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JP2015185004A - 運転支援装置 - Google Patents

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JP2015185004A
JP2015185004A JP2014062064A JP2014062064A JP2015185004A JP 2015185004 A JP2015185004 A JP 2015185004A JP 2014062064 A JP2014062064 A JP 2014062064A JP 2014062064 A JP2014062064 A JP 2014062064A JP 2015185004 A JP2015185004 A JP 2015185004A
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清人 埴田
Kiyoto Hanida
清人 埴田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行できる運転支援装置を提供する。
【解決手段】信号の情報および車両の周辺の移動体の情報を取得する取得手段と、取得した移動体の情報に基づいて衝突する候補を選定する選定手段と、信号の状態(ステップS11,S13)と衝突する候補の状態(ステップS12,S14,S16)に応じて、衝突する候補に関する報知の早出し(ステップS15,S17)、あるいは報知内容の強調の少なくともいずれか一方を実行するか否かを判断する判定手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、運転支援装置に関する。
従来、信号表示に基づいて運転支援を行う技術がある。例えば、特許文献1には、移動体に備えられ、移動体が曲折することによって衝突する危険性がある他の移動体との衝突を防止する曲折時衝突防止支援を提供可能な移動体通信装置であって、信号機の信号表示を示す情報を含む情報を受信する通信部と、報知態様を決定し、報知部を介して曲折時における注意を促す所定の報知を行う制御部と、を備え、制御部は、移動体の進行方向に対する信号機の信号表示が曲折許可信号表示付進行不許可信号表示であるときは他の移動体の存在の如何に関わらず報知態様を決定する技術が開示されている。
特開2013−131145号公報
信号の情報に基づいて運転支援の態様を決定することについて、なお改良の余地がある。例えば、黄色信号であったり、歩行者信号が点滅したりしているときには、運転者の心理状況や周辺の移動物の行動パターンが他の信号状態での心理状況等に対して変化することが想定される。信号の状態に応じたより適切な時期やレベルで運転支援を実行できることが望まれている。
本発明の目的は、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行できる運転支援装置を提供することである。
本発明の運転支援装置は、信号の情報および車両の周辺の移動体の情報を取得する取得手段と、取得した前記移動体の情報に基づいて衝突する候補を選定する選定手段と、前記信号の状態と前記衝突する候補の状態に応じて、前記衝突する候補に関する報知の早出し、あるいは報知内容の強調の少なくともいずれか一方を実行するか否かを判断する判定手段と、前記判定手段の判断結果に応じて前記車両内の運転者に対して前記衝突する候補について報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
上記運転支援装置において、前記報知手段による報知の早出しおよび報知内容の強調は、前記信号の状態が、進行許可状態から進行不許可状態へ移行する過渡状態である場合に実行されることが好ましい。
本発明に係る運転支援装置は、信号の情報および車両の周辺の移動体の情報を取得する取得手段と、取得した移動体の情報に基づいて衝突する候補を選定する選定手段と、信号の状態と衝突する候補の状態に応じて、衝突する候補に関する報知の早出し、あるいは報知内容の強調の少なくともいずれか一方を実行するか否かを判断する判定手段と、判定手段の判断結果に応じて車両内の運転者に対して衝突する候補について報知する報知手段と、を備える。本発明に係る運転支援装置によれば、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 図2は、第1実施形態に係る運転支援装置を搭載した車両の概略構成図である。 図3は、支援状況の説明図である。 図4は、報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態に係る支援状況の説明図である。 図6は、第2実施形態の報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態に係る支援状況の説明図である。 図8は、第3実施形態の報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。 図9は、第4実施形態に係る支援状況の説明図である。 図10は、第4実施形態の報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態に係る運転支援装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図4を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、運転支援装置に関する。図1は、本発明の第1実施形態に係る運転支援装置の動作を示すフローチャート、図2は、第1実施形態に係る運転支援装置を搭載した車両の概略構成図、図3は、支援状況の説明図、図4は、報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。
本実施形態の運転支援装置1は、信号のある交差点において、信号(進行許可/不許可状態)情報と自車周辺の移動物情報(位置や速度、移動方向等)を取得する。運転支援装置1は、自車が進行可能な状態において自車と衝突する可能性がある対象が存在する場合に、ドライバへ対象を報知することで交差点における事故防止を支援する。交差点での走行では、信号の遷移状態により、ドライバの心理状況や周辺移動物の行動が変化することが想定される。そのため、運転支援装置1は、信号情報として、進行許可/不許可状態だけでなく、黄色信号や、歩行者信号の点滅状態を受信し、危険度が通常よりも高いと判断した場合には支援の早出しや強調を実行する。これにより、信号の状態に応じた適切なタイミングで支援を開始することおよび適切なレベルの支援を実行することの少なくとも何れか一方が可能となる。
図2に示すように、車両100には、運転支援装置1が搭載されている。運転支援装置1は、車両100内の運転者に対して情報提供を行い、運転者の運転を支援する。本実施形態の運転支援装置1は、制御部2と、報知手段3と、自車速センサ4と、画像センサ5と、ナビゲーション装置6と、ミリ波センサ7と、通信手段8とを含んで構成されている。
