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JP2015004190A - 杭 - Google Patents

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JP2015004190A
JP2015004190A JP2013129343A JP2013129343A JP2015004190A JP 2015004190 A JP2015004190 A JP 2015004190A JP 2013129343 A JP2013129343 A JP 2013129343A JP 2013129343 A JP2013129343 A JP 2013129343A JP 2015004190 A JP2015004190 A JP 2015004190A
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儀一 高畑
Giichi Takahata
儀一 高畑
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Abstract

【課題】地中に押し込んだ杭に所要の回転操作を施すことにより、その直後から引き抜き抵抗力の増大を期し得る杭を提供する。
【解決手段】地中に押し込まれる杭本体6の側面部13で張り出す張出部25の上部に、傾倒アンカー片15の下端部16を連結する。傾倒アンカー片15は、起立状態から下方向に傾倒できる。杭本体6を地中に押し込んだ状態で該杭本体6をその軸線回りに回転させると、傾倒アンカー片15は、土の抵抗によって、杭本体6の回転方向と逆方向に傾倒する。そして該傾倒アンカー片15は、その傾倒に伴って土に切り入る。
【選択図】図5

Description

本発明は杭に関するものであり、より詳しくは、傾倒アンカー片のアンカー作用によって引き抜き抵抗力の増大を期し得る杭に関するものである。
防草シートや遮光シート、マルチ等の各種のシート状物を地面に押えて固定するために用いられる従来の押え杭の一例としては、特許文献1の図2に示すような、円板状等の形態を呈してシート状物を押える押え板の下面に、周面が平滑な支持杭を下方向に突設した構成を有するものが提案されている。該押え杭は、その支持杭を地中に押し込むことによって、前記押え板がシート状物を押えて地面に固定せんとするものであった。しかしながら、この種の押え杭は、支持杭の周面が平滑であったために抜けやすく、その結果、風によってシート状物が剥がれ易い欠点があった。
そこで、特許文献2が開示するような押え杭が提案されている。この押え杭aは図24に示すように、杭本体bの側面部cにアンカー突部dが突設されてなり、該杭本体bを地中に押し込むと、該アンカー突部が該杭本体bの周辺の土に食い込んで杭の引き抜き抵抗力を向上させんとするものであった。しかしながら該押え杭aによるときは、杭本体bの側面部cにアンカー突部dが突設されていたことから該杭本体bを地中に押し込んだ際に、該アンカー突部dが土を引っ掻いて杭本体の周辺の土を崩した。かかることから、該杭本体bを地中に押し込んだ後、降雨によって地盤が締め固められた状態となるまでは押え杭の引き抜き抵抗力が不十分となって、シート状物の押え効果を不安定化させる問題があった。
そこで、杭の引き抜き抵抗力を増大させるために特許文献3が開示する技術の応用が考えられる。特許文献3が開示する杭eは図25に示すように、地中に押し込まれる杭本体fの側面部gにアンカー羽根hを取り付けてなり、該アンカー羽根hは、その下端部jが該杭本体fに回動可能に取り付けられていた。そして該アンカー羽根hは、該杭本体fにその軸線方向に沿わせて閉じた状態(図25(A))から、図25(B)に示すように、該杭本体fに対して鋭角に拡開し得るようになされていた。該杭eによるときは、杭本体fを地中に押し込んだ後に該杭本体fを引き抜き方向に戻すことによって、前記アンカー羽根hを該杭本体fに対して鋭角に拡開させることができた。そして、該拡開したアンカー羽根hのアンカー作用によって、このように拡開した直後から、杭の引き抜き抵抗力を増大させることができた。
しかしながら、かかる引き戻し拡開式の杭eをシート状物kの押えに用いた場合は、図26に示すように、地中に押し込んだ杭本体fを引き戻した際に押え板mが前記シート状物kの表面nから浮き上がるため、シート状物kを地面に固定する効果が得られない問題を招来することとなる。又、かかる引き戻し拡開式の杭eにあっては、前記アンカー羽根hの拡開が目視不能の地中で行われることから、該アンカー羽根hを拡開させるための杭本体fの引き戻し量が杭毎にバラツキ易く、複数本の杭を地中に打ち込んだ場合にその上端高さが揃いにくかった。加えて、杭本体fを必要以上に引き戻した場合は、拡開したアンカー羽根hが、該杭本体fの引き戻しに伴って該杭本体fの周辺の土を上方向に引っ掻いて崩すため、このことが杭の引き抜き抵抗力を不安定化させる問題もあった。
実開平6−86442号公報 特開平6−24565号公報 特開2005−9295号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、打ち込む等して地中への押し込みを容易に行うことができながら、押し込んだ後に所要の回転操作を施せばその直後から引き抜き抵抗力の増大を期し得る杭の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る杭は、地中に押し込まれる杭本体の側面部に傾倒アンカー片の下端部が連結され、該傾倒アンカー片が、該杭本体の軸線に略沿った起立状態から下方向に傾倒される如くなされている。そして該傾倒アンカー片は、前記杭本体を地中に押し込んだ状態で該杭本体をその軸線回りに回転させることにより、土の抵抗によって、該杭本体の回転方向と逆方向に傾倒でき、該傾倒アンカー片が該傾倒に伴って土に切り入ることを特徴とするものである。
