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JP2015153690A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池 Download PDF

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JP2015153690A
JP2015153690A JP2014028559A JP2014028559A JP2015153690A JP 2015153690 A JP2015153690 A JP 2015153690A JP 2014028559 A JP2014028559 A JP 2014028559A JP 2014028559 A JP2014028559 A JP 2014028559A JP 2015153690 A JP2015153690 A JP 2015153690A
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Kouji Urabe
浩児 占部
石川 祐樹
Yuki Ishikawa
祐樹 石川
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Abstract

【課題】電極体が高温に曝された時でも、正極と負極とが短絡することを抑制できる非水電解質二次電池の提供。
【解決手段】正極電極211、負極電極212、及びセパレータ213A,213Bを含む電極体21と、電極体21の端面のうち、正極電極211の端面及び負極電極212の端面がセパレータ213A,213Bによって覆われていない端面を覆って貼付された絶縁テープ15A,15Bとを備える。絶縁テープ15A,15Bの融点は、セパレータ213A,213Bのシャットダウン温度よりも高い非水電解質二次電池。
【選択図】図4

Description

本発明は、非水電解質二次電池に関する。
従来、正極電極、負極電極、およびセパレータを含む電極体の近傍に、セパレータとは別に絶縁性のフィルムを配置した非水電解質二次電池の構成が知られている。
特開2008−234868号公報には、帯状の正極と、帯状の負極と、帯状のセパレータと、挿入用フィルムと、非水電解液と、角形の電池缶とを含む非水電解液二次電池が開示されている。この非水電解液二次電池では、正極と負極とは、セパレータを介して捲回されて扁平状の捲回体を構成し、挿入用フィルムは、捲回体の側面および底面を覆い、挿入用フィルムで覆われた捲回体は、非水電解液とともに電池缶に挿入されている。
特開2012−190711号公報には、金属からなる電池缶と、電池缶に収納され、正極、負極およびセパレータを含む捲回体と、一方端が電池缶の蓋体に接続され、他方端が正極に接続された正極タブと、一方端が電池缶の蓋体に設けられた負極端子に接続され、他方端が負極に接続された負極タブと、捲回体の高さよりも高い高さを有するとともに捲回体と電池缶との間に配置され、セパレータが縮む温度よりも高い温度で縮む、または縮まない絶縁性フィルムとを備える非水電解液二次電池が開示されている。
特開2008−234868号公報 特開2012−190711号公報
非水電解質二次電池において、一軸延伸または二軸延伸されたポリオレフィンの微多孔膜がセパレータとして使用される場合がある。延伸された膜にはひずみが生じており、高温に曝されると、残留応力によって収縮する場合がある。そのため、電極体が高温に曝されたとき、正極と負極とが短絡する可能性がある。
上記の特許文献には、電極体と電池缶との間に絶縁性のフィルム(挿入フィルムまたは絶縁性フィルム)を配置することによって、電極体の挿入を容易にできるとともに、電極体の電極と電池缶との短絡を防止できると記載されている。しかし、正極と負極との短絡の防止に関する開示はない。
本発明の目的は、正極と負極とが短絡することを抑制できる非水電解質二次電池の構成を得ることである。
本発明の一実施形態にかかる非水電解質二次電池は、正極電極、負極電極、およびセパレータを含む電極体と、電極体の端面のうち、正極電極の端面および負極電極の端面がセパレータによって覆われていない端面を覆って貼付された絶縁テープとを備える。絶縁テープの融点は、セパレータのシャットダウン温度よりも高い。
電極体の端面のうち、正極電極および負極電極の端面がセパレータによって覆われていない端面では、この端面と垂直な方向にセパレータが収縮することによって、正極電極および負極電極がセパレータから露出する可能性がある。上記の構成によれば、このような端面を覆って絶縁テープが貼付されているため、セパレータの収縮が抑制される。絶縁テープの融点はセパレータのシャットダウン温度よりも高いので、少なくともシャットダウン温度に達するまで、正極電極と負極電極とが短絡することを抑制することができる。
