JP2015094569A - 床暖房用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】床暖房装置のタイマー運転が実行されたときにかかる電気代を使用者に認識させることができる床暖房用表示装置を提供する。【解決手段】床暖房ユニット60A、60Bのタイマー設定操作が操作部912に対して為された場合に、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値がそのタイマー設定操作の設定内容に基づいて求められ、その求められた電気代の予測値が表示パネル93に表示される。従って、タイマー運転の実行前であるタイマー運転の設定時に、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転が実行されたときにかかる電気代を使用者に認識させることができる。これにより、使用者は、電気代を節約するように好みの床暖房を実行するタイマー運転を容易に設定することが可能である。【選択図】図2
Description
本発明は、床暖房に関する情報を表示する床暖房用表示装置に関するものである。
床暖房装置は、タイマー運転機能付きのものが一般的である。床暖房装置のタイマー運転とは、運転開始時刻と運転停止時刻とで定義される運転時間帯が使用者によって予め設定されており、その設定された運転時間帯に床暖房装置の暖房運転が行われることである。
特許文献1には、床暖房装置のタイマー運転を設定する機能を備えた床暖房装置用リモコンが記載されている。この特許文献1の床暖房装置用リモコンは、床暖房用表示装置に関する従来技術の1つである。
この床暖房装置用リモコンでは、使用者は、暖房運転時間と温水温度とを設定することにより床暖房装置のタイマー運転を設定する。具体的には、床暖房装置用リモコンは、設定状態を表示する表示部と使用者によって設定操作されるスイッチ部とを備えており、使用者は、床暖房装置用リモコンの表示部を見ながらスイッチ部を操作して任意にタイマー運転を設定することができる。
しかし、特許文献1の床暖房装置用リモコンが用いられてタイマー運転が使用者によって設定された場合、その設定されたタイマー運転が実行されたときにかかると予測される電気代は、表示部に表示されない。そのため、使用者は、実際にタイマー運転が実行された後に、その床暖房にかかった電気代を把握するしかなかった。従って、例えば使用者は、快適な床暖房を行いつつ電気代を節約するようにタイマー運転を設定することが困難であった。
本発明は上記点に鑑みて、床暖房装置のタイマー運転が実行されたときにかかる電気代を使用者に認識させることができる床暖房用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、使用者に操作される操作部(912)と、
画像を表示する表示部(93)と、
床暖房装置(42、60A、60B)のタイマー運転を設定するタイマー設定操作が操作部に対して為された場合に、そのタイマー設定操作の設定内容に基づき、タイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値を求める電気代予測手段(S101、S102)と、
電気代予測手段が求めた電気代の予測値を表示部に表示させる表示制御手段(S103)とを備えていることを特徴とする。
画像を表示する表示部(93)と、
床暖房装置(42、60A、60B)のタイマー運転を設定するタイマー設定操作が操作部に対して為された場合に、そのタイマー設定操作の設定内容に基づき、タイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値を求める電気代予測手段(S101、S102)と、
電気代予測手段が求めた電気代の予測値を表示部に表示させる表示制御手段(S103)とを備えていることを特徴とする。
上述の発明によれば、床暖房装置のタイマー設定操作が操作部に対して為された場合に、タイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値がそのタイマー設定操作の設定内容に基づいて求められ、その求められた電気代の予測値が表示部に表示されるので、床暖房装置のタイマー運転が実行されたときにかかる電気代を使用者に認識させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係る貯湯式給湯装置8の全体構成を示す。図1に示す貯湯式給湯装置8は、貯湯タンク10内に貯えられた給湯用水を台所、洗面所、風呂などへの給湯機能に用いるとともに、貯えられた給湯用水を一次側の熱源として、二次側に流通する被加熱流体を加熱する熱交換器30を備え、浴水の追い焚き機能や暖房機能に利用したものである。
図1に、本発明の第1実施形態に係る貯湯式給湯装置8の全体構成を示す。図1に示す貯湯式給湯装置8は、貯湯タンク10内に貯えられた給湯用水を台所、洗面所、風呂などへの給湯機能に用いるとともに、貯えられた給湯用水を一次側の熱源として、二次側に流通する被加熱流体を加熱する熱交換器30を備え、浴水の追い焚き機能や暖房機能に利用したものである。
先ず、給湯機能は、図1に示すように、給湯用水を内部に貯える貯湯タンク10と、この貯湯タンク10内の最下部10cから低温の給湯用水を取り出し、高温にして貯湯タンク10内の最上部10bに送る給湯用水加熱回路21と、この給湯用水加熱回路21を流れる給湯用水を加熱する加熱装置としてのヒートポンプ熱源機20と、貯湯タンク10内に水道水を給水する給水用配管12と、貯湯タンク10内の給湯用水を導出する給湯管13と、給湯用配管14、14aと、貯湯式給湯装置8の作動を制御する制御手段である熱源制御部41及び給湯制御部42とから構成されている。
一方、追い焚き機能および暖房機能においては、貯湯タンク10内の給湯用水が一次側に流通する一次側回路31と、二次側に被加熱流体が流通する二回路の二次側回路32、33からなる熱交換器30と、浴水追い焚き装置80と、暖房装置である床暖房ユニット60A、60B、暖房ユニット70A、70Bと、これらを接続する追い焚き回路34、35および暖房回路36、37と、給湯制御部42とから構成されている。
なお、本実施形態では、二回路の二次側回路32、33のうち、一方を追い焚き用熱交換部32と称し、他方を暖房用熱交換部33と称している。また、床暖房ユニット60A、60Bおよび暖房ユニット70A、70Bを総称して暖房装置60A、60B、70A、70Bと呼ぶ。また、床暖房ユニット60A、60Bおよびこれを制御する給湯制御部42は本発明の床暖房装置に対応する。
次に、給湯機能を構成する構成部品についてより具体的に説明すると、貯湯タンク10は、縦長形状の耐食性に優れた金属製(例えば、ステンレス製)の容器で形成され、外周部に図示しない断熱材が配設され、高温の給湯用水を長時間に渡って保温できるようになっている。また、貯湯タンク10内の底面には給水口10aが設けられ、この給水口10aに給水経路である給水用配管12が接続されている。
