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JP2015031631A - 電力量計 - Google Patents

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JP2015031631A
JP2015031631A JP2013162529A JP2013162529A JP2015031631A JP 2015031631 A JP2015031631 A JP 2015031631A JP 2013162529 A JP2013162529 A JP 2013162529A JP 2013162529 A JP2013162529 A JP 2013162529A JP 2015031631 A JP2015031631 A JP 2015031631A
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法正 藤田
Norimasa Fujita
法正 藤田
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】全量買い取り方式及び余剰買い取り方式のいずれの方式にも1台で対応できる電力量計を提供すること。【解決手段】第1端子110と、第2端子120と、第3端子130と、第1端子110から第2端子120に供給される電力を計測する第1売電メータ140と、第1端子110から第3端子130に供給される電力を計測する第2売電メータ160、第2端子120から第1端子110に供給される電力を計測する第1買電メータ150と、第1売電メータ140、第2売電メータ160及び第1買電メータ150を収納する筐体180と、第1端子110、第2端子120及び第3端子130が取り付けられている端子台190と、を備え、第1端子110と第2端子120とは、直列に接続された第1売電メータ140及び第1買電メータ150を介して接続されており、第1端子110と第3端子130とは、第2売電メータ160を介して接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、異なる電力を計測する複数の電力メータを備える電力量計に関する。
従来より、発電設備(太陽光発電設備等)を所有する一般家庭は、この発電設備で発電された電力を生活に必要な電力として自ら使用し、使用せずに余った電力を電力会社に買い取ってもらうことがあった。ただし、発電設備で発電される電力は、日照量等の環境要因によって変動するため、発電設備を所有する一般家庭は、自ら使用する電力を常に発電設備で発電された電力で賄うことができない。そのため、発電設備を所有する一般家庭は、電力会社から必要に応じて電力を売ってもらう必要もある。
よって、電力会社は、発電設備を所有する一般家庭が使用せずに余った電力の買い取りを行うとともに、発電設備を所有する一般家庭に電力を売ることも行っている。
このように、発電設備を所有する一般家庭が、発電設備で発電した電力を生活に必要な電力として自ら使用し、使用せずに余った電力を電力会社に買い取ってもらうとともに、必要に応じて電力会社から電力を売ってもらう方式は、余剰買い取り方式と呼ばれている。
電力会社が一般家庭から電力を買い取るためには、買い取る電力の電力量を計測するための買電メータが必要である。また、発電設備を所有する一般家庭に電力を売るためには、売る電力の電力量を計測するための売電メータが必要である。そして、これら2つのメータは、共に一般家庭の敷地内に設置される。
一般家庭の敷地内に2つの電力メータを設置する場合、広い設置場所が必要になり、かつ、配線も複雑になるという問題がある。従来、この問題を解決するために、2つの電力メータを一体化した電力量計が提案されている(特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2011−80810号公報 特開平9−218224号公報
ところで、電力会社が一般家庭から買い取る電力の単価は、電力会社が一般家庭に売る電力の単価よりも高いことがある。そのため、一般家庭は、発電設備で発電した電力を自らは使用せず、すべて電力会社に買い取ってもらった上で、必要な電力をすべて電力会社から売ってもらった方が、発電設備で発電した電力を自ら使用する余剰買い取り方式よりも、金銭的に有利なことがある。一般家庭が、発電設備で発電した電力を自らは使用せず、すべて電力会社に買い取ってもらった上で、必要な電力をすべて電力会社から売ってもらう方式は、全量買い取り方式と呼ばれている。
しかし、全量買い取り方式を採用する場合、電力メータが3つ必要となり、配線も余剰買い取り方式に比べると複雑になる。また、発電設備で発電する電力が少ない場合や、電力会社が一般家庭から買い取る電力の単価が高くない場合には、全量買い取り方式にするメリットがなく、余剰買い取り方式を採用した方がよい場合もある。
本発明は、全量買い取り方式及び余剰買い取り方式のいずれの方式にも1台で対応できる電力量計を提供することを目的とする。
