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JP2015060071A - 画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラム Download PDF

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JP2015060071A JP2013193535A JP2013193535A JP2015060071A JP 2015060071 A JP2015060071 A JP 2015060071A JP 2013193535 A JP2013193535 A JP 2013193535A JP 2013193535 A JP2013193535 A JP 2013193535A JP 2015060071 A JP2015060071 A JP 2015060071A
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Abstract

【課題】AR画像を観察するための特別なピント合わせを観察者に要求しない画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラムを提供する。
【解決手段】外界からの光を透過しつつ、提示したいコンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示装置10である。画像表示装置10は、撮像装置13の設置位置を基準とした場合の特徴点(A、B、C、D)の位置を、第一基準位置としてそれぞれ算出する。そして、観察者が各特徴点の方向を見たときに、各特徴点とコンテンツ情報を共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を特徴点ごとに受け付ける。このとき、第一基準位置と第二基準位置のずれに基づいて、第一基準位置を第二基準位置に補正するための基準データを作成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラムに関する。
近年、現実の環境に付加的な情報を重畳させて表示する拡張現実(AR:Augmen
ted Reality)と呼ばれる技術が注目されている。AR技術を用いれば、現実
の環境に、案内、広告などの各種コンテンツ(「AR画像」とも称する)を重ね合わせて表示できる。AR技術を用いた代表的な装置としては、シースルー型のヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)などがある。
一般的に、ヘッドマウントディスプレイには、外界を撮像するためのカメラが設けられている。たとえば、カメラによって撮像された画像は、ヘッドマウントディスプレイを頭部に装着している観察者(ユーザー)が観察している外界を認識して、適切な位置にAR画像を表示させるために利用される。
このとき、カメラによって撮像された画像から認識される外界と、観察者が実際に観察している外界と、にずれが生じると、意図した位置にAR画像を表示できない。そこで、このようなずれが生じないようにするために、観察者の視線方向とカメラの撮像方向を、完全に一致させたいという要望がある。
しかし、ヘッドマウントディスプレイにおいて、観察者の視線方向と、カメラの撮像方向と、を完全に一致させようとすると、複雑な光学系になる。そのため、カメラは、観察者の視線上ではない位置(たとえば、ヘッドマウントディスプレイのフレーム部分など)に設置されることが多い。
このような位置にカメラが設置されると、当然ながら、カメラによって撮像された画像から認識される外界と、観察者が実際に観察している外界と、にずれが生じる。そこで、このずれを軽減するために、カメラによって撮像された画像を補正する技術が開発されている(たとえば、特許文献1)。特許文献1に記載の技術を用いれば、AR画像を、適切な位置、適切なサイズ、適切な向きで、現実の環境に重ね合わせて表示させることができる。
特開2009−284175号公報
しかし、撮像画像から認識される外界と、観察者が実際に観察している外界と、の間で奥行き方向(観察者の視線方向)にずれが生じるケースがあり、特許文献1では、このケースについて何も考慮されていない。このような奥行き方向のずれが生じた場合には、特許文献1の技術を用いても、AR画像を適切な位置に表示できない。つまり、AR画像の表示位置(存在しているように見える位置)が、観察者が注視している対象物(人物など)から、手前または奥にずれてしまう。このような状態では、観察者は、その対象物とAR画像に対して、交互にピントを合わせて観察する必要があり、眼が疲れてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、AR画像を観察するための特別なピント合わせを観察者に要求しない画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラムを提供することを目的とする。
(1)外界からの光を透過しつつ、コンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示装置であって、外界を撮像して撮像画像を生成する撮像部と、前記撮像部により生成された前記撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択する選択部と、前記撮像部の設置位置を基準とした場合の前記特徴点の位置を、第一基準位置として算出する算出部と、前記観察者が前記特徴点の方向を見たときに、前記特徴点と前記コンテンツ情報を、共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付ける受付部と、前記算出部により算出された前記第一基準位置と、前記受付部により受け付けられた前記第二基準位置と、のずれに基づいて、前記第一基準位置を前記第二基準位置に補正するための基準データを作成する基準作成部と、を備える画像表示装置。
(2)前記算出部により算出された前記第一基準位置に前記コンテンツ情報が存在するように表示する表示部をさらに備え、前記受付部は、前記表示部に表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点の位置に移動させる操作によって、前記第二基準位置の指定を受け付ける、上記(1)に記載の画像表示装置。
(3)前記撮像部の設置位置から前記特徴点までの距離を測定する測距部をさらに備え、前記算出部は、前記測距部により測定された前記距離を用いて、前記第一基準位置を算出する、上記(1)または(2)に記載の画像表示装置。
(4)前記撮像部は、ステレオカメラまたはアレイカメラであって、前記算出部は、前記ステレオカメラまたはアレイカメラにより生成された複数枚の撮像画像を用いて、前記第一基準位置を算出する、上記(1)または(2)に記載の画像表示装置。
