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JP2015191404A - 入力予測装置、情報端末装置、入力予測方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

入力予測装置、情報端末装置、入力予測方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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JP2015191404A JP2014067608A JP2014067608A JP2015191404A JP 2015191404 A JP2015191404 A JP 2015191404A JP 2014067608 A JP2014067608 A JP 2014067608A JP 2014067608 A JP2014067608 A JP 2014067608A JP 2015191404 A JP2015191404 A JP 2015191404A
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Abstract

【課題】 物体が入力手段に情報を入力する前に、当該物体が入力手段に情報を入力する際の動きを予測する。
【解決手段】 データ変換部3は、情報を入力する入力手段7に接近している物体(指示物体)の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づき、指示物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出する。判別式選択部4は、入力手段7に情報を入力する際の指示物体の動きの種類を予測する複数種の判別式を生成する。判別式選択部4は、判別式を生成する場合に、既に取得している結果情報と、実測情報に基づいたデータ変換部3による物理量とを利用する。判別式選択部4は、結果情報を利用した検証処理により各判別式の正答率を算出し当該正答率に基づいて、予測に利用する判別式を選択する。予測部5は、選択された判別式に基づいて、入力手段7に接近している指示物体が入力手段7に情報を入力する際の動きの種類を予測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報端末装置等に備えられている入力手段に情報が入力される前に、その情報を入力する物体の動きを予測する技術に関する。
ユーザの操作に応じて情報端末装置がサーバから情報(コンテンツ)を受信し当該情報を情報端末装置の表示装置に表示する場合に、ユーザが情報端末装置を操作してから表示装置に情報が表示されるまでの応答時間が長いと、ユーザの満足度が低下する。
このユーザの満足度低下を抑制するために、応答時間を短縮する手法として、ユーザが情報端末装置を操作する前に、サーバから事前にコンテンツを受信する手法が有る。例えば、情報端末装置の表示装置が表示しているコンテンツ内に別のコンテンツにリンクするリンク先情報(例えばURL(uniform resource locator))が表示されている場合がある。このような場合には、情報端末装置は、そのリンク先情報に基づいた別のコンテンツを事前に受信しておく。これにより、情報端末装置は、ユーザがその別のコンテンツの表示を要求した場合に、当該要求されたコンテンツは受信済みであるので、短時間で要求されたコンテンツを表示できる。
なお、特許文献1には、タッチパネルを利用したユーザからの指示に応じて、アプリケーションを実行する電子機器に関わる技術が示されている。また、引用文献2には、タッチパネルを操作する手の様々な動きを識別することを可能する技術が示されている。さらに、引用文献3には、タッチパネルにおける操作の検出精度の向上および消費電力の低減を図ることができる技術が示されている。
特開2013−175174号公報 特開2012−99161号公報 特開2012−113485号公報
前述したような、コンテンツに含まれている全てのリンク先情報に応じたコンテンツを受信する手法を採用すると、情報端末装置は、新規のコンテンツを表示する度に、当該新規のコンテンツにおける全てのリンク先情報に基づいたコンテンツを受信する。この場合には、情報端末装置とサーバとを接続する通信網のトラフィック量が増大してしまう。このため、情報端末装置が、帯域の狭い無線通信網(モバイルネットワーク)を使う場合には、そのリンク先情報に基づいたコンテンツを受信するのに要する時間が長くなる。これにより、次のような問題が発生する虞がある。
例えば、情報端末装置が、表示しているコンテンツに含まれている全てのリンク先情報に基づいたコンテンツの情報を受信し終えるまでに時間が掛かるために、コンテンツを受信し終える前に、ユーザが未受信のコンテンツの表示を要求する場合が生じる。この場合には、要求されたコンテンツは未受信のために、情報端末装置は、その要求されたコンテンツを迅速に表示できないという事態が生じる。
