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JP2015020345A - 画像形成システムおよび処理液塗布装置 - Google Patents

画像形成システムおよび処理液塗布装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷前に実行される前処理に用いられる処理液の無駄な消費を抑えることが可能な構成を備えた画像形成システムを提供する。
【解決手段】液滴吐出による画像形成を行う印字部、該印字部に向け長尺状の連続紙を給送する搬送手段、前記印字部に導入される連続紙に対して処理液を塗布する処理液塗布装置および処理液塗布後の連続紙を乾燥させる乾燥装置を備えた画像形成システムであって、印字部120に用いられる印字情報、搬送手段14による連続紙の搬送情報に基づき処理液塗布装置110での塗布タイミングを制御する制御部64を備え、制御部64は、印字部120、搬送手段14、処理液塗布装置110および乾燥装置114を含めた連続紙の搬送路長を予め割り出し、印字部120での印字停止情報が入力された際に、少なくとも、印字部120と処理液塗布装置110の塗布位置との間の搬送路長に相当するタイミング経過状況に基づき処理液の塗布を停止することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成システムおよびこれに用いる処理液塗布装置に関し、さらに詳しくは、印刷前処理およびこれに用いられる処理液の塗布機構に関する。
従来、画像形成処理に用いられる装置の一つに、吐出された液滴による画像形成が可能なインクジェットプリンタが知られている。
インクジェットプリンタによる印刷用紙には、上質紙やざら紙のような非塗工紙があり、このような非塗工紙を用いた場合、インクが用紙に浸透すると画像に滲みが生じたりするフェザリングやブリーディングが起こることがある。
そこで、従来では、用紙にインク等の液滴が付着する直前に、滲み抑制剤などの処理液を塗布する前処理が行われることが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、処理液の塗布ローラに当接するスクイーズローラの圧接力を調整することにより、長尺の用紙に連続して処理液を塗布する際の塗布量を塗布ローラの速度変化に拘わらず一定化させる構成が開示されている。
ところで、上記特許文献1にも開示されているように長尺の用紙を対象として連続して塗布ローラによる処理液の塗布を行う場合には、次に挙げる問題がある。
処理液の塗布は、用紙の搬送開始時点から、印刷を終了して用紙の搬送を停止するまでの間行われることから、処理液を無駄に消費する場合がある。
つまり、印刷停止後に印刷した部分を乾燥させたうえで、機外に排出する構成であることから、用紙の搬送が継続されていることになり、その間処理液が塗布される。このため、印刷終了後、印刷された部分が乾燥されて排出されるまでの間に後続して搬送される用紙の部分には、印字部分が存在しないのに用紙の搬送が継続されることにより処理液の塗布が継続される。
本発明は、上記従来の画像形成システムにおける問題に鑑み、印刷前に実行される前処理に用いられる処理液の無駄な消費を抑えることが可能な構成を備えた画像形成システムおよび処理液塗布装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、液滴吐出による画像形成を行う印字部、該印字部に向け長尺状の連続紙を給送する搬送手段、前記印字部に導入される連続紙に対して処理液を塗布する処理液塗布装置および処理液塗布後の連続紙を乾燥させる乾燥装置を備えた画像形成システムであって、前記印字部に用いられる印字情報、前記搬送手段による連続紙の搬送情報に基づき前記処理液塗布装置での塗布タイミングを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記印字部、搬送手段、前記処理液塗布装置および前記乾燥装置を含めた前記連続紙の搬送路長を予め割り出し、前記印字部での印字停止情報が入力された際に、少なくとも、印字部と前記処理液塗布装置の塗布位置との間の搬送路長に相当するタイミング経過状況に基づき前記処理液の塗布を停止することを特徴とする画像形成システムにある。
本発明では、長尺状の連続紙を対象とした印字前に処理液を塗布するする構成を対象とした場合、印字停止情報が入力されると、印字部と処理液塗布位置との間の搬送路長に相当するタイミング経過状況に基づき処理液塗布を停止するので、後続の連続紙への処理液塗布が行われない。これにより、印字装置の始動時から稼働停止までの間で印字が行われない場合の無駄な処理液消費が抑えられることになる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの構成を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成システムに用いられる処理液塗布装置の構成を説明するための模式図である。 図2に示した処理液塗布部の構成を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成システムに用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示した画像形成システムにおける特徴に用いられる搬送路長を説明するための図である。 図1に示した画像形成システムの特徴を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図示実施例により本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの構成を説明するための模式図である。
同図において、本実施例として示す画像形成システムには、長尺状の連続紙がインクジェットプリンタなどの液滴吐出による画像形成に供される構成を対象としている。
図1において画像形成システムでは、給紙装置100から繰り出された長尺状の連続紙からなる被記録媒体Wがインクジェットプリンタに導入される前に処理液塗布装置110へ導入される。
処理液塗布装置110では、その詳細を図2,3において説明するが、被記録媒体の表裏各面への処理液塗布および塗布後の乾燥が行われる。これらの処理は、非塗工紙などを対象として画像滲みを抑制する滲み抑制剤などが塗布される作業であり、印字前の前処理とされている。
処理液と塗布されて処理液塗布装置110から排出される被記録媒体Wは、第1のインクジェットプリンタ120fに送り込まれて印字情報に応じた液滴吐出による画像形成が行われる。
インクジェットプリンタ120は、被記録媒体Wである連続紙の表裏面を対象とする印字が行えるように2箇所に配置されている。また、インクジェットプリンタ120は液滴吐出後に定着を目的とした記録媒体Wの乾燥手段が設けられており、この乾燥プロセスを経た後、記録媒体Wは次の装置へ搬送される。
一面に画像形成された被記録媒体Wは、他面である裏面への画像形成を行う場合、反転装置130により表裏反転された状態で第2のインクジェットプリンタ120rに送られて裏面への画像形成が行われる。
表裏両面に画像形成された被記録媒体Wは、第2のインクジェットプリンタ120rから排出されると、図示しない後処理装置に送られて綴じ処理などの後処理が行われることになる。
図2は、処理液塗布装置の構成を示しており、同図に示す処理液塗布装置110は、被記録媒体Wの表裏両面への処理液塗布が行われる構成を備えている。
以下に、作用と共に用いられる部材を説明する。
処理液塗布装置110の内部には、複数の回転自在のガイドローラ1が備えられており、被記録媒体Wの搬送パスを構成している。
給紙装置100から送り込まれる被記録媒体Wは、フィードインローラ2およびこれに圧接するフィードインニップローラ4により挟持搬送されることにより、給紙装置100から牽引搬送される。
フィードインローラ2およびフィードインニップローラ4により挟持搬送される被記録媒体Wは、若干弛ませるように送り込まれ、図中、符号ALで示すエアループを形成する。
エアループAL内での被記録媒体Wの弛み量は、弛み方向に複数配列されている光学センサ3によって監視され、弛み量が一定となるように、フィードインローラ2の駆動源が制御される。
エアループALを通過した被記録媒体Wは、パスシャフト5とエッジガイド6の間を通る。
被記録媒体Wの搬送方向と直交する方向に2本のパスシャフト5が配置され、被記録媒体Wがそのパスシャフト5の間をS字状に通る。
このパスシャフト5には、被記録媒体Wの幅方向端縁位置を規定する一対のエッジガイド6が支持されている。
エッジガイド6の間隔を被記録媒体Wの幅寸法と同寸に設定することにより、被記録媒体Wの幅方向の走行位置が規制され、安定した走行が可能となる。なお、エッジガイド6は、パスシャフト5に例えばネジなどの固定手段によって固定されており、使用する被記録媒体Wの幅寸法に応じてエッジガイド6の位置が調整可能になっている。
端縁位置を規定された被記録媒体Wは、固定状態に設けられているテンションシャフト7により走行安定化のための張力が付加される。
テンションシャフト7を通過した被記録媒体Wは、ガイドローラ1を介して、処理液を塗布する裏面塗布手段112r、ならびに被記録媒体Wの表面側に処理液を塗布する表面塗布手段112fを順次通過することにより処理液が表裏各面に塗布される。塗布手段112の構成に関しては図3において詳細を説明する。
裏面および表面塗布手段112r、112fを通過した被記録媒体Wは、従動で回転する複数のヒートロールを備えた処理液乾燥装置114に搬送される。
処理液乾燥装置114には、複数のヒートロール8が被記録媒体Wの搬送パスに沿って近接した状態で複数配置されており、被記録媒体Wが巻き付きやすい状態で搬送される。
ヒートロール8の内部にはヒータランプ(図示されず)が配置されており、温度センサによる監視によってオンオフ制御を実行することで一定温度に維持されて処理液の乾燥が行われる。
なお、ヒータランプへの温度制御に関しては、処理液30を塗布しながら被記録媒体Wを搬送する場合と、処理液30を塗布せずに被記録媒体Wを搬送する場合または、被記録媒体Wの搬送停止状態でコントロールする温度を切替可能な構成となっている。
処理液乾燥装置114を通過した被記録媒体Wは、モータなどの駆動源(図示せず)で回転駆動する搬送ローラ14と搬送ニップローラ9の間に搬送される。
搬送ニップローラ9は、搬送ローラ14の軸方向に沿って複数個配置されており、各搬送ニップローラ9はばね(図示せず)により搬送ローラ14側に押し付けられている。
搬送ローラ14と搬送ニップローラ9の間を通過した被記録媒体Wは、回転自在なダンサーローラ15a,15bならびに両ダンサーローラ15a,15bの間に配置されたガイドローラ1にわたってW型に巻き掛けられている。
2本のダンサーローラ15a,15bはそれぞれローラ端部に設けた軸受け(図示せず)を介して可動フレーム16に回転自在に取り付けられて、ダンサーユニット18を構成している。従って、このダンサーユニット18は被記録媒体Wによって吊り下げられた状態になっている。
このダンサーユニット18も重力方向Aに沿って移動可能に設けられている。このため、ダンサーユニット18の位置を検出するダンサーユニット位置検出手段(図示せず)が設けられており、この位置検出手段の出力に応じて前記搬送ローラ14の駆動源を駆動制御することで、ダンサーユニット18の位置が調整できる構成になっている。
図3は、処理液塗布部の構成を示す図であり、同図には、処理液塗布装置110に用いられる塗布手段112および処理液供給ユニット113が示されている。
同図において、カートリッジ31内に貯留されている処理液30は、ポンプ32により汲み上げられ、供給経路33、電磁弁34を経由して供給パン20に供給される。
処理液30としては、水溶性の色材を凝集させるか又は不溶化させる機能を有する水溶性の凝集剤を水あるいは有機溶剤に溶解又は分散させた液が用いられる。
供給パン20内の処理液30の量は、供給パン20に付設されている液面検知センサ35により検知される。
つまり、印刷の繰り返しにより処理液30が消費されて、供給パン20内の処理液30の液面位置が規定の高さより下がると、電磁弁34が開き、ポンプ32が駆動して、カートリッジ31内の処理液30が供給パン20に供給される。
供給パン20内の処理液30の液面位置が規定の高さに達すると、液面検知センサ35の検知信号に基づいて電磁弁34が閉じ、ポンプ32が停止することにより、供給パン20内の処理液30の液量を一定に保持している。
偏芯カム29は供給パン20に接触しており、偏芯カム29の回転によりスクイーズローラ21を塗布ローラ23へ押圧させることができる。
供給パン20に貯留されている処理液30は、モータ(図示せず)により駆動されるスクイーズローラ21の回転により汲み上げられる。
このスクイーズローラ21としては、例えばアノニックスローラやワイヤーバーなどのように、ローラ周面に溝加工を施したものを用いると、汲み上げ時に処理液30の粘度、印刷速度の影響などを受け難く、液量コントロールが容易であるという特長がある。
スクイーズローラ21により汲み上げられた処理液30は、余剰分をメータリングブレード22により掻き落され、規定量が塗布ローラ23とのニップ部に運ばれる。スクイーズローラ21と塗布ローラ23のニップ部に運ばれた処理液30は、両ローラ21,23の間で軸方向に均一に引き伸ばされて薄膜化されつつ、塗布ローラ23に塗布される。
塗布ローラ23に塗布された処理液30は、塗布ローラ23と加圧ローラ24の間で挟持され搬送ローラ14及び搬送ニップローラ9により搬送される被記録媒体Wに塗布される。通常、塗布ローラ23は、周面をゴムなどの弾性体で覆われており、被記録媒体Wに従動回転となっているが、被記録媒体Wの種類によっては、滑りが発生し従動回転できない場合がある。このため、ワンウェイクラッチ機構を有し、塗布ローラ23はモータ(図示せず)により回転駆動される。
塗布ローラ23を回転駆動するモータは、被記録媒体搬送ユニット111の搬送速度の85%から99%に相当する速度を設定し制御することで被記録媒体Wの搬送方向下流側に弛ませることなく搬送することが可能となる。また、塗布ローラ23の摩耗を低減するために、加圧ローラ24を除く塗布手段112全体は、被記録媒体Wの幅方向に揺動することが可能なように、塗布ユニット移動機構(図示せず)を有しており、所定の範囲を往復動作することができる。
加圧ローラ24は、揺動可能なアーム25を介して回転自在に支持されており、搬送移動する被記録媒体Wに従動して回転する。
偏芯カム26はアーム25に接触しており、偏芯カム26の回転により加圧ローラ24を塗布ローラ23へ圧着または、離間させることができる。圧着時には、搬送される被記録媒体Wに処理液塗布を行い、離間させることで、被記録媒体へ処理液塗布をやめることができる。
以上の構成を対象として本実施例の特徴について説明する。
本実施例の特徴は、インクジェットプリンタでの印字停止情報が出された場合に、連続紙の画像形成部以外の部分への処理液と塗布を行わないようにすることにある。
図4は、上記特徴を実現するために用いられる制御部の構成を示すブロック図である。
同図において、制御部には、インクジェットプリンタ120の制御部と通信可能なI/F制御部61、メイン制御部62が備えられている。
I/F制御部61は、インクジェットプリンタ120における印字情報、つまり、印字形式(両面、片面印字モードなど)や印字開始および停止情報に関する入力信号をメイン制御部62に送信し、またメイン制御部62からの指令信号を出力する部分である。
メイン制御部62は、処理液塗布装置110の制御部の主要部であり、乾燥制御部63、処理液塗布制御部64、被記録媒体搬送制御部65と接続されている。
処理液塗布制御部64は、メイン制御部62からの指令を受けて処理液塗布手段112に対して処理液の塗布開始および塗布停止を実施したり、処理液の塗布量の制御を実施する。
被記録媒体搬送制御部65は、メイン制御部62からの指令を受けて被記録媒体搬送手段14に対して被記録媒体Wの搬送速度を停止状態から定常速度までの間で加速または、減速する。
乾燥制御部63は、メイン制御部62からの指令を受けて乾燥手段114の温度制御を実施する。このように、メイン制御部62は、関連する制御部の統括を行っている。
印刷停止に先立って、I/F制御部61は、インクジェットプリンタ120より塗布停止情報を受信すると、塗布停止情報をメイン制御部へ送信する。これに伴い、メイン制御部62は、処理液塗布制御部66に塗布停止情報を送信する。
塗布停止情報を受信した処理液塗布制御部66は、処理液塗布終了動作を実施するように処理液塗布手段112を制御する。また、メイン制御部62は、乾燥制御部63に塗布停止情報を送信する。
塗布停止情報を受信した乾燥制御部63は、処理液塗布後の連続紙を乾燥させるための乾燥手段114を対象とする制御部であって、後述する搬送路長に対応するタイミング経過状況に応じて乾燥停止も可能にしている。
乾燥手段114の温度を処理液塗布手段112による塗布実施中の乾燥温度から塗布未実施時の温度(例えば、ヒーターランプオフ)に切り換える。ここで、乾燥手段114の温度を塗布未実施時の温度へ切り換えるタイミングは、処理液塗布手段112により被記録媒体Wに処理液が塗布された部分が乾燥手段114を通過した後とするのが、処理液塗布部分を確実に乾燥する意味で望ましい。
その後、インクジェットプリンタ120は、被記録媒体Wに印字した部分をプリンタの外まで搬送し、印刷停止情報をI/F制御部61に送信する。
I/F制御部61は、印刷が停止したことを認識すると、印刷停止情報をメイン制御部へ送信し、メイン制御部62は、処理液塗布装置110での塗布タイミングを制御する部分であり、印刷停止情報を被記録媒体搬送制御部65へ送信する。そして、印刷停止情報を受信した被記録媒体搬送制御部65は、被記録媒体搬送手段14を制御し、被記録媒体Wの搬送を停止する。
制御部では、処理液塗布装置での塗布位置から第2のインクジェットプリンタ120rにおける印字後、被記録媒体Wが排出されるまでの搬送路長を作業位置毎に割り出すようになっている。そして制御部では、この搬送路長を通過するに必要なタイミング、換言すれば、搬送情報を用いて印字停止情報が入力された際に画像形成されない連続紙の領域への処理液塗布を行わないようにする。
以下、この制御原理について説明する・
図5は、処理液塗布装置110、インクジェットプリンタ120f、120rおよび反転装置130での搬送パスの搬送路長を説明するための図である。
搬送パスは、次の位置を基準として決められている。
処理液塗布装置110における塗布位置(図中、「A」で示す位置)から各インクジェットプリンタ120f、120rでの記録媒体導入部(図中、「B」、「E」で示す位置)。また、印字位置(図中、「C」、「F」で示す位置)および記録媒体排出部(図中、「D」、「G」で示す位置)である。
今、上述した基準位置間での搬送パスの搬送路長を次の通りとする。
L1:記号A−B間の被記録媒体Wの搬送路長
L2:記号B−C間の被記録媒体Wの搬送路長
L3:記号C−D間の被記録媒体Wの搬送路長
L4:記号D−E間の被記録媒体Wの搬送路長
L5:記号E−F間の被記録媒体Wの搬送路長
L6:記号F−G間の被記録媒体Wの搬送路長
上記搬送路長に基づき、印刷動作について説明すると、次の通りである。なお、以下の説明は、第1,第2のインクジェット120f、120rを用いて被記録媒体Wの両面に画像形成する場合を対象としている。
印刷開始時に第1のインクジェットプリンタ120fと第2のインクジェットプリンタ120rは、印刷制御装置140により同期を取られ、被記録媒体Wの搬送を開始する。
処理液塗布装置110は、被記録媒体Wの搬送開始情報をインクジェットプリンタ120から受信し、被記録媒体Wへの処理液塗布および乾燥を実施しながら搬送を開始する。
第1のインクジェットプリンタ120fでの印字開始タイミングは、印刷制御装置140に入力された裏面塗布手段112rの塗布点(記号A点)から第1のインクジェットプリンタ120fの印字点(記号C点)までの被記録媒体Wのパス長(L1+L2)が用いられる。
つまり、搬送開始から(L1+L2)の搬送路長に対応するタイミング経過後に処理液を塗布されている面への印字が開始される。
一方、第2のインクジェットプリンタ120rによる印字開始タイミングは、上記C点から第2のインクジェットプリンタ120rでの印字点(記号F点)までの被記録媒体Wのパス長(L3+L4+L5)が用いられる。
つまり、第1のインクジェットプリンタ120fにより画像形成された被記録媒体Wの裏面が上記パス長に対応するタイミング経過時点に印字を開始することになる。
印刷停止時には、被記録媒体Wの搬送停止タイミングが、第1のインクジェットプリンタ120fによる印字部から第2のインクジェットプリンタ120rの排出部までのパス長(L3+L4+L5+L6)以上経過したタイミングで搬送が停止される。
図6は、上述した制御部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
同図において、「RUN]は、インクジェットプリンタから処理液塗布装置110へ送られる被記録媒体Wの搬送信号を示している。ここで、「印字終了」は、インクジェットプリンタの印字処理終了を意味する。「印刷停止」は、印字部での印字が終了して搬送部が稼働停止することを意味する。
同図において「TxD」は、インクジェットプリンタ120から処理液塗布装置110に送信されるコマンドを示している。「塗布終了」は、処理液塗布装置への塗布動作終了を指令するコマンドである。なお「PE」は、印刷終了(Print End)の合図となるコマンドであり、これを処理液塗布装置110が受信すると装置を待機状態に移行させるようになっている。
図6において上記構成で実行される第1の例として挙げるタイミング(2)は、インクジェットプリンタ120fの印字終了のタイミングにて、コマンド「塗布終了」を処理液塗布装置110へ送った場合を表す。