(1)第1端子と、第2端子と、第3端子と、前記第1端子から前記第2端子に供給される電力を計測する第1売電メータと、前記第1端子から前記第3端子に供給される電力を計測する第2売電メータと、前記第2端子から前記第1端子に供給される電力を計測する第1買電メータと、前記第1売電メータ、前記第2売電メータ及び前記第1買電メータを収納する筐体と、前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子が取り付けられている端子台と、を備え、前記第1端子と前記2端子とは、直列に接続された前記第1売電メータ及び前記第1買電メータを介して接続されており、前記第1端子と前記第3端子とは、前記第2売電メータを介して接続されている。
(1)の電力量計によれば、全量買い取り方式及び余剰買い取り方式のいずれの方式にも1台で対応することが可能となる。
(2)(1)において、前記筐体は、表示部を有しており、前記表示部は、前記第1売電メータが計測する電力の値、前記第2売電メータが計測する電力の値及び前記第1買電メータが計測する電力の値のうちのいずれか1つ以上を表示する電力量計。
(2)の電力量計によれば、第1買電メータ、第2売電メータ及び第1買電メータで計測した値を必要に応じて表示部に自由に表示させることができる。
(3)(2)において、前記端子台は、第1の厚みを有する第1端子台部と、前記第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する第2端子台部と、を有しており、引込線側端子、発電設備側端子及び負荷設備側端子のうちの1つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部のいずれか一方に取り付けられており、引込線側端子、発電設備側端子及び負荷設備側端子のうちの残りの2つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部の他方に取り付けられている電力量計。
(3)の電力量計によれば、第1端子と第2端子と第3端子に配線をそれぞれ接続する場合に、配線同士が短絡することを抑制することができる。
(4)(1)において、前記端子台は、第1端子台部と、第2端子台部と、を有し、前記筐体と、前記第1端子台部と、前記第2端子台部とは、並んで配置されており、前記筐体は、前記第1端子台部に隣接しており、前記第2端子台部は、前記第1端子台部における前記筐体に隣接する部分と反対側の部分に隣接しており、前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子のうちの1つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部のいずれか一方に取り付けられており、前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子のうちの残りの2つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部の他方に取り付けられている電力量計。
(4)の電力量計によれば、第1端子と第2端子と第3端子に配線をそれぞれ接続する場合に、配線同士が短絡することを抑制することができる。
(5)(1)において、前記第3端子から前記第1端子に供給される電力を計測する第2買電メータをさらに備え、前記第2買電メータは前記筐体に収納されており、前記第1端子と前記3端子とは、直列に接続された前記第2売電メータ及び前記第2買電メータを介して接続されている電力量計。
本発明によれば、全量買い取り方式と余剰買い取り方式の両方に一台で対応することができる。
全量買い取り方式を採用した第1実施形態の電力計測システム1の概略図である。 本発明に係る電力量計100の正面図である。 本発明に係る電力量計100の端子台190の拡大図である。 本発明に係る電力量計100の右側面図である。 余剰買い取り方式を採用した第1実施形態の電力計測システム2の概略図である。 余剰買い取り方式を採用した第2実施形態の電力計測システム3の概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、全量買い取り方式を採用した第1実施形態の電力計測システム1の概略図である。
図1に示すように、全量買い取り方式を採用した第1実施形態の電力計測システム1は、本発明の第1実施形態の電力量計100と、引込線Wと、発電設備Gと、パワーコンディショナPCSと、分電盤DBと、を備えている。また、この電力測定システム1には、負荷設備Lが接続されている。
図1に示すように、電力量計100は、第1端子としての引込線側端子110と、第2端子としての発電設備側端子120と、第3端子としての負荷設備側端子130と、第1売電メータ140と、第1買電メータ150と、第2売電メータ160と、筐体180と、端子台190と、を有する。
引込線側端子110は、引込線Wの一端に電気的に接続されている。また、引込線Wの他端は、図示しない配電線に電気的に接続されている。発電設備側端子120は、パワーコンディショナPCSを介して、発電設備Gに電気的に接続されている。負荷設備側端子130は、分電盤DBを介して、負荷設備Lに電気的に接続されている。
電力量計100において、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130は、端子台190に取り付けられている。第1売電メータ140、第2売電メータ160及び第1買電メータ150は、筐体180の中に収納されている。