このような事態を防止するために、例えば、情報端末装置は、表示しているコンテンツに含まれている全てのリンク先情報のうちの何れが次に選択されるかを予測し、当該予測したリンク先情報に基づいたコンテンツを選択的に受信することが考えられる。
具体的には、例えば、近年、情報端末装置にはタッチパネルが備えられていることが多い。タッチパネルには複数の種類があり、これら種類のうち、静電容量式や電磁誘導式のタッチパネルは、静電容量や電磁エネルギーの変化を利用して、指やペン等の指示物体の接近を検知できる。このようなタッチパネルを備えた情報端末装置にあっては、指示物体が接近してきた場合に、その接近を検知し、指示物体の接近位置とリンク先情報の表示位置とに基づいて、次に要求されると思われるコンテンツを予測できる。そして、情報端末装置は、その予測したコンテンツのみをサーバから事前に受信しておく。これにより、情報通信網のトラフィック量が増大するという問題を抑制しながら、ユーザの操作に対するコンテンツ表示の応答性を向上できる。
ところで、タッチパネルへの指示物体の接近は、コンテンツを要求する場合だけとは限らない。例えば、指示物体は、表示画面をスクロールする操作のために接近する場合がある。このような場合には、タッチパネルに対する指示物体の接近検知に基づいて次に要求されるコンテンツを予測し当該予測したコンテンツを受信すると、その受信したコンテンツが無駄になり、無駄に通信網を利用したことになる。
本発明は上記課題を解決するために考え出された。すなわち、本発明の主な目的は、入力手段に情報を入力する指示物体がその入力手段に接近している場合に、指示物体が入力手段に情報を入力する前に、当該指示物体が入力手段に情報を入力する際の動きを予測する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の入力予測装置は、
情報を入力する入力手段に接近している物体の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、前記物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出するデータ変換部と、
前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた前記物理量との関係を表す結果情報と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とを利用して、前記物体が前記入力手段に情報を入力する場合における前記物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成し、前記結果情報を利用した検証処理により算出した前記各判別式の正答率に基づいて、前記生成した複数の前記判別式の中から前記動きの種類の予測に利用する前記判別式を選択する判別式選択部と、
前記選択された判別式と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とに基づいて、前記物体の動きの種類を予測する予測部と
を備えている。
また、本発明の情報端末装置は、
情報を入力する入力手段と、
本発明の入力予測装置と
を備えている。
さらに、本発明の入力予測方法は、
情報を入力する入力手段に接近している物体の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、前記物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出し、
前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた前記物理量との関係を表す結果情報と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とを利用して、前記物体が前記入力手段に情報を入力する場合における前記物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成し、
前記結果情報を利用した検証処理により算出した前記各判別式の正答率に基づいて、前記生成した複数の前記判別式の中から前記動きの種類の予測に利用する前記判別式を選択し、
前記選択された判別式と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とに基づいて、前記物体の動きの種類を予測する。
さらにまた、本発明のコンピュータプログラムは、
コンピュータに、
情報を入力する入力手段に接近している物体の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、前記物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出する処理と、
