JP2015054028A - 医療機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体を噴射する医療機器において、ユーザーの利便性をさらに向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】流体を噴射する医療機器は、流体を噴射する開口部を有する噴射管と、噴射管に連通し、流体に脈動を発生させる脈動発生部とを有する流体噴射部と、脈動発生部を制御することによって、脈動の周波数を制御する制御部と、流体噴射部の移動速度を測定する測定部と、特定の周波数及び特定の移動速度の設定の指示をユーザーから受け付ける受付部と、ユーザーからの指示に基づいて、特定の周波数及び特定の移動速度を設定する設定部と、特定の周波数と特定の移動速度とを用いて制御定数を算出する算出部とを備える。制御部は、周波数と移動速度とを用いて、制御定数を算出する方法と同じ方法で算出した値が、制御定数を含む所定の範囲内に収まるように、移動速度に応じて、周波数を制御する。
【選択図】図7
【解決手段】流体を噴射する医療機器は、流体を噴射する開口部を有する噴射管と、噴射管に連通し、流体に脈動を発生させる脈動発生部とを有する流体噴射部と、脈動発生部を制御することによって、脈動の周波数を制御する制御部と、流体噴射部の移動速度を測定する測定部と、特定の周波数及び特定の移動速度の設定の指示をユーザーから受け付ける受付部と、ユーザーからの指示に基づいて、特定の周波数及び特定の移動速度を設定する設定部と、特定の周波数と特定の移動速度とを用いて制御定数を算出する算出部とを備える。制御部は、周波数と移動速度とを用いて、制御定数を算出する方法と同じ方法で算出した値が、制御定数を含む所定の範囲内に収まるように、移動速度に応じて、周波数を制御する。
【選択図】図7
Description
本発明は、医療機器に関する。
従来、流体を噴射する医療機器に関する技術としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1には、圧電素子を駆動させることによって流体に脈動を付与し、脈動が付与された液体を患部に噴射することによって、患部の切開や切除を行なう医療機器が記載されている。
しかし、特許文献1に記載された医療機器において、ユーザーの利便性をさらに向上させたいといった要望があった。そのほか、従来の医療機器においては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、流体を噴射する医療機器が提供される。この医療機器は、前記流体を噴射する開口部を有する噴射管と、前記噴射管に連通し、前記流体に脈動を発生させる脈動発生部とを有する流体噴射部と;前記脈動発生部を制御することによって、前記脈動の周波数を制御する制御部と;前記流体噴射部の移動速度を測定する測定部と;特定の周波数及び特定の移動速度の設定の指示をユーザーから受け付ける受付部と;前記ユーザーからの指示に基づいて、前記特定の周波数及び前記特定の移動速度を設定する設定部と;前記特定の周波数と、前記特定の移動速度とを用いて、制御定数を算出する算出部とを備える。前記制御部は、前記周波数と前記移動速度とを用いて、前記制御定数を算出する方法と同じ方法で算出した値が、前記制御定数を含む所定の範囲内に収まるように、前記移動速度に応じて、前記周波数を制御する。
対象物を切除する力は、対象物の単位長さ当たりに噴射される脈流の数と相関関係がある。この形態によれば、対象物の単位長さ当たりに噴射される脈流の数が、ユーザーからの指示によって設定された数に近づくように制御されるので、ユーザーからの指示によって設定された切除力を維持することができる。
対象物を切除する力は、対象物の単位長さ当たりに噴射される脈流の数と相関関係がある。この形態によれば、対象物の単位長さ当たりに噴射される脈流の数が、ユーザーからの指示によって設定された数に近づくように制御されるので、ユーザーからの指示によって設定された切除力を維持することができる。
(2)上記形態の医療機器において、前記設定部は、前記設定の指示を受け付けたタイミングにおける前記周波数を、前記特定の周波数に設定するとともに、前記設定の指示を受け付けたタイミングにおける前記移動速度を、前記特定の移動速度に設定してもよい。
この形態によれば、設定部が、ユーザーの好みの切除力が実現されているタイミングにおいて設定の指示を受け付ければ、ユーザーの好みの切除力を維持することができる。
この形態によれば、設定部が、ユーザーの好みの切除力が実現されているタイミングにおいて設定の指示を受け付ければ、ユーザーの好みの切除力を維持することができる。
(3)上記形態の医療機器において、前記算出部は、前記特定の周波数を、前記特定の移動速度で除することによって、前記制御定数を算出し;前記制御部は、前記周波数の値が、前記制御定数と前記移動速度とを掛け合わせた値に近づくように、前記周波数を制御してもよい。
この形態によれば、対象物の単位長さ当たりに噴射される脈流の数を制御定数として算出することができるとともに、周波数を容易に制御することができる。
この形態によれば、対象物の単位長さ当たりに噴射される脈流の数を制御定数として算出することができるとともに、周波数を容易に制御することができる。
(4)上記形態の医療機器において、前記制御部は、前記移動速度が所定の上限閾値よりも大きい場合には、前記周波数が、前記制御定数を用いて前記周波数を制御する場合における前記周波数の値よりも小さな値となるように、前記周波数を制御してもよい。
この形態によれば、移動速度が所定の上限閾値よりも大きくなった場合に、周波数が小さな値になるので、例えば、ユーザーの意図に反して移動速度が大きくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
この形態によれば、移動速度が所定の上限閾値よりも大きくなった場合に、周波数が小さな値になるので、例えば、ユーザーの意図に反して移動速度が大きくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
