JP2015185280A - 燃料電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池スタックの上端部から排出される余剰の燃料ガスを燃焼させる燃焼部の火炎の安定性を向上させる。
【解決手段】燃料電池スタックは、複数の燃料電池セル10を水平一方向に並べてなる。燃料電池セル10は、上下方向に延在するセル支持体13を含む。セル支持体13は、その上端部に、オフガス燃焼部35に向かって上向きに、余剰の改質ガスを噴出させる複数の開口12aを備える。燃料電池スタックは、隣り合うセル支持体13の上端部間に配置されてこの上端部間の空隙を閉塞する閉塞部材40を備える。閉塞部材40は、上方に向かうほど互いに近づく一対の傾斜板41、42を含んで構成され、各傾斜板41、42に噴口47、48が形成される。噴口47、48は、隣接するセル支持体13の上端部上方のオフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴出させる。
【選択図】図2
【解決手段】燃料電池スタックは、複数の燃料電池セル10を水平一方向に並べてなる。燃料電池セル10は、上下方向に延在するセル支持体13を含む。セル支持体13は、その上端部に、オフガス燃焼部35に向かって上向きに、余剰の改質ガスを噴出させる複数の開口12aを備える。燃料電池スタックは、隣り合うセル支持体13の上端部間に配置されてこの上端部間の空隙を閉塞する閉塞部材40を備える。閉塞部材40は、上方に向かうほど互いに近づく一対の傾斜板41、42を含んで構成され、各傾斜板41、42に噴口47、48が形成される。噴口47、48は、隣接するセル支持体13の上端部上方のオフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴出させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、燃料電池装置に関し、特に固体酸化物形の燃料電池装置に関する。
燃料電池装置は、燃料電池システムの中核をなすもので、燃料ガスと酸化剤ガス(例えば空気)とを反応させて発電する燃料電池スタックと、燃料電池スタックの上端部(燃料電池スタックの反応ガスの流れ方向における下流端部)から排出される余剰の燃料ガスを余剰の酸化剤ガスを用いて燃焼させる燃焼部と、を含んで構成される。燃料電池スタックは、複数の燃料電池セルを水平一方向に空隙を空けて並べてなる。燃料電池セルは、上下方向に延在するセル支持体を含んで構成される。セル支持体は、その上端部に、燃焼部に向かって上向きに、余剰の燃料ガスを噴出させる複数の噴口を備える。
また、燃料電池装置において、隣り合うセル支持体同士の間の空隙では下から上へ酸化剤ガスが流通する。そして、隣り合うセル支持体の上端部間から燃焼部に、余剰の酸化剤ガスが流出する。
このような燃料電池装置は、特許文献1に開示されている。
また、燃料電池装置において、隣り合うセル支持体同士の間の空隙では下から上へ酸化剤ガスが流通する。そして、隣り合うセル支持体の上端部間から燃焼部に、余剰の酸化剤ガスが流出する。
このような燃料電池装置は、特許文献1に開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示のように、隣り合うセル支持体の上端部間から燃焼部に、余剰の酸化剤ガスが無制限に流出すると、セル支持体の上端部上方の燃焼部への酸化剤ガスの供給が不安定となって燃焼部の火炎が不安定となりかねず、ひいては、燃焼部にて失火が発生するおそれがあった。
本発明は、このような実状に鑑み、燃焼部の火炎の安定性を向上させることを目的とする。
本発明は、このような実状に鑑み、燃焼部の火炎の安定性を向上させることを目的とする。
そのため本発明に係る燃料電池装置は、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックと、燃料電池スタックの上端部から排出される余剰の燃料ガスを余剰の酸化剤ガスを用いて燃焼させる燃焼部と、を含んで構成される。燃料電池スタックは、複数の燃料電池セルを水平一方向に空隙を空けて並べてなる。燃料電池セルは、上下方向に延在するセル支持体を含む。セル支持体は、その上端部に、燃焼部に向かって上向きに、余剰の燃料ガスを噴出させる少なくとも1つの第1の噴口を備える。隣り合うセル支持体同士の間の空隙では下から上へ酸化剤ガスが流通する。本発明に係る燃料電池スタックは、隣り合うセル支持体の上端部間に配置されてこの上端部間の空隙を閉塞する閉塞部材と、閉塞部材に形成されて、隣接するセル支持体の上端部上方の燃焼部に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴出させる少なくとも1つの第2の噴口と、を備える。閉塞部材は、上方に向かうほど互いに近づく一対の傾斜板を含んで構成され、各傾斜板に前記第2の噴口が形成される。
本発明によれば、傾斜板に形成された第2の噴口から、隣接するセル支持体の上端部上方の燃焼部に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴出させる。これにより、余剰の酸化剤ガスをセル支持体の上端部上方の燃焼部へ安定的に供給することができるので、燃焼部の火炎の安定性を向上させることができ、ひいては、燃焼部での失火の発生を抑止することができる。
また本発明によれば、セル支持体の上端部に隣接する傾斜板の基部(下部)の近傍に渦流域が形成され、この渦流域にて、余剰の燃料ガスの一部と余剰の酸化剤ガスの一部とが混合されて可燃混合気が形成され得るので、当該渦流域にて火炎が形成され得る。また、当該渦流域における比較的高温の渦流(換言すれば再循環流)によって傾斜板の基部が加熱され得る。ゆえに、当該渦流域にて形成され得る火炎と、傾斜板の基部の高温化とにより、燃焼部の火炎が良好に保持され得る。従って、燃焼部の火炎の安定性を向上させることができ、ひいては、燃焼部での失火の発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態における燃料電池装置の正面縦断面図である。図2は燃料電池スタックの一部の側面縦断面図である。図3は燃料電池セル及び閉塞部材の上面図である。図4は燃料電池セル及び集電部材の平面横断面図である。ここで、図2は、図1のA−A断面における燃料電池スタック7及びマニホールド9のみを示している。また、図3は図2のB−B矢視に対応する。また、図4は図2のC−C断面に対応する。