前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた前記物理量との関係を表す結果情報と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とを利用して、前記物体が前記入力手段に情報を入力する場合における前記物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成する処理と、
前記結果情報を利用した検証処理により算出した前記各判別式の正答率に基づいて、前記生成した複数の前記判別式の中から前記動きの種類の予測に利用する前記判別式を選択する処理と、
前記選択された判別式と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とに基づいて、前記物体の動きの種類を予測する処理とを実行させる。
なお、本発明の前記主な目的は、上記構成の本発明の入力予測装置に対応する入力予測方法によっても達成される。また、本発明の主な目的は、本発明の入力予測装置およびそれに対応する入力予測方法をコンピュータによって実現するコンピュータプログラム、および、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、入力手段に情報を入力する物体がその入力手段に接近している場合に、その物体が入力手段に情報を入力する前に、当該物体が入力手段に情報を入力する際の動きを予測できる。
本発明に係る第1実施形態の入力予測装置の構成を簡略化して表すブロック図である。 第1実施形態の入力予測装置を備えた情報端末装置の構成を簡略化して表すブロック図である。 本発明に係る第2実施形態の入力予測装置を備えた情報端末装置の構成を簡略化して表すブロック図である。 実測情報を説明する図である。 第2実施形態の入力予測装置の動作例を表すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態の入力予測装置の構成を簡略化して表すブロック図である。第1実施形態の入力予測装置1は、データ変換部3と、判別式選択部4と、予測部5とを備えている。データ変換部3は、情報を入力する入力手段7に接近している物体(指示物体)の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、指示物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出する機能を備えている。
判別式選択部4は、互いに異なる複数の判別式を生成する機能を備えている。それら判別式は、入力手段7に情報を入力する際の指示物体の動きの種類を予測する式である。判別式選択部4は、それら判別式を生成する場合に、既に取得している結果情報と、実測情報に基づいたデータ変換部3による物理量とを利用している。結果情報とは、指示物体が入力手段7に情報を入力した場合における指示物体の実際の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた物理量との関係を表す情報である。
判別式選択部4は、さらに、その結果情報を利用した検証処理により各判別式の正答率を算出する機能を備えている。さらにまた、判別式選択部4は、算出した各判別式の正答率に基づいて、生成した複数の判別式の中から、入力手段7に接近している指示物体が入力手段7に情報を入力する際の動きの種類を予測する判別式を選択する機能を備えている。
予測部5は、判別式選択部4により選択された判別式と、実測情報に基づいたデータ変換部3による物理量とに基づいて、入力手段7に接近している指示物体が入力手段7に情報を入力する際の動きの種類を予測する機能を備えている。
この第1実施形態の入力予測装置1は、指示物体の動きの種類を予測する判別式を複数生成し、結果情報を利用した検証処理による各判別式の正答率に基づき判別式を択一的に選択する機能を備えている。入力予測装置1は、その選択した判別式を利用して指示物体の動きを予測するため、入力手段7に情報を入力する際の指示物体の動きの種類を精度良く予測できる。
図2は、第1実施形態の入力予測装置1を備えた情報端末装置の構成を簡略化して表すブロック図である。この情報端末装置8は、入力予測装置1と、入力手段7とを備えている。このため、情報端末装置8は、その入力予測装置1による予測結果を利用して、入力手段7に入力される情報を想定する場合に、その想定の精度を高めることができる。また、情報端末装置8は、入力手段7に情報が入力される前に、その想定された入力情報に応じた処理を先行して開始することにより、ユーザによる入力手段7の情報入力(操作)に対する応答を早めることができる。これにより、情報端末装置8は、ユーザによる使用の満足度を高めることができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
図3は、本発明に係る第2実施形態の入力予測装置を備えた情報端末装置の構成を簡略化して表すブロック図である。この第2実施形態の情報端末装置20は、例えば通信機能を備えた携帯情報端末であり、大別すると、入出力装置21と、記憶装置22と、制御装置23とを有している。
