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JP2015005682A - 搬送ロボット、円盤状搬送対象物の搬送方法 - Google Patents

搬送ロボット、円盤状搬送対象物の搬送方法 Download PDF

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JP2015005682A
JP2015005682A JP2013131312A JP2013131312A JP2015005682A JP 2015005682 A JP2015005682 A JP 2015005682A JP 2013131312 A JP2013131312 A JP 2013131312A JP 2013131312 A JP2013131312 A JP 2013131312A JP 2015005682 A JP2015005682 A JP 2015005682A
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linear sensor
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純一 大谷
Junichi Otani
純一 大谷
亨 佐伯
Toru Saeki
亨 佐伯
貴司 重田
Takashi Shigeta
貴司 重田
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Sinfonia Technology Co Ltd
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Sinfonia Technology Co Ltd
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Abstract

【課題】ハンドに載置したウェーハを検出するセンサのスキャンタイミングのばらつきによる検出精度の低下を回避し、ハンド上におけるウェーハの位置と正規の載置位置との差異を正確に求め、ウェーハを正確に搬送する。
【解決手段】搬送開始位置にある停止状態のハンド23上に載置したウェーハ7における周縁位置3箇所をそれぞれリニアセンサ6L,6C,6Rによって検出する周縁位置検出手段と、直交座標系上における各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置情報及びウェーハ7の周縁位置に基づいてウェーハ7の中心位置を算出する中心位置算出手段と、算出したウェーハ7の中心位置と基準中心位置との差異を算出する変位量算出手段と、算出した差異に基づいて搬送駆動機構1の動作量を規定する動作指令を生成する動作指令生成手段とを備え、動作指令に基づいて搬送駆動機構1の作動を制御するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェーハ等の円盤状搬送対象物を搬送する搬送ロボット、及びその搬送ロボットを用いた円盤状搬送対象物の搬送方法に関するものである。
従来より、ウェーハ等の円盤状搬送対象物を搬送用ハンド(以下、「ハンド」と略称する)に載置して保持した状態で、ハンドを含む搬送駆動機構を作動させることによってハンド上の円盤状搬送対象物を所定の移載位置(搬送目的位置)へ搬送可能に構成された搬送ロボットが知られている。例えば搬送対象物がウェーハである場合、ウェーハは精密な円盤状(但し、ノッチやオリエンテーションフラット等の切欠が形成される場合もある)に製造されているため、搬送されるウェーハごとに誤差はないものと考えられる。このような搬送ロボットにおいて、円盤状搬送対象物がハンド上における正規の載置位置に載置されていれば、搬送駆動機構が適宜の動作を行うことにより、ハンド上の円盤状搬送対象物を正規の移載位置へ搬送することができる。
しかしながら、円盤状搬送対象物がハンド上における正規の載置位置から僅かにでも変位した位置に載置されていれば、その変位量に応じて正規の移載位置から変位した位置に円盤状搬送対象物を搬送してしまうことになる。
そこで、本出願人は、搬送ロボットのハンドに載置保持した円盤状搬送対象物の位置と正規の載置位置との差異を求め、その差異に応じて搬送駆動機構の動作量を適宜制御することによって、円盤状搬送対象物を正規の搬送目的位置に搬送することが可能な搬送ロボットとして、下記特許文献1に示す構成を発明し、既に特許出願している。
特許文献1に示す搬送ロボットでは、ハンドに載置した円盤状搬送対象物の移動を単一のセンサによって検出可能に構成し、円盤状搬送対象物がセンサを通過した際にセンサによってセンシングした通過開始点と通過終了点とに基づいて得られる円盤状搬送対象物のセンサに対する第1軸方向(直交座標系上のY軸方向)の通過距離と、ハンド上における正規の載置位置に載置保持した円盤状搬送対象物がセンサを通過する距離と、円盤状搬送対象物の半径とを利用して円盤状搬送対象物のハンド上の載置位置と正規の載置位置との直交座標系上における差異を求め、その差異を旋回軸及びアームのロボット動作極座標系における補正値に変換して算出し、その補正値を出力するように構成している。
特開2012−74469号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明は、ハンド上に載置した円盤状搬送物をハンドの移動に伴ってセンサを通過させることが必須である。したがって、センサが円盤状搬送物の周縁位置を検出してからその周縁位置データを取り込むまでの遅延時間があり、円盤状搬送物の移動速度によって周縁位置の真値に対する誤差が生じる場合が考えられる。
ハンドを比較的遅い一定の速度で移動させた場合には、上述のような誤差は大きな問題とはならないが、ハンドを高速で移動させたり、ハンドの移動速度を加速させながら円盤状搬送対象物を搬送目的位置に搬送するように構成されている場合、ハンドに載置した円盤状搬送対象物がセンサを通過し始める時点の搬送速度よりもセンサを通過し終える時点での搬送速度の方が速くなり、センサのスキャンタイミングのばらつきによって、センサを通過し終える時点の検出精度がセンサを通過し始める時点の検出精度よりも低下する可能性を排除できない。特に、円盤状搬送対象物の搬送効率を向上させるべくハンドの移動速度を速く設定すればするほど、実際の円盤状搬送対象物の周縁位置(真値)に対する検出値(センサで検出した円盤状搬送対象物の周縁位置)の誤差が大きくなることが予想される。
また、円盤状搬送対象物の径サイズを既知の値として円盤状搬送対象物の中心位置を算出するように構成した場合、たとえ厳密に製造される円盤状搬送対象物において径サイズの誤差が個体毎に殆ど無いとはいえ、例えば膨張処理などによって実際の径サイズが既知の値として利用する値と異なれば、既知の径サイズを利用して算出した円盤状搬送対象物の中心位置が、実際の円盤状搬送対象物の中心位置(真値)からずれてしまうことになる。
さらにはまた、搬送駆動機構を駆動させる駆動源(モータなど)に付帯されているエンコーダにより間接的に円盤状搬送対象物の周縁位置を検出する場合、動作時に生じる駆動源と搬送駆動機構の先端であるハンドとの間に介在する複数の伝達機構(ベルトやギヤ)の弾性変形の影響によって真値に対する検出値(円盤状搬送対象物)の誤差が生じることも考えられる。この場合にも、誤差を含む位置検出値に基づいて計算される円盤状搬送対象物の中心位置も真値(実際の円盤搬送対象物の中心位置)からずれた値となる。
このような事態が生じた場合には、実際に搬送する円盤状搬送対象物の中心位置を正確に算出することができず、その誤差を含む算出値から求めたロボット動作極座標系における補正値に変換して算出し、その補正値に基づいて搬送駆動機構を作動させて、ハンド上に載置保持(把持)した円盤状搬送対象物の基準載置位置(基準把持位置)からのズレ量を修正して、所定の搬送目的位置に搬送する精度が低下する。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、ハンドによる円盤状搬送対象物の搬送速度に影響を受けることなく、また、円盤状搬送対象物の径サイズを既知の値として利用することなく、ハンドに載置保持した円盤状搬送対象物の位置と正規の中心位置との差異を正確に求め、円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置へより正確に搬送することが可能な搬送ロボット及び円盤状搬送対象物の搬送方法を提供することにある。
すなわち本発明は、直線状の移動経路に沿ってハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させることによりハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで搬送可能な搬送駆動機構と、搬送駆動機構の作動を制御する制御部とを備えた搬送ロボットに関するものである。
ここで、円盤状搬送対象物は、円盤状のものであればよく、例えば半導体ウェーハや液晶パネル等が挙げられる。また、制御部は、搬送駆動機構に内蔵又は付帯されるものであってもよいし、搬送駆動機構の外部に設けられるものであってもよい。搬送駆動機構としては、直交する2軸に沿ってハンドをそれぞれ直線的な進退動作可能に構成したものや、アームの基端部を旋回軸周りに旋回可能に構成し且つアームの先端部に設けたハンドを進退動作可能に構成したものを挙げることができる。
本発明に係る搬送ロボットは、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置に載置した状態で、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させれば、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで正確に搬送することができるものである。このことは、すなわち、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置からずれた位置に載置した状態で、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させれば、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に対して載置位置のズレ量に応じて移動した位置に搬送することを意味する。本発明に係る搬送ロボットでは、このように円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置からずれた位置に載置した状態であっても、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで正確に搬送することができるように、以下に述べる構成を採用している。
すなわち、本発明に係る搬送ロボットは、制御部として、周縁位置検出手段と、中心位置算出手段と、変位量算出手段と、動作指令生成手段とを有し、且つ動作指令生成手段で生成した動作指令に基づいて搬送駆動機構の作動を制御するものを適用した構成であることを特徴としている。