(5)上記形態の医療機器において、前記制御部は、前記移動速度が所定の下限閾値よりも小さい場合には、前記周波数が、前記制御定数を用いて前記周波数を制御する場合における前記周波数の値よりも小さな値となるように、前記周波数を制御してもよい。
この形態によれば、移動速度が所定の下限閾値よりも小さくなった場合に、周波数が小さな値になるので、例えば、ユーザーの意図に反して、流体噴射管の先端が対象物の非所望の同一の位置に留まり続けた場合や、ユーザーが対象物の切除等を中断しようとして移動速度が小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
この形態によれば、移動速度が所定の下限閾値よりも小さくなった場合に、周波数が小さな値になるので、例えば、ユーザーの意図に反して、流体噴射管の先端が対象物の非所望の同一の位置に留まり続けた場合や、ユーザーが対象物の切除等を中断しようとして移動速度が小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
(6)上記形態の医療機器において、前記制御部は、前記移動速度が所定の上限閾値よりも大きい場合には、前記脈動発生部の出力が小さくなるように制御してもよい。
この形態によれば、移動速度が所定の上限閾値よりも大きくなった場合に、脈動発生部の出力が小さくなるので、例えば、ユーザーの意図に反して移動速度が大きくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
この形態によれば、移動速度が所定の上限閾値よりも大きくなった場合に、脈動発生部の出力が小さくなるので、例えば、ユーザーの意図に反して移動速度が大きくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
(7)上記形態の医療機器において、前記制御部は、前記移動速度が所定の下限閾値よりも小さい場合には、前記脈動発生部の出力が小さくなるように制御してもよい。
この形態によれば、移動速度が所定の下限閾値よりも小さくなった場合に、脈動発生部の出力が小さくなるので、例えば、ユーザーの意図に反して、流体噴射管の先端が対象物の非所望の同一の位置に留まり続けた場合や、ユーザーが対象物の切除を中断しようとして移動速度が小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
この形態によれば、移動速度が所定の下限閾値よりも小さくなった場合に、脈動発生部の出力が小さくなるので、例えば、ユーザーの意図に反して、流体噴射管の先端が対象物の非所望の同一の位置に留まり続けた場合や、ユーザーが対象物の切除を中断しようとして移動速度が小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、流体噴射部と、制御部と、測定部と、受付部と、設定部と、算出部との6つの要素の内の一つ以上の要素を備えた装置として実現可能である。すなわち、この装置は、流体噴射部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、制御部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、測定部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、受付部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、設定部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、算出部を有していてもよく、有していなくてもよい。流体噴射部は、例えば、前記流体を噴射する開口部を有する噴射管と、前記噴射管に連通し、前記流体に脈動を発生させる脈動発生部とを有する流体噴射部として構成されてもよい。制御部は、例えば、前記脈動発生部を制御することによって、前記脈動の周波数を制御する制御部として構成されてもよい。測定部は、例えば、前記開口部の移動速度を測定する測定部として構成されてもよい。受付部は、例えば、特定の周波数及び特定の移動速度の設定の指示をユーザーから受け付ける受付部として構成されてもよい。設定部は、例えば、前記ユーザーからの指示に基づいて、前記特定の周波数及び前記特定の移動速度を設定する設定部として構成されてもよい。算出部は、例えば、前記特定の周波数と、前記特定の移動速度とを用いて、制御定数を算出する算出部として構成されてもよい。また、制御部は、例えば、前記周波数と前記移動速度とを用いて、前記制御定数を算出する方法と同じ方法で算出した値が、前記制御定数を含む所定の範囲内に収まるように、前記移動速度に応じて、前記周波数を制御する制御部として構成されてもよい。こうした装置は、例えば流体を噴射する医療機器として実現できるが、流体を噴射する医療機器以外の他の装置としても実現可能である。このような形態によれば、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述した流体を噴射する医療機器の各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、流体を噴射する医療機器の製造方法や流体を噴射する医療機器の制御方法、その制御方法を実現するコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施形態に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.第4実施形態:
E.第5実施形態:
F.変形例:
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.第4実施形態:
E.第5実施形態:
F.変形例:
A.第1実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としての医療機器100の構成を示す説明図である。医療機器100は、患者の患部である生体組織に対して流体を噴射することによって、患部の切開または切除等の治療を行なうメスとしての機能を有している。
図1は、本発明の一実施形態としての医療機器100の構成を示す説明図である。医療機器100は、患者の患部である生体組織に対して流体を噴射することによって、患部の切開または切除等の治療を行なうメスとしての機能を有している。
医療機器100は、流体容器10と、流体供給機構12と、ハンドピース14と、制御装置16と、噴射スイッチ18とを備えている。流体容器10と流体供給機構12との間は、接続チューブ19aによって接続されており、流体供給機構12とハンドピース14との間は、接続チューブ19bによって接続されている。本実施形態では、接続チューブ19a、19bは、樹脂によって形成されている。
流体容器10は、ハンドピース14に供給される流体として、生理食塩水を収容している。ただし、流体容器10は、生理食塩水の代わりに、例えば純水や薬液など、生体組織に噴射されても有害でない他の流体を収容してもよい。
流体供給機構12は、接続チューブ19a、19bを介して、流体容器10に収容されている流体をハンドピース14に供給する。本実施形態では、流体供給機構12として、ポンプが用いられている。
ハンドピース14は、術者が手に持って操作する器具であり、流体噴射管20と、脈動発生部22と、筐体24とを備えている。脈動発生部22は、電圧印加ケーブル17aを介して駆動電圧が印加されると、接続チューブ19bを介して供給された流体に対して脈動を付与する。脈動が付与された流体は、流体噴射管20の先端の開口部20aから高速噴射される。術者は、ハンドピース14から噴射される脈動が付与された流体を患者の患部である生体組織に当てることによって、例えば患部の切開または切除等を行なう。なお、以下では、脈動が付与された流体を、脈流またはパルス流とも呼ぶ。なお、駆動電圧の大きさが変更されると、脈流の大きさ(1回の駆動で噴射される体積)及び勢いが変更され、駆動電圧の駆動周波数が変更されると、脈流の発生頻度が変更される。
制御装置16は、電圧印加ケーブル17aを介して脈動発生部22に印加する駆動電圧を制御するとともに、制御ケーブル17bを介して流体供給機構12の始動と停止を制御する。
噴射スイッチ18は、術者が操作するスイッチであり、制御ケーブル17cを介して制御装置16に接続されている。本実施形態では、噴射スイッチ18は、術者が足元で操作するフットスイッチである。
噴射スイッチ18が術者によってオンにされると、制御装置16は、流体供給機構12に対して流体の供給の開始を指示するとともに、脈動発生部22に対して駆動電圧を印加する。そして、ハンドピース14の流体噴射管20の先端の開口部20aから、脈動が付与された流体が高速噴射される。
本実施形態では、ハンドピース14は、さらに、加速度センサー25と、情報取得スイッチ26とを備えている。加速度センサー25は、筐体24の先端近傍に設けられており、加速度を検出する。本実施形態では、加速度センサー25は、半導体型の3軸加速度センサーである。検出された加速度は、制御ケーブル17dを介して制御装置16に供給される。情報取得スイッチ26は、術者によって押下されるスイッチである。情報取得スイッチ26が術者によって押下されると、情報取得スイッチ26が押下されたことを示す信号が、制御ケーブル17eを介して制御装置16に供給される。
制御装置16は、加速度センサー25によって検出された加速度と、加速度センサー25と流体噴射管20との位置関係とに基づいて、流体噴射管20の移動速度Vを算出する。また、制御装置16は、情報取得スイッチ26が押下されたタイミングにおける流体噴射管20の移動速度Vを、特定の移動速度Vsとして設定するとともに、当該タイミングにおいて脈動発生部22に印加される駆動電圧の駆動周波数Fを、特定の駆動周波数Fsとして設定する。特定の移動速度Vs及び特定の駆動周波数Fsを設定する理由については後述する。また、制御装置16は、後述する受付部16a、設定部16b、算出部16c、制御部16dとしても機能する。
図2は、ハンドピース14の内部構成の一部を拡大して示す断面図である。ハンドピース14の筐体24の内部には、流体供給機構12から供給された流体に対して脈動を付与する脈動発生部22が設けられている。脈動発生部22は、圧電素子30と、ダイアフラム32と、第1ケース34と、第2ケース36と、第3ケース38とを備えている。
脈動発生部22の内部には、流体供給機構12から供給された流体が通過する流路として、入口流路40と、流体室42と、出口流路44とが形成されている。本実施形態では、入口流路40及び出口流路44は、第1ケース34に形成されており、流体室42は、第1ケース34とダイアフラム32との間に形成されている。入口流路40には、接続チューブ19bが接続されており、出口流路44には、流体噴射管20が接続されている。
ダイアフラム32は、円盤状の金属薄板であり、その外周部分が第1ケース34と第2ケース36との間に挟まれて固定されている。
圧電素子30は、制御装置16から印加される駆動電圧によって動作するアクチュエータである。圧電素子30は、ダイアフラム32と第1ケース34との間に形成された流体室42の容積を変化させることによって、流体室42内の流体の圧力を変化させる。本実施形態では、圧電素子30は、積層型圧電素子であり、一端がダイアフラム32に固定され、他端が第3ケース38に固定されている。
圧電素子30に印加される駆動電圧が大きくなると、圧電素子30が伸長し、ダイアフラム32が圧電素子30に押されて流体室42側に撓む。ダイアフラム32が流体室42側に撓むと、流体室42の容積が小さくなり、流体室42内の流体は流体室42から押し出される。本実施形態では、出口流路44の内径は、入口流路40の内径よりも大きい。すなわち、出口流路44のイナータンスは、入口流路40のイナータンスよりも小さいので、流体室42内の流体は、出口流路44を通って流体室42から押し出される。
