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JP2015033119A - プリント回路板 - Google Patents

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JP2015033119A
JP2015033119A JP2013164042A JP2013164042A JP2015033119A JP 2015033119 A JP2015033119 A JP 2015033119A JP 2013164042 A JP2013164042 A JP 2013164042A JP 2013164042 A JP2013164042 A JP 2013164042A JP 2015033119 A JP2015033119 A JP 2015033119A
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関島 大志郎
Daishiro Sekijima
大志郎 関島
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Abstract

【課題】差動信号の伝送時に発生するコモンモード成分を低減できるLC共振型フィルタをプリント配線板の導体で構成する際に、プリント配線板を小面積にすること。
【解決手段】導体層201に信号導体パターン211,212が配置され、導体層203にグラウンド導体パターン213が配置されている。導体層202に導体パターン221が配置され、導体層204に導体パターン222が配置されている。信号導体パターン211と導体パターン221とがヴィア導体231で接続され、信号導体パターン212と導体パターン222とがヴィア導体232で接続されている。導体パターン221,222は、Z方向から見て、少なくとも一部がグラウンド導体パターン213に重なっている。また、導体パターン221,222は、少なくとも一部が互いに重なっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動信号の伝送に用いられるプリント配線板を備えたプリント回路板に関する。
近年のデジタル複写機やデジタルカメラは、高速化・高精細化を実現するために、大容量のデジタル信号の高速伝送が必要となっている。そのため、大容量データを高速に伝送することが可能な差動信号伝送方式が広く用いられるようになっている。
差動信号伝送方式において、信号伝送に必要な基本信号は、一対の信号線のそれぞれに振幅がほぼ等しく、互いに極性が反転したノーマルモード成分により伝送される。また、ノーマルモード成分には、信号伝送に必要な基本信号の成分のほか、基本信号の周波数の高調波成分の信号も含まれている。しかしながらノーマルモード成分は、互いの電流が発生する磁束を打ち消し合うため、高調波成分に起因する差動伝送路からの放射ノイズを抑制することができる。
一方、差動信号伝送方式では、ノーマルモード成分の他に、一対の信号線に互いの極性が同一なコモンモード成分の信号も伝送される。コモンモード成分は、差動信号を送信する送信回路に起因するノーマルモード成分のアンバランス性や、一対の信号線でのアンバランスによって、ノーマルモード成分が変換されることによって発生する。また、このコモンモード成分は、一対の信号線上を互いに同一方向に電流が流れ、発生する磁束が強め合うため、差動伝送路からの放射ノイズが大きくなる。
このようなコモンモード成分に起因する放射ノイズを抑制する手段の1つとして、非特許文献1には、LC共振型フィルタを用いることが記載されている。LC共振型フィルタは、インダクタとキャパシタとを直列接続した直列共振回路であり、各信号線にそれぞれ別個に接続されている。インダクタのインダクタンスとキャパシタのキャパシタンスからなる共振周波数を、不要な高調波成分の周波数に合わせることで、不要な高調波成分であるコモンモード成分を低減するものである。このLC共振型フィルタにおいて、差動信号が高速になると、不要な高調波成分もより高周波となるため、LC共振型フィルタの共振周波数も高い値に設定することが必要となる。
佐藤利三郎著「伝送回路」コロナ出版(1963年6月30日、P277)
しかしながら、LC共振型フィルタを市販の素子(例えばチップインダクタやチップコンデンサ等)で構成しようとすると、共振周波数が高周波帯域の場合には、素子の値を小さくする必要があり、標準的な素子では希望の共振周波数を得るのが困難であった。したがって、市販の素子を使用する場合には、コモンモード成分を抑制することが難しくなることがあった。
また一方で、デジタル複合機やデジタルカメラに代表されるような電気・電子機器は、小型化の要求が強いため、電気・電子機器に使用されるプリント回路板においても、ICなどの実装部品や配線等をより高密度・小面積に配置することが必要とされる。
そこで本発明は、プリント配線板の高密度化、小面積化を実現しつつ、差動信号の伝送時に発生するコモンモード成分を低減できるLC共振型フィルタを構成することができるプリント回路板を提供する。
