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JP2015063050A - 熱転写記録材料 - Google Patents

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JP2015063050A JP2013197649A JP2013197649A JP2015063050A JP 2015063050 A JP2015063050 A JP 2015063050A JP 2013197649 A JP2013197649 A JP 2013197649A JP 2013197649 A JP2013197649 A JP 2013197649A JP 2015063050 A JP2015063050 A JP 2015063050A
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Abstract

【課題】 熱転写シートと熱転写受像シートの組み合わせからなる熱転写記録材料において、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生して、熱転写の画像欠陥を防止することができる熱転写記録材料を提供する。
【解決手段】 基材シート、多孔質層、及び受容層を順に積層した熱転写受像シートで、その基材シートの坪量が190g/m2以上205g/m2以下で、かつ前記基材シート及び多孔質層の合わせた厚さが190μm以上240μm以下であり、熱転写シートの耐熱滑性層はバインダー樹脂が水酸基含有熱可塑性樹脂とポリイソシアネートとを含んでなり、その水酸基含有熱可塑性樹脂が有する水酸基と、ポリイソシアネートのイソシアネート基とのモル当量比(−NCO/−OH)を0.01以上3.0以下とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも基材シート、多孔質層及び受容層を、この順で積層されてなる熱転写受像シートと、基材の一方の面に、少なくとも色材層を有し、前記基材の他方の面に、少なくとも耐熱滑性層を有する熱転写シートとの組み合わせからなる熱転写記録材料に関わるものである。
従来、昇華性染料を適当なバインダーで担持した色材層である染料層をポリエステルフィルム等の基材の一方の面に設けた熱転写シートと、被転写体である熱転写受像シートとを重ね合わせ、基材の他方面側と、サーマルヘッドとを接触させながらサーマルヘッドによる加熱処理を行うことで、昇華染料を被転写体に転写する昇華転写方式が知られている。この、昇華転写方式によれば、熱転写シートに印加するエネルギー量によってドット単位で昇華性染料の移行量を制御出来るため、濃度階調が可能であり、画像が非常に鮮明であり、且つ透明性、中間調の色再現性、階調性に優れフルカラー写真画像に匹敵する高品質画像の形成が可能である。
ところで、熱転写シートにおいては、基材にサーマルヘッドを直接的に接触させて印画を行なうと、基材とサーマルヘッド間に生じる摩擦力により、走査時にスティッキングが発生し、印画不良となってしまう場合がある。また、印画時の熱によって基材がサーマルヘッドに融着し、熱転写シートの走行を妨げ、スティッキングを発生させるばかりか、著しい場合はシート破断を引き起こすことがある。したがって、熱転写シートの分野においては、基材の他方の面に、耐熱性の向上や滑性付与による走行安定性を目的として背面層(耐熱滑性層ともいう)を設けることが通常行なわれている。
上記の熱転写シートは、特許文献1に示されているように、水酸基等の反応性基を有しているバインダー樹脂と、ポリイソシアネートを併用して、基材上に架橋構造の耐熱滑性層を形成している。特許文献1では、このような熱転写シートの耐熱性を高めるために、耐熱滑性層に含有させるポリイソシアネートの添加量を、そのイソシアネート基と、バインダー樹脂の有する水酸基とのモル当量比(−NCO/−OH)を0.01〜3.00の範囲程度としている。一方で、特許文献2のように、被転写体である熱転写受像シートの多孔質フィルムと基材シートの合計厚みを180〜230μm程度にして、銀塩写真の印画紙と同等の厚さで、印画紙のカールを抑制して、高画質の熱転写画像を形成することが知られている。
しかしながら、上記のポリイソシアネートを所定量で添加して作製した耐熱性を有した熱転写シートを用いて、熱転写受像シートの総厚を180〜230μm程度に確保したものにより、印画物を作製した場合、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生し、印画物の画像に欠陥が生じる問題が発生しやすい。
特開平6−99670号公報 特開2012−158121号公報
上記のように、耐熱性を有する熱転写シートを用いて、銀塩写真の印画紙と同等の厚さを有し、カール防止性を有する熱転写受像シートに熱転写画像を形成する、熱転写シートと熱転写受像シートの組み合わせからなる熱転写記録材料において、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生することによる、熱転写の画像欠陥を防止することができる熱転写記録材料を提供することを主たる課題とする。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、少なくとも、中紙の両面を樹脂でコートした基材シート、多孔質層、及び受容層を、この順で積層されてなる熱転写受像シートと、
基材の一方の面に、少なくとも色材層を有し、前記基材の他方の面に、少なくとも耐熱滑性層を有する熱転写シートの組み合わせからなる熱転写記録材料であって、
前記熱転写受像シートの基材シートの坪量が190g/m2以上205g/m2以下で、かつ前記基材シート及び多孔質層の合わせた厚さが190μm以上240μm以下であり、
前記熱転写シートの耐熱滑性層が少なくともバインダー樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂が水酸基含有熱可塑性樹脂とポリイソシアネートとを含んでなり、
前記水酸基含有熱可塑性樹脂が有する水酸基と、前記ポリイソシアネートが有するイソシアネート基とのモル当量比(−NCO/−OH)が0.01以上3.0以下である
ことを特徴とする熱転写記録材料の構成とした。
本発明の熱転写記録材料によれば、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生して、印画物に熱転写の画像欠陥が発生することなく、また印画物のカールを抑制できることが可能となり、高画質の熱転写画像を有した印画物を得ることができる。
本発明の熱転写記録材料の一つの実施形態を示す概略断面図である。 本発明の熱転写記録材料の他の実施形態を示す概略断面図である。
次に、発明の実施の形態について、詳述する。
図1は本発明の熱転写記録材料の一つの実施形態を示す。図示した熱転写記録材料1は、基材21の一方の面に色材層22を有し、その基材21の他方の面に耐熱滑性層23を有する熱転写シート20と、基材シート11の上に、多孔質層12、受容層13を積層した熱転写受像シートとの組み合わせからなるものである。この熱転写受像シート10の基材シート11は、好ましくは、芯材となる中紙14の両面をポリエチレン又はポリプロピレンでコートした樹脂コート紙である。すなわち、この場合において基材シート11は、中紙14の両面に樹脂コート層15、16が図示したように設けられている。
