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JP2015154028A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2015154028A JP2014029259A JP2014029259A JP2015154028A JP 2015154028 A JP2015154028 A JP 2015154028A JP 2014029259 A JP2014029259 A JP 2014029259A JP 2014029259 A JP2014029259 A JP 2014029259A JP 2015154028 A JP2015154028 A JP 2015154028A
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繁 杉岡
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Abstract

【課題】接合リーク電流を効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流も許容範囲内に収める。【解決手段】半導体基板Bの表面に第1及び第2のトランジスタTr1,Tr2を形成する工程と、第1及び第2のトランジスタTr1,Tr2それぞれの上方に、下部電極42と上部電極45によって容量絶縁膜44が挟まれた構造を有するセルキャパシタCを形成する工程と、セルキャパシタCの上方に、水素原子を含有するパッシベーション膜58を形成する工程と、第1の温度で第1の熱処理を行う工程と、パッシベーション膜58の形成後に、水素雰囲気中かつ第1の温度より高い第2の温度で第2の熱処理を行う工程とを備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、キャパシタとトランジスタを備える半導体装置の製造方法に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置では、リソグラフィで実現可能な最小加工寸法(feature size)であるF値を用いて、技術世代が表現される。例えば、F値が60nmであれば、F60のように表現される。近年、微細化が進み、半導体装置の技術世代がF70、F50、F40、F30のように進展してきている。これに伴い、半導体装置を構成するキャパシタのサイズも小さくなってきている。
普通、キャパシタの容量値は、キャパシタのサイズが小さくなるほど小さくなる。したがって、技術世代の進展に伴って上記のようにキャパシタのサイズが小さくなると、何か特別なことをしない限り、その容量値も小さくなることになる。しかし、キャパシタの容量値が小さくなると、ビット線のノイズ耐性向上やソフトエラーに対する動作マージン向上の点で問題が生ずる。そこで、技術世代が進んでも、キャパシタの容量値を一定以上の値に維持することが必要とされている。
そのための試みのひとつに、キャパシタの材料を工夫することによってキャパシタの容量値を向上しようとするものがある。具体的には、容量絶縁膜を従来のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などの低誘電率材料から、酸化ハフニウム膜、酸化ジルコニウム膜などの高誘電率材料へと変更し、上下部電極をシリコン膜から窒化チタン膜などの金属膜へと変更する技術が知られている。特許文献1には、高誘電率材料を容量絶縁膜とするキャパシタの構成例が開示されている。
また、半導体装置には、キャパシタの他にトランジスタも形成される。トランジスタの形成に際しては、ゲート絶縁膜や素子分離用絶縁膜といった絶縁膜が利用されるが、原子間距離の違いなどにより、これらの絶縁膜と半導体基板には界面準位が生ずる。この界面準位は、トランジスタの拡散層とチャネル領域の間にリーク電流(接合リーク電流)が流れる原因となるので、低減することが必須とされる。
界面準位を低減するための具体的な手段のひとつに、水素アニール処理がある。水素アニール処理によれば、原子のダングリングボンドを水素で終端させることができるので、界面準位を低減することが可能になる。特許文献2〜4には、水素アニール処理工程を含む半導体装置の製造方法の例が開示されている。
特開2011−192801号公報 特開2000−021892号公報 特開2000−150506号公報 特開2000−174030号公報
ところで、後掲する図43に示すように、接合リーク電流は、水素アニール処理の温度が高いほど低減される。したがって、接合リーク電流を効果的に低減する観点からは、水素アニール処理の温度を高めに設定することが好ましい。具体的には、450℃以上に設定することが好ましい。
しかしながら、このような高温の水素アニール処理には、半導体装置内のキャパシタが上記のように高誘電率材料と金属膜で構成されたものである場合、そのキャパシタのリーク電流(容量膜リーク電流)を増加させてしまうという問題がある。すなわち、キャパシタを構成する高誘電率材料の内部には、配線形成工程などで用いられるプラズマ処理などに起因して、多数のダングリングボンドが形成される。とはいえ、これが原因で生ずる容量膜リーク電流自体は許容範囲内のものであるが、上記のような高温の水素アニール処理を行うと、高誘電率材料中の酸素が金属膜に吸収されることから、後掲する図47(d)に示すように高誘電率材料内のダングリングボンドが大幅に増加してしまう。その結果、容量膜リーク電流も大幅に増加し、許容範囲を超えてしまうことになる。
したがって、接合リーク電流を効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流も許容範囲内に収めることのできる技術が求められている。
本発明の一側面による半導体装置の製造方法は、半導体基板の表面にトランジスタを形成する工程と、前記トランジスタの上方に、下部電極と上部電極によって容量絶縁膜が挟まれた構造を有するキャパシタを形成する工程と、前記キャパシタの上方に、水素原子を含有するパッシベーション膜を形成する工程と、第1の温度で第1の熱処理を行う工程と、前記パッシベーション膜の形成後に、水素雰囲気中かつ前記第1の温度より高い第2の温度で第2の熱処理を行う工程とを備えることを特徴とする。
本発明は、接合リーク電流を低減するために必要な熱処理の温度より低い温度で熱処理を行うと容量絶縁膜中のダングリングボンドの数がむしろ減少する、という新たな知見に基づくもので、第1の熱処理を行ってダングリングボンドを減らすことにより、第2の熱処理(トランジスタの接合リーク電流を低減するための熱処理)によるダングリングボンドの増加を相殺することができる。したがって、第2の熱処理により接合リーク電流を効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流も許容範囲内に収めることが可能になる。
また、第2の熱処理を水素原子を含有するパッシベーション膜を形成した後に実施するので、第2の温度をそれほど高くしなくても、十分に接合リーク電流を低減することができる。したがって、上記の相殺効果をより高めることが可能になる。
本発明の好ましい実施の形態による半導体装置1の平面的な構成を示す図である。 図1に示したA−A線断面に対応する断面、及び、図1に示した周辺回路領域PC内における断面を示す半導体装置1の断面図である。 図2に示した容量絶縁膜44の詳細を示す図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の平面的な構成を示す図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の平面的な構成を示す図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 製造工程における半導体装置1の、図2に対応する断面の断面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置1の製造工程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置1の製造工程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置1の製造工程を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による半導体装置1の製造工程を示す図である。 本発明の第1の比較例による半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の第2の比較例による半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の第3の比較例による半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の第4の比較例による半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の第5の比較例による半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の第6の比較例による半導体装置の製造工程を示す図である。 第1の予備水素アニール工程のみを実施した場合における半導体装置1の情報保持特性の水素アニール処理温度依存性(近似曲線SHT1)と、主水素アニール工程のみを実施した場合における半導体装置1の情報保持特性の水素アニール処理温度依存性(近似曲線SHT2)とを示す図である。 主水素アニール工程のみを実施する場合(特性A)と、主水素アニール工程に加えて420℃の第1の予備水素アニール工程を実施する場合(特性B)とのそれぞれについて、主水素アニール工程のアニール温度と容量膜リーク電流LCの関係を示す図である。 図44をアレニウスプロットに変換した図である。 420℃で主水素アニール工程を実施する場合(特性C)と、440℃で主水素アニール工程を実施する場合(特性D)とのそれぞれについて、第1の予備水素アニール工程のアニール温度と容量膜リーク電流LCの関係を示す図である。 第1及び第4の実施の形態のそれぞれに関して、容量絶縁膜44内のダングリングボンドの変化の様子を示す図である。 本発明の実施の形態による半導体装置の変形例による半導体装置1の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書では第1〜第4の実施の形態を挙げて半導体装置の製造方法にかかる発明を説明するが、これらは水素アニール処理の温度及び実施順以外の点では共通しており、また、製造される半導体装置の構成についても、絶縁膜と半導体基板の間の界面準位の終端状況、及び、セルキャパシタを構成する容量絶縁膜内の結合手の終端状況を除いて共通している。そこで以下では、初めに、半導体装置の構造と、水素アニール処理工程を除く半導体装置の製造工程とについて各実施の形態に共通の説明を行い、その後、各実施の形態による水素アニール処理工程について詳しく説明することとする。
まず、本実施の形態による半導体装置1の構造について、図1〜図3を参照しながら説明する。
半導体装置1はDRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、図1には、メモリセルアレイが配置されるメモリセル領域(Memory Cell area)MCと、メモリセルアレイ内の各メモリセルに対してリードやライトなどの各種動作を行うための回路(不図示)などが配置される周辺回路領域(Peripheral Circuit area)PCとを示している。また、図2には、図1のA−A線に対応するメモリセル領域MC内の断面図と、周辺回路領域PC内に配置されるトランジスタの一例としての周辺トランジスタPCTrの断面図を示している。
なお、図1に示した平面構成は一例であって、本願発明の適用対象はこの平面構成を有する半導体装置に限られない。また、図1には8つの活性領域3A1〜3A4,3B1〜3B4を図示しているが、実際のメモリセル領域MCには、同様の構成を繰り返し配置することにより、さらに多くの活性領域が配置される。さらに、以下では、半導体基板Bがp型の単結晶シリコン基板である例を取り上げて説明するが、本願発明は、半導体基板Bがp型の単結晶シリコン基板以外である場合にも適用可能である。