本発明によれば、正極と負極とが短絡することを抑制できる非水電解質二次電池の構成が得られる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる非水電解質二次電池の概略構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態にかかる非水電解質二次電池の構成から、電極体を抜き出して示す斜視図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った模式的断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った模式的断面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態にかかる非水電解質二次電池が備える電極体の概略構成を示す斜視図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿った模式的断面図である。 図7は、本発明の第3の実施形態にかかる非水電解質二次電池の構成から、電極体を抜き出して示す斜視図である。 図8は、絶縁テープの貼付方法の一例を説明するための図である。 図9は、第3の実施形態の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる非水電解質二次電池1の概略構成を示す斜視図である。非水電解質二次電池1は、外装缶11、フタ板(トップカバー)12、負極端子13、封止栓14、電極体21、絶縁テープ15Aおよび15B、ならびに図示しない電解液を備えている。
ここで説明の便宜のため、外装缶11の外形に沿って、図1に示すようにx方向、y方向、z方向を定める。非水電解質二次電池1は、y方向の寸法がx方向およびz方向の寸法よりも小さい、扁平形状の電池である。
外装缶11は、一方端が開口した箱型の形状であり、内部に電極体21を収納している。外装缶11の開口部は、フタ板12によって塞がれている。外装缶11およびフタ板12は、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成されている。
電極体21には、絶縁テープ15Aおよび15Bが貼付されている。電極体21の詳しい構成は後述する。
フタ板12の中央部には、負極端子13が配置されている。負極端子13は、例えば、ニッケル、またはニッケルメッキされた銅によって形成されている。負極端子13は、フタ板12を貫通し、電極体21の負極電極と電気的に接続されている。フタ板12と負極端子13とは、図示しない絶縁パッキングによって電気的に絶縁されている。
なお、電極体21の正極電極は、フタ板12と電気的に接続されている。この構成によって、フタ板12およびフタ板12と導通している外装缶11は、正極端子として機能している。
フタ板12には、電解液を注液するための注液口12aが形成されている。注液口12aは、フタ板12を貫通している。注液口12aは、電解液が注液された後、封止栓14によって封止される。
電解液は、有機溶媒にリチウム塩を溶解させた溶液である。有機溶媒として、ビニレンカーボネート(VC)、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、またはγ‐ブチロラクトン等を、単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。リチウム塩として、LiPF、LiBF、またはLiN(CFSO等を用いることができる。
図2は、非水電解質二次電池1の構成から、電極体21を抜き出して示す斜視図である。図2に示すように、電極体21からは、正極タブ214および負極タブ215が引き出されている。正極タブ214は電極体21の正極電極と電気的に接続され、負極タブ215は電極体21の負極電極と電気的に接続されている。
図3は、図2のIII−III線に沿った模式的断面図である。電極体21は、帯状の正極電極211と、帯状の負極電極212と、帯状のセパレータ213Aおよび213Bとを備えている。電極体21は、セパレータ213A、正極電極211、セパレータ213B、および負極電極212をこの順番で重ねて、負極電極212を内側にしてz方向のまわりに捲回したものである。
正極電極211は、詳しい構成は図示していないが、帯状の正極集電体の片面または両面に正極合剤層が形成されたものである。正極集電体は、例えば、アルミニウムまたはチタン等の箔、平織金網、エキスパンドメタル、ラス網、またはパンチングメタル等によって形成される。
正極合剤層は、正極活物質と、導電助剤と、バインダとを混合して形成される。正極活物質として、マンガン酸リチウム、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、酸化バナジウム、または酸化モリブデン等を用いることができる。導電助剤として、黒鉛、カーボンブラック、またはアセチレンブラック等を用いることができる。バインダとして、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、およびポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を、単独または混合して用いることができる。