なお、筐体180及び端子台190の具体的な構成については、図2〜図4を用いて後述する。
電力量計100内において、引込線側端子110は、配線L1の一端に電気的に接続されている。配線L1の他端は、分岐点Jに電気的に接続されている。配線L1は、分岐点Jを介して、配線L2及び配線L3に電気的に接続されている。配線L2は、発電設備側端子120に電気的に接続されており、配線L2の途中には、分岐点J側から順に第1売電メータ140及び第1買電メータ150が電気的に接続されている。配線L3は、負荷設備側端子130に電気的に接続されており、配線L3の途中には、第2売電メータ160が接続されている。
つまり、電力量計100において、引込線側端子110と発電設備側端子120とは、直列に接続された第1売電メータ140及び第1買電メータ150を介して接続される。引込線側端子110と負荷設備側端子130とは、第2売電メータ160を介して接続される。
なお、図1において、分岐点Jは、筐体180の中に存在するように示しているが、これに限定されない。分岐点Jは、電力量計100に存在していればよく、例えば、端子台190に存在していてもよい。このように、分岐点Jが電力量計100に存在しているため、全量買い取り方式において、第1売電メータ140及び第2売電メータ160を引込線Wに別々に接続する必要はない。そのため、配線を行う作業者の作業負担は、2つの売電メータを個別に引込線Wに接続する場合に比べて軽減される。
発電設備Gは、太陽光電池パネル等で構成されており、電力会社に供給するための電力を発電する。
パワーコンディショナPCSは、発電設備Gで発電された電力を電力会社に供給するために適した電力に変換する。
分電盤DBは、電力会社から供給された電力を家庭内の複数の部屋へ分配する。また、分電盤DBには、漏電や過電流の防止のために、ブレーカー等が設けられている。
負荷設備Lは、家庭で使用される使用機器を概念的にまとめたものであり、例えば、家電製品、照明、電子機器等である。負荷設備Lは、分電盤DBで分配された電力を消費する。
第1売電メータ140は、引込線側端子110から発電設備側端子120に供給される電力を計測する。
第1買電メータ150は、発電設備側端子120から引込線側端子110に供給される電力を計測する。
第2売電メータ160は、引込線側端子110から負荷設備側端子130に供給される電力を計測する。
全量買い取り方式を採用した電力計測システム1における電力の流れは、次の通りである。
電力会社で発電された電力は、図示しない配電線及び引込線Wを介して引込線側端子110に供給される。引込線側端子110に供給された電力は、配線L1を介して分岐点Jに供給される。分岐点Jに供給された電力は、配線L2と配線L3に分岐する。配線L2に分岐した電力は、発電設備側端子120を介して、パワーコンディショナPCSや発電設備Gに供給される。配線L3に分岐した電力は、負荷設備側端子130及び分電盤DBを介して負荷設備Lに供給される。
パワーコンディショナPCSや発電設備Gに供給された電力は、パワーコンディショナPCSや発電設備Gを駆動するために消費される。また、負荷設備Lに供給された電力は、負荷設備Lを駆動するために消費される。
このとき、第1売電メータ140は、引込線側端子110から発電設備側端子120に供給される電力、すなわち、電力会社からパワーコンディショナPCSや発電設備Gに供給される電力を計測する。第2売電メータ160は、引込線側端子110から負荷設備側端子130に供給される電力、すなわち、電力会社から負荷設備Lに供給される電力を計測する。
発電設備Gで発電された電力は、パワーコンディショナPCSを介して発電設備側端子120に供給され、引込線側端子110、引込線200及び図示しない配電線を介して電力会社に供給される。
このとき、第1買電メータ150は、発電設備側端子120から引込線側端子110に供給される電力、すなわち、発電設備Gで発電され、電力会社に供給される電力を計測する。
電力会社は、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160の計測結果に基づいて、一般家庭から供給された電力の料金(買電料金)及び一般家庭に供給した電力の料金(売電料金)を決める。
例えば、第1買電メータ150が計測した電力から第1売電メータ140が計測した電力を引いた電力を買い取り電力とし、この買い取り電力に買い取り電力用単価を掛けることによって、買電料金を決めることができる。そして、第2売電メータ160が計測した電力を一般家庭に売る電力とし、この売る電力に単位電力あたりの売る電力用単価を掛けることによって、売電料金を決めることができる。
次に、電力量計100の具体的な構造について、図2〜図4を参照しながら説明する。
図2は、電力量計100の正面図である。図3は、本発明に係る電力量計の端子台の拡大図である。図4は、本発明に係る電力量計の右側面図である。
電力量計100は、筐体180と、端子台190とを有している。筐体180は、箱状となっており、筐体180の中には、上述した第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160が収納されている。これらのメータは、電子式のメータである。なお、メータは、電子式である必要はないが、電子式のメータの方が、誘導形のメータ等の他のメータに比べて小型化が容易である。また、筐体180の中には、これらのメータの他に、各メータ同士を電気的に接続するための配線も収容されている。さらに、筐体180の中には、必要に応じて、記憶装置、通信装置、保護回路等が収納される。
