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JP2015180045A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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JP2015180045A JP2015009746A JP2015009746A JP2015180045A JP 2015180045 A JP2015180045 A JP 2015180045A JP 2015009746 A JP2015009746 A JP 2015009746A JP 2015009746 A JP2015009746 A JP 2015009746A JP 2015180045 A JP2015180045 A JP 2015180045A
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千晶 金子
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Abstract

【課題】撮像画像データにノイズが含まれる場合においても、露出状態を的確に把握できるようにする。
【解決手段】チャートを含んだ入力画像データを取得する入力画像データ取得手段と、前記入力画像データに対しノイズリダクションを施すノイズリダクション手段と、前記ノイズリダクション後の画像データに基づき、前記入力画像データの輝度に関するヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段とを備え、前記ノイズリダクション手段は、前記入力画像データのうち前記チャートの領域に対して、前記チャート以外の領域よりも強い強度でノイズリダクションを施すことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像画像データの露出状態を確認するための画像情報の可視化に関する。
撮像画像データの露出に関する情報を可視化する方法の一つとして、ヒストグラム表示技術が従来技術として知られている。ヒストグラム表示技術は、例えば横軸を輝度値、縦軸を度数とした二次元平面上に撮像画像データ中に現れる輝度値をプロットすることで、撮像画像データにおける輝度値の分布状態を視覚的に確認可能とするものである。
特許文献1には、注目する主要被写体が適正露出かどうかを判断するために、画像データにおける主要被写体の領域を検出し、検出した領域に応じたサイズでヒストグラムを表示する方法を開示している。
特開2008−172732号公報
しかしながら撮像画像データには一般に、撮像画像データ内ではノイズ低減処理をしているものの、ノイズが含まれている。そのため特許文献1に記載された方法では、作成したヒストグラムはノイズの影響を受け、露出状態を確認しにくい場合があった。そこで本発明は、撮像画像データにおける露出状態を的確に把握するためのヒストグラムを作成することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、チャートを被写体の一部として撮像することにより得られた入力画像のデータを取得する入力画像データ取得手段と、前記入力画像データに対しノイズリダクションを施すノイズリダクション手段と、前記ノイズリダクション後の画像に基づき、前記入力画像の色に関するヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段とを有し、前記ヒストグラムは、前記入力画像のうち前記チャートの領域に対して、前記チャート以外の領域よりも強い強度でノイズリダクションを施された画像に基づいて作成されていることを特徴とする。
本発明によれば、撮像画像データにノイズが含まれる場合においても、露出状態を的確に把握することができる。
画像処理装置の内部構成を示す図である。 実施例1に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 実施例1に係る画像処理装置における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 ノイズのない理想的な入力画像データとその場合のヒストグラムの一例を示す図である。 入力画像データにノイズがある場合における、ノイズリダクションの実施の有無によるヒストグラムの一例を示す図である。 実施例2に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 実施例2に係る画像処理装置における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る部分ヒストグラムの一例を示す図である。 実施例2に係る補正部分ヒストグラムの一例を示す図である。 実施例2に係る全体ヒストグラムの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施例に従って詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施例1]
