JP2015159214A - 電磁波シールドフィルム及びフレキシブルプリント基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキシブルプリント基板等の電子部品の軽量化・薄型化に対応でき、耐ハゼ折り性に優れ、且つ凹凸を有する電子部品の表面に貼付しても優れた形状追従性と密着性を有する電磁波シールドフィルム、及びフレキシブルプリント基板を提供する。
【解決手段】電磁波シールドフィルムであって、少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成されることを特徴とする電磁波シールドフィルム。
【選択図】図1
【解決手段】電磁波シールドフィルムであって、少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成されることを特徴とする電磁波シールドフィルム。
【選択図】図1
Description
本発明は、電磁波シールドフィルム及びフレキシブルプリント基板に関する。より詳細に、本発明は、Z折りを行ってもクラックが発生しない電磁波シールドフィルム、及びこの電磁波シールドフィルムを用いたフレキシブルプリント基板に関する。
従来から、携帯電話、医療機器のように電磁波の影響を受けやすい電子部品や、半導体素子等の発熱性電子部品、さらにはコンデンサ一、コイル等の各種電子部品、またはこれらの電子部品を回路基板に実装された電子機器は、電磁波によるノイズの影響を軽減するためその表面に電磁波シールドフィルムが貼付されている。このような電磁波シールドフィルムとしては、特許文献1〜4に記載されている様な、絶縁性材料からなる基材層と基材層の一方または双方の面に積層した金属層とを有するものが使用されてきた。
しかしながら、こうした金属層を有する電磁波シールドフィルムを、上記の電子部品の表面に貼付した場合、近年要望が高まりつつある軽量化・薄型化に対応できないという問題があった。また、特に柔軟性が要求されるフレキシブルプリント基板の表面に従来の金属層を有する電磁波シールドフィルムを貼付すると、充分な柔軟性や屈曲性が得られないことがあり、小型携帯機器等の限られたスペース部分での配線に適用すると、耐ハゼ折り性が劣るために電磁波シールドフィルムの一部にクラックが発生する事があるという問題があった。さらに、凹凸を有する電子部品の表面に電磁波シールドフィルムを貼付すると、電磁波シールドフィルムが表面の凹凸に対して充分な形状追従性や密着性が得られないという問題があった。
本発明は、フレキシブルプリント基板等の電子部品の軽量化・薄型化に対応でき、耐ハゼ折り性に優れ、且つ凹凸を有する電子部品の表面に貼付しても優れた形状追従性と密着性を有する電磁波シールドフィルム、及びフレキシブルプリント基板を提供することを課題とする。
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討した。その結果、少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成される電磁波シールドフィルムが、上記の問題を解決することができることを見出した。本発明は、これらの知見に基づき、さらに検討を重ねた結果、完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は以下の態様を包含するものである。
[1] 電磁波シールドフィルムであって、少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成されることを特徴とする電磁波シールドフィルム。
[2] 電磁波遮断層は、導電性組成物及びバインダーを含有し、バインダーが非晶質熱可塑性樹脂を主成分とすることを特徴とする[1]に記載の電磁波シールドフィルム。
[3] バインダーが15質量%以上55質量%以下の配合量であることを特徴とする[1]または[2]に記載の電磁波シールドフィルム。
[4] 非晶質熱可塑性樹脂が非晶質ポリエステル系樹脂であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[5] 基材層は、少なくとも2つの層が積層された積層体を備えることを特徴とする[1]ないし[4]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[6] 基材層は、第1の層と、第2の層と、第3の層とが順に積層された積層体であることを特徴とする[1]ないし[5]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[7] 第1の層の厚さT(A)と第2の層の厚さT(C)と第3の層の厚さT(B)が下記式(1)を満たすことを特徴とする[1]ないし[6]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム.
0.05<T(C)/(T(A)+T(B))<10・・・(1)
[8] さらに、絶縁層を基材層の表面あるいは電磁波遮断層の表面に積層することを特徴とする[1]ないし[7]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[9] 電子部品を搭載する基板であって、[1]ないし[8]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムを基板上の凹凸の被覆部材として備え、凹凸は、1mm以上の段差を有することを特徴とする基板。
[10] [1]ないし[8]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムを電磁波遮蔽部材として備えることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
[1] 電磁波シールドフィルムであって、少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成されることを特徴とする電磁波シールドフィルム。
[2] 電磁波遮断層は、導電性組成物及びバインダーを含有し、バインダーが非晶質熱可塑性樹脂を主成分とすることを特徴とする[1]に記載の電磁波シールドフィルム。
[3] バインダーが15質量%以上55質量%以下の配合量であることを特徴とする[1]または[2]に記載の電磁波シールドフィルム。
[4] 非晶質熱可塑性樹脂が非晶質ポリエステル系樹脂であることを特徴とする[1]ないし[3]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[5] 基材層は、少なくとも2つの層が積層された積層体を備えることを特徴とする[1]ないし[4]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[6] 基材層は、第1の層と、第2の層と、第3の層とが順に積層された積層体であることを特徴とする[1]ないし[5]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[7] 第1の層の厚さT(A)と第2の層の厚さT(C)と第3の層の厚さT(B)が下記式(1)を満たすことを特徴とする[1]ないし[6]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム.
0.05<T(C)/(T(A)+T(B))<10・・・(1)
[8] さらに、絶縁層を基材層の表面あるいは電磁波遮断層の表面に積層することを特徴とする[1]ないし[7]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
[9] 電子部品を搭載する基板であって、[1]ないし[8]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムを基板上の凹凸の被覆部材として備え、凹凸は、1mm以上の段差を有することを特徴とする基板。
[10] [1]ないし[8]のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムを電磁波遮蔽部材として備えることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
本発明の電磁波シールドフィルムは、電子部品の軽量化・薄型化に対応でき、耐ハゼ折り性に優れ、且つ凹凸を有する電子部品の表面に貼付しても優れた形状追従性と密着性を有する。また、本発明のフレキシブルプリント基板は、表面に本発明の電磁波シールドフィルムが電磁波遮蔽層として用いられているので、電子部品の軽量化・薄型化に対応でき、耐ハゼ折り性に優れ、且つ凹凸を有するフレキシブルプリント基板の表面と電磁波遮蔽層の密着性に優れる。
本発明の電磁波シールドフィルムは、少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成されることを特徴とする。本発明において、基材層は、電磁波遮断層の保護フィルムとしての機能を有するとともに、図7に示される様に、凹凸を有する電子部品の表面に電磁波遮断層3が貼付する際に、電磁波遮断層3が良好な形状追従性と密着性を保持せしめる機能とを有する。基材層は、凹凸を有する電子部品の表面に電磁波遮断層が貼付された後、電磁波遮断層から剥離される。本発明において、電磁波遮断層は、凹凸を有する電子部品の表面に隙間なく密着されるので、電子部品の優れた電磁波シールド層として機能する。
