[go: up one dir, main page]

JP2015189349A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2015189349A
JP2015189349A JP2014068528A JP2014068528A JP2015189349A JP 2015189349 A JP2015189349 A JP 2015189349A JP 2014068528 A JP2014068528 A JP 2014068528A JP 2014068528 A JP2014068528 A JP 2014068528A JP 2015189349 A JP2015189349 A JP 2015189349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
land portion
vehicle
tire
outer shoulder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014068528A
Other languages
English (en)
Inventor
和也 石黒
Kazuya Ishiguro
和也 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2014068528A priority Critical patent/JP2015189349A/ja
Publication of JP2015189349A publication Critical patent/JP2015189349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】乾燥路面での操縦安定性能とウェット路面での走行性能とを両立させながら、騒音性能を向上させることを可能にした空気入りタイヤを提供する。【解決手段】少なくとも4本の主溝11を有し、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、外側ショルダー陸部18に、主溝11に開口しない外側ショルダーラグ溝24と、主溝11に開口する外側ショルダーサイプ25とをタイヤ周方向に交互に設けると共に、外側ショルダーラグ溝24及び外側ショルダーサイプ25と交差する周方向細溝26を設け、周方向細溝26を境に外側ショルダーラグ溝24の中心線と外側ショルダーサイプ25の中心線とをそれぞれタイヤ周方向にずらし、外側ショルダーラグ溝24のずれ量を外側ショルダーラグ溝24の溝幅の0.5倍以上5倍以下にし、外側ショルダーサイプ25のずれ量を外側ショルダーサイプ25の溝幅の0.5倍以上5倍以下にする。【選択図】図2

Description

本発明は、トレッド面にタイヤ周方向に延びる少なくとも4本の主溝を有する空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、乾燥路面での操縦安定性能とウェット路面での走行性能とを両立させながら、騒音性能を向上させることを可能にした空気入りタイヤに関する。
近年、道路整備の進展や車両の高性能化を受けて、空気入りタイヤに対して、高速走行時における乾燥路面での走行性能(ドライ性能)とウェット路面での走行性能(ウェット性能)とを両立させながら、騒音性能を向上させることが強く求められている。
一般に、ウェット性能を向上させる方法としては、タイヤのトレッド面にタイヤ周方向に延びる主溝のほかにタイヤ幅方向に延びるラグ溝やサイプを形成して排水性を確保することが行われている。ところが、このような方法では、トレッド面に形成された陸部の剛性が低下してしまうために、ドライ性能を確保することが難しくなると同時に、騒音性能が悪化するという問題があった。
従来、ドライ性能とウェット性能とを両立させながら、騒音性能を向上させるための対策として、タイヤの車両への装着方向を指定したうえで、ラグ溝の形態やその配置を特定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構造では、特に車両装着時に車両に対して外側になるショルダー陸部において、排水性能を確保するために、陸部内で終端するラグ溝に加えて、その終端からタイヤ幅方向に延び、主溝と連通するサイプを設けている。しかしながら、これらサイプとラグ溝の組み合わせは、実質的に、一端が主溝に連通して、他端がショルダー陸部のタイヤ幅方向外側(車両に対して外側)に向かって開口する溝になるため、車外に放射される騒音に対しては悪影響があるという問題がある。また、このショルダー陸部に隣接する主溝とこのショルダー陸部に設けられた周方向細溝との間の陸部の部分は、タイヤ幅方向に延びる溝がサイプのみであるため、この陸部の部分におけるドライ性能やウェット性能は必ずしも高くなく、この陸部の部分によってタイヤ全体のドライ性能やウェット性能を充分に向上することが難しいという問題がある。そこで、このショルダー陸部内で終端するラグ溝の端部からタイヤ幅方向に延びるサイプを主溝に対して非連通にしたり、上述の陸部の部分にタイヤ幅方向に延びる溝を追加することも考えられるが、これら要素を単純に改造しただけでは、ラグ溝やサイプの形態や配置のバランスが崩れるため、特許文献1の構造で得られていた程度のドライ性能、ウェット性能、騒音性能も得られなくなる。そのため、ドライ性能とウェット性能とを両立させながら、騒音性能を向上させるための更なる改善が求められている。
特開2008−162390号公報
本発明の目的は、乾燥路面での操縦安定性能とウェット路面での走行性能とを両立させながら、騒音性能を向上させることを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延びる少なくとも4本の主溝を有し、隣接する主溝間にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向陸部が区画形成されると共に、タイヤ幅方向最外側の各主溝のタイヤ幅方向外側にそれぞれショルダー陸部が区画形成され、且つ、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、前記ショルダー陸部のうち車両装着時に車両に対して外側になる外側ショルダー陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記外側ショルダー陸部に隣接する主溝に連通せずに前記外側ショルダー陸部内で終端する外側ショルダーラグ溝と、タイヤ幅方向に延び、前記外側ショルダー陸部に隣接する主溝に連通する外側ショルダーサイプとをタイヤ周方向に交互に設けると共に、前記主溝よりも溝幅及び溝深さが小さく、タイヤ周方向に延び、前記外側ショルダーラグ溝及び前記外側ショルダーサイプと交差する周方向細溝を設け、該周方向細溝を境に前記外側ショルダーラグ溝の中心線と前記外側ショルダーサイプの中心線とをそれぞれタイヤ周方向にずらし、前記外側ショルダーラグ溝の中心線のずれ量を前記外側ショルダーラグ溝の溝幅の0.5倍以上5倍以下にし、前記外側ショルダーサイプの中心線のずれ量を前記外側ショルダーサイプの溝幅の0.5倍以上5倍以下にしたことを特徴とする。
