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JP2015025791A - インピーダンス測定装置 - Google Patents

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JP2015025791A
JP2015025791A JP2013157019A JP2013157019A JP2015025791A JP 2015025791 A JP2015025791 A JP 2015025791A JP 2013157019 A JP2013157019 A JP 2013157019A JP 2013157019 A JP2013157019 A JP 2013157019A JP 2015025791 A JP2015025791 A JP 2015025791A
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祐樹 圓道
Yuki Endo
祐樹 圓道
古川 靖夫
Yasuo Furukawa
靖夫 古川
上田 智章
Tomoaki Ueda
智章 上田
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Advantest Corp
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    • G01R27/00Arrangements for measuring resistance, reactance, impedance, or electric characteristics derived therefrom
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Abstract

【課題】煩雑なチューニング操作が不要なインピーダンス測定装置を提供する。
【解決手段】測定補助回路11は、対象物2とともに共振回路12を形成するよう構成される。ATAC10は共振回路12とカップリングされる。信号発生器13は、共振回路12に交流のプローブ信号Vを印加する。インピーダンス検出部16は、インピーダンス測定装置1が安定した状態において、少なくともひとつのノードの電圧、および/または、少なくともひとつの経路の電流を測定し、測定値にもとづいて対象物2のインピーダンスを検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インピーダンス測定に関する。
抵抗、静電容量やインダクタンスなどのインピーダンス、あるいはそれに付随する量を測定するために、ブリッジ法、共振法、I−V法、RF I−V法、ネットワーク解析法、自動平衡ブリッジ法などが利用される。市販されるネットワークアナライザやLCRメータは、これらの方式のうちネットワーク解析法や自動平衡ブリッジ法などを採用するものが多く、高精度な測定が可能であるが、非常に高価であり、また測定時間が長いという問題がある
図1は、共振法の原理を示す図である。図1には、インダクタンスLxと抵抗Rxの直列接続を含むインピーダンスZを測定する例が示される。測定対象のインピーダンスZが誘導性である場合、そのインピーダンスZと直列に、同調用の可変キャパシタCが設けられ、RLC直列共振回路が形成される。そして、信号発生器SGによりこの直列共振回路の両端間に交流の測定信号を印加した上で、可変キャパシタの容量値および測定信号の周波数の少なくとも一方を調節し、回路を共振状態にチューニングする。
この共振法によれば、共振状態における可変キャパシタCの容量値および周波数にもとづいて、インダクタンスLxの値を測定でき、また、可変キャパシタの両端間の電圧にもとづいて、回路のQ値、ひいては抵抗Rxを測定することができる。
特開昭61−12551号公報 特開昭63−131095号公報 特開平5−83938号公報 国際公開第12/164845A1号パンフレット 国際公開第12/046535A1号パンフレット 特開2006−60953号公報
このように共振法では、装置を簡易かつ安価に構成でき、高精度にインピーダンスを測定可能であるが、その反面、チューニング操作が必要であるという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、煩雑なチューニング操作が不要なインピーダンス測定装置の提供にある。
本発明のある態様は、対象物のインピーダンスを測定するインピーダンス測定装置に関する。インピーダンス測定装置は、対象物とともに共振回路を形成するよう構成された測定補助回路と、共振回路とカップリングされる自動チューニング補助回路と、共振回路に交流のプローブ信号を印加する信号発生器と、インピーダンス測定装置が安定した状態において、少なくともひとつのノードの電圧、および/または、少なくともひとつの経路の電流を測定し、測定値にもとづいて対象物のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、を備える。自動チューニング補助回路は、(i)第1端子および第2端子と、(ii)N個(Nは自然数)の補助キャパシタと、(iii)それぞれが、第1端子、第2端子、N個の補助キャパシタの端子のうち2つの間に設けられた複数のスイッチと、(iv)複数のスイッチそれぞれをスイッチングするコントローラと、を含む。
この態様によれば、共振回路に流れる共振電流の位相を、複数のスイッチのスイッチングの位相と同期した安定点にロックすることができ、これによりプローブ信号の周波数が、共振回路の共振周波数と一致していないにもかかわらず、擬似的な共振状態を実現することができる。これにより、煩雑なチューニング操作を自動で行うことができ、対象物のインピーダンスを簡易に測定できる。
なお、本明細書において、「対象物のインピーダンスを測定する」とは、対象物のインピーダンスそのものを測定する場合の他、インピーダンスに影響を与える量を測定することを含む。たとえば、誘電率や電極間距離はキャパシタのインピーダンス(容量値)に影響を与えるものであり、したがって対象物が容量性である場合、「インピーダンスを測定する」ことは、誘電率や電極間距離を測定することなどを含む。同様に、透磁率やコイルの巻数はインダクタのインピーダンス(インダクタンス)に影響を与えるものであり、したがって対象物が誘導性である場合、「インピーダンスを測定する」ことは、透磁率や巻数を測定し、あるいは磁性体の有無を判定することなどを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、煩雑なチューニング操作を行うことなく、インピーダンスを測定できる。
共振法の原理を示す図である。 実施の形態に係るインピーダンス測定装置のブロック図である。 第1の実施例に係るインピーダンス測定装置を示す回路図である。 図4(a)〜(f)は、MOSFETを用いたスイッチの構成例を示す図である。 過渡状態および定常状態におけるインピーダンス測定装置の動作波形図である。 ATACによる疑似共振状態を説明するフェーザ図(ベクトル図)である。 第2の実施例に係るインピーダンス測定装置を示す回路図である。 第3の実施例に係るインピーダンス測定装置を示す回路図である。 図8のインピーダンス測定装置の動作波形図である。 第4の実施例に係るインピーダンス測定装置を示す回路図である。 図10のインピーダンス測定装置の動作波形図である。 図12(a)、(b)は、図10のATACの変形例を示す回路図である。 第5の実施例に係るインピーダンス測定装置を示す回路図である。 図13のインピーダンス測定装置の動作波形図である。 第6の実施例に係るインピーダンス測定装置を示す回路図である。 図16(a)、(b)は、測定補助回路の変形例を示す回路図である。 図17(a)〜(c)は、測定補助回路の変形例を示す回路図である。 図18(a)〜(c)は、インダクタンスを測定するときの測定補助回路を示す回路図である。 測定補助回路の変形例を示す回路図である。 インピーダンス測定装置を用いた加速度センサの評価装置を示す図である。 図21(a)〜(c)はそれぞれ、インピーダンス測定装置を備えたバイタルモニタ、ユーザインタフェース装置、人体モニタ装置を示す図である。 図22は、インピーダンス測定装置を備える磁気検出装置を示す図である。 図23(a)〜(e)は、磁気検出装置に好適なピックアップコイルを示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」、あるいは「部材Aが、部材Bとカップリングされた状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(インピーダンス測定装置1の全体構成)
