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JP2015191760A - 分散剤、分散組成物、電池用分散組成物、電池 - Google Patents

分散剤、分散組成物、電池用分散組成物、電池 Download PDF

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JP2015191760A
JP2015191760A JP2014067638A JP2014067638A JP2015191760A JP 2015191760 A JP2015191760 A JP 2015191760A JP 2014067638 A JP2014067638 A JP 2014067638A JP 2014067638 A JP2014067638 A JP 2014067638A JP 2015191760 A JP2015191760 A JP 2015191760A
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Akio Himizu
秋生 日水
北村 健一
Kenichi Kitamura
健一 北村
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Abstract

【課題】電池電極用分散剤で電極における酸化還元反応に対して、電気化学的に安定な分散剤の提供。【解決手段】一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体よりなる分散剤。[R1は−X1−Y1;X1は置換基を有してもよいアリーレン基;Y1はスルホ基又はカルボキシル基;R2、R3は各々独立にH、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基、−X1−Y1で表される基、又は−X2−Y2−X3で表される基;X2は置換基を有してもよいアリーレン基;X3は置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基;Y2は−CONH−、−NHCO−、−NHSO2−、−N=N−CH(−COCH3)−CONH−;但し、R2、R3は、同時に−X1−Y1になることはない]【選択図】なし

Description

本発明は、分散剤に関する。更に詳しくは、電気化学耐性のある分散剤に関する。また、該分散剤を使用した分散組成物と電池に関する。
有機顔料、カーボン、無機ナノ粒子等の微粒子を溶媒中に均一に分散し、安定化させるために様々な分散剤が使用されている。特に電池電極用の炭素材料分散体に分散剤を使用する場合、電極で酸化還元反応が起こるため、それに伴う反応や分解を起こしにくい電気化学的に安定な化合物が求められていた。
例えば、特許文献1〜特許文献4には、電池用分散剤として有用な有機色素誘導体またはトリアジン誘導体が開示されている。しかしながら、これらの特許文献で開示されている分散剤では、高い電圧がかかると酸化反応を起こし、繰り返し充放電による放電容量維持率の低下が起こるという問題点があった。
国際公開公報第WO2008/108360号パンフレット 特開2009−26744号公報 特開2010−061932号公報 特開2011−162698号公報
以上の状況を鑑み、本発明では、従来の分散剤と比較して、電気化学的に安定な分散剤を提供することが課題である。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、トリアジン環との連結部位が酸素である化合物が、電気化学的に安定な分散剤として非常に効果があることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
すなわち本発明は、下記一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体よりなる分散剤に関する。
Figure 2015191760
[一般式(1)中、R1は、−X1−Y1で表される基を表す。X1は置換基を有してもよいアリーレン基を表し、Y1はスルホ基またはカルボキシル基を表す。
2、R3は、それぞれ独立に水素原子、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基、−X1−Y1で表される基、または−X2−Y2−X3で表される基を表す。X2は置換基を有してもよいアリーレン基を表す。X3は置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基を表す。Y2は−CONH−、−NHCO−、−NHSO2−、−N=N−CH(−COCH3)−CONH−を表す。但し、R2、R3は、同時に−X1−Y1になることはない。]
また、本発明は、さらに、アミンを含んでなる前記分散剤に関する。
また、本発明は、前記分散剤と炭素材料と溶剤とを含んでなる分散組成物に関する。
また、本発明は、さらに、バインダーを含んでなる前記分散組成物に関する。
また、本発明は、前記分散組成物と活物質とを含んでなる電池用分散組成物に関する。
また、本発明は、集電体上に正極合剤層を有する正極と、集電体上に負極合剤層を有する負極と、電解質とを具備してなる電池であって、正極合剤層が前記電池用分散組成物を使用して形成されてなる電池に関する。
本発明により、従来公知の分散剤を用いた場合よりも、電気化学的に安定な分散組成物を得ることが可能となる。その結果、高い電圧が電極にかかった場合でも、酸化反応を起こさず、電池容量や充放電サイクル特性等の電池特性に優れた電池を提供することが可能となる。
以下、本発明について詳細に説明する。
<分散剤>
本発明の一態様は、一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体よりなる分散剤である。一般式(1)中、R1は、−X1−Y1で表される基を表す。X1は置換基を有してもよいアリーレン基を表し、Y1はスルホ基またはカルボキシル基を表す。
1の置換基を有してもよいアリーレン基の「置換基」は、同一でも異なっても良く、その具体例としては、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン基、ニトロ基、アルキル基、アリール基、シクロアルキル基、アルコキシル基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基等を挙げることができる。また、これらの置換基は、複数あっても良い。
置換基を有してもよいアリーレン基の「アリーレン基」は、フェニレン基、ナフチレン基、アンスリレン基等が挙げられる。
1は、置換基数が少ないフェニレン基またはナフチレン基が好ましく、置換基をもたないフェニレン基またはナフチレン基がより好ましい。
2、R3は、それぞれ独立に水素原子、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基、−X1−Y1で表される基、または−X2−Y2−X3で表される基を表す。X2は置換基を有してもよいアリーレン基を表す。X3は置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基を表す。Y2は−CONH−、−NHCO−、−NHSO2−、−N=N−CH(−COCH3)−CONH−を表す。但し、R2、R3は、同時に−X1−Y1になることはない。
