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JP2015118144A - 映像表示装置 - Google Patents

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JP2015118144A
JP2015118144A JP2013259836A JP2013259836A JP2015118144A JP 2015118144 A JP2015118144 A JP 2015118144A JP 2013259836 A JP2013259836 A JP 2013259836A JP 2013259836 A JP2013259836 A JP 2013259836A JP 2015118144 A JP2015118144 A JP 2015118144A
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JP2013259836A
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宏実 藤居
Hiromi Fujii
宏実 藤居
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】バックライトの残寿命時間を考慮したバックライトの制御を行う。【解決手段】残寿命時間算出部11は、バックライト8の温度とバックライト8の累積点灯時間とに基づいて、バックライト8の残りの寿命時間である残寿命時間を算出する。バックライト制御部17は、残寿命時間と、目標残寿命時間とに基づいて、バックライト8を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、バックライトの状態に応じて、バックライトを制御する映像表示装置に関する。
従来から、映像表示装置では、映像のコントラスト、輝度等の映像表示性能の改善を目的とした制御、視覚的な動画ボケの改善を目的とした制御等が行われている。映像表示性能の改善を目的とした制御は、例えば、映像に適応するバックライトの発光量制御である。また、動画ボケの改善を目的とした制御は、バックライトの発光制御である。
特許文献1では、バックライトの発光制御の技術(以下、関連技術Aともいう)が開示されている。
特許第4643545号公報
バックライトには、予め規定された製品寿命がある。バックライトの製品寿命は、例えば、初めて使用されたバックライトの発光輝度が半分になるまで、当該バックライトが使用された合計時間である。なお、バックライトは量産されるため、当該量産される各バックライトの製品寿命は、例えば、製造ばらつき等により一律では無い。
以下においては、各バックライトの平均的な製品寿命を、目標寿命時間ともいう。目標寿命時間は、当該各バックライトの標準的な製品寿命である。また、以下においては、バックライトの寿命がつきるまで、当該バックライトを使用可能な時間を、寿命時間ともいう。ここで、バックライトの寿命がつきた状態は、例えば、初めて使用されたバックライトの発光輝度が半分になった状態である。
バックライトの寿命時間は、バックライトが出射する光の輝度の大きさによって変化する。すなわち、バックライトの寿命時間は、バックライトの温度によって変化する。以下においては、バックライトの残りの寿命時間を、残寿命時間ともいう。すなわち、バックライトの制御状態により、バックライトの残寿命時間も変化する。なお、バックライトが初めて使用されたときにおいては、残寿命時間は、目標寿命時間とほぼ等しい。以下においては、バックライトが出射可能な、最大輝度の光を、最大輝度光ともいう。
ここで、目標寿命時間は、例えば、最大輝度光の輝度より低い輝度の光をバックライトが出射するという条件(以下、条件Nともいう)で規定されているとする。この場合、バックライトが最大輝度光を継続的に出射するよう、当該バックライトが制御された場合、当該バックライトの残寿命時間は、条件Nに基づいて使用されるバックライトの残寿命時間より短くなるという問題がある。そこで、バックライトの残寿命時間を考慮したバックライトの制御が必要となる。
関連技術Aでは、バックライトの残寿命時間を考慮したバックライトの制御は開示されていない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、バックライトの残寿命時間を考慮したバックライトの制御を行うことが可能な映像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る映像表示装置は、バックライトが出射する光である出射光を利用して映像を表示する。前記映像表示装置は、前記出射光の輝度を制御するために前記バックライトを制御するバックライト制御部と、前記バックライトの温度を検出する温度検出部と、前記バックライトの温度と該バックライトの累積点灯時間とに基づいて、該バックライトの残りの寿命時間である残寿命時間を算出する算出部と、を備え、前記バックライト制御部は、前記残寿命時間と、前記バックライトの使用の継続のために目標となる目標残寿命時間とに基づいて、前記バックライトを制御する。
本発明によれば、算出部は、前記バックライトの温度と該バックライトの累積点灯時間とに基づいて、該バックライトの残りの寿命時間である残寿命時間を算出する。前記バックライト制御部は、前記残寿命時間と、目標残寿命時間とに基づいて、前記バックライトを制御する。
これにより、バックライトの残寿命時間を考慮したバックライトの制御を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。 温度と寿命時間との関係を示す図である。 バックライト温度と点灯時間との状態を示す図である。 残寿命時間の推移を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示装置100の構成を示すブロック図である。図1を参照して、映像表示装置100は、重畳部2と、表示部3と、映像情報検出部4と、補正信号生成部5と、補正係数生成部6と、バックライト8と、バックライト制御部17と、温度検出部10と、点灯時間測定部13と、残寿命時間算出部11と、残寿命補正係数生成部12とを備える。
