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JP2015091647A - マーキング方法、レーザー転写フィルム、インク組成物、マークが施された転写対象可食物及びその製造方法 - Google Patents

マーキング方法、レーザー転写フィルム、インク組成物、マークが施された転写対象可食物及びその製造方法 Download PDF

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JP2015091647A
JP2015091647A JP2014198688A JP2014198688A JP2015091647A JP 2015091647 A JP2015091647 A JP 2015091647A JP 2014198688 A JP2014198688 A JP 2014198688A JP 2014198688 A JP2014198688 A JP 2014198688A JP 2015091647 A JP2015091647 A JP 2015091647A
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純平 内山
Jumpei Uchiyama
純平 内山
伊藤 学
Manabu Ito
学 伊藤
青木 茂
Shigeru Aoki
茂 青木
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Eisai R&D Management Co Ltd
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Eisai R&D Management Co Ltd
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Abstract

【課題】レーザー光の照射による着色成分の転写を利用し、可食物のマーキングに適用可能なマーキング方法、該マーキング方法に用いるための転写層を備えたレーザー転写フィルム、該レーザー転写フィルムの転写層を形成するためのインク組成物、該レーザー転写フィルムを用いる、マークが施された転写対象可食物の製造方法、及び該製造方法により製造された、マークが施された転写対象可食物の提供。
【解決手段】転写層12を転写対象可食物側に向け、基材11及び転写層12をこの順に備えたレーザー転写フィルム1を配置し、基材11側からレーザー転写フィルム1にレーザー光を照射し、転写層12の少なくとも一部を転写対象可食物に転写することにより、転写対象可食物をマーキングする。転写層12は可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含み、前記高分子及び着色成分、並びに溶媒又は分散媒を含有するインク組成物を用いて形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザー転写を利用した新規のマーキング方法、該マーキング方法に用いるための転写層を備えたレーザー転写フィルム、該レーザー転写フィルムの転写層を形成するためのインク組成物、該レーザー転写フィルムを用いる、マークが施された転写対象可食物の製造方法、及び該製造方法により製造された、マークが施された転写対象可食物に関する。
医薬、特に錠剤やカプセル剤には、識別のためにマーキング(印刷)が施され、従来はインク組成物とゴムローラー等とを用いた転写印刷が行われていた。しかし、この方法ではインク跳ねによって所望のマーキングが行えずに、不良品が発生することがあるという問題点があった。
また、インク組成物を用いたマーキング方法としては、インクジェットプリント方式を採用したものも開発されているが、水溶性色素を用いるためにマーキング像の耐光性が不十分であり、さらに、ドット印刷であるためにマーキング像が不鮮明になることがあるという問題点があった。
一方で、このような問題点を解決できる方法として、レーザー光の照射を利用した経口投与用組成物のマーキング方法が開示されている(特許文献1参照)。この方法では、経口投与用組成物中に酸化チタン、酸化鉄等の変色誘起酸化物をあらかじめ含有させておき、レーザー光を経口投与用組成物の表面に走査させて、変色誘起酸化物を凝集させることにより、変色を誘起してマーキングする。しかし、この方法では変色誘起酸化物が別途必要であり、これらを用いずにマーキングすることはできず、さらにマーキング色が灰色又は黒色等に限定されていた。
これに対して、レーザー光の照射を利用した転写方法としては、画像成分の転写を利用する方法が開示されている(特許文献2参照)。この方法では、基材上に光熱変換層及び転写層をこの順に備えたドナーシートを用いて、転写層を対象物の表面に密着させて重ね合わせ、ドナーシートの基材側からレーザー光を照射して、光熱変換層での発熱によって該当する部位の転写層中の成分を溶融させ、これを対象物に転写する。
しかし、特許文献2に記載の方法は、カラーフィルターのセパレーションリブや液晶表示装置のブラックマトリックス、有機EL素子の隔壁等の隔壁部材の製造に限定されたものであった。
国際公開第2006/126561号 特開2001−130141号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レーザー光の照射による着色成分の転写を利用し、可食物のマーキングに適用可能なマーキング方法、該マーキング方法に用いるための転写層を備えたレーザー転写フィルム、該レーザー転写フィルムの転写層を形成するためのインク組成物、該レーザー転写フィルムを用いる、マークが施された転写対象可食物の製造方法、及び該製造方法により製造された、マークが施された転写対象可食物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第一の態様では、
[1]基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを用いて、転写対象可食物をマーキングするマーキング方法であって、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含み、前記転写層を前記転写対象可食物側に向けて前記レーザー転写フィルムを配置し、前記基材側から前記レーザー転写フィルムにレーザー光を照射して、前記転写層の少なくとも一部を前記転写対象可食物に転写することにより、前記転写対象可食物をマーキングする、マーキング方法、
[2]前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、[1]に記載のマーキング方法、
[3]前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、[1]に記載のマーキング方法、
[4]前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[5]前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[4]に記載のマーキング方法、
[6]前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[7]前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[6]に記載のマーキング方法、
[8]前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、[4]〜[7]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[9]前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[10]前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[9]に記載のマーキング方法、
[11]前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[9]に記載のマーキング方法、
[12]前記転写層がさらに可塑剤を含む、[1]〜[11]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[13]前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、[12]に記載のマーキング方法、
[14]前記基材が、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなる、[1]〜[13]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[15]前記レーザー転写フィルムを前記転写対象可食物と接触させずに配置する、[1]〜[14]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
[16]前記転写対象可食物が、医薬であり、前記可食物が、医薬である、[1]〜[15]のいずれか一項に記載のマーキング方法、
を提供する。
また、本発明の第二の態様では、
[17]基材及び転写層をこの順に備え、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含む、レーザー転写フィルム、
[18]前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、[17]に記載のレーザー転写フィルム、
[19]前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、[17]に記載のレーザー転写フィルム、
[20]前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、[17]〜[19]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
[21]前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[20]に記載のレーザー転写フィルム、
[22]前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、[17]〜[19]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
[23]前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[22]に記載のレーザー転写フィルム、
[24]前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、[20]〜[23]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
[25]前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、[17]〜[19]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
[26]前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[25]に記載のレーザー転写フィルム、
[27]前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[25]に記載のレーザー転写フィルム、
[28]前記転写層がさらに可塑剤を含む、[17]〜[27]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
[29]前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、[28]に記載のレーザー転写フィルム、
[30]前記基材が、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなる、[17]〜[29]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
[31]前記可食物が、医薬である、[17]〜[30]のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム、
を提供する。
また、本発明の第三の態様では、
[32]基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムにおける前記転写層を形成するインク組成物であって、可食物に配合し得る高分子及び着色成分、並びに溶媒又は分散媒を含有する、インク組成物、
[33]前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、[32]に記載のインク組成物、
[34]前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、[32]に記載のインク組成物、
[35]前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、[32]〜[34]のいずれか一項に記載のインク組成物、
[36]前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[35]に記載のインク組成物、
[37]前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、[32]〜[34]のいずれか一項に記載のインク組成物、
[38]前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[37]に記載のインク組成物、
[39]前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、[35]〜[38]のいずれか一項に記載のインク組成物、
[40]前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、[32]〜[34]のいずれか一項に記載のインク組成物、
[41]前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[40]に記載のインク組成物、
[42]前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[40]に記載のインク組成物、
[43]さらに可塑剤を含有する、[32]〜[42]のいずれか一項に記載のインク組成物、
[44]前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、[43]に記載のインク組成物、
[45]前記可食物が、医薬である、[32]〜[44]のいずれか一項に記載のインク組成物、
を提供する。
また、本発明の第四の態様では、
[46]マークが施された転写対象可食物の製造方法であって、基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを、前記転写層を前記転写対象可食物側に向けて配置し、前記基材側から前記レーザー転写フィルムにレーザー光を照射して、前記転写層の少なくとも一部を前記転写対象可食物に転写することにより、前記転写対象可食物をマーキングする工程を含み、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含む、製造方法、
[47]前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、[46]に記載の製造方法、
[48]前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、[46]に記載の製造方法、
[49]前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、[46]〜[48]のいずれか一項に記載の製造方法、
