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JP2015140669A - 廃熱回生システム - Google Patents

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JP2015140669A JP2014012343A JP2014012343A JP2015140669A JP 2015140669 A JP2015140669 A JP 2015140669A JP 2014012343 A JP2014012343 A JP 2014012343A JP 2014012343 A JP2014012343 A JP 2014012343A JP 2015140669 A JP2015140669 A JP 2015140669A
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英文 森
井口 雅夫
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雅夫 井口
榎島 史修
Fuminobu Enoshima
史修 榎島
文彦 石黒
Fumihiko Ishiguro
文彦 石黒
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Abstract

【課題】インタークーラにおいて圧縮空気を充分に冷却するとともに、膨張機において機械的エネルギーを充分に効率よく回収する。【解決手段】廃熱回生システム100は、昇圧ポンプ2a、排ガスボイラ5、膨張機6及び放熱器8が順次連結されたランキンサイクル回路10と、放熱器8の出口8aよりも下流側かつ昇圧ポンプ2aの上流側の第一分岐点10aと、膨張機6の下流側かつ放熱器8の出口8aよりも上流側の第二分岐点10bとを接続する循環流路22と、冷媒と圧縮空気との間で熱交換を行うとともに、循環流路22に設けられる第一インタークーラ3と、放熱器8の出口8aよりも下流側かつ第一インタークーラ3の上流側に設けられる循環ポンプ2bとを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、廃熱回生システムに係り、特にランキンサイクルを用いて車両のエンジンの廃熱を利用する廃熱回生システムに関する。
エンジンの廃熱から機械的エネルギー(動力)を回収するランキンサイクル回路を利用した車両用の廃熱回生システムが開発されている。一般的なランキンサイクル回路は、冷媒を圧送するポンプと、冷媒をエンジンの廃熱と熱交換させて加熱する熱交換器と、加熱された冷媒を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機と、膨張後の冷媒を冷却凝縮させるコンデンサとから構成される。
一般に、ランキンサイクル回路における冷媒の熱力学的状態変化は、図8のモリエル線図においてa→b→c→d→aで示されるような軌跡を描く。すなわち、状態aにある冷媒は、ポンプによって圧送されて状態bに変化した後、熱交換器で加熱されて状態cに変化する。続いて、膨張機で膨張して状態dに変化し、この際に状態cと状態dとのエンタルピ差が機械的エネルギーとして回収される。その後、コンデンサによって凝縮されて状態aに戻る。
なおここで、b−cの線が飽和蒸気線と交わる点をeとし、e−cのエンタルピ差をスーパーヒートSH1とする。
ここで、特許文献1には、過給機によって圧縮された吸入空気を冷却するためのインタークーラが、ランキンサイクル回路上の熱交換器として設けられる廃熱回生システムが記載されている。過給機によって圧縮された吸入空気、すなわち圧縮空気は、エンジンに流入する前にインタークーラによって冷却される。これによって、圧縮空気の密度が高くなり、エンジンへの空気の充填効率が向上する。従って、圧縮空気をより冷却し、エンジンへの空気の充填効率をより向上させるためには、インタークーラを流通する冷媒の温度をできる限り低く保つ必要がある。そのためには、インタークーラを流通する冷媒の流量を増やすことが有効である。