図2に示すように、筐体180の形状は、正面視において、4つの角が丸みを帯びた長方形である。筐体180の中央には、長方形の表示部181が配置されている。表示部181は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成されている。この表示部181には、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160で計測された電力の値のすべてを一度に表示させることが可能である。このように、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160で計測したすべての電力を表示部181に表示することが可能であるため、電力量計100の検針が容易になる。また、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160で計測した電力のうちの1つ又は2つを選択的に表示し、残りの電力を選択的に非表示にすることもできる。よって、必要な電力の値のみを表示し、不必要な電力の値を非表示とできるため、電力量計100の検針における誤検針が抑制される。
また、表示部181には、各メータが計測した電力の他に、日付、時刻、電力量計100の動作状態や位置情報等の様々な情報を表示させることもできる。また、筐体180の中に記憶装置を設けておき、各メータが計測した電力、電力量計100の動作状態等を日付や時刻とともに記憶させておけば、過去に計測した電力や過去の動作状態等を表示部181に表示させることもできる。なお、表示部181の操作については、図3を用いて後述する。
図2に示すように、端子台190の形状は、正面視において、長方形である。端子台190は、第1端子台部191と、第2端子台部192の2つの部分を有している。筐体180と、第1端子台部191と、第2端子台部192とは、上下方向に並んで配置されている。第1端子台部191は、長方形の上辺で筐体180と隣接し、長方形の下辺で第2端子台部192と隣接している。なお、端子台190には、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130が取り付けられているが、これらの端子の図示は、図2では省略されている。端子台190にこれらの端子が取り付けられている状態は、図3を用いて後述する。
図3に示すように、端子台190は、第1端子台部191と、第2端子台部192の2つの部分を有している。図3に示すように、第1端子台部191の右側に、発電設備側端子120が取り付けられ、第2端子台部192の左側に、引込線側端子110が取り付けられ、第2端子台部192の右側に、負荷設備側端子130が取り付けられている。引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130は、それぞれ3つの端子で構成されている。
引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130には、図示しない配線が、例えばネジ止め等によって接続される。
第1端子台部191と第2端子台部192が上下方向に並んで配置され、第1端子台部191に発電設備側端子120が配置され、第2端子台部192に引込線側端子110及び負荷設備側端子130が取り付けられることによって、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130が、端子台190に横一列に並べられる場合と比較して、配線時における各端子間の短絡は抑制される。
なお、図3では、第1端子台部191に発電設備側端子120が配置され、端子台190における第2端子台部192に引込線側端子110及び負荷設備側端子130が取り付けられている場合を示したが、これに限定されない。引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130の3つの端子のうちの1つが、第1端子台部191と第2端子台部192のいずれか一方に取り付けられ、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130の3つの端子のうちの残りの2つが、第1端子台部191と第2端子台部192の他方に取り付けられていてもよい。
図3に示すように、第1端子台部191には、発電設備側端子120の他に、通信端子193と、操作スイッチ194と、が取り付けられている。通信端子193には、図示しない通信用配線が接続される。通信端子193からは、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160で計測された各電力、電力量計100の動作状態等に対応した信号が出力される。遠隔地にいる作業者は、通信用配線を介して出力された信号をモニタすることにより、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160で計測された各電力、電力量計100の状態等を知ることができる。また、遠隔地にいる作業者は、通信用配線を介して電力量計100を操作するための信号を通信端子193に入力することによって、電力量計100を操作することもできる。
