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JP2015022791A - スパークプラグ及びその製造方法 - Google Patents

スパークプラグ及びその製造方法 Download PDF

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JP2015022791A
JP2015022791A JP2013147213A JP2013147213A JP2015022791A JP 2015022791 A JP2015022791 A JP 2015022791A JP 2013147213 A JP2013147213 A JP 2013147213A JP 2013147213 A JP2013147213 A JP 2013147213A JP 2015022791 A JP2015022791 A JP 2015022791A
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Japan
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ground electrode
chip
tip
spark plug
electrode
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Masahiro Inoue
正博 井上
聡史 長澤
Satoshi Nagasawa
聡史 長澤
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

【課題】接地電極に対してチップの少なくとも一部が埋没したスパークプラグにおいて、接地電極からのチップの脱落をより確実に防止する。【解決手段】スパークプラグ1は、中心電極5と、接地電極27と、自身の厚さ方向に沿った少なくとも一部が埋没した状態で接地電極27に接合された接地電極側チップ32とを備える。接地電極側チップ32は、自身の一端部32Eと接地電極27との間に設けられた溶融部35により接地電極27に接合されている。接地電極27の中心軸CL2を含み接地電極側チップ32の厚さ方向と平行な断面において、接地電極27の内周側面27Sから溶融部35と接地電極27との境界BDまでの前記厚さ方向に沿った最大距離をE(mm)とし、内周側面27Sに対する接地電極側チップ32の前記厚さ方向に沿った最大埋没量をF(mm)としたとき、E/F≧1.1を満たす。【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関等に使用されるスパークプラグ及びその製造方法に関する。
内燃機関等に使用されるスパークプラグは、例えば、軸線方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、軸孔の先端側に挿設された中心電極と、絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、主体金具の先端部に固定された棒状の接地電極とを備えている。また、接地電極の先端部と中心電極の先端部との間には間隙が形成され、当該間隙に電圧を印加することで、火花放電を生じさせるようになっている。
また、火花放電に対する耐消耗性の向上を図るべく、接地電極のうち中心電極の先端部と対向する面に、貴金属合金などの耐久性に優れる金属からなるチップを接合し、当該チップと中心電極の先端部との間に前記間隙を形成する技術が知られている。さらに、接合強度の向上を図るべく、接地電極に対して、チップの少なくとも一部をその厚さ方向に沿って埋没させることがある(例えば、特許文献1等参照)。
特開2012−94492号公報
ところが、接地電極に対してチップを埋没させた場合には、接合強度の向上は図られるものの、チップの厚さ方向において、接地電極とチップとの間で生じる熱膨張差(熱応力)がより大きなものとなってしまう。そのため、チップと接地電極との間に酸化スケールが形成されやすくなり、接地電極からチップが脱落(剥離)してしまうおそれがある。
また近年では、燃費性能の向上等を図るために、内燃機関等の高圧縮化が進んでおり、このような内燃機関等においては、チップが極めて高温となりやすい。そのため、前記熱応力がより増大してしまいやすく、チップの脱落がより一層懸念される。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、接地電極に対してチップの少なくとも一部が埋没したスパークプラグにおいて、接地電極からのチップの脱落をより確実に防止することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグは、軸線方向に貫通する軸孔を有する筒状の絶縁体と、
前記軸孔の先端側に挿設された中心電極と、
前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
自身の基端部が前記主体金具の先端部に固定された棒状の接地電極と、
前記接地電極のうち前記中心電極側に位置する内周側面に対して、自身の厚さ方向に沿った少なくとも一部が埋没した状態で接合され、前記中心電極の先端部との間で間隙を形成するチップとを備えるスパークプラグであって、