給水用配管12には、給水温度を検出する給水サーミスタ51が設けられており、給水用配管12内の温度情報を給湯制御部42に出力するようになっている。
給水用配管12には、開閉弁51aおよび流量カウンタ51bが設けられている。開閉弁51aは、給湯制御部42により制御されて給水用配管12を開閉する。流量カウンタ51bは、給水用配管12を流れる給水量を検出する。流量カウンタ51bによって検出される給水の流量情報は給湯制御部42に出力されるようになっている。また、給水用配管12には、給水口10aに導入される水道水の水圧を所定圧となるように調節するとともに、断水などにおける湯の逆流を防止する図示しない減圧逆止弁が設けられている。更に、給水用配管12の下流端は、給湯用混合弁15およびお湯張り用混合弁15aの一方の入口側に繋がれている。
給水用配管12には、開閉弁51aおよび流量カウンタ51bが設けられている。開閉弁51aは、給湯制御部42により制御されて給水用配管12を開閉する。流量カウンタ51bは、給水用配管12を流れる給水量を検出する。流量カウンタ51bによって検出される給水の流量情報は給湯制御部42に出力されるようになっている。また、給水用配管12には、給水口10aに導入される水道水の水圧を所定圧となるように調節するとともに、断水などにおける湯の逆流を防止する図示しない減圧逆止弁が設けられている。更に、給水用配管12の下流端は、給湯用混合弁15およびお湯張り用混合弁15aの一方の入口側に繋がれている。
また、貯湯タンク10の最上部には給湯口10bが設けられ、この給湯口10bには貯湯タンク10内に貯えられた給湯用水のうち、高温の給湯用水を導出するための給湯経路である給湯管13が接続されている。尚、この給湯管13の経路途中には空気逃がし弁19が配設された排出配管13aを接続しており、貯湯タンク10内の圧力が所定圧以上に上昇した場合には、貯湯タンク10内の給湯用水を外部に排出して、貯湯タンク10などにダメージを与えないようになっている。
給湯管13の下流端には給湯用混合弁15およびお湯張り用混合弁15aが設けられ、これらの下流側には混合湯経路である給湯用配管14、14aが接続されている。また、この給湯用配管14、14aには、供給される給湯用水の湯温を検出する出湯サーミスタ52、52a、および給湯用配管14、14a内を流通する給湯用水の流量情報を検出する流量カウンタ57、57aが設けられ、出湯サーミスタ52、52a、および流量カウンタ57、57aにより検出された温度情報および流量情報を給湯制御部42に出力するようになっている。
給湯用配管14、14aの下流端は台所、洗面所、浴室などに配置された図示しない給湯水栓やシャワー水栓などに通じており、これらの給湯水栓やシャワー水栓が開弁したときに、使用者が設定した設定温度に調節された給湯用水が出湯される。尚、流量カウンタ57、57aが給湯用配管14、14a内の給湯用水の流れを検出したときは、給湯水栓やシャワー水栓などのいずれかで給湯用水が使用されていることである。また、一方の給湯用配管14aは、浴槽89内に浴水を湯張りするための給湯用配管であって、湯張り用開閉弁58、流量カウンタ57aおよび逆止弁59が設けられている。
この湯張り用開閉弁58は、給湯制御部42により制御され、給湯用配管14aに流れる混合湯を開閉する電磁弁である。流量カウンタ57aは、給湯用配管14a内に流れる湯張り流量を検出するものである。そして、逆止弁59は、浴水追い焚き装置80内の浴水が給湯用配管14a内に逆流させないための弁である。
尚、湯張り用開閉弁58を開弁させて浴槽89に湯張り、差し湯、足し湯をするときは、後述する開閉弁85も開弁するように制御されるとともに、水圧スイッチ84により検出された水位レベルが所定レベルに達したとき、湯張り用開閉弁58および開閉弁85が閉弁されて設定流量の混合湯が浴槽89内に湯張りされることになる。また、差し湯、足し湯は、湯張り用流量カウンタ57aにより検出された流量情報に基づいて所定の流量の混合湯が出湯されるように制御される。
ところで、給湯用混合弁15および湯張り用混合弁15aは、給湯用配管14、14aに供給する給湯用水の湯温を調節する温度調節弁であり、給湯管13側と給水用配管12側との開口面積比を調節することで、給湯用水と水道水との混合比を調節するようにしている。つまり、ここで、使用者が設定した設定温度となるように温度調節されている。
尚、これらの混合弁15、15aは、給湯制御部42に電気的に接続されており、上記出湯サーミスタ52、52a、給水サーミスタ51および後述する貯湯サーミスタ54により検出される温度情報に基づいて制御される。また、これらの混合弁15、15aは出湯サーミスタ52、52aにより検出される温度情報に基づいてフィードバック制御を行うように制御される。
そして、貯湯タンク10の外壁面には、給湯用水の貯湯量、もしくは貯湯温度を検出するための水温センサである複数(本例では、5箇所)の貯湯サーミスタ54が縦方向(タンクの高さ方向)にほぼ等間隔に配置され、貯湯タンク10内に満たされた給湯用水の各水位レベルでの温度情報を給湯制御部42に出力するようにしている。
従って、給湯制御部42は、複数の貯湯サーミスタ54からの温度情報に基づき、貯湯タンク10内のうち沸き上げられた高温の給湯用水の位置(すなわち、残湯量)と、貯湯タンク10内上方の沸き上げられた湯温と、貯湯タンク10内下方の沸き上げられる前の低温の給湯用水との境界位置を検出することができるとともに、各水位レベルでの給湯用水の湯温が検出できる。尚、複数の貯湯サーミスタ54のうち、最上部に設けられた貯湯サーミスタ54は高温の給湯用水を出湯する出湯温度を検出する機能を有している。
次に、貯湯タンク10内の給湯用水を加熱するヒートポンプ熱源機20は、例えば、炭酸ガスを冷媒として使用することにより、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルを使用している。このヒートポンプサイクルは、周知のように図示しない冷媒圧縮機、給湯用水加熱用の加熱熱交換器、膨張弁、冷媒蒸発器およびアキュムレータなどの冷凍サイクル機能部品より構成されている。ちなみに、冷媒圧縮機は、内蔵する電動モータによって駆動され、アキュムレータより吸引した気相冷媒を臨界圧力以上まで圧縮して吐出する。
加熱熱交換器は、冷媒と給湯用水とを熱交換するもので、例えば、冷媒が流れる冷媒通路と給湯用水が流れる給湯用水通路とが二重管構造に設けられ、且つ冷媒の流れ方向と給湯用水の流れ方向とが対向するように構成された対向流式の加熱熱交換器である。
膨張弁は、加熱熱交換器から流出する冷媒を減圧して冷媒蒸発器に供給する。冷媒蒸発器は、膨張弁で減圧された冷媒を大気との熱交換によって蒸発させる。アキュムレータは、冷媒蒸発器より流出する冷媒を気液分離して、気相冷媒のみ冷媒圧縮機に吸引させるとともに、サイクル中の余剰冷媒を蓄えている。
