[go: up one dir, main page]

JP2015099772A - 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池 - Google Patents

固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2015099772A
JP2015099772A JP2014204202A JP2014204202A JP2015099772A JP 2015099772 A JP2015099772 A JP 2015099772A JP 2014204202 A JP2014204202 A JP 2014204202A JP 2014204202 A JP2014204202 A JP 2014204202A JP 2015099772 A JP2015099772 A JP 2015099772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
polymer electrolyte
solid polymer
porous sheet
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014204202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6468475B2 (ja
Inventor
木下 伸二
Shinji Kinoshita
伸二 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2014204202A priority Critical patent/JP6468475B2/ja
Publication of JP2015099772A publication Critical patent/JP2015099772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468475B2 publication Critical patent/JP6468475B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】内部抵抗が低く抑えられ、水素リーク量が抑えられ、かつ機械的強度が高い固体高分子形燃料電池用膜電極接合体を提供する。
【解決手段】アノード20とカソード30とこれらの間に配置された固体高分子電解質膜40とを備え、アノード20が、固体高分子電解質膜40の第1の表面に接する、複数の貫通孔22aを有する多孔シート22と、貫通孔22aに充填されて固体高分子電解質膜40の第1の表面に接する触媒部24とを有し、カソード30が、固体高分子電解質膜40の第2の表面に接する触媒層34を有し、多孔シート22の貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積が0.002〜0.08mmであり、多孔シート22の開口率が30〜80%であり、貫通孔22aに侵入する固体高分子電解質膜40の侵入厚さT+が4μm以下であり、固体高分子電解質膜40の厚さTが7〜20μmである膜電極接合体10。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池に関する。
固体高分子形燃料電池は、たとえば、2つのセパレータの間に膜電極接合体を挟んでセルを形成し、複数のセルをスタックしたものである。膜電極接合体は、触媒層およびガス拡散層を有するアノードおよびカソードと、アノードとカソードとの間に配置された固体高分子電解質膜とを備えたものである。
固体高分子形燃料電池の発電特性を向上させる1つの手段として、固体高分子電解質膜を薄くして膜抵抗を低くすることが知られている。しかし、固体高分子電解質膜を薄くした場合、固体高分子電解質膜の機械的強度が低下し、結果、膜電極接合体の機械的強度が低下する。また、固体高分子電解質膜を水素ガスが透過しやすくなるため、水素リーク量が増大し、固体高分子形燃料電池の発電効率が低下する。
膜電極接合体の機械的強度を高くする方法としては、下記の方法が提案されている。
(1)多孔質ポリテトラフルオロエチレンシートを固体高分子電解質膜内および電極内に設けて固体高分子電解質膜および電極を補強する方法(特許文献1)。
(2)複数の貫通孔を有する多孔シートを固体高分子電解質膜内に設けて固体高分子電解質膜を補強する方法(特許文献2)。
(1)の方法では、多孔質ポリテトラフルオロエチレンシートの空隙率が高く(60〜98%)、かつ孔径が小さい(0.05〜5μm)ため、多孔質ポリテトラフルオロエチレンシートによる膜抵抗への影響は少ない。しかし、空隙率が高く、かつ孔径が小さい多孔質ポリテトラフルオロエチレンシートは水素ガスの透過を遮ることがないため、水素リーク量の低減の効果はほとんど得られない。
(2)の方法では、多孔シートが水素ガスの透過を遮るため、多孔質ポリテトラフルオロエチレンシートに比べ、水素リーク量の低減の効果が期待できる。しかし、プロトンの移動も遮るため、多孔シートで補強された固体高分子電解質膜と、補強されていない固体高分子電解質膜とを比べると、多孔シートで補強された固体高分子電解質膜の方が主面に垂直な方向での膜抵抗が高くなり、膜電極接合体とした場合の内部抵抗も高くなる。
特許第3481010号公報 特許第4702053号公報
本発明は、内部抵抗が低く抑えられ、水素リーク量が抑えられ、かつ機械的強度が高い固体高分子形燃料電池用膜電極接合体、および発電特性が良好であり、発電効率および耐久性が高い固体高分子形燃料電池を提供する。
本発明の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体は、アノードと、カソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置された固体高分子電解質膜とを備え、前記アノードが、前記固体高分子電解質膜の第1の表面に接する、複数の貫通孔を有する多孔シートと、前記多孔シートの貫通孔に充填されて前記固体高分子電解質膜の第1の表面に接する、触媒を含む触媒部とを有し、前記カソードが、前記固体高分子電解質膜の第2の表面に接する、触媒を含む触媒部を有し、前記多孔シートの貫通孔の1つあたりの平均開口面積が、0.002〜0.08mmであり、前記多孔シートの開口率が、30〜80%であり、前記多孔シートの貫通孔に侵入する前記固体高分子電解質膜の侵入厚さが、4μm以下であり、前記固体高分子電解質膜の厚さ(ただし、前記侵入厚さを除く。)が、7〜20μmであることを特徴とする。
前記多孔シートの厚さは、5〜12μmであることが好ましい。
前記多孔シートは、金属からなることが好ましい。
前記金属は、チタンまたはチタン合金であることが好ましい。
本発明の固体高分子形燃料電池は、本発明の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体を備えたものであることを特徴とする。
本発明の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体は、内部抵抗が低く抑えられ、水素リーク量が抑えられ、かつ機械的強度が高い。
本発明の固体高分子形燃料電池は、発電特性が良好であり、発電効率および耐久性が高い。
本発明の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体の一例を示す断面図である。 多孔シートの一例を示す断面図である。 多孔シートの他の例を示す断面図である。 本発明の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体の他の例を示す断面図である。 実施例の多孔シートの開口のパターンを示す正面図である。
本明細書においては、式(u1)で表される構成単位を単位(u1)と記す。他の式で表される構成単位も同様に記す。
また、式(m1)で表されるモノマーをモノマー(m1)と記す。他の式で表されるモノマーも同様に記す。
以下の用語の定義は、本明細書および特許請求の範囲にわたって適用される。
「構成単位」とは、モノマーが重合することによって形成された該モノマーに由来する単位を意味する。構成単位は、モノマーの重合反応によって直接形成された単位であってもよく、ポリマーを処理することによって該単位の一部が別の構造に変換された単位であってもよい。
「モノマー」とは、重合反応性の炭素−炭素二重結合を有する化合物を意味する。
「陽イオン交換基」は、該基に含まれる陽イオンの一部が他の陽イオンにイオン交換し得る基を意味する。
「前駆体基」は、加水分解処理、酸型化処理等の公知の処理によって陽イオン交換基に変換できる基を意味する。
<膜電極接合体>
図1は、本発明の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体(以下、膜電極接合体と記す。)の一例を示す断面図である。
膜電極接合体10は、アノード20と、カソード30と、アノード20とカソード30との間に配置された固体高分子電解質膜40とを備える。
(アノード)
アノード20は、固体高分子電解質膜40の第1の表面に接する、複数の貫通孔22aを有する多孔シート22と、多孔シート22の貫通孔22aに充填されて固体高分子電解質膜40の第1の表面に接する触媒部24と、触媒部24に接するガス拡散層26とを有する。
多孔シート:
多孔シート22は、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔22aを有する。
貫通孔22aの開口形状は、特に限定されず、円形、楕円、三角形、正四角形、長方形、台形、六角形、星形、十字形、その他任意の形状が挙げられる。
多孔シート22としては、金属箔、プラスチックフィルム等が挙げられる。
多孔シート22の材料としては、機械的強度が高く、かつ貫通孔22aを形成しやすい、すなわち量産しやすく、低コスト化できる点から、金属が好ましい。
金属としては、たとえば、アルミニウム、ニッケル、チタン、タンタル、バナジウム、モリブテンおよびそれら少なくとも1種を含む合金等が挙げられ、コストや機械的強度と耐腐食性の点から、チタン、チタン合金、ステンレス鋼が好ましく、固体高分子電解質膜40の劣化を加速する鉄が含まれないという点から、チタン、チタン合金がより好ましい。
プラスチックとしては、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと記す。)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ペルフルオロアルコキシエチレン共重合体、ポリスルフォン、ポリフェニレンスルフィド(以下、PPSと記す。)、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。
多孔シート22は、貫通孔22aが全面に形成されたものであってもよく、貫通孔22aが形成された領域と、貫通孔22aが形成されていない領域とを有するものであってもよい。たとえば、膜電極接合体10の周縁部において発電機能を必要としない場合、該周縁部に対応する領域を貫通孔22aが形成されていない領域としてもよい。以下、多孔シート22の貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積および多孔シート22の開口率については、貫通孔22aが形成された領域において求めた値とする。
多孔シート22の貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積は、0.002〜0.08mmであり、0.004〜0.05mmが好ましく、0.01〜0.03mmがより好ましい。平均開口面積が0.002mm以上であれば、貫通孔22aを形成しやすい、すなわち多孔シート22を製造しやすい。平均開口面積が0.08mm以下であれば、下記の理由から、固体高分子電解質膜40における膜抵抗を低く抑えられる。
図2および図3に示すように、同じ開口率(たとえば、50%)で比較すると、貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積が大きい場合(図3)に比べ、貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積が小さい方(図2)が、貫通孔22aに隣接する多孔シート22本体の面積も小さくなる。アノード20の触媒部24(すなわち貫通孔22a)で水素の酸化反応から生じるプロトンは、固体高分子電解質膜40内を拡散しながらカソード30に向かって移動するため、多孔シート22本体で遮蔽された部分の固体高分子電解質膜40においてもプロトンは移動できる。そのため、固体高分子電解質膜40における膜抵抗が小さくなる。