本発明のプリント回路板は、第1導体層、第2導体層、第3導体層、第4導体層の順に絶縁体層を介して積層されたプリント配線板と、一対の差動信号を送信する第1信号端子及び第2信号端子と、グラウンド電位が印加されるグラウンド端子とを有し、前記プリント配線板に実装された送信回路と、を備え、前記プリント配線板は、前記第1導体層に配置され、前記第1信号端子に電気的に導通する第1信号導体パターンと、前記第1導体層に配置され、前記第2信号端子に電気的に導通する第2信号導体パターンと、前記第3導体層に配置され、前記グラウンド端子に電気的に導通するグラウンド導体パターンと、前記第2導体層において前記プリント配線板の面に直交する方向で前記グラウンド導体パターンに少なくとも一部が重なる位置に配置された第1導体パターンと、前記第4導体層において前記プリント配線板の面に直交する方向で前記グラウンド導体パターン及び前記第1導体パターンに少なくとも一部が重なる位置に配置された第2導体パターンと、前記第1信号導体パターンと前記第1導体パターンとを電気的に接続する第1ヴィア導体と、前記第1導体パターン及び前記グラウンド導体パターンと非接触に配置され、前記第2信号導体パターンと前記第2導体パターンとを電気的に接続する第2ヴィア導体と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、プリント配線板の面に垂直な方向から見て、第1及び第2導体パターンが占有する占有面積を小さくすることができ、プリント配線板、ひいてはプリント回路板の小型化を実現することができる。更に、希望の共振周波数を得ることが可能となり、第1及び第2信号導体パターンにおけるコモンモード成分の透過量を減少させることができる。
第1実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。 第1実施形態に係るプリント回路板の等価回路を示す回路図である。 第2実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。 比率(r/r)に対するコモンモード成分の発生量の最大値を示すグラフである。 比較例に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。図1(a)はプリント回路板の概略構成を示す模式図、図1(b)はプリント回路板のプリント配線板を示す断面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の等価回路を示す回路図である。
図1(a)に示すように、プリント回路板100は、プリント配線板200と、プリント配線板200に実装された送信回路300と、プリント配線板200に実装され、ケーブル500が接続されるコネクタ400と、を備えている。
送信回路300は、互いに極性が反転した一対の差動信号を送信するものであり、一方の差動信号を送信する第1信号端子としての信号端子301と、他方の差動信号を送信する第2信号端子としての信号端子302とを有している。また、送信回路300は、グラウンド電位が印加されるグラウンド端子303と、電源電位が印加される不図示の電源端子と、を有している。送信回路300は、電源端子とグラウンド端子303の間に直流電圧が印加されることにより動作して一対の信号端子301,302から所定の伝送レート[bps]のデジタル信号である一対の差動信号を送信するものである。
具体的には、送信回路300は、データを示すデジタル信号であるパラレル信号をシリアル化して差動信号として出力するものである。その際、送信回路300は、シリアル化したデータ列にクロック信号を埋め込んで伝送する。
コネクタ400には、他のプリント配線板や他の電子機器に搭載された受信回路600(図2)に、デジタル信号である一対の差動信号を伝送するためのケーブル500が接続される。受信回路600は、一対の差動信号(シリアル信号)を受信して、デシリアライズし、パラレル信号に変換する。これにより、受信回路600は、クロックとデータを再生する。
クロック埋め込み型のシリアル伝送では、データと同期クロックが一緒にシリアル化され、ハイレベルとローレベルの論理遷移率が50%になるように符号化されたデータが伝送される。そのため、伝送されるシリアル信号は、ローレベル又はハイレベルが多ビットで連続することがなく、1ビットを基本周期とした繰り返し波形が支配的に現れることになる。
従って、各信号端子301,302からは、シリアル信号の1ビット周期の整数倍の周波数で観測されるコモンモード成分が出力される。また、矩形波で伝送されるシリアル信号のスペクトラムは、sinc関数で表され、1ビット周期の整数倍の周波数にはスペクトラムを持たないことが知られている。つまり、伝送信号のスペクトラムが無い周波数においてコモンモード成分が発生することになる。
ここで、デジタル信号の伝送レートに相当する周波数が基本周波数(繰り返し周波数)[Hz]であり、例えば、デジタル信号の伝送レートが1[Gbps]の場合、基本周波数は1[GHz]である。換言すると、基本周波数は、1ビット当たりの周期に対応する周波数である。
プリント配線板200は、図1(b)に示すように、少なくとも4つの導体層、本第1実施形態では4つの導体層201〜204が、絶縁体層205〜207を介して積層されて構成された4層基板である。本第1実施形態では、プリント配線板200は、第1導体層としての導体層201、第2導体層としての導体層202、第3導体層としての導体層203、第4導体層としての導体層204の順に絶縁体層205〜207を介して積層されて構成されている。
プリント配線板200は、導体層201に配置され、信号端子301に電気的に導通する第1信号導体パターンとしての信号導体パターン211を有している。また、プリント配線板200は、導体層201に配置され、信号端子302に電気的に導通する第2信号導体パターンとしての信号導体パターン212を有している。