本発明に係る杭のより好ましい態様は、地中に押し込まれる杭本体の側面部で張り出す張出部の上部に傾倒アンカー片の下端部が連結され、該傾倒アンカー片が、該杭本体の軸線に略沿った起立状態から下方向に傾倒される如くなされており、該傾倒アンカー片は、前記杭本体を地中に押し込んだ状態で該杭本体をその軸線回りに回転させることにより、土の抵抗によって、該杭本体の回転方向と逆方向に傾倒でき、該傾倒アンカー片が該傾倒に伴って土に切り入ることを特徴とするものである。
前記杭本体に前記張出部を設ける場合、前記張出部を、前記杭本体の半径方向に張り出す板状を呈する如く構成すると共に、該張出部の張り出し方向で見た外側の側縁部を、その下端に向かうにつれて前記杭本体に接近する如く構成するのがよい。より好ましくは、前記張出部を、前記杭本体の半径方向に張り出す板状を呈する如く構成すると共に、該張出部の張り出し方向で見た外側の側縁部を、その下端に向かうにつれて前記杭本体に接近する如く内方に緩く湾曲した湾曲縁部として構成するのがよい。
前記傾倒アンカー片を、前記起立状態において、前記回転方向で見て前後の面が垂直状面を呈する板状に形成するのがよい。
前記杭本体が前記張出部を有する場合、前記傾倒アンカー片を、前記起立状態において、前記回転方向で見て前後の面が垂直状面を呈する板状に形成し、該傾倒アンカー片の、前記回転方向で見た先端縁部を、前記傾倒に伴って土に切り入る鋭角の刃状部として形成するのがよい。
起立状態にある前記傾倒アンカー片は、平面視で、時計回り及び反時計回りの双方に傾倒可能とするのがよい。
又、前記傾倒アンカー片が90度よりも小さい角度に傾倒した状態で互いに当接し得る上下のストッパ部を設け、該上のストッパ部は前記傾倒アンカー片の下端側に設けると共に、該下のストッパ部は前記側面部に設けるのがよい。
又、前記傾倒アンカー片の傾倒角度が、前記上下のストッパ部が互いに当接することによって20〜60度に規制された状態で、前記杭本体に引き抜き荷重が加えられたときに、前記傾倒アンカー片が該上下のストッパ部の当接部を支点として下方向に弾性的に撓み変形し得る如く構成するのがよい。
又、前記傾倒アンカー片を前記杭本体の側面部に、上下方向で複数段に設け、最下段の傾倒アンカー片を除く他の傾倒アンカー片は、その全長を、該最下段の傾倒アンカー片の全長よりも長く形成するのがよい。
又、前記傾倒アンカー片を前記杭本体の側面部に、上下方向で複数段に設け、各段について見た場合、前記側面部の対向側の2個所に前記傾倒アンカー片を設けることとし、該側面部の対向する夫々の側で、前記傾倒アンカー片が上下方向で見て並設状態となるように構成するのがよい。
又、前記杭本体の上端に、シート状物を押える押え板を設けることがある。この場合、該押え板の上面に、前記杭本体を回転させるための摘み部を設けるのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る杭によるときは、前記杭本体を地中に押し込んだ状態でこれをその軸線回りに回転させると、前記傾倒アンカー片が土に切り入ることによって該傾倒アンカー片を該杭本体の回転方向と逆方向に傾倒させることができる。従って本発明によるときは、該杭本体を地中に押し込んだ後に該杭本体に所要の回転操作を施せば、その直後から、杭の引き抜き抵抗力を一挙に増大させることができる。
このように本発明によるときは、特許文献2に記載の杭のように、降雨によって地盤が締め固められた状態となるまでは杭の引き抜き抵抗力が不十分であったのとは異なり、前記回転操作を施せばその直後から引き抜き抵抗力の増大を期し得る利点がある。
又、杭本体の前記回転操作によっても、特許文献3記載の杭におけるように杭本体が浮き上がることがないため、該杭本体に押え板が設けられている場合は、該押え板によってシート状物の固定作用が良好に発揮される。そして該回転によっても該杭本体が浮き上がることがないため、複数本の杭を地中に打ち込んだ場合にその上端高さが揃うことになる。加えて、該杭本体の回転が過剰になったとしても、特許文献3記載の引き戻し拡開式の杭のように杭本体の周辺の土が崩されにくく、安定的な引き抜き抵抗力が発揮されることとなる。
(2) 前記傾倒アンカー片を、前記杭本体の側面部で張り出す張出部の上部に連結する場合は、該傾倒アンカー片が、土の抵抗によって傾倒し易くなる。特に前記張出部を、前記杭本体の半径方向に張り出す板状を呈する如く構成すると共に、該張出部の張り出し方向で見た外側の側縁部を、その下端に向かうにつれて前記杭本体に接近する如く構成する場合は、前記傾倒アンカー片が、土の抵抗によって傾倒し易くなると共に、該杭本体をその軸線回りに回転させた際に、該張出部によって杭本体の周辺地盤が乱されるのを少なくできて好ましい。この場合、前記外側の側縁部を、その下端に向かうにつれて前記杭本体に接近する如く内方に緩く湾曲した湾曲縁部として構成する場合は、前記杭本体からの前記側縁部の張出しを極力小さくできるため、該張出部によって杭本体の周辺部分が乱されるのをより抑制できることとなる。
前記傾倒アンカー片の、前記回転方向で見た先端縁部を、該傾倒に伴って土に切り入る鋭角の刃状部として構成する場合は、該傾倒アンカー片が前記杭本体の回転に伴い土に切り入るのをより容易化できる利点がある。
(3) 前記傾倒アンカー片を、その起立状態において、前記回転方向で見て前後の面が垂直状面を呈する板状に構成する場合は、前記杭本体に引き抜き荷重が加わった場合、該傾倒アンカー片の、引き抜き抵抗力の増大に寄与する面積をより大きく確保できることとなる。従って、該傾倒アンカー片に土の抵抗がより大きく掛かることになるので、杭本体の引き抜き抵抗力をより増大させることができる。