本発明の電磁波シールドフィルムは、1.第1実施形態、2.第2実施形態、3.第3実施形態、4.第4実施形態、5.第5実施形態、6.第6実施形態、及び7.その他の実施形態、を包含する。
以下に、第1実施形態〜第6実施形態、及びその他の実施形態について詳細に説明する。また、7.その他の実施形態、及び8.電子部品の被覆方法についても説明する。
以下に、第1実施形態〜第6実施形態、及びその他の実施形態について詳細に説明する。また、7.その他の実施形態、及び8.電子部品の被覆方法についても説明する。
1.第1実施形態
図1は、本発明の電磁波シールドフィルムの第1実施形態を示す縦断面図である。
なお、以下において、図1中の上側を上と呼び、下側を下と呼ぶことがある(以下、図2〜図7においても同様である)。
図1は、本発明の電磁波シールドフィルムの第1実施形態を示す縦断面図である。
なお、以下において、図1中の上側を上と呼び、下側を下と呼ぶことがある(以下、図2〜図7においても同様である)。
第1実施形態は、図1に示す様に、基材層1が第1の層11、第2の層13、及び第3の層12の3層より成り、この3層がこの順に積層しており、第3の層12の下面に電磁波遮断層3が接触して積層している形態である。さらに電磁波遮断層3の下面には、必要に応じて絶縁層2が積層していても良い。
<基材層>
まず、基材層1について説明する。
基材層1は、図7の電磁波シールドフィルムを電子部品に貼付する工程において、電磁波シールドフィルム100を、基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を押しみ被覆する際に、電磁波遮断層3が良好な形状追従性と密着性を保持せしめる機能とを有する。基材層1は、基板5上の凹凸6の表面に電磁波遮断層が貼付された後、電磁波遮断層から剥離される。
まず、基材層1について説明する。
基材層1は、図7の電磁波シールドフィルムを電子部品に貼付する工程において、電磁波シールドフィルム100を、基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を押しみ被覆する際に、電磁波遮断層3が良好な形状追従性と密着性を保持せしめる機能とを有する。基材層1は、基板5上の凹凸6の表面に電磁波遮断層が貼付された後、電磁波遮断層から剥離される。
本発明において、基材層1の150℃における貯蔵弾性率は2.0E+05Pa以上5.0E+08Pa以下が好ましく、1.0E+06Pa以上30E+08Pa以下であるのがより好ましく、3.0E+06Pa以上9.0E+07Pa以下であるのがさらに好ましい。第1実施形態の場合、基材層1を構成する、第1の層11、第2の層13、及び第3の層12の各層の平均線膨張係数を、適宜設定することで基材層1の150℃における貯蔵弾性率を上記の範囲に容易に設定することができる。
基材層1の150℃における貯蔵弾性率を上記の範囲にすることによって電磁波シールドフィルム100を、基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を押しみ被覆する際に、電磁波遮断層3が良好な形状追従性と密着性を保持せしめることができる。これによって、電磁波シールド(遮断)性が向上する。
基材層1の150℃における貯蔵弾性率を上記の範囲にすることによって電磁波シールドフィルム100を、基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を押しみ被覆する際に、電磁波遮断層3が良好な形状追従性と密着性を保持せしめることができる。これによって、電磁波シールド(遮断)性が向上する。
また、基材層1の150℃における貯蔵弾性率を上記範囲とすることにより、基板5に設けられた凹凸6の段差が0.5mm以上、さらに1.0mmないし3.0mm程度に大きい場合であっても、また凸部61の離間距離が200μm以下、さらに100μmないし150μm程度に短くても、電磁波遮断層3を凹凸6の形状に対応して良好な形状追従性と密着性を保持して、確実に押し込むことができる。
本発明において、基材層1の25℃における貯蔵弾性率は1.0E+07Pa以上1.0E+10以下Paが好ましく、5.0E+08Pa以上5.0E+09Pa以下であるのがより好ましい。上記範囲であれば基材層1は、電磁波シールドフィルム100の加熱前には固形状であり、加熱時には半固形状とすることができる。これによって、電磁波シールドフィルム100にシワ等を生じさせることなく貼付することができ、規定のサイズにカットする際の作業性も向上する事ができ、さらに電磁波遮断層3を凹凸6が有する凹部62内に確実に押し込むことができる。第1実施形態において、貯蔵弾性率の範囲を有する基材層1は、少なくとも第1の層11及び第3の層12が熱可塑性樹脂で構成され、貼付工程で電磁波シールドフィルム100が加熱された後においても、25℃における貯蔵弾性率が上記範囲を維持していることが好ましい。こうする事によって、剥離工程において、電磁波遮断層3から基材層1を容易に剥離させることができる。
基材層1の120℃における貯蔵弾性率をAPa、基材層1の150℃における貯蔵弾性率をBPaとしたとき、0.02≦A/B≦1.00なる関係を満足するのが好ましく、0.02≦A/B≦0.50なる関係を満足するのがより好ましい。この範囲において基材層1は、加熱時において、加熱時の温度変化に起因する基材層1の貯蔵弾性率の変化の幅は小さくでき、加熱時の温度条件を変化させても、温度変化に起因する基材層1の貯蔵弾性率の変化の幅を必要最小限に小さくとどめることができるため、電磁波遮断層3を凹部62内に確実に押し込むことができる。
基材層1の25℃、120℃及び150℃における貯蔵弾性率は、例えば、動的粘弾性測定装置(セイコーインスツルメント社製、「DMS6100」)を用いて、25〜200℃までの貯蔵弾性率を、49mNの定荷重の引張モードで昇温速度5℃/分、周波数1Hzで測定し、25℃、120℃及び150℃での貯蔵弾性率を、読み取ることにより求めることができる。
第1実施形態において、第1の層11の厚さT(A)と第2の層13の厚さT(C)と第3の層12の厚さT(B)は、次の関係式を満たすことが好ましく、
0.05<T(C)/(T(A)+T(B))<10 ・・・(1)
次の関係式を満たすことがより好ましく、
0.14<T(C)/(T(A)+T(B))<4 ・・・(2)
さらに好ましくは次の関係式を満たすことである。
0.3<T(C)/(T(A)+T(B))<1.5 ・・・(3)
第1の層11の厚みT(A)と、第3の層12の厚みT(B)と、第2の層13の厚みT(C)とが、上記関係式を満たすことにより、形状追従性が特に向上する。
0.05<T(C)/(T(A)+T(B))<10 ・・・(1)
次の関係式を満たすことがより好ましく、
0.14<T(C)/(T(A)+T(B))<4 ・・・(2)
さらに好ましくは次の関係式を満たすことである。
0.3<T(C)/(T(A)+T(B))<1.5 ・・・(3)
第1の層11の厚みT(A)と、第3の層12の厚みT(B)と、第2の層13の厚みT(C)とが、上記関係式を満たすことにより、形状追従性が特に向上する。
基材層1の全体の厚みT(F)は、特に限定されないが、20μm以上300μm以下であることが好ましく、40μm以上220μm以下であることがより好ましく、70μm以上160μm以下であることがさらに好ましい。基材層1の全体の厚みT(F)が20μmよりも薄い場合には、第1の層11が破断して基材層1の離型性が低下するという恐れがあり、300μmよりも厚い場合には、基材層1の形状追従性が低下して電磁波遮断層3の形状追従性が低下するという恐れがある。
<第1の層>
基材層1を構成する第1の層11は、図7の電磁波シールドフィルムを電子部品に貼付る工程において、電子部品の基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を、基材層1の上部から真空加圧式ラミネーター等を用いて押し込んだ後に、真空加圧式ラミネーター等の押圧部と基材層1が離型しやすくする層である。また、第2の層13側に押圧部からの押圧力を伝播するためのものである。
基材層1を構成する第1の層11は、図7の電磁波シールドフィルムを電子部品に貼付る工程において、電子部品の基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を、基材層1の上部から真空加圧式ラミネーター等を用いて押し込んだ後に、真空加圧式ラミネーター等の押圧部と基材層1が離型しやすくする層である。また、第2の層13側に押圧部からの押圧力を伝播するためのものである。
第1の層11の構成材料としては、特に限定されず、例えば、シンジオタクチックポリスチレン、ボリメチルペンテン、ボリブチレンテレブタレート、ポリプロピレン、環状オレフィンポリマー、シリコーン等の樹脂が挙げられる。これらの中でも、シンジオタクチックポリスチレンが好ましい。シンジオタクチックポリスチレンは、結晶性を有しているので、第1の層11と真空加圧式ラミネーター等の押圧部との離型性に優れており、耐熱性や形状追従性にも優れている。
第1の層11にシンジオタクチックポリスチレンを用いる場合、その含有量は、特に制限されないが、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上100質量%以下であることがより好ましく、80質量%以上100質量%以下であることがさらに好ましい。シンジオタクチックポリスチレンの含有量が60質量%より少ないと第1の層11の離型性が低下する恐れがある。