具体的には、信号導体パターン211,212は、帯状に形成された導体パターンである。信号導体パターン211の長手方向の一端が信号端子301に接合され、他端がコネクタ400の不図示の端子に接合されている。また、信号導体パターン212の長手方向の一端が信号端子302に接合され、他端がコネクタ400の不図示の端子に接合されている。これにより、一対の差動信号は、一対の信号導体パターン211,212を伝搬して、コネクタ400から外部の受信回路600に伝送される。
また、プリント配線板200は、導体層203に配置され、グラウンド端子303に電気的に導通するグラウンド導体パターン213を有している。グラウンド導体パターン213は、導体層203において略全面に亘って配置された面状の導体パターンである。導体層201には、送信回路300のグラウンド端子303が接合されるグラウンド導体パターン214が配置されており、グラウンド導体パターン213と、グラウンド導体パターン214とがグラウンドヴィア導体215により電気的に接続されている。
また、プリント配線板200は、導体層202においてプリント配線板200の面(XY平面)に直交するZ方向でグラウンド導体パターン213に少なくとも一部が重なる位置に配置された第1導体パターンとしての導体パターン221を有する。ここで、Z方向は、プリント配線板200の積層方向である。
また、プリント配線板200は、導体層204においてXY平面に直交するZ方向でグラウンド導体パターン213及び導体パターン221に少なくとも一部が重なる位置に配置された第2導体パターンとしての導体パターン222を有する。具体的には、導体パターン221と導体パターン222とは、絶縁体層206,207及びグラウンド導体パターン213を挟んで互いに相対する部分を有する。つまり、導体パターン222は、Z方向(積層方向)に導体層202に投影すると、導体パターン221の少なくとも一部と重なりを持つように配置されている。これら導体パターン221,222は、面状の導体パターンである。
また、プリント配線板200は、信号導体パターン211と導体パターン221とを電気的に接続する第1ヴィア導体としてのヴィア導体231を有する。更に、プリント配線板200は、導体パターン221及びグラウンド導体パターン213と非接触に配置され、信号導体パターン212と導体パターン222とを電気的に接続する第2ヴィア導体としてのヴィア導体232を有する。
ヴィア導体215,231,232は、プリント配線板200に形成された、プリント配線板200の面(XY平面)に対して直交するZ方向に延びるヴィアホール内に配置された導体である。本第1実施形態では、ヴィア導体215,231,232は、Z方向に延びる円柱形状に形成されているが、円筒形状であってもよく、また、別の形状であってもよい。ヴィア導体232は、ヴィア導体231よりもZ方向の長さが長く形成されている。
本第1実施形態では、導体パターン221におけるグラウンド導体パターン213側の面の全部がグラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域に絶縁体層206を挟んで対向している。つまり、導体パターン221をZ方向に導体層203に投影したときの投影像の全部が、グラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域内にある。また、導体パターン222におけるグラウンド導体パターン213側の面の全部がグラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域に絶縁体層207を挟んで対向している。つまり、導体パターン222をZ方向に導体層203に投影したときの投影像の全部が、グラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域内にある。
更に、本第1実施形態では、導体パターン222におけるグラウンド導体パターン213側の面の全部が、導体パターン221の外周縁で囲まれた領域に対向している。つまり、導体パターン222をZ方向に導体層202に投影したときの投影像が、導体パターン221の外周縁で囲まれた領域内にある。
ヴィア導体231及びヴィア導体232は、主にインダクタンスとして作用する。一方、絶縁体層206を挟んで互いに対向する導体パターン221とグラウンド導体パターン213とで、主にキャパシタンスとして作用する。また、絶縁体層207を挟んで互いに対向する導体パターン222とグラウンド導体パターン213とで、主にキャパシタンスとして作用する。つまり、各信号導体パターン211,212には、一端と他端との間から分岐する図2に示すようなLC直列共振回路(LC共振型フィルタ)Q,Qが接続されたこととなる。
ここで、図2に示すように、ヴィア導体231のインダクタンスをL[H]、ヴィア導体232のインダクタンスをL[H]とする。また、導体パターン221とグラウンド導体パターン213とのキャパシタンスをC[F]、導体パターン222とグラウンド導体パターン213とのキャパシタンスをC[F]とする。そして、図2に示すような、LとC、LとCが直列接続されたLC直列共振回路Q,Qが形成される。
LC直列共振回路Qの共振周波数f、及びLC直列共振回路Qの共振周波数fは、
Figure 2015033119
と表される。
これら共振周波数f,fにおいては、信号導体パターン211,212とグラウンド導体パターン213との間のインピーダンスが小さくなる。そのため、送信回路300から出力される一対の差動信号に含まれるコモンモード成分の周波数成分のうち、LC直列共振回路Q,Qの共振周波数f,fと合致するコモンモード成分は効果的に低減される。理論上は、コモンモード成分のピーク周波数は、伝送されるデジタル信号の基本周波数もしくは基本周波数の整数倍の中の一つの周波数と一致する。従って共振周波数f,fを、低減したいコモンモード成分に相当するデジタル信号の基本周波数もしくはその整数倍に一致させることが好ましい。
