JP2015028418A - 地中熱利用ヒートポンプシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒートポンプと、冷却・加熱塔と、地中熱交換器と、吸放熱を行なう2次側設備と、システムの動作を制御する制御手段とを備えたヒートポンプシステムにおいて、ヒートポンプと地中熱交換器との間に冷却水を循環させて冷房を行う第1冷房モードと、ヒートポンプと冷却・加熱塔および地中熱交換器との間に冷却水を循環させて冷房を行う第2冷房モードと、ヒートポンプと冷却・加熱塔との間に冷却水を循環させて冷房を行う第3冷房モードと、ヒートポンプと地中熱交換器との間に熱源水を循環させて暖房を行う第1暖房モードと、ヒートポンプと冷却・加熱塔および地中熱交換器との間に熱源水を循環させて暖房を行う第2暖房モードと、ヒートポンプと冷却・加熱塔との間に熱源水を循環させて暖房を行う第3暖房モードとに切換え可能に構成した。
【選択図】図1
Description
このうち、特許文献1に開示されているヒートポンプシステムは、地中に配設された循環水配管を有し地中熱を熱源とする地中熱交換器と、外気を熱源とする空気熱交換器とを設けて、外気温に応じて地中熱と外気熱とを使い分けることにより、機器効率を向上させるようにしている。
一方、特許文献2に開示されているヒートポンプシステムは、冷却塔を備えているが、主として冷凍機に着目してなされたものであるため、暖房運転をする際に生じる冷却塔の霜付き現象について検討していないため、連続暖房運転ができないおそれがある。また、霜付きを解消するために、空調システムにおいて一般的に用いられているデフロスト用ヒータを設けるようにした場合には、システムの省エネルギー化を充分に達成することができないという課題がある。
本発明の他の目的は、消費電力を増加させることなく暖房運転時における連続運転が可能である地中熱利用ヒートポンプシステムを提供することにある。
熱媒体の圧縮および膨張を行なって低温部から高温部へ熱を移動させるヒートポンプと、大気から採熱または放熱を行う冷却・加熱塔と、地中熱を熱源とする地中熱交換器と、冷暖房対象空間において吸熱または放熱を行なう2次側設備と、システムの動作を制御する制御手段と、を備えた地中熱利用ヒートポンプシステムであって、
前記制御手段は、
前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間に冷却流体を循環させて冷房を行う第1冷房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔および地中熱交換器との間に冷却流体を循環させて冷房を行う第2冷房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔との間に冷却流体を循環させて冷房を行う第3冷房モードと、
前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間に熱源流体を循環させて暖房を行う第1暖房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔および地中熱交換器との間に熱源流体を循環させて暖房を行う第2暖房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔との間に熱源流体を循環させて暖房を行う第3暖房モードと、に切り換え制御可能に構成した。
これにより、冷却・加熱塔を水冷式冷却塔として機能させることができるため、特に冷房運転時における能力を向上させることができる。
前記第2冷房モードでは、前記地中熱交換器を通過した冷却流体を前記冷却・加熱塔へ送り、その後前記ヒートポンプへ送るように冷却流体を循環させ、
前記第2暖房モードでは、前記冷却・加熱塔を通過した熱源流体を前記地中熱交換器へ送り、その後前記ヒートポンプへ送るように熱源流体を循環させるように構成する。
上記した手段によれば、冷房運転時には地中熱交換器が冷却流体の循環における上流側となり、暖房運転時には冷却・加熱塔が熱源流体の循環における上流側となるため、地中熱交換器の能力が低下した際に、効率良く冷却・熱源流体の冷却または加熱を行うことができる。また、冷房運転時には地中熱を最大限有効に利用してエネルギー効率を向上させることができ、暖房運転時には長時間の安定した暖房運転が可能になる。
前記第2冷房モードでは、冷却流体を前記地中熱交換器および前記冷却・加熱塔に並列に循環させるように構成する。
これにより、冷房運転時に地中熱交換器と冷却・加熱塔に冷却流体が並列に循環されるため、外気温度の条件によっては、冷却流体を直列に循環させる場合よりもエネルギー効率を向上させることが可能となる。
前記第2暖房モードまたは第3暖房モードにおいて、前記冷却・加熱塔の出口温度と入口温度との温度差が所定値以下であり、かつ前記冷却・加熱塔の入口温度が所定温度以下である場合に、前記ヒートポンプへ熱源流体を送らずに前記地中熱交換器と前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第1デフロストモードを実行可能に構成する。