操作スイッチ194は、表示部181の表示内容等を変更する際に使用される。例えば、作業者が検針を行う場合、作業者はこの操作スイッチ194を操作することによって、表示部181に検針に必要な情報を表示させ、あるいは、不必要な情報を表示させないようにすることが可能である。
なお、図3においては、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130の端子数は、それぞれ3であるが、端子数は3に限定されない。図3においては、3本の配線を使用して電力を供給する場合に使用する電力量計100の端子を示したため、端子数は3となっているが、端子数は、電力を供給するために使用する配線の数に依存する。例えば、2本の配線を使用して電力を供給する場合には、端子数は2であってもよい。
また、通信端子193の数や操作スイッチ194の数も図3に示すものに限定されない。通信端子193の数は、入出力信号の種類や数によって適宜変更可能である。操作スイッチ194の数も、必要とされる操作の種類等によって適宜変更可能である。
図4に示すように、筐体180は、上述したように箱状となっており、筐体箱部182と筐体蓋部183とで構成されている。筐体箱部182と筐体蓋部183とは、例えばネジ止め等によって固定され、筐体180が構成される。
筐体180の外形は、端子台190に比べて、前後方向に厚くなっている。また、端子台190は、上述したように第1端子台部191と、第2端子台部192とに分割されている。そして、第1端子台部191は、第2端子台部192の厚みよりも厚くされている。このように第1端子台部191の厚みを第2端子台部192の厚みより厚くすることによって、配線時における第1端子台部191に取り付けられた発電設備側端子120と、第2端子台部192に取り付けられた引込線側端子110及び負荷設備側端子130との短絡を抑制することができる。
なお、図4では、第1端子台部191の厚みが、第2端子台部192の厚みよりも厚くなっているが、これに限定されない。第2端子台部192の厚みが、第1端子台部191の厚みよりも厚くなっていてもよい。すなわち、第1端子台部191と第2端子台部192のいずれか一方の厚みが、他方の厚みよりも厚くなっていればよい。
次に、余剰買い取り方式を採用した第1実施形態の電力計測システム2の概略図を図5に示す。図5における図1と共通する構成や接続に関しては、説明を省略する。また、電力量計100は、図1において説明した全量買い取り方式を採用した電力計測システム1で使用したものと同じものである。
図5に示すように、余剰買い取り方式を採用した第1実施形態の電力計測システム2においては、発電設備側端子120に分電盤DBが電気的に接続されている。分電盤DBは、パワーコンディショナPCSを介して発電設備Gに接続される。また、分電盤DBは、負荷設備Lに電気的に接続されている。余剰買い取り方式を採用した電力計測システム2において、負荷設備側端子3は使用されないため、適切な状態、例えば解放状態又は終端状態にしておく。
その他の構成は、図1で示した全量買い取り方式を採用した電力計測システム1と同様なので、説明を省略する。
余剰買い取り方式を採用した電力計測システム2における電力の流れは、次の通りである。
電力会社で発電された電力は、図示しない配電線及び引込線Wを介して引込線側端子110に供給される。引込線側端子110に供給された電力は、配線L1、分岐点J、配線L2、及び発電設備側端子120を介して分電盤DBに供給され、分電盤DBで分岐されて負荷設備L、パワーコンディショナPCS及び発電設備Gに供給される。負荷設備L、パワーコンディショナPCS及び発電設備Gに供給された電力は、負荷設備L、パワーコンディショナPCS及び発電設備Gを駆動するために消費される。
このとき、第1売電メータ140は、引込線側端子110から発電設備側端子120に供給される電力、すなわち、電力会社から負荷設備L、パワーコンディショナPCS及び発電設備Gに供給される電力を計測する。
なお、負荷設備側端子130は、使用されず、適切な状態にされているため、引込線側端子110に供給された電力が、分岐点J及び配線L3を介して、負荷設備側端子130に向かうことはない。
発電設備Gで発電された電力は、図1の全量買い取り方式を採用した電力計測システム1と異なり、パワーコンディショナPCS及び分電盤を介して負荷設備Lに供給され、負荷設備Lを駆動するために消費される。すなわち、一般家庭は、発電設備Gで発電された電力を自ら使用する。そして、発電設備Gで発電された電力が、負荷設備Lを駆動するために消費される電力を上回る場合、上回った電力は、余剰電力として分電盤を介して発電設備側端子120に供給され、引込線側端子110、引込線W及び図示しない配電線を介して電力会社に供給される。
このとき、第1買電メータ150は、発電設備側端子120から引込線側端子110に供給される電力、すなわち、発電設備Gで発電され、余剰電力として電力会社に供給される電力を計測する。
電力会社は、第1売電メータ140及び第1買電メータ150の計測結果に基づいて、一般家庭から供給された電力の料金(買電料金)及び一般家庭に供給した電力の料金(売電料金)を決める。