制御部2は、センサ出力値取得手段21と、衝突対象候補選定手段22と、報知早出し判定手段23とを含んで構成されている。センサ出力値取得手段21は、自車速センサ4、画像センサ5、ナビゲーション装置6、ミリ波センサ7および通信手段8から各種の出力値を取得する。センサ出力値取得手段21は、各センサおよび装置から、信号の情報、前方の画像情報、地図情報および車両100の周辺の移動体の情報を取得する取得手段として機能する。また、センサ出力値取得手段21は、前方の画像情報および地図情報を取得する機能を有する。
自車速センサ4は、自車両である車両100の車速を検出する。自車速センサ4が検出した自車速は、センサ出力値取得手段21に出力される。画像センサ5は、車両100の周囲を撮像し、周囲の光景の画像データを生成する。本実施形態の画像センサ5は、斜め前方を含む車両100の前方の画像データを生成する。なお、画像センサ5は、更に、車両100の側方の画像データ、車両100の後方の画像データを生成するものであってもよい。画像センサ5によって生成された画像データは、センサ出力値取得手段21に出力される。
ナビゲーション装置6は、自車両の位置を検出するGPS等の位置検出手段、自車両の向きを検出するジャイロ等の姿勢検出手段、目的地までの案内経路等を表示するディスプレイ等の表示手段、音声等を出力するスピーカー等の音声出力手段などを含んで構成されている。また、ナビゲーション装置6は、走路形状、交差点の位置、交差点に設置された信号の有無、走路に設けられた車線に関する情報などを含む地図情報を記憶している。ナビゲーション装置6は、制御部2と双方向通信を行うことが可能である。ナビゲーション装置6は、制御部2の要求に応じて、車両100の現在位置に関する情報、車両100の前方の交差点位置や、交差点に配置された信号の有無に関する情報、案内経路の情報などをセンサ出力値取得手段21に出力する。
ミリ波センサ7は、ミリ波レーダを含んで構成されている。ミリ波センサ7は、ミリ波の電波を車両100の周囲に送信し、送信した電波の反射波に基づいて周囲の物標を検出する。本実施形態のミリ波センサ7は、車両100の前方、後方および側方の物標を検出する。ミリ波センサ7は、物標の方位、車両100と物標との相対距離および車両100と物標との相対速度を算出する。本実施形態のミリ波センサ7は、車両100の周辺の移動体を検出する機能を有する。ミリ波センサ7は、車両100の車速および反射波に基づいて算出された物標との相対速度に基づいて、当該物標が移動体であるか否かを判定する。ミリ波センサ7は、移動体であると判定された物標が存在する場合、その物標に関する車両100との相対位置、相対速度、物標の移動方向等の情報を出力する。ミリ波センサ7の検出結果を示す信号は、センサ出力値取得手段21に出力される。
通信手段8は、通信により車外からの情報を取得する。制御部2は、センサ出力値取得手段21を介して通信手段8との間で情報を授受する。本実施形態の通信手段8は、車車間通信手段および路車間通信手段を含んで構成されている。車車間通信手段は、他車両との通信により、他車両との間で情報を授受する。路車間通信手段は、道路に設置されたインフラ装置との通信により、インフラ装置との間で情報を授受する。通信手段8は、例えば、路車間通信手段により、車両100の前方の交差点に配置された信号の状態に関する情報を取得する。
ここで、「信号の状態」には、青信号等の進行許可状態、赤信号等の進行不許可状態、黄色信号や歩行者信号の点滅状態等の過渡状態が含まれる。過渡状態の一例である黄色信号では、車両は、停止位置から先へ進んではいけない。しかし、黄色信号に変わったときに停止位置に近づいていて、安全に停止することができない場合は、そのまま進むことができる。また、過渡状態の他の一例である歩行者信号の点滅状態では、歩行者は、横断を始めてはいけない。横断中の者は、速やかに横断を終わるか、横断をやめて引き返さなければならない。後述するように、過渡状態では、他の信号状態に対して、運転者の心理状況や周辺の移動体の行動パターンが変化することが想定される。
衝突対象候補選定手段22は、取得した移動体の情報に基づいて衝突する候補を選定する選定手段として機能する。衝突対象候補選定手段22は、更に、画像情報および地図情報に基づいて衝突する候補を選定するようにしてもよい。衝突対象候補選定手段22は、例えば、画像センサ5およびミリ波センサ7から取得する情報に基づいて、車両100と衝突する候補である衝突候補を選定する。本実施形態の衝突対象候補選定手段22は、画像センサ5から取得した画像データから、物標を抽出する。衝突対象候補選定手段22は、例えば、画像データの輝度に基づいて、画像データ中の物標を抽出する。画像センサ5がステレオ画像を生成するものである場合、衝突対象候補選定手段22は、ステレオ画像の視差値に基づいて物標を抽出するようにしてもよい。衝突対象候補選定手段22は、例えば、パターンマッチングにより、抽出された物標が移動体であるか否かを判定することが可能である。衝突対象候補選定手段22は、パターンマッチングにより、移動体の種類を判定するようにしてもよい。また、衝突対象候補選定手段22は、連続的に撮像された複数の画像データに基づいて、抽出された物標が移動体であるか否かを判定するようにしてもよい。
衝突対象候補選定手段22は、検出された移動体が、衝突対象の候補であるか否かを判定する。衝突対象候補選定手段22は、例えば、移動体と車両100との相対距離や相対速度、右左折等の車両100の進行方向の変化などに基づいて、各移動体が衝突対象の候補であるか否かを判定する。
報知手段3は、報知早出し判定手段23の判断結果に応じて、自車両内の運転者に対して衝突する候補について報知する。本実施形態の報知手段3は、表示装置31と、音声出力装置32とを含んで構成されている。報知手段3は、視覚情報や聴覚情報により、衝突候補に対する運転者の注意を喚起する。表示装置31は、視覚情報により、衝突候補に対する運転者の注意を喚起する。表示装置31は、例えば、HUD(Head Up Display)やマルチインフォメーションディスプレイ等であってもよい。表示装置31は、衝突候補に対する注意を喚起するように、表示面に画像等を表示する。表示装置31は、衝突候補の位置、例えば、前方、左側方、右側方、後方など、衝突候補が車両100に対してどの方向に存在するかを表示する。他車両や歩行者、自転車など、衝突候補の種類に応じて、異なる形状の画像が表示装置31に表示されてもよい。
音声出力装置32は、聴覚情報により、衝突候補に対する運転者の注意を喚起する。音声出力装置32は、衝突候補に対する注意を喚起するように、音声等を出力する。音声出力装置32は、例えば、衝突候補の種類や、車両100から見た衝突候補の方向、距離等を運転者に報知する。
報知手段3は、報知内容の強調を実行することが可能である。本実施形態の報知手段3は、注意喚起の度合が異なる複数段階の報知を行うことができる。例えば、表示装置31は、注意喚起の度合に応じて、衝突候補に対する注意喚起を促す画像の色・大きさ・形状等を変化させたり、画像を点滅させたり、画像の点滅サイクルを変化させたりする。音声出力装置32は、注意喚起の度合に応じて、衝突候補に対する注意喚起を促す音声の音量・音程やメッセージの内容、メッセージの繰返し速度、メッセージ自体の速度等を変化させる。