本発明では、上述のように、外側ショルダーラグ溝を外側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して非連通にしているので、騒音性能とドライ性能とを向上することができる。一方で、外側ショルダー陸部に隣接する主溝に開口する外側ショルダーサイプを設けているので、外側ショルダーラグ溝を主溝に対して非連通にすることで低下することが懸念されるウェット性能を補完することができる。更に、周方向細溝は外側ショルダーラグ溝及び外側ショルダーサイプの両方と交差しているため、周方向細溝と外側ショルダーラグ溝と外側ショルダーサイプとが一連の水の通り道となり、排水が促進されるので、ウェット性能を更に向上することが可能になる。また、周方向細溝を境に外側ショルダーラグ溝と外側ショルダーサイプとがそれぞれ所定のずれ量の範囲内でタイヤ周方向にずれているので、排水性能を高度に維持しながら車外音を低減して騒音性能を向上することができる。従って、ドライ性能、ウェット性能、騒音性能をバランスよく向上し、これら性能を高度に両立することができる。
本発明においては、外側ショルダー陸部において外側ショルダーラグ溝と周方向細溝とにより形成される角部のうち、外側ショルダーラグ溝と周方向細溝とがなす角度が鋭角である部位に面取りを施し、周方向細溝のタイヤ幅方向外側に位置する外側面取り部の面取り量を周方向細溝のタイヤ幅方向内側に位置する内側面取り部の面取り量よりも大きくすることが好ましい。このように面取りを施すことで、ラグ溝内を水が流れ易くなり、排水性能が更に向上することができる。また、偏摩耗を抑制することができる。
このとき、内側面取り部及び外側面取り部の面取り深さが周方向細溝の溝深さの80%以上であることが好ましい。このように面取りの深さを設定することで、摩耗末期まで優れた排水性能を維持することができる。
本発明においては、外側ショルダーサイプがトレッド表面側では屈曲点を有さない直線又は曲線状である一方で溝底側では屈曲点を有する蛇行状である三次元構造を有することが好ましい。このようにサイプが屈曲部を有することで外側ショルダー陸部の剛性が過度に低下することを防止しながら、サイプによるエッジ効果が得られるので、排水性能とドライ性能とを更に向上することができる。また、トレッド表面側と溝底側とで構造が異なることで、摩耗初期に比べて陸部の剛性が低下する摩耗後期に、直線状のサイプよりも剛性を低下させ難いジグザグ形状のサイプがトレッド表面に現れてその効果を発揮するので、陸部の剛性を効果的に維持することが可能になる。
本発明においては、周方向陸部及びショルダー陸部の主溝に隣接するエッジ部のすべてに角面取りを施すことが好ましい。これにより周方向陸部及びショルダー陸部の偏摩耗を抑制するには有利になる。
本発明においては、外側ショルダー陸部のタイヤ幅方向外側の端部領域に複数のディンプルを設けることが好ましい。これにより、車両走行時における、走行抵抗を低減させ、燃費向上を図ることができる。
本発明では、周方向陸部のうちタイヤ赤道上に位置する中央陸部にタイヤ周方向に対して傾斜しながら延びる複数本の傾斜溝を設け、傾斜溝の一端を車両装着時に車両に対して内側になる主溝に開口させる一方で、傾斜溝の他端を車両装着時に車両に対して外側になる主溝に開口させずに中央陸部内で終端させ、傾斜溝の開口端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に大きい第1傾斜部を形成し、傾斜溝の終端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に小さい第2傾斜部を形成した仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、傾斜溝の他端が中央陸部内で終端するので、トレッド部の車両内側の領域で発生したタイヤ騒音が車両外側に放射されることを抑制することができる。しかも、この傾斜溝は、開口端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に大きい第1傾斜部を有し、終端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に小さい第2傾斜部を有しているので、第2傾斜部が中央陸部付近の水を効果的に取り込み、取り込まれた水は第1傾斜部を介して主溝内に導かれるので、騒音性能とウェット性能とを向上するには有利になる。
このとき、傾斜溝の第1傾斜部のタイヤ周方向に対する傾斜角度を45°〜90°とし、傾斜溝の第2傾斜部のタイヤ周方向に対する傾斜角度を0°〜30°とすることが好ましい。このような仕様にすることで、傾斜溝による排水性能を充分に確保することができる。
また、中央陸部において傾斜溝の第1傾斜部と該第1傾斜部が開口する主溝とによって形成される角部のうち、第1傾斜部の傾斜角度が鋭角である部分に面取りを施した仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、鋭角部分の偏摩耗を抑制すると共に、傾斜溝による排水性を高めることができる。
更に、傾斜溝の溝底での曲率半径とトレッド表面の法線方向に対する溝壁角度をそれぞれ傾斜溝の終端側よりも開口端側にて大きくした仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、傾斜溝による排水性を高めることができる。
更に、傾斜溝の終端から中央陸部の車両装着時に車両に対して外側になる側の端部までの距離が中央陸部の幅の20%〜50%である仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、中央陸部の剛性を維持しながら傾斜溝による排水性を確保することができる。
更に、周方向陸部のうち中央陸部の車両装着時に車両に対して内側になる側に隣り合う内側中間陸部に、傾斜溝の第1傾斜部の延長線上に位置し、内側中間陸部を貫通する複数本の内側中間ラグ溝を設け、内側中間陸部を複数個のブロックからなるブロック列とした仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、ウェット路面での走行性能を更に改善することができる。
更に、周方向陸部のうち中央陸部の車両装着時に車両に対して外側になる側に隣り合う外側中間陸部に、傾斜溝の第1傾斜部の延長線上に位置し、外側中間陸部内で終端し、車両装着時に車両に対して内側になる主溝に開口する複数本の外側中間ラグ溝を設け、外側中間陸部をタイヤ周方向に連なるリブ列とした仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、騒音の発生を抑えながらウェット路面での走行性能を更に改善することができる。
本発明では、ショルダー陸部のうち車両装着時に車両に対して内側になる内側ショルダー陸部に、タイヤ幅方向に延び、内側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して開口せずに内側ショルダー陸部内で終端する複数本の内側ショルダーラグ溝と、内側ショルダーラグ溝の終端からタイヤ幅方向に延び、内側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して開口せずに内側ショルダー陸部内で終端する非開口サイプとを設けると共に、タイヤ周方向に隣接する非開口サイプの間に、前記内側ショルダーラグ溝とは接続せずにタイヤ幅方向に延び、内側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して開口する開口サイプを設け、非開口サイプと開口サイプとをタイヤ周方向に交互に配列した仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、内側ショルダー陸部において、ドライ性能、ウェット性能、及び、騒音性能をバランスよく向上することができる。