例えば、第1買電メータ150が計測した電力を買い取り電力とし、この買い取り電力に買い取り電力用単価を掛けることによって、買電料金を決めることができる。そして、第2売電メータ160が計測した電力を一般家庭に売る電力とし、この売る電力に単位電力あたりの売る電力用単価を掛けることによって、売電料金を決めることができる。
ここまでで説明したように、本発明の第1実施形態の電力量計100は、図1で示したような全量買い取り方式を採用した電力計測システム1にも、図5で示した余剰買い取り方式を採用した電力計測システム2にも1台で対応可能である。そのため、電力会社は、全量買い取り方式と余剰買い取り方式とで異なる種類の電力量計を用意する必要がなく、1種類の電力量計を用意すればよいので、電力量計の製造コストを抑制できる。
[第2実施形態]
図6は、余剰買い取り方式を採用した第2実施形態の電力計測システム3の概略図である。この電力計測システム3には、第2実施形態の電力量計300が使用されている。この第2実施形態の電力量計300は、第2売電メータ160に直列に第2買電メータ170が接続されている点で、第1実施形態の電力量計100とは異なる。その他の構成については、第1実施形態の電力量計100と同様なので、説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態の電力量計300は、引込線側端子110と発電設備側端子120との間と、引込線側端子110と負荷設備側端子130との間のいずれにも、直列に接続された売電メータ及び売電メータが存在することになる。よって、この電力量計300において、発電設備側端子120と負荷設備側端子130は、同一の機能を有する端子であるが、便宜上一方を発電設備側端子120と称し、他方を負荷設備側端子130と称する。
第1実施形態の電力量計100を余剰買い取り方式に使用した電力計測システム2においては、分電盤DBは、発電設備側端子120に接続されていた。しかし、この電力計測システム3においては、分電盤DBは、発電設備側端子120と負荷設備側端子130のいずれの端子に接続されてもよい。図6では、分電盤DBを負荷設備側端子130に接続した場合を示しているが、図4に示した場合と同様に、分電盤DBを発電設備側端子120に接続することもできる。
また、図示しないが、全量買い取り方式にこの第2実施形態の電力量計300を使用する場合、第1実施形態の電力量計100を使用する場合と同様に、パワーコンディショナPCSを発電設備側端子120に接続し、分電盤DBを負荷設備側端子130に接続することができる。また、パワーコンディショナPCSを負荷設備側端子130に接続し、分電盤DBを発電設備側端子120に接続することもできる。
本実施形態によれば、例えば、次のような効果が奏される。
本実施形態において、第1売電メータ140、第1買電メータ150及び第2売電メータ160は、すべて1つの筐体180に収納されており、引込線側端子110と発電設備側端子120とは、直列に接続された第1売電メータ140及び第1買電メータ150を介して接続されており、引込線側端子110と負荷設備側端子130とは、第2売電メータ160を介して接続されている。
そして、電力量計100,300を全量買い取り方式に使用する場合は、発電設備側端子120にパワーコンディショナPCSを接続するとともに、負荷設備側端子130に分電盤DBを接続し、余剰買い取り方式に使用する場合には、発電設備側端子120に分電盤DBを接続すればよいため、全量買い取り方式と余剰買い取り方式のいずれの方式にも1台で対応可能な電力量計を実現することができる。
また、本実施形態においては、筐体180に表示部181が設けられており、表示部181には、第1売電メータ140が計測する電力の値、第2売電メータ160が計測する電力の値及び第1買電メータ150が計測する電力の値のうちのいずれか1つ以上が表示されるので、第1売電メータ140、第2売電メータ160及び第1買電メータ150で計測した値を必要に応じて表示部181に自由に表示させることができる。
また、本実施形態においては、端子台190は、厚みの異なる2つの端子台部、すなわち第1端子台部191と第2端子台部192と、を有しており、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130のうちの1つは、第1端子台部191と第2端子台部192のいずれか一方に取り付けられており、残りの2つは、第1端子台部191と第2端子台部192の他方に取り付けられているので、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130に配線をそれぞれ接続する場合に、配線同士が短絡することを抑制することができる。
また、本実施形態においては、端子台190は、第1端子台部191と第2端子台部192と、を有し、筐体180と第1端子台部191と第2端子台部192は、上下に並んで配置されている。そして、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130のうちの1つは、第1端子台部191と第2端子台部192のいずれか一方に取り付けられており、残りの2つは、第1端子台部191と第2端子台部192の他方に取り付けられているので、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130に配線をそれぞれ接続する場合に、配線同士が短絡することを抑制することができる。