映像表示装置100は、外部から映像信号VSGを受信する。映像信号VSGは、映像の輝度等を示す。重畳部2は、映像信号VSGを受信する。表示部3は、映像を表示する装置である。表示部3は、バックライト8が出射する光を利用して映像を表示する。
映像情報検出部4は、映像信号VSGを受信する。映像情報検出部4は、映像信号VSGから映像情報を検出する。映像情報とは、例えば、映像の平均輝度レベル、映像の輝度レベル分布を表すヒストグラム等である。映像情報検出部4は、映像情報を、補正信号生成部5および補正係数生成部6へ送信する。
補正信号生成部5は、受信した映像情報に基づいて、映像信号を補正するための補正信号を生成する。補正信号は、例えば、映像信号のコントラスト、信号レベルの補正のための信号である。補正信号生成部5は、当該補正信号を、重畳部2へ送信する。
重畳部2は、受信した補正信号を映像信号VSGに重畳することにより、映像信号VSGを補正した補正映像信号VSG1を生成する。なお、補正映像信号VSG1は、常に、映像信号VSGから変化した信号ではない。補正映像信号VSG1は、映像情報の内容によっては、映像信号VSGと同じである場合もある。
そして、重畳部2は、補正映像信号VSG1を、表示部3へ送信する。表示部3は、補正映像信号VSG1に基づいて映像を表示する。
補正係数生成部6は、受信した映像情報に基づいて、補正映像信号VSG1に対応した補正係数HKを生成する。補正係数HKは、例えば、映像表示性能、動画ボケ等の改善のための係数でもある。なお、補正係数HKの初期値は1である。補正係数生成部6は、初期状態、または、補正映像信号VSG1が映像信号VSGと同じである場合において、1を示す補正係数HKを、バックライト制御部17および残寿命補正係数生成部12へ送信する。
なお、補正映像信号VSG1のレベル(平均レベル)が、例えば、映像信号VSGのレベル(平均レベル)の0.8倍である場合、補正係数生成部6により生成される補正係数HKは、1×0.8より、0.8である。補正係数生成部6は、補正係数HKの値が変化する毎に、最新の補正係数HKを、バックライト制御部17および残寿命補正係数生成部12へ送信する。
バックライト8は、光を出射する。バックライト8は、例えば、LED(Light Emitting Diode)で構成される。以下においては、バックライト8が出射する光を、出射光ともいう。なお、バックライト8は、LEDに限定されず、他の光源(例えば、冷陰極管)を用いたライトであってもよい。
以下においては、バックライト8が点灯している期間を点灯期間ともいう。また、以下においては、バックライト8が消灯している期間を消灯期間ともいう。
バックライト制御部17は、出射光の輝度を制御するためにバックライト8を制御する。バックライト制御部17は、バックライト8を制御するための制御信号CSGを生成する。バックライト制御部17は、制御信号CSGを、バックライト8へ送信し続けることにより、バックライト8を制御する。
制御信号CSGは、バックライト8において点灯期間と消灯期間とを繰り返し発生させるための信号である。以下においては、連続する1つの点灯期間および1つの消灯期間により構成される時間(サイクル)を、1サイクルともいう。1サイクルは、例えば、1/120(秒)未満である。
点灯期間は、制御信号CSGのレベルがHレベルの期間である。消灯期間は、制御信号CSGのレベルが、Lレベルの期間である。以下においては、消灯期間に対する点灯期間の割合をデューティ比ともいう。デューティ比は、0〜100(%)で表される。
バックライト制御部17は、随時、制御信号CSGのデューティ比を、最新の制御係数K1に設定する。制御係数K1は、バックライト設定値BLKと、補正係数HKと、後述の残寿命補正係数JHKとを用いて算出される。
バックライト設定値BLKは、ユーザー等により予め設定された値である。バックライト設定値BLKは、例えば、0〜1の値の範囲の値が設定される。バックライト設定値BLKは、例えば、図示しないメモリ等に記憶されている。
具体的には、制御係数K1は、以下の式1を利用して、バックライト制御部17により算出される。
K1=K0×JHK …(式1)
(K0=BLK×HK)
制御係数K1は、バックライト制御部17が受信する補正係数HKの値が変化する毎に、最新の補正係数HKを用いて算出される。また、制御係数K1は、バックライト制御部17が受信する残寿命補正係数JHKの値が変化する毎に、最新の残寿命補正係数JHKを用いて算出される。なお、残寿命補正係数JHKの初期値は、1である。
なお、バックライト設定値BLKは、デューティ比に対応する。バックライト設定値BLKの値が大きい程、バックライト8の出射光の輝度は大きくなる。当該出射光の輝度は、1サイクルにおける点灯期間の長さで表現される。すなわち、当該出射光の輝度は、デューティ比が大きい程、大きくなる。
例えば、バックライト設定値BLKが0.1の場合、デューティ比は、0.1である。また、例えば、バックライト設定値BLKが1の場合、デューティ比は、1である。バックライト設定値BLKが1の場合、バックライト8の出射光の輝度は最高輝度となる。
バックライト8は、バックライト制御部17から受信し続けている制御信号CSGに従って点灯および消灯を繰り返す。
温度検出部10は、バックライト8の温度を検出する機能を有する。以下においては、バックライト8の温度を、バックライト温度ともいう。温度検出部10は、バックライト温度を検出可能なように、バックライト8に設けられる。例えば、温度検出部10は、バックライト8の表面に設けられる。バックライト温度は、一例として、LEDのPN接合部のジャンクション温度である。以下においては、ジャンクション温度を、温度Tjとも表記する。
なお、バックライト温度は、一例として、以下の式2を利用して検出される。ここで、温度検出部10は、LEDの周辺温度(以下、Taともいう)およびLEDの発熱量を測定可能なように構成されているとする。