また図2は本発明の熱転写記録材料の他の実施形態を示し、図1の熱転写記録材料と比べ、熱転写受像シート10は基材シート11の受容層13を有した側と反対側に、裏面層17が追加された構成である。また図1の熱転写記録材料と比べ、熱転写シート20は基材21の耐熱滑性層23を有した側と反対側の色材層22が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色材層を面順次に、繰り返し備えた構成である。
また図示してはいないが、熱転写シートの基材21と耐熱滑性層23との間にプライマー層を備える、また基材21と色材層22との間に色材プライマー層を備えるなど、熱転写シートの機能を損なわない範囲で新たな層を備えることができる。また図示してはいないが、熱転写受像シートの基材シート11と多孔質層12との間に接着層を備える、また基材シート11と裏面層17との間に接着層を備えるなど、熱転写受像シートの機能を損なわない範囲で新たな層を備えることができる。
<<熱転写受像シート>>
以下に、本発明の熱転写記録材料の熱転写受像シートを構成する各層について、詳述する。
(基材シート)
熱転写受像シートの基材シート11は、好ましくは中紙14の両面にポリエチレン又はポリプロピレン等の熱可塑性樹脂でコートされた樹脂コート紙(RCペーパーとも言う)により形成される。
その中紙14は、例えば、天然パルプ、合成パルプ、それらの混合物から抄紙されるパルプ紙等を挙げることができ、中でも樹皮を取り除いた木材の幹を小片(チップ)化したものを機械的、半化学的、化学的に処理して製造される化学パルプ(硫酸塩パルプ、又は亜硫酸塩パルプ)を主成分とする紙を用いることができる。中紙には、例えば、高級脂肪酸、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤;スターチ等の紙力増強剤;炭酸カルシウム、酸化チタン等の白色顔料;蛍光増白剤、柔軟化剤、水分保持剤、分散剤等を適宜添加することができる。又、漂白処理を行なうことにより、白色度を向上させることもできる。更に中紙としては、上質紙、中質紙に限らず、写真印画紙用支持体(RCペーパーの中紙)を使用することができる。また、表面に機能層を塗布し印刷適正、見栄えを改善したコート紙、アート紙、キャストコート紙、のほか、アイボリー、コートアイボリーといわれる白板紙、高級白板紙を使用することもできる。
中紙は、公知の方法によって作製することができるが、中紙はカレンダー処理されたものが好ましい。中紙にカレンダー処理をした樹脂コート紙は表面平滑度が向上するので、このような処理をした樹脂コート紙から得られる熱転写受像シートは光沢感が向上する。中紙の秤量は、180〜240g/m2が好ましい。
上記の中紙の両面に熱可塑性樹脂であるポリエチレン又はポリプロピレンを塗工(コート)して、樹脂コート層15、16を形成して基材シートを用意してもよい。ポリオレフィン樹脂層を設けることで、染料受容層側の平滑度が高くなり、印画物の地合を維持することができる。その樹脂コート層を構成するポリエチレン又はポリプロピレンの中でも、中紙の耐熱性と、中紙にコートする際の成形加工性、樹脂コスト等を考慮すると、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、又はこれらの混合物を使用することが好ましく、高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合物を用いるのがより好ましい。
前記混合物として使用する場合には、高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合比は、例えば、質量比で1/9〜9/1として使用することが出来、実用性から1/3〜3/1が好ましい。
ポリエチレン又はポリプロピレンの分子量は、コートする際の温度条件でのメルトフローレート(MFR)が、2.0〜50g/10分(測定条件:JIS K 7210)程度の押出し適性を有するものであれば特に制限なく使用することができる。
上記の樹脂コート層は、白色度を向上させるために酸化チタンを添加することができる。酸化チタン添加量はポリエチレン又はポリプロピレン中で1〜15質量%、好ましくは2〜10質量%である。また、樹脂コート層には、白地の調整を行うために、群青、紺青、フタロシアニンブルー等の着色顔料、またビスジメチルアミノスチルベン、ビスメチルアミノスチルベン等の蛍光増白剤を添加することができる。
樹脂コート紙は、中紙の表裏面で前記ポリエチレン又はポリプロピレンをコートして、樹脂コート層が形成される。そのコート方法は押出コート法、ブレードコート、ワイヤーバーコート、ロールコート、スプレイコート、キャストコート方法等公知の方法によりコートすることが可能であるが、樹脂コート層の厚みの制御、基材シートへの悪影響を考慮すると押出コート法が好ましい。上記樹脂コート層は、層間密着力を向上させることを目的として、中紙の表面に適宜プライマー処理やコロナ放電処理を施すことができる。
中紙の両面を被覆する表裏の樹脂コート層の厚みは、膜厚や湿度と温度条件の変化でのカール性を考慮して選択されるが、一般にコート樹脂層の厚さは表側(多孔質層が形成される側)で10〜40μm、裏側(バック層側)で10〜30μmの範囲であり、表裏の樹脂コート層の厚み比率は中紙の厚み等により変化し、カールを調整するように設定されるのが好ましく、通常は表/裏の樹脂コート層の厚み比率で3/1〜1/3程度である。
尚、樹脂コート紙の表面と裏面の樹脂コート層を構成する樹脂として、ポリエチレンとポリプロピレンのいずれか一方を選択して使用又は、表面と裏面の樹脂コート層で使用する樹脂を異なる樹脂から形成することも可能である。
上記樹脂コート紙の厚みは、120〜220μmとするのが好ましい。その厚みが120μm以上で十分なコシと剛度が得られるようになる。一方、220μm超では、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生し、印画物の画像に欠陥が生じやすくなる。またその厚さが120μm未満では印画物のカールを十分に抑制しにくくなる。
本発明では、熱転写受像シートにおける樹脂コート紙の坪量が190g/m2以上205g/m2以下となるものを使用する。このことは、例えば中紙の秤量が180〜240g/m2程度にして、その中紙の両面に設ける樹脂コート層に用いるポリエチレン又はポリプロピレンの密度を調整して、樹脂コート紙全体の坪量が190g/m2以上205g/m2以下にすることが好ましい。樹脂コート紙の坪量が190g/m2未満であると、熱転写受像シートあるいは印画物におけるカールが発生しやすく、また印画紙の総厚を確保しにくくなる。また、樹脂コート紙の坪量が205g/m2を超えると、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生しやすく、印画物の画像に欠陥が生じやすい。