特開2008−8224号公報
しかしながら、圧縮空気の冷却のために必要な量の冷媒を流すと熱交換器での冷媒の加熱量が足りず、冷媒の熱力学的状態変化は、例えば、図8のモリエル線図のa→b→c’→d’→aに示されるような軌跡を描くこととなる。すなわち、膨張機入口において、冷媒の熱力学的状態は状態c’となるため、膨張機入口のスーパーヒートは、e−c’のエンタルピ差であるSH2となる。スーパーヒートがSH2の場合、図8に示すようにc’−d’の線が途中で飽和蒸気曲線と交わり、冷媒が膨張機の内部で液化してしまう。そのため、膨張機において充分に機械的エネルギーを回収することができない。すなわち、引用文献1に示すような従来の廃熱回生システムでは、インタークーラにおける圧縮空気の冷却のために冷媒の流量を増加させると、今度は膨張機において機械的エネルギーを効率よく回収することができなくなってしまう。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、インタークーラにおいて圧縮空気を充分に冷却するとともに、膨張機において機械的エネルギーを充分に効率よく回収することができる廃熱回生システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る廃熱回生システムは、内燃機関の廃熱を利用するものであって、冷媒を圧送する昇圧ポンプ、冷媒を加熱する冷媒加熱手段、冷媒加熱手段によって加熱された冷媒を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機、及び膨張後の冷媒を冷却凝縮させる放熱器が配管によって順次連結されて構成されるランキンサイクル回路と、放熱器の出口よりも下流側かつ昇圧ポンプの上流側に設けられた第一分岐点と、膨張機の下流側かつ放熱器の出口よりも上流側に設けられた第二分岐点とを接続する循環流路と、循環流路に設けられ、冷媒と、過給機によって内燃機関へと供給される圧縮空気との間で熱交換を行う第一インタークーラと、放熱器の出口よりも下流側かつ第一インタークーラの上流側に設けられる循環ポンプとを備える。
これにより、ランキンサイクル回路を流通する冷媒は、冷媒加熱手段及び膨張機を流通する冷媒と、第一インタークーラを流通する冷媒とに分配される。
また、この発明に係る廃熱回生システムの循環ポンプは、第一分岐点の下流側かつ第一インタークーラの上流側に設けられてもよい。
さらに、この発明に係る廃熱回生システムの循環ポンプは、放熱器の出口よりも下流側かつ第一分岐点の上流側に設けられてもよい。
また、冷媒加熱手段は、冷媒と、過給機によって内燃機関へと供給される圧縮空気との間で熱交換を行う第二インタークーラを含み、圧縮空気は第二インタークーラを流通後、第一インタークーラを流通してもよい。
また、放熱器は、コンデンサと、コンデンサの下流側に設けられたレシーバと、レシーバの下流側に設けられたサブクーラとを有し、第二分岐点はサブクーラの出口よりも上流側に設けられてもよい。
さらに、循環ポンプが循環流路に流通させる冷媒の流量は、圧縮空気の冷却要求に応じて制御されてもよい。
さらにまた、昇圧ポンプ及び循環ポンプは、ひとつの三軸ギヤポンプにより構成されてもよい。
また、冷媒加熱手段は、昇圧ポンプによって昇圧され、膨張機によって膨張される前の冷媒と、膨張機によって膨張され、放熱器によって冷却凝縮される前の冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器を含んでもよい。
この発明に係る廃熱回生システムによれば、インタークーラにおいて圧縮空気を充分に冷却するとともに、膨張機において機械的エネルギーを充分に効率よく回収することができる。
