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JP2015087000A - ボールジョイント及びそのベアリングシート - Google Patents

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JP2015087000A
JP2015087000A JP2013228618A JP2013228618A JP2015087000A JP 2015087000 A JP2015087000 A JP 2015087000A JP 2013228618 A JP2013228618 A JP 2013228618A JP 2013228618 A JP2013228618 A JP 2013228618A JP 2015087000 A JP2015087000 A JP 2015087000A
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孝志 梅井
Takashi Umei
孝志 梅井
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Somic Ishikawa KK
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Abstract

【課題】部品点数を抑制しつつ、各組合せ部の位置で摩擦トルクに影響を与えにくいボールシート及びボールジョイントを提供する。【解決手段】一及び他の組合せ部43,58を、ボール部21の外周面21aに対して離間した位置で互いに組み合わせる。ボール部21側から荷重が加わったときの一及び他の組合せ部43,58の少なくともいずれかの変形によって、別途の付勢部材などを用いて部品点数を増加させることなく軸方向にばね性を付与できる。変形の際にボール部21の外周面21aに対して一及び他の組合せ部43,58が接触しにくく、各組合せ部43,58の位置で摩擦トルクに影響を与えにくい。【選択図】図1

Description

本発明は、一及び他のシート部材を組み合わせて構成されたベアリングシート及びこれを備えたボールジョイントに関する。
従来、例えば自動車などの車両の懸架装置、あるいは操舵装置などに用いるボールジョイントは、ボール部及びこのボール部に対して突出する軸部であるスタッド部を有するボール側部材であるボールスタッドと、このボールスタッドのボール部を回動可能に保持する保持面である摺接面を内部に有する合成樹脂製などのベアリングシートである円筒状のボールシートと、このボール部を摺接面に保持したボールシートを受ける内室を有する受け部であるハウジング本体を備えた受け側部材である有底円筒状のハウジングとを備えている。
そして、このようなボールジョイントのボールシートとして、ハウジング本体への組み付け性や成形性を考慮し、2つのシート部材により構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。これらシート部材は、ボールシートを軸方向に分割し、それぞれの互いに対向する端部に位置する組合せ部を組み合わせることで構成される。
しかしながら、この特許文献1記載の構成の場合には、任意のプレロード(予荷重)を作用させるために別途のばねが必要となり、部品点数の増加や大型化を招くおそれがある。
そこで、互いに硬さを異ならせたシート部材を組み合わせることで、ばねを用いることなくプレロードを作用させるようにした構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、この特許文献2記載の構成では、シート部材同士の組合せ部がボール部の外周面に接しているため、例えば入力荷重によりシート部材のいずれかが軸方向に圧縮されるように変形すると、それに伴って軸直方向、すなわち中心軸側に向けて膨らむように変形するため、ボール部の外周面に与える面圧が変化し、摩擦トルクに影響を与えるおそれがある。
そして、このような課題は、車両用のボールジョイントだけでなく、任意の箇所に用いるボールジョイントに対しても同様に生じる。
特開平8−100816号公報(第2−3頁、図1) 特開2009−24773号公報(第4−8頁、図1)
