JP2015199528A - コンテナ、保冷保温容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立て作業および分解作業を容易に行うことができ、かつ内部温度を良好に維持することができる保冷保温容器、およびそれを備えたコンテナを提供する。
【解決手段】輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えた、コンテナであって、保冷保温容器が、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を備え、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されており、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する、コンテナである。
【選択図】図1a
【解決手段】輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えた、コンテナであって、保冷保温容器が、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を備え、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されており、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する、コンテナである。
【選択図】図1a
Description
本発明は、輸送容器とその輸送容器内に収納された保冷保温容器とを備えたコンテナ、および真空断熱材を含む断熱性部材を有する保冷保温容器に関する。
近年、地球温暖化が深刻な問題となっている。これに伴い、航空機、鉄道、トラック等による物流分野においても他の分野と同様に省エネルギー化が推進されている。そのため、物流分野で用いられるコンテナでは、その重量を軽くする軽量化やその内部スペースを拡張する省スペース化は、極めて重要な課題である。
ところが、物流分野では、新鮮な商品を鮮度を保った状態で輸送することが要求される場合がある。そのような場合には、保冷保温容器を内部に収納した輸送容器がコンテナとして使用されている。一般に、保冷保温容器は、そのパネルが断熱性部材を有することによって、容器内外の熱の移動を抑制しており、従来の保冷保温容器では、単位厚み当りの断熱性能が低い発泡断熱材を用いていた。発泡断熱材を用いたパネルでは、所望の保冷保温機能を確保するには、その厚みを厚くする必要があり、軽量化や省スペース化の試みには限界があった。
そこで、最近、真空断熱材をパネルに用いた保冷保温容器が提案されている。真空断熱材は、単位厚み当りの断熱性能が発泡断熱材よりも大幅に高いので、所望の保冷保温機能を確保しつつ、保冷保温容器の軽量化や省スペース化を図ることができる。
特許文献1には、前面パネルおよび天面パネルと組み合わせて直方体状の密閉容器を形成する筐体パネルを有し、筐体パネルの内部に真空断熱材を設けたものが記載されている。
また、特許文献2および特許文献3には、真空断熱材を有する4つの壁面からなる筒状の壁体と、壁体の一端縁部に嵌合する蓋体と、壁体の他端縁部に嵌合する基台とを有し、壁体と蓋体と基台とが互いに分離可能となっているものが記載されている。さらに、特許文献2および特許文献3には、壁体のうち一対の対向する壁面がそれぞれ谷折りに折り畳み可能となっていることが記載されている。
ところで特許文献1乃至特許文献3に記載のものは、いずれも真空断熱材を含む容器であって、一定の断熱性能を実現できる。
しかしながら、これらの容器はいずれもコンテナで用いるには適していない。すなわち、内部温度管理が要求されない貨物を輸送する場合には、保冷保温容器が組み立てられた状態で輸送容器内に収納されていると、貨物の出し入れの邪魔になったり、積載効率を阻害したりするおそれがある。そのため、コンテナで用いられる保冷保温容器は、必要に応じて組み立てと分解が可能であることが重要である。それによって、内部温度管理が要求される貨物を輸送する場合には、保冷保温容器を組み立てた状態で輸送容器内に収納し、一方、内部温度管理が要求されない貨物を輸送する場合には、保冷保温容器を分解した状態で輸送容器内に収納することができる。
さらに、コンテナで用いられる保冷保温容器では、コスト削減も重要であるため、組み立て作業や分解作業を行うにあたっては、作業性が良好で、かつ広大な作業場がいらないことが重要である。例えば、で一人二人程度の少人数で組み立て作業や分解作業の大部分を輸送容器内で行うことができれば、容易であると言える。しかし、コンテナは、一般的に各辺の長さが1m以上である大型容器であるため、従来の発泡断熱材を用いたパネルでは、その重量が重くなってしまい、組み立てと分解とが可能である保冷保温容器には適していない。また、従来の真空断熱材をパネルに用いた保冷保温容器では、コンテナで用いるために、組み立てと分解とを可能とし、かつそれらの作業を容易とすることについて、考慮されていない。
特許文献1においては、筐体パネルが、後面パネル部と右側面パネル部と左側面パネル部と底面パネル部とから構成されているが、これらの各パネル部の接続部は気密性を保つために溶接されている。そのため、筐体パネルを折り畳むことは不可能であり、不使用時であっても相当の広さの保管スペースが必要になるという問題がある。
また、特許文献2および特許文献3においては、箱体の寸法に関する具体的な記載がなく、また、構造上、壁体を立たせた状態では開閉が天面に限定される。折り畳まれた状態の壁体を筒状に広げるためには、作業者が壁体の内側に入って谷折りにされた壁面を外側に押しやる必要があるが、仮に各辺の長さが1m以上に大型化される場合、壁体を立たせた状態では開閉が天面に限定されることから作業者が壁体の内側に入ることが困難である。また、壁体を寝かせた状態では作業者が壁体の内側に入ることが可能であるものの、筒状に広げられた壁体を立たせる作業には過大な労力を要するとともに、周囲に十分な作業スペースが必要になるという問題がある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができ、かつ内部温度を良好に維持することができる保冷保温容器、およびそれを備えたコンテナを提供することにある。
本発明は、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えた、コンテナであって、保冷保温容器が、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を備え、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されており、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する、コンテナである。
また、本発明は、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えた、コンテナであって、保冷保温容器が、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を備え、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載可能となっており、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱板性部材を有する、コンテナである。
また、本発明は、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えた、コンテナの組み立て方法であって、互いに分離された、天面パネルと、、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルであって、真空断熱材を含む断熱性部材を有する側面パネルと、底面パネルと、を準備するステップと、輸送容器内で、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルと、を連結することによって、保冷保温容器を組み立てるステップと、を備える、コンテナの組み立て方法である。