図1は、本発明の一実施形態における燃料電池装置の正面縦断面図である。図2は燃料電池スタックの一部の側面縦断面図である。図3は燃料電池セル及び閉塞部材の上面図である。図4は燃料電池セル及び集電部材の平面横断面図である。ここで、図2は、図1のA−A断面における燃料電池スタック7及びマニホールド9のみを示している。また、図3は図2のB−B矢視に対応する。また、図4は図2のC−C断面に対応する。
燃料電池装置1の筐体については、燃焼室区画部材2と天板3のみを示している。ここで、燃焼室区画部材2は、底面2aと、上面視で矩形状をなす長側面2b、2c及び2つの短側面(図示せず)と、を有している。天板3は、燃焼室区画部材2の上面側開口部に対向している。天板3の上側の領域は酸化剤ガス(例えば空気)の供給源をなす。燃焼室区画部材2の長側面2b、2c上端部と天板3との間の空隙4は、排ガス出口をなす。
尚、本実施形態では、燃焼室区画部材2において、図1の紙面手前側に位置する短側面(図示せず)と、図1の紙面奥側に位置する短側面(図示せず)とを結ぶ方向を前後方向とし、長側面2bと長側面2cとを結ぶ方向を左右方向として、以下説明する。
尚、本実施形態では、燃焼室区画部材2において、図1の紙面手前側に位置する短側面(図示せず)と、図1の紙面奥側に位置する短側面(図示せず)とを結ぶ方向を前後方向とし、長側面2bと長側面2cとを結ぶ方向を左右方向として、以下説明する。
次に燃料電池装置1の筐体内部の構成について説明する。
本実施形態の燃料電池装置1は、筐体内、特に燃焼室区画部材2内に、改質器6と、左右一対の燃料電池スタック7、8と、酸化剤ガス供給部材30と、オフガス燃焼部35とを備える。
本実施形態の燃料電池装置1は、筐体内、特に燃焼室区画部材2内に、改質器6と、左右一対の燃料電池スタック7、8と、酸化剤ガス供給部材30と、オフガス燃焼部35とを備える。
改質器6は、燃焼室区画部材2内の上部(セルスタック7、8の上方)に配置されている。また、改質器6は酸化剤ガス供給部材30を避けるように形成されている。尚、本実施形態では、改質器6は、オフガス燃焼部35での燃焼熱によって加熱され得る。
改質器6は、改質触媒を用いた改質反応により、原燃料を改質して、水素リッチな改質ガスを生成する。また、改質器6は、そこで生成した改質ガスを、マニホールド9を介して燃料電池スタック7、8のアノード側(燃料極側)に供給する。ここで、図示しない改質ガスの供給管は、その一端が改質器6の出口に接続されており、他端がマニホールド9に接続されている。また、マニホールド9は、燃焼室区画部材2内の下部(セルスタック7、8の下方)に配置されている。また、本実施形態における改質ガスが、本発明の「燃料ガス」に対応する。また、改質器6が、本発明の「燃料改質器」に対応する。
改質器6は、改質触媒を用いた改質反応により、原燃料を改質して、水素リッチな改質ガスを生成する。また、改質器6は、そこで生成した改質ガスを、マニホールド9を介して燃料電池スタック7、8のアノード側(燃料極側)に供給する。ここで、図示しない改質ガスの供給管は、その一端が改質器6の出口に接続されており、他端がマニホールド9に接続されている。また、マニホールド9は、燃焼室区画部材2内の下部(セルスタック7、8の下方)に配置されている。また、本実施形態における改質ガスが、本発明の「燃料ガス」に対応する。また、改質器6が、本発明の「燃料改質器」に対応する。
改質器6に供給される原燃料としては、例えば、炭化水素系燃料が用いられる。炭化水素系燃料としては、分子中に炭素と水素とを含む化合物(酸素等、他の元素を含んでいてもよい)若しくはそれらの混合物が用いられ、例えば、炭化水素類、アルコール類、エーテル類、バイオ燃料が挙げられる。具体的には、炭化水素類として、メタン、エタン、プロパン、ブタン、天然ガス、LPG(液化石油ガス)、都市ガス、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油が挙げられる。アルコール類として、メタノール、エタノールが挙げられる。エーテル類として、ジメチルエーテルが挙げられる。バイオ燃料として、バイオガス、バイオエタノール、バイオディーゼル、バイオジェットが挙げられる。
改質器6での改質方式は、特に限定されず、例えば、水蒸気改質、部分酸化改質、自己熱改質、その他の改質方式を採用できる。水蒸気改質を用いる場合は、改質器6内(又は改質器6とは別)に水気化部を設け、燃焼室区画部材2の外部から供給される水を加熱し気化させることによって水蒸気を生成する。
天板3の上側の領域は酸化剤ガスの供給源であり、この天板3に前後方向に延びるスリット5が形成されている。このスリット5は酸化剤ガスの入口をなす。そして、このスリット5から燃焼室区画部材2内へ酸化剤ガス供給部材30が挿入配置されている。
酸化剤ガス供給部材30は、上面が開口し垂直な扁平面を有する矩形の容器で、燃料電池スタック7、8間に配置され、上面側の開口部は酸化剤ガスの供給源と連通している。そして、扁平な矩形の容器の底部近傍の側面に複数の酸化剤ガス噴出口31が形成され、酸化剤ガス噴出口31は燃料電池スタック7、8に相対している。
従って、酸化剤ガスは、スリット5から酸化剤ガス供給部材30の内部に流入し、酸化剤ガス噴出口31から噴出して、燃料電池スタック7、8のカソード側(酸化剤極側)に供給される。