入出力装置21は、タッチパネル付き表示装置であり、入力手段であるタッチパネル25と、出力手段である表示部26とを備えている。この第2実施形態では、タッチパネル25は、指やペン等の物体(以下、指示物体とも記す)の接触を感知できるだけでなく、指示物体の接近をも感知できる種類のタッチパネルである。具体例を挙げると、タッチパネル25は、静電容量タイプあるいは電磁誘導タイプのタッチパネルにより構成される。
表示部26は、例えば液晶画面であり、制御装置23の制御に応じて画像を表示する構成を備えている。
記憶装置22は、各種データや、コンピュータプログラム(以下、プログラムとも記す)28を記憶する記憶媒体29を備えている。この記憶装置22に記憶されるプログラム28は、情報端末装置20の全体的な動作(処理)をコンピュータにより制御する処理手順が表されている。また、記憶装置22に記憶されるデータは、例えば、制御装置23により利用される数値データや数式データを含んでいる。
制御装置23は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備えており、記憶装置22から読み込んだプログラム28を実行することにより、情報端末装置20の様々な機能を実現する。この第2実施形態では、制御装置23は、機能部として、物体検知部31と、表示制御部32と、指示特定部33と、先行処理部34と、アプリケーション部(アプリ部)35と、入力予測装置36とを備えている。
物体検知部31は、タッチパネル25から出力される信号に基づいて、指示物体がタッチパネル25の感知範囲内に存在している(つまり、接近している)こと、および、指示物体がタッチパネル25に接触したことを検知できる機能を備えている。
さらにまた、物体検知部31は、指示物体の接近あるいは接触を検知している期間中において、予め設定されているサンプリング時間間隔毎に次のようなデータを実測情報として記憶装置22に格納する機能を備えている。図4は、実測情報の一例を模式的に表す図である。図4の例では、実測情報は、指示物体の状態を表す識別子と、当該情報を取得した時間情報と、物体検知部31の所在位置情報とが関連付けられた情報である。
ここでの識別子は、「HOVER_ENTER」、「HOVER_MOVE」、「HOVER_TOUCH」、「HOVER_EXIT」という4種類が定められている。「HOVER_ENTER」は、指示物体がタッチパネル25の感知範囲内に入ってきたこと(つまり、接近してきたこと)を表す識別子である。「HOVER_MOVE」は、指示物体がタッチパネル25に接近している状態を維持しながら移動していることを表す識別子である。「HOVER_TOUCH」は、指示物体がタッチパネル25に接触している状態を表す識別子である。「HOVER_EXIT」は、指示物体がタッチパネル25の感知範囲から外れて離れたことを表す識別子である。
また、時間情報は、情報端末装置20の電源が投入されてからの積算時間により表される。なお、時間情報は、情報端末装置20の電源が投入されてからの積算時間に代えて、例えば、情報端末装置20が備えている時計機構から取り込んだ時刻情報であってもよい。
所在位置情報は、タッチパネル25のパネル面を、互いに直交するX軸とY軸を含むXY面とし、当該XY面を基準にした三次元直交座標系のX座標とY座標とZ座標を利用して、指示物体の位置が表されている。
表示制御部32は、表示部26の表示動作を制御する機能を備えている。
指示特定部33は、物体検知部31の検知情報に基づいて指示物体がタッチパネル25に接触したことを検知した場合に、指示物体により入力された入力情報(指令)を特定する機能を備えている。指示特定部33は、入力情報(指令)を特定するために、例えば、指示物体が接触したタッチパネル25の位置情報と、接触したときの指示物体の動きの情報と、表示制御部32から取得した表示部26の表示画面の情報とを利用する。なお、指示物体がタッチパネル25に接触した場合の動きには、複数の種類があり、この第2実施形態では、制御装置23が有しているタッチ操作検知部(図示せず)によって検知される。その指示物体の動きとしては、例えば、タッチパネル25を叩く動作(タップ操作)、押しながらスライド移動する動作(スワイプ操作)、払うような動作(フリック操作)などがある。
入力予測装置36は、指示物体がタッチパネル25に接近した場合に、その指示物体がタッチパネル25に接触する場合における指示物体の動きの種類を予測する機能を備えている。この入力予測装置36は、データ変換部41と、分析部42と、予測部43と、取得部44と、判別式選択部45とを有している。
データ変換部41は、物体検知部31がタッチパネル25に接近したことを検知した場合に、物体検知部31による実測情報を利用して、指示物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出する機能を備えている。具体的には、例えば、データ変換部41は、サンプリング時間が連続している2つの実測情報に基づいて、物理量を算出する。その算出する物理量には、指示物体の移動速度と、サンプリング時間間隔で指示物体が移動した距離と、移動した方向を表す方向角とのうちの少なくとも一種の物理量が含まれている。データ変換部41は、そのような算出した物理量を、時間情報が関連付けられた状態で記憶装置22に格納する。