報知早出し判定手段23は、信号の状態と衝突する候補の状態に応じて、報知手段3による運転者に対する衝突する候補に関する報知を早出しするか否か、および報知内容の強調を行うか否かを判断する。本実施形態の報知早出し判定手段23は、自車両の近傍の交差点に設置された信号の状態と衝突候補の状態(車両100と衝突候補との相対位置、相対速度、衝突候補の加減速状態等)に応じて、報知手段の早出し、あるいは報知内容の強調の少なくともいずれか一方を実行するか否かを判定する。
報知早出し判定手段23による判定の考え方について、図3を参照して説明する。図3には、車両100が交差点で右折しようとしている状態が示されている。車両100は、自車走行路10から、自車走行路10と交差する走行路12へ右折しようとしている。自車走行路10上には、交差点を挟んで車両100とは反対側に対向車両101が存在する。対向車両101は、車両100の前方から車両100へ向かう方向に走行している。また、車両100の右側の歩道16R上には、歩行者15が存在している。歩行者15は、歩道16R上を車両100の進行方向前側に向けて進んでいる。歩行者15の前方には、走行路12を横断するための横断歩道13がある。歩行者15は、横断歩道13に向けて歩行しており、この後横断歩道13を横断すると予測される。
交差点には、信号機11および歩行者用信号機14が配置されている。信号機11は、車両100の進行方向前方に配置されており、車両100の進行方向についての進行許可・進行禁止等を示す信号機である。歩行者用信号機14は、横断歩道13に設けられた信号機であり、横断歩道13についての進行許可・進行禁止等を示す信号機である。
運転支援装置1は、画像センサ5によって生成された画像データや、ミリ波センサ7の検出結果を示す信号に基づいて、対向車両101や歩行者15を検出する。また、制御部2は、画像データや、ミリ波センサ7の検出結果から算出された衝突時間TTC(Time To Collision)に基づいて、対向車両101が衝突候補であるか否かを判定する。衝突時間TTCは、車両100と対向車両101とが衝突するまでの予測時間であり、車両100と対向車両101との相対位置や相対速度に基づいて算出される。制御部2は、例えば、衝突時間TTCが所定時間T0以内である場合、対向車両101が衝突候補であると判定する。
また、制御部2は、検出された歩行者15が、衝突候補であるか否かを判定する。制御部2は、例えば、歩行者15が横断歩道13上にいる場合や、歩行者15が横断歩道13から所定距離の範囲内にいる場合、当該歩行者15を衝突候補と判定する。なお、横断歩道13の位置は、画像データに基づいて算出することや、ナビゲーション装置6から取得する位置情報に基づいて把握することが可能である。
制御部2は、衝突候補であると判定された対向車両101および歩行者15が報知対象であるか否かを判定する。報知対象とは、報知手段3によって運転者に対して報知する対象である。制御部2は、例えば、衝突候補と判定された対向車両101についての衝突時間TTCが第一所定時間T1以下である場合に、当該対向車両101が報知対象であると判定する。第一所定時間T1は、例えば、所定時間T0以下の時間である。また、制御部2は、例えば、衝突候補と判定された歩行者15と車両100との相対距離に基づいて、歩行者15が報知対象であるか否かを判定する。制御部2は、例えば、歩行者15との衝突時間TTCを算出して、衝突時間TTCが第一閾値Tp1以下である場合に、当該歩行者15を報知対象と判定する。上記の閾値は、例えば、第一所定時間T1と同じ値であっても、第一所定時間T1と異なる値であってもよい。
ここで、交差点付近では、信号の状態により、ドライバの心理状況や周辺の移動体の行動が変化する可能性がある。例えば、黄色信号の状態では、自車両においては、早く交差点を通過しようと運転者があせり、周辺の移動体を見逃しやすくなることがある。また、対向車両101においては、運転者が赤信号になる前に通過しようとして、急加速して交差点を通過する可能性がある。また、赤信号に変化した後に対向車両101が停車せずにそのまま直進してくる可能性もある。例えば、対向車両101に対する信号が赤信号であり、車両100に対する信号機11が矢印等の右折進行可能表示状態である場合に、対向車両101が交差点に進入してくる可能性がある。
また、歩行者用信号機14が点滅状態である場合、自車両においては、早く交差点を通過しようと運転者があせり、周辺の移動体を見逃しやすくなることがある。また、自車両以外では、対向車両101が赤信号になる前に通過しようとして、急加速して交差点を通過する可能性がある。また、横断歩道13を通過する歩行者15や自転車が、加速したり、走り出したりするなど、急な動きをする可能性がある。また、赤信号になる前に横断歩道13を渡ろうとして、歩行者15や自転車が歩道16Rから飛び出してくる可能性がある。
これに対して、本実施形態の運転支援装置1は、以下に説明するように、信号の状態と衝突する候補の状態に応じて、報知手段3による報知の早出し、あるいは報知内容の強調の少なくともいずれか一方を実行する。なお、報知の早出しとは、報知手段3による報知の開始タイミングを早めることである。また、報知内容の強調とは、報知対象に対する注意喚起の度合を高めること、例えば、より危険度が高く感じられる色や形などの態様で表示装置31に報知対象を表示することや、より危険度が高く感じられる音量やスピードなどの態様で音声出力装置32から報知対象について報知することが含まれる。
報知手段3による報知の早出しや報知内容の強調がなされることにより、運転者の注意をより早いタイミングで報知対象に向けさせることや、運転者の注意をより多く報知対象に向けさせることが可能となる。よって、本実施形態の運転支援装置1によれば、交差点における事故発生の可能性を低減させ、事故を未然に抑制することが可能となる。
図1および図4のフローチャートを参照して、本実施形態の運転支援装置1の動作について説明する。図1に示すフローチャートは、例えば、所定の間隔で繰り返し実行される。まず、ステップS1では、制御部2に対して、車両情報が入力される。制御部2は、車両100のシフトポジション、アクセル開度、操舵角、ブレーキ操作量、ウインカーの作動状態等を取得する。ステップS1が実行されると、ステップS2に進む。
ステップS2では、センサ出力値取得手段21により、各センサの出力値が取得され、記録される。センサ出力値取得手段21は、自車速センサ4から車両100の車速を取得する。また、センサ出力値取得手段21は、画像センサ5から画像データを取得する。センサ出力値取得手段21は、ナビゲーション装置6から現在位置情報や周囲の交差点に関する情報、車線数等の走路に関する情報、案内経路に関する情報等を取得する。センサ出力値取得手段21は、ミリ波センサ7からミリ波レーダの検出結果の情報を取得する。センサ出力値取得手段21は、通信手段8を介して周囲の交差点に配置された信号機の状態に関する情報を取得する。ステップS2が実行されると、ステップS3に進む。