2、R3の置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基の「置換基」は、X1の置換基と同義である。
2、R3の置換基を有してもよいアリール基の「アリール基」は、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基等が挙げられる。
2、R3の置換基を有してもよい複素環基の「複素環基」は、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子を含む、芳香族あるいは脂肪族の複素環が挙げられ、具体的には、チエニル基、ベンゾ[b]チエニル基、ナフト[2,3−b]チエニル基、ピロリル基、チアントレニル基、フリル基、ピラニル基、イソベンゾフラニル基、クロメニル基、キサンテニル基、フェノキサチイニル基、2H−ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、インドリジニル基、イソインドリル基、3H−インドリル基、インドリル基、1H−インダゾリル基、プリニル基、4H−キノリジニル基、イソキノリル基、キノリル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基、シンノリニル基、プテリジニル基、4aH−カルバゾリル基、カルバゾリル基、β−カルボリニル基、フェナントリジニル基、アクリジニル基、ペリミジニル基、フェナントロリニル基、フェナジニル基、フェナルサジニル基、イソチアゾリル基、フェノチアジニル基、イソキサゾリル基、フラザニル基、フェノキサジニル基、イソクロマニル基、クロマニル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、インドリニル基、イソインドリニル基、キヌクリジニル基、モルホリニル基、チオキサントリル基、ベンゾフリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、等が挙げられる。とりわけ、少なくとも窒素原子、酸素原子のいずれかを含む複素環基が分散性に優れるため好ましく、中でもカルバゾリル基、ベンゾイミダゾリル基がより好ましい。
2、R3の有機色素残基の「有機色素」は、例えば、ジケトピロロピロール系色素、アゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系色素、無金属フタロシアニン系色素、ジアミノジアントラキノン、アントラピリミジン、フラバントロン、アントアントロン、インダントロン、ピラントロン、ビオラントロン等のアントラキノン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素、ぺリノン系色素、ぺリレン系色素、チオインジゴ系色素、イソインドリン系色素、イソインドリノン系色素、キノフタロン系色素、スレン系色素等が挙げられる。中でもアゾ系色素、アントラキノン系色素、無金属フタロシアニン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素が分散性に優れるため好ましい。さらに好ましくはアゾ系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素である。
2の置換基を有してもよいアリーレン基は、X1の置換基を有してもよいアリーレン基と同義である。
3の置換基を有してもよいアリール基は、R2、R3の置換基を有してもよいアリール基と同義である。
3の置換基を有してもよい複素環基の「置換基」は、X1の置換基と同義である。
3の置換基を有してもよい複素環基の「複素環基」は、R2、R3の複素環基と同義である。
3の有機色素残基は、R2、R3の有機色素残基と同義である。
2の−CONH−、−NHCO−、−NHSO2−、−N=N−CH(−COCH3)−CONH−は、左側がX2との結合位置を、右側がX3との結合位置を表す。
2、R3の組み合わせとしては、水素原子、置換基をもたない複素環基、有機色素残基、または−X2−Y2−X3で表される基のうち置換基をもたない複素環基または有機色素残基を有するものから選ばれることが好ましく、さらには上記の複素環基がカルバゾリル基またはベンゾイミダゾリル基であるもの、有機色素残基がアゾ系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素であるものから選ばれることが好ましい。
また、分散剤含有量としては、後に説明する炭素材料に対して質量%で0.5〜20%が好ましく、0.5〜10%がより好ましく、0.5〜5%がさらに好ましい。
また、本発明の他の態様は、一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体に、さらに、アミンを含有させた分散剤である。これは、特に電池用途におけるカーボンブラック等の炭素材料に対する分散剤として好適に使用することができる。
ここで、一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体と併用可能なアミンとしては、水酸基やエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜40の直鎖または分岐の1級、2級、3級アルキルアミンが挙げられる。
水酸基やエーテル結合を含んでいてもよい炭素数1〜40の直鎖または分岐の1級アルキルアミンとしては、プロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、オクチルアミン、2ーエチルヘキシルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、2−アミノエタノール、3−アミノプロパノール、3−エトキシプロピルアミン、3−ラウリルオキシプロピルアミン等が挙げられる。
水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜40の直鎖または分岐の2級アルキルアミンとしては、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、N−メチルヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ジステアリルアミン、2−メチルアミノエタノール等が挙げられる。
水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜40の直鎖または分岐の3級アルキルアミンとしては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルブチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ジメチルオクチルアミン、トリオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリエタノールアミン、2−(ジメチルアミノ)エタノール等が挙げられる。
この内、炭素数1〜40の直鎖もしくは分岐の1級、2級または3級アルキルアミンが好ましく、炭素数5〜20の直鎖もしくは分岐の1級、2級または3級アルキルアミンがより好ましく、炭素数8〜20の直鎖もしくは分岐の1級、2級または3級アルキルアミンがさらに好ましい。