具体的に、周縁位置検出手段は、搬送開始位置にある停止状態のハンド上に載置した円盤状搬送対象物における相互に異なる3箇所以上の周縁位置を3以上のリニアセンサによって検出するものである。また、中心位置算出手段は、ハンドの正規の移動経路である第1軸と、第1軸を含む水平面内において第1軸と直交する第2軸とによって直交座標系を規定した場合、この直交座標系上における各リニアセンサの設置位置であるリニアセンサ位置情報と、周縁位置検出手段で検出した周縁位置を利用して円盤状搬送対象物の中心位置を算出するものである。
変位量算出手段は、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置に載置した際の当該円盤状搬送対象物の中心位置である直交座標系上の基準中心位置と、中心位置算出手段によって算出した円盤状搬送対象物の中心位置との差異(変位量)を算出するものである。また、動作指令生成手段は、変位量算出手段で算出した差異(変位量)に基づいて、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送するために必要な搬送駆動機構の動作量を規定する動作指令を生成するものである。
このような本発明に係る搬送ロボットでは、少なくとも、搬送開始位置において停止状態のハンド上に載置している円盤状搬送対象物の周縁箇所を、3以上のリニアセンサでそれぞれ検出し、それら各検出値である複数の周縁位置と、各リニアセンサの設置位置であるリニアセンサ位置情報とに基づき、これら複数の周縁位置及び複数のリニアセンサ位置情報を共通の直交座標系上において定義することが可能であることを利用して、直交座標系上における円盤状搬送対象物の中心位置を算出するように構成しているため、円盤状搬送対象物の搬送速度や搬送時の加速度による影響を受けることがなく、円盤状搬送対象物の搬送速度の高速化に伴って円盤状搬送対象物の周縁位置を検出する精度が低下したり、さらにはハンド上に載置している円盤状搬送対象物の中心位置を算出する精度が低下するという事態を回避することができる。
また、本発明の搬送ロボットでは、ハンド上に載置している円盤状搬送対象物の径サイズを既知の値として利用することなく、直交座標系上における円盤状搬送対象物の中心位置を算出するように構成しているため、高温処理などによって個体毎に径サイズが異なった円盤状搬送対象物であっても各円盤状搬送対象物の中心位置を高い精度で算出することができる。また、停止している円盤状搬送対象物の周縁箇所を3以上のリニアセンサでそれぞれセンシングした検出値に基づいて円盤状搬送対象物の中心位置を算出するように構成しているため、搬送駆動機構の駆動源とハンドとの間に介在する伝達機構の弾性変形の影響を受けることがなく、その影響も考慮する必要がなく、この点においても円盤状搬送対象物の中心位置を算出する精度の向上に寄与する。
このように、本発明に係る搬送ロボットであれば、ハンド上に実際に載置している円盤状搬送対象物の中心位置をより一層正確に算出することができ、ハンド上に実際に載置している円盤状搬送対象物の中心位置と、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置に載置した際の当該円盤状搬送対象物の中心位置である基準中心位置との直交座標系上における正確な差異を求めることができ、この差異を含めて搬送駆動機構の動作量を補正した動作指令を生成して、この動作指令(補正した動作量を含む動作指令)に基づいて搬送駆動機構を作動させることによって、ハンド上に実際に載置している円盤状搬送対象物の中心位置と基準中心位置とのズレ量を修正して、ハンド上に載置している円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送することができる。
上述したように、本発明の搬送ロボットは、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置に載置した状態で、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させれば、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで正確に搬送することができるものである。したがって、上述の構成により変位量算出手段で算出した差異(変位量)がゼロである場合、すなわち、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置に載置した場合には、動作指令生成手段で生成する動作指令に含まれる補正動作量はゼロであり、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させれば、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで正確に搬送することができる。一方、変位量算出手段によって算出した差異(変位量)がゼロではない場合、すなわち、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置からずれた位置に載置した場合には、動作指令生成手段において生成する動作指令に含む補正動作量に基づいて搬送駆動機構を作動させることで、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送することができる。後者の場合、所定の搬送目的位置に搬送し終えた時点におけるハンドの位置は、前者の場合における受渡位置に対して補正動作量だけ移動した位置になる。
以上のことを踏まえて、本発明の搬送ロボットは、動作指令生成手段によって生成した動作指令(ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送するために必要な搬送駆動機構の動作量を規定する指令であり、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置からずれた位置に載置した場合には、補正動作量を含む動作指令)に基づいて、ハンド上に実際に載置している円盤状搬送対象物の中心位置と基準中心位置とのズレ量を搬送駆動機構の動作によって修正するタイミングとして、例えば、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させた後に行う構成を排除するものではない。
しかしながら、このような構成であれば、ハンドを搬送開始位置から受渡位置へ移動させた後に補正分だけ微量ながらも動作させるため、メカ系のロストモーションやヒステリシスの影響を受け易く、また、微小動作分のタクトが余分に掛かってしまうという問題が考えられる。
そこで、本発明の搬送ロボットにおいて、搬送開始位置にあるハンド上の円盤状搬送対象物の周縁位置に関する情報に基づいて算出した円盤状搬送対象物の中心位置を利用して動作指令を生成するように構成している点に着目し、制御部が、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に向かって移動させる前の時点で搬送駆動機構の動作指令を生成し、当該動作指令に基づいて少なくともハンドを搬送開始位置から受渡位置又は受渡位置に対して前記補正動作量だけずれた位置に移動させて円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送するように搬送駆動機構の作動を制御するものであることが好ましい。
このような構成であれば、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に向かって移動させる前の時点で予め計算して生成した動作指令に基づいて、ハンドを搬送開始位置から受渡位置又は受渡位置に対して補正動作量だけずれた位置に一挙に移動させることによって、円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送することができ、ハンドを搬送開始位置から受渡位置へ移動させた後に補正動作量分だけを追加で移動させる構成と比較して、メカ系のロストモーションやヒステリシスの影響を回避又は低減することができ、微小動作分のタクトが余分に掛からない分だけ動作タクトを短縮することができる。
また、本発明に係る搬送ロボットにおいて、制御部の中心位置算出手段では、直交座標系上における各リニアセンサの設置位置であるリニアセンサ位置情報を利用するが、これら各リニアセンサを幾ら高精度で取り付けたとしてもごく僅かな誤差が生じることは避けられないのが実情である。そこで、本発明の搬送ロボットでは、ハンド上における円盤状搬送対象物の1つの載置位置を基準とし、その基準載置位置に載置した状態において各リニアセンサによりそれぞれ検出した円盤状搬送対象物の周縁位置である基準周縁位置と、基準周縁位置を抽出するために用いた円盤状搬送対象物をハンド上に基準載置位置から相互に異なる任意の量だけ変位させたキャリブレーション用載置位置に載置した状態において各リニアセンサによりそれぞれ検出した円盤状搬送対象物の周縁位置であって且つリニアセンサと同数の前記周縁位置を1組とする複数組のキャリブレーション用周縁位置と、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標とを利用して、各リニアセンサの位置座標を推定し、この推定したリニアセンサ位置座標に基づくリニアセンサ位置情報を中心位置算出手段で利用するように構成することが可能である。このような構成を採用すれば、各リニアセンサの設置誤差による影響を受けることなく、ハンド上に載置保持した円盤状搬送対象物の中心位置を正確に算出することができる。ここで、円盤状搬送対象物の中心位置を正確に算出する際に利用する「キャリブレーション用周縁位置」は複数組あり、各組におけるキャリブレーション用周縁位置(の数)はリニアセンサと同数である。換言すれば、1組のキャリブレーション用周縁位置を抽出する処理によって取得するキャリブレーション用周縁位置(の数)は、リニアセンサと同数である。また、上述の内容で円盤状搬送対象物の中心位置を正確に算出する際に利用する「基準周縁位置」は、1組で足り、この1組の基準周縁位置(の数)は、各リニアセンサによりそれぞれ検出した基準載置位置にある円盤状搬送対象物の周縁位置であることから、リニアセンサと同数である。