さて、図1に示すように、メモリセル領域MCは、第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4を含む第1の活性領域群3Aと、第2の活性領域3B1,3B2,3B3,3B4を含む第2の活性領域群3Bとを有して構成される。第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4は、半導体基板Bの表面に、Y方向(第1の方向)に整列して配置される。同様に、第2の活性領域3B1,3B2,3B3,3B4も、半導体基板Bの表面に、Y方向に整列して配置される。第1の活性領域群3Aと第2の活性領域群3Bとは、Y方向に垂直なX方向(第2の方向)に隣接して配置される。
第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4はそれぞれ、X方向に対して負の角度で傾斜するX'方向に延在するように形成される。一方、第2の活性領域3B1,3B2,3B3,3B4はそれぞれ、X方向に対して正の角度で傾斜するX''方向に延在するように形成される。第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4の間は、X'方向に延在する第1の素子分離領域2aによって分離される。また、第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4それぞれのX方向の両端は、Y方向に延在する第2の素子分離領域2cによって区画される。同様に、第2の活性領域3B1,3B2,3B3,3B4の間は、X''方向に延在する第2の素子分離領域2bによって分離される。また、第2の活性領域3B1,3B2,3B3,3B4それぞれのX方向の両端は、Y方向に延在する第2の素子分離領域2cによって区画される。
以下、第1の活性領域群3Aに着目して説明するが、第2の活性領域群3Bについても同様である。第1の活性領域群3Aには、第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4と、これらの間に位置する複数の第1の素子分離領域2aとに跨ってY方向に延在する第1及び第2のワード線WL1,WL2が配置される(第2の活性領域群3Bでは第3及び第4のワード線WL3,WL4)。第1及び第2のワード線WL1,WL2はそれぞれ、半導体基板B内に埋め込まれた埋め込みワード線である。第1の活性領域3A1,3A2,3A3,3A4のそれぞれは、第1及び第2のワード線WL1,WL2により、第1の活性領域3A1について図示したように、第1の容量拡散層6ba、ビット線拡散層6a、及び第2の容量拡散層6bbの3つの部分に分割される。
第1の容量拡散層6ba、第1のワード線WL1、及びビット線拡散層6aは、第1のセルトランジスタTr1を構成する。具体的には、第1のワード線WL1により第1のセルトランジスタTr1のゲート電極が構成され、第1の容量拡散層6ba及びビット線拡散層6aのそれぞれにより、第1のセルトランジスタTr1のソース/ドレインの一方及び他方が構成される。同様に、第2の容量拡散層6bb、第2のワード線WL2、及びビット線拡散層6aは、第2のセルトランジスタTr2を構成する。具体的には、第2のワード線WL2により第2のセルトランジスタTr2のゲート電極が構成され、第2の容量拡散層6bb及びビット線拡散層6aのそれぞれにより、第2のセルトランジスタTr2のソース/ドレインの一方及び他方が構成される。
第1の容量拡散層6ba及び第2の容量拡散層6bbのそれぞれの上面には、容量コンタクトプラグ31が配置される。各容量コンタクトプラグ31の上面には、セルキャパシタCの下部電極42が配置される。また、ビット線拡散層6aの上面にはビット線コンタクトプラグ19が配置され、ビット線コンタクトプラグ19の上面にはビット線BLが配置される。半導体装置1は、それぞれX方向に延在する複数のビット線BLを有しており、各ビット線BLは、X方向に並ぶ複数のビット線コンタクトプラグ19それぞれの上面と接続されている。
以下、図2を参照し、第1の活性領域3A3及び周辺活性領域3pに着目しつつ、半導体装置1の断面構造について説明する。
まず、第1の活性領域3A3のX'方向(図1参照)の両端は、素子分離領域2cによって区画される。素子分離領域2cは、半導体基板Bの表面に形成された溝にシリコン酸化膜などの埋め込み絶縁膜を埋設することによって形成される。なお、図1に示した素子分離領域2a,2bも同様の方法によって形成される。
第1の活性領域3A3内には、それぞれY方向に延在する2つのトレンチ8が配置される。各トレンチ8の内部には、ゲート絶縁膜9を介して、それぞれ第1及び第2のワード線WL1,WL2を構成する導電膜が埋め込まれる。また、各トレンチ8の上部には、第1及び第2のワード線WL1,WL2の上面を覆うキャップ絶縁膜10が埋め込まれる。
第1の活性領域3A3の上面には、上述した第1の容量拡散層6ba、ビット線拡散層6a、及び第2の容量拡散層6bbが配置される。上述したように、これらと第1及び第2のワード線WL1,WL2とにより、第1及び第2のセルトランジスタTr1,Tr2が形成される。
ビット線拡散層6aの上面には、ビット線コンタクトプラグ19を介して、ポリシリコン膜14a及び金属膜15の積層膜からなるビット線BLが接続される。金属膜15の上面にはカバー絶縁膜16が配置され、さらにビット線BLを埋設するように第1の層間絶縁膜25が配置される。
第1の容量拡散層6ba及び第2の容量拡散層6bbのそれぞれの上面には、容量コンタクトプラグ31が接続される。容量コンタクトプラグ31の上面にはクラウン構造の金属膜(金属元素を含む導電体)からなる下部電極42が配置され、さらにこの下部電極42の内外面を覆う容量絶縁膜44と、この容量絶縁膜44の表面を覆う上部電極45とが配置される。容量絶縁膜44は金属酸化物を含む誘電体によって構成され、上部電極45は金属膜(金属元素を含む導電体)により構成される。これら下部電極42、容量絶縁膜44、及び上部電極45により、セルキャパシタCが構成される。下部電極42の上端部には第1のサポート膜37が配置され、中間部には第2のサポート膜35が配置される。これら第1のサポート膜37及び第2のサポート膜35はそれぞれ下部電極42の外面に接するように配置されており、製造工程において下部電極42の倒壊を防止する役割を果たす。
容量絶縁膜44は、具体的には図3に示すように、多結晶質の酸化ジルコニウム(ZrO)膜44aと、非晶質の酸化アルミニウム(Al)膜44b1,44b2と、非晶質の酸化ジルコニウム(ZrO)膜44c1,44c2との積層膜によって構成される。具体的には、下部電極42側から、酸化ジルコニウム膜44a(多結晶酸化ジルコニウム膜)、酸化アルミニウム膜44b1(第1の非晶質酸化アルミニウム膜)、酸化ジルコニウム膜44c1(第1の非晶質酸化ジルコニウム膜)、酸化アルミニウム膜44b2(第2の非晶質酸化アルミニウム膜)、酸化ジルコニウム膜44c2(第2の非晶質酸化ジルコニウム膜)の順で積層される。酸化ジルコニウム膜44aの膜厚は約5nmであり、酸化アルミニウム膜44b1,44b2それぞれの膜厚は約0.3nmであり、酸化ジルコニウム膜44c1,44c2それぞれの膜厚は約0.5nmである。なお、図3に示した容量絶縁膜44の構成は一例であり、これとは異なる構成を採用することも可能である。例えば、酸化アルミニウム膜44b1と酸化ジルコニウム膜44c1からなる積層構造を3層以上積層することとしてもよい。また、各膜の膜厚も、上掲した値とは異なる値としてもよい。
ここで、多結晶質の酸化ジルコニウム膜44aは、非晶質の酸化アルミニウム膜44b1,44b2及び酸化ジルコニウム膜44c1,44c2に比べて高い比誘電率(35程度)を呈する。このように比誘電率の高い酸化ジルコニウム膜44aを用いるのは、容量絶縁膜44の誘電率を向上させ、それによってセルキャパシタCの容量を確保するためである。
しかし一方で、多結晶質の酸化ジルコニウム膜44aには、リーク電流が大きいという難がある。そこで半導体装置1では、比較的リーク電流の小さい非晶質の酸化アルミニウム膜44b1,44b2及び酸化ジルコニウム膜44c1,44c2の積層膜を酸化ジルコニウム膜44aに重ねることで、全体としてリーク電流の増大を防止している。
ただし、非晶質の酸化ジルコニウム膜は熱的に安定しておらず、成膜後の熱処理によっては、リーク電流が大きくなってしまう場合もある。そこで本発明では、酸化ジルコニウム膜のリーク電流を抑えるために、温度及び順序を工夫して熱処理を行うようにしている。この点については、後ほど詳しく説明する。
なお、非晶質の酸化アルミニウム膜は熱的に安定しており、非晶質の酸化ジルコニウム膜のようなリーク電流の増大は起きない。したがって、リーク電流の面だけを見ると、多結晶質の酸化ジルコニウム膜に重ねる膜を、上記のような積層膜ではなく非晶質の酸化アルミニウム膜の単層膜としてもよいように思える。しかし、非晶質の酸化アルミニウム膜は非晶質の酸化ジルコニウム膜に比べて比誘電率が小さい(7以下)ため、多結晶質の酸化ジルコニウム膜に非晶質の酸化アルミニウム膜の単層膜を重ねる構成では、セルキャパシタCの容量の確保が困難である。そこで半導体装置1では、酸化アルミニウム膜及び酸化ジルコニウム膜の積層膜を用いるようにしている。
また、非晶質の酸化ジルコニウム膜に代えて、さらなる高誘電率化が可能な非晶質の酸化タンタル(Ta)膜などの金属酸化物を用いることも可能である。非晶質の酸化タンタル膜も非晶質の酸化ジルコニウム膜同様熱的に安定しておらず、したがって後述する熱処理は、非晶質の酸化ジルコニウム膜に代えて非晶質の酸化タンタル膜を用いる場合にも有効である。
図2に戻り、周辺活性領域3pの境界は、素子分離領域2a〜2cと同様にして形成される素子分離領域2pによって区画される。周辺活性領域3pの上面には周辺ゲート絶縁膜4が配置され、周辺ゲート絶縁膜4上にはポリシリコン膜14a及び金属膜15の積層膜からなる周辺ゲート電極Gが配置される。金属膜15の上面にはカバー絶縁膜16が配置され、上述した第1の層間絶縁膜25は周辺ゲート電極Gも埋設するように配置される。周辺ゲート電極Gの両側に位置する半導体基板Bの表面には、それぞれLDD(Lightly Doped Drain)領域21及び不純物拡散領域23が埋め込まれる。
2つの不純物拡散領域23及び周辺ゲート電極Gは、プレーナ型の周辺トランジスタPCTrを構成する。具体的には、周辺ゲート電極Gにより周辺トランジスタPCTrのゲート電極が構成され、2つの不純物拡散領域23のそれぞれにより、周辺トランジスタPCTrのソース/ドレインの一方及び他方が構成される。
2つの不純物拡散領域23それぞれの上面には、第1の層間絶縁膜25を貫通する周辺コンタクトプラグ30が接続される。周辺コンタクトプラグ30の上面は、第1層間絶縁膜25の上面に形成される周辺配線32に接続される。第1の層間絶縁膜25はストッパーシリコン窒化膜33によって覆われており、周辺配線32は、第1の層間絶縁膜25とストッパーシリコン窒化膜33の間に配置される。ストッパーシリコン窒化膜33の上面は、第2の層間絶縁膜47が形成される。
第2の層間絶縁膜47の上面は上部電極45の上面と同一の平面を構成しており、この平面上には第3の層間絶縁膜48が配置される。メモリセル領域MC内においては、この第3の層間絶縁膜48を貫通し、下面で上部電極45に接続される第1のビアプラグ49Aが形成される。一方、周辺回路領域PC内においては、第3の層間絶縁膜48、第2の層間絶縁膜47、及びストッパーシリコン窒化膜33を貫通し、下面で対応する周辺配線32に接続される第2のビアプラグ49Bが形成される。
第1及び第2のビアプラグ49A,49Bの上面には第1の配線50が配置され、さらにこの第1の配線50の全体を覆うように第4の層間絶縁膜51が配置される。第4の層間絶縁膜51の上面には、第2の配線53が配置される。第1の配線50と第2の配線53とは、第4の層間絶縁膜51を貫通する第3のビアプラグ52によって接続される。第2の配線53の上面には、さらに第5の層間絶縁膜54が配置され、第5の層間絶縁膜54の上面には第3の配線56が配置される。第2の配線53と第3の配線56とは、第5の層間絶縁膜54を貫通する第4のビアプラグ55によって接続される。第5の層間絶縁膜54の上面にはさらに第6の層間絶縁膜57が配置され、さらにその上面には、水素を含有するパッシベーション膜58が配置される。第1の配線50から第6の層間絶縁膜57までの構成により、多層配線層が構成される。