また、本発明は、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えた、コンテナの輸送方法であって、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルであって、真空断熱材を含む断熱性部材を有する側面パネルと、底面パネルと、を有する保冷保温容器を使用して、かつ、保冷保温容器の天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されている、第一の輸送路と、保冷保温容器の天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載されている、第二の輸送路と、を備える、コンテナの輸送方法である。
また、本発明は、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を備え、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されており、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する、保冷保温容器である。
本発明によれば、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができ、かつ内部温度を良好に維持することができる。
本発明の実施の形態のコンテナは、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えている。保冷保温容器は、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルと、を備えており、側面パネルは、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて構成されている。天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに分離可能に連結されている。そして、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する。
上記の実施の形態のコンテナによれば、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに分離可能に連結されているので、不要な場合には分解することができる。そして、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有するので、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができ、また、保冷保温機能の高性能化を図ることができる。
また、別の実施の形態のコンテナは、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えている。保冷保温容器は、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルと、を備えており、側面パネルは、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されている。天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載されている。そして、側面パネルには、真空断熱材を含む断熱性部材を有する。
上記の別の実施の形態のコンテナによれば、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載されているので、その時点では使っていない保冷保温容器の保管スペースを小さくすることができるが、必要な場合に直ちに組み立てて、保冷保温容器に貨物を入れることができる。そして、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有するので、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。
また、実施の形態における、コンテナの組み立て方法は、まず、第一のステップとして、互いに分離された、天面パネルと、真空断熱材を含む断熱性部材を有する側面パネルと、底面パネルと、を準備する。次に、第二のステップとして、輸送容器内において、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を連結することによって、保冷保温容器を組み立てる。このようにして、輸送容器と輸送容器内に収納された保冷保温容器とを備えたコンテナを組み立てることができる。
上記の実施の形態のコンテナの組み立て方法によれば、輸送容器内で組み立て作業の大部分を行っているので、広大な作業場が不要である。そして、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有するので、組み立て作業および分解作業を少人数で容易に行うことができる。
また、実施の形態における、輸送容器と輸送容器内に収納された保冷保温容器とを備えたコンテナの輸送方法は、次の通りである。保冷保温容器としては、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を備え、かつ側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する容器を使用する。そして、第一の輸送路として、保冷保温容器の天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されている、という輸送路と、第二の輸送路として、保冷保温容器の天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載されている、という輸送路と、を備えている。
上記の実施の形態のコンテナの使用方法によれば、内部温度管理が要求される貨物を輸送する第一の輸送路では、保冷保温容器を組み立てた状態で輸送容器内に収納し、一方、内部温度管理が要求されない貨物を輸送する第二の輸送路では、保冷保温容器を分解した状態で輸送容器内に収納することができる。これによって、貨物の出入効率や積載効率の最適化を図ることができる。
また、実施の形態の保冷保温容器は、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルと、を備えており、側面パネルは、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されている。天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載されている。そして、側面パネルには、真空断熱材を含む断熱性部材を有する。
上記の実施の形態の保冷保温容器によれば、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに分離可能に連結されているので、不要な場合には分解することができる。そして、側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有するので、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができ、また、保冷保温機能の高性能化を図ることができる。したがって、輸送容器内に収納されて、コンテナとして用いる用途に特に適している。