ただし、信号を伝送するまわりの環境等により、コモンモード成分のピーク周波数と伝送されるデジタル信号の基本周波数とは、±10%程度の誤差を持つこともある。従って、共振周波数f,fを、伝送されるデジタル信号の基本周波数もしくは基本周波数の整数倍の±5%の誤差の範囲内とすることで、コモンモード成分を効果的に低減する事ができる。また、コモンモード成分の抑制には、必ずしも共振周波数f,fと、低デジタル信号の基本周波数もしくはその整数倍の中の一つの周波数とを一致させる必要はなく、±10%程度の誤差の範囲内であれば充分効果的にコモンモード成分を低減する事ができる。この点からも、±10%程度の誤差の範囲は有効な範囲であると言える。
本第1実施形態によれば、プリント配線板200の導体でインダクタンスやキャパシタンスを形成することで、LC直列共振回路Q,Qにおいて、希望の共振周波数を得ることが可能となる。ゆえに、信号導体パターン211,212におけるコモンモード成分の透過量を減少させる、つまり、コモンモード成分に起因するケーブル500等からの放射ノイズを低減することができる。更に、プリント配線板200のXY平面に垂直なZ方向から見て、導体パターン221,222が占有する占有面積を小さくすることができ、プリント配線板200、ひいてはプリント回路板100の小型化を実現することができる。
本第1実施形態では、ヴィア導体232は、導体パターン221及びグラウンド導体パターン213を貫通して配置されている。したがって、プリント配線板200のXY平面に垂直なZ方向から見て、導体パターン221,222が占有する占有面積を更に小さくすることができ、プリント配線板200、ひいてはプリント回路板100の更なる小型化を実現することができる。
また、本第1実施形態では、絶縁体層206と絶縁体層207とはZ方向の厚みが互いに同一に設定されている。また、各絶縁体層206,207の絶縁体(誘電体)の誘電率(比誘電率)も同一のものとしている。
更に、コモンモード成分をより効果的に低減するためには、共振周波数f=fとすることが好適である。f=fとするためには、前記式(1)(2)より、L×C=L×Cとすれば良い。また、理論的には共振周波数f=fとすることで、最も効果的にコモンモード成分を低減することができる。しかしながら必ずしも、共振周波数f=fとする必要はなく、±5%程度の誤差の範囲内であれば充分効果的にコモンモード成分を低減する事ができる。
本第1実施形態では、ヴィア導体231とヴィア導体232との太さ、即ちヴィア導体231におけるXY平面に沿う断面の断面積と、ヴィア導体232におけるXY面に沿う断面の断面積とが、互いに同一である。したがって、ヴィア導体232は、ヴィア導体231よりもZ方向の長さが長いため、ヴィア導体232のインダクタンスLは、ヴィア導体231のインダクタンスLよりも高い。つまり、L<Lである。従って、各LC直列共振回路Q,Qの共振周波数f,fを等しくしようとすると、CをCよりも小さくする、即ち、C>Cとする必要がある。
>Cとする場合、導体パターン221とグラウンド導体パターン213との距離を、導体パターン222とグラウンド導体パターン213との距離よりも狭めたり、絶縁体層206の誘電率を絶縁体層207の誘電率よりも高くしたりしてもよい。
本第1実施形態では、製造の容易性から、絶縁体層206,207は、同一の厚みで同一の誘電率としている。そして、導体パターン222とグラウンド導体パターン213との対向面積が、導体パターン221とグラウンド導体パターン213との対向面積よりも小さくしている。つまり、導体パターン222の面積を、導体パターン221の面積よりも小さくしている。このように、簡単な構成でC>Cとすることができ、占有面積が小さいながらも効果的に信号導体パターン211,212を伝搬するコモンモード成分を除去することができる。
なお、LC直列共振回路Q,Qを通じてグラウンド導体パターン213に流れたコモンモード成分は、グラウンドヴィア導体215及びグラウンド導体パターン214を介して送信回路300のグラウンド端子303に帰還することとなる。
図5は、比較例に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。なお、プリント回路板100と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
グラウンド導体パターン213に絶縁体層を挟んで対向する、互いに同一面積の2つの導体パターン1221,1222が、同一の導体層に配置されている。また、信号導体パターン211と導体パターン1221とがヴィア導体1231で電気的に接続されており、信号導体パターン212と導体パターン1222とがヴィア導体1232で電気的に接続されている。ヴィア導体1231とヴィア導体1232とは、互いに同じ長さ及び同じ太さに形成されている。このように形成した場合、各LC直列共振回路の共振周波数を等しくすることはできるが、Z方向から見て、これらLC直列共振回路を構成する導体パターン1221,1222全体の占有面積が大きい。
