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JP2015078784A - グロープラグ - Google Patents

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洋介 八谷
Yosuke Yatsuya
洋介 八谷
利之 桜井
Toshiyuki Sakurai
利之 桜井
昌幸 瀬川
Masayuki Segawa
昌幸 瀬川
智雄 田中
Tomoo Tanaka
智雄 田中
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

【課題】タングステン(W)またはモリブデン(Mo)から主に成る発熱体を備えるグロープラグの昇温特性を向上させる。【解決手段】グロープラグは、先端部が閉塞した筒状を成す筒状体と;筒状体の内側において先端部に接合され、通電によって発熱する第1の発熱体と;筒状体の内側において第1の発熱体と直列に接続され、通電によって発熱する第2の発熱体とを備える。第1の発熱体を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗は、第2の発熱体を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗よりも大きい。第2の発熱体は、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)から主に成る。【選択図】図2

Description

本発明は、グロープラグに関する。
グロープラグとしては、シースヒータを用いたシース型グロープラグが知られている。グロープラグのシースヒータは、先端部が閉塞した筒状体であるシースチューブと、シースチューブの内側に設けられた発熱体である発熱コイルとを備える。グロープラグの発熱コイルには、一般的に、鉄(Fe)とクロム(Cr)とアルミニウム(Al)とを含有するFe−Cr−Al系合金が用いられる。近年、グロープラグの耐熱性を向上させるために、Fe−Cr−Al系合金よりも高い融点を有する材料として、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を発熱コイルに用いることが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開第2011/162074号
タングステン(W)およびモリブデン(Mo)における温度上昇に伴う電気抵抗の増加率は、Fe−Cr−Al系合金と比較して大きい。そのため、特許文献1のグロープラグでは、グロープラグごとに、発熱コイルの形状のばらつき(例えば、線径、ピッチ、および断面形状など)に起因して、発熱時における温度の分布にばらつきが発生しやすいという課題があった。発熱時における温度分布のばらつきは、グロープラグの発熱に関する特性(例えば、昇温特性および耐久性など)を劣化させる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、先端部が閉塞した筒状を成す筒状体と;前記筒状体の内側において前記先端部に接合され、通電によって発熱する第1の発熱体と;前記筒状体の内側において前記第1の発熱体と直列に接続され、通電によって発熱する第2の発熱体とを備えるグロープラグが提供される。このグロープラグにおいて、前記第1の発熱体を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗は、前記第2の発熱体を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗よりも大きく、前記第2の発熱体は、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)から主に成る。この形態によれば、通電によって第1の発熱体および第2の発熱体を発熱させる際、第2の発熱体における第1の発熱体寄りの部分を優先的に発熱させることができる。したがって、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)から主に成る第2の発熱体における発熱時の温度分布のばらつきを抑制できる。その結果、グロープラグの昇温特性を向上させることができる。
(2)上記形態のグロープラグにおいて、更に、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体との溶接によって形成された溶融部を備え、前記筒状体の中心軸に沿った前記筒状体の先端から前記溶融部までの距離は、0.5mm以上3.0mm以下であってもよい。この形態によれば、グロープラグの耐久性および昇温特性を向上させることができる。
(3)上記形態のグロープラグにおいて、前記第1の発熱体の20℃における電気抵抗Raに対する前記第1の発熱体の1000℃における電気抵抗Rbの比(Rb/Ra)は、3.0以下であってもよい。この形態によれば、通電時に第1の発熱体が過剰に発熱することに起因する第1の発熱体の劣化を防止できる。その結果、グロープラグの耐久性を向上させることができる。
(4)上記形態のグロープラグにおいて、前記第1の発熱体は、クロム(Cr)を含有してもよい。この形態によれば、筒状体の先端部における耐酸化性を向上させることができる。その結果、グロープラグの耐久性を向上させることができる。