第1の層11には、スチレン系エラストマ一、ポリエチレン、またはポリプロピレン等が含有していてもよい。
第1の層11の厚みT(A)は、特に限定されないが、5μm以上100μm以下が好ましく、10μm以上70μm以下がより好ましく、20μm以上50μm以下がさらに好ましい。第1の層11の厚みが5μmより薄くなると第1の層11が破断して離型性が低下する恐れがあり、100μmより厚くなると基材層1の形状追従性が低下して電磁波遮断層3の形状追従性が低下する恐れがある。上記の関係式(1)を満足できる範囲であることが好ましい。
第1の層11の25〜150℃における平均線膨張係数は、40ppm/℃以上1000ppm/℃以下であること好ましく、80ppm/℃以上700ppm/℃以下であることがより好ましい。第1の層11の25〜150℃における平均線膨張係数を、かかる範囲に設定することにより、電磁波シールドフィルム100の加熱時において、第1の層11は優れた伸縮性を有するものとなり、電磁波遮断層3の凹凸6に対する形状追従性をより確実に向上させることができる。
第1の層11の表面張力は、20mN/m以上40mN/m以下であるのが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であるのがより好ましい。第1の層11の表面張力をかかる範囲に設定することにより、第1の層11は離型性に優れた性能となるので、真空加圧式ラミネーター等を用いた押し込みの後に、押圧部から第1の層11を容易に剥離する事ができる。
<第3の層>
基材層1を構成する第3の層12は、図7に示す様に、電磁波シールドフィルムを電子部品に貼付けた後に、電磁波遮断層3から基材層1を剥離する際に、基材層1と電磁波遮断層3の剥離性の機能を付与するためのものである。また、基板5上の凹凸形状に応じて、第3の層12が追従する追従性を有する機能と、電磁波遮断層3側に押圧部からの押圧力を伝播する機能を併せ持つ。
基材層1を構成する第3の層12は、図7に示す様に、電磁波シールドフィルムを電子部品に貼付けた後に、電磁波遮断層3から基材層1を剥離する際に、基材層1と電磁波遮断層3の剥離性の機能を付与するためのものである。また、基板5上の凹凸形状に応じて、第3の層12が追従する追従性を有する機能と、電磁波遮断層3側に押圧部からの押圧力を伝播する機能を併せ持つ。
第3の層12の構成材料としては、特に限定されないが上記の第1の層11の構成材料と同様の材料を用いることができる。第1の層11と同様にシンジオタクチックポリスチレンが好ましい。シンジオタクチックポリスチレンは、結晶性を有しているので、第3の層12と電磁波遮断層3との離型性に優れており、耐熱性や形状追従性にも優れている。第3の層12は、第1の層11を構成する樹脂と同じであっても良いし、異なっていても良い。
第3の層12の厚みT(B)は、特に限定されないが、5μm以上100μm以下が好ましく、10μm以上70μm以下がより好ましく、20μm以上50μm以下がさらに好ましい。第3の層12の厚みが5μmより薄くなると耐熱性が不足して、電磁波遮断層が変形するおそれがあり、100μmより厚くなると電磁波シールドフィルム全体の厚みが厚くなり、カット等の作業性が低下する恐れがあり、コスト面でも経済的ではない。
第3の層12の厚みは、第1の層11の厚みと同じであっても異なっていても良いが、上記の関係式(1)を満足できる範囲であることが好ましい。
第3の層12の厚みは、第1の層11の厚みと同じであっても異なっていても良いが、上記の関係式(1)を満足できる範囲であることが好ましい。
第3の層12の25〜150℃における平均線膨張係数は、40ppm/℃以上1000ppm/℃以下であるのが好ましく、80ppm/℃以上700ppm/℃以下であるのがより好ましい。第3の層12の25〜150℃における平均線膨張係数をかかる範囲に設定することにより、電磁波シールドフィルム100の加熱時において、第3の層12は優れた伸縮性を有するものとなり、第3の層12の形状追従性や電磁波遮断層3の凹凸6に対する形状追従性をより確実に向上させることができる。
第3の層12の表面張力は、20mN/m以上40mN/m以下であるのが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であるのがより好ましい。第3の層12の表面張力をかかる範囲に設定することにより、第3の層12は離型性に優れた性能となるので、真空加圧式ラミネーター等を用いた押し込みの後に、基材層1と電磁波遮断層3を確実に剥離させることができる。
<第2の層>
基材層1を構成する第2の層13は、基材層1の上部から第3の層12を介して電磁波遮断層3を凹凸6に押し込むためのクッションとしての機能と、電磁波遮断層3を凹凸6に均一に押し込む機能とを有するものである。第2の層13によって、電磁波遮断層3と凹凸6との聞にボイドを発生させることなく、電磁波遮断層3を凹凸6に優れた密閉性をもって押し込むことができる。
基材層1を構成する第2の層13は、基材層1の上部から第3の層12を介して電磁波遮断層3を凹凸6に押し込むためのクッションとしての機能と、電磁波遮断層3を凹凸6に均一に押し込む機能とを有するものである。第2の層13によって、電磁波遮断層3と凹凸6との聞にボイドを発生させることなく、電磁波遮断層3を凹凸6に優れた密閉性をもって押し込むことができる。
第2の層13の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のαオレフィン系重合体、エチレン、ブロピレン、ブテン、ぺンテン、ヘキセン、メチルペンテン等を含有するαオレフィン系共重合体、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルファイド等のエンジニアリングプラスチックス系樹脂等が挙げられ、これらを単独で使用しても良く、あるいは複数併用しでもよい。これらの樹脂のうち、αオレフィン系共重合体を用いることが好ましく、エチレン等のαオレフィンと、(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体、エチレンと(メタ)アクリル酸との共重合体(EMMA)、及びそれらの部分イオン架橋物等がより好ましい。αオレフィン系共重合体は、形状追従性に優れ、さらに、第3の層12の構成材料と比較して柔軟性に優れるので、凹凸6に対して押し込むためのクッション機能を確実に付与することができる。
第2の層13の厚みT(C)は、上記の関係式を満足できる範囲であることが好ましい。10μm以上100μm以下が好ましく、20μm以上80μm以下がより好ましく、30μm以上60μm以下がさらに好ましい。第2の層13の厚みが10μmより薄くなると第2の層13の形状追従性が不足し、熱圧着工程で凹凸6への追従性が不足するという恐れがあり、100μmより厚くなると熱圧着工程において、第2の層13を通して樹脂のシミ出しが多くなり、圧着装置の熱盤に付着し、作業性が低下するという恐れがあり、また、電磁波シールドフィルム全体の総厚みが厚くなり、カット等の作業性が低下する恐れがあり、さらにコスト面でも経済的ではない。
第2の層13の25〜150℃における平均線膨張係数は、400ppm/℃以上が好ましく、800ppm/℃以上がより好ましい。第2の層13の平均線膨張係数をかかる範囲に設定することにより、電磁波シールドフィルム100の加熱時において、第3の層12よりも優れた伸縮性を有するものにすることができる。これによって、第2の層13、さらには電磁波遮断層3の凹凸6に対する形状追従性をより確実に向上させることができる。
<電磁波遮断層>
電磁波遮断層3は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成される。これによって凹凸を有する電子部品4の表面に隙間なく密着され、Z折りしてもクラックの発生がなく、電子部品4の電磁波シールド層として優れた機能を発揮する。
電磁波遮断層3は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成される。これによって凹凸を有する電子部品4の表面に隙間なく密着され、Z折りしてもクラックの発生がなく、電子部品4の電磁波シールド層として優れた機能を発揮する。
本発明の電磁波シールドフィルムに用いられる電磁波遮断層3は導電性組成物及びバインダーを含有する。これによって、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物とすることができる。本発明において、電磁波遮断層3は、導電性組成物及びバインダーを含有すること以外は特に限定されず、如何なる形態で電磁波を遮断するものであってもよい。例えば、電磁波遮断層3は電磁波遮断層3に入射した電磁波を反射させることにより遮断・遮蔽する反射層であっても良く、あるいは電磁波遮断層3に入射した電磁波を吸収することにより遮断・遮蔽する吸収層であっても良い。また、反射層と吸収層が積層された層であってもよく、反射層を構成する物質と吸収層を構成する物質の混合物から成る層でも良い。
電磁波遮断層3が反射層である場合には、導電性接着剤層を用いることが好ましい。導電性接着剤層は、その膜厚(厚み)を比較的薄く設定したとしても、優れた電磁波シールド性を発揮するため、反射層として好ましく用いられる。