一方、圧電素子30に印加される駆動電圧が小さくなると、圧電素子30が縮小して流体室42の容積が大きくなり、入口流路40から流体室42内に流体が供給される。
圧電素子30に印加される駆動電圧は、高い周波数(例えば400Hz)でオン(最大電圧)とオフ(0V)とを繰り返すので、流体室42の容積の拡大と縮小が繰り返され、流体に脈動が与えられる。流体室42から押し出された流体は、流体噴射管20の先端のノズル20a(開口部20a)から噴射される。
図3は、圧電素子30に印加される駆動電圧の波形の一例を示す説明図である。この図3において、横軸は時間を示しており、縦軸は駆動電圧を示している。駆動電圧の波形の1周期は、電圧が大きくなる立ち上がり期間と、電圧が小さくなる立ち下がり期間と、電圧が印加されない休止期間とによって構成されている。
本実施形態では、駆動電圧の立ち上がり期間の波形は、正の電圧方向にオフセットされ、位相が−90度ずれたSIN波形の1/2周期分の波形である。駆動電圧の立ち下がり期間の波形は、正の電圧方向にオフセットされ、位相が+90度ずれたSIN波形の1/2周期分の波形である。そして、立ち下がり期間におけるSIN波形の周期は、立ち上がり期間のSIN波形の周期よりも大きくなっている。
本実施形態では、駆動電圧の大きさが変更された場合には、図3に示す波形の最大値が変更される。また、駆動電圧の周波数が変更された場合には、立ち上がり期間及び立ち下がり期間の波形は変更されず、休止期間の長さが変更される。
図4は、駆動電圧の波形と、ダイアフラム32の変形の様子との対応関係を示す説明図である。なお、この図4では、圧電素子30とダイアフラム32との間に、補強部材51が設けられている。休止期間(a)では、駆動電圧が印加されていないので、圧電素子30は伸長しておらず、ダイアフラム32は撓んでいない。立ち上がり期間(b)では、駆動電圧が大きくなるため、圧電素子30が伸長し、ダイアフラム32が流体室42側に撓み、流体室42の容積が小さくなる。
(c)に示すタイミングでは、駆動電圧が最大となるため、圧電素子30の長さも最大となり、流体室42の容積が最小となる。立ち下がり期間(d)では、駆動電圧が小さくなるので、圧電素子30が元の大きさに戻り始め、流体室42の容積が元の大きさに戻り始める。休止期間(e)では、駆動電圧が印加されていないので、圧電素子30が元の大きさに戻り、流体室42の容積が元の大きさに戻る。この(a)から(e)に示す一連の動作が繰り返されることによって、流体室42内の流体が流体噴射管20に押し出される。
図5は、圧電素子30に印加される駆動電圧の駆動周波数F[Hz]と、患部が切除された深さ[mm]との関係をグラフ形式で示す説明図である。図5に示された実線Jは、流体噴射管20を患部に対して一定の速度で移動させ、駆動周波数Fのみを変更した場合を示している。一方、図5に示された破線Bは、患部の単位長さ当たりに噴射される脈流の数N(以下では、単に「噴射数N」とも呼ぶ)が一定となるように、流体噴射管20の移動速度Vと駆動周波数Fとを調整した場合を示している。この図5に示す例では、単位長さ当たりの噴射数Nが1000発/mmとなるように、流体噴射管20の移動速度Vと駆動周波数Fとが調整されている。
この図5によれば、単位長さ当たりの噴射数Nが大きくなると、切除深さが深くなることが理解できる。また、単位長さ当たりの噴射数Nが同じであれば、流体噴射管20の移動速度Vや駆動周波数Fが異なっていても、切除深さがほぼ同じになることが理解できる。すなわち、患部を切除する切除力は、単位長さ当たりの噴射数Nと相関関係があることが理解できる。
図6は、流体噴射管20の移動速度V[mm/s]と、圧電素子30に印加される駆動電圧の駆動周波数F[Hz]との関係を示す説明図である。この図6に示すように、流体噴射管20の移動速度Vに応じて駆動周波数Fを制御すれば、単位長さ当たりの噴射数Nが一定となる。本実施形態では、制御部16dは、単位長さ当たりの噴射数Nが所定の範囲内に収まるように、測定される移動速度Vに応じて、駆動周波数Fを制御する。このようにすれば、流体噴射管20の移動速度Vが変化した場合であっても、切除力をほぼ一定にすることができ、患部が切除される深さをほぼ一定にすることができる。本実施形態では、制御装置16は、情報取得スイッチ26が術者によって押下されたタイミングにおける切除力を維持するように、駆動周波数Fを制御する。制御の詳細は以下のとおりである。
受付部16aは、特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの設定の指示を術者から受け付ける。本実施形態では、受付部16aは、制御ケーブル17eを介して、情報取得スイッチ26が押下されたことを示す信号を受け付ける。
設定部16bは、術者からの指示に基づいて、特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsを設定する。本実施形態では、設定部16bは、情報取得スイッチ26が押下されたタイミングにおける駆動周波数Fを、特定の駆動周波数Fsに設定するとともに、情報取得スイッチ26が押下されたタイミングにおける流体噴射管20の移動速度Vを、特定の移動速度Vsに設定する。
算出部16cは、設定された特定の駆動周波数Fsと、設定された特定の移動速度Vsとを用いて、制御定数Nsを算出する。本実施形態では、算出部16cは、特定の駆動周波数Fsを、特定の移動速度Vsで除することによって、制御定数Nsを算出する。
制御部16dは、駆動周波数Fと流体噴射管20の移動速度Vとを用いて制御定数Nsを算出する方法と同じ方法で算出した値、すなわち、単位長さ当たりの噴射数Nが、制御定数Nsを含む所定の範囲内に収まるように、流体噴射管20の移動速度Vに応じて、駆動周波数Fを制御する。本実施形態では、制御部16dは、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。したがって、流体噴射管20の移動速度Vが変化した場合であっても、駆動周波数Fを容易に制御することができるとともに、情報取得スイッチ26が押下されたタイミングにおける切除力を維持することができる。