前記チップは、自身のうち前記接地電極の基端部側に位置する一端部と前記接地電極との間に設けられ、自身と前記接地電極とが溶け合った溶融部により前記接地電極に接合されており、
前記接地電極の中心軸を含み前記チップの厚さ方向と平行な断面において、前記内周側面から前記溶融部と前記接地電極との境界までの前記厚さ方向に沿った最大距離をE(mm)とし、前記内周側面に対する前記チップの前記厚さ方向に沿った最大埋没量をF(mm)としたとき、E/F≧1.1を満たすことを特徴とする。
チップの最大埋没量Fが大きいほど、チップの厚さ方向において、チップ及び接地電極間で生じる熱膨張差(熱応力)が大きく、溶融部の深さEが大きいほど、溶融部による前記熱膨張差(熱応力)の吸収効果が高い。この点、上記構成1によれば、E/F≧1.1を満たすように構成されているため、溶融部により、チップ及び接地電極間で生じた熱膨張差(熱応力)を十分に吸収することができる。従って、チップ及び接地電極間における酸化スケールの形成を効果的に抑制することができ、接地電極からのチップの脱落をより確実に防止することができる。
構成2.本構成のスパークプラグは、上記構成1において、E/F≧1.5を満たすことを特徴とする。
上記構成2によれば、溶融部により、熱膨張差(熱応力)をより吸収することができ、酸化スケールの形成を一層効果的に抑制することができる。その結果、チップの脱落を一層確実に防止することができる。
構成3.本構成のスパークプラグは、上記構成1又は2において、前記間隙は、前記チップのうち前記接地電極の先端部側に位置する他端面に隣接し前記中心電極側に位置する第1側面と、前記中心電極の先端部との間に形成され、
前記チップの他端面は、前記接地電極の先端面と前記中心軸に沿った同一位置に配置され、又は、前記接地電極の先端面よりも突出しており、
前記溶融部は、前記チップにおける前記中心軸に沿った方向の中点よりも前記一端部側にのみ形成され、
前記断面において、前記チップのうち前記第1側面の背後に位置する第2側面と前記溶融部との境界部分から、前記チップの一端部までの前記中心軸に沿った距離の最大値をA(mm)とし、前記接地電極の先端面から前記チップの一端部までの前記中心軸に沿った距離の最大値をB(mm)としたとき、A/B≦0.6を満たすことを特徴とする。
上記構成3によれば、チップの他端面(接地電極の先端側に位置する面)は、接地電極の先端面と同一位置に配置される、又は、接地電極の先端面よりも突出するように構成されている。従って、火炎核の成長が接地電極によって阻害されてしまうことを効果的に抑制でき、着火性の向上を図ることができる。
また、上記構成3によれば、溶融部がチップの中点よりも一端部側(接地電極の基端部側)にのみ形成されるとともに、A/B≦0.6を満たすように構成されている。すなわち、接地電極の中心軸方向における溶融部の形成範囲が過度に大きなものとならず、チップの他端側部分の比較的広範囲が、接地電極との間に溶融部が介在しない状態(例えば、チップが接地電極に対して非溶接となっている状態や、チップが接地電極に対して固相接合されている状態であり、接地電極に対するチップの接合強度が比較的小さくなる状態をいう)で設けられるように構成されている。これにより、内燃機関等の動作時において、チップの第2側面と接地電極との間で生じる熱膨張差(熱応力)をある程度大きくすることができ、チップを中心電極の先端部に接近するようにして変形させる(反りかえさせる)ことができる。従って、火花放電等に伴い中心電極やチップが消耗する一方で、チップが中心電極に接近することとなり、中心電極等の消耗に伴う間隙の拡大を効果的に抑制することができる。その結果、火花放電に必要な電圧(放電電圧)の増大を抑えることができ、着火性や耐久性の向上を図ることができる。
尚、上記構成3のように、チップの他端面が、接地電極の先端面と同一位置に配置される、又は、接地電極の先端面よりも突出する場合には、チップがより高温となりやすい。そのため、チップの脱落がより懸念されるが、上記構成1等を採用することで、このような懸念を払拭することができる。換言すれば、上記構成1等は、チップの他端面が、接地電極の先端面と同一位置に配置される、又は、接地電極の先端面よりも突出するように構成されたスパークプラグにおいて、特に有効である。
構成4.本構成のスパークプラグは、上記構成3において、前記チップの最大厚さをC(mm)としたとき、C/(B−A)≦0.95を満たすことを特徴とする。
B−Aが大きいほど、チップの変形量(中心電極の先端部側への接近量)が大きくなり、一方で、チップの最大厚さCが大きいほど、チップの変形量は小さくなる。この点を鑑みて、上記構成4によれば、C/(B−A)≦0.95を満たすように構成されており、内燃機関等を動作させた際に、チップの変形量が、消耗による間隙の拡大量(チップが変形しない場合の拡大量である)とほぼ同等となるように調節されている。従って、中心電極やチップの消耗分に合わせて、チップを中心電極に接近させることができ、間隙の大きさを長期間に亘ってほぼ一定に保つことができる。その結果、良好な着火性及び耐久性を長期間に亘って維持することができる。
構成5.本構成のスパークプラグは、上記構成1乃至4のいずれかにおいて、前記チップの最大厚さをC(mm)とし、前記内周側面に対する前記チップの前記厚さ方向に沿った突出量をD(mm)としたとき、D/C≦0.7を満たすことを特徴とする。