上記の実施の保冷保温容器では、側面パネルが、連結部とは異なる部位に存在する分離部を介して分離可能であることが好ましい。側面パネルを複数の部品に分離できるので、軽量化小型化して、組み立て作業および分解作業をより容易に行うことができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、分離部が、正面パネルに設けられており、分離部を介して正面パネルが開閉可能であることが好ましい。組み立てた状態の保冷保温容器で、扉として利用することができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、分離部が、左面パネル、奥面パネル、または右面パネルに設けられていることが好ましい。組み立てた状態の保冷保温容器で、分離部が開かないように、輸送容器の内壁で支持することが可能である。このとき、例えば、面ファスナや留め金などを用いることによって、分離部が設けられたパネルと輸送容器の内壁とに取り外し可能に固定する固定部を設けることができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、分離部が、奥面パネルに設けられていることが好ましい。特に、正面パネルと奥面パネルとの両方に分離部を設けることによって、分離された側面パネルの部品の大きさをそろえることができ、保管スペースの効率が向上する。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、分離部が、パネルの中央付近に設けられていることが好ましい。分離された側面パネルの部品の大きさをそろえることができる。なお、中央付近とは、パネルの全幅を3分割したときに、両端部分に挟まれた真ん中の部分を意味する。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、分離部が設けられていない側面パネルが、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折り曲げ可能とすることが好ましい。側面パネルを折り畳めるので、軽量化小型化して、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。さらに、折曲部が、パネルの中央付近に設けられていることが好ましい。折り畳まれた側面パネルの大きさを概ねそろえることができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、分離部または折曲部が設けられている側面パネルにて、真空断熱材を含む断熱性部材が、分離部または折曲部を境界として分割して配置されていることが好ましい。真空断熱材の破損を防ぐことができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、天面パネルおよび/または底面パネルが、折曲部を介して折り曲げ可能であることが好ましい。天面パネルおよび/または底面パネルを折り畳めるので、軽量化小型化して、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。さらに、折曲部が、天面パネルおよび/または底面パネルの中央付近に設けられていることが好ましい。折り畳まれた天面パネルおよび/または底面パネルの大きさを概ねそろえることができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、側面パネルが、連結部を介して分離可能であることが好ましい。真空断熱材を含む断熱性部材をパネル全体に配置することが可能になる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、側面パネルが、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折り曲げ可能であることが好ましい。側面パネルを折り畳めるので、軽量化小型化して、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、天面パネルおよび/または底面パネルが、折曲部を介して折り曲げ可能であることが好ましい。天面パネルおよび/または底面パネルを折り畳めるので、軽量化小型化して、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、天面パネルと側面パネルとが連結している部分、および/または、底面パネルと側面パネルとが連結している部分、を覆う、可とう性シートを容器内に有することが好ましい。熱のこの部分を通る移動を妨げて、断熱性能を向上させることができる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、正面パネルと左面パネルとの連結部、および/または、正面パネルと右面パネルとの連結部、に正面パネルが折り曲がらないように一時的に固定する仮固定部材を有することが好ましい。容器内に貨物を出し入れする際に、正面パネルを仮固定しておくことで、作業が容易になる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、側面パネルに一端が固定されかつ天面パネルに他端が固定された、収納部を容器内に有することが好ましい。天面パネルと側面パネルとの連結を強化して熱が移動し難くすることができる。また、収納部に保冷材または保温材を入れることで、熱の移動が起こりやすい天面パネルと側面パネルを連結している部分の保冷保温を強化することができる。さらに、収納部の他端と天面パネルとの固定部は、取り外し可能にすることが好ましい。天面パネルに過剰な重量をかけることなく、保冷材または保温材を収納させた収納部の取り付けおよび保持が可能となる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、天面パネルに下方に引っ張ることが可能な取っ手を有することが好ましい。取っ手を下方に引っ張ることで、天面パネルと側面パネルをより密着させることができ、熱が移動し難くすることができる。特に、輸送容器内で保冷保温容器を組み立てる場合や保冷保温容器が大型の場合に、外側から天面パネルを側面パネルを押し付けて密着させることが困難であるため、取っ手を設けることは極めて有用である。さらに、天面パネルの取っ手にバックルを用い、側面パネルにベルトを配置することがより好ましい。天面パネルと側面パネルとの密着を保持することが可能となる。
上記の実施の形態の保冷保温容器では、天面パネル、底面パネル、および側面パネルに、それぞれが区別可能な目印を付すことが好ましい。目印としては、文字、数字、記号、色などを用いることができる。例えば、「○○パネル」の名称、1,2,3などの通し番号、○×△などの異なる記号をパネルの表面に表示したり、パネルの表面の色をそれぞれ変えることが挙げられる。これによって、組み立て作業を行う作業者の作業効率が向上する。また、分解した保冷保温箱を組み立て易いような状態や順番で保管することができる。さらに、側面パネルが分離部を介して分離可能である場合には、天面パネル、底面パネル、および分離された側面パネルどうしをそれぞれ区別可能な目印を付すことがより好ましい。このような場合には、組み立て時に部品数が増え、また、部品毎の形状が似てくるので、作業者がより迷いやすくなるためである。特に、側面パネルが、後述するM字状体に分割される場合、一見では左右の区別が困難であるため、好ましい。
また、その他の実施の形態として、真空断熱材を含有する部品に目印を付すことで、作業者へ取り扱いの注意を示すことも好ましい。あるいは、各種パネルどうしを連結させる場合に、作業者が連結させるパネルの端面どうしを認識可能な目印をパネルの連結部に近い側の端部に付すことも好ましい。例えば、矢印による表示が挙げられる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について具体例を説明する。
図1aは、本発明の一実施の形態によるコンテナを示す斜視図である。図1bは、図1aのコンテナにおいて、保冷保温容器が分解されて積載されている状態を示す斜視図である。図1cは、図1aのコンテナの保冷保温容器(本発明の一実施の形態による保冷保温容器)を拡大して示す斜視図である。図2は、図1cの保冷保温容器の内部平面図である。図3は、図1cの保冷保温容器の内部正面図である。