(4) 前記傾倒アンカー片を、その起立状態において、前記回転方向で見て前後の面が垂直状面を呈する板状に構成し、且つ、前記傾倒アンカー片の、前記回転方向で見た先端縁部を、該傾倒に伴って土に切り入る鋭角の刃状部として形成する場合は、該傾倒アンカー片が前記杭本体の回転に伴い土に切り入りのをより容易化できる利点がある。そして前記と同様にして、杭本体の引き抜き抵抗力をより増大させることができる。
(5) 起立状態にある前記傾倒アンカー片を、平面視で、時計回り及び反時計回りの双方に傾倒可能とする場合は、該杭本体を地中に押し込んだ後におけるその回転操作に際し、回転方向に制約がない利点がある。
(6) 前記傾倒アンカー片が90度よりも小さい角度に傾倒した状態で互いに当接し得る上下のストッパ部を設ける場合は、前記傾倒アンカー片の傾倒角度を上下のストッパ部の当接によって90度よりも小さい角度に規制できる。従って、前記杭本体に引き抜き方向の荷重が加えられた時にも該傾倒アンカー片は斜め上方に突出した状態で保持され、斜め下方に突出した状態になりにくく、大きな引き抜き抵抗力を持続させ得る。
特に、前記傾倒アンカー片の傾倒角度が、前記上下のストッパ部が互いに当接することによって20〜60度に規制された状態で、前記杭本体に引き抜き荷重が加えられたときに、該傾倒アンカー片が該上下のストッパ部の当接部を支点として下方向に弾性的に撓み変形し得るように構成する場合は、該撓み変形に伴う傾倒アンカー片の付勢作用によって前記杭本体が下方向に付勢される。従って、該杭本体の上端に、シート状物を押える押え板が設けられる場合は、該押え板によるシート状物の押えが安定的に持続されることになる。
(7) 前記傾倒アンカー片が前記杭本体の側面部に、上下方向で複数段に設けられたものとし、最下段の傾倒アンカー片を除く他の傾倒アンカー片は、その全長が、該最下段の傾倒アンカー片の全長よりも長く形成する場合は、より合理的な杭を提供できることとなる。即ち、前記杭本体を回転させる際に前記傾倒アンカー片が土に切り入るときの土の抵抗の程度と、傾倒状態にある傾倒アンカー片が発揮する引き抜き抵抗力の大きさとを、杭本体を地中に押し込んだ状態での傾倒アンカー片が存する場所における土の固さの程度を考慮してバランスさせて、傾倒アンカー片を傾倒させる際の土の抵抗をそれ程大きくせず、然も、傾倒アンカー片を傾倒させた状態においては、より大きな引き抜き抵抗力を確保し得る杭を提供できることとなる。
(8) 前記傾倒アンカー片が前記杭本体の側面部に、上下方向で複数段に設けられたものとなされ、各段についてみた場合、前記側面部の対向側の2箇所に前記傾倒アンカー片が設けられたものとなし、該側面部の対向する夫々の側で、前記傾倒アンカー片を上下方向で見て並設状態とするときは、前記杭本体に前記傾倒アンカー片が起立状態に設けられている形態を、平板状を呈するものとなし得る。これによって、該杭本体を地中に押し込むのが容易化され、又、該杭本体を、防草シート等のシート状物に設けたスリットを通して地中に押し込む場合、該スリットの拡開を極力小さく抑制できることとなる。
本発明に係る杭を示す斜視図である。 その杭をシート状物を押える押え杭として用いた場合を示す部分断面図と、杭の上端側の部分を下側から見た斜視図である。 杭の下端側部分を示す斜視図とその正面図である。 傾倒アンカー片の傾倒作用を説明する正面図である。 傾倒アンカー片が30度程度傾いた状態を示す杭の斜視図である。 杭を地中に押し込んだ状態とその杭を回転操作した状態を示す正面図である。 傾倒アンカー片の傾倒状態を示す正面図と平面図である。 傾倒アンカー片が上下のストッパ部の当接部を支点として下方向に弾性変形した状態を示す正面図である。 本発明に係る杭を、地面に敷設された防草シートに設けたスリットを通して地面に突き刺す作業工程を説明する斜視図である。 杭上端の押え板が防草シートの上面を押えた状態を示す断面図と、その状態における前記スリットの拡開状態を示す断面図である。 傾倒アンカー片が傾倒する様子を説明する斜視図である。 傾倒アンカー片が傾倒して杭本体の周辺部分の土に食い込んだ状態を示す平面図である。 本発明に係る杭の他の態様を説明する斜視図と、杭本体に対する傾倒アンカー片の連結構成を説明する分解斜視図と、傾倒アンカー片の下端部を杭本体の側面部に連結した状態を示す断面図である。 その傾倒アンカー片の傾倒状態を示す斜視図と平面図である。 その傾倒アンカー片の傾倒態様を説明する正面図と断面図である。 杭本体の側面部に対する傾倒アンカー片の下端部の連結構成の他の態様を説明する斜視図と断面図である。 傾倒アンカー片のその他の態様を説明する斜視図である。 傾倒アンカー片のその他の態様を説明する斜視図である。 傾倒アンカー片の別の傾倒態様を説明する正面図と平面図である。 杭本体の下端側にのみ傾倒アンカー片が設けられてなる杭を示す正面図である。 先端縁部に刃状部を具える傾倒アンカー片を説明する斜視図と平面図である。 上下のストッパ部が省略された杭を示す部分斜視図と部分正面図と、その傾倒アンカー片が90度傾倒した状態を示す斜視図である。 傾倒アンカー片の下端部を杭本体の側面部に連結するその他の態様を説明する斜視図と正面図と、該傾倒アンカー片の傾倒状態を説明する部分斜視図である。 従来のシート状物の押え杭を説明する斜視図である。 従来の引き上げ拡開式の杭を、アンカー羽根が閉じた状態と開いた状態で示す正面図である。 その杭をシート状物の押えに用いた場合の問題点を説明する断面図である。