上記構成5によれば、D/C≦0.7を満たすように構成されており、接地電極に対するチップの埋没量が十分に大きなものとされている。従って、接地電極に対するチップの接合強度を格段に向上させることができ、耐剥離性の更なる向上を図ることができる。また、チップの熱が接地電極へと伝導されやすくなるため、チップの消耗を効果的に抑制することができ、耐久性の一層の向上を図ることができる。
構成6.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1乃至5のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記接地電極に前記チップの一端部を点接触、又は、線接触させた状態で、前記チップに通電することにより、前記接地電極に前記チップを接合する工程を含むことを特徴とする。
尚、「点接触」とあるのは、接地電極及びチップが厳密に点接触している場合(つまり、接地電極及びチップの接触面積がほぼ0である場合)だけでなく、接地電極及びチップの接触面積が多少存在している場合も含む。また、「線接触」とあるのは、接地電極及びチップが厳密に線接触している場合(つまり、接地電極及びチップの接触面積がほぼ0である場合)だけでなく、接地電極及びチップの接触面積が多少存在している場合も含む。
上記構成5によれば、通電時に、チップの一端部と接地電極との接触部分を集中的に発熱させることができる。従って、チップの一端部と接地電極との間に溶融部をより確実に形成することができ、上記構成1等のスパークプラグを容易に得ることができる。
スパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 スパークプラグの先端部の構成を示す一部破断拡大正面図である。 溶融部の構成等を示す拡大断面図である。 (a)は、接地電極に対する接地電極側チップの接合工程を示す拡大断面図であり、(b)は、接地電極側チップが接合された接地電極を示す拡大断面図である。 C/(B−A)と間隙拡大量との関係を示すグラフである。 D/Cと酸化スケール割合との関係を示すグラフである。 D/Cとチップ消耗量との関係を示すグラフである。 接地電極に対する接地電極側チップの接合工程の別例を示す拡大断面図である。 接地電極に対する接地電極側チップの接合工程の別例を示す拡大断面図である。 接地電極に対する接地電極側チップの接合工程の別例を示す拡大断面図である。 接地電極に対する接地電極側チップの接合工程の別例を示す拡大断面図である。 別の実施形態における、接地電極に対する接地電極側チップの接合位置を示す拡大断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、スパークプラグ1を示す一部破断正面図である。尚、図1では、スパークプラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
スパークプラグ1は、筒状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、後端側に形成された後端側胴部10と、当該後端側胴部10よりも先端側において径方向外向きに突出形成された大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12と、当該中胴部12よりも先端側においてこれよりも細径に形成された脚長部13とを備えている。加えて、絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、及び、大部分の脚長部13は、主体金具3の内部に収容されている。そして、中胴部12と脚長部13との連接部にはテーパ状の段部14が形成されており、当該段部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
さらに、絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って軸孔4が貫通形成されており、当該軸孔4の先端側には中心電極5が挿設されている。当該中心電極5は、熱伝導性に優れる金属(例えば、銅や銅合金等)からなる内層5A、及び、ニッケル(Ni)を主成分とする合金からなる外層5Bを備えている。さらに、中心電極5の先端部には、耐消耗性に優れる金属(例えば、Pt、Ir、Pd、Rh、Ru、及び、Re等のうち1種類以上を含有する金属など)からなる円柱状の中心電極側チップ31が設けられている。また、中心電極5は、全体として棒状(円柱状)をなし、絶縁碍子2の先端から突出している。
加えて、軸孔4の後端側には、絶縁碍子2の後端から突出した状態で端子電極6が挿入、固定されている。
さらに、軸孔4の中心電極5と端子電極6との間には、円柱状の抵抗体7が配設されている。当該抵抗体7の両端部は、導電性のガラスシール層8,9を介して、中心電極5と端子電極6とにそれぞれ電気的に接続されている。
加えて、前記主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その外周面にはスパークプラグ1を燃焼装置(例えば、内燃機関や燃料電池改質器等)の取付孔に取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されている。また、ねじ部15よりも後端側の外周面には径方向外側に突出する座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。さらに、主体金具3の後端側には、主体金具3を前記燃焼装置に取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