Tj=Ta+Rθja×P …(式2)
式2において、Rθjaは、PN接合部から温度検出部10までの熱抵抗を示す係数、すなわち、熱抵抗係数(℃・W−1)である。Rθjaは、既知の値である。Pは、LEDの発熱量(W)である。
温度検出部10は、測定した周辺温度TaおよびLEDの発熱量Pを、式2に代入することにより、温度Tjを検出(算出)する。温度検出部10は、随時、最新のバックライト温度(温度Tj)を、残寿命時間算出部11へ送信している。
なお、前述のように、バックライト温度は、LEDのジャンクション温度に限定されない。バックライト8が、例えば、レーザ光源で構成される場合、バックライト温度は、レーザ光源の温度である。
なお、バックライトの温度を低減するとバックライトの寿命時間を延ばすことが出来ることは一般的に知られている。次に、バックライトの温度とバックライトの寿命時間との関係について説明する。
ここで、一例として、バックライト8に使用されるLEDの寿命時間とLEDの温度との関係について説明する。LEDの寿命時間とLEDの温度との関係は、アレニウスの式によりあらわすことができる。アレニウスの式は、化学反応の速度を予測する式である。アレニウスの式は、以下の式3で表される。
K=A×exp(−Ea/kT) …(式3)
式3において、Kは、反応速度である。Aは、定数である。Eaは、活性化エネルギーである。kはボルツマン定数である。Tは、温度(絶対温度)である。以下においては、LEDの寿命時間を、寿命時間Lともいう。
LEDの発光輝度が低下したときの寿命時間LはKに反比例する。そのため、寿命時間Lは、以下の式4により表される。
L=B×exp(Ea/kT) …(式4)
式4において、Bおよび活性化エネルギーEaは、LEDの固有の定数である。自然対数を用いて式4を変形すると、以下の式5が導かれる。
lnL=(Ea/k)×(1/T)+lnB …(式5)
式5において、「ln」とは、「log」である。式5は、図2のように、対数グラフにおいて、特性線CL1として表現される。特性線CL1は、例えば、y=ax+bの1次関数である。図2において、寿命時間とは、LEDの寿命時間である。温度とは、前述のバックライト温度である。
なお、バックライト8は、量産されるため、当該量産される各バックライト8の製品寿命は、例えば、製造ばらつき等により一律では無い。具体的には、当該各バックライト8の製品寿命は、同じ構造を有し、かつ、同じ条件で使用された場合でも、一律では無い。
以下においては、バックライト8の製品寿命を、目標寿命時間ともいう。具体的には、目標寿命時間は、量産される各バックライト8の平均的な製品寿命である。すなわち、目標寿命時間は、当該各バックライトの標準的な製品寿命である。目標寿命時間は、予め規定されたバックライト8の寿命時間である。
なお、目標寿命時間は、デューティ比が定格値D1である、制御信号CSGによりバックライト8が制御され続けた場合の時間である。定格値D1は、例えば、0.8である。なお、定格値D1は、0.8に限定されず、例えば、1、0.5等であってもよい。
以下においては、デューティ比が定格値D1である制御信号CSGによりバックライト8が制御されている状態におけるバックライト温度を、定格温度ともいう。目標寿命時間は、バックライト温度が定格温度を維持するように、制御信号CSGによりバックライト8が制御され続けた場合の時間でもある。
ここで、図2により、バックライト温度がT1で駆動されているバックライト8の目標寿命時間は、L1であるとする。また、バックライト温度がT2で駆動されているバックライト8の目標寿命時間は、L2である。なお、T1はT2より大きい。
また、以下においては、バックライト8の寿命がつきるまで、当該バックライト8を使用可能な時間を、寿命時間ともいう。ここで、バックライト8の寿命がつきた状態は、例えば、初めて使用されたバックライト8の発光輝度が半分になった状態である。すなわち、寿命時間は、例えば、初めて使用されたバックライト8の発光輝度が半分になるまでに要する輝度半減時間である。
また、以下においては、バックライト8の残りの寿命時間を、残寿命時間または残寿命時間tbnともいう。なお、tbnのnは、自然数である。残寿命時間は、バックライト温度が定格温度より高い温度である状態において、バックライト8が制御され続けた場合、残寿命時間は、短くなる。すなわち、残寿命時間は、制御信号CSGのデューティ比が定格値D1より大きい値である場合、短くなる。
一方、バックライト温度が定格温度より低い温度である状態において、バックライト8を制御することにより、残寿命時間を延ばすことができる。また、バックライト温度を低減させることにより、バックライト8の消費電力を削減することができる。バックライト8の消費電力の削減は、バックライト8の出射光の輝度を低減させることにより、実現される。
なお、バックライト8が初めて使用されたときにおいては、残寿命時間は、目標寿命時間とほぼ等しい。
また、目標寿命時間は、バックライト8の累積点灯時間で計算することが可能である。ここで、バックライト8は、例えば、発光素子としてのLEDで構成されるとする。この場合、目標寿命時間は、バックライト8を構成する発光素子(LED)固有のパラメータにより決まる。例えば、当該パラメータは、発光に使用される蛍光材料の特性、蛍光材料の量、発光素子の放熱特性、バックライト周囲を囲む構造的な放熱特性等である。また、目標寿命時間は、バックライトの構造毎に、決定される。
再び、図1を参照して、点灯時間測定部13は、バックライト8の累積点灯時間taを測定する。累積点灯時間taとは、バックライト8が点灯していた全ての時間を合計した時間である。点灯時間測定部13は、例えば、メモリ(図示せず)を含む。累積点灯時間taは、点灯時間測定部13のメモリに記憶されている。累積点灯時間taの初期値は、0である。
