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JP2015175300A - エンジンの潤滑油供給機構 - Google Patents

エンジンの潤滑油供給機構 Download PDF

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JP2015175300A
JP2015175300A JP2014052720A JP2014052720A JP2015175300A JP 2015175300 A JP2015175300 A JP 2015175300A JP 2014052720 A JP2014052720 A JP 2014052720A JP 2014052720 A JP2014052720 A JP 2014052720A JP 2015175300 A JP2015175300 A JP 2015175300A
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康弘 疋田
Yasuhiro Hikita
康弘 疋田
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】シャフトを加工しなくとも所定の潤滑部に対して潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができるエンジンの潤滑油供給機構を提供する。
【解決手段】潤滑油が流通する潤滑油路50を具備し、潤滑油路50を流通した潤滑油を所定の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、潤滑油路50には、排気側カムシャフト34の外周面と排気側カムシャフト34を回転可能に支持するカムキャップ側軸受部41の内周面とにより区画される偏平油路55が含まれ、偏平油路55は、排気側カムシャフト34が回転していない状態で、潤滑油が流通不能に構成され、排気側カムシャフト34が回転している状態で、回転に伴って潤滑油が流通可能に構成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、潤滑油が流通する潤滑油路を具備し、前記潤滑油路を流通した潤滑油を所定の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術に関する。
従来、潤滑油が流通する潤滑油路を具備し、前記潤滑油路を流通した潤滑油を所定の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1においては、潤滑油が流通する潤滑油路を具備し、前記潤滑油路を流通した潤滑油をカムシャフトのカム(所定の潤滑部)へと供給する技術が開示される。前記技術において潤滑油路の一部は、シリンダヘッド、カムシャフト、カムキャップにそれぞれ設けられた油路が互いに連通することにより形成される。
このような構成によれば、カムシャフトに設けられた油路とシリンダヘッド及びカムキャップにそれぞれ設けられた油路との連通は、当該カムシャフトの回転に応じて間欠的に行われる。こうして、前記技術においては、カムシャフトのカムに対して間欠的に潤滑油を供給し、潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができる。
しかしながら、前記技術においてカムシャフトに設けられた油路は、当該カムシャフトの外周面を連通する貫通孔を穿孔する(加工を行う)ことによって形成される。したがって、例えばカムシャフトが中空の部材である場合等、カムシャフトに加工を行うことができない場合には、当該カムシャフトに油路を設けることができない。
特開2010−164009号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、シャフトを加工しなくとも所定の潤滑部に対して潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができるエンジンの潤滑油供給機構を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、潤滑油が流通する潤滑油路を具備し、前記潤滑油路を流通した潤滑油を所定の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、前記潤滑油路には、シャフトの外周面と前記シャフトを回転可能に支持する軸受部の内周面とにより区画される区画油路が含まれ、前記区画油路は、前記シャフトが回転していない状態で、潤滑油が流通不能に構成され、前記シャフトが回転している状態で、前記回転に伴って潤滑油が流通可能に構成されるものである。
請求項2においては、前記区画油路を流通する潤滑油の量は、前記シャフトの回転速度に応じて調整されるものである。