なお、データ変換部41は、指示物体がタッチパネル25に接近してから、予め定められた時間幅(例えば50ミリ秒)を持つ解析範囲Sを越えるまでは、物理量の算出に備えて待機している状態となる。また、データ変換部41は、そのような待機状態を得て物理量を算出し始めた以降は、時々刻々と物理量を算出し、当該算出した物理量を時間情報と共に記憶装置22に格納する。
分析部42は、物体検知部31からの検知情報に基づいて、指示物体がタッチパネル25に接近してから到達予定時間を経過したことを検知すると、データ変換部41により算出される物理量を監視する機能を備えている。その到達予定時間とは、指示物体がタッチパネル25の感知範囲内に入ってからタッチパネル25に接触するまでに要すると想定される時間である。この到達予定時間は、予め実験やシミュレーションにより求めて固定値として与えられる。あるいは、到達予定時間は、接近している指示物体の所在位置と移動速度と方向角と、表示部26の画像において指示物体の最も近くに表示されている例えばアイコンとに基づいて、分析部42により算出された時間であってもよい。
分析部42は、データ変換部41による物理量の監視により、例えば、指示物体の移動速度の変化、移動方向の変化というような指示物体の動きの変化を検知する機能を備えている。当該分析部42は、その検知した指示物体の動きが変化した時間情報(変化点時間情報)を例えば判別式選択部45に出力する。
取得部44は、物体検知部31の検知情報に基づいて、指示物体がタッチパネル25に接触したことを検知した場合に、次のような結果情報を生成し、記憶装置22に格納する機能を備えている。その結果情報とは、指示物体がタッチパネル25に接触したときの実際の動きの情報と、タッチパネル25に接近してから接触するまでに検知された実測情報と、当該実測情報を利用して算出された物理量とを関連付けた情報である。なお、指示物体がタッチパネル25に接触したときの実際の動きの情報は、例えば、前述したタッチパネル検知部(図示せず)から取得される。
判別式選択部45は、タッチパネル25に接触する際の指示物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成し、それらの判別式の中から利用する判別式を選択する機能を備えている。すなわち、判別式選択部45は、生成部46と、検証部47と、選択部48とを有している。
生成部46は、予め定められた解析範囲S内の実測情報に基づき算出された物理量を利用して、複数種の判別式を生成する機能を備えている。具体的には、例えば、生成部46は、データ変換部41が算出した解析範囲S内の物理量を取り込む。また、生成部46は、記憶装置22から次のような複数種(ここでは4種類)のサンプル判別式(1)〜(4)を読み出す。これらサンプル判別式は、動きの種類を目的変数Yとし、物理量X1〜X3を説明変数とした回帰分析に基づく関係式である。ここでは、例えば、指示物体の動きの種類として、タップ操作とフリック操作が想定され、読み出された判別式は、それら操作に応じた式である。なお、サンプル判別式(1)〜(4)におけるX1は移動距離を表し、X2は移動時間を表し、X3は方向角を表している。また、a〜mは係数を表している。
Y=a×X1+b×X3+c・・・・・(1)
Y=d×X1+e×X2+f・・・・・(2)
Y=g×X2+h×X3+i・・・・・(3)
Y=j×X1+k×X2+l×X3+m・・・・・(4)
生成部46は、さらに、想定された指示物体の動きの種類に応じた結果情報(取得部44により取得された過去情報)を記憶装置22から読み出し、この読み出した情報と、データ変換部41による物理量を利用して、回帰分析により係数a〜mを求める。
このようにして、生成部46は、複数種の判別式を生成する。
さらに、生成部46は、分析部42が指示物体の動きの変化を検知した場合には、分析部42が出力した変化点時間情報を取り込み、この変化点を始点とした解析範囲Sのデータ変換部41による物理量を利用して判別式を生成する機能を備えている。
さらにまた、生成部46は、検証部47から再計算の指令を受けた場合には、解析範囲Sを拡げ、変更後の時間幅(例えば100ミリ秒)を持つ解析範囲Sに基づいて、前記同様に判別式を生成する機能を備えている。
検証部47は、生成部46が生成した判別式を、当該判別式の生成に利用した結果情報を利用して検証する機能を備えている。例えば、検証部47は、生成した判別式のパラメータX1〜X3に、結果情報に含まれている対応する物理量を代入し、判別式に従ってY(指示物体の動きの種類を表す情報)を算出する。そして、検証部47は、その算出結果と、結果情報に含まれている指示物体の動きの情報とを比較して、正答率を計算する。