点灯時間測定部13は、例えば、バックライト8が点灯する毎に、バックライト8が連続して点灯している時間を測定している。そして、点灯時間測定部13は、バックライト8の点灯が終了すると、累積点灯時間taに、バックライト8が連続して点灯していた時間を加算する。これにより、累積点灯時間taは更新される。すなわち、累積点灯時間taは、バックライト8が点灯した累積の時間を示す。点灯時間測定部13は、随時、最新の累積点灯時間taを、残寿命時間算出部11へ送信している。
これにより、残寿命時間算出部11は、バックライト8の点灯が継続した時間と、当該バックライト8の点灯が継続した時間におけるバックライト温度とを、常に把握している。
残寿命時間算出部11は、温度検出部10から受信しているバックライト温度と、点灯時間測定部13から受信している最新の累積点灯時間taとを用いて、残寿命時間を算出する。すなわち、残寿命時間算出部11は、バックライト8の温度とバックライト8の累積点灯時間とに基づいて、バックライト8の残りの寿命時間である残寿命時間を算出する算出部である。
また、残寿命時間算出部11は、残寿命時間を算出する毎に、当該残寿命時間を、残寿命補正係数生成部12へ送信する。
残寿命補正係数生成部12は、詳細は後述するが、残寿命時間を受信する毎に、残寿命時間を用いて残寿命補正係数JHKを算出する。残寿命補正係数JHKは、バックライト制御部17が残寿命時間に基づいた制御を行うための係数である。また、残寿命補正係数JHKは、残寿命時間を変化させるためのパラメータでもある。
前述したように、残寿命時間は、制御信号CSGのデューティ比が定格値D1より大きい値である場合、短くなる。残寿命補正係数JHKは、短くなった残寿命時間を、長くするための係数でもある。残寿命補正係数生成部12は、残寿命補正係数JHKを算出する毎に、当該残寿命補正係数JHKを、バックライト制御部17へ送信する。
なお、残寿命補正係数生成部12は、バックライト設定値BLKと、最新の補正係数HKとを用いて、BLK×HKにより、制御係数K0を随時算出している。また、残寿命補正係数生成部12は、制御係数K0の値が変化してない時間(以下、累積時間Ktmともいう)を随時算出する機能を有する。
以下においては、バックライト8の使用の継続のために目標となる時間を、目標残寿命時間ともいう。目標残寿命時間は、以下の式6により算出される。
目標残寿命時間=目標寿命時間―累積点灯時間ta …(式6)
すなわち、目標残寿命時間は、目標寿命時間から累積点灯時間taを減算することにより得られる時間である。言い換えれば、目標残寿命時間は、バックライト8の使用の継続のために必要とされる時間である。
バックライト制御部17は、詳細は後述するが、算出された残寿命時間と、目標残寿命時間とに基づいて、バックライト8を制御する。少し具体的には、バックライト制御部17は、算出された残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御する。
具体的には、バックライト制御部17は、前述したように、バックライト設定値BLKと、補正係数HKと、残寿命補正係数JHKとを用いて制御係数K1を算出する。残寿命補正係数JHKは、残寿命時間算出部11により算出された残寿命時間を目標残寿命時間以上とするための係数である。
以下においては、バックライト8の寿命を指数として示す値を、寿命値JDともいう。寿命値JDは、以下の式7により表される。
JD=目標寿命時間/D1 …(式7)
また、以下においては、寿命値JDに影響を与える数値を、寿命影響値JEともいう。寿命影響値JEは、以下の式8により算出される。
JE=Ktm/(K0/D1) …(式8)
式8において、Ktmとは、K1の値が変化していない累積時間である。なお、以下の式9により算出される値を、残寿命影響値NJEと定義する。
NJE=JD−JE …(式9)
次に、本実施の形態におけるバックライト8の制御のための処理(以下、ライト制御処理Aともいう)について説明する。具体的には、条件Aにおけるライト制御処理Aについて説明する。ここで、一例として、ライト制御処理Aは、時刻t0から、時間tm11だけ経過した時刻に行われるとする。
条件Aは、目標寿命時間=1000時間、定格値D1=0.5という条件である。また、条件Aは、時間tm11にわたって、K0=0.6、JKH=1であるという条件である。すなわち、時間tm11にわたって、制御信号CSGのデューティ比(0.6)は、定格値D1より大きい値である。つまり、時間tm11にわたって、バックライト温度が定格温度より高い温度である状態において、バックライト8が制御される。そのため、残寿命時間は、当初の値より短くなっている。また、前述のように、時間tm11にわたって、K0=0.6であるため、累積時間Ktm=tm11である。
また、条件Aは、時間tm11にわたって、HK=1であるという条件である。すなわち、時間tm11にわたって、例えば、映像の平均輝度レベル等は、一定であるとする。
また、条件Aは、時間tm11にわたって、バックライト温度がT2である状態でバックライト8が点灯するという状態である。なお、前述したように、バックライト温度がT2で駆動されているバックライト8の目標寿命時間は、L2である。前述の条件よりL2=1000である。また、条件Aは、累積点灯時間taが時間tm11であるという条件である。また、時間tm11は100時間であるとする。
次に、ライト制御処理Aについて説明する。条件Aにおけるライト制御処理Aでは、残寿命時間算出部11が、受信しているバックライト温度T2と、点灯時間測定部13から受信している最新の累積点灯時間ta(tm11)とを用いて、残寿命時間tbnを算出する。残寿命時間tbnは、L2−tm11、すなわち、1000−100=900として算出される。そして、残寿命時間算出部11は、残寿命時間tbnを、残寿命補正係数生成部12へ送信する。
残寿命補正係数生成部12は、前述の式7により、寿命値JDを算出する。寿命値JDは、1000/0.5=2000である。次に、残寿命補正係数生成部12は、前述の式8により、寿命影響値JEを算出する。すなわち、寿命影響値JEは、100/(0.6/0.5)=83である。すなわち、前述のように、時間tm11にわたって、制御信号CSGのデューティ比(0.6)が定格値D1(0.5)より大きい値であるため、寿命値JDは、寿命影響値JE(83)だけ少なくなる。つまり、前述の式9より、残寿命影響値NJEは、2000−83=1917である。
