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JP2015189115A - 液体吐出記録装置及び画像形成方法 - Google Patents

液体吐出記録装置及び画像形成方法 Download PDF

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JP2015189115A
JP2015189115A JP2014068438A JP2014068438A JP2015189115A JP 2015189115 A JP2015189115 A JP 2015189115A JP 2014068438 A JP2014068438 A JP 2014068438A JP 2014068438 A JP2014068438 A JP 2014068438A JP 2015189115 A JP2015189115 A JP 2015189115A
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高橋 雅司
Masashi Takahashi
雅司 高橋
崇也 北脇
Soya Kitawaki
崇也 北脇
博史 清本
Hiroshi Kiyomoto
博史 清本
村田 弘
Hiroshi Murata
弘 村田
慎平 小倉
Shimpei Ogura
慎平 小倉
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Abstract

【課題】 ビーディングの発生を確実に防止して、高画質を得る、信頼性の高い液体吐出記録装置を提供する。【解決手段】 実施形態の液体吐出記録装置は、ノズルから液体を吐出して記録媒体に画像を形成する液体吐出ヘッドと、前記画像の画像データを複数個の分割画像データに分割制御し、前記液体吐出ヘッドから先行して吐出される前記分割画像データに応じた液体の液体領域と、後続して吐出される前記分割画像データに応じた液体の液体領域とを離間するよう吐出制御し、前記吐出制御を前記画像データの分割個数と同じ回数繰り返すよう制御する制御部とを備える。【選択図】図4

Description

実施形態は、分割した画像データを用いて記録媒体への液体吐出を繰り返す液体吐出記録装置及び画像形成方法に関する。
画像の濃度ムラを生じるビーディングを防止するために、支持体に水溶性樹脂からなるインク受容層を設けて、吸水性を改良したシートがある。またイメージデータを複数に分離して、複数の分離イメージデータによる印字工程を印刷媒体の同一位置に重ねて印刷するインクジェットプリンタがある。
しかしながら吸水性を改良したシートを用いた場合には、画像形成コストの低減を得られず、更に用途が限られる恐れがある。またイメージデータを分離した場合でも、分離イメージデータに応じて、ドット順に印刷媒体に印字工程を実施した場合には、隣り合うドットのインクが混ざる恐れがある。
特開平10−305657号公報 特開2008−1091号公報
この発明が解決しようとする課題は、コストの上昇を生じることなく、ビーディング(隣り合うドットのインクが、オーバーフローして混ざる現象)の発生を確実に防止して、高画質を得る、信頼性の高い液体吐出記録装置及び画像形成方法を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の液体吐出記録装置は、ノズルから液体を吐出して記録媒体に画像を形成する液体吐出ヘッドと、前記画像の画像データを複数個の分割画像データに分割制御し、前記液体吐出ヘッドから先行して吐出される前記分割画像データに応じた液体の液体領域と、後続して吐出される前記分割画像データに応じた液体の液体領域とを離間するよう吐出制御し、前記吐出制御を前記画像データの分割個数と同じ回数繰り返すよう制御する制御部とを備える。
第1の実施形態のインクジェットプリンタを示す概略構成図。 第1の実施形態のインクジェットプリンタの制御系を示す概略ブロック図。 液体による一般的なビーディングの現象を説明し、(a)は液体が個々に定着した場合を示し、(b)はビーディングを発生して液体が結合した場合を示す概略説明図。 第1の実施形態の(実施例1)によるパス毎の印字例を示し、(a)は、インクジェットヘッドのノズルの間隔及び分割したドットのピッチ、(b)は1パス目に印字するドット位置、(c)は2パス目に印字するドット位置、(d)は3パス目に印字するドット位置、(e)は4パス目に印字するドット位置、(f)は5パス目に印字するドット位置を示す概略説明図。 第1の実施形態の(実施例1)の印字操作を示すフローチャート。 第1の実施形態の(実施例1)上流の列の最終印字位置及び後続の列の印字開始位置を示す概略説明図。 第1の実施形態の(実施例2)のインクジェットヘッドのノズル位置を示す概略説明図。 第2の実施形態のパス毎の印字例を示し、(a)は、インクジェットヘッドのノズル間のドットのピッチ、(b)は1パス目に印字するドット位置、(c)は2パス目に印字するドット位置、(d)は3パス目に印字するドット位置、(e)は4パス目に印字するドット位置、(f)は5パス目に印字するドット位置、(g)は6パス目に印字するドット位置を示す概略説明図。 第3の実施形態のパス毎の印字例を示し、(a)は、インクジェットヘッドのノズル間のドットのピッチ、(b)は1パス目に印字するドット位置、(c)は2パス目に印字するドット位置、(d)は3パス目に印字するドット位置、(e)は4パス目に印字するドット位置、(f)は5パス目に印字するドット位置を示す概略説明図、(g)は6パス目に印字するドット位置、(h)は7パス目に印字するドット位置を示す概略説明図。
以下実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の液体吐出記録装置について図1乃至図7を参照して説明する。図1は液体吐出記録装置であるインクジェットプリンタ10の一例を示す。図1に示すインクジェットプリンタ10は、マルチパス方式の印字を可能とする。