本発明で使用されるアミンの添加量は、特に限定されるものではないが、一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体1モル当量に対して、0.1モル当量以上、3モル当量以下が好ましく、0.5モル当量以上、2モル当量以下がより好ましい。
<炭素材料>
本発明で使用される炭素材料は、特に限定されるものではないが、電池用の炭素材料として使用する場合、グラファイト、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、カーボンファイバー、フラーレン等を単独で、もしくは2種類以上併せて使用することが好ましい。炭素材料として用いる場合、導電性、入手の容易さ、およびコスト面から、カーボンブラックの使用が好ましい。
本発明に用いられるカーボンブラックとしては、市販のファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなど各種のものを単独で、もしくは2種類以上併せて使用することができる。また、通常行われている酸化処理されたカーボンブラックや、中空カーボン等も使用できる。また、カーボンブラクの粒径は、0.01〜1μmが好ましく、0.01〜0.2μmがより好ましい。ここでいう粒径とは、電子顕微鏡で測定された平均一次粒子径を示し、この物性値は一般にカーボンブラックの物理的特性を表すのに用いられている。
本発明に用いられるカーボンナノチューブは、グラファイトを筒状に巻いた形状を有する炭素材料であり、電子顕微鏡で観察して求めた直径は数nmから100nm程度で、長さは数nmから1mm程度である。半導体特性、塗膜の透明性等を発揮するには、直径50nm以下、特に20nm以下が好ましい。長さは100nmから1mmが好ましく、特に500nmから1mmが好ましい。カーボンナノチューブには単層のものや多層構造になったものがあるが、いずれの構造であってもよい。また、カーボンナノファイバーとして分類される、電子顕微鏡で観察して求めた繊維径が100nmから1μm程度のものについても使用可能である。
<溶剤>
本発明に使用する溶剤としては、非プロトン性の極性溶剤であることが好ましい。特に電池用途で使用する場合には、アミド系溶剤が好ましく、特に、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド等のアミド系非プロトン性溶剤の使用が好ましい。
<バインダー>
使用するバインダーとしては特に限定されないが、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、スチレン、ビニルブチラール、ビニルアセタール、ビニルピロリドン等を構成単位として含む重合体または共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、カルボキシメチルセルロースのようなセルロース樹脂、スチレン−ブタジエンゴム、フッ素ゴムのようなゴム類、ポリアニリン、ポリアセチレンのような導電性樹脂等が挙げられる。また、これらの樹脂の変性体および共重合体でも良い。特に、電池用途で使用する場合には、耐性面から分子内にフッ素原子を含む高分子化合物、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、テトラフルオロエチレン等の使用が好ましい。これらバインダーは、1種または複数を組み合わせて使用することもできる。
<活物質>
活物質は、電池内において、電子を送り出し、または受け取り、酸化または還元反応を行う物質である。正極に用いられる正極活物質と、負極に用いられる負極活物質が挙げられる。
<正極活物質>
使用する正極活物質は、電池用活物質として機能するものであれば、特に限定はされない。例えば、リチウムイオン二次電池に使用する場合には、リチウムイオンをドーピングまたはインターカレーション可能な金属酸化物、金属硫化物等の金属化合物、および導電性高分子等を使用することができる。
具体的には、リチウムマンガン複合酸化物(例えばLixMn24またはLixMnO2)、リチウムニッケル複合酸化物(例えばLixNiO2)、リチウムコバルト複合酸化物(LixCo2)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(例えばLixNi1-yCoy2)、リチウムマンガンコバルト複合酸化物(例えばLixMnyCo1-y2)、リチウムニッケルマンガンコバルト複合酸化物(例えばLixNi1/3Co1/3Mn1/32)、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(例えばLixMn2-yNiy4)等のリチウムと遷移金属との複合酸化物粉末、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物粉末(例えばLixFePO4、LixFe1-yMnyPO4、LixCoPO4など)、酸化マンガン、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、バナジウム酸化物(例えばV25、V613)、酸化チタン等の遷移金属酸化物粉末、硫酸鉄(Fe2(SO43)、TiS2、およびFeS等の遷移金属硫化物粉末等が挙げられる。また、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェン等の導電性ポリマーを使用することもできる。これら正極活物質は、1種または複数を組み合わせて使用することもできる。
<負極活物質>
使用する負極活物質としては特に限定はされないが、リチウムイオンをドーピングまたはインターカレーション可能な金属Li、またはその合金、スズ合金、シリコン合金負極、LiXFe23、LiXFe34、LiXWO2等の金属酸化物系、ポリアセチレン、ポリ−p−フェニレン等の導電性高分子、ソフトカーボンやハードカーボンといったアモルファス系炭素質材料や、高黒鉛化炭素材料等の人造黒鉛、あるいは天然黒鉛等の炭素質粉末、カーボンブラック、メソフェーズカーボンブラック、樹脂焼成炭素材料、気層成長炭素繊維、炭素繊維などの炭素系材料が用いられる。これら負極活物質は、1種または複数を組み合わせて使用することもできる。
<分散組成物>
以上述べた通り、本発明の分散組成物は、均質で良好な塗膜物性が求められる印刷インキ、塗料、プラスチック、トナー、カラーフィルタレジストインキ、電池等の分野に使用することができる。特に、均質で良好な塗膜物性と、表面抵抗の低い電極層に適した塗膜を提供することができるため、電池の電極を形成する用途で好適に使用することができる。
分散は、分散剤と炭素材料、溶剤、更に必要に応じて、バインダー等の種々の添加剤と共に、ボールミル、ビーズミル、ロールミルまたは高速度衝撃ミル等の分散装置を使用して分散組成物を得ることができる。
<電池用分散組成物>
本発明の電池用分散組成物は、上記分散剤、炭素材料、溶剤、バインダーを含む分散組成物に、正極活物質を含有させた電池用組成物(以下、「正極合剤ペースト」と云う)として使用することが好ましい。
この正極合剤ペーストは、上記分散剤と、炭素材料と、溶剤と、バインダーと、活物質とを混合することにより製造することができる。各成分の添加順序などについては限定されるものではなく、例えば、全成分を一括に混合する方法、炭素材料を分散剤によってあらかじめ溶剤に分散させ、そこに残りの成分を投入して混合する方法、分散剤を溶剤に溶解した後、炭素材料とバインダーを投入して、炭素材料の分散とバインダーの溶解を同時に行い、そこに残りの成分を投入して混合する方法等が挙げられる。また、必要に応じて上記に記載の溶剤を更に追加しても良い。