ステップS3では、衝突対象候補選定手段22により、衝突対象の候補が選定される。本実施形態の衝突対象候補選定手段22は、車両100が右折しようとしている場合の衝突候補を選定する。車両100が右折しようとしているか否かは、例えば、現在位置情報とウインカーの状態とに基づいて判定される。車両100が交差点の手前や交差点の中におり、右側のウインカーが作動している場合、車両100が右折しようとしていると判定することができる。また、ナビゲーション装置6の案内経路が、現在の交差点で右折する経路である場合に、車両100が右折しようとしていると判定することが可能である。衝突対象候補選定手段22は、ステップS2で取得した前方の画像情報や地図情報、移動体の情報を用いて、車両100と衝突する可能性がある候補を選定する。図3に示す状況では、対向車両101および歩行者15が衝突候補として選定される。ステップS3が実行されると、ステップS4に進む。
ステップS4では、報知早出し判定手段23により、報知の早出しを実行するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、ステップS3で選定された衝突候補に関する報知の早出しや報知内容の強調を行うか否かを判定する。ステップS4の判定について、図4を参照して説明する。ステップS4に進むと、報知早出し判定手段23は、図4に示すサブルーチンにより報知の早出しを実行するか否かを判定する。
まず、ステップS11では、報知早出し判定手段23により、歩行者信号が点滅しているか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、例えば、車両100の前方が撮像された画像データに基づいて、ステップS11の判定を行う。連続的に撮像された複数の画像データに基づいて、横断歩道13の歩行者用信号機14が点滅しているか否かを判定することが可能である。なお、画像情報に代えて、通信手段8を介して取得した信号状態に関する情報に基づいて、ステップS11の判定がなされてもよい。ステップS11の判定の結果、歩行者信号が点滅していると判定された場合(ステップS11−Y)にはステップS12に進み、そうでない場合(ステップS11−N)にはステップS13に進む。
ステップS12では、報知早出し判定手段23により、対向車が存在するか否かが判定される。例えば、衝突対象候補選定手段22により衝突候補と判定されている対向車両101が存在する場合、ステップS12で肯定判定がなされる。ステップS12の判定の結果、対向車が存在すると判定された場合(ステップS12−Y)には、ステップS15に進み、そうでない場合(ステップS12−N)にはステップS16に進む。
ステップS13では、報知早出し判定手段23により、自車線信号が黄信号であるか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、例えば、前方を撮像した画像データに基づいて、ステップS13の判定を行う。報知早出し判定手段23は、車両100の進行方向前方にある車両用の信号機11の状態が黄色信号である場合、ステップS13で肯定判定する。ステップS13の判定の結果、自車線信号が黄信号であると判定された場合(ステップS13−Y)にはステップS14に進み、そうでない場合(ステップS13−N)にはステップS18に進む。
ステップS14では、報知早出し判定手段23により、対向車が存在するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、例えば、ステップS12と同様にして、対向車が存在するか否かを判定する。ステップS14の判定の結果、対向車が存在すると判定された場合(ステップS14−Y)にはステップS15に進み、そうでない場合(ステップS14−N)にはステップS20に進む。
ステップS15では、報知早出し判定手段23により、対向車に関する報知早出し判定がなされる。報知早出し判定手段23は、検出されている対向車両101に関する報知の早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方を実行すると判定する。ステップS15が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS16では、報知早出し判定手段23により、横断歩道付近に歩行者15または自転車が存在するか否かが判定される。ステップS16では、衝突対象候補選定手段22により衝突候補として選定された歩行者15や自転車が存在する場合に肯定判定がなされる。なお、報知早出し判定手段23は、画像データやミリ波センサ7の検出結果に基づいて、横断歩道13の付近に歩行者15や自転車が存在するか否かを判定するようにしてもよい。ステップS16の判定の結果、横断歩道付近に歩行者15または自転車が存在すると判定された場合(ステップS16−Y)にはステップS17に進み、そうでない場合(ステップS16−N)にはステップS21に進む。
ステップS17では、報知早出し判定手段23により、歩行者に関する報知早出し判定がなされる。報知早出し判定手段23は、検出されている歩行者15や自転車に関する報知の早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方を実行すると判定する。ステップS17が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS18では、報知早出し判定手段23により、対向車、歩行者あるいは自転車の何れかが存在するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、対向車両101、歩行者15あるいは自転車の何れかが衝突候補として選定されている場合、ステップS18で肯定判定する。ステップS18の判定の結果、対向車、歩行者あるいは自転車の何れかが存在すると判定された場合(ステップS18−Y)にはステップS19に進み、そうでない場合(ステップS18−N)にはステップS20に進む。
ステップS19では、報知早出し判定手段23により、通常報知判定がなされる。通常報知は、報知の早出しや報知内容の強調を行わないで、運転者に対して報知手段3により衝突候補を報知するものである。ステップS19が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
ステップS20では、報知早出し判定手段23により、報知なし判定がなされる。報知なし判定がなされると、運転者に対する報知手段3による報知はなされない。ステップS20が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
ステップS21では、報知早出し判定手段23により、報知なし判定がなされ、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
図1の制御フローに戻り、ステップS4から説明を続ける。ステップS4から図4のサブルーチンを実行した結果、報知早出し判定がなされた場合(ステップS4−Y)、ステップS5に進み、通常報知判定や報知なし判定がなされた場合(ステップS4−N)、ステップS6に進む。