このように、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標を利用してリニアセンサ位置座標を推定する構成において、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の正確な相対位置座標を効率良く取得する構成として、本発明では、基準周縁位置の抽出処理後又はn組目(nは1以上の整数)のキャリブレーション用周縁位置の抽出処理後に円盤状搬送対象物をハンド上に載置したまま、任意の変位量を加えた1組目又はm組目(mはn+1)のキャリブレーション用位置補正動作でハンドを受渡位置に対して任意の変位量分だけずれた位置へ移動させて円盤状搬送対象物を所定の搬送先に移載し、搬送開始位置に戻したハンドを位置補正動作なしで受渡位置へ移動させて、搬送先に移載した円盤状搬送対象物をハンド上に載置したまま搬送開始位置に戻した状態で、1組目又はm組目(mはn+1)のキャリブレーション用周縁位置の抽出処理を行うように制御部が搬送駆動機構の作動を制御し、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標を、各組のキャリブレーション用周縁位置を抽出するために行うキャリブレーション用位置補正動作時の変位量に基づいて取得する構成を採用することができる。当該構成であれば、基準周縁位置を抽出した処理の後に1組目のキャリブレーション用周縁位置を抽出する処理と、n組目(nは1以上の整数、例えば4)のキャリブレーション用周縁位置を抽出した処理の後にm組目(mはn+1、例えばnが4であれば5)のキャリブレーション用周縁位置を抽出する処理、これら両方の処理を経て各組のキャリブレーション用周縁位置を抽出するために行うキャリブレーション用位置補正動作時の変位量を把握(取得)することができ、キャリブレーション用位置補正動作時の変位量に基づいて基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の正確な相対位置座標を取得することができる。
また、本発明に係る円盤状搬送対象物の搬送方法は、直線状の移動経路に沿ってハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させることによりハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送可能な搬送駆動機構を有する搬送ロボットを利用して円盤状搬送対象物を搬送目的位置に搬送する際に用いる搬送方法に関するものであり、周縁位置検出ステップと、中心位置算出ステップと、変位量算出ステップと、動作指令生成ステップとを経て、動作指令生成ステップで生成した動作指令に基づいて搬送駆動機構の作動を制御することを特徴としている。
具体的には、周縁位置検出ステップは、搬送開始位置にある停止状態のハンド上に載置した円盤状搬送対象物における相互に異なる3箇所以上の周縁位置を3以上のリニアセンサによって検出する処理工程であり、中心位置算出ステップは、ハンドの正規の移動経路である第1軸と、第1軸を含む水平面内において第1軸と直交する第2軸とによって直交座標系を規定した場合に、この直交座標系上における各リニアセンサの設置位置であるリニアセンサ位置情報と、周縁位置検出ステップで検出した周縁位置に基づいて直交座標系上における円盤状搬送対象物の中心位置を算出する処理工程である。
また、変位量算出ステップは、円盤状搬送対象物をハンド上における正規の載置位置に載置した際の当該円盤状搬送対象物の中心位置である直交座標系上の基準中心位置と中心位置算出ステップによって算出した円盤状搬送対象物の中心位置との差異(変位量)を算出する処理工程であり、動作指令生成ステップは、変位量算出ステップで算出した差異(変位量)に基づいて、ハンド上の円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置に搬送するために必要な搬送駆動機構の動作量を規定する動作指令を生成する処理工程である。そして、動作指令生成ステップで生成した動作指令に基づいて搬送駆動機構の作動を制御する円盤状搬送対象物の搬送方法であれば、上述した搬送ロボットが奏する作用効果に準じた作用効果を得ることができる。
本発明によれば、3以上のリニアセンサによって停止しているハンド上の円盤状搬送対象物の周縁における相互に異なる3箇所以上を検出し、その検出した周縁位置と、リニアセンサの位置情報とを利用して、ハンド上に載置した円盤状搬送対象物の中心を算出し、その算出値と、ハンド上における正規の載置位置に載置した円盤状搬送対象物の中心との差異を正確に求めることができ、この差異に基づいて生成した動作指令に基づいて搬送駆動機構を動作させることによって、円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に高精度で搬送することが可能になる。このような構成或いは搬送方法を採用した本発明では、円盤状搬送対象物の搬送速度に影響を受けることなく、また、円盤状搬送対象物の径サイズを既知の値として利用することなく、ハンドに載置保持した円盤状搬送対象物の位置と正規の中心位置との差異を正確に求めることができ、円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置へ正確に搬送することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る搬送ロボットの全体構成概略図。 同実施形態においてハンドが受渡位置にある搬送ロボットの図1対応図。 同実施形態におけるリニアセンサによるウェーハの周縁位置検出処理の原理図。 同実施形態におけるリニアセンサによる透明体のウェーハ周縁位置検出処理の原理図。 同実施形態におけるウェーハとリニアセンサとの相対位置を直交座標系上に示す図。 ハンド上における正規の載置位置に一致しない位置にウェーハを載置した状態でハンドを受渡位置に移動させた状態の図2対応図。 同実施形態における制御部の機能ブロック図。 各リニアセンサをそれぞれ任意の角度で設置した状態の図5対応図。 同実施形態のキャリブレーション処理時におけるウェーハの位置変動量(位置補正量)を示す図。 同実施形態に係るウェーハ搬送方法のフローチャート。 本実施形態の一変形例に係る搬送ロボットの図6対応図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る搬送ロボットTは、直線状の移動経路に沿ってハンド23を図1に示す搬送開始位置(S)から、図2に示す受渡位置(E)に移動させることによって、ハンド23上の円盤状搬送対象物7を所定の搬送目的位置まで搬送可能な搬送駆動機構1と、搬送駆動機構1の作動を制御する制御部4とを備えたものである。
本実施形態では、円盤状搬送対象物としてウェーハ7を適用している。ウェーハ7は、個体ごとに寸法誤差が生じることを排除すべく、高精度に形成されている。以下では、搬送ロボットTによって直径が例えば300mm(半径が150mm)のウェーハ7を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に搬送する場合について説明する。
本実施形態の搬送ロボットTは、図1及び図2に示すように、ウェーハ搬送室A内に配置され、ウェーハ搬送室Aに隣接する処理室またはロードロック室B内のポートB1にウェーハ7を受け渡したり、或いはウェーハ搬送室Aに隣接するロードポート(図示省略)上のFOUP内にウェーハ7を受け渡すことが可能なものである。以下では、処理室またはロードロック室B内に設定した所定の搬送目的位置(正規の移載位置)にウェーハ7を搬送する場合について説明する。
本実施形態における搬送駆動機構1は、先端部に設けたハンド23を搬送開始位置(S)と受渡位置(E)との間で直線状の移動経路に沿って移動させることが可能なアーム2と、旋回軸31によりアーム2の基端部を旋回可能に支持する本体部3とを備えたものである。つまり、本実施形態における搬送駆動機構1は、直線動作と旋回動作が可能なものである。
そして、本実施形態では、図1に示すように、搬送開始位置(S)にあるハンド23上に載置したウェーハ7の周縁を検出可能な位置に複数のリニアセンサ(ラインセンサとも称される)6L,6C,6Rを配置している。具体的には、3つのリニアセンサ6L,6C,6Rによって、ウェーハ7の周縁における異なる3箇所を検出できるように各リニアセンサ6L,6C,6Rを配置している。なお、3つのリニアセンサについて本明細書では、便宜上、図1及び図2等における紙面左側のリニアセンサ、中央のリニアセンサ、右側のリニアセンサをそれぞれ「左リニアセンサ6L」、「中央リニアセンサ6C」、「右リニアセンサ6R」と称する。
左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C及び右リニアセンサ6Rは、例えば、入射光に応じた量の信号電荷を蓄積可能なフォトダイオード等の受光素子を一次元的に配列した受光部63(図3参照)を主体として構成したものであり、受光面64が受ける光量に応じた信号電荷をCCD(charge coupled device)等による適宜の電荷転送方式によって出力部側に転送可能なものである。なお、受光部63をCCDセンサに代えてCMOSセンサによって構成したリニアセンサを適用してもよい。或いは、PSD(Position Sensitive Detector)のように素子自体が帯状の受光面を有し、CCDのように受光素子の配列を必要としない位置検出素子を用いて各リニアセンサ6L,6C,6Rを構成することも可能である。
本実施形態の各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)は、図3に示すように、光源61からの照射光をレンズ62によって平行光にした入射光の量(受光部63の受光面64が受ける光の強さである光量レベルに比例した量)を電気信号に変換し、リニアセンサ(同図では、中央リニアセンサ6C)における基準点6S(受光面64の一方の端縁)から一定以上の光量レベルが所定値以下に変化する切り替わるセンサ画素位置(図3において符号「6T」で示す位置)までの直線距離Δl(単位:mm)をウェーハ7の周縁位置として検出するように設定している。なお、ウェーハ7が透明な素材から形成されている場合であっても、図4に示すように、ウェーハ7の周縁では屈折率が異なることで光量レベルに変化が生じることを利用し、リニアセンサ(同図では、中央リニアセンサ6C)における基準点6Sから一定以上の光量レベルが所定値以下に変化する切り替わるセンサ画素位置6Tまでの直線距離Δl(単位:mm)をウェーハ7の周縁位置として検出することができる。
本実施形態に係る搬送ロボットTは、上述したように、ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置に載置した状態(図1参照)で、ハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)(図2)に移動させれば、ハンド23上のウェーハ7を所定の搬送目的位置まで正確に搬送することができるように設定している。そして、このハンド23の搬送開始位置(S)から受渡位置(E)までの移動経路を「ハンド23の正規の移動経路」とすると、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の長手方向をハンド23の正規の移動経路に対して平行となる姿勢で各リニアセンサ6L,6C,6Rを所定の位置に配置している。本実施形態では、各リニアセンサ6L,6C,6Rの長手方向における一方の端縁側の領域のみが、搬送開始位置(S)にあるハンド23上に載置したウェーハ7と平面視において重なるように配置し、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の長手方向における他方の端縁の幅方向中央を、ウェーハ7の周縁位置を検出する際の前記基準点6Sに設定している。本実施形態においてこの基準点6Sは、次に説明する各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の設置位置であるリニアセンサ位置情報(リニアセンサの位置座標)と同じ位置である。