上述したように、部品点数を抑制しつつ、組合せ部の位置で摩擦トルクに影響を与えにくいボールシートが望まれている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、部品点数を増加させることなくばね性を付与しつつ、各組合せ部の位置で摩擦トルクに影響を与えにくいベアリングシート及びこれを備えたボールジョイントを提供することを目的とする。
請求項1記載のボールジョイントのベアリングシートは、一の組合せ部を備えた筒状の一のシート部材と、他の組合せ部を備えた筒状の他のシート部材とを、一及び他の組合せ部で互いに軸方向に組み合わせて形成され、球状のボール部を内部に回動可能に保持した状態で受け側部材の受け部に受けられるボールジョイントのベアリングシートであって、前記一及び他の組合せ部は、前記ボール部の外周面に対して離間された位置で互いに組み合わせられているものである。
請求項2記載のボールジョイントのベアリングシートは、請求項1記載のボールジョイントのベアリングシートにおいて、一及び他のシート部材は、互いに硬さが異なっているものである。
請求項3記載のボールジョイントのベアリングシートは、請求項1または2記載のボールジョイントのベアリングシートにおいて、一及び他の組合せ部は、互いに組み合わせられた状態で軸方向に隙間が形成されるようにそれぞれ凹凸状に形成されているものである。
請求項4記載のボールジョイントは、ボール部を備えたボール側部材と、前記ボール部を内部に回動可能に保持する請求項1ないし3いずれか一記載のベアリングシートと、前記ボール部を保持した前記ベアリングシートを受ける受け部を備えた受け側部材とを具備したものである。
請求項1記載のボールジョイントのベアリングシートによれば、一及び他の組合せ部を、ボール部の外周面に対して離間された位置で互いに組み合わせることで、ボール部側から荷重が加わったときの一及び他の組合せ部の少なくともいずれかの変形によって、別途の付勢部材などを用いて部品点数を増加させることなく軸方向にばね性を付与できるとともに、この変形の際にボール部の外周面に対して一及び他の組合せ部が接触しにくく、各組合せ部の位置で摩擦トルクに影響を与えにくい。
請求項2記載のボールジョイントのベアリングシートによれば、請求項1記載のボールジョイントのベアリングシートの効果に加えて、一及び他のシート部材の硬さを互いに異ならせることで、ボール部側から荷重が加わったときに一及び他の組合せ部の少なくともいずれかをより確実に変形させることができ、軸方向にばね性をより確実に付与できる。
請求項3記載のボールジョイントのベアリングシートによれば、請求項1または2記載のボールジョイントのベアリングシートの効果に加えて、一及び他の組合せ部を互いに組み合わせられた状態で軸方向に隙間が形成されるようにそれぞれ凹凸状とすることで、ボール部側から荷重が加わったときにこの隙間の位置で一及び他の組合せ部のいずれかが変形することにより軸方向にばね性を確実に付与しつつ、一及び他のシート部材の周方向への滑りを防止できる。
請求項4記載のボールジョイントによれば、請求項1ないし3いずれか一記載のベアリングシートを備えることで、構成が簡単で、かつ、安定した性能のボールジョイントを提供できる。
(a)は本発明の第1の実施の形態のボールジョイントを示す断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す断面図である。 同上ベアリングシートの一及び他のシート部材を組み合わせた状態を示す側面図である。 同上一のシート部材を示し、(a)はその平面図、(b)は(a)のI−I断面図である。 同上他のシート部材を示し、(a)はその平面図、(b)は(a)のII−II断面図である。 同上ベアリングシートの一部を拡大して示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態のボールジョイントの一部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図1(a)及び図1(b)において、11はボールジョイントであり、このボールジョイント11は、例えば自動車などの車両の懸架装置や操舵装置などに用いられるものである。そして、このボールジョイント11は、ボール側部材である金属製などのボールスタッド15と、このボールスタッド15の一部を保持するベアリングシートであるボールシート16と、ボールスタッド15の一部とともにボールシート16を保持する受け側部材である金属製などのハウジング17と、ボールスタッド15とハウジング17との間に亘って配置される防塵部材である図示しないダストカバーとを備えている。なお、以下に示す上下方向とは、図1の上下方向をいうものとする。