また、加熱熱交換器の給湯用水通路は、上述した給湯用水加熱回路21を介して貯湯タンク10に接続され、図示しない電動ポンプが作動することで、貯湯タンク10内の給湯用水が循環する。尚、給湯用水加熱回路21の上流端が貯湯タンク10の底部10cに接続され、給湯用水加熱回路21の下流端が貯湯タンク10の上部10dに接続されている。これにより、加熱熱交換器で冷媒との熱交換により加熱された給湯用水が貯湯タンク10の上部10dへ送り込まれるため、貯湯タンク10の上部側から下部側へ向かって順次給湯用水に蓄熱されてゆく。
尚、ヒートポンプ熱源機20は熱源制御部41からの制御信号により作動されるとともに、作動状態を熱源制御部41に出力するようになっている。また、これらの動力源として交流電力を用い、主に料金設定の最も安い深夜時間帯における深夜電力を用いて、貯湯タンク10内の給湯用水を沸き上げる蓄熱運転を行っているが、昼間時間帯においても給湯用水の湯温が低下してくると沸き上げ運転を行うよう制御される。ちなみに、超臨界ヒートポンプサイクルによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温(例えば、85〜90℃)の給湯用水を内部に貯えることができる。
次に、追い焚き機能を構成する構成部品についてより具体的に説明する。浴水追い焚き装置80は、浴槽89内の浴水を熱交換器30の二次側回路である追い焚き用熱交換部32に循環させて浴水を追い焚きする装置であり、往き管82、戻り管81およびバイパス管83から構成された循環回路と、熱交換器30の追い焚き用熱交換部32とを接続する追い焚き回路34、35とが接続されている。
ちなみに、往き管82側が追い焚き往き管34に接続され、戻り管81側が追い焚き戻り管35に接続されている。また、往き管82には、上流側から順に、水圧スイッチ84、開閉弁85、第2循環ポンプ86、浴水温度検出手段としての浴水温度サーミスタ55、流水スイッチ87、および追い焚き三方弁88が設けられている。また、戻り管81には、下流側に追い焚きサーミスタ56が設けられている。
水圧スイッチ84は、浴槽89内に湯張りされた浴水の湯量、言い換えれば、浴槽89内の水位レベルを求めるための水圧を検出するセンサである。開閉弁85は浴水循環回路を開閉する電磁弁であり、第2循環ポンプ86は浴槽89内の浴水を追い焚き用熱交換部32に圧送する電動ポンプである。浴水温度サーミスタ55は、往き管82を流通する浴水の湯温を検出する水温センサである。
流水スイッチ87は、追い焚き三方弁88側の方向に浴水および後述する給湯用水が流通しているか否かを検出するための流水センサである。この追い焚き三方弁88は、浴水を追い焚き用熱交換部32に流通させるか、追い焚き用熱交換部32を迂回するバイパス管83のいずれか一方に流通方向を切り換えるための切換弁である。追い焚きサーミスタ56は、戻り管81を流通する浴水の湯温を検出する水温センサであり、浴槽89内に戻される浴水温度となる。
尚、水圧スイッチ84、流水スイッチ87、浴水温度サーミスタ55および追い焚きサーミスタ56は、それぞれの容積情報、流水情報および温度情報を給湯制御部42に出力するようにされ、開閉弁85、第2循環ポンプ86および追い焚き三方弁88は給湯制御部42により制御される。
また、湯張り後に浴槽89内の浴水の温度を検出するときは、追い焚き三方弁88をバイパス管83側に流れ方向を切り換えるとともに、第2循環ポンプ86を作動させることで、浴槽89内の浴水が往き管82、バイパス管83、戻り管81、浴槽89内の順に循環されて浴水温度サーミスタ55により浴水の湯温を検出するようにしている。
また、追い焚きするときは、追い焚き三方弁88の流れ方向を追い焚き用熱交換部32側に切り換えることで、浴槽89内の浴水が往き管82、追い焚き用熱交換部32、戻り管81、浴槽89内の順に循環されて、浴水温度サーミスタ55により検出された浴水の湯温が所定温度になるまで循環させるように制御される。
次に、暖房機能を構成する構成部品についてより具体的に説明する。まず、床暖房ユニット60A、60Bは、例えば、脱衣所や台所などの床に設置され、その床を構成する床パネル61a、61b内の配管63a、63bにブラインを流通させて被加熱物である床パネル61a、61bを暖める暖房装置である。すなわち、その配管63a、63bは、床暖房ユニット60A、60Bのそれぞれにおいて、床パネル61a、61bを加熱する熱交換器として機能し、ブラインはその熱交換器としての配管63a、63bを循環する熱交換媒体である。
そして、床暖房ユニット60A、60Bは、配管63a、63bに流通するブラインを開閉する熱動弁62a、62bと、配管63a、63bから流出したブラインの湯温すなわち床パネル61a、61bの出口側湯温を検出する出口湯温センサ53c、53dとから構成されている。なお、床パネル61aの出口側湯温を出口側湯温T1と呼び、床パネル61bの出口側湯温を出口側湯温T2と呼ぶものとする。
また、暖房ユニット70A、70Bは、例えば、浴室内や洗面室内の被加熱流体である室内の空気を吸い込んで放熱器71a、71bで加熱させて、温風を吹き出して室内を暖房する暖房装置である。そして、暖房ユニット70A、70Bは、放熱器71a、71b、送風機72a、72b、放熱器71a、71bに流通するブラインを開閉する開閉弁73a、73b、吸い込み温度を検出する図示しない吸い込み温度センサ、および、吸い込み温度センサにより検出された吸い込み温度に基づいて送風機72a、72bと開閉弁73a、73bとを制御する図示しない暖房制御部などから構成されている。
暖房回路36、37は、暖房用熱交換部33で熱交換されたブラインを床暖房ユニット60A、60Bや暖房ユニット70A、70Bに流通させる循環回路であり、36が暖房往き管であり、37が暖房戻り管である。そして、暖房回路36、37には、バイパス通路36a、二次側循環手段としての第3循環ポンプ38、供給温度検出手段としての供給温度サーミスタ53aおよび戻り温度検出手段としての戻り温度サーミスタ53bなどが設けられている。尚、バイパス通路36aは、熱動弁62や開閉弁73が全て閉弁したときに床暖房ユニット60A、60Bや暖房ユニット70A、70Bを迂回するバイパス回路である。
第3循環ポンプ38は、ブラインを暖房用熱交換部33から床暖房ユニット60A、60Bや暖房ユニット70A、70Bに流通させる圧送手段であり、床暖房ユニット60A、60Bや暖房ユニット70A、70Bの使用台数に基づいて、給湯制御部42により回転数が制御される。そして、供給温度サーミスタ53aは暖房用熱交換部33を流通して熱交換後のブラインの水温を検出する水温センサであり、戻り温度サーミスタ53bは床暖房ユニット60A、60Bや暖房ユニット70A、70Bを流通して熱交換後のブラインの水温を検出する水温センサであり、いずれのサーミスタも検出された温度情報を給湯制御部42に出力するようになっている。
次に、熱交換器30は、加熱側である一次側が1回路で構成され、加熱される側である二次側が複数の回路で構成された対向流式の熱交換器である。具体的には、図1に示すように、貯湯タンク10内の貯えられた給湯用水が流通する一次側回路31と浴水やブラインが流通する複数個(本実施形態では二つ)の二次側回路32、33から構成されている。