図2を参照しながら、接合リーク電流LSと容量膜リーク電流LCとについて説明する。以下では、メモリセルに「1」情報が記憶される状態をセルキャパシタCのストレージノードとなる下部電極42に電子が存在しない状態に対応させ、「0」情報が記憶される状態を下部電極42に電子が存在する状態に対応させる場合を例に取って説明する。
例えばセルトランジスタTr1に対応するセルキャパシタCに「1」情報を記憶させるためには、第1のワード線WL1を活性化することによって第1のワード線WL1の周囲に位置する半導体基板B内の領域にチャネルを形成した状態で、対応するビット線BLに上部電極45よりも相対的に高い電圧を印加する。これにより下部電極42の電子がビット線BLに引き抜かれ、セルキャパシタCに「1」情報が書き込まれることになる。その後、第1のワード線WL1をオフにすることにより、セルキャパシタCに「1」情報を記憶させた状態が得られる。このとき、もし第1の容量拡散層6baと半導体基板Bの接合部分(p−n接合)に接合リーク電流LSが流れやすい状況になっていると、この接合リーク電流LSによって電子が下部電極42に流入してしまうことから、セルキャパシタCに記憶される情報が「1」から「0」に変化してしまう。
また、例えばセルトランジスタTr1に対応するセルキャパシタCに「0」情報を記憶させるためには、第1のワード線WL1を活性化することによって第1のワード線WL1の周囲に位置する半導体基板B内の領域にチャネルを形成した状態で、対応するビット線BLに上部電極45よりも相対的に低い電圧を印加する。これによりビット線BLから下部電極42に電子が供給され、セルキャパシタCに「0」情報が書き込まれることになる。その後、第1のワード線WL1をオフにすることにより、セルキャパシタCに「0」情報を記憶させた状態が得られる。このとき、もし容量絶縁膜44に容量膜リーク電流LCが流れやすい状況になっていると、この容量膜リーク電流LCによって下部電極42が放電してしまうことから、セルキャパシタCに記憶される情報が「0」から「1」に変化してしまう。なお、この場合の接合リーク電流LSは、仮に接合リーク電流LSによって電子が下部電極42内に流入したとしても、元々電子捕獲状態となっていることから、特に問題とはならない。
以上のとおりであるから、半導体装置1の情報保持特性を向上させるためには、接合リーク電流LS及び容量膜リーク電流LCの両方を低減することが重要な課題となる。接合リーク電流LSは、主に、第1の容量拡散層6baと半導体基板Bの接合面(水平方向に延在する接合面)と、垂直方向に延在するトレンチ8の内壁面とが接するT字状部分の半導体基板Bの表面に位置するシリコンのダングリングボンドに起因する。また、第1の容量拡散層6baと半導体基板Bの接合部分に存在するシリコンの格子欠陥によるダングリングボンドにも起因する。一方、容量膜リーク電流LCは、金属からなる上下部電極42,45と容量絶縁膜44の相互作用や、多層配線層を形成する際のプラズマダメージによって容量絶縁膜44内に形成される酸素欠損に伴って発生する金属(ジルコニウム又はアルミニウム)のダングリングボンドに起因する。つまり、接合リーク電流LS及び容量膜リーク電流LCはともに、ダングリングボンドの存在に大きく影響される。本実施の形態による半導体装置の製造方法は、これらのダングリングボンドを効果的に終端する水素アニール処理工程を含むことにより、接合リーク電流LS及び容量膜リーク電流LCの両方を効果的に低減できるようにするものである。
次に、水素アニール処理工程を除く半導体装置の製造工程について、図4〜図32を参照しながら、詳しく説明する。なお、以下でも第1の活性領域3A3及び周辺活性領域3pに着目して説明を進めるが、他の活性領域についても同様である。また、下記の説明中に現れるドライエッチング法は、特に断らない限り、異方性ドライエッチング法を意味している。
まず、図4に示すように、半導体基板Bに形成した素子分離溝を素子分離絶縁膜で埋設するSTI(Shallow Trench Isolation)法により、メモリセル領域MCに素子分離領域2a〜2c(図1を参照)を、周辺回路領域PCに素子分離領域2pをそれぞれ形成する。なお、素子分離領域2a〜2c,2pの深さは約280nmとすることが好適である。これにより、メモリセル領域MC及び周辺回路領域PCに、それぞれ第1の活性領域3A3及び周辺活性領域3pが形成される。次に、図示していないが、第1の活性領域3A3及び周辺活性領域3pに設けるトランジスタの性能調整用として、p型不純物となるボロン(B)あるいはn型不純物となるリン(P)や砒素(As)を、所定の領域に必要な濃度、必要な深さでイオン注入する。不純物の注入後、窒素(N)雰囲気中で、不純物を活性化させるための熱処理を行う。
次に、図5に示すように、半導体基板Bの表面に、一部が周辺トランジスタPCTrの周辺ゲート絶縁膜4となるシリコン酸窒化膜を形成する。具体的には、まず熱酸化法により、半導体基板Bの表面に厚さが例えば4nmのシリコン酸化膜を形成する。そして、このシリコン酸化膜の表面にプラズマ窒化処理を施すことにより、このシリコン酸化膜をシリコン酸窒化膜に変換する。これにより、上記シリコン酸窒化膜が形成される。
続いて、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、半導体基板Bの全面に、厚さが例えば20nmの非晶質シリコン膜5を成膜する。この非晶質シリコン膜5は、周辺回路領域PCに形成した周辺ゲート絶縁膜4を、後の工程で受ける種々のダメージから保護する保護膜として機能する。
次に、周辺回路領域PCを覆うマスクパターン5aを形成し、メモリセル領域MCのみで非晶質シリコン膜5の表面を露出させる。続いて、リン(P)や砒素(As)などの不純物をイオン注入することにより、第1の活性領域3A3の表面に不純物注入層を形成する。イオンの注入量は、不純物注入層の不純物濃度が1×1018(atoms/cm)となるように設定する。その後、マスクパターン5aをマスクとするドライエッチング法により、メモリセル領域MCに露出している非晶質シリコン膜5を除去する。さらに、マスクパターン5aを除去した後、熱処理により不純物注入層を活性化させる熱処理を行う。これにより、不純物注入層が図5に示す不純物拡散層6に変換される。また、この熱処理により、非晶質シリコン膜5が多結晶シリコン膜であるポリシリコン膜5に変換される。
次に、CVD法により、図6に示すように、厚さが例えば60nmのシリコン窒化膜からなるハードマスク7を全面に形成する。次いで、リソグラフィ技術により、周辺回路領域PCの全体を覆うとともに、メモリセル領域MC上にライン/スペースパターンを有するマスクパターン(図示せず)を形成する。このマスクパターンに含まれるラインのパターンは、図1に示した第1〜第4のワード線WL1〜WL4のパターンであり、それぞれY方向に延在している。第1の活性領域3A3には、平行する2本のラインパターン(第1及び第2のワード線WL1,WL2に相当するパターン)が形成される。マスクパターンのスペースの幅は、例えば50nmとする。次に、ドライエッチング法により、このマスクパターンをハードマスク7に転写することにより、ハードマスクパターンを形成する。そして、このハードマスクパターンをマスクとするドライエッチング法により、図6に示すように、それぞれY方向に延在するトレンチ8を形成する。トレンチ8は、図1に示した第1〜第4のワード線WL1〜WL4のパターンのように、複数の活性領域及びその間の素子分離領域を跨いで連通するパターンとなる。トレンチ8の幅は例えば50nmとすることが好適であり、深さは例えば150nmとすることが好適である。このエッチングでは、マスクとしてのハードマスク7も同時に除去される。トレンチ8を形成することにより、第1の活性領域3A3の表面に形成された不純物拡散層6は、ビット線拡散層6aと、第1の容量拡散層6baと、第2の容量拡散層6bbとに3分割される。
次に、熱酸化法により、図7に示すように、トレンチ8の内面にシリコン酸化膜からなる厚さ5nm程度のゲート絶縁膜9を形成する。続いて、それぞれゲート絶縁膜9の表面を覆い、対応するトレンチ8の下部を埋設する第1及び第2のワード線WL1,WL2を形成する。具体的には、窒化チタン膜などの金属化合物と、タングステンなどの金属膜との積層膜を形成することによって、第1及び第2のワード線WL1,WL2の形成を行うことが好適である。こうして形成された第1のワード線WL1は、図7に示した第1のセルトランジスタTr1だけでなく、Y方向に並ぶ複数のセルトランジスタ(図1を参照)に共通のゲート電極となる。第2のワード線WL2についても同様である。その後、第1及び第2のワード線WL1,WL2それぞれの上面を覆い、かつ各トレンチ8の上部空間を埋設するように、シリコン窒化膜からなるキャップ絶縁膜10を形成する。
ここまでの工程により、第1の活性領域3A3に、第1のワード線WL1と、ゲート絶縁膜9と、ビット線拡散層6aと、第1の容量拡散層6baとからなる第1のセルトランジスタTr1と、第2のワード線WL2と、ゲート絶縁膜9と、ビット線拡散層6aと、第2の容量拡散層6bbとからなる第2のセルトランジスタTr2とが形成される。ビット線拡散層6aは、第1及び第2のセルトランジスタTr1、Tr2に共有される。
ここで、第1及び第2のワード線WL1,WL2並びに第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbは、第1及び第2のワード線WL1,WL2の上面と第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbの底面とが同一平面を構成するように形成される。また、第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbの高さ(底面から半導体基板Bの表面までの距離)は、60nm程度に形成される。
次に、プラズマCVD法により、図8に示すように、半導体基板B上の全面に、厚さ約30nmのシリコン酸化膜12を成膜する。次いで、メモリセル領域MCの全体を覆う一方、周辺回路領域PCの全体を露出させるマスクパターン(図示せず)を形成する。そして、このマスクパターンをマスクとするドライエッチング法により、周辺回路領域PCに形成されたシリコン酸化膜12を除去する。この後、マスクパターンを除去する。
次に、図9に示すように、シリコン酸化膜12に、ビット線拡散層6aを露出させるビット線コンタクトホール13を形成する。具体的には、まず初めに、周辺回路領域PCの全体を覆うとともにビット線拡散層6a上に開口を有するマスクパターン(図示せず)を形成する。この開口は、Y方向に並置されている複数のビット線拡散層6a(図1を参照)を露出させるように、Y方向に延在する直線状に形成される。次に、このマスクパターンをマスクとするドライエッチング法により、シリコン酸化膜12の一部を除去してビット線拡散層6aの上面を露出させる。これにより、ビット線コンタクトホール13が形成される。この後、マスクパターンを除去する。
次に、半導体基板Bの全面に厚さ約50nmの非晶質シリコン膜14を成膜する。これにより、ビット線コンタクトホール13は非晶質シリコン膜14で埋設された状態となる。また、周辺回路領域PCには、ポリシリコン膜5の上に非晶質シリコン膜14が積層された状態が得られる。次に、イオン注入法により、周辺回路領域PCの非晶質シリコン膜14及びポリシリコン膜5、並びに、メモリセル領域MCに位置する非晶質シリコン膜14にリン(P)を導入する。そして、窒素(N)雰囲気中で活性化アニールを行い、リン導入領域をN型シリコン膜に変換すると同時に、非晶質シリコン膜14を、図10に示すポリシリコン膜14aに変換する。なお、この段階で、ポリシリコン膜5はポリシリコン膜14aに一体化する(図では、ポリシリコン膜5に相当する部分もポリシリコン膜14aとして描いている)。その後、厚さ約40nmの金属膜15を成膜する。この金属膜15は、チタンシリサイド膜(TiSi)、窒化チタン膜(TiN)、タングステンシリサイド膜(WSi)、タングステン膜(W)を順次、積層することにより形成する。さらに、CVD法により、厚さ約160nmのシリコン窒化膜からなるカバー絶縁膜16を形成する。以下の説明では、周辺回路領域PCに位置するポリシリコン膜14a、金属膜15、及びカバー絶縁膜16からなる積層体を周辺積層体と称し、メモリセル領域MCに位置するポリシリコン膜14a、金属膜15、及びカバー絶縁膜16からなる積層体をセル積層体と称する場合がある。