これに対し本第1実施形態では、導体パターン222を、導体パターン221とは異なる導体層204に配置し、かつ、プリント配線板200の積層方向(Z方向)に投影したときに導体パターン221と重なりを持つように配置している。これにより、Z方向から見て、プリント配線板200において、導体パターン221,222が占有する占有面積を小さくすることが可能となる。そして、本第1実施形態では、比較例に対して、ほぼ同等のコモンモード透過量を有し、放射ノイズを効果的に低減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るプリント回路板について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係るプリント回路板の概略構成を示す説明図である。図3(a)はプリント回路板の概略構成を示す模式図、図3(b)はプリント回路板のプリント配線板を示す断面図である。なお、本第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図3(a)に示すように、プリント回路板100Aは、プリント配線板200Aと、プリント配線板200Aに実装された、上記第1実施形態と同様の構成の送信回路300及びコネクタ400と、を備えている。
プリント配線板200Aは、図3(b)に示すように、少なくとも4つの導体層、本第2実施形態では4つの導体層201〜204が、絶縁体層205〜207を介して積層されて構成された4層基板である。
プリント配線板200Aは、上記第1実施形態と同様、一対の信号導体パターン211,212と、グラウンド導体パターン213とを有している。
また、プリント配線板200Aは、導体層202においてプリント配線板200Aの面(XY平面)に直交するZ方向でグラウンド導体パターン213に少なくとも一部が重なる位置に配置された第1導体パターンとしての導体パターン221Aを有する。
また、プリント配線板200Aは、導体層204においてXY平面に直交するZ方向でグラウンド導体パターン213及び導体パターン221Aに少なくとも一部が重なる位置に配置された第2導体パターンとしての導体パターン222Aを有する。具体的には、導体パターン221Aと導体パターン222Aとは、絶縁体層206,207及びグラウンド導体パターン213を挟んで互いに相対する部分を有する。つまり、導体パターン222Aは、Z方向(積層方向)に導体層202に投影すると、導体パターン221Aの少なくとも一部と重なりを持つように配置されている。これら導体パターン221A,222Aは、面状の導体パターンである。
また、プリント配線板200Aは、信号導体パターン211と導体パターン221Aとを電気的に接続する第1ヴィア導体としてのヴィア導体231Aを有する。更に、プリント配線板200Aは、導体パターン221A及びグラウンド導体パターン213と非接触に配置され、信号導体パターン212と導体パターン222Aとを電気的に接続する第2ヴィア導体としてのヴィア導体232Aを有する。ヴィア導体232Aは、ヴィア導体231AよりもZ方向の長さが長く形成されている。本第2実施形態では、ヴィア導体231A,232Aは、Z方向に延びる円柱形状に形成されているが、円筒形状であってもよく、また、別の形状であってもよい。
本第2実施形態では、導体パターン221Aにおけるグラウンド導体パターン213側の面の全部がグラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域に絶縁体層206を挟んで対向している。つまり、導体パターン221AをZ方向に導体層203に投影したときの投影像の全部が、グラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域内にある。また、導体パターン222Aにおけるグラウンド導体パターン213側の面の全部がグラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域に絶縁体層207を挟んで対向している。つまり、導体パターン222AをZ方向に導体層203に投影したときの投影像の全部が、グラウンド導体パターン213の外周縁で囲まれた領域内にある。
更に、本第2実施形態では、導体パターン222Aにおけるグラウンド導体パターン213側の面の全部が、導体パターン221Aの外周縁で囲まれた領域に対向している。つまり、導体パターン222AをZ方向に導体層202に投影したときの投影像が、導体パターン221Aの外周縁で囲まれた領域内にある。
ヴィア導体231A及びヴィア導体232Aは、主にインダクタンスとして作用する。一方、絶縁体層206を挟んで互いに対向する導体パターン221Aとグラウンド導体パターン213とで、主にキャパシタンスとして作用する。また、絶縁体層207を挟んで互いに対向する導体パターン222Aとグラウンド導体パターン213とで、主にキャパシタンスとして作用する。つまり、各信号導体パターン211,212には、一端と他端との間から分岐するLC直列共振回路(LC共振型フィルタ)がそれぞれ接続されたこととなる。
本第2実施形態によれば、プリント配線板200Aの導体でインダクタンスやキャパシタンスを形成することで、LC直列共振回路において、希望の共振周波数を得ることが可能となる。ゆえに、信号導体パターン211,212におけるコモンモード成分の透過量を減少させる、つまり、コモンモード成分に起因するケーブル500等からの放射ノイズを低減することができる。更に、プリント配線板200AのXY平面に垂直なZ方向から見て、導体パターン221A,222Aが占有する占有面積を小さくすることができ、プリント配線板200A、ひいてはプリント回路板100Aの小型化を実現することができる。
本第2実施形態では、ヴィア導体232Aは、導体パターン221A及びグラウンド導体パターン213を貫通して配置されている。したがって、プリント配線板200AのXY平面に垂直なZ方向から見て、導体パターン221A,222Aが占有する占有面積を更に小さくすることができ、プリント配線板200A、ひいてはプリント回路板100Aの更なる小型化を実現することができる。