図2は、実施の形態に係るインピーダンス測定装置1のブロック図である。インピーダンス測定装置1は、対象物2のインピーダンスを測定する。対象物2は、キャパシタ、インダクタ、抵抗などの回路素子が例示されるが、本実施の形態では、キャパシタであるものとする。
インピーダンス測定装置1は、ATAC10、測定補助回路11、信号発生器13、インピーダンス検出部16を備える。
測定補助回路11は、対象物2とともに共振回路12を形成するよう構成される。共振回路12は、本実施の形態では、RLC直列共振回路であるが、そのトポロジーは特に限定されるものではない。共振回路12は、対象物2と直列に設けられたインダクタLおよび抵抗Rsを含む。
自動チューニング補助回路(Automatic Tuning Assist Circuit、以下ATACと称する)10は、共振回路12と直列にカップリングされる。ATAC10の詳細については後述するが、ATAC10は、少なくともひとつの補助キャパシタを含む。
信号発生器13は、共振回路12とATAC10の両端間に、所定の周波数fを有する交流のプローブ信号Vを印加する。プローブ信号Vは正弦波であってもよいし、矩形波や台形波であってもよい。
インピーダンス検出部16は、インピーダンス測定装置1が、後述する疑似共振状態に安定化したときに、インピーダンス測定装置1の少なくともひとつのノードの電圧を測定し、測定値にもとづいて対象物2のインピーダンスを検出する。インピーダンス検出部16によるインピーダンス検出の原理は後述する。
続いて、ATAC10について詳細に説明する。ATAC10は、大きく分けて、キャパシタを用いるタイプ(キャパシタ型という)と、インダクタを用いるタイプ(インダクタ型)に分類される。以下、それぞれについて説明する。
(キャパシタ型ATAC)
はじめにキャパシタ型のATAC10を用いたインピーダンス測定装置1の第1の実施例について説明する。
図3は、第1の実施例に係るインピーダンス測定装置1を示す回路図である。
図3では、インピーダンス検出部16は省略されており、またCは、図2の対象物2の容量成分を示す。図3のインピーダンス測定装置1において、ATAC10は、第1端子P1、第2端子P2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第1補助キャパシタCA1、コントローラ102を備える。第1端子P1および第2端子P2の一方は、その電位が固定される。本実施の形態では、第2端子P2が接地されて、その電位が接地電圧VGNDに固定されるものとする。なお、電位を固定すべきノードは、第1端子P1または第2端子P2には限定されず、その他のノードの電位を固定してもよい。
第1スイッチSW1および第1補助キャパシタCA1は、第1端子P1と第2端子P2の間に直列に設けられる。第1スイッチSW1と第1補助キャパシタCA1は入れ替えてもよい。第2スイッチSW2は、第1端子P1と第2端子P2の間に、第1スイッチSW1および第1補助キャパシタCA1に対して並列に設けられる。
コントローラ102は、複数のスイッチSW1、SW2それぞれを、信号発生器13が発生するプローブ信号Vと同じ周波数fで、かつプローブ信号Vに対して所定の位相差θでスイッチングする。位相差θは90度付近とすることが好ましいが、90度からずれていても構わない。以下では、理解の容易化、説明の簡潔化のため、θ=90度の場合を説明する。
第1スイッチSW1、第2スイッチSW2は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタ等を用いて構成できる。図4(a)〜(f)は、MOSFETを用いたスイッチの構成例を示す図である。
図4(a)は、Nチャンネル、図4(b)は、PチャンネルのMOSFETを用いた構成を示す。MOSFETのバックゲートをソースと接続すると、バックゲートとドレイン間のボディダイオードがゲート電圧によらずに導通状態となる。したがって、MOSFETを単体で用いたスイッチでは、片方向に対する電流を阻止することができない。本明細書においてこのようなスイッチを片方向スイッチという。
図4(c)〜(f)のスイッチは、2つのNチャンネルMOSFET、もしくは2つのPチャンネルMOSFETが、それらのボディダイオードが逆向きとなるように接続される(バックトゥバック接続)。図4(c)〜(f)では、オフ状態において、いずれの方向にも電流が流れない。本明細書においてこのようなスイッチを、双方向スイッチという。
本実施の形態において、各スイッチSW1、SW2は、片方向スイッチ、両方向スイッチのいずれでも構成することができる。なお、片方向スイッチを用いる場合、それらのスイッチングの位相に注意を払う必要がある。これについては後述する。
(キャパシタ型ATACの動作原理)
以上が第1の実施例に係るインピーダンス測定装置1の構成である。続いてインピーダンス測定装置1の動作原理を説明する。
コントローラ102は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2を、プローブ信号Vと同期して、より具体的にはプローブ信号Vと同じ周波数で、かつプローブ信号Vに対してある位相差θ=90度で相補的にスイッチングする。
共振回路12に流れる共振電流Iは、第1スイッチSW1のオン時間TON1において第1補助キャパシタCA1に流れ、第2スイッチSW2のオン時間TON2において、第2スイッチSW2を介して接地に流れる。つまり、第1補助キャパシタCA1は、共振電流Iによって充放電され、その結果、第1補助キャパシタCA1には、キャパシタ電圧VCA1が発生する。
ATAC10は、その第1端子P1に生ずる電圧(以下、補助電圧という)Vを共振回路12に印加する電圧源と把握することができる。補助電圧Vは、第1スイッチSW1がオンの期間TON1において、第1補助キャパシタ電圧VCA1をとり、第2スイッチSW2がオンの期間TON2において、接地電圧VGNDをとる略矩形波である。
図5は、過渡状態および定常状態におけるインピーダンス測定装置1の動作波形図である。なお、本明細書における波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。
波形(I)は、過渡状態における共振電流Iを示す。スイッチSW1がオンの期間TON1において、第1補助キャパシタCA1は、共振電流Iによって充放電される。具体的には、第1補助キャパシタCA1は、共振電流Iが正の期間に充電され、負の期間に放電される。その結果、正の期間が長ければキャパシタ電圧VCA1は増大し、負の期間が長ければキャパシタ電圧VCA1は低下する。
あるサイクルのオン時間TON1において、キャパシタ電圧VCA1が増大する。そして、増大したキャパシタ電圧VCA1に応じた補助電圧Vが共振回路12に印加される。そうすると、次のサイクルでは、共振電流Iの位相が前のサイクルより進む。これを繰り返すと、キャパシタ電圧VCA1がサイクル毎に増加しながら、共振電流Iの位相が徐々に進んでいき、安定点までシフトしていく。共振電流Iの位相が進みすぎると、反対に第1補助キャパシタCA1の放電電流の方が大きくなり、キャパシタ電圧VCA1が低下する方向にフィードバックがかかり、安定点に引き戻される。安定点では1サイクルでの第1補助キャパシタCA1の充電電流と放電電流がバランスし、キャパシタ電圧VCA1が平衡状態となり、波形(II)に示すように、共振電流Iの位相が安定する定常状態となる。
つまり、実施の形態に係るインピーダンス測定装置1によれば、共振回路12に流れる共振電流Iの位相を、第1スイッチSW1のスイッチングの位相と同期した安定点にロックすることができる。ここで第1スイッチSW1を、プローブ信号Vに対してθ=90度遅れた位相でスイッチングした場合、プローブ信号Vと共振電流Iの位相差はゼロとなる。これは、信号発生器13が発生するプローブ信号Vの周波数fが、測定補助回路11の共振周波数frと一致していないにもかかわらず、擬似的な共振状態が成り立っていることを意味する。