ここで、ハンド23の正規の移動経路と一致する軸を第1軸(Y軸)とし、第1軸を含む水平面内において第1軸と直交する軸を第2軸(X軸)としてこれら第1軸及び第2軸によって直交座標系を規定した場合、各リニアセンサ6L,6C,6Rの配置位置を、直交座標系上の座標として把握することができる。本実施形態では、図5に示すように、各リニアセンサ6L,6C,6Rのうち相対的にY軸とX軸との交点から遠い方(円盤状搬送対象物7との関係で捉えると、搬送開始位置(S)にあるハンド23上に載置した円盤状搬送対象物7と平面視において重ならない方)の端縁における幅方向(リニアセンサの短手方向)中央位置にリニアセンサの受光素子(画素)が1次元に配列されているものとし、この中央位置を、直交座標系上における各リニアセンサ6L,6C,6Rの配置位置(座標)としている。
図5に示すように、左リニアセンサ6Lの直交座標系上における設置位置は(x,y)であり、中央リニアセンサ6Cの直交座標系上における設置位置は(x,y)であり、右リニアセンサ6Rの直交座標系上における設置位置は(x,y)である。本実施形態に係る搬送ロボットTは、これら各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の直交座標系上の座標である設置位置情報(x,y),(x,y),(x,y)及びセンシング値であるウェーハ7の周縁位置情報などを利用して、後述するように搬送ロボットTによりウェーハ7を正規の移載位置に搬送できるように構成している。
なお、ウェーハ7の周縁には、オリエンテーションフラットやノッチ等の切欠が形成されている場合がある。この場合には、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)が、ウェーハ7の周縁のうちオリエンテーションフラットやノッチ等の切欠が形成されていない箇所をセンシングするように、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の配置位置又はハンド23上におけるウェーハ7の載置姿勢(向き)を設定している。
搬送駆動機構1を構成するアーム2は、図1及び図2に示すように、アーム2のうち最も基端側(本体部3側)に配置した第1リンク要素21と、第1リンク要素21の先端部に水平旋回可能に連結した第2リンク要素22と、第2リンク要素22の先端部に水平旋回可能に連結したエンドエフェクタであるハンド23とを備えたものである。このアーム2は、アーム長が最小になる折畳状態(図1参照)と、アーム長が折畳状態時よりも長くなる伸長状態(図2参照)との間で形状が変わるリンク構造(多関節構造)のものである。また、第1リンク要素21の内部空間には、第2リンク要素22に動力を伝達して第2リンク要素22を回転させる動力伝達機構(例えばプーリ及びベルト)を設け、第2リンク要素22の内部空間にも、ハンド23に動力を伝達してハンド23を回転させる動力伝達機構(例えばプーリ及びベルト)を設けている(図示省略)。図1ではハンド23として先端を二股状に分岐させたフォーク状に形成したものを示しているが、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)によるセンシング処理に支障を来さない条件を満たせば、例えば先端を平面視略矩形状に形成したのものなど、他の形状をなすハンドを適用してもよい。
このようなアーム2は、基端部を旋回軸31回りに水平旋回させたり、リンク要素21,22同士を関節部分で水平旋回させてアーム2全体の形状を適宜変形させながら、ハンド23を図1に示す搬送開始位置(S)(折畳状態にあるアーム2におけるハンド23の位置)から図2に示す受渡位置23(E)(伸長状態にあるアーム2のハンド23の位置)に移動させて、ウェーハ7を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)にまで搬送するものである。ここで、図1に示すように、ハンド23の正規の移動経路と重なるY軸(第1軸)は、旋回軸31の中心31aを通る座標軸であり、Y軸に直交するX軸(第2軸)は、Y軸を含む水平面内においてY軸と直交し且つ旋回軸31の中心31aを通る座標軸であり、ハンド23を含むアーム2は、これらの座標軸によって規定されるXY座標系(本発明の「直交座標系」に相当)の平面上を動くものとして捉えることができる。
また、旋回軸31及びアーム2の動作座標系はロボット動作極座標系(r,θ)として示すことができる。「r」は、旋回軸31の中心31aを通るハンド23の進行方向(r軸方向)であり、「θ」は、旋回軸31回りのr軸の回転角度である。そして、搬送駆動機構1によりウェーハ7を正規の移載位置(本実施形態では、処理室またはロードロック室B内に設定した所定の搬送目的位置)に搬送した時点におけるウェーハ7の中心位置を(r,θ)とした場合、Y軸は、θがθである時のr軸方向と一致する(図2参照)。
図6に示すように、ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置からずれた位置に載置した状態で、ハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に移動させれば、その移動後のハンド23上にあるウェーハ7の中心位置7aが、所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に搬送した場合のウェーハ7の中心位置7aに対して、載置位置のズレ量に応じて変位する。図6では、ハンド23における正規の載置位置から変位した位置に載置保持したウェーハ7を実線で示し、ハンド23における正規の載置位置に載置保持したウェーハ7を破線で示している。
なお、XY座標系上においてY軸に平行に並べる各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の具体的な配置として、例えば、左リニアセンサ6Lを第二象限(X座標が負の値をとり、Y座標が正の値をとる点からなる領域)に配置し、右リニアセンサ6Rを第一象限(X座標とY座標がともに正の値をとる点からなる領域)に配置し、中央リニアセンサ6Cを、Y軸に合致する位置に配置する標準配置を採用することができるが、本実施形態では、中央リニアセンサ6Cを第一象限に配置している点で標準配置とは異なる配置態様を採用している。
本実施形態に係る搬送ロボットTにおいて、搬送駆動機構1の作動を制御する制御部4は、図7に示すように、周縁位置検出手段41と、中心位置算出手段42と、変位量算出手段43と、動作指令生成手段44と、位置補正実行手段45とを備えている。なお、図1及び図2では、制御部4を本体部3に内蔵又は付帯させた態様を例示しているが、本体部3にそれとは別体の情報処理装置等を接続することによって制御部4を構成することもできる。
周縁位置検出手段41は、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)によってウェーハ7の各周縁位置を検出するものである。具体的に、周縁位置検出手段41は、図5に示すように、各リニアセンサ6L,6C,6Rにおける受光面64の前記基準点6S(各リニアセンサ6L,6C,6Rにおいて、搬送開始位置(S)にある停止状態のハンド23上に載置したウェーハ7の外周縁に平面視において重ならない方の端縁の幅方向中央)から、受光面64が受ける光量レベルが所定値以下に切り替わるセンサ画素位置6Tまでの直線距離(図3及び図4参照)をウェーハ7の周縁位置として検出(抽出)するものである。本実施形態では、各リニアセンサ6L,6C,6Rにおける受光面64の一方の端縁の位置(基準点6S)をXY座標系上における各リニアセンサ6L,6C,6Rの座標(x,y),(x,y),(x,y)とし、各リニアセンサ6L,6C,6Rの受光面64において光量レベルが所定値以下に切り替わるセンサ画素位置6T、つまり平面視において各リニアセンサ6L,6C,6Rとウェーハ7の周縁とが交差する位置を、XY座標系上における座標(x,yLi),(x,yCi),(x,yRi)として捉え、各リニアセンサ6L,6C,6Rによって検出するウェーハ7の周縁位置を、XY座標系上におけるΔyLi,ΔyCi,ΔyRi(単位:mm)として検出(抽出)している。
中心位置算出手段42は、XY座標系上における各リニアセンサ6L,6C,6Rの設置位置であるリニアセンサ位置情報と、周縁位置検出手段41で検出したウェーハ7の周縁位置ΔyLi,ΔyCi,ΔyRiとを利用してウェーハ7の中心位置を算出するものである。本実施形態では、各リニアセンサ6L,6C,6Rのリニアセンサ位置情報として各リニアセンサ6L,6C,6Rにおける受光面64の前記基準点6Sを用いるが、リニアセンサ6L,6C,6Rの設置誤差を排除するために、後述するキャリブレーション処理により取得したデータに基づいて推定した位置座標を、各リニアセンサ6L,6C,6Rのリニアセンサ位置情報として用いることができる。
ここで、リニアセンサ位置情報が、図5に示す各リニアセンサ6L,6C,6Rの基準点6Sの座標(x,y),(x,y),(x,y)である場合、それら各座標(x,y),(x,y),(x,y)、及び各リニアセンサ6L,6C,6Rのセンシング処理によって取得したウェーハ7の周縁位置ΔyLi,ΔyCi,ΔyRiにより、各リニアセンサ6L,6C,6Rとウェーハ7の周縁位置が平面視において交差する位置の座標(x,yLi),(x,yCi),(x,yRi)は、以下の数式1で示す座標になる。
Figure 2015005682
そして、搬送開始位置(S)にある停止状態のハンド23上に載置したウェーハ7の中心座標を(x,y)とし、ウェーハ7が半径R(単位:mm)の円であると仮定すると、三平方の定理より、以下の数式2で示す方程式が成り立つ。
Figure 2015005682
上記方程式をウェーハ7の中心座標である(x,y)について解くと以下の数式3で示す方程式となる。
Figure 2015005682
本実施形態における中心位置算出手段42では、数式3に示す演算処理により、搬送開始位置(S)にある停止状態のハンド23上に載置したウェーハ7の中心位置7aをXY座標系上における座標(x,y)として算出するように構成している。なお、上記数式3は、上記数式2で示す方程式を解いた数式解の一例であり、解の導出方法によっては更に整理又は変形した式となることもある。