本発明では、トレッド部をタイヤ赤道を境にして車両装着時に車両に対して外側になる車両外側領域と車両装着時に車両に対して内側になる車両内側領域とに区分したとき、車両内側領域での溝面積比率を車両外側領域での溝面積比率よりも大きくし、これら溝面積比率の差を1%ポイント以上にした仕様にすることもできる。このような仕様にすることで、騒音の発生を抑えながらウェット路面での走行性能を更に改善することができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッド面を示す正面図である 。 図2の空気入りタイヤの外側ショルダー陸部の一部を拡大して示す説明図で ある。 図3の外側ショルダー陸部の一部を矢印方向から見た状態を模式的に示す説 明図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの外側ショルダーサイプの構造を 示す説明図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの中央陸部の一部を拡大して示す 説明図である。 図6のX1−X1矢視断面図である。 図6のX2−X2矢視断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、空気入りタイヤTは車両に対する装着方向が指定され符号INは車両装着時に車両に対して内側になる側(以下、車両内側という)、符号OUTは車両装着時に車両に対して外側になる側(以下、車両外側という)、符号CLはタイヤ赤道を表わす。この空気入りタイヤTは、トレッド部1、サイドウォール部2、ビード部3から構成される。左右一対のビード部3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。また、ビードコア5の外周上にはビードフィラー6が配置され、このビードフィラー6がカーカス層4の本体部と折り返し部とにより包み込まれている。一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層(図1では2層)のベルト層7,8が埋設されている。各ベルト層7,8は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。これらベルト層7,8において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。更に、ベルト層7,8の外周側にはベルト補強層9が設けられている。ベルト補強層9は、タイヤ周方向に配向する有機繊維コードを含む。ベルト補強層9において、有機繊維コードはタイヤ周方向に対する角度が例えば0°〜5°に設定されている。
本発明は、このような一般的な空気入りタイヤに適用されるが、その断面構造は上述の基本構造に限定されるものではない。
図2に例示するように、本発明の空気入りタイヤのトレッド部1の外表面、即ち、トレッド面10には、タイヤ周方向に延びる複数本(図2では4本)の主溝11が設けられている。この主溝11は、溝幅が例えば5mm〜10mm、溝深さが例えば7mm〜9mmである。隣接する主溝11間には、タイヤ周方向に延びる複数本(図2では3本)の周方向陸部12が区画形成されている。これら周方向陸部12のうち、タイヤ赤道上に位置する陸部を中央陸部13、中央陸部13に対して車両内側に位置する陸部を内側中間陸部14、中央陸部13に対して車両外側に位置する陸部を外側中間陸部15とする。また、タイヤ赤道CLのタイヤ幅方向両側において、タイヤ幅方向最外側の主溝11のタイヤ幅方向外側にショルダー陸部16が区画形成されている。これらショルダー陸部16のうち、車両内側に位置する陸部を内側ショルダー陸部17、車両外側に位置する陸部を外側ショルダー陸部18とする。
図2に例示する実施形態では、中央陸部13に、タイヤ周方向に対して傾斜しながら延びる複数本の傾斜溝19がタイヤ周方向に間隔をあけて形成されている。傾斜溝19は、一端が車両内側の主溝11に開口し、他端が車両外側の主溝11には開口せずに、中央陸部13内においてタイヤ赤道CLよりも車両内側の位置で終端している。傾斜溝19は溝幅が例えば2mm〜4mm、溝深さが例えば4mm〜7mmに設定されている。傾斜溝19は、屈曲した形状をなし、開口端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に大きい傾斜部19A(第1傾斜部)を有し、終端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に小さい傾斜部19B(第2傾斜部)を有している。
図2に例示する実施形態では、内側中間陸部14に、傾斜溝19の第1傾斜部19Aの延長線上に位置し、内側中間陸部14を貫通する複数本の内側中間ラグ溝20が形成されている。内側中間ラグ溝20は溝幅が例えば2mm〜4mm、溝深さが4mm〜7mmに設定されている。これにより、内側中間陸部14は複数個のブロックからなるブロック列を形成している。
図2に例示する実施形態では、外側中間陸部15に、傾斜溝19の第1傾斜部19Aの延長線上に位置し、一端が外側中間陸部15内で終端し、他端が車両内側の主溝11に開口する複数本の外側中間ラグ溝21が形成されている。外側中間ラグ溝21は溝幅が例えば2mm〜4mm、溝深さが4mm〜7mmに設定されている。これにより、外側中間陸部15はタイヤ周方向に連なるリブ列を形成している。
図2に例示する実施形態では、内側ショルダー陸部17に、この内側ショルダー陸部17に隣接する主溝11に対して非連通であってタイヤ幅方向に延びる複数本の内側ショルダーラグ溝22と、タイヤ幅方向に延びる複数本の内側ショルダーサイプ23とが形成されている。内側ショルダーラグ溝22は溝幅が例えば3mm〜5mm、溝深さが2mm〜5mmに設定されている。また、内側ショルダーサイプ23は溝幅が例えば0.5mm〜1.0mm、溝深さが4mm〜7mmの微細な溝である。内側ショルダーサイプ23は、内側ショルダーラグ溝22の終端からタイヤ幅方向に延び、内側ショルダー陸部17に隣接する主溝11に対して開口せずに内側ショルダー陸部17内で終端する非開口サイプ23Aと、内側ショルダーラグ溝22とは接続せず、タイヤ幅方向に延び、一端が内側ショルダー陸部17内で終端し、他端が内側ショルダー陸部17に隣接する主溝11に開口する開口サイプ23Bとを含む。これら非開口サイプ23Aと開口サイプ23Bとはタイヤ周方向に交互に配列されている。
本発明では、外側ショルダー陸部18に、外側ショルダーラグ溝24と外側ショルダーサイプ25と周方向細溝26とが設けられている。外側ショルダーラグ溝24は、一端が外側ショルダー陸部18に隣接する主溝11に連通せずに外側ショルダー陸部18内で終端する一方で、他端が外側ショルダー陸部18内で終端せずに外側ショルダー陸部18のタイヤ幅方向外側に対して開口している。また、外側ショルダーラグ溝24は、一端側において後述の周方向細溝26と交差しており、この周方向細溝26よりも車両内側の部分24Aと車両外側の部分24Bとに分かれている。外側ショルダーラグ溝24は溝幅が例えば3mm〜5mm、溝深さが例えば2mm〜5mmに設定されている。外側ショルダーサイプ25は、一端が外側ショルダー陸部18に隣接する主溝11に連通する一方で、他端が外側ショルダー陸部18内で終端している。この外側ショルダーサイプ25も一端側において後述の周方向細溝26と交差しており、この周方向細溝26よりも車両内側の部分25Aと車両外側の部分25Bとに分かれている。外側ショルダーサイプ25は溝幅が例えば0.5mm〜1.0mm、溝深さが例えば4mm〜7mmに設定されている。周方向細溝26は、主溝11よりも溝幅及び溝深さが小さく(溝幅が例えば2mm〜3mm、溝深さが例えば4mm〜6mm)、外側ショルダー陸部18のタイヤ幅方向中心よりも車両内側においてタイヤ周方向に延び、外側ショルダーラグ溝24及び外側ショルダーサイプ25の両方と交差している。