このように、本実施形態によれば、単位長さ当たりの噴射数Nが、ユーザーからの指示によって設定された数(制御定数Ns)に近づくように制御されるので、流体噴射管20の移動速度Vが変化した場合であっても、術者からの指示によって設定された切除力を維持することができる。
さらに、本実施形態によれば、ユーザーが、好みの切除力が実現されているタイミングで情報取得スイッチ26を押下すれば、好みの切除力が実現されているタイミングにおける切除力を維持することができる。なお、流体噴射管20及び脈動発生部22は、本発明の「流体噴射部」に相当する。
B.第2実施形態:
図7は、第2実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第2実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。噴射スイッチ18が術者によって押下されてオンになると、流体供給機構12及び脈動発生部22が駆動する。一方、噴射スイッチ18が術者によって押下されておらずオフのときは、流体供給機構12及び脈動発生部22は停止している。
図7は、第2実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第2実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。噴射スイッチ18が術者によって押下されてオンになると、流体供給機構12及び脈動発生部22が駆動する。一方、噴射スイッチ18が術者によって押下されておらずオフのときは、流体供給機構12及び脈動発生部22は停止している。
本実施形態では、制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vが、所定の上限閾値Vaよりも大きい場合には、駆動周波数Fが、制御定数Nsを用いて駆動周波数Fを制御する場合における駆動周波数Fの値よりも小さな値となるように、駆動周波数Fを制御する。なお、所定の上限閾値Vaは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の上限閾値Vaは、特定の移動速度Vsより大きい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの1.2倍の値であってもよい。駆動周波数Fの具体的な制御方法は以下のとおりである。
算出部16cは、第1実施形態と同様にして、制御定数Nsを算出するとともに、制御定数Nsに1未満の所定の定数を掛け合わせて第2制御定数Ns2を算出する。例えば、算出部16cは、以下の式に基づいて、第2制御定数Ns2を算出する。
Ns2=Ns×0.5
Ns2=Ns×0.5
制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vと、所定の上限閾値Vaとを比較する。流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Va以下である場合には、制御部16dは、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
一方、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Vaより大きい場合には、制御部16dは、駆動周波数Fの値が、第2制御定数Ns2と流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
このようにすれば、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Vaより大きい場合には、単位長さ当たりの噴射数Nは、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Va以下である場合における単位長さあたりの噴射数Nよりも小さくなる。
したがって、本実施形態によれば、術者の意図に反して流体噴射管20の移動速度Vが大きくなった場合に、単位長さ当たりの噴射数Nが小さな値となるので、切除力を小さくすることができる。例えば、術者の意図に反して流体噴射管20の移動速度Vが大きくなり、流体噴射管20の先端が患部の非所望の位置に移動した場合に、切除力を小さくすることができる。この結果、医療機器100の安全性を向上させることができる。
C.第3実施形態:
図8は、第3実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第3実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。本実施形態では、制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vが、所定の下限閾値Vbよりも小さい場合には、駆動周波数Fが、制御定数Nsを用いて駆動周波数Fを制御する場合における駆動周波数Fの値よりも小さな値となるように、駆動周波数Fを制御する。なお、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsより小さい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの0.8倍の値であってもよい。駆動周波数Fの具体的な制御方法は以下のとおりである。
図8は、第3実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第3実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。本実施形態では、制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vが、所定の下限閾値Vbよりも小さい場合には、駆動周波数Fが、制御定数Nsを用いて駆動周波数Fを制御する場合における駆動周波数Fの値よりも小さな値となるように、駆動周波数Fを制御する。なお、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsより小さい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの0.8倍の値であってもよい。駆動周波数Fの具体的な制御方法は以下のとおりである。
