JP2015066205A - 医療用コネクタ、混注管、三方活栓及び薬剤バック - Google Patents
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Abstract
【課題】専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能であり、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを提供する。【解決手段】医療用コネクタ1は、第1端部から第2端部に貫通する中空部、第1端部側の開口に設けられた枠部、及び第2端部側に配置された係合部32、を含む筒状の頂部材と、医療用器具の先端部分を挿入するためのスリット21が設けられ、頂部材の第1端部側の開口を枠部に係合した状態で塞ぐ弾性変形可能な弁体2と、弁体が載置される環状の台座を端部に有し、頂部材の中空部に第2端部側から挿入されて、枠部と台座とで弁体を挟持する筒部、及び枠部と台座とで弁体を挟持した状態で頂部材の係合部が係合可能な被係合部、を含む底部材4と、を備え、弁体において、枠部及び台座と対向する面には、それぞれ環状溝が設けられ、頂部材の枠部及び底部材の台座には、弁体の環状溝にそれぞれ嵌入可能な環状突起が設けられる。【選択図】図1
Description
本発明は、医療用コネクタ、混注管、三方活栓及び薬剤バックに関する。
従来より、種々の態様で医療用コネクタが利用されている。例えば、血液浄化用カテーテルには、血液回路、シリンジ等の医療用器具を接続できる医療用コネクタが取り付けられている。また、輸液ルートを利用して薬液の混注、体液の採集等を行うために、輸液ルート上には、シリンジ、ルアーコネクタ等の医療用器具を接続できる医療用コネクタが配置される。
このような医療用コネクタには、蛇腹筒状のゴム弁を内部に備えたメカニカルバルブ型(例えば、特許文献1)の医療用コネクタと、スリットの入った円盤状の弁体が配置されたスプリットセプタム型(例えば、特許文献2〜5)の医療用コネクタと、が存在する。
しかしながら、上記のような従来の医療用コネクタには、次のような問題があった。メカニカルバルブ型の医療用コネクタは、例えば、医療用器具の雄ルアーが開口部に挿入されると、内部に配置されたゴム弁が押し下げられることで、ゴム弁先端のスリットが押し開かれて、流路が開通する機械的構造を有している。このようなメカニカルバルブ型の医療用コネクタは、その内部流路とゴム弁とが複雑な形状を有しており、圧力損失が大きくなってしまう。そのため、メカニカルバルブ型の医療用コネクタでは、血液浄化用カテーテルに接続する場合に、実際にカテーテルを流れる流体の実流量が、カテーテルに流れる流体の量として設定される設定流量よりも低くなってしまうという問題点があった。
一方、スプリットセプタム型の医療用コネクタは、スリットの設けられた円盤状の弁体を備え、医療用器具の雄型のルアーチップによりその弁体のスリットを開くことで流路が開通する構造を有している。スプリットセプタム型の医療用コネクタは、比較的に簡単な内部構造を有しており、圧力損失による流量の低下を抑えることができる。
このようなスプリットセプタム型の医療用コネクタとして、例えば、流路管部とキャップとで弁体を挟持する医療用コネクタが提案されている(例えば、特許文献4)。この医療用コネクタでは、キャップを流路管部に係合する機構が弁体近傍に設けられるため、医療用器具を接続する部分が弁体の径方向に大きくなってしまい、例えば、雌ネジ部の設けられた医療用器具とルアーロック方式の接続を行うための雄ネジ部を設けることができなかった。
これにより、この医療用器具では、例えば、医療用器具とルアーロック方式で接続するために、専用のコネクタを介さなければならず、医療用コネクタの部品点数が増加してしまう。そのため、この医療用器具では、製造コストが増加し、かつ、医療現場での当該医療用コネクタの管理が困難になってしまうという問題点があった。
また、スプリットセプタム型の医療用コネクタとして、例えば、リング部材をスウェージング加工で溶着することで弁体の固定された医療用コネクタが提案されている(例えば、特許文献2及び3)。この医療用コネクタでは、弁体を固定するリング部材をスウェージング加工によって溶着することで、医療用器具との接続部の径方向の大きさが抑えられている。そのため、この医療用コネクタは、専用のコネクタを介さなくても、医療用器具と接続することができる。しかしながら、この医療用コネクタの組立てはスウェージング加工で行われるため、組立ての工程が難しくなってしまい、リング部材の溶着不良による破損、変形、バリの混入等の不具合が生じる可能性があった。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能であり、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の第1形態は、第1端部と第2端部を有する筒状の頂部材であって、前記第1端部から前記第2端部に貫通する中空部、前記第1端部側の開口の内壁面に設けられた枠部、及び前記第2端部側に配置された係合部、を含む頂部材と、医療用器具の先端部分を挿入するためのスリットが設けられ、前記頂部材の前記第1端部側の開口を前記枠部に係合した状態で塞ぐ弾性変形可能な弁体と、前記弁体が載置される環状の台座を端部に有し、前記頂部材の前記中空部に前記第2端部側から挿入されて、前記枠部と前記台座とで前記弁体を挟持する筒部、及び前記枠部と前記台座とで前記弁体を挟持した状態で前記頂部材の係合部が係合可能な被係合部、を含む底部材と、を備え、前記弁体において、前記枠部及び台座と対向する面には、それぞれ環状溝が設けられ、前記頂部材の枠部及び前記底部材の台座には、前記弁体の環状溝にそれぞれ嵌入可能な環状突起が設けられる、医療用コネクタである。
