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JP2015143012A - インクジェット記録装置および画像処理装置 - Google Patents

インクジェット記録装置および画像処理装置 Download PDF

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JP2015143012A JP2014254038A JP2014254038A JP2015143012A JP 2015143012 A JP2015143012 A JP 2015143012A JP 2014254038 A JP2014254038 A JP 2014254038A JP 2014254038 A JP2014254038 A JP 2014254038A JP 2015143012 A JP2015143012 A JP 2015143012A
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Hiromitsu Yamaguchi
裕充 山口
義朋 丸本
Yoshitomo Marumoto
義朋 丸本
崇幸 牛山
Takayuki Ushiyama
崇幸 牛山
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Hitoshi Tsuboi
仁 坪井
龍太 加藤
Ryuta Kato
龍太 加藤
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  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
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Abstract

【課題】インクの種類や記録媒体の種類など、記録条件が様々に変化した場合であっても、つなぎスジの無い画像を安定して出力することが可能なインクジェット記録装置および画像処理装置を提供する。
【解決手段】第1の記録走査において吐出口列の一方の端部に位置する吐出口群に対応する画像データと、第2の記録走査において他方の端部に位置する吐出口群に対応する画像データに、補正処理を実行する。この際、第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を、記録条件に応じて調整する。これにより、ドットを追加したり削減したりすることが出来る領域を、記録条件に応じて適正化できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェット記録装置および画像処理装置に関する。
シリアル型のインクジェット記録装置では、画像データに従ってインクを吐出させながら記録ヘッドを移動する記録走査と、当該記録走査とは交差する方向に記録媒体を搬送する搬送動作とを交互に繰り返す。この際、記録媒体では、連続する2回の記録走査で記録される領域の境界部に、つなぎスジが生じることがある。
例えば特許文献1には、連続する2回の記録走査の記録領域を搬送方向にある程度オーバーラップさせ、オーバーラップした領域に記録するドットの数を、マスクパターンを用いて調整する方法が開示されている。この際、記録ヘッドの端部の記録率を徐々に低減するようなグラデーションマスクパターンを用いることにより、オーバーラップ領域単位の濃度ムラも抑制することが出来る。
また、特許文献2には、オーバーラップ領域は設けないが、境界部近傍に記録されるドット数をカウントし、カウントされたドット数に応じて境界部の間引きの割合を調整する方法が開示されている。つなぎスジの目立ち具合は、階調数すなわち記録されるドットの数に依存するが、特許文献2を採用すれば、階調数に応じて境界部のドット数を適度に調整出来るので、濃度によらずつなぎスジを目立ち難くすることが可能となる。一方、特許文献3には、特に白スジに着眼し、つなぎ部領域にドットを追加する方法が開示されている。
特開平08−25693号公報 特開2002−36524号公報 特開2008−922号公報
しかしながら、特許文献1を採用した場合、オーバーラップ領域と他の領域とで、画像を記録するために要する記録走査の回数が異なることになる。具体的には、1パス記録の場合、オーバーラップ領域は2回の記録走査に亘ってインクが付与されるが他の領域では1回の記録走査でインクが付与される。その結果、例えば顔料インクを用いて光沢紙に記録する場合などでは、オーバーラップ領域と他の領域で画像表面の凹凸の程度すなわち平滑度に差が生じ、これが光沢度のムラとして確認されてしまうことがあった。また、2色以上のインクを用いて混色記録を行う場合には、オーバーラップ領域と他の領域で色相や彩度の違いが生じ、これが色ムラとして確認されてしまう場合もあった。
更に、本発明者らの鋭意検討によれば、特許文献2を採用して、オーバーラップ領域を設けずに階調に応じて境界領域の間引き率を調整した場合であっても、つなぎスジが充分に低減されなかったり、かえって目立ってしまったりすることが確認された。そして、つなぎスジが現れる範囲(つなぎスジの太さ)は、インクや記録媒体の種類など様々な条件によって変化するにも係らず、従来では境界部に隣接した特定の領域に対してのみドット数の調整を行っていたので、つなぎスジが充分に低減されなかったのである。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、インクの種類や記録媒体の種類など、記録条件が様々に変化した場合であっても、つなぎスジの無い画像を安定して出力することが可能なインクジェット記録装置および画像処理装置を提供することである。
そのために本発明は、画像データに従ってインクを吐出する複数の吐出口が配列されてなる吐出口列を記録媒体に対し移動する記録走査と、該記録走査とは交差する方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、第1の記録走査において前記吐出口列の一方の端部に位置する吐出口が記録する位置と、第2の記録走査において前記吐出口列の他方の端部に位置する吐出口が記録する位置とが、前記記録媒体において前記搬送の方向に隣接するように、前記搬送動作を制御する搬送制御手段と、前記第1の記録走査において前記一方の端部に位置する吐出口を含む連続する複数の吐出口からなる第1の吐出口群に対応する画像データと、前記第2の記録走査において前記他方の端部に位置する吐出口を含む連続する複数の吐出口で構成される第2の吐出口群に対応する画像データに、インクを吐出する回数を追加または削減するための補正処理を実行する補正手段と、を有し、前記補正手段は、設定された記録条件に応じて、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする。
本発明によれば、2つの記録走査の境界部近傍において、ドットを追加したり削減したりする領域の幅を記録条件に応じて適正化することが出来るので、記録条件が様々に変化しても、つなぎスジの無い画像を安定して出力することが可能となる。
本発明に使用可能なインクジェット記録装置の構成を説明する側断面図である。 記録ヘッドを吐出口面側から見た図である。 インクジェット記録装置2における制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の画像処理を説明する図である。 ROMに記憶されているドット配置パターンの例を示す図である。 ドット配置パターンを設定するためのパターン選択テーブルを示す図である。 (a)および(b)は、つなぎスジ対策用のパターン選択テーブルを示す図である。 テーブル設定マトリクスαを示す図である。 評価値から濃度増減パラメータPを設定するためのテーブルを示す図である。 (a)〜(c)は、記録時のパターンテーブルを求める方法を示す図である。 (a)〜(c)は、補正幅を3画素とした場合のテーブル設定マトリクスおよびパターン選択テーブルを示す図である。 (a)および(b)は、濃度がレベル1程度であった場合のドット配列とつなぎスジの発生状態を示す図である。 (a)および(b)は、濃度がレベル2程度であった場合のドット配列とつなぎスジの発生状態を示す図である。 (a)〜(c)は、補正幅を2画素とした場合のテーブル設定マトリクスおよびパターン選択テーブルを示す図である。 本実施例6で使用するドット配置パターンI〜IVを示す図である。 (a)および(b)は実施例6で使用するパターン選択テーブルを示す図である。 記録時に用いるパターンテーブルを取得する方法を説明する図である。 実施例7で使用するドット配置パターンI〜IVを示す図である。 実施例7で使用するドット配置パターンI〜IVの変形例である。 (a)〜(f)は、実施例8で使用するパターン選択テーブルおよびテーブル設定マトリクスを示す図である。 (a)〜(f)は、上端に補正幅を設ける場合のパターン選択テーブルおよびテーブル設定マトリクスを示す図である。 テーブル設定マトリクスの別例を示す図である。 (a)〜(c)は、記録時のパターンテーブルを求める方法を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<記録装置の説明>
図1は、本発明に使用可能なインクジェット記録装置2(以下、単に記録装置ともいう)の記録部の構成を説明するための側断面図である。6つの記録ヘッド5と光学センサ32を搭載したキャリッジ1は、ベルト34を介して伝達されるキャリッジモータの駆動力によって、図のX方向に往復移動可能になっている。キャリッジ1が記録媒体に対し相対的にX方向に移動する最中、記録ヘッド5が記録データに従ってZ方向にインクを吐出することにより、プラテン4上に配置された記録媒体に1走査分の画像が記録される。1回分の記録走査が終了すると、記録媒体は1走査分の記録幅に対応した距離だけ図のX方向とは交差するY方向(搬送方向)に搬送される。このような複数回の記録走査と搬送動作を交互に繰り返すことにより、記録媒体に徐々に画像が形成される。
光学センサ32は、キャリッジ1とともに移動しながら検出動作を行うことにより、プラテン4の上に記録媒体が存在するか否かを判断する。キャリッジ1の走査領域であってプラテン4から外れた位置には、記録ヘッド5のメンテナンス処理を行うための回復手段30が配備されている。
<記録ヘッドの説明>