(多孔質層)
本発明で使用される熱転写受像シートにおける多孔質層12は、特開2010−149286号公報に記載しているような中空粒子とバインダー樹脂を含む層や、多孔質フィルムで構成することができる。多孔質層のクッション性、断熱性などの機能を安定して発揮させることができるように、多孔質フィルムにより多孔質層を形成することが好ましい。この多孔質フィルムは、50μm未満、好ましくは15μm以上50μm未満、より好ましくは20μm以上25μm以下の厚さを有するものである。また、多孔質フィルムは、ベースとなる樹脂としてポリプロピレン樹脂を含み、内部に微細空隙を有する多孔質フィルムが好ましい。50μm未満の厚さを有し、かつポリプロピレン樹脂を含む多孔質フィルムからなる多孔質層を設けることで、熱転写受像シートの印画物の環境変化(特に、湿度変化)によるカールの変化量を低下させることで、各環境下への保存後における品位を向上できる。
本発明における熱転写受像シートでは、基材シートと、多孔質層の合わせた厚さが190μm以上240μm以下に規定されたものである。これにより、熱転写受像シートのカール防止性に優れる。
上記のように、基材シートを構成する中紙、樹脂コート層の各厚さと、多孔質層の厚さは、それぞれの機能を発揮できるように設定するが、基材シートと多孔質層の合わせた厚さが上記の範囲に収まるようにする必要がある。
多孔質フィルムでは、フィルム中に微細空隙を生じさせる方法として、フィルムのベースとなる樹脂に対して非相溶な有機微粒子または無機微粒子(一種類でも複数でもよい)を混練したコンパウンドにより作製する方法が採用できる。このコンパウンドは微視的にみるとベースとなる樹脂と、ベースとなる樹脂に対して非相溶な微粒子とが微細な海島構造を形成しており、このコンパウンドをフィルム化し、延伸することにより海島界面の剥離、または、島を形成する領域の大きな変形によって上記のような微細空隙を発生させるものである。
微細空隙を形成する方法として、例えば、ポリプロピレンを主体とし、それにポリプロピレンより高い融点を有するポリエステルやアクリル樹脂を加えた方法が挙げられる。この場合、ポリエステルやアクリル樹脂が微細空隙を形成する核剤の役割をする。そのポリエステル、アクリル樹脂の含有量は、いずれの場合もポリプロピレン100質量部に対して2〜10質量部であることが好ましい。上記含有量が2質量部以上の場合には、微細空隙を十分に発生させることができ、印字感度をより向上させることができる。また含有量が10質量部以下の場合には、多孔質フィルムの耐熱性を十分に担保することができる。
また、ベースとする樹脂をポリプロピレンとする多孔質フィルムを作製する場合、微細で緻密な空隙をより発生させるためには、さらにポリイソプレンを加えることが好ましい。これにより、より高い印字感度を得ることができる。例えば、ポリプロピレンを主体とし、これにアクリル樹脂またはポリエステル、そしてポリイソプレンを配合したコンパウンドを作製し、フィルム化し、延伸することにより高い印字感度を有する多孔質フィルムを得ることができる。
(受容層)
本発明で使用される熱転写受像シートにおける受容層13は、熱転写シートから移行してくる昇華染料を受容し、形成された画像を維持するためのものである。受容層を形成するための樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、およびエポキシ樹脂等が挙げられる。
熱転写受像シートは、熱転写シートとの離型性を向上させるために受容層中に離型剤を有することができる。離型剤としてはポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系またはリン酸エステル系界面活性剤、シリコーンオイル、反応型シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、および各種シリコーン樹脂などが挙げられるが、シリコーンオイルが好ましい。上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、硬化型のものが好ましい。硬化型シリコーンオイルとしては反応硬化型、光硬化型、及び触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型および触媒硬化型のシリコーンオイルが特に好ましい。
反応型シリコーンオイルとしては、アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオイルとを反応硬化させたものが好ましく、アミノ変性シリコーンオイルとしては、KF−393、KF−857、KF−858、X−22−3680、およびX−22−3801C(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げられ、エポキシ変性シリコーンオイルとしてはKF−100T、KF−101、KF−60−164、およびKF−103(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げられる。触媒硬化型シリコーンオイルとしてはKS−705、FKS−770、およびX−22−1212(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げられる。これらの硬化型シリコーンオイルの添加量は受容層を構成する樹脂の0.5〜30質量%が好ましい。
受容層の形成に際しては、受容層の白色度を向上させて転写画像の鮮明度をさらに高める目的で、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、および微粉末シリカ等の顔料や充填剤を添加することができる。また、フタル酸エステル化合物、セバシン酸エステル化合物、およびリン酸エステル化合物等の可塑剤を添加してもよい。
受容層の厚みは、所望の画像濃度を発現できる範囲内であれば特に限定されるものではないが、固形分の塗工量で、通常、1g/m2〜20g/m2であり、好ましくは、1g/m2〜15g/m2である。受容層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥することで形成することができる。
(裏面層)
また、図2に示すように、基材シート11の受容層13形成側とは反対側の面上に、シートの機械搬送性向上、カール防止、筆記性、帯電防止等を目的とする裏面層17を設けてもよい。裏面層は、1層のみから構成されるものであってもよいし、組成等が異なる2層以上の層を積層して構成されるものであってもよい。
裏面層は、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂、セルロース系樹脂、ゼラチン、カゼイン等の樹脂から形成することができる。また、裏面層は例えば、水溶性高分子を添加したものであってもよい。上記水溶性高分子としては、セルロース系樹脂、デンプン、寒天等の多糖類、カゼイン、ゼラチン等のタンパク質、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリル共重合体、酢酸ビニル−ベオバ共重合体、(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル共重合体、スチレン樹脂等のビニル系樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等のポリアミド系樹脂、ポリエステル、ポリウレタン等が挙げられる。本発明において、水溶性高分子とは、水性溶媒に完全溶解(粒径0.01μm以下)、コロイダルディスパージョン(粒径0.01〜0.1μm)、エマルジョン(粒径0.1〜1μm)又はスラリー(粒径1μm以上)の状態になる高分子を意味する。