(5)前記受付部は、前記表示部に表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な位置まで奥行き方向に移動させてから、前記奥行き方向と垂直な平面内において前記コンテンツ情報を移動させる操作により、前記第二基準位置の指定を受け付ける、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記基準作成部により作成された基準データを用いて、新たなコンテンツ情報の表示位置を補正する補正部をさらに備え、前記補正部は、前記観察者が注視している対象物に応じて、前記新たなコンテンツ情報の表示位置を変更する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)外界からの光を透過しつつ、コンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示方法であって、(a)外界を撮像して撮像画像を生成するステップと、(b)前記ステップ(a)において生成された撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択するステップと、(c)前記ステップ(a)において撮像を行う撮像装置の設置位置を基準とした場合の前記特徴点の位置を、第一基準位置として算出するステップと、(d)前記観察者が前記特徴点の方向を見たときに、前記特徴点と前記コンテンツ情報を、共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付けるステップと、(e)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置と、前記ステップ(d)において受け付けられた前記第二基準位置と、のずれに基づいて、前記第一基準位置を前記第二基準位置に補正するための基準データを作成するステップと、を行う画像表示方法。
(8)(f)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置に前記コンテンツ情報が存在するように表示するステップをさらに行い、前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点の位置に移動させる操作によって、前記第二基準位置の指定を受け付ける、上記(7)に記載の画像表示方法。
(9)(g)前記撮像装置の設置位置から、前記ステップ(b)により選択された前記特徴点までの距離を測定するステップをさらに行い、前記ステップ(c)は、前記ステップ(g)において測定された前記距離を用いて、前記第一基準位置を算出する、上記(7)または(8)に記載の画像表示方法。
(10)前記撮像装置は、ステレオカメラまたはアレイカメラであって、前記ステップ(c)は、前記ステレオカメラまたはアレイカメラにより生成された複数枚の撮像画像を用いて、前記第一基準位置を算出する、上記(7)または(8)に記載の画像表示方法。
(11)前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な位置まで奥行き方向に移動させてから、前記奥行き方向と垂直な平面内において前記コンテンツ情報を移動させる操作により、前記第二基準位置の指定を受け付ける、上記(8)〜(10)のいずれかに記載の画像形成方法。
(12)(h)前記ステップ(e)において作成された基準データを用いて、新たなコンテンツ情報の表示位置を補正するステップをさらに行い、前記ステップ(h)は、前記観察者が注視している対象物に応じて、前記新たなコンテンツ情報の表示位置を変更する、上記(7)〜(11)のいずれかに記載の画像形成方法。
(13)外界からの光を透過しつつ、コンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示装置として機能するコンピューターに、(a)外界を撮像して撮像画像を生成するステップと、(b)前記ステップ(a)において生成された撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択するステップと、(c)前記ステップ(a)において撮像を行う撮像装置の設置位置を基準とした場合の前記特徴点の位置を、第一基準位置として算出するステップと、(d)前記観察者が前記特徴点の方向を見たときに、前記特徴点と前記コンテンツ情報を、共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付けるステップと、(e)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置と、前記ステップ(d)において受け付けられた前記第二基準位置と、のずれに基づいて、前記第一基準位置を前記第二基準位置に補正するための基準データを作成するステップと、を実行させる画像表示プログラム。
(14)(f)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置に前記コンテンツ情報が存在するように表示するステップをさらに前記コンピューターに実行させ、前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点の位置に移動させる操作によって、前記第二基準位置の指定を受け付ける、上記(13)に記載の画像表示プログラム。
(15)(g)前記撮像装置の設置位置から、前記ステップ(b)により選択された前記特徴点までの距離を測定するステップをさらに前記コンピューターに実行させ、前記ステップ(c)は、前記ステップ(g)において測定された前記距離を用いて、前記第一基準位置を算出する、上記(13)または(14)に記載の画像表示プログラム。
(16)前記撮像装置は、ステレオカメラまたはアレイカメラであって、前記ステップ(c)は、前記ステレオカメラまたはアレイカメラにより生成された複数枚の撮像画像を用いて、前記第一基準位置を算出する、上記(13)または(14)に記載の画像表示プログラム。
(17)前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な位置まで奥行き方向に移動させてから、前記奥行き方向と垂直な平面内において前記コンテンツ情報を移動させる操作により、前記第二基準位置の指定を受け付ける、上記(14)〜(16)のいずれかに記載の画像形成プログラム。
(18)(h)前記ステップ(e)において作成された基準データを用いて、新たなコンテンツ情報の表示位置を補正するステップをさらに前記コンピューターに実行させ、前記ステップ(h)は、前記観察者が注視している対象物に応じて、前記新たなコンテンツ情報の表示位置を変更する、上記(13)〜(17)のいずれかに記載の画像形成プログラム。
本発明によれば、撮像画像から認識される外界と、観察者が実際に観察している外界と、のずれを補正するための基準を作る。これにより、光学系を複雑にすることなく、観察者が注視している対象物の近傍にAR画像が存在するような表示が可能になる。その結果、観察者は、その対象物とAR画像の両方に同時にピントを合わせて観察することができるようになり、眼が疲れない。
第一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(HMD)装置の外観例を示す図である。 HMD装置に設けられるAR提供装置の概略構成図である。 HMD装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 HMD装置の機能構成例を示すブロック図である。 キャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。 観察者の頭部に装着されたHMD装置と、撮像方向に存在する物体との位置関係の例を示す図である。 撮像画像の一例を示す図である。 ARマーカーの位置を調整する方法について説明するための図である。 ARマーカーの奥行き方向(Z方向)の調整方法について説明するための図である。 ARマーカーの左右方向(X方向)および上下方向(Y方向)の調整方法について説明するための図である。 第二実施形態に係るAR提供装置の概略構成図である。 AR画像表示処理の手順を示すフローチャートである。 観察者が注視している対象物に応じてAR画像の表示位置を変更したときの表示例を示す図である。 ARマーカーの調整時における表示装置についての変形例を示す図である。 観察者の頭が揺れたときの撮像画像および観察者の視界の例を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(HMD)装置の外観例を示す図である。図2は、HMD装置に設けられるAR提供装置の概略構成図である。図3は、HMD装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図1〜図3を参照して、HMD装置10の概略構成、特にハードウェア構成について説明する。
