JP2015182208A - 表面被覆切削工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硬質被覆層が、(a)組成式:Ti(CeN1−e)(ここで、eは原子比で、0.1≦e≦0.9)を満足するTiの炭窒化物層からなる下地層と、(b)組成式:Ti(OaCbN1−a−b)(ここで、a、bはそれぞれ原子比で、0.05≦a≦0.5、0.1≦b≦0.4)を満足するTiの複合炭窒酸化物層からなる薄層Aと、(c)組成式:(Al1−CMnC)(O1−dNd)(ここで、c、dはそれぞれ原子比で、0.10≦c≦0.50、0.01≦d≦0.50)を満足するAlとMnとの複合窒酸化物層からなる薄層Bが交互積層を形成し、下地層の層厚が交互積層の合計層厚よりも厚く、薄層Aの層厚は薄層Bの層厚よりも厚いことを特徴とする表面被覆切削工具。
【選択図】図2
Description
また、特許文献2による積層系硬質被覆層によっても、過酷な切削条件下においては積層構造を構成する個々の被膜自体の破壊や剥離を十分に防止することができず、結果として十分な硬質被覆層全体としての耐摩耗性を得ることができない場合があった。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、低炭素鋼、軟鋼等を高熱発生を伴う高速切削条件で切削した場合においてもすぐれた潤滑性と耐摩耗性を発揮し、長期に亘ってすぐれた切削性能を示す被覆工具を提供することである。
(1)Ti(OCN)層は、耐摩耗性があり、酸素を所定量含有することで耐熱性を向上させることができる。
(2)(Al,Mn)(ON)層は、Mn酸化物自身が非常に安定な物質であり、これがAl酸化物中に導入されることにより、Al酸化物の高温安定性を向上させるという効果を奏する。さらにこれを発展させて、Al,Mnの複合酸窒化物とすることで、各々の酸化物と比べ耐摩耗性が向上する。その結果、切削中に熱の発生しやすい難削材などに対して、すぐれた耐熱性、耐摩耗性、耐溶着性を示す。
(3)しかしながら、前述のTi(OCN)層、(Al,Mn)(ON)層をそれぞれ単独で用いた場合、Ti(OCN)層だけでは、耐摩耗性は確保できたとしても耐熱性に乏しく、逆に、(Al,Mn)(ON)層を単独で用いた場合、耐熱性は確保できても、耐摩耗性に乏しく切削工具の硬質被覆層として実用的ではない。また、それぞれの層の層厚を厚くして耐摩耗性を稼ごうとすると、層内に生じる残留圧縮応力の関係でチッピングが生じやすくなり、長期に亘って切削性能を維持することができない。
「(1) 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に硬質被覆層を形成してなる表面被覆切削工具において、
前記硬質被覆層が、
(a)前記工具基体表面に形成された0.55〜5.5μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:Ti(CeN1−e)(ここで、eはCとNとの合量に占めるCの含有割合を示し、原子比で、0.1≦e≦0.9)を満足するTiの炭窒化物層からなる下地層と、
(b)0.1〜1.0μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:Ti(OaCbN1−a−b)(ここで、aはOとCとNとの合量に占めるOの含有割合を示し、原子比で、0.05≦a≦0.5である。また、bはOとCとNとの合量に占めるCの含有割合を示し、原子比で、0.1≦b≦0.4)を満足するTiの複合炭窒酸化物層からなる薄層Aと、
(c)0.05〜0.5μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:(Al1−CMnC)(O1−dNd)(ここで、cはAlとMnとの合量に占めるMnの含有割合を示し、原子比で、0.10≦c≦0.50である。また、dはOとNとの合量に占めるNの含有割合を示し、原子比で、0.01≦d≦0.50)を満足するAlとMnとの複合窒酸化物層からなる薄層Bであり、
前記下地層の直上には前記薄層Aが形成され、かつ、前記薄層Aおよび薄層Bは交互積層を形成し、前記下地層の層厚の方がその上部に形成した交互積層の合計層厚よりも厚く、前記薄層Aの層厚は薄層Bの層厚よりも厚く、硬質被覆層全体の合計層厚が1.0〜10.0μmであることを特徴とする表面被覆切削工具。」
を特徴とする。
本発明に係る後述する薄層Aと薄層Bは、化学的に安定であることから、工具基体とも結合しにくい。すなわち、薄層Aおよび薄層Bは工具基体表面との高い密着性を得難いため、工具基体との間に下地層を設ける必要がある。下地層としては、工具基体表面との密着性にすぐれ、また、それ自体の硬度も高いTiの炭窒化物が好適に用いられる。
下地層に用いるTiの炭窒化物を組成式:Ti(CeN1−e)で表したとき、eの値を、原子比で、0.1≦e≦0.9とした場合、工具基体表面との付着強度が高く、また、後述する交互積層を構成するTiの複合炭窒酸化物層(薄層A)との密着性にもすぐれている。
また、下地層の平均層厚が、0.55μm未満では、下地層に要求される耐摩耗性を十分に確保することができず、一方、5.5μmを超えると、チッピング、欠損を発生しやすくなるので、下地層の平均層厚は、0.55〜5.5μmと定めた。