一方、貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積が大きい、すなわち貫通孔22aに隣接する多孔シート22本体の面積も大きい場合は、貫通孔22aに隣接する多孔シート22本体で遮蔽された部分の固体高分子電解質膜40全体にわたってプロトンが充分に拡散できない。すなわち、貫通孔22aに隣接する多孔シート22本体で遮蔽された部分の固体高分子電解質膜40ではプロトンが移動しにくい。そのため、固体高分子電解質膜40における膜抵抗が比較的大きくなる。
多孔シート22の貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積は、無作為に選択した20個の貫通孔22aについて、それぞれ固体高分子電解質膜40の第1の表面に接する側の開口の面積を求め、平均したものである。
多孔シート22の開口率は、30〜80%であり、50〜80%が好ましく、50〜67%がより好ましい。開口率が30%以上であれば、内部抵抗を低く抑えられる。開口率が80%以下であれば、水素リーク量が抑えられ、かつ膜電極接合体10の機械的強度を高くできる。
多孔シート22の開口率は、下記のようにして求める。
たとえば、10mm角の正方形の中に平均開口面積0.01mmの貫通孔を5000個開けた場合には開口率が50%になる。このように、多孔シートの開口率は、所定の大きさの領域に開けた貫通孔の平均開口面積にその貫通孔の数を乗じて求めた、その領域における合計開口面積を、その領域全体の面積で除して求める。
多孔シート22の厚さtは、5〜12μmが好ましく、7〜11μmがより好ましく、8〜10μmがさらに好ましい。多孔シート22の厚さtが5μm以上であれば、多孔シート22を製造しやすい。また、膜電極接合体10の機械的強度を高くできる。多孔シート22の厚さtが12μm以下であれば、内部抵抗を低く抑えられる。
多孔シート22の製造方法としては、エッチング加工により貫通孔22aを形成する方法;抜き型を用いて無孔シートを機械的に打ち抜く方法;無孔シートに対してレーザ光線を用いて貫通孔22aを形成する方法;無孔シートに対してドリルを用いて貫通孔22aを形成する方法等が挙げられる。機械的に打ち抜く方法においては、数百から数万の孔を一度に形成できる抜き型を用いてもよく、無孔シートを数十枚から数千枚重ねてもよい。ドリルを用いる方法においては、多軸NCドリル機を用いてもよく、無孔シートを数十枚から数千枚重ねてもよい。また、エキスパンドメタルをプレス加工することにより、多孔シートを形成してもよい。
触媒部:
触媒部24は、多孔シート22の貫通孔22aに充填された充填部24aと、多孔シート22の、固体高分子電解質膜40とは反対側の表面に広がる層状部24bとからなる。
触媒部24は、図4に示すように、多孔シート22の貫通孔22aに充填された充填部24aのみからなるものであってもよい。ただし、ガス拡散層26との接合の点から、触媒部24は、図1に示すように層状部24bを有することが好ましい。
触媒部24は、触媒を含み、必要に応じて、後述するイオン交換樹脂を含む層である。
触媒としては、燃料電池における酸化還元反応を促進するものであればよく、白金を含む触媒が好ましく、白金または白金合金がカーボン担体に担持された担持触媒が特に好ましい。
カーボン担体としては、活性炭、カーボンブラック等が挙げられる。
白金合金としては、白金を除く白金族の金属(ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム)、金、銀、クロム、鉄、チタン、マンガン、コバルト、ニッケル、モリブデン、タングステン、アルミニウム、ケイ素、亜鉛、およびスズからなる群から選ばれる1種以上の金属と、白金との合金が好ましい。
白金または白金合金の担持量は、担持触媒(100質量%)のうち、10〜70質量%が好ましい。
触媒部24に含まれる白金量は、電極反応を効率よく行うための最適な厚さの点から、0.01〜1.0mg/cmが好ましく、原料のコストと性能とのバランスの点から、0.02〜0.1mg/cmがより好ましい。
ガス拡散層:
ガス拡散層26は、カーボンペーパー、カーボンクロス、カーボンフェルト等のガス拡散性基材からなる層である。
ガス拡散層26の表面は、撥水性の含フッ素ポリマーを含む溶液または分散液によって撥水処理されていてもよい。ガス拡散層26の表面は、生成水など水の滞留を防ぐために、撥水性の含フッ素ポリマーおよび導電性カーボンを含む分散液よって撥水処理されていてもよい。
撥水性の含フッ素ポリマーとしては、PTFE等が挙げられる。導電性カーボンとしては、カーボンブラック等が挙げられる。
ガス拡散層26の撥水処理された表面が、触媒部24または後述のカーボン層に接する。
カーボン層:
アノード20は、触媒部24とガス拡散層26との間にカーボン層(図示略)を有していてもよい。カーボン層を配置することにより、触媒部24の表面のガス拡散性が向上し、固体高分子形燃料電池の出力電圧が大きく向上する。
カーボン層は、カーボン(カーボン粉体、カーボンナノファイバー等)とフッ素系ポリマーとを含む層である。
カーボンとしては、繊維径1〜1000nm、繊維長1000μm以下のカーボンナノファイバーが好ましい。
フッ素系ポリマーとしては、PTFE等が挙げられる。
(カソード)
カソード30は、固体高分子電解質膜40の第2の表面に広がる層状の触媒層34(触媒部)と、触媒層34に接するガス拡散層36とを有する。
触媒層:
触媒層34は、触媒を含み、必要に応じて、後述するイオン交換樹脂を含む層である。
触媒としては、アノード20の触媒部24に用いるものと同様のものが挙げられる。
触媒層34は、アノード20の触媒部24と成分、組成等が同じであってもよく、異なっていてもよい。
ガス拡散層:
ガス拡散層36としては、アノード20のガス拡散層26と同様のものが挙げられる。
ガス拡散層36の表面は、撥水性の含フッ素ポリマーを含む溶液または分散液によって撥水処理されていることが好ましい。撥水処理することにより、カソード30の触媒層34で発生する水がガス拡散層36の細孔を塞ぎにくくなり、ガス拡散性の低下が抑えられる。ガス拡散層36の表面は、膜電極接合体10の導電性の点から、撥水性の含フッ素ポリマーおよび導電性カーボンを含む分散液よって撥水処理されていることがより好ましい。
カーボン層:
カソード30は、触媒層34とガス拡散層36との間にカーボン層(図示略)を有していてもよい。カーボン層を配置することにより、触媒層34の表面のガス拡散性が向上し、固体高分子形燃料電池の出力電圧が大きく向上する。
カーボン層としては、アノード20のカーボン層と同様のものが挙げられる。
(固体高分子電解質膜)
固体高分子電解質膜40は、後述するイオン交換樹脂を含むものである。固体高分子電解質膜40は、複数のイオン交換樹脂の膜を接合した多層構造のものであってもよい。
固体高分子電解質膜40は、耐久性を向上させるために、セリウムおよびマンガンからなる群から選ばれる1種以上の原子を含んでいてもよい。セリウム、マンガンは、固体高分子電解質膜40の劣化を引き起こす原因物質である過酸化水素を分解する。セリウム、マンガンは、イオンとして固体高分子電解質膜40中に存在することが好ましく、イオンとして存在すれば固体高分子電解質膜40中でどのような状態で存在しても構わない。
固体高分子電解質膜40は、乾燥を防ぐための保水剤として、シリカ、ヘテロポリ酸(リン酸ジルコニウム、リンモリブデン酸、リンタングステン酸等)を含んでいてもよい。
固体高分子電解質膜40の一部が、多孔シート22の貫通孔22aに侵入する場合がある。
多孔シート22の貫通孔22aに侵入する固体高分子電解質膜40の侵入厚さT+は、4μm以下であり、3μm以下が好ましく、2μm以下が特に好ましい。侵入厚さT+が4μm以下であれば、固体高分子電解質膜40におけるプロトンの移動距離が短くなるため、膜抵抗が低く抑えられる。
侵入厚さT+は、無作為に選択した10個の貫通孔22aについて、それぞれ固体高分子電解質膜40のイオン交換樹脂が侵入した厚さを測定し、これらのうちの最大の厚さである。
固体高分子電解質膜40の厚さT(ただし、侵入厚さT+を除く。)は、7〜20μmであり、8〜17μmがより好ましく、9〜12μmがさらに好ましい。固体高分子電解質膜40の厚さTが7μm以上であれば、機械的強度を高くできる。固体高分子電解質膜40の厚さTが20μm以下であれば、膜抵抗が低く抑えられる。
(サブガスケット)
膜電極接合体10は、膜電極接合体10の周縁部の固体高分子電解質膜40を挟み込むように配置された2つのフレーム状のサブガスケット(図示略)を有していてもよい。
(他の態様)
なお、本発明の膜電極接合体は、アノードと、カソードと、アノードとカソードとの間に配置された固体高分子電解質膜とを備え、アノードが、固体高分子電解質膜の第1の表面に接する多孔シートと、多孔シートの貫通孔に充填されて固体高分子電解質膜の第1の表面に接する触媒部とを有し、カソードが固体高分子電解質膜の第2の表面に接する触媒部を有し、多孔シートの貫通孔の1つあたりの平均開口面積、多孔シートの開口率が特定の範囲であり、貫通孔に侵入する固体高分子電解質膜の侵入厚さが特定の範囲であり、固体高分子電解質膜の厚さ特定の範囲であるものであればよく、図示例の膜電極接合体10に限定はされない。
(膜電極接合体の製造方法)
膜電極接合体10の製造方法としては、たとえば、下記の工程(a)〜(f)を有する方法が挙げられる。なお、膜電極接合体10の製造方法は、下記の方法に限定されない。
(a)固体高分子電解質膜40を形成する工程。
(b)固体高分子電解質膜40の第1の表面に多孔シート22を接合する工程。
(c)キャリアフィルムの表面に触媒層34を形成する工程。
(d)触媒層34を固体高分子電解質膜40の第2の表面に転写する工程。
(e)固体高分子電解質膜40に接合された多孔シート22の表面に、触媒部形成用ペーストを塗布し、触媒部24を形成し、膜触媒部接合体を得る。
(f)膜触媒部接合体の両面にガス拡散性基材を接合し、膜電極接合体10を得る工程。
工程(a):
イオン交換樹脂液をキャリアフィルムの表面に塗布し、乾燥させることによって固体高分子電解質膜40を形成する。
イオン交換樹脂液は、たとえば、アルコールおよび水を含む媒体に、イオン交換樹脂を分散または溶解させた液である。
キャリアフィルムとしては、エチレン−テトラフルオロエチレン(以下、ETFEと記す。)フィルム、オレフィン系樹脂フィルム等が挙げられる。
固体高分子電解質膜40を安定化させるために、熱処理を行うことが好ましい。熱処理の温度は、イオン交換樹脂の種類にもよるが、130〜200℃が好ましい。熱処理の温度が130℃以上であれば、イオン交換樹脂が過度に含水しなくなる。熱処理の温度が200℃以下であれば、陽イオン交換基の熱分解が抑えられ、固体高分子電解質膜40のプロトン伝導性の低下が抑えられる。
工程(b):
固体高分子電解質膜40の第1の表面に多孔シート22を配置し、熱プレス等によって接合する。
工程(c):
触媒層形成用ペーストをキャリアフィルムの表面に塗布し、乾燥させることによって触媒層34を形成する。
触媒層形成用ペーストは、イオン交換樹脂および触媒を分散媒に分散させた液である。触媒層形成用ペーストは、たとえば、イオン交換樹脂液と、触媒または触媒の分散液とを混合することにより調製できる。
工程(d):
固体高分子電解質膜40からキャリアフィルムを剥がし、固体高分子電解質膜40の第2の表面にキャリアフィルム付き触媒層34を配置し、熱プレス等によって触媒層34を転写する。
工程(e):
固体高分子電解質膜40に接合された多孔シート22の表面に、触媒部形成用ペーストを塗布し、乾燥させることによって触媒部24を形成し、膜触媒部接合体を得る。
触媒部形成用ペーストは、イオン交換樹脂および触媒を分散媒に分散させた液である。触媒層形成用ペーストは、たとえば、イオン交換樹脂液と、触媒または触媒の分散液とを混合することにより調製できる。
工程(f):
膜触媒部接合体の両面にガス拡散性基材を熱プレス等によって接合し、膜電極接合体10を得る。
(作用効果)