また、本第2実施形態では、絶縁体層206と絶縁体層207とはZ方向の厚みが互いに同一に設定されている。また、各絶縁体層206,207の絶縁体(誘電体)の誘電率(比誘電率)も同一のものとしている。
ここで、ヴィア導体231AのインダクタンスをL[H]、ヴィア導体232AのインダクタンスをL[H]とする。また、導体パターン221Aとグラウンド導体パターン213とのキャパシタンスをC[F]、導体パターン222Aとグラウンド導体パターン213とのキャパシタンスをC[F]とする。
本第2実施形態では、プリント配線板200Aは、LとCとの積が、LとCとの積に近づくように形成されている。つまり、L×C≒L×Cである。特に、L×C=L×Cであれば好適である。
ここで、インダクタンスLがインダクタンスLよりも大きく、キャパシタンスCがキャパシタンスCより小さいと、一対の信号導体パターン211,212にアンバランスが存在することになる。そのため、ノーマルモード成分がコモンモード成分に変換され、コモンモード成分が発生することがある。
そこで、本第2実施形態では、導体パターン221Aとグラウンド導体パターン213との対向面積と、導体パターン222Aとグラウンド導体パターン213との対向面積とが互いに同一(略同一を含む)である。つまり、導体パターン221Aの面積と、導体パターン222Aの面積とが同一(略同一を含む)である。従って、C≒Cであり、C=Cであるとより好適である。
更に、本第2実施形態では、ヴィア導体232Aにおけるプリント配線板200AのXY平面に沿う断面の断面積が、ヴィア導体231Aにおけるプリント配線板200AのXY平面に沿う断面の断面積よりも大きい。つまり、本第2実施形態では、図3に示すように、ヴィア導体232Aの径がヴィア導体231Aの径よりも太くなっており、L≒Lであり、L=Lであるとより好適である。
本第2実施形態では、LとL、CとCがほぼ等しくなることから、一対の信号導体パターン211,212にアンバランスを生じ難くなる。そのため、ノーマルモード成分がコモンモード成分に変換される、即ち、コモンモード成分が発生するのを抑制することが可能となる。
[実施例1]
実施例1として、図1に示すプリント回路板100について、3次元電磁界シミュレーションを実施した結果について説明する。シミュレーションモデルとして、プリント配線板200は、外形が幅100[mm]、長さ100[mm]、厚さ1.6[mm]とした。表層である導体層201には、一対の信号導体パターン211,212として、幅1[mm]、長さ100[mm]、厚さ0.035[mm]の導体を設け、一対の信号導体パターン211,212間の間隔を0.2[mm]とした。また、導体層201からプリント配線板200の積層方向に1.5[mm]の位置に幅100[mm]、長さ100[mm]、厚さ0.035[mm]の面状のグラウンド導体パターン213を設けたマイクロストリップ構造とした。誘電体はFR4(比誘電率4.3)とし、導体は銅(導電率5.8×10[S/m])を用いた。
送信回路300は、Sパラメータのポート1a、ポート1bとして、受信回路600は、Sパラメータのポート2a、ポート2bとして、一対の信号導体パターン211,212の両端とグラウンド導体パターン213の間に設定した。つまり、信号導体パターン211には、ポート1aとポート2aを設定し、信号導体パターン212には、ポート1bとポート2bを設定した。
また、信号導体パターン211の中点に径0.2[mm]、長さ1.4[mm]のヴィア導体231を設け、ヴィア導体231の先端に、厚さ0.035[mm]、一辺の長さが5.34[mm]の正方形の導体パターン221を設けた。なお、導体パターン221は、一対の信号導体パターン211,212間の中点を中心とした。
導体パターン221とグラウンド導体パターン213の間の層間厚は30[μm]とした。更に、信号導体パターン212の中点に径0.2[mm]、長さ1.53[mm]のヴィア導体232を設け、ヴィア導体232の先端に、厚さ0.035[mm]、一辺の長さが5.08[mm]の正方形の導体パターン222を設けた。導体パターン222とグラウンド導体パターン213の間の層間厚は30[μm]とした。なお、導体パターン222は、一対の信号導体パターン211,212間の中点を中心とした。また、ヴィア導体232と、導体パターン221及びグラウンド導体パターン213とは非接続の状態である。
また、図5に示す比較例のプリント回路板についても同様にモデル化した。本実施例1のシミュレーションモデルと異なる点のみ説明する。信号導体パターン211の中点に径0.2[mm]、長さ1.4[mm]のヴィア導体1231を設け、ヴィア導体1231の先端に、厚さ0.035[mm]、一辺の長さが5.34[mm]の正方形の導体パターン1221を設けた。
また、信号導体パターン212の中点に径0.2[mm]、長さ1.4[mm]のヴィア導体1232を設け、ヴィア導体1232の先端に、厚さ0.035[mm]、一辺の長さが5.34[mm]の正方形の導体パターン1222を設けた。なお、導体パターン1221,1222の間隔は、0.1[mm]とした。
それぞれのモデルは一例として、共振周波数が1[GHz]になるように寸法を決めた。
ここで、それぞれのモデルについて、コモンモード成分に対する低減能力を明らかにするために、コモンモード成分に対する透過量(ミックスドモードSパラメータのScc21)をシミュレーションにより求めた。
表1に、比較例と実施例1の、共振周波数1[GHz]におけるコモンモード成分の透過量を示す。