負極電極212は、詳しい構成は図示していないが、帯状の負極集電体の片面または両面に負極合剤層が形成されたものである。負極集電体は、例えば、銅、ニッケル、またはステンレス等の箔、平織金網、エキスパンドメタル、ラス網、またはパンチングメタル等によって形成される。
負極合剤層は、負極活物質と、バインダとを混合して形成される。負極活物質として、天然黒鉛、メソフェーズカーボン、または非晶質カーボン等を用いることができる。バインダとして、カルボキシメチルセルロース(CMC)およびヒドロキシプロピルセルロース(HPC)等のセルロース、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリルゴム等のゴムバインダ、PTFE、ならびにPVDF等を、単独または混合して用いることができる。
セパレータ213Aおよび213Bは、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、またはポリフェニルサルフィド(PPS)等の、多孔性フィルムまたは不織布である。
セパレータ213Aおよび213Bは、シャットダウン機能を備えている。すなわち、セパレータ213Aおよび213Bは、所定の温度(シャットダウン温度)に達すると、空孔が閉塞する。
図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。セパレータ213Aおよび213Bは、正極電極211と負極電極212とが短絡しないように、正極電極211および負極電極212よりも、z方向の寸法が大きく形成されている。より詳しくは、セパレータ213Aおよび213Bのz方向の両端は、正極電極211および負極電極212のz方向の両端よりも外側にある。換言すれば、セパレータ213Aおよび213Bは、正極電極211および負極電極212から、z方向の両側に突出している。
以下の説明では、電極体21のz方向と平行な側面を電極体21の周面と呼ぶ。図3に示すように、電極体21の周面は曲面である。しかし以下では、説明の便宜のため電極体21を直方体に近似して扱う場合がある。そして、電極体21を直方体に近似した場合において、最も面積の大きい2つの面(xz面)を電極体21の幅広面と呼び、幅広面を除いた4つの面(すなわちxy面およびyz面)を、電極体21の端面と呼ぶ場合がある。
図2および図4に示すように、電極体21のz方向の両端部には、絶縁テープ15Aおよび15Bが貼付されている。より詳しくは、絶縁テープ15Aは、電極体21のz方向プラス側の端部において、電極体21の周面の全周およびz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。絶縁テープ15Bは、電極体21のz方向マイナス側の端部において、電極体21の周面の全周およびz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。
また、絶縁テープ15Aは、正極タブ214および負極タブ215の一部も覆うように貼付されている。
図4に示すように、絶縁テープ15Aおよび15Bのそれぞれは、基材層151と、基材層151の片面に形成された粘着層152とを備えている。絶縁テープ15Aおよび15Bのそれぞれは、粘着層152によって、電極体21に固定されている。
上述のように、セパレータ213Aおよび213Bは、正極電極211および負極電極212から、z方向の両側に突出している。そのため、セパレータ213Aおよび213Bのz方向の両端部が、絶縁テープ15Aおよび15Bの粘着層152と接している。
絶縁テープ15Aおよび15Bは、耐熱性の高いものであることが好ましい。少なくとも、絶縁テープ15Aおよび15Bの融点は、セパレータ213Aおよび213Bのシャットダウン温度よりも高い。
絶縁テープ15Aおよび15Bは、セパレータ213Aおよび213Bよりも強度が高いことが好ましい。また、絶縁テープ15Aおよび15Bは、外装缶11(図1)との摩擦が小さい材料であることが好ましく、より具体的には、外装缶11への挿入方向における絶縁テープ15Aおよび15Bの動摩擦係数が、0.5以下であることが好ましい。
絶縁テープ15Aおよび15Bは、例えば、PP、PET、ポリイミド等の粘着テープである。
[非水電解質二次電池1の製造方法]
以下、非水電解質二次電池1の製造方法の一例を説明する。
正極活物質、導電助剤、およびバインダを、純水または有機溶媒中で十分に混合し、分散体を作製する。分散体を、ダイコータ、スリットコータ、ディップコータ等を用いて、正極集電体の片面または両面に塗布する。塗布後、分散体を乾燥し、カレンダ処理によって厚さおよび密度を調整する。これによって、正極電極211が得られる。正極電極211に、溶接または導電性接着材によって正極タブ214を取り付ける。