以上説明した膜電極接合体10にあっては、多孔シート22を、固体高分子電解質膜40内ではなく、固体高分子電解質膜40の表面に設け、かつ多孔シート22の貫通孔22aに、固体高分子電解質膜40をできるだけ侵入させることなく、触媒部24を充填している。そのため、従来の固体高分子電解質膜内に多孔シートを設け、貫通孔内に固体高分子電解質膜を充填した場合に比べ、触媒部24から発生するプロトンの固体高分子電解質膜40における移動距離が短くなるため、膜抵抗(内部抵抗)が低く抑えられる。
また、多孔シート22の貫通孔22aの1つあたりの平均開口面積および多孔シート22の開口率を特定の範囲としているため、内部抵抗がさらに低くなり、水素リーク量が抑えられ、かつ機械的強度が高い。
また、固体高分子電解質膜40の厚さを特定の範囲としているため、内部抵抗がさらに低くなり、かつ機械的強度が高い。
膜電極接合体10において、多孔シート22を固体高分子電解質膜40の第1の表面(アノード側)に配置し、多孔シート22を固体高分子電解質膜40の第2の表面(カソード側)に配置しない理由は、下記のとおりである。
多孔シートを配置した側の電極では、固体高分子電解質膜に接する触媒部の面積が減ってしまい、その分、電極反応が遅くなる。しかし、アノードの電極反応は、カソードの電極反応よりも充分に速い、すなわち膜電極接合体全体ではカソードの電極反応が律速となっているため、多孔シートを固体高分子電解質膜の第1の表面(アノード側)に配置してアノードの電極反応が少し遅くなっても、カソードの電極反応が律速であることにはかわりなく、発電への影響は小さい。
(イオン交換樹脂)
イオン交換樹脂は、陽イオン交換基を有する含フッ素ポリマーである。
陽イオン交換基としては、陽イオンがHである酸型と、陽イオンが金属イオン、アンモニウムイオン等である塩型とがある。膜電極接合体の固体高分子電解質膜や触媒部の場合、通常、酸型の陽イオン交換基を有する含フッ素イオン交換樹脂が用いられる。
陽イオン交換基としては、−SO 、−SO(Z)−、−SO(Z)<、−P(O)(O、−C(O)O、>C=N(ただし、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。)等が挙げられ、含フッ素イオン交換樹脂を膜電極接合体の固体高分子電解質膜や触媒部に用いる場合は、−SO 、−SO(H)−、−SO(H)<が好ましく、−SO 、−SO(H)−がより好ましく、−SO が特に好ましい。陽イオン交換基のZの一部は、2価以上の金属イオンで置換されていてもよい。
含フッ素イオン交換樹脂としては、耐久性の点から、陽イオン交換基を有するペルフルオロカーボンポリマー(エーテル性の酸素原子を有していてもよい。)が好ましい。
含フッ素イオン交換樹脂としては、後述する単位(u1)を有するポリマー(H1)、後述する単位(u2)を有するポリマー(H2)、後述する単位(u3)を有するポリマー(H3)、後述する単位(u4)を有するポリマー(H4)、後述する単位(u5)を有するポリマー(H5)、後述する単位(u6)を有するポリマー(H6)(以下、ポリマー(H1)〜(H6)をまとめて、ポリマー(H)とも記す。)が挙げられる。
(ポリマー(H1))
ポリマー(H1)は、単位(u1)を有する含フッ素ポリマーである(ただし、ポリマー(H2)〜(H6)を除く)。
Figure 2015099772
ただし、Qは、単結合、またはエーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキレン基であり、Yは、フッ素原子または1価のペルフルオロ有機基であり、sは、0または1であり、Rf1は、エーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキル基であり、Xは、酸素原子、窒素原子または炭素原子であり、aは、Xが酸素原子の場合0であり、Xが窒素原子の場合1であり、Xが炭素原子の場合2であり、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。単結合は、CFYの炭素原子とSOの硫黄原子とが直接結合していることを意味する。有機基は、炭素原子を1以上含む基を意味する。
単位(u1):
のペルフルオロアルキレン基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。また、該酸素原子は、ペルフルオロアルキレン基の炭素原子−炭素原子結合間に挿入されていてもよく、炭素原子結合末端に挿入されていてもよい。
ペルフルオロアルキレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよい。
ペルフルオロアルキレン基の炭素数は、1〜6が好ましく、1〜4がより好ましい。炭素数が6以下であれば、ポリマー(H1)のイオン交換容量の低下が抑えられ、プロトン伝導性の低下が抑えられる。
f1のペルフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
ペルフルオロアルキル基の炭素数は、1〜6が好ましく、1〜4がより好ましい。ペルフルオロアルキル基としては、ペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基等が好ましい。
−SO(SOf1 としては、−SO 、−SON(SOf1、または−SOC(SOf1 が挙げられる。
としては、フッ素原子またはトリフルオロメチル基が好ましい。
単位(u1)としては、ポリマー(H1)の製造が容易であり、工業的実施が容易である点から、単位(u1−1)〜(u1−4)が好ましい。
Figure 2015099772
他の単位:
ポリマー(H1)は、さらに、後述する他のモノマーに基づく構成単位(以下、他の単位とも記す。)を有していてもよい。他の単位の割合は、ポリマー(H1)のイオン交換容量が後述の好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
他の単位としては、機械的強度および化学的な耐久性の点から、ペルフルオロモノマーに基づく構成単位が好ましく、テトラフルオロエチレン(以下、TFEと記す。)に基づく構成単位がより好ましい。
ポリマー(H1)は、単位(u1)、他の単位を、それぞれ1種ずつ有していてもよく、それぞれ2種以上有していてもよい。
ポリマー(H1)としては、化学的な耐久性の点から、ペルフルオロカーボンポリマーが好ましい。
ポリマー(H1)のイオン交換容量は、0.5〜1.8ミリ当量/g乾燥樹脂が好ましく、0.9〜1.5ミリ当量/g乾燥樹脂がより好ましい。イオン交換容量が0.5ミリ当量/g乾燥樹脂以上であれば、プロトン伝導性が高くなるため、充分な電池出力を得ることできる。イオン交換容量が1.8ミリ当量/g乾燥樹脂以下であれば、分子量の高いポリマーの合成が容易であり、また、ポリマー(H1)が過度に水で膨潤しないため、機械的強度を保持できる。
(ポリマー(H2))
ポリマー(H2)は、単位(u2)を有する含フッ素ポリマーである(ただし、ポリマー(H3)〜(H6)を除く)。
Figure 2015099772
ただし、Q21は、エーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキレン基であり、Q22は、単結合、またはエーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキレン基であり、Yは、フッ素原子または1価のペルフルオロ有機基であり、tは、0または1であり、Rf2は、エーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキル基であり、Xは、酸素原子、窒素原子または炭素原子であり、bは、Xが酸素原子の場合0であり、Xが窒素原子の場合1であり、Xが炭素原子の場合2であり、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。単結合は、CYの炭素原子とSOの硫黄原子とが直接結合していることを意味する。有機基は、炭素原子を1以上含む基を意味する。
単位(u2):
21、Q22のペルフルオロアルキレン基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。また、該酸素原子は、ペルフルオロアルキレン基の炭素原子−炭素原子結合間に挿入されていてもよく、炭素原子結合末端に挿入されていてもよい。
ペルフルオロアルキレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
ペルフルオロアルキレン基の炭素数は、1〜6が好ましく、1〜4がより好ましい。炭素数が6以下であれば、原料の含フッ素モノマーの沸点が低くなり、蒸留精製が容易となる。また、炭素数が6以下であれば、ポリマー(H2)のイオン交換容量の増加が抑えられ、プロトン伝導性の低下が抑えられる。
22は、エーテル性の酸素原子を有していてもよい炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基であることが好ましい。Q22がエーテル性の酸素原子を有していてもよい炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基であれば、Q22が単結合である場合に比べ、長期にわたって固体高分子形燃料電池を運転した際に、発電性能の安定性に優れる。
21、Q22の少なくとも一方は、エーテル性の酸素原子を有する炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基であることが好ましい。エーテル性の酸素原子を有する炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基を有する含フッ素モノマーは、フッ素ガスによるフッ素化反応を経ずに合成できるため、収率が良好で、製造が容易である。
f2のペルフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
ペルフルオロアルキル基の炭素数は、1〜6が好ましく、1〜4がより好ましい。ペルフルオロアルキル基としては、ペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基等が好ましい。
単位(u2)が2つ以上のRf2を有する場合、Rf2は、それぞれ同じ基であってもよく、それぞれ異なる基であってもよい。
−SO(SOf2 としては、−SO 、−SON(SOf2、または−SOC(SOf2 が挙げられる。
としては、フッ素原子、またはエーテル性の酸素原子を有していてもよい炭素数1〜6の直鎖のペルフルオロアルキル基が好ましい。
単位(u2)としては、ポリマー(H2)の製造が容易であり、工業的実施が容易である点から、単位(u2−1)〜(u2−3)が好ましい。
Figure 2015099772
他の単位:
ポリマー(H2)は、さらに、後述する他のモノマーに基づく構成単位を有していてもよい。また、前記単位(u1)を有していてもよい。他の単位の割合は、ポリマー(H2)のイオン交換容量が後述の好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
他の単位としては、機械的強度および化学的な耐久性の点から、ペルフルオロモノマーに基づく構成単位が好ましく、TFEに基づく構成単位がより好ましい。
ポリマー(H2)は、単位(u2)、他の単位を、それぞれ1種ずつ有していてもよく、それぞれ2種以上有していてもよい。
ポリマー(H2)としては、化学的な耐久性の点から、ペルフルオロカーボンポリマーが好ましい。
ポリマー(H2)のイオン交換容量は、0.5〜2.8ミリ当量/g乾燥樹脂が好ましく、0.9〜2.2ミリ当量/g乾燥樹脂がより好ましい。イオン交換容量が0.5ミリ当量/g乾燥樹脂以上であれば、プロトン伝導性が高くなるため、充分な電池出力を得ることできる。イオン交換容量が2.8ミリ当量/g乾燥樹脂以下であれば、分子量の高いポリマーの合成が容易であり、また、ポリマー(H2)が過度に水で膨潤しないため、機械的強度を保持できる。
(ポリマー(H3))
ポリマー(H3)は、単位(u3)を有する含フッ素ポリマーである(ただし、ポリマー(H4)〜(H6)を除く)。
Figure 2015099772