[50]前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[49]に記載の製造方法、
[51]前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、[46]〜[48]のいずれか一項に記載の製造方法、
[52]前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[51]に記載の製造方法、
[53]前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、[49]〜[52]のいずれか一項に記載の製造方法、
[54]前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、[46]〜[48]のいずれか一項に記載の製造方法、
[55]前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、[54]に記載の製造方法、
[56]前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、[54]に記載の製造方法、
[57]前記転写層がさらに可塑剤を含む、[46]〜[56]のいずれか一項に記載の製造方法、
[58]前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、[57]に記載の製造方法、
[59]前記基材が、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなる、[46]〜[58]のいずれか一項に記載の製造方法、
[60]前記レーザー転写フィルムを前記転写対象可食物と接触させずに配置する、[46]〜[59]のいずれか一項に記載の製造方法、
[61]前記転写対象可食物が、医薬であり、前記可食物が、医薬である、[46]〜[60]のいずれか一項に記載の製造方法、
を提供する。
また、本発明の第五の態様では、
[62][46]〜[61]のいずれか一項に記載の製造方法により製造された、マークが施された転写対象可食物、
を提供する。
本発明によれば、レーザー光の照射による着色成分の転写を利用し、可食物のマーキングに適用可能なマーキング方法、該マーキング方法に用いるための転写層を備えたレーザー転写フィルム、該レーザー転写フィルムの転写層を形成するためのインク組成物、該レーザー転写フィルムを用いる、マークが施された転写対象可食物の製造方法、及び該製造方法により製造された、マークが施された転写対象可食物が提供される。
本発明に係るレーザー転写フィルムを例示する概略断面図である。 本発明に係るマーキング方法の一例を説明するための概略断面図である。 本発明に係るマーキング方法における、レーザー転写フィルムの他の配置形態を例示する概略断面図である。 本発明に係るマーキング方法における、レーザー転写フィルムの他の配置形態を例示する概略断面図である。 本発明に係るマーキング方法で用いるのに好適なマーキング装置の要部を模式的に例示する概略構成図である。 実施例1におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例2におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例3におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例4におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例5におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例6におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例7におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例8におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例9におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例10におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例11におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例12におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例13におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例14におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例15におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例16におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例17におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例18におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例19におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例20におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例21におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例22におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例23〜30及び比較例1におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例31〜38及び比較例1におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例39〜46及び比較例1におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例47〜53及び比較例2におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例54〜61及び比較例2におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。 実施例62〜69及び比較例2におけるマーキング後の錠剤の撮像データである。
本発明は、基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを用いて、転写対象可食物をマーキングするマーキング方法に関する。
本明細書において「転写対象可食物」とは、転写層の少なくとも一部の転写、すなわちマーキングの対象となる可食物を意味し、目的に応じて任意のものが選択できるが、本発明においては、医薬又は食品が好適であり、特に、医薬が好ましい。
本明細書において「可食物」とは、経口摂取する固形物を意味し、液状及び粉末状のものとは異なり、一定の形状を有していて経口摂取できるものであれば、特に限定されない。本発明において、可食物としては、目的に応じて任意のものが選択できるが、医薬又は食品が好適であり、特に、医薬が好ましい。
本明細書において「転写層」とは、レーザー光の照射によって、その少なくとも一部が転写対象可食物に転写されることとなる層を意味し、本発明に係るインク組成物を用いて形成できる。
<インク組成物>
本発明に係るインク組成物は、基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムにおける前記転写層を形成するインク組成物であって、可食物に配合し得る高分子及び着色成分(以下、それぞれ単に「高分子」、「着色成分」と略記することがある)、並びに溶媒又は分散媒を含有するものである。前記転写層としては、レーザー光の照射によって転写対象可食物に転写するためのものが好適である。
本明細書において「可食物に配合し得る」とは、体内に摂取した場合に重大な害を及ぼさないことを意味し、このようなものとしては、特に、薬剤学上許容し得るもの及び衛生上許容し得るものが好ましく、薬剤学上許容し得るものがより好ましい。薬剤学上許容し得るものとしては、医薬品添加物規格に掲載されているものが例示できる。衛生上許容し得るものとしては、食品添加物規格に掲載されているものが例示できる。医薬品添加物規格及び食品添加物規格は、いずれの版であってもよい。
(高分子)
前記高分子は、可食物に配合し得るものであれば、溶媒への溶解性を有するもの及び分散媒への分散性を有するもののいずれでもよく、溶媒への溶解性及び分散媒への分散性を共に有するものでもよい。
なお、本明細書において「高分子」とは、オリゴマーよりも分子サイズが大きいポリマーを意味し、重量平均分子量は、1000〜1,000,000である。
前記高分子のガラス転移温度(Tg)は、−50〜500℃である。
また、前記高分子の2%含有液の20℃における粘度は、0.1〜500,000mPa・sである。
前記高分子は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの組み合わせ及び比率は任意に選択できる。
前記高分子は、天然物由来成分及び化学合成成分のいずれでもよく、目的に応じて任意に選択できる。なお、本明細書において「天然物由来」とは、天然物であるか、又は天然物に合成反応以外の化学処理を施して得られたことを意味し、このような高分子としては、セラック(重量平均分子量2,000)等が例示できる。
前記高分子は、医薬に配合し得るものが好ましく、さらに、食品等の医薬以外のものに配合されるものではないこと、すなわち、医薬のみに配合されるものであることがより好ましい。
前記高分子で好ましいものとしては、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子、徐放性高分子が例示できる。
前記水溶性高分子は、pHによらず水溶性を示す高分子であり、好ましいものとしては、セルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、コポリピドン(コリドンVA64)、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体等が例示できる。
なお、本明細書において、「セルロース誘導体」とは、セルロース中の1個以上の水素原子が水素原子以外の置換基で置換されてなるものを意味する。
水溶性高分子における前記セルロース誘導体で好ましいものとしては、ヒドロキシプロピルセルロース等のヒドロキシアルキルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のヒドロキシアルキルアルキルセルロース;メチルセルロース等のアルキルセルロースが例示できる。ヒドロキシプロピルセルロースとしては、後述の実施例で用いたHPC−L、HPC−SL、HPC−SSLの他に、例えば、HPC−H(ヒドロキシプロピルセルロース、日本曹達社製、重量平均分子量:910,000、20℃/2%溶液での粘度:1,000〜4,000mPa・s)、HPC−M(ヒドロキシプロピルセルロース、日本曹達社製、重量平均分子量:620,000、20℃/2%溶液での粘度:150〜400mPa・s)等を用いることができる
前記水溶性高分子は、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びメチルセルロースからなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記胃溶性高分子は、酸性条件下、好ましくはpH3以下で溶解可能な高分子であり、好ましいものとしては、アミノアルキル(メタ)アクリレートコポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートが例示できる。
なお、本明細書において「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート及びメタクリレートを包括する概念とする。
前記胃溶性高分子は、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE(オイドラギットE100、オイドラギットEPO)及びポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート(AEA)からなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記腸溶性高分子は、pH5以上、好ましくは中性域で溶解可能な高分子であり、セルロース誘導体、(メタ)アクリル酸コポリマー、カルボキシアルキルセルロース、セラック等が例示できる。
なお、本明細書において「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸及びメタクリル酸を包括する概念とする。
腸溶性高分子における前記セルロース誘導体で好ましいものとしては、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(信越AQOAT(登録商標))等のヒドロキシアルキルアルキルセルロースアセテートサクシネートが例示できる。
前記カルボキシアルキルセルロースで好ましいものとしては、カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)が例示できる。
前記腸溶性高分子は、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート及びカルボキシメチルエチルセルロースからなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記徐放性高分子は、pHによらず水溶性を示さない(水不溶性)高分子であり、好ましいものとしては、セルロース誘導体、アミノアルキル(メタ)アクリレートコポリマー、(メタ)アクリレートコポリマー等が例示できる。
徐放性高分子における前記セルロース誘導体で好ましいものとしては、エチルセルロース等のアルキルセルロースが例示できる。
前記(メタ)アクリレートコポリマーで好ましいものとしては、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーが例示できる。
前記徐放性高分子は、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS(オイドラギットRL100、オイドラギットRLPO、オイドラギットRL30D、オイドラギットRS100)及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー(オイドラギットNE30D)からなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記高分子は、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上であることが好ましく、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上であることがより好ましい。
前記インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する前記高分子の含有量(配合量)は、0.1〜95質量%であることが好ましく、10〜90質量%であることがより好ましく、20〜80質量%であることがさらに好ましく、30〜70質量%であることが特に好ましく、35〜65質量%であることが最も好ましい。
(着色成分)