図6は、ATAC10による疑似共振状態を説明するフェーザ図(ベクトル図)である。プローブ信号Vの位相を基準(0°)として示す。上述のように、補助電圧Vは略矩形波であるところ、疑似共振に寄与するのは、その基本波fの成分(VA[f0])であることに留意されたい。
「重ねの理」を利用すると、信号発生器13とATAC10を分けて考えることができる。つまり共振回路12に流れる共振電流Iは、(1)ATAC10を仮想接地したときに、プローブ信号Vにより誘起される電流成分Isと、(2)信号発生器13を仮想接地したときに、補助電圧VA[f0]により誘起される電流成分Iの和Is+Iで与えられる。
プローブ信号Vの位相は0°、補助電圧VA[f0]の位相はθ=90°である。fr<fにおいて、電流Isの位相は電圧Vに対して位相差φ遅れる、同様に、電流Iの位相は電圧VA[f0]に対して位相差φ遅れる。
プローブ信号Vと補助電圧VA[f0]は位相差θ(=90°)を有するため、電流成分IsとIの位相差も90°となる。補助電圧VA[f0]の振幅、言い換えれば電流成分Iの振幅を最適化すれば、2つの電流成分IsとIの合成電流、すなわち共振電流Iの位相を、プローブ信号Vの位相(0°)と一致させることができ、疑似共振状態が実現できることが分かる。
ATAC10の動作に再度着目すると、補正電圧Vがどのような位相であったとしても、第1端子P1を流れる電流は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2と同期した成分のみである。したがって過渡的な状態を経過したのち、補助キャパシタCA1は、共振電流Iの位相がプローブ電圧Vの位相と一致する電圧レベルにチャージアップされる。その結果、疑似共振状態を満足する補助電圧Vが自動的に生成され、ATAC10、共振回路12、信号発生器13を含む系が擬似的な共振状態に自動的にチューニングされる。
(インピーダンス測定装置1の動作)
続いてインピーダンス検出部16による対象物2のインピーダンス検出について説明する。上述のように、インピーダンス検出部16は、疑似共振状態を利用して、対象物2のインピーダンスを検出する。
図3の等価回路図から、以下の関係式を得る。
−VA[f0]=I×Z …(1)
Z=(R+jωL+1/jωC) …(2)
Zは共振回路12のインピーダンスであり、ω=2πf、Rは抵抗Rの抵抗値、LはインダクタLのインダクタンス、Cは容量Cの容量値であり、R、Lおよびωは既知である。
疑似共振状態では、式(3)、(4)が成り立つ。
=R×I …(3)
A[f0]=−(jωL+1/jωC)×I …(4)
式(4)を変形すると、式(5)を得る。
1/jωC=−VA[f0]/I+jωL …(5)
図6からわかるように、電流Iの位相は電圧VA[f0]の位相に対して90度遅れているから、VA[f0]の振幅を|VA[f0]|、Iの振幅を|I|とすると、VA[f0]=j×|VA[f0]|、I=|I|と表すことができ、式(6)を得る。
1/jωC=−j×|VA[f0]|/|I|+jωL …(6)
したがって、対象物2の容量Cは、式(7)で与えられる。
C=1/{ω×|VA[f0]|/|I|−ωL} …(7)
Lおよびωは既知であるから、補助電圧VA[f0]および共振電流Iが分かれば、対象物2のインピーダンス、すなわち容量値Cを求めることができる。そこで図2のインピーダンス検出部16は、電流測定部161、電圧測定部162、演算部163を備える。電流測定部161は、共振電流Iを検出し、電圧測定部162は、補助電圧VA[f0]を検出する。演算部163は、電流測定部161、電圧測定部162により検出された電流I、電圧VA[f0]にもとづいて、式(7)から、対象物2のインピーダンスCを計算する。
電流測定部161は、以下のいずれかの方法により共振電流Iを検出できる。
(1)たとえば、プローブ信号Vの振幅が既知であり、抵抗Rsの抵抗値Rが既知である場合、電流測定部161は、共振電流Iを式(3)から計算により求めてもよい。
(2)電流測定部161は、測定補助回路11と直列に挿入された電流計を含み、共振電流Iを直接測定してもよい。
(3)電流測定部161は、インダクタLの両端間の電圧VLrを測定し、I=VLr/(ωL)にしたがって共振電流Iを検出してもよい。
このように、本発明において、電流測定部161による共振電流Iの検出方法は限定されない。
電圧測定部162は、以下のいずれかの方法により補助電圧VA[f0]を検出できる。
(1)たとえば、電圧測定部162は、ATAC10の第1端子P1の電位を測定する電圧計を含み、補助電圧VA[f0]の振幅|VA[f0]|を測定してもよい。ただし補助電圧Vは矩形波電圧であるため、振幅|VA[f0]|を測定するためには、補助電圧Vをピークホールドし、あるいはフィルタリングするなどの処理が必要となる。
(2)より好ましくは、電流測定部161は、ATAC10の内部の補助キャパシタCA1に生ずるキャパシタ電圧VCA1を測定する電圧計を含み、キャパシタVCA1にもとづいて、補助電圧VA[f0]の振幅|VA[f0]|を取得してもよい。
たとえば図3のATAC10では、矩形波の補助電圧Vの振幅|V|は、VCA1/2と一致する。疑似共振状態においてキャパシタ電圧VCA1は実質的に一定レベルをとるため、それを測定することにより、補助電圧Vを測定するより簡易に、振幅|V|を取得できる。
矩形波のフーリエ級数展開を利用すると、矩形波の補正電圧Vの振幅|V|と、その基本波VA[f0]の振幅|VA[f0]|の間には、以下の関係式が成り立つ。
|VA[f0]|=|V|×4π
したがって、基本波成分VA[f0]の振幅|VA[f0]|は、キャパシタ電圧VCA1を用いて、以下の式から求めることができる。
|VA[f0]|=VCA1/2×4π
以上がインピーダンス測定装置1の構成およびその動作原理である。
このように、実施の形態に係るインピーダンス測定装置1によれば、ATAC10によって擬似的な共振状態に自動的に短時間でチューニングできるため、従来の共振法において必要であった複雑な、あるいは長時間を要したチューニング処理が不要となる。したがって、短時間で高精度に、安価な装置で対象物2のインピーダンスを測定することができる。
(キャパシタ型ATACの別の実施例)
続いて第2の実施例に係るインピーダンス測定装置1について説明する。図7は、第2の実施例に係るインピーダンス測定装置1aを示す回路図である。図7では、インピーダンス検出部16は省略されている。
このインピーダンス測定装置1aにおいて、ATAC10aは、2個の補助キャパシタCA1、CA2を備える。より具体的には、ATAC10aは、図3の第1端子P1、第2端子P2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第1補助キャパシタCA1、コントローラ102に加えて、第2補助キャパシタCA2を備える。第2補助キャパシタCA2は、第1端子P1と第2端子P2の間に、第2スイッチSW2と直列に設けられる。第2スイッチSW2と第2補助キャパシタCA2は入れ替えてもよい。
図7のATAC10aにおいて、補助電圧Vは、第1スイッチSW1のオン時間TON1においてキャパシタ電圧VCA1と等しくなり、第2スイッチSW2のオン時間TON2においてキャパシタ電圧VCA2と等しくなる。
ATAC10aを備えるインピーダンス測定装置1aによれば、キャパシタ電圧VCA1、VCA2が自動的に最適化され、これによりATAC10a、共振回路12、信号発生器13を含む系が疑似共振状態に安定化される。
続いて第3の実施例に係るインピーダンス測定装置1bについて説明する。図8は、第3の実施例に係るインピーダンス測定装置1bを示す回路図である。図8のインピーダンス測定装置1bにおいて、ATAC10bは、1個の補助キャパシタを備える点で第1の実施例と共通するが、複数のスイッチのトポロジーが第1の実施例と異なっている。
ATAC10bは、第1端子P1、第2端子P2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第1補助キャパシタCA1、コントローラ102bを備える。