(5)上記形態のグロープラグにおいて、前記第1の発熱体は、鉄(Fe)から主に成るとともに、10質量%以上30質量%以下のクロム(Cr)を含有してもよい。この形態によれば、筒状体の先端部における耐酸化性を十分に確保できる。その結果、グロープラグの耐久性を十分に向上させることができる。
(6)上記形態のグロープラグにおいて、前記溶融部は、ニッケル(Ni)を含有しないことが好ましい。この形態によれば、溶融部の耐熱性を確保できる。その結果、グロープラグの耐久性を向上させることができる。
本発明は、グロープラグ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、上述のグロープラグを備える内燃機関、上述の筒状体と発熱体とを備える発熱装置、上述のグロープラグを製造する製造方法などの形態で実現することができる。
グロープラグの構成を示す説明図である。 グロープラグにおけるシースヒータの詳細構成を示す説明図である。 変形例のシースヒータを示す説明図である。 グロープラグの製造方法を示す工程図である。 グロープラグの昇温特性を評価した結果を示す表である。 グロープラグの昇温特性を評価した結果を示す表である。 グロープラグの昇温特性を評価した結果を示す表である。 グロープラグの昇温特性を評価した結果を示す表である。 シースチューブの先端から溶融部までの距離がグロープラグの耐久性および昇温特性に与える影響を評価した結果を示す表である。 シースチューブの先端から溶融部までの距離がグロープラグの耐久性および昇温特性に与える影響を評価した結果を示す表である。 温度抵抗比がグロープラグの耐久性に与える影響を評価した結果を示す表である。 発熱コイルにおけるクロムの含有量がグロープラグの耐久性に与える影響を評価した結果を示す表である。
A.実施形態
A1.グロープラグの構成
図1は、グロープラグ10の構成を示す説明図である。図1には、グロープラグ10の中心軸SCを境界として、紙面右側にグロープラグ10の外観形状が図示され、紙面左側にグロープラグ10の断面形状が図示されている。本実施形態の説明では、グロープラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
グロープラグ10は、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示しない)の始動時における点火を補助する熱源として機能する。グロープラグ10は、中軸200と、主体金具500と、シースヒータ800とを備える。本実施形態では、グロープラグ10の中心軸SCは、中軸200、主体金具500、およびシースヒータ800の各部材における中心軸でもある。
グロープラグ10の中軸200は、主体金具500の内側に設けられた導体である。本実施形態では、中軸200は、中心軸SCを中心とする円柱状を成す金属製の導体である。中軸200は、シースヒータ800へと電力を中継する。
中軸200は、先端側に設けられた先端部210と、後端側に設けられた後端部290とを備える。中軸200の先端部210は、主体金具500の先端側に接合されたシースヒータ800の内側に挿入されている。中軸200の後端部290は、主体金具500の後端側から突出する。本実施形態では、後端部290には、雄ネジが形成されており、後端部290には、絶縁樹脂製の環状部材であるOリング110と、絶縁樹脂製の筒状部材である絶縁ブッシュ120と、金属製の筒状部材であるリング130と、金属製のナット140とが、順に組み付けられている。
グロープラグ10の主体金具500は、中心軸SCを中心とする円筒状を成す金属製の導体である。本実施形態では、主体金具500は、ニッケルめっきが施された低炭素鋼である。他の実施形態では、主体金具500は、亜鉛めっきが施された低炭素鋼であっても良いし、めっきが施されていない低炭素鋼であっても良い。
主体金具500は、軸孔510と、工具係合部520と、ネジ部540とを備える。主体金具500の軸孔510は、中心軸SCを中心とする貫通孔である。軸孔510の先端側には、シースヒータ800が圧入によって接合されている。軸孔510の内径は、中軸200の外形よりも大きい。軸孔510の内側には、中軸200が保持されている。中軸200と軸孔510との間には、空隙が形成されている。主体金具500の工具係合部520は、グロープラグ10の取り付けおよび取り外しに用いられる工具(図示しない)に係り合う外周形状(例えば、六角形)を有する部位である。主体金具500のネジ部540は、内燃機関(図示しない)に対して嵌り合う雄ネジが外周に形成された部位である。
図2は、グロープラグ10におけるシースヒータ800の詳細構成を示す説明図である。シースヒータ800は、熱を発生させる発熱装置である。シースヒータ800は、シースチューブ810と、溶融部820と、発熱コイル830と、溶融部840と、発熱コイル850と、絶縁粉末870とを備える。本実施形態では、グロープラグ10は、シースチューブ810の外側表面における位置MLが通電開始から3秒以内に1100℃に到達するように構成されている。本実施形態では、位置MLは、シースチューブ810の先端Aから中心軸SCに沿って2mm(ミリメートル)離れた位置である。
シースヒータ800のシースチューブ810は、先端側が閉塞した筒状を成す筒状体である。シースチューブ810は、先端側に位置する先端部811と、後端側に位置する後端部819とを備える。シースチューブ810の先端部811は、閉塞した端部である。先端部811の内側には、発熱コイル830が接続されている。シースチューブ810の後端部819は、開放した端部である。後端部819の内側には、中軸200が挿入されている。中軸200と後端部819との間は、絶縁樹脂製の筒状部材であるパッキン600によって電気的に絶縁される。後端部819の外側は、主体金具500における軸孔510の内側に接触する。
本実施形態では、シースチューブ810の外径は、3.5mmである。本実施形態では、シースチューブ810の側面における肉厚は、0.5mmである。本実施形態では、シースチューブ810の先端部811における肉厚は、約1.0mmである。
本実施形態では、シースチューブ810は、ニッケル(Ni)から主に成り、Niは、シースチューブ810に占める割合が最も多い成分(好ましくは、50質量%以上)である。具体的には、シースチューブ810の材料は、ニッケル(Ni)を主成分として、23質量%のクロム(Cr)と、14質量%の鉄(Fe)と、1.4質量%のアルミニウム(Al)とを含有するニッケル基合金(インコネル601(「INCONEL」は登録商標))である。
他の実施形態では、シースチューブ810は、鉄(Fe)から主に成るとともにニッケル(Ni)を含有してもよく、Feは、シースチューブ810に占める割合が最も多い成分(好ましくは、50質量%以上)であってもよい。具体的には、シースチューブ810の材料は、鉄(Fe)を主成分として、26質量%のクロム(Cr)と、22質量%のニッケル(Ni)とを含有するステンレス鋼(SUS310s)であってもよい。
シースヒータ800の溶融部820は、シースチューブ810と発熱コイル830との溶接によって形成された部位である。すなわち、溶融部820は、シースチューブ810と発熱コイル830との溶接時に溶融した後に凝固した部位である。溶融部820は、シースチューブ810と発熱コイル830との間を接続する。溶融部820は、シースチューブ810における先端部811の少なくとも一部を構成する。シースチューブ810の先端部811における耐酸化性を確保する観点から、溶融部820は、クロム(Cr)を含有することが好ましい。
シースヒータ800の発熱コイル830は、シースチューブ810の内側において先端部811に接合され、通電によって発熱する第1の発熱体である。発熱コイル830の先端側は、溶融部820を介して、シースチューブ810の先端部811へと接続されている。発熱コイル830の後端側は、溶融部840を介して、発熱コイル850へと接続されている。
グロープラグ10の発熱に関する特性を向上させる観点から、発熱コイル830を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗r1_20は、発熱コイル850を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗r2_20よりも大きいことが好ましい。電気抵抗r1_20と電気抵抗r2_20との関係の評価については後述する。
発熱コイル830の20℃における電気抵抗Raに対する発熱コイル830の1000℃における電気抵抗Rbの比である温度抵抗比(Rb/Ra)は、0より大きければよい。グロープラグ10の発熱に関する特性を向上させる観点から、温度抵抗比(Rb/Ra)は、3.0以下であることが好ましい。発熱コイル830を容易に実現する観点から、温度抵抗比(Rb/Ra)は、1.0以上が好ましい。温度抵抗比(Rb/Ra)の評価については後述する。
本実施形態では、発熱コイル830は、鉄(Fe)から主に成り、Feは、発熱コイル830に占める割合が最も多い成分(好ましくは、65質量%以上)である。発熱コイル830は、アルミニウム(Al)を含有してもよい。
溶融部820にクロム(Cr)を混入させてシースチューブ810の先端部811における耐酸化性を確保する観点から、発熱コイル830は、クロム(Cr)を含有することが好ましい。先端部811の耐酸化性と発熱コイル830の加工性とを両立させる観点から、発熱コイル830は、10質量%以上30質量%以下のクロム(Cr)を含有することが好ましい。
他の実施形態では、発熱コイル830は、ニッケル(Ni)から主に成ってもよい。しかしながら、溶融部840へのニッケル(Ni)の混入を防止して溶融部840の耐熱性を確保する観点から、発熱コイル830は、ニッケル(Ni)を実質的に含有しないことが好ましい。発熱コイル830の材質の評価については後述する。
シースヒータ800の溶融部840は、発熱コイル830と発熱コイル850との溶接によって形成された部位である。すなわち、溶融部840は、発熱コイル830と発熱コイル850との溶接時に溶融した後に凝固した部位である。溶融部840は、発熱コイル830と発熱コイル850との間を接続する。溶融部840の耐熱性を確保する観点から、溶融部840は、ニッケル(Ni)を実質的に含有しないことが好ましい。
図2の距離Dtmは、中心軸SCに沿ったシースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離である。距離Dtmを測定するための溶融部840の基準点は、中心軸SCに沿って切断した溶融部840において、波長分散型X線分光器(WDS:Wavelength Dispersive X-ray Spectrometer)を利用する電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electron Probe MicroAnalyser)を用いて検出されるタングステン(W)またはモリブデン(Mo)が0.1at%(原子パーセント)以下になる最も先端側の点である。グロープラグ10の耐久性および昇温特性を向上させる観点から、距離Dtmは、0.5mm以上3.0mm以下であることが好ましい。距離Dtmの評価については後述する。
シースヒータ800の発熱コイル850は、シースチューブ810の内側において発熱コイル830と直列に接続され、通電によって発熱する第2の発熱体である。発熱コイル850の先端側は、溶融部840を介して、発熱コイル830へと接続されている。発熱コイル850の後端側は、中軸200に接続されている。
本実施形態では、発熱コイル850は、タングステン(W)から主に成り、Wは、発熱コイル850に占める割合が最も多い成分(好ましくは、99質量%以上)である。すなわち、発熱コイル850は、タングステン(W)から実質的に成る。発熱コイル850は、タングステン(W)の純金属であってもよいし、鉄(Fe)およびコバルト(Co)などの不純物を含有してもよい。発熱コイル850は、タングステン(W)から主に成る場合、融点の低下を抑制する観点から、ニッケル(Ni)を実質的に含有しないことが好ましい。
他の実施形態では、発熱コイル850は、モリブデン(Mo)から主になってもよく、Moは、発熱コイル850に占める割合が最も多い成分(好ましくは、98質量%以上)であってもよい。すなわち、発熱コイル850は、モリブデン(Mo)から実質的に成ってもよい。発熱コイル850は、モリブデン(Mo)の純金属であってもよいし、鉄(Fe)およびコバルト(Co)などの不純物を含有してもよい。発熱コイル850は、モリブデン(Mo)から主に成る場合、融点の低下を抑制する観点から、ニッケル(Ni)を実質的に含有しないことが好ましい。
シースヒータ800の絶縁粉末870は、電気絶縁性を有する粉末である。本実施例では、絶縁粉末870は、酸化マグネシウム(MgO)から主に成る。絶縁粉末870は、シースチューブ810の内側に充填され、中軸200と、シースチューブ810と、発熱コイル830と、発熱コイル850との各隙間を電気的に絶縁する。
図3は、変形例のシースヒータ800Bを示す説明図である。シースヒータ800Bは、発熱コイル830に代えて線材830Bを備える点と、線材830Bの長さに応じて発熱コイル850の長さおよび溶融部840の位置が異なる点とを除き、図2のシースヒータ800と同様である。シースヒータ800Bの線材830Bは、シースチューブ810の内側において先端部811に接合され、通電によって発熱する第1の発熱体である。線材830Bは、コイル状ではなく線状である点を除き、図2の発熱コイル830と同様である。
A2.グロープラグの製造方法
図4は、グロープラグ10の製造方法を示す工程図である。グロープラグ10を製造する際には、製造者は、グロープラグ10を構成する各種部材を用意する(工程P110)。本実施形態では、製造者は、シースヒータ800の部材として、先端側に開口を有するシースチューブ810と、他の部材と接合されていない第1の発熱体である発熱コイル830と、他の部材と接合されていない第2の発熱体である発熱コイル850とを用意する。
各種部材を用意した後(工程P110)、製造者は、発熱コイル830を発熱コイル850の先端側に溶接する(工程P120)。これによって、発熱コイル830と発熱コイル850との間には、溶融部840が形成される。
発熱コイル830と発熱コイル850とを溶接した後(工程P120)、製造者は、発熱コイル830および発熱コイル850を、シースチューブ810の後端側からシースチューブ810の内側に挿入する(工程P130)。これによって、シースチューブ810の開口から、発熱コイル830の先端側が突出する。
シースチューブ810に発熱コイル830および発熱コイル850を挿入した後(工程P130)、製造者は、シースチューブ810の先端側に発熱コイル830を溶接する(工程P140)。これによって、シースチューブ810の先端側では、シースチューブ810の開口が閉塞しながら、溶融部820が形成され、これに伴って、シースチューブ810の先端部811が形成される。
シースチューブ810に発熱コイル830を溶接した後(工程P140)、製造者は、シースチューブ810の内側に絶縁粉末870を充填する(工程P150)。これらの工程を経て、シースヒータ800が完成する。
シースチューブ810に絶縁粉末870を充填した後(工程P150)、製造者は、シースヒータ800に各種部材(例えば、中軸200および主体金具500など)を取り付ける(工程P160)。これらの工程を経て、グロープラグ10が完成する。
A3.グロープラグの評価
図5、図6、図7および図8は、グロープラグの昇温特性を評価した結果を示す表である。試験者は、評価対象となるグロープラグとして、試料A1〜A17,B1〜B13を用意した。
試料A1〜A17,B1〜B13において共通する構成は、次のとおりである。
・シースチューブ810の材料:ニッケル合金(インコネル601)
・発熱コイル830の20℃における電気抵抗R1:発熱コイル850の20℃における電気抵抗R2=1:3
・グロープラグの全体の電気抵抗:300mΩ
・シースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離Dtm:0.5mm以上3.0以下
試料A1〜A17,B1〜B13は、第1の発熱体である発熱コイル830の材質および線径、並びに、第2の発熱体である発熱コイル850の材質および線径の少なくとも1つについて他の試料と異なる。発熱コイル830の線径、および発熱コイル850の線径は、図5、図6、図7および図8に示すとおりである。
試料A1〜A17,B1〜B13において、発熱コイル830の材質は、次のとおりである。
・試料A1〜A7,B1〜B6:鉄(Fe)を主成分として、26質量%のクロム(Cr)と、7.5質量%のアルミニウム(Al)を含有する鉄基合金
・試料A8,A9,B7,B8:ニッケル(Ni)を主成分として、20質量%のクロム(Cr)を含有するニッケル基合金
・試料A10:鉄(Fe)を主成分として、30質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料A11〜A15,B9〜B13:鉄(Fe)を主成分として、25質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料A16:鉄(Fe)を主成分として、10質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料A17:鉄(Fe)を主成分として、2質量%のアルミニウム(Al)を含有する鉄基合金
試料A1〜A17,B1〜B13において、発熱コイル850の材質は、次のとおりである。
・試料A1,A2,A4,A7〜A17:タングステン(W)の純金属
・試料A3:ニッケル(Ni)の純金属
・試料A5:タングステン(W)を主成分として、1質量%の鉄(Fe)を含有するタングステン基合金
・試料A6:タングステン(W)を主成分として、1質量%のコバルト(Co)を含有するタングステン基合金
・試料B1〜B3,B6〜B13:モリブデン(Mo)の純金属
・試料B4:モリブデン(Mo)を主成分として、2質量%の鉄(Fe)を含有するモリブデン基合金
・試料B5:モリブデン(Mo)を主成分として、1質量%のコバルト(Co)を含有するモリブデン基合金
本評価試験において、試験者は、各試料について昇温時間を測定した。本評価試験では、昇温時間は、グロープラグに対して通電を開始してから、シースチューブ810の位置MLにおける表面温度が1100℃に到達するまでの時間である。本評価試験において、試験者は、シースチューブ810における表面温度の測定に放射温度計を用いた。
試験者は、次の評価基準に基づいて各試料の昇温特性を評価した。
○(良):昇温時間<3.0秒
×(不可):昇温時間≧3.0秒
ニッケル(Ni)から実質的に成る発熱コイル850を備える試料A3では、発熱コイル850が溶断したため、シースチューブ810の位置MLにおける表面温度は1100℃に到達しなかった。この結果は、ニッケル(Ni)から実質的に成る発熱コイル850の融点が低すぎることに起因する。
試料A1〜A17,B1〜B13のうち昇温時間が3.0秒未満である試料では、電気抵抗r1_20が電気抵抗r2_20より大きいため、グロープラグに対する通電後に、まず、発熱コイル830が発熱コイル850よりも優先的に発熱する。したがって、発熱コイル850における温度分布は、発熱コイル830に近い先端側の温度が比較的に高い状態になる。その後、発熱コイル830および発熱コイル850における温度上昇が進行することによって、発熱コイル850における単位長さ当たりの電気抵抗は、発熱コイル830における単位長さ当たりの電気抵抗よりも大きくなる。これに伴って、その時点で最も温度が高い部分は、発熱コイル830から発熱コイル850の先端側に移行する。その後、発熱コイル850の先端側における温度上昇は、いっそう顕著になる。その結果、これらの試料では、グロープラグの昇温特性が向上すると考えられる。
試料A1〜A17,B1〜B13のうち昇温時間が3.0秒以上である試料では、電気抵抗r1_20が電気抵抗r2_20より小さいため、グロープラグに対する通電後に、発熱コイル850が発熱コイル830よりも優先的に発熱する。したがって、発熱コイル850では、形状のばらつきに応じて電気抵抗が比較的に高い部分の温度が急上昇する。これに伴って、発熱コイル850の電気抵抗が部分的に急激に大きくなるとともに、発熱コイル850を流れる電流値が急激に低下する。そのため、発熱コイル850の先端側における温度上昇が抑制される。その結果、これらの試料では、グロープラグの昇温特性が低下すると考えられる。
よって、試料A1〜A17,B1〜B13の対比によれば、グロープラグの昇温特性を向上させる観点から、電気抵抗r1_20が電気抵抗r2_20より大きく、発熱コイル850がタングステン(W)またはモリブデン(Mo)から実質的に成ることが好ましい。
図9および図10は、シースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離Dtmがグロープラグの耐久性および昇温特性に与える影響を評価した結果を示す表である。試験者は、評価対象となるグロープラグとして、試料C1〜C6,D1〜D8を用意した。
試料C1〜C6,D1〜D8の構成は、次のとおりである。
・シースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離Dtm:0.3〜4.0mm(試料C1〜C6)、0.3〜6.0mm(試料D1〜D8)
・シースチューブ810の材料:ニッケル合金(インコネル601)
・発熱コイル830の材質:鉄(Fe)を主成分として、26質量%のクロム(Cr)と、7.5質量%のアルミニウム(Al)を含有する鉄基合金
・発熱コイル830の線径:0.45mm
・発熱コイル850の材質:タングステン(W)の純金属
・発熱コイル850線径:0.2mm
・発熱コイル830の20℃における電気抵抗R1:発熱コイル850の20℃における電気抵抗R2=1:3
・グロープラグの全体の電気抵抗:300mΩ
本評価試験において、試験者は、内燃機関を模した冷却治具に各試料を取り付けた状態で各種の評価を行った。シースチューブ810の先端側を冷却治具から突き出した突出量は、次のとおりである。
・試料C1〜C6の突出量:4.0mm
・試料D1〜D8の突出量:7.0mm
本評価試験において、試験者は、各試料について、通電時にシースチューブ810の表面温度が最も高くなる最高発熱部を、放射温度計を用いて特定し、中心軸SCに沿ったシースチューブ810の先端Aから最高発熱部までの距離Dthを測定した。
本評価試験において、試験者は、次の手順1,2を1サイクルとして各試料に対して繰り返し実施することによって、各試料の溶融部820、発熱コイル830、および溶融部840の少なくとも1つが断線するサイクル数(断線サイクル数)を確認した。
(手順1)シースチューブ810の位置MLにおける表面温度が通電から100秒後に1200℃に到達するように、試料であるグロープラグに対する通電を5分間維持
(手順2)通電を5分間維持した後、グロープラグに対する通電を遮断し、送風によってシースチューブ810を3分間冷却
本評価試験において、試験者は、各試料について昇温時間を測定した。本評価試験では、昇温時間は、グロープラグに対して通電を開始してから、シースチューブ810の位置MLにおける表面温度が1100℃に到達するまでの時間である。本評価試験では、試験者は、シースチューブ810における表面温度の測定に放射温度計を用いた。
試験者は、次の評価基準に基づいて各試料の耐久性および昇温特性を評価した。
○(良):10000≦断線サイクル、かつ、昇温時間<3.0秒、を満たす場合
×(不可):10000≦断線サイクル、および、昇温時間<3.0秒、の少なくとも一方を満たさない場合
距離Dtmが0.5mm未満である試料C1,D1では、発熱コイル830が短すぎるため、発熱コイル830の発熱量が不十分となり、発熱コイル850の先端側を十分に昇温させることができない。その結果、試料C1,D1では、グロープラグの昇温特性が低下すると考えられる。
距離Dtmが突出量と同じ試料C6では、冷却治具の内側に位置する発熱コイル850の温度上昇が抑制されることから、位置MLを必要な温度にまで上昇させるために発熱コイル830の温度が発熱コイル830の融点付近にまで上昇する。したがって、通電の繰り返しに従って発熱コイル830の劣化が進行する。その結果、試料C6では、グロープラグの耐久性が低下すると考えられる。
距離Dtmが3.0mmを超過する試料D6〜D8では、最高発熱部が位置MLよりも後端側に離れすぎることから、位置MLを必要な温度にまで上昇させるために発熱コイル830の温度が発熱コイル830の融点付近にまで上昇する。したがって、通電の繰り返しに従って発熱コイル830の劣化が進行する。その結果、試料D6〜D8では、グロープラグの耐久性が低下すると考えられる。
よって、試料C1〜C6,D1〜D8の対比によれば、グロープラグの耐久性および昇温特性を向上させる観点から、距離Dtmは、0.5mm以上3.0mm以下であることが好ましい。
図11は、温度抵抗比(Rb/Ra)がグロープラグの耐久性に与える影響を評価した結果を示す表である。試験者は、評価対象となるグロープラグとして、試料E1〜E6を用意した。
試料E1〜E6において共通する構成は、次のとおりである。
・シースチューブ810の材料:ニッケル合金(インコネル601)
・発熱コイル830の線径:0.5mm
・発熱コイル850の材質:タングステン(W)の純金属
・発熱コイル850線径:0.3mm
・発熱コイル830の20℃における電気抵抗R1:発熱コイル850の20℃における電気抵抗R2=1:3
・グロープラグの全体の電気抵抗:300mΩ
・シースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離Dtm:0.5mm以上3.0以下
試料E1〜E6は、発熱コイル830の温度抵抗比(Rb/Ra)について他の試料と異なる。発熱コイル830の温度抵抗比(Rb/Ra)は、第1の発熱体である発熱コイル830の材質に応じた値となる。
試料E1〜E6において、発熱コイル830の材質は、次のとおりである。
・試料E1:鉄(Fe)を主成分として、26質量%のクロム(Cr)と、7.5質量%のアルミニウム(Al)を含有する鉄基合金
・試料E2:ニッケル(Ni)を主成分として、20質量%のクロム(Cr)を含有するニッケル基合金
・試料E3:鉄(Fe)を主成分として、25質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料E4:鉄(Fe)を主成分として、42質量%のニッケル(Ni)を含有する鉄基合金
・試料E5:鉄(Fe)を主成分として、10質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料E6:鉄(Fe)を主成分として、2質量%のアルミニウム(Al)を含有する鉄基合金
本評価試験において、試験者は、内燃機関を模した冷却治具に各試料を取り付けた状態で耐久性を評価した。本評価試験において、シースチューブ810の先端側を冷却治具から突き出した突出量は、4.0mmである。本評価試験において、試験者は、図9および図10の評価試験と同様に、各試料について断線サイクル数を確認した。
試験者は、次の評価基準に基づいて各試料の耐久性を評価した。
○(良):10000≦断線サイクル
△(可):5000≦断線サイクル<10000
×(不可):断線サイクル<5000
発熱コイル830の温度抵抗比(Rb/Ra)が3.0を超過する試料E4,E6では、発熱コイル830が発熱コイル830の融点付近にまで過剰に発熱するため、通電の繰り返しに従って発熱コイル830の劣化が進行する。その結果、試料E4,E6では、グロープラグの耐久性が低下すると考えられる。
発熱コイル830がニッケル(Ni)を含有する試料E2では、発熱コイル830と発熱コイル850との溶接によって形成される溶融部840は、発熱コイル830に由来するニッケル(Ni)を含有する。そのため、溶融部840の融点は、発熱コイル850と比較して大幅に低下する。したがって、発熱コイル850に隣接する溶融部840の耐熱性が不十分になる。その結果、試料E2では、グロープラグの耐久性が低下すると考えられる。
よって、試料E1〜E6の対比によれば、発熱コイル830の劣化を防止することによってグロープラグの耐久性を向上させる観点から、発熱コイル830の温度抵抗比(Rb/Ra)は、3.0以下であることが好ましい。また、試料E1〜E6の対比によれば、溶融部840の耐熱性を確保することによってグロープラグの耐久性を向上させる観点から、溶融部840は、ニッケル(Ni)を実質的に含有しないことが好ましい。
図12は、発熱コイル830におけるクロム(Cr)の含有量がグロープラグの耐久性に与える影響を評価した結果を示す表である。試験者は、評価対象となるグロープラグとして、試料F1〜F6を用意した。
試料F1〜F6において共通する構成は、次のとおりである。
・シースチューブ810の材料:ニッケル合金(インコネル601)
・発熱コイル830の線径:0.5mm
・発熱コイル850の材質:タングステン(W)の純金属
・発熱コイル850線径:0.3mm
・発熱コイル830の20℃における電気抵抗R1:発熱コイル850の20℃における電気抵抗R2=1:3
・グロープラグの全体の電気抵抗:300mΩ
・シースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離Dtm:0.5mm以上3.0以下
試料F1〜F6は、第1の発熱体である発熱コイル830におけるクロム(Cr)の含有量について他の試料と異なる。クロム(Cr)の含有量が増加するに従って材料の加工性が低下するため、クロム(Cr)の含有量が30質量%を超過する材料を用いて、発熱コイル830を作製することは困難であった。
試料F1〜F6において、発熱コイル830の材質は、次のとおりである。
・試料F1:鉄(Fe)を主成分として、26質量%のクロム(Cr)と、7.5質量%のアルミニウム(Al)を含有する鉄基合金
・試料F2:鉄(Fe)を主成分として、30質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料F3:鉄(Fe)を主成分として、25質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料F4:鉄(Fe)を主成分として、10質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料F5:鉄(Fe)を主成分として、5質量%のクロム(Cr)を含有する鉄基合金
・試料F6:鉄(Fe)を主成分として、42質量%のニッケル(Ni)を含有し、クロム(Cr)を実質的に含有しない鉄基合金
本評価試験において、試験者は、内燃機関を模した冷却治具に各試料を取り付けた状態で耐久性を評価した。本評価試験において、シースチューブ810の先端側を冷却治具から突き出した突出量は、4.0mmである。本評価試験において、試験者は、図11の評価試験と同様に、各試料について、断線サイクル数に応じて耐久性を評価した。
発熱コイル830におけるクロム(Cr)の含有量が10質量%未満である試料F5,F6では、シースチューブ810と発熱コイル830との溶接によって形成される溶融部820において、クロム(Cr)の含有量が不十分になる。そのため、シースチューブ810の先端部811における耐酸化性が不十分になる。具体的には、シースチューブ810の先端部811の表面に、クロム(Cr)による保護酸化皮膜が十分に形成されないことによって、先端部811を通過してシースチューブ810の内部に侵入した酸素が発熱コイル830を酸化させる。発熱コイル830の酸化は、発熱コイル830が劣化する要因となる。その結果、試料F5,F6では、グロープラグの耐久性が低下すると考えられる。