本実施の形態による保冷保温容器10は、例えば輸送容器2(図1cでは不図示)の保温性または保冷性を向上させる用途に用いることができる。すなわち、保冷保温容器10の各辺の長さは輸送容器2(図1cでは図示せず)の内部空間の各辺の長さに対応するように設計されている。分解された状態の保冷保温容器10は、輸送容器2内で組み立てられた後、その内部に保冷あるいは保温すべき貨物が収納され、輸送容器2とともにコンテナ1として輸送される。また、不使用時には、保冷保温容器10は、輸送容器2内において分解されて折り畳まれた後、輸送容器2内で保管される。なお、分解された状態の保冷保温容器10は、それを収納してる輸送容器2に常に収納される必要はなく、それを収納している輸送容器2とは異なる他の輸送容器2に、その他の輸送容器が収納している分解された状態の保冷保温容器10と一緒にまとめて収納されてもよい。それによって、各コンテナ1の積載効率を向上させることができ、効率的な輸送が可能になる。
図1c、図2、および図3に示すように、本実施の形態による保冷保温容器10は、天面パネル11と、正面パネル12、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15(下記では、これらのパネル12、13、14、15の共通名称として「側面用パネル」と言う場合がある。)と、底面パネル16と、を備えている。
このうち側面用パネル12、13、14、15は、図2に示すように、連結部31を介して互いに折り曲げ可能に連結されることによって、側面パネル17を構成している。また、図1cに示すように、正面パネル12は、中央付近に設けられた分離部33を介して開閉可能となっている。
図5は、図3の保冷保温容器10において符号Aが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。図6は、図3の保冷保温容器10において符号Bが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。
図5に示すように、本実施の形態では、天面パネル11は、天井部と、天井部の底面に積層され天井部より各辺が小さい嵌合部と、からなる2層構造を有しており、天井部の底面が左面パネル13の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部の端面が左面パネル13の上端部の内面に当接されている。図示されていないが、同様に、天井部の別の底面が奥面パネル14の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部の別の端面が奥面パネル14の上端部の内面に当接されており、天井部のさらに別の底面が右面パネル15の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部のさらに別の端面が右面パネル15の上端部の内面に当接されている。なお、本明細書において「内面」とは、保冷保温容器10の内側を向く面を意味し、「外面」とは、保冷保温容器10の外側を向く面を意味する。
また、図6に示すように、底面パネル16の端面は左面パネル13の下端部の内面に当接されている。図示されていないが、同様に、底面パネル16の別の端面は奥面パネル14の下端部の内面に当接されており、底面パネル16のさらに別の端面は右面パネル15の下端部の内面に当接されている。
図1c、図2、および図3に示すように、本実施の形態では、天面パネル11、正面パネル12、左面パネル13、奥面パネル14、右面パネル15、および底面パネル16は、それぞれ、一対の部分パネル11a、11b、部分パネル12a、12b、部分パネル13a、13b、部分パネル14a、14b、部分パネル15a、15b、および部分パネル16a、16bを有している。
このうち、正面パネル12の一対の部分パネル12a、12bは、分離可能となっており、保冷保温容器10の両開き扉を構成するようになっている。
また、各側面用パネル12、13、14、15は、その全高方向に延びる連結部31の折曲線を介して折曲可能となるように互いに連結されており、細長状に延びる側面パネル17を構成している。
図4に示すように、本実施の形態による保冷保温容器10では、天面パネル11と、側面パネル17と、底面パネル16とは互いに分離可能となっている。
また、図4に示すように、側面パネル17は、2つのM字状体17a、17bを有している。より詳しくは、正面パネル12と奥面パネル14の中央付近にはそれぞれ分離部33が設けられており、左面パネル13と右面パネル15の中央付近にはそれぞれ折曲部32が設けられている。それによって、正面パネル12の一方の部分パネル12aと、左面パネル13の一対の部分パネル13a、13bと、奥面パネル14の一方の部分パネル14aとは一体に構成されていて、後述のようにM字状に折り畳み可能な1つのM字状体17aを構成している(図10(a)参照)。同様に、正面パネル12の他方の部分パネル12bと、右面パネル15の一対の部分パネル15a、15bと、奥面パネル14の他方の部分パネル14bとは一体に構成されていて、後述のようにM字状に折り畳み可能なもう1つのM字状体17bを構成している(図10(b)参照)。各M字状体17a、17bは、それぞれ、M字状に折り畳まれた状態で自立可能である。
図4に示すように、2つのM字状体17a、17bは、適宜の連結手段、例えば面ファスナにより互いに連結されるようになっている。なお、点ファスナ、線ファスナ、留め金、ねじなどを用いることもできる。より詳しくは、一方のM字状体17aの一端部の内面には、全高方向に延びる雌型面ファスナ54が取り付けられており、その外面には、上下2箇所に雄型面ファスナ付フラップ55が取り付けられている。また、他方のM字状体17bの一端部の内面には、全高方向に延びる雄型面ファスナ付フラップ53が取り付けられており、その外面には、上下2箇所に雌型面ファスナ(不図示)が取り付けられている。そして、M字状体17a、17bの内面において雄型面ファスナ付フラップ55が雌型面ファスナ54に当接されるとともに、その外面において雄型面ファスナ付フラップ53が雌型面ファスナ(不図示)に当接されることで、2つのM字状体17a、17bは互いに連結されるようになっている。
さらに、天面パネル11は、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15に適宜の締結手段、例えば面ファスナにより連結されるようになっている。より詳しくは、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面には、それぞれ、左右2箇所に雌型面ファスナ52が取り付けられている。また、天面パネル11の嵌合部の3つの端面には、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の雌型面ファスナ52に対応するように雄型面ファスナ付フラップ51が取り付けられている。そして、各雄型面ファスナ付フラップ51が雌型面ファスナ52に当接されることで、天面パネル11は左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15に連結されるようになっている。
本実施の形態では、図4に示すように、各側面用パネル12、13、14、15の内面には、それぞれ、保冷材または保温材を収納するポケット状の収納部41が設けられている。このようなポケット状の収納部41は、必ずしも各側面用パネル12、13、14、15の内面に設ける必要は無く、天面パネル11の内面、あるいは底面パネル16の内面にポケット状の収納部41が設けられてもよい。なお、図4では、正面パネル12が重くなり開閉を妨げるおそれを防ぐために収納部41は設けられていないが、特段の問題が生じなければ、正面パネル12に収納部41を設けてもよい。
次に、天面パネル11および側面用パネル12、13、14、15の構造について詳しく説明する。
図5に示すように、天面パネル11および側面用パネル12、13、14、15は、いずれも、真空断熱材21を含む断熱性部材20と、この断熱性部材20を覆う断熱性の外装袋25と、を有する板状の外装袋付断熱性部材20Aからなっている。