かかる構成によれば、暖房運転時に冷却・加熱塔が霜付きを起こした場合に、ヒータを用いることなく、地中熱を利用してデフロストを行うことができるため、消費電力を増加させることなくエネルギー効率を向上させ、システム効率を高めることができる。
前記第1デフロストモードを所定時間実行しても前記冷却・加熱塔の出口温度が所定温度以上に回復せずかつ前記冷却・加熱塔の入口温度と出口温度との検出温度差が所定値以上である場合に、前記ヒートポンプの運転を停止して前記ヒートポンプの熱源流体を前記2次側設備へ送らずに前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第2デフロストモードを実行可能に構成する。
かかる構成によれば、ヒートポンプの余熱を利用して冷却・加熱塔の霜付き状態を解消できるため、デフロストに要する時間を短縮することができる。
前記第2暖房モードまたは第3暖房モードにおいて、前記冷却・加熱塔の出口温度と入口温度との検出温度差が所定値以下であり、かつ前記冷却・加熱塔の入口温度が所定温度以下であって冷暖房対象空間の暖房が要求されている場合に、前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間で熱源流体を循環させて前記ヒートポンプの運転を行い、前記ヒートポンプの熱源流体を前記2次側設備へ送って冷暖房対象空間の暖房を行いつつ、前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第3デフロストモードを実行可能に構成しても良い。
かかる構成によれば、デフロストを実行している間に暖房を行うことができ、暖房空調停止時間を短縮することができる。
前記第2デフロストモードを所定時間実行しても前記冷却・加熱塔の出口温度が所定温度以上に回復せずかつ前記冷却・加熱塔の入口温度と出口温度との検出温度差が所定値以上である場合に、前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間で熱源流体を循環させて前記ヒートポンプの運転を行い、前記ヒートポンプの熱源流体を前記2次側設備へ送らずに、前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第4デフロストモードを実行可能に構成する。
かかる構成によれば、ヒートポンプで温められた熱源流体を利用して冷却・加熱塔の霜付き状態を解消できるため、デフロストに要する時間をさらに短縮することができるともに、ヒートポンプと前記地中熱交換器との間で熱源流体を循環させて前記ヒートポンプの運転を行うので再生可能エネルギーの有効活用が可能である。
図1は地中熱利用ヒートポンプシステム全体の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の地中熱利用ヒートポンプシステムは、熱媒体の圧縮および膨張を行なって低温部から高温部へ熱を移動させるヒートポンプ(冷凍機)10と、大気から採熱または放熱を行う冷却・加熱塔20と、地中熱交換器30と、冷暖房対象空間において吸熱または放熱を行なう2次側設備40と、システム全体を制御する制御手段(図示省略)とにより構成されている。
冷却・加熱塔20は、冷却用ファンを備え、冷房運転モードでは、蒸発潜熱によって冷却水の温度が下がる熱交換器として動作し、暖房運転モードでは熱伝達で採熱を行い、熱源水の温度が上がる熱交換器として動作するように構成されている。本実施形態では、冷却・加熱塔20を循環する冷却・熱源水として、暖房運転時には不凍液を用いる。また、冷却・加熱塔20は、冬季の暖房運転時における霜付きを解消するデフロスト用のヒータを備える。
なお、上記ヒートポンプ10と、冷却・加熱塔20と、地中熱交換器30との間を接続する配管は比較的断熱性の高い材料で構成されるのに対して、地中熱交換器30のU字状パイプ31は熱伝導性の高い材料で構成される。
なお、本発明に係る地中熱利用ヒートポンプシステムを融雪装置として利用する場合には、2次側設備40は融雪用の熱交換器であり、融雪に適した構造、形態を有する機器とされる。
また、ヒートポンプ10と冷却・加熱塔20との間には、上記第1送り配管61の途中から分岐された第2送り配管63と、上記第1戻り配管62の途中から分岐された第2戻り配管64が設けられている。さらに、上記第1送り配管61と第2戻り配管64との間には第1分岐配管65、上記第1戻り配管62と第2送り配管63との間には第2分岐配管66が設けられている。