図1〜3において本発明に係る杭1は、シート状物2(図2(A))を押える押え杭1aとして構成されている。該杭1は、ABS樹脂やポリプロピレン、ナイロン等の合成樹脂を用いて一体に形成されており、図2(B)に示すように、円板状を呈してシート状物2を押える押え板3の下面5の中央部に、横断面が円形状を呈して地中に押し込まれる丸棒状の杭本体6が下方向に突設されている。該杭本体6の下端側部分をなす突き刺し軸部7(図1)は、下端9に向けて先細りのテーパ軸状に形成されている。又該杭本体6の上端部分は、上方に向けて大径となる円錐部10(図2(B))として形成されており、前記押え板3の上面11には、該杭本体6をその軸線L回りに回転させるための、例えば直線状を呈する摘み部12が設けられている。
そして、図1、図4に示すように該杭本体6の側面部13に傾倒アンカー片15の下端部16が連結され、該傾倒アンカー片15は、該杭本体6の軸線Lに略沿った起立状態(図1、図4(A))から、図5に示し、図6(B)(C)に示すように、下方向に傾倒される如くなされている。そして該傾倒アンカー片15は、図6(A)に示すように該杭本体6を地中に押し込んだ状態で、図5、図6(B)(C)、図7(C)(E)に示すように、該杭本体6をその軸線L回りに回転させると、土の抵抗によって、該杭本体6の回転方向F(図5、図7(C))と逆方向に傾倒でき、この際、該傾倒アンカー片15の、該回転方向Fで見た先端縁部17(図5、図11)が、該傾倒に伴って土に切り入るようになされている。
本実施例においては図1、図6(A)に示すように、前記傾倒アンカー片15が、前記側面部13に、下側の部分19と中間部分20と上側の部分21の上下3段に設けられており、該側面部13の対向する夫々の側22,23で、該傾倒アンカー片15が上下方向で見て並設状態とされている。そして、最下段の傾倒アンカー片15aを除く他の傾倒アンカー片15b,15c、即ち、中段の傾倒アンカー片15bと上段の傾倒アンカー片15cは、その全長が、該最下段の傾倒アンカー片15aの全長よりも長く形成されている。本実施例においては1.8倍程度に長く形成されている。そして各段の傾倒アンカー片15a,15b,15cは、本実施例においては図1に示すように、前記側面部13の対向側の2箇所に設けられている。
前記傾倒アンカー片15の構成と、前記側面部13に対する前記傾倒アンカー片15の下端部16の連結構成をより具体的に説明すれば、図1に示すように、各段において、横断面円形状を呈する丸棒状の杭本体6の前記側面部13の対向側の2箇所で、該側面部13で張り出す張出部25が設けられている。該張出部25は、本実施例においては図1、図3に示すように、前記杭本体6の半径方向に張り出す板状を呈している。その上部としての上端縁部26は水平縁部として形成され、該上端縁部26の内端53が該側面部13から稍離間しており、該張出部15の張出し方向で見た外側の側縁部29は、下端28に向うほど該杭本体6に接近する如く構成されている。本実施例においては、下方に向けて該杭本体6に接近する如く内方に緩く湾曲した湾曲縁部として形成されている。
又前記傾倒アンカー片15は、その起立状態において、図1、図3、図4(A)に示すように、前記回転方向Fで見て前後対向する面30,31(以下、前面30、後面31ともいう)が垂直状面を呈する板状に形成されている。その下端部としての下端縁部32は水平縁部として構成され、該下端縁部32の厚さ方向の中央部分33が、図1、図3、図4(A)に示すように、薄肉屈曲部35を介して前記上端縁部26に連結されている。これによって、起立状態にある前記傾倒アンカー片15は、図7(A)に矢印で示すように、平面視で、時計回りF1及び反時計回りF2の双方で傾倒可能となされている。又該傾倒アンカー片15は、その起立状態において、図3に示すように、その外側の側縁部36が垂直縁部として構成されると共にその内側の側縁部37は、下側部分39が垂直縁部を呈し、該下側部分39の上端40から水平上縁部41に向うにつれて外方に湾曲している。
かかる構成を有する杭1の前記押え板3よりも下側の部分の平面視形態は図7(A)に示すように、全体として直線状部42として構成されている。即ち、前記杭本体6に前記張出部25を介して前記傾倒アンカー片15が起立状態に設けられている形態は、図1に示すように、全体として平板状を呈する。
又本実施例においては図1、図3〜5に示すように、前記傾倒アンカー片15の傾倒角度を90度よりも小さい角度に規制するための上下のストッパ部43,45が設けられている。該上下のストッパ部43,45は、本実施例においては図4(B)(C)、図5に示すように、前記傾倒アンカー片15が起立状態から30度程度傾倒した状態で互いに当接できるものであり、前記回転方向Fで見て前後側の双方に設けられている。該上のストッパ部43は、前記傾倒アンカー片15の前面30と後面31の夫々の下端部分に設けられると共に、該下のストッパ部45は、前記板状の張出部25の前面46と後面47の夫々の上端部分に設けられている。即ち、前記側面部13に設けられている。
然して、前記杭本体6を地中に押し込んだ状態で該杭本体6をその軸線L回りに回転させると、前記の全ての傾倒アンカー片15は図6(B)(C)、図7(C)(D)、図7(E)(F)に示すように、土の抵抗によって、該杭本体6の回転方向Fと逆方向に徐々に傾倒して行く。この際、該傾倒アンカー片15の、前記回転方向Fで見た先端縁部17が該傾倒に伴って土に切り入る。図5、図6(C)、図7(E)(F)は、前記傾倒アンカー片15の傾倒角度が前記上下のストッパ部43,45で30度程度に規制された状態を示している。そして本実施例においては、前記杭1が合成樹脂を用いて一体に形成されているため、前記傾倒アンカー片15は弾性変形可能である。かかることから、このように地中に押し込まれた状態にある前記杭本体6に矢印方向の引き抜き荷重が加えられたときは、図8に一点鎖線で示すように、該傾倒アンカー片15が該上下のストッパ部43,45の当接部49を支点として下方向に弾性変形し得るようになされている。