ボールスタッド15は、略球状の球頭部であるボール部21と、このボール部21から突出する例えば金属製などの上下方向長手状の丸軸状の軸部であるスタッド部22とを有しており、このスタッド部22の上端側が被固定体に対して接続固定されることで、ボールジョイント11が被固定体に対して接続固定されるように構成されている。
ボールシート16は、合成樹脂にてそれぞれ筒状に成形された一及び他のシート部材25,26を互いに軸方向に組み合わせて構成され、内部に位置しボール部21の赤道Xを含む外周面21aを回動可能に摺接保持する球面状の保持面である摺接面31と、この摺接面31と連通する(一方及び他方の)開口部32,33とを備えている。そして、摺接面31とボール部21との間には、図示しない潤滑剤(グリース)が介在されている。なお、ボール部21の赤道Xとは、ボールスタッド15の軸方向においてボール部21の径寸法が最大となる位置をいう。
開口部32,33は、それぞれ円形状に形成され、ボールシート16において、軸方向の両端に位置してボール部21の径寸法よりも小さい開口面積を有しており、ボールシート16からのボール部21の抜けを防止している。したがって、ボールシート16は、ボール部21の赤道Xに対応する位置から、開口部32,33側へとそれぞれ徐々に縮径するように構成されている。
そして、一のシート部材25は、比較的硬質の合成樹脂(例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK))などの部材により一体成形され、円筒状の一のシート部材本体35と、この一のシート部材本体35に形成された複数の溝部36と、一のシート部材本体35に溝状に形成された一の離間部としての一の離間溝部37とを備えている(図3(a)及び図3(b))。
一のシート部材本体35は、ボールスタッド15とボールシート16及びハウジング17との軸方向が略一致した状態でボール部21の上側(スタッド部22側)から赤道Xの僅かに下方の位置を覆うもので、上端部から下端部へと徐々に拡径されるように形成されている。この一のシート部材本体35の内周面は、摺接面31の上部を構成する一の保持面部(摺接面部)である半球面状の上側摺接面部41となっており、この上側摺接面部41が、ボールスタッド15が引き抜かれる方向(上方)の荷重を受ける一の受圧部である上側受圧部となっている。そして、この一のシート部材本体35の上端部が、摺接面31(上側摺接面部41)と連通する開口部32となっており、下端部が、摺接面31(上側摺接面部41)と連通して他のシート部材26の上端部と対向する一の組合せ開口部42となっている。ここで、開口部32は、ボールスタッド15のスタッド部22が挿通されて突出するものである。また、一の組合せ開口部42は、開口部32よりも広い開口面積を有する円形状に形成されている。そして、この一の組合せ開口部42には、一の離間溝部37に位置して、一のシート部材25と他のシート部材26とを組み合わせるための一の組合せ部43が形成されている。
一の組合せ部43は、一のシート部材本体35の下端部から軸方向に突出する円弧状または正弦波(半波)状の一の凸部43aと、この一の凸部43aに対して上方に窪む円弧状または正弦波(半波)状の一の凹部43bとを周方向に交互に有する、凹凸形状(波状)に形成され、一の組合せ開口部42の縁部を構成している。各凹部43bは、いわば一のシート部材本体35の下端部を切り欠いて形成したものである。したがって、この一の組合せ部43は、上側摺接面部41に沿う仮想的な球面に対して、一の離間溝部37によりボール部21の径方向外側にオフセットされており、ボール部21の外周面21aに対向しつつ、この外周面21aに対して離間されている。換言すれば、一の組合せ部43は、摺接面31に保持されたボール部21の外周面21aと接触しておらず、この外周面21aとの間に隙間G1が形成されている。