請求項3においては、前記区画油路は、前記シャフトと前記軸受部との間のクリアランスを利用して形成されるものである。
請求項4においては、前記シャフトは、前記エンジンのカムシャフトであるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、シャフトを加工しなくとも所定の潤滑部に対して潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができる。
請求項2においては、適切な量の潤滑油を所定の潤滑部へと供給することができる。
請求項3においては、簡易な構成で区画油路を設けることができる。
請求項4においては、カムシャフトと軸受部との間のクリアランスを利用した、簡易な構成で区画油路を設けることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンのシリンダヘッドカバー内の断面図。 カムキャップ及び給油部材を示す平面図。 (a)図2におけるA−A断面図。(b)同じく、一部拡大図。 給油部材から潤滑部に潤滑油が供給される様子を示す断面図。 (a)排気側カムシャフトが回転を開始した直後の状態において潤滑油の流れを示す図。(b)同じく、潤滑油路を流通する潤滑油を示す図。 (a)図5に示す状態から排気側カムシャフトが回転を継続した状態において潤滑油の流れを示す図。(b)同じく、潤滑油路を流通する潤滑油を示す図。 (a)図6に示す状態から排気側カムシャフトが回転を継続した状態において潤滑油の流れを示す図。(b)同じく、潤滑油路を流通する潤滑油を示す図。 (a)図7に示す状態から排気側カムシャフトが回転を継続した状態において潤滑油の流れを示す図。(b)同じく、潤滑油路を流通する潤滑油を示す図。 (a)図8に示す状態から排気側カムシャフトが回転を停止した状態において潤滑油の流れを示す図。(b)同じく、潤滑油路を流通する潤滑油を示す図。 (a)第二実施形態における偏平油路を示す図。(b)第三実施形態における偏平油路を示す図。(c)図10(b)におけるB−B断面図。
以下では、図中に示した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向を定義する。
まず、図1から図4までを用いて、本発明の一実施形態に係る潤滑油供給機構を具備するエンジン1の構成について説明する。
なお、エンジン1においては、吸気バルブ131を開閉させるための吸気側の構造と、排気バルブ31を開閉させるための排気側の構造とが、同様に構成される。したがって、以下においては、吸排気バルブ131・31を開閉させる構成について、主として前記排気側の構造(図1における右側に図示する構造)について説明し、前記吸気側の構造(図1における左側に図示する構造)についての説明は省略するものとする。
また、前記排気側の構造においては、後述する4つのカムキャップ40のうち、前から2つ目のカムキャップ40が配置される箇所について特に着目して説明するものとする(図2参照)。
本実施形態に係るエンジン1は、直列4気筒16バルブのDOHCガソリンエンジンである。エンジン1は、主としてシリンダヘッド10、シリンダヘッドカバー20、動弁機構30、カムキャップ40、潤滑油路50及び給油部材60を具備する。
図1、図3及び図4に示すシリンダヘッド10は、シリンダブロック(不図示)と共にエンジン1の主たる構造体となるものである。シリンダヘッド10は、前記シリンダブロックの上部に固定される。シリンダヘッド10は、主としてシリンダヘッド側軸受部11、オイルギャラリー12、上流側油路51及びシリンダヘッド側軸受油路53を具備する。
図1及び図3に示すシリンダヘッド側軸受部11は、後述する排気側カムシャフト34を下方から回転可能に支持するものである。シリンダヘッド側軸受部11は、正面視において上方が開放された半円状の凹部となるように、シリンダヘッド10の右部に形成される。
図1、図3及び図4に示すオイルギャラリー12は、エンジン1の各部(例えば、エンジン1の潤滑部や、後述するラッシュアジャスタ33・33等の油圧機器)へと潤滑油を供給するための油路である。オイルギャラリー12は、シリンダヘッド10の右側壁近傍を前後方向に通るように形成される。
図3に示す上流側油路51及びシリンダヘッド側軸受油路53は、それぞれ後述する潤滑油路50に含まれる。
なお、上流側油路51及びシリンダヘッド側軸受油路53についての説明は後述する。
図1に示すシリンダヘッドカバー20は、シリンダヘッド10の上部を覆うものである。シリンダヘッドカバー20はシリンダヘッド10の上部に載置され、ボルト等によって適宜固定される。
図1及び図4に示す動弁機構30は、エンジン1の排気ポート(不図示)を所定のタイミングで開閉させるためのものである。動弁機構30は、主として排気バルブ31、ロッカアーム32・32、ラッシュアジャスタ33・33及び排気側カムシャフト34を具備する。