合剤ペーストを製造するための装置としては、顔料分散等に通常用いられている分散機が使用できる。例えば、ディスパー、ホモミキサー、プラネタリーミキサー等のミキサー類、ホモジナイザー(エム・テクニック社製「クレアミックス」、PRIMIX社「フィルミックス」等)類、ペイントコンディショナー(レッドデビル社製)、ボールミル、サンドミル(シンマルエンタープライゼス社製「ダイノミル」等)、アトライター、パールミル(アイリッヒ社製「DCPミル」等)、コボールミル等のメディア型分散機、湿式ジェットミル(ジーナス社製「ジーナスPY」、スギノマシン社製「スターバースト」、ナノマイザー社製「ナノマイザー」等)、エム・テクニック社製「クレアSS−5」、奈良機械社製「MICROS」等のメディアレス分散機、その他ロールミル等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、分散機としては、分散機からの金属混入防止処理を施したものを用いることが好ましい。金属混入防止処理としては、例えばメディア型分散機を使用する場合は、アジテーターおよびベッセルがセラミック製または樹脂製の分散機を使用する方法や、金属製アジテーターおよびベッセル表面をタングステンカーバイド溶射や樹脂コーティング等の処理をした分散機を用いることが好ましい。メディアとしては、ガラスビーズまたはジルコニアビーズもしくはアルミナビーズ等のセラミックビーズを用いることが好ましい。また、ロールミルを使用する場合についても、セラミック製ロールを用いることが好ましい。分散機は、1種のみを使用しても良いし、複数種の装置を組み合わせて使用しても良い。
<電池>
次に、本発明の組成物を用いた電池について説明する。本発明の組成物は、特にリチウムイオン二次電池に好適に使用することができる。以下ではリチウムイオン二次電池について説明するが、本発明の組成物を用いた電池はリチウムイオン二次電池に限定されるものではない。
リチウムイオン二次電池は、集電体上に正極合剤層を有する正極と、集電体上に負極合剤層を有する負極と、リチウムを含む電解質とを具備する。
電極について、使用する集電体の材質や形状は特に限定されず、材質としては、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、ステンレス等の金属や合金が用いられるが、特に正極材料としてはアルミニウムが、負極材料としては銅の使用が好ましい。また、形状としては、一般的には平板上の箔が用いられるが、表面を粗面化したものや、穴あき箔状のもの、およびメッシュ状のものも使用できる。
電極合剤層は、集電体上に上記の電極合剤ペーストを直接塗布し、乾燥することで形成できる。電極合剤層の厚みとしては、一般的には1μm以上、500μm以下であり、好ましくは10μm以上、300μm以下である。塗布方法については特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。具体的には、ダイコーティング法、ディップコーティング法、ロールコーティング法、ドクターコーティング法、スプレーコティング法、グラビアコーティング法、スクリーン印刷法、静電塗装法等が挙げられる。また、塗布後に平版プレスやカレンダーロール等による圧延処理を行っても良い。
リチウムイオン二次電池を構成する電解液としては、リチウムを含んだ電解質を非水系の溶剤に溶解したものを用いる。電解質としては、LiBF4、LiClO4、LiPF6、LiAsF6、LiSbF6、LiCF3SO3、Li(CF3SO22N、LiC49SO3、Li(CF3SO23C、LiI、LiBr、LiCl、LiAlCl、LiHF2、LiSCN、LiBPh4等が挙げられるがこれらに限定されない。
非水系の溶剤としては特に限定はされないが、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等のカーボネート類、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−オクタノイックラクトン等のラクトン類、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、1,2−メトキシエタン、1,2−エトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン等のグライム類、メチルフォルメート、メチルアセテート、メチルプロピオネート等のエステル類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホキシド類、アセトニトリル等のニトリル類、1−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。またこれらの溶剤は、それぞれ単独で使用しても良いが、2種以上を混合して使用しても良い。
更に上記電解液を、ポリマーマトリクスに保持しゲル状とした高分子電解質とすることもできる。ポリマーマトリクスとしては、ポリアルキレンオキシドセグメントを有するアクリレート系樹脂、ポリアルキレンオキシドセグメントを有するポリホスファゼン系樹脂、ポリアルキレンオキシドセグメントを有するポリシロキサン等が挙げられるがこれらに限定されない。
本発明の組成物を用いた電池の構造については特に限定されないが、通常、正極および負極と、必要に応じて設けられるセパレーターとから構成され、ペーパー型、円筒型、ボタン型、積層型など、使用する目的に応じた種々の形状とすることができる。
本発明の分散剤は、特に電池やコンデンサー、キャパシター用途で使用されるカーボンブラック等の炭素材料の分散剤として好適に使用することができるが、各種インキ、塗料、カラーフィルターレジスト等の着色組成物に使用される顔料の分散剤としても使用可能である。
以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。また、個々の組成物の違いを明確にするために、分散剤、炭素材料、溶剤からなる分散組成物を「炭素材料分散液」、分散剤、炭素材料、溶剤、バインダーからなる分散組成物を「炭素材料分散ワニス」、分散剤、炭素材料、溶剤、バインダー、活物質からなる電池用分散組成物を「合剤ペースト」と呼称することとする。また、特に断わりの無い限り、溶剤として使用したN−メチル−2−ピロリドンを「NMP」、質量%を「%」と略記する。
<分散剤>
以下に本発明の一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体よりなる分散剤A〜Rの構造を示す。また、比較例として挙げる分散剤S〜Uの構造を示す。
Figure 2015191760
Figure 2015191760


Figure 2015191760


Figure 2015191760



Figure 2015191760
<分散剤の製造方法>
以下の実施例に記載した方法で本発明の一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体よりなる分散剤を製造した。なお、本発明の分散剤は、ブルカー・ダルトニクス社製MALDI質量分析装置autoflex III(以下、TOF−MSと称す)を用い、得られたマススペクトラムの分子イオンピークと、計算によって得られる質量数との一致をもって同定した。また、比較例として、特許文献1に記載のトリアジン誘導体よりなる分散剤を製造した。