以下においては、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるようにするための制御係数K0を、補正制御係数K01ともいう。補正制御係数K01は、制御係数K1として、バックライト制御部17により使用される係数である。
次に、残寿命補正係数生成部12は、補正制御係数K01を、(目標寿命時間−累積点灯時間ta)/K01=NJEを変形した以下の式10により、算出する。
K01=(目標寿命時間−累積点灯時間ta)/NJE …(式10)
なお、補正制御係数K01は、上記の各値を式10に代入することにより、(1000−100)/1917=0.47である。すなわち、K01(0.47)を、K1として用いて制御信号CSGが生成されれば、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8が制御されることになる。
そこで、残寿命補正係数生成部12は、式1のK1をK01に置き換えた以下の式11により、残寿命補正係数JHKを算出する。
JHK=K01/K0 …(式11)
式11より、残寿命補正係数JHKは、0.47/0.6=0.78である。なお、残寿命補正係数JHKは、バックライト温度を定格温度より下げるための係数でもある。
そして、残寿命補正係数生成部12は、算出した残寿命補正係数JHK(0.78)を、バックライト制御部17へ送信する。
バックライト制御部17は、受信した残寿命補正係数JHKと、K0(0.6)と、式1とにより、新たな制御係数K1(0.6×0.78=0.47)を算出する。そして、バックライト制御部17は、バックライト8へ送信され続けている制御信号CSGのデューティ比を、新たな制御係数K1(0.47)に設定する。
なお、制御信号CSGのデューティ比に設定される値は、新たな制御係数K1(0.47)未満の値であって、かつ、0より大きい値であってもよい。この場合、残寿命時間は、目標残寿命時間より大きくなる。
上記のバックライト制御部17の制御により、バックライト8の出射輝度および温度は低下し、残寿命時間が目標残寿命時間以上となる。
なお、残寿命補正係数JHKは、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるようにするための制御係数K0を用いて算出された値である。すなわち、残寿命補正係数JHKは、残寿命時間と、目標残寿命時間とに基づく値である。
なお、バックライト制御部17は、残寿命補正係数JHKを用いて算出した制御係数K1を用いて、バックライト8へ送信され続けている制御信号CSGのデューティ比を制御する。すなわち、バックライト制御部17は、残寿命時間と、目標残寿命時間とに基づいて、バックライト8を制御する。具体的には、バックライト制御部17は、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御する。以上のようにして、ライト制御処理Aは行われる。
なお、ライト制御処理Aでは、映像の平均輝度レベル等が一定である場合の処理について説明したが、ライト制御処理Aは、平均輝度レベル等が随時変化する場合においても適用可能である。この場合、例えば、所定時間において変化する平均輝度レベルの平均値を用いて、残寿命補正係数JHKが算出される。
次に、条件Bにおける残寿命時間の推移について、例を挙げて説明する。図3は、バックライト温度と点灯時間との状態を示す図である。具体的には、図3は、以下の条件Bに基づく、バックライト温度と点灯時間との状態を示す図である。なお、バックライト温度とは、前述のジャンクション温度(Tj)である。
条件Bは、補正係数HK=1、定格値D1=0.5という条件である。また、条件Bは、式1のK0の値が0.5である状態が、時間tm11にわたって続いたという条件である。時間tm11は、100時間とする。また、条件Bは、式1のK0の値が0.6である状態が、時間tm12にわたって続いたという条件である。時間tm12は、100時間とする。
また、条件Bは、バックライト8の状態が、状態ST1から状態ST2に変化するように、ユーザーによる操作により、バックライト設定値BLKが変更されたという条件である。
状態ST1は、図3のように、時間tm11にわたって、バックライト温度がT2である状態でバックライト8が点灯するという状態である。状態ST2は、時間tm12にわたって、バックライト温度がT1である状態でバックライト8が点灯するという状態である。
また、条件Bは、バックライト8の状態が状態ST2である期間が終了した直後に、前述のライト制御処理Aが行われるという条件である。
なお、前述したように、バックライト温度がT1で駆動されているバックライト8の目標寿命時間は、L1であるとする。また、バックライト温度がT2で駆動されているバックライト8の目標寿命時間は、L2である。なお、T1はT2より大きい。
図4は、残寿命時間の推移を説明するための図である。具体的には、図4は、条件Bにおける残寿命時間の推移を説明するための図である。図4において、縦軸は、指数関数により表される残寿命時間を示す。横軸は、累積点灯時間を示す。図4において、時間tm20は、目標寿命時間である。
図4において、点P0は、バックライト8の点灯が始まる状態に対応する点である。点P1は、バックライト8の状態が、状態ST1を維持した直後の状態に対応する点である。点P2は、バックライト8の状態が、状態ST2を維持した直後の状態に対応する点である。
まず、点P1における残寿命時間tb2について説明する。点P1における残寿命時間tb2とは、時間tm11にわたって、バックライト温度がT2である状態でバックライト8が点灯するように、バックライト8が制御された直後の残寿命時間である。残寿命時間tb2は、以下の式12により算出される。ここで、バックライト温度がT2である場合の目標寿命時間は、前述したように、L2である。
tb2=L2−tm11 …(式12)