算出部16cは、第1実施形態と同様にして、制御定数Nsを算出するとともに、制御定数Nsに1未満の所定の定数を掛け合わせて第3制御定数Ns3を算出する。例えば、算出部16cは、以下の式に基づいて、第3制御定数Ns3を算出する。
Ns3=Ns×0.5
Ns3=Ns×0.5
制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vと、所定の下限閾値Vbとを比較する。流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vb以上である場合には、制御部16dは、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
一方、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vbより小さい場合には、制御部16dは、駆動周波数Fの値が、第3制御定数Ns3と流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
このようにすれば、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vbより小さい場合には、単位長さ当たりの噴射数Nは、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vb以上である場合における単位長さあたりの噴射数Nよりも小さくなる。
したがって、本実施形態によれば、流体噴射管20の移動速度Vが小さくなった場合に、単位長さ当たりの噴射数Nが小さな値となるので、切除力を小さくすることができる。例えば、術者の意図に反して、流体噴射管20の先端が患部の非所望の同一の位置に留まり続けた場合や、術者が患部の切除等を中断しようとして移動速度Vが小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。この結果、医療機器100の安全性を向上させることができる。
D.第4実施形態:
図9は、第4実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第4実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。本実施形態では、制御部16dは、上記第1実施形態と同様にして駆動周波数Fを制御しつつ、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Vaよりも大きい場合には、圧電素子30に印加する駆動電圧の大きさを小さくする。なお、所定の上限閾値Vaは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の上限閾値Vaは、特定の移動速度Vsより大きい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの1.2倍の値であってもよい。駆動周波数F及び駆動電圧の具体的な制御方法は以下のとおりである。
図9は、第4実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第4実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。本実施形態では、制御部16dは、上記第1実施形態と同様にして駆動周波数Fを制御しつつ、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Vaよりも大きい場合には、圧電素子30に印加する駆動電圧の大きさを小さくする。なお、所定の上限閾値Vaは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の上限閾値Vaは、特定の移動速度Vsより大きい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの1.2倍の値であってもよい。駆動周波数F及び駆動電圧の具体的な制御方法は以下のとおりである。
制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vと、所定の上限閾値Vaとを比較する。流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Va以下である場合には、制御部16dは、圧電素子30に印加する駆動電圧の最大値を所定の値Eに設定するとともに、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
一方、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Vaより大きい場合には、制御部16dは、圧電素子30に印加する駆動電圧の最大値を、上述の所定の値Eよりも小さい所定の値Eaに設定するとともに、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。なお、Eaは、Eよりも小さな値であればよく、例えば、Eの0.5倍の値であってもよく、0であってもよい。
このようにすれば、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Vaより大きい場合には、流体噴射管20から噴射される脈流の勢いは、流体噴射管20の移動速度Vが所定の上限閾値Va以下である場合における脈流の勢いよりも小さくなる。