上記裏面層を形成する際に、例えば、(1)上記例示の樹脂等に加え、有機フィラー又は無機フィラーを適量添加する、又は、(2)ポリオレフィン樹脂、セルロース樹脂等、滑性が高い樹脂を使用すると、搬送性が向上した熱転写受像シートを得ることができる。
また、裏面層を形成する際に、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等、保水性を有する樹脂等を主成分として用いた場合、得られる熱転写受像シートのカールを防止することができる。また、裏面層を形成する際に、上述の受容層における添加剤として例示した顔料、充填剤等を配合した場合、得られる熱転写受像シートに筆記性を付与することができる。
裏面層は、帯電防止機能を得るために、アクリル樹脂等の導電性樹脂、及び/又は、脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、エチレンオキサイド付加物等の各種帯電防止剤を含有していてもよい。
裏面層の厚さは特に限定されるものではないが、固形分の塗工量で、0.1g/m2〜3.0g/m2の程度である。裏面層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥することで形成することができる。
(接着層)
また、図示しないが、基材シート11と多孔質層12との間に接着層を備える、また基材シート11と裏面層17との間に接着層を備えることができる。接着層は接着剤からなり、この接着剤としては、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用できる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等が好ましく使用することができる。
また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。このような接着層の厚さは、固形分の塗工量で、通常、0.5g/m2〜10g/m2程度である。接着層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥することで形成することができる。また、ポリオレフィン材料等を使用した、ECサンドラミネーションを行なってもよい。
<<熱転写シート>>
本発明で使用される熱転写シートを構成する各層について、詳述する。
(基材)
基材21は熱転写シート20における耐熱滑性層23及び色材層22を保持するために設けられる。基材の材料にいては特に限定されないが、色材層の染料を被転写体上に転写する際にサーマルヘッドにより加えられる熱に耐え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望ましい。このような基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートを挙げることができる。また、基材の厚さは、その強度及び耐熱性が適切になるように材料に応じて適宜設定することができ、2.5〜100μm程度が一般的で、好ましくは1〜10μmである。
(耐熱滑性層)
熱転写シートにおける耐熱滑性層23は、少なくともバインダー樹脂を含有し、
前記バインダー樹脂が、水酸基含有熱可塑性樹脂とポリイソシアネートとを含んでなり、
前記水酸基含有熱可塑性樹脂が有する水酸基と、前記ポリイソシアネートが有するイソシアネート基とのモル当量比(−NCO/−OH)が0.01以上3.0以下であるようにした。
上記の水酸基含有熱可塑性樹脂は、水酸基価が9質量%以上25質量%以下であることが好ましい。当該範囲内とすることで、耐熱性をさらに向上させることができるとともに、耐熱滑性層用塗工液の調製に用いられる酢酸エチルやトルエン等の溶剤に容易に溶解させることができる。たとえば、このような水酸基価のポリビニルアセタール樹脂としては、市販品として積水化学株式会社製のエスレックBX−L、BX−1、BX−5、KS−1、KS−3、KS−5、KSー10等が挙げられる。また、このようなポリビニルブチラール樹脂としては、エスレックBM−5、BM−S、BH−3、BH−S等が挙げられる。なお、本明細書中、「水酸基価」とは、樹脂ポリマー中の、水酸基を有するモノマー成分の割合を意味するものであり、樹脂ポリマー全体の質量に対する水酸基を有するモノマー成分の質量の割合(質量%)として算出される値である。
また、耐熱滑性層用塗工液中には、本発明の趣旨を妨げない範囲で、他のバインダー樹脂を添加することができる。他のバインダー樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、酢酸セルロース、フッ化ビニリデン樹脂、ナイロン、ポリビニルカルバゾール、塩化ゴム、環化ゴム及びポリビニルアルコールが挙げられる。
上記のポリイソシアネートは、上記したポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂を、その水酸基を利用して架橋させ、耐熱滑性層の塗膜強度または耐熱性を向上させることができる。ポリイソシアネート樹脂としては、従来種々のものが知られているが、そのうち芳香族系イソシアネートのアダクト体を使用することが望ましい。芳香族系ポリイソシアネートとしては、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、又は、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、trans−シクロヘキサン、1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェートがあげられ、特に2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、又は、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物が好ましい。
耐熱滑性層用塗工液中において、ポリイソシアネートは、上記で説明した水酸基含有熱可塑性樹脂が有する水酸基と、ポリイソシアネートが有するイソシアネート基とのモル当量比(−NCO/−OH)が0.01以上3.0以下であるが、特にそのモル当量比(−NCO/−OH)は0.1以上2.5以下であることが好ましい。そのモル当量比(−NCO/−OH)が0.01未満であると、ポリイソシアネートの使用量が少なすぎて、架橋密度が低く、耐熱性が不十分となり、サーマルヘッドに耐熱滑性層の一部がカスとして付着しやすく、印画部のキズなどが生じやすく、好ましくない。一方でモル当量比(−NCO/−OH)が3.0より大きいと、ポリイソシアネートの使用量が多くなり、耐熱滑性層とサーマルヘッドとの摩擦力が高くなり、印画部のスジ、ムラなどが生じやすく、好ましくない。