次に、点P2における残寿命時間tb1について説明する。点P2における残寿命時間tb1とは、時間tm12にわたって、バックライト温度がT1である状態でバックライト8が点灯するように、バックライト8が制御された直後の残寿命時間である。残寿命時間tb1は、以下の式13により算出される。ここで、バックライト温度がT1である場合の目標寿命時間は、前述したように、L1である。
tb1=L1−(tm11+tm12) …(式13)
式13において、tm11+tm12、すなわち、図3のtm10は、バックライト8の累積点灯時間taである。なお、目標残寿命時間は、前述の式6により算出される。また、点P2に対応する時刻において、前述のライト制御処理Aが行われる。
ライト制御処理Aでは、前述と同様に、残寿命補正係数生成部12が、残寿命補正係数JHKを算出し、当該残寿命補正係数JHKを、バックライト制御部17へ送信する。
バックライト制御部17は、前述と同様に、残寿命補正係数JHKを用いて、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御する。なお、詳細な処理は、前述の処理と同様なので省略する。
なお、上記処理では、点P2の1点において、ライト制御処理Aが行われるとしたがこれに限定されない。ライト制御処理Aは、例えば、所定時間経過毎に、複数回行われてもよい。また、ライト制御処理Aは、非定期的に、複数回行われてもよい。
また、上記の処理では、バックライト温度が定格温度より高い温度である状態において、バックライト8が制御されることにより、残寿命時間が短くなった場合の処理について説明した。
なお、ライト制御処理Aは、バックライト温度が定格温度より低い温度である状態において、バックライト8が制御されることにより、残寿命時間が長くなった場合においても適用可能である。この場合、ライト制御処理Aでは、バックライト8の出射光の輝度を向上させた状態、すなわち、バックライト温度が定格温度より高い温度である状態で、バックライト8が制御される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、残寿命時間算出部11は、バックライト8の温度とバックライト8の累積点灯時間とに基づいて、バックライト8の残りの寿命時間である残寿命時間を算出する。バックライト制御部17は、残寿命時間と、目標残寿命時間とに基づいて、バックライト8を制御する。
これにより、バックライトの残寿命時間を考慮したバックライトの制御を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、バックライト制御部17は、バックライトの温度により得られた残寿命補正係数JHKを使用して、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御する。これにより、バックライトの残寿命時間の延ばすことができる。
また、本実施の形態によれば、バックライト8の特性を考慮して、バックライト8の出射光の輝度を制御する。
以上により、本実施の形態によれば、バックライト8の著しい性能劣化を抑えることが可能となる。また、目標とする残寿命時間を得ることが出来る。
なお、関連技術Aは、映像表示性能、動画ボケ改善を目的とした制御である。そのため、関連技術Aでは、バックライトの性能劣化、すなわち、経時的なバックライトの輝度低下を考慮した技術ではない。したがって、関連技術Aでは、バックライトの経時的な性能劣化を低減させることはできないという問題がある。
一方、本実施の形態は上記のように構成されるため、上記の問題を解決することができる。
<実施の形態2>
図5は、本発明の実施の形態2に係る映像表示装置100Aの構成を示すブロック図である。図5を参照して、映像表示装置100Aは、映像表示装置100と比較して、照度検出部15と照度補正係数生成部16とをさらに備える点が異なる。映像表示装置100Aのそれ以外の構成は、映像表示装置100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
以下においては、映像表示装置100Aの周辺の照度を、周辺照度SDともいう。周辺照度SDは、例えば、映像表示装置100Aの筐体(図示せず)に照射される光の照度である。
照度検出部15は、照度を検出するセンサである。照度検出部15は、周辺照度SDを随時検出する。照度検出部15は、周辺照度SDを、随時、照度補正係数生成部16へ送信する。
なお、本実施の形態の残寿命補正係数生成部12は、実施の形態1と比較して、残寿命補正係数JHKの代わりに残寿命補正係数JHKAを算出する。残寿命補正係数JHKAは、残寿命補正係数JHKの有する特徴に対し、さらに、周辺照度SDを考慮した係数である。
残寿命補正係数生成部12は、周辺照度SDを受信する毎に、当該周辺照度SDに基づいた照度補正係数SHKを生成する。残寿命補正係数生成部12は、随時、生成した照度補正係数SHKをバックライト制御部17および残寿命補正係数生成部12へ送信する。照度補正係数SHKの値は、基準照度BSDを考慮して設定される。基準照度BSDは、例えば、照明により照らされる部屋の一般的な照度である。
周辺照度SDの値が、基準照度BSDの値と同じ場合、照度補正係数SHKは1である。照度補正係数SHKは、周辺照度SDの値が小さい程、小さい値に設定される。例えば、周辺照度SDの値が基準照度BSDの0.8倍の値である場合、照度補正係数SHKは、1×0.8=0.8に設定される。
また、照度補正係数SHKは、周辺照度SDの値が大きい程、大きい値に設定される。例えば、周辺照度SDの値が基準照度BSDの1.2倍の値である場合、照度補正係数SHKは、1×1.2=1.2に設定される。
本実施の形態では、バックライト制御部17は、実施の形態1と同様、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御する。バックライト制御部17は、詳細は後述するが、残寿命時間と、目標残寿命時間と、周辺照度SDとに基づいて、バックライト8を制御する。