例えば、術者の意図に反して流体噴射管20の移動速度Vが大きくなり、流体噴射管20の先端が患部の非所望の位置に移動した場合に、切除力を小さくすることができる。この結果、医療機器100の安全性を向上させることができる。
E.第5実施形態:
図10は、第5実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第5実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。本実施形態では、制御部16dは、上記第1実施形態と同様にして駆動周波数Fを制御しつつ、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vbよりも小さい場合には、圧電素子30に印加する駆動電圧の大きさを小さくする。なお、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsより小さい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの0.8倍の値であってもよい。駆動周波数F及び駆動電圧の具体的な制御方法は以下のとおりである。
図10は、第5実施形態としての医療機器100における制御パターンを示す説明図である。第5実施形態の基本的な構成は、上記の第1実施形態と同じである。本実施形態では、制御部16dは、上記第1実施形態と同様にして駆動周波数Fを制御しつつ、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vbよりも小さい場合には、圧電素子30に印加する駆動電圧の大きさを小さくする。なお、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsを基準として設定されてもよい。例えば、所定の下限閾値Vbは、特定の移動速度Vsより小さい値であればよく、例えば、特定の移動速度Vsの0.8倍の値であってもよい。駆動周波数F及び駆動電圧の具体的な制御方法は以下のとおりである。
制御部16dは、流体噴射管20の移動速度Vと、所定の上限閾値Vaとを比較する。流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vb以上である場合には、制御部16dは、圧電素子30に印加する駆動電圧の最大値を所定の値Eに設定するとともに、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
一方、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vbより小さい場合には、制御部16dは、圧電素子30に印加する駆動電圧の最大値を、上述の所定の値Eよりも小さい所定の値Ebに設定するとともに、駆動周波数Fの値が、制御定数Nsと流体噴射管20の移動速度Vとを掛け合わせた値に近づくように、駆動周波数Fを制御する。なお、Ebは、Eよりも小さな値であればよく、例えば、Eの0.5倍の値であってもよく、0であってもよい。
このようにすれば、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vbより小さい場合には、流体噴射管20から噴射される脈流の勢いは、流体噴射管20の移動速度Vが所定の下限閾値Vb以上である場合における脈流の勢いよりも小さくなる。
したがって、本実施形態によれば、流体噴射管20の移動速度Vが小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。例えば、術者の意図に反して、流体噴射管20の先端が患部の非所望の同一の位置に留まり続けた場合や、術者が患部の切除等を中断しようとして移動速度Vが小さくなった場合に、切除力を小さくすることができる。この結果、医療機器100の安全性を向上させることができる。
F.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態において、制御装置16には、特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの設定の指示を術者から受け付けるためのユーザーインターフェースが接続されていてもよい。また、設定部16bは、術者からの指示に基づいて、過去の特定の期間における駆動周波数Fの平均値から、特定の駆動周波数Fsを設定してもよい。また、設定部16bは、術者からの指示に基づいて、過去の特定の期間における流体噴射管20の移動速度Vの平均値から、特定の移動速度Vsを設定してもよい。
上記実施形態において、制御装置16には、特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの設定の指示を術者から受け付けるためのユーザーインターフェースが接続されていてもよい。また、設定部16bは、術者からの指示に基づいて、過去の特定の期間における駆動周波数Fの平均値から、特定の駆動周波数Fsを設定してもよい。また、設定部16bは、術者からの指示に基づいて、過去の特定の期間における流体噴射管20の移動速度Vの平均値から、特定の移動速度Vsを設定してもよい。
・変形例2:
上記実施形態において、算出部16cは、特定の移動速度Vsを、特定の駆動周波数Fsで除することによって、制御定数Nsを算出してもよい。この場合には、制御部16dは、駆動周波数Fが、流体噴射管20の移動速度Vを制御定数Nsで除した値に近づくように、駆動周波数Fを制御すればよい。
上記実施形態において、算出部16cは、特定の移動速度Vsを、特定の駆動周波数Fsで除することによって、制御定数Nsを算出してもよい。この場合には、制御部16dは、駆動周波数Fが、流体噴射管20の移動速度Vを制御定数Nsで除した値に近づくように、駆動周波数Fを制御すればよい。
・変形例3:
上記実施形態において、制御装置16は、流体噴射管20の移動速度Vを、ハンドピース14に設けられたカメラや、ハンドピース14以外の位置に設けられたカメラによって撮影された画像又は動画に基づいて算出してもよい。また、上記実施形態において、患部の動き(速度)を検出するカメラやセンサー等を設けてもよく、制御装置16は、患部と流体噴射管20との相対速度を算出してもよい。