[実施例1]
(分散剤Aの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、水を200g、苛性ソーダを水酸化ナトリウム換算で0.27モル加え、60℃で3時間加熱した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Aを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Aの構造であることを確認した。
[実施例2]
(分散剤Bの製造)
分散剤Aの製造において4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムの代わりに4−ヒドロキシ安息香酸を添加した以外は、実施例1と同様な方法で製造し、分散剤Bを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Bの構造であることを確認した。
[実施例3]
(分散剤Cの製造)
水200gに塩化シアヌルを室温で0.045モル加えた。続いて1−ナフトール−4−スルホン酸ナトリウムを0.090モル加えた。さらに水100gにトリエチルアミン0.090モルを溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、水を200g、苛性ソーダを水酸化ナトリウム換算で0.27モル加え、60℃で3時間加熱した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Cを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Cの構造であることを確認した。
[実施例4]
(分散剤Dの製造)
分散剤Cの製造において1−ナフトール−4−スルホン酸ナトリウムの代わりに4−ヒドロキシ−3−メチル安息香酸を添加した以外は、実施例3と同様な方法で製造し、分散剤Dを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Dの構造であることを確認した。
[実施例5]
(分散剤Eの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、5ーヒドロキシ−2−ベンズイミダゾリノンを0.045モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、水を200g、苛性ソーダを水酸化ナトリウム換算で0.27モル加え、90℃で3時間加熱した。その後、室温まで冷却し、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Eを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Eの構造であることを確認した。
[実施例6]
(分散剤Fの製造)
分散剤Eの製造において4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムの代わりに4−ヒドロキシ安息香酸を添加した以外は、実施例5と同様な方法で製造し、分散剤Fを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Fの構造であることを確認した。
[実施例7]
(分散剤Gの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、3−ヒドロキシ安息香酸を0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドを0.090モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.090モルを水200gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、90℃に加熱して4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Gを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Gの構造であることを確認した。
[実施例8]
(分散剤Hの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−ヒドロキシ安息香酸を0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、4−ヒドロキシアセトアニリドを0.045モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、苛性ソーダを添加してpHを12.5〜13.0に調整し、90℃で4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。水100gに得られた残渣を加えて5℃に冷却し、塩酸を50g添加して5℃に維持しながら30分間撹拌した。さらに、亜硝酸ナトリウム0.045モルを水20gに溶解させたものを添加して1時間撹拌した。スルファミン酸を添加して過剰の亜硝酸ナトリウムを消去し、これをジアゾニウム塩水溶液とした。一方、水600gに5−アセトアセチルアミノベンズイミダゾロンを0.045モル添加し、苛性ソーダを13.9g、ソーダ灰を43.7g添加して30分間撹拌したものをカップラー溶液とした。このカップラー溶液を上記5℃のジアゾニウム塩水溶液に30分かけて注入し、カップリング反応を行った。この時のpHは9.0以上であることを確認し、室温で2時間攪拌後、ソーダ灰を添加することでpHを9.0以上に調整し、80℃に加熱して1時間撹拌した。その後、室温まで冷却し、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Hを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Hの構造であることを確認した。
[実施例9]
(分散剤Iの製造)
分散剤Hの製造において4−ヒドロキシ安息香酸の代わりに4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを、5−アセトアセチルアミノベンズイミダゾロンの代わりに5−(3'ーヒドロキシー2’−ナフトイルアミノ)ベンズイミダゾロンを添加した以外は、実施例8と同様な方法で製造し、分散剤Iを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Iの構造であることを確認した。
[実施例10]
(分散剤Jの製造)
分散剤Gの製造において3−ヒドロキシ安息香酸の代わりに2−ヒドロキシ安息香酸を、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドの代わりに1−ナフトールを添加した以外は、実施例7と同様な方法で製造し、分散剤Jを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Jの構造であることを確認した。
[実施例11]