なお、バックライト制御部17は、上記の性質を有する照度補正係数SHKを利用する。そのため、バックライト制御部17は、周辺照度SDが小さい程、バックライト8の出射光の輝度が小さくなるように、バックライト8を制御する。また、バックライト制御部17は、周辺照度SDが大きい程、バックライト8の出射光の輝度が大きくなるように、バックライト8を制御する。
以下、実施の形態1と異なる点について主に説明する。バックライト制御部17は、随時、制御信号CSGのデューティ比を、最新の制御係数K11に設定する。制御係数K11は、バックライト設定値BLKと、補正係数HKと、残寿命補正係数JHKAと、照度補正係数SHKとを用いて算出される。
制御係数K11は、以下の式14、式15を利用して、バックライト制御部17により算出される。
K11=K2×JHKA …(式14)
K2=K0×SHK …(式15)
式14において、K2は、制御係数である。式15のK0は、BLK×HKで得られる値である。
制御係数K11は、バックライト制御部17が受信する補正係数HKの値が変化する毎に、最新の補正係数HKを用いて算出される。また、制御係数K11は、バックライト制御部17が受信する照度補正係数SHKの値が変化する毎に、最新の照度補正係数SHKを用いて算出される。また、制御係数K11は、バックライト制御部17が受信する残寿命補正係数JHKAの値が変化する毎に、最新の残寿命補正係数JHKAを用いて算出される。なお、残寿命補正係数JHKAの初期値は、1である。
また、残寿命補正係数生成部12は、バックライト設定値BLKと、補正係数HKと、照度補正係数SHKとを用いて、式15により、制御係数K2を随時算出している。また、残寿命補正係数生成部12は、制御係数K2の値が変化してない時間(以下、累積時間Ktmaともいう)を随時算出する機能を有する。
次に、本実施の形態におけるバックライト8の制御のための処理(以下、ライト制御処理A1ともいう)について説明する。具体的には、条件A1におけるライト制御処理A1について説明する。ここで、一例として、ライト制御処理A1は、時刻t0から、時間tm11だけ経過した時刻に行われるとする。
条件A1は、実施の形態1と同様、目標寿命時間=1000時間、定格値D1=0.5という条件である。また、条件A1は、時間tm11にわたって、SHK=1.2であるという条件である。すなわち、映像表示装置100Aは、基準照度BSDより大きい照度の環境に設置されているとする。
また、条件A1は、時間tm11にわたって、K2=0.6、JKHA=1であるという条件である。すなわち、時間tm11にわたって、制御信号CSGのデューティ比(0.6)は、定格値D1より大きい値である。つまり、時間tm11にわたって、バックライト温度が定格温度より高い温度である状態において、バックライト8が制御される。そのため、残寿命時間は、当初の値より短くなっている。また、前述のように、時間tm11にわたって、K2=0.6であるため、累積時間Ktma=tm11である。
また、条件A1は、実施の形態1と同様、時間tm11にわたって、HK=1であるという条件である。すなわち、時間tm11にわたって、例えば、映像の平均輝度レベル等は、一定であるとする。
また、条件A1は、実施の形態1と同様、時間tm11にわたって、バックライト温度がT2である状態でバックライト8が点灯するという状態である。なお、前述したように、バックライト温度がT2で駆動されているバックライト8の目標寿命時間は、L2である。前述の条件よりL2=1000である。また、条件A1は、実施の形態1と同様、累積点灯時間taが時間tm11であるという条件である。また、時間tm11は100時間であるとする。
次に、ライト制御処理A1について説明する。以下においては、ライト制御処理Aと異なる点を主に説明する。
まず、残寿命時間算出部11は、ライト制御処理Aと同様な処理により、残寿命時間tbn(900)を算出し、当該残寿命時間tbnを、残寿命補正係数生成部12へ送信する。
残寿命補正係数生成部12は、ライト制御処理Aと同様な処理により、寿命値JD(2000)、寿命影響値JE(83)、および、残寿命影響値NJE(1917)を算出する。
以下においては、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるようにするための制御係数K2を、補正制御係数K02ともいう。補正制御係数K02は、制御係数K11として、バックライト制御部17により使用される係数である。
次に、残寿命補正係数生成部12は、補正制御係数K02を、(目標寿命時間−累積点灯時間ta)/K02=NJEを変形した以下の式16により、算出する。
K02=(目標寿命時間−累積点灯時間ta)/NJE …(式16)
なお、補正制御係数K02は、上記の各値を式16に代入することにより、(1000−100)/1917=0.47である。すなわち、K02(0.47)を、K11として用いて制御信号CSGが生成されれば、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8が制御されることになる。
そこで、残寿命補正係数生成部12は、式14のK11をK02に置き換えた以下の式17により、残寿命補正係数JHKAを算出する。
JHKA=K02/K2 …(式17)
式17より、残寿命補正係数JHKAは、0.47/0.6=0.78である。なお、残寿命補正係数JHKAは、バックライト温度を定格温度より下げるための係数でもある。
そして、残寿命補正係数生成部12は、算出した残寿命補正係数JHKA(0.78)を、バックライト制御部17へ送信する。
バックライト制御部17は、受信した残寿命補正係数JHKAと、K2(0.6)と、式14とにより、新たな制御係数K11(0.6×0.78=0.47)を算出する。そして、バックライト制御部17は、バックライト8へ送信され続けている制御信号CSGのデューティ比を、新たな制御係数K11(0.47)に設定する。
なお、制御信号CSGのデューティ比に設定される値は、新たな制御係数K11(0.47)未満の値であって、かつ、0より大きい値であってもよい。この場合、残寿命時間は、目標残寿命時間より大きくなる。