<HMD装置10(ハードウェア構成)>
第一実施形態に係るHMD装置10は、ユーザー(以下「観察者」とも称する)の頭部に装着して使用される画像表示装置である。たとえば、HMD装置10は、外界からの光を透過しつつ、提示したいコンテンツ情報に応じた画像光をAR(Augmented Reality)画像として観察者の眼に投射するシースルー型の画像表示装置である。AR画像は、観察者が観察している現実の環境(現実空間)に、あたかも存在しているかのように表示される。
図1に示すとおり、HMD装置10は、フレーム11と、透明部材12と、撮像装置13と、AR提供装置20と、本体部30とを有している。
フレーム11は、HMD装置10を観察者の頭部に装着可能にする形状を有しており、たとえば、メガネ型の形状を有する。
透明部材12は、HMD装置10を装着した観察者が外界を観察できるように、外界からの光を透過して観察者の眼に届けることが可能な透明な材料(ガラス、プラスチック、フィルムなど)により形成される。透明部材12は、フレーム11のリム(透明部材12を支える部分)にはめ込まれて固定される。なお、フレーム11のリムに透明部材12を設けず、外界からの光がダイレクトに観察者の眼に届くようにしてもよい。
撮像装置13は、撮像用レンズの光軸方向(以下では、「撮像方向」とも称する)の外界を撮像する。たとえば、撮像装置13は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサーを備えたデジタルカメラあるいはビデオカメラである。撮像装置13の撮像によって、たとえば、JPEG、MPEG2/4等の撮像画像(動画)が生成される。なお、第一実施形態の撮像装置13は、図1に示すとおり、観察者の視線上ではないフレーム11部分に設置される。
また、撮像装置13は、たとえば、撮像方向に存在する特徴点(たとえば、人物の顔や特徴的な形状を有する物体など)までの距離を測定可能な測距装置としても機能する。なお、撮像装置13は、特徴点までの距離を測定できるものであれば、どのような形態、名称、構造のものであってもよく、ステレオカメラ、アレイカメラ、近赤外発光素子(近赤外レーザーなど)と近赤外受光素子、超音波センサー等により構成されてもよい。また、撮像装置13には、HMD装置10の姿勢を検出するために必要なセンサー、たとえば、3軸加速度センサー、ジャイロセンサー等が含まれてもよい。
AR提供装置20は、外界からの光に付加的に重畳させる画像(AR画像)を表示する。たとえば、AR提供装置20は、観察者の視線方向に存在する人物の近くに、名前、勤務先などの情報を含む吹き出しがあたかも存在するかのように表示する。このような表示は、AR画像の位置、サイズ、向き、形状、色(彩度、明度、コントラストなど)、陰影などを調整することによって実現される。なお、AR提供装置20は、図1に示すような単眼式ではなく、双眼式でもよい。AR提供装置20の具体的な構成については後述する。
本体部30は、撮像装置13と、AR提供装置20とを制御し、全体としてヘッドマウントディスプレイとして機能させるために必要な構成を有する。本体部30の具体的な構成については後述する。
(AR提供装置20の具体的な構成)
次に、AR提供装置20の具体的な構成について説明する。
図2に示すとおり、AR提供装置20は、表示装置21と、レンズ22と、導光部23とを備える。
表示装置21は、AR画像を表示する。図2に示すとおり、表示装置21から出力された画像光は、レンズ22を介して、導光部23へ入射する。たとえば、表示装置21には、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、などが採用される。
また、表示装置21は、図2に示す光軸方向(+L方向または−L方向)に沿って移動可能に設置される。表示装置21が導光部23から遠のく方向(+L方向)に移動すると、表示装置21から観察者の眼までの光路長は長くなる。このとき、観察者は、AR画像が遠のく方向(+Z方向)に移動したように見える。これとは反対に、表示装置21が導光部23に近づく方向(−L方向)に移動すると、表示装置21から観察者の眼までの光路長は短くなる。このとき、観察者は、AR画像が近づく方向(−Z方向)に移動したように見える。
なお、以下では、観察者の両眼間の中点を座標原点(0,0,0)として、観察者からみて左右方向をX軸とし、観察者からみて上下方向をY軸とし、観察者からみて前後方向(手前方向、奥行き方向)をZ軸とする。また、このような座標系を、観察者基準の座標系XYZと称する。
レンズ22は、複数枚のレンズ群から構成される。このレンズ群を構成する各レンズは、独立して光軸方向(+L方向または−L方向)に移動可能である。各レンズの位置関係を調節することにより、焦点距離を自由に変更できる。これに伴い、たとえば、表示装置21の移動量ΔLに対するAR画像(観察者から見てAR画像が存在しているように見える位置)の移動量ΔZの比(ΔZ/ΔL)を調整できる。
導光部23は、表示装置21からの画像光を観察者の眼に導く。図2に示すとおり、導光部23は、透明板24および第一HOE(Holographic Optical Element)25を有する。
透明板24は、屈折率が空気よりも大きいガラス、樹脂などの材料で形成された透明な板である。
第一HOE25は、ホログラムを利用した光学素子であり、特定の波長の光のみを反射し、その他の波長の光を透過する性質を有する。第一実施形態では、第一HOE25は、表示装置21からの画像光を回折反射させて観察者の眼に導くと共に、外界からの光を透過させて観察者の眼に導く体積位相型で反射型のホログラフィック光学素子である。すなわち、第一HOE25は、外界とAR画像を同時に観察可能にするコンバイナとして機能する。なお、第一HOE25の代わりに、ハーフミラーや偏光ビームスプリッターなどを用いてもよい。
(本体部30の具体的な構成)
次に、本体部30の具体的な構成について説明する。
図3に示すとおり、本体部30は、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリー32と、ストレージ33と、入力装置34と、駆動装置35と、表示コントローラー36とを備える。
CPU31は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するプロセッサ等から構成される制御回路であり、HMD装置10の各機能は、それに対応するプログラムをCPU31が実行することにより発揮される。
メモリー32は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー32には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ストレージ33は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ13には、たとえば、フラッシュメモリー等が採用される。
入力装置34は、AR画像の選択や移動などの指示を入力するための物理的な方向キーやボタンにより構成される。また、入力装置34として、外部のコントローラー(たとえば、スマートフォン、リモートコントローラーなど)を利用してもよい。
駆動装置35は、表示装置21およびレンズ22を光軸方向に移動させる装置である。駆動装置35には、たとえば、ステッピングモータ、ボイスコイルモータ等が採用される。
表示コントローラー36は、AR画像などを表示装置21に表示させる。たとえば、表示コントローラー36は、所定の表示周期毎にメモリー32からAR画像を読み出して、表示装置21へ入力するための信号に変換するとともに、水平同期信号、垂直同期信号などのパルス信号を生成する。
以上のようなハードウェア構成を有するHMD装置10は、以下の機能構成を有する。
図4は、HMD装置の機能構成例を示すブロック図である。