かかる構成を有する杭1の主要部の寸法を例示すれば、前記押え板3の直径は55mm程度で、その外周部51の厚さは5mm程度、その摘み部12の平面視での幅は6mm程度に設定されている。又、前記杭本体6の長さは160mm程度で、その直径は8mm程度に設定され、前記円錐部10の径は28mm程度に設定されている。そして、前記板状の張出部25の肉厚は1.5mm程度、その上下長さは27mm程度、前記上端縁部26の長さは6mm程度に設定されている。又、前記板状の張出部25の上端縁部26の内端53(図3(B))と前記側面部13との間の距離は2mm程度に設定され、該上端縁部26の外端55(図3(B))と前記側面部13との間の距離は8mm程度に設定されている。又、前記傾倒アンカー片15の下端縁部32の長さは6mm程度で、その全長は、下段の傾倒アンカー片15aにあっては17mm程度、中段及び上段の傾倒アンカー片15b,15cにあっては30mm程度に設定されている。又、前記直線状部42の幅は8mm程度でその長さは24mm程度に設定されている。
このような構成を有する杭1を用いて、地面56を覆う防草シート57としてのシート状物2を押えてこれを地面56に固定するに際しては、先ず図9(A)に示すように、該シート状物2に、前記直線状部42(図7(A))の長さによりも若干長い直線状のスリット59をカッターナイフで入れる。このスリット59を通して前記杭本体6の前記突き刺し軸部7を地中に挿入し、該杭本体6を地面に突き刺した後、前記押え板3の上面11(例えば、前記摘み部12の上面)をハンマー等で叩くことによって或いは手で押圧することによって、該杭本体6を地中に押し込む。前記したように、前記杭本体6に前記張出部25を介して前記傾倒アンカー片15が起立状態に設けられている形態は、垂直な平板状を呈するため、図9(B)に示すように、前記直線状部42を地中に順次無理なく押し込むことができる。従って、該杭本体6を地中に押し込むのが容易である。又この際、該直線状部42を地中に押し込むため、前記スリット59の拡開を極力小さく抑制できる。
このように押し込んで、図10(A)に示すように、前記押え板3の下面5を前記シート状物2の上面60に当接状態とする。この状態で図10(B)に示すように、前記スリット59の対向縁61,61が前記円錐部10の周面58に接した状態となる。
この状態で、図6(B)(C)、図7(C)(D)、図7(E)(F)に示すように、前記杭本体6をその軸線回りに回転させる。この回転操作は、前記摘み部52を指で摘んで前記押え板3を手回しで回転させて行う。本実施例においては前記のように、前記張出部25の突出量を極力小さくするために前記外側の側縁部29を湾曲縁部として構成している(図1)。かかることから、前記杭本体6をその軸線L回りに回転させた際に、該張出部25によって杭本体6の周辺地盤が乱されることが少ない。
この回転方向Fは、図7(A)において矢印F1で示す時計回りでも、図7(A)に矢印F2で示す反時計回りでもよい。そしてこの回転は、前記スリット59の対向縁61,61が前記円錐部10の周面58に接した状態で行われるため、該スリット59の側縁部分62,62が捩じれたり皺になったりしてスリット59が大きく拡開されるのが防止される。
杭本体6をこのようにして軸線L回りに回転させると、前記傾倒アンカー片15は、土の抵抗により、図6(B)(C)、図7(C)(D)、図7(E)(F)に示すように、該杭本体6の回転方向Fと逆方向に傾倒する。この際、図11に示すように、前記傾倒アンカー片15の、前記回転方向Fで見た先端縁部17が刃状部63となって、図11に矢印で示す下向きの螺旋状の軌跡を描きながら順次土に切り入り、該傾倒アンカー片15が徐々に下方向に傾倒する。
その結果、該傾倒アンカー片15の、前記起立状態から下方向への傾倒が無理なく行われることになる。そして図5に示すように、該傾倒アンカー片15が起立状態から30度程度下方向に傾倒した状態で、前記回転方向Fで見て後側に存する前記上下のストッパ部43,45が互いに当接するので、該傾倒アンカー片15は、30度程度に傾倒した状態で保持される。
傾倒アンカー片15の傾倒角度がこのように上下のストッパ部43,45で規制されることから、前記杭本体6を過剰に回転させたとしても、例えば1回転させたとしても、該傾倒アンカー片15の傾倒状態は、この規制された傾倒角度の状態で保持される。回転が過剰になったとしても、特許文献3に記載されている引き戻し拡開式の杭のように、杭本体6の周辺の土を崩しにくいのである。なおこの際、杭本体6の周辺の地盤状態によっては、該傾倒アンカー片15の先側縁部17が前記上下のストッパ部43,45の当接部64を支点として下方向に弾性的に撓み変形することはある。そして杭1の上端高さは、該杭本体6の前記回転の前後で変わるということはない。
前記傾倒アンカー片15は、このように、前記杭本体6の周辺部分の土に食い込んだ状態となるので、該食い込んだ状態となった直後から、杭1の引き抜き抵抗力が一挙に増大することになる。特に本実施例においては図12に示すように、傾倒アンカー片15が、前記張出部25の回転によって乱された部分65に存するのではなく、その外側部分58で土に食い込んだ状態となるため、該傾倒アンカー片15による引き抜き抵抗作用がより効果的に発揮される。なお図12においては、該乱された部分65を、散点を付して例示している。又本実施例においては、前記傾倒アンカー片15が、その起立状態で見て前後対向する面30,31が垂直状面を呈する板状に構成されているため、前記杭本体6に引き抜き荷重が加わった場合、該傾倒アンカー片15の、引き抜き抵抗力の増大に寄与する面積をより大きく確保できることとなる。従って、該傾倒アンカー片15には土の抵抗がより大きくかかるので、杭本体6の引き抜き抵抗力をより増大させ得ることとなる。