また、本実施形態においては、負荷設備側端子130から引込線側端子110に供給される電力を計測する第2買電メータ170をさらに備え、第2買電メータ170は筐体に収納されており、引込線側端子110と負荷設備側端子130とは、直列に接続された第2売電メータ160及び第2買電メータ170を介して接続されているので、全量買い取り方式と余剰買い取り方式のいずれの方式にも1台で対応可能な電力量計を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限定されない。例えば、図2〜図4において、端子台190は、上下方向に並ぶ第1端子台部191と第2端子台部192に分割されていたが、左右方向に並ぶ第1端子台部191と第2端子台部192に分割されていてもよい。そして、左右方向に並ぶ第1端子台部191と第2端子台部192のいずれか一方の前後方向の厚みが、他方の前後方向の厚みより厚くなるようにしてもよい。さらに、端子台190を3つの部分に分けて、3つの部分の前後方向の厚みが互いに異なるようにし、引込線側端子110、発電設備側端子120及び負荷設備側端子130をそれぞれの部分に1端子ずつ取り付けてもよい。
上述の実施形態では、筐体180には、表示部181が1つ設けられていたが、表示部は1つに限定されない。例えば、表示部を2つ以上設けておくことも可能である。
発電設備Gや負荷設備Lを有している場所は、上述の実施形態では一般家庭であったがこれに限定されず、商業施設や工場等であってもよい。
100、300……電力量計、110……引込線側端子(第1端子)、120……発電設備側端子(第2端子)、130……負荷設備側端子(第3端子)、140……第1売電メータ、150……第1買電メータ、160……第2売電メータ、170……第2買電メータ、180……筐体、181……表示部、190……端子台、191……第1端子台部、192……第2端子台部

Claims (5)

  1. 第1端子と、
    第2端子と、
    第3端子と、
    前記第1端子から前記第2端子に供給される電力を計測する第1売電メータと、
    前記第1端子から前記第3端子に供給される電力を計測する第2売電メータと、
    前記第2端子から前記第1端子に供給される電力を計測する第1買電メータと、
    前記第1売電メータ、前記第2売電メータ及び前記第1買電メータを収納する筐体と、
    前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子が取り付けられている端子台と、
    を備え、
    前記第1端子と前記2端子とは、直列に接続された前記第1売電メータ及び前記第1買電メータを介して接続されており、
    前記第1端子と前記第3端子とは、前記第2売電メータを介して接続されている
    電力量計。
  2. 前記筐体は、表示部を有しており、
    前記表示部は、前記第1売電メータが計測する電力の値、前記第2売電メータが計測する電力の値及び前記第1買電メータが計測する電力の値のうちのいずれか1つ以上を表示する請求項1に記載の電力量計。
  3. 前記端子台は、第1の厚みを有する第1端子台部と、
    前記第1の厚みよりも厚い第2の厚みを有する第2端子台部と、を有しており、
    引込線側端子、発電設備側端子及び負荷設備側端子のうちの1つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部のいずれか一方に取り付けられており、
    引込線側端子、発電設備側端子及び負荷設備側端子のうちの残りの2つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部の他方に取り付けられている請求項1から2のいずれか1項に記載の電力量計。
  4. 前記端子台は、第1端子台部と、第2端子台部と、を有し、
    前記筐体と、前記第1端子台部と、前記第2端子台部とは、並んで配置されており、前記筐体は、前記第1端子台部に隣接しており、前記第2端子台部は、前記第1端子台部における前記筐体に隣接する部分と反対側の部分に隣接しており、
    前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子のうちの1つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部のいずれか一方に取り付けられており、
    前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子のうちの残りの2つは、前記第1端子台部と前記第2端子台部の他方に取り付けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の電力量計。
  5. 前記第3端子から前記第1端子に供給される電力を計測する第2買電メータをさらに備え、
    前記第2買電メータは前記筐体に収納されており、
    前記第1端子と前記3端子とは、直列に接続された前記第2売電メータ及び前記第2買電メータを介して接続されている請求項1から4のいずれか1項に記載の電力量計。
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