さらに、検証部47は、算出した各判別式の正答率を閾値と比較し、全ての判別式の正答率が閾値未満であるか否かを判断する機能を備えている。そして、検証部47は、全ての判別式の正答率が閾値未満であると判断した場合には、有効な判別式を得ることができなかったと判断し、生成部46に向けて再計算の指令を発する機能を備えている。また、検証部47は、少なくとも一つの判別式の正答率は閾値以上であると判断した場合には、判別式とその正答率の情報を選択部48に通知する。
選択部48は、検証部47から受け取った複数種の判別式の正答率を比較し、この第2実施形態では、最も正答率の高い判別式を、指示物体がタッチパネル25に接触した際の動きの種類を予測する判別式として選択する機能を備えている。
予測部43は、選択部48により選択された判別式と、記憶装置22から読み出した解析範囲S内の物理量とに基づいて、接近している指示物体がタッチパネル25に接触した場合における動きの種類を予測する機能を備えている。
先行処理部34は、次のような処理を実行する機能を備えている。つまり、先行処理部34は、入力予測装置36により指示物体の動きの種類が予測されると、タッチパネル25に接近している指示物体の所在位置情報を物体検知部31から取り込む。そして、先行処理部34は、予測された指示物体の動きの種類と、指示物体の所在位置情報と、タッチパネル25に表示されている画像情報とに基づいて、タッチパネル25を使用してユーザにより入力される情報(指令)を想定する。さらに、先行処理部34は、その想定された情報(指令)をアプリケーション部(アプリ部)35に出力する。
アプリケーション部35は、先行処理部34からの情報に基づいて、指示物体がタッチパネル25に接触する前に先行して処理を実行しても支障が無い処理については、その処理を実行する。例えば、アプリケーション部35は、想定された情報が、情報通信網を介した情報(コンテンツ)取得を要求する情報(指令)であることを検知した場合には、要求されると想定したコンテンツを先行して取得する。
以下に、第2実施形態の情報端末装置20における入力予測装置36の動作例を図5を参照しつつ説明する。図5は、入力予測装置36の動作の一例を表すフローチャートであり、このフローチャートは、制御装置36(CPU)が実行するコンピュータプログラムに表されている処理手順を示す。
例えば、物体検知部31から実測情報を受け取ると(ステップS101)、データ変換部41は、その実測情報の識別子が、タッチパネル25に指示物体が接近していることを表している識別子であるか否かを判断する(ステップS102)。
そして、データ変換部41は、指示物体がタッチパネル25に接近している状態であることを検知した場合には、次に、指示物体がタッチパネル25の感知範囲に入ってから解析範囲S分の時間を経過したか否かを判断する(ステップS103)。これにより、データ変換部41は、解析範囲Sを経過していないと判断した場合には、ステップS102以降の動作を繰り返し、待機する。また。データ変換部41が、解析範囲Sを経過したと判断した場合には、それら解析範囲Sにおける実測情報に基づいて予め定められている種類の物理量を算出する(ステップS104)。
その後、判別式選択部45の生成部46が、データ変換部41により算出された物理量と、記憶装置22から読み出した結果情報およびサンプル判別式とを利用して、複数種の判別式を生成する(ステップS105)。然る後に、検証部47が、生成された判別式の正答率を結果情報に基づき算出する(ステップS106)。そして、検証部47が、各判別式の正答率と閾値を比較し、その結果を利用して、全ての判別式の正答率が閾値未満であるか否かを判断する(ステップS107)。換言すれば、検証部47は、少なくとも一つの判別式の正答率が閾値以上であるか否かを判断する。
これにより、全ての判別式の正答率が閾値未満であると判断した場合には、検証部47は、再計算の指令を生成部46に出力する。生成部46は、その指令を受けると、解析範囲Sを拡げる(ステップS111)。そして、変更後の時間幅を持つ解析範囲Sに基づいて、生成部46と検証部47は、ステップS105以降の動作を繰り返す。
検証部47が少なくとも一つの判別式の正答率が閾値以上であると判断した場合には、選択部48は、生成部46により生成された複数種の判別式の中から、最も正答率の高い判別式を、動きの種類の予測に利用する判別式として選択する(ステップS108)。
その後、予測部43は、その選択された判別式と、記憶装置22から読み出した解析範囲S内の物理量とに基づいて、接近している指示物体がタッチパネル25に接触した場合における動きの種類を予測する(ステップS109)。そして、予測部43は、その予測結果を先行処理部34に出力する。