ただし、Qは、単結合、またはエーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキレン基であり、Yは、フッ素原子または1価のペルフルオロ有機基であり、uは、0または1であり、Rf3は、エーテル性の酸素原子を有していてもよい炭素数1〜10のペルフルオロアルキル基であり、Xは、酸素原子または窒素原子であり、cは、Xが酸素原子の場合0であり、Xが窒素原子の場合1であり、dは、1〜4の整数であり、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。単結合は、CFYの炭素原子とSOの硫黄原子とが直接結合していることを意味する。有機基は、炭素原子を1以上含む基を意味する。
単位(u3):
のペルフルオロアルキレン基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。また、該酸素原子は、ペルフルオロアルキレン基の炭素原子−炭素原子結合間に挿入されていてもよく、炭素原子結合末端に挿入されていてもよい。
ペルフルオロアルキレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよい。
ペルフルオロアルキレン基の炭素数は、1〜10が好ましく、1〜6がより好ましく、1〜4がさらに好ましい。炭素数が10以下であれば、ポリマー(H3)のイオン交換容量の低下が抑えられ、プロトン伝導性の低下が抑えられる。
f3のペルフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
ペルフルオロアルキル基の炭素数は、1〜6が好ましく、1〜4がより好ましい。ペルフルオロアルキル基としては、ペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基等が好ましい。
−SO(SOf3 としては、−SO 、−SON(SOf3、または−SOC(SOf3 が挙げられる。
としては、フッ素原子またはトリフルオロメチル基が好ましい。
dは、モノマー(m3)の合成が容易であり、イオン交換容量の高いポリマー(H3)が得られる点から、2が特に好ましい。
単位(u3)としては、ポリマー(H3)の製造が容易であり、工業的実施が容易である点から、単位(u3−1)〜(u3−4)が好ましい。
Figure 2015099772
他の単位:
ポリマー(H3)は、さらに、後述する他のモノマーに基づく構成単位を有していてもよい。また、前記単位(u1)およびまたは単位(u2)を有していてもよい。他の単位の割合は、ポリマー(H3)のイオン交換容量が後述の好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
他の単位としては、機械的強度および化学的な耐久性の点から、ペルフルオロモノマーに基づく構成単位が好ましく、TFEに基づく構成単位がより好ましい。
ポリマー(H3)は、単位(u3)、他の単位を、それぞれ1種ずつ有していてもよく、それぞれ2種以上有していてもよい。
ポリマー(H3)としては、化学的な耐久性の点から、ペルフルオロカーボンポリマーが好ましい。
ポリマー(H3)のイオン交換容量は、0.5〜2.8ミリ当量/g乾燥樹脂が好ましく、0.9〜2.2ミリ当量/g乾燥樹脂がより好ましい。イオン交換容量が0.5ミリ当量/g乾燥樹脂以上であれば、プロトン伝導性が高くなるため、充分な電池出力を得ることできる。イオン交換容量が2.8ミリ当量/g乾燥樹脂以下であれば、分子量の高いポリマーの合成が容易であり、また、ポリマー(H3)が過度に水で膨潤しないため、機械的強度を保持できる。
(ポリマー(H4))
ポリマー(H4)は、単位(u4)を有する含フッ素ポリマーである(ただし、ポリマー(H5)〜(H6)を除く)。
Figure 2015099772
ただし、R11は、エーテル性の酸素原子を有してもよい2価のペルフルオロ有機基であり、R12、R13、R15、R16は、それぞれ独立にエーテル性の酸素原子を有してもよい1価のペルフルオロ有機基またはフッ素原子であり、R14は、エーテル性の酸素原子を有してもよい1価のペルフルオロ有機基、フッ素原子、または−R11(SO(SOf4基であり、Rf4は、エーテル性の酸素原子を有してもよいペルフルオロアルキル基であり、Xは、酸素原子、窒素原子または炭素原子であり、eは、Xが酸素原子の場合0であり、Xが窒素原子の場合1であり、Xが炭素原子の場合2であり、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。有機基は、炭素原子を1以上含む基を意味する。
単位(u4):
11の2価のペルフルオロ有機基としては、ペルフルオロアルキレン基が好ましい。ペルフルオロアルキレン基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。また、該酸素原子は、ペルフルオロアルキレン基の炭素−炭素結合間に挿入されていてもよく、炭素原子結合末端に挿入されていてもよい。ペルフルオロアルキレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
12、R13、R15、R16の1価のペルフルオロ有機基としては、ペルフルオロアルキル基が好ましい。R15およびR16は、重合反応性が高い点から、少なくとも一方がフッ素原子であることが好ましく、両方がフッ素原子であることがより好ましい。
14の1価のペルフルオロ有機基としては、ペルフルオロアルキル基が好ましい。ペルフルオロアルキル基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。また、該酸素原子は、ペルフルオロアルキル基の炭素−炭素結合間に挿入されていてもよく、炭素原子結合末端に挿入されていてもよい。ペルフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。単位(u4)が2個のR11を有する場合、R11は、それぞれ同じ基であってもよく、それぞれ異なる基であってもよい。
f4のペルフルオロアルキル基の炭素数は、1〜8が好ましく、1〜6がより好ましい。2個以上のRf4を有する場合、Rf4は、それぞれ同じ基であってもよく、それぞれ異なる基であってもよい。
−SO(SOf4 としては、−SO 、−SON(SOf4、または−SOC(SOf4 が挙げられる。
単位(u4)としては、単位(u4−1)〜(u4−4)が挙げられ、ポリマー(H4)の製造が容易であり、工業的実施が容易である点から、単位(u4−1)が好ましい。
Figure 2015099772
他の単位:
ポリマー(H4)は、さらに、後述する他のモノマーに基づく構成単位を有していてもよい。また、前記単位(u1)、単位(u2)およびまたは単位(u3)を有していてもよい。他の単位の割合は、ポリマー(H4)のイオン交換容量が後述の好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
他の単位としては、ペルフルオロモノマーに基づく構成単位が好ましく、ポリマー(H4)が過度に水で膨潤しない点から、環状構造を有し、かつ陽イオン交換基またはその前駆体基を有さないペルフルオロモノマーに基づく構成単位がより好ましい。
ポリマー(H4)は、単位(u4)、他の単位を、それぞれ1種ずつ有していてもよく、それぞれ2種以上有していてもよい。
ポリマー(H4)としては、化学的な耐久性の点から、ペルフルオロカーボンポリマーが好ましい。
ポリマー(H4)のイオン交換容量は、0.7〜2.3ミリ当量/g乾燥樹脂が好ましく、1.1〜2.0ミリ当量/g乾燥樹脂がより好ましい。イオン交換容量が0.7ミリ当量/g乾燥樹脂以上であれば、プロトン伝導性が高くなるため、充分な電池出力を得ることできる。イオン交換容量が2.3ミリ当量/g乾燥樹脂以下であれば、分子量の高いポリマーの合成が容易であり、また、ポリマー(H4)が過度に水で膨潤しないため、機械的強度を保持できる。
(ポリマー(H5))
ポリマー(H5)は、単位(u5)を有する含フッ素ポリマーである(ただし、ポリマー(H6)を除く)。
Figure 2015099772
ただし、R21は、炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基または炭素−炭素結合間にエーテル性の酸素原子を有する炭素数2〜6のペルフルオロアルキレン基であり、R22は、フッ素原子、炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基、炭素−炭素結合間にエーテル性の酸素原子を有する炭素数2〜6のペルフルオロアルキル基、または−R21(SO(SOf5基であり、Rf5は、エーテル性の酸素原子を有してもよいペルフルオロアルキル基であり、Xは、酸素原子、窒素原子または炭素原子であり、fは、Xが酸素原子の場合0であり、Xが窒素原子の場合1であり、Xが炭素原子の場合2であり、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。有機基は、炭素原子を1以上含む基を意味する。
単位(u5):
21のペルフルオロアルレン基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。ペルフルオロアルレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
22のペルフルオロアルキル基がエーテル性の酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。ペルフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。単位(u5)が2個のR21を有する場合、R21は、それぞれ同じ基であってもよく、それぞれ異なる基であってもよい。
f5のペルフルオロアルキル基の炭素数は、1〜8が好ましく、1〜6がより好ましい。2個以上のRf5を有する場合、Rf5は、それぞれ同じ基であってもよく、それぞれ異なる基であってもよい。
−SO(SOf5 としては、−SO 、−SON(SOf5、または−SOC(SOf5 が挙げられる。
単位(u5)としては、単位(u5−1)〜(u5−2)が挙げられる。
Figure 2015099772
他の単位:
ポリマー(H5)は、さらに、後述する他のモノマーに基づく構成単位を有していてもよい。また、前記単位(u1)、単位(u2)、単位(u3)およびまたは単位(u4)を有していてもよい。他の単位の割合は、ポリマー(H5)のイオン交換容量が後述の好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
他の単位としては、ペルフルオロモノマーに基づく構成単位が好ましく、ポリマー(H5)が過度に水で膨潤しない点から、環状構造を有し、かつ陽イオン交換基またはその前駆体基を有さないペルフルオロモノマーに基づく構成単位がより好ましい。
ポリマー(H5)は、単位(u5)、他の単位を、それぞれ1種ずつ有していてもよく、それぞれ2種以上有していてもよい。
ポリマー(H5)としては、化学的な耐久性の点から、ペルフルオロカーボンポリマーが好ましい。
ポリマー(H5)のイオン交換容量は、0.7〜2.3ミリ当量/g乾燥樹脂が好ましく、1.1〜2.0ミリ当量/g乾燥樹脂がより好ましい。イオン交換容量が0.7ミリ当量/g乾燥樹脂以上であれば、プロトン伝導性が高くなるため、充分な電池出力を得ることできる。イオン交換容量が2.3ミリ当量/g乾燥樹脂以下であれば、分子量の高いポリマーの合成が容易であり、また、ポリマー(H5)が過度に水で膨潤しないため、機械的強度を保持できる。
(ポリマー(H6))
ポリマー(H6)は、単位(u6)を有する含フッ素ポリマーである。
Figure 2015099772
ただし、R31は、炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基または炭素−炭素結合間にエーテル性の酸素原子を有する炭素数2〜6のペルフルオロアルキレン基であり、R32〜R35は、それぞれ独立にフッ素原子、炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基、または炭素−炭素結合間にエーテル性の酸素原子を有する炭素数2〜6のペルフルオロアルキル基であり、R36は、単結合、炭素数1〜6のペルフルオロアルキレン基または炭素−炭素結合間にエーテル性の酸素原子を有する炭素数2〜6のペルフルオロアルキレン基であり、Rf6は、エーテル性の酸素原子を有してもよいペルフルオロアルキル基であり、Xは、酸素原子、窒素原子または炭素原子であり、gは、Xが酸素原子の場合0であり、Xが窒素原子の場合1であり、Xが炭素原子の場合2であり、Zは、H、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。有機基は、炭素原子を1以上含む基を意味する。