従って、酸化剤ガスは、スリット5から酸化剤ガス供給部材30の内部に流入し、酸化剤ガス噴出口31から噴出して、燃料電池スタック7、8のカソード側(酸化剤極側)に供給される。
燃料電池スタック7、8の上端部側は、余剰の改質ガス(オフガス)の排出部となり、余剰の改質ガスは余剰の酸化剤ガス供給下で燃焼する。従って、燃料電池スタック7、8の上端部近傍がオフガス燃焼部35となる。ここで、オフガス燃焼部35が本発明の「燃焼部」に対応しており、燃料電池スタック7、8の上端部から排出される余剰の改質ガスを余剰の酸化剤ガスを用いて燃焼させる。オフガス燃焼部35は、余剰の改質ガスを燃焼させて燃料電池スタック7、8を高温状態に維持する。
尚、燃料電池装置1は、オフガス燃焼部35での燃焼を開始させるための点火装置(図示せず)を備える。
尚、燃料電池装置1は、オフガス燃焼部35での燃焼を開始させるための点火装置(図示せず)を備える。
燃料電池スタック7、8は、改質器6の下方に配置され、マニホールド9上に保持されている。
燃料電池スタック7、8は、各々が、複数の燃料電池セル10を前後方向に空隙を空けて並べてなる。ここで、本実施形態では、前後方向が、本発明の「水平一方向」に対応する。
燃料電池スタック7、8は、各々が、複数の燃料電池セル10を前後方向に空隙を空けて並べてなる。ここで、本実施形態では、前後方向が、本発明の「水平一方向」に対応する。
左側の燃料電池スタック7は、横長の燃料電池セル10を前後面間に集電部材11を介在させて前後方向に一列に並べることで、複数の燃料電池セル10を直線状に配列してなる。
また、各燃料電池セル10の内部には、下端部から上端部へ、複数本(図では6本)のガス流路12が形成されている。各ガス流路12は下端部にてマニホールド9と連通し、上端部の近傍にオフガス燃焼部35を形成するように構成されている。ここで、ガス流路12が、本発明の「燃料ガス流路」に対応する。また、ガス流路12の上端部の開口12aが、本発明の「第1の噴口」をなし、オフガス燃焼部35に向かって上向きに余剰の改質ガスを噴出する。
また、各燃料電池セル10の内部には、下端部から上端部へ、複数本(図では6本)のガス流路12が形成されている。各ガス流路12は下端部にてマニホールド9と連通し、上端部の近傍にオフガス燃焼部35を形成するように構成されている。ここで、ガス流路12が、本発明の「燃料ガス流路」に対応する。また、ガス流路12の上端部の開口12aが、本発明の「第1の噴口」をなし、オフガス燃焼部35に向かって上向きに余剰の改質ガスを噴出する。
燃料電池セル10は、燃料極支持型の固体酸化物燃料電池セルである。燃料電池セル10は、セル支持体13と、燃料極層(アノード層)14と、固体酸化物電解質層15と、酸化剤極層(カソード層)16と、インターコネクタ17とを含んで構成される。
セル支持体13は多孔性物質により形成されている。セル支持体13は、扁平な長円形状の横断面を有して上下方向に延在する板状片であり、平坦な前後面(平坦面)と半円筒面をなす左右面とを有する。セル支持体13の下端部は、改質ガス分配用のマニホールド9の上面の開孔にガスタイトに挿入固定され、上端部は改質器6の下面に相対している。そして、セル支持体13の内部には、その長手方向に、下端部から上端部へ、マニホールド9からの改質ガスが流通する複数本(図では6本)の並列なガス流路12を有する。また、セル支持体13は、その上端部に、オフガス燃焼部35に向かって上向きに余剰の改質ガスを噴出させる開口12aを備える。尚、セル支持体13については、改質ガスを燃料極層14まで透過させるためにガス透過性であること、そしてまた、インターコネクタ17を介して集電するために導電性であることが要求される。かかる要求を満たすために多孔質の導電性セラミック等が用いられ得る。
インターコネクタ17は、セル支持体13の一方(燃料電池スタック7では前側)の平坦面上に配設されている。
燃料極層14は、セル支持体13の他方(燃料電池スタック7では後側)の平坦面上、及び左右面に積層され、その両端はインターコネクタ17の両端に接合されている。
燃料極層14は、セル支持体13の他方(燃料電池スタック7では後側)の平坦面上、及び左右面に積層され、その両端はインターコネクタ17の両端に接合されている。
固体酸化物電解質層15は、燃料極層14の上にその全体を覆うように積層され、その両端はインターコネクタ17の両端に接合されている。
酸化剤極層16は、固体酸化物電解質層15の主部上、すなわちセル支持体13の他方の平坦面を覆う部分上、に積層され、セル支持体13を挟んでインターコネクタ17に対向している。
酸化剤極層16は、固体酸化物電解質層15の主部上、すなわちセル支持体13の他方の平坦面を覆う部分上、に積層され、セル支持体13を挟んでインターコネクタ17に対向している。
従って、各燃料電池セル10の一方(燃料電池スタック7では前側)の外側面にはインターコネクタ17があり、他方(燃料電池スタック7では後側)の外側面には酸化剤極層16がある。
換言すれば、燃料電池セル10は、ガス流路12を有するセル支持体13を含み、セル支持体13は、その1つの面に、燃料極層14、固体酸化物電解質層15、酸化剤極層16をこの順に積層し、更に、セル支持体13の他の面に、インターコネクタ17を形成してなる。
換言すれば、燃料電池セル10は、ガス流路12を有するセル支持体13を含み、セル支持体13は、その1つの面に、燃料極層14、固体酸化物電解質層15、酸化剤極層16をこの順に積層し、更に、セル支持体13の他の面に、インターコネクタ17を形成してなる。
かかる燃料電池セル10は、前後方向に複数並べられ、集電部材11を介して一列に接合される。すなわち、各燃料電池セル10の前側のインターコネクタ17を集電部材11を介して前側に隣り合う燃料電池セル10の酸化剤極層16と接合し、各燃料電池セル10の後側の酸化剤極層16を集電部材11を介して後側に隣り合う燃料電池セル10のインターコネクタ17と接合することで、複数の燃料電池セル10を直列に接続している。