図1は、本実施例に係る画像処理装置の内部構成を示す図である。
画像処理装置100は、CPU101、RAM102、ROM103、ハードディスクドライブ(HDD)104、HDDI/F105、入力I/F106、出力I/F107、システムバス108で構成される。
CPU101は、RAM102をワークメモリとして、ROM103及びHDD104に格納されたプログラムを実行し、システムバス108を介して後述する各構成を統括的に制御する。これにより、後述する様々な処理が実行される。
HDDI/F105は、例えばシリアルATA(SATA)等のインタフェイスであり、二次記憶装置としてのHDD104を接続する。CPU101は、HDDI/F105を介してHDD104からのデータ読み出し、及びHDD104へのデータ書き込みが可能である。さらにCPU101は、HDD104に格納されたデータをRAM102に展開し、同様に、RAM102に展開されたデータをHDD104に保存することが可能である。そしてCPU101は、RAM102に展開したデータをプログラムとみなし、実行することができる。なお、二次記憶装置はHDDの他、光ディスクドライブ等の記憶デバイスでもよい。
入力I/F106は、例えばUSBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェイスである。入力I/F106は、キーボードやマウスといった入力デバイス109や、デジタルビデオカメラなどの撮像デバイス110を接続する。CPU101は、入力I/F106を介して各種入力デバイスや撮像デバイスから様々なデータを取得することが可能である。
出力I/F107は、例えばDVIやHDMI(登録商標)等の映像出力インタフェイスであり、液晶ディスプレイ等の表示デバイス111を接続する。CPU101は、出力I/F107を介して表示デバイス111にデータを送り、表示を実行させることができる。
図2は、本実施例に係る画像処理装置100の機能ブロック図である。画像処理装置100は、入力画像データ取得部201、チャート領域抽出部202、ノイズリダクション部203、ヒストグラム生成部204を有する。
これら各部によって、入力画像データはチャートが写っている領域とそれ以外の領域とで異なる強度のノイズリダクションが施される。そしてノイズリダクション後の画像データに基づいて、入力画像データの輝度に関するヒストグラム(以下、単に「ヒストグラム」と呼ぶ。)が作成される。各部の概要は以下のとおりである。
入力画像データ取得部201は、処理対象となる入力画像データを、撮像デバイス110或いはHDD104などの二次記憶装置から取得する。入力画像データは、チャートとして用いるための被写体を含むように撮像された画像データである。なお、本実施例においては、チャートとして18%グレー標準反射板を用いるものとする。ただし、これに限らない。模様やテクスチャを含まず、ある程度一様な色の領域をもつ被写体であればよい。例えば18%グレー標準反射板以外のカラーチャートを用いてもよいし、被写体の一部(例えば人物の肌)をチャートと看做してチャート領域を抽出するように構成しても構わない。取得した入力画像データは、チャート領域抽出部202及びノイズリダクション部203に送られる。
チャート領域抽出部202は、入力画像データ取得部201から受け取った入力画像データに対し、色情報(本実施例では輝度情報)に基づいてチャート領域を抽出する処理を行う。抽出結果(チャート領域とそれ以外の領域とを特定する情報)は、ノイズリダクション部203に送られる。
ノイズリダクション部203は、入力画像データ取得部201から受け取った入力画像データに対し、チャート領域抽出部202での抽出結果に応じた、所定のノイズリダクションを施す。ノイズリダクションによって得られた画像データ(以下、補正画像データ)はヒストグラム生成部204に送られる。
ヒストグラム生成部204は、ノイズリダクション部203から受け取った補正画像データに含まれる画素の輝度値をプロットすることによりヒストグラムを生成する。
図3は、本実施例に係る画像処理装置100における一連の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3に示す一連の処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムを、ROM103あるいはHDD104からRAM102上に読み込んだ後、該プログラムがCPU101で実行されることによって実現される。