各溝部36は、一のシート部材本体35の上側摺接面部41に、軸方向である上下方向に沿ってそれぞれ凹設されている。これら溝部36は、潤滑剤をボール部21の外周面21aに行き渡らせるものであり、ボール部21の外周面21aに対して径方向(軸直方向)外側に離間されているとともに、一のシート部材本体35(上側摺接面部41)の周方向に互いに略等間隔(略等角度)に離間され、上端部が開口部32と連通し、下端部が一の離間溝部37を介して一の組合せ開口部42と連通している。したがって、これら溝部36,36間及び一の離間溝部37により囲まれた上側摺接面部41が、それぞれボール部21の外周面21aと摺接し摺接面31の上部を構成する一の摺接部45となっている。
一の離間溝部37は、一のシート部材本体35の上側摺接面部41にて一の組合せ開口部42の内縁部に、周方向に沿って全周に連続する溝状に凹設されている。すなわち、この一の離間溝部37は、各溝部36に対して交差(直交)する方向に沿って形成され、一のシート部材本体35の下端部と連通している。さらに、この一の離間溝部37は、ボール部21の外周面21aに対して径方向(軸直方向)外側に離間されている。
また、他のシート部材26は、比較的軟質の合成樹脂(例えばエラストマあるいはポリアセタール)などの部材により一体成形され、円筒状の他のシート部材本体51と、他のシート部材本体51に形成された複数の溝部52と、他のシート部材本体51から突出する支持当接部53と、他のシート部材本体51に溝状に形成された他の離間部としての他の離間溝部54とを備えている(図4(a)及び図4(b))。すなわち、他のシート部材26は、一のシート部材25よりも軟質の部材により構成されている。換言すれば、一及び他のシート部材25,26は、互いに(材質の)硬さが異なっている。なお、一及び他のシート部材25,26の硬さとは、例えばショア硬度などとする。
他のシート部材本体51は、ボールスタッド15とボールシート16及びハウジング17との軸方向が略一致した状態でボール部21の下側(反スタッド部22側)から赤道Xの僅かに下方の位置を覆うもので、下端部から上端部へと徐々に拡径されるように形成されている。また、他のシート部材本体51の内周面は、摺接面31の下部を構成する他の保持面部(摺接面部)である半球面状の下側摺接面部56となっており、この下側摺接面部56が、ボールスタッド15(ボール部21)を押し付ける方向(下方)の荷重を受ける他の受圧部である下側受圧部となっている。そして、他のシート部材本体51の下端部が、摺接面31(下側摺接面部56)と連通して支持当接部53よりも下方に突出する開口部33となっており、上端部が、摺接面31(下側摺接面部56)と連通して一のシート部材25(一のシート部材本体35)の下端部の一の組合せ開口部42(一の組合せ部43)と軸方向に対向する他の組合せ開口部57となっている。ここで、開口部33は、ボールスタッド15(ボール部21)からボール部21を押し付ける方向(下方)の荷重が加わったときに他のシート部材26(他のシート部材本体51)を容易に変形させて荷重を緩和するものである。また、他の組合せ開口部57は、開口部33よりも広い開口面積を有する円形状に形成されている。そして、他の組合せ開口部57には、他の離間溝部54に位置して、一のシート部材25と他のシート部材26とを組み合わせるための他の組合せ部58が形成されている。
他の組合せ部58は、他のシート部材本体51の上端部から軸方向に切り欠き形成された波状の他の凹部58aと、他の凹部58aに対して上方に突出する波状の他の凸部58bとを周方向に交互に有する、凹凸形状(波状)に形成され、他の組合せ開口部57の縁部を構成している。したがって、他の組合せ部58は、下側摺接面部56に沿う仮想的な球面に対して、他の離間溝部54によりボール部21の径方向外側にオフセットされており、ボール部21の外周面21aに対向しつつ、この外周面21aに対して離間されている。換言すれば、他の組合せ部58は、摺接面31に保持されたボール部21の外周面21aと接触しておらず、この外周面21aとの間に隙間G1が形成されている。そして、他の組合せ部58の凹部58a及び凸部58bと、一の組合せ部43の凸部43a及び凹部43bとが互いに軸方向に挿入されて組み合わせられる(噛み合わせられる)ことにより、一のシート部材25と他のシート部材26とが、互いに周方向に回り止め(滑り止め)されている。また、他の組合せ部58の各凹部58a及び各凸部58bの外周側は、上端側に向けて中心軸側へと傾斜した傾斜部58cとなっている。この傾斜部58cは、他のシート部材26をハウジング17の内部に圧入しやすくするためのものである。