したがって、工具基体上には0.55〜5.5μmの平均層厚を有し、組成式:Ti(CeN1−e)(ここで、eはCとNとの合量に占めるCの含有割合を示し、原子比で、0.1≦e≦0.9)を満足する下地層を形成する。
後述する薄層Bと共に交互積層構造を構成する薄層AのTi(OaCbN1−a−b)層は、層全体に亘って均質な耐摩耗性と耐熱性および靭性を示すが、その構成成分であるTi成分によって、すぐれた高温強度を備えるようになる。
また、OとCとNの合量に占めるOの含有割合を示すa値(原子比)は、Ti(OCN)層の耐熱性を向上させるために必須の成分Oの含有割合である。OとCとNの合量に対してOの含有割合a値が0.05未満であると耐熱性向上効果が十分でなく、一方、a値が0.5を超えると、薄層Aの構成成分C、Nの含有割合が低下し、その結果、下地層との密着性が低下することから、Oの含有割合a値は、0.05〜0.5とする必要がある。
また、OとCとNの合量に占めるCの含有割合を示すb値(原子比)は、工具基体表面に形成した下地層との密着性を向上させるために必須の成分であるCの含有割合である。Cの含有割合であるb値が0.1未満であると下地層との密着性が十分でなくなり、一方、b値が0.4を超えると、後記する薄層Bとの密着性が低下することから、Cの含有割合b値は、0.1〜0.4と定める。
本発明の薄層Aは、前記のとおり下地層との密着性に優れることから、下地層の直上には、薄層Aを形成する。
前述した薄層Aと共に交互積層構造を構成する薄層Bの(Al1−CMnC)(O1−dNd)層は、層全体に亘って均質な耐摩耗性と耐熱性および靭性を示すが、その構成成分であるMn成分によって、すぐれた高温安定性を備えるようになり、また、Al、Mnの複合酸窒化物とすることで各々の酸化物と比べて耐摩耗性が向上する。そのため、高温切削条件下でも低摩擦係数が維持され、すぐれた耐熱性を発揮するようになるが、Alとの合量に占めるMnの含有割合を示すc値(原子比、以下同じ)が0.10未満になると、高温強度を確保することができないために刃先の境界部分において異常損傷を生じ欠損を発生しやすくなるため長寿命を期待することはできず、一方、Alとの合量に占めるMnの含有割合を示すc値が0.50を越えると、相対的にAlの含有割合が減少し、高速切削加工で必要とされる高温硬さ確保することができないばかりか、耐摩耗性も低下し、チッピング発生を防止することが困難になることから、c値を0.10〜0.50と定めた。
OとNの合量に占めるOの含有割合を示す(1−d)値(原子比)は、(Al,Mn)(ON)層の耐熱性を向上させるために必須の成分Oの含有割合である。その効果を十分なものとするためには、OとNの合量に対して半分以上を占めている必要がある。しかしながら、(1−d)値が0.99を超えてしまうと、相対的にNの含有割合が0.01未満となってしまい、Nの添加により硬度を向上させるという効果が十分に奏されなくなる。したがって、d値を0.01〜0.50と定めた。
本発明の硬質被覆層は、それぞれの組成の異なる薄層Aと薄層Bとを交互に積層して構成した交互積層構造とすることで、それぞれの層の粒子の成長の粗大化が防止され、粒子の微細化が図られ、膜強度が向上するとともに、この積層構造によってクラックの伝播・進展が防止されることで耐欠損性、耐チッピング性が向上するが、薄層Aの平均層厚が0.1μm未満、薄層Bの平均層厚が0.05μm未満になると、各薄層を所定組成のものとして明確に形成することが困難であるばかりか、各薄層の有する前記のすぐれた特性を発揮することができない。一方、薄層Aの平均層厚が1.0μm、薄層Bの平均層厚が0.5μmを超えると、粒子の粗大化による膜強度の低下により、耐欠損性、耐チッピング性が低下することから、薄層A、薄層Bのそれぞれの平均層厚を0.1〜1.0μmおよび0.05〜0.5μmと定めた。
また、前述した下地層と、薄層Aおよび薄層Bとの交互積層構造とを加えた硬質被覆層の合計層厚は、1.0μm未満では、前述した交互積層構造の備えるすぐれた耐欠損性、耐チッピング性を十分に発揮することができず、一方、10μmを超えると、反対に、チッピング、欠損を発生しやすくなるので、硬質被覆層の合計層厚は、1.0〜10μmと定めた。更に、下地層の層厚(X)の方がその上部に形成した薄層Aおよび薄層Bの交互積層の合計層厚(Y)よりも薄くなると、総厚に占める硬質膜の割合が相対的に下がってしまい、耐摩耗性を十分に確保することができないため、下地層の層厚(X)と薄層Aおよび薄層Bの交互積層の合計層厚(Y)の関係をX>Yと定めた。
(a)アノード電極とカソード電極(蒸発源)としてのTi電極との間に、例えば、電流:110Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内の雰囲気を0.5〜9.0Paの窒素ガス及びメタンガスの混合雰囲気(例えば、窒素:メタンの流量%の比が50:50)とし、工具基体には、例えば、−100Vのバイアス電圧を印加した条件で所定時間蒸着することにより、工具基体表面に、所定の目標層厚の下地層であるTi(CN)層が形成される。
(b)アノード電極とカソード電極(蒸発源)としてのTi合金との間に、例えば、電流:110Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内の雰囲気を0.5〜9.0Paの酸素とメタンと窒素の混合雰囲気(例えば、酸素:メタン:窒素の流量%の比が30:30:40)とし、工具基体には、例えば、−100Vのバイアス電圧を印加した条件で所定時間蒸着することにより、工具基体表面に、所定の目標層厚の薄層AであるTi(OCN)層が形成される。