ステップ301において、入力画像データ取得部201は、入力I/F106を介して撮像デバイス110から、或いはHDDI/F105を介してHDD104などの二次記憶装置から、処理対象となる入力画像データを取得する。入力画像データが例えば動画像データの場合は、フレーム毎に処理対象とする画像データが取得される。取得した入力画像データは、チャート領域抽出部202及びノイズリダクション部203へ送られる。
ステップ302において、チャート領域抽出部202は、色情報としての輝度情報に基づいて、ステップ301で取得した入力画像データからチャート領域を抽出する。具体的には、まず、入力画像データを予め定めたサイズ(例えば入力画像データの1/8のサイズ)のブロック領域に分割する。次に、分割して得られた複数のブロック領域の中から、代表輝度値が所定の閾値の範囲内であるものをチャート領域として抽出する。代表輝度値としては、例えばブロック領域内における輝度値の中央値や平均値など、各ブロック領域における画素の輝度値を代表する値を用いる。また、所定の閾値は、予めチャートとして設定されている被写体に応じて決めることができる。本実施例では上記所定の閾値の範囲は、用いるチャートの反射率を考慮して代表輝度値の分布に基づき決定する。18%グレー標準反射板をチャートとして用いる場合は、入力画像データ上でのチャートの輝度値はシーン全体の輝度レンジのおおよそ中央付近に分布することが予想される。したがって、この場合の所定の閾値の範囲は、
[代表輝度値の平均値]±[代表輝度値の標準偏差]
とする。チャート領域の抽出結果は、ノイズリダクション部203へ送られる。
ステップS303において、ノイズリダクション部203は、ステップ301で取得した入力画像データに対し、ステップ302で得られたチャート領域の抽出結果に応じたノイズリダクションを施して補正画像データを生成する。このとき、チャート領域に対するノイズリダクション(平滑化)の強度を、チャート以外の領域に対するノイズリダクションの強度よりも強くする。ノイズリダクションには、例えばメディアンフィルタを用い、フィルタ径を変化させることでその強度を調整する。具体的には、注目画素がチャート領域に含まれない場合には、画像のディティールが潰れないように比較的小さなフィルタ径R0(例えば3x3)を用いる。本実施例ではチャート以外の領域に対しては、撮像した画像データを最終的な映像、表示物として用いるために適用されるノイズリダクションを施す。これにより、グレーチャートの露出状態を基準として、実際に映像、表示物として編集者等が対象の画像を使う際の画像全体の露出を合わせやすくなる。ただしこの場合、画像上の輝度レンジを保存することを考慮してノイズリダクションの強度を比較的低くするため、ノイズリダクション後の画像データにも多少ノイズが残ってしまう。一方、注目画素がチャート領域に含まれる場合には、ノイズの影響をできるだけ低減するため領域内の輝度値がなるべく一定となるように比較的大きなフィルタ径R1(例えば7x7)を用いる。このように、チャート領域とそれ以外の領域とで異なるフィルタ径を用いて、入力画像データに対して平滑化処理を適用する。なお、チャート領域に対するノイズリダクションで用いるフィルタ径R1は、チャート領域の大きさに応じて決定するようにしてもよい。また、チャート以外の領域に対するノイズリダクションで用いるフィルタ径R0を0として、ノイズリダクションを施さないようにしてもよい。各領域に応じたノイズリダクションが施された補正画像データは、ヒストグラム生成部204へ送られる。
ステップ304において、ヒストグラム生成部204は、ステップ303で得られた補正画像データからヒストグラムを生成する。ここで、図4及び図5を参照して、本ステップで生成されるヒストグラムについて説明する。図4はノイズのない理想的な入力画像データとその場合のヒストグラムを示している。図4の(a)に示す入力画像データにはチャート401が配置されており、同(b)に示すヒストグラムには当該チャート401の輝度分布402が的確に把握可能な形状で表れている。一方、図5は、入力画像データにノイズがある場合における、ノイズリダクションの実施の有無によるヒストグラムをそれぞれ示している。詳細には、図5の(a)は入力画像データそのものから生成されるヒストグラム、同(b)は入力画像データ全体に一様な強度でノイズリダクションを施した画像データから生成されるヒストグラム、同(c)は上述の補正画像データから生成されるヒストグラムをそれぞれ示している。チャート領域におけるヒストグラムは、チャートとして用いる被写体の色がどのような輝度値に変換されているかを把握するため、ある一定の輝度値になっていることが望ましい。ところが、図5(a)が示すように実際に撮像して得られる画像データにはノイズが混入し、チャート領域の輝度値が一定ではなく幅を持つ点群になっているのがわかる。入力画像データ全体に一様な強度でノイズリダクションを施した画像データやステップ303で生成される補正画像データでは、チャート領域の画素値は十分にノイズが低減されている。