<HMD装置10(機能構成)>
図4に示すとおり、HMD装置10は、機能構成として、撮像部41と、特徴点選択部42と、測距部43と、第一基準算出部44と、表示制御部45と、第二基準受付部46と、基準作成部47と、ARアプリケーション部48とを有する。
ここで、破線枠内の機能部41〜47は、撮像装置13の撮像により得られた撮像画像から認識される外界と、観察者が実際に観察している外界と、のずれを補正するための基準を作成するキャリブレーション機能に関する。一方、ARアプリケーション部48は、キャリブレーション機能により作成された基準を利用して、観察者の視線方向にある対象物の近傍にAR画像が存在するように表示する機能に関する。
以下、各機能部41〜48について具体的に説明する。なお、各機能部41〜48は、CPU31が、ストレージ33にインストールされているプログラムをメモリー32に読み出して実行することにより実現される。また、これに限らず、ASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。
撮像部41は、撮像装置13を制御して、外界を撮像する。これにより、撮像画像が生成される。
特徴点選択部42は、撮像部41により生成された撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択する。
測距部43は、撮像装置13を制御して、撮像装置13の設置位置から、特徴点選択部42により選択された特徴点までの撮像方向の距離を測定する。
第一基準算出部44は、撮像装置13の設置位置を基準とした場合の特徴点の位置を、第一基準位置として算出する。
表示制御部45は、表示装置21にAR画像を表示させる。たとえば、表示制御部45は、第一基準算出部44により算出された第一基準位置にARマーカーを表示する。
第二基準受付部46は、観察者が外界に実在する特徴点の方向を見たときに、その特徴点とAR画像を共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付ける。たとえば、第二基準受付部46は、最初に、表示制御部45により表示されたARマーカーを、外界に実在する特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な奥行き方向の位置まで移動させる操作を受け付ける。次に、その奥行き方向と垂直な平面内(上下左右方向)においてARマーカーを移動させる操作により、第二基準位置の指定を受け付ける。
基準作成部47は、第一基準算出部44により算出された第一基準位置と、第二基準受付部46により受け付けられた第二基準位置と、のずれに基づいて、第一基準位置を第二基準位置に補正するための基準データを作成する。
ARアプリケーション部48は、AR画像の表示を伴う各種機能を提供する。たとえば、ARアプリケーション部48は、観察者の視線方向にある対象物(人物など)の近傍に、AR画像(名前、勤務先などの情報を含む吹き出しなど)が存在するように表示する。このとき、ARアプリケーション部48は、基準作成部47により作成された基準データを適用することによって表示位置を補正してからAR画像を表示する。
各機能部41〜48の詳細な動作については以下に詳述する。
<HMD装置10の動作>
図5は、HMD装置において実行されるキャリブレーション処理の手順を示すフローチャートである。図6は、観察者の頭部に装着されたHMD装置と、撮像方向に存在する物体との位置関係の例を示す図である。図7は、撮像画像の一例を示す図である。図8は、ARマーカーの位置を調整する方法について説明するための図である。図8(A)は、調整前のARマーカーの位置を示す図であり、図8(B)は、調整後のARマーカーの位置を示す図である。図9は、ARマーカーの奥行き方向(Z方向)の調整方法について説明するための図である。図9(A)は、撮像画像の例を示す図であり、図9(B)は、ARマーカー調整前の観察者の視界の例を示す図であり、図9(C)は、ARマーカー調整後の観察者の視界の例を示す図である。図10は、ARマーカーの左右方向(X方向)および上下方向(Y方向)の調整方法について説明するための図である。図10(A)は、ARマーカー調整前の観察者の視界の例を示す図であり、図10(B)は、ARマーカー調整後の観察者の視界の例を示す図であり、図10(C)は、全特徴点についてARマーカー調整後の観察者の視界の例を示す図である。
以下、図5〜図10を参照して、キャリブレーション処理の手順について説明する。
(キャリブレーション処理)
たとえば、HMD装置10は、本体の電源が投入されると、図5に示すキャリブレーション処理を開始する。ただし、キャリブレーション処理を開始するタイミングは、これに限定されず、入力装置34に対してキャリブレーション処理を開始するための操作がなされたときに、キャリブレーション処理を開始してもよい。また、HMD装置10が観察者の頭部に装着されたことを検知したときにキャリブレーション処理を開始してもよい。
[ステップS101]
キャリブレーション処理を開始すると、HMD装置10は、撮像部41として機能し、外界を撮像する。具体的には、HMD装置10は、撮像装置13を制御して撮像を開始することにより、撮像用レンズの光軸方向の撮像画像を生成する。
たとえば、図6に示す例のように、HMD装置10を頭部に装着した観察者が、外界に実在する立方体形状の物体を観察しているとする。このとき、撮像装置13によって、撮像用レンズの光軸方向(Z’方向)の風景が撮像されると、図7に示す例のような撮像画像が生成される。
なお、以下では、図6、図7に示すように、撮像装置13の撮像用レンズの中心を座標原点(0,0,0)として、撮像装置13の水平軸をX’軸とし、垂直軸をY’軸とし、光軸(撮像方向)をZ’軸とする。また、このような座標系を、撮像装置基準の座標系X’Y’Z’と称する。
また、HMD装置10は、生成した撮像画像をメモリー32やストレージ33に記憶する。
[ステップS102]
次に、HMD装置10は、特徴点選択部42として機能し、ステップS101において生成された撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択する。たとえば、HMD装置10は、エッジ検出や顔認識などの一般的な手法を用いて、撮像画像内で特徴的な部分を、特徴点として抽出する。その後、HMD装置10は、抽出された特徴点の中から、一つの特徴点を選択する。たとえば、図7に示す例のような撮像画像の場合、特徴点選択部42は、立方体形状の物体の頂点を特徴点(A、B、C、D)として選択する。
[ステップS103]
続いて、HMD装置10は、第一基準算出部44として機能し、ステップS102において選択された特徴点について、撮像装置13の設置位置を基準とした場合の位置を、第一基準位置として算出する。すなわち、HMD装置10は、撮像装置基準の座標系X’Y’Z’における特徴点の位置(三次元座標)を、第一基準位置として算出する。なお、特徴点のX’Y’座標については、撮像画像を用いて算出し、特徴点のZ’座標については、測距部43により測定された値(距離)を用いて算出する。
より具体的には、HMD装置10は、ステップS101において生成された撮像画像内での特徴点のx座標およびy座標を、第一基準位置のX’座標およびY’座標とする。
さらに、HMD装置10は、測距部43として機能し、撮像装置13の設置位置から、特徴点までの距離を測定する。たとえば、HMD装置10は、撮像装置13を制御して、不図示の近赤外レーザーから観察者の視界内をスキャンするように出射されたレーザー光のうち、特徴点に反射して戻ってきたレーザー光を受光する。このとき、レーザー光が特徴点まで往復するのに要する時間を計測することによって、特徴点までの奥行き方向の距離を算出する。なお、撮像装置13がステレオカメラまたはアレイカメラである場合には、HMD装置10は、ステレオカメラまたはアレイカメラにより撮像された複数枚の撮像画像を用いて、特徴点までの奥行き方向の距離を算出する。そして、HMD装置10は、ここで算出された奥行き方向の距離を、第一基準位置のZ’座標とする。