耐熱滑性層に含有してもよいフィラーは、サーマルヘッドに付着するカスのクリーニングや、耐熱滑性層の滑性を変化させることが可能である。また、巻き形態での熱転写シート保存時における色材層塗工面とのブロッキングや色材移行を軽減させることができる。そのフィラーとしては、例えばタルク、カオリン、マイカ、グラファイトなどの鉱石類、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、フッ化黒鉛等のフッ化物、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、硫化鉄等の硫化物、酸化鉛、アルミナ、酸化モリブデン等の酸化物等の無機フィラーを使用することができる。また、ステアリン酸、ラウリン酸などの脂肪酸と、リチウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛などの金属塩の微粉末状の固体である金属石鹸もフィラーとして使用することができる。さらに、フタロシアニン、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリエチレンワックス、ナイロン(登録商標)ワックス等の有機フィラーも使用することができる。この中でも、タルクなどの鉱石類のフィラー、ステアリン酸亜鉛などの金属石鹸、シリコーン樹脂のフィラーが好ましく、サーマルヘッド等の滑性が良好であり、かつ熱転写シートを巻上げる際の巻きズレ、その巻上げられた巻取りのブロッキングを防止する機能が高い。上記のフィラーは、その平均粒径は、0.05〜10μmの範囲が好ましい。上記のフィラーは、常温(20℃±15℃)で固体のものである。また上記の金属石鹸、有機フィラーでは、常温で固体であるが、加熱下では、例えば200℃以上では、液化するものであれば、サーマルヘッド等の加熱デバイスとの滑性がより向上し、好ましい。
耐熱滑性層に添加するフィラーは、耐熱滑性層の全固形分に対し、5〜40質量%程度であることで、フィラーとしての上記の滑性などの機能を十分に発揮することができる。
耐熱滑性層は、上記に記載した樹脂、フィラーと、必要に応じてその他の添加剤を加え、適当な溶剤により、溶解または分散させて、耐熱滑性層形成用インキを調製し、これを、上記の基材シートの裏面に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースコーティング法などの形成手段により塗工し、乾燥して形成することができる。その耐熱滑性層は、固形分の塗工量で0.1g/m2〜2g/m2程度である。
(色材層)
本発明では、熱転写シートの基材における耐熱滑性層が備えられている面と反対側の面に、色材層22を備える。その色材層は熱転写性の色材層であり、以下の染料層、または熱溶融性インキ層が適用できる。熱転写シートが昇華型熱転写シートの場合には、熱転写性色材層として昇華性染料を含有する層(染料層)を形成する。また熱溶融型熱転写シートの場合には、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインキを含有する層(熱溶融性インキ層)を形成する。なお、昇華性染料を含有する層領域と、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層領域と、を連続した1枚の基材上に面順次に設けてもよい。
以下に、色材層として染料層を例として説明するが、それに限定されず、色材層が熱溶融性インキ層であってもよい。熱転写性色材層の材料は、従来公知の染料を使用することができるが、印画材料として良好な特性を有するもの、例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないものが好ましい。例えば、赤色染料としては、MS Red G(三井東圧化学社製)、Macrolex Red Violet R(バイエル社製)、CeresRed 7B(バイエル社製)、Samaron Red F3BS(三菱化学社製)等が、黄色染料としては、ホロンブリリアントイエロー6GL(クラリアント社製)、PTY−52(三菱化学社製)、マクロレックスイエロー6G(バイエル社製)等が、青色染料としては、カヤセットブルー714(日本化薬社製)、ワクソリンブルーAP−FW(ICI社製)、ホロンブリリアントブルーS−R(サンド社製)、MSブルー100(三井東圧化学社製)等が挙げられる。その他、市販されている昇華型熱転写方式で使用される熱転写シートに含まれる染料も使用できる。
上記染料を担持するためのバインダー樹脂としては、例えば、エチルセルロース樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、エチルヒドロキシセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、およびポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でも、セルロース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の点から好ましい。
熱転写性色材層の形成方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。上記染料およびバインダー樹脂に、必要に応じて離型剤等の添加剤を加え、トルエン、メチルエチルケトン等の適当な有機溶剤に溶解させ、あるいは、水に分散させ、得られた熱転写性色材層用塗布液(溶解液または分散液)を、例えば、グラビア印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法、ロールコーター、バーコーター等の形成手段により、基材の一方の面に塗工し、乾燥させることにより形成することができる。熱転写性色材層を塗工量が、固形分で0.2〜5.0g/m2程度で形成することが好ましい。また、熱転写性色材層中の昇華性染料の含有量は、5〜90質量%、好ましくは5〜70質量%であることが好ましい。
(プライマー層)
熱転写シートの耐熱滑性層と基材との間に、プライマー層を設けることができ、耐熱滑性層と基材との密着性を高めることができる。耐熱滑性層と基材との両方に良好な接着性を有するバインダー樹脂を主体として形成することができる。
(色材プライマー層)
本発明に用いられる熱転写シートは、色材層と基材との間に、色材プライマー層を設けることができ、色材層と基材との密着性を高めることができる。色材層と基材との両方に良好な接着性を有するバインダー樹脂を主体として形成することができる。
(保護層)
本発明に用いられる熱転写シートは、色材層と同一面側に面順次で保護層を設けてもよい。熱転写受像シートに色材を転写した後、この保護層を転写して画像を被覆することにより、画像を光、ガス、液体、擦過等から保護することができる。保護層として接着層、剥離層、または、下引き層等のその他の層を設けてなるものであってもよい。
(画像形成方法)