前記着色成分は、可食物に配合し得るもので、転写対象可食物を着色できるものであればよく、目的に応じて任意に選択できる。前記着色成分は、色素等の、それ自体が特定の色相を呈する有色成分であってもよいし、例えば、それ自体は無色透明でありながら、レーザー光の照射等の何らかの処理を行うことで、無色透明ではなくなる(特定の色相を呈するようになる)成分であってもよい。
前記着色成分は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの組み合わせ及び比率は任意に選択できる。
前記着色成分としては、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステルが例示できる。
前記着色成分は、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム及び硫酸バリウムからなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記着色成分は、その溶媒への溶解性の程度によって、併用する前記高分子との間で好ましい組み合わせがある。
例えば、前記着色成分は、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分と、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分とに、分類可能である。ここで、前記着色成分を極性溶媒に溶解させるときの温度は、15〜25℃である。また、前記着色成分を極性溶媒に溶解させるときには、粉末状の着色成分を用い、前記温度で5分ごとに強く30秒間振り混ぜ、30分以内に極性溶媒に溶解するか否かを確認することが好ましい。なお、本明細書において「着色成分が不溶」とは、着色成分が溶媒に溶解しないことを意味する。
前記不溶又は非易溶性着色成分を用いた場合には、可食物に施されたマーキングは、より退色しにくくなる。また、前記易溶性着色成分を用いた場合には、可食物に施されたマーキングは、より鮮明となる。
前記着色成分の分類に用いる前記極性溶媒とは、双極子モーメントが大きい溶媒であり、例えば、水以外の有機溶媒であれば、水と混合したときにその混合物を均一系とすることが可能な溶媒が挙げられる。前記極性溶媒として、より具体的には、水;エタノール、2−プロパノール等のアルコール;酢酸エチル等のカルボン酸エステル;アセトン等のケトン;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド等が例示できる。
前記極性溶媒は、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒であることが好ましい。
前記不溶又は非易溶性着色成分としては、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン、カーボンブラックが例示できる。
前記不溶又は非易溶性着色成分を用いる場合など、インク組成物として、着色成分の一部又はすべてが溶解せずに分散した状態のものを用いる場合には、併用する前記高分子の重量平均分子量は、3,000以上であることが好ましく、10,000以上であることがより好ましく、30,000以上であることが特に好ましい。また同様に、インク組成物として、着色成分の一部又はすべてが溶解せずに分散した状態のものを用いる場合には、併用する前記高分子の重量平均分子量は、55,000以下であることが好ましい。このようなインク組成物を用いる場合、前記高分子の重量平均分子量がこのような範囲であることで、可食物に施されたマーキングは、より鮮明となる。
前記着色成分のうち、その1gを溶解させるのに必要な量が100mL未満である前記極性溶媒として、少なくとも1種のものが存在する着色成分は、前記易溶性着色成分に分類される。
前記易溶性着色成分としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、青色2号が例示できる。
前記易溶性着色成分を用いる場合など、インク組成物として、着色成分がすべて溶解した状態のものを用いる場合には、併用する前記高分子の重量平均分子量は、3,000以上であることが好ましく、10,000以上であることがより好ましく、30,000以上であることが特に好ましい。また同様に、インク組成物として、着色成分がすべて溶解した状態のものを用いる場合には、併用する前記高分子の重量平均分子量は、100,000以下であることが好ましく、80,000以下であることがより好ましい。このようなインク組成物を用いる場合、前記高分子の重量平均分子量がこのような範囲であることで、可食物に施されたマーキングは、より鮮明となる。
本発明においては、例えば、前記不溶又は非易溶性着色成分及び易溶性着色成分を併用して、これら着色成分を用いた場合の効果が、バランスよく組み合わされて発現するようにしてもよい。
前記インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する着色成分の含有量は、0.1〜95質量%であることが好ましく、1〜85質量%であることがより好ましく、5〜80質量%であることが特に好ましい。
(溶媒、分散媒)
前記溶媒は、前記インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分を溶解させるためのものであり、前記分散媒は、前記インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分を分散させるためのものであって、いずれも目的に応じて任意に選択できる。
前記溶媒又は分散媒で好ましいものとしては、有機媒体(有機溶媒、有機分散媒)、水が例示でき、前記有機媒体は、水と均一に混合可能な極性溶媒又は極性媒体であることが好ましく、より好ましいものとしてはエタノール、2−プロパノール等のアルコール;アセトン等のケトンが例示できる。
前記溶媒及び分散媒は、いずれも1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの組み合わせ及び比率は任意に選択できる。
前記溶媒及び分散媒の総含有量は、前記インク組成物の総量の0.1〜95質量%であることが好ましい。
(可塑剤)
前記インク組成物は、前記高分子、着色成分、溶媒及び分散媒以外に、さらに可塑剤を含有していてもよい。例えば、前記高分子、着色成分、溶媒及び分散媒の一以上が可塑剤としての機能を併せ持つ場合には、別途可塑剤を用いる必要性はないが、含まれる成分に可塑剤としての機能を有するものがない場合には、さらに可塑剤を含有させることが好ましい。
前記可塑剤は、後述する転写層に可塑性を付与できる、可食物に配合し得るものであればよいが、医薬に配合し得るものであることが好ましい。
前記可塑剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの組み合わせ及び比率は任意に選択できる。
前記可塑剤としては、トリアセリン;グリセリン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル;クエン酸トリエチル等のクエン酸アルキル、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコール;高級アルコールが例示できる。
前記グリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルにおける脂肪酸は、炭素数が2以上のモノカルボン酸であり、不飽和結合を有するもの及び有しないもののいずれでもよく、好ましいものとしてはオクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等が例示でき、炭素数が12以上のものが好ましい。
前記高級アルコールは、炭素数が6以上の脂肪族アルコールであり、不飽和結合を有するもの及び有しないもののいずれでもよいが、一価アルコールであることが好ましく、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノリルアルコール等が例示でき、炭素数が12以上のものが好ましい。
前記可塑剤は、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する可塑剤の含有量は、0.1〜95質量%であることが好ましく、1〜70質量%であることがより好ましく、3〜50質量%であることが特に好ましい。
(その他の成分)
前記インク組成物は、前記高分子、着色成分、溶媒、分散媒及び可塑剤以外に、これらに該当しないその他の成分を含有していてもよい。
前記その他の成分は、可食物に配合し得るものであることが好ましく、目的に応じて任意に選択できるが、医薬に配合し得るものが好ましく、このようなものとして、防腐剤、抗酸化剤、香料等、各種添加剤が例示できる。
前記その他の成分は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよく、2種以上を併用する場合、それらの組み合わせ及び比率は任意に選択できる。
前記インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する前記その他の成分の含有量は、90質量%以下であることが好ましい。
前記インク組成物において、前記溶媒及び分散媒以外の成分は、すべて、可食物に配合し得る成分であることが好ましく、薬剤学上許容し得る成分であることがより好ましく、医薬品添加物規格に掲載されている成分であることがさらに好ましい。
前記インク組成物の性状は、基材に転写層を均一な厚さ及び配合状態で形成し得る限り、特に限定されないが、例えば、インク組成物の粘度は、1〜800,000mPa・sであることが好ましい。
<インク組成物の製造方法>
前記インク組成物は、前記高分子、着色成分、溶媒又は分散媒、及び必要に応じて可塑剤、その他の成分等、各成分を配合することで得られる。各成分の配合後は、得られたものをそのままインク組成物としてもよいし、必要に応じて引き続き公知の精製操作を行って得られたものをインク組成物としてもよい。
配合方法は特に限定されず、各成分の添加順及び添加後の混合方法等は、任意に調節できる。例えば、混合方法は、撹拌子又は撹拌翼等を回転させて混合する方法;ミキサー、ビーズミル等を使用して混合する方法;超音波を加えて混合する方法等、公知の方法から適宜選択すればよい。
前記インク組成物は、含有成分がすべて溶解していてもよいし、一部の成分が溶解せずに分散した状態(懸濁状態)であってもよいが、溶解していない成分は均一に分散していることが好ましい。
配合条件は、各配合成分が劣化しない限り特に限定されないが、例えば、各成分の混合時の温度は、0〜100℃であることが好ましく、混合時間は、1分〜1週間であることが好ましい。
<レーザー転写フィルム>
本発明に係るレーザー転写フィルムは、基材及び転写層をこの順に備え、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含むものである。
図1は、本発明に係るレーザー転写フィルムを例示する概略断面図である。
ここに示すレーザー転写フィルム1は、基材11上に転写層12が積層されてなるものである。
基材11は、フィルム状又はシート状であることが好ましく、その厚さは、0.1〜10000μmであることが好ましい。
基材11は、単層からなるものでもよいし、二層以上の複数層からなるものでもよい。基材11が複数層からなる場合、これら複数層は、互いに同一でも異なっていてもよい。すなわち、すべての層が同一であってもよいし、すべての層が異なっていてもよく、一部の層のみが異なっていてもよい。そして、複数層が互いに異なる場合、これら複数層の組み合わせは特に限定されない。ここで、複数層が互いに異なるとは、各層の材質及び厚さの少なくとも一方が互いに異なることを意味する。
なお、基材11が複数層からなる場合には、各層の合計の厚さが、上記の好ましい基材11の厚さとなるようにするとよい。
基材11は、後述するレーザー光を透過可能な透光性を有していればよく、好ましい材質としては天然物由来成分、合成樹脂が例示できる。
前記天然物由来成分としては、セルロース(セロハン)等が例示できる。
前記合成樹脂としては、アイオノマー;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;ポリビニルアルコール;ポリカーボネート;ポリスチレン;ポリアクリロニトリル;エチレン酢酸ビニル共重合体;エチレン−ビニルアルコール共重合体;エチレン−メタクリル酸共重合体;ナイロン等が例示できる。
基材11は、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなるものが好ましい。
基材11の材質は、用いる前記インク組成物中の溶媒又は分散媒の種類に応じて選択することが好ましい。例えば、前記溶媒又は分散媒が、水又は水を含むものである場合、基材11の材質は、セルロース、ポリビニルアルコール等の親水性であるものが好ましい。ここで、「親水性の材質」とは、水酸基(−OH)等の親水性基を有するものを意味する。このようにすることで、後述するレーザー転写フィルムの製造方法において、インク組成物を基材11上に高い均一性で付着させることができ、より良好な品質のレーザー転写フィルムが得られる。
転写層12は、前記インク組成物を用いて形成されたものであるので、かかる組成物の含有成分である着色成分を含み、転写対象可食物は、後述する方法でこの転写層の少なくとも一部が転写されることで、マーキングされる。
転写層12は、基材11の一方の主面(表面)11a上の全面に形成されていてもよいし、一部の面に形成されていてもよく、一部の面に形成されている場合には、パターニングされていてもよい。転写層12がこのように一部の面に形成されている場合、レーザー転写フィルム1を転写層12側から見たときの転写層12の形状は、目的に応じて任意に設定できる。
転写層12の厚さは、0.1〜100mil(2.5〜2540.0μm)であることが好ましく、0.1〜50mil(2.5〜1270.0μm)であることがより好ましく、0.1〜15mil(2.5〜381.0μm)であることがさらに好ましく、0.1〜12mil(2.5〜304.8μm)であることが特に好ましい。
なお、本明細書において、単位「mil」は、1mil=25.3995μmとして換算されるものである。
転写層12は、基材11と同様に、単層からなるものでもよいし、二層以上の複数層からなるものでもよいが、通常は単層からなるものでも十分な効果を奏する。
本発明に係るレーザー転写フィルムは、図1に示すものに限定されず、本発明の効果を損なわない範囲内において、他の構成が追加されたり、一部構成が適宜変更されたものでもよい。
例えば、レーザー転写フィルムは、基材11と転写層12との間や、転写層12上に、転写層12以外の他の層を備えていてもよい。転写層12上に備える他の層としては、転写層12の転写を促進するための転写促進層が例示できる(図示略)。前記他の層は、転写層12と同様に、レーザー転写フィルム1を転写層12側から見たときの形状を、目的に応じて任意に設定できる。
また、本発明に係るレーザー転写フィルムは、例えば、異なる種類の前記インク組成物を用いて形成された、複数種の転写層を1個の基材上に備えたものであってもよい。この場合の複数種の転写層は、互いに異なる色相を有することが好ましい。この場合、前記転写層の種類数は目的に応じて適宜選択すればよく、二種以上であれば特に限定されない。
本発明に係るレーザー転写フィルムは、前記基材及び転写層を備えた二層構造を必須とするものである。本発明に係るレーザー転写フィルムは、このように極めて単純な構造であるが、後述する転写対象可食物を鮮明且つ強固にマーキングでき、高い効果を奏するものである。
<レーザー転写フィルムの製造方法>
本発明に係るレーザー転写フィルムは、基材及び転写層を積層する工程(以下、「転写層形成工程」と略記することがある)を有する製造方法で製造できる。
例えば、図1に示すレーザー転写フィルム1の場合には、転写層形成工程において、前記インク組成物を基材11上に付着させ、乾燥処理を行うことで、転写層12を形成できる。