本実施形態の貯湯式給湯装置8では、図1に示すように、上方に配置した二次側回路32を追い焚き用熱交換部32と称して浴水追い焚き装置80に接続し、下方に配置した二次側回路33を暖房用熱交換部33と称して、暖房装置である床暖房ユニット60A、60Bおよび暖房ユニット70A、70Bに接続している。
そして、熱交換器30は、図1に示すように、一次側回路31に貯湯タンク10内の貯えられた給湯用水が流通するように1次側循環回路が往き管16、戻り管17および第1循環ポンプ18などから構成されている。この往き管16は、上流端が貯湯タンク10の上方部10eに接続され、下流端が一次側回路31の流入部に接続されている。
また、戻し管17は、上流端が一次側回路31の流出側に接続され、下流端が貯湯タンク10の下方部10fに接続されている。第1循環ポンプ18は、戻し管17の中途に配置されており、貯湯タンク10内の給湯用水を一次側回路31に流通させるポンプである。尚、この第1循環ポンプ18は、上述した追い焚きサーミスタ56や供給温度サーミスタ53aにより検出された温度情報に基づいて回転数が制御されるように給湯制御部42に電気的に接続されている。
一方、追い焚き用熱交換部32は、その流入部が追い焚き戻り管35に接続され、その流出部が追い焚き往き管34に接続されて、一次側回路31の流れ方向と対向する方向に浴水が流れることになる。暖房用熱交換部33においても、同じように、その流入部と流出部とが暖房回路36、37に接続されて一次側回路31の流れ方向と対向する方向にブラインが流れることになる。これにより、熱交換器30は、図1に矢印で示すように、対向流式の熱交換器を形成している。
次に、給湯制御部42は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵のROMには、予め設定された制御プログラムが設けられている。給湯制御部42は、各サーミスタ51〜56からの温度情報、各流量カウンタ57、57aからの流量情報、暖房リモコン90a、台所リモコン90b、風呂リモコン90cのそれぞれの操作スイッチからの操作信号などに基づいて、給湯管13、給湯用配管14、14a、浴水追い焚き装置80、暖房回路36、37および戻り管17内の各種アクチュエータ類を制御するように構成されている。
また、熱源制御部41は、給湯制御部42と同じように、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵のROMには、予め設定された制御プログラムが設けられており、図示しない各種サーミスタからの温度情報などに基づいてヒートポンプ熱源機20内のアクチュエータ類を制御する。この熱源制御部41では、加熱熱交換器で加熱された給湯用水の湯温を一定温度に保つために、加熱後の給湯用水の温度を検出する貯湯サーミスタ(最上部)54の検出温度に基づいて電動ポンプの回転数制御を行っている。また、熱源制御部41は、給湯制御部42と通信可能に接続されており、例えば、貯湯タンク10内の給湯用水を加熱するためのスイッチ操作が台所リモコン90bで為された場合には、その台所リモコン90bからの操作信号は給湯制御部42に入り、給湯用水の加熱を指令する信号は給湯制御部42から熱源制御部41へ出力される。
暖房リモコン90aは、床暖房ユニット60A、60B、および暖房ユニット70A、70Bの運転開始およびその停止を個別に遠隔操作するためのものであって、床暖房に関する情報を表示する床暖房用表示装置としての機能を備えている。この暖房リモコン90aは、暖房リモコン90aの正面図である図2に示すように、4つの選択スイッチ91a、91b、91c、91d、決定スイッチ92、および表示パネル93を備えている。
暖房リモコン90aにおいて、この選択スイッチ91a、91b、91c、91dおよび決定スイッチ92は、使用者すなわちユーザに操作される操作部912を構成し、表示パネル93は例えば液晶表示装置であり、文字や図形を含む画像を表示する表示部93を構成している。また、暖房リモコン90aのブロック図である図3に示すように、暖房リモコン90aは、電子制御装置である暖房リモコン制御部94を備えている。この暖房リモコン制御部94は、例えば所定のプログラムに従って、操作部912からの操作信号を受け取ると共に表示パネル93へ制御信号を出力して表示パネル93に画像を表示させる。また、操作部912からの操作信号に基づいた暖房装置60A、60B、70A、70Bの動作を指令する指令信号を給湯制御部42に出力する。また、後述の図4のフローチャートに示す制御処理を実行する。
図1に示す台所リモコン90bは、熱源制御部41を制御して貯湯タンク10内の給湯用水を加熱するための運転スイッチ、および浴槽89内に湯張りをするための操作スイッチなどを備えている。風呂リモコン90cは、浴槽89内の浴水を追い焚きするための追い焚きスイッチ等を備えている。
次に、以上の構成による貯湯式給湯装置の作動概要について説明する。まず、台所リモコン90bの運転スイッチがオンされると(例えば、深夜時間帯に達すると)、図1に示す熱源制御部41によりヒートポンプ熱源機20内のヒートポンプサイクル部品と循環ポンプなどのアクチュエータ類を制御させて貯湯タンク10内の給湯用水を加熱して高温(例えば85℃)の給湯用水が貯えられる。
そして、貯湯タンク10内に貯えられた給湯用水が台所、洗面所、浴室などへ給湯の用途に供されるとともに、熱交換器30の一次側回路31に貯えられた高温の給湯用水を流通させて、追い焚き用熱交換部32を流通する浴水、および暖房用熱交換部33を流通するブラインを加熱させて追い焚き機能および暖房機能の用途に供するものである。
まず、浴水を追い焚きする作動について説明する。風呂リモコン90cの追い焚きスイッチを操作しておくと、所定時間毎に浴水温度を検出して、その浴水温度が追い焚き設定温度に未達であれば浴水を加熱するように作動する。つまり、給湯制御部42により、所定時間後に追い焚き三方弁88、開閉弁85、第2循環ポンプ86が作動して浴槽89内の浴水を往き管82、バイパス管83、戻り管81の順に循環させる。
このときに、浴水温度サーミスタ55により浴水温を検出する。検出された浴水温が追い焚き設定温度以下であると、追い焚き三方弁88の流れ方向を追い焚き用熱交換部32側に切り換えられて浴水を追い焚き用熱交換部32に流通させる。これにより、第1循環ポンプ18が運転され、給湯用水が一次側回路31に流通されて浴水が給湯用水熱エネルギを受けて加熱される。また、浴水と熱交換された給湯用水は貯湯タンク10内に戻される。
そして、浴水温が設定温度に達すると、追い焚き三方弁88の流れ方向がバイパス管83側に切り換えられるとともに、開閉弁85が閉弁、第2循環ポンプ86および第1ポンプ18が停止する。これにより、貯湯タンク10内の給湯用水を加熱元として浴水が追い焚き設定温度を維持するように保温されるものである。
次に、床暖房ユニット60A、60B、暖房ユニット70A、70Bを運転したときの暖房装置の作動について説明する。