この発明の実施の形態1に係る廃熱回生システムの構成を示す図である。 図1に示す廃熱回生システムにおける昇圧ポンプ及び循環ポンプの具体的な構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る廃熱回生システムの構成を示す図である。 図3に示す廃熱回生システムにおける昇圧ポンプ及び循環ポンプの具体的な構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る廃熱回生システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る廃熱回生システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る廃熱回生システムの構成を示す図である。 廃熱回生システムにおける冷媒の熱力学的状態変化を示すモリエル線図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る廃熱回生システム100の構成を図1に示す。
廃熱回生システム100は、内燃機関としてのエンジン12の廃熱を利用するものであって、昇圧ポンプ2aと、排ガスボイラ5と、膨張機6と、放熱器8とを有するランキンサイクル回路10を備える。また、放熱器8の出口8aよりも下流側かつ昇圧ポンプ2aの上流側には第一分岐点10aが設けられる。また、膨張機6の下流側かつ放熱器8の上流側、すなわち放熱器8の出口8aよりも上流側には、第二分岐点10bが設けられる。第一分岐点10aと第二分岐点10bとは、循環流路22によって接続されている。循環流路22には、循環ポンプ2bと、循環ポンプ2bの下流側に配置される第一インタークーラ3が設けられている。すなわち、循環ポンプ2bは、放熱器8の出口8aよりも下流側であって第一分岐点10aの下流側かつ第一インタークーラ3の上流側に設けられている。そして、循環ポンプ2b及び第一インタークーラ3を有する循環流路22と放熱器8とが第一分岐点10a及び第二分岐点10bを介して連結されて循環回路20が構成されている。
ここで、昇圧ポンプ2aは、主にランキンサイクル回路10に冷媒を流通させるためのポンプであり、循環ポンプ2bは循環回路20に冷媒を流通させるためのポンプである。
また、排ガスボイラ5は冷媒加熱手段を構成する。
次に、ランキンサイクル回路10全体における冷媒の流れについて説明する。
廃熱回生システム100におけるランキンサイクル回路10を流通する冷媒は、まず昇圧ポンプ2aによって圧送され、排ガスボイラ5に流入し、加熱され、気化する。そして、気化した冷媒は膨張機6に流入し、膨張機6は流入した冷媒を膨張させて機械的エネルギーを回収する。ここで、膨張機6で回収された機械的エネルギーはエンジン12の回転を補助する。そして、膨張機6を通過した膨張後の冷媒は、第二分岐点10bにおいて、循環流路22を流通した冷媒と合流し、その後、放熱器8に流入し、冷却凝縮され液化する。液化した冷媒は、第一分岐点10aにおいて、一部は循環回路20に流入し、残りは再びランキンサイクル回路10を流通すべく、昇圧ポンプ2aに流入し圧送される。
第一分岐点10aにおいて、ランキンサイクル回路10から分岐して、循環流路22に流入した冷媒は、循環ポンプ2bによって送り出され、循環回路20内を流通する。循環ポンプ2bから送り出された冷媒は、第一インタークーラ3において、過給機14によってエンジン12へと供給される圧縮空気との間で熱交換を行う。よって、冷媒は第一インタークーラ3において加熱される。そして、冷媒は第一インタークーラ3を流通後、第二分岐点10bにおいて、ランキンサイクル回路10と合流した後、放熱器8において冷却凝縮され液化し、再び第一分岐点10aへと戻る。
次に、エンジン12に接続する吸気系16及び排気系11に流通する空気の流れについて説明する。
なお、吸気系16及び排気系11はそれぞれ過給機14に接続する。また、吸気系16には第一インタークーラ3が、排気系11には排ガスボイラ5がそれぞれ接続する。