インク組成物は、例えば、印刷法、塗布法、浸漬法等の公知の方法で基材11上に付着させることができる。
転写層形成工程においては、基材11上に付着させるインク組成物の量、又はインク組成物における溶媒及び分散媒以外の成分の含有量を調節することで、転写層12の厚さを調節できる。
インク組成物の乾燥処理は公知の方法で行えばよく、例えば、常圧下、減圧下及び送風条件下のいずれで行ってもよく、大気下及び不活性ガス雰囲気下のいずれでおこなってもよい。
<マーキング方法>
本発明に係るマーキング方法は、基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを用いて、転写対象可食物をマーキングするマーキング方法であって、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含み、前記転写層を前記転写対象可食物側に向けて前記レーザー転写フィルムを配置し、前記基材側から前記レーザー転写フィルムにレーザー光を照射して、前記転写層の少なくとも一部を前記転写対象可食物に転写することにより、前記転写対象可食物をマーキングするものである。上述の本発明に係るレーザー転写フィルムは、かかるマーキング方法で用いるものである。
前記マーキング方法においては、レーザー転写フィルムとして、上記のように転写層上に転写促進層を備えたものを用いた場合には、前記高分子の作用に加えて、この転写促進層中の成分の作用によって、より強固に着色成分が転写対象可食物に固着されると推測される。
本発明において、マークは特に限定されず、使用者の設計要求に応じて自由に選択され得るものであるが、識別性のあるマークであることが好ましい。この場合のマークは、その記載内容によって他の医薬等の可食物(転写対象可食物と区別したい対象物)との識別性を確保するために、目的とする可食物に表示されるものである。前記マーキング方法によって付されたマークは、従来の方法によって付されたマークよりも、設計自由度が高いことが特徴である。マークのデザインは、特に限定されず、文字、数字、図形、記号等を単独で又は二以上を組合せて構成できる。例えば、商品名、商品の略号、販売会社の社章やロゴマーク、あるいは医薬に使用される各種コード、例えば、日本標準商品分類番号、薬効分類番号、薬価基準収載医薬品コード、統一商品コード等をマークとして用いることができる。
転写対象可食物は、成型物であってよく、その種類は特に限定されず、医薬であれば、薬物、矯味剤又は後述する他の添加剤とともに、必要に応じて着色剤(本発明に係るインク組成物で用いる着色成分とは独立して用いられる成分である)を含む混合物を用いて、成型されたものが例示できる。前記成型物は、粉末状のものとは異なり、一定の形状を有しているものであれば、特に限定されず、例えば、医薬であれば、V型混合機(株式会社徳寿工作所、不二パウダル株式会社、株式会社ダルトン)、タンブラー混合機(株式会社ダルトン、ダイコー精機株式会社)又は高速攪拌混合機(岡田精工株式会社、株式会社奈良機械、株式会社パウレック)等で得られた薬物を含む粉末状又は顆粒状の混合物を、単発打錠機、ロータリー式打錠機、有核打錠機等の打錠機で圧縮成型することによって、又はモールド成型機を用いて、水等の溶媒に分散させた懸濁液やスラリーをモールドに充填し、その溶媒を乾燥させることによって、得られるものである。前記成型物の具体的な形態としては、当業者にとって容易に理解できる、いわゆる裸錠、口腔内速崩壊性錠剤、トローチ剤、チュアブル剤、丸剤等が例示できるが、これらに限定されない。また、前記成型物の具体的な他の形態としては、当業者にとって容易に理解できる、いわゆるラムネ菓子、ガム、飴、口中清涼食品等の食品が例示できるが、これらに限定されない。前記成型物は、識別性マークでマーキングした後に、識別性を損なわないよう、識別性マークを覆うように透明性を有するコート層を設けてもよい。
前記成型物は被覆層を有していてもよい。前記被覆層としては、カプセル被膜層、フィルムコート層、糖衣層等が例示できる。また、上述のように、マーキング後に設ける前記コート層も被覆層に包含される。
被覆層を備えた成型物は、公知の方法を単独でまたは二以上を組み合わせて適用することで製造できる。例えば、カプセル被膜層は、ロータリーダイ法や滴下法等のソフトカプセル剤の製造方法により製造でき、硬カプセル剤は、その中に充填される経口投与用組成物の製造とは別途に、予め製造しておくこともできる。また、フィルムコート層や糖衣層等は、被覆造粒法、フィルムコーティング法、糖衣コーティング法、圧縮コーティング法等で製造できるが、製造方法はこれらに限定されない。
前記被覆層を備えた成型物としては、薬物及び矯味成分を含む核が被覆層で被覆された組成物が例示でき、その被覆層の表面に本発明によりマーキングすることができる。このような成型物で医薬としては、フィルムコート錠、糖衣錠、丸剤等が例示できる。食品であれば、チョコレートや口中清涼剤等の被覆層を有するものが例示できる。前記核の形態も特に限定されず、例えば、薬物や矯味成分等と、必要に応じて、他の賦形剤や結合剤等とを均一に混合したのち、湿式造粒法や乾式造粒法等により造粒し顆粒状としたものや、糖核やセルロース核等のノンパレルに層状に薬物を含む層を被覆して顆粒状としたものが例示できる。さらに、これらの顆粒を圧縮成型して、錠状の核としたものも用いることできる。また、丸剤のように、層を複数重ねて得られる丸剤様の核も用いることができる。
前記被覆層を備えた成型物としては、カプセル剤も例示できる。薬物、食用油脂、香料等を含む内容物をカプセル被膜層に充填し、さらに、そのカプセル被膜層の表面に本発明によりマーキングすることができる。カプセル剤は、軟カプセル剤及び硬カプセル剤のいずれでもよい。薬物等を含む内容物はそのまま用いてもよいが、必要に応じて他の添加剤と混合することにより、粉末状、顆粒状又はそれらを成型したもの、あるいは液状又はスラリー状としてもよい。また、カプセル被膜層としては、ゼラチンカプセル、寒天カプセル、ヒプロメロース(HPMC)カプセル,プルランカプセル、スターチカプセル等を用いることができるが、これらに限定されない。カプセルに内容物を充填する場合には、通常用いられるロータリーダイ式カプセル充填機、シームレスカプセル充填機、ハードカプセル充填機(クオリカプス株式会社)等を用いることができる。
図2は、本発明に係るマーキング方法の一例を説明するための概略断面図であり、図1に示すレーザー転写フィルム1を用いた場合に対応するものである。
前記マーキング方法においては、まず、図2(a)に示すように、転写層12を転写対象可食物9側に向けてレーザー転写フィルム1を配置する。
ここでは、転写層12の主面(表面)12aのうち、転写層12の周縁部12cの近傍領域は、転写対象可食物9の表面9aに接触させないようにして、転写層12の表面12aの一部(表面12aの中央部とその近傍領域)のみを転写対象可食物9に接触させて、レーザー転写フィルム1を配置した状態を示している。ただし、レーザー転写フィルム1の配置形態はこれに限定されず、例えば、図3に示すように、転写層12の表面12aの全面を転写対象可食物9の表面9aに接触させて、レーザー転写フィルム1を配置してもよいし、図4に示すように、転写層12と転写対象可食物9とを離間させて、レーザー転写フィルム1を転写対象可食物9と接触させずに配置してもよい。このように離間させたときの転写層12と転写対象可食物9との間の距離(転写層12の表面12aと転写対象可食物9の表面9aとの離間距離)は、100mm以下であることが好ましい。
なお、転写層12の表面12aの面積は、目的とするマーキングが可能であれば特に限定されず、転写対象可食物9のマーキング対象となる表面9aの面積よりも狭くてもよいし、広くてもよい。
次いで、図2(b)に示すように、レーザー転写フィルム1にその基材11側からレーザー光Lを照射する。すると、レーザー光Lの照射部位に対応した部位の転写層12が、転写対象可食物9の表面9aに固着されて転写される。転写層12は、レーザー光Lの照射部位に対応した基材11上の少なくとも一部が転写され、条件によっては基材11上のすべての部位が転写されることもある。
図2(c)に示すように、取り出された転写対象可食物9は、レーザー光Lの照射パターンに対応したパターンで、転写層12中の着色成分に対応した色相でマーキングされている。ここで、レーザー転写フィルム1から転写された転写層を符号12’で示している。
本発明においては、転写層12を転写対象可食物9に接触させてレーザー転写フィルム1を配置し、マーキングした場合であっても、レーザー転写フィルム1上に残存している転写層12と転写対象可食物9との固着が抑制され、より鮮明なパターンをマーキングすることが可能である。
レーザー光の照射条件は、レーザー転写フィルム、特に転写層の組成と、転写対象可食物の材質とを考慮して適宜調節することが好ましい。
レーザー光は特に限定されず、レーザー媒質(レーザー発振の元)が固体、液体及び気体のいずれの状態でレーザー発振されたものでもよいが、固体レーザーであることが好ましい。固体レーザーとしては、YLFレーザー、YAGレーザー、YVO4レーザー、ファイバーレーザー等が例示できる。これらの中でも、特に、基本・第2・第3・第4・第5高調波YVO4レーザー発振器が好ましい。具体的には、第2高調波発振器として、Coherent社製Prismaシリーズ(モデル名:532−12−V)、第3高調波発振器としてYVO4レーザー DS20H−355(Photonics Industries International社製)や、第4高調波発振器として、AVIA266−3000(Coherent社製)を利用できる。
レーザー光の波長は、200〜1100nmであることが好ましく、250〜750nmであることがより好ましく、300〜600nmであることが特に好ましい。
レーザー光の平均パワーは、0.1〜50Wであることが好ましく、0.5〜20Wであることがより好ましく、0.7〜5Wであることが特に好ましい。レーザー光の平均パワーが低過ぎると、良好に転写層を転写できず、レーザー光の平均パワーが高過ぎると、アブレーション等による、転写対象可食物の表面における食刻等の損傷や、転写物の剥離等が生じるおそれがある。
レーザー光の平均周波数は、1〜500kHzであることが好ましく、10〜300kHzであることがより好ましい。レーザー光の平均周波数が小さすぎると、アブレーション等による、転写対象可食物の表面における食刻等の損傷や、転写物の剥離等が生じるおそれがある。また、マークデザインが制限され、マーキング装置の処理量が不十分となる。一方、レーザー光の平均周波数が大きすぎると、良好に転写層を転写できない。
レーザー光照射時のパルス幅は、1〜50nsであることが好ましく、5〜40nsであることがより好ましい。前記パルス幅が大き過ぎると、良好に転写層を転写できず、前記パルス幅が小さ過ぎると、アブレーション等による、転写対象可食物の表面における食刻等の損傷や、転写物の剥離等が生じるおそれがある。
レーザー光照射時の1パルスのエネルギー量(パルスエネルギー)は、0.01〜10mJであることが好ましく、0.05〜1mJであることがより好ましい。前記エネルギー量が小さ過ぎると、良好に転写層を転写できず、前記エネルギー量が大き過ぎると、アブレーション等による、転写対象可食物の表面における食刻等の損傷や、転写物の剥離等が生じるおそれがある。
レーザー光のピークパワーは、0.1〜100kWであることが好ましく、1〜50kWであることがより好ましい。レーザー光のピークパワーが小さ過ぎると、良好に転写層を転写できず、レーザー光のピークパワーが大き過ぎると、アブレーション等による、転写対象可食物の表面における食刻等の損傷や、転写物の剥離等が生じるおそれがある。
レーザーの走査機構は、特に限定されないが、電気信号に応じてミラーの回転角を変えることができる偏向器を用いたガルバノミラー型、共振周波数の正弦波で駆動させて用いる共振型の偏向器であるレゾナントスキャン型、複数のミラーを利用するポリゴンミラー型等が例示でき、好ましくはガルバノミラー型である。
スキャニング速度は、特に限定されないが、20〜20000mm/secであることが好ましく、100〜10000mm/secであることがより好ましく、500〜5000mm/secであることが特に好ましい。スキャニング速度が遅すぎると、アブレーション等による、転写対象可食物の表面における食刻等の損傷や、転写物の剥離等が生じるおそれがある。また、マークデザインが制限され、マーキング装置の処理量が不十分となる。一方、スキャニング速度が速すぎると、マークデザインが制限される。
図5は、本発明に係るマーキング方法で用いるのに好適なマーキング装置の要部を模式的に例示する概略構成図である。
ここ示すマーキング装置8は、筐体80内に、レーザー発振器81、第一の反射ミラー82、第二の反射ミラー83及びレンズ84を備えて、概略構成されている。
第一の反射ミラー82は、その鏡面(反射面)がレーザー発振器81に対して所定の角度となるようにレーザー発振器81に対向して配置され、第二の反射ミラー83は、その鏡面(反射面)が第一の反射ミラー82に対して所定の角度となるように第一の反射ミラー82に対向して配置されている。また、レンズ84は、その集光面が第二の反射ミラー83に対して所定の角度となるように第二の反射ミラー83に対向して配置されている。そして、レーザー転写フィルム1及び転写対象可食物9は、第二の反射ミラー83、レンズ84、レーザー転写フィルム1及び転写対象可食物9がこの順に直列となるように配置されている。第一の反射ミラー82及び第二の反射ミラー83は、その鏡面の向きが調節可能とされていてもよい。レーザー転写フィルム1及び転写対象可食物9は、それぞれ保持手段(レーザー転写フィルム保持手段、転写対象可食物保持手段、図示略)によって所定の位置で保持されている。レーザー発振器81、第一の反射ミラー82、第二の反射ミラー83、レンズ84、レーザー転写フィルム保持手段及び転写対象可食物保持手段の一以上は、これらの配置位置や配置角度を自動で調節するための制御手段(図示略)と接続されていてもよい。このようなものとして、例えば、第一の反射ミラー82及び第二の反射ミラー83の回転角を電気信号に応じて調節できる偏向器を用いたガルバノミラー型のものが例示できる。
なお、マーキング装置は、ここに示すものに限定されず、転写対象可食物が適切にマーキングされる限り、一部構成が適宜追加、変更又は省略されたものでもよい。例えば、図1ではマーキング装置8として、第一の反射ミラー82及び第二の反射ミラー83を備えたものを示しているが、反射ミラーの数は2個以外であってもよい。
マーキング装置8を作動させることにより、レーザー発振器81から発振(照射)されたレーザー光Lは、第一の反射ミラー82及び第二の反射ミラー83でそれぞれ反射された後、レンズ84に入射して集光され、レーザー転写フィルム1の所望の位置に照射される。これにより、転写対象可食物9が所望のパターンでマーキングされる。
レーザー光の照射は、上記のガルバノミラー等を用いる走査法であってもよいし、所定のマークに対応したパターンを有するマスクを通過したレーザー光を結像して一括でパターンを書き込むマスク型マーキング法であってもよい。
前記マーキング方法によれば、例えば、ガルバノミラー等でレーザー光の照射を精密に制御できるため、識別性のあるマークのデザインの自由度を高め、それらのデザインを±10μmの精度で転写対象可食物にマーキングできる。したがって、デザイン性の高い転写対象可食物、あるいはミニタブレットのような、直径が2〜3ミリメートルの転写対象可食物へ、識別性マークを施すことができる。また、マーキングデザインの情報をコンピューター等で信号入力することが可能であるため、デザインの設計変更を容易に行うことができる。