(c)ついで、装置内に所定組成のAl−Mn合金からなるカソード電極(蒸発源)を配置し、アノード電極とカソード電極(蒸発源)としてのAl−Mn合金との間に、例えば、電流:110Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内の雰囲気を0.5〜9.0Paの酸素と窒素の混合雰囲気(例えば、酸素:窒素の流量%の比が50:50)とし、一方、工具基体には、例えば、−100Vのバイアス電圧を印加した条件で所定時間蒸着することにより、前記薄層A上に所定の目標層厚の薄層Bを構成する(Al,Mn)(ON)層が形成される。
前記(b)、(c)を所定の合計層厚になるまで、交互に繰り返すことにより、図3に示される本発明の硬質被覆層を蒸着形成することができる。
(b)まず、装置内を排気して0.1 Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつTi(カソード電極)とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄し、
(c)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paのメタンと窒素の混合雰囲気(例えばメタン:窒素の流量%の比が50:50)に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、カソード電極(蒸発源)であるTi電極とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表3に示される目標組成、目標層厚の下地層としてのTi(CN)層を蒸着形成した。
(d)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paの酸素とメタンと窒素の混合雰囲気(例えば酸素:メタン:窒素の流量%の比が30:30:40)に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、カソード電極(蒸発源)であるTi電極とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表4に示される目標組成、目標層厚の薄層AとしてのTi(OCN)層を蒸着形成した。
(e)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paの酸素と窒素の混合雰囲気(例えば酸素:窒素の流量%の比が50:50)に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−50〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ、カソード電極の前記Al−Mn合金とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させ、前記薄層Aの上に、表4に示される目標組成、目標層厚の薄層Bとしての(Al,Mn)(ON)層を蒸着形成した後、カソード電極(蒸発源)とアノード電極との間のアーク放電を停止し、
前記(d)、(e)を交互に繰り返して、表4に示される合計層厚の交互積層を工具基体上の下地層の上に蒸着形成し、表3、表4に示す本発明被覆工具としての表面被覆インサート(以下、本発明被覆インサートと云う)1〜10をそれぞれ製造した。
(a)前記工具基体A−1〜A−4およびB−1、B−2のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部に沿って装着し、前記回転テーブルを挟んで対向する2つのカソード電極(蒸発源)を配置し、第1の電極として、薄層A形成用のTi、第2の電極として、薄層B形成用の所定組成を有するAl−Mn合金を配置し、
(b)まず、装置内を排気して0.1 Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつTi(カソード電極)とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄し、
(c)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paのメタンと窒素の混合雰囲気(例えばメタン:窒素の流量%の比が50:50)に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、カソード電極(蒸発源)であるTi電極とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表5に示される目標組成、目標層厚の下地層としてのTi(CN)層を蒸着形成した。
(d)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paの酸素とメタンと窒素の混合雰囲気(例えば酸素:メタン:窒素の流量%の比が30:30:40)に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、カソード電極(蒸発源)であるTi電極とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表6に示される目標組成、目標層厚の薄層AとしてのTi(OCN)層を蒸着形成した。