処理液塗布装置110は、コマンド「塗布終了」を受信すると、処理液30の塗布動作を終了し、その後、処理液30の乾燥動作を終了する。
この場合、印字終了後、(L3+L4+L5+L6)の距離分被記録媒体Wを搬送した後に搬送を停止することとなり、その分処理液30の無駄な消費を抑止することができる。
図6において第2の例として挙げるタイミング(1)は、インクジェットプリンタ120fの印字終了のタイミングに対し、処理液塗布装置110の裏面塗布手段112rの塗布点(記号A点)から第1のインクジェットプリンタ120fの印字点(記号C点)までの被記録媒体Wのパス長(L1+L2)分前に、コマンド「塗布終了」を処理液塗布装置110へ送った場合を表す。
この場合、インクジェットプリンタ120fの印字終了に先駆けて処理液塗布装置110は、処理液30の塗布動作を終了し、本構成における画像形成システムが印字終了から印刷停止までに搬送する被記録媒体Wの非印字部である(L1+L2+L3+L4+L5+L6)の距離相当には、処理液30が塗布されないこととなる。
このタイミングは、処理液30の無駄な消費を抑止し、もっとも効率よく処理液30の塗布を停止するタイミングとなり、コマンド「塗布終了」を送信するのに最適である。
なお、本例は、塗布終了タイミングをコマンドで実施する場合の例を示したが、塗布終了タイミングを処理液塗布装置110に伝達する手段は、コマンドに限らない。
以上の実施例では、インクジェットプリンタの印字部と処理液塗布装置における塗布位置との搬送路長を用いるだけの簡単な構成により、印字動作の選択に応じて印字領域以外の連続紙の領域での処理液塗布が行われない。これにより、処理液の無駄な消費を抑えると共に異常画像の発生を防止できる。
62 メイン制御部
63 乾燥制御部
64 処理液塗布制御部
64 処理液塗布制御部
110 処理液塗布装置
112 表面塗布手段
120 インクジェットプリンタ
130 反転装置
特開2012−196955号公報

Claims (5)

  1. 液滴吐出による画像形成を行う印字部、該印字部に向け長尺状の連続紙を搬送可能な被記録媒体搬送手段、前記印字部に導入される連続紙に対して処理液を塗布する処理液塗布装置および処理液塗布後の連続紙を乾燥させる乾燥装置を備えた画像形成システムであって、
    前記印字部に用いられる印字情報、前記搬送手段による連続紙の搬送情報に基づき前記処理液塗布装置での塗布タイミングを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記印字部、搬送手段、前記処理液塗布装置および前記乾燥装置を含めた前記連続紙の搬送路長を予め割り出し、前記印字部での印字停止情報が入力された際に、少なくとも、印字部と前記処理液塗布装置の塗布位置との間の搬送路長に相当するタイミング経過状況に基づき前記処理液の塗布を停止することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記印字部は、前記長尺状の連続紙の表裏面を対象として前記長尺状の連続紙の搬送方向に沿って複数備えられており、
    前記制御部は、長尺状の連続紙の表裏各面のいずれかを対象として印字が行われるかに応じて、使用される印字部と前記処理液塗布装置の塗布位置との間の搬送路長に相当するタイミング経過状況に応じて前記処理液の塗布を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、前記印字部での印字停止情報が入力された際に、前記印字部と前記処理液塗布装置の塗布位置との間の搬送路長に相当するタイミング経過状況に対応させて乾燥停止することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載の画像形成システムに用いられる処理液塗布装置であって、
    前記被記録媒体の搬送方向に沿って該記録媒体の表裏各面への処理液塗布が可能な処理液塗布手段を備え、
    前記処理液塗布手段は、前記記録媒体の表裏各面への印字動作の選択に応じて前記処理液の塗布位置と前記印字部との間の搬送路長に基づくタイミングを用いて処理液塗布停止タイミングが決められる制御部を備えていることを特徴とする処理液塗布装置。
  5. 前記記録媒体には長尺状の連続紙が用いられることを特徴とする請求項4に記載の処理液塗布装置。
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