図2は、記録ヘッド5を吐出口面側から見た図である。記録ヘッド5には6つの吐出口列101〜106がX方向に並列配置されている。吐出口列101〜106のそれぞれには、インクを滴として吐出するための吐出口が複数(ここでは32個)Y方向(配列方向)に1200dpiのピッチで所定方向に配列している。吐出口列101〜106は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ライトシアン(Lc)およびライトマゼンタ(Lm)のインクをそれぞれ吐出する。
<制御部の説明>
図3は、インクジェット記録装置2における制御系の概略構成(記録制御装置)を示すブロック図である。主制御部300は、演算、選択、判別、制御などの処理動作を実行するCPU301、CPU301によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM302、記録データのバッファ等として用いられるRAM303、および入出力ポート304等を備えている。入出力ポート304には、記録媒体を搬送制御するためのLFモータ309、キャリッジ1を往復移動させ記録走査制御するためのCRモータ310、および記録ヘッド5のそれぞれを駆動(吐出制御)するための駆動回路305,306,307が接続されている。さらに、インターフェース回路311を介してホストコンピュータ312にも接続されている。以下に説明する本発明の特徴的な制御は、ホストコンピュータ312にインストールされたプリンタドライバが実行したり、記録装置2のCPU301がROM302に格納されているプログラムや各種パラメータに従って実行したりするものである。
<記録データ生成処理の説明>
図4は、ホストコンピュータ312および記録装置2が実行する画像処理を説明する図である。オリジナルの画像データ601は600dpiのRGBデータであり、プリンタドライバはまずこの画像データ601を取得し、記録装置2が用いるインク色CMYKLcLmに対応した600dpiの濃度データ602に変換する。その後、多値誤差拡散法やディザ法などを用い、CMYKLcLm夫々の濃度データ602を、0〜2の3段階のレベル(階調数)を有する量子化データ603に変換する。なお、ここでは一例として3値に量子化する例を示したが、量子化(N値)はこれに限るものではない。ホストコンピュータ312は、この状態の各色の量子化データを濃度情報として記録装置2に転送する。
3値の画像データを受け取ったCPU301は、予めROM302に格納されているドット配置パターンを参照することにより、600dpiの量子化データ603を、1200dpiの2値のドット記録用データ604に変換する。更に、後述するような本発明の特徴的な処理を施した後、RAM303内に用意されているプリントバッファに記録データを蓄積していく。この記録データは、1200dpiで配列する2×2の各画素に対し記録(1)または非記録(0)を定める2値データである。
1走査分以上の記録データがRAM303に蓄積されると、CPU301はROM302に格納されたプログラムに従って、ドット記録用データ604に基づいた記録動作を実行する。具体的には、2値のドット記録用データ604を1走査分ずつ読み出しながら記録ヘッド5に吐出動作を行わせる。この際、主走査方向の記録解像度は1200dpiとしても良いが、600dpiとすることも出来る。600dpiの場合、記録結果605を参照するに、主走査方向に並ぶ記録データ1および2に対応するドットは、画素位置Aに重複して記録される。また、記録データ3および4に対応するドットは、画素位置Bに重複して記録される。CPU301は、入出力ポート304を介して各種モータを随時駆動制御しながら、これら記録データ604に従って記録ヘッド5から吐出動作を行うことにより、記録媒体に1ページ分の画像を記録する。
図5は、ROM302に記憶されているドット配置パターンの例を示す図である。CPU301は、レベル0〜3のいずれかを示す600dpiの量子化データに応じて、2×2の各エリアに対しドットの記録(黒)または非記録(白)が定められたドット配置パターンを選択する。通常、画素領域に相当する2×2エリアに記録されるドットの数はレベル数が上がるにつれて増えるが、ここではこの増え方が互いに異なるような4種類のドット配置パターンI〜IVを用意している。以下、具体的にドット配置パターンI〜IVの内容を説明する。
レベル0については、パターンI〜IIIでは記録画素(黒で示したエリア)の数は0、パターンIVでは1となっている。レベル1については、パターンIおよびIIでは記録画素の数は1、パターンIIIでは0、パターンIVでは2となっている。レベル2については、パターンIおよびIIでは記録画素の数は2、パターンIIIでは1、パターンIVでは3となっている。更に、レベル3については、パターンIおよびIIでは記録画素の数は3、パターンIIIでは2、パターンIVでは4となっている。このような4種類のパターンを比較すると、パターンIおよびIIではレベル数に対し記録画素が順当に増えているのに対し、パターンIIIでは記録画素の数がこれらと同一か抑えられ、パターンIVでは増大されているのが分かる。パターンIIIを用いて作成した2値データに含まれる周波数領域における低周波成分は、パターンIおよびIIを用いて作成した2値データに含まれる周波数領域における低周波成分に比べて多いことがわかる。また、パターンIVを用いて作成した2値データに含まれる周波数領域における高周波成分はパターンIおよびIIを用いて作成した2値データに含まれる周波数領域における高周波成分に比べて多いことがわかる。本明細書において、パターンIおよびIIのように、レベル数に対し記録画素が順当に増えているパターンを第1のドット配置パターン群と称する。また、パターンIIIやパターンIVのように、第1のドット配置パターンに比べ、記録画素の数が多かったり少なかったりするパターンを第2のドット配置パターン群と称する。本実施形態では、これら4種類のドット配置パターンを用意し、比較的黒スジが目立ちやすい境界部では、ドット数を抑えて黒スジを目立たなくするために、パターンIIIを参照して2値化処理を行うようにする。また、比較的白スジが目立ちやすい境界部では、ドット数を増やして白スジを目立たなくするために、パターンIVを参照して2値化処理を行うようにする。なお、図5では4種類のドット配置パターンを説明したが、記録画素の位置を互いに異ならせた更に多くのドット配置パターンを用意することも出来る。
図6は、600dpiで配列する画素のそれぞれで使用するドット配置パターンを設定するためのパターン選択テーブルを示す図である。ここでは説明を簡単にするため、各吐出口列の16ずつの吐出口を用いて記録媒体上の単位領域に対して1パス記録を行う場合を示している。この場合、1回の記録走査では600dpiの8画素幅の単位領域が記録され、図では、この1回の記録走査で記録される単位領域のY方向の幅を単位領域幅、各記録走査の境界部を単位領域の境界部として示している。図において、パターン選択テーブルは、Y方向には単位領域幅に一致した8画素、X方向には16画素の領域を有し、パターン選択テーブル内の全ての画素について、パターンIまたはIIが設定されている。このようなパターン選択テーブルは、X方向(主走査方向)およびY方向(副走査方向)に繰り返し使用される。
図7(a)および(b)は、本実施形態で使用するつなぎスジ対策用のパターン選択テーブルAおよびBを示す図である。図7(a)に示したパターン選択テーブルAにおいて、上端の1画素幅ではパターンIIおよびIVが交互に設定され、下端の1画素幅ではパターンIおよびIVが交互に設定されている。上端と下端を除く中央の6画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。上端の1画素幅は吐出口列の一方の端部に配置された2つの吐出口(第1の吐出口群)701に対応し、下端の1画素幅は吐出口列の他方の端部に配置された2つの吐出口(第2の吐出口群)702に対応する。そして、連続する2回の記録走査のうち、先行して行われる第1の記録走査において第1の吐出口群が記録する領域と、後続して行われる第2の記録走査において第2の吐出口群が記録する領域とが隣接して配置され、その境界がつなぎ部となる。
このようなパターン選択テーブルAを用いた場合、上端と下端の1画素幅では中央よりもドットが追加されて記録されることになる。すなわち、第1の吐出口群701と第2の吐出口群702が、これら吐出口群以外の吐出口に比べ吐出回数が増加される。そして、このようなパターン選択テーブルAは、第1の記録走査において第1の吐出口群が記録する領域と、第2の記録走査において第2の吐出口群が記録する領域との境界に白スジが目立つ場合に有効なテーブルとなる。
一方、図7(b)に示したパターン選択テーブルBでは、上端の1画素幅ではパターンIおよびIIIが交互に設定され、下端の1画素幅ではパターンIIおよびIIIが交互に設定されている。そして、上端と下端を除く中央の6画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルBを用いた場合、上端と下端の1画素幅では中央よりもドットが削減されて記録されることになる。すなわち、第1の吐出口群701と第2の吐出口群702が吐出する回数が削減されることになる。このようなパターン選択テーブルBは、第1の記録走査において第1の吐出口群が記録する領域と、第2の記録走査において第2の吐出口群が記録する領域との境界に黒スジが目立つ場合に有効なテーブルとなる。
ところで、黒スジや白スジの目立ち方は画像濃度に応じて変化する。例えば、同じ記録媒体に同じインクで記録する場合であっても、濃度が低いときに目立った黒スジが、濃度が高いときは目立たなくなることがある。このような場合、黒スジを低減するために、常に図7(b)で示したパターン選択テーブルBを用いると、レベル1の場合もレベル2の場合もドット配置パターンIIIによって一様にドットが間引かれてしまう。その結果、主にレベル2で構成されるような濃度が高い領域では、行き過ぎた補正によって白スジが発生するおそれが生じる。すなわち、パターン選択テーブルAおよびBのいずれを用いるかは、各画素の階調値に応じて調整されることが好ましいと言える。そのため、階調値に応じて適切なドット配置パターンを選択するための、テーブル設定マトリクスと濃度増減パラメータPを用意する。