マーキングされた転写対象可食物は、例えば、文字検査機、金属検査機等による検査を経て、搬送用ドラムに排出されるか、又は包装容器に充填される。したがって、本発明によるマーキングのタイミングは特に限定されず、医薬又は食品の製造工程において自由に組み込むことができる。例えば、包装充填前の搬送ライン上を移動中の転写対象可食物に対してマーキングできるため、いわゆる連続生産にも適用できる。また、搬送ラインの途中で、一定数量の転写対象可食物が納まる平型パン内に転写対象可食物を自動的に敷き詰めた後、静止させて、マーキングを行ってもよい。また、レーザー発振器を有する自動マーキング装置を用いて、バッチ処理によりマーキングを行うこともできる。具体的には、マーキング装置のホッパーに装填された転写対象可食物を、このホッパーから順次、検査部に供給し、次いで、検査部において、ビデオ検査機を用いて転写対象可食物の表裏面について汚れ、欠け、割れ等の有無を確認した後、マーキングを行う場所に一又は二以上の転写対象可食物を移動させて、マーキングを行うことができる。
また、上記の工程を、複数色でのマーキングに対応させて複数回行ったり、レーザー転写フィルムとして、複数色でのマーキングに対応した複数の異なる転写層等を備えたものを用いることで、転写対象可食物1個あたり複数色のマーキングを行ってもよい。
<マークが施された転写対象可食物及びその製造方法>
本発明に係る、マークが施された転写対象可食物の製造方法は、基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを、前記転写層を前記転写対象可食物側に向けて配置し、前記基材側から前記レーザー転写フィルムにレーザー光を照射して、前記転写層の少なくとも一部を前記転写対象可食物に転写することにより、前記転写対象可食物をマーキングする工程を含み、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含むものである。
かかる製造方法は、上述の本発明に係るレーザー転写フィルムを用い、本発明に係るマーキング方法を適用することで行うことができ、転写対象可食物に施されたマーキングは、鮮明且つ強固であるという利点を有する。
本発明においては、例えばインク組成物として、着色成分の一部又はすべてが溶解せずに分散した状態のものを用いる場合、重量平均分子量が好ましくは3,000〜55,000、より好ましくは10,000〜55,000、さらに好ましくは30,000〜55,000の前記高分子を用い、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する前記高分子の含有量(配合量)が好ましくは20〜80質量%、より好ましくは30〜70質量%であるインク組成物を用いて、転写層の塗布時の厚さを好ましくは1〜12mil(2.5〜304.8μm)とし、レーザー光の平均パワーを好ましくは1〜4Wとしてマーキングを行うことにより、顕著に優れた状態でマーキングできる。
本発明においては、例えばインク組成物として、着色成分がすべて溶解した状態のものを用いる場合、重量平均分子量が好ましくは3,000〜100,000、より好ましくは3,000〜80,000、さらに好ましくは3,000〜55,000の前記高分子を用い、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する前記高分子の含有量(配合量)が好ましくは20〜80質量%、より好ましくは30〜70質量%、さらに好ましくは35〜65質量%であるインク組成物を用いて、転写層の塗布時の厚さを好ましくは1〜12mil(2.5〜304.8μm)、より好ましくは0.5〜7mil(12.7〜177.8μm)とし、レーザー光の平均パワーを好ましくは1〜2Wとしてマーキングを行うことにより、顕著に優れた状態でマーキングできる。
以下、具体的実施例により、本発明についてさらに詳しく説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
下記実施例及び比較例で用いた代表的な原材料を以下に示す。
(高分子)
・オイドラギットE100(胃溶性高分子、EVONIK社製、重量平均分子量:47,000、ガラス転移温度:約50℃)
・オイドラギットEPO(胃溶性高分子、EVONIK社製、重量平均分子量:47,000、ガラス転移温度:約50℃)
・AEA(胃溶性高分子、三菱化学フーズ社製、重量平均分子量:65,000、ガラス転移温度:80〜90℃)
・オイドラギットRL100(徐放性高分子、EVONIK社製、重量平均分子量:32,000、ガラス転移温度:約55℃)
・オイドラギットRLPO(徐放性高分子、EVONIK社製、重量平均分子量:32,000、ガラス転移温度:約55℃)
・オイドラギットRL30D(徐放性高分子、EVONIK社製、重量平均分子量:32,000、ガラス転移温度:約−8℃)
・PVP(ポリビニルピロリドン、水溶性高分子、BASF社製、重量平均分子量:44,000〜54,000、ガラス転移温度:PVP K30で149℃)
・HPC−L(ヒドロキシプロピルセルロース、水溶性高分子、日本曹達社製、重量平均分子量:140,000、20℃/2%溶液での粘度:6〜10mPa・s)
・HPC−SL(ヒドロキシプロピルセルロース、水溶性高分子、日本曹達社製、重量平均分子量:100,000、20℃/2%溶液での粘度:3〜5.9mPa・s)
・HPC−SSL(ヒドロキシプロピルセルロース、水溶性高分子、日本曹達社製、重量平均分子量:40,000、20℃/2%溶液での粘度:2〜2.9mPa・s)
・コリドンVA64(水溶性高分子、BASF社製、重量平均分子量:45,000〜50,000)
・AQOAT(腸溶性高分子、信越化学社製、重量平均分子量:18,000)
・CMEC(腸溶性高分子、フロイント社製、重量平均分子量:49,000、ガラス転移温度:62℃)
・エチルセルロース(徐放性高分子、日進化成社製、重量平均分子量:77000)
・精製セラック(腸溶性高分子、岐阜セラック社製、重量平均分子量:2000)
[実施例1]
<インク組成物の製造>
容器中にオイドラギットE100(30質量部、16.7質量%)、黄色5号アルミニウムレーキ(15質量部、8.3質量%)、クエン酸トリエチル(5質量部、2.8質量%)、エタノール(130質量部、72.2質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物として懸濁液を得た。各配合成分とその配合割合とを表1に示す。なお、上記手順の中で記載した各成分の「質量%」表示の数値は、配合成分の総量に対する各成分の配合量の割合(すなわち、インク組成物中の含有量)である。これに対し、表1中の「質量%」表示の数値は、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する各成分の配合量の割合である。これは、以降の実施例においても同様である。
<レーザー転写フィルムの製造>
セロハン、接着剤層及び低密度ポリエチレンフィルムがこの順に積層された、厚さ55μmの基材を用い、そのセロハン上に、アプリケーター(テスター産業社製ベーカー式アプリケーター「SA−201」)を用いて、得られた懸濁液を厚さ3mil(76.2μm)に塗布し、25℃で12時間乾燥させて転写層を形成することにより、レーザー転写フィルムを得た。
<錠剤のマーキング>
図2(a)に示すように、転写層の表面の一部が錠剤の表面と接触するように、得られたレーザー転写フィルムを錠剤上に配置し、レーザー転写フィルムの基材側(基材の低密度ポリエチレンフィルム側)から下記条件でレーザー光を照射することにより、錠剤表面に転写層を転写して錠剤をマーキングした。レーザー光の照射装置としては、Photonics Industries International社製のものを用いた。マーキング後の錠剤の撮像データを図6に示す。
なお、錠剤としては、直径が7.0mmの略円板状のものを用いた。この錠剤は、常法に従って、乳糖(59.5質量%)、結晶セルロース(30.0質量%)、トウモロコシデンプン(10.0質量%)、ステアリン酸マグネシウム(0.5質量%)を添加及び混合し、4410N(450kgf)の圧力を加えて成型することにより得た。
(レーザー光の照射条件)
レーザー名称:YVO4レーザー
型式:DS20H−355
波長:355nm
ピークパワー:6kW
20kHzでの平均パワー:3W
20kHzでのパルス幅:25ns
20kHzでのパルスエネルギー:0.15mJ
ビームモード:TEM○○−M<1.1
偏光消光比(Polarization Ratio):100:1 Horizontal
ビーム径:0.9mm
ビーム拡がり角(全角):1.3mrad
パルス間安定性:3%rms
スキャニング速度:2000mm/sec
Long−Term Instability:+/−3%
Pointing Stability:<50μrad
Pulse Repetition Rate:Single Shot to 100kHz
[実施例2〜5]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表1に示すように、オイドラギットE100に代えて、他の高分子(胃溶性高分子、徐放性高分子)を用いた点以外は、実施例1と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。実施例2〜5のエタノールの配合量は実施例1と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データのうち、実施例2におけるものを図7に、実施例3におけるものを図8に、実施例4におけるものを図9に、実施例5におけるものを図10にそれぞれ示す。
実施例1〜5においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキングが明りょう性及び堅牢性(以下、これらをまとめて「マーキング特性」と略記することがある)のいずれにおいても優れていた。ここで「堅牢性」とは、マーキング面をウエス(キムタオル(登録商標))で拭ったときに、マークが消えない(マーキング強度が高い)ことを意味する。これは以下の実施例においても同様である。
[実施例6]
<インク組成物の製造>
容器中にPVP(30質量部、16.7質量%)、黄色5号アルミニウムレーキ(15質量部、8.3質量%)、クエン酸トリエチル(5質量部、2.8質量%)、エタノール(130質量部、72.2質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物として懸濁液を得た。各配合成分とその配合割合とを表1に示す。
<レーザー転写フィルムの製造>
実施例1で用いたものと同じ基材及びアプリケーターを用いて、得られた懸濁液を基材のセロハン上に厚さ1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)に塗布し、25℃で乾燥させて、転写層をそれぞれ別々に形成することにより、2種類のレーザー転写フィルムを得た。
<錠剤のマーキング>
上記の2種類のレーザー転写フィルムを用いた点以外は、実施例1と同様に錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図11に示す。
[実施例7〜9]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表1に示すように、PVPに代えて、他の高分子(水溶性高分子)を用いた点以外は、実施例6と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。ただし、転写層の塗布時の厚さは、実施例7及び8では1mil(25.4μm)のみとし、実施例9では1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)とした。実施例7〜9のエタノールの配合量は実施例6と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データのうち、実施例7におけるものを図12に、実施例8におけるものを図13に、実施例9におけるものを図14にそれぞれ示す。
実施例6〜9は、いずれもマーキング特性に優れていた。
[実施例10]
<インク組成物の製造>
容器中にAQOAT(30質量部、9.5質量%)、黄色5号アルミニウムレーキ(15質量部、4.8質量%)、クエン酸トリエチル(5質量部、1.6質量%)、エタノール(227質量部、72.0質量%)、アセトン(38質量部、12.1質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物として懸濁液を得た。各配合成分とその配合割合とを表1に示す。
<レーザー転写フィルムの製造>
実施例1で用いたものと同じ基材及びアプリケーターを用いて、得られた懸濁液を基材のセロハン上に厚さ1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)に塗布し、25℃で12時間乾燥させて、転写層をそれぞれ別々に形成することにより、2種類のレーザー転写フィルムを得た。
<錠剤のマーキング>
上記の2種類のレーザー転写フィルムを用いた点以外は、実施例1と同様に錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図15に示す。
[実施例11]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表1に示すように、AQOATに代えて、CMECを用い、転写層の塗布時の厚さを3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)、10mil(254.0μm)とした点以外は、実施例10と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。エタノール及びアセトンの配合量は実施例10と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データを図16に示す。
実施例10〜11では、高分子(腸溶性高分子)の溶解性を考慮して、混合溶媒を用い、その配合量を実施例1〜9の溶媒配合量よりも増大させた。
実施例10〜11は、いずれもマーキング特性に優れていた。
[実施例12]
<インク組成物>
実施例1と同様の方法でインク組成物を得た。各配合成分とその配合量とを表2に示す。
<レーザー転写フィルムの製造>
実施例1で用いたものと同じ基材及びアプリケーターを用いて、得られた懸濁液を基材のセロハン上に塗布し、25℃で12時間乾燥させて、塗布時に厚さ3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)、10mil(254.0μm)である転写層をそれぞれ別々に形成することにより、3種類のレーザー転写フィルムを得た。
<錠剤のマーキング>
上記の3種類のレーザー転写フィルムを用いた点以外は、実施例1と同様に錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図17に示す。
[実施例13]
<インク組成物の製造>
容器中にオイドラギットE100(24質量部、13.4質量%)、PVP(6質量部、3.3質量%)、黄色5号アルミニウムレーキ(15質量部、8.3質量%)、クエン酸トリエチル(5質量部、2.8質量%)、エタノール(130質量部、72.2質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物として懸濁液を得た。各配合成分とその配合割合とを表2に示す。
<レーザー転写フィルムの製造>
得られた懸濁液を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)、10mil(254.0μm)とした点以外は、実施例12と同様に4種類のレーザー転写フィルムを得た。
<錠剤のマーキング>
上記の4種類のレーザー転写フィルムを用いた点以外は、実施例12と同様に錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図18に示す。