次に、図10に示すように、リソグラフィとドライエッチング法により、メモリセル領域MCに位置するセル積層体と、周辺回路領域PCに位置する周辺積層体とのそれぞれをエッチングする。これにより、メモリセル領域MC内にポリシリコン膜14aと金属膜15の積層膜からなるビット線BLが形成され、周辺回路領域PC内にポリシリコン膜14aと金属膜15との積層膜からなる周辺ゲート電極Gが形成される。なお、ビット線コンタクトホール13内のポリシリコン膜14aは、ビット線BLとビット線拡散層6aとを接続するビット線コンタクトプラグ19となる。また、ビット線BLの幅(ワード線延在方向の幅)は50nmとすることが好適である。
続いて、半導体基板Bの全面にシリコン窒化膜を約12nmの膜厚で形成し、これをドライエッチング法によりエッチバックする。これにより、周辺積層体及びセル積層体それぞれの側壁に、図10に示すように第1のサイドウォール膜20が形成される。次に、メモリセル領域MCをマスクパターン(図示せず)で覆い、その状態で周辺回路領域PCにリンやヒ素などのn型不純物のイオン注入を行うことにより、周辺ゲート電極Gの両側に位置する半導体基板B内の領域にLDD領域21を形成する。この後、メモリセル領域MC上に形成したマスクパターンを除去する。
次に、CVD法により、図11に示すように、半導体基板Bの全面に厚さ約60nm程度のシリコン酸化膜を成膜する。そして、周辺回路領域PCのみを覆うマスクパターン(図示せず)を形成した後にウェット処理を行うことにより、メモリセル領域MCに成膜された部分を除去する。さらに、マスクパターンを除去した後、シリコン酸化膜を全面エッチバックする。これにより、周辺積層体の側面にのみ、シリコン酸化膜からなる第2のサイドウォール膜22が形成される。その後、メモリセル領域MCを覆うマスクパターン(図示せず)を形成し、全面にn型不純物をイオン注入する。これにより、周辺積層体で覆われていない周辺活性領域3pの表面に、n型不純物が注入される。そして、マスクパターンを除去した後、注入されたn型不純物の活性化アニールを行う。これにより、n型不純物を含む不純物拡散領域23が形成され、プレーナ型の周辺トランジスタPCTrが完成する。
次に、CVD法によって半導体基板Bの全面に、図12に示すように、厚さ約4nmのシリコン窒化膜からなるライナー絶縁膜24を形成する。続いて、周辺積層体及びセル積層体を埋設するように、シリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜25を形成する。第1の層間絶縁膜25を形成した後には、図13に示すように、カバー絶縁膜16をストッパとするCMP法により、第1の層間絶縁膜25の表面を平坦化する。
次に、リソグラフィとドライエッチング法を用いて、図14に示すように、メモリセル領域MCに位置する第1の層間絶縁膜25及びライナー絶縁膜24を貫通する容量コンタクトホール26を、第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbのそれぞれについて形成する。こうして形成した各容量コンタクトホール26の底面には、第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbのうちの対応するものが露出する。なお、各容量コンタクトホール26の直径は50nm程度とすることが好ましい。続いて、容量コンタクトホール26の下部を埋設するようにリンを含有するシリコン膜を成膜することにより、1×1020(atoms/cm)のリンを含有するプラグシリコン膜27を形成する。
次に、再度リソグラフィとドライエッチング法を用いて、図14に示すように、周辺回路領域PCに位置するに第1の層間絶縁膜25及びライナー絶縁膜24を貫通する周辺コンタクトホール28を不純物拡散領域23ごとに形成する。こうして形成した各周辺コンタクトホール28の底面には、対応する不純物拡散領域23が露出する。続いて、周辺コンタクトホール28と、容量コンタクトホール26の上部とを埋設する金属膜29を形成する。金属膜29はチタンシリサイド膜、窒化チタン膜、タングステン膜などで形成される。これにより、周辺コンタクトホール28内には金属膜29からなる周辺コンタクトプラグ30が形成される。また、容量コンタクトホール26内には、プラグシリコン膜27及び金属膜29からなる容量コンタクトプラグ31が形成される。
次に、図15に示すように、周辺コンタクトプラグ30に接続し、金属膜からなる周辺配線32を形成し、さらに、第1の層間絶縁膜25上及び周辺配線32上の全面に、厚さ30nm程度のストッパーシリコン窒化膜33をCVD法により成膜する。
次に、図16に示すように、厚さ約1200nmのボロンとリンを含有するシリコン酸化膜(BPSG膜)からなる第1のシリンダー層間膜34、厚さ約30nmのシリコン窒化膜からなる第1のサポート膜35、厚さ約400nmのシリコン酸化膜からなる第2のシリンダー層間膜36、厚さ約200nmのシリコン窒化膜からなる第2のサポート膜37を、それぞれCVD法により順次成膜する。
次に、図17に示すように、リソグラフィとドライエッチング法を用いて、第2のサポート膜37、第2のシリンダー層間膜36、第1のサポート膜35、第1のシリンダー層間膜34、及びストッパーシリコン窒化膜33を貫通するシリンダーホール38を、容量コンタクトプラグ31ごとに形成する。こうして形成したシリンダーホール38の底面には、対応する容量コンタクトプラグ31が露出する。
次に、図18に示すように、シリンダーホール38の内面を含む全面に、厚さ10nm程度の窒化チタン(TiN)膜39を成膜する。この成膜は、四塩化チタン(TiCl)ガス及びアンモニア(NH)ガスを原料ガスとし、温度を500℃とするCVD法により行うことが好適である。その後、プラズマCVD法により、厚さ約80nmのシリコン酸化膜からなる犠牲膜40を成膜する。プラズマCVD法で成膜されるシリコン酸化膜はステップカバレージが悪いので、犠牲膜40は、図18に示すように、シリンダーホール38を埋設することなく、上部を閉塞させるように形成される。このような犠牲膜40を成膜するのは、後にリソグラフィ工程を実施する際に、シリンダーホール38内にフォトレジストが残存することを回避するためである。
次に、リソグラフィとドライエッチング法により、図19及び図20に示すように、犠牲膜40、窒化チタン膜39、及び第2のサポート膜37に、それぞれメモリセル領域MC内に位置する複数の第1のサポート開口部41aと、周辺回路領域PC内に位置する第2のサポート開口部41bとを形成する。具体的には、まず初めに、周辺回路領域PCの全域とメモリセル領域MCの一部(第2のサポート開口部41bの形成部分)とに開口部を有するマスクパターン(図示せず)を犠牲膜40上に形成する。次に、このマスクパターンをマスクとして、犠牲膜40、窒化チタン膜39、および、第2サポート膜37を連続的にドライエッチングする。これにより、複数の第1のサポート開口部41a及び第2のサポート開口部41bが形成される。これらの開口部の底面には、第2のシリンダー層間膜36が露出する。
続いて、犠牲膜40と、窒化チタン膜39のうちシリンダーホール38外に形成された部分とを除去する。具体的には、上記マスクパターンを除去した後、ドライエッチング法を用いたエッチバックにより、第2のサポート膜37上に残存する犠牲膜40及び窒化チタン膜39を除去する。これにより、図21及び図22に示すように、シリンダーホール38の内面に、容量コンタクトプラグ31に接続する下部電極42が形成される。
次に、フッ化水素酸(HF)溶液を用いて、ウェットエッチ処理を実施する。これにより、第1のサポート開口部41a及び第2のサポート開口部41bを通じてフッ化水素酸溶液が進入するので、図23に示すように、メモリセル領域MC及び周辺回路領域PCに位置する第2のシリンダー層間膜36が除去される。これにより、第1のサポート膜35の上面が露出する。
次に、図24に示すように、第2のサポート膜37及び下部電極42をマスクとして、第1のサポート膜35をドライエッチングする。こうして第1のサポート膜35に形成されるサポート開口部43は、複数の第1のサポート開口部41a及び第2のサポート開口部41bと同じ平面形状を有する開口部となる。サポート開口部43の底面には、第1のシリンダー層間膜34が露出する。
次に、フッ化水素酸(HF)溶液を用いて、再度ウェットエッチ処理を実施する。これにより、サポート開口部43を介してHF溶液が進入し、図25に示すように、メモリセル領域MC及び周辺回路領域PCに位置する第1のシリンダー層間膜34が除去される。したがって、下部電極42は内外壁が露出するクラウン構造となる。こうして露出した下部電極42は縦長の倒れやすいものとなるが、外壁に第1のサポート膜35及び第2のサポート膜37が接していることから、これらによって支えられ、倒壊や捩れから保護されている。
次に、図26に示すように、容量絶縁膜44及び上部電極45を順次成膜する。容量絶縁膜44は、図3に示したように、酸化ジルコニウム膜からなる高誘電率膜と、誘電率は低いが熱的に安定な酸化アルミニウム膜との積層膜で形成される。以下、図3も参照しながら、容量絶縁膜44の具体的な成膜方法について説明する。
まず初めに、下部電極42の表面に、厚さ約5nmの酸化ジルコニウム膜44aを成膜する。この成膜は、テトラキス(エチルメチルアミノ)ジルコニウム(TEMAZ:Zr(N(CH)CHCH)を原料ガスとしオゾン(O)を酸化剤とするALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて行うことが好適である。酸化ジルコニウム膜44aは成膜段階では非晶質であるが、後の上部電極45の形成工程などを経ることにより最終的には多結晶質に変化する。ただし、成膜直後に熱処理することにより、多結晶化することも可能である。酸化ジルコニウム膜44aの比誘電率は、非晶質の状態では25程度であるが、多結晶化することにより、上述した35程度の値にまで上昇する。
次に、厚さ約0.3nmの酸化アルミニウム膜44b1、厚さ約0.5nmの酸化ジルコニウム膜44c1、厚さ約0.3nmの酸化アルミニウム膜44b2、及び厚さ約0.5nmの酸化ジルコニウム膜44c2を順次に成膜することにより、合計膜厚が2nm程度である積層膜を形成する。酸化ジルコニウム膜44c1,44c2の成膜は、酸化ジルコニウム膜44aと同様のALD方法によって行うことが好適である。また、酸化アルミニウム膜44b1,44b2の成膜は、トリメチルアルミニウム(TMA:Al(CH)を原料ガスとし、オゾンを酸化剤とするALD法を用いて行うことが好適である。積層膜の形成により、容量絶縁膜44全体の膜厚は、7nm程度となる。この場合、酸化アルミニウム膜44b1,44b2は、厚さによらず非晶質の膜として残存する。また、酸化ジルコニウム膜44c1,44c2も、膜厚が薄いことに起因して結晶化しきれないために、最終的に非晶質膜として残存する。なお、酸化ジルコニウム膜が結晶化するか否かの膜厚境界は、概ね4nmである。以上のようにして、多層構造の容量絶縁膜44が形成される。
容量絶縁膜44を形成した後、図26に示すように、上部電極45を形成する。上部電極45は、容量絶縁膜44の表面を覆うように厚さ約8nmの窒化チタン膜を成膜し、さらに、この窒化チタン膜の表面を覆うようにプレートタングステン(W)膜を成膜することによって形成される。上部電極45を構成する窒化チタン膜の成膜は、上述した窒化チタン膜39(下部電極42)の場合と同様に、四塩化チタン(TiCl)ガス及びアンモニア(NH)ガスを原料ガスとし、温度を500℃より低い温度とするCVD法により行うことが好適である。また、プレートタングステン膜の成膜は、スパッタ法によって行うことが好適である。上部電極45の形成により、メモリセル領域MCに、それぞれ第1のサポート膜35及び第2のサポート膜37で支持された複数のセルキャパシタCが形成される。