[ステップS104]
次に、HMD装置10は、表示制御部45として機能し、ステップS103において算出された第一基準位置(X’,Y’,Z’)にARマーカーが存在しているかのように表示する。たとえば、HMD装置10は、図8(A)に示すような黒丸のAR画像を、ARマーカーMとして表示装置21に表示する。このとき、HMD装置10は、観察者基準の座標系XYZと撮像装置基準の座標系X’Y’Z’とが同一とみなして、第一基準算出部44により算出された第一基準位置(X’,Y’,Z’)にARマーカーMが存在しているかのように表示する。以下では、ARマーカーMが第一基準位置に存在しているかのように表示されたときの表示装置21上の座標(二次元座標)を、第一基準座標K(x,y)と置く。
なお、第一基準位置(X’,Y’,Z’)にARマーカーが存在しているかのように表示するために、HMD装置10は、ARマーカーの表示位置、サイズ、向き、形状、色(彩度、明度、コントラストなど)、陰影などを調整する。より具体的に説明すると、表示位置については、ARマーカーの周辺に存在する対象物(たとえば、立方体形状の物体など)との距離を調整すればよい。また、サイズ、向き、形状については、一般的な遠近法に従って調整すればよい。また、色については、遠くのものほど霞んで見えるように、彩度、明度、コントラストをそれぞれ調整すればよい。また、陰影については、影の向き、長さなどを調整すればよい。
ただし、ステップS103において算出された第一基準位置は、撮像装置13の位置を基準としており、観察者の視点とは異なるため、その第一基準位置にARマーカーが存在しているかのように表示しても、期待する位置からずれていることがある。たとえば、図9(A)に示す第一基準位置にARマーカーMが存在しているかのように表示しても、図8(A)、図9(B)に示すように、観察者からは、ARマーカーMが特徴点Aからずれて見えることがある。
[ステップS105]
そこで、HMD装置10は、第二基準受付部46として機能し、観察者が特徴点の方向を見たときに、特徴点とARマーカーを共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付ける。たとえば、HMD装置10は、図8(B)に示す例のように、観察者が一つの特徴点Aの方向を見ながら、表示装置21に表示されたARマーカーMを、その特徴点Aと重なる位置に移動させるマニュアル操作によって、第二基準位置の指定を受け付ける。なお、ARマーカーMが第二基準位置に存在しているかのように表示されたときの表示装置21上の座標(二次元座標)を、第二基準座標K’(x’,y’)と置く。
なお、第二基準位置にARマーカーを移動させるために、HMD装置10の駆動装置35は、最初に、観察者による入力装置34の操作に従って、表示装置21およびレンズ22を光軸方向(図2に示すL方向)に移動させる。これに伴い、ARマーカーは、観察者から見て、奥行き方向(Z方向)に移動するように見える。最終的には、図9(C)に示すように、駆動装置35は、観察者による入力装置34の操作に従って、観察者がARマーカーMと特徴点Aを共にピントを合わせて見ることが可能だと判断した位置まで、ARマーカーMを奥行き方向に移動させる。これにより、観察者は、特徴点AとARマーカーMを共にピントを合わせて見ることが可能になる。
しかし、特徴点とARマーカーの両者にピントを合わせて見ることが可能になっても、図9(C)、図10(A)に示すように、観察者から見て左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)にずれて見えることもある。
そこで、HMD装置10の駆動装置35は、次に、観察者による入力装置34の操作に従って、ARマーカーの表示位置を、左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)に移動させる。最終的には、図10(B)に示すように、駆動装置35は、観察者による入力装置34の操作に従って、観察者がARマーカーMと特徴点Aが重なる位置まで、ARマーカーMを左右方向、上下方向に移動させる。そして、HMD装置10は、ARマーカーMが特徴点Aと重なったときの位置(X,Y,Z)を第二基準位置とする。
[ステップS106]
次に、HMD装置10は、四点の特徴点について処理済みであるか否か判別する。具体的には、HMD装置10は、四点の特徴点について第一基準座標Kおよび第二基準座標K’が得られた場合には、処理済みであると判別し、得られていない場合には、処理済みではないと判別する。
HMD装置10は、四点の特徴点について処理済みではないと判別した場合には(ステップS106:NO)、四点の特徴点について処理済みになるまで、ステップS101〜ステップS105の処理を繰り返す。これにより、残りの特徴点(B、C、Dなど)についても、第一基準位置が算出され、第二基準位置も指定される(図10(C))。そして、HMD装置10は、四点の特徴点(A、B、C、D)について、第一基準座標Kおよび第二基準座標K’を得る。
また、HMD装置10は、四点の特徴点について処理済みであると判別した場合には(ステップS106:YES)、処理をステップS107に進める。
[ステップS107]
HMD装置10は、基準作成部47として機能し、ステップS103において算出された第一基準位置と、ステップS105において受け付けられた第二基準位置と、のずれに基づいて、第一基準位置を第二基準位置に補正するための基準データを作成する。
具体的には、HMD装置10は、全ての特徴点(A、B、C、D)についての第一基準座標K(x,y)を第二基準座標K’(x’,y’)に変換可能なホモグラフィ行列Hを求める。すなわち、基準作成部47は、HK=sK’を満たすホモグラフィ行列Hを求める。ここで、ホモグラフィ行列Hは3×3の行列であり、sはスケール係数である。具体的には、HK=sK’は以下の数式1のように記述できる。
なお、以下に数式1を満たすホモグラフィ行列Hの求め方について簡単に説明する。具体的には、下記の(i)〜(iv)の手順でホモグラフィ行列Hを求める。
(i)HMD装置10は、ホモグラフィのスケーリングを固定するために、数式1のスケール係数sに「1」を代入する。これにより、以下の数式2を得る。
(ii)HMD装置10は、数式2の行列式を分解し、sを消去することにより、以下の数式3を得る。
(iii)HMD装置10は、数式3を整理して行列の形で表すと、以下の数式4を得る。
(iv)HMD装置10は、数式4の6×2の行列について逆行列を求め、求めた逆行列を左から両辺に乗じることによりパラメータh11〜h32を得る。
[ステップS108]
続いて、HMD装置10は、基準作成部47として機能し、ステップS107において求めたパラメータh11〜h32を要素としたホモグラフィ行列Hを、基準データとしてメモリー32やストレージ33に記憶する。
その後、HMD装置10は、キャリブレーション処理を終了する。
以上のキャリブレーション処理がHMD装置10において実行されることにより、撮像画像から認識される外界と、観察者が実際に観察している外界と、のずれを補正するための基準を作成することができる。ARアプリケーション部48は、作成された基準を用いてAR画像の表示位置を補正すれば、光学系を複雑にすることなく、観察者が観察している対象物の近傍にAR画像が存在しているかのような表示が可能になる。その結果、観察者は、その対象物とAR画像の両方に同時にピントを合わせて観察することができるようになり、眼が疲れない。
なお、上記したフローチャートの各処理単位は、HMD装置10の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。HMD装置10で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