本実施の形態では、天面パネル11は、一対の部分パネル11a、11bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有している。また、正面パネル12は、一対の部分パネル12a、12bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有しており、同様に、左面パネル13は、一対の部分パネル13a、13bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有し、奥面パネル14は、一対の部分パネル14a、14bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有し、右面パネル15は、一対の部分パネル15a、15bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有している。このとき、真空断熱材21は、部分パネルのそれぞれに配置されており、部分パネルどうしの間には配置されていない。そのため、部分パネルどうしの間で、天面パネル11や側面用パネル12、13、14、15が折り曲げられたり分離される場合であっても、真空断熱材が破損するおそれがない。真空断熱材では真空が破れた場合に、断熱性が急激に低下してしまうので、真空断熱材が破損しないようにパネルに配置することは重要である。
図7(a)は、断熱性部材20を示す斜視図である。図7(b)は、断熱性部材20と外装袋25とを有する外装袋付断熱性部材20Aを示す斜視図である。
外装袋25は、断熱性の柔軟な可撓性材料からなり、容易に折り曲げることができるものである。
一方、図7(a)に示すように、断熱性部材20は、少なくとも真空断熱材21と、真空断熱材21を両面から挟持する一対の追加断熱材22と、一方の追加断熱材22上に積層された保護材23と、を有している。
図9(a)および図9(b)は、真空断熱材を示す断面図である。
図9(a)および図9(b)に示すように、真空断熱材21は、繊維状、発泡状または粒状体の素材のうちのいずれか一つを少なくとも含む芯材21aと、この芯材21aを覆うとともにガスバリア性を有する外被材21bと、を有し、外被材21b内を減圧して真空状態とすることにより得られる断熱材である。この場合、図9(a)に示すように、外被材21b内のうち芯材21aの両端に空間が形成されるが、図9(b)に示すように、外被材21bのうち芯材21aの両端に空間を形成することなく、外被材21bを密着させてもよい。
図8に示すように、一対の部分パネル11a、11bに対応する一対の外装袋付断熱性部材20Aは、折曲部32を介して互いに接合されている。より詳しくは、天面パネル11の一方の外装袋付断熱性部材20Aの長手方向に延びる稜線部が、他方の外装袋付断熱性部材20Aの長手方向に延びる稜線部に当接された状態で、外装袋25同士が接合されて(例えば、外装袋25同士が縫合されて)折曲部32を構成している。これにより、一方の外装袋付断熱性部材20Aと他方の外装袋付断熱性部材20Aとは、長手方向に延びる折曲部32の折曲線を介して折り曲げ可能となっている。
本実施の形態では、図11(a)に示すように、天面パネル11の一対の部分パネル11a、11bは、内面の互いに隣接する稜線部において折曲部32により連結されており、内面同士が向かい合うような向きで折曲部32を介して折り曲げ可能となっている。
また、図10(a)に示すように、一方のM字状体17aにおいて、部分パネル12aと部分パネル13aとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により連結されている。また、部分パネル13aと部分パネル13bとは、外面の互いに隣接する稜線部において折曲部32により連結されている。また、部分パネル13bと部分パネル14aとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により連結されている。これにより、一方のM字状体17aは、平面視においてM字状をなすように折り畳み可能となっている。
また、図10(b)に示すように、他方のM字状体17bにおいて、部分パネル12bと部分パネル15aとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により接合されている。また、部分パネル15aと部分パネル15bとは、外面の互いに隣接する稜線部において折曲部32により連結されている。また、部分パネル15bと部分パネル14bとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により連結されている。これにより、他方のM字状体17bも、平面視においてM字状をなすように折り畳み可能となっている。
次に、保冷保温容器10の底面パネル16の構造について詳しく説明する。
図6に示すように、底面パネル16は、発泡断熱材26を含む底面用断熱性部材20’と、この底面用断熱性部材20’を覆う断熱性の外装袋25と、を有する外装袋付底面用断熱性部材20Bからなっている 。
本実施の形態では、底面パネル16は、一対の部分パネル16a、16bに対応して一対の外装袋付底面用断熱性部材20Bを有している。
外装袋付底面用断熱性部材20Bの外装袋25は、上述の外装袋付断熱性部材20Aの外装袋25と同じものであり、説明を省略する。
一方、底面用断熱性部材20’は、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
次に、各部の構成材料について説明する。
(断熱性部材20)
まず、断熱性部材20の材料について説明する。断熱性部材20は、上述のように、真空断熱材21と、一対の追加断熱材22と、保護材23と、を有している。
まず、断熱性部材20の材料について説明する。断熱性部材20は、上述のように、真空断熱材21と、一対の追加断熱材22と、保護材23と、を有している。
このうち、真空断熱材21は、芯材21aと、芯材21aを覆うガスバリア性の外被材21bとからなる。
また、追加断熱材22としては、一般的な発泡材料を用いることができる。具体的には、押し出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材等を挙げることができる。
また、保護材23は、以下のようなものである。すなわち、真空断熱材21は外傷等で亀裂やしわ、貫通が生じやすく、単独で用いると特に物流過程で損傷しやすく、いったん外装が破壊されると真空度が低下して十分な断熱性を維持できないおそれがある。そこで、本実施の形態では、追加断熱材22により真空断熱材21の表裏を被覆するとともに、保護材23により追加断熱材22の容器外側を被覆することで真空断熱材21を保護し、真空断熱材21の繰り返しの使用ができるようになっている。
保護材23としては、保護機能のある剛性を備えていれば特に限定されず、例えば合板、鋼板、発泡材、剛性樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等を用いても良いが、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できることから、特に、いわゆる養生材やプラダン(プラスチックダンボール)、あるいはその複合材を用いることが、特にコスト、重量的に好ましい。
断熱性部材20を形成する材料の熱伝導率としては、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されないが、例えば、100mW・m−1・K−1以下、なかでも50mW・m−1・K−1以下、特に35mW・m−1・K−1以下であることが好ましい。断熱性部材20の熱伝導率が大きいと、十分な断熱機能を発揮することが困難となるからである。