図1及び図4に示す排気バルブ31は、エンジン1の排気ポート(不図示)を開閉するものである。排気バルブ31は、その長手方向を略上下方向に向けて配置される。排気バルブ31の下端は、前記排気ポートまで延設される。排気バルブ31の上下中途部は、シリンダヘッド10に摺動可能に挿通される。
なお、本実施形態においては図示を省略しているが、排気バルブ31は1つの気筒に対して前後方向に並べて2つ設けられている。
図1及び図4に示すロッカアーム32・32は、排気バルブ31を開閉駆動させるためのものである。ロッカアーム32・32の一端は、それぞれ排気バルブ31の上端に上方から当接される。ロッカアーム32・32には、前後方向に向けた軸線を中心として回転可能なローラ35・35がそれぞれ設けられる。
図1及び図4に示すラッシュアジャスタ33・33は、バルブクリアランスを調整するためのものである。ラッシュアジャスタ33・33は、それぞれロッカアーム32・32の他端に下方から当接される。
図1から図4までに示す排気側カムシャフト34は、ロッカアーム32を所定のタイミングで揺動させることで、排気バルブ31を開閉駆動させるためのものである。排気側カムシャフト34は、その長手方向を前後方向に向けた状態で、シリンダヘッド10のシリンダヘッド側軸受部11に載置される。排気側カムシャフト34は、主としてカム36・36を具備する。
図1及び図2、図4に示すカム36・36は、回転中心(排気側カムシャフト34の中心)から外周までの距離が一定でない板状に形成された部分である。カム36・36は、前後方向において各気筒に対応する位置に配置される。カム36・36は、ロッカアーム32・32のローラ35・35に上方から当接される。
図1から図4までに示すカムキャップ40は、シリンダヘッド10の上部に固定され、当該シリンダヘッド10との間で排気側カムシャフト34を保持するものである。カムキャップ40は、長手方向を左右方向に向けた略直方体状に形成される。なお、図2に示すように、本実施形態においてカムキャップ40は、4つ設けられ、前後方向において各気筒の後方となる位置にそれぞれ配置される。
カムキャップ40は、主としてカムキャップ側軸受部41、取付部42、ボルト孔43、カムキャップ側軸受油路54、偏平油路55及び下流側油路56を具備する。
図1及び図3に示すカムキャップ側軸受部41は、排気側カムシャフト34を上方から回転可能に支持するものである。カムキャップ側軸受部41は、正面視において下方が開放された半円状の凹部となるように、カムキャップ40の右部に形成される。カムキャップ側軸受部41は、シリンダヘッド10のシリンダヘッド側軸受部11と対向する位置に配置される。カムキャップ側軸受部41及びシリンダヘッド側軸受部11の間には、排気側カムシャフト34が回転可能に支持される。
図1から図4までに示す取付部42は、カムキャップ40の上面の右部(左右方向において、カムキャップ側軸受部41のすぐ左側)に形成される。取付部42は、その周囲よりも下方に所定深さだけ凹むように、かつ上方、前方及び後方が開放されるように形成される。
図3に示すボルト孔43は、カムキャップ40をシリンダヘッド10に固定するためにボルト44が挿通されるものである。ボルト孔43は、取付部42の底面の右部からカムキャップ40の下面までを貫通するように形成される。
図3に示すカムキャップ側軸受油路54、偏平油路55及び下流側油路56は、それぞれ後述する潤滑油路50に含まれる。
なお、カムキャップ側軸受油路54、偏平油路55及び下流側油路56についての説明は後述する。
本実施形態においては、上述の如く構成されたシリンダヘッド10及びカムキャップ40によって、動弁機構30の排気側カムシャフト34を回転可能に支持するカムハウジングが構成される。なお、具体的な説明は省略したが、前記カムハウジングは、動弁機構30の吸気側カムシャフト134も同様の構成で回転可能に支持している(図1等参照)。
図3に示す潤滑油路50は、潤滑油が流通する油路である。潤滑油路50は、シリンダヘッド10のオイルギャラリー12の潤滑油を給油部材60へと供給する。潤滑油路50は、複数の油路が互いに連通され、全体で1本の油路として形成される。潤滑油路50の一端(上流端)はオイルギャラリー12と連通され、潤滑油路50の他端(下流端)は給油部材60と連通される。
なお、潤滑油路50についての詳細な説明は後述する。
図1から図4までに示す給油部材60は、潤滑油路50から供給された潤滑油を、所定の潤滑部へと供給するための部材である。本実施形態においては、前記所定の潤滑部として、排気側カムシャフト34のカム36・36が設定される。給油部材60は、細長い平板状の2枚の部材が接合され、1枚の細長い平板状に形成される。給油部材60は、長手方向を前後方向としてカムキャップ40の取付部42に載置され、ボルト44によって固定される。
給油部材60の内側には、図2及び図3に示すように、潤滑油が流通するための内側油路61が形成される。内側油路61は、給油部材60の長手方向に沿って延出される。内側油路61には、排気側カムシャフト34のカム36・36へと潤滑油を供給(滴下)するための吐出口62が形成される(図4参照)。吐出口62は、複数設けられ、それぞれ対応する(潤滑すべき)排気側カムシャフト34のカム36・36の上方に配置される。また、図3に示すように、内側油路61には、給油部材60の外部から内側油路61へと潤滑油を流入させるための流入口63が形成される。
上述の如く構成された潤滑油供給機構を具備するエンジン1においては、オイルギャラリー12の潤滑油が、潤滑油路50を流通し、給油部材60へと供給される。図4に示すように、給油部材60へと供給された潤滑油は、流入口63を介して内側油路61へと流入し、当該内側油路61を流通した後、吐出口62を介して排気側カムシャフト34のカム36・36へと上方から滴下される。このように、エンジン1においては、潤滑油路50を流通した潤滑油を排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと供給することができる。
以下では、図3を用いて、潤滑油路50の構成について詳細に説明する。
潤滑油路50は、複数の油路が互いに連通され、全体で1本の油路として形成される。具体的には、潤滑油路50は、上流側油路51、軸受油路部52(シリンダヘッド側軸受油路53及びカムキャップ側軸受油路54)、偏平油路55及び下流側油路56が互いに連通され、全体で1本の油路として形成される。
上流側油路51は、シリンダヘッド10の右部に形成される孔である。上流側油路51は、オイルギャラリー12の潤滑油を軸受油路部52へと供給する。上流側油路51の一端(上流端)はオイルギャラリー12と連通され、上流側油路51の他端は軸受油路部52の一端(下流端)と連通される。上流側油路51は、正面視でオイルギャラリー12からシリンダヘッド側軸受油路53まで、左上方へ向けて直線状に延出される。
軸受油路部52は、シリンダヘッド側軸受油路53及びカムキャップ側軸受油路54により構成される。
シリンダヘッド側軸受油路53は、シリンダヘッド側軸受部11の右端部及びその近傍が外径方向に凹むことにより形成される。シリンダヘッド側軸受油路53の上端部は、シリンダヘッド10の上側面から開放される。シリンダヘッド側軸受油路53は、排気側カムシャフト34との間に、正面視で周方向に延出される空間として形成される。
カムキャップ側軸受油路54は、カムキャップ側軸受部41の右端部から中央左側部までに亘る部分が外径方向に凹むことにより形成される。カムキャップ側軸受油路54の下端部は、カムキャップ40の下側面から開放される。カムキャップ側軸受油路54は、排気側カムシャフト34との間に、正面視で周方向に延出される空間として形成される。カムキャップ側軸受油路54の下端部は、シリンダヘッド側軸受油路53の上端部と対向するように形成される。
このようなシリンダヘッド側軸受油路53及びカムキャップ側軸受油路54の構成により、前記カムハウジングが形成されると、正面視でシリンダヘッド10及びカムキャップ40の固定面を跨いで周方向に延出する空間が、排気側カムシャフト34と隣接して形成される。なお、当該形成された空間は、前記「軸受油路部52」となる。
軸受油路部52は、上流側油路51からの潤滑油を偏平油路55へと供給する。軸受油路部52の一端(上流端)、より詳細にはシリンダヘッド側軸受油路53の下端部近傍は、上流側油路51の他端(下流端)と連通される。また、軸受油路部52の他端(下流端)、より詳細にはカムキャップ側軸受油路54の上端部近傍は、偏平油路55の一端(上流端)と連通される。
偏平油路55は、排気側カムシャフト34とカムキャップ側軸受部41との間のクリアランス(より詳細には、当該クリアランスのうち、正面視で軸受油路部52と下流側油路56との間に介在されるクリアランス)を利用して形成される油路である。すなわち、偏平油路55は、排気側カムシャフト34の外周面と、カムキャップ側軸受部41の内周面と、の間の空間として形成される。偏平油路55の径方向幅W1は、前記カムハウジングが形成された場合に、排気側カムシャフト34が回転可能な幅であって、且つ当該偏平油路55を潤滑油が容易に流通しない程度の幅に形成される。なお、本実施形態において偏平油路55の径方向幅W1は、前記クリアランスの他の箇所の径方向幅と同一に設定される(図3参照)。
偏平油路55は、軸受油路部52からの潤滑油を下流側油路56へと供給する。偏平油路55の一端(上流端)は、軸受油路部52の他端(下流端)、すなわちカムキャップ側軸受油路54の上端部近傍に連通される。また、偏平油路55の他端(下流端)は、下流側油路56の一端(上流端)に連通される。
下流側油路56は、カムキャップ40の右部に形成される孔である。下流側油路56は、偏平油路55からの潤滑油を給油部材60へと供給する。下流側油路56の一端(上流端)は、排気側カムシャフト34とカムキャップ側軸受部41との間のクリアランスに接続され、偏平油路55の他端(下流端)に連通される。また、下流側油路56の他端(下流端)は、取付部42の上側面から開放される。こうして、給油部材60がカムキャップ40の取付部42に固定された場合に、下流側油路56の他端(下流端)は給油部材60の内側油路61と流入口63を介して連通される。下流側油路56は、正面視で下流端から上流端まで、左上方へ向けて直線状に延出される。
上述の如く構成された潤滑油路50においては、上流側油路51、軸受油路部52(シリンダヘッド側軸受油路53及びカムキャップ側軸受油路54)、偏平油路55及び下流側油路56が互いに連通され、全体で1本の油路として形成される。
以下では、図5から図9までを用いて、潤滑油路50における潤滑油の流通の態様について説明する。
なお、以下の図面において、黒色の破線矢印は、潤滑油の流れを示すものとする。
まず、図5(a)及び(b)においては、排気側カムシャフト34が回転を開始した直後の状態を示している。なお、本実施形態において排気側カムシャフト34は、正面視で反時計回りに回転するものとする。
図5(a)に示すように、オイルギャラリー12の潤滑油は、上流側油路51へと流入する。当該上流側油路51へと流入された潤滑油は、当該上流側油路51を正面視で左上方へ向けて流通する。当該上流側油路51を流通した潤滑油は、軸受油路部52(より詳細には、シリンダヘッド側軸受油路53)へと流入する。当該軸受油路部52のシリンダヘッド側軸受油路53へと流入した潤滑油は、当該シリンダヘッド側軸受油路53からカムキャップ側軸受油路54へと流入する。
ここで、偏平油路55の径方向幅W1は、前述したように当該偏平油路55を潤滑油が容易に流通しない程度の幅に形成される(図3(b)参照)。なお、本実施形態において前記「偏平油路55を潤滑油が容易に流通しない程度の幅」とは、排気側カムシャフト34が回転していない状態において潤滑油が流通不能であって、排気側カムシャフト34が回転している状態において前記回転に伴って潤滑油が流通可能となるような幅を指すものとする。当該幅は、実験や数値解析等によって予め求めることが可能である。
こうして、排気側カムシャフト34が回転を開始した直後の状態においては、潤滑油が軸受油路部52を流通したとしても、当該潤滑油が偏平油路55へと直ぐに流入することがない。すなわち、排気側カムシャフト34が回転を開始した直後の状態においては、軸受油路部52へと流入した潤滑油は、図5(b)に示すように、当該軸受油路部52内に充填される。
また、図6(a)及び(b)においては、図5に示す状態から排気側カムシャフト34が回転を継続した状態(すなわち、排気側カムシャフト34が回転している状態)を示している。
図6(a)及び(b)に示すように、排気側カムシャフト34が回転している状態においては、軸受油路部52を流通する潤滑油(軸受油路部52内に充填された潤滑油)は、排気側カムシャフト34の回転によるせん断流れによって偏平油路55へと流入する。すなわち、潤滑油の粘性によって、排気側カムシャフト34の回転にともなって当該潤滑油が偏平油路55へと流入するように促される。
こうして、排気側カムシャフト34が回転している状態においては、偏平油路55を潤滑油が流通する。なお、図6(b)に示すように、当該偏平油路55を流通する潤滑油の量は、他の油路(例えば上流側油路51や、軸受油路部52)を流通する潤滑油の量と比べて大幅に少なくなる。
また、図7(a)及び(b)においては、図6に示す状態から排気側カムシャフト34が回転を継続した状態を示している。
図7(a)及び(b)に示すように、排気側カムシャフト34が回転を継続すると、偏平油路55を流通する潤滑油は、下流側油路56へと流入する。当該下流側油路56へと流入された潤滑油は、当該下流側油路56を正面視で左上方へ向けて流通する。
また、図8(a)及び(b)においては、図7に示す状態から排気側カムシャフト34が回転を継続した状態を示している。
図8(a)及び(b)に示すように、排気側カムシャフト34が回転を継続すると、下流側油路56を流通する潤滑油は、給油部材60の内側油路61へと流入口63を介して流入する。当該内側油路61へと流入された潤滑油は、当該内側油路61を下流側(具体的には、吐出口62側)へ向けて流通する。給油部材60の内側油路61を流通した潤滑油は、吐出口62を介して排気側カムシャフト34のカム36・36へと上方から滴下される(図4参照)。
このように、潤滑油路50における潤滑油の流通の態様においては、潤滑油が、上流側油路51、軸受油路部52(シリンダヘッド側軸受油路53及びカムキャップ側軸受油路54)、偏平油路55及び下流側油路56を順番に流通した後、給油部材60により排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと供給される。
なお、本実施形態においては、偏平油路55を流通する潤滑油の圧力損失を、他の油路(例えば上流側油路51や、軸受油路部52)を流通する潤滑油の圧力損失と比べて大幅に大きくすることができる。こうして、本実施形態における構成は、従来技術のように、排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと間欠的に潤滑油を供給する構成ではないが(すなわち、排気側カムシャフト34が回転している状態においては、恒常的に潤滑油を供給する構成であるが)、排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができる。
また、潤滑油路50は、従来技術のように、例えば排気側カムシャフト34の外周面を連通する貫通孔を穿孔する(加工を行う)必要が無い。すなわち、排気側カムシャフト34が中空の部材である場合等、当該排気側カムシャフト34に加工を行うことができない場合であっても、潤滑油路50を形成することができる。
また、潤滑油路50の一部を構成する偏平油路55は、排気側カムシャフト34とカムキャップ側軸受部41との間のクリアランスを利用して形成される油路である。このように、一般的に存在するクリアランスを潤滑油路50の一部とすることによって、例えば新たな孔を穿孔する(加工を行う)必要が無く、簡易な構成で偏平油路55を設けることができる。
また、排気側カムシャフト34が回転している状態においては、軸受油路部52を流通する潤滑油が偏平油路55へと流入するものである。そして、排気側カムシャフト34の回転速度が速くなった場合(エンジン1が高速回転をした場合)には、当該排気側カムシャフト34の回転にともなって当該潤滑油が偏平油路55へと流入するように一層促されるため、当該偏平油路55を流通する潤滑油の量を増加させることができる。一方、排気側カムシャフト34の回転速度が遅くなった場合(エンジン1が低速回転をした場合)には、当該排気側カムシャフト34の回転にともなって当該潤滑油が偏平油路55へと流入するようにあまり促されないため、当該偏平油路55を流通する潤滑油の量を減少させることができる。このように、偏平油路55を流通する潤滑油の量は、排気側カムシャフト34の回転速度に応じて調整することができるため、適切な量の潤滑油を排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと供給することができる。
なお、図9(a)及び(b)においては、図8に示す状態から排気側カムシャフト34が回転を停止した状態(エンジン1が停止した状態)を示している。
図9(a)に示すように、排気側カムシャフト34が回転を停止した状態(エンジン1が停止した状態)においては、オイルギャラリー12及び潤滑油路50に潤滑油が流通されない(流れない)。そして、潤滑油路50に充填されている潤滑油は、自重により下方へと移動して当該潤滑油路50から脱落しようとする。
ここで、図9(b)に示すように、潤滑油路50のうち、軸受油路部52に充填されている潤滑油は、下方へと移動することができない。具体的には、軸受油路部52の下流端は、偏平油路55に接続されている。したがって、排気側カムシャフト34が回転していない状態においては、吐出口62から逆流してきた空気は偏平油路55で止めることができる。こうして、軸受油路部52に充填されている潤滑油は、当該軸受油路部52に充填されたままとなる。
こうして、エンジン1が停止した状態から再始動させると、軸受油路部52に充填されたままの潤滑油を用いて、排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)を潤滑することができる。すなわち、エンジン1を再始動させた場合に、潤滑油を排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと素早く供給することができる。
なお、具体的な説明は省略したが、吸気バルブ131を開閉させるための吸気側の構造においても、排気バルブ31を開閉させるための排気側の構造と同様に、潤滑油が流通される。
以上のように、本発明の一実施形態に係るエンジン1の潤滑油供給機構は、潤滑油が流通する潤滑油路50を具備し、前記潤滑油路50を流通した潤滑油を排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、前記潤滑油路50には、排気側カムシャフト34の外周面と前記排気側カムシャフト34を回転可能に支持するカムキャップ側軸受部41の内周面とにより区画される偏平油路55が含まれ、前記偏平油路55は、前記排気側カムシャフト34が回転していない状態で、潤滑油が流通不能に構成され、前記排気側カムシャフト34が回転している状態で、前記回転に伴って潤滑油が流通可能に構成されるものである。
このような構成により、排気側カムシャフト34を加工しなくとも当該排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)に対して潤滑油が過剰に供給されるのを防止することができる。
また、エンジン1の潤滑油供給機構において、前記偏平油路55を流通する潤滑油の量は、前記排気側カムシャフト34の回転速度に応じて調整されるものである。
このような構成により、適切な量の潤滑油を排気側カムシャフト34のカム36・36(所定の潤滑部)へと供給することができる。
また、エンジン1の潤滑油供給機構において、前記偏平油路55は、前記排気側カムシャフト34と前記カムキャップ側軸受部41との間のクリアランスを利用して形成されるものである。
このような構成により、簡易な構成で偏平油路55を設けることができる。
また、エンジン1の潤滑油供給機構において、前記シャフトは、前記エンジン1の排気側カムシャフト34であるものである。
このような構成により、排気側カムシャフト34とカムキャップ側軸受部41との間のクリアランスを利用した簡易な構成で偏平油路55を設けることができる。
なお、本実施形態においては、本発明に係る「所定の潤滑部」として、排気側カムシャフト34のカム36・36を想定しているが、これに限定するものではない。例えば、本発明に係る「所定の潤滑部」として、排気バルブ31のバルブステムや、ロッカアーム32・32のローラ35・35を想定するものであってもよい。
また、本実施形態において潤滑油路50は、本発明に係る「潤滑油路」の一実施形態である。本発明に係る「潤滑油路」の構成は、これに限定するものではない。例えば、本発明に係る「潤滑油路」は、油路の形状や長さや配置を任意に設定することができる。
また、本実施形態において偏平油路55は、本発明に係る「区画油路」の一実施形態である。本発明に係る「区画油路」の構成は、これに限定するものではない。例えば、本発明に係る「区画油路」は、配置や、周方向の長さ等を任意に設定することができる。また、例えば、本発明に係る「区画油路」は、排気側カムシャフト34とカムキャップ側軸受部41との間のクリアランスではなく、排気側カムシャフト34とシリンダヘッド側軸受部11との間のクリアランスを利用して形成される構成であってもよい。
以下では、本発明に係る「区画油路」の第二実施形態に係る偏平油路255、及び第三実施形態に係る偏平油路355の構成について説明する。
図10(a)においては、本発明に係る「区画油路」の第二実施形態に係る偏平油路255を示している。偏平油路255の径方向幅W2は、排気側カムシャフト34とカムキャップ側軸受部41との間のクリアランスの幅(すなわち、第一実施形態に係る偏平油路55の径方向幅W1)よりも大きくなるように設定される。
このような構成により、排気側カムシャフト34が回転している状態において、偏平油路255から下流側油路56へと流入する潤滑油の量を、偏平油路255の径方向幅を前記クリアランスの幅と同一とした場合(すなわち、第一実施形態に係る偏平油路55)と比べて増加させることができる。
図10(b)及び(c)においては、本発明に係る「区画油路」の第三実施形態に係る偏平油路355を示している。偏平油路355においてカムキャップ側軸受部41の内周面には、外径方向に凹んだ溝部355aが形成される。溝部355aは、偏平油路355の上流端と下流端との間を周方向に亘るように形成される。
このような構成により、排気側カムシャフト34が回転している状態において、偏平油路355から下流側油路56へと流入する潤滑油の量を、第一実施形態に係る偏平油路55と比べて増加させることができる。
1 エンジン
34 排気側カムシャフト
36 カム
41 カムキャップ側軸受部
55 偏平油路

Claims (4)

  1. 潤滑油が流通する潤滑油路を具備し、
    前記潤滑油路を流通した潤滑油を所定の潤滑部へと供給するエンジンの潤滑油供給機構であって、
    前記潤滑油路には、シャフトの外周面と前記シャフトを回転可能に支持する軸受部の内周面とにより区画される区画油路が含まれ、
    前記区画油路は、
    前記シャフトが回転していない状態で、潤滑油が流通不能に構成され、
    前記シャフトが回転している状態で、前記回転に伴って潤滑油が流通可能に構成される、
    ことを特徴とするエンジンの潤滑油供給機構。
  2. 前記区画油路を流通する潤滑油の量は、前記シャフトの回転速度に応じて調整される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  3. 前記区画油路は、前記シャフトと前記軸受部との間のクリアランスを利用して形成される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
  4. 前記シャフトは、前記エンジンのカムシャフトである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のエンジンの潤滑油供給機構。
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