なお、本実施形態では、図5に示すように、各リニアセンサ6L,6C,6Rの長手方向をY軸と平行であることを前提として、上記数式3により、搬送開始位置(S)にある停止状態のハンド23上に載置したウェーハ7の中心位置7aをXY座標系上における座標(x,y)として算出するように構成している。しかしながら、図8に示すように、各リニアセンサ6L,6C,6Rの長手方向がY軸と平行ではなく任意の角度で設置される場合も想定できる。この場合には、各リニアセンサ6L,6C,6Rとウェーハ7の周縁位置が平面視において交差する位置の座標は以下の数式4として捉えることができる。
Figure 2015005682
ここで、図8におけるθ,θ,θは同図における反時計回りを正とすると、数式4におけるΔxL1,ΔyL1,ΔxC1,ΔyC1,ΔxR1,ΔyR1は次の数式5で表すことができる。
Figure 2015005682
そして、ウェーハ7が半径R(単位:mm)の円であると仮定すると、以下の数式6に示す円の方程式が成り立つ。
Figure 2015005682
数式6の方程式をウェーハ7の中心座標(x,y)について解くと次の数式7に示す式となる。各リニアセンサ6L,6C,6Rの設置位置の座標(x,y,θ),(x,y,θ),(x,y,θ)を既知の値とすると、各リニアセンサ6L,6C,6Rによって検出した周縁位置ΔlL1,ΔlC1,ΔlR1より、ウェーハ7の中心位置7aの座標(x,y)を求めることができる。
Figure 2015005682
変位量算出手段43は、ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置に載置した際のこのウェーハ7の中心位置であるXY座標系上の基準中心位置と、中心位置算出手段42によって算出したウェーハ7の中心位置との差異(変位量)を算出するものである。具体的に、この変位量算出手段43では、XY座標系上の基準中心位置を(x,y)とし、この基準中心位置(x,y)に対するウェーハ7の中心位置(x,y)の変位量(Δx,Δy)を数式8に示す式で算出する。
Figure 2015005682
動作指令生成手段44は、変位量算出手段43で算出した差異(変位量)に基づいて、ハンド23上のウェーハ7を所定の搬送目的位置に搬送するために必要な搬送駆動機構1の動作量を規定する動作指令を生成するものである。本実施形態に係る搬送ロボットTは、搬送駆動機構1として、旋回軸31及びアーム2を備えるものを適用しており、上述の通り、旋回軸31及びアーム2の動作座標系はロボット動作極座標系(r,θ)として示すことができる。そして、ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置に載置した状態でハンド23を正規の搬送経路に沿って搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に移動させた時点のウェーハ7の中心位置のY座標を「r」とした場合、変位量算出手段43で算出した変位量(Δx,Δy)は以下の数式9によって表すことができる。
Figure 2015005682
そして、正規の移載位置(所定の搬送目的位置)が、XY座標におけるY軸上の正の値であることから、本実施形態における動作指令生成手段44では、座標上の第一象限及び第二象限内(条件:r+Δr>0)での位置補正に限定して、ロボット動作極座標系(r,θ)上における搬送駆動機構1の補正量(Δr,Δθ)を以下の数式10に示す演算処理によって求めている。
Figure 2015005682
なお、搬送駆動機構1の補正量(Δr,Δθ)を計算する機器の演算能力が十分でなく、変位量算出手段43で算出した変位量(Δx,Δy)のうちΔyに前記「r」を足した距離(r+Δy)が、変位量算出手段43で算出した変位量(Δx,Δy)のΔxに対して十分大きい場合などには、テイラー展開の一次近似により求めた下記数式11に示す演算処理によってロボット動作極座標系(r,θ)上における搬送駆動機構1の補正量(Δr,Δθ)を算出するようにしてもよい。
Figure 2015005682
位置補正実行手段45は、動作指令生成手段44で算出した搬送駆動機構1の動作指令に基づいて旋回軸31及びアーム2の作動を制御することにより、ハンド23に載置しているウェーハ7を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に移動させる位置補正処理を実行するものである。
次に、このような搬送ロボットT及び各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)を用いて、ハンド23上に載置されているウェーハ7の中心位置7aと基準中心位置との差異を検出し、その検出値を旋回軸31やアーム2の動作に実際に反映させて、ウェーハ7を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)へ搬送する方法及び作用について説明する。
本実施形態では、ハンド23上に載置されているウェーハ7の中心位置7aと基準中心位置との差異を検出するに際して、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)によって検出したウェーハ7の周縁位置や、各リニアセンサ6L,6C,6R自体の座標上における位置情報を利用する。しかしながら、各リニアセンサ6L,6C,6Rを所定位置に支持する装置の組立精度や部品の加工精度などの種々の影響により、各リニアセンサ6L,6C,6Rを設計上の位置に正確に配置することは困難であり、各リニアセンサ6L,6C,6Rの実際の位置と、設計上の位置とで多少の誤差が発生する。この誤差について何ら考慮しないままウェーハ7の搬送処理を実行した場合、ウェーハ7を正規の移載位置に搬送する精度が低下してしまうことが想定される。
そこで、本実施形態では、予め各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)についてキャリブレーション処理を行い、このキャリブレーション処理によって取得したデータ(複数のキャリブレーションデータ)を利用して各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を推定するようにしている。
キャリブレーション処理は、ハンド23上におけるウェーハ7の1つの載置位置を基準とし、その基準載置位置にウェーハ7を載置した状態において各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)により検出したウェーハ7の周縁位置である基準周縁位置と、基準周縁位置を抽出するために用いたウェーハ7を基準載置位置から(相互に異なる任意の量だけ)変位させたキャリブレーション用載置位置に載置した状態において各リニアセンサ6L,6C,6Rにより検出したウェーハ7の周縁位置であって且つリニアセンサと同数の周縁位置を1組とする複数組のキャリブレーション用周縁位置と、各キャリブレーション用載置位置の基準載置位置に対する相対位置座標とを利用して、各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を推定する処理である。
ここで、各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を推定する処理で用いる基準周縁位置と複数組のキャリブレーション用周縁位置とを取得する手順について説明する。
先ず、ウェーハ7の搬送先であるロードロックB室内のポートB1上にウェーハ7を、その中心位置7aが、正規の移載位置(所定の搬送目的位置)に搬送したウェーハ7の中心位置とおおよそ合致する位置に予め置いておく。
そして、本実施形態の搬送ロボットTでは、キャリブレーション時に用いる専用の教示データに従い、制御部4による作動制御によって搬送駆動機構1を位置補正なしに作動させて、ポートB1上に置いてあるウェーハ7を受渡位置(E)に位置付けたハンド23上に移載し、そのハンド23を搬送開始位置(S)にまで移動させる。なお、ハンド23とポートB1との間でウェーハ7を移載する際は、搬送駆動機構1全体を適宜の昇降機構(図示省略)によって昇降移動させてもよいし、あるいは、搬送駆動機構1を昇降不能に構成し、処理室またはロードロック室B内に設けた昇降機構によってポートB1を昇降移動させることで対応してもよい。
本実施形態の搬送ロボットTでは、ウェーハ7を処理室またはロードロック室Bから取り出し、ハンド23を搬送開始位置(S)に位置付けて停止した状態で、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)によってハンド23上にあるウェーハ7の周縁位置(ΔlL1*,ΔlC1*,ΔlR1*)をそれぞれ検出し、これら周縁位置(ΔlL1*,ΔlC1*,ΔlR1*)と、この検出時点においてウェーハ7の中心位置が上述の基準中心位置(停止状態にある搬送開始位置(S)のハンド23上における正規の載置位置にウェーハ7を載置した際のウェーハ7の中心位置7aである直交座標系上の基準中心位置)に対して変位している量(ズレ量)(Δx*,Δy*)との組を、1番目のキャリブレーションデータとして所定の記憶部に記憶する。ここで、1番目のキャリブレーションデータ取得時におけるズレ量(Δx*,Δy*)は(0,0)である。ここで、1番目のキャリブレーションデータ取得時におけるハンド23上のウェーハ7の載置位置がキャリブレーション処理時における「基準載置位置」であり、この基準載置位置に載置したウェーハ7の周縁位置(ΔlL1*,ΔlC1*,ΔlR1*)が「基準周縁位置」になる。以上の手順によって基準周縁位置の抽出処理が完了する。
基準周縁位置の抽出処理に引き続いて、本実施形態の搬送ロボットTは、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)によって検出したウェーハ7の周縁位置(ΔlLn*,ΔlCn*,ΔlRn*)であってリニアセンサと同数の周縁位置を1組とする複数組のキャリブレーション用周縁位置を取得する処理(キャリブレーション用周縁位置の抽出処理)を行う。本実施形態では、各組のウェーハ7の周縁位置(ΔlLn*,ΔlCn*,ΔlRn*)と、後述するズレ量(Δx*,Δy*)=(Δx,Δy)とを合わせたデータ(キャリブレーションデータ)を複数組取得する処理を行う。なお、座標値における「n」は、何番目のキャリブレーションデータであるかを意味する。本実施形態では、49組のキャリブレーションデータを取得するように設定している。