導電性接着剤層は、導電性組成物である金属粉とバインダーを含有する。金属粉は、例えば、金、銀、銅または銀コート銅、ニッケル等が挙げられる。これらの中でも、電磁波シールド性に優れているという理由から、銀を用いることが好ましい。
バインダーは、非晶質熱可塑性樹脂を主成分とすることが好ましい。非晶質熱可塑性樹脂としては、非晶質ポリエステル系樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂;ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂;GPPS等のポリスチレン系樹脂;ビスフェノールA型ポリカーボネート等のポリカーボネート系樹脂;等が例示できる。これらの非晶質熱可塑性樹脂のうち、層間の密着力の点から、非晶質ポリエステル系樹脂及びビニル系樹脂が好ましく、基材層及び電子部品との密着力、耐熱性、形状追従性、などのバランスに優れる点から、非晶質ポリエステル系樹脂が特に好ましい。非晶質ポリエステル系樹脂としては、実質的に非晶質であれば特に限定されず、ジカルボン酸成分とジオール成分とで構成される種々のポリエステルが挙げられる。
ジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、5−t−ブチルイソフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、トランス−3,3’−スチルベンジカルボン酸、トランス−4,4’−スチルベンジカルボン酸、4,4’−ジベンジルジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、2,2,6,6−テトラメチルビフェニル−4,4’−ジカルボン酸、1,1,3−トリメチル−3−フェニルインデン−4,5−ジカルボン酸、1,2−ジフェノキシエタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、及びこれらの置換体等の芳香族ジカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘプタデカン二酸、オクタデカン二酸、ノナデカン二酸、イコサン二酸、ドコサン二酸、1,12−ドデカンジオン酸、及びこれらの置換体等の脂肪族ジカルボン酸;1,4−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、1,5−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、2,6−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、シス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、及びこれらの置換体等の脂環式ジカルボン酸などが挙げられる。これらのジカルボン酸成分は、単独でまたは2種以上組み合わせて使用できる。
ジオール成分としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,8−オクタンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2,4−ジメチル−1,3−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の脂肪族ジオール;1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール等の脂環式ジオール;2,2−ビス(4’−β−ヒドロキシエトキシジフェニル)プロパン、ビス(4’−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホン等のビスフェノール系化合物のエチレンオキシド付加物、キシリレングリコール等の芳香族ジオールなどが挙げられる。これらのジオール成分は単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
非晶質ポリエステル系樹脂は、これ以外にも、p−オキシ安息香酸、p−オキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸;安息香酸、ベンゾイル安息香酸等のモノカルボン酸;トリメリット酸等の多価カルボン酸;ポリアルキレングリコールモノメチルエーテル等の1価アルコール;グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン等の多価アルコールなどの構成単位を含んでいてもよい。
本発明において、バインダーは、15質量%以上55質量%以下の配合量であることが好ましく、20質量%以上50質量%以下の配合量であることがより好ましい。バインダーの配合量が15質量%よりも少ない場合には可撓性や電子機器部品との密着性が低下する恐れがあり、55質量%よりも多い場合には電磁波シールド性が悪くなることがある。
導電性接着剤層は、金属粉とバインダー樹脂との他に、さらに難燃剤、レベリング剤、粘度調整剤等を含有しでも良い。
電磁波遮断層3が反射層である場合には、反射層の厚みT(E1)は、特に限定されないが、5μm以上100μm以下が好ましく、8μm以上50μm以下がより好ましく、10μm以上30μm以下がさらに好ましい。反射層の厚みが5μmよりも薄い場合には、反射層の構成材料等によっては耐ハゼ折り性が不足し、搭載部品端部で破断する恐れがあり、100μmよりも厚い場合には反射層の構成材料等によっては形状追従性が不足する恐れがある。また、かかる範囲の厚みT(E1)としても、優れた電磁波シールド性を発揮させることができるため、反射層の厚みT(E1)の薄膜化を実現すること、ひいては、電磁波遮断層3で被覆された電子部品4が搭載された基板5の軽量化を実現することができる。
電磁波遮断層3が吸収層である場合、吸収層は吸収層に入射した電磁波を吸収し、熱エネルギーに変換することにより遮断するものである。電磁波遮断層3を構成する吸収層は、例えば、導電性組成物として金属粉または導電性高分子材料とバインダーを含有する導電吸収材料を主材料として構成される導電吸収層、導電性組成物として炭素系材料または導電性高分子材料とバインダーを含有する誘電吸収材料を主材料として構成される誘電吸収層、及び導電性組成物として軟磁性金属とバインダーを含有する磁性吸収材料を主材料として構成される磁性吸収層等が挙げられ、これらを単独あるいは併用しでもよい。
導電吸収層は、電界を印加した際に材料内部に流れる電流により、電磁エネルギーを熱エネルギーに変換することで電磁波を吸収し、誘電吸収層は、電磁波を誘電損失により熱エネルギーに変換することで電磁波を吸収し、磁性吸収層は、過電流損、ヒステレス損、磁気共鳴等の磁性損失により、電波のエネルギーを熱に変換して消費することで電磁波を吸収する。
電磁波遮断層3を構成する吸収層は、導電吸収層、誘電吸収層、及び磁性吸収層のいずれでも用いることができる。導電吸収層、誘電吸収層、及び磁性吸収層は、その膜厚(厚み)を比較的薄く設定したとしても、特に優れた電磁波シールド性を発揮するため、吸収層として好ましく用いられる。また、その層中に含まれる材料の粒子径が小さいことやその添加量も少なくできることから、その膜厚を比較的容易に薄く設定することができ、また軽量化も可能である。
導電吸収材料に用いられる導電性組成物としては、例えば、導電性高分子、ATO等の金属酸化物、導電性セラミックス等が挙げられる。導電性高分子としては、例えば、ポリアセチレン、ポリピロール、PEDOT(poly−ethylenedioxythiophene)、PEDOT/PSS、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリ(p−フェニレン)、ポリフルオレン、ポリカルバゾール、ポリシランまたはこれらの誘導体等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
誘電吸収材料に用いられる導電性組成物としては、例えば、炭素系材料、導電性高分子等が挙げられる。炭素系材料としては、例えば、単層カーボンナノチューブ、多層カーボンナノチューブのようなカーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、CNナノチューブ、CNナノファイバー、BcNナノチューブ、BcNナノファイバー、グラフェン、カーボンマイクロコイル、カーボンナノコイル、カーボンナノホーン、カーボンナノボール等の炭素等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。導電性高分子等としては、上記の導電性高分子を挙げることができる。
磁性吸収材料に用いられる導電性組成物としては、例えば、鉄、ケイ素鋼、磁性ステンレス(FeCrA1Si合金)、センダスト(FeSiAl合金)、パーマロイ(FeNi合金)、ケイ素銅(FeCuSi合金)、FeSi合金、FeSiB(CuNb)合金のような軟磁性金属、等を挙げることが出来る。
導電吸収材料、誘電吸収材料、及び磁性吸収材料に用いられるバインダーとしては、上記の非晶質熱
可塑性樹脂を主成分とすることが好ましく、非晶質熱可塑性樹脂が非晶質ポリエステル系樹脂であることがより好ましい。バインダーの配合量は、反射層で用いられるバインダーの配合量と同様である。