[実施例14〜15]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表2に示すように、PVPに代えて、他の高分子を用いた点以外は、実施例13と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。ただし、転写層の塗布時の厚さは、実施例14では1mil(25.4μm)のみとし、実施例15では1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)とした。実施例14〜15のエタノールの配合量は実施例12〜13と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データのうち、実施例14におけるものを図19に、実施例15におけるものを図20にそれぞれ示す。
[実施例16]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表2に示すように、オイドラギットE100に代えてAEAを用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)のみとした点以外は、実施例12と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。エタノールの配合量は実施例12〜15と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データを図21に示す。
実施例12〜16は、いずれもマーキング特性に優れていた。
[実施例17]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表2に示すように、クエン酸トリエチルに代えてPEG6000(日本油脂社製、重量平均分子量:8,000)を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例12と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。エタノールの配合量は実施例12と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データを図22に示す。
実施例17では、マーキング特性が良好であった。
[実施例18]
<インク組成物の製造>
容器中にオイドラギットE100(10質量部、6.2質量%)、黄色5号アルミニウムレーキ(15質量部、9.4質量%)、クエン酸トリエチル(5質量部、3.1質量%)、エタノール(130質量部、81.3質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物として懸濁液を得た。各配合成分とその配合割合とを表2に示す。
<レーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
上記で得られた懸濁液を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)、10mil(254.0μm)とした点以外は、実施例12と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図23に示す。
実施例18は、マーキング特性に優れていた。
[実施例19]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表2に示すように、オイドラギットE100に代えてオイドラギットRL30Dを、エタノールに代えて水を、それぞれ用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)、10mil(254.0μm)とした点以外は、実施例12と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。水の配合量は、実施例12のエタノールの配合量と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データを図24に示す。
[実施例20]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表2に示すように、オイドラギットE100に代えてオイドラギットNE30Dを、エタノールに代えて水を、それぞれ用いた点以外は、実施例12と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。水の配合量は、実施例12のエタノールの配合量と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データを図25に示す。
実施例19〜20においては、いずれも錠剤がマーキングされた。
[実施例21]
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
表2に示すように、黄色5号アルミニウムレーキに代えて黄色三二酸化鉄を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)とした点以外は、実施例12と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。エタノールの配合量は実施例12と同じである。マーキング後の錠剤の撮像データを図26に示す。
[実施例22]
<インク組成物の製造>
容器中にオイドラギットE100(15質量部、16.7質量%)、青色2号(7.5質量部、8.3質量%)、クエン酸トリエチル(2.5質量部、2.8質量%)、エタノール(65質量部、72.2質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物として懸濁液を得た。各配合成分とその配合割合とを表2に示す。
<レーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
上記で得られた懸濁液を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)、3mil(76.2μm)、7mil(177.8μm)、10mil(254.0μm)とした点以外は、実施例12と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図27に示す。
実施例21では、酸化チタン等の場合と同様に黒色でマーキングされ、マーキング特性が高かった。
実施例1〜22は、着色成分が溶解せずに分散した状態のインク組成物を用いたものであるが、例えば、実施例7、8及び16では、転写層の塗布時の厚さを1milに代えて3milとした場合には、マークの濃度が低くなってしまった。これに対して、実施例6、9、18及び19では、図11、14、23及び24に示すように、マークの濃度が高く、転写層の塗布時の厚さが1mil以外の場合であっても、マークがより明りょうであった。このように、インク組成物に配合した高分子の重量平均分子量が32,000〜47,000の場合に、概ねマークの明りょう性がより高かった。ただし、実施例7、8及び16でも、インク組成物での高分子の配合量や、レーザー光照射時の平均パワーなど、マーキングの条件を調節することで、転写層の塗布時の厚さが1mil以外の場合であっても、マークの明りょう性を向上させることが可能である。
[実施例23]
<インク組成物の製造>
容器中にオイドラギットE100(5質量部、8.6質量%)、赤色3号(2質量部、3.5質量%)、クエン酸トリエチル(1質量部、1.7質量%)、エタノール(50質量部、86.2質量%)を添加し、25℃で60分間混合することにより、インク組成物を得た(実施例23−3)。各配合成分とその配合割合とを表3に示す。
さらに、このインク組成物とは別途に、各配合成分の配合割合を表3に示すとおりとした点以外は、上記と同様に、インク組成物を得た。
以上により、3種のインク組成物(実施例23−1〜23−3)を得た。
なお、上記手順の中で記載した各成分の「質量%」表示の数値は、配合成分の総量に対する各成分の配合量の割合(すなわち、インク組成物中の含有量)である。これに対し、表3中の「質量%」表示の数値は、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する各成分の配合量の割合である。これは、以降の実施例においても同様である。
<レーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
上記で得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを3Wに代えて1.4Wとし、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)として、さらにマーキングパターンを変更した点以外は、実施例1と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
なお、図28中の「高分子の配合割合(質量%)」の数値は、インク組成物における溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する高分子の配合量の割合である。また、「MW」の数値は、用いた高分子の重量平均分子量を意味する。これらは、以降の図においても同様である。
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
[実施例24]
オイドラギットE100に代えてコリドンVA64を用い、各配合成分とその配合割合とを表3に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。インク組成物としては3種のもの(実施例24−1〜24−3)を製造し、転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[実施例25]
オイドラギットE100に代えてPVPを用い、各配合成分とその配合割合とを表3に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。インク組成物としては4種のもの(実施例25−1〜25−4)を製造し、転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[実施例26]
オイドラギットE100(5質量部)に代えてHPC−SSL(3質量部)を用い、各配合成分とその配合割合とを表3に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[実施例27]
オイドラギットE100に代えて精製セラックを用い、各配合成分とその配合割合とを表3に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[実施例28]
オイドラギットE100に代えてAEAを用い、各配合成分とその配合割合とを表4に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。インク組成物としては3種のもの(実施例28−1〜28−3)を製造し、転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[実施例29]
オイドラギットE100に代えてエチルセルロースを用い、各配合成分とその配合割合とを表4に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。インク組成物としては4種のもの(実施例29−1〜29−4)を製造し、転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[実施例30]
オイドラギットE100(5質量部)に代えてHPC−L(3質量部)を用い、各配合成分とその配合割合とを表4に示すとおりとした点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
[比較例1]
オイドラギットE100を用いなかった点以外は、実施例23と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図28に示す。
実施例23〜30においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキング特性に優れていた。特に実施例23〜25、28〜29では、種々の高分子の配合割合で優れたマーキング特性が得られた。実施例29ではマークの周縁部以外の部位で濃度が低い白抜き部分が見られたが、他の実施例では総じて明りょうなマークが得られ、例えば、実施例26では、特に鮮明なマークが得られた。
一方で、高分子が配合されていないインク組成物を用いた比較例1では、マーキング特性が劣り、マークが不明りょうであった。
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
[実施例31]
表5に示すように、実施例23−3と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例23と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを、比較例1の撮像データと共に図29に示す。
[実施例32]
各配合成分とその配合割合とを表5に示すとおりとした点以外は、実施例24と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては4種のもの(実施例32−1〜32−4)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例24と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
[実施例33]
表5に示すように、実施例25−3及び25−4と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例25と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
[実施例34]
各配合成分とその配合割合とを表5に示すとおりとした点以外は、実施例26と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例34−1〜34−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例26と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
[実施例35]
各配合成分とその配合割合とを表5に示すとおりとした点以外は、実施例27と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例35−1〜35−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例27と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
[実施例36]
各配合成分とその配合割合とを表6に示すとおりとした点以外は、実施例28と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例36−1〜36−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例28と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
[実施例37]
各配合成分とその配合割合とを表6に示すとおりとした点以外は、実施例29と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例37−1〜37−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例29と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
[実施例38]
表6に示すように、実施例30と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを1.4Wに代えて2Wとした点以外は、実施例30と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図29に示す。