各凹部58aは、各凸部43aよりも周方向に幅広に形成されており、これら凹部58a及び凸部43aは、基本的な形状が異なり互いに嵌合しないようになっている。換言すれば、各凹部58aの内縁部の底部と、これら凹部58aに挿入されて組み合わせられた凸部43aの外郭部の下端部との間には、軸方向に隙間G2が形成されている(図1(b)及び図2)。
各凸部58bは、各凹部43bよりも周方向に幅狭に形成されており、これら凸部58b及び凹部43bは、基本的な形状が異なり互いに嵌合しないようになっている。換言すれば、各凸部58bの上端部と、これら凸部58bが挿入されて組み合わせられた凹部43bの内縁部の天井部との間には、軸方向に隙間G2が形成されている(図2)。
そして、上記の各隙間G2が、ボールスタッド15のスタッド部22に対して加わった荷重により弾性的に潰れることで、一のシート部材25に対して他のシート部材26が軸方向に沿うばね性を付与するようになっている(図5)。
各溝部52は、他のシート部材本体51の下側摺接面部56に、軸方向である上下方向に沿ってそれぞれ凹設されている。これら溝部52は、潤滑剤をボール部21の外周面21aに行き渡らせるものであり、ボール部21の外周面21aに対して径方向(軸直方向)外側に離間されているとともに、他のシート部材本体51(下側摺接面部56)の周方向に互いに略等間隔(略等角度)に離間され、下端部が開口部33と連通し、上端部が他の離間溝部54を介して他の組合せ開口部57と連通している。したがって、これら溝部52,52間及び他の離間溝部54により囲まれた下側摺接面部56が、それぞれボール部21の外周面21aと摺接し摺接面31の下部を構成する他の摺接部59となっている。
支持当接部53は、他のシート部材本体51の下端部の外周にて軸方向に沿って突出しており、ハウジング17側に当接して下方から支持されるようになっている。
他の離間溝部54は、他のシート部材本体51の下側摺接面部56にて他の組合せ開口部57の内縁部に、周方向に沿って全周に連続する溝状に凹設されている。すなわち、他の離間溝部54は、他のシート部材本体51の上端部と連通している。さらに、他の離間溝部54は、ボール部21の外周面21aに対して径方向(軸直方向)外側に離間されている。
ハウジング17は、ソケットとも呼ばれるもので、例えばアルミニウムなどの金属により成形されている。このハウジング17は、ボールシート16を介してボール部21を保持する内室61及びこの内室61の軸方向の両端である上下端に連通する(一方及び他方の)開口62,63を備えた円筒状の受け部であるハウジング本体64と、このハウジング本体64の下側の開口63を閉塞する閉塞部材であるプラグ65とを備えている。
内室61は、ボール部21を保持したボールシート16が嵌着圧入される部分、すなわちボール部21を受ける部分である。
開口62は、内室61に嵌着されたボールシート16の一方の開口部32と連通してボールスタッド15のスタッド部22が挿通されて突出する円形状の開口部分であり、内室61の上端に開口しており、開口63よりも縮径されて、ボールシート16及びボールスタッド15を内室61に対して抜け止め保持している。
開口63は、ハウジング本体64の内部にボールシート16を挿入するための開口部分であり、内室61の下端に円形状に開口している。
ハウジング本体64は、開口63の内縁部に、プラグ65の外縁部を支持する支持部71を段差状に備えている。また、このハウジング本体64は、支持部71に支持されたプラグ65の外縁部を抜け止め保持するためのかしめ部72が形成されている。さらに、このハウジング本体64は、開口62の外縁部には、ダストカバーの下端側を嵌着保持するためのカバー取付部73が周方向に沿って全周に溝状に形成されている。
プラグ65は、例えばアルミニウムなどの金属(非磁性体)により円形板状に形成されている。このプラグ65の外縁部は、支持部71に支持された状態でかしめ部72をハウジング本体64(ハウジング17)の中心軸に向けてかしめ変形することにより、内室61に保持されたボールシート16をボールスタッド15とともにハウジング17に対して抜け止め保持するようになっている。また、このプラグ65は、ボールシート16(他のシート部材26)の支持当接部53を下方から支持している。そして、このプラグ65と、ボールシート16の他のシート部材26及びボール部21とにより囲まれた空間が、潤滑剤の一部を収容する潤滑剤収容部であるグリース溜まり空間部75となっている。