可塑性樹脂を主成分とすることが好ましく、非晶質熱可塑性樹脂が非晶質ポリエステル系樹脂であることがより好ましい。バインダーの配合量は、反射層で用いられるバインダーの配合量と同様である。
吸収層の厚みT(E2)は、特に限定されないが、1μm以上100μm以下が好ましく、2μm以上80μm以下がより好ましく、3μm以上50μm以下がさらに好ましい。吸収層の厚みT(E2)が1μmよりも薄い場合には、吸収層の構成材料等によっては基板搭載部品の端部で破断する恐れがあり、100μmよりも厚い場合には、吸収層の構成材料等によっては形状追従性が不足する恐れがある。かかる範囲の厚みT(E2)とすることによって、優れた電磁波シールド性を発揮させることができるため、吸収層の厚みT(E2)の薄膜化を実現すること、ひいては、電磁波遮断層3で被覆された電子部品4が搭載された基板5の軽量化を実現することができる。
電磁波遮断層3の150℃における貯蔵弾性率は、1.0E+05Pa以上1.0E+09Pa以下が好ましく、5.0E+05Pa以上5.0E+08Pa以下がより好ましい。150℃における貯蔵弾性率がかかる範囲に設定されることによって、貼付の工程において、電磁波シールドフィルム100を加熱して、基材層1を押圧し基板5上の凹凸6に電磁波遮断層3を押し込んで凹凸6を被覆する際に、電磁波遮断層3の凹凸6に対する形状追従性を向上させることができる。
なお、上記のとおり、電磁波遮断層3は、反射層と吸収層とのいずれであってもよいが、ほぼ同じ電磁波シールド性を有する場合には、吸収層であるのが好ましい。吸収層では、吸収層に入射した電磁波を吸収し、熱エネルギーに変換することで遮断するため、この吸収により電磁波が消滅することから、反射層のように反射した電磁波が、電磁波遮断層3で被覆されていない他の部材等に対して誤作動等の悪影響をおよぼしてしまう、といった欠点を確実に防止することができる。
<絶縁層>
本発明の電磁波シールドフィルムは、必要に応じて絶縁層を基材層1の上面や下面、あるいは電磁波遮断層3の下面に積層することが出来る。図1は、絶縁層2が電磁波遮断層3の下面に積層され、基板5の凹凸6に接する場合の例である。電磁波シールドフィルムを構成する層に絶縁層2を積層することによって、基板5と反対側に位置する他の電子部品等の部材から絶縁する。絶縁層2は電子部品の角部で破れないこと、Z折りを行ってもクラックが発生しないことが重要である。
本発明の電磁波シールドフィルムは、必要に応じて絶縁層を基材層1の上面や下面、あるいは電磁波遮断層3の下面に積層することが出来る。図1は、絶縁層2が電磁波遮断層3の下面に積層され、基板5の凹凸6に接する場合の例である。電磁波シールドフィルムを構成する層に絶縁層2を積層することによって、基板5と反対側に位置する他の電子部品等の部材から絶縁する。絶縁層2は電子部品の角部で破れないこと、Z折りを行ってもクラックが発生しないことが重要である。
絶縁層2は、熱硬化性絶縁樹脂でも熱可塑性絶縁樹脂でもどちらでもよいが、熱可塑性絶縁樹脂が好ましい。熱可塑性絶縁樹脂は、屈曲性に優れたフィルムとなることから、図1の例の場合の貼付工程において、絶縁層2を、凹凸6の形状に対応して確実に追従させることができる。また、熱可塑性絶縁樹脂は、その軟化点温度に加熱すると、接着対象の基板から再剥離することができるので、基板の修理の際には、特に有用である。
熱可塑性絶縁樹脂としては、例えば、熱可塑性ポリエステル系樹脂、αオレフィン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂、等が挙げられる。これらの中でも基板との密着性、屈曲性、耐薬品性に優れるという理由から熱可塑性ポリエステル系樹脂やαオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。
さらに、絶縁層2には、耐熱性や耐屈曲性等の性能を損なわない範囲で、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂、ユリア系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂等を含有させることができる。また、熱可塑性絶縁樹脂には、接着性、耐ハンダリフロー性を劣化させない範囲で、シランカップリング剤、酸化防止剤、顔料、染料、粘着付与樹脂、可塑剤、紫外線吸収剤、消泡剤、レベリング調整剤、充填剤、難燃剤等を添加しでもよい。
絶縁層2の厚みT(D)は、特に限定されないが、3μm以上50μm以下が好ましく、4μm以上、30μm以下がより好ましく、5μm以上20μm以下がさらに好ましい。絶縁層2の厚みが5μmより薄い場合には耐ハゼ折り性が不足し、凹凸6への熱圧着後に折り曲げ部にてクラックが発生したり、フィルム強度が低下し、電磁波遮断層3の絶縁性支持体としての役割を担うことが難しく、20μmよりも厚い場合には形状追従性が不足する恐れがある。すなわち、絶縁層2の厚みT(D)を上記範囲に設定することにより、絶縁層2の屈曲性を優れたものとすることができ、貼付工程において、絶縁層2を、凹凸6の形状に対応してより確実に追従させることができる。
また、絶縁層2の25〜150℃における平均線膨張係数は、50ppm/℃以上1000ppm/℃以下であるのが好ましく、100ppm/℃以上700ppm/℃以下であるのがより好ましい。絶縁層2の平均線膨張係数をかかる範囲に設定することにより、電磁波シールドフィルム100の加熱時において、絶縁層2は、優れた伸縮性を有するものとなるため、絶縁層2及び電磁波遮断層3の凹凸6に対する形状追従性をより確実に向上させることができる。
なお、この絶縁層2は、図1の様に1層で構成される場合に限らない。上述した絶縁フィルムのうち異なるものを積層させた2層以上の積層体であってもよい。
以上、絶縁層について説明したが、本発明の電磁波シールドフィルム100は、絶縁層は必要に応じて設ければよく、なくても良い。以下の第2実施形態〜第6実施形態では、絶縁層は設けていない。
以上の如き構成の電磁波シールドフィルム100は、凹凸6に温度150℃、圧力2MPa、時間5分の条件で熱圧着した際の形状追従性は、凹凸6の段差が0.5mm以上であることが好ましく、0.8mm以上であることがより好ましく、1.0mm以上であることがさらに好ましい。本発明の電磁波シールドフィルム100は、このように凹凸6の段差が大きくても凹凸6に対して優れた形状追従性と密着性を有する。
なお、形状追従性は、次のようにして評価することができる。まず、縦100mm×横100mm×高さ2mmのプリント配線板(マザーボード)に、幅0.2mm、間隔0.2mmで必要高さの段差を有する溝を、碁盤目状に形成したプリント配線基板を作成する。このプリント配線基板に電磁波シールドフィルムを真空加圧式ラミネーターを用いて、150℃×2MPa×5分間の条件で圧着せしめ、プリント配線板に貼り付ける。貼付後、電磁波シールドフィルムから基材層を剥離し、プリント配線板に貼り付けた電磁波遮断層とプリント配線板上の溝との聞に空隙があるかどうかを判断する。空隙があるかどうかは、マイクロスコープや顕微鏡で観察する。
2.第2実施形態
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第2実施形態について説明する。
図2に示す第2実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1が第2の層13及び第3の層12の2層から構成される。第1の層11が含まないことを除いて、図1に示した第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第2実施形態について説明する。
図2に示す第2実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1が第2の層13及び第3の層12の2層から構成される。第1の層11が含まないことを除いて、図1に示した第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態の電磁波シールドフィルム100は、凹凸6に電磁波遮断層3を押し込む際に用いられる真空加圧式ラミネーター等の押圧部が、第2の層13との離型性を備えることにより第1の層11の形成が省略できる。第2の層13と真空加圧式ラミネーター等の押圧部が接触する接触面の離型性の程度は、接触面の表面張力で表すことができる。接触面の表面張力は、20mN/m以上40mN/m以下であることが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であることがより好ましい。これにより真空加圧式ラミネーター等の押圧部によって電磁波シールドフィルム100を押し込みの後に、第2の層13から押圧部を確実に剥離させることができる。
第2実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様にして使用することができ、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様の効果が得られる。
3.第3実施形態
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第3実施形態について説明する。