さらに、上記第1送り配管61の途中には、ソレノイドやモータなどの駆動源によって開閉動作されるバルブMV1、第1戻り配管62の途中にはバルブMV2が設けられ、上記第2送り配管63の途中にはバルブMV3、第2戻り配管64の途中にはバルブMV4が設けられている。また、上記第1分岐配管65の途中にはバルブMV5、第2分岐配管66の途中にはバルブMV6が設けられ、上記第3送り配管67の途中にはバルブMV7、第3戻り配管68の途中にはバルブMV8が設けられている。さらに、上記第1送り配管61と第1戻り配管62との間には、バルブMV9設けられている。
そして、上記温度センサS1〜S4からの検出信号は図示しない制御手段へ入力され、運転モードおよび上記温度センサS1〜S4からの検出信号に基づいて制御手段から出力される制御信号によって、上記ポンプPM1〜PM2が駆動制御されるとともに、上記バルブMV1〜MV16が開閉制御される。
また、蒸発器13の出口には温度センサが設けられ、制御手段はこの温度センサからの検出信号に基づいて、ハイブリッドモード及び加熱塔利用暖房モード時には蒸発器出口の温度が例えば−5℃のような温度に、また地中熱利用暖房モード時には蒸発器出口の温度が例えば10℃のような温度になるように、ヒートポンプ10の動作を制御する。
本実施形態の地中熱利用ヒートポンプシステムは、冬季の暖房運転モードでは、地中熱交換器30により採熱された熱による暖房および冷却・加熱塔20と地中熱交換器30により採熱された熱による暖房の他に、冷却・加熱塔20により採熱された熱のみによる暖房が可能となっている点に特徴がある。
さらに、本実施形態の地中熱利用ヒートポンプシステムでは、暖房運転時において、ヒータの消費電力を削減して、冷却・加熱塔20における霜付きを解消するデフロスト運転が可能となっている。これにより、ヒータのみを用いてデフロストを行なう従来システムに比べて、システム効率が高くなる。
6の途中にあるバルブMV3〜MV6および第1送り配管61と第1戻り配管62との間のバルブMV9を閉じる(ステップS2)。
続いて、温度センサS1とS2の検出温度差T1−T2が所定温度3(例えば0.5℃)よりも小さいか否か判定する(ステップS7)。ここで、検出温度差T1−T2が所定温度3よりも大きい(ステップS7:No)と判定すると、ステップS5へ戻ってハイブリッド冷房モード運転を継続する。
その結果、地中熱交換器30による冷却能力がなくなったと判断し、冷却・加熱塔20のみの運転を行い、この運転モード中に、地中熱の温度を回復させることができる。
その後、ステップS9で所定時間(例えば600分)を経過したか否か判定する。そして、所定時間を経過していない(ステップS9:No)と判定すると、ステップS10へ進んで冷房スイッチがオフされたか否か判定し、冷房スイッチがオフされていない(ステップS10:No)と判定すると、ステップS8へ戻って冷却・加熱塔20のみを使用した冷却塔利用冷房モード運転を継続する。
なお、図2には示されていないが、外気温度が低く、システム効率が高いと判断した場合には、図8に示すように、冷却・加熱塔20を冷却塔として運転するとともに、バルブMV1〜MV4を開き、バルブMV5,MV6を閉じた状態にすることで、冷却・加熱塔20と地中熱交換器30を並列に接続して冷却水を循環させる並列冷房モードを実行するようにしても良い。これにより、冷却水温度を効率良く低下させ、ヒートポンプの効率を向上させることができる。
これにより、図10に示すように、ヒートポンプ10(蒸発器13)−迂回配管71−配管63−冷却・加熱塔20−配管65−第1送り配管61−地中熱交換器30−第1戻り配管62−迂回配管73−ヒートポンプ10(蒸発器13)の経路に沿った熱源水の循環およびヒートポンプ10(凝縮器12)−迂回配管72−第3送り配管67−2次側設備40−第3戻り配管68−迂回配管74−ヒートポンプ10(凝縮器12)の経路に沿った温水の循環が行なわれる。
続いて、第2送り配管63の熱源水温度を検出する温度センサS4および第2戻り配管64の熱源水温度を検出する温度センサS3の検出信号を読み込んで、温度センサS3とS4の検出温度差T3−T4が所定温度6(例えば1.0℃)よりも小さくかつ温度センサS4の検出温度T4が所定温度9(例えば−7℃)よりも低いか否か判定する(ステップS17)。ここで、検出温度差T3−T4が所定温度6よりも小さくかつ検出温度T4が所定温度9よりも低い(ステップS17:Yes)と判定すると、ステップS24へ移行してデフロストモードを開始する(符号C)。
その結果、地中熱交換器30による採熱能力がなくなったと判断し、冷却・加熱塔20のみ利用した運転を行い、この運転モード中に、地中熱の温度を回復させることができる。
また、ステップS22で所定時間を経過した(ステップS22:Yes)と判定すると、ステップS12へ戻って地中熱交換器30を使用した地中熱利用暖房モードを実行する(符号B)。
そして、符号Cに従ってステップS17からデフロストモードへ入った(ステップS27:Yes)と判定すると、符号Dに従って図3のステップS15へ戻る。一方、ステップS27で、ステップS21からデフロストモードへ移行した、つまり符号Cに従ってデフロストモードへ入ったのではない(ステップS27:No)と判定すると、ステップS20へ戻って冷却・加熱塔20のみを使用した加熱塔利用暖房モードを実行する。なお、この場合にも、ステップS15へ戻って冷却・加熱塔20および地中熱交換器30を使用したハイブリッド暖房モードを実行するようにしてもよい(符号D)。