本発明の第1形態では、医療用器具を取り付けるためのスリットの設けられた弁体が、頂部材の第1端部側に配置される枠部と底部材の台座とによって挟持される。医療用器具は、例えば、シリンジ、血液回路、カテーテル、プラグ等である。このとき、弁体の両面それぞれの外周縁に設けられる環状溝には、頂部材の枠部及び底部材の台座それぞれに設けられる環状突起が嵌入するため、この弁体は強固に固定される。
一方、頂部材を枠部材に係合するための係合部は頂部材の第2端部側に配置される。すなわち、頂部材と底部材とを係合する機構は、弁体が固定される頂部材の第1端部付近から離間して設けられる。そのため、本発明の第1形態によれば、医療用器具を接続する部分の径方向の大きさを抑えることが可能になり、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能な医療用コネクタを形成することが可能になる。
また、本発明の第1形態に係る医療用コネクタは、頂部材の枠部及び底部材の台座で弁体を挟むように、底部材の筒部を頂部材の中空部に挿入することで、組み立てることが可能である。そのため、本発明の第1形態によれば、スウェージング加工等の特殊な工程を経なくても医療用コネクタを組み立てることができ、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを提供することが可能である。
また、本発明の第2形態は、前記頂部材の係合部は、周方向に所定間隔をおいて配置される複数の係合孔により構成され、前記底部材の被係合部は、前記複数の係合孔のいずれかにそれぞれ嵌入する複数の突起により構成される、上記第1形態に係る医療用コネクタである。本発明の第2形態に係る医療用コネクタは、頂部材に設けられる複数の係合孔に底部材に設けられる複数の突起を嵌入することで、組み立てることが可能である。そのため、本発明の第2形態によれば、組立ての容易な医療用コネクタを提供することが可能である。
また、本発明の第3形態は、前記頂部材は円筒状に形成され、前記頂部材の前記第1端部側の外周面には、ルアーロック方式の接続が可能な前記医療用器具に設けられる雌ネジ部と螺合可能な雄ネジ部が設けられる、上記第1形態又は第2形態に係る医療用コネクタである。本発明の第3形態によれば、医療用器具とルアーロック方式の接続が可能な医療用コネクタを提供することができる。
また、本発明の第4形態は、前記頂部材の枠部及び前記底部材の台座に設けられる環状突起の少なくともいずれかは凹凸形状を有している、上記第1形態から第3形態のいずれかの形態に係る医療用コネクタである。本発明の第4形態によれば、凹凸形状の環状突起によって弾性の弁体が押さえ付けられるため、弁体をより強固に固定することができる。
また、本発明の第5形態は、前記底部材が、前記弁体のスリットに先端部分を挿入する前記医療用器具とは異なる医療用器具に当該医療用コネクタを取り付けるためのプラグ本体部を更に含む、上記第1形態から第4形態のいずれかの形態に係る医療用コネクタである。本発明の第5形態によれば、医療用コネクタをプラグとして利用することが可能になる。
また、本発明の第6形態は、流体の流路となる管本体と、混注する流体を収容した医療用器具を接続するための医療用コネクタであって、上記第1形態から第4形態のいずれかの形態に係る医療用コネクタと、前記管本体に設けられる連結部であって、前記医療用コネクタの底部材と結合して、前記管本体と前記医療用コネクタとを液密に連結するための連結部と、を備える混注管である。本発明の第6形態によれば、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能であり、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを混注管に利用することが可能になる。
また、本発明の第7形態は、3つの分岐開口部と、前記3つの分岐開口部それぞれに接続される3つの内部流路のうち2つの内部流路を選択的に連通させる回転操作式の流路切替機構と、上記第1形態から第4形態のいずれかの形態に係る医療用コネクタと、を備え、前記医療用コネクタは、前記底部材が前記3つの分岐開口部のいずれかと結合することにより、前記3つの分岐開口部のいずれかに取り付けられている、三方活栓である。本発明の第7形態によれば、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能であり、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを三方活栓に利用することが可能になる。
また、本発明の第8形態は、薬剤を収容するバック本体と、医療用器具を接続するための医療用コネクタであって、上記第1形態から第4形態のいずれかの形態に係る医療用コネクタと、前記バック本体に設けられる連結部であって、前記医療用コネクタの底部材と結合して、前記バック本体と前記医療用コネクタとを液密に連結するための連結部と、を備える薬剤バックである。本発明の第8形態によれば、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能であり、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを薬剤バックに利用することが可能になる。