また、主体金具3の内周面には、絶縁碍子2を係止するためのテーパ状の段部21が設けられている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3に対してその後端側から先端側に向かって挿入され、自身の段部14が主体金具3の段部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって主体金具3に固定されている。尚、段部14,21間には、円環状の板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、燃焼室内に晒される絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との隙間に入り込む燃料ガスが外部に漏れないようになっている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、図2に示すように、主体金具3の先端部26には、棒状をなす接地電極27の基端部27Kが固定されている。接地電極27は、断面矩形状をなすとともに、自身の略中間部分にて曲げ返されている。また、接地電極27は、Ni合金〔例えば、インコネル600やインコネル601(いずれも登録商標)〕によって形成された外層27Aと、当該外層27Aの内部に設けられ、外層27Aよりも熱伝導性に優れる金属(例えば、銅や銅合金等)によって形成された内層27Bとを備えている。尚、接地電極27に内層27Bを設けることなく、単一の金属(例えば、Ni合金)により接地電極27を構成してもよい。
加えて、接地電極27の先端部には、抵抗溶接により、耐消耗性に優れる金属(例えば、Pt、Ir、Pd、Rh、Ru、及び、Re等のうち1種類以上を含有する金属など)からなる直方体状の接地電極側チップ32(本発明の「チップ」に相当する)が接合されている。本実施形態において、接地電極側チップ32は、接地電極27の幅方向に沿った中央部分に接合されている。また、接地電極側チップ32は、自身の一部が接地電極27のうち中心電極5側に位置する内周側面27S及び接地電極27の先端面27Fから突出するとともに、自身の厚さ方向に沿った少なくとも一部が接地電極27に埋没した状態で、接地電極27に接合されている。
さらに、本実施形態において、接地電極側チップ32は、図3に示すように、自身と接地電極27とが溶け合った溶融部35により接地電極27に接合されている。溶融部35は、接地電極側チップ32のうち接地電極27の基端部27K側に位置する一端部32Eと接地電極27との間に設けられている。特に本実施形態において、溶融部35は、接地電極側チップ32における接地電極27の中心軸CL2に沿った方向の中点CPよりも前記一端部32E側にのみ形成されている。
加えて、図2及び図3に示すように、接地電極側チップ32のうち接地電極27の先端部側に位置する他端面32Fに隣接し中心電極5(中心電極側チップ31)側に位置する第1側面32S1と、中心電極5(中心電極側チップ31)の先端部との間には、間隙としての火花放電間隙33が形成されている。そして、当該火花放電間隙33に電圧が印加されることで、火花放電間隙33において軸線CL1にほぼ沿った方向で火花放電が行われるようになっている。
また、本実施形態では、接地電極27の中心軸CL2を含み接地電極側チップ32の厚さ方向に平行な断面において、前記内周側面27Sから溶融部35と接地電極27との境界BDまでの前記厚さ方向に沿った最大距離をE(mm)とし、前記内周側面27Sに対する接地電極側チップ32のその厚さ方向に沿った最大埋没量をF(mm)としたとき、E/F≧1.1(より好ましくは、E/F≧1.5)を満たすように構成されている。
尚、抵抗溶接によって接地電極側チップ32を接合する場合においては、E/F≦2.5を満たすように構成し、溶融部35が過度に大きくならないようにすることが好ましい。溶融部35を過度に大きくするためには、接地電極27及び接地電極側チップ32に過大な電流を流す必要が生じ、過大な電流を流してしまうと、接地電極27を構成する母材中にデンドライトと称される融解凝固物が形成され、その存在によって耐酸化性の低下等が生じてしまうおそれがあるためである。
さらに、前記断面において、接地電極側チップ32のうち第1側面32S1の背後に位置する第2側面32S2と溶融部35と接地電極27との境界部分BPから、接地電極側チップ32の一端部32Eまでの前記中心軸CL2に沿った距離の最大値をA(mm)とし、接地電極27の先端面27Fから接地電極側チップ32の一端部32Eまでの前記中心軸CL2に沿った距離の最大値をB(mm)としたとき、A/B≦0.6を満たすように構成されている。すなわち、中心軸CL2方向における溶融部35の形成範囲が過度に大きなものとならず、接地電極側チップ32の他端側部分が、比較的広範囲に亘って接地電極27に対して非溶接の状態とされている。尚、良好な接合強度を確保するという点から、A/Bを所定値(例えば、0.15)以上とすることが好ましい。