なお、従来のヒータで温められた温水で霜を解かす方法は、温水の散水を外側から行なうというものであるため、解凍に時間がかかり、暖房運転の停止もしくは性能低下の時間が長くなるとともに、完全に霜を解凍できないおそれがある。
次に、本発明を適用した地中熱利用ヒートポンプシステムの第2の実施例を説明する。上記の第1実施例のデフロストモードは、地中熱を利用して冷却・加熱塔20の着霜を解消するというものであるが、解凍に時間がかかるとともに地中温度がある程度下がって来ると着霜を解消できなくなることが考えられる。
そこで、第2実施例はデフロストモードを複数設けることで、地中温度が所定以上下がったとしても着霜を解消できるようにしたものである。具体的には、第1実施例はデフロストモードが1つであるのに対し、第2実施例はデフロストモードを4パターン設け、着霜の状態に応じて異なる態様でデフロスト(霜取り)を行うようにした。
図13および図14は、第2実施例における暖房運転の手順を示す。第2実施例における暖房運転の手順を示す図3および図4との差異は、図13のステップS17および図14のステップS21で「YES」と判定すると図15のデフロスト処理S30へ移行する点と、図4のステップS24〜S27の1種類のデフロスト処理の代わりに、図15および図16のステップS31〜S47のデフロスト処理に従ってデフロストモード#1〜#4のいずれかを実行する点にある。
図15および図16には、ハイブリッド暖房モード中にデフロストの条件(T3−T4<所定温度6かつT4<所定温度9)が成立した場合に実行されるデフロスト処理(図3のステップS30)の具体的な手順の例が示されている。
これにより、冷却・加熱塔20−配管65−第1送り配管61−地中熱交換器30−第1戻り配管62−バルブMV9−配管63−冷却・加熱塔20の経路に沿った熱源水の循環が行なわれ、地中熱を利用して冷却・加熱塔20の霜付き状態を解消することができる。これは、第1実施例におけるステップS24およびS25によるデフロストと同じ処理である。
そして、ステップS17からデフロストモードへ入った(ステップS47:Yes)と判定すると、符号Dに従って図13のステップS15へ戻り、ハイブリッド暖房モードを実行する。一方、ステップS47で、ステップS17からデフロストモードへ入ったのではない(ステップS47:No)と判定すると、符号Gに従って図14のステップS20へ戻って冷却・加熱塔20のみを使用した加熱塔利用暖房モードを実行する。ステップS47における「No」の判定は、ステップS21からデフロストモードへ入ったことを意味する。
これにより、ヒートポンプ10(凝縮器12)から2次側設備40および冷却・加熱塔20への温水の循環およびヒートポンプ10(蒸発器13)と地中熱交換器30の間で熱源水の循環が行なわれ、暖房を行ないながら冷却・加熱塔20の霜付き状態を解消することができる。
これにより、ヒートポンプ10−冷却・加熱塔20−地中熱交換器30の間で熱源水の循環が行なわれ、暖房を中断して冷却・加熱塔20の霜付き状態を解消することができる。
特に、モード#1と#2は、ポンプの搬送動力のみでデフロストが可能であり、再生可能エネルギーのより有効な活用が可能である。また、モード#3であれば、地中熱を活用してデフロストを行ないながら、暖房空調を継続することが可能である。モード#4であれば、暖房空調停止時間を短縮することができる。
また、前記実施形態においては、冷却・加熱塔20として冷房運転時は気化熱作用で冷却水を冷却し暖房運転時は熱伝達で採熱を行う構成のものを使用していると説明したが、冷房運転時も暖房運転時と同様に熱伝達で行う構成のものを使用することも可能である。
さらに、前記実施形態では、冷房および暖房を行う地中熱利用ヒートポンプシステムに適用したものを説明したが、本発明は、鉄道や道路などの融雪(消雪)を行なうシステムにも利用することができる。なお、その場合、冷房運転モードは不要であるので、冷却・加熱塔は冷却の機能は不要であり、採熱効率が良好となる構造に設計するのが望ましく、それによってさらに融雪効率を高めたシステムを実現することができる。
11 圧縮機
12 凝縮器
13 蒸発器
20 冷却・加熱塔
30 地中熱交換器
40 2次側設備
Claims (8)
- 熱媒体の圧縮および膨張を行なって低温部から高温部へ熱を移動させるヒートポンプと、大気から採熱または放熱を行う冷却・加熱塔と、地中熱を熱源とする地中熱交換器と、冷暖房対象空間において吸熱または放熱を行なう2次側設備と、システムの動作を制御する制御手段と、を備えた地中熱利用ヒートポンプシステムであって、
前記制御手段は、