又本実施例においては、前記したように、下段の傾倒アンカー片15aの全長は比較的短く設定される一方、前記中段の傾倒アンカー片15b及び前記上段の傾倒アンカー片15cの全長は比較的長く設定されている。このように構成したのは、深度が比較的大きくて土が比較的固い場所においては、傾倒アンカー片15aの全長を比較的短かくして、その傾倒時の抵抗を極力小さくするためである。そして、傾倒アンカー片15の全長が比較的短かく設定されても、所要角度(本実施例においては30度程度の角度)の傾倒状態における引き抜き抵抗力は、その周辺部分における土が比較的固いために効果的に確保できる。一方、深度が比較的小さい中段及び上段の傾倒アンカー片15b,15cが存する場所では、土が比較的柔らかいため、該傾倒アンカー片15b,15cの所要の傾倒状態における引き抜き抵抗力をより大きく確保するために、前記傾倒アンカー片15b,15cの全長を比較的大きく設定しているのである。そして、このように全長を比較的大きく設定しても、これらが存する場所における土は比較的柔らかいために、これらの傾倒時の抵抗はそれ程大きくならない。
本実施例においては、このように、前記杭本体6を回転させる際に前記傾倒アンカー片15が土に切り入るときの土の抵抗の程度と、傾倒状態にある傾倒アンカー片15が発揮する土の引き抜き抵抗力の大きさとを、杭本体6を地中に押し込んだ状態での傾倒アンカー片15が存する場所における土の固さの程度を考慮してバランスさせ、傾倒アンカー片15を傾倒させる際の土の抵抗をそれ程大きくさせず、然も、傾倒アンカー片15を傾倒させた状態においては、より大きな引き抜き抵抗力を確保し得るように、杭1を構成しているのである。
かかることから、杭本体6を地中に押し込んだ後に該杭本体6に所要の回転操作を施せば、その直後から、杭の引き抜き抵抗力が一挙に増大する。そして、該杭本体6を回転させた状態でも、前記押え板3は前記シート状物2を押えた状態にある。これによって、シート状物2を地中に安定状態で固定できることとなる。又前記のように、前記杭本体6を地中に押し込む際や前記杭本体6を回転させる際に前記スリット59が大きく拡開することがないため、前記押え板3が前記スリット59を覆った状態において、該スリット59を通して草が生えてきにくい。
そして本実施例においては、前記傾倒アンカー片15の傾倒角度が前記上下のストッパ部43,45の当接によって90度よりも小さい角度に規制される。かかることから、前記杭本体6に引き抜き方向の荷重が加えられた時にも該傾倒アンカー片15は斜め上方に突出した状態で保持され、斜め下方に突出した状態になりにくく、大きな引き抜き抵抗力を持続させ得る。特に本実施例においては、傾倒アンカー片15の傾倒角度が30度程度に規制されるため、斜め下方に突出した状態には一層なり難く、大きな引き抜き抵抗力をより安定的に持続させることができる。
加えて本実施例においては、前記傾倒アンカー片15の傾倒角度が30度程度に規制されるため、該傾倒アンカー片15は、下方向に弾性的に撓み変形できる余裕が大きい。従って、この規制された状態で前記杭本体6に引き抜き方向の荷重が加えられたときは、該傾倒アンカー片15が、例えば図8に一点鎖線で示すように、該上下のストッパ部43,45の当接部49を支点として下方向に撓み変形できることになる。かかることから、該撓み変形に伴う各傾倒アンカー片15の付勢作用によって前記杭本体6は下方向に付勢され、従って、前記押え板3によるシート状物2の押えが安定的に持続されることになる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図13〜14は、前記杭本体6の側面部13に前記のような張出部25を設けることなく、傾倒アンカー片15を該杭本体6の側面部13に直接的に設けた場合の一例を示すものであり、例えば丸棒状を呈する杭本体6の側面部13の対向側を上下方向に比較的長く欠切して欠切凹部66,66を形成し、該欠切凹部66の底面67を垂直面に形成してなる。そして、棒状の傾倒アンカー片15,15が該欠切凹部66,66に嵌め入れられている。該棒状の傾倒アンカー片15は、その内面68が前記底面67と当接し得る平坦面として形成されると共に、その外面69は円弧状突面として形成されており、該外面69が、前記杭本体6の円周面上に存する如くなされ、起立状態で見た前後の側縁部79,79が細く形成されている。そして図13(B)に示すように、該傾倒アンカー片15の下端部分70に、前記欠切凹部66の底面部71で支持される枢軸72を挿通させるための枢支孔73が設けられている。該枢軸72は、軸部75の基端に係合頭部76が設けられており、図13(C)に示すように、該軸部75が、該傾倒アンカー片15の下端部分70に設けられている前記枢支孔73をその外側から挿通し、その先端部78が前記底面部71に固定されることにより、図13(A)に示すように、前記傾倒アンカー片15の下端部16が、該枢軸72を介して該底面部71(前記杭本体6の側面部13)に連結されている。図13(B)においては、該先端部78が前記底面部71に設けた支持孔77に圧入されている。これによって該傾倒アンカー片15が、図14に示すように、前記杭本体6の軸線Lに略沿った起立状態から下方向に所要角度に傾倒可能となされる。
なお該枢軸72による枢着は、該傾倒アンカー片15が前記杭本体6の軸線Lに略沿った起立状態で保持されるように前記係合頭部76が前記下端部分70の外面79(図13(C))を一定の押圧力で押圧する如くなすのがよい。該傾倒アンカー片15の傾倒は、前記杭本体6を地中に押し込んだ状態で該杭本体6をその軸線L回りに回転させる際に、土の抵抗により、該杭本体6の回転方向Fと逆方向に傾倒できるようになされている。そして該傾倒の際、該傾倒アンカー片15が土に切り入る。より詳しくは、該傾倒アンカー片15が、下向きの螺旋状の軌跡を描きながら順次土に切り入り、図14(A)に示すように下方向に傾倒できる。