その後、分析部42は、指示物体がタッチパネル25に接近している状態になってから到達予定時間を経過したことを確認すると、データ変換部41による物理量の監視を開始する。そして、分析部42は、その監視により、指示物体の動きに変化があったか否かを判断する(ステップS110)。この判断結果により、変化が無かったと判断された場合には、入力予測装置36は、ステップS102以降の動作を繰り返す。また、分析部42は、変化が有ったと判断した場合には、その変化が有った時間の情報(変化点時間情報)を判別式選択部45等に出力する。これにより、入力予測装置36は、その変化点の時間を始点とした解析範囲Sに基づいて、ステップS105以降の動作を繰り返す。
一方、ステップS102の動作によって、接近ではないと判断された場合には、取得部44は、指示物体がタッチパネル25に接触したか否かを判断する(ステップS112)。この取得部44の判断動作により、指示物体はタッチパネル25に接触していないと判断された場合には、指示物体はタッチパネル25の感知範囲から外れたと判断し、入力予測装置36は、動作を終了し、次の動作に備える。
また、取得部44は、指示物体がタッチパネル25に接触したと判断した場合には、次に、指示物体がタッチパネル25から離れたか否かを監視する(ステップS113)。その後、取得部44は、指示物体がタッチパネル25から離れたことを検知すると、指示物体がタッチパネル25に接触した際の動きの情報を例えばタッチパネル検知部(図示せず)から取得する(ステップS114)。そして、取得部44は、結果情報を生成し、記憶装置22に格納(登録)する(ステップS115)。
この第2実施形態における入力予測装置36は、上記のように、タッチパネル25に接触する際の指示物体の動きの種類を予測する判別式を複数種生成し、それらの判別式の中から正答率を利用して、予測に利用する判別式を選択する。このため、入力予測装置36は、精度良く、指示物体の動きを予測できる。
また、この第2実施形態では、取得部44によって結果情報を蓄積でき、この結果情報を利用して、生成部46が判別式を生成するので、入力予測装置36は、予測の精度を高めていくことができる。
さらに、分析部42を備え、接近している指示物体の動きが変化した場合には、その変化後の指示物体の動きに基づいて、判別式の生成および選択が行われる。このため、入力予測装置36は、接近している指示物体の動きが変化したことによる予測精度の悪化を防止できる。
さらに、生成部46は、検証部47による検証処理により、全ての判別式の正答率が閾値未満であった場合には、実測情報の数(データ数)を増加して判別式の生成および選択を行う。このことも、入力予測装置36における予測精度の悪化防止に寄与している。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、第1と第2の実施形態に限定されず、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第2実施形態では、分析部42を備えているが、例えば情報端末装置20の用途に基づいて分析部42は不要と判断された場合には、分析部42は省略されてもよい。さらに、判別式選択部45は、解析範囲Sを広げる機能を備えているが、例えば、制御構成の簡素化を図るために、その機能を省略してもよい。
さらに、第2実施形態では、選択部48は、判別式の正答率に基づいて判別式を選択している。これに代えて、選択部48は、正答率だけでなく、正答率以外の要素をも考慮して、判別式を選択してもよい。この場合には、生成部46により生成された判別式の中から選択される判別式は、最も正答率が高い判別式とは限らない。
さらに、第2実施形態では、入力手段であるタッチパネル25と、出力手段である表示部26とが一体化している入出力装置21が情報端末装置20に備えられているが、情報端末装置に備えられる入力装置と出力装置は互いに独立していてもよい。
1,36 入力予測装置
3,41 データ変換部
4,45 判別式選択部
5,43 予測部
7 入力手段
8,20 情報端末装置
25 タッチパネル

Claims (10)

  1. 情報を入力する入力手段に接近している物体の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、前記物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出するデータ変換部と、
    前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた前記物理量との関係を表す結果情報と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とを利用して、前記物体が前記入力手段に情報を入力する場合における前記物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成し、前記結果情報を利用した検証処理により算出した前記各判別式の正答率に基づいて、前記生成した複数の前記判別式の中から前記動きの種類の予測に利用する前記判別式を選択する判別式選択部と、
    前記選択された判別式と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とに基づいて、前記物体の動きの種類を予測する予測部と