ステップS5では、報知手段3による報知早出しが実行される。制御部2は、通常報知の場合に報知開始を判定する条件と報知早出しの場合に報知開始を判定する条件とを異ならせる。例えば、対向車両101が報知対象であるか否かを判定する際の衝突時間TTCの閾値は、報知早出しの場合と通常報知の場合とで異なる。本実施形態の制御部2は、報知早出し判定がなされている場合、第二所定時間T2を衝突時間TTCの閾値として、対向車両101が報知対象であるか否かを判定する。第二所定時間T2は、通常報知の場合の衝突時間TTCの閾値である第一所定時間T1よりも長い時間である。制御部2は、ステップS5において、対向車両101についての衝突時間TTCが第二所定時間T2以下である場合に、当該対向車両101が報知対象であると判定する。これにより、報知早出しの場合、通常報知の場合よりも、対向車両101が遠方にいる状態で対向車両101の存在が報知手段3によって報知され始める。
また、歩行者15や自転車が報知対象であるか否かを判定する際の衝突時間TTCの閾値は、報知早出しの場合と通常報知の場合とで異なる。報知早出し判定がなされている場合の歩行者15等に関する衝突時間の閾値Tp2(以下、「第二閾値」と称する。)は、通常報知判定がなされている場合の第一閾値Tp1よりも長い時間である。なお、横断歩道13からの距離によって歩行者15等を報知対象とするか否かを判定する場合には、報知早出しの場合、通常報知の場合よりも横断歩道13から遠い位置にいる歩行者15を報知対象に含めるようにすればよい。
制御部2は、報知早出しの場合の報知対象としての条件を満たす対向車両101や歩行者15、自転車等の物標が存在する場合、運転者に対して、報知手段3によって報知対象の物標を報知する。複数の物標が報知対象となっている場合、運転者の注意が分散しないように、最も衝突する可能性が大きい1つの物標や、最も注意を払うべき1つの物標について報知することが好ましい。制御部2は、例えば、報知対象の複数の物標のうち、衝突時間TTCが最も短い時間である物標を運転者に対して報知するようにしてもよい。
なお、制御部2は、報知対象の条件を満たす複数の物標の中から、衝突時間TTC以外の判断基準によって、実際に報知する1つの物標を選択するようにしてもよい。例えば、図3に示す状況において、車両100が右折を開始する前や、右折動作を開始するときは、歩行者15よりも対向車両101に対してより大きな注意を払うことが好ましいと考えられる。一方、右折動作の開始後には、対向車両101よりも歩行者15に対してより大きな注意を払うことが好ましいと考えられる。制御部2は、例えば、車両100の向きや操舵角、車速等に基づいて、右折動作の開始や右折動作の進行を判断し、報知する物標を選択するようにしてもよい。
また、制御部2は、報知早出しに代えて、あるいは報知早出しに加えて、報知内容の強調を実行するようにしてもよい。報知早出しに代えて報知内容の強調を実行する場合、報知対象の選択方法は、通常報知の場合と同様である。制御部2は、報知内容の強調を行う場合、通常報知の場合よりも報知対象の物標を報知手段3によって報知する際の注意喚起の度合を高くする。また、制御部2は、報知早出しに加えて報知内容の強調を行う場合、報知早出しの場合の判定基準(第二所定時間T2、第二閾値Tp2)に従って報知対象を決定し、当該報知対象を報知する際の注意喚起の度合を通常報知の場合の注意喚起の度合よりも高くする。ステップS5が実行されると、本制御フローは終了する。
ステップS6では、制御部2により、通常報知がなされる。制御部2は、図4のサブルーチンで通常報知判定がなされている場合、通常報知の判定基準(第一所定時間T1、第一閾値Tp1)で報知対象を選択し、当該報知対象について報知手段3によって運転者に対して報知する。また、制御部2は、図4のサブルーチンで報知なし判定がなされている場合、報知手段3による報知を行わない。ステップS6が実行されると、本制御フローは終了する。
以上説明したように、本実施形態の運転支援装置1は、信号の情報を基に、ドライバの心理状況変化や周辺移動物(対向車や横断歩行者等)の行動が変化する可能性を判定する。運転支援装置1は、衝突危険性が高まる可能性が判定された場合(ステップS12−Y,S14−Y,S16−Y)は、報知の閾値を下げ、報知レベルを強める。これにより、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行することが可能となる。本実施形態の運転支援装置1によれば、報知の閾値を下げることで、衝突危険性の高い対象をより早期に判定でき、ドライバに対してより早期に対象の存在を報知することが可能となる。その結果、ドライバがより早期に対象を認知できるようになるという利点がある。
また、本実施形態の運転支援装置1は、信号の状態が、進行許可状態から進行不許可状態へ移行する過渡状態である場合(ステップS11−Y,S13−Y)に、報知手段3による報知の早出しおよび報知内容の強調を実行する。これにより、信号の状態に応じた適切な時期や適切なレベルで運転支援が実行される。
[第2実施形態]
図5および図6を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図5は、第2実施形態に係る支援状況の説明図、図6は、第2実施形態の報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。第2実施形態について、上記第1実施形態と異なる点は、直進時において前後の車両に対する注意喚起の早出し等を行う点である。
図5には、前方の交差点を直進しようとしている車両100と、車両100の直前を走行している先行車両102と、車両100の直後を走行している後続車両103が示されている。前方の交差点の信号機11が黄色信号となった場合、車両100の運転者は、早く交差点を通過しようとあせり、加速することがある。一方、先行車両102の運転者は、黄色信号を見て、ブレーキ装置を作動させて停車する可能性がある。運転支援装置1は、信号機11が黄色信号である場合、先行車両102に関する報知の早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方を実行する。これにより、先行車両102と車両100との接近が抑制される。
また、前方の交差点の信号機11が黄色信号となった場合、車両100の運転者は、交差点の手前で停車させようとしてブレーキ装置を作動させることがある。一方、後続車両103の運転者は、交差点を早く通過しようとして加速する可能性がある。運転支援装置1は、信号機11が黄色信号である場合、後続車両103に対する報知の早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方を実行する。これにより、後続車両103と車両100との接近が抑制される。よって、本実施形態の運転支援装置1によれば、事故の発生が抑制される。