図3に示す第3実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1が第1の層11及び第2の層13の2層から構成される。第3の層12が含まないことを除いて、図1に示した第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第3実施形態について説明する。
図3に示す第3実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1が第1の層11及び第2の層13の2層から構成される。第3の層12が含まないことを除いて、図1に示した第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第3実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1を電磁波遮断層3から剥離する際に、第2の層13と電磁波遮断層3との界面で基材層1が電磁波遮断層3から剥離される。このような剥離では、電磁波遮断層3が第2の層13との離型性を備えることにより第3の層12の形成が省略できる。電磁波遮断層3と第2の層13が接触する接触面の離型性の程度は、接触面の表面張力で表すことができる。接触面の表面張力は、20mN/m以上40mN/m以下であるのが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であるのがより好ましい。かかる範囲の表面張力を接触面が有することにより、真空加圧式ラミネーター等の押圧部によって電磁波シールドフィルム100を押し込みの後に、電磁波遮断層3から第2の層13を確実に剥離することができる。
第3実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様にして使用することができ、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様の効果が得られる。
4.第4実施形態
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第4実施形態について説明する。
図4に示す第4実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1が第1の層11、第2の層13、または第3の層12から選ばれるいずれか1層で構成されている。この他は、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の電磁波シールドフィルム100のいずれかと同様であるので、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態との相違点を中心に説明する。
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第4実施形態について説明する。
図4に示す第4実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1が第1の層11、第2の層13、または第3の層12から選ばれるいずれか1層で構成されている。この他は、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の電磁波シールドフィルム100のいずれかと同様であるので、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態との相違点を中心に説明する。
第4実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1を構成する第1の層11、第2の層13、または第3の層12のいずれか1層が、電磁波遮断層3から剥離される際に、電磁波遮断層3が基材層1との離型性を備えることにより他の2層が省略できる。また、第4実施形態の電磁波シールドフィルム100は、基材層1を構成する第1の層11、第2の層13、または第3の層12のいずれか1層に対して、凹凸6に電磁波遮断層3を押し込む際に用いられる真空加圧式ラミネーター等の押圧部が離型性を備えることにより他の2層が省略できる。この場合電磁波遮断層3と、基材層1を構成する第1の層11、第2の層13、または第3の層12のいずれか1層と接触する接触面の離型性の程度は、接触面の表面張力で表すことができる。接触面の表面張力は、20mN/m以上40mN/m以下であるのが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であるのがより好ましい。かかる範囲の表面張力を接触面が有することにより、基材層1から押圧部を確実に剥離させることができると共に、真空加圧式ラミネーター等を用いた押し込みの後に、電磁波遮断層3から基材層1を確実に剥離することができる。
第4実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様にして使用することができ、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様の効果が得られる。
5.第5実施形態
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第5実施形態について説明する。
図5に示す第5実施形態の電磁波シールドフィルム100は、図1に示した第1実施形態の電磁波遮断層3が単層の構成であるのに対して、吸収層31及び反射層32の2層からなる積層体で構成されている。この他は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、図1に示す第1実施形態との相違点を中心に説明する。第5実施形態の電磁波遮断層3は、基材層1の第3の層12の下面に、吸収層31及び反射層32がこの順に積層され、反射層32が凹凸6に密着する。
第5実施形態では、電磁波遮断層3が吸収層31と、反射層32とからなる積層体で構成されることによって、電磁波遮断層3による電磁波シールド性をより向上させることができる。
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第5実施形態について説明する。
図5に示す第5実施形態の電磁波シールドフィルム100は、図1に示した第1実施形態の電磁波遮断層3が単層の構成であるのに対して、吸収層31及び反射層32の2層からなる積層体で構成されている。この他は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、図1に示す第1実施形態との相違点を中心に説明する。第5実施形態の電磁波遮断層3は、基材層1の第3の層12の下面に、吸収層31及び反射層32がこの順に積層され、反射層32が凹凸6に密着する。
第5実施形態では、電磁波遮断層3が吸収層31と、反射層32とからなる積層体で構成されることによって、電磁波遮断層3による電磁波シールド性をより向上させることができる。
吸収層31及び反射層32の150℃における貯蔵弾性率は、いずれも1.0E+05Pa以上1.0E十09Pa以下であるのが好ましく、5.0E+05Pa以上5.0E+08Pa以下であるのがより好ましい。吸収層31及び反射層32における貯蔵弾性率を、上記範囲に設定することにより、基材層1からの押圧力に応じて、電磁波遮断層3の反射層32を凹凸6の形状に対応してより確実に密着させることができる。
第5実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様にして使用することができ、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様の効果が得られる。
6.第6実施形態
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第6実施形態について説明する。
図6に示す第6実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第5実施形態の電磁波遮断層3を構成する吸収層31及び反射層32を逆に積層した他は、第5実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、第5実施形態との相違点を中心に説明する。第6実施形態の電磁波遮断層3は、基材層1の第3の層12の下面に、反射層32及び吸収層31が、この順に積層され、吸収層31が凹凸6に密着する。第6実施形態では、電磁波遮断層3が吸収層31と、反射層32とからなる積層体で構成されることによって、電磁波遮断層3による電磁波シールド性をより向上させることができる。
以下に、本発明の電磁波シールドフィルムの第6実施形態について説明する。
図6に示す第6実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第5実施形態の電磁波遮断層3を構成する吸収層31及び反射層32を逆に積層した他は、第5実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様であるので、第5実施形態との相違点を中心に説明する。第6実施形態の電磁波遮断層3は、基材層1の第3の層12の下面に、反射層32及び吸収層31が、この順に積層され、吸収層31が凹凸6に密着する。第6実施形態では、電磁波遮断層3が吸収層31と、反射層32とからなる積層体で構成されることによって、電磁波遮断層3による電磁波シールド性をより向上させることができる。