本発明の熱転写記録材料を用いる画像形成方法においては、熱転写シートと、熱転写受像シートとを重ね合わせて、記録信号に応じて加熱することにより、その熱転写シートが含有する昇華性染料、あるいは着色剤を含む熱溶融性インキ層を、熱転写受像シートに転写することにより画像形成することができる。なお、昇華型熱転写シートの場合は、熱転写受像シートの画像形成面は、染料の染着性を有するものである。
このような画像形成方法で用いることのできる熱転写記録装置としては、公知のものを用いることができ、特に限定されない。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。なお、文中の「部」は特に断りの内限り質量基準である。
(実施例1)
(熱転写シートの作製)
基材として厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、その基材の一方の面に、下記組成のプライマー層用塗工液をグラビアコート法にて、固形分で0.2g/m2で塗工し、プライマー層を形成し、次いでそのプライマー層上に下記組成の耐熱滑性層用塗工液1をグラビアコート法にて、固形分で0.5g/m2で塗工し、耐熱滑性層を形成した。
<プライマー層用塗工液>
・ポリエステル樹脂 16.67部
(商品名 ポリエスター WR−961、日本合成化学社製 固形分30%)
・水 41.67部・イソプロピルアルコール 41.67部
<耐熱滑性層用塗工液1>
モル当量比(−NCO/−OH);2.5
・ポリビニルブチラール樹脂(水酸基価16質量%) 2.0部
(エスレックBX−1 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 4.4部
(バーノックD750 大日本インキ化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 1.3部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・フィラー(タルク、ミクロエースP−3 日本タルク工業(株)製) 0.3部
・メチルエチルケトン 43.6部
・トルエン 43.6部
上記基材の耐熱滑性層を設けた側とは反対の面の一部に、下記組成の色材プライマー層用塗工液をグラビアコート法により、乾燥塗工量が0.10g/m2になるように塗工、乾燥して色材プライマー層を形成した。
<色材プライマー層用塗工液>
・アルミナゾル(平均1次粒子径10×100nm、固形分10%) 30部
(アルミナゾル200 日産化学工業(株)製)
・ポリビニルピロリドン樹脂(K−90、ISP社製) 3部
・水 50部
・イソプロピルアルコール 17部
続いて、その色材プライマー層上に、下記組成のイエロー染料層用塗工液(Y)、マゼンタ染料層用塗工液(M)、およびシアン染料層用塗工液(C)を、グラビア印刷機により、各層の乾燥塗工量が0.6g/m2になるように塗工、乾燥して、この順に面順次に繰返して形成した。
<イエロー染料層用塗工液(Y)>
・分散染料(下記化学式(I)で示されるイエロー染料) 2.0部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・シリコーンオイル 0.045部
(KF−354L、信越化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 2015063050
<マゼンタ染料層用塗工液(M)>
・分散染料(下記化学式(II)で示されるマゼンタ染料) 2.0部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・シリコーンオイル 0.045部
(KF−354L、信越化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 2015063050
<シアン染料層用塗工液(C)>
・分散染料(下記化学式(III)で示されるシアン染料) 2.0部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・シリコーンオイル 0.045部
(KF−354L、信越化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 2015063050
基材の上記の各染料層を形成した残りの部分に、下記組成の剥離層用塗工液を塗布(塗布量1.0g/m2(乾燥時))、乾燥して剥離層を形成した。
<剥離層用塗工液>
・ポリメチルメタクリレート樹脂 20部
(ダイヤナールBR−87、三菱レイヨン(株)製)
・トルエン 40部
・メチルエチルケトン 40部
また、上記の剥離層の上に、下記組成の保護層用塗工液を塗布(塗布量2.0g/m2(乾燥時))、乾燥して保護層を形成して、基材上に、剥離層及び保護層からなる熱転写性保護層を形成して、実施例1の熱転写シートを作製した。(図2参照)
<保護層形成用塗工液>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 100部
(ソルバインCNL 日信化学工業(株)製)
・トルエン 200部
・メチルエチルケトン 200部
(熱転写受像シートの作製)
多孔質ポリエチレンフィルム(厚さ39μm)からなる多孔質層上に、下記組成の中間層用塗工液、受容層用塗工液をグラビアリバースコート方式で、順次塗工、乾燥して、中間層、受容層を形成した。その中間層、受容層の設けられた面と反対面の多孔質ポリエチレンフィルムに、下記組成の接着層用塗工液を用いて、グラビアリバースロールコート方式で塗工、乾燥して、接着層を形成し、基材シートであるRC原紙(坪量195g/m2、厚さ190μm)と貼り合わせて実施例1の熱転写受像シートを作製した。(図1参照)上記の各々の塗工量は、全て固形分で、中間層は1.5g/m2、受容層は5.0g/m2、接着層は5g/m2であった。
実施例1の熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さは、229μmである。
<中間層用塗工液>
・ポリエステル樹脂 50部
(ポリエスターWR−905 日本合成化学工業(株))
・酸化チタン 20部
(TCA888 (株)トーケムプロダクツ)
・蛍光増白剤 1.2部
(ユビテックスBAC チバ・スペシャリティーケミカルズ(株))
・水/イソプロピルアルコール=1/1(質量比) 28.8部
<受容層用塗工液組成>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 60部
(ソルバインC 日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510,信越化学工業(株))
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 5部
<接着層用塗工液>
・ウレタン樹脂 30部
(タケラックA−969V 三井武田ケミカル(株))
・イソシアネート 10部
(タケネートA−5 三井武田ケミカル(株))
・酢酸エチル 100部
(実施例2)
(熱転写シートの作製)