<第二実施形態>
上記の第一実施形態では、撮像方向(Z方向)に複数の対象物(たとえば、人物など)が存在する場合には、観察者が注視している対象物を正確に特定できず、AR画像をどの対象物の近傍に表示すればよいのか判断できない。
そこで、第二実施形態に係るHMD装置10は、この問題を解決すべく、観察者の視線方向を検知して、その視線方向の先に存在する対象物の近傍にAR画像を表示可能にする。
以下の説明では、上記の第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図11は、第二実施形態に係るAR提供装置の概略構成図である。
第二実施形態に係るHMD装置10は、第一実施形態とは一部の構成が異なるAR提供装置20を備える。AR提供装置20は、図11に示すとおり、表示装置21、レンズ22、導光部23、透明板24、第一HOE25の構成に加えて、視線検出装置26、第二HOE27を備える。
視線検出装置26は、照明装置26Aと、視線検出用の撮像装置26Bとを備え、第二HOE27は、第一HOE25と同様の機能を有する。
図11に示すように、照明装置26Aから照射された照射光(破線)は、第二HOE27にて反射され、透明板24の方向に向きを変えて進行する。そして、照射光は、導光部23内を全反射しながら第一HOE25に向かって進行し、第一HOE25にて反射され、観察者の眼に到達する。そして、観察者の眼にて反射された反射光(実線)は、第一HOE25にて反射され、照射光とは逆方向に導光部23内を全反射しながら第二HOE27に向かって進行し、第二HOE27にて反射され、撮像装置26Bに到達する。
HMD装置10は、撮像部41として機能し、視線検出装置26を制御することによって、観察者の眼に関する撮像画像を得る。そして、HMD装置10は、ARアプリケーション部48として機能し、観察者の眼に関する撮像画像を分析して、観察者の視線方向を検出する。
次に、以上のような視線検出機能を持つ第二実施形態に係るHMD装置10において実行されるAR画像表示処理について説明する。
図12は、AR画像表示処理の手順を示すフローチャートである。図13は、観察者が注視している対象物に応じてAR画像の表示位置を変更したときの表示例を示す図である。図13(A)は、観察者が「Aさん」を見ているときの表示例であり、図13(B)は、観察者が「Bさん」を見ているときの表示例である。
以下、図12、図13を参照して、AR画像表示処理の手順について説明する。
(AR画像表示処理)
たとえば、HMD装置10は、第一実施形態のキャリブレーション処理が終了すると、図12に示すAR画像表示処理を開始する。ただし、AR画像表示処理を開始するタイミングは、これに限定されず、入力装置34に対してAR画像表示処理を開始するための操作がなされたときに、AR画像表示処理を開始してもよい。
[ステップS201]
AR画像表示処理を開始すると、HMD装置10は、撮像部41として機能し、観察者の眼を撮像する。具体的には、HMD装置10は、照明装置26Aおよび撮像装置26Bを制御して撮像を開始することにより、観察者の眼に関する撮像画像を生成する。そして、HMD装置10は、生成した撮像画像をメモリー32やストレージ33に記憶する。
[ステップS202]
次に、HMD装置10は、ARアプリケーション部48として機能し、ステップS201において生成された撮像画像を解析して、AR画像を近傍に表示する対象となり得る対象物を認識する。たとえば、HMD装置10は、エッジ検出や顔認識などの一般的な手法を用いて、撮像画像内で特徴的な領域(たとえば、顔など)を抽出する。
[ステップS203]
HMD装置10は、ステップS202においてAR画像を近傍に表示する対象物が撮像画像内に存在しない場合には(ステップS203:NO)、対象物が見つかるまでステップS201、S202の処理を繰り返す。
そして、HMD装置10は、少なくとも一つ以上の対象物が見つかると(ステップS203:YES)、処理をステップS204に進める。
[ステップS204]
HMD装置10は、ARアプリケーション部48として機能し、観察者の視線を検出する。たとえば、HMD装置10は、図11に示すAR提供装置20を用いて、観察者の眼に関する撮像画像を得る。そして、HMD装置10は、得られた撮像画像に基づいて、導光部23と観察者の眼の瞳孔または虹彩との間の位置関係を測定し、当該位置関係に基づいて観察者の視点および視線方向を検出する。
[ステップS205]
次に、HMD装置10は、ARアプリケーション部48として機能し、ステップS204において検出された観察者の視線方向の先に、AR画像を近傍に表示する対象物が存在するか否か判別する。たとえば、HMD装置10は、以下の処理(α)〜(γ)により判別すればよい。
(α)観察者の視点(座標)を通り、ステップS204において検出された観察者の視線方向(方向ベクトル)に延びる直線を求める。
(β)ステップS202において認識された対象物が占める現実空間(三次元空間)での領域(範囲)を求める。たとえば、上述のステップS103の処理と同様に、撮像装置13により得られる撮像画像と、撮像装置13により算出される奥行き方向の距離とを用いれば求められる。
なお、処理を簡単にするため、対象物が占める領域ではなく、その対象物を代表する点の座標を求めてもよい。
(γ)上記(α)で求めた直線が、上記(β)で求めた領域と交われば、観察者の視線方向の先に、AR画像を近傍に表示する対象物が存在すると判別する。一方、上記(α)で求めた直線が、上記(β)で求めた領域と交わらなければ、観察者の視線方向の先に、AR画像を近傍に表示する対象物は存在しないと判別する。
なお、上記(β)において対象物を代表する点しか求めていない場合には、上記(α)で求めた直線と、上記(β)で求めた代表点との距離を求めればよい。ここで求めた距離が所定閾値以内であれば、観察者の視線方向の先に、AR画像を近傍に表示する対象物が存在することになる。
観察者の視線方向の先に、AR画像を近傍に表示する対象物が存在しない場合には(ステップS205:NO)、HMD装置10は、AR画像を表示する必要がないため、処理をステップS201に戻す。一方、観察者の視線方向の先に、AR画像を近傍に表示する対象物が存在する場合には(ステップS205:YES)、処理をステップS206に進める。
[ステップS206]
HMD装置10は、ARアプリケーション部48として機能し、AR画像の表示位置を補正する。具体的には、HMD装置10は、上記実施形態のキャリブレーション処理により作成された基準データを適用して、AR画像の表示位置を補正する。たとえば、観察者が観察している対象物の近傍にAR画像を表示したときの表示装置21上の位置(二次元座標)を、上記のステップS107において算出されたホモグラフィ行列Hによって変換すればよい。
[ステップS207]
HMD装置10は、ステップS206の処理によって補正された後の表示位置(表示装置21上の二次元座標で表せる位置)にAR画像を表示する。ステップS207の処理により、観察者が観察している対象物の近傍にAR画像が存在しているかのような表示が可能になる。たとえば、図13(A)に示すように、手前の人物の横に名前(「Aさん」というふきだし画像)を表示することも可能である。このとき、観察者は、視線方向に存在するAさんと、名前(AR画像)の両方に同時にピントを合わせて観察できる。また、HMD装置10は、観察者の視線方向に存在しないBさん(Aさんより奥に存在する人物)の横にはAR画像を表示させない。これにより、視線方向に存在するAさんと同時にピントを合わせて観察できないAR画像の表示を防止している。
[ステップS208]
HMD装置10は、ARアプリケーション部48として機能し、AR画像表示処理を終了する指示が観察者よりなされたか否か判別する。具体的には、HMD装置10は、入力装置34に対してAR画像表示処理を終了する操作がなされたか否かに応じて判別すればよい。