Figure 2015033119
表1より、実施例1のプリント回路板では、共振周波数1[GHz]におけるコモンモード成分の透過量は、比較例のプリント回路板の、共振周波数1[GHz]におけるコモンモード成分の透過量と比較して、ほぼ同等レベルであることが分かる。
つまり、実施例1は、比較例に対して、共振周波数においてほぼ同等のコモンモード透過量を有し、かつ、プリント回路板100において導体パターン221,222が占有する占有面積を小さくすることが可能である。
[実施例2]
実施例2として、図3に示すプリント回路板100Aについて、3次元電磁界シミュレーションを実施した結果について説明する。シミュレーションモデルについては、実施例1で用いたモデルと異なる部分のみ説明する。
信号導体パターン212の中点に径0.24[mm]、長さ1.53[mm]のヴィア導体232Aを設け、ヴィア導体232Aの先端に、厚さ0.035[mm]、一辺の長さが5.34[mm]の正方形の導体パターン222Aを設けた。なお、導体パターン221Aは、上記実施例1の導体パターン221と同一条件とし、ヴィア導体231Aは、上記実施例1のヴィア導体231と同一条件とした。一例として、共振周波数が1[GHz]になるように寸法を決めた。
実施例1と実施例2について、コモンモード成分の発生量を比較するために、コモンモード成分の発生量(ミックスドモードSパラメータのScd21)をシミュレーションにより求めた。表2に、実施例1と実施例2の、コモンモード成分の発生量の最大値を示す。
Figure 2015033119
表2より、実施例2は実施例1と比較して、コモンモード成分の発生量が更に抑制されていることが分かる。
続いて、太くするヴィア導体232Aの径の範囲を規定するために、3次元電磁界シミュレーションを実施した結果について説明する。シミュレーションモデルについては、実施例1で用いたモデルと異なる部分のみ説明する。
信号導体パターン212の中点に径0.32[mm]、長さ1.53[mm]のヴィア導体232Aを設け、ヴィア導体232Aの先端に、厚さ0.035[mm]、一辺の長さが5.7[mm]の正方形の導体パターン222Aを設けた。一例として、共振周波数が1[GHz]になるように寸法を決めた。
なお、ヴィア導体231AのZ方向の長さをl、ヴィア導体232AのZ方向の長さをl、ヴィア導体231Aの径をr、ヴィア導体232Aの径をrとする。
実施例1と実施例2に関して、横軸を、rとrの比率(r/r)、縦軸をコモンモード成分の発生量の最大値で表したグラフを図4に示す。
とrの比率の値を、lとlの比率の2乗
Figure 2015033119
で表すことができる。そのため、ヴィア導体の長さが変わった場合においても、上記範囲が変わることは無い。
図4より、rとrの比率の値が増加していくと、コモンモード成分の発生量が抑制されていき、さらにrとrの比率の値が増加し続けると、コモンモード成分の発生量が増大していくことも分かる。
つまり、rとrの比率の値が、
Figure 2015033119
であれば、実施例1と比較して、コモンモード成分の発生量を抑制することができることが分かる。
ここで、rとrの比率の値を、lとlの比率の2乗
Figure 2015033119
で表せることについて説明する。
一般的に、ヴィアのような直線状導体のインダクタンスはおおよそ径に反比例し、長さに比例するため、その関係式を式(3)のように表すことができる。
Figure 2015033119
ここで、Lは直線状導体のインダクタンス、rは直線状導体の径、lは直線状導体の長さを表している。
=Lの場合を考えてみると、式(3)より、
Figure 2015033119
となるので、以下の式(5)に示すような関係式を求めることができる。
Figure 2015033119
また、一般的に低減効果が6dBあれば、放射ノイズが抑制されている状態である。ここで、図4より、実施例1と比較して6dB低減する、rとrの比率の値は、
Figure 2015033119
Figure 2015033119
となる。つまり、より好ましくは、
Figure 2015033119
であれば、コモンモード成分の発生量をより効果的に抑制することが可能である。
なお、本発明は、以上説明した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記第1及び第2実施形態では、ヴィア導体、導体パターン及びグラウンド導体パターンで構成されるLC共振型フィルタの構造を各信号導体パターンに対してそれぞれ1つ設けた場合について説明したがこれに限定するものではない。伝送する差動信号の不要な高調波は複数あるため、その周波数に合わせて複数のLC共振型フィルタの構造を設けてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、プリント配線板が4層の導体層を有する場合について説明したが、導体層が5層以上のプリント配線板についても本発明は適用可能である。その際、第1導体層や第4導体層は、上記第1及び第2実施形態のように表層の導体層ではなく、内層の導体層であってもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、ヴィア導体232,232Aが、導体パターン221,221A、グラウンド導体パターン213を貫通する場合について説明したが、貫通しないように配置される場合であってもよい。