給湯制御部42は、床暖房ユニット60Aの暖房運転を開始するときには、熱動弁62aを開弁すると共に、第3循環ポンプ38を作動させる。これにより、配管63aに加熱されたブラインが流通する。床暖房ユニット60Bもこれと同様に作動する。
また、給湯制御部42は、暖房ユニット70Aの暖房運転を開始するときには、開閉弁73aを開弁し、第3循環ポンプ38を作動させると共に、送風機72aを作動させる。これにより、加熱されたブラインが放熱器71aに流通され、送風機72aにより送風される室内空気が放熱器71aで加熱される。暖房ユニット70Bもこれと同様に作動する。
また、上記の第3循環ポンプ38の作動により暖房用熱交換部33にブラインが流通する一方で、第1循環ポンプ18の作動によって貯湯タンク10内の高温の給湯用水が一次側回路31に流通される。これにより、ブラインが給湯用水の熱エネルギを受けて加熱される。そのブラインと熱交換された給湯用水は貯湯タンク10内に戻される。尚、ここでは、第1循環ポンプ18および第3循環ポンプ38は、供給温度サーミスタ53aによって検出されたブラインの湯温が所定温度となるように回転数を制御される。
これにより、一次側回路31に流通する流量が設定されるとともに、暖房用熱交換部33内を流通するブラインの流量が設定される。ちなみに、供給温度サーミスタ53aによって検出されたブラインの湯温の所定温度は、床暖房ユニット60A、60Bと暖房ユニット70A、70Bとでは異なるように設定され、例えば、床暖房ユニット60が運転しているときは、約60℃程度であり、暖房ユニット70のみが運転しているときは約80℃程度にしてある。これは、床暖房に最適となる温度帯の湯温を超えないようにしたものである。
また、床暖房ユニット60Aに関し、給湯制御部42は、出口湯温センサ53cによって検出される床パネル61aの出口側湯温T1が、床暖房ユニット60Aに対して設定された第1設定温度T1tとなるように、熱動弁62aを開閉する開閉制御を行う。具体的には、給湯制御部42は、上記出口側湯温T1が第1設定温度T1tよりも高くなったら熱動弁62aを閉弁し、それにより床パネル61aの加熱を抑える。逆に、上記出口側湯温T1が第1設定温度T1tよりも低くなったら熱動弁62aを開弁し、それにより床パネル61aの加熱を拡大する。なお、第1設定温度T1tは、暖房リモコン90aで設定される設定値であって、熱交換器としての配管63aに循環するブラインの目標温度である。
床暖房ユニット60Bに関しても上記と同様であり、給湯制御部42は、出口湯温センサ53dによって検出される床パネル61bの出口側湯温T2が、床暖房ユニット60Bに対して設定された第2設定温度T2tとなるように、熱動弁62bを開閉する開閉制御を行う。このときに、熱動弁62a、62bと暖房ユニット70A、70Bの開閉弁73a、73bとの全てが閉弁のときは、ブラインがバイパス通路36aを流通するようにしている。これにより、貯湯タンク10内の給湯用水を加熱元として、暖房用熱交換部33を流通するブラインを加熱することで、床暖房ユニット60A、60Bや暖房ユニット70A、70Bを暖房の用途に供することができる。なお、第2設定温度T2tは、暖房リモコン90aで設定される設定値であって、熱交換器としての配管63bに循環するブラインの目標温度である。
次に、図4のフローチャートに示す制御処理について説明する。図4は、暖房リモコン90aの暖房リモコン制御部94(図3参照)が行う制御処理を示したフローチャートである。暖房リモコン制御部94は、暖房リモコン90aの電源が投入されると、図4のフローチャートに示す制御処理を周期的に繰り返し実行する。
暖房リモコン制御部94は、暖房リモコン90aの操作部912(図2参照)からの操作信号を逐次受け付けており、先ず、図4のステップS101(以下、「ステップ」を省略する)では、床暖房ユニット60A、60B(図1参照)のタイマー運転を設定するタイマー設定操作が暖房リモコン90aの操作部912(図2参照)に対し使用者によって為されたか否かを判定する。例えば使用者は、予め定められた手順に従って各スイッチ91a、91b、91c、91d、92を押す操作を為すことによりタイマー設定操作を行う。
床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転とは、床暖房ユニット60A、60Bの運転開始時刻と運転停止時刻とで定義される運転時間帯が使用者によって予め設定され、その設定された運転時間帯に床暖房ユニット60A、60Bを暖房運転させるものである。その運転開始時刻および運転停止時刻は何れも上記タイマー設定操作の中で設定される設定時刻であり、そのタイマー設定操作では、上記運転時間帯の中での設定温度T1t、T2tも設定される。すなわち、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転とは、タイマー設定操作により設定された暖房スケジュールに沿って床暖房ユニット60A、60Bを暖房運転させるものである。
なお、図2の表示パネル93に表示から判るように、上記運転時間帯の中での設定温度T1t、T2tは、所定の設定単位時間PRD1で区切られた単位時間帯毎に異なる値に設定可能である。また、図2の暖房リモコン90aにおいては0時〜24時の1日単位で床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を設定することができ、例えばそのタイマー運転が設定されると、給湯制御部42はその設定内容である暖房スケジュールを毎日繰り返し実行する。また、図2の表示パネル93に表示されているタイマ1は、床暖房ユニット60Aのタイマー運転の設定内容を意味しており、タイマ2は、床暖房ユニット60Bのタイマー運転の設定内容を意味している。このことから判るように、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転は、一方の床暖房ユニット60Aと他方の床暖房ユニット60Bとで独立に設定可能である。
以下の説明では、一方の床暖房ユニット60Aと他方の床暖房ユニット60Bとを分けて説明する際には、一方の床暖房ユニット60Aを第1床暖房ユニット60Aと呼び、他方の床暖房ユニット60Bを第2床暖房ユニット60Bと呼ぶ。
図4に戻り、S101において、タイマー設定操作が操作部912に対して為されたと判定した場合には、S102へ進む。その一方で、タイマー設定操作が操作部912に対して為されていないと判定した場合には、本フローチャートは終了し再びS101から開始する。
S102においては、操作部912に対して為された上記タイマー設定操作の設定内容に基づき、予め定められた電気代マップから、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値すなわち電気代予測値を求める。電気代予測値とは、電気を消費する前に概算値として予め算出される概算電気代である。