HMD装置10は、AR画像表示処理を終了する指示がなされていない場合には(ステップS208:NO)、処理をステップS201に戻し、AR画像表示処理を継続する。このとき、後のステップS204において観察者の視線方向が変わると、HMD装置10は、図13(B)に示すように、新たに視線が向けられた奥の人物の横に名前(「Bさん」というふきだし画像)を表示することが可能になる(ステップS206、S207)。この場合も、観察者は、新たな視線方向に存在するBさんと、名前(AR画像)の両方に同時にピントを合わせて観察できる。また、HMD装置10は、観察者の新たな視線方向にいないAさんの横にはAR画像を表示させない。
一方、HMD装置10は、AR画像表示処理を終了する指示がなされた場合には(ステップS208:YES)、AR画像表示処理を終了する。
以上のAR画像表示処理がHMD装置10において実行されることにより、観察者の視線方向を検知しながらAR画像の表示対象を変更できる。そのため、そのとき観察者が注視している対象物の近傍にAR画像が存在しているかのような表示が可能になる。その結果、観察者は、常に、視線の先にある対象物とAR画像の両方に同時にピントを合わせて観察可能になり、眼が疲れない。
<変形例>
なお、上記の各実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記の第一実施形態では、図7に示すように、ARマーカーの調整時にARマーカーしか表示していない。そのため、観察者は、どのような作業をすればよいのかわかりにくい。
そこで、ARマーカーの調整時における表示装置21の表示について、変形例として、HMD装置10は、ARマーカーと共に、ARマーカーの調整中に観察者が見つめているべき点A’を表示装置21に表示してもよい。図14は、ARマーカーの調整時における表示装置21の表示についての変形例を示す図である。図14の太枠内の画像を追加して表示することにより、観察者は、どこを見てARマーカーを調整すればよいのか容易に把握できる。
また、HMD装置10は、ARマーカー以外に、たとえば、観察者に調整を促すメッセージや図形を表示装置21に表示してもよい。
また、上記の各実施形態では、HMD装置10のフレーム11は、メガネ型の形状をしている。しかし、本発明は、これに限定されない。フレーム11は、HMD装置10を観察者の頭部に装着可能にして、AR提供装置20を観察者の目前に配置させることさえできればよく、その名称、形状、寸法、材質などは特に限定されない。
また、上記の第一実施形態では、観察者基準の座標系XYZにおいて、座標原点を観察者の両眼間の中点としている。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、観察者基準の座標原点は、利き目の眼球の中心位置としてもよいし、観察者がマニュアル操作により両眼の中心位置として指定した位置としてもよい。
また、上記の第一実施形態では、ARマーカーを移動させることにより第二基準位置を指定している。しかし、本発明は、これに限定されず、ARマーカーを移動させる方法以外の方法によって第二基準位置を指定してもよい。たとえば、ARマーカーの代わりに、線や平面などの図形のAR画像を、移動、回転、縮尺変更などして第二基準位置を指定できるようにしてもよい。
また、上記の第一実施形態において、ステップS102で選択される各特徴点(A、B、C、D)は、なるべく観察者の位置から同距離にある方が好ましい。たとえば、各特徴点(A、B、C、D)は、平面被写体の中の四点であることが好ましい。
図15は、観察者の頭が揺れたときの撮像画像および観察者の視界の例を示す図である。図15(A)は、観察者の頭が揺れたときの撮像画像の例を示す図であり、図15(B)は、観察者の頭が揺れたときの観察者の視界の例を示す図である。
図15(A)に示すように、上記の第一実施形態では、ARマーカーの調整中に観察者の頭が揺れて、撮像装置13により撮像された撮像画像内で特徴点が動いてしまう場合がある。しかし、このように観察者の頭が揺れた場合であっても、図15(B)に示すように、ARマーカーの表示位置は、撮像画像内の特徴点の位置と連動しているため、頭が揺れずに固定されている場合と同様に、ARマーカーの調整を行うことができる。
以上のHMD装置10の構成は、上記の各実施形態および変形例の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的なHMD装置10が備える構成を排除するものではない。
また、上記したHMD装置10の各機能構成は、各機能構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各機能構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、一つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、上記したHMD装置10の各機能構成の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、HMD装置10を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリー32やストレージ33等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、HMD装置10の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
10 HMD装置、
11 フレーム、
12 透明部材、
13 撮像装置、
20 AR提供装置、
21 表示装置、
22 レンズ、
23 導光部、
24 透明板、
25 第一HOE、
26 視線検出装置、
26A 照明装置、
26B 視線検出用の撮像装置、
27 第二HOE、
30 本体部、
31 CPU、
32 メモリー、
33 ストレージ、
34 入力装置、
35 駆動装置、
36 表示コントローラー、
41 撮像部、
42 特徴点選択部、
43 測距部、
44 第一基準算出部、
45 表示制御部、
46 第二基準受付部、
47 基準作成部、
48 ARアプリケーション部、
M ARマーカー。

Claims (18)

  1. 外界からの光を透過しつつ、コンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示装置であって、
    外界を撮像して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記撮像部により生成された前記撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択する選択部と、
    前記撮像部の設置位置を基準とした場合の前記特徴点の位置を、第一基準位置として算出する算出部と、
    前記観察者が前記特徴点の方向を見たときに、前記特徴点と前記コンテンツ情報を、共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付ける受付部と、
    前記算出部により算出された前記第一基準位置と、前記受付部により受け付けられた前記第二基準位置と、のずれに基づいて、前記第一基準位置を前記第二基準位置に補正するための基準データを作成する基準作成部と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記算出部により算出された前記第一基準位置に前記コンテンツ情報が存在するように表示する表示部をさらに備え、
    前記受付部は、前記表示部に表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点の位置に移動させる操作によって、前記第二基準位置の指定を受け付ける、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記撮像部の設置位置から前記特徴点までの距離を測定する測距部をさらに備え、