本発明によれば、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能であり、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを提供することができる。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 構成例
[全体構造]
最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る医療用コネクタ1の全体構造の概略を説明する。図1は、本実施形態に係る医療用コネクタ1を例示する斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る医療用コネクタ1を例示する分解斜視図である。なお、説明の便宜のため、図1及ぶ図2の上方向を「上」と、図1及ぶ図2の下方向を「下」と称することとする。図3以降についても、これらの方向の名称を同様に利用する。
[全体構造]
最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る医療用コネクタ1の全体構造の概略を説明する。図1は、本実施形態に係る医療用コネクタ1を例示する斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る医療用コネクタ1を例示する分解斜視図である。なお、説明の便宜のため、図1及ぶ図2の上方向を「上」と、図1及ぶ図2の下方向を「下」と称することとする。図3以降についても、これらの方向の名称を同様に利用する。
本実施形態に係る医療用コネクタ1は、例えば、シリンジ、血液回路、カテーテル、プラグ等の医療用器具を取り付けるためのスプリットセプタム型のコネクタであり、図1及び図2で例示されるように、上から順に、頂部材3、弁体2、及び底部材4から構成されている。本実施形態に係る医療用コネクタ1では、図2で示されるように、筒状の頂部材3(後述する円筒部31)に底部材4の上端部分(後述する第1円筒部41)を挿入することで、頂部材3と底部材4とによって弁体2が狭持され、固定される。以下では、このような医療用コネクタ1の各構成要素について詳細に説明する。
[頂部材]
まず、図1〜図3を用いて、頂部材3について説明する。図3は、本実施形態に係る医療用コネクタ1を例示する断面図である。図2及び図3で例示されるように、頂部材3は、上端側に第1端部35を、下端側に第2端部36を有し、第1端部35から第2端部36にかけて延びる円筒部31を備えている。また、円筒部31は、第1端部35側及び第2端部36側共に開口しており、その内部空間として、第1端部35から第2端部36に貫通する円筒状の中空部34が設けられている。
まず、図1〜図3を用いて、頂部材3について説明する。図3は、本実施形態に係る医療用コネクタ1を例示する断面図である。図2及び図3で例示されるように、頂部材3は、上端側に第1端部35を、下端側に第2端部36を有し、第1端部35から第2端部36にかけて延びる円筒部31を備えている。また、円筒部31は、第1端部35側及び第2端部36側共に開口しており、その内部空間として、第1端部35から第2端部36に貫通する円筒状の中空部34が設けられている。
更に、図3で例示されるように、円筒部31の第1端部35側の開口において、内周面341から径方向内方に円環状に突出する枠部33が設けられている。すなわち、第1端部35側の開口の径は、枠部33の径方向の長さの分だけ、円筒部31の内径よりも小さくなっている。枠部33の第1端部35側の面は平坦である。これに対して、枠部33の中空部34(第2端部36)側の面には、その内周縁に沿う壁のように下方に延びる環状突起331が設けられており、環状突起331の径方向外側には、環状突起331と内周面341とにより挟まれた円環状の嵌合凹溝332が形成されている。
一方、円筒部31の外周面には、第1端部35から中央付近にかけて、ルアーロック方式の接続が可能な医療用器具に設けられる雌ネジ部(後述する雌ネジ部52)と螺合可能な雄ネジ部311が設けられている。また、円筒部31の外周面において、この雄ネジ部311よりも下方の第2端部付近には、係合部32が設けられている。
本実施形態に係る係合部32には、円筒部31の外周面から径方向外方に延出する円環部321が含まれている。また、係合部32には、周方向に180度の間隔をおいて、円環部321の外周縁から下方向に延びる円弧状の側部322が2つ含まれている。そして、その2つの側部322それぞれには、矩形状の係合孔323が、円筒部31を挟んで対向するように、設けられている。
本実施形態に係る頂部材3は、以上で説明したような構成要素を有する。このような頂部材3を形成する材料は限定されなくてもよいが、後述する弁体2を確実に固定できる強度を持った材料が採用されることが好ましい。例えば、このような材料として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂が挙げられる。そして、頂部材3は、これらの材料を射出成形等の方法で成形することで、作製される。
[底部材]
次に、頂部材3と同様に、図1〜図3を用いて、底部材4を説明する。図2及び図3で例示されるように、底部材4は、上端側に第1端部47を、下端側に第2端部48を有する。そして、底部材4は、第1端部47側から順に、一体的に形成された第1円筒部41と第2円筒部42とを備えている。第2円筒部42は第1円筒部41より大径であり、第2円筒部42の上端は、第1円筒部41の周囲でかつ第1端部47側に延出しており、第1円筒部41の外周面との間に環状溝44を形成している。また、第2円筒部42の内部には、後述するように、円筒状のルアーチップ部451が形成されている。