そのため、図5(b)及び(c)のヒストグラムにおける輝度分布502及び503の形状は図4(b)の輝度分布402の形状に近い(図5(a)のヒストグラムにおける輝度分布501に比べて形状の乱れが小さい)ことが分かる。一方チャート以外の領域については、ハイライト部やシャドウ部における階調を正しく把握するため画像データにおける輝度変化を残したままである方が望ましい。ステップ303で生成される補正画像データはチャート以外の領域については輝度レンジが保存され画像データにおけるディティールが残っているため、一様にノイズリダクションを施した場合のヒストグラム(図5(b))に比べてハイライト部やシャドウ部のピークの潰れがない。このことは、座標iにおける入力画像データのピーク値Pに対して、一様にノイズリダクションを施した場合のピーク値Pbが大きく低下しているのに対し、上述の補正画像データにおけるピーク値Pcは入力画像データのピーク値Pとほぼ同じ値となっていることからも理解できる。
こうして生成されたヒストグラムのデータは、出力I/F107を介して表示デバイス111へ送られ、表示デバイス111上に表示される(ステップ305)。
以上の処理を撮像デバイス110等から取得される一連の入力画像データに対して行うことで、撮像画像データにノイズが含まれる場合でも、シーン全体の露出状態を確認しやすいヒストグラムを得ることが可能となる。特にシネマ製作の分野においては、明るさの基準となるグレーチャートを撮像シーン内に配置して撮像する。このとき得られた撮像画像データに関する輝度ヒストグラムを見てグレーチャートの輝度を確認した後、さらには白飛びや黒潰れといった画質劣化が発生しやすいハイライト部やシャドウ部の輝度分布を確認する。そのため前述の通りノイズの影響によりチャート部分のヒストグラムの形状が乱れていると基準とするチャートにおける露出状態を把握しにくい。一方、ノイズリダクションの結果チャート以外の領域におけるハイライト部やシャドウ部の輝度分布が保存されていないと、シネマに使う画像のハイライト部やシャドウ部を確認できない。そこで本実施例のように、チャート領域とチャート以外の領域とで異なる強度のノイズ低減処理を施すことにより、より適切に露出状態を確認することができる画像データを提供する。
なお、本実施例ではステップ303においてノイズリダクションにメディアンフィルタを用いる例を説明したが、メディアンフィルタに代えて例えば移動平均法やバイラテラルフィルタ等の公知の手法を適用してもよい。また、チャート領域における平滑化度合いをチャート以外の領域よりも強くすることが本質であり、この点が担保されるのであれば、例えばチャート領域とそれ以外の領域とで異なる平滑化処理を適用してもよい。
さらに、ヒストグラムの表示と共に、ノイズリダクション前の入力画像データ、ノイズリダクション後の補正画像データ、撮像画像データにその他の画像処理を施して生成した画像データなどをプレビュー表示するように構成してもよい。
また、本実施例ではステップ302において入力画像データの領域分割におけるブロックサイズを所定サイズに固定していたが、撮像条件に応じて可変としてもよい。その際は、撮像デバイス110の画角とチャートの大きさや撮像デバイス110からチャートまでの距離に応じて、入力画像データ上におけるチャートの大きさよりも小さなサイズにブロックサイズを設定することが望ましい。さらには、入力画像データの輝度値に基づいて領域分割を行なってもよい。
また、本実施例におけるステップ302では輝度情報を用いてチャート領域を抽出したが、輝度以外の色情報を用いて抽出してもよい。また、チャート領域を抽出する際に、入力I/F106を介したユーザ入力を補助情報として用いてもよい。例えば、ユーザによって指定された入力画像データ上の特定の領域をチャート領域として抽出してもよい。さらには、ユーザが指定した画素値に基づいて、チャート領域を抽出する際の所定の閾値の範囲を決定するように構成してもよい。
また、本実施例におけるノイズリダクション部203は、領域に応じてノイズリダクションの強度を変える構成を例に説明した。前述の通り、画像データにおいてチャート領域では輝度レンジを保存することよりもノイズを十分に低減することを優先すべきであり、チャート以外の領域では、ノイズが残っていても輝度レンジを保存することを考慮する必要がある。そこで、ノイズリダクション部203は、入力画像データの全体に対して、強度の異なる2つのパラメータを用いてノイズリダクションを施し、2つの補正画像データを出力する構成でもよい。この場合、ヒストグラム生成部204がチャート領域抽出部202かによる抽出結果を受け取り、領域に応じて2つの補正画像データを合成してからヒストグラムを生成すればよい。或いは、ヒストグラム生成部204がそれぞれの補正画像データに対応するヒストグラムを生成した後に、チャート領域抽出部202の抽出結果に従ってヒストグラムを画素位置毎に合成してもよい。
[実施例2]
実施例1では、色情報に基づいて入力画像データからチャート領域を抽出し、抽出されたチャート領域を他の領域に比べ強く平滑化した補正画像データを用いて、入力画像データのヒストグラムを作成する態様について説明した。次に、チャートの位置情報に基づいてチャート領域を抽出し、その部分ヒストグラムからノイズの影響を除去し、これとチャート以外の領域の部分ヒストグラムとを合成して入力画像データ全体のヒストグラムを得る態様について、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化するものとし、以下では差異点を中心に説明するものとする。
図6は、本実施例に係る画像処理装置100の機能ブロック図である。画像処理装置100は、入力画像データ取得部201’、チャート領域抽出部202’、ノイズリダクション部203’、ヒストグラム生成部204’で構成される。各部の概要は以下のとおりである。
入力画像データ取得部201’は、処理対象となる入力画像データを、撮像デバイス110或いはHDD104などの二次記憶装置から取得する。取得した入力画像データは、チャート領域抽出部202’及びヒストグラム生成部204’に送られる。
チャート領域抽出部202’は、入力画像データ取得部201’から受け取った入力画像データに対し、チャートの位置情報に基づいてチャート領域を抽出する処理を行なう。なお、本実施例で用いるチャートにはその位置を特定するための位置情報としてのマーカーが付与されており、マーカーの特徴(色や形状)やマーカーに対するチャートの相対的な幾何情報が予めHDD104等に記憶されているものとする。抽出処理の結果は、ヒストグラム生成部204’に送られる。
ヒストグラム生成部204’は、チャート領域抽出部202’から受け取った抽出結果に基づいて、領域毎のヒストグラム(以下、部分ヒストグラム)を生成する。生成された部分ヒストグラムのうちチャート領域に対応する部分ヒストグラムは、ノイズリダクション部203’に送られる。さらに、ヒストグラム生成部204’は、チャート領域に対応する補正部分ヒストグラムとチャート以外の領域に対応する部分ヒストグラムとを合成して、入力画像データ全体のヒストグラム(以下、全体ヒストグラム)を生成する。
ノイズリダクション部203’は、ヒストグラム生成部204’から受け取ったチャート領域に対応する部分ヒストグラムに対しノイズリダクションを行う。ノイズリダクションが施された部分ヒストグラム(以下、補正部分ヒストグラム)は、ヒストグラム生成部204’に送られる。
図7は、本実施例に係る画像処理装置100における一連の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ701において、入力画像データ取得部201は、実施例1のステップ301と同様に入力画像データを取得する。本実施例では上述のとおり、取得した入力画像データはチャート領域抽出部202’とヒストグラム生成部204’へ送られる。
ステップ702において、領域抽出部202’は、ステップ701で取得した入力画像データからチャート領域の検出を試みる。具体的には、HDD104等に記憶しておいたマーカーの特徴を参照したテンプレートマッチングを行う。
ステップ703において、チャート領域抽出部202’は、マーカーの検出に成功したかどうかを判定する。マーカーの検出に成功した場合はステップ704に進む。一方、マーカーの検出に失敗した場合は、入力画像データにチャートが写っていないと判断してステップ708に進む。
ステップ704において、チャート領域抽出部202’は、検出されたマーカーの位置と、予め記憶しておいたチャートの幾何情報に基づき、入力画像データ上におけるチャート領域を特定する。
上記ステップ702〜704の処理結果は、ヒストグラム生成部204’へ送られる。なお、チャート領域の検出にはテンプレートマッチングの他、公知のマーカー検出技術を利用可能である。また、チャート自体の特徴を記憶しておき、マーカーを用いずにチャート領域を直接検出してもよい。あるいは、マーカーに替えて位置センサをチャートに付与しておき、このセンサの出力値を用いてチャート領域を検出してもよい。さらには、入力I/F106を介したユーザ入力によって任意の領域を指定可能なように構成し、当該指定された領域をチャート領域と特定することをもって、検出に成功したとの判断に代えてもよい。
ステップ705において、ヒストグラム生成部204’は、ステップ701で取得した入力画像データから、ステップ704で特定された領域(チャート領域及びチャート以外の領域)のそれぞれについて、部分ヒストグラムを生成する。領域毎の部分ヒストグラムは、入力画像データ中のそれぞれの領域に含まれる画素の輝度値をプロットすることにより生成される。図8の(a)及び(b)は、それぞれ部分ヒストグラムの一例であり、(a)はチャート領域に対応する部分ヒストグラムを示し、同(b)はチャート以外の領域に対応する部分ヒストグラムを示している。生成された部分ヒストグラムのうち、チャート領域に対応する部分ヒストグラムは、ノイズリダクション部203’へ送られる。そして、チャート以外の領域に対応する部分ヒストグラムは、そのままヒストグラム生成部204’に保持される。
ステップ706において、ノイズリダクション部203’は、ステップ705で生成されたチャート領域の部分ヒストグラムから、補正部分ヒストグラムを生成する。具体的には、チャート領域の部分ヒストグラムに関して座標x、輝度yの度数をf(x,y)とするとき、各座標xについて度数f(x,y)に基づく輝度yの中央値のみをプロットする。これにより、チャート領域の部分ヒストグラムからノイズの影響を除去した部分ヒストグラムである補正部分ヒストグラムが得られる。この場合において、補正部分ヒストグラムにおける度数g(x,y)は、次の式(1)で求めることができる。
ただし、上記式(1)におけるNは、ある座標xにおける度数f(x,y)の総和であり、ymed(x)は、座標xについて次の式(2)を満たす輝度値の中央値である。
図9に、補正部分ヒストグラムの一例を示す。図9の例では、中央値ymed(x)を縦長の矩形でプロットすることにより強調表示している。なお、ヒストグラムに対するノイズリダクションは上述した例に限られず、生成される補正部分ヒストグラムが、部分ヒストグラム中の各座標xにおける度数分布のピークを表わしていればよい。生成された補正部分ヒストグラムは、ヒストグラム生成部204’へ送られる。
ステップ707において、ヒストグラム生成部204’は、ステップ706で生成されたチャート領域に対応する補正部分ヒストグラムと、ステップ705で生成・保持されているチャート以外の領域に対応する部分ヒストグラムとを合成する。これにより、入力画像データ全体についてのヒストグラムである全体ヒストグラムが生成される。図10は、全体ヒストグラムの一例を示す図であり、図8(b)で示した部分ヒストグラムと図9で示した補正部分ヒストグラムとが合成された内容となっている。
ステップ708において、ヒストグラム生成部204’は、ステップ701で取得した入力画像データ全体についてのヒストグラム(全体ヒストグラム)を生成する。
ステップ707及びステップ708で生成された全体ヒストグラムのデータは、出力I/F107を介して表示デバイス111へ送られ、表示デバイス111上に表示される(ステップ)。
以上の処理を、撮像デバイス110等から取得される一連の入力画像データに対して行うことで、チャートが撮像されるタイミング(すなわち、露出合わせを行うタイミング)に合わせて、シーン全体の露出状態を確認しやすいヒストグラムを得ることが可能となる。
なお、ステップ706で生成した補正部分ヒストグラムのデータを撮像デバイス110にフィードバックし、チャートの輝度が別途定める目標輝度と一致するように露出を制御するような構成を追加してもよい。
[実施例3]
実施例1は、チャート領域抽出部202で色情報に基づきチャート領域を抽出し、ノイズリダクション部203で入力画像データに対してノイズリダクションを行う構成であった。また、実施例2は、チャート領域抽出部202’でチャートの位置情報に基づきチャート領域を検出し、ノイズリダクション部203’でヒストグラムに対してノイズリダクションを行う構成であった。
本発明は、これらの組合せに限定されるものではなく、例えば以下のような組み合わせにおいても実現可能である。すなわち、チャート領域抽出部でチャートの位置情報に基づきチャート領域を検出した後、ノイズリダクション部で入力画像データに対してノイズリダクションを行ってもよい。さらには、チャート領域抽出部で色情報に基づきチャート領域を抽出した後、ノイズリダクション部でヒストグラムに対してノイズリダクションを行ってもよい。
[実施例4]
実施例1および2では、入力画像データの輝度に関するヒストグラムを生成する例を説明したが、本発明は輝度に代えて色差成分(YCbCrのCb、Cr成分)やRGBの各成分といった他の色情報に関するヒストグラムを生成する場合にも適用可能である。その場合には、シーン中のホワイトバランスや色成分の飽和状態を確認しやすいヒストグラムを得ることが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (13)

  1. チャートを被写体の一部として撮像することにより得られた入力画像データを取得する入力画像データ取得手段と、
    前記入力画像データに対しノイズリダクションを施すノイズリダクション手段と、
    前記ノイズリダクション後の画像データに基づき、前記入力画像データの色に関するヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と
    を有し、
    前記ヒストグラムは、前記入力画像データのうち前記チャートの領域に対して、前記チャート以外の領域よりも強い強度でノイズリダクションを施された画像データに基づいて作成されている
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記入力画像データの色情報に基づいて、前記チャートの領域を抽出する抽出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色情報は、前記入力画像データにおける輝度の情報であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記抽出手段は、
    前記入力画像データを複数の領域に分割する手段を含み、
    分割された複数の領域のうち、領域内の代表輝度値が所定の閾値の範囲内である領域を、前記チャートの領域として抽出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記入力画像データは、前記チャートとして18%グレー標準反射板を含んだ撮像画像データであり、
    前記所定の閾値は、
    [代表輝度値の平均値]±[代表輝度値の標準偏差]
    であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記ノイズリダクション手段は、前記入力画像データにおける領域に応じた強度のノイズリダクションを施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記入力画像データに対するノイズリダクションは、平滑化処理であり、
    前記ノイズリダクション手段は、前記平滑化処理に用いるフィルタのフィルタ径を変化させることで前記強度を調整する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ノイズリダクション手段は、前記入力画像データに対して異なる強度のノイズリダクションを施して、複数のノイズリダクション後の画像データを出力し、
    前記ヒストグラム生成手段は、前記ノイズリダクション手段から得られる複数のノイズリダクション後の画像データに基づいて、前記ヒストグラムを生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. チャートを被写体の一部として含んだ入力画像データを取得する入力画像データ取得手段と、
    前記入力画像データにおける前記チャートの領域及び前記チャート以外の領域のそれぞれについて、色に関するヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    前記チャートの領域に関するヒストグラムに対してノイズリダクションを施すノイズリダクション手段と、
    を備え、
    前記ヒストグラム生成手段は、前記チャートの領域に関する前記ノイズリダクション後のヒストグラムと、前記チャート以外の領域に関するヒストグラムとを合成して、前記入力画像データ全体についての色に関するヒストグラムを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記チャートの位置情報に基づいて、前記チャートの領域を抽出する抽出手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. チャートを含んだ入力画像データを取得するステップと、
    前記入力画像データに対しノイズリダクションを施すステップと、
    前記ノイズリダクション後の画像データに基づき、前記入力画像データの色に関するヒストグラムを生成するステップと
    を含み、
    前記ノイズリダクションを施すステップでは、前記入力画像データのうち前記チャートの領域に対して、前記チャート以外の領域よりも強い強度でノイズリダクションを施す
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. チャートを含んだ入力画像データを取得するステップと、
    前記入力画像データにおける前記チャートの領域及び前記チャート以外の領域のそれぞれについて、色に関するヒストグラムを生成するステップと、
    前記チャートの領域に関するヒストグラムに対してノイズリダクションを施すステップと、
    を含み、
    前記ヒストグラムを生成するステップでは、前記チャートの領域に関する前記ノイズリダクション後のヒストグラムと、前記チャート以外の領域に関するヒストグラムとを合成して、前記入力画像データ全体についての輝度に関するヒストグラムを生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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