加えて、A/B≦0.6を満たすことで、接地電極側チップ32は、内燃機関等の動作(冷熱サイクル)に伴い接地電極27及び接地電極側チップ32間で生じる熱応力により、その他端側部分が中心電極5の先端部に接近するようにして変形する(反りかえる)。ここで、B−Aが大きいほど、接地電極側チップ32の変形量(中心電極5の先端部側への接近量)が大きくなり、一方で、接地電極側チップ32の最大厚さが大きいほど、接地電極側チップ32の変形量は小さくなる。この点を鑑みて、本実施形態では、接地電極側チップ32の最大厚さをC(mm)としたとき、C/(B−A)≦0.95を満たすように構成されており、内燃機関等を動作させた際に、接地電極側チップ32の変形量(中心電極5の先端部側への接近量)が、火花放電間隙33の拡大量(接地電極側チップ32が変形しない場合の拡大量である)とほぼ同等となるように調節されている。
併せて、前記内周側面27Sに対する接地電極側チップ32のその厚さ方向に沿った突出量をD(mm)としたとき、D/C≦0.7を満たすように構成されている。すなわち、接地電極側チップ32は、その厚さ方向における30%以上が接地電極27に埋没するように構成されている。
次に、上記のように構成されてなるスパークプラグ1の製造方法について説明する。
まず、主体金具3を予め加工しておく。すなわち、円柱状の金属素材(例えば、鉄系素材やステンレス素材)に対して冷間鍛造加工等を施すことで概形を形成するとともに、貫通孔を形成する。その後、切削加工を施すことで外形を整え、主体金具中間体を得る。
また、主体金具中間体とは別に、Ni合金等からなる直棒状の接地電極27を製造しておく。尚、製造された接地電極27は、内周側面27Sの先端部に、先端面27Fに向けて前記中心軸CL2側に傾斜する傾斜面27Nを備えている(図4参照)。
続いて、主体金具中間体の先端面に接地電極27を抵抗溶接する。当該溶接に際してはいわゆる「ダレ」が生じるので、その「ダレ」を除去した後、主体金具中間体の所定部位にねじ部15が転造によって形成される。これにより、接地電極27の溶接された主体金具3が得られる。また、接地電極27の溶接された主体金具3には、亜鉛メッキ或いはニッケルメッキが施される。尚、耐食性の向上を図るべく、その表面に、さらにクロメート処理を施すこととしてもよい。
一方、前記主体金具3とは別に、絶縁碍子2を成形加工しておく。すなわち、アルミナを主体としバインダ等を含む原料粉末を用いて、成形用素地造粒物を調製するとともに、当該成形用素地造粒物を用いてラバープレス成形を行うことで、筒状の成形体を得る。そして、研削加工が施すことで、得られた成形体を整形するとともに、整形されたものを焼成炉で焼成することにより、絶縁碍子2が得られる。
また、前記主体金具3、絶縁碍子2とは別に、中心電極5を製造しておく。すなわち、中央部に放熱性向上を図るための銅合金等を配置したNi合金に鍛造加工を施すことで、中心電極5を作製する。さらに、中心電極5の先端部に対して中心電極側チップ31をレーザー溶接等により接合する。
次に、上記のようにして得られた絶縁碍子2及び中心電極5と、抵抗体7と、端子電極6とが、ガラスシール層8,9によって封着固定される。ガラスシール層8,9としては、一般的にホウ珪酸ガラスと金属粉末とが混合されて調製されており、当該調製されたものが抵抗体7を挟むようにして絶縁碍子2の軸孔4内に注入された後、後方から端子電極6で押圧しつつ、焼成炉内にて加熱することにより焼き固められる。尚、このとき、絶縁碍子2の後端側胴部10表面に釉薬層が同時に焼成されることとしてもよいし、事前に釉薬層が形成されることとしてもよい。
その後、上記のようにそれぞれ作製された中心電極5及び端子電極6を備える絶縁碍子2と、接地電極27を備える主体金具3とが固定される。より詳しくは、主体金具3に絶縁碍子2を挿通した上で、比較的薄肉に形成された主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって絶縁碍子2と主体金具3とが固定される。
次に、接地電極27の先端部に接地電極側チップ32を接合する。具体的には、まず接地電極27の先端部における亜鉛メッキ等を除去した上で、図4に示すように、接地電極27の内周側面27S(傾斜面27N以外の面)と、接地電極側チップ32のうち接地電極27に接合される面(第2側面32S2)とを平行とした状態で、接地電極27の内周側面27Sに対して接地電極側チップ32を接触させる。このとき、接地電極27は傾斜面27Nを有しているため、接地電極側チップ32の一端部32Eが接地電極27に対して点接触、又は、線接触(本実施形態では、線接触)することとなる。次いで、所定の溶接電極棒WRにより接地電極27側に向けて接地電極側チップ32を所定圧力で押圧しつつ、溶接電極棒WRから接地電極側チップ32へと所定の電流値で通電する。これにより、点接触、又は、線接触状態にある接地電極側チップ32の一端部32Eと接地電極27との接触部分が特に高温となり、図4(b)に示すように、接地電極側チップ32の一端部32Eと接地電極27との間に、接地電極27と接地電極側チップ32とが溶け合ってなる溶融部35が形成される。また、押圧に伴い、接地電極側チップ32は、その厚さ方向に沿った一部が接地電極27に埋没した状態とされる。尚、接地電極側チップ32を押圧する際の荷重や通電電流を調節することで、溶融部35のサイズを調節することができ、ひいては最大距離Eや最大埋没量F、前記距離の最大値A,Bなどを変更することができる。