第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4は、いわゆるHブリッジ(フルブリッジ)回路を構成している。具体的には、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2は、第1端子P1と第2端子P2の間に直列に設けられる。第3スイッチSW3および第4スイッチSW4は、第1端子P1と第2端子P2の間に、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2に対して並列な経路上に順に直列に設けられる。
第1補助キャパシタCA1は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2の接続点N1と、第3スイッチSW3と第4スイッチSW4の接続点N2との間の設けられる。第1補助キャパシタCA1の容量値は、共振用キャパシタCPXに比べて十分に大きいことが望ましい。
第1スイッチSW1から第4スイッチSW4は、片方向スイッチで構成してもよい。この場合、コントローラ102bは、第1スイッチSW1から第4スイッチSW2を、それぞれの逆導通素子に電流が流れない位相θでスイッチングする。つまり、位相θが制約を受ける。
あるいは第1スイッチSW1から第4スイッチSW4は、双方向スイッチで構成してもよい。この場合、コントローラ102bスイッチングの位相θの制約を緩和できる。
以上が第3の実施例に係るインピーダンス測定装置1bの構成である。続いてその動作を説明する。
図9は、図8のインピーダンス測定装置1bの動作波形図である。図9は上から順に、プローブ信号V、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4、補助電圧V、共振回路12に流れる共振電流Iを示す。スイッチを示す波形は、ハイレベルがオン状態を、ローレベルがオフ状態を示す。共振電流Iは、ATAC10bを動作させてから十分な時間が経過した後の定常状態における波形を示す。
第1スイッチSW1および第4スイッチSW4を含む第1のペアは、プローブ信号Vに対してある位相差θ=90度で相補的にスイッチングされる。第2スイッチSW2および第3スイッチSW3を含む第2のペアは、第1のペアと相補的にスイッチングされる。共振電流Iは、第1のペアのオン時間TON1において、第1スイッチSW1、第1補助キャパシタCA1、第4スイッチSW4を含む経路に流れ、第2のペアのオン時間TON2において、第2スイッチSW2、第1補助キャパシタCA2、第3スイッチSW3を含む経路に流れる。
第1補助キャパシタCA1は、共振電流Iによって充放電され、その結果、第1補助キャパシタCA1には、キャパシタ電圧VCA1が発生する。ATAC10bは、共振回路12の一端に補助電圧Vを印加する。補助電圧Vは、第1のペアがオンの期間TON1において第1の極性をとり、第2のペアがオンの期間TON2において第2の極性をとる。ATAC10bは、補助電圧Vを共振回路12に印加する補正電源と把握することができる。すなわち、インピーダンス測定装置1bの動作原理は、第1、第2の実施例のそれと同様であることがわかる。
キャパシタ電圧VCA1に応じた補助電圧Vが共振回路12に印加されることにより、疑似共振状態が成立するように、共振電流Iの位相がロックされる。
(キャパシタ型ATACのまとめ)
第1、第2の実施例では、補助キャパシタが1個、または2個の場合を説明したが、当業者であれば、任意の個数の補助キャパシタを用いて、同様の機能を奏する回路を構成しうることが理解されよう。
また、第1、第2の実施例では、スイッチが2個の場合、第3の実施例では、スイッチが4個の場合を説明したが、当業者によれば、複数のスイッチのトポロジーも、補助キャパシタの個数に応じて適宜配置しうる。
つまり、第1から第3の実施例に具現化される第1の実施の形態に係る発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。
・第1の技術的思想
ATAC10は、共振回路12とカップリングされる第1端子P1および第2端子P2と、N個(Nは自然数)の補助キャパシタCA1〜CANと、複数M個(Mは自然数)のスイッチSW1〜SWMと、コントローラ102と、を備える。複数のスイッチSW1〜SWMはそれぞれ、第1端子P1、第2端子P2、N個の補助キャパシタCA1〜CANの端子のうち2つの間に設けられる。コントローラ102は、プローブ信号Vと同期して、より具体的には、プローブ信号Vに対してある位相差で複数のスイッチSW1〜SWMそれぞれをスイッチングする。
また、別の観点からみると、以下の技術的思想が導かれる。
・第2の技術的思想
ATAC10は、N個(Nは自然数)の補助キャパシタCA1〜CANと、複数M個(Mは自然数)のスイッチSW1〜SWMと、コントローラ102と、を備える。複数のスイッチSW1〜SWMは、共振回路12に流れる電流IによってN個の補助キャパシタCA1〜CANそれぞれを充電および放電できるように配置される。コントローラ102は、複数のスイッチSW1〜SWMをスイッチングすることにより、N個の補助キャパシタCA1〜CANそれぞれの両端間にキャパシタ電圧VCA1〜VCANを発生させるとともに、N個の補助キャパシタCA1〜CANそれぞれのキャパシタ電圧VCA1〜VCANに応じた補助電圧Vを、共振回路12に印加させる。
したがって、第1から第3の実施例で説明した構成のみでなく、第1または第2の技術的思想によって導かれるさまざまな形式の自動チューニング補助回路が、本発明の技術的範囲に含まれる。
(インダクタ型ATAC)
続いて、インダクタ型ATACを利用したインピーダンス測定装置について説明する。
図10は、第4の実施例に係るインピーダンス測定装置1dを示す回路図である。インピーダンス測定装置1dのATAC20は、共振回路12とカップリングされ、共振回路12に第1補正電流Iを注入(ソース)し、または共振回路12から補正電流Iを引き抜く(シンク)ように構成される。図10では、ATAC20は、共振回路12のインダクタLと並列に接続される。なおATAC20は、キャパシタCつまり対象物2と並列に接続されてもよい。本実施の形態では、共振回路12から自動チューニング補助回路30に向かう向き(シンク)を、補正電流Iの正とする。
ATAC20は、第1端子P1、第2端子P2、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第1補助コイルLA1、コントローラ202を備える。
第1端子P1、第2端子P2は、共振回路12とカップリングされる。第1スイッチSW1および第1補助コイルLA1は、第1端子P1と第2端子P2の間に直列に設けられる。第1スイッチSW1および第1補助コイルLA1は入れ替えてもよい。第2スイッチSW2は、第1補助コイルLA1に対して並列に設けられる。
コントローラ202は、複数のスイッチSW1、SW2それぞれを、プローブ信号Vと同期して、より具体的には、プローブ信号Vに対して所定の位相差θでスイッチングする。位相差θは0度、つまり同相付近とすることが好ましいが、0度からずれていても構わない。以下では、理解の容易化、説明の簡潔化のため、θ=0度の場合を説明する。
ATAC20は、第1状態φ1と第2状態φ2を、プローブ信号Vと同じ周波数で交互に繰り返す。つまり本実施の形態では、スイッチング周波数とプローブ信号Vの周波数fは等しい。
第1状態φ1では、第1スイッチSW1がオン、第2スイッチSW2がオフし、第1補助コイルLA1が共振回路12にカップリングされて、第1補助コイルLA1に流れる電流ILA1に応じた補正電流Iが、共振回路12に注入され、もしくは共振回路12から引き抜かれる。第2状態φ2では、第2スイッチSW2がオン、第1スイッチSW1がオフし、第1補助コイルLA1が共振回路12から切り離され、第1補助コイルLA1に流れる電流ILA1が、共振回路12とは独立した電流経路(SW2)に流れる。
コントローラ202は、第1状態φ1と第2状態φ2を、プローブ信号Vと同じ周波数fで、かつプローブ信号Vに対して所定の位相差θで切りかえる。
第1の実施の形態と同様に、各スイッチは、片方向スイッチであってもよいし、双方向スイッチであってもよい。なお、片方向スイッチを使用する場合、コントローラ202は、各スイッチを、それぞれの逆導通素子に電流が流れない位相でスイッチングする。
以上がインピーダンス測定装置1dの構成である。続いてその動作を説明する。
スイッチSW1、SW2はそれぞれ、オフ状態においていずれの方向にも電流を流さない双方向スイッチであるものとする。
図11は、図10のインピーダンス測定装置1dの動作波形図である。上から順に、プローブ信号V、共振電流I、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、補正電流I、第1補助コイルLA1の電流ILA1を示す。共振電流Iは、ATAC20を動作させてから十分な時間が経過した後の定常状態における波形を示す。
第1状態φ1と第2状態φ2を繰り返すことにより、第1補助コイルLA1の電流ILA1の大きさおよび向きは、共振電流Iの位相がプローブ信号Vの位相と一致するように自動的に調節される。
第2状態φ2では、電流ILA1は第2スイッチSW2を含むループに流れ、そのレベルは一定に保たれる。そして第1状態φ1では、電流ILA1が、補正電流Iとして共振回路12に供給される。つまりATAC20は、補正電流Iを共振回路12に供給する補正電流源と把握することができる。
第1の実施の形態で説明したキャパシタを用いたATAC10が補助電圧源と把握されるのに対して、コイルを用いたATAC20は、補正電流Iを共振回路12に供給する補正電流源と把握することができる。
以上がインピーダンス測定装置1dの動作である。
図10のインピーダンス測定装置1dによれば、第1の実施の形態と同様に、ATAC20によって擬似的な共振状態に自動的に短時間でチューニングできるため、従来の共振法において必要であった複雑な、あるいは長時間を要したチューニング処理が不要となる。したがって、短時間で高精度に、安価な装置で対象物2のインピーダンスを測定することができる。
そして、インピーダンス検出部16によって、補助電流Iと共振電流Iを検出し、それらの値を利用することにより、対象物2のインピーダンス(容量値)を測定することができる。
(インダクタ型ATACの変形例、別の実施例)
図12(a)、(b)は、図10のATAC20の変形例を示す回路図である。これらの変形例では、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2は、片方向スイッチを用いて構成される。
図12(a)、(b)において、第1スイッチSW1は、片方向スイッチSW1aと、それと直列に設けられた整流ダイオードD1bを含む。整流ダイオードD1bは、片方向スイッチSW1aの逆導通素子である寄生ダイオード(ボディダイオード)D1aと逆向きに配置される。スイッチSW1aと整流ダイオードD1bの順序は入れ替えてもよい。
第2スイッチSW2も第1スイッチSW1と同様に構成され、片方向スイッチSW2aと、それと直列に設けられた整流ダイオードD2bを含む。整流ダイオードD2bは、片方向スイッチSW2aの寄生ダイオード(ボディダイオード)D2aと逆向きに配置される。スイッチSW2aと整流ダイオードD2bの順序は入れ替えてもよい。
整流ダイオードD1b、D2bを、寄生ダイオードD1a、D2aと逆向きに設けることにより、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2が意図せずにオンするのを防止することができる。
なお、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2を双方向スイッチで構成する場合、ATAC20は、正、負両方の補正電流Iを生成可能であった。これに対して、図12(a)のATAC20aは、正の補正電流Iを生成できるが、負の補正電流Iは生成できない。反対に図12(b)のATAC20bは、負の補正電流Iを生成できるが、正の補正電流Iは生成できない。したがって、図12(a)、(b)のATAC20a、200bでは、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2のスイッチングの位相が制約される。
図13は、第5の実施例に係るインピーダンス測定装置1eを示す回路図である。
ATAC20cは、図10のATAC20に加えて、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第2補助コイルLA2を備える。第3スイッチSW3および第2補助コイルLA2は、第1端子P1と第2端子P2の間に直列に設けられる。第3スイッチSW3および第2補助コイルLA2は入れ替えてもよい。第4スイッチSW4は、第2補助コイルLA2に対して並列に設けられる。コントローラ202は、第1状態φ1において第1スイッチSW1および第4スイッチSW4をオンし、第2状態φ2において第2スイッチSW2および第3スイッチSW3をオンする。
以上がインピーダンス測定装置1eの構成である。続いてその動作を説明する。
図14は、図13のインピーダンス測定装置1eの動作波形図である。
第1状態φ1では、第1補助コイルLA1が共振回路12にカップリングされて、第1補助コイルLA1に流れる電流ILA1に応じた第1補正電流Iが、共振回路12に注入され、もしくは共振回路12から引き抜かれる。このとき、第2補助コイルLA2は共振回路12から切り離され、第2補助コイルLA2に流れる電流ILA2が、共振回路12とは独立した電流経路に流れる。
第2状態φ2では、第1補助コイルLA1が共振回路12から切り離され、第1補助コイルLA1に流れる電流ILA1が、共振回路12とは独立した電流経路に流れる。このとき、第2補助コイルLA2が共振回路12にカップリングされて、第2補助コイルLA2に流れる電流ILA2に応じた第2補正電流IA2が、共振回路12に注入され、もしくは共振回路12から引き抜かれる。
つまり、2つの補助コイルLA1、LA2が相補的に共振回路12にカップリングされ、補正電流IA1、IA2が交互に共振回路12に供給される。別の観点から見ると図13のATAC20aは、図10のATAC20を2個備え、それらが逆相で動作するものと理解できる。そして、第1補助コイルLA1による補正電流IA1と、第2補助コイルLA2による補正電流IA2は逆極性となる。共振回路12に供給される補正電流Iは、2つの補正電流IA1、IA2の合計となる。
このインピーダンス測定装置1eによれば、第4の実施例と同様の効果を得ることができる。
図13のATAC20cにおいて、図12(a)、(b)の変形例と同様に、第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4を、片方向スイッチを用いて構成してもよい。この場合、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2は、図12(a)と同様に構成され、第3スイッチSW3および第4スイッチSW4は、図12(b)と同様に構成される。この変形例によっても、図13のATAC20cと同様の効果を得ることができる。
図15は、第6の実施例に係るインピーダンス測定装置1fを示す回路図である。
ATAC20eは、Hブリッジ回路を構成する第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4および第1補助コイルLA1を備える。具体的には、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2は、第1端子P1と第2端子P2の間に直列に設けられる。第3スイッチSW3および第4スイッチは、第1端子P1と第2端子P2の間に直列に、かつ第1スイッチSW1および第2スイッチSW2に対して並列に設けられる。第1補助コイルLA1は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2の接続点N3と、第3スイッチSW3と第4スイッチSW4の接続点N4の間に設けられる。
第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4は、片方向スイッチで構成してもよいし、双方向スイッチで構成してもよい。双方向スイッチを用いる場合、スイッチSW1〜SW4を、図12のスイッチと同様に構成すればよい。
コントローラ202は、第1スイッチSW1および第4スイッチSW4のペアがオンとなる第1状態φ1と、第2スイッチSW2および第3スイッチSW3のペアがオンとなる第2状態φ2と、をプローブ信号Vと同じ周波数でスイッチングする。
図15のATAC20eによれば、正負両極性の補正電流を、単一の補正コイルを用いて生成することができる。
(インダクタ型ATACのまとめ)
第4、第5の実施例では、補助コイルが1個、または2個の場合を説明したが、当業者であれば、任意の個数の補助コイルを用いて、同様の機能を奏する回路を構成しうることが理解されよう。
また、第4の実施例ではスイッチが2個の場合、第5、第6の実施例では、スイッチが4個の場合を説明したが、当業者によれば、複数のスイッチのトポロジーも、補助コイルの個数に応じて適宜配置しうる。
つまり、第4から第6の実施例に具現化される第2の実施の形態に係る発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。
・第3の技術的思想
ATAC20は、共振回路12とカップリングされる第1端子P1および第2端子P2と、N個(Nは自然数)の補助コイルLA1〜LANと、複数M個(Mは自然数)のスイッチSW1〜SWMと、コントローラ202と、を備える。複数のスイッチSW1〜SWMはそれぞれ、第1端子P1、第2端子P2、N個の補助コイルLA1〜LANの端子のうち2つの間に設けられる。コントローラ202は、複数のスイッチSW1〜SWMそれぞれを、プローブ信号Vと同期してスイッチングする。
また、別の観点からみると、以下の技術的思想が導かれる。
・第4の技術的思想
ATAC20は、補助コイルLを含み、(1)補助コイルLが共振回路12にカップリングされて、補助コイルLに流れる電流ILAに応じた補正電流Iを、共振回路12に注入しもしくは共振回路12から引き抜く第1状態φ1と、(2)補助コイルLが共振回路12から切り離され、補助コイルLに流れる電流ILAが、共振回路12とは独立した電流経路に流れる第2状態φ2と、を交互に繰り返すよう構成される。
したがって、第4から第6の実施例で説明した構成のみでなく、第3または第4の技術的思想によって導かれるさまざまな形式の自動チューニング補助回路が、本発明の技術的範囲に含まれる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(測定補助回路11のトポロジー)
測定補助回路11の構成にはさまざまな変形例が存在する。以下、いくつかの変形例について説明する。
図16(a)、(b)は、測定補助回路11の変形例を示す回路図である。図16(a)では、測定補助回路11は、対象物2と並列に設けられたキャパシタCを含む。対象物2の容量CとキャパシタCの合成容量C=C+Cが、インピーダンス検出部16により測定される。したがって、C=C−Cにより、対象物2の容量Cを計算できる。
図16(b)では、測定補助回路11は、対象物2と直列に設けられたキャパシタCを含む。対象物2の容量CとキャパシタCの合成容量C=1/{C−1+C −1}が、インピーダンス検出部16により測定される。したがって、C=1/{C −1+C −1}により、対象物2の容量Cを計算できる。
図2の測定補助回路11の構成では、対象物2の容量値Cが大き過ぎ、あるいは小さすぎると、測定感度が高く、あるいは低くなり過ぎて、容量値Cの測定精度が低下するおそれがある。図16(a)、(b)に示すように、対象物2の容量値Cに応じて測定補助回路11の最適なトポロジーを選択し、キャパシタC、Cの最適な容量値を選択することにより、容量値Cを高精度に測定することが可能となる。キャパシタC、Cを可変容量とし、対象物2の容量値Cの測定レンジに応じて、キャパシタC、Cの容量値を制御してもよい。
実施の形態では、測定補助回路11が、対象物2とともにRLC直列共振回路を形成する場合を説明したが、本発明はそれには限定されず、並列共振回路を形成してもよい。図17(a)〜(c)は、測定補助回路11の変形例を示す回路図である。
図17(a)の測定補助回路11は、抵抗RLD、キャパシタCLD、抵抗Rp、インダクタLを含む。対象物2と抵抗Rp、インダクタLは、並列共振回路を形成している。並列共振回路に対して直列に、抵抗RLDおよびキャパシタCLDを挿入することが好ましい。キャパシタCLDはDCブロックを目的として、抵抗RLDは、電流制限を目的として設けられる。
図17(a)の測定補助回路11において、以下の式(9)、(10)が成り立つ。ここでは説明の簡潔化、理解の容易化を目的として、キャパシタCLDおよび抵抗RLDは無視するものとする。
−VA[f0]=I×Z …(9)
Z=1/{1/R+1/jωL+jωC} …(10)
Zは共振回路12のインピーダンスであり、ω=2πf、Rは抵抗Rの抵抗値、LはインダクタLのインダクタンス、Cは容量Cの容量値であり、R、Lおよびωは既知である。
ATAC20による自動チューニングの結果、擬似的な共振状態が成り立つとき、Cの値を計算から求めることができる。
図17(b)の測定補助回路11は、対象物2と並列なキャパシタCpを含む。図17(c)の測定補助回路11は、対象物2と直列なキャパシタCsを含む。測定補助回路11のトポロジーおよびキャパシタCp、Csの容量値を、対象物2の容量値Cに応じて適切に選択することで、対象物2の容量値Cを正確に測定できる。
(対象物2の変形例)
実施の形態では、対象物2の容量を測定する場合を説明したが、本発明は、対象物2のインダクタンスの測定にも利用可能である。図18(a)〜(c)は、インダクタンスを測定するときの測定補助回路11を示す回路図である。図18(a)の測定補助回路11は、対象物2と直列に接続される抵抗RsおよびキャパシタCを含み、対象物2とともにRLC直列共振回路を形成する。
ATACにより疑似共振状態に安定化されるとき、式(6)が成り立つ。図18(a)の構成では、キャパシタCの容量Cが既知、インダクタンスLが未知数であり、インダクタンスLは、式(8)で与えられる。
L=1/ωC+|VA[f0]|/|I|/ω …(8)
したがって|VA[f0]|および|I|を測定することで、インダクタンスLを計算することができる。
共振電流|I|の測定方法は特に限定されず、電流測定部161は、以下のいずれかの方法により共振電流Iを検出できる。
(1)たとえば、プローブ信号Vの振幅が既知であり、抵抗Rsの抵抗値Rが既知である場合、電流測定部161は、共振電流Iを式(3)から計算により求めてもよい。
(2)電流測定部161は、測定補助回路11と直列に挿入された電流計を含み、共振電流Iを直接測定してもよい。
(3)電流測定部161は、キャパシタCの両端間の電圧VCrを測定し、I=VCr×ωCにしたがって共振電流Iを検出してもよい。
図18(b)の測定補助回路11は、対象物2と直列に設けられたインダクタLを含む。対象物2のインダクタンスLとインダクタL2の合成インダクタンスL=L+Lが、インピーダンス検出部16により測定される。したがって、L=L−Lにより、対象物2のインダクタンスLを計算できる。
図18(c)の測定補助回路11は、対象物2と並列に設けられたインダクタLを含む。対象物2のインダクタンスLとインダクタLの合成インダクタンスL=1/{L−1+L −1}が、インピーダンス検出部16により測定される。したがって、L=1/{L −1+L −1}により、対象物2の容量Lを計算できる。
対象物2のインダクタンスが大きすぎる場合、あるいは小さすぎる場合には、図18の測定補助回路11の構成では、対象物2のインダクタンスLが大き過ぎ、あるいは小さすぎると、測定感度が高く、あるいは低くなり過ぎて、インダクタンスLの測定精度が低下するおそれがある。図18(b)、(c)に示すように、対象物2のインダクタンスLに応じて測定補助回路11の最適なトポロジーを選択し、インダクタL、Lの最適なインダクタンスを選択することにより、インダクタンスLを高精度に測定することが可能となる。
また、図17(a)に示す並列共振型の測定補助回路11を用いて、対象物2のインダクタンスを測定することも可能である。この場合、対象物2と直列にインダクタを挿入し、あるいは、対象物2と並列にインダクタンスを挿入してもよい。
図19は、測定補助回路11の変形例を示す回路図である。この測定補助回路11は、図18(a)の測定補助回路11と同様に、対象物2のインダクタンスを測定可能であり、トランスT1をさらに備える。トランスT1の1次コイルLr1は、抵抗RsおよびキャパシタCrと直列に、その2次コイルLr2は、対象物2と接続される。トランスT1の結合係数κ=1であり、かつLr1=Lr2が成り立つとき、図18(a)と等価回路は同一となる。この変形例は、対象物2を測定系に対して直流的に分離することができるという利点がある。
また、インピーダンス測定装置1によれば、対象物2の抵抗値を測定することも可能である。
(インピーダンス測定装置1の用途)
最後に、インピーダンス測定装置1の用途を説明する。
インピーダンス測定装置1は、上述のように、インダクタL、キャパシタC、抵抗Rの値を測定するLCRメータに利用することができる。
図20は、インピーダンス測定装置1を用いた加速度センサの評価装置300を示す図である。DUT(被試験デバイス)は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いて構成された静電容量検出方式の加速度センサであり、可動部と固定部の間に形成される可変容量を測定することにより、加速度が検出可能となっている。
評価装置300は、インピーダンス測定装置1に加えて、振動発生器302を備える。振動発生器302は、DUTに対して機械的な振動を与え、それにより可変容量を変化させる。インピーダンス測定装置1は、振動により誘起される容量変化を測定する。
そのほか、インピーダンス測定装置1は、静電容量センサ、あるいは近接センサとして利用することも可能である。
図21(a)は、インピーダンス測定装置1を備えるバイタルモニタを示す図である。バイタルモニタ400は、ベッドの下に備え付けられたインピーダンス測定装置1を備える。インピーダンス測定装置1は、患者を対象物2として、対象物2が形成する静電容量を検出する。
このバイタルモニタ400によれば、対象物2がベッド上に存在するか否かを検出することができる。さらに、インピーダンス測定装置1の感度は非常に高いため、対象物2のわずかな静電容量の変化を検出することができる。ここで、人体は、50kHz以下の周波数では、呼吸や心拍動にともなって、組織導電率や誘電率が変化することが知られている。したがってインピーダンス測定装置1を用いたバイタルモニタ400によれば、静電容量変化を検出することで、呼吸や心拍動を非接触、無拘束、非侵襲にて測定することが可能となる。
従来のバイタルモニタは、ベッドの下に備え付けられた感圧センサを備えるものが一般的であり、看者がベッドの上にいるか否かを確認することしかできないものであった。これに対して図21(a)のバイタルモニタ400によれば、患者の存在のみでなく、そのバイタルを測定することができる。
図21(b)は、インピーダンス測定装置1を備えるユーザインタフェース装置500を示す図である。インタフェース装置500において、インピーダンス測定装置1は、透明のウィンドウ上に貼り付けられた透明電極502を備える。透明電極502にユーザが接触し、あるいは近接すると、透明電極502が形成する静電容量が変化する。インピーダンス測定装置1は、この静電容量を対象物2として測定することで、ユーザの動きを検出する。このインタフェース装置500によれば、壁面への穴開け工事が不要となる。また、従来用いられていた光学式のインタフェース装置では、赤外線を用いるところ、屋外において環境光の影響を受けやすいという問題があったが、図21(b)のインタフェース装置500によれば、屋外でも問題なく使用できる。
図21(c)は、インピーダンス測定装置1を備える人体モニタ装置600を示す図である。人体モニタ装置600は、床に埋め込まれた電極602を備える。人体が電極602上を通過すると、電極602が形成する静電容量が変化する。インピーダンス測定装置1は、この静電容量を対象物2として測定することで、人体の通過を検出する。このような人体モニタ装置600は、安否確認や防犯用途にも利用可能である。
インピーダンス測定装置1は、磁気検出装置にも使用可能である。図22は、インピーダンス測定装置1を備える磁気検出装置700を示す図である。磁気検出装置700は、上述のインピーダンス測定装置1と、ピックアップコイル702と、を備える。磁気検出装置700において、ピックアップコイル702およびその周囲の電気的、磁気的環境(たとえば金属片704)が、図18(a)〜(c)の対象物2に相当する。この磁気検出装置700は、金属探知機、微量な磁性流体を検出するためのセンサ、磁気結合変化、透磁率変化を検出するセンサとして利用できる。
図23(a)〜(e)は、磁気検出装置700に好適なピックアップコイル702を示す図である。
図23(a)のピックアップコイル702は一般的なコイルである。図23(b)のピックアップコイル702は、互いに直交する3個のコイルを有し、ベクトル検出が可能となっている。図23(c)〜(e)のピックアップコイル702は、2個、あるいは3個のコイルを含み、それらは反対極性で結線されたグラジオメータで構成される。図23(c)、(d)は、1次のグラジオメータであり、図23(e)は、2次のグラジオメータである。特に図23(c)〜(e)のようなグラジオメータを利用した場合、インピーダンス測定装置1を用いたことによる相乗効果として極めて高感度な検出が可能となる。
インピーダンス測定装置1を利用した磁気検出装置700の重要な特徴として、ATACにより磁性発生コイルを常に、共振状態と等価な状態に維持することができるため、発熱ロスを低減することができることが挙げられる。この特徴により、電池駆動型の携帯可能な磁気検出装置700を提供することが可能となる。
この磁気検出装置700は、乳ガンの転移を判定するセンチネル・リンパ節ナビゲーション外科手術に用いるセンサとしても利用可能である。あるいは、壁内、あるいは地下に埋設された金属性配管、ガス管、水道管の位置を、壁や地面を非破壊で検出することができる。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…インピーダンス測定装置、2…対象物、4…センサ、10…ATAC、11…測定補助回路、12…共振回路、13…信号発生器、161…電流測定部、162…電圧測定部、163…演算部、16…インピーダンス検出部、20…ATAC、P1…第1端子、P2…第2端子、SW1…第1スイッチ、SW2…第2スイッチ、SW3…第3スイッチ、SW4…第4スイッチ、300…評価装置、400…バイタルモニタ、500…ユーザインタフェース装置、600…人体モニタ装置、700…磁気検出装置、702…ピックアップコイル。

Claims (14)

  1. 対象物のインピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、
    前記対象物とともに共振回路を形成するよう構成された測定補助回路と、
    前記共振回路とカップリングされる自動チューニング補助回路であって、(i)第1端子および第2端子と、(ii)N個(Nは自然数)の補助キャパシタと、(iii)それぞれが、前記第1端子、前記第2端子、前記N個の補助キャパシタの端子のうち2つの間に設けられた複数のスイッチと、(iv)前記複数のスイッチそれぞれをスイッチングするコントローラと、を含む自動チューニング補助回路と、
    前記共振回路に交流のプローブ信号を印加する信号発生器と、
    前記インピーダンス測定装置が安定した状態において、少なくともひとつのノードの電圧、および/または、少なくともひとつの経路の電流を測定し、測定値にもとづいて前記対象物のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、
    を備えることを特徴とするインピーダンス測定装置。
  2. 前記インピーダンス検出部は、前記自動チューニング補助回路の少なくともひとつの補助キャパシタに生ずるキャパシタ電圧にもとづいて、前記対象物のインピーダンスを検出することを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス測定装置。
  3. 前記N個の補助キャパシタは、第1補助キャパシタを含み、
    前記複数のスイッチは、第1スイッチおよび第2スイッチを含み、
    前記第1スイッチおよび前記第1補助キャパシタは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に設けられ、
    前記第2スイッチは、前記第1端子と前記第2端子の間に、前記第1スイッチおよび前記第1補助キャパシタに対して並列に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のインピーダンス測定装置。
  4. 前記N個の補助キャパシタは、第2補助キャパシタをさらに含み、
    前記第2補助キャパシタは、前記第1端子と前記第2端子の間に、前記第2スイッチと直列に設けられることを特徴とする請求項3に記載のインピーダンス測定装置。
  5. 前記複数のスイッチは、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ、第4スイッチを含み、
    前記N個の補助キャパシタは、第1補助キャパシタを含み、
    前記第1スイッチおよび第2スイッチは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に設けられ、
    前記第3スイッチおよび前記第4スイッチは、前記第1端子と前記第2端子の間に、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチに対して並列な経路上に順に直列に設けられ、
    前記第1補助キャパシタは、前記第1スイッチと前記第2スイッチの接続点と、前記第3スイッチと前記第4スイッチの接続点との間の設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のインピーダンス測定装置。
  6. 対象物のインピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、
    前記対象物とともに共振回路を形成するよう構成された測定補助回路と、
    前記共振回路とカップリングされる自動チューニング補助回路であって、(i)N個(Nは自然数)の補助キャパシタと、(ii)前記共振回路に流れる電流によって前記N個の補助キャパシタそれぞれを充電および放電するために設けられた複数のスイッチと、(iii)前記複数のスイッチをスイッチングすることにより、前記N個の補助キャパシタそれぞれの両端間にキャパシタ電圧を発生させるとともに、前記N個の補助キャパシタそれぞれのキャパシタ電圧に応じた補助電圧を、前記共振回路に印加せしめるコントローラと、を含む自動チューニング補助回路と、
    前記共振回路に交流のプローブ信号を印加する信号発生器と、
    前記インピーダンス測定装置が安定した状態において、少なくともひとつのノードの電圧、および/または、少なくともひとつの経路の電流を測定し、測定値にもとづいて前記対象物のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、
    を備えることを特徴とするインピーダンス測定装置。
  7. 前記インピーダンス検出部は、前記少なくともひとつの補助キャパシタに生ずるキャパシタ電圧にもとづいて、前記対象物のインピーダンスを検出することを特徴とする請求項6に記載のインピーダンス測定装置。
  8. 対象物のインピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、
    前記対象物とともに共振回路を形成するよう構成された測定補助回路と、
    前記共振回路とカップリングされ、前記共振回路に補正電流を注入し、または前記共振回路から補正電流を引き抜く自動チューニング補助回路であって、(i)第1端子および第2端子と、(ii)N個(Nは自然数)の補助コイルと、(iii)それぞれが、前記第1端子、前記第2端子、前記N個の補助コイルの端子のうち2つの間に設けられた複数のスイッチと、(iv)前記複数のスイッチそれぞれをスイッチングするコントローラと、を含む自動チューニング補助回路と、
    前記共振回路に交流のプローブ信号を印加する信号発生器と、
    前記インピーダンス測定装置が安定した状態において、少なくともひとつのノードの電圧、および/または、少なくともひとつの経路の電流を測定し、測定値にもとづいて前記対象物のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、
    を備えることを特徴とするインピーダンス測定装置。
  9. 前記インピーダンス検出部は、前記自動チューニング補助回路の少なくともひとつの補助コイルに流れる補助電流にもとづいて、前記対象物のインピーダンスを検出することを特徴とする請求項8に記載のインピーダンス測定装置。
  10. 前記複数のスイッチは、第1スイッチおよび第2スイッチを含み、
    前記N個の補助コイルは、第1補助コイルを含み、
    第1スイッチおよび第1補助コイルは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に設けられ、
    前記第2スイッチは、前記第1補助コイルに対して並列に設けられることを特徴とする請求項8または9に記載のインピーダンス測定装置。
  11. 前記複数のスイッチは、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ、第4スイッチを含み、
    前記N個の補助コイルは、第1補助コイルおよび第2補助コイルを含み、
    前記第1スイッチおよび前記第1補助コイルは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に設けられ、
    前記第2スイッチは、前記第1補助コイルに対して並列に設けら、
    前記第3スイッチおよび前記第2補助コイルは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に設けられ、
    前記第4スイッチは、前記第2補助コイルに対して並列に設けられることを特徴とする請求項8または9に記載のインピーダンス測定装置。
  12. 前記複数のスイッチは、第1スイッチ、第2スイッチ、第3スイッチ、第4スイッチを含み、
    前記N個の補助コイルは、第1補助コイルを含み、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に設けられ、
    前記第3スイッチおよび前記第4スイッチは、前記第1端子と前記第2端子の間に直列に、かつ前記第1スイッチおよび前記第2スイッチに対して並列に設けられ、
    前記第1補助コイルは、前記第1スイッチと前記第2スイッチの接続点と、前記第3スイッチと前記第4スイッチの接続点と、の間に設けられることを特徴とする請求項8または9に記載のインピーダンス測定装置。
  13. 対象物のインピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、
    前記対象物とともに共振回路を形成するよう構成された測定補助回路と、
    補助コイルを含み、(1)前記補助コイルが前記共振回路にカップリングされて、前記補助コイルに流れる電流に応じた補正電流を、前記共振回路に注入しもしくは前記共振回路から引き抜く第1状態と、(2)前記補助コイルが前記共振回路から切り離され、前記補助コイルに流れる電流が、前記共振回路とは独立した電流経路に流れる第2状態と、を交互に繰り返すよう構成される自動チューニング補助回路と、
    前記共振回路に交流のプローブ信号を印加する信号発生器と、
    前記インピーダンス測定装置が安定した状態において、少なくともひとつのノードの電圧、および/または、少なくともひとつの経路の電流を測定し、測定値にもとづいて前記対象物のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、
    を備えることを特徴とするインピーダンス測定装置。
  14. 前記インピーダンス検出部は、前記自動チューニング補助回路の少なくともひとつの補助コイルに流れる電流にもとづいて、前記対象物のインピーダンスを検出することを特徴とする請求項13に記載のインピーダンス測定装置。
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