次に、頂部材3と同様に、図1〜図3を用いて、底部材4を説明する。図2及び図3で例示されるように、底部材4は、上端側に第1端部47を、下端側に第2端部48を有する。そして、底部材4は、第1端部47側から順に、一体的に形成された第1円筒部41と第2円筒部42とを備えている。第2円筒部42は第1円筒部41より大径であり、第2円筒部42の上端は、第1円筒部41の周囲でかつ第1端部47側に延出しており、第1円筒部41の外周面との間に環状溝44を形成している。また、第2円筒部42の内部には、後述するように、円筒状のルアーチップ部451が形成されている。
第1円筒部41の外径は、図3で例示されるように、頂部材3の円筒部31の内径とほぼ同径又はやや小径に形成されており、円筒部31の中空部34に挿入できるようになっている。すなわち、第1円筒部41は、本発明の底部材に係る「筒部」に相当する。第1円筒部41の第1端部47側には、円環状の台座411が設けられている。また、この台座411の内周縁には、第1端部47側の開口に沿う壁のように上側に突出する環状突起412が設けられている。環状突起412は、頂部材3の枠部33に設けられた環状突起331と、ほぼ同径(図3の左右方向の長さ)で、ほぼ同じ高さ(図3の上下方向の長さ)を有している。
一方、第2円筒部42の外径は、頂部材3の係合部32に含まれる円環部321の外径とほぼ同径に形成されている。第2円筒部42の上端側の外周面には、被係合部43が設けられている。被係合部43には、周方向に180度の間隔をおいて配置された係合部32の2つの側部322に対応する2つの窪み部431が含まれている。そして、これら2つの窪み部431それぞれには、2つの側部322それぞれに設けられた係合孔323に嵌合するように配置された矩形状の突起432が設けられている。これらの突起432はそれぞれ、図3で例示されるように、径方向の断面が円弧状になるように、上側が滑らかな形状を有している。
また、第2円筒部42には、被係合部43より下方において、プラグ本体部45が形成されている。プラグ本体部45は、第2円筒部42の下部と、上述した雄型のルアーチップ部451とを含む二重管状に形成されている。ルアーチップ部451は、第1円筒部41の下端部に連結され、第1円筒部41とルアーチップ部451とで連続する内部流路46を形成している。ルアーチップ部451の外径は、ISO594に規定されるようにルーアテーパーを有し、約4.0mm程度に設定される。ルアーチップ部451の第2端部48側の一部は第2円筒部42から飛び出している。
上記のようにプラグ本体部45は、二重管状に形成されているため、ルアーチップ部451と第2円筒部42の下部(領域453)との間には、円環状の空間部454が形成されている。そして、この空間部454の外周面、換言すると、領域453の内周面には、ルアーロック方式の接続が可能な雌ネジ部452が設けられている。雌ネジ部452は、例えば、ISO594で規定されるように、ネジの山頂径が7.0mm±0.2mm、ネジの谷底径が8.0mm±0.1mmとなるように形成される。なお、ユーザが医療用コネクタ1を保持して操作しやすいように、領域453の外周面には、所定間隔をおいて矩形状の溝が配置されている。
本実施形態に係る底部材4は、以上で説明したような構成要素を有する。このような底部材4を形成する材料は限定されなくてもよいが、上述の頂部材3と同様に、例えば、このような材料として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアセタール等、弁体2を確実に固定できる強度を持った材料が採用されることが好ましい。底部材4は、これらの材料を射出成形等の方法で成形することで、作製される。
[弁体]
次に、図1〜図4を用いて、弁体2を説明する。図4は、本実施形態に係る医療用コネクタ1の弁体2付近を例示する拡大図である。図3及び図4で例示されるように、弁体2は、円盤状の形状をしており、下端側に第1の面24を、上端側に第2の面25を有している。弁体2の中央には、第1の面24から第2の面25に貫通する直線状のスリット21が設けられている。このスリット21は、医療用器具の先端部分を挿入し、この医療用器具を医療用コネクタ1に取り付けるために利用される。なお、医療用器具の先端部分とは、例えば、雄型のルアーチップ部である。
次に、図1〜図4を用いて、弁体2を説明する。図4は、本実施形態に係る医療用コネクタ1の弁体2付近を例示する拡大図である。図3及び図4で例示されるように、弁体2は、円盤状の形状をしており、下端側に第1の面24を、上端側に第2の面25を有している。弁体2の中央には、第1の面24から第2の面25に貫通する直線状のスリット21が設けられている。このスリット21は、医療用器具の先端部分を挿入し、この医療用器具を医療用コネクタ1に取り付けるために利用される。なお、医療用器具の先端部分とは、例えば、雄型のルアーチップ部である。
また、第1の面24及び第2の面25の外周部分には、環状溝22及び環状溝23がそれぞれ形成されている。これら環状溝22及び環状溝23は、スリット21を包囲するように、全周にわたって連続して延びており、凹状の断面形状を有している。また、第1の面24の環状溝22と第2の面25の環状溝23とは、ほぼ同径で、径方向にほぼ同じ位置に形成されている。そのため、図4で例示されるように、これら環状溝22と環状溝23とによって、厚さの薄くなった環状の括れ部27が形成されている。
括れ部27の内周側には、スリット21を含む中央部28が形成されており、括れ部27の外周側には、矩形状の断面形状を有する環状固定部26が形成されている。本実施形態に係る弁体2では、このような環状固定部26と中央部28とが括れ部27により接続されるように、一体的に成形されている。
なお、環状固定部26は、径方向(図4の左右方向)の長さよりも、軸方向(図4の上下方向)の長さの方が長くなるように形成されている。また、弁体2の第1の面24は、中央部28の領域と環状固定部26の領域とはほぼ同一平面になるように形成されている。これに対して、弁体2の第2の面25は、中央部28の領域が環状固定部26の領域よりも枠部33の厚さに応じて上方になるように形成されている。
また、第1の面24において、環状溝22の内周側には、環状溝22と隣接するように全周にわたって連続して延びる、凹溝部29が形成されている。凹溝部29の径方向外側の端縁部は環状溝22の径方向内側の端縁部と等しくなっており、凹溝部29の深さは、環状溝22の深さよりもやや浅くなっている。また、凹溝部29は、中央部28の外周縁から滑らかに湾曲した形状を有している。
本実施形態に係る弁体2は、以上で説明したような構成要素を有する。このような弁体2には、気密性、再封止性等を考慮し、イソプレンゴム、シリコンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、熱可塑性エラストマ等の弾性の材料が用いられる。そして、弁体2は、例えば、これらの材料をプレス成形等の方法で成形し、中央に鋭利な刃を貫通させてスリット21を形成することで、作製される。
[組立例]
次に、本実施形態に係る医療用コネクタ1を組み立てる方法の一例を説明する。まず、底部材4の台座411に設けられた環状突起412を弁体2の環状溝22に嵌入させるようにして底部材4の台座411に弁体2を載置する。
次に、本実施形態に係る医療用コネクタ1を組み立てる方法の一例を説明する。まず、底部材4の台座411に設けられた環状突起412を弁体2の環状溝22に嵌入させるようにして底部材4の台座411に弁体2を載置する。
次に、底部材4の第1円筒部41を頂部材3の中空部34に第2端部36側から挿入しつつ、係合部32の係合孔323と被係合部43の突起432との位置を合わせる。そして、係合孔323に突起432が嵌入するまで頂部材3を底部材4の方に押し込むことで、頂部材3の枠部33と底部材4の台座411とにより弁体2が挟持された状態になり、医療用コネクタ1の組立てが完了する(例えば、図1の状態)。なお、本実施形態に係る医療用コネクタ1では、突起432それぞれは、図3で例示されるように、上側が滑らかな円弧状の断面形状に形成されてため、頂部材3の係合孔323に嵌め込みやすくなっている。
このように、本実施形態では、スウェージング加工等の特殊な工程を経なくても、弁体2を台座411に載置した底部材4に頂部材3を上方から押し込むことで、医療用コネクタ1が組み立てられる。そのため、本実施形態によれば、構造が単純で且つ組立ての容易な医療用コネクタを提供することが可能になる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1では、図3で例示されるように、頂部材3の係合部32が、弁体2の配置される第1端部35付近から離間して設けられる。そのため、本実施形態によれば、医療用器具を取り付ける部分、換言すると、頂部材3の第1端部35側に係る円筒部31の径方向の大きさを抑えることが可能になり、後述する接続例で示すとおりに、専用のコネクタを利用しなくても医療用器具と接続可能な医療用コネクタを形成することができる。
また、医療用コネクタ1では、図4で例示されるように、弁体2の環状固定部26は、径方向(図4の左右方向)の長さよりも、軸方向(図4の上下方向)の長さの方が長くなるように形成されている。これにより、環状突起(412、331)及び環状溝(22、23)の軸方向の接続で、弁体2の強固な固定が実現されるため、環状固定部26の径方向の長さを抑えることが可能になる。そのため、本実施形態によれば、頂部材3の第1端部35側に係る円筒部31の径方向の大きさを更に抑えることが可能になる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1を組み立てた状態では、頂部材3の円筒部31の第2端部(下端)側の一部が、底部材4の環状溝44に嵌り込んでおり、係合部32の側部322が、被係合部43の窪み部431に嵌まり込んでいる。これによって、本実施形態に係る医療用コネクタ1では、頂部材3と底部材4とをより強固に固定することができる。
また、医療用コネクタ1を組み立てた状態では、頂部材3の枠部33に設けられた環状突起331が弁体2の環状溝23に嵌まり込んでおり、弁体2の第2の面25のうち中央部28の領域が円筒部31の第1端部35側の開口からが露出している。ここで、弁体2の第2の面25は、中央部28の領域が環状固定部26の領域よりも枠部33の厚さに応じて上方になるように形成されているため、円筒部31の第1端部35側の面と弁体2の第2の面25とを面一にすることができる。
なお、医療用コネクタ1を組み立てた状態では、図2〜図4で例示されるように、弁体2の環状溝(22、23)には、それぞれ、底部材4の台座411に設けられた環状突起412と頂部材3の枠部33に設けられた環状突起331とが嵌入している。これにより、頂部材3の嵌合凹溝332と底部材4の台座411とによって弁体2の環状固定部26が挟持されて、弁体2が固定される。
そこで、環状突起412及び環状突起331のそれぞれの高さを弁体2の環状溝(22、23)の深さと同じ又はやや長くして、環状溝(22、23)に隙間が生じないようにしてもよい。これにより、弁体2をより強固に固定することができる。また、弁体2は、頂部材3の枠部33と底部材4の台座411とで上下方向に押圧されることで、径方向に拡がる可能性がある。このような可能性を考慮して、弁体2の外径は、円筒部31の内径よりもやや小さく形成されていてもよい。
[接続例]
次に、図5A及び図5Bを用いて、医療用コネクタ1に医療用器具5を接続する手順の一例を説明する。図5Aは、医療用器具5を接続する前の医療用コネクタ1の状態を例示する。また、図5Bは、医療用器具5を接続した後の医療用コネクタ1の状態を例示する。なお、図5A及び図5Bでは、医療用器具5の先端部分として、医療用器具5の一部、または、医療用器具5に取り付けられたコネクタの一部を例示している。
次に、図5A及び図5Bを用いて、医療用コネクタ1に医療用器具5を接続する手順の一例を説明する。図5Aは、医療用器具5を接続する前の医療用コネクタ1の状態を例示する。また、図5Bは、医療用器具5を接続した後の医療用コネクタ1の状態を例示する。なお、図5A及び図5Bでは、医療用器具5の先端部分として、医療用器具5の一部、または、医療用器具5に取り付けられたコネクタの一部を例示している。
医療用器具5の先端部分は、例えば、プラグ本体部45と同様に、内周面に雄ネジ部311と螺合可能な雌ネジ部52の設けられた円筒部51を備えている。また、医療用器具5の先端部分は、円筒部51の内部空間において、この円筒部51から突出する雄型のルアーチップ部53を備えている。
まず、ユーザは、図5Aで例示されるように、医療用器具5の先端部分を弁体2に押し込んで、ルアーチップ部53を弁体2のスリット21に挿入する。本実施形態に係る弁体2では、内部流路46側に配置される第1の面24において、環状突起412が嵌入する環状溝22の内側に、環状溝22よりやや浅い凹溝部29が設けられている。そのため、弁体2のスリット21は、ルアーチップ部53によって、内部流路46側に押し広げられやすいようになっている。
医療用器具5を押し込んでルアーチップ部53をスリット21内に挿入していくと、医療用器具5の雌ネジ部52が、頂部材3の第1端部35側に設けられた雄ネジ部311に接触した状態になる。この状態になると、ユーザは、医療用器具5を回転させることで、雌ネジ部52と雄ネジ部311とを螺合させて、ルアーチップ部53を更にスリット21内に挿入することができる。これによって、図5Bで例示されるように、医療用器具5と医療用コネクタ1とは接続され、ルアーチップ部53内の内部流路と医療用器具5の内部流路46とが連通する。
本実施形態では、このような手順により、医療用器具5と医療用コネクタ1とを接続することができる。一方、ユーザは、上記接続手順の反対の手順を行うことにより、医療用器具5を医療用コネクタ1から取り外すことができる。医療用器具5を取り外すと、弁体2の弾性復元力によって、中央部28が円盤形状に復帰して、スリット21が気密性を保ちつつ、閉鎖されることになる。
なお、医療用コネクタ1は、ルアーチップ部451及び雌ネジ部452を含むプラグ本体部45を備えている。そのため、医療用コネクタ1に医療用器具5を接続したのと同様の手順で、医療用コネクタ1を医療用器具5とは同種又は異種の異なる医療用器具に取り付けることができる。
また、医療用器具5の雌ネジ部52は、雌ネジ部452と同様に、例えば、ISO594で規定されるように、ネジの山頂径が7.0mm±0.2mm、ネジの谷底径が8.0mm±0.1mmとなるように形成される。この場合、雄ネジ部311のネジ山を含んだ円筒部31の外径は、この雌ネジ部52と螺合可能なように、7.2〜8.0mmの範囲で設定される。
また、医療用器具5のルアーチップ部53の外径は、ISO594に規定されるようにルーアテーパーを有し約4.0mm程度に設定される。この場合に、弁体2の直径を5.0mmよりも小さくすると、ルアーチップ部53の挿入が困難になる。一方、弁体2の直径を6.5mmよりも大きくすると、雄ネジ部311の外径が大きくなってしまい、雄ネジ部311と雌ネジ部52との螺合が困難になる。また、弁体2の厚みを1.0mmよりも薄くすると、ルアーチップ部53を挿入したときの気密性が低下してしまう。他方、弁体2の厚みを3.00mmよりも厚くすると、スリット21への挿入抵抗が大きくなってしまい、ルアーチップ部53の挿入が困難になる。
これらの理由により、ルアーチップ部53の外径が約4.0mm程度に設定される場合には、弁体2は、例えば、直径が5.0〜6.5mm、厚み(図5A中の上下方向の長さ)が1.0〜3.00mmの円柱状に形成される。なお、このとき、スリット21は、例えば、2.5〜3.5mmの直線状に形成される。
[他の形態]
最後に、図6A〜図6Dを用いて、医療用コネクタ1のその他の形態を説明する。医療用コネクタ1は、図6Aで例示されるように、プラグ本体部45を省略した医療用コネクタ6として利用されてもよい。プラグ本体部45が省略された点を除いて、医療用コネクタ6及び底部材4Bはそれぞれ、医療用コネクタ1及び底部材4と同様の構成を有している。
最後に、図6A〜図6Dを用いて、医療用コネクタ1のその他の形態を説明する。医療用コネクタ1は、図6Aで例示されるように、プラグ本体部45を省略した医療用コネクタ6として利用されてもよい。プラグ本体部45が省略された点を除いて、医療用コネクタ6及び底部材4Bはそれぞれ、医療用コネクタ1及び底部材4と同様の構成を有している。