前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間に冷却流体を循環させて冷房を行う第1冷房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔および地中熱交換器との間に冷却流体を循環させて冷房を行う第2冷房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔との間に冷却流体を循環させて冷房を行う第3冷房モードと、
前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間に熱源流体を循環させて暖房を行う第1暖房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔および地中熱交換器との間に熱源流体を循環させて暖房を行う第2暖房モードと、
前記ヒートポンプと前記冷却・加熱塔との間に熱源流体を循環させて暖房を行う第3暖房モードと、
に切り換え制御可能に構成されていることを特徴とする地中熱利用ヒートポンプシステム。 - 前記冷却・加熱塔は、前記第2冷房モードと第3冷房モードでは冷却流体を気化熱作用で冷却する一方、前記第2暖房モードと第3暖房モードでは熱源流体と大気との間の熱伝達で採熱するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。
- 前記制御手段は、
前記第2冷房モードでは、前記地中熱交換器を通過した冷却流体を前記冷却・加熱塔へ送り、その後前記ヒートポンプへ送るように冷却流体を循環させ、
前記第2暖房モードでは、前記冷却・加熱塔を通過した熱源流体を前記地中熱交換器へ送り、その後前記ヒートポンプへ送るように熱源流体を循環させることを特徴とする請求項1または2に記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。 - 前記制御手段は、
前記第2冷房モードでは、冷却流体を前記地中熱交換器および前記冷却・加熱塔に並列に循環させることを特徴とする請求項1または2に記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。 - 前記制御手段は、
前記第2暖房モードまたは第3暖房モードにおいて、前記冷却・加熱塔の出口温度と入口温度との検出温度差が所定値以下であり、かつ前記冷却・加熱塔の入口温度が所定温度以下である場合に、前記ヒートポンプへ熱源流体を送らずに前記地中熱交換器と前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第1デフロストモードを実行可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。 - 前記制御手段は、
前記第1デフロストモードを所定時間実行しても前記冷却・加熱塔の出口温度が所定温度以上に回復せずかつ前記冷却・加熱塔の入口温度と出口温度との検出温度差が所定値以上である場合に、前記ヒートポンプの運転を停止して前記ヒートポンプの熱源流体を前記2次側設備へ送らずに前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第2デフロストモードを実行可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。 - 前記制御手段は、
前記第2暖房モードまたは第3暖房モードにおいて、前記冷却・加熱塔の出口温度と入口温度との検出温度差が所定値以下であり、かつ前記冷却・加熱塔の入口温度が所定温度以下であって冷暖房対象空間の暖房が要求されている場合に、前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間で熱源流体を循環させて前記ヒートポンプの運転を行い、前記ヒートポンプの熱源流体を前記2次側設備へ送って冷暖房対象空間の暖房を行いつつ、前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第3デフロストモードを実行可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。 - 前記制御手段は、
前記第2デフロストモードを所定時間実行しても前記冷却・加熱塔の出口温度が所定温度以上に回復せずかつ前記冷却・加熱塔の入口温度と出口温度との検出温度差が所定値以上である場合に、前記ヒートポンプと前記地中熱交換器との間で熱源流体を循環させて前記ヒートポンプの運転を行い、前記ヒートポンプの熱源流体を前記2次側設備へ送らずに、前記冷却・加熱塔との間で熱源流体を循環させる第4デフロストモードを実行可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の地中熱利用ヒートポンプシステム。
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