本実施例においては、起立状態にある前記傾倒アンカー片15は、図15に示すように、平面視で、時計回りF1及び反時計回りF2の双方で傾倒可能となされている。そして本実施例においては、前記傾倒アンカー片15の傾倒角度を30度程度に規制するための上下のストッパ部43,45が設けられている。該上のストッパ部43は、前記傾倒アンカー片15の下端側の側縁部79a,79aとして構成される一方、前記下のストッパ部45は、前記欠切凹部66の下端の前後の縁部80,80として構成されている。
かかる構成を有する杭1によるときは、前記傾倒アンカー片15,15が起立状態においては、該傾倒アンカー片15,15が前記杭本体6の側面部13から突出状態とはならず、起立状態にある両傾倒アンカー片15,15と該杭本体6との結合体が全体として1本の丸棒状を呈するため、該杭本体6の地中への押し込みをより容易に行うことができる。そして、該杭本体6を地中に押し込んだ状態で該杭本体6をその軸線L回りに回転させると、土の抵抗により、該杭本体6の回転方向と逆方向に傾倒アンカー片15,15が傾倒状態となるため、杭本体6の引き抜き抵抗力が一挙に増大することになる。
なお、前記傾倒アンカー片15を傾倒可能に連結する手段は、例えば図16に示すように、前記欠切凹部66の前記底面67の下端部分で突設した係合突部81を、前記傾倒アンカー片15の下端部分70に貫設した係合孔部84に抜け止め状態で嵌入させて行う枢着手段によってもよい。この場合、該嵌入を容易化するために、該下端部分70に適宜割溝82を設けるのがよい。又これとは逆に、該傾倒アンカー片15の下端部分70に突設した係合突部を前記欠切凹部66の前記底面67の下端部分に設けた係合孔部に抜け止め状態で嵌入させて行う枢着手段によってもよい。
なおこれらの場合、該傾倒アンカー片15が、これが傾倒する際に土の抵抗を受けやすくするために、例えば図17に示すように、該傾倒アンカー片15の外面69の適部位に、上下方向に延長する突条等の抵抗片83を設けるのがよい。
図18は、前記杭本体6の側面部13に対する前記傾倒アンカー片15の下端部16のその他の連結構成を示すものであり、前記傾倒アンカー片15が90度よりも小さい角度(例えば30度程度の角度)に傾倒した状態で互いに当接し得る上下のストッパ部43,45が設けられている。
又、前記傾倒アンカー片15が前記杭本体6の回転方向Fと逆方向に傾倒するとは、前記杭本体6を地中に垂直に押し込む場合について見れば、例えば図7に示すように水平な回転中心縁部(前記上端縁部26)の回りに傾倒することの他、例えば図19に示すような、傾斜する回転中心縁部86の回りに傾倒する場合を含むものである。
(2) 本発明において、前記傾倒アンカー片15が前記杭本体6の軸線Lに略沿った起立状態になるとは、該傾倒アンカー片15が該軸線Lに対して稍傾斜した状態を含むものもあり、全体として見て略起立状態になることを含むものである。
(3) 前記傾倒アンカー片15は、前記杭本体6の側面部13の周方向に1個のみを設けることがある他、例えば、周方向に120度や90度の角度ピッチで3個乃至4個等、複数個設けることもある。周方向に1個だけ設ける場合は、杭本体6の軸線L方向で見て、その側面部13に千鳥配置で設けるのがよい。
(4) 又前記傾倒アンカー片15は、前記実施例においては3段に設けているが、杭本体6の長さに応じて、例えば1〜5段の範囲で、必要とされる引き抜き抵抗力の大きさを考慮して所要に設定できる。図20は、前記傾倒アンカー片15を、杭本体6の下端側にのみ設けた場合を示すものであり、図1に示すと同様の構成で、該杭本体6の前記側面部13の対向側の2箇所に該傾倒アンカー片15,15が設けられている。
(5) 前記傾倒アンカー片15が前記杭本体6の回転に伴い土に切り入るのをより容易化するために、例えば図21(A)(B)に示し、又図21(C)に示すように、該傾倒アンカー片15の前記回転方向で見た先端縁部17を鋭角の刃状部63として構成するのがよい。
(6) 図22(A)(B)は、前記上下のストッパ部43,45が省略された杭1の一例を示すものである。この場合は、図22(C)に示すように、前記杭本体6を地中に打ち込んだ状態で該杭本体6をその軸線L回りに回転させた時、該傾倒アンカー片15が該杭本体6の回転方向と逆方向に最大角度、即ち90度傾倒させ得る。
(7) 図23(A)(B)は、前記傾倒アンカー片15の傾倒方向を一方向に限定した場合の一例を示すものであり、傾倒アンカー片15が、V字状欠切部83の中央薄肉部85を介して前記張出部25に連結されている。この場合は、該傾倒アンカー片15の傾倒可能の方向を考慮して、地中に押し込んだ状態の杭本体6を回転させる。
この場合において、該傾倒アンカー片15の傾倒角度を所要に設定する場合は、例えば図23(C)に示すように、該傾倒アンカー片15が傾倒する側においてのみ上下のストッパ部43,45を設ける。
(8) 前記傾倒アンカー片15が、平面視で、時計回りF1及び反時計回りF2の双方に傾倒可能となされる場合も、或いは何れか一方向にのみ傾倒可能となされる場合、その傾倒角度は、例えば20〜60度の範囲で設定するのがよく、好ましくは、前記実施例で示したように30度程度に設定するのがよい。
(9) 前記傾倒アンカー片15は、前記したような板状を呈するものの他、棒状等を呈する如く構成されることもある。又、前記杭本体6の側面部13で張り出す張出部25は、前記した板状を呈するものには特定されない。
(10)前記傾倒アンカー片15を前記杭本体6の側面部13に、上下方向で複数段に設ける場合であっても、前記傾倒アンカー片15の全長は略等しく設定されることがある。