そして、外側ショルダーラグ溝24と外側ショルダーサイプ25とのそれぞれにおいて、車両内側の部分24A,25Aと車両外側の部分24B,25Bとは、タイヤ周方向にずれて配置されている。より詳しくは、図3に拡大して示すように、周方向細溝26を境に、外側ショルダーラグ溝24の中心線が、その車両内側の部分24Aと車両外側の部分24Bとでタイヤ周方向にずれるように構成され、外側ショルダーサイプ25の中心線が、その車両内側の部分25Aと車両外側の部分25Bとでタイヤ周方向にずれるように構成されている。更に、外側ショルダーラグ溝24の中心線のずれ量A1を外側ショルダーラグ溝24の溝幅d1の0.5倍以上5倍以下に設定し、外側ショルダーサイプ25の中心線のずれ量A2を外側ショルダーサイプ25の溝幅d2の0.5倍以上5倍以下に設定している。
本発明では、外側ショルダー陸部18が上述のパターンを有しているので、特に、外側ショルダー陸部18において、外側ショルダーラグ溝24、外側ショルダーサイプ25、及び、周方向細溝26の協働により、ドライ性能、ウェット性能、及び、騒音性能をバランスよく高めることができる。即ち、外側ショルダーラグ溝24が主溝11に開口しないことで、主溝11に起因する気柱共鳴音が発生しても、これが外側ショルダーラグ溝24を通じて車両外側に伝達されることがなくなるので騒音性能を高めることができる。また、外側ショルダーラグ溝24が主溝11に開口しないことで外側ショルダー陸部18の剛性が高くなるので、操舵時の手応えが向上し、ドライ性能を高めることができる。その一方で、外側ショルダー陸部18に隣接する主溝11に開口する外側ショルダーサイプ25を設けているので、外側ショルダーラグ溝24を主溝11に対して非連通にすることで低下することが懸念されるウェット性能を補完することができる。更に、周方向細溝26は外側ショルダーラグ溝24及び外側ショルダーサイプ25の両方と交差しているため、周方向細溝26と外側ショルダーラグ溝24と外側ショルダーサイプ25とが一連の水の通り道となり、排水が促進されるので、ウェット性能を更に向上することが可能になる。これに加えて、外側ショルダーラグ溝24及び外側ショルダーサイプ25の車両内側の部分24A,25Aと車両外側の部分24B,25Bとがタイヤ周方向にずれて配置されているので、溝(サイプ)形状が一直線上である場合に比べて音を伝達し難くなり、騒音性能を高めることができる。このとき、ずれ量A1,A2が所定の範囲内に収められているので、溝(サイプ)がずれることによる排水性能の低下を防止し、優れた排水性能を維持したまま騒音性能を高めることができる。
このとき、ずれ量A1,A2が溝(サイプ)の溝幅d1,d2の0.5倍よりも小さいと溝(サイプ)の形状が実質的に直線状になるため、車両内側の部分24A,25Aと車両外側の部分24B,25Bとをずらす効果が得られない。ずれ量A1,A2が溝(サイプ)の溝幅d1,d2の5倍よりも大きいと水が車両内側の部分24A,25Aと車両外側の部分24B,25Bとの間を流れにくくなり排水性能が悪化し、ウェット性能を向上することができない。
図4に示すように、外側ショルダー陸部18において外側ショルダーラグ溝24と周方向細溝26とにより形成される角部のうち、外側ショルダーラグ溝24と周方向細溝26とがなす角度が鋭角である部位に面取りを施して面取り部27を設け、周方向細溝26のタイヤ幅方向外側に位置する外側面取り部27Aの面取り量を周方向細溝26のタイヤ幅方向内側に位置する内側面取り部27Bの面取り量よりも大きくすることが好ましい。このように面取り部27を設けることで、外側ショルダーラグ溝24と周方向細溝26との連結部を水が流れるときに溝内を水が流れ易くなり、排水性能を更に向上することができる。また、この角部における偏摩耗を抑制することができる。尚、面取り量とは、面取りによって失われた部分の体積であり、図4において、点線で描かれる三角錐の体積である。
外側面取り部27Aと内側面取り部27Bとの面取り量は上述の大小関係を満たしていればよいが、好ましくは、外側面取り部27Aの面取り量を例えば2mm3 〜4mm3 の範囲に設定し、内側面取り部27Bの面取り量を例えば1mm3 〜2mm3 の範囲に設定するとよい。これにより排水性の向上と、偏摩耗の抑制には有利になる。
このとき、外側面取り部27A及び内側面取り部27Bの面取り深さを周方向細溝26の溝深さの80%以上に設定することが好ましい。このように面取り深さを設定することで、摩耗末期まで優れた排水性能を維持することができる。このとき、面取り深さがそれぞれ周方向細溝26の溝深さの80%よりも小さいと、面取り部27が摩耗末期まで充分に残らないため、摩耗末期まで優れた排水性能を維持することができない。尚、外側面取り部27A及び内側面取り部27Bの面取り深さの上限値は周方向細溝26の溝深さの100%である。
外側ショルダーサイプ25は、どのような構造にしても良いが、好ましくは屈曲点を有する形状であるとよい。特に、図5に例示するように、トレッド表面側では屈曲点を有さない直線又は曲線状である一方で溝底側では屈曲点を有する蛇行状である三次元構造にすることが好ましい。このように外側ショルダーサイプ25が屈曲部を有することで外側ショルダー陸部18の剛性が過度に低下することを防止しながら、サイプによるエッジ効果が得られるので、排水性能とドライ性能とをバランスよく向上することができる。また、トレッド表面側と溝底側とで構造が異なることで、摩耗初期に比べて陸部の剛性が低下する摩耗後期に、直線状のサイプよりも剛性を低下させ難いジグザグ形状のサイプがトレッド表面に現れてその効果を発揮するので、陸部の剛性を効果的に維持することが可能になる。尚、図5では、外側ショルダーサイプ24の三次元構造が明確になるように、外側ショルダーサイプ24を実線で示す一方で、外側ショルダー陸部18(の一部)は一点鎖線で示し、且つ、外側ショルダーサイプ24のトレッド表面側の部分と溝底側の部分(特に溝底部分)との位置関係が明確になるように補助線(破線)を引いている。
周方向陸部12及びショルダー陸部16の主溝11に隣接するエッジ部のすべてに角面取りを施すことが好ましい。これにより周方向陸部12及びショルダー陸部16の偏摩耗を抑制するには有利になる。
外側ショルダー陸部18のタイヤ幅方向外側の端部領域28に複数のディンプル29を設けることが好ましい。これにより、車両走行時における、走行抵抗を低減させ、燃費向上を図ることができる。
図2の実施形態では、中央陸部13が上述のように構成されているが、この仕様では、中央陸部13に形成された傾斜溝19は、一端が車両内側の主溝11に開口し、他端が中央陸部13内においてタイヤ赤道CLよりも車両内側の位置で終端しているので、トレッド部1の車両内側の領域で発生したタイヤ騒音が車両外側に放射されるのを抑制することができる。しかも、中央陸部13に形成された傾斜溝19は、開口端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に大きい第1傾斜部19Aを有し、終端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に小さい第2傾斜部19Bを有しているので、第2傾斜部19Bが中央陸部13付近の水を効果的に取り込み、その水を第1傾斜部19Aを介して主溝11内に導くことができる。そのため、騒音の発生を抑制しつつウェット路面での走行性能を改善することができる。
図2の実施形態に関して、図6に拡大して示すように、傾斜溝19の第1傾斜部19Aのタイヤ周方向に対する傾斜角度αは45°〜90°とし、傾斜溝19の第2傾斜部19Bのタイヤ周方向に対する傾斜角度βは0°〜30°にすると良い。これにより、傾斜溝19による排水性を充分に確保することができる。これら傾斜角度α,βが上記範囲から外れると傾斜溝19による排水性の改善効果が低下する。尚、傾斜溝19は、図6に示すように、第1傾斜部19Aが所定の曲率半径r1で湾曲すると共に、第2傾斜部19Bが所定の曲率半径r2で湾曲し、これら第1傾斜部19Aと第2傾斜部19Bとを所定の曲率半径の連結部が滑らかに結んだ形状を有する。このとき、傾斜溝19の開口端の中心点をP1、第1傾斜部19Aの中心線(曲率半径r1)と第2傾斜部19Bの中心線(曲率半径r2)との交点をP2、終端部の中心点をP3とすると、傾斜角度αは点P1と点P2とを結んだ直線が周方向に対してなす角度であり、傾斜角度βはP2と点P3とを結んだ直線が周方向に対してなす角度である。尚、図6では、第1傾斜部と第2傾斜部とを結ぶ連結部の中心線及びその曲率半径は省略している。