(e)引き続いて、装置内雰囲気を0.5〜9.0Paの酸素と窒素の混合雰囲気(例えば酸素:窒素の流量%の比が5:95)に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ、カソード電極の前記Al−Mn合金とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させ、工具基体の表面に、表6に示される目標組成、目標層厚の薄層Bとしての(Al,Mn)(ON)層を蒸着形成した後、カソード電極(蒸発源)とアノード電極との間のアーク放電を停止し、
前記(d)、(e)を交互に繰り返して、表6に示される合計層厚の交互積層構造の硬質被覆層を工具基体上の下地層の上に蒸着形成し、表5、表6に示される比較被覆工具としての表面被覆インサート(以下、比較被覆インサートと云う)1〜6をそれぞれ製造した。各層の形成条件(バイアス電圧、酸素分圧、窒素分圧)を同じく表5,表6に示す。なお、比較被覆インサート1は、交互積層の形成を行わず、Ti(CN)層のみからなる硬質被覆層とした。
被削材:JIS・SS400の丸棒、
切削速度: 250 m/min.、
切り込み: 2.5 mm、
送り: 0.25 mm/rev.、
切削時間: 16 分、
の条件(切削条件A)での軟鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、200 m/min.)、
被削材:JIS・S10Cの丸棒、
切削速度: 300 m/min.、
切り込み: 1.8 mm、
送り: 0.25 mm/rev.、
切削時間: 14 分、
の条件(切削条件B)での低炭素鋼の乾式連続高速高送り切削加工試験(通常の切削速度は、200m/min.、0.25mm/rev.)、
を行い、いずれの高速切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測定結果を表7に示した。
つぎに、本発明被覆エンドミル1〜6および比較被覆エンドミル1〜5について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの
JIS・ SS400 の板材、
切削速度: 300 m/min.、
溝深さ(切り込み): 4.0 mm、
テーブル送り: 1600 mm/min.、
の条件での軟鋼の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、 200 m/min.)、
を行い、切刃部の外周刃の逃げ面摩耗幅が使用寿命の目安とされる0.1mmに至るまでの切削溝長を測定した。この測定結果を表9、11にそれぞれ示した。
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの
JIS・S10Cの板材
切削速度: 180 m/min.、
送り: 0.3 mm/rev、
穴深さ: 7 mm、
の条件での低炭素鋼の乾式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、100 m/min.)、
を行い(水溶性切削油使用)、先端切刃面の逃げ面摩耗幅が0.3mmに至るまでの穴あけ加工数を測定した。この測定結果を表13、15にそれぞれ示した。
Claims (1)
- 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に硬質被覆層を形成してなる表面被覆切削工具において、
前記硬質被覆層が、
(a)前記工具基体表面に形成された0.55〜5.5μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:Ti(CeN1−e)(ここで、eはCとNとの合量に占めるCの含有割合を示し、原子比で、0.1≦e≦0.9)を満足するTiの炭窒化物層からなる下地層と、
(b)0.1〜1.0μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:Ti(OaCbN1−a−b)(ここで、aはOとCとNとの合量に占めるOの含有割合を示し、原子比で、0.01≦a≦0.5である。また、bはOとCとNとの合量に占めるCの含有割合を示し、原子比で、0.1≦b≦0.4)を満足するTiの複合炭窒酸化物層からなる薄層Aと、
(c)0.05〜0.5μmの平均層厚を有し、かつ、
組成式:(Al1−CMnC)(O1−dNd)(ここで、cはAlとMnとの合量に占めるMnの含有割合を示し、原子比で、0.10≦c≦0.50である。また、dはOとNとの合量に占めるNの含有割合を示し、原子比で、0.01≦d≦0.50)を満足するAlとMnとの複合窒酸化物層からなる薄層Bであり、
前記下地層の直上には前記薄層Aが形成され、かつ、前記薄層Aおよび薄層Bは交互積層を形成し、前記下地層の層厚の方がその上部に形成した交互積層の合計層厚よりも厚く、前記薄層Aの層厚は薄層Bの層厚よりも厚く、硬質被覆層全体の合計層厚が1.0〜10.0μmであることを特徴とする表面被覆切削工具。
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| JP6206289B2 (ja) | 2017-10-04 |
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