ダストカバーは、ダストシールやブーツなどとも呼ばれるもので、例えば全体が軟質ゴム或いは軟質合成樹脂などにて形成されている。このダストカバーは、下端がハウジング17(ハウジング本体64)のカバー取付部73に嵌着され、上端がボールスタッド15のスタッド部22の外周に嵌着されている。さらに、このダストカバーの下端部は、略円形環状の環状部材である図示しないクリップにてカバー取付部73に固定されている。そして、ダストカバーとボールスタッド15とボールシート16とにより囲まれた空間が、潤滑剤の一部を収容する潤滑剤収容部であるグリース溜まり空間となっている。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
ボールシート16は、まず一のシート部材25をハウジング17に開口63から圧入するとともに、この一のシート部材25の開口部32にスタッド部22を挿通するようにボールスタッド15をハウジング17に開口63から挿入し、さらに、他のシート部材26をハウジング17に開口63から圧入する。このとき、他のシート部材26は、開口63から挿入するときの先頭側の端部となる上端部に傾斜部58cを形成しているため、開口63の縁部に引っ掛かりにくく、円滑に圧入できる。そして、一のシート部材25の一の組合せ部43に対して他のシート部材26の他の組合せ部58を組み合わせるように取り付け、開口63を閉塞するようにプラグ65をハウジング本体64に固定することで、ボールスタッド15のボール部21を摺接面31で回動可能に保持した状態でボールシート16がハウジング17の内室61に保持される。この状態で、一及び他の組合せ部43,58は、一及び他の離間溝部37,54によってボール部21の外周面21aに対して隙間G1を介して離間され、かつ、凸部43a,58bと凹部58a,43bとが、軸方向に隙間G2を介して組み合わせられている。また、他の組合せ部58の外周部の傾斜部58cとハウジング本体64の内周面との間に隙間G3が形成される。
そして、ボールスタッド15側に軸方向などの荷重が加わった際には、その大小により、一及び他の組合せ部43,58の少なくともいずれか、本実施の形態ではより軟質の部材により形成された他のシート部材26の他の組合せ部58が圧縮されて弾性的に変形する。このとき、他の組合せ部58は、軸方向に沿って弾性変形して隙間G2が潰れることで、ボールシート16(一のシート部材25)に対して軸方向のばね性が付与される。また、他の組合せ部58が中心軸側、すなわち摺接面31側へと膨らむように変形しても、ボール部21の外周面21aに対して離間された状態を維持する。
すなわち、上記第1の実施の形態によれば、一及び他の組合せ部43,58を、ボール部21の外周面21aに対して離間された位置で互いに組み合わせることで、ボール部21側から荷重が加わったときの一及び他の組合せ部43,58の少なくともいずれか、例えば本実施の形態ではより軟質の(より軟質の部材により形成された)他のシート部材26の他の組合せ部58の弾性変形(隙間G2の潰れ)によって、別途の付勢部材(ばね)などを用いて部品点数を増加させることなく軸方向にばね性を付与できるとともに、この変形の際に一及び他の組合せ部43,58(特に他の組合せ部58)が中心軸側に膨らむように変形した場合でも、ボール部21の外周面21aに対して一及び他の組合せ部43,58が接触しにくく(接触せず)、ボール部21の外周面21aに与える面圧を変化させにくく(変化させることがなく)、各組合せ部43,58の位置で摩擦トルクに影響を与えにくい。
さらに、一及び他のシート部材25,26の(材質の)硬さを互いに異ならせることで、ボール部21側から荷重が加わったときに一及び他の組合せ部43,58の少なくともいずれか、例えば本実施の形態ではより軟質の(より軟質の部材により形成された)他のシート部材26の他の組合せ部58をより確実に変形させることができ、軸方向にばね性をより確実に付与できる。