また、断熱性部材20を構成する材料の比熱としては、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されないが、例えば、0.5kJ・g−1・K−1〜2.0kJ・g−1・K−1程度であり、なかでも0.8kJ・g−1・K−1〜1.5kJ・g−1・K−1の範囲内、特に1.0kJ・g−1・K−1〜1.4kJ・g−1・K−1の範囲内であることが好ましい。
断熱性部材20の厚さとしては、所望の断熱性を有することができれば特に限定されず、様々の用途に応じて適宜選択することができるが、物流に関しては体積を低減するこが物流コスト上、好ましく、例えば、0.1mm〜100mmの範囲内、なかでも1mm〜80mmの範囲内、特に3mm〜50mmの範囲内であることが好ましい。
断熱性部材20の厚さが厚すぎる場合は、断熱性部材20が重くなり、保冷保温容器10全体が重くなって、保冷保温容器10の取り扱いが困難となる可能性がある。一方、断熱性部材20の厚さが薄すぎると十分な断熱性を発揮することが困難となる場合や、断熱性部材20の真空断熱材21が破損等し易くなる可能性がある。また、本実施の形態においては、上述した数値範囲内において、断熱性部材20の厚さは薄いことがより好ましい。
本実施の形態による保冷保温容器10においては、保護材23の厚みを薄くすれば、計量化できるだけでなく、真空断熱材21の断熱機能をより発揮することができ、保冷保温容器10の重量や寸法を抑制できる。また、断熱性部材20全体としての厚さを薄くして、軽量化やコンパクト化を示すことができる。この場合、本実施の形態による保冷保温容器10を軽量なものとすることができることで、組み立て作業、および分解作業における作業者の負担を低減することができる。
(外装袋25)
次に、外装袋25の材料について述べる。
次に、外装袋25の材料について述べる。
外装袋25は、断熱性をもつ柔軟な可撓性材料からなり、PET・アルミ箔・ポリエチレンフォーム等、あるいはPET・アルミ箔・ペフ等で袋化したものを用いることができる。外装袋25として軟質の袋体を用いることで、収納された断熱性部材20の擦過傷等を予防し、商品寿命を延長することができる。
(底面用断熱性部材20’)
次に、底面用断熱性部材20’の材料について述べる。底面用断熱性部材20’は、上述のように、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
次に、底面用断熱性部材20’の材料について述べる。底面用断熱性部材20’は、上述のように、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
発泡断熱材26としては、追加断熱材22と同様、一般的な発泡材料を用いることができる。具体的には、例えば、押し出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材等を挙げることができる。
底面用保護材27としては、保護材23と同様、保護機能のある剛性を備えていれば特に限定されず、例えば合板、鋼板、発泡材、剛性樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等を用いても良いが、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できることから、特に、いわゆる養生材やプラダン(プラスチックダンボール)、あるいはその複合材を用いることが、特にコスト、重量的に好ましい。
次に、図12(a)乃至図12(c)を参照して、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について、説明する。
まず、折り畳まれた状態の側面パネル17が、例えば航空輸送用のアルミ製のコンテナ(不図示)内に搬入される。本実施の形態では、少なくとも各側面用パネル12、13、14、15が真空断熱材を含んでいるため軽量であり、全高方向の長さが1m以上であっても、1人または少数の作業者により容易に搬入することができる。
ここでは、側面パネル17が2つのM字状体17a、17bに分離され、M字状に折り畳まれた状態のM字状体17a、17bが、コンテナ内に搬入される。側面パネル17が2つのM字状体17a、17bに分離されることで、1体あたりの重量が半減するため、搬入作業における作業者の負担が低減する。また、各M字状体17a、17bは、M字状に折り畳まれた状態で自立可能であるため、搬入時に倒れないように支える必要がなく、作業者の負担が一層低減する。
次に、図12(a)に示すように、輸送容器(図示しない)内において、一方のM字状体17aの谷折りに折り曲げられた折曲部32が外側に押しやられることで、左面パネル13が平面状に広げられる。また、他方のM字状体17bの谷折りに折り曲げられた折曲部32も外側に押しやられることで、右面パネル15が平面状に広げられる。そして、各左面パネル13、右面パネル15の内面に取り付けられた不図示の雌型面ファスナに対して折曲部32を跨ぐように雄型面ファスナ付フラップ56が当接されることで、各左面パネル13、右面パネル15の折曲部32が固定される。
また、一方のM字状体17aの一端部と他方のM字状体の一端部とが、上述のように面ファスナ53、54、55によって連結される。
次に、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開とされた状態で、平面状に広げられた状態の底面パネル16が、この部分パネル12a、12bを通って輸送容器(図示しない)内に搬入され、側面パネル17の端面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の下端部の内面に当接される。
次に、図12(b)に示すように、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開とされた状態で、平面状に広げられた状態の天面パネル11が、この部分パネル12a、12bを通って輸送容器(図示しない)内に搬入され、天面パネル11の天井部の底面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の端面に当接されるとともに、天面パネル11の嵌合部の端面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面に当接される。天面パネル11の嵌合部の端面と左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面とは、上述のように面ファスナ51、52によって連結される。
このようにして、図12(c)に示すように、輸送容器(図示しない)に収容され、組み立てられた保冷保温容器10が得られる。
次に、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開となり、この部分パネル12a、12bから保冷保温容器10の内部に貨物が収納される。その後、この部分パネル12a、12bが閉とされる。この時、一方の部分パネル12aの端部に全高方向に延びるように取付られた雌型面ファスナ58に、他方の部分パネル12bの端部に全高方向に延びるように取付られた雄型面ファスナ付フラップ57が当接されることで、2つの部分パネル12a、12bがロックされる。その後、保冷保温容器10は、輸送容器とともに輸送される。
次に、保冷保温容器10を使用しない場合、前述の工程が逆の順序で行われることにより、保冷保温容器10が天面パネル11、側面パネル17、および底面パネル16に分離される。また、側面パネル17は、2つのM字状体17a、17bに分離される。
そして、天面パネル11、2つのM字状体17a、17b、および底面パネル16は各々折り畳まれた状態で、輸送容器内に積み重ねて保管される。天面パネル11、2つのM字状体17a、17b、および底面パネル16は各々折り畳まれることで、作業者による搬出作業が容易になるとともに、保管スペースを縮小することができる。また、折り畳まれたM字状体17a、17bは、平面視においてM字状をなすため自立可能であり、立たせたまま保管することもできる。