単位(u6):
31のペルフルオロアルレン基がエーテル結合性酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。ペルフルオロアルレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
32〜R35のペルフルオロアルキル基がエーテル結合性酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。ペルフルオロアルキル基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
36のペルフルオロアルレン基がエーテル結合性酸素原子を有する場合、該酸素原子は、1個であってもよく、2個以上であってもよい。ペルフルオロアルレン基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、直鎖状であることが好ましい。
f6のペルフルオロアルキル基の炭素数は、1〜8が好ましく、1〜6がより好ましい。
−SO(SOf6 としては、−SO 、−SON(SOf6、または−SOC(SOf6 が挙げられる。
単位(u6)としては、単位(u6−1)〜(u6−2)が挙げられる。
Figure 2015099772
他の単位:
ポリマー(H6)は、さらに、後述する他のモノマーに基づく構成単位を有していてもよい。また、前記単位(u1)、単位(u2)、単位(u3)、単位(u4)およびまたは単位(u5)を有していてもよい。他の単位の割合は、ポリマー(H6)のイオン交換容量が後述の好ましい範囲となるように、適宜調整すればよい。
他の単位としては、ペルフルオロモノマーに基づく構成単位が好ましく、ポリマー(H6)が過度に水で膨潤しない点から、環状構造を有し、かつ陽イオン交換基またはその前駆体基を有さないペルフルオロモノマーに基づく構成単位がより好ましい。
ポリマー(H6)は、単位(u6)、他の単位を、それぞれ1種ずつ有していてもよく、それぞれ2種以上有していてもよい。
ポリマー(H6)としては、化学的な耐久性の点から、ペルフルオロカーボンポリマーが好ましい。
ポリマー(H6)のイオン交換容量は、0.7〜2.3ミリ当量/g乾燥樹脂が好ましく、1.1〜2.0ミリ当量/g乾燥樹脂がより好ましい。イオン交換容量が0.7ミリ当量/g乾燥樹脂以上であれば、プロトン伝導性が高くなるため、充分な電池出力を得ることできる。イオン交換容量が2.3ミリ当量/g乾燥樹脂以下であれば、分子量の高いポリマーの合成が容易であり、また、ポリマー(H6)が過度に水で膨潤しないため、機械的強度を保持できる。
(含フッ素イオン交換樹脂の製造方法)
含フッ素イオン交換樹脂の製造方法としては、たとえば、下記の工程(I)〜(III)を有する方法が挙げられる。
(I)−SOF(陽イオン交換基の前駆体基)を有する前駆体ポリマー(以下、ポリマー(F)と記す。)を得る工程。
(II)ポリマー(F)を加水分解処理して−SOFを−SO (ただし、Mは、一価の金属イオン、または1以上の水素原子が炭化水素基と置換されていてもよいアンモニウムイオンである。)に変換し、塩型のポリマー(H)を得る工程。
(III)必要に応じて、塩型のポリマー(H)を酸型化処理して−SO を−SO に変換し、酸型のポリマー(H)を得る工程。
(工程(I))
ポリマー(F1)の製造:
前記ポリマー(H1)の前駆体ポリマーであるポリマー(F1)は、モノマー(m1)および必要に応じて他のモノマーを重合することによって得ることができる。
Figure 2015099772
モノマー(m1)としては、モノマー(m1−1)〜(m1−4)が好ましい。
Figure 2015099772
モノマー(m1)は、たとえば、D.J.Vaugham著,”Du Pont Inovation”,第43巻、第3号,1973年、p.10に記載の方法、米国特許第4358412号明細書の実施例に記載の方法等、公知の合成方法によって製造できる。
他のモノマーとしては、たとえば、TFE、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、エチレン、プロピレンン、ペルフルオロα−オレフィン類(ヘキサフルオロプロピレン等)、(ペルフルオロアルキル)エチレン類((ペルフルオロブチル)エチレン等)、(ペルフルオロアルキル)プロペン類(3−ペルフルオロオクチル−1−プロペン等)、ペルフルオロビニルエーテル類(ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)、ペルフルオロ(エーテル性酸素原子含有アルキルビニルエーテル等)、環状構造を有し、かつ陽イオン交換基またはその前駆体基を有さないペルフルオロモノマー、陽イオン交換基またはその前駆体基を有さず、重合と同時に環状構造を形成し得る環化重合性ペルフルオロモノマー等が挙げられる。
重合法としては、バルク重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法等の公知の重合法が挙げられる。また、液体または超臨界の二酸化炭素中にて重合を行ってもよい。
重合は、ラジカルが生起する条件で行われる。ラジカルを生起させる方法としては、紫外線、γ線、電子線等の放射線を照射する方法、ラジカル開始剤を添加する方法等が挙げられる。
ポリマー(F2)の製造:
前記ポリマー(H2)の前駆体ポリマーであるポリマー(F2)は、モノマー(m2)および必要に応じて他のモノマーを重合することによって得ることができる。
Figure 2015099772
モノマー(m2)としては、モノマー(m2−1)〜(m2−3)が好ましい。
Figure 2015099772
モノマー(m2)は、たとえば、国際公開第2007/013533号に記載の方法等、公知の合成方法によって製造できる。
他のモノマーとしては、たとえば、ポリマー(F1)の製造方法で例示したモノマーが挙げられる。
重合法としては、ポリマー(F1)の製造方法における重合法と同様の方法が挙げられる。
ポリマー(F3)の製造:
前記ポリマー(F3)の前駆体ポリマーであるポリマー(F3)は、たとえば、下記の工程を経て製造できる。
(i)ポリマー(F)の−SOFを−SONHに変換し、ポリマー(G)を得る工程。
(ii)ポリマー(G)にFSO(CFSOFを反応させ、−SONHを−SO(H)SO(CFSOFに変換し、ポリマー(F3)を得る工程。
工程(i):
ポリマー(F)としては、たとえば、前記ポリマー(F1)が挙げられる。
−SOFを−SONHに変換する方法としては、ポリマー(F)にアンモニアを接触させる方法が挙げられる。
ポリマー(F)にアンモニアを接触させる方法としては、たとえば、ポリマー(F)にアンモニアを直接接触させる方法、ポリマー(F)を溶解したポリマー溶液にアンモニアを吹き込んでバブリングする方法、ポリマー(F)を溶媒に膨潤させた状態でアンモニアと接触させる方法等が挙げられる。
工程(ii):
FSO(CFSOFは、公知の方法で合成できる。合成方法としては、dが2の場合、たとえば、下記の方法が挙げられる。
・TFEとヨウ素の付加体である、ICFCFIを出発物質とし、公知の方法でNaSOCFCFSONaに変換した後、ClSOCFCFSOClとし、最後にFSOCFCFSOFに変換する方法。
・TFEと無水硫酸を反応させることによってテトラフルオロエタンサルトンとし、これを開環した後、加水分解することによってFSOCFCOOHとし、さらにコルベ電解によりカップリングして合成する方法(特開2010−095470号公報)。
工程(ii)においては、非プロトン性極性溶媒中でポリマー(F)を膨潤または溶解し、FSO(CFSOFと反応させることが好ましい。
非プロトン性極性溶媒としては、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、1,3−ジメチル2イミダゾリジノン、N−メチル2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、γ−ブチロラクトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等が挙げられる。
ポリマー(F)にFSO(CFSOFを反応させる際に、反応促進剤を用いることも好ましい。反応促進剤としては、3級有機アミンが好ましい。
工程(ii)においては、FSO(CFSOFの加水分解を抑制するために湿分を混入させないことが好ましい。
ポリマー(F4)の製造:
前記ポリマー(H4)の前駆体ポリマーであるポリマー(F4)は、モノマー(m4)および必要に応じて他のモノマーを重合することによって得ることができる。
Figure 2015099772
モノマー(m4)としては、モノマー(m4−1)〜(m4−4)が挙げられ、合成が容易である点および重合反応性が高い点から、モノマー(m4−1)が好ましい。
Figure 2015099772
モノマー(m4)は、国際公開第2003/037885号、特開2005−314388号公報、特開2009−040909号公報等に記載された方法によって合成できる。
他のモノマーとしては、たとえば、ポリマー(F1)の製造方法で例示したモノマーが挙げられる。
重合法としては、ポリマー(F1)の製造方法における重合法と同様の方法が挙げられる。
ポリマー(F5)の製造:
前記ポリマー(H5)の前駆体ポリマーであるポリマー(F5)は、モノマー(m5)および必要に応じて他のモノマーを重合することによって得ることができる。
Figure 2015099772
モノマー(m5)としては、モノマー(m5−1)〜(m5−2)が挙げられる。
Figure 2015099772
モノマー(m5)は、特開2006−152249号公報等に記載された方法によって合成できる。
他のモノマーとしては、たとえば、ポリマー(F1)の製造方法で例示したモノマーが挙げられる。
重合法としては、ポリマー(F1)の製造方法における重合法と同様の方法が挙げられる。
ポリマー(F6)の製造:
前記ポリマー(H6)の前駆体ポリマーであるポリマー(F6)は、モノマー(m6)および必要に応じて他のモノマーを重合することによって得ることができる。
Figure 2015099772
モノマー(m6)としては、モノマー(m6−1)〜(m6−2)が挙げられる。
Figure 2015099772
モノマー(m6)は、特開2006−241302号公報等に記載された方法によって合成できる。
他のモノマーとしては、たとえば、ポリマー(F1)の製造方法で例示したモノマーが挙げられる。
重合法としては、ポリマー(F1)の製造方法における重合法と同様の方法が挙げられる。
ポリマー(F)のフッ素化処理:
必要に応じて、ポリマー(F)とフッ素ガスとを接触させ、ポリマー(F)の不安定末端基をフッ素化してもよい。
不安定末端基とは、連鎖移動反応によって形成される基、ラジカル開始剤に基づく基等であり、具体的には、−C(O)OH、−CF=CF、−C(O)F、−CFH等である。不安定末端基をフッ素化または安定化することにより、最終的に得られるポリマー(H)の分解が抑えられ、耐久性が向上する。
フッ素ガスは、窒素、ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガスで希釈して用いてもよく、希釈せずにそのまま用いてもよい。
ポリマー(F)のとフッ素ガスとを接触させる際の温度は、室温〜300℃が好ましく、50〜250℃がより好ましく、100〜220℃がさらに好ましく、150〜200℃が特に好ましい。
ポリマー(F)とフッ素ガスとの接触時間は、1分〜1週間が好ましく、1〜50時間がより好ましい。
(工程(II))
ポリマー(F)の−SOFを加水分解して−SO とし、塩型のポリマー(H)を得る。なお、ポリマー(F3)の場合は、−SO(H)SO(CFSOFが−SO(M)SO(CFSO に変換される。
加水分解処理は、たとえば、溶媒中にてポリマー(F)と塩基性化合物とを接触させて行う。具体的には、ポリマー(F)を、塩基性化合物の溶液に撹拌等によって分散させることによって加水分解処理することが好ましい。
塩基性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
溶媒としては、水、水と極性溶媒との混合溶媒等が挙げられる。極性溶媒としては、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