    前記算出部は、前記測距部により測定された前記距離を用いて、前記第一基準位置を算出する、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記撮像部は、ステレオカメラまたはアレイカメラであって、
    前記算出部は、前記ステレオカメラまたは前記アレイカメラにより生成された複数枚の撮像画像を用いて、前記第一基準位置を算出する、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  5. 前記受付部は、前記表示部に表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な位置まで奥行き方向に移動させてから、前記奥行き方向と垂直な平面内において前記コンテンツ情報を移動させる操作により、前記第二基準位置の指定を受け付ける、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記基準作成部により作成された基準データを用いて、新たなコンテンツ情報の表示位置を補正する補正部をさらに備え、
    前記補正部は、前記観察者が注視している対象物に応じて、前記新たなコンテンツ情報の表示位置を変更する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 外界からの光を透過しつつ、コンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示方法であって、
    (a)外界を撮像して撮像画像を生成するステップと、
    (b)前記ステップ(a)において生成された撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択するステップと、
    (c)前記ステップ(a)において撮像を行う撮像装置の設置位置を基準とした場合の前記特徴点の位置を、第一基準位置として算出するステップと、
    (d)前記観察者が前記特徴点の方向を見たときに、前記特徴点と前記コンテンツ情報を、共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付けるステップと、
    (e)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置と、前記ステップ(d)において受け付けられた前記第二基準位置と、のずれに基づいて、前記第一基準位置を前記第二基準位置に補正するための基準データを作成するステップと、
    を行う画像表示方法。
  8. (f)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置に前記コンテンツ情報が存在するように表示するステップをさらに行い、
    前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点の位置に移動させる操作によって、前記第二基準位置の指定を受け付ける、請求項7に記載の画像表示方法。
  9. (g)前記撮像装置の設置位置から、前記ステップ(b)により選択された前記特徴点までの距離を測定するステップをさらに行い、
    前記ステップ(c)は、前記ステップ(g)において測定された前記距離を用いて、前記第一基準位置を算出する、請求項7または8に記載の画像表示方法。
  10. 前記撮像装置は、ステレオカメラまたはアレイカメラであって、
    前記ステップ(c)は、前記ステレオカメラまたは前記アレイカメラにより生成された複数枚の撮像画像を用いて、前記第一基準位置を算出する、請求項7または8に記載の画像表示方法。
  11. 前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な位置まで奥行き方向に移動させてから、前記奥行き方向と垂直な平面内において前記コンテンツ情報を移動させる操作により、前記第二基準位置の指定を受け付ける、請求項8〜10のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  12. (h)前記ステップ(e)において作成された基準データを用いて、新たなコンテンツ情報の表示位置を補正するステップをさらに行い、
    前記ステップ(h)は、前記観察者が注視している対象物に応じて、前記新たなコンテンツ情報の表示位置を変更する、請求項7〜11のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  13. 外界からの光を透過しつつ、コンテンツ情報に応じた画像光を観察者の眼に投射する画像表示装置として機能するコンピューターに、
    (a)外界を撮像して撮像画像を生成するステップと、
    (b)前記ステップ(a)において生成された撮像画像を用いて、外界に実在する特徴点を選択するステップと、
    (c)前記ステップ(a)において撮像を行う撮像装置の設置位置を基準とした場合の前記特徴点の位置を、第一基準位置として算出するステップと、
    (d)前記観察者が前記特徴点の方向を見たときに、前記特徴点と前記コンテンツ情報を、共にピントを合わせて見ることが可能な第二基準位置の指定を受け付けるステップと、
    (e)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置と、前記ステップ(d)において受け付けられた前記第二基準位置と、のずれに基づいて、前記第一基準位置を前記第二基準位置に補正するための基準データを作成するステップと、
    を実行させる画像表示プログラム。
  14. (f)前記ステップ(c)において算出された前記第一基準位置に前記コンテンツ情報が存在するように表示するステップをさらに前記コンピューターに実行させ、
    前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点の位置に移動させる操作によって、前記第二基準位置の指定を受け付ける、請求項13に記載の画像表示プログラム。
  15. (g)前記撮像装置の設置位置から、前記ステップ(b)により選択された前記特徴点までの距離を測定するステップをさらに前記コンピューターに実行させ、
    前記ステップ(c)は、前記ステップ(g)において測定された前記距離を用いて、前記第一基準位置を算出する、請求項13または14に記載の画像表示プログラム。
  16. 前記撮像装置は、ステレオカメラまたはアレイカメラであって、
    前記ステップ(c)は、前記ステレオカメラまたは前記アレイカメラにより生成された複数枚の撮像画像を用いて、前記第一基準位置を算出する、請求項13または14に記載の画像表示プログラム。
  17. 前記ステップ(d)は、前記ステップ(f)において表示された前記コンテンツ情報を、前記特徴点と共にピントを合わせて見ることが可能な位置まで奥行き方向に移動させてから、前記奥行き方向と垂直な平面内において前記コンテンツ情報を移動させる操作により、前記第二基準位置の指定を受け付ける、請求項14〜16のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
  18. (h)前記ステップ(e)において作成された基準データを用いて、新たなコンテンツ情報の表示位置を補正するステップをさらに前記コンピューターに実行させ、
    前記ステップ(h)は、前記観察者が注視している対象物に応じて、前記新たなコンテンツ情報の表示位置を変更する、請求項13〜17のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
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