複数組のキャリブレーション用周縁位置を抽出する手順(換言すれば、2番目以降のキャリブレーションデータを取得する手順)を以下に説明する。1番目のキャリブレーションデータを取得した後に続いて、制御部4が、教示データに基づき、図9に示すハンド23のXY座標位置(xhand,yhand)にキャリブレーション用の位置補正量(Δx,Δy)を加えた動作指令によってアーム2及び旋回軸31を作動させてハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に向かって移動させ、ウェーハ7を搬送先の処理室またはロードロック室Bへ搬送し、ポートB1に移載した後、ハンド23を搬送開始位置(S)にまで移動させる。その結果、ポートB1上のウェーハ7の中心位置7aは、ポートB1上における正規の移載位置に移載したウェーハ7の中心位置に対してキャリブレーション用の位置補正量(Δx,Δy)分だけ変位している。すなわち、上述の「ズレ量」は、このキャリブレーション用の位置補正量を意味する。なお、キャリブレーション用の位置補正量(Δx,Δy)における「n」は、何番目のキャリブレーションデータ取得時の位置補正量であるかを意味する。キャリブレーション処理時におけるハンド23の位置補正量(Δx,Δy)は、図9に記した中央一から外側へ渦巻状に変位した順番の番号順にそれぞれ異なるように設定されている。なお、キャリブレーション用の位置補正量は等間隔ではなく、実際の搬送で位置補正動作を行う搬送領域内の任意の値としてもよい。また、キャリブレーションデータの取得順番も渦巻状に限定されることなく、適宜の順番としても構わない。
引き続いて、本実施形態の搬送ロボットTでは、搬送開始位置(S)において停止状態のハンド23上にあるウェーハ7の周縁位置を各リニアセンサ6L,6C,6Rによって検出し、この検出値(ΔlL2*,ΔlC2*,ΔlR2*)と、検出時点において上述の基準中心位置に対するウェーハ7の中心位置のズレ量(Δx*,Δy*)=(Δx,Δy)との組を、2番目のキャリブレーションデータとして所定の記憶部に記憶する。本実施形態では、49番目のキャリブレーションデータを取得するまで、2番目のキャリブレーションデータを取得した手順に準じた手順を繰り返す。ここで、2番目以降のキャリブレーションデータにおけるウェーハ7の載置位置及び周縁位置が、本発明における「キャリブレーション用載置位置」及び「キャリブレーション用周縁位置」である。そして、上述のとおり、各組におけるキャリブレーション用周縁位置の数は、リニアセンサと同数(後述するように最適化問題でリニアセンサの位置を推定する場合において、各組におけるキャリブレーション用周縁位置の数は、推定するパラメータ数、つまりリニアセンサの数と同じであり、本実施形態では「3」)である。なお、取得するキャリブレーションデータの数は「49」に限定されず、適宜の数に設定することができる。
上記手順によって取得した複数のキャリブレーションデータに基づき、各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を推定する。
具体的に、ウェーハ7の中心位置(x,y)をハンド23上に相互に異ならせて載置した各載置位置(基準載置位置及びキャリブレーション用載置位置)において、それぞれのウェーハ7の周縁位置(基準周縁位置及びキャリブレーション用周縁位置)のデータをキャリブレーション処理によって取得している本実施形態では、推定する各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標を以下の数式12に示す座標とするとともに、キャリブレーション処理実行前の各リニアセンサ6L,6C,6Rによって検出したウェーハ7の周縁位置、及びウェーハ7の半径を以下の数式13に示す値とし、リニアセンサの誤差εを以下の数式14で示す式で表すことができる点に着目し、以下の数式15に示す評価関数Jを最小とする数式12に示す各座標を最適化手法により求め、それらの各座標を各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標とすることができる。ここで、評価関数Jを最小化する最適化問題とするため、正負の値を取る誤差εを平方して正の値としたεを使用する。
Figure 2015005682
Figure 2015005682
Figure 2015005682
Figure 2015005682
キャリブレーションデータを取得する処理は、同一のウェーハ7を使用して行うため、ウェーハ7の半径は測定回数に依存しない値となる。ここで、数式15は、数式14に基づき以下の数式16に示す評価関数として表すことができる。
Figure 2015005682
そして、ハンド23上におけるウェーハ7の基準中心位置(x,y)に対する各載置位置(キャリブレーション用載置位置)におけるウェーハ7の中心位置座標(x,y)のズレ量を(Δx*,Δy*)とし、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)によって検出したウェーハ7の周縁位置をΔlLi*,ΔlCi*,ΔlRi*,とすると、評価関数Jは、以下の数式17に示す式に整理することができる。
Figure 2015005682
そして、この数式17に、キャリブレーション処理で取得した複数組のキャリブレーションデータを代入することで、数式12に示す座標を最適化手法により求め、この求めた座標を各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標とすることができる。
評価関数Jを極値(今回は最小化)とする最適化問題は、一般的な非線形最適化の解法である最急降下法、準ニュートン法、共役勾配法などを用いることができる。
なお、ウェーハ7のズレ量が大きくなるほど、推定した各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標を用いたウェーハ7の中心位置の計算精度が劣化する傾向がある場合には、ズレ量に比例した重み付Wを乗じた評価関数J´を使用して、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標の推定処理を実施してもよい。以下の数式18に重み付けの一例を示す。
Figure 2015005682
また、各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標の推定処理に時間を要する場合や計算結果が局所解となり、真値(リニアセンサの実際の設置位置の座標値)に対する推定値の計算精度が低下することを回避するためにも、各リニアセンサ6L,6C,6Rの取付位置範囲を予め制約条件として与えて最適化問題を解くようにしてよい。
さらに、各リニアセンサ6L,6C,6Rが所定の座標軸(Y軸)と平行に設置される場合は、θに関する値は0となるため、次の数式19に示す評価関数により各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を推定することができる。
Figure 2015005682
本実施形態の搬送ロボットTは、このような演算処理によって各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標を推定した後で、図10に示す周縁位置検出ステップS1以降の各処理を行う。
すなわち、本実施形態に係る搬送ロボットTは、リニアセンサ位置座標推定処理を行った後において、先ず、制御部4の作動制御によって、所定の受取先(例えば図示しないロードポート上に載置したFOUP内)からハンド23上に受け取った搬送対象のウェーハ7を載置保持し、搬送開始位置(S)において静止状態にあるハンド23上のウェーハ7の周縁位置を周縁位置検出手段41によって検出する(周縁位置検出ステップS1、図10参照)。具体的に、周縁位置検出ステップでは、図5に示すように、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)における受光面64の基準点6S(x,y),(x,y),(x,y)から、受光面64が受ける光量レベルが所定値以下に切り替わるセンサ画素位置6T(x,yLi),(x,yCi),(x,yRi)までの直線距離をウェーハ7の周縁位置ΔyLi,ΔyCi,ΔyRi(単位:mm)として検出(抽出)する。本実施形態では、各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)における受光面64の基準点6S(x,y),(x,y),(x,y)として、上述のキャリブレーション処理を通じて推定した各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)の位置座標を用いることができる。
続いて、本実施形態に係る搬送ロボットTは、制御部4の中心位置算出手段42により、リニアセンサ位置情報と、周縁位置検出ステップS1で検出したウェーハ7の周縁位置(ΔyLi,ΔyCi,ΔyRi)とを利用してウェーハ7の中心位置7aを算出する中心位置算出ステップS2を行う(図10参照)。本実施形態では、リニアセンサ位置情報として、キャリブレーション処理を通じて推定した各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を用いることができ、リニアセンサ位置情報と、各リニアセンサ6L,6C,6Rの検出値であるウェーハ7の周縁位置(ΔyLi,ΔyCi,ΔyRi)とを利用して、前記数式3に示す演算処理により、搬送開始位置(S)にある停止状態のハンド23上に載置したウェーハ7の中心位置7aをXY座標系上における座標(x,y)として算出する。
次いで、本実施形態に係る搬送ロボットTは、制御部4の変位量算出手段43により、ウェーハ7の基準中心位置(ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置に載置した際のこのウェーハ7の中心位置)と、中心位置算出ステップS2で算出したウェーハ7の中心位置7a(x,y)との差異(変位量)を算出する(変位量算出ステップS3、図10参照)。この変位量算出ステップS3では、XY座標系上の基準中心位置を(x,y)とし、この基準中心位置(x,y)に対するウェーハ7の中心位置(x,y)の変位量(Δx,Δy)を前記数式8に示す式で算出する。
引き続いて、本実施形態の搬送ロボットTは、変位量算ステップS3で算出した変位量(Δx,Δy)に基づいて、ハンド23上のウェーハ7を所定の搬送目的位置に搬送するために必要な搬送駆動機構1の動作量を規定する動作指令を制御部4の動作指令生成手段44によって生成する(動作指令生成ステップS4、図10参照)。この動作指令生成ステップS4では、ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置に載置した状態でハンド23を正規の搬送経路に沿って搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に移動させた時点のウェーハ7の中心位置のY座標を「r」とし、座標上の第一象限及び第二象限内(条件:r+Δr>0)での位置補正に限定して、ロボット動作極座標系(r,θ)上における搬送駆動機構1の補正量(Δr,Δθ)を前記数式10に示す演算処理によって求めている。なお、変位量算出ステップS3においてXY座標系上の基準中心位置(x,y)に対するウェーハ7の中心位置(x,y)の変位量がゼロである場合、すなわち、基準中心位置(x,y)とウェーハ7の中心位置(x,y)が一致する場合、動作指令生成ステップS5では、搬送駆動機構1の正規の移動量(位置補正なしの場合における移動量)に対する補正量がゼロである動作指令を生成することになる。