実施例31〜38においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキング特性に優れていた。実施例31〜38では、実施例23〜30よりもレーザー光照射時の平均パワーを大きくしているが、全体的に実施例23〜30の場合よりも、高分子の配合量が多いインク組成物で、良好なマークが得られる傾向が見られた。実施例37では一部のマークで白抜き部分が見られ、実施例35ではマークの濃度が低めであったが、他の実施例では総じて明りょうなマークが得られ、全体的に実施例31〜38では、実施例23〜30よりも明りょうなマークが得られた。
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
[実施例39]
各配合成分とその配合割合とを表7に示すとおりとした点以外は、実施例31と同様に、インク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例31と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを、比較例1の撮像データと共に図30に示す。
[実施例40]
表7に示すように、実施例32−4と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例32と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
[実施例41]
各配合成分とその配合割合とを表7に示すとおりとした点以外は、実施例33と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例41−1〜41−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例33と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
[実施例42]
各配合成分とその配合割合とを表7に示すとおりとした点以外は、実施例34と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例42−1〜42−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例34と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
[実施例43]
各配合成分とその配合割合とを表7に示すとおりとした点以外は、実施例35と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例43−1〜43−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例35と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
[実施例44]
各配合成分とその配合割合とを表7に示すとおりとした点以外は、実施例36と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例44−1〜44−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例36と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
[実施例45]
表7に示すように、実施例37−2及び37−3と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例37と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
[実施例46]
各配合成分とその配合割合とを表7に示すとおりとした点以外は、実施例38と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例46−1〜46−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、レーザー光の照射条件のうち、平均パワーを2Wに代えて3Wとした点以外は、実施例38と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。転写層の塗布時の厚さは1mil(25.4μm)とした。マーキング後の錠剤の撮像データを図30に示す。
実施例39〜46においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキング特性に優れていた。実施例39〜46では、さらに実施例31〜38よりもレーザー光照射時の平均パワーを大きくしているが、全体的に実施例31〜38の場合よりも、マークの濃度が高めであった。ただし、実施例41、42、44〜46では、一部のマークで白抜き部分が見られた。実施例39〜42でより明りょうなマークが得られた。
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
[実施例47]
表8に示すように、実施例23−1及び23−2と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例23と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[実施例48]
表8に示すように、実施例24−1、24−2及び24−3と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例24と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[実施例49]
表8に示すように、実施例25−1、25−2及び25−3と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例25と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[実施例50]
表8に示すように、実施例26と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例26と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[実施例51]
各配合成分とその配合割合とを表8に示すとおりとした点以外は、実施例27と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例51−1〜51−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例27と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[実施例52]
表9に示すように、実施例28−1及び28−2と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例28と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[実施例53]
表9に示すように、実施例29−1、29−2、29−3及び29−4と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例29と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
[比較例2]
オイドラギットE100を用いなかった点以外は、実施例47と同様に、インク組成物及びレーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図31に示す。
実施例47〜53においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキング特性に優れていた。実施例47〜53では、実施例23〜30よりも転写層の塗布時の厚さを厚くしているが、全体的に実施例23〜30の場合よりも、マークの濃度が高めであった。特に実施例47〜49、53で鮮明なマークが得られた。また、実施例29と同じインク組成物を用いた実施例53では、実施例29よりもマーキング特性が顕著に向上していた。
一方で、高分子が配合されていないインク組成物を用いた比較例2では、マーキング特性が劣り、マークは白抜き部分が見られるとともに不明りょうであった。
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
[実施例54]
表10に示すように、実施例23−1と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例31と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを、比較例2の撮像データと共に図32に示す。
[実施例55]
表10に示すように、実施例32−2及び32−3と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例32と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
[実施例56]
各配合成分とその配合割合とを表10に示すとおりとした点以外は、実施例33と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例56−1〜56−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例33と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
[実施例57]
表10に示すように、実施例34−1と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例34と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
[実施例58]
表10に示すように、実施例35−1と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例35と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
[実施例59]
各配合成分とその配合割合とを表11に示すとおりとした点以外は、実施例36と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例59−1〜59−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例36と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
[実施例60]
表11に示すように、実施例37−1及び37−2と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例37と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
[実施例61]
表11に示すように、実施例38と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例38と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図32に示す。
実施例54〜61においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキング特性に優れていた。実施例54〜61では、実施例47〜53よりもレーザー光照射時の平均パワーを大きくしているが、実施例47〜53の方が、全体的にマークがより明りょうであった。ただし、実施例55、56、57では鮮明なマークが得られた。
<インク組成物及びレーザー転写フィルムの製造、錠剤のマーキング>
[実施例62]
各配合成分とその配合割合とを表12に示すとおりとした点以外は、実施例39と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては2種のもの(実施例62−1〜62−2)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例39と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを、比較例2の撮像データと共に図33に示す。
[実施例63]
各配合成分とその配合割合とを表12に示すとおりとした点以外は、実施例40と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例63−1〜63−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例40と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
[実施例64]
各配合成分とその配合割合とを表12に示すとおりとした点以外は、実施例41と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例64−1〜64−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例41と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
[実施例65]
表12に示すように、実施例42−1及び42−2と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例42と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
[実施例66]
表12に示すように、実施例43−2と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例43と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
[実施例67]
各配合成分とその配合割合とを表13に示すとおりとした点以外は、実施例44と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては4種のもの(実施例67−1〜67−4)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例44と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
[実施例68]
各配合成分とその配合割合とを表13に示すとおりとした点以外は、実施例45と同様に、インク組成物を得た。インク組成物としては3種のもの(実施例68−1〜68−3)を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例45と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
[実施例69]
表13に示すように、実施例46−1と同じインク組成物を得た。
そして、得られたインク組成物を用い、転写層の塗布時の厚さを1mil(25.4μm)に代えて3mil(76.2μm)とした点以外は、実施例46と同様に、レーザー転写フィルムを製造し、錠剤をマーキングした。マーキング後の錠剤の撮像データを図33に示す。
実施例62〜69においては、いずれも錠剤がマーキングされ、マーキング特性に優れていた。実施例62〜69では、実施例54〜61よりもさらにレーザー光照射時の平均パワーを大きくしているが、実施例54〜61よりも全体的にマークに白抜き部分が見られ、実施例54〜61の方が、全体的にマークがより明りょうであった。
実施例23〜69はいずれも、着色成分がすべて溶解した状態のインク組成物を用いたものである。