電磁波遮断層3の吸収層31及び反射層32の150℃における貯蔵弾性率は、第5実施形態の場合と同様である。吸収層31及び反射層32における貯蔵弾性率を、上記範囲に設定することにより、基材層1からの押圧力に応じて、電磁波遮断層3の吸収層31を凹凸6の形状に対応してより確実に密着させることができる。
第6実施形態の電磁波シールドフィルム100は、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様にして使用することができ、第1実施形態の電磁波シールドフィルム100と同様の効果が得られる。
第5実施形態と第6実施形態は類似するが、両者を比較した場合、反射層32が電子部品の凹凸6に直接密着している第5実施形態の方が、電磁波遮断性は好ましい。
第5実施形態及び第6実施形態は、電磁波遮断層3が反射層32と吸収層31の2層よりなるが、さらに各種の反射層と各種の吸収層を有する多層構造とすることもできる。
7.その他の実施形態
以上、本発明の電磁波シールドフィルムの第1実施形態〜第6実施形態について説明したが、本発明は、これ等に限定されるものではない。
例えば、本発明の電磁波シールドフィルムとしては、第1実施形態〜第6実施形態の他、基材層1を構成する第1の層、第2の層、または第3の層の各々がさらに2層以上の積層体である実施形態、電磁波遮断層が3層以上の積層体である実施形態、絶縁層が2層以上の積層体である実施形態、あるいはさらに他の任意の機能層が積層された実施形態、等多種多様な層の積層体を包含する。
以上、本発明の電磁波シールドフィルムの第1実施形態〜第6実施形態について説明したが、本発明は、これ等に限定されるものではない。
例えば、本発明の電磁波シールドフィルムとしては、第1実施形態〜第6実施形態の他、基材層1を構成する第1の層、第2の層、または第3の層の各々がさらに2層以上の積層体である実施形態、電磁波遮断層が3層以上の積層体である実施形態、絶縁層が2層以上の積層体である実施形態、あるいはさらに他の任意の機能層が積層された実施形態、等多種多様な層の積層体を包含する。
8.電子部品の被覆方法
図7は、図1〜図6に示す本発明の電磁波シールドフィルム100を用いて電子部品の被覆方法を説明するための縦断面図である。本発明の第1実施形態〜第6実施形態の電磁波シールドフィルム100を用いて、本発明のフレキシブルプリント基板を含む電子部品の被覆方法について説明する。
図7は、図1〜図6に示す本発明の電磁波シールドフィルム100を用いて電子部品の被覆方法を説明するための縦断面図である。本発明の第1実施形態〜第6実施形態の電磁波シールドフィルム100を用いて、本発明のフレキシブルプリント基板を含む電子部品の被覆方法について説明する。
電子部品の被覆方法は、少なくとも貼付工程、及び剥離工程の2つの工程を含む。貼付工程は、図7(a)に示すように、電子部品の基板5上に設けられた凹凸6に電磁波シールドフィルム100を貼付する工程である。貼付する方法としては、特に限定されないが、例えば、真空圧空成形が挙げられる。剥離工程は、図7(b)に示すように、貼付工程の後、基材層1を電磁波遮断層3から剥離する工程である。
貼付工程における真空圧空成形は、例えば、真空加圧式ラミネーター等によって、電磁波シールドフィルム100を基板5上の凹凸6に被覆する方法である。まず、真空雰囲気下で基板5の凹凸6が形成されている面と電磁波遮断層3の面とを対向してセットし、電磁波シールドフィルム100及び電子部品の全体を加熱して接近せしめ、真空雰囲気下のまま基材層1の上部から真空加圧式ラミネーターを用いて均一に加圧することにより実施される。加圧によって、基材層1及び電磁波遮断層3が凹凸6の形状に対応して形状追従して変形し、電磁波遮断層3が凹凸6の空間に押し込まれる状態で被覆される。
本発明では、基材層1の150℃における貯蔵弾性率が2.0E+05Pa以上2.0E+08Pa以下の範囲にあるため、基材層1は凹凸6に対して優れた形状追従性を発揮する事が出来る。
本発明では、基材層1の150℃における貯蔵弾性率が2.0E+05Pa以上2.0E+08Pa以下の範囲にあるため、基材層1は凹凸6に対して優れた形状追従性を発揮する事が出来る。
加熱温度は、電磁波遮断層3が凹凸6に押し込まれ貼り付く温度であれば良く、100℃以上200℃以下であることが好ましく、120℃以上180℃以下であることがより好ましい。基材層1の上部から真空加圧式ラミネーターを用いて均一に加圧する圧力は、電磁波遮断層3が凹凸6に押し込まれ貼り付く圧力であれば良く、0.5MPa以上5.OMPa以下であることが好ましく、1.OMPa以上、3OMPa以下であることがより好ましい。貼付する時間は、1分以上30分以下であることが好ましく、5分以上15分以下であることがより好ましい。
貼付工程は、上記条件下で実施することにより、凹凸6に電磁波遮断層3を押し込んだ状態で確実に被覆することができる。また、凹凸6の形状に対応して電磁波シールドフィルム100の形状を適宜設定することにより、凹凸6を選択的に電磁波遮断層3で被覆することができる。
剥離工程は、図7(b)に示すように、貼付工程の後、電磁波遮断層3から基材層1を剥離する工程である。基材層1を剥離する方法は、電磁波シールドフィルム100が高温の状態では手作業による剥離が好ましい。手作業による剥離では、まず基材層1の方の端部を把持し、この把持した端部から基材層1を電磁波遮断層3から引き剥がし、次いで、この端部から中央部へさらには他方の端部へと順次基材層1を引き剥がすことにより、電磁波遮断層3から基材層1を剥離することができる。剥離する時の温度は、180℃以下であることが好ましく、150℃以下であることがより好ましく、100℃以下であることがさらに好ましい。
貼付工程とその後の剥離工程によって、本発明の電磁波シールドフィルム100を電子部品の凹凸6に貼り付けたのち、基材層1を電磁波遮断層3から剥離する事によって、電磁波遮断層3が隙間なく被覆した凹凸6を得ることが出来る。また、電子部品の被覆方法は、貼付工程及び剥離工程の他にさらに任意の工程を追加しても良い。
以上の様な工程を経ることにより、電子部品を搭載する基板、特に、1mm以上の段差を有する電子部品を搭載する基板に対して、電磁波シールドフィルムを被覆部材として備えることができる。また、フレキシブルプリント基板に対して、電磁波シールドフィルムを電磁波遮蔽部材として備えることができる。
以下に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施例により何ら制限されるものではない。
本発明に関わる第1の層、第2の層、及び第3の層の線膨張係数、本発明に関わる基材層1の150℃における弾性率、及び本発明の電磁波シールドフィルムのZ折り後の導電性、マイクロストリップライン法による電磁波シールド性、及びKEC法による電磁波シールド性は、下記の試験方法によって評価した。
<平均線膨張係数>
平均線膨張係数の測定は、熱応力歪測定装置(EXSTAR TMA/SS6000、エスアイアイナノテクノロジー社製)を用いて行なった。該複合体をカットし、金属チャックを用いて装置内にセットし、荷重は5gにし、引張モードで測定を行った。窒素雰囲気下で、1分間に5℃の割合で温度を25℃から250℃まで上昇させて10分間保持し、その後、1分間に5℃の割合で250℃から0℃まで下降させた。測定によって得られた伸長から、降温時の20〜30℃、195〜205℃における平均線膨張係数を求め、それぞれその範囲の中間値における平均線膨張係数として表1に記載した。
平均線膨張係数の測定は、熱応力歪測定装置(EXSTAR TMA/SS6000、エスアイアイナノテクノロジー社製)を用いて行なった。該複合体をカットし、金属チャックを用いて装置内にセットし、荷重は5gにし、引張モードで測定を行った。窒素雰囲気下で、1分間に5℃の割合で温度を25℃から250℃まで上昇させて10分間保持し、その後、1分間に5℃の割合で250℃から0℃まで下降させた。測定によって得られた伸長から、降温時の20〜30℃、195〜205℃における平均線膨張係数を求め、それぞれその範囲の中間値における平均線膨張係数として表1に記載した。
<150℃における弾性率>
150℃における弾性率は、動的粘弾性測定装置(セイコーインスツルメント社製、「DMS6100」)を用いて、測定すべき層の弾性率を、25〜200℃まで、49mNの定荷重の引張モードで昇温速度5℃/分、周波数1Hzで測定し、150℃での貯蔵弾性率を読み取る。
150℃における弾性率は、動的粘弾性測定装置(セイコーインスツルメント社製、「DMS6100」)を用いて、測定すべき層の弾性率を、25〜200℃まで、49mNの定荷重の引張モードで昇温速度5℃/分、周波数1Hzで測定し、150℃での貯蔵弾性率を読み取る。
<Z折り後の導電性>
電磁波シールドフィルムを、屈曲性のある基板に貼り合せたものをZ折りした後、端間で電流が流れるかを確認した。
○ :電流が流れる。
× :電流が流れない。
電磁波シールドフィルムを、屈曲性のある基板に貼り合せたものをZ折りした後、端間で電流が流れるかを確認した。
○ :電流が流れる。
× :電流が流れない。
<マイクロストリップライン法による電磁波シールド性>