実施例1で作製した熱転写シートにおける耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液2に代えた以外は実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<耐熱滑性層用塗工液2>
モル当量比(−NCO/−OH);1.0
・ポリビニルアセタール樹脂(水酸基価12質量%) 60.8部
(エスレックKS−1 積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 42部
(バーノックD750 大日本インキ化学工業(株))
・フィラー(ステアリルリン酸亜鉛) 10部
(LBT1830精製 堺化学工業(株)製)
・フィラー(ステアリン酸亜鉛) 10部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・フィラー(ポリエチレンワックス) 3部
(ポリワックス3000 東洋アドレ(株)製)
・フィラー(エトキシ化アルコール変性ワックス) 7部
(ユニトックス750 、東洋アドレ(株)製)
・メチルエチルケトン 200部
・トルエン 100部
(熱転写受像シートの作製)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおける多孔質層を、多孔質ポリエチレンフィルム(厚さ30μm)に代えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
実施例2の熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さは、220μmである。
(実施例3)
(熱転写シートの作製)
実施例1で作製した熱転写シートにおける耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液3に代えた以外は実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<耐熱滑性層用塗工液3>
モル当量比(−NCO/−OH);0.1
・ポリビニルアセタール樹脂 (水酸基価12質量%) 60.8部
(エスレックKS−1 積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート (NCO=17.3質量%) 4.2部
(バーノックD750 大日本インキ化学工業(株))
・フィラー(ステアリルリン酸亜鉛) 10部
(LBT1830精製 堺化学工業(株)製)
・フィラー(ステアリン酸亜鉛) 10部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・フィラー(ポリエチレンワックス) 3部
(ポリワックス3000 東洋アドレ(株)製)
・フィラー(エトキシ化アルコール変性ワックス) 7部
(ユニトックス750 、東洋アドレ(株)製)
・トルエン 200部
・メチルエチルケトン 100部
(熱転写受像シートの作製)
実施例2で作製した熱転写受像シートを実施例3の熱転写受像シートとして使用した。
(比較例1)
(熱転写シートの作製)
実施例1で作製した熱転写シートを比較例1の熱転写シートとして使用した。
(熱転写受像シートの作製)
実施例2で作製した熱転写受像シートにおける基材シートであるRC原紙を坪量211g/m2で厚さ190μmに代えた以外は、実施例2と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例1の熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さは、220μmである。
(比較例2)
(熱転写シートの作製)
実施例2で作製した熱転写シートを比較例2の熱転写シートとして使用した。
(熱転写受像シートの作製)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおける基材シートであるRC原紙を坪量211g/m2で厚さ190μmに代えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例2の熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さは、229μmである。
(比較例3)
(熱転写シートの作製)
実施例2で作製した熱転写シートを比較例3の熱転写シートとして使用した。
(熱転写受像シートの作製)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおける基材シートであるRC原紙を坪量211g/m2で厚さ210μmに代え、さらに多孔質層を、多孔質ポリエチレンフィルム(厚さ20μm)に代えた。それ以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例3の熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さは、230μmである。
(比較例4)
(熱転写シートの作製)
実施例1で作製した熱転写シートにおける耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液4に代えた以外は実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<耐熱滑性層用塗工液4>
モル当量比(−NCO/−OH);0
・ポリビニルアセタール樹脂(水酸基価12質量%) 90.3部
(エスレックKS−1 積水化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 200部
・トルエン 100部
(熱転写受像シートの作製)
実施例1で作製した熱転写受像シートを比較例4の熱転写受像シートとして使用した。
(比較例5)
(熱転写シートの作製)
実施例1で作製した熱転写シートにおける耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液5に代えた以外は実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<耐熱滑性層用塗工液5>
モル当量比(−NCO/−OH);1
・ポリビニルアセタール樹脂(水酸基価12質量%) 90.3部
(エスレックKS−1 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 62.7部
(バーノックD750 大日本インキ化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 200部
・トルエン 100部
(熱転写受像シートの作製)
実施例1で作製した熱転写受像シートにおける基材シートであるRC原紙を坪量186g/m2で厚さ151μmに代え、さらに多孔質層を、多孔質ポリエチレンフィルム(厚さ35μm)に代えた。それ以外は、実施例1と同様にして、熱転写受像シートを作製した。
比較例5の熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さは、186μmである。
上記の実施例及び比較例で作製した各熱転写シート及び熱転写受像シートの組合せによる熱転写記録材料を用いて、背面摩擦、印画シワ、耐熱性及び耐カール性について、以下のとおり評価した。
(背面摩擦の評価)
上記で得られた各熱転写シートと、各熱転写受像シートと組み合わせ、以下の条件で印画時の摩擦力を測定した。なお、印画及び摩擦力の測定には、特開2003−300338号公報で記載されている摩擦力測定機能付熱転写プリンタを使用した。
「印画条件」
サーマルヘッド:東芝ホクト電子社製サーマルヘッド、ヘッド抵抗値5020Ω解像度300dpi(dots per inch)
ライン速度:1ms/Line、(用紙搬送方向の解像度は、300lpi(line per inch))
パルスデューティ:90%
印加電圧:30.0V
印圧:40N
印画画像:幅1388ピクセル×長さ945ピクセルのサイズで、階調0〜255のグラデーション画像(1ピクセルは、1ドットに相当)
上記の印画条件にて、最高印画階調値のベタパターン(高濃度部)、および、128/255階調(グレー)のベタパターン(中間濃度部)の印画を行い、その時の動摩擦係数を測定し、以下の評価基準にて、評価を行なった。
「評価基準」
◎:動摩擦係数が0.3未満であり、印画時のサーマルヘッドとの接触による滑り性が非常に良好である。
〇:動摩擦係数が0.3以上0.4未満であり、印画時のサーマルヘッドとの接触による滑り性が良好である。
△:動摩擦係数が0.4以上0.5未満であり、印画時のサーマルヘッドとの接触による滑り性が少し劣る。
×:動摩擦係数が0.5以上であり、印画時のサーマルヘッドとの接触による滑り性が不良である。
(印画シワの評価)
上記実施例及び比較例の各熱転写シートと、熱転写受像シートとの組み合わせで、以下の印画条件にて255階調(印加エネルギー最大)の画像を印画して、印画物の画像にシワなどの画像欠陥の有無を、目視にて調べた。その評価は、以下の評価基準にて行なった。
「印画条件」
・サーマルヘッド;ヘッド抵抗値5020Ω、解像度300dpi(dots per inch)(東芝ホクト電子社製)
・ライン速度;1ms/Line、(用紙搬送方向の解像度は、300lpi(line
per inch))
・パルスデューティ;90%
・印加電力;32V
・印圧;40N
・印画画像;幅1600ピクセル×長さ1090ピクセルのサイズで、階調255のグラデーション画像(1ピクセルは、1ドットに相当)
「評価基準」
◎・・・印画シワなど画像欠陥の発生がない。
〇・・・印画シワなどの画像欠陥の発生が少しあるが、実用上問題ない。
△・・・印画シワなどの画像欠陥の発生があり、目立つ。
×・・・印画シワなどの画像欠陥の発生が多く、非常に目立つ。
なお、評価が○である場合には、印画物に印画シワなど画像欠陥が生じる恐れが殆どなく、良好な印画物を得ることができる。
(耐熱性の評価)
上記の背面摩擦の評価の際の印画条件で、階調値を5刻みに変更してベタパターンを印画し、シワやスティッキング、耐熱滑性層のかき取られ等の不具合が発生するよりも1つ弱いエネルギーを最高印画階調値とし、各熱転写シートの耐熱性を評価した。なお、印画データの階調値は、255階調が100%ベタに相当するものとし、印画時の階調値を255で割った割合が最大印加エネルギーに対するそのパターンの印加エネルギーである(例えば、印画時の階調値が210階調であれば、210/255=0.823、即ち、82%ベタということとなる)。従って、最高印画階調値が高いほど、高い印加エネルギーに耐えられる、すなわち耐熱性が高いといえる。
「評価基準」
◎・・・最高印画階調値が255階調であり、耐熱性が非常に高い。
〇・・・最高印画階調値が250階調であり、耐熱性が高い。
△・・・最高印画階調値が245階調であり、耐熱性が良くない。
×・・・最高印画階調値が240階調以下であり、耐熱性が低い。
(耐カール性の評価)
実施例及び比較例の各熱転写受像シートの受容層に、各対応する熱転写シートを用いて、以下に示す印画条件にて、ベタパターンを印画した。印画後に4隅のカール量を測定し、最大値を測定した。なお、印画面を上にして凸カールとなる場合を「+」、凹カールとなる場合を「−」とした。凸カール方向及び凹カール方向ともに絶対値の数値が小さいほど良い評価とした。以下の評価基準とした。
「評価基準」
〇・・・カール最大値が−10mm以内、+10mm以内。
△・・・カール最大値が±10mmを超える。(カール最大値が−10mmより小さい。または+10mmより大きい。)
上記の背面摩擦、印画シワ、耐熱性及び耐カール性の評価結果を下記の表1に示す。
Figure 2015063050
上記の結果に示すように、実施例1〜3の熱転写記録材料は、背面摩擦、印画シワ、耐熱性及び耐カール性の評価の全てにおいて、良好な結果であった。
比較例1の熱転写記録材料は、熱転写受像シートの樹脂コート紙の坪量が190g/m2以上205g/m2以下の範囲から外れ、211g/m2であり、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生し、印画物の画像に欠陥が生じた。
比較例2の熱転写記録材料は、熱転写受像シートの樹脂コート紙の坪量が211g/m2であり、坪量190g/m2以上205g/m2以下の範囲から外れ、熱転写の際、熱転写シートにシワが発生しやすい。
比較例3の熱転写記録材料は、熱転写受像シートの樹脂コート紙の坪量が211g/m2であり、坪量190g/m2以上205g/m2以下の範囲から外れ、また基材シート及び多孔質層の合わせた厚さが240μmより大きく、印画時のサーマルヘッドと熱転写シートとの摩擦力が大きく、滑り性が良くない。
比較例4の熱転写記録材料は、熱転写シートの耐熱滑性層でイソシアネート系硬化剤を使用していなく、耐熱性の評価が悪い。
比較例5の熱転写記録材料は、熱転写受像シートの基材シート及び多孔質層の合わせた厚さが、187μmであり、熱転写受像シートのカールが発生する。
1 熱転写記録材料
10 熱転写受像シート
11 基材シート
12 多孔質層
13 受容層
14 中紙
15、16 樹脂コート層
17 裏面層
20 熱転写シート
21 基材
22 色材層
23 耐熱滑性層
24 剥離層
25 保護層

Claims (1)

  1. 少なくとも、基材シート、多孔質層、及び受容層を、この順で積層されてなる熱転写受像シートと、
    基材の一方の面に、少なくとも色材層を有し、前記基材の他方の面に、少なくとも耐熱滑性層を有する熱転写シートの組み合わせからなる熱転写記録材料であって、
    前記熱転写受像シートの基材シートの坪量が190g/m2以上205g/m2以下で、かつ前記基材シート及び多孔質層の合わせた厚さが190μm以上240μm以下であり、
    前記熱転写シートの耐熱滑性層が少なくともバインダー樹脂を含有し、
    前記バインダー樹脂が、水酸基含有熱可塑性樹脂とポリイソシアネートとを含んでなり、
    前記水酸基含有熱可塑性樹脂が有する水酸基と、前記ポリイソシアネートが有するイソシアネート基とのモル当量比(−NCO/−OH)が0.01以上3.0以下である
    ことを特徴とする熱転写記録材料。
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