負極活物質、およびバインダを、純水または有機溶媒中で十分に混合し、分散体を作製する。分散体を、ダイコータ、スリットコータ、ディップコータ等を用いて、負極集電体の片面または両面に塗布する。塗布後、分散体を乾燥し、カレンダ処理によって厚さおよび密度を調整する。これによって、負極電極212が得られる。負極電極212に、溶接または導電性接着材によって負極タブ215を取り付ける。
正極電極211、負極電極212、ならびにセパレータ213Aおよび213Bを、断面形状が円形、楕円形、または菱形の巻き芯を用いて捲回した後、巻き芯を抜き、一方向に圧力をかけて偏平形状にする。あるいは、正極電極211、負極電極212、ならびにセパレータ213Aおよび213Bを、断面形状が扁平形状の巻き芯を用いて捲回して、扁平形状の電極体としても良い。これによって、電極体21が得られる。
電極体21の捲回軸方向の両端部に、絶縁テープ15Aおよび15Bを貼付する。
外装缶11とフタ板12とを準備する。フタ板12には、あらかじめ負極端子13を取り付けておく。外装缶11は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金の板を深絞り加工して製造される。フタ板12は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金の板を打ち抜いて製造される。
正極タブ214とフタ板12とを溶接し、負極タブ213と負極端子13とを溶接する。絶縁テープ15Aおよび15Bを貼付した電極体21を外装缶11に収納し、外装缶11の開口部にフタ板12を嵌合する。この状態で、外装缶11の開口部の内周とフタ板12の外周部とを溶接する。
注液口12aから電解液を注液し、必要に応じて予備充電を行う。その後、注液口12aに封止栓14を嵌合し、注液口12aの内周と封止栓14の外周とを溶接して、注液口12aを密封する。その後、所定の容量まで充電することによって、非水電解質二次電池1が製造される。
[非水電解質二次電池1の効果]
上述のように、電極体21は、正極電極211、負極電極212、ならびにセパレータ213Aおよび213Bが、z方向のまわりに捲回されたものである。図4に示すように、正極電極211および負極電極212のz方向と垂直な端面は、セパレータ213Aおよび213Bによって覆われていない。
セパレータは、高温になると収縮する場合がある。非水電解質二次電池1においてセパレータ213Aおよび213Bがz方向に収縮すると、正極電極211と負極電極212とが、z方向の端部近傍において短絡する可能性がある。
本実施形態によれば、絶縁テープ15Aおよび15Bが、電極体21のz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。これによって、セパレータ213Aおよび213Bのz方向の両端部が、絶縁テープ15Aおよび15Bによって固定されている。絶縁テープ15Aおよび15Bの融点は、セパレータ213Aおよび213Bのシャットダウン温度よりも高い。そのため、セパレータ213Aおよび213Bは、シャットダウン温度以上になっても、絶縁テープ15Aおよび15Bによってz方向への収縮が抑制される。これによって、正極電極115Aと負極電極115Bとの短絡を抑制することができる。
絶縁テープを上記の箇所の一部にしか貼付しなかった場合には、絶縁テープを貼付しなかった場所でセパレータ213Aおよび213Bが収縮する可能性がある。本実施形態によれば、絶縁テープ15Aおよび15Bは、電極体21のz方向の両端部において、電極体21の周面の全周およびz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。これによって、セパレータ213Aおよび213Bの収縮をより確実に抑制できる。
本実施形態によれば、絶縁テープ15Aは、正極タブ214および負極タブ215の一部を覆って貼付されている。これによって、絶縁テープ15Aと電極体21との接着をより強くできる。
絶縁テープ15Aおよび15Bの強度をセパレータ213Aおよび213Bの強度よりも高くすることによって、電極体21を外装缶11に挿入しやすくなる。絶縁テープ15Aおよび15Bによって電極体21の表面の一部が覆われているため、外装缶21のエッジなどで電極体21に傷がつくのを防止できるからである。
絶縁テープ15Aおよび15Bを外装缶11との摩擦が小さい材料にすることによって、電極体21を外装缶11に挿入しやすくなる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態にかかる非水電解質二次電池は、非水電解質二次電池1と比較して、電極体の構成だけが異なっている。図5は、本発明の第2の実施形態にかかる非水電解質二次電池が備える電極体22の概略構成を示す斜視図である。図6は、図5のVI−VI線に沿った模式的断面図である。