実施例23〜69で図示した錠剤よりもインク組成物での高分子の配合量が多い錠剤及び少ない錠剤は、マークの濃度が低くなる、マークに白抜き部分が存在する、マークがかすれる等のいずれかが生じて、マークの明りょう性が図示した錠剤よりも劣っていた。ただし、実施例23〜69で示したように、インク組成物での高分子の配合量及び種類以外に、転写層の塗布時の厚さや、レーザー光照射時の平均パワーなど、マーキングの条件を調節することで、同じインク組成物を用いた場合でも、マークの明りょう性を向上させることが可能である。
実施例23〜69では、転写層の塗布時の厚さによらず、レーザー光照射時の平均パワーが2W以下ある場合に、特にマークの明りょう性が高かった。また、インク組成物に配合した高分子の種類、転写層の塗布時の厚さ、レーザー光の照射条件等によらず、インク組成物において、溶媒及び分散媒以外の成分の総量に対する高分子の配合量の割合が40.0〜62.5質量%である場合に、概ねマークの明りょう性がより高かった。また、転写層の塗布時の厚さ、レーザー光の照射条件等によらず、インク組成物に配合した高分子の重量平均分子量が、好ましくは40,000〜77,000、より好ましくは40,000〜50,000の場合に、概ねマークの明りょう性がより高かった。
本発明は、各種物品のマーキングに利用可能であり、医薬や食品等のマーキングに特に好適である。
1・・・レーザー転写フィルム、11・・・基材、11a・・・基材の一方の主面(表面)、12・・・転写層、12’・・・転写された転写層、12a・・・転写層の主面(表面)、12c・・・転写層の周縁部、8・・・マーキング装置、80・・・筐体、81・・・レーザー発振器、82・・・第一の反射ミラー、83・・・第二の反射ミラー、84・・・レンズ、9・・・転写対象可食物、9a・・・転写対象可食物の表面、L・・・レーザー光

Claims (62)

  1. 基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを用いて、転写対象可食物をマーキングするマーキング方法であって、
    前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含み、
    前記転写層を前記転写対象可食物側に向けて前記レーザー転写フィルムを配置し、前記基材側から前記レーザー転写フィルムにレーザー光を照射して、前記転写層の少なくとも一部を前記転写対象可食物に転写することにより、前記転写対象可食物をマーキングする、マーキング方法。
  2. 前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、請求項1に記載のマーキング方法。
  3. 前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、請求項1に記載のマーキング方法。
  4. 前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  5. 前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項4に記載のマーキング方法。
  6. 前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  7. 前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項6に記載のマーキング方法。
  8. 前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、請求項4〜7のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  9. 前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  10. 前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項9に記載のマーキング方法。
  11. 前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項9に記載のマーキング方法。
  12. 前記転写層がさらに可塑剤を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  13. 前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、請求項12に記載のマーキング方法。
  14. 前記基材が、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなる、請求項1〜13のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  15. 前記レーザー転写フィルムを前記転写対象可食物と接触させずに配置する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  16. 前記転写対象可食物が、医薬であり、前記可食物が、医薬である、請求項1〜15のいずれか一項に記載のマーキング方法。
  17. 基材及び転写層をこの順に備え、前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含む、レーザー転写フィルム。
  18. 前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、請求項17に記載のレーザー転写フィルム。
  19. 前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、請求項17に記載のレーザー転写フィルム。
  20. 前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、請求項17〜19のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  21. 前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項20に記載のレーザー転写フィルム。
  22. 前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、請求項17〜19のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  23. 前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項22に記載のレーザー転写フィルム。
  24. 前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、請求項20〜23のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  25. 前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、請求項17〜19のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  26. 前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項25に記載のレーザー転写フィルム。
  27. 前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項25に記載のレーザー転写フィルム。
  28. 前記転写層がさらに可塑剤を含む、請求項17〜27のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  29. 前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、請求項28に記載のレーザー転写フィルム。
  30. 前記基材が、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなる、請求項17〜29のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  31. 前記可食物が、医薬である、請求項17〜30のいずれか一項に記載のレーザー転写フィルム。
  32. 基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムにおける前記転写層を形成するインク組成物であって、可食物に配合し得る高分子及び着色成分、並びに溶媒又は分散媒を含有する、インク組成物。
  33. 前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、請求項32に記載のインク組成物。
  34. 前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、請求項32に記載のインク組成物。
  35. 前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、請求項32〜34のいずれか一項に記載のインク組成物。
  36. 前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項35に記載のインク組成物。
  37. 前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、請求項32〜34のいずれか一項に記載のインク組成物。
  38. 前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項37に記載のインク組成物。
  39. 前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、請求項35〜38のいずれか一項に記載のインク組成物。
  40. 前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、請求項32〜34のいずれか一項に記載のインク組成物。
  41. 前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項40に記載のインク組成物。
  42. 前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項40に記載のインク組成物。
  43. さらに可塑剤を含有する、請求項32〜42のいずれか一項に記載のインク組成物。
  44. 前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、請求項43に記載のインク組成物。
  45. 前記可食物が、医薬である、請求項32〜44のいずれか一項に記載のインク組成物。
  46. マークが施された転写対象可食物の製造方法であって、
    基材及び転写層をこの順に備えたレーザー転写フィルムを、前記転写層を前記転写対象可食物側に向けて配置し、前記基材側から前記レーザー転写フィルムにレーザー光を照射して、前記転写層の少なくとも一部を前記転写対象可食物に転写することにより、前記転写対象可食物をマーキングする工程を含み、
    前記転写層が可食物に配合し得る高分子及び着色成分を含む、製造方法。
  47. 前記高分子が、水溶性高分子、胃溶性高分子、腸溶性高分子及び徐放性高分子からなる群から選択される1種以上である、請求項46に記載の製造方法。
  48. 前記高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、コポリピドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、メタクリル酸コポリマーL、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、エチルセルロース、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーからなる群から選択される1種以上である、請求項46に記載の製造方法。
  49. 前記着色成分が、不溶又はその1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL以上の非易溶性着色成分である、請求項46〜48のいずれか一項に記載の製造方法。
  50. 前記不溶又は非易溶性着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項49に記載の製造方法。
  51. 前記着色成分が、その1gを溶解させるのに必要とする極性溶媒の量が100mL未満の易溶性着色成分である、請求項46〜48のいずれか一項に記載の製造方法。
  52. 前記易溶性着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項51に記載の製造方法。
  53. 前記極性溶媒が、水、エタノール及びアセトンから選択される1種以上の溶媒である、請求項49〜52のいずれか一項に記載の製造方法。
  54. 前記着色成分が、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色4号、青色1号、青色2号、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、硫酸バリウム、カーボンブラック、カルミン、β−カロテン、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン及びリボフラビン酪酸エステルからなる群から選択される1種以上である、請求項46〜48のいずれか一項に記載の製造方法。
  55. 前記着色成分が、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、酸化チタン、赤色40号アルミニウムレーキ、赤色3号アルミニウムレーキ、青色1号アルミニウムレーキ、青色2号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、リボフラビン、β−カロテン、カルミン及びカーボンブラックからなる群から選択される1種以上である、請求項54に記載の製造方法。
  56. 前記着色成分が、赤色2号、赤色3号、赤色102号、青色1号、黄色4号、黄色5号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、カラメル色素、リボフラビン酪酸エステル、赤色40号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、緑色3号、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素及び青色2号からなる群から選択される1種以上である、請求項54に記載の製造方法。
  57. 前記転写層がさらに可塑剤を含む、請求項46〜56のいずれか一項に記載の製造方法。
  58. 前記可塑剤が、トリアセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール及び高級アルコールからなる群から選択される1種以上である、請求項57に記載の製造方法。
  59. 前記基材が、セルロース、アイオノマー、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体及びナイロンからなる群から選択される1種以上からなる、請求項46〜58のいずれか一項に記載の製造方法。
  60. 前記レーザー転写フィルムを前記転写対象可食物と接触させずに配置する、請求項46〜59のいずれか一項に記載の製造方法。
  61. 前記転写対象可食物が、医薬であり、前記可食物が、医薬である、請求項46〜60のいずれか一項に記載の製造方法。
  62. 請求項46〜61のいずれか一項に記載の製造方法により製造された、マークが施された転写対象可食物。
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