IEC規格623332に準拠して、周波数lGHz及び周波数3GHzにおける電磁波を遮断する電磁波シールド性を測定した。マイクロストリップライン法による電磁波シールド性は、吸収性により電磁波を遮断する程度を表す値として測定される。周波数lGHzにおける、電磁波シールド性は、3dB以上であるのが好ましく、5dB以上であるのがより好ましく、7dB以上であるのがさらに好ましい。周波数3GHzにおける、電磁波シールド性は、5dB以上であるのが好ましく、10dB以上であるのがより好ましく、20dB以上であるのがさらに好ましい。
IEC規格623332に準拠して、周波数lGHz及び周波数3GHzにおける電磁波を遮断する電磁波シールド性を測定した。マイクロストリップライン法による電磁波シールド性は、吸収性により電磁波を遮断する程度を表す値として測定される。周波数lGHzにおける、電磁波シールド性は、3dB以上であるのが好ましく、5dB以上であるのがより好ましく、7dB以上であるのがさらに好ましい。周波数3GHzにおける、電磁波シールド性は、5dB以上であるのが好ましく、10dB以上であるのがより好ましく、20dB以上であるのがさらに好ましい。
<KEC法による電磁波シールド性>
関西電子工業振興センターで開発されたKEC法を用いて周波数lGHzにおける電磁波を遮断する電磁波シールド性を測定した。KEC法による電磁波シールド性は、吸収性と反射性により電磁波を遮断する程度を表す値として測定される。KEC法は、周波数1GHzにおける、電磁波シールド性(吸収性+反射性)が10dB以上であるのが好ましく、15dB以上であるのがより好ましい。
○ :15dB以上
× :15dB未満
関西電子工業振興センターで開発されたKEC法を用いて周波数lGHzにおける電磁波を遮断する電磁波シールド性を測定した。KEC法による電磁波シールド性は、吸収性と反射性により電磁波を遮断する程度を表す値として測定される。KEC法は、周波数1GHzにおける、電磁波シールド性(吸収性+反射性)が10dB以上であるのが好ましく、15dB以上であるのがより好ましい。
○ :15dB以上
× :15dB未満
(実施例1)
第1の層としてシンジオタクチックポリスチレン(出光興産社製、商品名:ザレックS107)、第3の層として、シンジオタクチックポリスチレン(出光興産社製、商品名:ザレックS107)、及び第2の層としてエチレン−メチルアクリレート共重合体(住友化学社製、商品名:アクリフトWD106)、をそれぞれ用いて、フィードブロック及びマルチマニホールドダイを用いて共押出し、表1に示す厚さを有する3層が順次積層して成る基材層を製造した。電磁波遮断層は、導電性組成物としてポリアニリン(レグルス社製)を用い、バインダーAとして非晶質ポリエステル樹脂(東洋紡社製、商品名:バイロン63SS)を用い、バインダーAの含有量が20質量%となる様に混合した。基材層に電磁波遮断層をコーティングして本発明の電磁波シールドフィルムを製造した。この電磁波シールドフィルムのZ折り後の導電性、マイクロストリップライン法による電磁波シールド性、及びKEC法による電磁波シールド性を評価した。評価結果を表1に示す。
第1の層としてシンジオタクチックポリスチレン(出光興産社製、商品名:ザレックS107)、第3の層として、シンジオタクチックポリスチレン(出光興産社製、商品名:ザレックS107)、及び第2の層としてエチレン−メチルアクリレート共重合体(住友化学社製、商品名:アクリフトWD106)、をそれぞれ用いて、フィードブロック及びマルチマニホールドダイを用いて共押出し、表1に示す厚さを有する3層が順次積層して成る基材層を製造した。電磁波遮断層は、導電性組成物としてポリアニリン(レグルス社製)を用い、バインダーAとして非晶質ポリエステル樹脂(東洋紡社製、商品名:バイロン63SS)を用い、バインダーAの含有量が20質量%となる様に混合した。基材層に電磁波遮断層をコーティングして本発明の電磁波シールドフィルムを製造した。この電磁波シールドフィルムのZ折り後の導電性、マイクロストリップライン法による電磁波シールド性、及びKEC法による電磁波シールド性を評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例2〜4)
電磁波遮断層3のバインダーAの含有量がそれぞれ30質量%、40質量%及び50質量%となる様に混合した他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
電磁波遮断層3のバインダーAの含有量がそれぞれ30質量%、40質量%及び50質量%となる様に混合した他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例1、2)
電磁波遮断層3のバインダーAの含有量がそれぞれ10質量%及び60質量%となる様に混合した他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
電磁波遮断層3のバインダーAの含有量がそれぞれ10質量%及び60質量%となる様に混合した他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例3〜5)
実施例1で用いたバインダーAの代わりにバインダーBとしてポリウレタン樹脂(DIC社製、商品名:バーノック16−411)を用い、バインダーBの含有量がそれぞれ30、40、50、及び60質量%となる様に混合した他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1で用いたバインダーAの代わりにバインダーBとしてポリウレタン樹脂(DIC社製、商品名:バーノック16−411)を用い、バインダーBの含有量がそれぞれ30、40、50、及び60質量%となる様に混合した他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例6)
実施例1で用いたバインダーAの含有量を0とした他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1で用いたバインダーAの含有量を0とした他は、実施例1と同様の方法で電磁波シールドフィルムを製造し、評価した。評価結果を表1に示す。
100 電磁波シールドフィルム
1 基材層
11 第1の層
12 第3の層
13 第2の層
2 絶縁層
3 電磁波遮断層
31 吸収層
32 反射層
4 電子部品
5 基板
6 凹凸
61 凸部
62 凹部
1 基材層
11 第1の層
12 第3の層
13 第2の層
2 絶縁層
3 電磁波遮断層
31 吸収層
32 反射層
4 電子部品
5 基板
6 凹凸
61 凸部
62 凹部
Claims (10)
- 電磁波シールドフィルムであって、
少なくとも基材層と、電磁波遮断層とを順に積層し、
前記電磁波遮断層は、Z折りを行ったときにその両端間で導電性を有する組成物から形成されることを特徴とする電磁波シールドフィルム。 - 前記電磁波遮断層は、導電性組成物及びバインダーを含有し、
前記バインダーが非晶質熱可塑性樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールドフィルム。 - 前記バインダーが15質量%以上55質量%以下の配合量であることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁波シールドフィルム。
- 前記非晶質熱可塑性樹脂が非晶質ポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
- 前記基材層は、少なくとも2つの層が積層された積層体を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
- 前記基材層は、第1の層と、第2の層と、第3の層とが順に積層された積層体であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
- 前記第1の層の厚さT(A)と前記第2の層の厚さT(C)と前記第3の層の厚さT(B)が下記式(1)を満たすことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
0.05<T(C)/(T(A)+T(B))<10・・・(1) - さらに、絶縁層を前記基材層の表面あるいは前記電磁波遮断層の表面に積層することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルム。
- 電子部品を搭載する基板であって、
請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムを基板上の凹凸の被覆部材として備え、
前記凹凸は、1mm以上の段差を有することを特徴とする基板。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電磁波シールドフィルムを電磁波遮蔽部材として備えることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
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| TW104105977A TW201540171A (zh) | 2014-02-25 | 2015-02-25 | 電磁波遮蔽膜、撓性印刷基板、電子零件搭載基板、及電子零件之被覆方法 |
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