なお、CVD法による窒化チタン膜の成膜温度は、通常、約500℃である。しかしながら、この温度での熱処理は、容量絶縁膜44における容量膜リーク電流LCの増大(特に、酸化ジルコニウム膜44c1,44c2のリーク電流の増大)の原因となり得る。そこで本実施の形態では、500℃より低い温度で上部電極45を構成する窒化チタン膜の成膜を行うことにより、容量絶縁膜44における容量膜リーク電流LCの増大を抑制している。なお、プレートタングステン膜を成膜するためのスパッタによる容量膜リーク電流LCの増大は、このスパッタが成膜の際に強制的な熱を必要としないことから、無視することができる。また、上部電極45を構成する窒化チタン膜が厚すぎると、容量絶縁膜44内に膜ストレスが生じ、それによっても容量膜リーク電流LCが増大してしまう。本実施の形態では、上部電極45を構成する窒化チタン膜の膜厚を約8nmに抑えているので、そのような理由による容量膜リーク電流LCの増大も防止される。
次に、温度400℃のプラズマCVD法により、図26に示すように、上部電極45の表面を覆う厚さ約100nmのカバーシリコン酸化膜46を成膜する。その後、図27に示すように、メモリセル領域MCを覆う図示しないマスクパターンをマスクとするドライエッチング法により、周辺回路領域PCに形成されたカバーシリコン酸化膜46、上部電極45、及び容量絶縁膜44を除去する。除去が完了した後、マスクパターンを除去する。これにより、それぞれ半導体基板Bから突出した形状を有する複数のセルキャパシタCからなるメモリマットMが、メモリセル領域MC内に形成される。また、周辺回路領域PCには、凹部47Aが形成される。
次に、複数の層間絶縁膜の形成や複数の配線層の形成工程からなるキャパシタ後工程を実施する。このキャパシタ後工程では、セルキャパシタCの熱劣化を回避するため、各層間絶縁膜の形成温度を400℃に設定する。
まず、図28に示すように、凹部47Aが全て埋まる厚さ、例えば2500nmのシリコン酸化膜を、半導体基板B上の全面に成膜する。この成膜は、モノシラン(SiH)と一酸化二窒素(NO)を原料ガスとし、温度400℃のプラズマCVD法を用いて行うことが好適である。その後、CMP法により、上部電極45の最上層を構成するプレートタングステン膜をストッパーとして、カバーシリコン酸化膜46を含むシリコン酸化膜を研磨する。これにより、メモリセル領域MC及び周辺回路領域PCの表面が面一となるように平坦化される。また、周辺回路領域PCに生じた凹部47Aは、第2の層間絶縁膜47によって埋設される。続いて、温度400℃のプラズマCVD法により、第2の層間絶縁膜47上を含む全面に、厚さ約500nmのシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜48を形成する。
次に、図29に示すように、リソグラフィとドライエッチング法により、第3の層間絶縁膜48を貫通し、セルキャパシタCの上部電極45(プレートタングステン膜)に接続する第1のスルーホール49aを形成する。同時に、第3の層間絶縁膜48、第2の層間絶縁膜47、及びストッパーシリコン窒化膜33を貫通し、周辺配線32の上面を露出させる第2のスルーホール49bを形成する。そして、温度400℃のCVD法によってタングステンなどの金属膜を成膜することにより、第1のスルーホール49aを埋設する第1のビアプラグ49Aと、第2のスルーホール49bを埋設する第2のビアプラグ49Bとを形成する。
次に、第3の層間絶縁膜48上に、チタン(Ti)膜、窒化チタン(TiN)膜、厚さ300nmのアルミニウム(Al)膜、及び窒化チタン膜を、スパッタ法により順次成膜する。窒化チタン膜や窒化チタン膜は、アルミニウム拡散防止膜としての役割を担う。なお、上述したようにスパッタ法は成膜の際に強制的な熱を必要としないので、この工程により容量膜リーク電流LCのが増大することはない。続いて、リソグラフィーとドライエッチング法により、成膜した各膜(チタン膜、窒化チタン膜、アルミニウム(Al)膜、及び窒化チタン膜)をパターニングする。これにより、図30に示すように、第1の配線50が形成される。なお、この第1の配線50の形成工程から、後述する第6の層間絶縁膜57の形成工程までを、上述した多層配線層を形成する多層配線層形成工程と称する。
次に、温度400℃のプラズマCVD法により、第1の配線50を埋設する膜厚のシリコン酸化膜を成膜する。そして、第1の配線50の上面からの厚さが500nm程度になるように、CMP法によって、このシリコン酸化膜の表面を平坦化する。これにより、図31に示すように、第4の層間絶縁膜51が形成される。
続いて、リソグラフィとドライエッチング法により、第4の層間絶縁膜51を貫通して第1の配線50の上面を露出させる第1のビアホール52aを形成する。そして、この第1のビアホール52aを金属膜で埋設することにより、下面で第1の配線50の上面と接する第3のビアプラグ52を形成する。なお、第3のビアプラグ52を構成する金属膜には、温度400℃のCVD法により形成されるタングステン膜を含むようにすることが好適である。第3のビアプラグ52を形成した後には、下面で第3のビアプラグ52の上面と接する配線を含む第2の配線53を形成する。第2の配線53の構成及び形成方法は、第1の配線50のものと同じでよい。
次に、温度400℃のプラズマCVD法により、厚さ約1000nmのシリコン酸化膜を全面に成膜する。そして、その表面をCMP法によって平坦化することにより、図32に示すように、第5の層間絶縁膜54を形成する。続いて、リソグラフィとドライエッチング法により、第5の層間絶縁膜54を貫通して第2の配線53の上面を露出させる第2のビアホール55aを形成する。そして、スパッタ法により、全面にバリア膜となるチタン膜と窒化チタン膜を成膜する。その後、温度400℃のスパッタ法によってアルミニウムをリフローさせることにより、第2のビアホール55aを埋設するアルミニウム膜を形成する。その後、再度スパッタ法により、窒化チタン膜を積層する。これにより、第4のビアプラグ55を埋設し、かつ、第5の層間絶縁膜54の上面を覆う、チタン膜、窒化チタン膜、アルミニウム膜、及び窒化チタン膜の積層膜が形成される。そして、リソグラフィーとドライエッチング法によってこの積層膜をパターニングすることにより、図32に示すように、第2のビアホール55aを埋設する第4のビアプラグ55と、第5の層間絶縁膜54の上面に位置する第3の配線56とを形成する。
次に、400℃のプラズマCVD法により、図2に示したように、厚さ約1000nmのシリコン酸化膜からなる第6の層間絶縁膜57を形成する。
以上説明したように、キャパシタ後工程では、数次にわたりプラズマ処理工程(プラズマCVD)が実施される。これにより、容量絶縁膜44中の酸化ジルコニウム膜44c1,44c2がダメージを受け、その結果として容量絶縁膜44は、容量膜リーク電流LCの原因となるジルコニウム(Zr)のダングリングボンドを多数含んだ状態となる。
次に、再度プラズマCVD法により、図2に示すように、厚さ800nm程度のシリコン窒化膜(SiN)からなるパッシベーション膜58を成膜する。具体的には、原料ガスとしてのモノシラン(SiH)及びアンモニア(NH)を供給しつつ温度を400℃とし、さらに成膜室に高周波電力を供給する。これにより、モノシラン及びアンモニアがプラズマ化し、シリコン窒化膜として半導体基板B上に堆積する。原料ガスが水素を含有しているため、こうして形成されるパッシベーション膜58には、プラズマ中で解離した水素が取り込まれる。パッシベーション膜58の水素含有量は、2〜10(atoms%/cm)となる。
なお、シリコン窒化膜に代えてシリコン酸窒化膜(SiON)により、パッシベーション膜58を構成してもよい。この場合、上記の原料ガスに一酸化二窒素(NO)を加えて成膜すればよい。パッシベーション膜58の水素含有量としては、シリコン窒化膜によりパッシベーション膜58を構成した場合と同様の値が得られる。
最後に、図示していないが、パッシベーション膜58及び第6の層間絶縁膜57に開口を設けて第3の配線56の上面を露出させることにより、コンタクトパッドを形成する。このコンタクトパッドは、半導体装置1内の各回路に外部から電位を供給するためのものである。以上の工程により、半導体装置1が完成する。
ここまで、水素アニール処理工程を除く半導体装置の製造工程について、各実施の形態に共通の説明を行った。続いて、本発明の第1〜第4の実施の形態のそれぞれによる水素アニール処理工程について、詳しく説明する。
まず本発明の第1の実施の形態による半導体装置の製造方法では、図33に示すように、第1及び第2のビアプラグ49A,49Bを形成し(ステップS1)、さらに上述した多層配線層形成工程(ステップS3)を実施した後、第1の予備水素アニール工程を実施する(ステップS4)。第1の予備水素アニール工程では、400以上430℃以下の温度(第1の温度)の水素雰囲気中で、60分間のアニール(第1の熱処理)を行う。アニール温度は、図33に示すように420℃とすることがより好ましい。第1の予備水素アニール工程は、キャパシタ後工程で用いられるプラズマ処理に起因して容量絶縁膜44中に発生したダングリングボンドを、水素原子によって終端するための工程である。後述の実験結果で説明するように、第1の予備水素アニール工程を430℃より高い温度で実施すると、容量絶縁膜44中に存在するダングリングボンドを水素原子で終端する反応よりも、ダングリングボンドから水素原子が離脱する反応が優先して生じやすくなる。したがって、ダングリングボンドの終端効果があまり得られなくなるので、第1の予備水素アニール工程は430℃以下で行う必要がある。
続いて、水素原子を含有するパッシベーション膜58(水素含有パッシベーション膜)を成膜し(ステップS5)、その後、主水素アニール工程を実施する(ステップS7)。主水素アニール工程では、435℃以上445℃以下の温度(第2の温度)の水素雰囲気中で、60分間のアニール(第2の熱処理)を行う。アニール温度は、図33に示すように440℃とすることがより好ましい。このアニールは、水素原子を含有するパッシベーション膜58が形成された後に実施することになるので、雰囲気中に存在する水素原子に加えて、パッシベーション膜58中に含有されている水素原子も半導体基板B側へ拡散する。こうして拡散した水素原子は、図2に示す第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbに接する半導体基板Bの表面に存在するダングリングボンドを終端する。これにより、第1及び第2の容量拡散層6ba,6bbの接合リーク電流LSが低減され、半導体装置1の情報保持特性が向上する。一方で、容量絶縁膜44に対しては、440℃のアニール温度は高過ぎる温度となる。すなわち、440℃では、容量絶縁膜44中に存在しているダングリングボンドを新たに終端する反応よりも、既に終端されていたダングリングボンドから水素原子を離脱させる反応の方が優先して生じる。しかしながら、本実施の形態では、パッシベーション膜58の形成工程の前に第1の予備水素アニール工程(ステップS4)を実施していることから、容量絶縁膜44中の結合手は、高い割合で水素原子により終端された状態となっている。ステップS7の主水素アニール工程は、このような状態で実施されるものであることから、主水素アニール工程によって容量絶縁膜44中のダングリングボンドが増加したとしても、第1の予備水素アニール工程(ステップS4)を実施しない場合に比べれば、容量絶縁膜44中に最終的に残存するダングリングボンドの量を減らすことができる。これにより、容量膜リーク電流LCを、実用上問題のない範囲に抑えることが可能になる。
以上のような主水素アニール工程が終了した後、コンタクトパッドの形成が行われ(ステップS8)、半導体装置1が完成する。