上記電気代マップは、設定温度T1t、T2tと運転時間帯とをパラメータとして電気代予測値を算出できるマップである。例えば、1日24時間を設定単位時間PRD1で区切られた単位時間帯毎に設定温度T1t、T2tと電気代予測値との関係が予め実験的に定められており、その予め定められた関係の24時間分が電気代マップを構成している。
詳細に説明すると、設定単位時間PRD1が例えば20分間であるとすれば、24時間のうちの第1の単位時間帯は0時0分〜0時20分であり、第2の単位時間帯は0時20分〜0時40分であり、第3の単位時間帯は0時40分〜1時0分である。そして、設定温度T1t、T2tと電気代予測値との関係がその第1、第2、第3…の単位時間帯毎に予め定められている。
そして、暖房リモコン制御部94は、タイマー設定操作で設定された単位時間帯毎の設定温度T1t、T2tに基づき、上記予め定められた関係で構成された電気代マップから、単位時間帯毎の電気代予測値すなわち単位電気代予測値を算出する。そして、上記運転時間帯は図2の例では0時〜24時の1日間であるので、その算出した単位電気代予測値をその1日間にわたって積算し1日当たりの電気代予測値を算出する。暖房リモコン制御部94は、この1日当たりの電気代予測値の算出を第1床暖房ユニット60Aと第2床暖房ユニット60Bとのそれぞれについて行い、第1床暖房ユニット60Aのタイマー運転における1日当たりの電気代予測値と、第2床暖房ユニット60Bのタイマー運転における1日当たりの電気代予測値とをそれぞれ算出する。更に、それらの1日当たりの電気代予測値を合計して、床暖房ユニット60A、60B全体のタイマー運転における1日当たりの合計電気代予測値も算出する。S102の次はS103へ進む。
なお、上記設定温度T1t、T2tと電気代予測値との予め定められた関係では、具体的には、設定温度T1t、T2tが高いほど電気代予測値も大きい値になるように設定されている。また、電力会社が定める電気料率が電気の使用時間帯毎に異なることがあるので、電気代マップは、同じ設定温度T1t、T2tに対して単位時間帯毎に異なる単位電気代予測値が算出されるように設定されていてもよい。
S103では、上記S102で算出された各床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転における1日当たりの電気代予測値と合計電気代予測値とを表示パネル93に表示させる。それと共に、設定温度T1t、T2tを時系列に沿って示す棒グラフを用いて、各床暖房ユニット60A、60Bに関するタイマー設定操作の設定内容をそれぞれ表示パネル93に表示させる。
そのときの表示パネル93の表示を具体的に説明すると、表示パネル93の表示画面は、上から順に並んだ第1表示領域931と第2表示領域932と第3表示領域933とに分かれている。また、第2表示領域932は上側に位置する第2上側表示領域932aと下側に位置する第2下側表示領域932bとに分かれ、第3表示領域933は上側に位置する第3上側表示領域933aと下側に位置する第3下側表示領域933bとに分かれている。
そして、暖房リモコン制御部94は、上記S102で算出された合計電気代予測値を第1表示領域931内に表示させ、第1床暖房ユニット60Aのタイマー運転に関する情報を第2表示領域932内に表示させ、第2床暖房ユニット60Bのタイマー運転に関する情報を第3表示領域933内に表示させる。
更に第2、第3表示領域932、933内の表示に関して詳述すると、暖房リモコン制御部94は、上記S102で算出された第1床暖房ユニット60Aのタイマー運転における1日当たりの電気代予測値を第2上側表示領域932a内に表示させる。それと共に、第1床暖房ユニット60Aのタイマー運転の暖房スケジュール、すなわち第1床暖房ユニット60Aに関するタイマー設定操作の設定内容を、第1設定温度T1tを時系列に沿って示す棒グラフにより第2下側表示領域932b内に表示させる。第2下側表示領域932bでは、縦軸が第1設定温度T1tを示し横軸が時刻を示している。
そして、暖房リモコン制御部94は、第2床暖房ユニット60Bのタイマー運転の暖房スケジュール、すなわち第2床暖房ユニット60Bに関するタイマー設定操作の設定内容を、第2設定温度T2tを時系列に沿って示す棒グラフにより第3上側表示領域933a内に表示させる。それと共に、上記S102で算出された第2床暖房ユニット60Bのタイマー運転における1日当たりの電気代予測値を第3下側表示領域933b内に表示させる。第3上側表示領域933aでは、縦軸が第2設定温度T2tを示し横軸が時刻を示している。
なお、上述した図4の各ステップでの処理は、それぞれの機能を実現する手段を構成している。また、図4のS101およびS102は本発明の電気代予測手段に対応し、S103は本発明の表示制御手段に対応する。
上述したように、本実施形態によれば、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー設定操作が操作部912に対して為された場合に、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値がそのタイマー設定操作の設定内容に基づいて求められ、その求められた電気代の予測値が、図2に示すように表示パネル93に表示される。従って、タイマー運転の実行前であるタイマー運転の設定時に、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転が実行されたときにかかる電気代を使用者に認識させることができる。これにより、使用者は、電気代を節約するように好みの床暖房を実行するタイマー運転を容易に設定することが可能である。
また、本実施形態によれば、表示パネル93には、床暖房ユニット60A、60Bのそれぞれについてタイマー運転の電気代予測値が表示されると共に、タイマー設定操作の設定内容が、設定温度T1t、T2tを時系列に沿って示す棒グラフで表示される。そのため、複数のタイマー設定操作の設定内容を、タイマー運転の電気代予測値と共に表示パネル93の狭い表示範囲に同時に解り易く表示させることが可能である。
また、本実施形態によれば、タイマー設定操作において設定温度T1t、T2tは、タイマー運転の運転時間帯に含まれる単位時間帯毎に設定され、その単位時間帯毎の単位電気代予測値が、単位時間帯毎に設定された設定温度T1t、T2tに基づいて電気代マップから算出される。そして、上記運転時間帯全体にわたる電気代予測値は、その算出された単位電気代予測値を運転時間帯全体にわたって積算することによって求められる。従って、ユーザは、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を自らの好みに合わせて詳細に設定することが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。
本実施形態は、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転の暖房スケジュールが予め設定されている複数の床暖房パターンの中から選択されることで設定されるという点が、前述の第1実施形態と異なっている。