    を備えている入力予測装置。
  2. 前記判別式選択部が前記判別式を生成する場合に利用する前記実測情報は、予め定められている時間幅を持つ解析範囲内における前記実測情報である請求項1に記載の入力予測装置。
  3. 前記判別式選択部は、前記検証処理により算出した前記全ての判別式の正答率が閾値未満である場合には、前記解析範囲を広げ、前記判別式を生成し直す機能をさらに備えている請求項2に記載の入力予測装置。
  4. 前記物体が前記入力手段に接近している状態が予め定められた時間以上に継続している場合に、前記データ変換部により算出される前記物理量に基づいて前記物体の動きの変化を検知する分析部をさらに備え、
    前記判別式選択部は、前記分析部が前記物体の動きの変化を検知した場合には、その変化時点からの前記実測情報を利用して算出された前記物理量に基づいて前記判別式を選択する機能を備える請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の入力予測装置。
  5. 前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類の情報と、前記物体が前記入力手段に接近してから情報を入力するまでの期間において前記判別式選択部による前記判別式の生成および選択に利用された前記物理量とを含む情報を前記結果情報として取得する取得部をさらに備えている請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の入力予測装置。
  6. 前記判別式選択部は、前記検証処理により算出した前記各判別式の正答率が最も高い前記判別式を、予測に利用する判別式として選択する請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の入力予測装置。
  7. 情報を入力する入力手段と、
    請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の入力予測装置と
    を備えている情報端末装置。
  8. 前記入力予測装置により予測された物体の動きの種類と、前記入力手段に接近している前記物体の所在位置情報とに基づいて、前記入力手段を利用して入力される情報を想定し、当該想定された情報が、情報通信網を介した情報取得を要求する情報であることを検知した場合には、その情報が前記入力手段に入力される前に、前記情報通信網を介して情報を先行取得する先行処理部をさらに備えている請求項7に記載の情報端末装置。
  9. 情報を入力する入力手段に接近している物体の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、前記物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出し、
    前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた前記物理量との関係を表す結果情報と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とを利用して、前記物体が前記入力手段に情報を入力する場合における前記物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成し、
    前記結果情報を利用した検証処理により算出した前記各判別式の正答率に基づいて、前記生成した複数の前記判別式の中から前記動きの種類の予測に利用する前記判別式を選択し、
    前記選択された判別式と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とに基づいて、前記物体の動きの種類を予測する入力予測方法。
  10. コンピュータに、
    情報を入力する入力手段に接近している物体の所在位置情報と時間情報を含む実測情報に基づいて、前記物体の動きに関連する一種以上の物理量を算出する処理と、
    前記物体が前記入力手段に情報を入力した場合における前記物体の動きの種類と当該種類の動きが実行された場合に算出されていた前記物理量との関係を表す結果情報と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とを利用して、前記物体が前記入力手段に情報を入力する場合における前記物体の動きの種類を予測する複数の判別式を生成する処理と、
    前記結果情報を利用した検証処理により算出した前記各判別式の正答率に基づいて、前記生成した複数の前記判別式の中から前記動きの種類の予測に利用する前記判別式を選択する処理と、
    前記選択された判別式と、前記実測情報に基づいて算出された前記物理量とに基づいて、前記物体の動きの種類を予測する処理とを実行させるコンピュータプログラム。
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