図47(a)〜(c)は、第1の実施の形態による製造工程の実施中における容量絶縁膜44中のダングリングボンドの変化の様子を示している。図47(a)は、図33に示す製造工程中、ステップS3が終了した段階に相当する。同図に示すように、セルキャパシタCを形成した後、第1及び第2のビアプラグ49A,49Bの形成工程及び多層配線形成工程(ステップS1,S3)を経ると、プラズマダメージにより、下部電極42を構成するチタン(Ti)と、容量絶縁膜44を構成するジルコニウム(Zr)とに多数のダングリングボンド(DB)が発生する。この状態で、終端反応が支配的となる420℃の第1の予備水素アニール工程(ステップS4)を実施すると、図47(b)に示すように、発生していたチタン及びジルコニウムのダングリングボンドが水素原子によって終端される。その後、水素含有パッシベーション膜58を形成し(ステップS5)、さらに主水素アニール工程を実施する(ステップS7)と、接合リーク電流LSが低減される一方で、容量絶縁膜44内では水素原子の離脱反応が促進され、図47(c)に示すようにダングリングボンドが増加する。しかしながら、第1の予備水素アニール工程(ステップS4)においてチタン及びジルコニウムのダングリングボンドが十分に終端されていることから、主水素アニール工程で多少ダングリングボンドが増加しても、最終的なダングリングボンドの量は、第1の予備水素アニール工程を実施しない場合に比べれば、少ない量に抑えられる。
以上説明したように、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、第1の予備水素アニール工程を行って容量絶縁膜44内のダングリングボンドを減らすことにより、接合リーク電流LSを低減するための主水素アニール工程による容量絶縁膜44内のダングリングボンドの増加を相殺することができる。したがって、主水素アニール工程により接合リーク電流LSを効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流LCも許容範囲内に収めることが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態による半導体装置の製造方法について、図34を参照しながら説明する。同図と図33を比較すると理解されるように、本実施の形態は、ステップS1とステップS3の間に第2の予備水素アニール工程(ステップS2)を有する点で、第1の実施の形態と異なっている。その他の点では第1の実施の形態と同様であるので、以下では第1の実施の形態との相違点に着目して説明する。
第2の予備水素アニール工程では、400℃以上430℃以下の温度(第3の温度)の水素雰囲気中で、60分間のアニール(第3の熱処理)を行う。アニール温度は、図34に示すように420℃とすることがより好ましい。容量絶縁膜44は、容量絶縁膜44の形成から第1及び第2のビアプラグ49A,49Bの形成までの間に行われる第2の層間絶縁膜47、第3の層間絶縁膜48の成膜などに伴い、プラズマダメージを受けている。このため、容量絶縁膜44中には、第1及び第2のビアプラグ49A,49Bを形成した段階で既に、ダングリングボンドが存在している。第2の予備水素アニール工程の役割は、このダングリングボンドを終端する点にある。第2の予備水素アニール工程の実施により、第1の予備水素アニール工程までに発生するダングリングボンドの総量を低減することができるので、さらに効果的に容量膜リーク電流LCを低減することが可能になる。
次に、本発明の第3の実施の形態による半導体装置の製造方法について、図35を参照しながら説明する。同図と図33を比較すると理解されるように、本実施の形態は、第1の予備水素アニール工程に代えて、ステップS5とステップS7の間にプレ主水素アニール工程(ステップS6)を有する点で、第1の実施の形態と異なっている。その他の点では第1の実施の形態と同様であるので、以下では第1の実施の形態との相違点に着目して説明する。
プレ主水素アニール工程では、400℃以上430℃以下の温度(第1の温度)の水素雰囲気中で、60分間のアニール(第1の熱処理)を行う。アニール温度は、図35に示すように420℃とすることがより好ましい。本実施の形態によっても、多層配線形成工程までに容量絶縁膜44中に発生するダングリングボンドを予め終端した状態で、主水素アニール工程を実施することができるので、第1の実施の形態と同様、接合リーク電流LSを効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流LCも許容範囲内に収めることが可能になる。また、本実施の形態によれば、プレ主水素アニール工程と主水素アニール工程とを同一装置内で連続して実施することができるので、生産性の向上という効果も得られる。
次に、本発明の第4の実施の形態による半導体装置の製造方法について、図36を参照しながら説明する。同図と図35を比較すると理解されるように、本実施の形態は、プレ主水素アニール工程に代えて、ステップS7とステップS8の間にポスト主水素アニール工程(ステップS8)を有する点で、第3の実施の形態と異なっている。その他の点では第3の実施の形態と同様であるので、以下では第3の実施の形態との相違点に着目して説明する。
ポスト主水素アニール工程では、400℃以上430℃以下の温度(第1の温度)の水素雰囲気中で、60分間のアニール(第1の熱処理)を行う。アニール温度は、図36に示すように420℃とすることがより好ましい。本実施の形態によれば、主水素アニール工程で容量絶縁膜44内に多数のダングリングボンドが発生するが、その後に行うポスト主水素アニール工程により、容量絶縁膜44内のダングリングボンドを終端させることができる。したがって、第3の実施の形態と同様、接合リーク電流LSを効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流LCも許容範囲内に収めることが可能になる。また、主水素アニール工程とポスト主水素アニール工程とを同一装置内で連続して実施することができるので、生産性の向上という効果は、本実施の形態でも得ることができる。
図47(a)(d)(e)は、第4の実施の形態による製造工程の実施中における容量絶縁膜44中のダングリングボンドの変化の様子を示している。図47(a)は、図36に示す製造工程中、ステップS3が終了した段階に相当する。図47(a)の状態で、下部電極42を構成するチタン(Ti)と、容量絶縁膜44を構成するジルコニウム(Zr)とに多数のダングリングボンドが発生しているのは、上述したとおりである。このうち、チタンに発生しているダングリングボンドは、水素含有パッシベーション膜58の形成工程(ステップS5)、及び、主水素アニール工程(ステップS7)を経て、図47(d)に示すように、酸素原子によって終端される。この酸素原子は、酸化ジルコニウム膜内のジルコニウムの結合手を終端していたものであり、要するに、酸化ジルコニウム膜から酸素を奪うことによって、チタンに発生しているダングリングボンドが終端される。したがって、ジルコニウムのダングリングボンドは逆に増加してしまうことになる。これに加えて主水素アニール工程による水素原子の離脱反応も発生するため、主水素アニール工程(ステップS7)後には、容量絶縁膜44内で、ジルコニウムのダングリングボンドが増加することになる。しかし、本実施の形態によれば、この後にポスト主水素アニール工程(ステップS8)を行うので、ジルコニウムのダングリングボンドを水素原子により終端させることができる。したがって、最終的には、接合リーク電流LSを効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流LCも許容範囲内に収めることが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記各実施の形態ではキャパシタの構成を図2に示すようなクラウン構造としたが、図48に示すように、下部電極42の内面のみをキャパシタとして用いるシリンダー構造としてもよい。また、図示していないが、下部電極42を円柱状に形成するピラー構造としてもよい。
また、上記各実施の形態では第1の配線50、第2の配線53、第3の配線56の主たる材料をアルミニウムとしたが、銅(Cu)を用いてもよい。
さらに、主水素アニールは、435℃以上445℃以下の窒素(N)雰囲気で実施する主窒素アニールとしても良い。ただし、この場合であっても、第1及び第2の予備水素アニール工程、プレ主水素アニール工程、ポスト主水素アニール工程は水素雰囲気中で実施する必要がある。
次に、本発明の比較例について、図37〜図42を参照しながら説明する。以下で説明する第1〜第6の比較例は、接合リーク電流LSを効果的に低減しつつ、容量膜リーク電流LCも許容範囲内に収める、という本発明の効果が得られない例である。
図37に示す第1の比較例は、同図と図34とを比較すると理解されるように、主水素アニール工程を行わない点、及び、第1及び第2の予備水素アニール工程をそれぞれ440℃で行う点で第2の実施の形態(図34)と異なっており、その他の点では第2の実施の形態と同様である。この例では、容量絶縁膜44中に存在するダングリングボンドが水素原子によって終端されることがないばかりか、逆にダングリングボンドが増加することとなる。また、主水素アニール工程が実施されていないので、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドについても、水素原子による終端が不十分な状態となる。したがって、第1の比較例によれば、容量膜リーク電流LC及び接合リーク電流LSのいずれもが増加することとなる。
図38に示す第2の比較例は、同図と図37とを比較すると理解されるように、第1の予備水素アニール工程を420℃で行う点で第1の比較例(図37)と異なっており、その他の点では第1の比較例と同様である。この例では、多層配線工程のプラズマダメージに、440℃で行われる第2の予備素子アニール工程での水素原子剥離が加わるため、420℃で第1の予備水素アニール工程を行っているものの、容量絶縁膜44中に発生したダングリングボンドの水素原子による終端は不十分となる。なお、440℃の水素アニールを実施した後、420℃の水素アニールを実施するという水素アニール工程の順番だけ見ると、本比較例での順番は第4の実施の形態での順番と同じである。しかしながら、本比較例のように、第2の予備水素アニール工程の段階で440℃の水素アニールを実施し、第1の予備水素アニール工程の段階(水素含有パッシベーション膜58の成膜前の段階)で420℃の水素アニールを実施した場合、容量膜リーク電流LCの低減効果はほとんど現れないことが実験で確認されている。また、本比較例では、水素含有パッシベーション膜58の成膜後に行われるべき主水素アニール工程を実施していないので、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドについても、水素原子による終端が不十分な状態となる。したがって、第2の比較例によっても、容量膜リーク電流LC及び接合リーク電流LSのいずれもが増加することとなる。
図39に示す第3の比較例は、同図と図37とを比較すると理解されるように、第2の予備水素アニール工程を420℃で行う点で第1の比較例(図37)と異なっており、その他の点では第1の比較例と同様である。この例では、420℃で行われる第2の予備水素アニール工程において、第1及び第2のビアプラグ49A,49Bの形成までの間に容量絶縁膜44中に発生したダングリングボンドは、水素原子で終端されることとなる。しかし、容量絶縁膜44内には、その後に実施される多層配線形成工程において加わるプラズマダメージにより、新たなダングリングボンドが発生する。この状態で440℃の第1の予備水素アニール工程が加わるため、容量絶縁膜44中のダングリングボンドの総量はさらに増大する。また、本比較例では、水素含有パッシベーション膜58の成膜後に行われるべき主水素アニール工程を実施していないので、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドについても、水素原子による終端が不十分な状態となる。したがって、第3の比較例によっても、容量膜リーク電流LC及び接合リーク電流LSのいずれもが増加することとなる。
図40に示す第4の比較例は、同図と図33とを比較すると理解されるように、第1の予備水素アニール工程を440℃で行う点、及び、主水素アニール工程を420℃で行う点で第1の実施の形態(図33)と異なっており、その他の点では第1の実施の形態と同様である。この例では、図36に示した第4の実施の形態と同様に、440℃の水素アニール(第1予備水素アニール工程)において容量絶縁膜44中に発生したダングリングボンドは、420℃の水素アニール(主水素アニール工程)で水素終端される。したがって、容量膜リーク電流LCの増加を抑制することができる。しかし一方で、水素含有パッシベーション膜58の成膜後の主水素アニール工程が420℃で実施されているため、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドの水素原子による終端が不十分な状態となる。したがって、第4の比較例の構成では、接合リーク電流LSの増加を抑制することが困難となる。
図41に示す第5の比較例は、同図と図34とを比較すると理解されるように、主水素アニール工程を420℃で行う点で第2の実施の形態(図34)と異なっており、その他の点では第2の実施の形態と同様である。この例では、容量絶縁膜44中に発生したダングリングボンドは効果的に水素終端される。したがって、容量膜リーク電流LCの増加を抑制することができる。しかし一方で、水素含有パッシベーション膜58の成膜後の主水素アニール工程が420℃で実施されているため、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドの水素原子による終端が不十分な状態となる。したがって、第5の比較例の構成でも、接合リーク電流LSの増加を抑制することが困難となる。
図42に示す第6の比較例は、同図と図33とを比較すると理解されるように、第1の予備水素アニール工程を行わない点で第1の実施の形態(図33)と異なっており、その他の点では第1の実施の形態と同様である。この例では、水素含有パッシベーション膜58の成膜後に行われる440℃の主水素アニール工程において、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドは水素原子で終端される。したがって、接合リーク電流LSの増加は抑制される。しかし一方で、容量絶縁膜44中に発生するダングリングボンドを水素終端する工程が実施されないため、第6の比較例の構成では、容量膜リーク電流LCの増加を抑制することは困難となる。
以上のように、接合リーク電流LSを実用上問題のないレベルに維持するためには、水素含有パッシベーション膜58の成膜後に435℃以上の主水素アニール工程を実施する必要がある。しかし、435℃以上の主水素アニール工程を実施するだけでは、容量膜リーク電流LCが著しく増加してしまう。接合リーク電流LSを維持しつつ容量膜リーク電流LCの増加を抑制するためには、第1〜第3の実施の形態で説明したように、少なくとも水素含有パッシベーション膜58の成膜の直前もしくは直後に、400℃以上430℃以下の温度範囲で水素アニール工程を施すことが有効である。また、第4の実施の形態で説明したように、主水素アニール工程を実施した後、連続して400℃以上430℃以下の温度範囲で水素アニール工程を施すことも有効である。
最後に、図43〜図46に挙げた実験結果を参照しながら、本願発明の効果について再度より詳しく説明する。
まず図43に関して、接合リーク電流LSは、半導体装置1の情報保持特性に直接影響する。すなわち、接合リーク電流LSが大きいほど、セルキャパシタCに蓄積された電荷がセルキャパシタCから流れ出てしまうまでの時間、すなわち情報保持時間(Hold Time)が短くなり、半導体装置1の情報保持特性が悪化することになる。情報保持特性が悪いと、リフレッシュ動作の頻度を上げなくてはならなくなるので、消費電力が増大することになる。したがって、よりよい情報保持特性を得るため、接合リーク電流LSは小さいほうが好ましい。
図43の縦軸に示したデータ「SHT 50% Pass Hold Time」(以下、「データSHT」と略す)は半導体装置1の情報保持特性を示すデータである。データSHTは、例えば1000個の半導体装置1それぞれのセルキャパシタCに「1」情報を書き込み、一定の待機時間後にそれを読み出した結果、半数の500個の半導体装置1が正常に「1」情報を記憶していることとなる待機時間の値によって表される。データSHTを測定するための試験は、対象の半導体装置1を88℃にした状態で、ビット線BLに外部電源電圧Vplt=1.1Vを印加することにより行われる。また、待機時間を0ms〜900msの範囲で調整しながら、繰り返し行われる。なお、データSHTの許容範囲は、図43に示すように、680msec(第1の許容レベル)以上とすることが妥当である。
図43には、上述した第1の予備水素アニール工程(水素含有パッシベーション膜58を形成する前の水素アニール)のみを420℃、440℃、450℃の各アニール温度で実施した場合のデータSHTの測定結果(白丸のデータ)と、上述した主水素アニール工程(水素含有パッシベーション膜58を形成した後の水素アニール)のみを420℃、440℃、450℃の各アニール温度で実施した場合のデータSHTの測定結果(白四角のデータ)とを示している。また、図示した近似曲線SHT1は、第1の予備水素アニール工程のみを実施した場合におけるデータSHTの水素アニール処理温度依存性を示し、近似曲線SHT2は、主水素アニール工程のみを実施した場合におけるデータSHTの水素アニール処理温度依存性を示している。
図43から理解されるように、第1の予備水素アニール工程のみを実施する場合に対応する近似曲線SHT1は、水素アニール処理時の温度に対して単調に増加する直線となる。しかしながら、同図から明らかなように、近似曲線SHT1の値は450℃でも許容レベルに達しておらず、したがって、第1の予備水素アニール工程のみで十分小さい接合リーク電流LSを得ることは不可能であると理解される。
これに対し、主水素アニール工程のみを実施する場合に対応する近似曲線SHT2は、近似曲線SHT1と同じ傾きの直線となる一方で、近似曲線SHT1に比べて全体的に約150msecだけデータSHTの値が大きくなっており、その結果として435℃で許容レベルに達している。この結果から、主水素アニール工程を実施することによって十分小さい接合リーク電流LSが得られることが理解でき、したがって、半導体装置1の情報保持特性の向上には、435℃以上の主水素アニール工程を実施することが好ましいと言える。ただし、上述したように、単に435℃以上の主水素アニール工程を実施するだけでは、容量膜リーク電流LCが著しく増大してしまうことになる。
次に、図44には、主水素アニール工程のみを実施する場合(特性A。黒丸のデータ)と、主水素アニール工程に加えて420℃の第1の予備水素アニール工程を実施する場合(特性B。白四角のデータ)とのそれぞれについて、主水素アニール工程のアニール温度と容量膜リーク電流LCの関係を示している。同図の縦軸に示したデータ「ACL Fuse Number」(以下、「データACL」と略す)は、容量膜リーク電流LCが所定の許容レベルを超えるセルキャパシタCの数を示すデータである。データACLは、一つの半導体装置1内で予め正常動作が確認されたメモリセルを対象とし、それぞれのセルキャパシタCに「0」情報を書き込み、所定の待機時間後、半導体装置1に書き込んだ「0」情報を読み出させた結果、半導体装置1内に設けられるリダンダンシ回路によって冗長セルに置換されたメモリセルの数(置換のために使用されたヒューズ素子の数)によって表される。データACLを測定するための試験は、対象の半導体装置1を88℃にした状態で、各セルキャパシタCに共通の上部電極45に外部電源電圧Vplt=1.1Vを印加し、さらにビット線BLに0Vを印加することによって行われる。なお、データSHTの許容範囲は、図44に示すように、20本以下(すなわち、半導体装置1に含まれるメモリセルの総数をNとして、各メモリセルが冗長セルに置換されてしまう確率が20/N(第2の許容レベル)以下)とすることが妥当である。
図44から理解されるように、第1の予備水素アニール工程を実施しない場合(特性A)には、主水素アニール工程のアニール温度が430℃以下であれば許容レベル20本より充分小さいデータACLが得られるが、主水素アニール工程のアニール温度が430℃を超えるとデータACLが急激に増加し始め、435℃付近で許容レベルを超えてしまう。したがってこの場合、容量膜リーク電流LCの低減と、接合リーク電流LSの低減を両立させられないことになる。なお、図示したデータポイントCE6は、上述した第6の比較例(図42)に相当する。
これに対し、420℃の第1の予備水素アニール工程を実施する場合(特性B)には、主水素アニール工程が440℃を超えても、許容レベル20本より充分少ない数のデータACLが維持されている。より具体的には、特性Bでは、データACLが低レベルになる主水素アニール工程のアニール温度の範囲が、特性Aに比べて高温側に10℃拡大されている。この結果から、この場合には、容量膜リーク電流LCの低減と、接合リーク電流LSの低減を両立させることが可能になると言える。なお、図示したデータポイントE1は、上述した第1の実施の形態(図33)に相当する。
図45は、図44の結果をアレニウスプロットに変換したものである。下横軸の単位は、絶対温度の逆数である。周知のように、アレニウスプロットにおいて各データポイントを結ぶ直線の傾きは、化学反応の活性化エネルギーを示している。図45から理解されるように、主水素アニール工程のアニール温度が430℃以下の低温領域と、主水素アニール工程のアニール温度が430℃より高い高温領域とでは、活性化エネルギーが異なっている。これは、低温領域と高温領域とで、異なる化学反応が生じていることを示している。低温領域における活性化エネルギー(図示した直線X)は、下部電極42の構成部材となるチタンのダングリングボンドや、容量絶縁膜44の構成部材となるジルコニウムのダングリングボンドを、水素原子(H)で終端する反応に起因するものと推察される。一方、高温領域における活性化エネルギー(図示した直線Y1,Y2)は、チタンやジルコニウムを終端していた水素原子の離脱によりダングリングボンドが露出するとともに、露出したチタンのダングリングボンドに容量絶縁膜44を構成している酸化ジルコニウムの酸素が吸収され、ジルコニウムのダングリングボンドがさらに増加する、という一連の反応に起因するものと推察される。
図45に示した直線Y1は、図44に示した特性A(主水素アニール工程のみを実施する場合)に対応している。一方、直線Y2は、図44に示した特性B(主水素アニール工程に加えて420℃の第1の予備水素アニール工程を実施する場合)に対応している。低温領域での特性A,Bはほぼ同様であり、図45に示した直線Xは、特性A,Bの両方に対応している。直線Y1と直線Y2を比較すると、傾きはほぼ同じである。したがって、特性Aと特性Bとで、高温領域における反応機構に違いはないと推察される。ただし、図45の結果から、特性Aと特性Bとでは、水素の終端反応から水素の離脱反応へ移行する温度が異なり、特性Bでは、特性Aに比べて高温でこの移行が発生することが理解される。このことから、主水素アニール工程を実施する前に420℃の第1の予備水素アニール工程を実施することにより、ジルコニウムからの水素原子および酸素原子の離脱反応が開始する温度を高温側へシフトさせることができることが理解される。なお、離脱反応は単調に進むわけではなく、微視的に見れば離脱と終端を繰り返しながら、全体としてダングリングボンドを増加させるように進行するものと推察される。したがって、第1の予備水素アニール工程は、それまでに発生しているジルコニウムのダングリングボンドを終端させるとともに、容量絶縁膜44中の水素濃度を予め増加させておくことにより、全体として離脱反応を遅延させる役割を果たしているものと推察される。
図46には、420℃で主水素アニール工程を実施する場合(特性C。黒丸のデータ)と、440℃で主水素アニール工程を実施する場合(特性D。白四角のデータ)とのそれぞれについて、第1の予備水素アニール工程のアニール温度と容量膜リーク電流LCの関係を示している。
図46から理解されるように、420℃で主水素アニール工程を実施する場合(特性C)には、第1の予備水素アニール工程のアニール温度が430℃以下であれば許容レベル20本より充分小さいデータACLが得られるが、第1の予備水素アニール工程のアニール温度が440℃を超えるとデータACLが急激に増加し始め、445℃付近で許容レベルを超えてしまう。
420℃で第1の予備水素アニール工程を実施し、かつ、420℃で主水素アニール工程を実施する場合に対応するデータポイントCE5は、上述した第5の比較例(図41)に相当する。この場合、第1の予備水素アニール工程と主水素アニール工程がともに、終端反応が支配的となる420℃で実施されることから、容量絶縁膜44内のダングリングボンドは増加せず、したがって、図46に示すようにデータACLも許容レベル20本より小さい値となる。ただしこの場合、上述したように、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドの水素原子による終端が不十分な状態となる。
また、440℃で第1の予備水素アニール工程を実施し、かつ、420℃で主水素アニール工程を実施する場合に対応するデータポイントCE4は、上述した第4の比較例(図40)に相当する。これを図44に示したデータポイントCE6に対応する第6の比較例(図42)の場合と比較すると、水素原子の離脱反応が支配的となる440℃の第1の予備水素アニールでジルコニウムのダングリングボンドが著しく増大しても、その後に、水素の終端反応が支配的となる420℃の主水素アニール工程を実施することにより、露出したダングリングボンドが再び水素原子によって終端されることを示唆している。すなわち、420℃の主水素アニール工程は、修復効果を有していると言える。ただしこの場合も、上述したように、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドの水素原子による終端が不十分な状態となる。なお、上記の修復効果を有効に利用しつつ、半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドも有効に終端するためには、図36に示した第4の実施の形態のように、水素含有パッシベーション膜58を成膜した後に、主水素アニール工程を440℃で実施しつつ、その後に420℃のポスト主水素アニール工程を実施すればよい。
440℃で主水素アニール工程を実施する場合(特性D)には、第1の予備水素アニール工程のアニール温度が435℃以下であれば許容レベル20本より充分小さいデータACLが得られるが、第1の予備水素アニール工程のアニール温度が430℃を超えるとデータACLが急激に増加し始め、435℃付近で許容レベルを超えることになる。この場合、上記のような修復効果は見られない。これは、440℃の主水素アニール工程では、水素の離脱反応が支配的であるためと考えられる。なお、420℃で第1の予備水素アニール工程を実施し、かつ、440℃で主水素アニール工程を実施する場合に対応するデータポイントE1は、上述した第1の実施の形態(図32)に相当する。この場合、容量膜リーク電流LC及び接合リーク電流LSの両方について、十分に小さな値とすることが可能になる。
以上、図43〜図46に挙げた実験結果及びその考察から、まず半導体基板Bを構成するシリコンのダングリングボンドを終端するために行う主水素アニール工程のアニール温度は、複数の半導体装置1それぞれのセルキャパシタCに「1」情報を書き込み、一定の待機時間後に読み出した結果、上記複数の半導体装置1のうちの半分が「1」情報を正常に記憶していることとなる上記待機時間が第1の許容レベル(680msec)以上となるように決定すればよいことが理解される。また、容量絶縁膜44内のダングリングボンドを終端するために行う第1の予備水素アニール工程などのアニール温度は、すべての工程が終了した後にセルキャパシタCの容量膜リーク電流LCが所定値(セルキャパシタCに「0」情報を書き込んでから所定の待機時間後に、そのセルキャパシタCを含むメモリセルがリダンダンシ回路によって冗長セルに置換されてしまうこととなる値)を超える確率が第2の許容レベル(=20個/セルキャパシタCの全数)以下となるように決定すればよいことが理解される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1 半導体装置
2a〜2c,2p 素子分離領域
3A 第1の活性領域群
3A1〜3A4 第1の活性領域
3B 第2の活性領域群
3B1〜3B4 第2の活性領域
3p 周辺活性領域
4 周辺ゲート絶縁膜
5 非晶質シリコン膜,ポリシリコン膜
5a マスクパターン
6 不純物拡散層
6a ビット線拡散層
6ba 第1の容量拡散層
6bb 第2の容量拡散層
7 ハードマスク
8 トレンチ
9 ゲート絶縁膜
10 キャップ絶縁膜
12 シリコン酸化膜
13 ビット線コンタクトホール
14 非晶質シリコン膜
14a ポリシリコン膜
15,29 金属膜
16 カバー絶縁膜
19 ビット線コンタクトプラグ
20,22 サイドウォール膜
21 LDD領域
23 不純物拡散領域
24 ライナー絶縁膜
25 第1の層間絶縁膜
26 容量コンタクトホール
27 プラグシリコン膜
28 周辺コンタクトホール
30 周辺コンタクトプラグ
31 容量コンタクトプラグ
32 周辺配線
33 ストッパーシリコン窒化膜
34 第1のシリンダー層間膜
35 第1のサポート膜
36 第2のシリンダー層間膜
37 第2のサポート膜
38 シリンダーホール
39 窒化チタン膜
40 犠牲膜
41a 第1のサポート開口部
41b 第2のサポート開口部
42 下部電極
43 サポート開口部
44 容量絶縁膜
44a 多結晶酸化ジルコニウム膜
44b1,44b2 非晶質酸化アルミニウム膜
44c1,44c2 非晶質酸化ジルコニウム膜
45 上部電極
46 カバーシリコン酸化膜
47 第2の層間絶縁膜
47A 凹部
48 第3の層間絶縁膜
49a 第1のスルーホール
49A 第1のビアプラグ
49b 第2のスルーホール
49B 第2のビアプラグ
50 第1の配線
51 第4の層間絶縁膜
52 第3のビアプラグ
52a 第1のビアホール
53 第2の配線
54 第5の層間絶縁膜
55 第4のビアプラグ
55a 第2のビアホール
56 第3の配線
57 第6の層間絶縁膜
58 パッシベーション膜
B 半導体基板
BL ビット線
C セルキャパシタ
G 周辺ゲート電極
LC 容量膜リーク電流
LS 接合リーク電流
M メモリマット
MC メモリセル領域
PC 周辺回路領域
PCTr 周辺トランジスタ
Tr1 第1のセルトランジスタ
Tr2 第2のセルトランジスタ
WL1 第1のワード線
WL2 第2のワード線
WL3 第3のワード線
WL4 第4のワード線

Claims (20)

  1. 半導体基板の表面にトランジスタを形成する工程と、
    前記トランジスタの上方に、下部電極と上部電極によって容量絶縁膜が挟まれた構造を有するキャパシタを形成する工程と、
    前記キャパシタの上方に、水素原子を含有するパッシベーション膜を形成する工程と、
    第1の温度で第1の熱処理を行う工程と、
    前記パッシベーション膜の形成後に、水素雰囲気中かつ前記第1の温度より高い第2の温度で第2の熱処理を行う工程と
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記キャパシタと前記パッシベーション膜の間に多層配線層を形成する工程
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の熱処理は、前記多層配線層の形成後かつ前記パッシベーション膜の形成前に行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1の熱処理は、前記パッシベーション膜の形成後に行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の熱処理は、前記第2の熱処理の実施前に行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2の熱処理は、前記第1の熱処理の実施前に行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記キャパシタの形成後かつ前記多層配線層の形成前に、前記キャパシタと前記多層配線層内の配線とを接続するためのビアプラグを形成する工程と、
    前記ビアプラグの形成後かつ前記多層配線層の形成前に、水素雰囲気中で前記第2の温度より低い第3の温度で第3の熱処理を行う工程と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2の温度は、複数の前記半導体装置それぞれの前記キャパシタに所定の情報を書き込み、一定の待機時間後に読み出した結果、前記複数の半導体装置のうちの半分が前記所定の情報を正常に記憶していることとなる前記待機時間が第1の許容レベル以上となるように決定される
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の温度は、前記第1及び第2の熱処理がともに終了した後に前記キャパシタの容量膜リーク電流が所定値を超える確率が第2の許容レベル以下となるように決定される
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第2の熱処理は、水素雰囲気中で行われる
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第2の熱処理は、窒素雰囲気中で行われる
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記トランジスタを形成する工程は、
    前記半導体基板の表面に不純物拡散層を形成する工程と、
    前記不純物拡散層を貫通するトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの内部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を埋め込む工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記ゲート絶縁膜は、前記半導体基板を熱酸化することによって形成される
    ことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記キャパシタを形成する工程は、
    クラウン構造の前記下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極の露出面を覆うように前記容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記容量絶縁膜を介して前記上部電極を覆うように前記上部電極を形成する工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記上部電極及び前記下部電極は、それぞれ金属元素を含む導電体によって構成され、
    前記容量絶縁膜は、金属酸化物を含む誘電体によって構成される
    ことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記容量絶縁膜は、酸化ジルコニウム膜を含んで構成される
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記容量絶縁膜は、酸化アルミニウム膜をさらに含んで構成される
    ことを特徴とする請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記容量絶縁膜を形成する工程は、
    多結晶酸化ジルコニウム膜を形成する工程と、
    前記第1の酸化ジルコニウム膜の表面に第1の非晶質酸化アルミニウム膜を形成する工程と、
    前記第1の非晶質酸化アルミニウム膜の表面に第1の非晶質酸化ジルコニウム膜を形成する工程と、
    前記第1の非晶質酸化ジルコニウム膜の表面に第2の非晶質酸化アルミニウム膜を形成する工程と、
    前記第2の非晶質酸化アルミニウム膜の表面に第2の非晶質酸化ジルコニウム膜を形成する工程とを含んで構成される
    ことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第1及び第2の非晶質酸化ジルコニウム膜の膜厚は、前記多結晶酸化ジルコニウム膜の膜厚に比べて薄い
    ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記第1の温度は400℃以上430℃以下であり、
    前記第2の温度は435℃以上445℃以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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