図8は、テーブル設定マトリクスαを示す図である。テーブル設定マトリクスαは、パターン選択テーブルAおよびBと等しい領域すなわち主走査方向16画素×副走査方向8画素領域を有し、個々の画素には、図のように1〜16のパラメータ(閾値)が割り当てられている。上端の1画素幅および下端の1画素幅の各画素には、1〜16のパラメータが1つずつ順不同に割り当てられており、中央の6画素幅領域は一様に16が割り当てられている。本実施形態では、このようなテーブル設定マトリクスα(閾値マトリクス)の各パラメータを、濃度増減パラメータPと比較する。そして両者の大小関係によって、各画素について、パターン選択テーブルAに従ってドット配置パターンを設定するか、パターン選択テーブルBに従ってドット配置パターンを設定するかを決定する。このようにすれば、濃度増減パラメータPを大きく設定するか小さく設定するかによって、上下端部に配置する16の画素の中で、パターン選択テーブルAとパターン選択テーブルBのそれぞれが設定される割合を調整することが出来る。
ここで、濃度増減パラメータPの設定方法について説明する。濃度増減パラメータPは、記録しようとする画像において、白スジが目立ちやすいほどパターン選択テーブルAが多く設定され、黒スジが目立ちやすいほどパターン選択テーブルBが多く設定されるように、調整される。この際、白スジや黒スジの目立ちやすさは、例えばオリジナル画像データのL値によって判断することが出来るが、ここではブラックKの濃度データ602を評価値として使用する例について説明する。この際、評価値は0〜255の値をとりうる。
図9は0〜255の評価値(ブラック濃度データ)から0〜16の濃度増減パラメータPを設定するためのテーブルを示す図である。本例では、ブラックの濃度値が高いほど濃度増減パラメータPが低い値となるように、両者が対応づけられている。
図10(a)〜(c)は、図8で示したテーブル設定マトリクスαと、図9のテーブルを用いて選択された濃度増減パラメータPから、記録時に実際に用いるパターンテーブルCを求める方法を説明する図である。図10(a)は、濃度増減パラメータPが「8」に設定された場合を示す図である。
本実施形態において、個々の画素が使用するドット配置パターンは、テーブル設定マトリクスαにて夫々の画素に設定されたパラメータを濃度増減パラメータPと比較することによって決定する。具体的には、テーブル設定マトリクスαのパラメータが濃度増減パラメータPよりも大きい場合、その画素にはパターン選択テーブルAの相当画素に設定されたドット配置パターンが宛がわれる。一方、テーブル設定マトリクスαのパラメータが濃度増減パラメータ以下の場合、その画素にはパターン選択テーブルBの相当画素に設定されたドット配置パターンが宛がわれる。
例えば、テーブル設定マトリクスαの上下端画素列を除く領域では、パラメータは一様に「16」であり、濃度増減パラメータP=「8」よりも大きい。よって当該領域は、パターン選択テーブルAの該当領域に設定されているドット配置パターンIおよびIIが、その配列通りに設定される。一方、テーブル設定マトリクスαの上下端画素列領域のパラメータは「1」〜「16」であり、その半数は濃度増減パラメータP=「8」よりも大きいが、残りの半数は濃度増減パラメータP=「8」以下である。このため当該領域は、パターン選択テーブルAに設定されているドット配置パターンIIと、パターン選択テーブルBに設定されているドット配置パターンIが、その画素位置に従って交互に宛がわれる。その結果、記録時に実際に用いるパターンテーブルCは、上下端画素列領域もその他の領域も一様にドット配置パターンIおよびIIが交互に配置されている。
ここで、再度図5を参照するに、本実施形態のドット配置パターンIおよびIIは、ドットの追加も削減も行わないパターンである。すなわち、濃度増減パラメータP=「8」の場合、境界領域も非境界領域も一様にドット配置パターンIまたはIIが使用され、境界領域に対するドットの追加や削減は行われないことになる。言い換えると、特に白スジも黒スジも目立たない条件の場合、濃度増減パラメータP=「8」に設定されるようになっている。そして、テーブル設定マトリクスαおよびパターン選択テーブルAおよびBにおいては、濃度増減パラメータP=「8」である場合に、全ての画素領域においてドット配置パターンIおよびIIが交互に配置されるように、個々の画素のパラメータが設定されている。
一方、図10(b)は、すべての画素において濃度増減パラメータPが「0」に設定された場合を示す図である。テーブル設定マトリクスαおよびパターン選択テーブルは同図(a)と同じものである。テーブル設定マトリクスαの上下端画素列を除く領域では、パラメータは一様に「16」であり、濃度増減パラメータ「0」よりも大きい。よって当該領域は、図10Aと同様に、パターン選択テーブルAの該当領域に設定されているドット配置パターンIおよびIIが、その配列通りに設定される。一方、テーブル設定マトリクスαの上下端画素列領域のパラメータは「1」〜「16」のいずれかであり、全ての画素が濃度増減パラメータP=「0」よりも大きい。このため当該領域は、全ての画素においてパターン選択テーブルAに従って、ドット配置パターンIIおよびIVが交互に宛がわれる。すなわち、記録時に実際に用いるパターンテーブルCは、パターン選択テーブルAと等しいものとなる。パターンテーブルCには合計で16個のドット配置パターンIVが宛がわれることになる。
ここで、上下端の1画素列のみに配置されるドット配置パターンIVは、再度図5を参照するに、ドットを追加するパターンである。すなわち、濃度増減パラメータP=「0」の場合、端部領域(上下端の2画素列)にドットを追加する補正が行われる。また、本実施形態におけるテーブル設定マトリクスαは、濃度増減パラメータが0から8の範囲において、濃度増減パラメータが下がるごとにドット配置パターンIVが配置される数が多くなるように設定されている。したがって、濃度増減パラメータが0に近づく(すなわち、画像の濃度が高く白スジが目立ち易くなる)ほど、端部領域に追加されるドットの数も多くなるようになっている。
更に、図10(c)は、すべての画素において濃度増減パラメータPが「16」に設定された場合を示す図である。テーブル設定マトリクスαおよびパターン選択テーブルは図10(a)と同じものである。テーブル設定マトリクスαの上下端画素列を除く領域では、パラメータは一様に「16」であり、濃度増減パラメータ「16」と等しい。よって当該領域は、図10(a)と同様に、パターン選択テーブルBの該当領域に設定されているドット配置パターンIおよびIIが、その配列通りに設定される。一方、テーブル設定マトリクスαの上下端画素列領域のパラメータは「1」〜「16」のいずれかであり、全ての画素が濃度増減パラメータ「16」以下である。このため当該領域は、全ての画素においてパターン選択テーブルBに従って、ドット配置パターンIおよびIIIが交互に宛がわれる。パターンテーブルCには合計で16個のドット配置パターンIIIが宛がわれることになる。
ここで、上下端画素列のみに配置されるドット配置パターンIIIは、再度図5を参照するに、ドットを削減するパターンである。すなわち、濃度増減パラメータが「16」の場合、端部領域のドットを削減する補正が行われる。また、本実施形態におけるテーブル設定マトリクスαは、濃度増減パラメータが9から16の範囲において、濃度増減パラメータが上がるごとにドット配置パターンIIIが配置される数が多くなるように設定されている。したがって、濃度増減パラメータが16に近づく(すなわち、画素の濃度が低く黒スジが目立ち易くなる)ほど、端部領域から削減されるドットの数も多くなるようになっている。
以上図10(a)〜(c)を用いて説明したように、本実施形態によれば、一組のテーブル設定マトリクスα及びパターン選択テーブルA、Bを用いながらも、黒スジや白スジの目立ち方に応じて濃度増減パラメータを変更する。これにより、黒スジや白スジが目立たない程度に、ドットの追加や削減を調整することが可能となる。
ところで、図10(a)〜(c)の例では、ドット数を調整可能な所定領域のY方向の幅(以下、補正幅)は、境界部を挟んだ上下1画素幅(1200dpiで4画素幅)のみである。しかしながら、記録媒体におけるドットの広がり方は、記録媒体とインクの組み合わせなど様々な記録条件に応じて変動する。そして、例えば記録媒体でドットが数画素に亘って大きく広がるような場合には、境界部を挟んだ上下1画素幅のみでドット数を調整してもつなぎスジが十分に解消されないことがある。本発明者らは、このような状況を鑑み、つなぎスジを効果的に低減するためには、ドット数のみでなく、このドット数を増減可能とする補正幅についても、記録条件に応じて調整することが有効であるという知見に到った。
図11(a)〜(c)は、図7や図8に対し、補正幅を3倍に拡大したテーブル設定マトリクスおよびパターン選択テーブルを示す図である。本実施形態では、このように補正幅を異ならせたテーブル設定マトリクスおよびでパターン選択テーブルの組み合わせを、インクの種類など記録条件に応じて複数用意しておく。
図11(a)に示すパターン選択テーブルDにおいて、上端の3画素幅ではパターンIIおよびIVが交互に設定され、下端の3画素幅ではパターンIおよびIVが交互に設定されている。そして、上端3画素幅と下端3画素幅を除く中央の2画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルDを用いた場合、上端と下端それぞれの3画素幅では中央よりもドットが追加されて記録されることになる。すなわち、このパターン選択テーブルDは、3画素幅に亘って白スジが目立つような場合に有効なテーブルとなる。
一方、図11(b)に示すパターン選択テーブルEにおいて、上端の3画素幅ではパターンIおよびIIIが交互に設定され、下端の3画素幅ではパターンIIおよびIIIが交互に設定されている。そして、上端3画素幅と下端3画素幅を除く中央の2画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルEを用いた場合、上端と下端それぞれの3画素幅では中央よりもドットが削減されて記録されることになる。すなわち、このパターン選択テーブルEは、3画素幅に亘って黒スジが目立つような場合に有効なテーブルとなる。
図11(c)は、パターン選択テーブルDおよびEに対応するテーブル設定マトリクスβを示す図である。上端および下端の3画素幅の各画素には、1〜16のパラメータが1つずつ割り当てられており、中央の2画素幅領域は一様に16が割り当てられている。これらテーブル設定マトリクスβおよびパターン選択テーブルD、Eの組み合わせを用いながら、図10(a)〜(c)で説明した方法に従って各画素のドット配置パターンを設定することにより、ドットの追加や削減を3画素幅に亘って調整することが可能となる。