図1および図6のフローチャートを参照して、第2実施形態の運転支援装置1の動作について説明する。本実施形態の運転支援装置1は、図1の制御フローにおいて、車両100の前後の車両を報知対象とする。具体的には、ステップS3において、衝突対象候補選定手段22は、車両100の前方および後方を走行する車両から報知対象となる車両を選定する。衝突対象候補選定手段22は、画像センサ5から取得した画像データや、ミリ波センサ7から取得した情報に基づいて、先行車両102および後続車両103が存在するか否かを判定する。衝突対象候補選定手段22は、先行車両102が検出された場合、その先行車両102が衝突候補であるか否かを判定する。また、衝突対象候補選定手段22は、後続車両103が検出された場合、その後続車両103が衝突候補であるか否かを判定する。例えば、車両100との衝突時間TTCに基づいて、先行車両102や後続車両103が衝突候補であるか否かが判定される。
ステップS4において、報知早出し判定手段23は、図6に示すサブルーチンに基づいて、報知の早出しや報知内容の強調を行うか否かを判定する。ステップS31では、報知早出し判定手段23により、自車線信号が黄信号であるか否かが判定される。その判定の結果、自車線信号が黄信号であると判定された場合(ステップS31−Y)にはステップS32に進み、そうでない場合(ステップS31−N)にはステップS39に進む。
ステップS32では、報知早出し判定手段23により、先行車が存在するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、衝突候補の先行車両102が存在する場合、ステップS32で肯定判定する。ステップS32の判定の結果、先行車が存在すると判定された場合(ステップS32−Y)にはステップS33に進み、そうでない場合(ステップS32−N)にはステップS36に進む。
ステップS33では、報知早出し判定手段23により、後続車が存在するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、衝突候補の後続車両103が存在する場合、ステップS33で肯定判定する。ステップS33の判定の結果、後続車が存在すると判定された場合(ステップS33−Y)にはステップS34に進み、そうでない場合(ステップS33−N)にはステップS35に進む。
ステップS34では、報知早出し判定手段23により、先行車および後続車に関する報知早出し判定がなされる。ステップS34が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS35では、報知早出し判定手段23により、先行車に関する報知早出し判定がなされる。ステップS35が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS36では、報知早出し判定手段23により、後続車が存在するか否かが判定される。その判定の結果、後続車が存在すると判定された場合(ステップS36−Y)にはステップS37に進み、そうでない場合(ステップS36−N)にはステップS38に進む。
ステップS37では、報知早出し判定手段23により、後続車に関する報知早出し判定がなされる。ステップS37が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS38では、報知早出し判定手段23により、報知なし判定がなされる。ステップS38が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
ステップS39では、報知早出し判定手段23により、通常報知判定がなされる。ステップS39が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
図1のステップS4に戻り、図6のサブルーチンで先行車両102および後続車両103の少なくとも何れか一方に関して報知早出し判定がなされた場合(ステップS4−Y)、ステップS5へ進み、そうでない場合(ステップS4−N)にはステップS6へ進む。
ステップS5では、制御部2により、報知手段3に対して、報知早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方の指令がなされる。制御部2は、先行車両102について報知の早出しを実行する場合、先行車両102を報知対象と判定する場合の閾値を通常報知の場合の閾値と異なる値にする。制御部2は、例えば、通常報知の場合の先行車両102に関する衝突時間TTCの閾値として第三所定時間T3を用い、報知早出しの場合の先行車両102に関する衝突時間TTCの閾値として第四所定時間T4を用いる。第四所定時間T4は、第三所定時間T3よりも長い時間である。また、制御部2は、先行車両102について報知内容の強調をする場合、通常報知判定がなされている場合よりも注意喚起の度合を高めて報知手段3により先行車両102を報知する。
また、制御部2は、後続車両103について報知の早出しを実行する場合、後続車両103を報知対象と判定する場合の閾値を通常報知の場合の閾値と異なる値とする。制御部2は、例えば、通常報知の場合の後続車両103に関する衝突時間TTCの閾値として第五所定時間T5を用い、報知早出しの場合の後続車両103に関する衝突時間TTCの閾値として第六所定時間T6を用いる。第六所定時間T6は、第五所定時間T5よりも長い時間である。また、制御部2は、後続車両103について報知内容の強調をする場合、通常報知判定がなされている場合よりも注意喚起の度合を高めて報知手段3により後続車両103を報知する。
なお、制御部2は、先行車両102および後続車両103の両方が報知早出しや報知内容を強調する対象となっている場合、何れかを優先して運転者に対して報知することが好ましい。制御部2は、例えば、先行車両102および後続車両103のうち、車両100との衝突時間TTCが短い方の車両を報知手段3によって早出し報知したり、当該車両の報知内容を強調したりする。ステップS5が実行されると、本制御フローは終了する。
ステップS6では、制御部2により、通常報知がなされる。制御部2は、図6のサブルーチンで通常報知判定がなされている場合、通常報知の判定基準(第三所定時間T3、第五所定時間T5)で報知対象を選択し、当該報知対象について報知手段3によって運転者に対して報知する。また、制御部2は、図6のサブルーチンで報知なし判定がなされている場合、報知手段3による報知を行わない。ステップS6が実行されると、本制御フローは終了する。
なお、図6のサブルーチンでは、自車線信号が黄色信号であるか否かに基づいて、報知の早出し等を行うか否かの判定がなされたが、自車線信号の状態に代えて、あるいは自車線信号の状態に加えて、歩行者用信号機の状態(例えば、点滅状態)に基づいて報知の早出し等を行うか否かが判定されてもよい。
本実施形態の運転支援装置1によれば、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで前後の車両に関する報知がなされる。すなわち、本実施形態の運転支援装置1は、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行できる。
[第3実施形態]
図7および図8を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記第1実施形態および第2実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図7は、第3実施形態に係る支援状況の説明図、図8は、第3実施形態の報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。第3実施形態において、上記第1実施形態および第2実施形態と異なる点は、直進時において右折してくる対向車両101に対する注意喚起の早出し等を行う点である。