傾斜溝19の第1傾斜部19Aとこの第1傾斜部19Aが開口する主溝11とによって形成される中央陸部13の角部のうち、第1傾斜部19Aと主溝11とが成す角度が鋭角である部分には面取り部29を形成することが好ましい。これにより、傾斜溝19の形成に伴って中央陸部13に形成される鋭角部分の偏摩耗を抑制すると共に、傾斜溝19による排水性を高めることができる。
図7(図6のX1−X1矢視断面図)及び図8(図6のX2−X2矢視断面図)に示すように、傾斜溝19の終端側の溝底での曲率半径R2よりも開口端側の溝底での曲率半径R1の方が大きくなっていることが好ましい。この曲率半径の変化は段階的であっても良いが、終端側から開口端側に向かって漸増していることが望ましい。また、傾斜溝19の終端側の溝壁角度θ2よりも開口端側の溝壁角度θ1の方が大きくなっていることが好ましい。この溝壁角度の変化は段階的であっても良いが、終端側から開口端側に向かって漸増していることが望ましい。傾斜溝19をこのような形状とすることにより、傾斜溝19による排水性を更に高めることができる。尚、溝壁角度θ1,θ2は上述の大小関係を満たしていることが好ましいが、更に、溝壁角度θ1を例えば4°〜2°、溝壁角度θ2を例えば1°〜2°に設定することもできる。
傾斜溝19の終端から中央陸部13の車両外側の端までの距離Dは、図6に示すように、中央陸部13の幅Wの20%〜50%であると良い。これにより、中央陸部13の剛性を維持しながら傾斜溝19による排水性を確保することができる。距離Dが中央陸部13の幅Wの20%よりも小さいと中央陸部13の剛性低下により操縦安定性が低下し、逆に50%よりも大きいと排水性が不充分になる。尚、距離Dは、図6に示すように、傾斜溝19の終端における最も車両外側の点から中央陸部13の車両外側の端までの長さである。
図2に例示した実施形態において、内側中間陸部14には、上述のように、傾斜溝19の傾斜部19Aの延長線上に位置し、内側中間陸部14を貫通する複数本の内側中間ラグ溝20を設け、内側中間陸部14をブロック列としているので、これら内側中間ラグ溝20に基づいてウェット路面での走行性能を改善することができる。
また、外側中間陸部15には、傾斜溝19の傾斜部19Aの延長線上に位置し、外側中間陸部15内で終端し、車両内側の主溝11に開口する複数本の外側中間ラグ溝21を設け、外側中間陸部15をリブ列としているので、これら外側中間ラグ溝21に基づいてウェット路面での走行性能を改善し、かつリブ列である外側中間陸部15の配置に基づいて騒音の発生を抑えることができる。
更に、内側ショルダー陸部17には、内側ショルダー陸部17に隣接する主溝11に対して非連通であってタイヤ幅方向に延びる複数本の内側ショルダーラグ溝22を設けているので、これら内側ショルダーラグ溝22に基づいてウェット路面での走行性能を改善し、かつ内側ショルダー陸部17を内側ショルダーラグ溝22で分断しない構造に基づいて騒音の発生を抑えることができる。更に、非開口サイプ23Aと開口サイプ23Bとを含む複数本の内側ショルダーサイプ23を設けているので、ドライ性能、ウェット性能、騒音性能をバランスよく向上することができる。
本発明では、少なくとも外側ショルダー陸部18が上述のパターンを有していればよいが、外側ショルダー陸部18以外の陸部(中央陸部13、内側中間陸部14、外側中間陸部15、内側ショルダー陸部17)が上述の説明のように図2の実施形態を満たしていることが好ましい。
上記空気入りタイヤでは、トレッド部1をタイヤ赤道CLを境にして車両外側の領域と車両内側の領域に区分したとき、車両内側の領域での溝面積比率を車両外側の領域での溝面積比率よりも大きくし、これら溝面積比率の差を1%ポイント以上にすると良い。溝面積比率の差の上限値は15%ポイントとする。ここで、溝面積比率は接地領域の面積に対する接地領域内の溝面積の比率(%)である。接地領域とはJATMAイヤーブック(2006年度版)に規定される空気圧−負荷能力対応表において、最大負荷能力に対応する空気圧を充填し、該最大負荷能力の80%の荷重を負荷したときの接地幅TCWにて規定される領域である。車両内側の領域での溝面積比率を車両外側の領域での溝面積比率よりも大きくすることにより、騒音の発生を抑えながらウェット路面での走行性能を更に改善することができる。
タイヤサイズが215/60R17 96Hであり、図1に例示する断面形状を有し、図2のトレッドパターンを基調とし、外側ショルダーラグ溝の溝幅d1、車両内側の部分と車両外側の部分とのずれの有無、そのずれ量A1、比A1/d1、外側面取り部及び内側面取り部の有無、各面取り量、周方向細溝の溝深さに対する各面取り部の面取り深さの割合、外側ショルダーサイプの溝幅d2、車両内側の部分と車両外側の部分とのずれの有無、そのずれ量A2、比A2/d2、その形状、周方向陸部及びショルダー陸部の主溝に隣接するエッジ部の角面取りの有無、ディンプルの有無をそれぞれ表1のように設定した従来例1、比較例1〜3、実施例1〜9の13種類の空気入りタイヤを作製した。
尚、従来例1、比較例1〜3、実施例1〜9のすべてにおいて、周方向細溝の溝深さは5.1mmで共通である。また、従来例1、比較例1〜3、実施例1〜9のすべてにおいて、外側ショルダー陸部以外の部分のトレッドパターンは図2の構造であり、傾斜溝の第1傾斜部の傾斜角度αが50°、第2傾斜部の傾斜角度βが20°、傾斜溝の開口端側の溝壁角度θ1が4°、終端側の溝壁角度θ2が2°、傾斜溝の終端から中央陸部の車両外側の端までの距離Dが中央陸部の幅Wの60%、タイヤ赤道よりも車両内側の領域での溝面積比率が車両外側の領域での溝面積比率よりも大きく、これら溝面積比率の差が2%で共通である。
尚、従来例1は、外側ショルダーラグ溝が周方向細溝と交差せず、車両内側の部分が存在しない一方で、外側ショルダーサイプの車両内側の部分と車両外側の部分とが大きくずれて、外側ショルダーサイプの車両内側の部分が外側ショルダーラグ溝の延長線上に位置している例である。
表中の「外側ショルダーサイプ」の「形状」の欄について、「2D」とは直線状のサイプを意味し、「3D」とは図5に示したようにトレッド表面側が直線状で溝底側がジグザグ状であるサイプを意味する。
これら13種類の空気入りタイヤについて、下記の評価方法により、騒音性能、ドライ性能、ウェット性能、燃費性能を評価し、その結果を表1に併せて示した。
騒音性能
各試験タイヤをリムサイズ17×6.5Jのホイールに組み付けて、空気圧を230kPaとして排気量2.4Lの試験車両(前輪駆動車)に装着し、欧州通過音規制に対応したEEC/ECEタイヤ単体騒音規制に基づく測定方法に準拠して通過音を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど通過騒音が小さく、騒音性能が優れていることを意味する。
ドライ性能
各試験タイヤをリムサイズ17×6.5Jのホイールに組み付けて、空気圧を230kPaとして排気量2.4Lの試験車両(前輪駆動車)に装着し、パイロンが35m間隔で設置された乾燥したアスファルト路面からなる175mのスラローム試験路において、テストドライバーがスラローム走行したときの所要時間を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど所要時間が短く、ドライ性能が優れていることを意味する。