そして、本実施形態に係る搬送ロボットTは、動作指令算出ステップS4で算出した搬送駆動機構1の動作指令に基づいて旋回軸31及びアーム2の作動を制御することにより、ハンド23に載置しているウェーハ7を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に搬送する位置補正処理を実行する(位置補正実行ステップS5、図10参照)。本実施形態では、ハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に向かって移動させる前の時点で搬送駆動機構1の動作指令を生成し、この動作指令に基づいて、旋回軸31を補正量(Δθ)減じた分を含めて旋回させてから、ハンド23を補正量(Δr)減じた分を含めて搬送開始位置(S)から受渡位置(E)または受渡位置(E)に対して補正量(Δr,Δθ)減じた分だけずれた位置にまで途中で所定時間以上停止することなく一挙に移動させることによって、ウェーハ7をウェーハ搬送室Aから搬送先である処理室またはロードロック室B内において予め設定された所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に搬送する位置補正処理を実行している。ここで、基準中心位置(x,y)とハンド23上に実際に載置保持しているウェーハ7の中心位置(x,y)が一致している場合、搬送駆動機構1は正規の移動量(位置補正なし)で作動することになり、ハンド23は搬送開始位置(S)から正規の移動経路に沿って受渡位置(E)に移動する。一方、基準中心位置(x,y)とハンド23上に実際に載置保持しているウェーハ7の中心位置(x,y)が一致していない場合、搬送駆動機構1は正規の移動量に補正量を含めた動作指令に基づいて位置補正動作を行うことになり、ハンド23は搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に対して補正量(Δr,Δθ)減じた分だけずれた位置まで移動する。何れの場合であっても、ハンド23上に載置保持しているウェーハ7を所定の搬送目的位置(正規の移載位置)に搬送することができる。
本実施形態の搬送ロボットTは、ウェーハ7を処理室またはロードロック室B内の所定の搬送目的位置に搬送した後、上述の昇降機構(昇降手段)を作動させてハンド23上のウェーハ7を処理室またはロードロック室B内のポートB1に移載し、ウェーハ7を載置保持していないハンド23を搬送開始位置(S)にまで移動させる。
以上の手順により、ハンド23上に載置保持しているウェーハ7を正規の移載位置に移載することができる。そして、次に搬送するウェーハ7が存在する場合、つまり次に搬送するウェーハ7がハンド23上に載置された場合には、上述のステップS1乃至ステップS5を繰り返し、各ウェーハ7を正規の移載位置に搬送することができる。
このように、本実施形態に係る搬送ロボットTは、搬送開始位置(S)において停止状態のハンド23上に載置しているウェーハ7の周縁箇所を、3つのリニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)でそれぞれ検出し、それら各検出値である複数の周縁位置(各リニアセンサ6L,6C,6RがY軸に平行に設置されていれば、各リニアセンサ6L,6C,6Rによって検出した複数の周縁位置は図5に示すΔyLi,ΔyCi,ΔyRiであり、各リニアセンサ6L,6C,6RがY軸に平行に設置されていなければ、各リニアセンサ6L,6C,6Rによって検出した複数の周縁位置は図8に示すΔlL1,ΔlC1,ΔlR1である)と、各リニアセンサ6L,6C,6Rの設置位置であるリニアセンサ位置情報(x,y),(x,y),(x,y)とに基づき、搬送開始位置(S)で静止しているハンド23上に載置しているウェーハ7の直交座標系上における中心位置(x,y)を算出するように構成している。その結果、ウェーハ7を載置保持したハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に向かって加速させながら移動させる途中において、ウェーハ7がセンサを通過し始めた点と、通過し終えた点とを検出し、それら検出点同士の直線距離に基づいてウェーハ7の中心位置を算出する構成であれば生じ得る問題、つまり、スキャンタイミングのばらつきにより、ウェーハの搬送速度の高速化に伴ってセンシング精度が低下し、相対的に搬送速度が遅い通過開始時点のセンシング精度と比較して、相対的に搬送速度が速い通過終了時点のセンシング精度が劣ってしまい、ウェーハの周縁位置の真値に対する誤差が生じ、その誤差を含む検出値に基づいて算出したウェーハの中心位置も真値からずれた値になり、その中心位置に基づいて算出する正規の載置位置に対するズレ量を修正して所定の搬送目的位置に搬送する精度が劣化するという問題を回避することができる。
さらに、本実施形態に係る搬送ロボットTは、ウェーハ7の中心位置7aを算出する際に、ハンド23上に載置しているウェーハ7の径サイズを既知の値として利用していないため、例えば高温処理などによって個体毎に径サイズが異なったウェーハ7であっても各ウェーハ7の中心位置を高い精度で算出することができる。
また、本実施形態に係る搬送ロボットTでは、静止状態のウェーハ7における相互に異なる周縁位置3箇所を各リニアセンサ(左リニアセンサ6L、中央リニアセンサ6C、右リニアセンサ6R)でそれぞれセンシングした検出値に基づいてウェーハ7の中心位置を算出するように構成しているため、搬送駆動機構1を駆動させる駆動源とハンド23との間に介在する伝達機構(プーリやベルト)の弾性変形の影響を受けたり、考慮する必要がなく、この点においてもウェーハ7の中心位置を算出する精度の向上に貢献する。
そして、本実施形態に係る搬送ロボットTは、ハンド23上に実際に載置しているウェーハ7の中心位置7aを、真値に対して誤差なく正確に算出することによって、ハンド23上に実際に載置しているウェーハ7の中心位置7aと、ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置に載置した際の中心位置である基準中心位置との正確な差異を求めることができ、この差異を含めて、ハンド23上のウェーハ7を所定の搬送目的位置に搬送するために必要な搬送駆動機構1の動作量を規定する動作指令(ウェーハ7をハンド23上における正規の載置位置からずれた位置に載置した場合には、補正動作量を含む動作指令)を生成して、この動作指令に基づいて搬送駆動機構1を作動させることによって、ハンド23上に実際に載置しているウェーハ7の中心位置と基準中心位置とのズレ量を修正して、ハンド23上に載置しているウェーハ7を所定の搬送目的位置に搬送することができる。
加えて、本実施形態に係る搬送ロボットTでは、ハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)に向かって移動させる前の時点で搬送駆動機構1の動作指令を生成し、この動作指令に基づき旋回軸31及びハンド23をそれぞれ途中で一旦停止させることなく、補正量を含めた動作量に応じて一挙に作動させて、搬送開始位置(S)から受渡位置(E)又は受渡位置(E)に対して補正動作量だけずれた位置に移動させることによって、ウェーハ7を所定の搬送目的位置に搬送するように構成しているため、ハンド23を搬送開始位置(S)から受渡位置(E)へ移動させた後に動作補正量分だけ旋回軸31を旋回させたり、ハンド23を移動させる構成と比較して、メカ系のロストモーションやヒステリシスの影響を回避又は低減することができるとともに、微小動作分のタクトが余分に掛からず、動作タクトを短縮することができる。
また、本実施形態に係る搬送ロボットTは、制御部4の中心位置算出手段42で利用するリニアセンサ位置情報(各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標)として、キャリブレーション処理によって取得したキャリブレーションデータに基づいて推定した値を適用しているため、各リニアセンサ6L,6C,6Rを幾ら高精度で取り付けたとしても避けられない僅かな設置誤差を排除して、ハンド23上に載置したウェーハ7の中心位置を正確に算出することができる。
特に、本実施形態では、キャリブレーションデータを取得して各リニアセンサ6L,6C,6Rの位置座標を推定する手順として、ハンド23上におけるウェーハ7の1つの載置位置を基準とし、その基準載置位置に載置した状態において各リニアセンサ6L,6C,6Rにより検出したウェーハ7の周縁位置である1組の基準周縁位置と、基準周縁位置を抽出するために用いたウェーハ7を、ハンド23上において基準載置位置から相互に異なる任意の量だけ変位させたキャリブレーション用載置位置に載置した状態で、各リニアセンサ6L,6C,6Rにより検出したウェーハ7の周縁位置であって且つリニアセンサと同数の周縁位置を1組とする複数組のキャリブレーション用周縁位置と、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標とから構成されるキャリブレーションデータを利用して、リニアセンサ位置座標を推定している。したがって、各リニアセンサの位置をセンサの設置時点において正確に調整できていない(正確に調整していない)場合であっても、上述の方法によって各リニアセンサの位置を定義することができ、この定義した各リニアセンサの位置を用いてウェーハの中心位置を正確に算出することが可能になる。
さらに、本実施形態に係る搬送ロボットTでは、基準周縁位置の抽出処理後又はn組目(nは1以上の整数)のキャリブレーション用周縁位置の抽出処理後にウェーハ7をハンド23上に載置したまま、任意の変位量を加えた1回目又はm回目(mはn+1)のキャリブレーション用位置補正動作でハンド23を受渡位置(E)に対して任意の変位量分だけずれた位置へ移動させて、ハンド23上のウェーハ7を所定の搬送先(本実施形態では処理室またはロードロック室内BのポートB1)に移載し、搬送開始位置(S)に戻したハンド23を、位置補正動作なしで受渡位置23(E)へ移動させて、基準周縁位置の抽出処理又はn組目(nは1以上の整数)のキャリブレーション用周縁位置の抽出処理時に搬送先に移載したウェーハ7をハンド23上に載置したまま搬送開始位置(S)に戻した状態で、1組目又はm組目(mはn+1)のキャリブレーション用周縁位置の抽出処理を行うように制御部4が搬送駆動機構1の作動を制御し、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標を、各組のキャリブレーション用周縁位置を抽出するために行うキャリブレーション用位置補正動作時の変位量に基づいて取得する構成を採用しているため、リニアセンサ位置座標を推定する際に利用する基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置の正確な相対位置座標を効率良く取得することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、円盤状搬送対象物が、ウェーハ以外のもの、例えば液晶等であっても構わない。