吸気系16から吸入された空気は、過給機14によって圧縮される。その際に加圧されて高温となった吸入空気である圧縮空気は、第一インタークーラ3においてランキンサイクル回路10における冷媒と熱交換を行い冷却された後、エンジン12に流入する。そして、空気はエンジン12で燃焼した後、排ガスとなって排気系11を流通する。排気系11に流通する排ガスは過給機14を通過するとともに、過給機14を駆動する。そして次に、排ガスは排ガスボイラ5において、ランキンサイクル回路10における冷媒と熱交換を行ってから、マフラー(図示せず)を通過して車両外部に排出される。
次に、昇圧ポンプ2a及び循環ポンプ2bの具体的な構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように、昇圧ポンプ2a及び循環ポンプ2bは、ひとつの三軸ギヤポンプ2により構成されている。三軸ギヤポンプ2は、3つの略円柱形状の空間が一列に連なった形状のギヤ室23を有している。ギヤ室23内の中央には駆動ギヤ24aが配置され、ギヤ室23の両端には、それぞれ第一従動ギヤ24b及び第二従動ギヤ24cが配置されている。駆動ギヤ24aと第一従動ギヤ24bとは互いに噛み合っており、また、駆動ギヤ24aと第二従動ギヤ24cも互いに噛み合って設けられる。駆動ギヤ24aは、三軸ギヤポンプ2に設けられたモータ(図示せず)に機械的に接続している。なお、駆動ギヤ24a及び第一従動ギヤ24bは、昇圧ポンプ2aを構成し、駆動ギヤ24a及び第二従動ギヤ24cは、循環ポンプ2bを構成する。ギヤ室23において、駆動ギヤ24aと第一従動ギヤ24bとのちょうど中間に位置する箇所には、紙面上左側に昇圧ポンプ2aの吸入口23aが、紙面上右側に昇圧ポンプ2aの吐出口23bが形成されている。昇圧ポンプ2aの吸入口23aは放熱器8に連通し、吐出口23bは排ガスボイラ5に連通する(図1参照)。また、ギヤ室23において、駆動ギヤ24aと第二従動ギヤ24cとのちょうど中間に位置する箇所には、紙面上左側に循環ポンプ2bの吐出口23cが、紙面上右側に循環ポンプ2bの吸入口23dが形成されている。吐出口23cは、循環流路22上の第一インタークーラ3に連通し、吸入口23dは、昇圧ポンプ2aの吸入口23aと同様に、放熱器8に連通する(図1参照)。
駆動ギヤ24aは、三軸ギヤポンプ2に設けられたモータによって力が与えられ、図2に示すように、紙面上反時計回りに回転する。駆動ギヤ24aの回転に伴って、駆動ギヤ24aと噛み合う第一従動ギヤ24b及び第二従動ギヤ24cはそれぞれ時計周りに回転をする。昇圧ポンプ2aにおいて、吸入口23aからギヤ室23に流入した冷媒の一部(約半分)は、第一従動ギヤ24bの歯間とギヤ室23の内壁との間に形成される空間S1に閉じ込められ、第一従動ギヤ24bの回転とともに吐出口23bへ移動する。残りの冷媒は、駆動ギヤ24aの回転とともに吐出口23cへ移動する。また一方で、循環ポンプ2bにおいて、吸入口23dからギヤ室23に流入した冷媒も同様に、一部(約半分)は、第二従動ギヤ24cの歯間とギヤ室23の内壁との間に形成される空間S2に閉じ込められ、第二従動ギヤ24cの回転とともに吐出口23cへ移動する。残りは、駆動ギヤ24aの回転とともに吐出口23bへ移動する。そして、吐出口23bに移動した冷媒は、三軸ギヤポンプ2の昇圧ポンプ2aから流出し、ランキンサイクル回路10上の排ガスボイラ5に流れ込む。また、吐出口23cへ移動した冷媒は、三軸ギヤポンプ2の循環ポンプ2bから流出し、循環流路22上の第一インタークーラ3に流れ込む。
以上より、この実施の形態1に係る廃熱回生システム100では、第一インタークーラ3が循環流路22に設けられていることにより、排ガスボイラ5及び膨張機6と第一インタークーラ3とは並列的に接続されている。そのため、排ガスボイラ5及び第一インタークーラ3にそれぞれ必要な量の冷媒が分配され、流通することができる。すなわち、循環ポンプ2bによって、循環流路22に設けられた第一インタークーラ3には、圧縮空気を冷却するのに充分な量の冷媒が流入することができる。また一方で、ランキンサイクル回路10上の排ガスボイラ5には、昇圧ポンプ2aによって、第一インタークーラ3での冷却性能を確保するために必要な冷媒よりも少ない量の冷媒が流入する。そのため、排ガスボイラ5において冷媒は充分に加熱され、膨張機6の入口のスーパーヒートが確保される。従って、廃熱回生システム100では、第一インタークーラ3において圧縮空気を充分に冷却するとともに、膨張機6において機械的エネルギーを充分に効率よく回収することができる。