図7には、前方の交差点を直進しようとしている車両100と、右折しようとしている対向車両101が示されている。本実施形態の運転支援装置1は、前方の信号機11が黄信号であると、対向車両101に関する報知早出しを行う。これにより、右折しようとしている対向車両101に対する運転者の注意を適切に喚起することができる。
図1および図8のフローチャートを参照して、第3実施形態の運転支援装置1の動作について説明する。本実施形態の運転支援装置1は、車両100が直進しようとしている場合、図1の制御フローにおいて、右折しようとしている対向車両101を衝突候補や報知対象とする。
具体的には、ステップS3において、衝突対象候補選定手段22は、対向車両101のうち、右折しようとしている車両を衝突候補として選定する。対向車両101が右折しようとしていることは、例えば、対向車両101が右折方向のウインカーを作動させていることにより判断可能である。また、対向車両101が右折専用車線にいる場合に、対向車両101が右折しようとしていると判断可能である。また、青信号である場合に対向車両101が交差点の手前や交差点の中で停車したままである場合、対向車両101が右折しようとしていると判断可能である。衝突対象候補選定手段22は、車両100の前方の交差点を右折しようとしている対向車両101を衝突候補として選定する。
ステップS4では、報知早出し判定手段23により、図8に示すフローチャートに基づいて、報知の早出しや報知内容の強調を行うか否かが判定される。まず、ステップS41では、報知早出し判定手段23により、自車線信号が黄信号であるか否かが判定される。その判定の結果、自車線信号が黄信号であると判定された場合(ステップS41−Y)にはステップS42に進み、そうでない場合(ステップS41−N)にはステップS44に進む。
ステップS42では、報知早出し判定手段23により、右折する対向車が存在するか否かが判定される。その判定の結果、右折しようとしている対向車両101であって、衝突候補として選定されているものが存在する場合(ステップS42−Y)にはステップS43に進み、そうでない場合(ステップS42−N)にはステップS44へ進む。
ステップS43では、報知早出し判定手段23により、対向車に関する報知早出し判定がなされる。ステップS43が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS44では、報知早出し判定手段23により、通常報知判定がなされる。ステップS44が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
図1のステップS4に戻り、図8のサブルーチンで報知早出し判定がなされた場合(ステップS4−Y)にはステップS5に進み、そうでない場合(ステップS4−N)にはステップS6に進む。
ステップS5では、制御部2により、右折しようとしている対向車両101に関する報知早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方が実行される。制御部2は、対向車両101についての報知の早出しを実行する場合、対向車両101を報知対象と判定する場合の閾値を通常報知の場合の閾値と異なる値にする。制御部2は、例えば、通常報知の場合の対向車両101に関する衝突時間TTCの閾値として第七所定時間T7を用い、報知早出しの場合の対向車両101に関する衝突時間TTCの閾値として第八所定時間T8を用いる。第八所定時間T8は、第七所定時間T7よりも長い時間である。また、制御部2は、右折しようとしている対向車両101について報知内容の強調をする場合、通常報知判定がなされている場合よりも注意喚起の度合を高めて報知手段3により対向車両101について報知する。ステップS5が実行されると、本制御フローは終了する。
ステップS6では、制御部2により、通常報知がなされる。制御部2は、図8のサブルーチンで通常報知判定がなされている場合、通常報知の判定基準(第七所定時間T7)で報知対象とする対向車両101を選択し、当該報知対象について報知手段3によって運転者に対して報知する。また、衝突候補の対向車両101が存在しない場合、報知手段3による報知は実行されない。ステップS6が実行されると、本制御フローは終了する。
なお、制御部2は、対向車両101用の信号機17の状態に基づいて、報知早出し等を行うか否かを判定してもよい。例えば、時差式信号機が設けられた交差点では、車両100用の信号機11の状態と、対向車両101用の信号機17の状態とが異なる場合がある。この場合に、2つの信号機11,17の状態に基づいて、報知早出しや報知内容の強調の判断がなされてもよい。例えば、車両100の前方の信号機11が青信号であり、対向車両101の前方の信号機17が黄色信号である場合、対向車両101の運転者が、信号機11も黄色信号であると勘違いして車両100が停車すると思い込み、右折を開始する可能性がある。制御部2は、2つの信号機11,17の少なくとも1つが黄色信号である場合に、報知早出し判定をするようにしてもよい。なお、信号機17の状態は、例えば、路車間通信手段を介して取得される。
本実施形態の運転支援装置1によれば、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで右折する対向車両101に関する報知がなされる。すなわち、本実施形態の運転支援装置1は、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行できる。
[第4実施形態]
図9および図10を参照して、第4実施形態について説明する。第4実施形態については、上記第1実施形態乃至第3実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図9は、第4実施形態に係る支援状況の説明図、図10は、第4実施形態の報知早出し判定手段の動作を示すフローチャートである。第4実施形態において、上記各実施形態と異なる点は、左折時において歩行者等に対する注意喚起の早出し等を行う点である。
図9には、前方の交差点で左折しようとしている車両100と、自車走行路10の左側に設けられた歩道16L上にいる歩行者20が示されている。歩行者20は、車両100の進行方向と同方向に歩いている。歩行者20の前方には、走行路12を横断する横断歩道18がある。交差点には、歩行者用信号機19が配置されている。本実施形態の運転支援装置1は、歩行者用信号機19が点滅状態であったり、車両用の信号機11が黄色信号であったりする場合、歩行者20に関する報知早出しや報知内容の強調を実行する。
図1および図10のフローチャートを参照して、第4実施形態の運転支援装置1の動作について説明する。本実施形態の運転支援装置1は、車両100が左折しようとしている場合、図1の制御フローにおいて、横断歩道18や左側の歩道16Lにいる歩行者20や自転車を衝突候補や報知対象とする。なお、車両100が左折しようとしているか否かは、ウインカーの作動状態や、ナビゲーション装置6の案内経路に基づいて判定可能である。