図6に示すように、電極体22は、複数のシート状の正極電極221A〜221Dと、複数のシート状の負極電極222A〜222Cと、帯状のセパレータ223とを備えている。電極体22は、つづら折り状に折り曲げられたセパレータ223の間に正極電極221A〜221Dおよび負極電極222A〜222Cが配置され、さらにz方向の周りにセパレータ223が最外周に1周巻かれたものである。
図5に示すように、電極体22からは、正極タブ224および負極タブ225が引き出されている。正極タブ224は、正極電極221A〜221Dのそれぞれと図示しないリードによって電気的に接続されている。負極タブ225は、負極電極222A〜222Cのそれぞれと図示しないリードによって電気的に接続されている。
電極体21と同様に、電極体22のz方向の両端部には、絶縁テープ15Aおよび15Bが貼付されている。すなわち、絶縁テープ15Aは、電極体22のz方向プラス側の端部において、電極体22の周面の全周およびz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。絶縁テープ15Bは、電極体22のz方向マイナス側の端部において、電極体22の周面の全周およびz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。また、絶縁テープ15Aは、正極タブ224および負極タブ225の一部も覆うように貼付されている。
なお、絶縁テープ15Aおよび15Bの融点は、セパレータ223のシャットダウン温度よりも高い。
図6に示すように、電極体22では、セパレータ223が最外周に巻かれていることによって、正極電極221A〜221Dおよび負極電極222A〜222Cの端面のうち、x方向と垂直な端面はセパレータ223によって覆われている。そのため、セパレータ223が収縮しても、正極電極221A〜221Dおよび負極電極222A〜222Cのx方向の端部はセパレータ223から突出しない。
一方、正極電極221A〜221Dおよび負極電極222A〜222Cの端面のうち、z方向の端面はセパレータ223によって覆われていない。そのため電極体21の場合と同様に、セパレータ223がz方向に収縮すると、正極電極221A〜221Dと負極電極222A〜222Cとが、z方向の端部近傍において短絡する可能性がある。
本実施形態によれば、セパレータ223のシャットダウン温度よりも高い融点を持つ絶縁テープ15Aおよび15Bが、電極体22のz方向と垂直な端面を覆って貼付されている。そのため、第1の実施形態の場合と同様に、セパレータ223のz方向の両端部が固定され、セパレータ223の収縮が抑制される。これによって、正極電極221A〜221Dと負極電極222A〜222Cとの短絡を抑制することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態にかかる非水電解質二次電池は、非水電解質二次電池1と比較して、絶縁テープの構成だけが異なる。図7は、本発明の第3の実施形態にかかる非水電解質二次電池の構成から、電極体21を抜き出して示す斜視図である。本実施形態では、絶縁テープ15Aおよび15Bに代えて、絶縁テープ15Cが電極体21に貼付されている。
絶縁テープ15Cは、電極体21の4つの端面の全部と、正極タブ214および負極タブ215の一部とを覆っている。絶縁テープ15Cが電極体21のz方向の端面を覆っていることによって、第1の実施形態と同様に、セパレータ213Aおよびセパレータ213Bのz方向への収縮が抑制される。これによって、正極電極115Aと負極電極115Bとの短絡を抑制することができる。
絶縁テープ15Cには開口15Caが形成されている。開口15Caによって、電極体21の周面の一部が露出している。開口15Caを通じて、電極体21に電解液を浸透させやすくできる。
図8は、絶縁テープ15Cの貼付方法の一例を説明するための図である。絶縁テープ15Cは、一枚の連続したテープである。まず、絶縁テープ15Cを、正極タブ214および負極タブ215の一方の面(y方向プラス側の面)ならびに電極体21の幅広面の一方側(y方向プラス側の面)に貼付する。続いて、絶縁テープ15Cを電極体21のz方向マイナス側の端部において折り曲げ、電極体21の幅広面の他方側(y方向マイナス側の面)ならびに正極タブ214および負極タブ215の他方の面(y方向マイナス側の面)に貼付する。その後、電極体21のx方向と垂直な端面が覆われるように、絶縁テープ15Cを電極体21の周面に沿って曲げながら貼付する。
本実施形態によれば、上述のように一枚のテープを貼付するだけで良いため、第1の実施形態と比較して、作業を簡略化できる。
本実施形態では電極体21に絶縁テープ15Cが貼付されている場合を説明したが、電極体22に絶縁テープ15Cを貼付しても、同様の効果が得られる。