図5は、本実施形態の暖房リモコン90aのブロック図であり、第1実施形態の図3に相当する。図5に示すように、本実施形態の暖房リモコン90aは第1実施形態のものとは異なり、記憶部96を備えている。この記憶部96はフラッシュメモリまたはハードディスク装置等から成り、記憶部96には、床暖房ユニット60A、60Bに床暖房を行わせる複数の床暖房パターンが予め記憶されている。この複数の床暖房パターンは例えば貯湯式給湯装置8の工場出荷当初から設定済みのものであるが、使用者は新たな床暖房パターンを自ら設定し記憶部96に追加して記憶させることができる。
上記複数の床暖房パターンは互いに異なるものであり、例えば0時から24時までの1日間にわたる床暖房ユニット60A、60Bの暖房スケジュールを定めたものである。詳細に言えば、0時から24時までの時系列に沿って床暖房ユニット60A、60Bの設定温度T1t、T2tを定めたものである。
複数の床暖房パターンの中の一例としては、表示パネル93の表示例を表す図6に示すように、おすすめパターンや節約パターンなどがある。このおすすめパターンおよび節約パターン以外にも多数の床暖房パターンが記憶部96に記憶されている。
また、記憶部96には、図7に示す電気代対応表MAPptnも予め記憶されている。この電気代対応表MAPptnは、複数の床暖房パターンの各々と、床暖房ユニット60A、60Bがその床暖房パターンに従って運転されたときにかかると予測される電気代であるパターン運転電気代とを関連付ける予め定められた関係である。そのパターン運転電気代は、床暖房パターンにおいて時系列に沿って定められた床暖房ユニット60A、60Bの設定温度T1t、T2tに基づき、第1実施形態と同様に電気代マップから算出された概算電気代である。
次に、本実施形態の暖房リモコン制御部94が行う制御処理について説明する。その暖房リモコン制御部94は、第1実施形態と同様に図4のフローチャートに従った制御処理を行うが、第1実施形態と異なる点について以下に説明する。
S101では、第1実施形態と同様に、タイマー設定操作が暖房リモコン90aの操作部912(図2参照)に対し使用者によって為されたか否かを判定する。但し、本実施形態において上記タイマー設定操作は、記憶部96に記憶されている複数の床暖房パターンの中の何れかを選択すると共にその選択された床暖房パターンで床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を設定する設定操作である。そのタイマー設定操作では、第1床暖房ユニット60Aと第2床暖房ユニット60Bとの各々で独立に床暖房パターンを選択することができる。
S102では、タイマー設定操作の設定内容に基づき、具体的にはそのタイマー設定操作で選択された床暖房パターンに基づき、その選択された床暖房パターンに関連付けられているパターン運転電気代を、図7の電気代対応表MAPptnから取得する。そして、その取得したパターン運転電気代を、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値として求める。例えばその電気代の予測値は、上記選択された床暖房パターンが節約パターンであれば、図7から判るように、50円/日となる。
S103では、第1実施形態と同様に、上記S102で算出された1日当たりの電気代予測値と合計電気代予測値とを表示パネル93に表示させる。それと共に、棒グラフを用いて、各床暖房ユニット60A、60Bに関するタイマー設定操作の設定内容をそれぞれ表示パネル93に表示させる。更に、タイマー設定操作で選択された床暖房パターンの名称も表示パネル93に表示させる。
図6の例では、第1床暖房ユニット60Aに関するタイマー設定操作で選択された床暖房パターンはおすすめパターンであり、表示パネル93の第2上側表示領域932a内に、おすすめパターンと表示されている。また、第2床暖房ユニット60Bに関するタイマー設定操作で選択された床暖房パターンは節約パターンであり、表示パネル93の第3下側表示領域933b内に、節約パターンと表示されている。
本実施形態によれば、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転の設定操作時において表示パネル93には第1実施形態と同様の内容が表示されるので、それによる第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、使用者は、記憶部96に記憶されている複数の床暖房パターンの中の何れかを選択すると共にその選択された床暖房パターンで床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を設定することができる。そのため、タイマー設定操作を簡便に行うことができる。
また、暖房リモコン90aに対し、使用者は新たな床暖房パターンを自ら設定し記憶部96に追加して記憶させることができるので、停電の後または暖房リモコン90aの電源を長期間にわたって遮断した後に床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を設定する際、使用者が床暖房パターンを再設定しなくてもよい。
また、本実施形態によれば、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー設定操作が操作部912に対して為された場合に、暖房リモコン90aの暖房リモコン制御部94は、そのタイマー設定操作で選択された床暖房パターンに基づき、その選択された床暖房パターンに電気代対応表MAPptn(図7参照)で関連付けられているパターン運転電気代を、床暖房ユニット60A、60Bのタイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値として求める。従って、その電気代の予測値を求める制御負荷を抑えることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の第1実施形態では、図4のS102で用いられる電気代マップは、設定温度T1t、T2tと電気代予測値との単位時間帯毎に予め定められた関係の24時間分をまとめたものであるが、それ以外の構成であっても差し支えない。例えば、電気代マップは、設定温度T1t、T2tと床暖房ユニット60A、60Bの暖房運転が継続される暖房運転時間と電気代予測値との予め実験的に定められた関係であってもよい。そのような電気代マップでは、暖房運転時間が長くなるほど電気代予測値が大きい値となり、設定温度T1t、T2tが高くなるほど電気代予測値が大きい値となる。そして、その電気代マップを用いて、暖房リモコン制御部94は、タイマー設定操作の設定内容から各設定温度T1t、T2tでの延べ暖房運転時間を算出し、設定温度T1t、T2t毎に延べ暖房運転時間に基づいて電気代マップから電気代予測値を算出する。そして、設定温度T1t、T2t毎の電気代予測値を積算して1日当たりの電気代予測値を算出する。