また、昇圧ポンプ2a及び循環ポンプ2bが、ひとつの三軸ギヤポンプ2によって構成されることにより、2つのポンプが一体的に形成され、部品点数が少なくなるとともに、製造コストが抑えられる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る廃熱回生システム200の構成を図3に示す。なお、以下の説明において、図1の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
廃熱回生システム200において、昇圧ポンプ2a’は廃熱回生システム100の昇圧ポンプ2aと同様に第一分岐点10aの下流側かつ排ガスボイラ5の上流側に設けられる。また一方、循環ポンプ2b’は放熱器8の出口8aよりも下流側かつ第一分岐点10aの上流側すなわち第一インタークーラ3の上流側に設けられる。
廃熱回生システム200における昇圧ポンプ2a’及び循環ポンプ2b’の具体的な構成を図4に示す。
廃熱回生システム100における昇圧ポンプ2a及び循環ポンプ2bと同様に、昇圧ポンプ2a’及び循環ポンプ2b’は、ひとつの三軸ギヤポンプ2’により構成されている。三軸ギヤポンプ2’において、昇圧ポンプ2a’の吸入口23aは、第一分岐点10aを介して、循環ポンプ2b’の吐出口23cと連通している。
以上より、この実施の形態2に係る廃熱回生システム200は、廃熱回生システム100と同様に、第一インタークーラ3において圧縮空気を充分に冷却するとともに、膨張機6において機械的エネルギーを充分に効率よく回収することができる。
また、循環ポンプ2bが放熱器8の出口8aよりも下流側かつ第一分岐点10aの上流側に設けられていることにより、昇圧ポンプ2a’と循環ポンプ2b’とは直列的に接続している。そのため、冷媒は、昇圧ポンプ2aの上流側に設けられた循環ポンプ2b’によってある程度昇圧されてから、昇圧ポンプ2a’に流入する。よって、昇圧ポンプ2a’の上流側と下流側と冷媒の差圧が小さくなり、昇圧ポンプ2a’の設計の自由度が上がる。また、昇圧ポンプ2a’でのキャビテーションの発生を防止することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る廃熱回生システム300の構成を図5に示す。
廃熱回生システム300のランキンサイクル回路30において、昇圧ポンプ2aの下流側かつ排ガスボイラ5の上流側には、冷媒加熱手段としての内部熱交換器4が設けられている。この内部熱交換器4は、ランキンサイクル回路30において、膨張機6の下流側かつ第二分岐点10bの上流側、すなわち放熱器8の上流側にも接続する。すなわち、昇圧ポンプ2aによって昇圧され、膨張機6によって膨張される前の冷媒と、膨張機6によって膨張され、放熱器8によって冷却凝縮される前の冷媒とが内部熱交換器4において熱交換を行うように構成されている。
インタークーラ及び内部熱交換器に流入する冷媒はいずれも低い温度であることが必要なため、両者を冷媒加熱手段として直列的に接続することは難しい。しかし、この発明の実施の形態3に係る廃熱回生システム300では、第一インタークーラ3が循環流路22に設けられているため、昇圧ポンプ2aの下流側かつ排ガスボイラ5の上流側における冷媒加熱手段として、内部熱交換器4を設けることができる。従って、圧縮空気を充分に冷却することができるとともに、エンジン12からの廃熱の回生効率がより向上する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る廃熱回生システム400の構成を図6に示す。
廃熱回生システム400は、実施の形態3の廃熱回生システム300において、内部熱交換器4の下流側かつ排ガスボイラ5の上流側に第二インタークーラ9が設けられたランキンサイクル回路40を有するものである。第二インタークーラ9は冷媒加熱手段を構成する。