また、電極体21および電極体22に代えて、図9に示すような電極体23に絶縁テープ15Cを貼付しても良い。電極体23は、複数のシート状の正極電極と、複数のシート状の負極電極と、複数のシート状のセパレータとが、y方向に積層されたものである。
電極体23では、正極電極および負極電極の4つの端面は、セパレータによって覆われていない。そのため、セパレータがxz面内で収縮すると、正極電極と負極電極とが短絡する可能性がある。
絶縁テープ15Cは、電極体23の4つの端面の全部を覆っている。この構成によって、セパレータのxz面内の収縮が抑制され、正極電極と負極電極との短絡を抑制することができる。すなわち、絶縁テープ15Cがx方向と垂直な端面に貼付されていることによってセパレータのx方向の収縮が抑制され、絶縁テープ15Cがz方向と垂直な端面に貼付されていることによってセパレータのz方向の収縮が抑制される。
[その他の実施形態]
以上、本発明についての実施形態を説明した。本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
上述の実施形態では、外装缶の極性が正極である場合を説明した。しかし、外装缶の極性は負極であっても良い。あるいは、外装缶と絶縁された正極端子を別に設けて、外装缶は正極電極および負極電極の両方から絶縁されている構成としても良い。また、上述の実施形態では、電極体が金属の外装缶に収容されている場合を説明したが、電極体がラミネートフィルム等に収容されている構成としても良い。
以上の実施形態によって例示したように、本発明の実施形態にかかる非水電解質二次電池は、正極電極、負極電極、およびセパレータを含む電極体と、絶縁テープとを少なくとも備える。絶縁テープは、電極体の端面のうち、正極電極および負極電極の端面がセパレータによって覆われていない端面を少なくとも覆って貼付されていれば良い。絶縁テープの融点は、セパレータのシャットダウン温度よりも高ければ良い。
電極体の端面のうち、正極電極および負極電極の端面がセパレータによって覆われていない端面では、この端面と垂直な方向にセパレータが収縮することによって、正極電極および負極電極がセパレータから露出する可能性がある。上記の構成によれば、このような端面を覆って絶縁テープが貼付されているため、セパレータの収縮が抑制される。絶縁テープの融点はセパレータのシャットダウン温度よりも高いので、少なくともシャットダウン温度に達するまで、正極電極と負極電極とが短絡することを抑制することができる。
電極体は、正極電極、負極電極、およびセパレータが所定の軸方向の周りに巻回されたものであっても良い。この場合、絶縁テープは、電極体の軸方向の両端部において、電極体の周面の全周および軸方向と垂直な端面を覆って貼付されていれば良い。
あるいは、電極体は、つづら折りに折り曲げられたセパレータの間に正極電極および負極電極が配置され、さらに所定の軸方向の周りにセパレータが最外周に1周以上巻かれたものであっても良い。この場合、絶縁テープは、電極体の軸方向の両端部において、電極体の周面の全周および軸方向と垂直な端面を覆って貼付されていれば良い。
非水電解質二次電池は、正極電極と電気的に接続された正極タブと、負極電極と電気的に接続された負極タブとをさらに備えていても良い。この場合、絶縁テープは、正極タブおよび負極タブの一部を覆って貼付されることが好ましい。この構成によれば、絶縁テープと電極体との接着をより強くできる。
絶縁テープには、絶縁テープを貫通する開口が形成されていることが好ましい。この構成によれば、電極体に電解液を浸透させやすくできる。
絶縁テープの強度は、セパレータの強度よりも高いことが好ましい。この構成によれば、製造時に電極体に傷がつくのを防止することができる。
非水電解質二次電池は、電極体を収容する外装缶をさらに備えていても良い。この場合、外装缶への挿入方向における絶縁テープの動摩擦係数は、0.5以下であることが好ましい。この構成によれば、電極体を外装缶に挿入しやすくできる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。なお、この実施例は本発明を限定するものではない。
絶縁テープの貼付方法を変えて、複数の非水電解質二次電池を作製した。作製した電池をセパレータのシャットダウン温度以上まで加熱した後、セパレータの収縮の有無を確認する試験を行った。
[実施例]
LiCoO90重量部、アセチレンブラック7重量部、PVDF3重量部を、N‐メチル‐2‐ピロリドン(NMP)中で均一になるように混合し、スラリーを調整した。調整したスラリーを、アルミニウム箔の両面に塗布した。スラリーを乾燥させて溶媒を除去し、正極合剤層とした。カレンダ処理を行って、正極合剤層の密度を調整した。
黒鉛98質量部と、粘度が1500〜5000mPa・sの範囲に調整された、1質量%の濃度のカルボキシメチルセルロース水溶液1.0質量部と、スチレン-ブタジエンゴム1.0質量部とを、比伝導度が2.0×10Ω/cm以上のイオン交換水を溶剤として混合し、水系の負極合剤含有スラリーを調整した。調整したスラリーを、銅箔の両面に塗布した。スラリーを乾燥させて溶媒を除去し、負極合剤層とした。カレンダ処理を行って、負極合剤層の密度を調整した。