図23(a)〜(c)は、濃度増減パラメータがそれぞれ0、8、16である場合において図11に示すパターン選択テーブルD、Eおよびテーブル設定マトリクスβを用いて生成される、実際の記録時に使用されるパターンテーブルZを説明するための図である。
濃度増減パラメータが8である場合、図23(a)に示すように、ドット配置パターンI、IIが交互に配置されるようなパターンテーブルZが生成される。したがって、濃度増減パラメータが8である場合にはドットの付加或いは削減するような補正は行われない。
また、濃度パラメータが0である場合には、図23(b)に示すように、端部領域(上下端の3画素列)のすべての画素列のうちの半分の画素(合計48個)に対してドット配置パターンIVが宛がわれる。すなわち、濃度パラメータが0である場合、パターン選択テーブルD、Eおよびテーブル設定マトリクスβを用いて生成されたパターンテーブルZにおける端部領域には、以下のようにドットパターンが宛がわれることになる。すなわち、図10(b)に示すパターン選択テーブルA、Bおよびテーブル設定マトリクスαを用いて生成されたパターンテーブルCにおける端部領域よりも多くのドット配置パターンIVが宛がわれることになる。そのため、パターン選択テーブルA、Bおよびテーブル設定マトリクスαを用いる場合に比べて、より多くのドットを付加する補正を行うことができる。
更に、濃度パラメータが16である場合には、図23(c)に示すように、端部領域(上下端の3画素列)のすべての画素列のうちの半分の画素(合計48個)に対してドット配置パターンIIIが宛がわれる。すなわち、濃度パラメータが16である場合、パターン選択テーブルD、Eおよびテーブル設定マトリクスβを用いて生成されたパターンテーブルZにおける端部領域には、以下のようにドットパターンが宛がわれることになる。すなわち、図10(c)に示すパターン選択テーブルA、Bおよびテーブル設定マトリクスαを用いて生成されたパターンテーブルCにおける端部領域よりも多くのドット配置パターンIIIが宛がわれることになる。そのため、パターン選択テーブルA、Bおよびテーブル設定マトリクスαを用いる場合に比べて、より多くのドットを削減する補正を行うことができる。
以下、様々な記録条件に応じてパターン選択テーブルA、Bおよびテーブル設定マトリクスαの組み合わせと、パターン選択テーブルD、Eおよびテーブル設定マトリクスβの組み合わせと、のいずれの組み合わせを用いるかを決定する。そして、決定された組み合わせのパターン選択テーブルとテーブル設定マトリクスを用いて記録データ(ドット記録用データ)を生成する。
[実施例1]
実施例1では、インクの種類(特にインク明度)によって、補正幅を異ならせる方法について説明する。ドットの広がり方やつなぎスジの目立ち方は、同じ記録媒体であっても、インクの種類によって異なることがある。特にシアンとライトシアン、マゼンタとライトマゼンタのように色相が同じであっても明度が異なるインクを併用する場合、明度の高いインクは明度の低いインクに比べて全階調領域で高密度に記録されることが多く、つなぎスジが目立ちやすい傾向にある。そして、この場合、明度の高いインクのつなぎスジは、境界部を挟む最上端と最下端の1画素列ずつだけでなく、複数の画素列に記録されるドットから影響を受ける。
よって、本実施例では、図2(b)に示した6色のインクのうち、比較的明度の低いブラック、シアンおよびマゼンタのような第1のインクについては、図7及び図8で示したパターン選択テーブルA、B、およびテーブル設定マトリクスαの組み合わせを用いる。一方、比較的明度の高いライトシアン、ライトマゼンタおよびイエローのような第2のインクについては、図11(a)〜(c)で示したパターン選択テーブルD、E、およびテーブル設定マトリクスβの組み合わせを用いる。これにより、比較的明度の低いインクについては、上下1画素の補正幅に対してドットの追加や削減を16段階に調整することが可能となる。また、比較的明度の高いライトシアン、ライトマゼンタおよびイエローについては、上下3画素の補正幅に対してドットの追加や削減を16段階に調整することが可能となる。すなわち、本実施例によれば、インクの明度に応じた適切な補正幅でドットの付加および削減を適量に行うことが可能となるので、全インク色においてつなぎスジのない一様な画像を出力することが出来る。
[実施例2]
実施例2では、記録媒体の種類によって、補正幅を異ならせる方法について説明する。ドットの広がり方やつなぎスジの目立ち方は、記録媒体の種類によって異なる。例えば、光沢紙のように比較的インクがにじみにくい記録媒体の場合、記録されるドットの直径は小さく、つなぎスジの濃度に影響する画素列の数は少ない。これに対し、普通紙やコート紙のように比較的インクがにじみ易い記録媒体の場合、記録されるドットの直径は大きく、つなぎスジの濃度に影響する画素列の数は多い。
よって、本実施例では、光沢紙のように比較的インクがにじみ難い記録媒体を用いる場合には、図7及び図8で示したパターン選択テーブルA、B、およびテーブル設定マトリクスαの組み合わせから、パターンテーブルCを取得する。一方、普通紙やコート紙のように比較的にじみ易い記録媒体を用いる場合には、図11(a)〜(c)で示したパターン選択テーブルD、E、およびテーブル設定マトリクスβの組み合わせから、記録時に使用するパターンテーブルCを取得する。これにより、比較的にじみ難い記録媒体については、上下1画素の補正幅に対してドットの追加や削減を、白スジや黒スジが目立たない程度に16段階に調整することが可能となる。また、比較的にじみ易い記録媒体については、上下3画素の補正幅に対してドットの追加や削減を、白スジや黒スジが目立たない程度に16段階に調整することが可能となる。すなわち、本実施例によれば、記録媒体の種類に応じた適切な補正幅でドットの付加および削減を適量に行うことが可能となるので、様々な記録媒体に対しつなぎスジのない一様な画像を出力することが出来る。
[実施例3]
実施例3では、様々な吐出量のインク滴を吐出可能な記録ヘッドを用いた構成において、吐出量に応じて補正幅を異ならせる場合について説明する。近年、高い階調性を実現するために、同じインク色で大ドットを記録する吐出口列と小ドットを記録する吐出口列を備えた記録ヘッドが提供されている。この場合、大ドットのほうが小ドットよりもドット径が大きいので、つなぎスジの濃度に影響する画素列の数も多くなる。
よって、本実施例では、小ドットを記録する吐出口列については、図7及び図8で示したパターン選択テーブルA、B、およびテーブル設定マトリクスαの組み合わせから、パターンテーブルCを取得する。一方、大ドットを記録する吐出口列については、図11(a)〜(c)で示したパターン選択テーブルD、E、およびテーブル設定マトリクスβの組み合わせから、記録時に使用するパターンテーブルCを取得する。これにより、にじみの範囲が狭い小ドットについては、上下1画素の補正幅に対してドットの追加や削減を、白スジや黒スジが目立たない程度に調整することが可能となる。また、にじみの範囲が広い大ドットについては、上下3画素の補正幅に対してドットの追加や削減を、白スジや黒スジが目立たない程度に調整することが可能となる。すなわち、本実施例によれば、ドット径に応じた適切な補正幅でドットの付加および削減を適量に行うことが可能となるので、様々なドットサイズに対しつなぎスジのない一様な画像を出力することが可能となる。
[実施例4]
実施例4では、入力される画像データに応じて補正幅を異ならせる方法について説明する。
図12(a)および(b)は、各画素が図5のレベル1程度であった場合の、ドット配列とつなぎスジの発生状態を示す図である。図12(a)は、つなぎスジ低減のための補正処理は行わず、全ての画素についてレベル1のパターンIとパターンIIが交互に配列された場合のドット配置パターンを、拡大図とともに示している。また、図12(b)は、図12(a)のようにドットを記録した場合に発生する黒スジとその拡大図を示している。両図の拡大図を参照するに、本例において黒スジとなる領域は1200dpiの12画素分すなわち600dpiの6画素分に及んでおり、パターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスには、上下端の夫々に3画素程度の補正幅が必要となる。
一方、図13(a)および(b)は、各画素が図5のレベル2程度であった場合の、ドット配列とつなぎスジの発生状態を、図12(a)および(b)と同様に示す図である。図13(a)は、つなぎスジ低減のための補正処理は行わず、全ての画素についてレベル2のパターンIとパターンIIが交互に配列された場合のドット配置パターンを、拡大図とともに示している。図13(a)および(b)の拡大図を参照するに、本例において黒スジの領域は、1200dpiの8画素分すなわち600dpiの4画素分に相当し、パターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスには、上下端の夫々に2画素程度の補正幅が必要となる。
すなわち、図12(a)および(b)と、図13(a)および(b)とを比較するに、画像濃度がレベル1程度である場合と画像濃度がレベル2程度である場合とでは、適切な補正幅が異なる。よって、本実施例では、各色の濃度データに応じて、個々の吐出口列に使用するパターン選択テーブルとテーブル設定マトリクスの組み合わせを異ならせる。
図14(a)〜(c)は、補正幅を2画素とした場合のテーブル設定マトリクスおよびパターン選択テーブルを示す図である。
図14(a)に示したパターン選択テーブルFにおいて、上端の2画素幅ではパターンIIおよびIVが交互に設定され、下端の2画素幅ではパターンIおよびIVが交互に設定されている。そして、上端2画素幅と下端2画素幅を除く中央の4画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルFを用いた場合、上端と下端それぞれの2画素幅では中央よりもドットが追加されて記録されることになる。すなわち、このパターン選択テーブルFは、2画素幅に亘って白スジが目立つ場合に有効なテーブルとなる。
一方、図14(b)に示したパターン選択テーブルGにおいて、上端の2画素幅ではパターンIおよびIIIが交互に設定され、下端の2画素幅ではパターンIIおよびIIIが交互に設定されている。そして、上端2画素幅と下端2画素幅を除く中央の4画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルGを用いた場合、上端と下端それぞれの2画素幅では中央よりもドットが削減されて記録されることになる。すなわち、このパターン選択テーブルGは、2画素幅に亘って黒スジが目立つ場合に有効なテーブルとなる。
図14(c)は、パターン選択テーブルFおよびGに対応するテーブル設定マトリクスγを示す図である。上端および下端の2画素幅の各画素には、1〜16のパラメータが1つずつ割り当てられており、中央の4画素幅領域は一様に16が割り当てられている。テーブル設定マトリクスγおよびパターン選択テーブルF、Gの組み合わせを用い、図10(a)〜(c)で説明した方法に従ってドット配置パターンを各画素に設定することにより、ドットの追加や削減を2画素幅に亘って16段階に調整することが可能となる。
本実施例において、レベル1程度の濃度データである場合は、図11(a)〜(c)で示したパターン選択テーブルD、E、およびテーブル設定マトリクスβの組み合わせから、記録時に使用するパターンテーブルCを取得する。一方、レベル2程度の濃度データである場合は、図14(a)〜(c)で示したパターン選択テーブルF、G、およびテーブル設定マトリクスγの組み合わせから、記録時に使用するパターンテーブルCを取得する。これにより、つなぎスジの範囲が広いレベル1程度の画像については、上下3画素の補正幅で、ドットの追加や削減を調整することが可能となる。また、つなぎスジの範囲がこれよりも狭いレベル2程度の画像については、上下2画素の補正幅で、ドットの追加や削減を調整することが可能となる。すなわち、本実施例によれば、濃度データに応じた適切な補正幅でドットの付加および削減を適量に行うことが出来るので、様々な階調領域においてつなぎスジのない一様な画像を出力することが可能となる。
なお、以上では量子化値が3値である場合を例に、レベル1程度の濃度データとレベル2程度の濃度データで、補正幅を異ならせる場合について説明した。しかし、量子化値すなわちレベル値の数は更に多くすることも出来る。更に多くのレベル値を有する場合であっても、レベル値が第1の値である場合と、第1の値よりも大きい第2の値である場合とで、補正幅をそれぞれ適正な値に調整することは出来る。
[実施例5]
実施例5では、図1で示した6色インクの他に、インクの定着を促進するための透明インクを備る形態について説明する。この際、透明インクの使用および非使用は、記録媒体の種類や記録品位などに応じて、切り替えられるものとする。透明インクを使用した場合、有色インクは記録媒体でにじみが抑えられ、発色性が高くなる。そして、透明インクを使用しない場合に比べて、境界領域の濃度(すなわちつなぎスジ)に影響する画素列の数も抑えられる。
よって、本実施例では、同じ記録媒体であっても、透明インクを使用する記録モードについては、図7及び図8で示したパターン選択テーブルA、B、およびテーブル設定マトリクスαの組み合わせから、有色インク用のパターンテーブルCを取得する。一方、透明インクを使用しない記録モードについては、図11(a)〜(c)で示したパターン選択テーブルD、E、およびテーブル設定マトリクスβの組み合わせから、記録時に使用する有色インク用のパターンテーブルCを取得する。これにより、にじみの範囲が狭い透明インク使用時は、上下1画素の補正幅で、ドットの追加や削減を調整することが可能となる。また、にじみの範囲が広い透明インク非使用時は、上下3画素の補正幅で、ドットの追加や削減を調整することが可能となる。なお、透明インクの記録データは、有色インクの濃度データなどに基づいて生成されるが、その境界領域に対しては特にドットの追加や削減は行わない。
このような本実施例によれば、透明インクの使用/非使用に応じた適切な補正幅で、ドットの付加および削減を適量に行うことが出来るので、記録モードによらずつなぎスジのない一様な画像を出力することが可能となる。
[実施例6]
実施例6では、つなぎスジが黒スジに限定される場合のつなぎスジ補正方法について説明する。
図15は、本実施例において、CPU301が参照するドット配置パターンI〜IVを示す図である。図5で示したドット配置パターンでは、パターンI、IIよりも記録画素の数が抑えられたパターンIIIと、記録画素の数が追加されたパターンIVが用意されていた。これに対し、つなぎスジが黒スジに限定される本実施例では、ドットを追加するためのパターンを用意する必要が無いので、パターンIIIもパターンIVもパターンI、IIに比べてドットの数が同じように抑えられている。
図16Aおよび16B(b)は、本実施例で使用するつなぎスジ対策用のパターン選択テーブルA’およびB‘を示す図である。図16(a)に示したパターン選択テーブルA’では、全画素領域でパターンIおよびIIが交互に設定されている。一方、図16(b)に示したパターン選択テーブルB’では、上端および下端の1画素幅ではパターンIIIおよびIVが交互に設定され、上端と下端を除く中央の6画素幅ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。パターン選択テーブルA’を用いた場合、境界領域ではドットの増減は行われない。パターン選択テーブルB’を用いた場合は、上端と下端の1画素幅において中央よりもドットが削減される。なお、パターン選択テーブルA’およびB’に対応するテーブル設定マトリクスとしては、上記実施例と同様に図8に示すテーブル設定マトリクスαを用いることが出来る。
図17は、パターン選択テーブルA’およびB’と、テーブル設定マトリクスαとから、記録時に実際に用いるパターンテーブルCを取得する方法を説明する図である。ここでは、濃度増減パラメータPが「8」に設定された場合について説明する。
テーブル設定マトリクスαにおいて、上下端の画素列を除く領域のパラメータは一様に「16」であり、濃度増減パラメータP=「8」よりも大きい。よって当該領域は、パターン選択テーブルA’の該当領域に設定されているドット配置パターンIおよびIIが、そのまま設定される。一方、テーブル設定マトリクスαの上下端画素列のパラメータは「1」〜「16」のいずれかであり、その半数は濃度増減パラメータ「8」よりも大きいが、残りの半数は濃度増減パラメータP=「8」以下である。このため当該領域は、パターン選択テーブルAに設定されているドット配置パターンIまたはIIと、パターン選択テーブルBに設定されているドット配置パターンIIIまたはIVが、その画素位置に従って交互に宛がわれる。その結果、記録時に実際に用いるパターンテーブルCは、上下端画素列に対してのみ、ドットが削減されるドット配置パターンIIIまたはIVが配置されている。
そして、本実施例によれば、濃度増減パラメータが「16」に近いほど、境界領域においてドット配置パターンIIIおよびIVが設定される画素数が増え、境界領域から削減されるドットの数も多くなるようになっている。すなわち、本実施例によれば、黒スジの目立ち方に応じて濃度増減パラメータを1〜16の範囲で調整することにより、黒スジを目立たせないように適量なドット削減を行うことが出来る。
この際、パターン選択テーブルAおよびBに対するパターン選択テーブルD、Eや、パターン選択テーブルF、Gのように、本実施例においても補正幅を異ならせた複数のパターン選択テーブルを用意する。そして、実施例1〜4で説明したように、様々な条件に応じて補正幅を異ならせることにより、黒スジを適度に解消することが可能となる。
[実施例7]
実施例7では、実施例6とは反対に、つなぎスジが白スジに限定される場合の補正方法について説明する。図18は、本実施例において、CPU301が参照するドット配置パターンI〜IVを示す図である。つなぎスジが白スジに限定される本実施例では、ドットを削減するためのパターンを用意する必要が無いので、パターンIIIもパターンIVもパターンI、IIに比べてドットの数が同じように追加されている。
このようなドット配置パターンを実施例6で使用したパターン選択テーブルA’およびB’と併せて使用すると、パターン選択テーブルA’は境界領域においてドットの増減を行わないテーブルとなる。また、パターン選択テーブルB’は境界領域においてドットを追加するテーブルとなる。そして、図18に示したドット配置パターンを、パターン選択テーブルA’、B’及びテーブル設定マトリクスαと併せて使用することにより、境界領域でドット配置パターンIII又はIVを使用する割合を濃度増減パラメータに応じて適量に調整することが出来る。すなわち、白スジを目立たせない程度に、ドットを追加することが出来る。無論、本実施例においても、補正幅を異ならせた複数のパターン選択テーブルを用意することにより、インクの明度、記録媒体の種類、ドット径の大きさ、濃度データなど様々な条件に応じて、白スジを適度に解消することが可能となる。
なお、図18では、レベル1では2ドット、レベル2では3ドットと、ドットが同程度に追加されるパターンIIIおよびパターンIVを用意したが、例えば図19のように、追加の程度を異ならせたパターンIIIおよびパターンIVを用意しても良い。この場合、パターン選択テーブルA’およびB’の上下端部の画素列に配置するパターンIVの割合を多くすることにより、補正のために追加するドット数の数を更に多く設定することが可能となる。
なお、以上では、4種類のドット配置パターンI〜IVを用意する形態で説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。以上の説明では、600dpiの3値データを1200dpiの2値データに変換するため2×2のドット配置パターンを用いているが、入力解像度に対し出力解像度が更に大きい場合には、ドット配置パターンに含まれる画素数もこれに伴って多くなる。この場合、ドットの配列方法や追加(あるいは削減)するドット数を互いに異ならせた更に多くの種類のドット配置パターンを用意することが出来る。
[実施例8]
連続する2回の記録走査において、つなぎスジは、必ずしも境界部を中心に対称に現れるとは限らない。境界部よりも上の位置に現れる場合もあるし、下の位置に現れる場合もある。このような状況を鑑み、本実施例では、吐出口列の上端と下端(すなわちパターン選択テーブルの上端と下端)のどちらか一方のみに補正幅を設定する構成について説明する。
図20(a)〜(f)は、本実施例で使用するパターン選択テーブルおよびテーブル設定マトリクスを示す図である。図20(a)に示したパターン選択テーブルHにおいて、下端の1画素幅ではパターンIおよびIVが交互に設定され、他の領域ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルHを、図5で示したドット配置パターンと共に用いた場合、下端1画素幅では他の領域よりもドットが追加されて記録されることになる。一方、図20(b)に示したパターン選択テーブルIにおいて、下端の1画素幅ではパターンIIおよびIIIが交互に設定され、他の領域ではパターンIおよびIIが交互に設定されている。このようなパターン選択テーブルIを、図5で示したドット配置パターンと共に用いた場合、下端1画素幅では他の領域よりもドットが削減されて記録されることになる。
図20(c)は、パターン選択テーブルHおよびIに対応するテーブル設定マトリクスδを示す図である。下端の1画素幅の各画素には、1〜16のパラメータが1つずつ順不同に割り当てられており、他の画素幅領域は一様に16が割り当てられている。これらパターン選択テーブルHおよびIとテーブル設定マトリクスδの組み合わせを用いれば、ドットの追加や削減を下端の1画素幅について16段階に調整することが可能となる。
一方、図20(d)〜(f)に示したパターン選択テーブルJ、Kおよびテーブル設定マトリクスεは、図20(a)〜(c)に示したパターン選択テーブルH、Iおよびテーブル設定マトリクスδ対し、下端の補正幅を3画素に拡大したものである。これらパターン選択テーブルJ、Kとテーブル設定マトリクスεの組み合わせを用いれば、ドットの追加や削減を下端の3画素幅について16段階に調整することが可能となる。本実施例では、このようなパターン選択テーブルとテーブル設定マトリクスの2つの組み合わせを、記録条件に応じて切り替えることにより、適切な補正幅でドットの追加および削減を行うことが可能となり、つなぎスジを目立たなくすることが出来る。
なお、以上では、吐出口列の下端位置につなぎスジが現れる場合を例に、パターン選択テーブルの下端に補正幅を設定する構成について説明したが、吐出口列の上端位置につなぎスジが現れる場合には、パターン選択テーブルの上端に補正幅を設定すれば良い。図21(a)〜(f)は、上端に補正幅を設ける場合のパターン選択テーブルおよびテーブル設定マトリクスを示す図である。また、つなぎスジが境界部を中心に上下に非対象に現れる場合には、上端と下端の両方に補正幅を設けながらも、上端と下端とで補正幅を異ならせることも出来る。いずれにしても、上端部と下端部の夫々に適切な量の補正幅を有するパターン選択テーブルとテーブル設定マトリクスの組を、異なる補正幅に対応づけて複数用意し、記録条件に応じてこれらを切り替えることが出来れば、つなぎスジは効果的に低減される。
なお、テーブル設定マトリクスにおける補正幅領域のパラメータ配列は、上記実施例で説明した形態に限定されるものではない。上記実施例で説明したテーブル設定マトリクスでは、補正幅領域において、X方向に配列する16画素に1〜16のパラメータが1つずつ宛てがわれ、Y方向にはこれらパラメータがX方向にシフトした状態で配列されていた。しかし、本発明で採用可能なマトリクスは、このような配列でなくても構わない。例えば、図22のように、16画素×3画素の2次元領域において、パラメータ1〜16をベイヤー配置させたマトリクスとすることも出来る。図22のマトリクスでは、1〜16のパラメータが、16画素×3画素の2次元領域にベイヤー配置されることにより、個々のパラメータが分散性の高い状態で配置されている。更に、図22のようなベイヤー配置でなく、低周波成分が少ないブルーノイズ型のマトリクスを用いることも出来る。いずれのマトリクスを採用した場合でも、上記実施例と同様の効果を得ることが出来る。
また、上記実施例では、パターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスのY方向の画素数を、記録に使用する吐出口列の幅と等しい画素数としたが、パターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスの大きさはこれに限られるものではない。但し、パターン選択テーブルを図6のように複数配置する際に、補正幅をつなぎスジの位置に合わせるためには、パターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスのY方向の画素数は、バンド領域幅すなわち吐出口列幅の整数倍とすることが要される。
また、以上では、パターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスを、いくつかの補正幅に対応して、予め複数用意する形態で説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。記録条件に見合った補正幅に対応したパターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスを、記録の度に生成する構成としても良い。
更に、以上では、1パス記録を前提として説明してきたが、本発明の構成はマルチパス記録を行う場合であっても採用することが出来る。マルチパス記録でも、つなぎスジが現れる位置は決まっているので、そのような位置に補正幅を合わせたパターン選択テーブルやテーブル設定マトリクスを用意し、記録条件に応じて補正幅を調整すれば、上記実施例と同様の効果を得ることが出来る。
更にまた、以上では、境界領域近傍の限られた領域に対してドットの追加や削減を行うために、パターン選択テーブルとテーブル設定マトリクスを用いたが、本発明はこれに限定されるものでもない。既に説明した特許文献2のように、境界部近傍において2値化後のドットデータをカウントし、マスクパターンなどを用いてドットの追加や削減を行う形態であっても、記録条件に応じて補正幅を変更するという本発明の特徴的な処理を取り入れることは出来る。この場合、例えば、使用するインクの明度に応じて補正幅を設定し、設定された補正幅に対し、間引き率が異なる複数のマスクパターンのうちの一つを用いてドットの追加や削減を行えば良い。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
2 インクジェット記録装置
101〜106 吐出口列
701 第1の吐出口群
421 第2の吐出口群

Claims (25)

  1. 画像データに従ってインクを吐出する複数の吐出口が配列されてなる吐出口列を記録媒体に対し移動する記録走査と、該記録走査とは交差する方向に前記記録媒体を搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    第1の記録走査において前記吐出口列の一方の端部に位置する吐出口が記録する位置と、第2の記録走査において前記吐出口列の他方の端部に位置する吐出口が記録する位置とが、前記記録媒体において前記搬送の方向に隣接するように、前記搬送動作を制御する搬送制御手段と、
    前記第1の記録走査において前記一方の端部に位置する吐出口を含む連続する複数の吐出口からなる第1の吐出口群に対応する画像データと、前記第2の記録走査において前記他方の端部に位置する吐出口を含む連続する複数の吐出口で構成される第2の吐出口群に対応する画像データに、インクを吐出する回数を追加または削減するための補正処理を実行する補正手段と、
    を有し、
    前記補正手段は、設定された記録条件に応じて、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録条件は、インクの明度であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 第1のインクを吐出する吐出口列と前記第1のインクよりも明度の高い第2のインクを吐出する吐出口列を用いて画像を記録する場合、
    前記補正手段は、前記第1のインクを吐出する吐出口列における前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が、前記第2のインクを吐出する吐出口列における前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数よりも少なくなるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録条件は、前記記録媒体の種類であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記補正手段は、前記記録媒体が光沢紙である場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が、前記記録媒体が普通紙またはコート紙である場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数よりも少なくなるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記記録条件は、インクを吐出した際に前記記録媒体に形成されるドット径の大きさであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記補正手段は、前記ドット径が第1の値である場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が、前記ドット径が前記第1のドット径よりも大きい第2の値である場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数よりも少なくなるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録条件は、画像濃度のレベル値であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記補正手段は、前記レベル値が第1の値である場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が、前記レベル値が前記第1の値よりも小さな第2の値である場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数よりも少なくなるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記記録条件は、インクの定着を促進するための透明インクの使用または非使用であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記補正手段は、前記透明インクを使用する場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が、前記透明インクを使用しない場合の前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数よりも少なくなるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記補正手段は、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が等しくなるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記補正手段は、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数が異なるように、前記第1の吐出口群に含まれる吐出口の数と前記第2の吐出口群に含まれる吐出口の数を設定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  14. ドットの記録または非記録を定めたドット配置パターンを使用することにより、各画素が有する前記画像データを当該画素に対応する2値データに変換する変換手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群に対し前記変換を実行するために使用する前記ドット配置パターンと、前記第1の吐出口群および前記第2の吐出口群以外の吐出口に対し前記変換を実行するために使用する前記ドット配置パターンとを異ならせることにより、前記補正処理を実行することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  15. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列と記録媒体との複数回の相対的な走査において、前記複数回の走査のそれぞれに対応するドット記録用データにしたがって前記記録媒体の複数の画素領域のそれぞれにインクを吐出し、前記複数回の走査の間に前記記録媒体を搬送することで、前記記録媒体の複数の前記画素領域を含む単位領域に画像を記録するために、前記単位領域に対応する多値の画像データを処理する画像処理装置であって、
    記録条件に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記画素領域に記録する画像の濃度に関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記画像データに基づいて、前記画素領域に対応するN(N≧3)値の量子化データを取得する第3の取得手段と、
    前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第1のドット配置パターンからなる第1のドット配置パターン群と、前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第2のドット配置パターンからなる第2のドット配置パターン群と、を少なくとも含む複数のドット配置パターン群を取得する第4の取得手段と、
    前記単位領域における前記複数の画素領域の位置に応じて、前記第4の取得手段によって取得された前記複数のドット配置パターン群から1つのドット配置パターン群を設定する設定手段と、
    前記第3の取得手段により取得された前記N値の量子化データと、前記設定手段によって設定されたドット配置パターン群と、に基づいて前記ドット記録用データを生成する生成手段と
    を有し、
    所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第2のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数は、前記所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第1のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数よりも少なく、
    前記設定手段は、
    (i)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が第1の値である場合における、前記単位領域の前記所定方向における前記吐出口列の端部に対応する端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第1の値よりも低い第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、
    (ii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件と異なる第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第1の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、
    (iii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、且つ、
    前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第1のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第1のドット配置パターン群の数よりも多くなるように、前記ドット配置パターン群を設定することを特徴とする画像処理装置。
  16. 前記複数のドット配置パターンは、前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第3のドット配置パターンからなる第3のドット配置パターン群を更に含み、
    前記所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第3のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数は、前記所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第1のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数よりも多く、
    前記設定手段は、
    (i)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第1の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第3のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第1の値よりも高い第3の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第3のドット配置パターン群の数よりも少なく、
    (ii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第1の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第3のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第3の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第3のドット配置パターン群の数よりも少なく、
    (iii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第3の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第3のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第3の値(濃度増減パラメータ=0)である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第3のドット配置パターン群の数よりも少なくなるように、前記ドット配置パターン群を設定することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記設定手段は、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が第2の値である場合における、前記端部領域の前記所定方向における第1の位置に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が第2の値である場合における、前記端部領域の前記所定方向における前記第1の位置よりも前記吐出口列の前記端部に近い第2の位置に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なくなるように、前記ドット配置パターンを設定することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  18. 前記設定手段は、
    (i)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件である場合、前記単位領域の前記複数の画素領域のそれぞれに対して前記第1のドット配置パターン群または第2のドット配置パターン群が設定された第1のテーブルと、前記単位領域の前記複数の画素領域のそれぞれに対して前記第1のドット配置パターン群または第3のドット配置パターン群が設定された第2のテーブルと、を用いて前記ドット配置パターン群を設定し、
    (ii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件である場合、前記単位領域の前記複数の画素領域のそれぞれに対して前記第1のドット配置パターン群または第2のドット配置パターン群が設定された第3のテーブルと、前記単位領域の前記複数の画素領域のそれぞれに対して前記第1のドット配置パターン群または第3のドット配置パターン群が設定された第4のテーブルと、を用いて前記ドット配置パターン群を設定し、
    前記第3のテーブルに設定された前記第2のドット配置パターン群の数は、前記第1のテーブルに設定された前記第2のドット配置パターン群の数よりも多く、前記第4のテーブルに設定された前記第3のドット配置パターン群の数は、前記第2のテーブルに設定された前記第3のドット配置パターン群の数よりも多いことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  19. 前記設定手段は、
    (i)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件である場合には前記単位領域の前記複数の画素領域のそれぞれに対して互いに異なる閾値を定めた第1の閾値マトリクスを、
    (ii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件である場合には前記単位領域の前記複数の画素領域のそれぞれに対して互いに異なる閾値を定めた第2の閾値マトリクスを、それぞれ用い、
    前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す画像の濃度が前記第1、第2の閾値マトリクスのそれぞれに定められた閾値よりも低い場合には、前記第1、第3のテーブルのそれぞれを選択し、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す画像の濃度が前記第1、第2の閾値マトリクスのそれぞれに定められた閾値より大きい値である場合には前記第2、第4のテーブルのそれぞれを選択することを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  20. 前記第1の取得手段は、吐出されるインクの明度に関する情報を前記記録条件に関する情報として取得することを特徴とする請求項15ないし19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 前記第1の取得手段は、前記記録媒体の種類に関する情報を前記記録条件に関する情報として取得することを特徴とする請求項15ないし19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  22. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列と記録媒体との複数回の相対的な走査において、前記複数回の走査のそれぞれに対応するドット記録用データにしたがって前記記録媒体の複数の画素領域のそれぞれにインクを吐出し、前記複数回の走査の間に前記記録媒体を搬送することで、前記記録媒体の複数の前記画素領域を含む単位領域に画像を記録するために、前記単位領域に対応する多値の画像データを処理する画像処理装置であって、
    記録条件に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記画素領域に記録する画像の濃度に関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記画像データに基づいて、前記画素領域に対応するN(N≧3)値の量子化データを取得する第3の取得手段と、
    前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第1のドット配置パターンからなる第1のドット配置パターン群と、前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第2のドット配置パターンからなる第2のドット配置パターン群と、を少なくとも含む複数のドット配置パターン群を取得する第4の取得手段と、
    前記単位領域における前記複数の画素領域の位置に応じて、前記第4の取得手段によって取得された前記複数のドット配置パターン群から1つのドット配置パターン群を設定する設定手段と、
    前記第3の取得手段により取得された前記N値の量子化データと、前記設定手段によって設定されたドット配置パターン群と、に基づいて前記ドット記録用データを生成する生成手段と
    を備え、
    所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第2のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数は、前記所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第1のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数よりも多く、
    前記設定手段は、
    (i)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が第1の値である場合における、前記単位領域の前記所定方向における前記吐出口列の端部に対応する端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第1の値よりも高い第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、
    (ii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件と異なる第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第1の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、
    (iii)前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、且つ、
    前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第1のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記第2の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第1のドット配置パターン群の数よりも多くなるように、前記ドット配置パターン群を設定することを特徴とする画像処理装置。
  23. インクを吐出するための複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列と記録媒体との複数回の相対的な走査において、前記複数回の走査のそれぞれに対応するドット記録用データにしたがって前記記録媒体の複数の画素領域のそれぞれにインクを吐出し、前記複数回の走査の間に前記記録媒体を搬送することで、前記記録媒体の複数の前記画素領域を含む単位領域に画像を記録するために、前記単位領域に対応する多値の画像データを処理する画像処理装置であって、
    記録条件に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記画素領域に記録する画像の濃度に関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記画像データに基づいて、前記画素領域に対応するN(N≧3)値の量子化データを取得する第3の取得手段と、
    前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第1のドット配置パターンからなる第1のドット配置パターン群と、前記N値の量子化データの値に応じて前記画素領域に記録するドットの数と位置が異なるようにドットの配置を定めた複数の第2のドット配置パターンからなる第2のドット配置パターン群と、を少なくとも含む複数のドット配置パターン群を取得する第4の取得手段と、
    前記単位領域における前記複数の画素領域の位置に応じて、前記第4の取得手段によって取得された前記複数のドット配置パターン群から1つのドット配置パターン群を設定する設定手段と、
    前記第3の取得手段により取得された前記N値の量子化データと、前記設定手段によって設定されたドット配置パターン群と、に基づいて前記ドット記録用データを生成する生成手段と
    を備え、
    所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第2のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数は、前記所定の値を有する前記N値の量子化データに対応する前記第1のドット配置パターンが定める前記画素領域に記録するドットの数よりも少なく、
    前記設定手段は、
    前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が所定の値である場合における、前記単位領域の端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件と異なる前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記所定の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第2のドット配置パターン群の数よりも少なく、且つ、
    前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第1の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記情報が示す前記画像の濃度が前記所定の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第1のドット配置パターン群の数が、前記第1の取得手段によって取得された前記情報が示す記録条件が前記第2の記録条件であり、前記第2の取得手段によって取得された前記画像の濃度が前記所定の値である場合における、前記端部領域に位置する複数の前記画素領域に対して定められる前記第1のドット配置パターン群の数よりも多くなるように、前記ドット配置パターン群を設定することを特徴とする画像処理装置。
  24. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  25. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶する記憶媒体。
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