吸気系16において、第二インタークーラ9は第一インタークーラ3の上流側に接続されている。すなわち、吸気系16に流入し、過給機14によって圧縮された圧縮空気は、第二インタークーラ9を流通後、第一インタークーラ3を流通して、エンジン12へと送り込まれる。
この実施の形態4に係る廃熱回生システム400では、冷媒加熱手段として、内部熱交換器4及び排ガスボイラ5の他に、第二インタークーラ9を用いることにより、ランキンサイクル回路40における熱源をより多く確保することができる。よって、エンジン12からの廃熱の回生効率がより向上する。また、吸気系16を流通する圧縮空気は、第二インタークーラ9において、昇圧ポンプ2aの下流側かつ膨張機6の上流側の冷媒と熱交換を行った後、第一インタークーラ3において、循環流路22の冷媒とも熱交換を行う。よって、廃熱回生システム400は、圧縮空気を充分に冷却することができる。すなわち、廃熱回生システム400は、ランキンサイクル回路40における熱源の確保という要求と、圧縮空気の充分な冷却という要求とを両立して充足することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る廃熱回生システム500の構成を図7に示す。
廃熱回生システム500は、膨張機6の下流側かつ昇圧ポンプ2aの上流側に、コンデンサ8b’、レシーバ8c’及びサブクーラ8d’を有する放熱器8’が設けられたものである。コンデンサ8b’は、その内部に冷媒を流通させてコンデンサ8b’の周囲の空気と熱交換させ、冷媒を冷却凝縮させることができる。また、レシーバ8c’は、内部に液体の冷媒を含む気液分離器であり、冷媒に含まれる冷媒の蒸気成分、水分、異物等を除去する。さらに、サブクーラ8d’は、その内部にレシーバ8c’から送られる液体の冷媒を流通させてサブクーラ8d’の周囲の空気と熱交換させ、冷媒を過冷却することができる。
放熱器8’の出口は、すなわちサブクーラ8d’の出口8a’である。また、放熱器8’の入口は、すなわちコンデンサ8b’の入口8e’である。サブクーラ8d’の出口8a’よりも下流側かつ昇圧ポンプ2aの上流側には第一分岐点10a’が設けられる。また、コンデンサ8b’の下流側かつレシーバ8c’の上流側、すなわちコンデンサ8b’の入口8e’よりも下流側かつサブクーラ8d’の出口8a’よりも上流側には、第二分岐点10b’が設けられる。第一分岐点10a’と第二分岐点10b’とは、循環流路22によって接続されている。
この実施の形態5に係る廃熱回生システム500では、コンデンサ8b’の入口8e’よりも下流側かつサブクーラ8d’の出口8a’よりも上流側に、第二分岐点10b’を設けることにより、コンデンサ8b’に流通する冷媒の流量を減らすことができる。従って、コンデンサ8b’における圧力損失による廃熱の回生効率の低下を防ぐことができる。
実施の形態1及び3〜5において、昇圧ポンプ2a及び循環ポンプ2bは、ひとつの三軸ギヤポンプにより構成されるものに限られず、それぞれ別の構造のポンプとして設けられてもよい。実施の形態2の昇圧ポンプ2a’及び循環ポンプ2b’についても同様である。ここで、実施の形態1及び3〜5において、昇圧ポンプ2a及び循環ポンプ2bがそれぞれ別の構造のポンプとして並列的に設けられる場合は、それぞれ同じ構造、同じ吐出容量のポンプを用いることができる。
ここで、循環ポンプ2b,2b’はECU(図示せず)と電気的に接続する。そして、循環ポンプ2b,2b’が循環回路22に流通させる冷媒の流量は、圧縮空気の冷却要求に応じてECUによって制御され、これにより、循環ポンプ2b,2b’の冷媒の吐出容量、すなわち循環流路22に流通させる冷媒の流量が適宜制御される。なお、圧縮空気の冷却要求は、アクセル開度や圧縮空気の温度等によって決定される。
また、ECUは、循環ポンプ2b又は2b’のみに電気的に接続しているが、昇圧ポンプ2a又は2a’に電気的に接続して、昇圧ポンプ2a又は2a’の冷媒の吐出容量を制御してもよい。