(1)上述の第1実施形態では、図4のS102で用いられる電気代マップは、設定温度T1t、T2tと電気代予測値との単位時間帯毎に予め定められた関係の24時間分をまとめたものであるが、それ以外の構成であっても差し支えない。例えば、電気代マップは、設定温度T1t、T2tと床暖房ユニット60A、60Bの暖房運転が継続される暖房運転時間と電気代予測値との予め実験的に定められた関係であってもよい。そのような電気代マップでは、暖房運転時間が長くなるほど電気代予測値が大きい値となり、設定温度T1t、T2tが高くなるほど電気代予測値が大きい値となる。そして、その電気代マップを用いて、暖房リモコン制御部94は、タイマー設定操作の設定内容から各設定温度T1t、T2tでの延べ暖房運転時間を算出し、設定温度T1t、T2t毎に延べ暖房運転時間に基づいて電気代マップから電気代予測値を算出する。そして、設定温度T1t、T2t毎の電気代予測値を積算して1日当たりの電気代予測値を算出する。
(2)上述の第1実施形態では、図4のS102にて電気代マップから求められる電気代予測値は、貯湯タンク10の貯えられている温水の消費量に応じて増減されるものではないが、その温水の消費量に応じて増減されてもよい。そのようにしたとすれば、タイマー設定操作の設定内容が同じ場合、電気代予測値は温水の消費量が多いほど大きい値とされる。温水の消費量が多いほどヒートポンプ熱源機20が給湯用水を加熱する頻度が高まることに起因して、実際の電気代が嵩む傾向にあるからである。このことは第2実施形態でも同様であり、電気代対応表MAPptnを構成するパターン運転電気代は温水の消費量が多いほど大きい値とされる。
(3)上述の各実施形態において、貯湯式給湯装置8の暖房リモコン90aは暖房装置60A、60B、70A、70Bを動作させるための操作装置であるが、他の機能を備えていても構わない。例えば、暖房リモコン90aは、家庭の電力等のエネルギマネジメント機能を備えたHEMS(home energy management system)に、暖房装置60A、60B、70A、70Bを操作するための暖房装置用のリモコン機能が付加されたものであってもよい。
(4)上述の各実施形態において、熱源制御部41と給湯制御部42と暖房リモコン制御部94とは各々別個の制御装置として構成されているが、それらの何れか2つ又は全部が一体として1つの制御装置を構成していても差し支えない。
(5)上述の各実施形態において、図4のフローチャートに示す各ステップの処理はコンピュータプログラムによって実現されるものであるが、ハードロジックで構成されるものであっても差し支えない。
(6)上述の各実施形態において、図2および図6ではタイマー設定操作の設定内容は棒グラフで表示パネル93に表示されているが、そのグラフの形式には特に限定はなく、タイマー設定操作の設定内容は、例えば面グラフまたは折れ線グラフで表示されても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
42 給湯制御部(床暖房装置)
60A 第1床暖房ユニット(床暖房装置)
60B 第2床暖房ユニット(床暖房装置)
90a 暖房リモコン(床暖房用表示装置)
912 操作部
93 表示パネル(表示部)
60A 第1床暖房ユニット(床暖房装置)
60B 第2床暖房ユニット(床暖房装置)
90a 暖房リモコン(床暖房用表示装置)
912 操作部
93 表示パネル(表示部)
Claims (6)
- 使用者に操作される操作部(912)と、
画像を表示する表示部(93)と、
床暖房装置(42、60A、60B)のタイマー運転を設定するタイマー設定操作が前記操作部に対して為された場合に、そのタイマー設定操作の設定内容に基づき、前記タイマー運転を実行したときにかかる電気代の予測値を求める電気代予測手段(S101、S102)と、
前記電気代予測手段が求めた電気代の予測値を前記表示部に表示させる表示制御手段(S103)とを備えていることを特徴とする床暖房用表示装置。 - 前記タイマー設定操作は、前記床暖房装置を運転させる運転時間帯と床を加熱する熱交換器(63a、63b)に循環する熱交換媒体の目標温度(T1t、T2t)とを設定する設定操作であり、
前記電気代予測手段は、前記タイマー設定操作が為された場合に、前記タイマー設定操作の設定内容である前記熱交換媒体の目標温度と前記運転時間帯とに基づき、予め定められた関係から前記電気代の予測値を求めることを特徴とする請求項1に記載の床暖房用表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記電気代の予測値と共に、前記熱交換媒体の目標温度を時系列に沿って示すグラフで前記タイマー設定操作の設定内容を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の床暖房用表示装置。
- 前記タイマー設定操作において前記熱交換媒体の目標温度は、前記運転時間帯に含まれる単位時間帯毎に設定され、
前記予め定められた関係は、前記電気代の予測値と前記熱交換媒体の目標温度との関係が前記単位時間帯毎に定められたものであり、
前記電気代予測手段は、前記単位時間帯毎に設定された前記熱交換媒体の目標温度に基づき前記予め定められた関係から、前記単位時間帯毎の前記電気代の予測値である単位電気代予測値を算出し、その単位電気代予測値を前記運転時間帯全体にわたって積算することによりその運転時間帯での前記電気代の予測値を求めることを特徴とする請求項2または3に記載の床暖房用表示装置。 - 前記床暖房装置に床暖房を行わせる複数の床暖房パターンを予め記憶している記憶部(96)を備え、
前記記憶部は、前記床暖房装置が前記床暖房パターンで運転されたときにかかると予測されるパターン運転電気代を、前記複数の床暖房パターンの各々に関連付けて記憶しており、
前記タイマー設定操作は、前記複数の床暖房パターンの中の何れかを選択すると共にその選択された床暖房パターンで前記タイマー運転を設定する設定操作であり、
前記電気代予測手段は、前記タイマー設定操作が為された場合に、前記タイマー設定操作の設定内容である前記選択された床暖房パターンに基づき、その選択された床暖房パターンに関連付けられている前記パターン運転電気代を、前記タイマー運転を実行したときにかかる前記電気代の予測値として求めることを特徴とする請求項1に記載の床暖房用表示装置。 - 前記床暖房パターンは、床を加熱する熱交換器(63a、63b)に循環する熱交換媒体の目標温度(T1t、T2t)を時系列に沿って定めたものであり、
前記表示制御手段は、前記電気代の予測値と共に、前記熱交換媒体の目標温度を時系列に沿って示すグラフで前記タイマー設定操作の設定内容を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項5に記載の床暖房用表示装置。
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