正極電極、負極電極、およびセパレータを所定の軸方向(以下、捲回軸方向と呼ぶ)の周りに捲回し、さらに一方向に圧縮して扁平形状の電極体を作製した。セパレータは、PEの微多孔膜を使用した。
電極体の捲回軸方向と垂直な端面の両方を覆って、PP製の絶縁テープを貼付した。
絶縁テープを貼付した電極体を、アルミニウム合金製の角型の電池ケースに挿入した。電池ケースに電解液を注入して、非水電解質二次電池を作製した。電解液は、ECとMECとを体積比で1:2になるように混合した溶媒に、LiPFを濃度1.2mol/リットルで溶解させて調整した。
[比較例1]
電極体の捲回軸方向と垂直な端面の一方だけを覆って、PP製の絶縁テープを貼付した。その他は、実施例と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
[比較例2]
電極体の捲回軸方向と垂直な端面の一方を覆ってPP製の絶縁テープを貼付し、さらに他方の端面の一部にもPP製の絶縁テープを貼付した。その他は、実施例と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
[試験方法]
作製した非水電解質二次電池のそれぞれを、1.0Cの電流値で電池電圧が4.35Vになるまで定電流充電を行い、次いで、4.35Vでの定電圧充電を行う定電流−定電圧充電を行った。充電終了までの総充電時間は2.5時間とした。前記条件で充電した各電池を恒温槽に入れ、30℃から150℃まで、毎分5℃の割合で昇温し、その後引き続き150℃で1時間加熱した。
その後、非水電解質二次電池を分解し、セパレータが収縮して電極が露出している部分があるかどうかを確認した。
[試験結果]
実施例の非水電解質二次電池では、電極が露出しているものは確認されなかった。
比較例1の非水電解質二次電池では、絶縁テープを貼付しなかった側の電極体の端面の近傍で、電極が露出しているのが確認された。
比較例2の非水電解質二次電池においても、絶縁テープを貼付しなかった側の電極体の端面の近傍で、電極が部分的に露出しているのが確認された。
1 非水電解質二次電池、11 外装缶、12 フタ板、13 負極端子、14 封止栓、15A,15B,15C 絶縁テープ、21,22,23 電極体、211,221 正極電極、212,222 負極電極、 213A,213B,223 セパレータ、214,224 正極タブ、215,225 負極タブ

Claims (7)

  1. 正極電極、負極電極、およびセパレータを含む電極体と、
    前記電極体の端面のうち、前記正極電極の端面および前記負極電極の端面が前記セパレータによって覆われていない端面を覆って貼付された絶縁テープとを備え、
    前記絶縁テープの融点は、前記セパレータのシャットダウン温度よりも高い、非水電解質二次電池。
  2. 前記電極体は、前記正極電極、前記負極電極、および前記セパレータが所定の軸方向の周りに巻回されたものであり、
    前記絶縁テープは、前記電極体の前記軸方向の両端部において、前記電極体の周面の全周および前記軸方向と垂直な端面を覆って貼付されている、請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記電極体は、つづら折りに折り曲げられた前記セパレータの間に前記正極電極および前記負極電極が配置され、さらに所定の軸方向の周りに前記セパレータが最外周に1周以上巻かれたものであり、
    前記絶縁テープは、前記電極体の前記軸方向の両端部において、前記電極体の周面の全周および前記軸方向と垂直な端面を覆って貼付されている、請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記正極電極と電気的に接続された正極タブと、
    前記負極電極と電気的に接続された負極タブとをさらに備え、
    前記絶縁テープは、前記正極タブおよび前記負極タブの一部を覆って貼付される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記絶縁テープには、前記絶縁テープを貫通する開口が形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記絶縁テープの強度は、前記セパレータの強度よりも高い、請求項1〜5のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池。
  7. 前記電極体を収容する外装缶をさらに備え、
    前記外装缶への挿入方向における前記絶縁テープの動摩擦係数は、0.5以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の非水電解質二次電池。
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