また、実施の形態1〜4において、第二分岐点10bは、放熱器8の上流側に設けられているが、第二分岐点10bは、放熱器8の出口8aよりも上流側に設けられていればよいので、放熱器8内に設けてもよい。
2 三軸ギヤポンプ、2a,2a’ 昇圧ポンプ、2b,2b’ 循環ポンプ、3 第一インタークーラ、4 内部熱交換器(冷媒加熱手段)、5 排ガスボイラ(冷媒加熱手段)、6 膨張機、8,8’ 放熱器、8a,8a’ 放熱器の出口、8b’ コンデンサ、8c’ レシーバ、8d’ サブクーラ、9 第二インタークーラ(冷媒加熱手段)、10,10’,30,40 ランキンサイクル回路、10a,10a’ 第一分岐点、10b,10b’ 第二分岐点、12 エンジン(内燃機関)、14 過給機、22 循環流路、100,200,300,400,500 廃熱回生システム。

Claims (8)

  1. 内燃機関の廃熱を利用する廃熱回生システムであって、
    冷媒を圧送する昇圧ポンプ、前記冷媒を加熱する冷媒加熱手段、前記冷媒加熱手段によって加熱された前記冷媒を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機、及び膨張後の前記冷媒を冷却凝縮させる放熱器が配管によって順次連結されて構成されるランキンサイクル回路と、
    前記放熱器の出口よりも下流側かつ前記昇圧ポンプの上流側に設けられた第一分岐点と、前記膨張機の下流側かつ前記放熱器の前記出口よりも上流側に設けられた第二分岐点とを接続する循環流路と、
    前記循環流路に設けられ、前記冷媒と、過給機によって前記内燃機関へと供給される圧縮空気との間で熱交換を行う第一インタークーラと、
    前記放熱器の出口よりも下流側かつ前記第一インタークーラの上流側に設けられる循環ポンプと、
    を備える廃熱回生システム。
  2. 前記循環ポンプは、前記第一分岐点の下流側かつ前記第一インタークーラの上流側に設けられる請求項1に記載の廃熱回生システム。
  3. 前記循環ポンプは、前記放熱器の出口よりも下流側かつ前記第一分岐点の上流側に設けられる請求項1に記載の廃熱回生システム。
  4. 前記冷媒加熱手段は、前記冷媒と、前記過給機によって前記内燃機関へと供給される前記圧縮空気との間で熱交換を行う第二インタークーラを含み、
    前記圧縮空気は前記第二インタークーラを流通後、前記第一インタークーラを流通する請求項1〜3のいずれか一項に記載の廃熱回生システム。
  5. 前記放熱器は、コンデンサと、前記コンデンサの下流側に設けられたレシーバと、前記レシーバの下流側に設けられたサブクーラとを有し、前記第二分岐点は前記サブクーラの出口よりも上流側に設けられる請求項1〜4のいずれか一項に記載の廃熱回生システム。
  6. 前記循環ポンプが前記循環流路に流通させる前記冷媒の流量は、前記圧縮空気の冷却要求に応じて制御される請求項1〜5のいずれか一項に記載の廃熱回生システム。
  7. 前記昇圧ポンプ及び前記循環ポンプは、ひとつの三軸ギヤポンプにより構成される請求項1〜5のいずれか一項に記載の廃熱回生システム。
  8. 前記冷媒加熱手段は、前記昇圧ポンプによって昇圧され、前記膨張機によって膨張される前の前記冷媒と、前記膨張機によって膨張され、前記放熱器によって冷却凝縮される前の前記冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器を含む請求項1〜7のいずか一項に記載の廃熱回生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017093203A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 日野自動車株式会社 ハイブリッドシステム用油冷装置
JP2017101566A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG 車両用冷却装置

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