接地電極側チップ32の接合後、接地電極27を中心電極5側に屈曲させるとともに、中心電極5(中心電極側チップ31)及び接地電極側チップ32間に形成された火花放電間隙33の大きさを調整することで、上述したスパークプラグ1が得られる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、E/F≧1.1を満たすように構成されているため、溶融部35により、接地電極側チップ32及び接地電極27間で生じた熱膨張差(熱応力)を十分に吸収することができる。従って、接地電極側チップ32及び接地電極27間における酸化スケールの形成を効果的に抑制することができ、接地電極27からの接地電極側チップ32の脱落をより確実に防止することができる。
また、E/F≧1.5を満たす場合には、熱膨張差(熱応力)をより吸収することができるため、接地電極側チップ32の脱落を一層確実に防止することができる。
加えて、接地電極側チップ32は、その他端面32Fが、接地電極27の先端面27Fと同一位置に配置される、又は、先端面27Fよりも突出するように構成されている。従って、火炎核の成長が接地電極27によって阻害されてしまうことを効果的に抑制でき、着火性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、溶融部35が接地電極側チップ32の中点CPよりも一端部側(接地電極27の基端部27K側)にのみ形成されるとともに、A/B≦0.6を満たすように構成されている。従って、内燃機関等の動作時において、接地電極側チップ32の第2側面32S2と接地電極27との間で生じる熱膨張差(熱応力)をある程度大きくすることができ、接地電極側チップ32を中心電極5(中心電極側チップ31)の先端部に接近するようにして変形させる(反りかえさせる)ことができる。そのため、火花放電等に伴い中心電極5や接地電極側チップ32が消耗する一方で、接地電極側チップ32が中心電極5に接近することとなり、中心電極5等の消耗に伴う火花放電間隙33の拡大を効果的に抑制することができる。その結果、火花放電に必要な電圧(放電電圧)の増大を抑えることができ、着火性や耐久性の向上を図ることができる。
さらに、C/(B−A)≦0.95を満たすように構成されているため、中心電極5や接地電極側チップ32の消耗分に合わせて、接地電極側チップ32を中心電極5に接近させることができる。その結果、火花放電間隙33の大きさを長期間に亘ってほぼ一定に保つことができ、良好な着火性及び耐久性を長期間に亘って維持できる。
加えて、本実施形態では、D/C≦0.7を満たすように構成されている。そのため、接地電極27に対する接地電極側チップ32の接合強度を格段に向上させることができ、耐剥離性の更なる向上を図ることができる。また、接地電極側チップ32の熱が接地電極27へと伝導されやすくなるため、接地電極側チップ32の消耗を効果的に抑制することができ、耐久性の一層の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、接地電極27に接地電極側チップ32の一端部32Eを点接触、又は、線接触させた状態で、接地電極側チップ32に通電することにより、接地電極27に接地電極側チップ32が接合される。従って、通電時に、接地電極側チップ32の一端部32Eと接地電極27との接触部分を集中的に発熱させることができる。その結果、接地電極側チップ32の一端部32Eと接地電極27との間に溶融部35をより確実に形成することができ、上述した構成のスパークプラグ1を容易に得ることができる。
次いで、上記実施形態によって奏される作用効果を確認すべく、前記最大距離E(mm)及び前記最大埋没量F(mm)を調節することで、E/Fを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製し、各サンプルについて、第1実機冷熱試験を行った。第1実機冷熱試験の概要は次の通りである。すなわち、サンプルを排気量2.0L、6気筒、SOHCエンジンに取付けた上で、サンプルの先端部が600℃又は950℃となる条件でエンジンを1分間動作させた後、サンプルの先端部を1.5分間50℃とすることを500時間繰り返し行った。そして、500時間経過後に、接地電極から接地電極側チップが脱落しているか否かを確認した。
尚、接地電極側チップの脱落は、サンプルの先端部が600℃となる条件よりもサンプルの先端部が950℃となる条件においてより生じやすい。そのため、サンプルの先端部が600℃となる条件において、接地電極側チップの脱落が生じなかったサンプルは、良好な耐剥離性を有するということができ、サンプルの先端部が950℃となる条件において、接地電極側チップの脱落が生じなかったサンプルは、非常に良好な耐剥離性を有するということができる。
表1に、第1実機冷熱試験の結果を示す。尚、表1では、接地電極側チップの脱落が生じていなかったことを「○」で示し、接地電極側チップの脱落が生じていたことを「×」で示す。
Figure 2015022791
表1に示すように、E/F≧1.1を満たすサンプルは、先端部が600℃となる条件において、接地電極側チップの脱落が生じず、良好な耐剥離性を有することが分かった。これは、E/F≧1.1としたことで、溶融部によって、接地電極側チップ及び接地電極間で生じた熱応力が十分に吸収されたことによると考えられる。
また特に、E/F≧1.5を満たすサンプルは、先端部が950℃となる条件においても接地電極側チップの脱落が生じず、非常に良好な耐剥離性を有することが確認された。
上記試験の結果より、接地電極からの接地電極側チップの脱落をより確実に防止すべく、E/F≧1.1を満たすことが好ましいといえる。
また、接地電極側チップの脱落防止効果を一層向上させるという観点から、E/F≧1.5を満たすことがより好ましいといえる。
次に、A/Bを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製し、各サンプルについて、第2実機冷熱試験を行った。第2実機冷熱試験の概要は次の通りである。すなわち、サンプルを排気量2.0L、6気筒、SOHCエンジンに取付けた上で、エンジンを全開状態(5000rpm)で1分間動作させた後、エンジンを1.5分間アイドリング状態とすることを300時間繰り返し行った。そして、300時間経過後に、接地電極側チップが中心電極の先端部に接近するようにして変形しているか否かを確認した。尚、接地電極側チップが中心電極の先端部に接近するようにして変形したサンプルは、火花放電等に伴う火花放電間隙の拡大を効果的に抑制することができ、着火性や耐久性に優れるということができる。
表2に、第2実機冷熱試験の結果を示す。尚、表2では、接地電極側チップに変形が生じたことを「○」で示し、接地電極側チップに変形が生じなかったことを「×」で示す。
Figure 2015022791
表2に示すように、A/B≦0.6を満たすサンプルは、接地電極側チップが中心電極の先端部に接近するようにして変形し、火花放電間隙の拡大を抑制できることが明らかとなった。これは、接地電極側チップの第2側面と接地電極との間で生じる熱応力がある程度大きなものとなり、熱応力による接地電極側チップの変形がより確実に生じることとなったためであると考えられる。
上記試験の結果より、火花放電間隙の拡大抑制を図り、着火性や耐久性の向上を図るという観点から、A/B≦0.6を満たすことが好ましいといえる。
次いで、C/(B−A)を種々変更したスパークプラグのサンプルを作製し、各サンプルについて、第1耐久試験を行うとともに、当該試験後に第2耐久試験を行い、サンプルの耐久性を確認した。
第1耐久試験の概要は次の通りである。すなわち、サンプルを排気量2.0L、4気筒DOHCターボエンジンに取付けた上で、アイドリング状態(780rpm)で5分間、5500rpmで30分間、3000rpmで25分間エンジンを動作させることをこの順序で300時間繰り返し行った。
また、第2耐久試験の概要は次の通りである。すなわち、サンプルを排気量2.0L、6気筒、SOHCエンジンに取付けた上で、エンジンを全開状態(5000rpm)で1分間動作させた後、エンジンを1.5分間アイドリング状態とすることを300時間繰り返し行った。
両耐久試験後、火花放電間隙の拡大量(間隙拡大量)を測定し、サンプルの耐久性を評価した。図5に、C/(B−A)と間隙拡大量との関係を表すグラフを示す。
図5に示すように、C/(B−A)≦0.95を満たすサンプルは、火花放電間隙の拡大量(mm)が0.2mm以下となり、火花放電間隙の拡大を極めて効果的に抑制できることが分かった。これは、C/(B−A)≦0.95としたことで、接地電極側チップの変形量(中心電極の先端部側への接近量)が、消耗による火花放電間隙の拡大量(接地電極側チップが変形しない場合の拡大量)とほぼ同等となり、火花放電間隙が拡大量とほぼ等しい分だけ接地電極側チップが中心電極に接近したためであると考えられる。
上記の結果より、火花放電間隙の拡大をより確実に抑制し、良好な着火性や耐久性を長期間に亘って維持するという観点から、C/(B−A)≦0.95を満たすことが好ましいといえる。
次に、D/Cを種々変更したスパークプラグのサンプルを作製するとともに、各サンプルについて上述の第1耐久試験を行い、試験後における接地電極側チップの消耗量(mm2)を測定した。また、D/Cを種々変更したサンプルについて机上冷熱試験を行った。尚、机上冷熱試験の概要は次の通りである。すなわち、大気雰囲気下にて接地電極の温度が1050℃となるように所定のバーナーで2分間加熱した後、1分間徐冷することを1サイクルとして1000サイクル実施した。そして、1000サイクル終了後に、接地電極側チップと接地電極及び溶融部との境界部分を観察し、当該境界部分において形成された酸化スケールの長さを計測するとともに、前記境界部分の長さに対する酸化スケールの長さの割合(酸化スケール割合)を算出した。
図6に、机上冷熱試験の結果を示し、図7に、第1耐久試験の結果を示す。
図6及び図7に示すように、D/C≦0.7を満たすサンプルは、酸化スケール割合が著しく小さくなるとともに、接地電極側チップの消耗量も非常に少なくなることが分かった。これは、D/C≦0.7とし、接地電極に対する接地電極側チップの埋没量を十分に大きくしたことで、接地電極に対する接地電極側チップの接合強度が格段に向上し、また、接地電極側チップの熱が接地電極へと伝導されやすくなったためであると考えられる。
上記両試験の結果より、接合強度及び耐久性の双方を向上させるべく、D/C≦0.7を満たすことが好ましいといえる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、接地電極側チップ32を接合する際に、接地電極27と接地電極側チップ32とを点接触、又は、線接触させるべく、接地電極27に傾斜面27Nが設けられているが、接地電極27と接地電極側チップ32とを点接触、又は、線接触させるための手法はこれに限定されるものではない。
従って、例えば、図8に示すように、接地電極27の内周側面27S先端に窪み状の凹部27Dを設けることで、接地電極27と接地電極側チップ32とを点接触、又は、線接触させることとしてもよい。