100…プリント回路板、200…プリント配線板、201…導体層(第1導体層)、202…導体層(第2導体層)、203…導体層(第3導体層)、204…導体層(第4導体層)、211…信号導体パターン(第1信号導体パターン)、212…信号導体パターン(第2信号導体パターン)、213…グラウンド導体パターン、221…導体パターン(第1導体パターン)、222…導体パターン(第2導体パターン)、231…ヴィア導体(第1ヴィア導体)、232…ヴィア導体(第2ヴィア導体)、300…送信回路、301…信号端子(第1信号端子)、302…信号端子(第2信号端子)、303…グラウンド端子

Claims (11)

  1. 第1導体層、第2導体層、第3導体層、第4導体層の順に絶縁体層を介して積層されたプリント配線板と、
    一対の差動信号を送信する第1信号端子及び第2信号端子と、グラウンド電位が印加されるグラウンド端子とを有し、前記プリント配線板に実装された送信回路と、を備え、
    前記プリント配線板は、
    前記第1導体層に配置され、前記第1信号端子に電気的に導通する第1信号導体パターンと、
    前記第1導体層に配置され、前記第2信号端子に電気的に導通する第2信号導体パターンと、
    前記第3導体層に配置され、前記グラウンド端子に電気的に導通するグラウンド導体パターンと、
    前記第2導体層において前記プリント配線板の面に直交する方向で前記グラウンド導体パターンに少なくとも一部が重なる位置に配置された第1導体パターンと、
    前記第4導体層において前記プリント配線板の面に直交する方向で前記グラウンド導体パターン及び前記第1導体パターンに少なくとも一部が重なる位置に配置された第2導体パターンと、
    前記第1信号導体パターンと前記第1導体パターンとを電気的に接続する第1ヴィア導体と、
    前記第1導体パターン及び前記グラウンド導体パターンと非接触に配置され、前記第2信号導体パターンと前記第2導体パターンとを電気的に接続する第2ヴィア導体と、を有することを特徴とするプリント回路板。
  2. 前記第2ヴィア導体は、前記第1導体パターン及び前記グラウンド導体パターンを貫通して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプリント回路板。
  3. 前記第1ヴィア導体のインダクタンスをL、前記第2ヴィア導体のインダクタンスをL、前記第1導体パターンと前記グラウンド導体パターンとのキャパシタンスをC、前記第2導体パターンと前記グラウンド導体パターンとのキャパシタンスをCとしたとき、前記第1ヴィア導体と前記第1導体パターンで形成される直列共振回路の下記の式(1)で示される共振周波数fと、前記第1ヴィア導体と前記第1導体パターンで形成される直列共振回路の以下の式(2)で示される共振周波数fの値はともに、前記送信回路から前記第1信号導体パターンおよび前記第2信号導体パターンに伝送されるデジタル信号の基本周波数もしくは該基本周波数の整数倍の中の一つの周波数の、±10%範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント回路板。
    Figure 2015033119
  4. 前記プリント配線板は、前記第2ヴィア導体のインダクタンスと、前記第2導体パターンと前記グラウンド導体パターンとのキャパシタンスとの積が、前記第1ヴィア導体のインダクタンスと、前記第1導体パターンと前記グラウンド導体パターンとのキャパシタンスとの積の±5%の範囲内であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプリント回路板。
  5. 前記第1ヴィア導体のインダクタンスをL、前記第2ヴィア導体のインダクタンスをL、前記第1導体パターンと前記グラウンド導体パターンとのキャパシタンスをC、前記第2導体パターンと前記グラウンド導体パターンとのキャパシタンスをC、としたとき、
    ×C=L×Cであることを特徴とする請求項4に記載のプリント回路板。
  6. 前記第2導体パターンと前記グラウンド導体パターンとの対向面積が、前記第1導体パターンと前記グラウンド導体パターンとの対向面積よりも小さいことを特徴とする請求項4又は5に記載のプリント回路板。
  7. 前記第1ヴィア導体における前記プリント配線板の面に沿う断面の断面積と、前記第2ヴィア導体における前記プリント配線板の面に沿う断面の断面積とが互いに同一であることを特徴とする請求項6に記載のプリント回路板。
  8. 前記第2ヴィア導体における前記プリント配線板の面に沿う断面の断面積が、前記第1ヴィア導体における前記プリント配線板の面に沿う断面の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項4又は5に記載のプリント回路板。
  9. 前記第1導体パターンと前記グラウンド導体パターンとの対向面積と、前記第2導体パターンと前記グラウンド導体パターンとの対向面積とが互いに同一であることを特徴とする請求項8に記載のプリント回路板。
  10. 前記第1ヴィア導体の径をr、前記第1ヴィア導体における前記プリント配線板の面に直交する方向の長さをl、前記第2ヴィア導体の径をr、前記第2ヴィア導体における前記プリント配線板の面に直交する方向の長さをlとしたとき、
    前記プリント配線板が、
    Figure 2015033119
    を満たすように形成されていることを特徴とする請求項9に記載のプリント回路板。
  11. 前記プリント配線板が、
    Figure 2015033119
    を満たすように形成されていることを特徴とする請求項10に記載のプリント回路板。
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