また、一及び他の組合せ部43,58を互いに組み合わせられた状態で軸方向に隙間G2が形成されるようにそれぞれ凹凸状とすることで、ボール部21側から荷重が加わったときにこの隙間G2の位置で一及び他の組合せ部43,58のいずれか、例えば本実施の形態ではより軟質の(より軟質の部材により形成された)他のシート部材26の他の組合せ部58が潰れるように弾性変形することにより軸方向にばね性を確実に付与しつつ、一及び他のシート部材25,26の周方向への滑りを防止できる(一及び他のシート部材25,26の一方を他方に対して回り止めできる)。
そして、このようなボールシート16をボールジョイント11に備えることで、構成が簡単で、かつ、ボールスタッド15に対して加わる荷重などに対して摩擦トルクが変化しにくい、安定した性能のボールジョイント11を提供できる。
なお、上記第1の実施の形態において、一及び他の組合せ部43,58を凹凸形状(正弦波状)としたが、互いの軸方向に隙間G1が形成されるように組み合わせることができれば、例えば各組合せ部43,58の一方を矩形波状、他方を正弦波状などとしてもよい。
また、図6に示す第2の実施の形態のように、他の組合せ部58を他のシート部材26(他のシート部材本体51)の他の離間溝部54の背面側である外周部に形成し、一の組合せ部43を他の組合せ部58に対して、他のシート部材26(他のシート部材本体51)の外側、すなわちハウジング17の内室61の内周面に対向する位置(他のシート部材26(他のシート部材本体51)の外周面21aとハウジング17の内室61の内周面との間)で軸方向に組み合わせるようにしてもよい。この場合には、一及び他の組合せ部43,58がそれぞれボール部21の外周面21aに対してより確実に離間され、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態において、シート部材25,26を周方向に回り止めをする際には、一及び他の組合せ部43,58を凹凸形状(波状)などとする構成に代えて、例えば一及び他の組合せ部43,58の少なくともいずれかに、例えば径方向に突出する微小な凹凸(ローレット溝部などの凹凸)、あるいは周方向に当接するリブなどの当接部を設けてもよい。
さらに、一及び他のシート部材25,26は、互いの材質を異ならせることによって硬さを異ならせたが、例えば同一の材質を用いて添加剤(可塑剤)などの配合によって硬さを異ならせることも可能であり、また同一の材質により同一の硬さに形成してもよい。
そして、ボールジョイント11は車両の懸架装置や操舵装置だけでなく、車両用の任意のボールジョイント、あるいは車両以外の任意のボールジョイントとして適用できる。
本発明は、例えば自動車などの車両の懸架装置、あるいは操舵装置に好適に用いることができる。
11 ボールジョイント
15 ボール側部材であるボールスタッド
16 ベアリングシートであるボールシート
17 受け側部材であるハウジング
21 ボール部
21a 外周面
25 一のシート部材
26 他のシート部材
43 一の組合せ部
58 他の組合せ部
64 受け部であるハウジング本体
G2 隙間

Claims (4)

  1. 一の組合せ部を備えた筒状の一のシート部材と、他の組合せ部を備えた筒状の他のシート部材とを、一及び他の組合せ部で互いに軸方向に組み合わせて形成され、球状のボール部を内部に回動可能に保持した状態で受け側部材の受け部に受けられるボールジョイントのベアリングシートであって、
    前記一及び他の組合せ部は、前記ボール部の外周面に対して離間された位置で互いに組み合わせられている
    ことを特徴とするボールジョイントのベアリングシート。
  2. 一及び他のシート部材は、互いに硬さが異なっている
    ことを特徴とする請求項1記載のボールジョイントのベアリングシート。
  3. 一及び他の組合せ部は、互いに組み合わせられた状態で軸方向に隙間が形成されるようにそれぞれ凹凸状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のボールジョイントのベアリングシート。
  4. ボール部を備えたボール側部材と、
    前記ボール部を内部に回動可能に保持する請求項1ないし3いずれか一記載のベアリングシートと、
    前記ボール部を保持した前記ベアリングシートを受ける受け部を備えた受け側部材と
    を具備したことを特徴とするボールジョイント。
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