塩基性化合物の濃度は、塩基性化合物の溶液中、25〜40質量%が好ましい。
加水分解処理の温度は、80〜95℃が好ましい。
加水分解処理の時間は、10〜20時間が好ましい。
(工程(III))
塩型のポリマー(H)の−SO を酸型化して−SO とし、酸型のポリマー(H)を得る。なお、塩型のポリマー(H3)の場合は、−SO(M)SO(CFSO が−SO(H)SO(CFSO に変換される。
酸型化処理は、たとえば、塩型のポリマー(H)を、酸(硫酸、塩酸、硝酸等)の水溶液に接触させて行う。具体的には、塩型のポリマー(H)を、酸の水溶液に撹拌等によって分散させることによって酸型化処理することが好ましい。
酸の水溶液における酸の濃度は、2〜3Nが好ましい。
酸型化処理の温度は、80〜90℃が好ましい。
酸型化処理の時間は、4〜7時間が好ましい。
(他の態様)
ポリマー(H)の陽イオン交換基が−SON(SO(ただし、Rは、エーテル性の酸素原子を有していてもよいペルフルオロアルキル基である。)の場合、加水分解処理の代わりに公知のイミド化処理を行えばよい。
イミド化処理としては、たとえば、下記の方法が挙げられる。
・−SOFと、RSONHMとを反応させる方法。
・アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、MF、アンモニアまたは1〜3級アミンの存在下で、−SOFと、RSONHとを反応させる方法。
・−SOFと、RSONMSi(CHとを反応させる方法。
<固体高分子形燃料電池>
本発明の膜電極接合体の両面に、ガスの流路となる溝が形成されたセパレータを配置することにより、本発明の固体高分子形燃料電池が得られる。
セパレータとしては、金属製セパレータ、カーボン製セパレータ、黒鉛と樹脂を混合した材料からなるセパレータ等、各種導電性材料からなるセパレータが挙げられる。
該固体高分子形燃料電池においては、カソードに酸素を含むガス、アノードに水素を含むガスを供給することにより、発電が行われる。また、アノードにメタノールを供給して発電を行うメタノール燃料電池にも、膜電極接合体を適用できる。
以上説明した本発明の固体高分子形燃料電池にあっては、内部抵抗が低く抑えられた膜電極接合体を備えているため、発電特性が良好である。また、水素リーク量が抑えられた膜電極接合体を備えているため、発電効率が高い。また、機械的強度が高い膜電極接合体を備えているため、耐久性が高い。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されない。
例1〜5、8、9は実施例であり、例6、7、10は比較例である。
(運転初期のセル電圧および内部抵抗)
膜電極接合体を発電用セルに組み込み、水素(利用率70%)および空気(利用率50%)を、それぞれアノードおよびカソードに常圧にて供給し、セル温度80℃にて電流密度1.0A/cmにおける運転初期のセル電圧および電流遮断法による内部抵抗を測定した。なお、アノード側には露点80℃の水素を供給し、カソード側は露点80℃の空気をそれぞれ供給した(セル内の相対湿度:100%RH)。
(水素リーク量)
ついで、カソード側に供給していた空気を窒素に変更し、カソード電位を0.07〜0.5Vまで0.5mV/秒の速さで変化させるリニアスイープボルタンメトリー法によって固体高分子電解質膜を透過する水素リーク量を電流量として測定した。
(TQ値)
TQ値(単位:℃)は、ポリマーの分子量の指標であり、長さ1mm、内径1mmのノズルを用い、2.94MPaの押出し圧力の条件でポリマーの溶融押出しを行った際の押出し量が100mm/秒となる温度である。
TQ値は、フローテスタCFT−500A(島津製作所社製)を用いて、温度を変えてポリマーの押出し量を測定し、押出し量が100mm/秒となる温度を測定することで求めた。
(イオン交換容量)
ポリカーボネート製の容器に、酸型のポリマー(H)の0.7g、0.35Nの水酸化ナトリウム水溶液の10mLを加え、60℃で40時間静置することによって、ポリマー(H)の−SO を完全に−SO Naに変換した。該溶液を0.1Nの塩酸で逆滴定し、溶液中の水酸化ナトリウムの量を求めることによって、ポリマー(H)のイオン交換容量を算出した。
(ラジカル開始剤)
化合物(AP1):下式で表される化合物(和光純薬工業社製、V−601)。
Figure 2015099772
化合物(AP2):下式で表される化合物(アゾビスイソブチロニトリル)。
Figure 2015099772
(含フッ素溶媒)
化合物(BS1):C13H、
化合物(BS2):CFCHOCFCFH、
化合物(BS3):CClFCFCHClF、
化合物(BS4):CHCClF。
(含フッ素モノマー)
化合物(C):下式で表されるモノマー(m1−1)。
Figure 2015099772
TFE:下式で表される化合物(テトラフルオロエチレン)。
Figure 2015099772
(ポリマー(H1−1))
内容積230mLのステンレス製オートクレーブに、化合物(C)の170gを仕込み、液体窒素を用いて凍結脱気した。65℃に昇温した後、窒素を0.205MPa導入した。圧力が変化しないことを確認した後、TFEを導入し、全圧を1.275MPaGとした。化合物(BS3)に溶解した化合物(AP2)の5.0質量%溶液の1.04gを窒素で加圧添加した後、化合物(BS1)の2.26gで添加ラインを洗浄した。温度と圧力を一定に保持しながら、TFEを連続的に供給した。重合開始から8時間後にオートクレーブを冷却して重合反応を停止した。
オートクレーブから抜き出した生成物を化合物(BS3)で希釈し、これを化合物(BS4)に添加し、ポリマーを凝集させた後、濾過した。化合物(BS4)中でポリマーの撹拌、濾過を繰り返してポリマーを洗浄し、80℃で一晩減圧乾燥した。得られたポリマーのTQは234℃であった。さらに得られたポリマーを、メタノールの20質量%および水酸化カリウムの15質量%を含む80℃の水溶液に40時間浸漬させることにより、ポリマー中の−SOF基を加水分解し、−SOK基に変換した。ついで、該ポリマーを、3モル/Lの75℃の塩酸水溶液に2時間浸漬した。塩酸水溶液を交換し、同様の処理をさらに4回繰り返し、ポリマー中の−SOK基がスルホン酸基に変換されたポリマー(H1−1)を得た。ポリマー(H1−1)を超純水で充分に水洗した。この操作を繰り返し、ポリマー(H1−1)をおよそ300g得た。イオン交換容量は1.241ミリ当量/g乾燥樹脂であった。
(イオン交換樹脂液(AA1))
内容積2Lのハステロイ製オートクレーブを用いて、420gのエタノールと280gの超純水を入れ、ダブルヘリカルリボン翼を用いて100rpmで撹拌しながら、ポリマー(H1−1)の272gを添加した。10分程度で直ちにポリマーの膨潤により粘度が上昇したため、一旦6rpmまで回転数を下げながら撹拌を続け、およそ80分で105℃まで加温して温度を保持した。加温の過程で粘度が徐々に低下していくのに伴い、撹拌速度を毎分10rpm程度で徐々に上げていき、最終的に150rpmまで回転数を上げて、その回転数と温度を保持し、6時間撹拌した。その後、その回転数を保持しながら、およそ60分で25℃まで冷却し、イオン交換樹脂液(AA1)を得た。イオン交換樹脂液(AA1)の固形分濃度は28質量%であった。また、E型粘度計を用いて、25℃におけるずり速度10s−1におけるイオン交換樹脂液(AA1)の粘度を測定したところ、190mPa・sであった。
(イオン交換樹脂液(AA2))
300mLのガラス製丸底フラスコに、イオン交換樹脂液(AA1)の100gと、炭酸セリウム水和物(Ce(CO・8HO)の0.21gとを仕込み、PTFE製半月板翼にて、室温で8時間撹拌した。撹拌開始よりCO発生による気泡が発生したが、最終的には均一な透明のイオン交換樹脂液(AA2)を得た。E型粘度計を用いて、25℃におけるずり速度10s−1におけるイオン交換樹脂液(AA2)の粘度を測定したところ、195mPa・sであった。
イオン交換樹脂液(AA2)をETFEフィルム(旭硝子社製、アフレックス100N、厚さ:100μm)上に、ダイコータにてキャスト塗工し、80℃で10分予備乾燥した後、120℃で10分乾燥し、さらに150℃、30分のアニールを施し、膜厚50μmの固体高分子電解質膜を得た。
固体高分子電解質膜から、5cm×5cmの大きさの膜を切り出し、乾燥窒素中で16時間放置した後、質量を精秤し0.1規定のHCl水溶液中に含浸して、セリウムイオンを完全に抽出した液を得た。この液を誘導結合プラズマ(ICP)発光分析にて測定することで、固体高分子電解質膜中のセリウムを定量したところ、セリウム量は膜の質量に対して0.35質量%であった。
(ポリマー(H1−2))
内容積230mLのステンレス製オートクレーブに、化合物(C)の170gを仕込み、液体窒素を用いて凍結脱気した。65℃に昇温した後、窒素を0.212MPa導入した。圧力が変化しないことを確認した後、TFEを導入し、全圧を1.312MPaGとした。化合物(BS1)に溶解した化合物(AP1)の1.0質量%溶液の2.65gを窒素で加圧添加した後、化合物(BS1)の2.35gで添加ラインを洗浄した。温度と圧力を一定に保持しながら、TFEを連続的に供給した。重合開始から7時間後にオートクレーブを冷却して重合反応を停止した。
オートクレーブから抜き出した生成物を化合物(BS1)で希釈し、これを化合物(BS2)に添加し、ポリマーを凝集させた後、濾過した。化合物(BS2)中でポリマーの撹拌、濾過を繰り返してポリマーを洗浄し、80℃で一晩減圧乾燥した。得られたポリマーのTQは227℃であった。さらに得られたポリマーを、メタノールの20質量%および水酸化カリウムの15質量%を含む80℃の水溶液に40時間浸漬させることにより、ポリマー中の−SOF基を加水分解し、−SOK基に変換した。ついで、該ポリマーを、3モル/Lの75℃の塩酸水溶液に2時間浸漬した。塩酸水溶液を交換し、同様の処理をさらに4回繰り返し、ポリマー中の−SOK基がスルホン酸基に変換されたポリマー(H1−2)を得た。ポリマー(H1−2)を超純水で充分に水洗した。この操作を繰り返し、ポリマー(H1−2)をおよそ300g得た。イオン交換容量は1.250ミリ当量/g乾燥樹脂であった。
(イオン交換樹脂液(AV1))
ポリマー(H1−1)の代わりにポリマー(H1−2)を用いたこと以外は、イオン交換樹脂液(AA1)を得た方法と同様にして、イオン交換樹脂液(AV1)を得た。
(イオン交換樹脂液(AV2))
イオン交換樹脂液(AA1)の代わりにイオン交換樹脂液(AV1)を用いたこと以外は、イオン交換樹脂液(AA2)を得た方法と同様にして、イオン交換樹脂液(AV2)を得た。
(ポリマー(H1−3))
内容積2575mLのステンレス製オートクレーブに、氷水で冷却しながら減圧下で化合物(C)の1959gを仕込み脱気した。溶媒として化合物(BS1)の23.34gを仕込んだ。57℃に昇温した後、窒素を0.109MPa導入した。圧力が変化しないことを確認した後、TFEを導入し、全圧を0.809MPaGとした。化合物(BS1)に溶解した化合物(AP1)の3.23質量%溶液の5.95gを窒素で加圧添加した後、化合物(BS1)の4.00gで添加ラインを洗浄した。温度と圧力を一定に保持しながら、TFEを連続的に供給した。重合開始から14時間後にオートクレーブを冷却して重合反応を停止した。
オートクレーブから抜き出した生成物を化合物(BS1)で希釈し、これを化合物(BS2)に添加し、ポリマーを凝集させた後、濾過した。化合物(BS2)中でポリマーの撹拌、濾過を繰り返してポリマーを洗浄し、50℃で一晩減圧乾燥した。得られたポリマーのTQは220℃であった。さらに得られたポリマーを、メタノールの20質量%および水酸化カリウムの15質量%を含む80℃の水溶液に40時間浸漬させることにより、ポリマー中の−SOF基を加水分解し、−SOK基に変換した。ついで、該ポリマーを、3モル/Lの75℃の塩酸水溶液に2時間浸漬した。塩酸水溶液を交換し、同様の処理をさらに4回繰り返し、ポリマー中の−SOK基がスルホン酸基に変換されたポリマー(H1−3)を得た。ポリマー(H1−3)を超純水で充分に水洗した。この操作を繰り返し、ポリマー(H1−3)をおよそ300g得た。イオン交換容量は1.413ミリ当量/g乾燥樹脂であった。
(イオン交換樹脂液(BV1))