また、このような医療用コネクタ1又は6を利用して、図6Bで例示されるような混注管7が形成されてもよい。図6Bで例示される混注管7は、流体を混ぜ合せるために利用される管であり、第1流体の流路となる管本体71と、医療用コネクタ6と、を備える。管本体71には連結部72が設けられており、この連結部72は、医療用コネクタ6の底部材4Bの下端と結合している。これにより、管本体71と医療用コネクタ6とは液密に連結されている。この例では、医療用コネクタ6は、管本体71に流れる第1流体に混注する第2流体を収容した医療用器具を管本体71に接続するために利用される。
また、このような医療用コネクタ1又は6を利用して、図6Cで例示されるような三方活栓8が形成されてもよい。図6Cで例示される三方活栓8は、3つの分岐開口部(81、82、83)と、3つの分岐開口部(81、82、83)それぞれに接続される3つの内部流路のうちの2つの内部流路を選択的に連通される回転操作式の流路切替機構84と、を備えている。
図6Cでは、2つの医療用コネクタ6がそれぞれ第2分岐開口部82及び第3分岐開口部83に取り付けられている。しかしながら、取り付けられる医療用コネクタ6の数は2つに限定されなくてもよく、1つでもよいし、3つでもよい。医療用コネクタ6は、第1分岐開口部81にも取り付けられてよく、3つの分岐開口部(81、82、83)の少なくともいずれかに取り付けられればよい。
なお、医療用コネクタ6と第2分岐開口部82とは、底部材4Bの下端が第2分岐開口部82の上端と結合することで、連結されている。医療用コネクタ6と第3分岐開口部83との連結も同様である。また、図6Cで例示される三方活栓8の第1分岐開口部81には、上記ルアーチップ部451及びプラグ本体部45と同様の構成を有するコネクタであって、ルアーロック方式の接続を可能にするコネクタが取り付けられている。
また、このような医療用コネクタ1又は6を利用して、図6Dで例示されるような薬剤バック9が形成されてもよい。図6Dで例示される薬剤バック9は、薬剤を収容するバック本体91と、医療用コネクタ6と、を備える。バック本体91の上端側には連結部92が設けられている。この連結部92は、医療用コネクタ6の底部材4Bの下端と結合している。これにより、バック本体91と医療用コネクタ6とは液密に連結されている。この例では、医療用コネクタ6は、薬剤バックのバック本体91に医療用器具を接続するために利用される。
§2 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
例えば、医療用コネクタ1の上記具体的な構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び、追加が行われてもよい。
一例を挙げると、円筒部31の外周面に設けられる雄ネジ部311は省略されてもよい。この場合、医療用コネクタ1と医療用器具5とは例えばルアースリップ方式で接続される。そのため、円筒部31の外径は、例えば、ISO594で規定された標準的なルアーチップの接続を可能とするために、6.0〜7.0mmの範囲内で設定される。
また、プラグ本体部45のうち雌ネジ部452が形成される領域が省略されてもよい。この場合、プラグ本体部45は、例えば、ルアースリップ方式で医療用器具と接続してもよいし、他の接続手段で医療用器具と接続してもよい。
また、上記実施形態では、係合部32の係合孔323に被係合部43の突起432が嵌入することで、係合部32が被係合部43に係合している。しかしながら、係合部32及び被係合部43による係合機構は、このような突起が孔に嵌入する機構に限定されなくてよく、実施の形態に応じて、適宜、構成されてよい。
また、例えば、医療用コネクタ1の上記具体的な構成に関して、各構成要素の数、位置、大きさ、及び形状は、実施の形態に応じて、適宜、選択及び変更可能である。
一例を挙げると、上記実施形態では、頂部材3に設けられる環状突起331、及び、底部材4に設けられる環状突起412はそれぞれ、全周にわたって一定の高さを有する突起である。しかしながら、環状突起(331、412)の形状は、このような形状に限定されなくてもよい。例えば、環状突起(331、412)の少なくとも一方は、図7で例示されるように、凹凸形状を有してもよい。これによって、凹凸形状を有する環状突起を弾性の弁体2に食い込ませて、弁体2の固定をより強固にすることができる。
また、上記実施形態では、係合部32の係合孔323及び被係合部43の突起432は2つずつ設けられる。しかしながら、係合孔323及び突起432の数は3つ以上であってもよい。この場合にも、上記実施形態と同様、複数の係合孔323は周方向に所定間隔をおいて配置されてよく、複数の突起432それぞれは、複数の係合孔323のいずれかに嵌入されるように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、係合部32に係合孔323が設けられ、被係合部43に突起432が設けられている。しかしながら、係合部32及び被係合部43はこのような形態に限定されなくてもよく、例えば、係合部32に突起が設けられ、被係合部43にその突起が嵌入する凹部が設けられてもよい。
また、上記実施形態では、突起432のいずれかが嵌入する部位である係合部32の係合孔323は、側部322の外表面側に開口している。しかしながら、突起432のいずれかが嵌入する部位はこのような形態に限定されなくてもよく、例えば、係合孔323は、側部322の外表面側に開口しない窪みに置き換えられてもよい。