(分散剤Kの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、4−ヒドロキシアセトアニリドを0.045モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、苛性ソーダを添加してpHを12.5〜13.0に調整し、90℃で4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。一方、氷水500g(水200g、氷300g)に、公知の技術で製造したキナクリドン顔料のスルホニルクロリドをキナクリドン骨格部分換算で0.045モル加えた。10℃以下に保持しながら、炭酸ソーダ水溶液で中和してpH=3.0に調整した。このキナクリドン誘導体スラリーに、先に製造したトリアジン化合物残渣を加え、その後、室温で1時間撹拌し、さらに70℃で2時間撹拌した。室温まで冷却後、ろ過精製を行い、得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Kを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Kの構造であることを確認した。
[実施例12]
(分散剤Lの製造)
分散剤Kの製造において4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムの代わりに4−ヒドロキシ安息香酸を、キナクリドン顔料の代わりにジオキサジン顔料を添加した以外は、実施例11と同様な方法で製造し、分散剤Lを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Lの構造であることを確認した。
[実施例13]
(分散剤Mの製造)
分散剤Gの製造において3−ヒドロキシ安息香酸の代わりに4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドの代わりに7−クロロ−6−ニトロ−4−ヒドロキシキナゾリンを添加した以外は実施例7と同様な方法で製造し、分散剤Mを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Mの構造であることを確認した。
[実施例14]
(分散剤Nの製造)
分散剤Gの製造において3−ヒドロキシ安息香酸の代わりに4−ヒドロキシ安息香酸を、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドの代わりにサリチルアニリドを添加した以外は実施例7と同様な方法で製造し、分散剤Nを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Nの構造であることを確認した。
[実施例15]
(分散剤Oの製造)
分散剤Gの製造において3−ヒドロキシ安息香酸の代わりに4−ヒドロキシ−3−メトキシベンゼンスルホン酸カリウム0.5水和物を、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドの代わりに2−ヒドロキシアントラキノンを添加した以外は実施例7と同様な方法で製造し、分散剤Oを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Oの構造であることを確認した。
[実施例16]
(分散剤Pの製造)
分散剤Gの製造において3−ヒドロキシ安息香酸の代わりに4−ヒドロキシ安息香酸を、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドの代わりに4−フェノキシフェノールを添加した以外は実施例7と同様な方法で製造し、分散剤Pを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Pの構造であることを確認した。
[実施例17]
(分散剤Qの製造)
分散剤Gの製造において3−ヒドロキシ安息香酸の代わりに3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸を、3−ヒドロキシ−2'−メトキシ−2−ナフトアニリドの代わりに4−ヒドロキシカルバゾールを添加した以外は実施例7と同様な方法で製造し、分散剤Qを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Qの構造であることを確認した。
[実施例18]
(分散剤Rの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−ヒドロキシ安息香酸を0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、水を200g、4−ヒドロキシアセトアニリドを0.090モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.090モルを水200gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、90℃に加熱して4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。一方、氷水500g(水200g、氷300g)に、ピリジン−3−カルボニルクロリド塩酸塩を0.045モル加えた。10℃以下に保持しながら、炭酸ソーダ水溶液で中和してpH=3.0に調整した。この水溶液に、先に製造したトリアジン化合物残渣を加え、その後、室温で1時間撹拌し、さらに70℃で2時間撹拌した。室温まで冷却後、ろ過精製を行い、得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Rを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Rの構造であることを確認した。
[比較例1]
(分散剤Sの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−アミノアセトアニリドを0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸を0.045モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液をナトリウムメトキシド換算で0.135モル添加し、90℃で4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。一方、氷水500g(水200g、氷300g)に、公知の技術で製造したキナクリドン顔料のスルホニルクロリドをキナクリドン骨格部分換算で0.045モル加えた。10℃以下に保持しながら、炭酸ソーダ水溶液で中和してpH=3.0に調整した。このキナクリドン誘導体スラリーに、先に製造したトリアジン化合物残渣を加え、その後、室温で1時間撹拌し、さらに70℃で2時間撹拌した。室温まで冷却後、ろ過精製を行い、得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Sを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Sの構造であることを確認した。
[比較例2]