また、例えば、図9に示すように、内周側面27Sに突部27Pを設け、突部27Pと接地電極側チップ32とを接触させることで、接地電極27と接地電極側チップ32とを点接触、又は、線接触させてもよい。
さらに、例えば、図10に示すように、接地電極側チップ32の第2側面32S2に突部32Pを設け、接地電極27と突部32Pとを接触させることで、接地電極27と接地電極側チップ32とを点接触、又は、線接触させてもよい。
また、例えば、図11に示すように、第2側面32S2に対して内周側面27Sを傾斜させることで、接地電極27と接地電極側チップ32とを点接触、又は、線接触させてもよい。
(b)上記実施形態において、接地電極側チップ32の他端面32Fは、接地電極27の先端面27Fから突出するように構成されているが、図12に示すように、接地電極側チップ32の他端面32Fが、接地電極27の先端面27Fと前記中心軸CL2に沿った同一位置に配置されるように構成してもよい。
(c)上記実施形態では、抵抗溶接により、接地電極側チップ32が接地電極27に接合されているが、レーザー溶接により、接地電極側チップ32を接地電極27に接合してもよい。
(d)上記実施形態では、主体金具3の先端部26に、接地電極27が接合される場合について具体化しているが、主体金具の一部(又は、主体金具に予め溶接してある先端金具の一部)を削り出すようにして接地電極を形成する場合についても適用可能である(例えば、特開2006−236906号公報等)。
(e)上記実施形態では、工具係合部19は断面六角形状とされているが、工具係合部19の形状に関しては、このような形状に限定されるものではない。例えば、Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。
1…スパークプラグ
2…絶縁碍子(絶縁体)
3…主体金具
4…軸孔
5…中心電極
27…接地電極
27F…(接地電極の)先端面
27K…(接地電極の)基端部
27S…(接地電極の)内周側面
32…接地電極側チップ(チップ)
32E…(接地電極側チップの)一端部
32F…(接地電極側チップの)他端面
32S1…(接地電極側チップの)第1側面
32S2…(接地電極側チップの)第2側面
33…火花放電間隙(間隙)
35…溶融部
CL1…軸線
CL2…(接地電極の)中心軸

Claims (6)

  1. 軸線方向に貫通する軸孔を有する筒状の絶縁体と、
    前記軸孔の先端側に挿設された中心電極と、
    前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
    自身の基端部が前記主体金具の先端部に固定された棒状の接地電極と、
    前記接地電極のうち前記中心電極側に位置する内周側面に対して、自身の厚さ方向に沿った少なくとも一部が埋没した状態で接合され、前記中心電極の先端部との間で間隙を形成するチップとを備えるスパークプラグであって、
    前記チップは、自身のうち前記接地電極の基端部側に位置する一端部と前記接地電極との間に設けられ、自身と前記接地電極とが溶け合った溶融部により前記接地電極に接合されており、
    前記接地電極の中心軸を含み前記チップの厚さ方向と平行な断面において、前記内周側面から前記溶融部と前記接地電極との境界までの前記厚さ方向に沿った最大距離をE(mm)とし、前記内周側面に対する前記チップの前記厚さ方向に沿った最大埋没量をF(mm)としたとき、E/F≧1.1を満たすことを特徴とするスパークプラグ。
  2. E/F≧1.5を満たすことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記間隙は、前記チップのうち前記接地電極の先端部側に位置する他端面に隣接し前記中心電極側に位置する第1側面と、前記中心電極の先端部との間に形成され、
    前記チップの他端面は、前記接地電極の先端面と前記中心軸に沿った同一位置に配置され、又は、前記接地電極の先端面よりも突出しており、
    前記溶融部は、前記チップにおける前記中心軸に沿った方向の中点よりも前記一端部側にのみ形成され、
    前記断面において、前記チップのうち前記第1側面の背後に位置する第2側面と前記溶融部との境界部分から、前記チップの一端部までの前記中心軸に沿った距離の最大値をA(mm)とし、前記接地電極の先端面から前記チップの一端部までの前記中心軸に沿った距離の最大値をB(mm)としたとき、A/B≦0.6を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記チップの最大厚さをC(mm)としたとき、C/(B−A)≦0.95を満たすことを特徴とする請求項3に記載のスパークプラグ。
  5. 前記チップの最大厚さをC(mm)とし、前記内周側面に対する前記チップの前記厚さ方向に沿った突出量をD(mm)としたとき、D/C≦0.7を満たすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記接地電極に前記チップの一端部を点接触、又は、線接触させた状態で、前記チップに通電することにより、前記接地電極に前記チップを接合する工程を含むことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
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