上記のバックライト制御部17の制御により、バックライト8の出射輝度および温度は低下し、残寿命時間が目標残寿命時間以上となる。
なお、残寿命補正係数JHKAは、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるようにするための制御係数K2を用いて算出された値である。ここで、制御係数K2は、式15に示すように、周辺照度SDに対応する照度補正係数SHKに基づく値である。すなわち、残寿命補正係数JHKAは、残寿命時間と、目標残寿命時間と、周辺照度SDとに基づく値である。
なお、バックライト制御部17は、残寿命補正係数JHKAを用いて算出した制御係数K1を用いて、バックライト8へ送信され続けている制御信号CSGのデューティ比を制御する。すなわち、バックライト制御部17は、残寿命時間と、目標残寿命時間と、周辺照度SDとに基づいて、バックライト8を制御する。具体的には、バックライト制御部17は、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御する。以上のようにして、ライト制御処理A1は行われる。
なお、ライト制御処理A1では、映像の平均輝度レベル等が一定である場合の処理について説明したが、ライト制御処理A1は、平均輝度レベル等が随時変化する場合においても適用可能である。この場合、例えば、所定時間において変化する平均輝度レベルの平均値を用いて、残寿命補正係数JHKAが算出される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、周辺照度を考慮した構成においても、バックライト制御部17は、残寿命時間が目標残寿命時間以上となるように、バックライト8を制御することができる。
なお、周辺照度を用いた本実施の形態では、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
(その他の変形例)
以上、本発明に係る映像表示装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これら実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、当業者が思いつく変形を本実施の形態に施したものも、本発明に含まれる。つまり、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
また、映像表示装置100または映像表示装置100Aは、図1または図5に示される全ての構成要素を含まなくてもよい。すなわち、映像表示装置100または映像表示装置100Aは、本発明の効果を実現できる最小限の構成要素のみを含めばよい。
また、本発明は、映像表示装置100または映像表示装置100Aが備える特徴的な構成部の動作をステップとするバックライト制御方法として実現してもよい。また、本発明は、当該バックライト制御方法に含まれる各ステップをコンピュータが実行してもよい。また、本発明は、そのようなバックライト制御方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現されてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して配信されてもよい。
上記実施の形態で用いた全ての数値は、本発明を具体的に説明するための一例の数値である。すなわち、本発明は、上記実施の形態で用いた各数値に制限されない。
また、本発明に係るバックライト制御方法は、ライト制御処理Aまたはライト制御処理A1に相当する。バックライト制御方法における各処理の実行される順序は、本発明を具体的に説明するための一例であり、上記以外の順序であってもよい。また、バックライト制御方法における処理の一部と、他の処理とは、互いに独立して並列に実行されてもよい。なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
例えば、バックライト制御部17は、制御係数を利用してバックライト8を制御する構成としたがこれに限定されない。バックライト制御部17は、例えば、残寿命時間を利用してバックライト8を制御してもよい。
また、制御信号CSGのデューティ比を変化せることにより、バックライト8を制御する構成としたがこれに限定されない。例えば、バックライト8に供給される電力を変化させることにより、バックライト8を制御してもよい。
8 バックライト、10 温度検出部、15 照度検出部、17 バックライト制御部、11 残寿命時間算出部、100,100A 映像表示装置。

Claims (3)

  1. バックライトが出射する光である出射光を利用して映像を表示する映像表示装置であって、
    前記出射光の輝度を制御するために前記バックライトを制御するバックライト制御部と、
    前記バックライトの温度を検出する温度検出部と、
    前記バックライトの温度と該バックライトの累積点灯時間とに基づいて、該バックライトの残りの寿命時間である残寿命時間を算出する算出部と、を備え、
    前記バックライト制御部は、前記残寿命時間と、前記バックライトの使用の継続のために目標となる目標残寿命時間とに基づいて、前記バックライトを制御する
    映像表示装置。
  2. 前記目標残寿命時間は、予め規定された前記バックライトの寿命時間から前記累積点灯時間を減算することにより得られる時間であり、
    前記バックライト制御部は、前記残寿命時間が前記目標残寿命時間以上となるように、前記バックライトを制御する
    請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記映像表示装置は、さらに、
    前記映像表示装置の周辺の照度である周辺照度を検出する照度検出部を備え、
    前記バックライト制御部は、さらに、前記周辺照度に基づいて、前記バックライトを制御する
    請求項1または2に記載の映像表示装置。
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