(分散剤Tの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、4−アミノアセトアニリドを0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸を0.045モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液をナトリウムメトキシド換算で0.135モル添加し、90℃で4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。一方、氷水500g(水200g、氷300g)に、公知の技術で製造した9−エチルカルバゾールのスルホニルクロリドをカルバゾール骨格部分換算で0.045モル加えた。10℃以下に保持しながら、炭酸ソーダ水溶液で中和してpH=3.0に調整した。このカルバゾール誘導体スラリーに、先に製造したトリアジン化合物残渣を加え、その後、室温で1時間撹拌し、さらに70℃で2時間撹拌した。室温まで冷却後、ろ過精製を行い、得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Tを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Tの構造であることを確認した。
[比較例3]
(分散剤Uの製造)
水200gを5〜10℃に冷却し、塩化シアヌルを0.045モル加えた。温度を5〜10℃に維持したまま、5−アミノサリチル酸を0.045モル加えた。さらに温度を5〜10℃に維持したまま、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、室温まで昇温し、3−アミノー9−エチルカルバゾールを0.045モル加えた。さらに、トリエチルアミン0.045モルを水100gに溶解させた溶液を30分かけて滴下した。その後、苛性ソーダを添加してpHを12.5〜13.0に調整し、90℃で4時間撹拌した。室温まで冷却後、塩酸を添加してpHを3.0以下に調整し、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で24時間乾燥することにより、分散剤Uを得た。TOF−MSによる質量分析の結果、前記分散剤Uの構造であることを確認した。
<アミンを含有する分散剤の製造方法>
以下の実施例に記載した方法で表1記載の分散剤a〜afを製造した。
Figure 2015191760
[実施例19]
(分散剤aの製造)
水200gに実施例1で得られた分散剤Aを0.040モル加えた。これにオクチルアミンを0.040モル加え、60℃で2時間撹拌した。室温まで冷却後、ろ過精製を行った。得られた残渣を80℃で48時間乾燥することにより、分散剤aを得た。
[実施例20]〜[実施例36]
(分散剤b〜分散剤rの製造)
分散剤aの製造において分散剤Aの代わりに表1の実施例20〜実施例36に記載の分散剤B〜分散剤Rを添加した以外は、実施例19と同様な方法で製造し、分散剤b〜分散剤rを得た。
[実施例37]〜[実施例46]
(分散剤s〜分散剤abの製造)
分散剤fの製造においてオクチルアミンの代わりに表1の実施例37〜実施例46に記載のアミンを添加した以外は、実施例24と同様な方法で製造し、分散剤s〜分散剤abを得た。
[実施例47]
(分散剤acの製造)
分散剤fの製造においてオクチルアミンの添加量を0.040モルから0.004モルに変更した以外は実施例24と同様な方法で製造し、分散剤acを得た。
[実施例48]
(分散剤adの製造)
分散剤fの製造においてオクチルアミンの添加量を0.040モルから0.020モルに変更した以外は実施例24と同様な方法で製造し、分散剤adを得た。
[実施例49]
(分散剤aeの製造)
分散剤fの製造においてオクチルアミンの添加量を0.040モルから0.080モルに変更した以外は実施例24と同様な方法で製造し、分散剤aeを得た。
[実施例50]
(分散剤afの製造)
分散剤fの製造においてオクチルアミンの添加量を0.040モルから0.120モルに変更した以外は実施例24と同様な方法で製造し、分散剤afを得た。
<炭素材料分散液の製造および評価>
以下の実施例、比較例に記載した方法で炭素材料分散液を製造し、分散粒径と粘度を測定することにより分散性を評価した。
炭素材料分散液の製造には、実施例1〜実施例18に記載の分散剤A〜分散剤R、比較例1〜比較例3に記載の分散剤S〜分散剤U、および実施例19〜実施例50に記載の分散剤a〜分散剤afと、N−メチル−2−ピロリドン、および以下の炭素材料を使用した。
#30(三菱化学社製):ファーネスブラック、電子顕微鏡で観察して求めた平均一次粒子径が30nm、窒素吸着量からS−BET式で求めた比表面積が74m2/g。
モナーク800(キャボット社製):ファーネスブラック、電子顕微鏡で観察して求めた平均一次粒子径が17nm、窒素吸着量からS−BET式で求めた比表面積が210m2/g、以下「M800」と略記する。
デンカブラック粒状品(電気化学工業社製):アセチレンブラック、電子顕微鏡で観察して求めた平均一次粒子径が35nm、窒素吸着量からS−BET式で求めた比表面積が68m2/g、以下「粒状品」と略記する。
EC−300J(アクゾ社製):ケッチェンブラック、電子顕微鏡で観察して求めた平均一次粒子径が40nm、窒素吸着量からS−BET式で求めた比表面積が800m2/g。
カーボンナノチューブ:多層カーボンナノチューブ、電子顕微鏡で観察して求めた繊維径10〜20nm、繊維長2〜5μm、以下CNTと略記する。
VGCF(昭和電工社製):カーボンナノファイバー、電子顕微鏡で観察して求めた繊維径150nm、繊維長10〜20μm。
[実施例51〜実施例68]
表2に示す組成に従い、ガラス瓶にN−メチル−2−ピロリドンと各分散剤を仕込み、混合溶解した後、各炭素材料を加え、ジルコニアビーズをメディアとして、ペイントコンディショナーで2時間分散し、炭素材料分散液を得た。いずれも分散性は良好であった。
[実施例69〜実施例105]
表3に示す組成に従い、ガラス瓶にN−メチル−2−ピロリドンと各分散剤を仕込み、混合溶解した後、各炭素材料を加え、ジルコニアビーズをメディアとして、ペイントコンディショナーで2時間分散し、炭素材料分散液を得た。いずれも分散性は良好であった。
[比較例4〜比較例11]
表4に示す組成に従い、ガラス瓶にN−メチル−2−ピロリドンと各分散剤を仕込み、混合溶解した後、各炭素材料を加え、ジルコニアビーズをメディアとして、ペイントコンディショナーで2時間分散し、炭素材料分散液を得た。いずれも分散性は良好であった。
Figure 2015191760
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<炭素材料分散ワニスの製造および評価>
以下の実施例、比較例に記載した方法で炭素材料分散ワニスを製造した。また、製造した炭素材料分散ワニスを使用して、サイクリックボルタンメトリー(以下、CVと略記する)を測定し、電気化学耐性の評価を行った。
炭素材料分散ワニスの製造には、実施例51〜実施例105、比較例4〜比較例11に記載の炭素材料分散液と、N−メチル−2−ピロリドン、および以下のバインダーを使用した。
KFポリマーW1100(クレハ社製):ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、以下PVDFと略記する。