以上のように本実施の形態によれば、少なくとも各側面用パネル12、13、14、15は真空断熱材21を含んでいるため軽量であり、かつ、作業者が開閉可能の正面パネル12から内側に入って作業することができるため、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、少なくとも各側面用パネル12、13、14、15には真空断熱材21が用いられているため、内部温度を良好に維持することができる。
また、本実施の形態によれば、天面パネル11、各側面用パネル12、13、14、15、および底面パネル16が各々折り畳み可能の一対の部分パネル11a、11b、部分パネル12a、12b、部分パネル13a、13b、部分パネル14a、14b、部分パネル15a、15b、および部分パネル16a、16bを有するため、天面パネル11、各側面用パネル12、13、14、15、底面パネル16をよりコンパクトに折り畳むことができる。これにより、不使用時における保管スペースを一層縮小できるとともに、作業者による持ち運びが容易となる。
また、本実施の形態によれば、開閉可能の正面パネル12は、中央付近で分離可能となる一対の部分パネル12a、12bを有するため、両開き扉を構成することができる。これにより、正面パネル12を開放する際に必要とされる前後方向(奥行方向)のスペースを縮小することができる。
また、本実施の形態によれば、左面パネル13、および右面パネル15が、その全高方向に延びる折曲部32を介して折り曲げ可能となる一対の部分パネル13a、13b、および分割パネル15a、15bを有するため、不使用時における保管スペースを一層縮小できる。
また、本実施の形態によれば、正面パネルおよび奥面パネル14が、その全高方向に延びる分離部33を介して分離可能となる一対の部分パネル12a、12b、および部分パネル14a、14bを有するため、側面パネル17が2つのM字状体17a、17bを有し、不使用時における保管スペースを一層縮小できる。
さらに、図13乃至図16を用いて、本実施の形態の好ましい変形例について説明する。図13(a)および図13(b)は、左面パネル13の下端部に設けられた可とう性シート61について説明するための図である。図14(a)乃至図14(b)は、正面パネル12と左面パネル13との連結部に設けられた仮固定部材62について説明するための図である。図15(a)および図15(b)は、左面パネル13に設けられた面ファスナ63付収納部41について説明するための図である。図16(a)および図16(b)は、左面パネル13に設けられた固定具付ベルト65について説明するための図である。
図13(a)に示すように、左面パネル13は、可とう性シート61を下端付近に有している。なお、可とう性シート61としては、ゴムシート、プラスチックシート、ダンボールなどを用いることができる。可とう性シート61は、上端が左面パネル13に固定されており、一方、下端は左面パネル13に固定されていない。このような可とう性シート61を有する左面パネル13を用いることで、左面パネル13と底面パネル16とが連結している状態では、図13(b)に示すように、可とう性シート61は、上端が左面パネル13に接しており、一方、下端は底面パネル16に接している状態になる。この状態では、可とう性シートが61は、左面パネル13と底面パネル16との連結している部分を覆っており、この部分で熱が移動することを妨げている。なお、図示しないが、可とう性シート61を有する底面パネル16を用いることも可能である。あるいは、左面パネル13に可とう性シート61を予め取り付けておかなくても、左面パネル13と底面パネル16とを連結させた後で、左面パネル13と底面パネル16とに接するように、可とう性シート61を別途取り付けることによって、図13(b)に示す状態にすることも可能である。
図14(a)に示すように、正面パネル12と左面パネル13との連結部は、その端面に、それぞれ仮固定部材61を有している。仮固定部材61としては、例えば面ファスナを用いている。図14(a)では、正面パネル12は容器内部に向かって半ば閉じた状態であるが、図14(b)に示すように、正面パネル12を左面パネル13と直列させることで、正面パネル12は容器内部を開放した状態になる。このとき、正面パネル12と左面パネル13との仮固定部材61どうしが密着することで、仮固定部材61は、正面パネルが左面パネル13との連結部で折り曲がらないように一時的に固定する。図14(a)(b)では、保冷保温容器10の外側に突起が生じないので、輸送容器2と保冷保温容器10との間に空隙が生じることを防ぐことができ、輸送容器2に収納される保冷保温容器10に適している。もっとも、図14(c)に示すように、正面パネル12を左面パネル13と直列させた状態で、一時的に固定することも可能である。
図15(a)に示すように、左面パネル13の上方には、左面パネル13に上方の一端が固定され、下端に雄型面ファスナ付フラップ63が取り付けられた、収納部41を有している。また、天面パネル11の左側方には、雌型面ファスナ64が取り付けられている。そして、図15(b)に示すように、収納部41の雄型面ファスナ付フラップ63と天面パネル11の雌型面ファスナ64とを当接することによって、収納部41の一端が左面パネル13に固定され、その他端が天面パネル11に取り外し可能に固定されている。なお、図示しないが、収納部41を上方の一端に固定した、天面パネル11を用いることも可能である。あるいは、左面パネル13に収納部41を予め取り付けておかなくても、例えば、左面パネル13の上方にも雌型面ファスナ64を取り付けておき、左面パネル13と天面パネル11とを連結させた後で、上端と下端の両方に雄型面ファスナ付フラップ63が取り付けられた収納部41を用いて、図15(b)に示す状態にすることも可能である。
図16(a)に示すように、左面パネル13の上方には、左面パネル13に上方の一端が固定され、他端に固定具を有するベルト65を有している。また、天面パネル11の左側方には、取っ手としてバックル66が取り付けられている。そして、図16(b)および図16(c)に示すように、左面パネル13のベルト65の他端側を天面パネル11のバックル66の輪の中を通す。このような状態で、ベルト65をバックル66の輪を梃子として使いながら引っ張ることで、バックル66が下方に引っ張られ、天面パネル11と左面パネル13がより密着するようになる。最後に、ベルト65の固定具を使って、ベルト65とバックル66とを固定することで、その密着状態を保持することができる。なお、組み立て時に密着を向上させる目的であれば、ベルト65は、左面パネル13に固定している必要や固定具を有している必要はない。また、輪、フック、摘みなどの公知の取っ手を用いてもよく、作業者が手で引っ張ることも可能である。
1 コンテナ
2 輸送容器
10 保冷保温容器
11 天面パネル
11a、11b 部分パネル
12 正面パネル
12a、12b 部分パネル
13 左面パネル
13a、13b 部分パネル
14 奥面パネル
14a、14b 部分パネル
15 右面パネル
15a、15b 部分パネル
16 底面パネル
16a、16b 部分パネル
17 側面パネル
17a、17b M字状体
20 断熱性部材
20’ 底面用断熱性部材
20A 外装袋付断熱性部材
20B 外装袋付底面用断熱性部材
21 真空断熱材
21a 芯材
21b 外被材
22 追加断熱材
23 保護材
25 外装袋
26 発泡断熱材
27 底面用保護材
31 連結部
32 折曲部
33 分離部
41 収納部
42 保冷材または保温材
51 雄型面ファスナ付フラップ
52 雌型面ファスナ
53 雄型面ファスナ付フラップ
54 雌型面ファスナ
55 雄型面ファスナ付フラップ
56 雄型面ファスナ付フラップ
57 雄型面ファスナ付フラップ
58 雌型面ファスナ
61 可とう性シート
62 仮固定部材
63 雄型面ファスナ付フラップ
64 雌型面ファスナ
65 ベルト
66 バックル(取っ手)
2 輸送容器
10 保冷保温容器
11 天面パネル
11a、11b 部分パネル
12 正面パネル
12a、12b 部分パネル
13 左面パネル