ウェット性能
各試験タイヤをリムサイズ17×6.5Jのホイールに組み付けて、空気圧を230kPaとして排気量2.4Lの試験車両(前輪駆動車)に装着し、パイロンが35m間隔で設置された水深2mm〜3mmのアスファルト路面からなる175mのスラローム試験路において、テストドライバーがスラローム走行したときの所要時間を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど所要時間が短く、ウェット性能が優れていることを意味する。
燃費性能
各試験タイヤをリムサイズ17×6.5Jのホイールに組み付けて、空気圧を230kPaとして排気量2.4Lの試験車両(前輪駆動車)に装着し、速度100km/hで1時間走行した際の燃費(燃料の単位容量あたりの走行距離)を測定した。評価結果は、従来例1を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど燃費性能が優れていることを意味する。
Figure 2015189349
表1から明らかなように、実施例1〜9はいずれも従来例1に対して、優れた騒音性能、ドライ性能、ウェット性能、及び燃費性能を示した。
一方、外側ショルダーラグ溝及び外側ショルダーサイプの周方向のずれが無い比較例1は騒音性能が従来例1よりも悪化した。外側ショルダーラグ溝及び外側ショルダーサイプの周方向のずれ量が小さ過ぎる比較例2についても騒音性能が従来例1よりも悪化した。外側ショルダーラグ溝及び外側ショルダーサイプの周方向のずれ量が大き過ぎる比較例3はウェット性能が従来例1よりも悪化した。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7,8 ベルト層
9 ベルト補強層
10 トレッド面
11 主溝
12 周方向陸部
13 中央陸部
14 内側中間陸部
15 外側中間陸部
16 ショルダー陸部
17 内側ショルダー陸部
18 外側ショルダー陸部
19 傾斜溝
19A 第1傾斜部
19B 第2傾斜部
20 内側中間ラグ溝
21 外側中間ラグ溝
22 内側ショルダーラグ溝
23 内側ショルダーサイプ
24 外側ショルダーラグ溝
24A 車両内側の部分
24B 車両外側の部分
25 外側ショルダーサイプ
25A 車両内側の部分
25B 車両外側の部分
26 周方向細溝
27 面取り部
27A 外側面取り部
27B 内側面取り部
28 端部領域
29 ディンプル
30 面取り部
CL タイヤ赤道

Claims (15)

  1. トレッド面にタイヤ周方向に延びる少なくとも4本の主溝を有し、隣接する主溝間にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向陸部が区画形成されると共に、タイヤ幅方向最外側の各主溝のタイヤ幅方向外側にそれぞれショルダー陸部が区画形成され、且つ、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、
    前記ショルダー陸部のうち車両装着時に車両に対して外側になる外側ショルダー陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記外側ショルダー陸部に隣接する主溝に連通せずに前記外側ショルダー陸部内で終端する外側ショルダーラグ溝と、タイヤ幅方向に延び、前記外側ショルダー陸部に隣接する主溝に連通する外側ショルダーサイプとをタイヤ周方向に交互に設けると共に、前記主溝よりも溝幅及び溝深さが小さく、タイヤ周方向に延び、前記外側ショルダーラグ溝及び前記外側ショルダーサイプと交差する周方向細溝を設け、該周方向細溝を境に前記外側ショルダーラグ溝の中心線と前記外側ショルダーサイプの中心線とをそれぞれタイヤ周方向にずらし、前記外側ショルダーラグ溝の中心線のずれ量を前記外側ショルダーラグ溝の溝幅の0.5倍以上5倍以下にし、前記外側ショルダーサイプの中心線のずれ量を前記外側ショルダーサイプの溝幅の0.5倍以上5倍以下にしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記外側ショルダー陸部において前記外側ショルダーラグ溝と前記周方向細溝とにより形成される角部のうち、前記外側ショルダーラグ溝と前記周方向細溝とがなす角度が鋭角である部位に面取りを施し、前記周方向細溝のタイヤ幅方向外側に位置する外側面取り部の面取り量を前記周方向細溝のタイヤ幅方向内側に位置する内側面取り部の面取り量よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記内側面取り部及び前記外側面取り部の面取り深さが周方向細溝の溝深さの80%以上であることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記外側ショルダーサイプがトレッド表面側では屈曲点を有さない直線又は曲線状である一方で溝底側では屈曲点を有する蛇行状である三次元構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記周方向陸部及び前記ショルダー陸部の前記主溝に隣接するエッジ部のすべてに角面取りを施したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記外側ショルダー陸部のタイヤ幅方向外側の端部領域に複数のディンプルを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記周方向陸部のうちタイヤ赤道上に位置する中央陸部にタイヤ周方向に対して傾斜しながら延びる複数本の傾斜溝を設け、該傾斜溝の一端を車両装着時に車両に対して内側になる主溝に開口させる一方で、該傾斜溝の他端を車両装着時に車両に対して外側になる主溝に開口させずに前記中央陸部内で終端させ、該傾斜溝の開口端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に大きい第1傾斜部を形成し、該傾斜溝の終端側にタイヤ周方向に対する角度が相対的に小さい第2傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記傾斜溝の第1傾斜部のタイヤ周方向に対する傾斜角度を45°〜90°とし、前記傾斜溝の第2傾斜部のタイヤ周方向に対する傾斜角度を0°〜30°としたことを特徴とする請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記中央陸部において前記傾斜溝の第1傾斜部と該第1傾斜部が開口する主溝とによって形成される角部のうち、前記第1傾斜部の傾斜角度が鋭角である部分に面取りを施したことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記傾斜溝の溝底での曲率半径とトレッド表面の法線方向に対する溝壁角度をそれぞれ前記傾斜溝の終端側よりも開口端側にて大きくしたことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記傾斜溝の終端から前記中央陸部の車両装着時に車両に対して外側になる側の端部までの距離が前記中央陸部の幅の20%〜50%であることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記周方向陸部のうち前記中央陸部の車両装着時に車両に対して内側になる側に隣り合う内側中間陸部に、前記傾斜溝の第1傾斜部の延長線上に位置し、該内側中間陸部を貫通する複数本の内側中間ラグ溝を設け、該内側中間陸部を複数個のブロックからなるブロック列としたことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