内容積2Lのハステロイ製オートクレーブを用いて、420gのエタノールと280gのイオン交換水を入れ、ダブルヘリカルリボン翼を用いて80rpmで撹拌しながら、ポリマー(H1−3)の272gを添加した。10分程度で直ちにポリマーの膨潤により粘度が上昇したため、一旦6rpmまで回転数を下げながら撹拌を続け、およそ80分で105℃まで加温して温度を保持した。加温の過程で粘度が徐々に低下していくのに伴い、撹拌速度を毎分10rpm程度で徐々に上げていき、最終的に150rpmまで回転数を上げて、その回転数と温度を保持し、6時間撹拌した。その後、その回転数を保持しながら、およそ60分で25℃まで冷却し、イオン交換樹脂液(BV1)を得た。イオン交換樹脂液(BV1)の固形分濃度は28質量%であった。また、E型粘度計を用いて、25℃におけるずり速度100s−1におけるイオン交換樹脂液(BV1)の粘度を測定したところ、140mPa・sであった。
(イオン交換樹脂液(BV2))
300mLのガラス製丸底フラスコに、イオン交換樹脂液(BV1)の100gと、炭酸セリウム水和物(Ce(CO・8HO)の0.24gとを仕込み、PTFE製半月板翼にて、室温で8時間撹拌した。撹拌開始よりCO発生による気泡が発生したが、最終的には均一な透明のイオン交換樹脂液(BV2)を得た。E型粘度計を用いて、25℃におけるずり速度10s−1におけるイオン交換樹脂液(BV2)の粘度を測定したところ、145mPa・sであった。
イオン交換樹脂液(BV2)をETFEフィルム(旭硝子社製、アフレックス100N、厚さ:100μm)上に、ダイコータにてキャスト塗工し、80℃で10分予備乾燥した後、120℃で10分乾燥し、さらに150℃、30分のアニールを施し、膜厚50μmの固体高分子電解質膜を得た。
固体高分子電解質膜から、5cm×5cmの大きさの膜を切り出し、乾燥窒素中で16時間放置した後、質量を精秤し0.1規定のHCl水溶液中に含浸して、セリウムイオンを完全に抽出した液を得た。この液を誘導結合プラズマ(ICP)発光分析にて測定することで、固体高分子電解質膜中のセリウムを定量したところ、セリウム量は膜の質量に対して0.4質量%であった。
(例1)
厚さ10μmのステンレス(SUS314)製の金属箔に、図5に示すようなパターンで、対向する辺の間隔dが約100μmである正六角形を、正六角形の間隔wが41μm(中心間距離が141μm)となるようにエッチング加工によって形成し、開口率が約50%である多孔シートを得た。
工程(a):
キャリアフィルムとして、ETFEフィルム(旭硝子社製、アフレックス100N、厚さ:100μm)を用意し、その表面にイオン交換樹脂液(AA2)をダイコータで塗布し、80℃の乾燥器内で15分間乾燥させ、さらに160℃の乾燥器内で1時間の熱処理を施して厚さ10μmの固体高分子電解質膜を形成した。
工程(b):
固体高分子電解質膜の表面に多孔シートを配置し、1.5MPa、160℃で2分間熱プレスし、固体高分子電解質膜の表面に多孔シートを接合した多孔シート付き固体高分子電解質膜を得た。
工程(c):
カーボン担体(比表面積:800m/g)に白金・コバルト合金(白金:コバルト=57:6質量比)が触媒全質量の63%含まれるように担持された触媒(田中貴金属工業社製)の10.0gを、蒸留水の59.6gに添加し、よく撹拌した。さらにエタノールの62.8gを添加し、よく撹拌した。これにイオン交換樹脂液(AA1)の10.6gを添加し、遊星ボールミルを用いて混合、粉砕し、触媒層形成用ペーストを得た。
触媒層形成用ペーストをETFEフィルムの表面にダイコータで塗布し、80℃の乾燥器内で15分間乾燥させ、さらに160℃の乾燥器内で30分の熱処理を施してカソード用触媒層(白金量:0.35mg/cm)を形成し、キャリアフィルム付き触媒層を得た。
工程(d):
多孔シート付き固体高分子電解質膜からETFEフィルムを剥がし、剥がした表面にキャリアフィルム付き触媒層を配置し、1.5MPa、150℃で3分間熱プレスし、カソード用触媒層を転写した。
工程(e):
カーボン担体(比表面積:800m/g)に白金が触媒全質量の20%含まれるように担持された触媒(田中貴金属工業社製)の10.0gを、蒸留水の94.3gに添加し、よく撹拌した。さらにエタノールの36.7gを添加し、よく撹拌した。これにイオン交換樹脂液(AA1)の22.9gを添加し、遊星ボールミルを用いて混合、粉砕し、触媒部形成用ペーストを得た。
固体高分子電解質膜に接合された多孔シートの表面に、触媒部形成用ペーストをダイコータで塗布し、多孔シートの貫通孔に充填された充填部と多孔シートの表面に広がる層状部とからなるアノード用触媒部(白金量:0.05mg/cm)を形成し、膜触媒部接合体(電極面積:25cm)を得た。
工程(f):
膜触媒部接合体の両面に、ガス拡散性基材(NOK社製、商品名:H2315 T10X6 CX96、厚さ:240μm)を配置し、あらかじめ150℃に加熱したプレス機の中に入れ、1.5MPaのプレス圧力で2分間熱プレスし、膜電極接合体を得た。熱プレスによって、多孔シートの貫通孔に固体高分子電解質膜のイオン交換樹脂が最大2μm程度侵入したことが、サンプルの断面観察結果から分かった。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
(例2)
厚さ5μmのSUS314製の金属箔に、図5に示すようなパターンで、対向する辺の間隔dが約50μmである正六角形を、正六角形の間隔wが21μm(中心間距離が71μm)となるようにエッチング加工によって形成し、開口率が約50%である多孔シートを得た。
該多孔シートを用い、固体高分子電解質膜の厚さを7μmに変更した以外は、例1と同様にして膜電極接合体を得た。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
(例3〜6)
厚さ12μmのPPSフィルム(東レ社製、商品名:トレリナ)に、ドリル加工によってそれぞれ表1の値の貫通孔を千鳥配列で一様に開孔させ、開口率がそれぞれ表1の値となる多孔シートを得た。
該多孔シートを用い、固体高分子電解質膜の厚さを表1の厚さとした以外は、例1と同様にして膜電極接合体を得た。例6においては、多孔シートの貫通孔の1つあたりの平均開口面積が大きいため、貫通孔において固体高分子電解質膜が弛むようにやや変形した。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
(例7)
工程(b)において、3MPa、160℃で5分間熱プレスした以外は、例3〜6と同様にして膜電極接合体を得た。多孔シートの貫通孔に固体高分子電解質膜のイオン交換樹脂が最大5μm程度侵入したことが、サンプルの断面観察結果から分かった。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
(例8)
工程(a)において用いたイオン交換樹脂液(AA2)をイオン交換樹脂液(AV2)、工程(c)において用いたイオン交換樹脂液(AA1)をイオン交換樹脂液(AV1),工程(e)において用いたイオン交換樹脂液(AA1)をイオン交換樹脂液(AV1)とした以外は、例1と同様にして膜電極接合体を得た。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
(例9)
工程(a)において用いたイオン交換樹脂液(AA2)をイオン交換樹脂液(BV2)、工程(c)において用いたイオン交換樹脂液(AA1)をイオン交換樹脂液(BV1),工程(e)において用いたイオン交換樹脂液(AA1)をイオン交換樹脂液(BV1)とした以外は、例1と同様にして膜電極接合体を得た。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
(例10)
多孔シートを用いなかった以外は、例1と同様にして膜電極接合体を得た。膜電極接合体の評価結果を表1に示す。
Figure 2015099772
本発明の条件を満たす例1〜5、8、9の膜電極接合体は、内部抵抗が低く抑えられ、かつ水素リーク量が抑えられていた。
多孔シートの貫通孔に侵入する固体高分子電解質膜の侵入厚さが4μmを超えた例6〜7の膜電極接合体は、内部抵抗が高くなった。
多孔シートが配置されていない例10の膜電極接合体は、水素リーク量が多くなった。
本発明の膜電極接合体は、長時間安定して運転することが求められる固体高分子形燃料電池用の膜電極接合体として有用である。
10 膜電極接合体
20 アノード
22 多孔シート
22a 貫通孔
24 触媒部
24a 充填部
24b 層状部
26 ガス拡散層
30 カソード
34 触媒層(触媒部)
36 ガス拡散層
40 固体高分子電解質膜

Claims (5)

  1. アノードと、
    カソードと、
    前記アノードと前記カソードとの間に配置された固体高分子電解質膜と
    を備え、
    前記アノードが、前記固体高分子電解質膜の第1の表面に接する、複数の貫通孔を有する多孔シートと、前記多孔シートの貫通孔に充填されて前記固体高分子電解質膜の第1の表面に接する、触媒を含む触媒部とを有し、
    前記カソードが、前記固体高分子電解質膜の第2の表面に接する、触媒を含む触媒部を有し、
    前記多孔シートの貫通孔の1つあたりの平均開口面積が、0.002〜0.08mmであり、
    前記多孔シートの開口率が、30〜80%であり、
    前記多孔シートの貫通孔に侵入する前記固体高分子電解質膜の侵入厚さが、4μm以下であり、
    前記固体高分子電解質膜の厚さ(ただし、前記侵入厚さを除く。)が、7〜20μmである、固体高分子形燃料電池用膜電極接合体。
  2. 前記多孔シートの厚さが、5〜12μmである、請求項1に記載の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体。
  3. 前記多孔シートが、金属からなる、請求項1または2に記載の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体。
  4. 前記金属が、チタンまたはチタン合金である、請求項3に記載の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体高分子形燃料電池用膜電極接合体を備えた、固体高分子形燃料電池。
JP2014204202A 2013-10-15 2014-10-02 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池 Expired - Fee Related JP6468475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014204202A JP6468475B2 (ja) 2013-10-15 2014-10-02 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013214597 2013-10-15
JP2013214597 2013-10-15
JP2014204202A JP6468475B2 (ja) 2013-10-15 2014-10-02 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015099772A true JP2015099772A (ja) 2015-05-28
JP6468475B2 JP6468475B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=53376247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014204202A Expired - Fee Related JP6468475B2 (ja) 2013-10-15 2014-10-02 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6468475B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180056627A (ko) * 2018-05-21 2018-05-29 한국에너지기술연구원 연료전지용 전극, 이를 포함하는 막-전극 접합체 및 이의 제조방법
WO2019189914A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 大阪瓦斯株式会社 金属板の製造方法、金属板、電気化学素子、電気化学モジュール、電気化学装置、エネルギーシステム、固体酸化物形燃料電池、および固体酸化物形電解セル