また、CV測定用の作用極は、以下のようにして作製した。得られた炭素材料分散ワニスを、集電体となる厚さ20μmのアルミ箔上にドクターブレードを用いて塗布した後、減圧下120℃で加熱乾燥し、塗布量1.5mg/cm2の電極シートを作製した。これを直径16mmに打ち抜き作用極とし、金属リチウム箔(厚さ0.15mm)を対極として、作用極および対極の間に多孔質ポリプロピレンフィルムからなるセパレーター(厚さ20μm、空孔率50%)を挿入積層し、電解液(エチレンカーボネートとジエチルカーボネートを体積比1:1に混合した混合溶媒にLiPF6を1Mの濃度で溶解させた非水電解液)を満たして二極密閉式金属セル(宝泉社製HSフラットセル)を組み立てた。セルの組み立てはアルゴンガス置換したグローブボックス内で行った。
CVの評価は、HOKUTO HSV−110を使用して、OCV(開回路電圧)よりプラス側に走査して、2.0Vから4.5Vの間を、走査速度0.1mV/秒で10サイクル行った。酸化ピークが観察されなかった場合を○、観察された場合を×として評価を行った。
[実施例106〜実施例123]
表5に示す組成に従い、実施例51〜実施例68で調整した各種炭素材料分散液とバインダー、N−メチル−2−ピロリドンをディスパーにて混合し、各種炭素材料分散ワニスを得た。いずれも分散性良好であった。また、いずれも酸化ピークは観察されなかった。
[実施例124〜実施例160]
表6に示す組成に従い、実施例69〜実施例103で調整した各種炭素材料分散液とバインダー、N−メチル−2−ピロリドンをディスパーにて混合し、各種炭素材料分散ワニスを得た。いずれも分散性良好であった。また、いずれも酸化ピークは観察されなかった。
[比較例12〜比較例19]
表7に示す組成に従い、比較例4〜比較例11で調整した各種炭素材料分散液とバインダー、N−メチル−2−ピロリドンをディスパーにて混合し、各種炭素材料分散ワニスを得た。いずれも分散性良好であったが、CV評価にて酸化ピークが観察された。
Figure 2015191760
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<合剤ペーストの製造および評価>
以下の実施例、比較例に記載した方法で合剤ペーストを調製し、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上にドクターブレードを用いて塗布した後、乾燥させてそれぞれの塗膜の表面抵抗を評価した。
合剤ペーストの製造には、実施例106〜実施例160、比較例12〜比較例19に記載の炭素材料分散ワニスと、N−メチル−2−ピロリドン、および以下の活物質を使用した。
HLC−22(本荘ケミカル社製):正極活物質、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、電子顕微鏡で観察して求めた平均一次粒子径が6.6μm、窒素吸着量からS−BET式で求めた比表面積が0.62m2/g、以下LCOと略記する。
[実施例161〜実施例215]
表8および表9に示す組成に従い、実施例106〜実施例160で調整した各種炭素材料分散ワニスと活物質、N−メチル−2−ピロリドンをディスパーにて混合し、各種合剤ペーストを得た。いずれも塗膜の表面抵抗値に問題はなく、本発明の炭素材料分散ワニスを使用しても合剤ペーストの作製の際に特に問題はなかった。
[比較例20〜比較例27]
表10に示す組成に従い、比較例12〜比較例19で調整した各種炭素材料分散ワニスと活物質、N−メチル−2−ピロリドンをディスパーにて混合し、各種合剤ペーストを得た。いずれも塗膜の表面抵抗値に問題はなく、本発明の炭素材料分散ワニスを使用しても合剤ペーストの作製の際に特に問題はなかった。
Figure 2015191760
Figure 2015191760
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<リチウムイオン二次電池正極評価用セルの組み立ておよび特性評価>
[実施例216〜実施例270]
先に調製した合剤ペースト(実施例161〜実施例215)を、集電体となる厚さ20μmのアルミ箔上にドクターブレードを用いて塗布した後、減圧下120℃で加熱乾燥し、ローラープレス機にて圧延処理し、塗布量20mg/cm2、密度3.0g/cm3の正極合剤層を作製した。これを直径16mmに打ち抜き作用極とし、金属リチウム箔(厚さ0.15mm)を対極として、作用極および対極の間に多孔質ポリプロピレンフィルムからなるセパレーター(厚さ20μm、空孔率50%)を挿入積層し、電解液(エチレンカーボネートとジエチルカーボネートを体積比1:1に混合した混合溶媒にLiPF6を1Mの濃度で溶解させた非水電解液)を満たして二極密閉式金属セル(宝泉社製HSフラットセル)を組み立てた。セルの組み立てはアルゴンガス置換したグローブボックス内で行った。
作製した電池評価用セルを室温(25℃)で、充電レート0.2C、1.0Cの定電流定電圧充電(上限電圧4.5V)で満充電とし、充電時と同じレートの定電流で放電下限電圧3.0Vまで放電を行う充放電を1サイクル(充放電間隔休止時間30分)とし、このサイクルを合計200サイクル行い、充放電サイクル特性評価(評価装置:北斗電工社製SM−8)を行った。表11、表12より、本発明の電極を使用した電池は、放電レート0.2C、1.0Cいずれについても、電池容量、200サイクル容量維持率において良好な結果が得られた。
[比較例28〜比較例35]
比較例20〜比較例27で調製した合剤ペーストを使用して、実施例216〜実施例270と同様に電池評価用セルを組み立て、充放電サイクル特性評価を行った。その結果、200サイクル容量維持率の低下が、表11、表12の実施例216〜実施例270に比べて著しかった(表13)。
Figure 2015191760
Figure 2015191760
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Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で表わされるトリアジン誘導体よりなる分散剤。
    Figure 2015191760
    [一般式(1)中、R1は、−X1−Y1で表される基を表す。X1は置換基を有してもよいアリーレン基を表し、Y1はスルホ基またはカルボキシル基を表す。
    2、R3は、それぞれ独立に水素原子、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基、−X1−Y1で表される基、または−X2−Y2−X3で表される基を表す。X2は置換基を有してもよいアリーレン基を表す。X3は置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素環基、有機色素残基を表す。Y2は−CONH−、−NHCO−、−NHSO2−、−N=N−CH(−COCH3)−CONH−を表す。但し、R2、R3は、同時に−X1−Y1になることはない。]
  2. さらに、アミンを含んでなる請求項1記載の分散剤。
  3. 請求項1または請求項2記載の分散剤と炭素材料と溶剤とを含んでなる分散組成物。
  4. さらに、バインダーを含んでなる請求項3記載の分散組成物。
  5. 請求項3または4記載の分散組成物と活物質とを含んでなる電池用分散組成物。
  6. 集電体上に正極合剤層を有する正極と、集電体上に負極合剤層を有する負極と、電解質とを具備してなる電池であって、正極合剤層が請求項5に記載の電池用分散組成物を使用して形成されてなる電池。
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