よって、試料F1〜F6の対比によれば、シースチューブ810の先端部811における耐酸化性を確保することによってグロープラグの耐久性を向上させる観点から、発熱コイル830は、クロム(Cr)を含有することが好ましい。さらに、発熱コイル830は、鉄(Fe)から主に成るとともに10質量%以上30質量%以下のクロム(Cr)を含有することが好ましい。
A4.効果
以上説明した実施形態によれば、電気抵抗r1_20が電気抵抗r2_20より大きく、発熱コイル850がタングステン(W)またはモリブデン(Mo)から実質的に成る。そのため、通電によって発熱コイル830および発熱コイル850を発熱させる際、発熱コイル850における発熱コイル830寄りの部分を優先的に発熱させることができる。したがって、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)から主に成る発熱コイル850における発熱時の温度分布のばらつきを抑制できる。その結果、グロープラグ10の昇温特性を向上させることができる。
また、中心軸SCに沿ったシースチューブ810の先端Aから溶融部840までの距離Dtmが0.5mm以上3.0mm以下であることによって、グロープラグ10の耐久性および昇温特性を向上させることができる。
また、温度抵抗比(Rb/Ra)が3.0以下であることによって、通電時に発熱コイル830が過剰に発熱することに起因する発熱コイル830の劣化を防止できる。その結果、グロープラグ10の耐久性を向上させることができる。また、温度抵抗比(Rb/Ra)が1.0以上であることによって、発熱体に適した材料を用いて発熱コイル830を容易に実現できる。
また、発熱コイル830がクロム(Cr)を含有することによって、シースチューブ810の先端部811における耐酸化性を向上させることができる。その結果、グロープラグ10の耐久性を向上させることができる。
また、発熱コイル830が、鉄(Fe)から主に成るとともに、10質量%以上30質量%以下のクロム(Cr)を含有することによって、シースチューブ810の先端部811における耐酸化性を十分に確保できる。その結果、グロープラグ10の耐久性を十分に向上させることができる。
また、溶融部840がニッケル(Ni)を含有しないことによって、溶融部840の耐熱性を確保できる。その結果、グロープラグ10の耐久性を向上させることができる。
B.他の実施形態
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…グロープラグ
110…Oリング
120…絶縁ブッシュ
130…リング
140…ナット
200…中軸
210…先端部
290…後端部
500…主体金具
510…軸孔
520…工具係合部
540…ネジ部
600…パッキン
800,800B…シースヒータ
810…シースチューブ(筒状体)
811…先端部
819…後端部
820…溶融部
830…発熱コイル(第1の発熱体)
830B…線材(第1の発熱体)
840…溶融部
850…発熱コイル(第2の発熱体)
870…絶縁粉末

Claims (6)

  1. 先端部が閉塞した筒状を成す筒状体と、
    前記筒状体の内側において前記先端部に接合され、通電によって発熱する第1の発熱体と、
    前記筒状体の内側において前記第1の発熱体と直列に接続され、通電によって発熱する第2の発熱体と
    を備えるグロープラグであって、
    前記第1の発熱体を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗は、前記第2の発熱体を構成する線材の20℃における単位長さ当たりの電気抵抗よりも大きく、
    前記第2の発熱体は、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)から主に成ることを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    更に、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体との溶接によって形成された溶融部を備え、
    前記筒状体の中心軸に沿った前記筒状体の先端から前記溶融部までの距離は、0.5mm以上3.0mm以下である、請求項1に記載のグロープラグ。
  3. 前記第1の発熱体の20℃における電気抵抗Raに対する前記第1の発熱体の1000℃における電気抵抗Rbの比(Rb/Ra)は、3.0以下である、請求項1または請求項2に記載のグロープラグ。
  4. 前記第1の発熱体は、クロム(Cr)を含有する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  5. 前記第1の発熱体は、鉄(Fe)から主に成るとともに、10質量%以上30質量%以下のクロム(Cr)を含有する、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  6. 前記溶融部は、ニッケル(Ni)を含有しない、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
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