ステップS3において、衝突対象候補選定手段22は、左側の歩道16L上や横断歩道18上にいる歩行者20等の移動体を衝突候補として選定する。衝突対象候補選定手段22は、例えば、移動体から横断歩道18まで距離や、移動体と車両100の衝突時間TTC等に基づいて、移動体が衝突候補であるか否かを判定する。
ステップS4では、報知早出し判定手段23により、図10に示すフローチャートに基づいて、報知の早出しや報知内容の強調を行うか否かが判定される。まず、ステップS51において、報知早出し判定手段23により、歩行者信号が点滅しているか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、歩行者用信号機19が点滅しているか否かを判定する。その判定方法は、例えば、図4のステップS11と同様である。ステップS51の判定の結果、歩行者信号が点滅していると判定された場合(ステップS51−Y)にはステップS52に進み、そうでない場合(ステップS51−N)にはステップS54に進む。
ステップS52では、報知早出し判定手段23により、横断歩道付近に歩行者や自転車が存在するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、例えば、衝突候補として選定された歩行者20や自転車が存在する場合にステップS52で肯定判定する。ステップS52の判定の結果、横断歩道付近に歩行者や自転車が存在すると判定された場合(ステップS52−Y)にはステップS53に進み、そうでない場合(ステップS52−N)にはステップS56に進む。
ステップS53では、報知早出し判定手段23により、歩行者に関する報知早出し判定がなされる。報知早出し判定手段23は、衝突候補の歩行者20や自転車に関する報知早出しや報知内容の強調を行うと判断する。ステップS53が実行されると、サブルーチンを終了してステップS5へ進む。
ステップS54では、報知早出し判定手段23により、歩行者や自転車が存在するか否かが判定される。報知早出し判定手段23は、例えば、ステップS52と同様にして、衝突候補として選定された歩行者20や自転車が存在する場合に、ステップS54で肯定判定を行う。ステップS54の判定の結果、歩行者や自転車が存在すると判定された場合(ステップS54−Y)にはステップS55に進み、そうでない場合(ステップS54−N)にはステップS56に進む。
ステップS55では、報知早出し判定手段23により、通常報知判定がなされる。ステップS55が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
ステップS56では、報知早出し判定手段23により、報知なし判定がなされる。ステップS56が実行されると、サブルーチンを終了してステップS6へ進む。
図1のステップS4に戻り、図10のサブルーチンで報知早出し判定がなされた場合(ステップS4−Y)にはステップS5に進み、そうでない場合(ステップS4−N)にはステップS6に進む。
ステップS5では、制御部2により、報知手段3に対して、歩行者20や自転車等の移動体に関する報知早出しおよび報知内容の強調の少なくとも何れか一方が指令される。制御部2は、歩行者20等についての報知の早出しを実行する場合、歩行者20等を報知対象と判定する場合の閾値を通常報知の場合の閾値と異なる値とする。制御部2は、例えば、通常報知の場合の歩行者20等に関する衝突時間TTCの閾値として第九所定時間T9を用い、報知早出しの場合の歩行者20等に関する衝突時間TTCの閾値として第十所定時間T10を用いる。第十所定時間T10は第九所定時間T9よりも長い時間である。また、制御部2は、歩行者20等について報知内容の強調をする場合、通常報知判定がなされている場合よりも注意喚起の度合を高めて報知手段3により歩行者20等の移動体について報知する。ステップS5が実行されると、本制御フローは終了する。
ステップS6では、制御部2により、通常報知がなされる。制御部2は、図10のサブルーチンで通常報知判定がなされている場合、通常報知の判定基準(第九所定時間T9)で報知対象とする歩行者20等を選択し、当該報知対象について報知手段3によって運転者に対して報知する。また、制御部2は、図10のサブルーチンで報知なし判定がなされている場合、報知手段3による報知を実行しない。ステップS6が実行されると、本制御フローは終了する。
本実施形態の運転支援装置1によれば、左折する車両100の運転者に対して、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで歩行者20等に関する報知がなされる。すなわち、本実施形態の運転支援装置1は、信号の状態に応じた適切な時期やレベルで運転支援を実行できる。
[上記各実施形態の変形例]
上記第1実施形態乃至第4実施形態の変形例について説明する。報知の早出しや報知内容の強調を行う場面や報知対象は、上記の各実施形態で説明したものには限定されない。衝突の危険を低減させる観点から、報知の早出しや報知内容の強調を実行する場面や報知対象が適宜設定される。
また、衝突候補や報知対象を決定する方法は、上記の各実施形態で説明したものには限定されない。例えば、上記の各実施形態で説明したセンサ類とは異なるセンサの検出結果に基づいて、衝突候補や報知対象が決定されてもよい。報知手段3は、独立した装置であっても、他の装置と共用されるものであってもよい。例えば、ナビゲーション装置6のディスプレイやスピーカーが報知手段3として用いられてもよい。
なお、上記の各実施形態では、車両100以外の対向車両101等が四輪車である場合を例に説明したが、対向車両101、先行車両102、後続車両103等は、二輪車であってもよい。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 運転支援装置
2 制御部
3 報知手段
11,17 信号機
14,19 歩行者用信号機
21 センサ出力値取得手段
22 衝突対象候補選定手段
23 報知早出し判定手段
31 表示装置
32 音声出力装置
100 車両(自車両)
101 対向車両
102 先行車両
103 後続車両

Claims (2)

  1. 信号の情報および車両の周辺の移動体の情報を取得する取得手段と、
    取得した前記移動体の情報に基づいて衝突する候補を選定する選定手段と、
    前記信号の状態と前記衝突する候補の状態に応じて、前記衝突する候補に関する報知の早出し、あるいは報知内容の強調の少なくともいずれか一方を実行するか否かを判断する判定手段と、
    前記判定手段の判断結果に応じて前記車両内の運転者に対して前記衝突する候補について報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記報知手段による報知の早出しおよび報知内容の強調は、前記信号の状態が、進行許可状態から進行不許可状態へ移行する過渡状態である場合に実行される
    請求項1に記載の運転支援装置。
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