また、燃料電池スタック7の右方には燃料電池スタック8を設けるが、燃料電池スタック7に対し、燃料電池スタック8は、燃料電池セル10を前後逆向きに並べる。
そして、燃料電池スタック7の最も前側の燃料電池セル10のインターコネクタ17に取付けた集電部材11と、燃料電池スタック8の最も前側の燃料電池セル10の酸化剤極層16に取付けた集電部材11とを、図示しない導電部材により連結することで、左側の燃料電池スタック7と右側の燃料電池スタック8とを直列に接続している。
そして、燃料電池スタック7の最も前側の燃料電池セル10のインターコネクタ17に取付けた集電部材11と、燃料電池スタック8の最も前側の燃料電池セル10の酸化剤極層16に取付けた集電部材11とを、図示しない導電部材により連結することで、左側の燃料電池スタック7と右側の燃料電池スタック8とを直列に接続している。
集電部材11は、隣り合う燃料電池セル10同士(隣り合うセル支持体13同士)の間の空隙に配置される。集電部材11は上下方向に延在する筒状であり、内部に中空部11aを有している。また、集電部材11には、その前面に複数のスリット部11bが形成されている。また、集電部材11の後面及び左右面には、図示しないスリット部が形成され得る。
酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から噴出された酸化剤ガスは、集電部材11の下面の開口から中空部11a内に流入する。中空部11a内に流入した酸化剤ガスは、前述のスリット部11bを通って、燃料電池セル10の酸化剤極層16に供給されるか、又は、中空部11aの上端部の開口から、後述する閉塞部材40内に流出する。すなわち、本実施形態では、隣り合う燃料電池セル10同士(隣り合うセル支持体13同士)の間の空隙(例えば中空部11a)では、下から上へ酸化剤ガスが流通する。ここで、燃料電池セル10の酸化剤極層16の後面の一部は、集電部材11のスリット部11bを介して、中空部11aに対して露出している。
燃料電池装置1においては、改質器6にて生成された改質ガスが、図示しない改質ガスの供給管を通じて分配用のマニホールド9に供給される。
マニホールド9に供給された改質ガスは、燃料電池スタック7、8を構成する燃料電池セル10に分配され、各燃料電池セル10のセル支持体13に形成されているガス流路12に供給されて、ガス流路12を上昇する。この過程で、改質ガス中の水素がセル支持体13内を透過して燃料極層14に達する。
一方、酸化剤ガスは、集電部材11の中空部11a内からスリット部11bを通って燃料電池セル10の酸化剤極層16に供給される。これにより、酸化剤ガス中の酸素が酸化剤極層16に達する。
マニホールド9に供給された改質ガスは、燃料電池スタック7、8を構成する燃料電池セル10に分配され、各燃料電池セル10のセル支持体13に形成されているガス流路12に供給されて、ガス流路12を上昇する。この過程で、改質ガス中の水素がセル支持体13内を透過して燃料極層14に達する。
一方、酸化剤ガスは、集電部材11の中空部11a内からスリット部11bを通って燃料電池セル10の酸化剤極層16に供給される。これにより、酸化剤ガス中の酸素が酸化剤極層16に達する。
固体酸化物電解質層15は、高温下で酸化物イオンを伝導する。燃料極層14は、酸化物イオンと改質ガス中の水素とを反応させて、電子及び水を発生させる。酸化剤極層16は、酸化剤ガス中の酸素と電子とを反応させて、酸化物イオンを発生させる。
従って、燃料電池セル10の酸化剤極層(カソード層)16にて、下記(1)式の電極反応が生起され、燃料極層(アノード層)14にて、下記(2)式の電極反応が生起されて、発電がなされる。
カソード層: 1/2O2+2e−→O2−(電解質) ・・・(1)
アノード層: O2−(電解質)+H2→H2O+2e− ・・・(2)
従って、燃料電池セル10の酸化剤極層(カソード層)16にて、下記(1)式の電極反応が生起され、燃料極層(アノード層)14にて、下記(2)式の電極反応が生起されて、発電がなされる。
カソード層: 1/2O2+2e−→O2−(電解質) ・・・(1)
アノード層: O2−(電解質)+H2→H2O+2e− ・・・(2)
ここで、燃料電池セル10を構成する燃料極層14、固体酸化物電解質層15、酸化剤極層16、及び、インターコネクタ17については、各々の厚さ(換言すれば、前後方向の長さ)が、セル支持体13の厚さ(換言すれば、前後方向の長さ)に比べて十分に小さい。それゆえ、図2及び図3では、燃料極層14、固体酸化物電解質層15、酸化剤極層16、及び、インターコネクタ17の図示を省略している。また、図2では集電部材11の図示を簡略化している。
次に、閉塞部材40について、図1〜図4に加えて、図5を用いて説明する。
図5は、閉塞部材40の斜視図である。
燃料電池スタック7、8は、各々が、複数の閉塞部材40を備える。閉塞部材40は、前後一対の傾斜板41、42と、前側板43と、後側板44と、左側板45と、右側板46と、を含んで構成される。
図5は、閉塞部材40の斜視図である。
燃料電池スタック7、8は、各々が、複数の閉塞部材40を備える。閉塞部材40は、前後一対の傾斜板41、42と、前側板43と、後側板44と、左側板45と、右側板46と、を含んで構成される。
前側の傾斜板41と後側の傾斜板42とは、上方に向かうほど互いに近づくように、三角屋根形状に形成されている。
前側板43は矩形状であり、前側の傾斜板41の下端部から下方に延びている。
後側板44は矩形状であり、後側の傾斜板42の下端部から下方に延びている。
前側板43は矩形状であり、前側の傾斜板41の下端部から下方に延びている。
後側板44は矩形状であり、後側の傾斜板42の下端部から下方に延びている。