また、上記実施形態では、弁体2のスリット21は直線状に形成されている。しかしながら、スリット21は、直線状に形成されなくてもよく、例えば、十字状に形成されてもよい。
1…医療用コネクタ、
2…弁体、
21…スリット、22・23…環状溝、24…第1の面、25…第2の面、
26…環状固定部、27…括れ部、28…中央部、29…凹溝部、
3…頂部材、
31…円筒部、雄ネジ部311、
32…係合部、321…円環部、322…側部、323…係合孔、
33…枠部、331…環状突起、332…嵌合凹溝、
34…中空部、341…内周面、
35…第1端部、36…第2端部、
4…底部材、
41…第1円筒部、411…台座、412…環状突起、
42…第2円筒部、
43…被係合部、431…窪み部、432…突起、
44…環状溝、
45…プラグ本体、451…ルアーチップ部、452…雌ネジ部、
453…領域、454…空間部、
46…内部流路、47…第1端部、48…第2端部、
5…医療用器具、51…円筒部、52…雌ネジ部、53…ルアーチップ部、
6…医療用コネクタ、
7…混注管、71…管本体、72…連結部、
8…三方活栓、81…第1分岐開口部、82…第2分岐開口部、
83…第3分岐開口部、84…流路切替機構、
9…薬剤バック、91…バック本体、92…連結部
2…弁体、
21…スリット、22・23…環状溝、24…第1の面、25…第2の面、
26…環状固定部、27…括れ部、28…中央部、29…凹溝部、
3…頂部材、
31…円筒部、雄ネジ部311、
32…係合部、321…円環部、322…側部、323…係合孔、
33…枠部、331…環状突起、332…嵌合凹溝、
34…中空部、341…内周面、
35…第1端部、36…第2端部、
4…底部材、
41…第1円筒部、411…台座、412…環状突起、
42…第2円筒部、
43…被係合部、431…窪み部、432…突起、
44…環状溝、
45…プラグ本体、451…ルアーチップ部、452…雌ネジ部、
453…領域、454…空間部、
46…内部流路、47…第1端部、48…第2端部、
5…医療用器具、51…円筒部、52…雌ネジ部、53…ルアーチップ部、
6…医療用コネクタ、
7…混注管、71…管本体、72…連結部、
8…三方活栓、81…第1分岐開口部、82…第2分岐開口部、
83…第3分岐開口部、84…流路切替機構、
9…薬剤バック、91…バック本体、92…連結部
Claims (8)
- 第1端部と第2端部を有する筒状の頂部材であって、前記第1端部から前記第2端部に貫通する中空部、前記第1端部側の開口の内壁面に設けられた枠部、及び前記第2端部側に配置された係合部、を含む頂部材と、
医療用器具の先端部分を挿入するためのスリットが設けられ、前記頂部材の前記第1端部側の開口を前記枠部に係合した状態で塞ぐ弾性変形可能な弁体と、
前記弁体が載置される環状の台座を端部に有し、前記頂部材の前記中空部に前記第2端部側から挿入されて、前記枠部と前記台座とで前記弁体を挟持する筒部、及び前記枠部と前記台座とで前記弁体を挟持した状態で前記頂部材の係合部が係合可能な被係合部、を含む底部材と、
を備え、
前記弁体において、前記枠部及び台座と対向する面には、それぞれ環状溝が設けられ、
前記頂部材の枠部及び前記底部材の台座には、前記弁体の環状溝にそれぞれ嵌入可能な環状突起が設けられる、
医療用コネクタ。 - 前記頂部材の係合部は、周方向に所定間隔をおいて配置される複数の係合孔により構成され、
前記底部材の被係合部は、前記複数の係合孔のいずれかにそれぞれ嵌入する複数の突起により構成される、
請求項1に記載の医療用コネクタ。 - 前記頂部材は円筒状に形成され、
前記頂部材の前記第1端部側の外周面には、ルアーロック方式の接続が可能な前記医療用器具に設けられる雌ネジ部と螺合可能な雄ネジ部が設けられる、
請求項1又は2に記載の医療用コネクタ。 - 前記頂部材の枠部及び前記底部材の台座に設けられる環状突起の少なくともいずれかは凹凸形状を有している、
請求項1から3のいずれか1項に記載の医療用コネクタ。 - 前記底部材が、前記弁体のスリットに先端部分を挿入する前記医療用器具とは異なる医療用器具に当該医療用コネクタを取り付けるためのプラグ本体部を更に含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の医療用コネクタ。 - 第1流体の流路となる管本体と、
混注する第2流体を収容した医療用器具を接続するための医療用コネクタであって、請求項1から4のいずれか1項に記載の医療用コネクタと、
前記管本体に設けられる連結部であって、前記医療用コネクタの底部材と結合して、前記管本体と前記医療用コネクタとを液密に連結するための連結部と、
を備える、
混注管。 - 3つの分岐開口部と、
前記3つの分岐開口部それぞれに接続される3つの内部流路のうち2つの内部流路を選択的に連通させる回転操作式の流路切替機構と、
請求項1から4のいずれか1項に記載の医療用コネクタと、
を備え、
前記医療用コネクタは、前記底部材が前記3つの分岐開口部のいずれかと結合することにより、前記3つの分岐開口部のいずれかに取り付けられている、
三方活栓。 - 薬剤を収容するバック本体と、
請求項1から4のいずれか1項に記載の医療用コネクタと、
前記バック本体に設けられる連結部であって、前記医療用コネクタの底部材と結合して、前記バック本体と前記医療用コネクタとを液密に連結するための連結部と、
を備える、
薬剤バック。
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2013
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