(11)前記杭本体6は、所要の引き抜き抵抗力を発揮できる限り、丸軸状を呈するものには特定されない。
(12)本発明に係る杭本体6は金属製とされることもある。この場合、前記傾倒アンカー片15は金属製や樹脂製等として構成できる。
(13)本発明に係る杭は、前記した防草シート等のシート状物を押える押え杭として用いられることの他、地面に敷設されるネットやマット等の被覆材を押える押え杭や、テント等の屋外に設置される屋外設置物を地面に固定する際等における杭として応用することもできる。更に、土木や建築の分野において、所要の引き抜き抵抗力を確保するための杭として応用することもできる。そして杭本体6の地中への押し込み方向は垂直方向に限られず、法面に対しての押し込み等、斜め方向もある。
(14)前記押え板3の上面側に、ドライバーの先端係合部と係合し得る係合凹部や係合突部を設けることによって、該ドライバーの回転操作によって前記杭本体6をその軸線L回りに回転させることもできる。
(15)前記杭本体6の長さは、杭1の使用目的に応じて、必要な引き抜き抵抗力を確保できるように所要に設定される。
1 杭
2 シート状物
3 押え板
5 下面
6 杭本体
7 突き刺し軸部
10 円錐部
12 摘み部
13 側面部
15 傾倒アンカー片
16 下端部
17 先端縁部
25 張出部
26 上端縁部
27 外側の側縁部
30 前面
31 後面
32 下端縁部
35 薄肉屈曲部
36 外側の側縁部
37 内側の側縁部
42 直線状部
43 上のストッパ部
45 下のストッパ部
49 当接部
59 スリット

Claims (13)

  1. 地中に押し込まれる杭本体の側面部に傾倒アンカー片の下端部が連結され、該傾倒アンカー片が、該杭本体の軸線に略沿った起立状態から下方向に傾倒される如くなされており、
    該傾倒アンカー片は、前記杭本体を地中に押し込んだ状態で該杭本体をその軸線回りに回転させることにより、土の抵抗によって、該杭本体の回転方向と逆方向に傾倒でき、該傾倒アンカー片が該傾倒に伴って土に切り入ることを特徴とする杭。
  2. 地中に押し込まれる杭本体の側面部で張り出す張出部の上部に、傾倒アンカー片の下端部が連結され、該傾倒アンカー片が、該杭本体の軸線に略沿った起立状態から下方向に傾倒される如くなされており、
    該傾倒アンカー片は、前記杭本体を地中に押し込んだ状態で該杭本体をその軸線回りに回転させることにより、土の抵抗によって、該杭本体の回転方向と逆方向に傾倒でき、該傾倒アンカー片が該傾倒に伴って土に切り入ることを特徴とする杭。
  3. 前記張出部が、前記杭本体の半径方向に張り出す板状を呈する如く構成されると共に、該張出部の張り出し方向で見た外側の側縁部が、その下端に向かうにつれて前記杭本体に接近する如く構成されていることを特徴とする請求項2記載の杭。
  4. 前記張出部が、前記杭本体の半径方向に張り出す板状を呈する如く構成されると共に、該張出部の張り出し方向で見た外側の側縁部が、その下端に向かうにつれて前記杭本体に接近する如く内方に緩く湾曲した湾曲縁部として構成されていることを特徴とする請求項2記載の杭。
  5. 前記傾倒アンカー片は、前記起立状態において、前記回転方向で見て前後の面が垂直状面を呈する板状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭。
  6. 前記傾倒アンカー片は、前記起立状態において、前記回転方向で見て前後の面が垂直状面を呈する板状に形成されており、該傾倒アンカー片の、前記回転方向で見た先端縁部が、前記傾倒に伴って土に切り入る鋭角の刃状部として形成されていることを特徴とする請求項2記載の杭。
  7. 起立状態にある前記傾倒アンカー片は、平面視で、時計回り及び反時計回りの双方に傾倒可能となされていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭。
  8. 前記傾倒アンカー片が90度よりも小さい角度に傾倒した状態で互いに当接し得る上下のストッパ部が設けられており、該上のストッパ部は前記傾倒アンカー片の下端側に設けられると共に、該下のストッパ部は前記側面部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭。
  9. 前記傾倒アンカー片の傾倒角度が、前記上下のストッパ部が互いに当接することによって20〜60度に規制された状態で、前記杭本体に引き抜き荷重が加えられたときに、前記傾倒アンカー片が該上下のストッパ部の当接部を支点として下方向に弾性的に撓み変形し得ることを特徴とする請求項8記載の杭。
  10. 前記傾倒アンカー片は前記杭本体の側面部に、上下方向で複数段に設けられており、最下段の傾倒アンカー片を除く他の傾倒アンカー片は、その全長が、該最下段の傾倒アンカー片の全長よりも長く形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭。
  11. 前記傾倒アンカー片は前記杭本体の側面部に、上下方向で複数段に設けられており、各段について見た場合、前記側面部の対向側の2個所に前記傾倒アンカー片が設けられており、該側面部の対向する夫々の側で、前記傾倒アンカー片が上下方向で見て並設状態とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の杭。
  12. 前記杭本体の上端に、シート状物を押える押え板が設けられていることを特徴とする請求項1、2又は9記載の杭。
  13. 前記押え板の上面に、前記杭本体を回転させるための摘み部が設けられていることを特徴とする請求項12記載の杭。
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