閉塞部材40の傾斜板41、42、前側板43、及び後側板44は、1枚の金属板を折り曲げて一体的に形成され得る。尚、閉塞部材40の傾斜板41、42、前側板43、及び後側板44の形成方法はこれに限らない。例えば、1枚の金属板を折り曲げて閉塞部材40の傾斜板41及び前側板43を形成し、別の1枚の金属板を折り曲げて閉塞部材40の傾斜板42及び後側板44を形成して、傾斜板41、42の上端部同士を固定してもよい。また、4枚の金属板を、閉塞部材40の傾斜板41、42、前側板43、及び後側板44として、これら金属板を組み立ててもよい。すなわち、一対の傾斜板41、42については、1枚の金属板を折り曲げて一体的に形成可能であり、又は、2枚の金属板を組み合わせて形成可能である。
閉塞部材40の左側板45は、閉塞部材40の傾斜板41、42、前側板43、及び後側板44の左側縁により区画される左側開口を塞ぐように配置されており、1枚の金属板により形成される。
閉塞部材40の右側板46は、閉塞部材40の傾斜板41、42、前側板43、及び後側板44の右側縁により区画される右側開口を塞ぐように配置されており、1枚の金属板により形成される。
閉塞部材40の右側板46は、閉塞部材40の傾斜板41、42、前側板43、及び後側板44の右側縁により区画される右側開口を塞ぐように配置されており、1枚の金属板により形成される。
閉塞部材40の傾斜板41、42には、それぞれ、複数個(図では5個)の噴口47、48が貫通形成されている。
図5に示す閉塞部材40を、図1〜図3に示すように、隣り合う燃料電池セル10(セル支持体13)の上端部間に配置することで、閉塞部材40は、当該上端部間の空隙を閉塞する。
尚、閉塞部材40は、集電部材30上に載置され得る。また、閉塞部材40は、隣接する燃料電池セル10に接触し得る。
図5に示す閉塞部材40を、図1〜図3に示すように、隣り合う燃料電池セル10(セル支持体13)の上端部間に配置することで、閉塞部材40は、当該上端部間の空隙を閉塞する。
尚、閉塞部材40は、集電部材30上に載置され得る。また、閉塞部材40は、隣接する燃料電池セル10に接触し得る。
閉塞部材40の前側の傾斜板41の各噴口47については、その前側にて隣接する燃料電池セル10の上方に位置するオフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴射させるように形成されている。
閉塞部材40の後側の傾斜板42の各噴口48については、その後側にて隣接する燃料電池セル10の上方に位置するオフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴射させるように形成されている。
従って、噴口47、48は、本発明の「第2の噴口」に対応するものである。
閉塞部材40の後側の傾斜板42の各噴口48については、その後側にて隣接する燃料電池セル10の上方に位置するオフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴射させるように形成されている。
従って、噴口47、48は、本発明の「第2の噴口」に対応するものである。
図3に示すように、燃料電池セル10(セル支持体13)の上端部の複数個(図では6個)の開口12aと、それに隣接する閉塞部材40の複数個(図では5個)の噴口47とは、上面視で千鳥状に配置されている。この点は、閉塞部材40の噴口48についても同様である。
また、燃料電池セル10(セル支持体13)の上端部の開口12aと、閉塞部材40の噴口47とは、前後方向(前述の水平一方向)で隣り合わない。この点は、閉塞部材40の噴口48についても同様である。
また、燃料電池セル10(セル支持体13)の上端部の開口12aと、閉塞部材40の噴口47とは、前後方向(前述の水平一方向)で隣り合わない。この点は、閉塞部材40の噴口48についても同様である。
従って、集電部材11の中空部11aの上端部の開口から閉塞部材40内に流出した余剰の酸化剤ガスは、噴口47、48より、オフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに噴射される。このときに、燃料電池セル10の上端部の開口12aの上方に形成される火炎を避けるように酸化剤ガスが噴射されるので、当該火炎が酸化剤ガスにより吹き消されることを抑制することができると共に、オフガス燃焼部35における拡散燃焼を良好に行うことができる。
図1に示すように、燃焼室区画部材2の内面には、内部断熱材60が内張されている。内部断熱材60は、左側部61、右側部62、及び下側部63を含んで構成され、溝形状(コ字形状)の断面を有して前後方向に延在している。
内部断熱材60の左側部61は、燃焼室区画部材2の左側の長側面2bの内壁に面接触するように配置されている。
内部断熱材60の左側部61は、燃焼室区画部材2の左側の長側面2bの内壁に面接触するように配置されている。
内部断熱材60の右側部62は、燃焼室区画部材2の右側の長側面2cの内壁に面接触するように配置されている。
内部断熱材60の下側部63は、燃焼室区画部材2の底面2aとマニホールド9との間に介装されている。
内部断熱材60の下側部63は、燃焼室区画部材2の底面2aとマニホールド9との間に介装されている。
左側の燃料電池スタック7と内部断熱材60の左側部61との間には、燃料電池スタック7の前後方向に沿う左側面を覆うように、断熱材70が介装されている。断熱材70は、第1の断熱部材71及び第2の断熱部材72からなる2層構造である。
第1の断熱部材71は柔軟性を有する。第1の断熱部材71は、その右側面が、燃料電池スタック7の燃料電池セル10の左側面に接触する。第1の断熱部材71としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第2の断熱部材72は、第1の断熱部材71よりも硬質である。第2の断熱部材72は、その右側面が第1の断熱部材71に面接触して、左側面が、内部断熱材60の左側部61に面接触する。
第1の断熱部材71は柔軟性を有する。第1の断熱部材71は、その右側面が、燃料電池スタック7の燃料電池セル10の左側面に接触する。第1の断熱部材71としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第2の断熱部材72は、第1の断熱部材71よりも硬質である。第2の断熱部材72は、その右側面が第1の断熱部材71に面接触して、左側面が、内部断熱材60の左側部61に面接触する。