13a、13b 部分パネル
14 奥面パネル
14a、14b 部分パネル
15 右面パネル
15a、15b 部分パネル
16 底面パネル
16a、16b 部分パネル
17 側面パネル
17a、17b M字状体
20 断熱性部材
20’ 底面用断熱性部材
20A 外装袋付断熱性部材
20B 外装袋付底面用断熱性部材
21 真空断熱材
21a 芯材
21b 外被材
22 追加断熱材
23 保護材
25 外装袋
26 発泡断熱材
27 底面用保護材
31 連結部
32 折曲部
33 分離部
41 収納部
42 保冷材または保温材
51 雄型面ファスナ付フラップ
52 雌型面ファスナ
53 雄型面ファスナ付フラップ
54 雌型面ファスナ
55 雄型面ファスナ付フラップ
56 雄型面ファスナ付フラップ
57 雄型面ファスナ付フラップ
58 雌型面ファスナ
61 可とう性シート
62 仮固定部材
63 雄型面ファスナ付フラップ
64 雌型面ファスナ
65 ベルト
66 バックル(取っ手)
Claims (19)
- 輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えたコンテナであって、
保冷保温容器は、
天面パネルと、
開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、
底面パネルと、
を有し、
天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに分離可能に連結されており、
側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する
ことを特徴とするコンテナ。 - 輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えたコンテナであって、
保冷保温容器は、
天面パネルと、
開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、
底面パネルと、
を有し、
天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに分離されて、輸送容器内に積載可能となっており、
側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する
ことを特徴とするコンテナ。 - 輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えたコンテナの組み立て方法であって、
互いに分離された、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルであって、真空断熱材を含む断熱性部材を有する側面パネルと、底面パネルと、を準備するステップと、
輸送容器内において、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルと、を連結することによって、保冷保温容器を組み立てるステップと、
を備えたことを特徴とするコンテナの組み立て方法。 - 輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えたコンテナの輸送方法であって、
天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルであって、真空断熱材を含む断熱性部材を有する側面パネルと、底面パネルと、を有する保冷保温容器を使用して、かつ、
保冷保温容器の天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離可能に連結されている、第一の輸送路と、
保冷保温容器の天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが、互いに分離されて、輸送容器内に積載されている、第二の輸送路と、
を備えたことを特徴とするコンテナの輸送方法。 - 天面パネルと、
開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、
底面パネルと、
を備え、
天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに分離可能に連結されており、
側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
側面パネルは、連結部とは異なる部位に存在する分離部を介して分離可能である
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 分離部は、正面パネルに設けられており、
正面パネルは、分離部を介して開閉可能である
ことを特徴とする請求項6に記載の保冷保温容器。 - 分離部は、左面パネル、奥面パネル、または右面パネルに設けられている
ことを特徴とする請求項6または7に記載の保冷保温容器。 - 分離部は、奥面パネルに設けられている
ことを特徴とする請求項8に記載の保冷保温容器。 - 正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルからなるパネル群のうち、分離部が設けられていない少なくとも1つのパネルは、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折り曲げ可能である
ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の保冷保温容器。 - 正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルからなるパネル群のうち、分離部または折曲部が設けられている少なくとも1つのパネルには、真空断熱材を含む断熱性部材が、分離部または折曲部を境界として分割されて配置されている
ことを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載の保冷保温容器。 - 天面パネルおよび/または底面パネルは、折曲部を介して折り曲げ可能である
ことを特徴とする請求項6乃至11のいずれかに記載の保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
側面パネルは、連結部を介して分離可能である
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
側面パネルは、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折り曲げ可能である
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
天面パネルおよび/または底面パネルは、折曲部を介して折り曲げ可能である
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
天面パネルと側面パネルとが連結している部分、および/または、底面パネルと側面パネルとが連結している部分、を覆う、可撓性シートが容器内に設けられている
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
正面パネルと左面パネルとの連結部、および/または、正面パネルと右面パネルとの連結部には、正面パネルが折り曲がらないように当該連結部を一時的に固定する仮固定部材が設けられている
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
側面パネルに一端が固定されかつ天面パネルに他端が固定されるようになっている収納部が容器内に設けられている
ことを特徴とする保冷保温容器。 - 請求項1に記載のコンテナに用いられる保冷保温容器または請求項5に記載の保冷保温容器であって、
天面パネルには、下方に引っ張ることが可能な取っ手が設けられている
ことを特徴とする保冷保温容器。
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