記周方向陸部のうち前記中央陸部の車両装着時に車両に対して外側になる側に隣り合う外側中間陸部に、前記傾斜溝の第1傾斜部の延長線上に位置し、該外側中間陸部内で終端し、車両装着時に車両に対して内側になる主溝に開口する複数本の外側中間ラグ溝を設け、該外側中間陸部をタイヤ周方向に連なるリブ列としたことを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記ショルダー陸部のうち車両装着時に車両に対して内側になる内側ショルダー陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記内側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して開口せずに前記内側ショルダー陸部内で終端する複数本の内側ショルダーラグ溝と、該内側ショルダーラグ溝の終端からタイヤ幅方向に延び、前記内側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して開口せずに前記内側ショルダー陸部内で終端する非開口サイプとを設けると共に、タイヤ周方向に隣接する前記非開口サイプの間に、前記内側ショルダーラグ溝とは接続せずにタイヤ幅方向に延び、前記内側ショルダー陸部に隣接する主溝に対して開口する開口サイプを設け、前記非開口サイプと前記開口サイプとをタイヤ周方向に交互に配列したことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  15. 前記トレッド部をタイヤ赤道を境にして車両装着時に車両に対して外側になる車両外側領域と車両装着時に車両に対して内側になる車両内側領域とに区分したとき、車両内側領域での溝面積比率を車両外側領域での溝面積比率よりも大きくし、これら溝面積比率の差を1%ポイント以上にしたことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
JP2014068528A 2014-03-28 2014-03-28 空気入りタイヤ Pending JP2015189349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014068528A JP2015189349A (ja) 2014-03-28 2014-03-28 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014068528A JP2015189349A (ja) 2014-03-28 2014-03-28 空気入りタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015189349A true JP2015189349A (ja) 2015-11-02

Family

ID=54424233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014068528A Pending JP2015189349A (ja) 2014-03-28 2014-03-28 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015189349A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018029726A1 (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ加硫装置
WO2018029727A1 (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
JP2018199460A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2018199461A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2019137334A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
CN110290937A (zh) * 2017-02-14 2019-09-27 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
CN113939410A (zh) * 2019-06-04 2022-01-14 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
JP2022022460A (ja) * 2018-04-06 2022-02-03 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
CN114222670A (zh) * 2019-08-21 2022-03-22 株式会社普利司通 轮胎
CN114379285A (zh) * 2020-10-02 2022-04-22 住友橡胶工业株式会社 轮胎
US11318693B2 (en) 2016-08-12 2022-05-03 Toyo Tire Corporation Tire vulcanization mold, tire vulcanization device, and tire production method
CN114786966A (zh) * 2019-12-13 2022-07-22 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN114829163A (zh) * 2019-12-13 2022-07-29 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN115052756A (zh) * 2020-03-05 2022-09-13 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN116490382A (zh) * 2020-11-20 2023-07-25 横滨橡胶株式会社 轮胎

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318693B2 (en) 2016-08-12 2022-05-03 Toyo Tire Corporation Tire vulcanization mold, tire vulcanization device, and tire production method
JPWO2018029727A1 (ja) * 2016-08-12 2019-06-06 Toyo Tire株式会社 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
US10576665B2 (en) 2016-08-12 2020-03-03 Toyo Tire Corporation Tire vulcanizer
WO2018029726A1 (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ加硫装置
WO2018029727A1 (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 東洋ゴム工業株式会社 タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
US10843426B2 (en) 2016-08-12 2020-11-24 Toyo Tire Corporation Tire vulcanization mold, tire vulcanization device, and tire production method