左側の燃料電池スタック7と酸化剤ガス供給部材30との間には、燃料電池スタック7の前後方向に沿う右側面を覆うように、断熱材73が介装されている。断熱材73は、第1の断熱部材74及び第2の断熱部材75からなる2層構造である。
第1の断熱部材74は柔軟性を有する。第1の断熱部材74は、その左側面が、燃料電池スタック7の燃料電池セル10の右側面に接触する。第1の断熱部材74としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第1の断熱部材74は柔軟性を有する。第1の断熱部材74は、その左側面が、燃料電池スタック7の燃料電池セル10の右側面に接触する。第1の断熱部材74としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第2の断熱部材75は、第1の断熱部材74よりも硬質である。第2の断熱部材75は、その左側面が第1の断熱部材74に面接触して、右側面が、酸化剤ガス供給部材30の左側面に面接触する。
尚、断熱材73については、その下端が、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31より上方に位置する。これにより、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から燃料電池スタック7への酸化剤ガスの供給をスムーズに行うことができる。
尚、断熱材73については、その下端が、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31より上方に位置する。これにより、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から燃料電池スタック7への酸化剤ガスの供給をスムーズに行うことができる。
断熱材70は、燃料電池スタック7における燃料電池セル10同士の間の空隙を流通する酸化剤ガスが、燃料電池スタック7と内部断熱材60の左側部61との間の空間に漏れ出すことを抑制する。また、断熱材73は、燃料電池スタック7における燃料電池セル10同士の間の空隙を流通する酸化剤ガスが、燃料電池スタック7と酸化剤ガス供給部材30との間の空間に漏れ出すことを抑制する。それゆえ、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から噴出された酸化剤ガスを、燃料電池スタック7(特に、燃料電池セル10同士の間の空隙)に効率良く供給することができる。
右側の燃料電池スタック8と内部断熱材60の右側部62との間には、燃料電池スタック8の前後方向に沿う右側面を覆うように、断熱材80が介装されている。断熱材80は、第1の断熱部材81及び第2の断熱部材82からなる2層構造である。
第1の断熱部材81は柔軟性を有する。第1の断熱部材81は、その左側面が、燃料電池スタック8の燃料電池セル10の右側面に接触する。第1の断熱部材81としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第2の断熱部材82は、第1の断熱部材81よりも硬質である。第2の断熱部材82は、その左側面が第1の断熱部材81に面接触して、右側面が、内部断熱材60の右側部62に面接触する。
第1の断熱部材81は柔軟性を有する。第1の断熱部材81は、その左側面が、燃料電池スタック8の燃料電池セル10の右側面に接触する。第1の断熱部材81としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第2の断熱部材82は、第1の断熱部材81よりも硬質である。第2の断熱部材82は、その左側面が第1の断熱部材81に面接触して、右側面が、内部断熱材60の右側部62に面接触する。
右側の燃料電池スタック8と酸化剤ガス供給部材30との間には、燃料電池スタック8の前後方向に沿う左側面を覆うように、断熱材83が介装されている。断熱材83は、第1の断熱部材84及び第2の断熱部材85からなる2層構造である。
第1の断熱部材84は柔軟性を有する。第1の断熱部材84は、その右側面が、燃料電池スタック8の燃料電池セル10の左側面に接触する。第1の断熱部材84としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第1の断熱部材84は柔軟性を有する。第1の断熱部材84は、その右側面が、燃料電池スタック8の燃料電池セル10の左側面に接触する。第1の断熱部材84としては、例えば、ブランケット状の断熱部材が用いられる。
第2の断熱部材85は、第1の断熱部材84よりも硬質である。第2の断熱部材85は、その右側面が第1の断熱部材84に面接触して、左側面が、酸化剤ガス供給部材30の右側面に面接触する。
尚、断熱材83については、その下端が、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31より上方に位置する。これにより、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から燃料電池スタック8への酸化剤ガスの供給をスムーズに行うことができる。
尚、断熱材83については、その下端が、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31より上方に位置する。これにより、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から燃料電池スタック8への酸化剤ガスの供給をスムーズに行うことができる。
断熱材80は、燃料電池スタック8における燃料電池セル10同士の間の空隙を流通する酸化剤ガスが、燃料電池スタック8と内部断熱材60の右側部62との間の空間に漏れ出すことを抑制する。また、断熱材83は、燃料電池スタック8における燃料電池セル10同士の間の空隙を流通する酸化剤ガスが、燃料電池スタック8と酸化剤ガス供給部材30との間の空間に漏れ出すことを抑制する。それゆえ、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から噴出された酸化剤ガスを、燃料電池スタック8(特に、燃料電池セル10同士の間の空隙)に効率良く供給することができる。
本実施形態によれば、燃料電池装置1は、改質ガス(燃料ガス)と酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池スタック7、8と、燃料電池スタック7、8の上端部から排出される余剰の改質ガスを余剰の酸化剤ガスを用いて燃焼させるオフガス燃焼部35(燃焼部)と、を含んで構成される。燃料電池スタック7、8は、各々が、複数の燃料電池セル10を前後方向(水平一方向)に空隙を空けて並べてなる。燃料電池セル10は、上下方向に延在するセル支持体13を含む。セル支持体13は、その上端部に、オフガス燃焼部35に向かって上向きに、余剰の改質ガスを噴出させる少なくとも1つの開口12a(第1の噴口)を備える。隣り合うセル支持体13同士の間の空隙では下から上へ酸化剤ガスが流通する。燃料電池スタック7、8は、隣り合うセル支持体13の上端部間に配置されてこの上端部間の空隙を閉塞する閉塞部材40と、閉塞部材40に形成されて、隣接するセル支持体13の上端部上方のオフガス燃焼部35に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴出させる少なくとも1つの噴口47、48(第2の噴口)と、を備える。閉塞部材40は、上方に向かうほど互いに近づく一対の傾斜板41、42を含んで構成され、各傾斜板41、42に噴口47、48が形成される。これにより、余剰の酸化剤ガスをセル支持体13の上端部上方のオフガス燃焼部35へ安定的に供給することができるので、オフガス燃焼部35の火炎の安定性を向上させることができ、ひいては、オフガス燃焼部35での失火の発生を抑止することができる。また、負荷変動が生じた場合でも、負荷変動に応じた酸化剤ガスがオフガス燃焼部35に安定的に供給されるので、オフガス燃焼部35の火炎の安定性を向上させることができる。
また本実施形態によれば、セル支持体13の上端部に隣接する傾斜板41、42の基部(下部)の近傍に渦流域90(図2参照)が形成され、この渦流域90にて、余剰の改質ガスの一部と余剰の酸化剤ガスの一部とが混合されて可燃混合気が形成され得るので、渦流域90にて火炎が形成され得る。また、渦流域90における比較的高温の渦流(換言すれば再循環流)によって傾斜板41、42の基部が加熱され得る。ゆえに、渦流域90にて形成され得る火炎と、傾斜板41、42の基部の高温化とにより、オフガス燃焼部35の火炎が良好に保持され得る。従って、オフガス燃焼部35の火炎の安定性を向上させることができ、ひいては、オフガス燃焼部35での失火の発生を抑制することができる。
また本実施形態によれば、燃料電池セル10は、セル支持体13の1つの面(側面)に燃料極層14、固体酸化物電解質層15、酸化剤極層16を積層して構成される。セル支持体13は、多孔性物質により形成されて、内部に下端部から上端部側へ改質ガス(燃料ガス)が流通する少なくとも1つのガス流路12(燃料ガス流路)を有する。そして、ガス流路12の上端部の開口12aが前記第1の噴口をなす。これにより、燃料電池セル10を簡素な構成とすることができる。
また本実施形態によれば、閉塞部材40は、一対の傾斜板41、42により三角屋根形状に形成される。これにより、傾斜板41、42の基部の近傍にて渦流域90を良好に形成することができる。
また本実施形態によれば、複数の開口12a(第1の噴口)と、複数の噴口47、48(第2の噴口)とは、上面視で千鳥状に配置される。これにより、燃料電池セル10の上端部の開口12aの上方に形成される火炎を避けるように酸化剤ガスが噴射されるので、当該火炎が酸化剤ガスにより吹き消されることを抑制することができると共に、オフガス燃焼部35における拡散燃焼を良好に行うことができる。
また本実施形態によれば、開口12a(第1の噴口)と、噴口47、48(第2の噴口)とは、上面視で、前後方向(水平一方向)で隣り合わないように配置される。これにより、燃料電池セル10の上端部の開口12aの上方に形成される火炎を避けるように酸化剤ガスが噴射されるので、当該火炎が酸化剤ガスにより吹き消されることを抑制することができると共に、オフガス燃焼部35における拡散燃焼を良好に行うことができる。
また本実施形態によれば、燃料電池装置1は、燃料電池スタック7、8の、前後方向(水平一方向)に沿う左右両側面を覆う断熱材70、73、80、83を更に含んで構成される。これにより、燃料電池スタック7、8における燃料電池セル10同士の間の空隙を流通する酸化剤ガスが、燃料電池スタック7、8の側方の空間に漏れ出すことを抑制することができるので、酸化剤ガス供給部材30の酸化剤ガス噴出口31から噴出された酸化剤ガスを、燃料電池スタック7、8(特に、燃料電池セル10同士の間の空隙)に効率良く供給することができる。また、本実施形態によれば、噴口47、48が形成された傾斜板41、42を備える閉塞部材40と断熱材70、73、80、83とにより、酸化剤ガスの流れを制限する。これにより、燃焼に関与しない酸化剤ガスが燃料電池スタック7、8の周辺に供給されることを抑制できるので、補機動力の低減等のエネルギーの低減を実現することができ、ひいては、効率を向上させることができる。
また本実施形態によれば、断熱材70、73、80、83は、柔軟性を有し、かつ、燃料電池セル10に接触する第1の断熱部材71、74、81、84と、第1の断熱部材71、74、81、84よりも硬質な第2の断熱部材72、75、82、85と、からなる2層構造である。これにより、第1の断熱部材71、74、81、84が燃料電池セル10に良好に密着するので、断熱材70、73、80、83とセルスタック7、8との間に隙間が形成されることを抑制することができる。
また本実施形態によれば、燃料電池装置1は、オフガス燃焼部35の上方に配置され、原燃料を改質して、燃料電池スタック7、8に供給する改質ガス(燃料ガス)を生成する改質器6(燃料改質器)を更に含んで構成される。これにより、オフガス燃焼部35での燃焼熱によって改質器6の加熱を行うことができる。
尚、本実施形態では、燃料電池スタック7、8に供給される燃料ガスの一例として改質ガスを挙げて説明したが、燃料電池スタック7、8に供給される燃料ガスはこれに限らず、例えば、純水素であってもよい。この場合には、燃料電池装置1において、改質器6の構成が省かれる。
以上からわかるように、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 燃料電池装置
2 燃焼室区画部材
2a 底面
2b、2c 長側面
3 天板
4 空隙
5 スリット
6 改質器
7、8 燃料電池スタック
9 マニホールド
10 燃料電池セル
11 集電部材
11a 中空部
11b スリット部
12 ガス流路
12a 開口(第1の噴口)
13 セル支持体
14 燃料極層
15 固体酸化物電解質層
16 酸化剤極層
17 インターコネクタ
30 酸化剤ガス供給部材
31 酸化剤ガス噴出口
35 オフガス燃焼部
40 閉塞部材
41、42 傾斜板
43 前側板
44 後側板
45 左側板
46 右側板
47、48 噴口(第2の噴口)
60 内部断熱材
61 左側部
62 右側部
63 下側部
70、73、80、83 断熱材
71、74、81、84 第1の断熱部材
72、75、82、85 第2の断熱部材
90 渦流域
2 燃焼室区画部材
2a 底面
2b、2c 長側面
3 天板
4 空隙
5 スリット
6 改質器
7、8 燃料電池スタック
9 マニホールド
10 燃料電池セル
11 集電部材
11a 中空部
11b スリット部
12 ガス流路
12a 開口(第1の噴口)
13 セル支持体
14 燃料極層
15 固体酸化物電解質層
16 酸化剤極層
17 インターコネクタ
30 酸化剤ガス供給部材
31 酸化剤ガス噴出口
35 オフガス燃焼部
40 閉塞部材
41、42 傾斜板
43 前側板
44 後側板
45 左側板
46 右側板
47、48 噴口(第2の噴口)
60 内部断熱材
61 左側部
62 右側部
63 下側部
70、73、80、83 断熱材
71、74、81、84 第1の断熱部材
72、75、82、85 第2の断熱部材
90 渦流域
Claims (8)
- 燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックの上端部から排出される余剰の燃料ガスを余剰の酸化剤ガスを用いて燃焼させる燃焼部と、
を含んで構成される燃料電池装置であって、
前記燃料電池スタックは、複数の燃料電池セルを水平一方向に空隙を空けて並べてなり、
前記燃料電池セルは、上下方向に延在するセル支持体を含み、該セル支持体は、その上端部に、前記燃焼部に向かって上向きに、余剰の燃料ガスを噴出させる少なくとも1つの第1の噴口を備え、
隣り合う前記セル支持体同士の間の空隙では下から上へ酸化剤ガスが流通し、
前記燃料電池スタックは、
隣り合う前記セル支持体の上端部間に配置されて該上端部間の空隙を閉塞する閉塞部材と、
前記閉塞部材に形成されて、隣接する前記セル支持体の上端部上方の前記燃焼部に向かって斜め上向きに、余剰の酸化剤ガスを噴出させる少なくとも1つの第2の噴口と、を備え、
前記閉塞部材は、上方に向かうほど互いに近づく一対の傾斜板を含んで構成され、各傾斜板に前記第2の噴口が形成される、燃料電池装置。 - 前記燃料電池セルは、前記セル支持体の側面に燃料極層、固体酸化物電解質層、酸化剤極層を積層して構成され、
前記セル支持体は、多孔性物質により形成されて、内部に下端部から上端部側へ燃料ガスが流通する少なくとも1つの燃料ガス流路を有し、
前記燃料ガス流路の上端部の開口が前記第1の噴口をなす、請求項1に記載の燃料電池装置。 - 前記閉塞部材は、前記一対の傾斜板により三角屋根形状に形成される、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池装置。
- 複数の前記第1の噴口と、複数の前記第2の噴口とは、上面視で千鳥状に配置される、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
- 前記第1の噴口と、前記第2の噴口とは、上面視で、前記水平一方向で隣り合わない、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
- 前記燃料電池スタックの、前記水平一方向に沿う両側面を覆う断熱材を更に含んで構成される、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
- 前記断熱材は、柔軟性を有し、かつ、前記燃料電池セルに接触する第1の断熱部材と、該第1の断熱部材よりも硬質な第2の断熱部材と、からなる2層構造である、請求項6に記載の燃料電池装置。
- 前記燃焼部の上方に配置され、原燃料を改質して、前記燃料電池スタックに供給する燃料ガスを生成する燃料改質器を更に含んで構成される、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
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2014
- 2014-03-20 JP JP2014058943A patent/JP2015185280A/ja active Pending
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