また、搬送駆動機構を正規の動作量分だけ作動させた後に、動作指令(動作指令生成手段(動作指令生成ステップ)によって生成する指令)に基づいて、ハンド上に実際に載置している円盤状搬送対象物の中心位置と基準中心位置とのズレ量に応じた位置補正動作を追加で行うようにしてもよい。この場合、搬送駆動機構の動作指令を生成するタイミングは、ハンドを停止状態の搬送開始位置から受渡位置に向かって移動させる前の時点、ハンドを搬送開始位置から受渡位置に向かって移動させている最中、或いはハンドを搬送開始位置から受渡位置に向かって移動させた後の時点の何れであってもよい。
また、リニアセンサは3つ以上であればよく、リニアセンサによって検出する円盤状搬送対象物の周縁位置の数はリニアセンサの数と同一となる。
また、中心位置算出手段(中心位置算出ステップ)で用いる各リニアセンサの設置位置(位置座標)は、キャリブレーション処理によって推定した値ではなく、設計上の設置位置(位置座標)であっても構わない。
また、キャリブレーション処理以外の適宜の処理や方法によって推定又は取得可能な各リニアセンサの設置位置(位置座標)を中心位置算出手段(中心位置算出ステップ)で用いることもできる。
キャリブレーション処理によって各リニアセンサの設置位置(位置座標)を推定する場合、円盤状搬送対象物上に付けたマーカ位置をエリアセンサ等の画像処理装置で測定したり、搬送駆動機構の駆動源に付帯させているエンコーダ等の位置検出器の情報に基づいて、基準載置位置に対する各キャリブレーション用載置位置のズレ量(相対位置座標)を直接的又は間接的に算出しても構わない。
また、搬送駆動機構は、ハンドに載置保持した円盤状搬送物を直線的な移動経路に沿って搬送可能なものであればよく、アームを構成するリンク要素の数や形状、関節部(軸)の数は適宜変更することができる。さらには、リンク要素同士を、水平旋回動作に代えて、或いは加えて、スライド動作可能に連結してもよい。
さらにはまた、搬送駆動機構が、図11に示すように、アーム2の旋回軸31の軸中心31aが、第1軸(Y軸)上になく、第1軸に対して第2軸方向(X軸正方向またはX軸負方向)に任意の値だけ変位した位置にあるものであっても構わない。なお、図11は、この一変形例に係る搬送駆動機構を図6に対応させて示す図であり、図6に示す部分や寸法表示、角度表示などに対応するものには同じ符号を付している。図11では、リニアセンサを省略している。図11に示すアーム2は、図6に示すアーム2と比較して、旋回軸31の軸中心31aを第1軸に対して第2軸負方向に任意の値だけ変位した位置に設定している点、アーム2の第2リンク要素22と、ハンド23との間に、旋回軸中心31aのY軸に対するX軸方向への変位量に応じた長手寸法を有する第3リンク要素24を介在させて、第2リンク要素22の先端部と第3リンク要素24の基端部を相対旋回動作可能に接続するとともに、第3リンク要素24の先端部とハンド23の基端部を相対旋回動作可能に接続している点で異なる。なお、ハンド23の先端形状や、第2リンク要素とハンドの間に介在させるリンク要素の数や寸法は適宜変更することができる。
搬送駆動機構が、複数のアームを備えた複数アームタイプであってもよい。一例としては、図11に示すようなアームを、第1軸(Y軸)を中心に対称配置した2アームロボットを挙げることができる。もちろん、各アームの旋回軸を同じ位置に設定した複数アームロボットであっても構わない。
また、搬送駆動機構として、ハンドを直交する2軸(本発明における第1軸と第2軸)に沿ってそれぞれ直進移動させることが可能な直交座標系のロボットを適用することもできる。
また、3以上のリニアセンサの長手方向を、ハンドの正規の移動経路に対して直交する方向(X軸方向)に平行または略平行に並べて配置してもよい。
また、円盤状搬送対象物をハンド上に載置した状態で保持する態様としては、真空吸引して保持する「真空吸着保持」、ベルヌーイ効果を利用したいわゆる「ベルヌーイ保持」、機械的な爪やローラを用いて円盤状搬送対象物に物理的に接触して保持する「メカニカル保持」、静電気力で円盤状搬送対象物を保持する「静電気保持」、円盤状搬送対象物自体の重力によって保持する(例えばハンドに溝または3点以上のノッチを設け、円盤状搬送対象物を溝や複数のノッチ内に収めて保持する)「重力保持」、これら何れの載置保持態様であっても構わない。
また、円盤状搬送対象物の搬送先は処理室またはロードロック室内のポートに限らず、ロードポート上のFOUP内や適宜のポートであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…搬送駆動機構
23…ハンド
4…制御部
41…周縁位置検出手段
42…中心位置算出手段
43…補正量算出手段
44…動作指令生成手段
45…位置補正実行手段
6L、6C、6R…リニアセンサ(左リニアセンサ、中央リニアセンサ、右リニアセンサ)
7…円盤状搬送対象物(ウェーハ)
T…搬送ロボット

Claims (5)

  1. 直線状の移動経路に沿ってハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させることにより前記ハンド上の前記円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで搬送可能な搬送駆動機構と、前記搬送駆動機構の作動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、
    前記搬送開始位置にある停止状態の前記ハンド上に載置した前記円盤状搬送対象物における相互に異なる3箇所以上の周縁位置を3以上のリニアセンサによって検出する周縁位置検出手段と、
    前記ハンドの正規の移動経路に沿った第1軸と当該第1軸を含む水平面内において第1軸と直交する第2軸とによって規定される直交座標系上における前記各リニアセンサの設置位置であるリニアセンサ位置情報、及び前記周縁位置検出手段で検出した前記周縁位置に基づいて前記直交座標系上における前記円盤状搬送対象物の中心位置を算出する中心位置算出手段と、
    前記円盤状搬送対象物を前記ハンド上における正規の載置位置に載置した際の当該円盤状搬送対象物の中心位置である前記直交座標系上の基準中心位置と前記中心位置算出手段によって算出した前記円盤状搬送対象物の中心位置との差異を算出する変位量算出手段と、
    前記変位量算出手段で算出した差異に基づいて、前記ハンド上の円盤状搬送対象物を前記所定の搬送目的位置に搬送するために必要な前記搬送駆動機構の動作量を規定する動作指令を生成する動作指令生成手段とを有し、
    前記動作指令生成手段で生成した前記動作指令に基づいて前記搬送駆動機構の作動を制御するものであることを特徴とする搬送ロボット。
  2. 前記制御部が、前記ハンドを前記搬送開始位置から前記受渡位置に向かって移動させる前の時点で前記動作指令を生成し、当該動作指令に基づいて少なくとも前記ハンドを前記搬送位置から前記受渡位置又は受渡位置に対して前記補正動作量だけずれた位置に移動させて前記円盤状搬送対象物を所定の前記搬送目的位置に搬送するように前記搬送駆動機構の作動を制御するものである請求項1に記載の搬送ロボット。
  3. 前記ハンド上における前記円盤状搬送対象物の1つの載置位置を基準とし、その基準載置位置に載置した状態において前記リニアセンサによりそれぞれ検出した前記円盤状搬送対象物の前記周縁位置である基準周縁位置と、
    前記基準周縁位置を抽出するために用いた前記円盤状搬送対象物を前記ハンド上に前記基準載置位置から変位させたキャリブレーション用載置位置に載置した状態において前記リニアセンサによりそれぞれ検出した前記円盤状搬送対象物の前記周縁位置であって且つ前記リニアセンサと同数の前記周縁位置を1組とする複数組のキャリブレーション用周縁位置と、
    前記基準載置位置に対する前記各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標とを利用して、前記各リニアセンサの位置座標を推定し、
    当該推定した前記各リニアセンサの位置座標に基づく前記リニアセンサ位置情報を前記中心位置算出手段で利用している請求項1又は2に記載の搬送ロボット。
  4. 前記基準周縁位置の抽出処理後又はn組目(nは1以上の整数)の前記キャリブレーション用周縁位置の抽出処理後に前記円盤状搬送対象物を前記ハンド上に載置したまま、任意の変位量を加えた1組目又はm組目(mはn+1)のキャリブレーション用位置補正動作で前記ハンドを前記受渡位置に対して任意の変位量分だけずれた位置へ移動させて前記円盤状搬送対象物を所定の搬送先に移載し、前記搬送開始位置に戻した前記ハンドを位置補正動作なしで前記受渡位置へ移動させて、前記搬送先に移載した前記円盤状搬送対象物を前記ハンド上に載置したまま前記搬送開始位置に戻した状態で、1組目又はm組目(mはn+1)の前記キャリブレーション用周縁位置の抽出処理を行うように前記制御部が前記搬送駆動機構の作動を制御し、前記基準載置位置に対する前記各キャリブレーション用載置位置の相対位置座標を、前記各組のキャリブレーション用周縁位置を抽出するために行うキャリブレーション用位置補正動作時の変位量に基づいて取得する請求項3に記載の搬送ロボット。
  5. 直線状の移動経路に沿ってハンドを搬送開始位置から受渡位置に移動させることにより前記ハンド上の前記円盤状搬送対象物を所定の搬送目的位置まで搬送可能な搬送駆動機構を有する搬送ロボットを利用して前記円盤状搬送対象物を搬送する搬送方法であり、
    前記搬送開始位置にある停止状態の前記ハンド上に載置した前記円盤状搬送対象物における相互に異なる3箇所以上の周縁位置を3以上のリニアセンサによって検出する周縁位置検出ステップと、
    前記ハンドの正規の移動経路である第1軸と当該第1軸を含む水平面内において第1軸と直交する第2軸とによって規定される直交座標系上における前記各リニアセンサの設置位置であるリニアセンサ位置情報、及び前記周縁位置検出ステップで検出した前記周縁位置に基づいて前記直交座標系上における前記円盤状搬送対象物の中心位置を算出する中心位置算出ステップと、
    前記円盤状搬送対象物を前記ハンド上における正規の載置位置に載置した際の当該円盤状搬送対象物の中心位置である前記直交座標系上の基準中心位置と前記中心位置算出ステップによって算出した前記円盤状搬送対象物の中心位置との差異を算出する変位量算出ステップと、
    前記変位量算出ステップで算出した差異に基づいて、前記ハンド上の円盤状搬送対象物を前記所定の搬送目的位置に搬送するために必要な前記搬送駆動機構の動作量を規定する動作指令を生成する動作指令生成ステップとを経て、
    前記動作指令生成ステップで生成した前記動作指令に基づいて前記搬送駆動機構の作動を制御することを特徴とする円盤状搬送対象物の搬送方法。
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