マルチパス方式の印字とは、印字すべき画像の画像データを複数に分割し、分割画像データによる印字を分割した回数繰り返して、記録媒体に印字すべき画像を得るものである。 インクジェットプリンタ10は、記録媒体であり、例えば非吸水性の樹脂性のシートSを保管するカセット11、シート供給部12、保持ローラ13、シート排出部14を備える。インクジェットプリンタ10は、保持ローラ13の周囲に吸着部16a、画像形成部17及び剥離部16bを備える。
記録媒体は、限定されず吸水性を有する普通紙等任意である。また非吸水性の記録媒体も、PET(Polyethylene terephthalate)樹脂、塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂等からなる樹脂シートあるいは樹脂カード類等任意であるし、更にはガラス製品・陶器・金属基材等であっても良い。保持ローラ13は、例えば接地されるアルミニウムの円筒フレームの表面に、薄い絶縁層を備える。保持ローラ13は、表面にシートSを保持した状態で矢印r方向に回転して、シートSを搬送する。吸着部16aは、例えば帯電による静電気力でシートSを保持ローラ13に吸着させる。
画像形成部17は、液体吐出ヘッドである例えばインクジェットヘッド18Y、18M、18C、18Kを備える。インクジェットヘッド18Y、18M、18C、18Kは、液体であり、樹脂が分散された水性の樹脂エマルジョンインク(以下エマルジョンインクと略称する)を吐出する。インクジェットヘッド18Y、18M、18C、18Kは、夫々イエロ、マゼンダ、シアン、ブラックのエマルジョンインクを吐出する。画像形成部17のインクジェットヘッド18Y、18M、18C、18Kは、それぞれ使用するインクが異なるものの同じ構成である。したがって共通の符号を用いて説明する。
インクジェットヘッド18はラインヘッドあるいはシリアルヘッドのいずれでもよい。インクジェットヘッド18は、カセット11から取り出され、保持ローラ13表面に保持されるシートSに、エマルジョンインクを吐出して、所望の画像を印字する。インクジェットプリンタ10は、所望の画像が印字されたシートSを、剥離部16bにより保持ローラ13から剥離して、シート排出部14の排出トレイ14aに排出する。
液体吐出記録装置の構造はインクジェットプリンタ10に限定されない。液体吐出記録装置は、例えばシートSをフラットなテーブルで支持して、テーブルあるいはインクジェットヘッドを移動しながらインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印字する等任意である。液体吐出記録装置の液体吐出ヘッドの数あるいは使用する液体はインクに限らず、特性あるいは色等任意である。
図2に示すブロック図を参照して、インクジェットプリンタ10の制御系30について説明する。制御系30は、例えば、インクジェットプリンタ10全体を制御する制御部であるCPU31を備える。制御系30は、各種制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)32aと、一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)32bを備える。
CPU31は、コントロールパネル33と接続し、インターフェース34を介して外部装置34aと接続する。CPU31は、インクジェットヘッド18により形成する画像の画像データを処理する画像処理部36、インクジェットヘッド18を駆動するヘッド駆動部37に接続する。CPU31は、シート供給部12、保持ローラ13、シート排出部14、吸着部16a及び剥離部16b等を駆動する搬送駆動部38に接続する。
ROM32aは、インクジェットプリンタ10の基本的な動作を司る制御プログラム及び制御データなどを記憶する。RAM32bは、例えば制御パラメータ、印字枚数、印字時間等を記憶する。RAM32bは、例えば印字対象となる画像データを記憶する。画像データは、インクジェットプリンタ10に接続される外部装置34aから受信したデータであってもよいし、インクジェットプリンタ10が備えるスキャナ等により読取ったデータ等であってもよい。CPU31は、画像処理部36で画像処理した画像処理結果のデータをRAM32bに記憶するよう制御する。
ヘッド駆動部37は、CPU31の制御によりインクジェットヘッド18を駆動する。例えばヘッド駆動部37は、RAM32bが記憶する画像処理結果に応じてインクジェットヘッド18のノズル(Nn)を選択的に駆動して、シートSにエマルジョンインクを吐出する。
インクジェットヘッド18から非吸水性のシートSに吐出したエマルジョンインクが接触した場合に、個々のエマルジョンインクが結合し(混ざり)、ビーディングを発生する場合がある。シートS上の個々のエマルジョンインクが定着する前に吐出領域(画像形成領域)からオーバーフローすると、隣り合うエマルジョンインクが接触してビーディングを発生する。ビーディングの発生は、主としてシートSに吐出されるエマルジョンインクの特性と、エマルジョンインクの量と、エマルジョンインクが定着するまでの時間との関係に因る。インクジェットプリンタ10は、ビーディングを発生しないために、インクジェットヘッド18からドット位置にエマルジョンインクを吐出する順番(パス順)を設定する。
一般に、記録媒体上に吐出された個々の液体が独立して定着した場合は、図3(a)に示す様に、液体(I)は、個々に独立して所望の形状及び濃度で定着する。他方、個々の液体が定着する前に吐出領域(画像形成領域)からオーバーフローして接触した場合、図3(b)に示す様に液体(I)は、ビーディングを発生して、結合してしまう。
インクジェットプリンタ10は、マルチパス方式により、分割画像データに応じたエマルジョンインクの吐出を繰り返す場合に、シートS上の隣り合うドットが定着前に接触するのを防止する。インクジェットプリンタ10は、分割画像データに応じたエマルジョンインクの吐出を連続する場合に、先行する吐出領域と離間する領域に後続のエマルジョンインクを印字する。インクジェットプリンタ10は、マルチパス方式により、分割画像データに応じた印字を繰り返す場合に、先行する印字位置と後続の印字位置が隣り合わないようにエマルジョンインクの吐出を繰り返す。
インクジェットプリンタ10は、マルチパス方式で画像を印字するため、CPU31の制御により、画像処理部36にて、画像データを複数に分割処理する。画像データの分割数は限定されない。シートSにエマルジョンインクを吐出後、次に隣り合うドットにエマルジョンインクが吐出されるまでに、先に吐出されたエマルジョンインクが定着していれば良い。但し、印字速度の高速化のためには、分割数が少ないことが望ましい。
(実施例1)
例えば、インクジェットヘッド18が150dpiのラインヘッドであり、ノズル(Nn)の間隔を図4(a)に示すように169μmとする。画像データの解像度が750dpiの場合に、CPU31は、画像データを150dpiの分割画像データに5分割する。CPU31は、画像データを5分割する場合に、分割画像データに応じた量のエマルジョンインクを順次吐出する、シートS上の吐出領域であるドット位置に吐出するパス順を設定する。CPU31は、シートSに先行して吐出されるエマルジョンインクのドット位置と、後続して吐出されるエマルジョンインクのドット位置とで、1ドット分以上の間隔を隔てるように設定する。
図4にインクジェットプリンタ10のマルチパス方式の印字例を示す。ノズル(Nn)の間隔が169μmの、150dpiのインクジェットヘッド18で印字するために、750dpiの画像データを5分割する場合を図4(a)に示す。インクジェットヘッド18は、ノズル間を(a)−(e)の5ドットの位置に分けて、エマルジョンインクを5回吐出する。(a)−(e)の各ドットの隣り合うドットとのピッチは、169÷5=33.6μmとなる。
CPU31は、画像データを5分割するとともに、分割画像データに応じたエマルジョンインクの、(a)−(e)のドット位置へのパス順を設定する。CPU31は、インクジェットヘッド18のノズル(Nn)が、連続して隣り合うドットの位置にエマルジョンインクを吐出しないよう設定する。CPU31は、例えばインクジェットヘッド18による(a)−(e)のドット位置へのパス順を(1)、(3)、(5)、(2)、(4)の順に設定する。
図4(b)に示すように、CPU31により、インクジェットヘッド18の各ノズル(Nn)は、1パス目にドット位置(a)にエマルジョンインクを吐出する。各ノズル(Nn)は、2パス目では図4(c)に示すように、ドット位置(a)と3ドット分離れたドット位置(d)にエマルジョンインクを吐出する。1パス目を終了後、2パス目でドット位置(d)にエマルジョンインクを吐出するために、CPU31は、ヘッド駆動部37によりインクジェットヘッド18を、33.6×3=100μm矢印y方向に移動する。
2パス目の印字後、各ノズル(Nn)は、3パス目では図4(d)に示すように、ドット位置(d)と2ドット分離れたドット位置(b)にエマルジョンインクを吐出する。3パス目で、ドット位置(b)にエマルジョンインクを吐出するために、図4(d)に示すように、CPU31は、ヘッド駆動部37によりインクジェットヘッド18を、33.6×2=67.2μm矢印z方向に移動する。同様にして、4パス目でインクジェットヘッド18を、33.6×3=100μm矢印y方向に移動して、図4(e)に示すように、各ノズル(Nn)は、ドット位置(b)と3ドット分離れたドット位置(e)にエマルジョンインクを吐出する。5パス目でインクジェットヘッド18を、33.6×2=67.2μm矢印z方向に移動して、図4(f)に示すように、各ノズル(Nn)は、ドット位置(e)と2ドット分離れたドット位置(c)にエマルジョンインクを吐出する。
2パス目のエマルジョンインクを吐出した時に、1パス目のドット位置(a)のエマルジョンインクが定着していなくても、1パス目と2パス目とでエマルジョンインクは3ドット分離間するので結合することがなく、エマルジョンインクはビーディングを生じない。1パス目でドット位置(a)のエマルジョンインクの吐出を終了後、ドット位置(a)と隣り合うドット位置(b)へは、3パス目にエマルジョンインクが吐出される。3パス目でドット位置(b)にエマルジョンインクを吐出された時点では、ドット位置(a)の1パス目の印字は定着を完了している。ドット位置(a)のエマルジョンインクが定着しているので、隣り合うドット位置(b)のエマルジョンインクと結合することが無く、エマルジョンインクは、ビーディングを発生しない。
4パス目及び5パス目のエマルジョンインクの吐出についても2パス目及び3パス目と同様に、順次1ドット分以上の間隔を隔てたドット位置にエマルジョンインクが吐出されるので、エマルジョンインクはビーディングを発生しない。また隣り合うエマルジョンインクがビーディングを発生することが無い。
1パス目−5パス目のマルチパス方式の印字を実施して、1ラインの印字を終了した後、インクジェットヘッド18は、次のラインの印字を行う。図6に示すように、インクジェットヘッド18は、次のラインの1パス目のエマルジョンインクの吐出を、ドット位置(a)から開始する。前のラインの最終パスである5パス目のエマルジョンインクの吐出位置がドット位置(c)であることから、前のラインと次のラインとで、連続してインクジェットヘッド18から吐出されるエマルジョンインクは離間する。副走査方向において前のラインの5パス目のエマルジョンインクと次のラインの1パス目のエマルジョンインクは結合せず、インクジェットプリンタ10は、副走査方向においてもエマルジョンインクのビーディングの発生を防止できる。
エマルジョンインクのビーディングの発生防止をメインとする印字操作を、図5のフローチャートを参照して説明する。外部装置34a等から画像データが入力されると、インクジェットプリンタ10は、印字操作を開始する。印字操作開始によりCPU31は、入力された画像データをRAM32bに記憶する(ACT100)。マルチパス方式での画像印字のため、CPU31は画像処理部36を制御して、RAM32bに記憶される画像データを分割処理する(ACT101)。
ACT101で、CPU31は、画像データを例えば5分割する。更にCPU31は、インクジェットヘッド18による(a)−(e)のドット位置への、分割画像データに応じたエマルジョンインクのパス順を設定する。
分割画像データの(a)−(e)のドット位置へのパス順をRAM32bに記憶し(ACT102)、ACT103に進む。ACT103でCPU31はパス回数を0にリセットし、ACT104に進む。ACT104でCPU31は、搬送駆動部38を制御して、シートSを保持ローラ13に吸着して画像形成部17位置に搬送する。ACT104でCPU31は、ヘッド駆動部37を制御して、RAM32bに記憶されるパス順に従い、ドット位置(a)にノズル(Nn)から1パス目のエマルジョンインクをシートSに吐出する。
CPU31は、パス回数に1を加算して(ACT106)、パス回数が分割回数に達した場合(ACT107でYes.)、ACT111に進む。パス回数が分割回数に達していない場合(ACT107でNo.)、CPU31はヘッド駆動部37を制御して、次に設定されるドット位置(d)にインクジェットヘッド18を移動し、2パス目のエマルジョンインクをノズル(Nn)からシートSに吐出する(ACT108)。
CPU31は、パス回数が分割数の5回に達するまで(ACT107でYes.)、ACT106−ACT108を繰り返す。CPU31は、ACT106−ACT108を繰り返して、インクジェットヘッド18を移動しながら、ノズル(Nn)から設定されたドット位置へのエマルジョンインクの吐出を繰り返す。ノズル(Nn)からのエマルジョンインクの吐出を、画像データの分割数と同じ5パス繰り返し(ACT107でYes.)、画像データの全ラインを印字した場合(ACT111でYes.)、CPU31はACT112に進む。
画像データの全ラインの印字を終了していない場合(ACT111でNo.)は、CPU31は、搬送駆動部38を制御して、支持ローラ13を矢印r方向に回動し、シートS上の次のラインを画像形成部17位置に搬送する(ACT116)。CPU31は、ACT103に戻って、マルチパス方式により次のラインの画像を印字する。ACT103、ACT104、ACT106−ACT108、ACT111、ACT116を繰り返して、全ラインのマルチパス方式の印字を終了した場合(ACT111でYes)、CPU31は、インクジェットヘッド18からのエマルジョンインクの吐出を全て終了する(ACT112)。エマルジョンインクの吐出を全て終了後、CPU31は、搬送駆動部38を制御して、シートSを排出トレイ14aに排出して(ACT113)、印字操作を終了する。
(実施例1)はインクジェットヘッド18(ノズル(Nn))を走査方向に移動して、マルチパス方式で印字を行う。ノズル(Nn)はパス毎に走査方向に1ドット分以上の距離を移動して、順次1ドット分以上離間するドット位置にエマルジョンインクを吐出する。順次ノズル(Nn)から吐出される先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクは接触せず、ビーディングを発生しない。また隣り合うドット位置に吐出されるエマルジョンインクは、1パス分以上の時間を隔てているので、先に吐出されているエマルジョンインクは定着している。従って隣り合うドット位置のエマルジョンインクは結合せずに個々に定着でき、ビーディングを発生しない。
(実施例1)において、例えばシートSをフラットなテーブルで支持して、インクジェットヘッド18を固定する一方、テーブル移動によりシートSを走査方向及び副走査方向に移動してマルチパス方式の印字を行っても良い。(変形例1)としてシートSを移動する場合、例えば、シートSの走査方向における移動方向を、(実施例1)のインクジェットヘッド18の移動方向と相対する方向とし、固定のノズル(Nn)からエマルジョンインクを吐出する。
(変形例1)では、印字開始により、1ラインの1パス目にドット位置(a)に印字した後に、シートSを図4の矢印z方向に100μm移動して、2パス目にドット位置(d)に印字する。この後シートSを矢印y方向に100μm移動して、3パス目にドット位置(b)に印字し、シートSを矢印z方向に100μm移動して、4パス目にドット位置(e)に印字し、シートSを矢印y方向に100μm移動して、5パス目にドット位置(c)に印字する。
5パス目の印字を終了後、テーブルを1ライン分副操作方向に移動して、2ライン目の印字動作に入る。これらを繰り返して全ラインを印字し、マルチパス方式の印字操作を終了する。
(変形例1)は、順次エマルジョンインクを吐出する場合に、先行するエマルジョンインクと1ドット分以上の間隙を隔てて後続のエマルジョンインクを吐出する。(変形例1)は、順次吐出されたエマルジョンインクは離間していて接触することがない。(変形例1)は、先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクとが結合するのを防止して、ビーディングの発生を防止する。
(実施例1)において、例えばインクジェットヘッド18としてシリアルヘッドを用いてマルチパス方式の印字を行っても良い。(変形例2)としてインクジェットヘッド18をシリアルタイプとした場合、インクジェットヘッド18は、幅内でマルチパスによる印字をし、更にインクジェットヘッド18を走査方向の開始端側から終了端側まで走査方向に移動して1ラインの印字を行う。(変形例2)のインクジェットヘッド18によりパス毎にノズル(Nn)から吐出するエマルジョンインクのドット位置へのパス順は(実施例1)と同様である。(変形例2)は、順次1ドット分以上の間隔を隔てたドット位置にエマルジョンインクを吐出する。
(変形例2)では、インクジェットヘッド18が走査方向の終了端側まで移動して1ラインの印字を終了した場合は、次のラインの印字動作を開始する。これらを繰り返して全ラインを印字し、シリアルタイプのインクジェットヘッド18を用いるマルチパス方式の印字操作を終了する。
(変形例2)はインクジェットヘッド18を走査方向に移動してマルチパス方式で順次エマルジョンインクを吐出する場合に、先行するエマルジョンインクと1ドット分以上の間隙を隔てて後続のエマルジョンインクを吐出する。(変形例2)は、順次吐出されたエマルジョンインクは離間していて接触することがない。(変形例2)は、先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクとが結合するのを防止して、ビーディングの発生を防止する。
(実施例2)
例えばインクジェットヘッド18が、画像の解像度を満足するだけの十分なノズル数を備えている場合、インクジェットプリンタ10は、インクジェットヘッド18で駆動するノズル位置を変えて、マルチパス方式で画像を印字する。(実施例2)のインクジェットヘッド18の複数のノズルは、(実施例1)と同様の(a)−(e)の5ドットのドット位置にエマルジョンインクを吐出する。例えば(実施例2)のインクジェットヘッド18は、169μmの間に図7に示すように5個のノズル(An)−(En)を備える。
(実施例2)では、例えば解像度750dpiの画像データを5分割するとともに、インクジェットヘッド18に配列されるノズルの駆動順を設定する。CPU31は、画像データを分割画像データに5分割する場合に、インクジェットヘッド18の(An)−(En)のどのノズルを順に駆動するかを設定する。CPU31は、インクジェットヘッド18からエマルジョンインクを吐出する場合に、順次1ノズル分以上を隔てた位置にあるノズル(An)−(En)を駆動するようノズルの駆動順を設定する。インクジェットヘッド18は、設定された駆動順にノズル(An)−(En)を駆動して、シートSに順次エマルジョンインクを吐出する。
ノズル(An)−(En)の駆動順は、(実施例1)のノズル(Nn)から吐出されるエマルジョンインクのドット位置へのパス順に対応する。CPU31は、インクジェットヘッド18のノズル(An)−(En)の駆動順を(1)、(3)、(5)、(2)、(4)の順に設定する。
CPU31は、マルチパスの1パス目にはノズル(An)を駆動してドット位置(a)にエマルジョンインクを吐出し、2パス目にはノズル(Dn)を駆動してドット位置(d)にエマルジョンインクを吐出し、3パス目にはノズル(Bn)を駆動してドット位置(b)にエマルジョンインクを吐出し、4パス目にはノズル(En)を駆動してドット位置(e)にエマルジョンインクを吐出し、5パス目にはノズル(Cn)を駆動してドット位置(c)にエマルジョンインクを吐出する。
5パス目の印字を終了した後、CPU31は、支持ローラ13を矢印r方向に1ライン分回動する。CPU31は、インクジェットヘッド18による2ライン目の印字動作を開始する。これらを繰り返して全ラインを印字し、インクジェットプリンタ10は、マルチパス方式の印字操作を終了する。
(実施例2)はインクジェットヘッド18のノズル(An)−(En)の駆動順を設定してマルチパス方式で印字を行う。インクジェットヘッド18は、パス毎に設定されたノズル(An)−(En)を駆動して順次1ドット分以上の間隔を隔てたドット位置にエマルジョンインクを吐出する。順次インクジェットヘッド18から吐出されるエマルジョンインクの吐出位置は離間していて接触することが無い。ノズル(An)−(En)の駆動順に従い順次吐出されるエマルジョンインクは結合することが無く、ビーディングを発生しない。また隣り合うドット位置に吐出されるエマルジョンインクは、1パス分以上の時間を隔てているので、隣り合うドット位置のエマルジョンインクは個々に定着して、結合することが無く、ビーディングを発生しない。
第1の実施形態によれば、150dpiのインクジェットヘッド18において、解像度が750dpiの画像をマルチパス方式で印字するために、CPU31は、画像データを5分割する。更にCPU31は、分割画像データに応じたエマルジョンインクの、先行するドット位置と後続のドット位置とを1ドット分以上隔てるように、ドット位置への吐出順を設定する。第1の実施形態によれば、インクジェットヘッド18からエマルジョンインクを順次吐出した場合に、先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクは隣り合うドット位置に無く離間する。先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクが定着前に接触して結合することが無く、ビーディングを生じない。また、隣り合うドット位置には、1パス分以上の時間を隔ててエマルジョンインクが吐出されることから、隣り合うドット位置に印字をした時点では、先行して吐出されたエマルジョンインクは既に定着している。従って、隣り合うドット位置のエマルジョンインクは結合せずに個々に定着し、ビーディングを発生せず、良好な画像を得られる。
更に第1の実施形態では、インクジェットヘッド18の副走査方向においても前のラインの最終ドット位置と次のラインの開始ドット位置が離間され、副走査方向のビーディングの発生を防止できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の液体吐出記録装置について図8を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と、ドット位置のピッチが異なるものである。第2の実施形態にあって、前述の第1の実施形態で説明した構成と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施形態では、150dpi、ノズル(Nn)の間隔が169μmのインクジェットヘッド18で、例えば解像度が900dpiの画像データを印字する。第2の実施形態では、CPU31は、画像データを150dpiの分割画像データに6分割して、インクジェットプリンタ10でマルチパス方式の印字を行う。
図8にインクジェットプリンタ10のマルチパス方式の印字例を示す。900dpiの画像データを6分割する場合、図8(a)に示すように、インクジェットヘッド18は、ノズル間を(h)−(m)の6ドットの位置に分けて、エマルジョンインクを6回吐出する。(h)−(m)の各ドットと隣り合うドットとのピッチは、169÷6=28μmとなる。
CPU31は、画像データを6分割するとともに、分割画像データに応じたエマルジョンインクの、(h)−(m)のドット位置へのパス順を設定する。CPU31は、例えばインクジェットヘッド18による(h)−(m)のドット位置へのパス順を(1)、(4)、(6)、(2)、(5)、(3)の順と設定する。
図8(b)に示すように、CPU31により、インクジェットヘッド18の各ノズル(Nn)は、1パス目にドット位置(h)にエマルジョンインクを吐出する。図8(c)に示すように、2パス目でドット位置(k)にエマルジョンインクを吐出するために、CPU31は、インクジェットヘッド18を、28×3=84μm矢印y方向に移動する。
2パス目の印字後、CPU31は、インクジェットヘッド18を、28×2=56μm更に矢印y方向に移動して図8(d)に示すように、3パス目でドット位置(m)にエマルジョンインクを吐出する。同様にして、4パス目でインクジェットヘッド18を、28×4=112μm矢印z方向に移動して、図8(e)に示すように、ドット位置(i)にエマルジョンインクを吐出する。5パス目でインクジェットヘッド18を、28×3=84μm矢印y方向に移動して、図8(f)に示すように、各ノズル(Nn)は、ドット位置(l)にエマルジョンインクを吐出する。6パス目でインクジェットヘッド18を、28×2=56μm矢印z方向に移動して、図8(g)に示すように、各ノズル(Nn)は、ドット位置(j)にエマルジョンインクを吐出する。
分割数のマルチパス方式のエマルジョンインクの吐出を終了した場合、インクジェットヘッド18は、次のラインの画像の印字に進む。同様にして、全ラインのマルチパス方式の印字を終了した場合、インクジェットヘッド18は印字操作を終了する。
第2の実施形態によれば、150dpiのインクジェットヘッド18において、データの解像度が900dpiの画像をマルチパス方式で印字するために、CPU31は画像データを6分割する。更にCPU31は、分割画像データに応じたエマルジョンインクの、先行するドット位置と後続のドット位置とを1ドット分以上隔てるように、ドット位置への吐出順を設定する。第2の実施形態によれば、インクジェットヘッド18からエマルジョンインクを順次吐出した場合に、第1の実施形態と同様、先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクのドット位置が隣り合わずエマルジョンインクは離間する。順次インクジェットヘッド18から吐出されるエマルジョンインクが定着前に接触して結合することが無く、エマルジョンインクはビーディングを生じない。また隣り合うドット位置には、1パス分以上の時間を隔ててエマルジョンインクが吐出されることから、第1の実施形態と同様、隣り合うドット位置に印字をした時点では、先行して吐出されたエマルジョンインクは既に定着している。隣り合うドット位置のエマルジョンインクは結合せずに個々に定着し、ビーディングを発生せず、良好な画像を得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の液体吐出記録装置について図9を参照して説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態と、配列するインクジェットヘッドのライン数が異なるものである。第3の実施形態にあって、前述の第1の実施形態で説明した構成と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第3の実施形態では、150dpi、ノズル(Nn)の間隔が169μmの同じタイプのインクジェットヘッド18a、18bを2ライン備え、例えば1050dpiの解像度の画像データを2列同時に印字する。第3の実施形態では、CPU31は、画像データを150dpiの分割画像データに7分割して、2列のインクジェットヘッド18a、18bにより、2列同時にマルチパス方式の印字を行う。
図9にインクジェットプリンタ10のマルチパス方式の印字例を示す。第3の実施形態では、1050dpiの画像データを7分割し、図9(a)に示すように、1列目のインクジェットヘッド18aのノズル間を(o1)−(u1)の7ドットの位置に分け、2列目のインクジェットヘッド18bのノズル間を(o2)−(u2)の7ドットの位置に分ける。(o1)−(u1)あるいは(o2)−(u2)の各ドットの隣り合うドットとのピッチは、169÷7=24.1μmとなる。
CPU31は、画像データを7分割するとともに、分割画像データに応じたエマルジョンインクの(o1)−(u1)のドット位置へのパス順、及び(o2)−(u2)のドット位置へのパス順を設定する。CPU31は、1列目のインクジェットヘッド18aによる(o1)−(u1)のドット位置へのパス順を(1)、(3)、(7)、(5)、(2)、(4)、(6)の順と設定する。CPU31は、2列目のインクジェットヘッド18bによる(o2)−(u2)のドット位置へのパス順を(4)、(6)、(1)、(3)、(7)、(5)、(2)の順と設定する。
図9(b)に示すように、CPU31によりインクジェットヘッド18aは、1パス目に各ノズル(Nn)から、パス順が(1)のドット位置(o1)にエマルジョンインクを吐出する。CPU31によりインクジェットヘッド18bは、1パス目に矢印y方向に24.1×2=48.2μm移動して、各ノズル(Nn)から、パス順が(1)のドット位置(q2)にエマルジョンインクを吐出する。図9(c)に示すように、2パス目に、CPU31はインクジェットヘッド18aを矢印y方向に24.1×4=96.4μm移動して、パス順が(2)のドット位置(s2)にエマルジョンインクを吐出し、インクジェットヘッド18bを更に矢印y方向に24.1×4=96.4μm移動して、パス順が(2)のドット位置(u2)にエマルジョンインクを吐出する。
この後、CPU31は、インクジェットヘッド18aあるいはインクジェットヘッド18bを必要距離矢印y方向あるいは矢印z方向に移動して、図9(d)に示すように、3パス目にクジェットヘッド18bによりパス順が(3)のドット位置(p1)にエマルジョンインクを吐出し、インクジェットヘッド18bによりパス順が(3)のドット位置(r2)にエマルジョンインクを吐出する。同様に図9(e)に示すように、4パス目にインクジェットヘッド18aによりパス順が(4)のドット位置(t1)にエマルジョンインクを吐出し、インクジェットヘッド18bによりパス順が(4)のドット位置(o2)にエマルジョンインクを吐出する。図9(f)に示すように、5パス目にインクジェットヘッド18aによりパス順が(5)のドット位置(r1)にエマルジョンインクを吐出し、インクジェットヘッド18bによりパス順が(5)のドット位置(t2)にエマルジョンインクを吐出する。図9(g)に示すように、6パス目にインクジェットヘッド18aによりパス順が(6)のドット位置(u1)にエマルジョンインクを吐出し、インクジェットヘッド18bによりパス順が(6)のドット位置(p2)にエマルジョンインクを吐出する。図9(h)に示すように、7パス目にインクジェットヘッド18aによりパス順が(7)のドット位置(q1)にのエマルジョンインクを吐出し、インクジェットヘッド18bによりパス順が(7)のドット位置(s2)にエマルジョンインクを吐出する。
インクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bによる2ラインずつの印字において、エマルジョンインクを順次吐出した場合のドット位置は、走査方向及び副走査方向のいずれにおいても隣り合っていない。
インクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bにより、マルチパス方式で2ラインの印字を終了した場合、インクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bは、次の2ラインの画像の印字に進む。2ラインずつのマルチパス方式により、全ラインの印字を終了した場合、インクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bは、印字操作を終了する。
第3の実施形態によれば、2列のインクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bによりマルチパス方式で印字を行うために、CPU31は画像データを7分割する。更にCPU31は、先行するドット位置と後続のドット位置が、走査方向及び副走査方向のいずれにおいても1ドット分以上離間するように、2列のインクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bから吐出されるエマルジョンインクのドット位置へのパス順を設定する。
第3の実施形態によれば、2列のインクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bによる印字により、印字速度の高速化を得る。第3の実施形態によれば、2列のインクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bからエマルジョンインクを順次吐出した場合に、走査方向及び副走査方向のいずれにおいても、先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクのドット位置が隣りあわず、エマルジョンインクは離間する。インクジェットヘッド18a及びインクジェットヘッド18bから順次吐出されるエマルジョンインクが定着前に接触して結合することが無く、エマルジョンインクはビーディングを生じない。また隣り合うドット位置には、1パス分以上の時間を隔ててエマルジョンインクが吐出されることから、隣り合うドット位置に印字をした時点では、先行して吐出されたエマルジョンインクは既に定着している。隣り合うドット位置のエマルジョンインクは結合すること無く個々に定着し、ビーディングを発生せず良好な画像を得られる。
第3の実施形態は、マルチパス方式による先行するドット位置と後続のドット位置が、走査方向及び副走査方向のいずれにおいても隣り合っていなければ、インクジェットヘッドを3列以上配置して、3ライン以上を同時に印字しても良い。
また、第3の実施形態において、複数列のインクジェットヘッドの副走査方向の配置間隔を、画像の1ライン分以上のピッチを設けて配置しても良い。例えば、複数列のインクジェットヘッドの配置間隔を副走査方向に夫々1ライン分ずつ間隔を隔てて配置して、複数列のインクジェットヘッドにより1ライン置きに同時に画像を印字しても良い。複数列のインクジェットヘッドは、走査方向においては、連続して隣り合うドットの位置にエマルジョンインクを吐出しないように複数列のインクジェットヘッド18a、18bから吐出されるエマルジョンインクのドット位置へのパス順を設定する。副走査方向においては、複数列のインクジェットヘッドで同時に印字する画像は1ライン分空いていて、副走査方向の印字位置は隣り合わない。従って、複数列のインクジェットヘッドからエマルジョンインクを順次吐出しても先行するエマルジョンインクと後続のエマルジョンインクが結合してビーディングを発生することがなく、良好な画像を得られる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、液体吐出ヘッドから順次記録媒体に吐出される液体の、隣り合うドット領域は接触せずに離間する。液体吐出ヘッドから順次吐出される先行する液体と後続の液体とが記録媒体上で接触して結合することが無く、液体はビーディングを生じない。また、記録媒体上の隣り合うドット位置には、少なくとも1パス分の時間を隔てて液体が吐出される。先行して液体吐出ヘッドから吐出された液体は、隣のドット位置に液体が吐出された時点で定着している。従って記録媒体の隣り合うドット位置に吐出された液体は結合することが無く個々に定着し、液体はビーディングを発生せず良好な画像を得られる。
この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば液体吐出記録装置は、普通紙に水性インクを吐出するものであっても良いし、プリント配線基板に配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する装置等であっても良い。液体吐出ヘッドが吐出する液体の特性等限定されないし、記録媒体もガラス等であっても良い。また液体吐出記録装置の構造等限定されず、液体吐出ヘッドから記録媒体に吐出される液体を速く乾燥するために、ヒータあるいはファン等の乾燥部を備えていても良い。
また順次記録媒体に吐出される液体の、記録媒体上の離間距離は限定されず、順次記録媒体に吐出される先行する液体と後続の液体とがオーバーフローして接触しない距離であれば良い。更に、液体吐出ヘッドは、ラインヘッドあるいはシリアルヘッド等任意であるし、ヘッドの数、あるいはサイズ等も限定されない。
また、画像データを分割し、分割画像データに応じた量の液体を記録媒体上の離間した位置に連続して吐出する印字操作を、画像データの分割個数と同じ回数繰り返す制御は、自動フローチャートあるいはマニュアル入力で選択する等任意である。例えば液体吐出記録装置で記録媒体が非吸水性であることを読取って、自動フローチャートで制御しても良いし、あるいはユーザがコントロールパネル等から記録媒体の種類を指定して制御しても良い。
この発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…インクジェットプリンタ
18…インクジェットヘッド
31…CPU
36…画像処理部
37…ヘッド駆動部
Nn…ノズル

Claims (10)

  1. ノズルから液体を吐出して記録媒体に画像を形成する液体吐出ヘッドと、
    前記画像の画像データを複数個の分割画像データに分割制御し、前記液体吐出ヘッドから先行して吐出される前記分割画像データに応じた液体の液体領域と、後続して吐出される前記分割画像データに応じた液体の液体領域とを離間するよう吐出制御し、前記吐出制御を前記画像データの分割個数と同じ回数繰り返すよう制御する制御部とを備えることを特徴とする液体吐出記録装置。
  2. 前記制御部の前記吐出制御は、前記液体吐出ヘッドから前記先行して吐出される液体の前記記録媒体上のドット位置と、前記後続して吐出される液体の前記記録媒体上のドット位置とを、1ドット分以上隔てることを特徴とする請求項1記載の液体吐出記録装置。
  3. 前記制御部の前記吐出制御は、前記先行して吐出される液体を吐出するノズルと、前記後続して吐出される液体を吐出するノズルとが前記液体吐出ヘッド上で1ノズル分以上隔てることを特徴とする請求項1記載の液体吐出記録装置。
  4. 前記液体が、樹脂が分散された水性インクであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出記録装置。
  5. 記録媒体が、非吸水性であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出記録装置。
  6. 記録媒体に形成する画像の画像データを複数個の分割データに分割する分割工程と、
    前記分割工程により分割した分割画像データに応じ、先行して前記記録媒体に吐出される液体の液体領域と、後続して前記記録媒体に吐出される液体の液体領域とを離間する吐出工程と、
    前記吐出工程を、前記画像データの分割個数と同じ回数繰り返す工程とを備えることを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記吐出工程は、前記液体吐出ヘッドから前記先行して吐出される液体の前記記録媒体上のドット位置と、前記後続して吐出される液体の前記記録媒体上のドット位置とを、1ドット分以上隔てることを特徴とする請求項6記載の画像形成方法
  8. 前記吐出工程は、前記先行して吐出される液体を吐出するノズルと、前記後続して吐出される液体を吐出するノズルとが液体吐出ヘッド上で1ノズル分以上隔てることを特徴とする請求項6記載の画像形成方法
  9. 前記液体が、樹脂が分散された水性インクであることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  10. 記録媒体が、非吸水性であることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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