WO2020175675A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 Agc株式会社 固体高分子電解質膜、膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
JP2022079662A (ja) * 2017-06-15 2022-05-26 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 高選択性及び高強度のための高度に強化されたイオノマー膜
US12119526B2 (en) 2018-03-30 2024-10-15 Osaka Gas Co., Ltd. Metal support for electrochemical element, electrochemical element, electrochemical module, electrochemical device, energy system, solid oxide fuel cell, solid oxide electrolytic cell, and method for manufacturing metal support
US12230850B2 (en) 2017-06-15 2025-02-18 W. L. Gore & Associates, Inc. Highly reinforced ionomer membranes for high selectivity and high strength
WO2025121289A1 (ja) * 2023-12-06 2025-06-12 Agc株式会社 膜電極接合体

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3901183A4 (en) 2018-12-19 2022-08-10 Agc Inc. POLYMER, METHOD OF MAKING A POLYMER AND METHOD OF MAKING A FILM
CN117121240A (zh) 2021-03-29 2023-11-24 Agc株式会社 电解质材料、膜电极接合体及固体高分子型燃料电池
KR20240120130A (ko) 2023-01-31 2024-08-07 한국에너지기술연구원 자기력선 배향을 제어하여 전극층 내 전하 및 물질이동 전달이 향상된 전극 및 이의 제조 방법

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329962A (ja) * 1995-05-30 1996-12-13 Japan Gore Tex Inc 高分子固体電解質膜/電極一体成形体及びその製法
JPH1116584A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Sanyo Electric Co Ltd 固体高分子型燃料電池用セル及びその作製方法
WO2002005372A1 (en) * 2000-07-06 2002-01-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing electrolyte film-electrode joint
JP2005285496A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Toyota Motor Corp 燃料電池用膜電極複合体およびそれを備えた燃料電池
JP2008509522A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 ゼネラル・モーターズ・コーポレーション 陰イオン交換樹脂を有する多孔質拡散媒体と両極性板集成体およびこれらを組み込んだ装置
JP2009009916A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Dainippon Printing Co Ltd 触媒層付電解質膜
JP2012243430A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Toyota Motor Corp 燃料電池及び燃料電池の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329962A (ja) * 1995-05-30 1996-12-13 Japan Gore Tex Inc 高分子固体電解質膜/電極一体成形体及びその製法
JPH1116584A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Sanyo Electric Co Ltd 固体高分子型燃料電池用セル及びその作製方法
WO2002005372A1 (en) * 2000-07-06 2002-01-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing electrolyte film-electrode joint
JP2005285496A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Toyota Motor Corp 燃料電池用膜電極複合体およびそれを備えた燃料電池
JP2008509522A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 ゼネラル・モーターズ・コーポレーション 陰イオン交換樹脂を有する多孔質拡散媒体と両極性板集成体およびこれらを組み込んだ装置
JP2009009916A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Dainippon Printing Co Ltd 触媒層付電解質膜
JP2012243430A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Toyota Motor Corp 燃料電池及び燃料電池の製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022079662A (ja) * 2017-06-15 2022-05-26 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 高選択性及び高強度のための高度に強化されたイオノマー膜
JP7566813B2 (ja) 2017-06-15 2024-10-15 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 高選択性及び高強度のための高度に強化されたイオノマー膜
US12230850B2 (en) 2017-06-15 2025-02-18 W. L. Gore & Associates, Inc. Highly reinforced ionomer membranes for high selectivity and high strength
WO2019189914A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 大阪瓦斯株式会社 金属板の製造方法、金属板、電気化学素子、電気化学モジュール、電気化学装置、エネルギーシステム、固体酸化物形燃料電池、および固体酸化物形電解セル
US12119526B2 (en) 2018-03-30 2024-10-15 Osaka Gas Co., Ltd. Metal support for electrochemical element, electrochemical element, electrochemical module, electrochemical device, energy system, solid oxide fuel cell, solid oxide electrolytic cell, and method for manufacturing metal support
KR20180056627A (ko) * 2018-05-21 2018-05-29 한국에너지기술연구원 연료전지용 전극, 이를 포함하는 막-전극 접합체 및 이의 제조방법
KR101901376B1 (ko) * 2018-05-21 2018-11-22 한국에너지기술연구원 연료전지용 전극, 이를 포함하는 막-전극 접합체 및 이의 제조방법
WO2020175675A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 Agc株式会社 固体高分子電解質膜、膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
JPWO2020175675A1 (ja) * 2019-02-28 2021-12-23 Agc株式会社 固体高分子電解質膜、膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
JP7416046B2 (ja) 2019-02-28 2024-01-17 Agc株式会社 固体高分子電解質膜、膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
WO2025121289A1 (ja) * 2023-12-06 2025-06-12 Agc株式会社 膜電極接合体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6468475B2 (ja) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6468475B2 (ja) 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および固体高分子形燃料電池
JP6172142B2 (ja) 電解質材料、液状組成物および固体高分子形燃料電池用膜電極接合体
JP5915658B2 (ja) 固体高分子電解質膜および固体高分子形燃料電池用膜電極接合体
JP5862372B2 (ja) ポリマーの製造方法、固体高分子形燃料電池用電解質膜の製造方法および膜電極接合体の製造方法
JP5261937B2 (ja) 電解質膜の製造方法
JP6848951B2 (ja) 液状組成物、触媒層形成用塗工液および固体高分子形燃料電池用膜電極接合体の製造方法
JP6856073B2 (ja) 電解質材料、それを含む液状組成物およびその使用
JPWO2014175123A1 (ja) 電解質材料、液状組成物および固体高分子形燃料電池用膜電極接合体
WO2007013533A1 (ja) 固体高分子形燃料電池用電解質材料、電解質膜および膜電極接合体
JP6593346B2 (ja) 電解質材料、液状組成物および固体高分子形燃料電池用膜電極接合体
JP2008202039A (ja) ポリマー、固体高分子形燃料電池用固体高分子電解質膜および膜電極接合体
CN107849364B (zh) 液体组合物、其制造方法以及膜电极接合体的制造方法
JPWO2008090990A1 (ja) ポリマー、固体高分子形燃料電池用固体高分子電解質膜および膜電極接合体
JPWO2016002889A1 (ja) 電解質材料、液状組成物、固体高分子形燃料電池用膜電極接合体および含フッ素分岐ポリマー
JPWO2018061838A1 (ja) ポリマー、固体高分子電解質膜および膜電極接合体
WO2017221840A1 (ja) 電解質材料、その製造方法およびその使用
JP6631630B2 (ja) 液状組成物の製造方法、触媒層形成用塗工液の製造方法および膜電極接合体の製造方法
JPWO2013115072A1 (ja) 含フッ素イオン交換樹脂液の製造方法
KR102483026B1 (ko) 액상 조성물, 촉매층 형성용 도공액 및 막 전극 접합체의 제조 방법
JP2018055877A (ja) 固体高分子電解質膜およびその製造方法、固体高分子形燃料電池用膜電極接合体、ならびに固体高分子形燃料電池
JP2014107026A (ja) 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体
WO2017038824A1 (ja) 液状組成物の製造方法、触媒層形成用塗工液の製造方法および膜電極接合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees