重複する説明は省略する。
[3−1.構成]
図6は、本発明の第3実施形態に関するマトリクス試験装置2の構成例を示したもので、図5に示す第2実施形態の構成に、操作員へマトリクス試験完了を通知するために、試験制御装置14内に完了通知部30を付加したものである。
[3−2.作用]
第2実施形態で説明したように、全入出力点の試験を一通り完了し試験成績書が自動印刷されるとマトリクス試験が完了となるが、本実施形態の形態においては、完了通知部30は対話制御部26から完了通知を受け、完了メッセージや音声などにより、操作員にマトリクス試験の完了を通知する。また、完了通知部30は対話制御部26の指示により、マトリクス試験結果のログ表示や試験成績書等を表示することができる。
[3−3.効果]
本実施形態によれば、マトリクス試験完了を通知したり、マトリクス試験結果ログや試験成績書等を直ちに確認できることで、次作業との間の時間ロスを無くし、試験時間の短縮ができる。
[4.他の実施形態]
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、前記実施の形態においては、工学値を試験制御装置14の工学値出力部30からオペレーション装置3やプロセス入出力装置5に入力するように構成したが、従来技術と同様に、オペレーション装置3の入出力値格納部24に試験用の模擬工学値を格納しておき、それをマトリクス試験装置2からの指示により利用して出力試験を行うこともできる。
本実施形態のマトリクス試験装置2では、図3に示すように、オペレーション装置3、伝送装置4、プロセス入出力装置5、プロセス入出力基板6〜9、基板用接続ケーブル10間の精度について試験を行うものである。このマトリクス試験装置2の精度についての試験を行う試験装置を更に備えても良い。すなわち、以下の試験を行う装置を設けても良い。
(a)対話制御部26が指示した工学値が、オペレーション装置3に入力しているかを確認する試験。
(b)対話制御部26が指示した模擬信号の値が、信号発生器12より出力しているかを確認する試験。
(c) 対話制御部26の指示どおりに信号切替器11で切替が行われるかを確認する試験。
以上のようなマトリクス試験装置2の精度についての試験を行う装置を更に備えることで、マトリクス試験装置2の試験対象であるオペレーション装置3、伝送装置4、プロセス入出力装置5、プロセス入出力基板6〜9、基板用接続ケーブル10間の精度についての試験結果の信頼性の高いものとなる。
1:プラント監視システム、2:マトリクス試験装置、3:オペレーション装置、4:伝送装置、5:プロセス入出力装置、6:プロセス入出力基板(アナログ入力)、7:プロセス入出力基板(デジタル入力)、8:プロセス入出力基板(アナログ出力)、9:プロセス入出力基板(デジタル出力)、10:基板用接続ケーブル、10’:試験用接続ケーブル、11:信号切替器、12:信号発生器、13:測定器、14:試験制御装置、15〜19:試験用接続ケーブル、20:プリンタ装置、22:変換器、24:入出力値格納領域、25:情報テーブル、26:対話制御部、27:切替指令部、28:信号発生読取部、29:信号記録部、30:工学値出力部、31:成績書印刷部、32:完了通知部

Claims (6)

  1. プラント監視システムに設けられた試験対象の入力ポイントに対して、試験用の模擬信号を出力する信号発生器と、
    前記試験対象の入力ポイントからの出力値を測定する測定器と、
    前記信号発生器と測定器とを試験対象の入出力ポイントに対して接続するための信号切替器と、
    前記信号発生器、測定器及び信号切替器を制御する試験制御装置を備え、
    前記試験制御装置は、
    プラント監視システムが持つ入出力ポイントに関するデータと、各入出力ポイントに対する試験条件を記録した情報テーブルと、
    前記情報テーブルから情報を取得して、試験制御装置が有する各部の制御を行うと共に、試験結果を情報テーブルに記録する対話制御部と、
    対話制御部からの指示により、前記信号切替器に対して切替指令を出力する切替指令部と、
    前記対話制御部からの指示により、前記信号発生器に対して模擬信号の出力指令を出力すると共に、前記測定器からの出力値を読み取り対話制御部へ通知する信号発生読取部と、
    前記対話制御部からの指示により、模擬の工学値を試験対象の入出力ポイントに出力させる工学値出力部と、
    前記試験対象の入出力ポイントから出力されたとカウント値と工学値を受信して、前記情報テーブルに記録する信号記録部とを備えていることを特徴とするマトリクス試験装置。
  2. 前記試験制御装置が、その内部に工学値出力部を備え、試験制御装置の工学値出力部から出力された模擬の工学値を、プラント監視システムに設けられたオペレーション装置またはプロセス入出力装置に入力するものである請求項1に記載のマトリクス試験装置。
  3. 前記試験制御装置に設けられた工学値出力部が、プラント監視システムに設けられたオペレーション装置に対して模擬の工学値を出力させるものである請求項1に記載のマトリクス試験装置。
  4. 前記試験制御装置が、対話制御部からの試験成績書印刷要求により、情報テーブルに記録された情報に基づき試験成績書を印刷する成績書印刷部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のマトリクス試験装置。
  5. 前記試験制御装置が、前記マトリクス試験の完了を操作員に伝えるための完了通知部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のマトリクス試験装置。
  6. プラント監視システムが持つ入出力ポイントに関するデータと、各入出力ポイントに対する試験条件を記録した情報テーブルと、
    前記情報テーブルから情報を取得して、試験制御装置が有する各部の制御を行うと共に、試験結果を情報テーブルに記録するする対話制御部と、
    前記対話制御部からの指示により、試験対象の入力ポイントに対して試験用の模擬信号を出力する信号発生器に模擬信号の出力指令を出力すると共に、前記試験対象の入力ポイントからの出力値を測定する測定器の出力値を読み取り対話制御部へ通知する信号発生読取部と、
    対話制御部からの指示により、前記信号発生器と前記測定器とを試験対象の入出力ポイントに接続するための信号切替器に対して、切替指令を出力する切替指令部と、
    前記対話制御部からの指示により、工学値を試験対象の入出力ポイントに出力する工学値出力部と、
    前記試験対象の入出力ポイントから出力されたとカウント値と工学値を受信して、前記情報テーブルに記録する信号記録部とを備えていることを特徴とするマトリクス試験装置の試験制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2019054236A1 (ja) * 2017-09-15 2020-10-01 株式会社日立国際電気 実習システム

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