US11590804B2 (en) 2017-02-14 2023-02-28 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
CN110290937A (zh) * 2017-02-14 2019-09-27 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
US11235622B2 (en) 2017-05-29 2022-02-01 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
JP2018199460A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2018199461A (ja) * 2017-05-29 2018-12-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US11987077B2 (en) 2017-05-29 2024-05-21 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
JP2019137334A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US11999195B2 (en) 2018-02-14 2024-06-04 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
CN111699096A (zh) * 2018-02-14 2020-09-22 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
WO2019159544A1 (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP7135331B2 (ja) 2018-02-14 2022-09-13 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP7268720B2 (ja) 2018-04-06 2023-05-08 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP2022022460A (ja) * 2018-04-06 2022-02-03 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
CN113939410B (zh) * 2019-06-04 2023-11-03 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
CN113939410A (zh) * 2019-06-04 2022-01-14 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
CN114222670B (zh) * 2019-08-21 2024-04-19 株式会社普利司通 轮胎
CN114222670A (zh) * 2019-08-21 2022-03-22 株式会社普利司通 轮胎
CN114786966A (zh) * 2019-12-13 2022-07-22 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN114786966B (zh) * 2019-12-13 2023-12-15 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN114829163B (zh) * 2019-12-13 2024-02-09 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN114829163A (zh) * 2019-12-13 2022-07-29 横滨橡胶株式会社 轮胎
US12263703B2 (en) 2019-12-13 2025-04-01 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Tire
US12472778B2 (en) 2019-12-13 2025-11-18 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Tire
CN115052756A (zh) * 2020-03-05 2022-09-13 横滨橡胶株式会社 轮胎
CN114379285A (zh) * 2020-10-02 2022-04-22 住友橡胶工业株式会社 轮胎
CN116490382A (zh) * 2020-11-20 2023-07-25 横滨橡胶株式会社 轮胎

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015189349A (ja) 空気入りタイヤ
JP5796655B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP6436080B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5667614B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5440590B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6358030B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6111808B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6327100B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013233822A (ja) 空気入りタイヤ
JP6844329B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013079017A (ja) 空気入りタイヤ
JP5923917B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2016132358A (ja) 空気入りタイヤ
JP5344064B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2015209169A (ja) 空気入りタイヤ
JP2013052872A (ja) 空気入りタイヤ
JP6597013B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5440583B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6344088B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013079016A (ja) 空気入りタイヤ
JP6421652B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010247549A (ja) 空気入りタイヤ
JP2018095185A (ja) 空気入りタイヤ
JP6365720B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2017190078A (ja) 空気入りタイヤ