上記実施形態において、制御装置16は、流体噴射管20の移動速度Vを、ハンドピース14に設けられたカメラや、ハンドピース14以外の位置に設けられたカメラによって撮影された画像又は動画に基づいて算出してもよい。また、上記実施形態において、患部の動き(速度)を検出するカメラやセンサー等を設けてもよく、制御装置16は、患部と流体噴射管20との相対速度を算出してもよい。
・変形例4:
上記実施形態において、脈動発生部22は、流体にレーザーを照射することによって気泡を発生させ、当該気泡によって脈動を発生させる機構であってもよい。この場合には、脈動発生部22には、レーザーを照射するための光ファイバーケーブルが接続されていればよい。また、脈動発生部22は、電熱ヒーターによって気泡を発生させて脈動を発生させる機構であってもよい。
上記実施形態において、脈動発生部22は、流体にレーザーを照射することによって気泡を発生させ、当該気泡によって脈動を発生させる機構であってもよい。この場合には、脈動発生部22には、レーザーを照射するための光ファイバーケーブルが接続されていればよい。また、脈動発生部22は、電熱ヒーターによって気泡を発生させて脈動を発生させる機構であってもよい。
・変形例5:
上記実施形態において、設定された特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの解除は、術者が噴射スイッチ18の押下を止めたとき、または、術者が再び情報取得スイッチ26を押下したときに、行なわれてもよい。また、設定された特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの解除をするためのボタンを別途設けてもよい。
上記実施形態において、設定された特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの解除は、術者が噴射スイッチ18の押下を止めたとき、または、術者が再び情報取得スイッチ26を押下したときに、行なわれてもよい。また、設定された特定の駆動周波数Fs及び特定の移動速度Vsの解除をするためのボタンを別途設けてもよい。
・変形例6:
上記第1実施形態から第5実施形態において行なわれている制御を適宜組み合わせてもよい。
上記第1実施形態から第5実施形態において行なわれている制御を適宜組み合わせてもよい。
・変形例7:
上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…流体容器
12…流体供給機構
14…ハンドピース
16…制御装置
16a…受付部
16b…設定部
16c…算出部
16d…制御部
17a…電圧印加ケーブル
17b…制御ケーブル
17c…制御ケーブル
17d…制御ケーブル
17e…制御ケーブル
18…噴射スイッチ
19a…接続チューブ
19b…接続チューブ
20…流体噴射管
20a…開口部(ノズル)
22…脈動発生部
24…筐体
25…加速度センサー
26…情報取得スイッチ
30…圧電素子
32…ダイアフラム
34…第1ケース
36…第2ケース
38…第3ケース
40…入口流路
42…流体室
44…出口流路
51…補強部材
100…医療機器
12…流体供給機構
14…ハンドピース
16…制御装置
16a…受付部
16b…設定部
16c…算出部
16d…制御部
17a…電圧印加ケーブル
17b…制御ケーブル
17c…制御ケーブル
17d…制御ケーブル
17e…制御ケーブル
18…噴射スイッチ
19a…接続チューブ
19b…接続チューブ
20…流体噴射管
20a…開口部(ノズル)
22…脈動発生部
24…筐体
25…加速度センサー
26…情報取得スイッチ
30…圧電素子
32…ダイアフラム
34…第1ケース
36…第2ケース
38…第3ケース
40…入口流路
42…流体室
44…出口流路
51…補強部材
100…医療機器
Claims (7)
- 流体を噴射する医療機器であって、
前記流体を噴射する開口部を有する噴射管と、前記噴射管に連通し、前記流体に脈動を発生させる脈動発生部とを有する流体噴射部と、
前記脈動発生部を制御することによって、前記脈動の周波数を制御する制御部と、
前記流体噴射部の移動速度を測定する測定部と、
特定の周波数及び特定の移動速度の設定の指示をユーザーから受け付ける受付部と、
前記ユーザーからの指示に基づいて、前記特定の周波数及び前記特定の移動速度を設定する設定部と、
前記特定の周波数と、前記特定の移動速度とを用いて、制御定数を算出する算出部と
を備え、
前記制御部は、前記周波数と前記移動速度とを用いて、前記制御定数を算出する方法と同じ方法で算出した値が、前記制御定数を含む所定の範囲内に収まるように、前記移動速度に応じて、前記周波数を制御する、
医療機器。 - 請求項1に記載の医療機器であって、
前記設定部は、前記設定の指示を受け付けたタイミングにおける前記周波数を、前記特定の周波数に設定するとともに、前記設定の指示を受け付けたタイミングにおける前記移動速度を、前記特定の移動速度に設定する、
医療機器。 - 請求項1または請求項2に記載の医療機器であって、
前記算出部は、前記特定の周波数を、前記特定の移動速度で除することによって、前記制御定数を算出し、
前記制御部は、前記周波数の値が、前記制御定数と前記移動速度とを掛け合わせた値に近づくように、前記周波数を制御する、
医療機器。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の医療機器であって、
前記制御部は、前記移動速度が所定の上限閾値よりも大きい場合には、前記周波数が、前記制御定数を用いて前記周波数を制御する場合における前記周波数の値よりも小さな値となるように、前記周波数を制御する、
医療機器。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の医療機器であって、
前記制御部は、前記移動速度が所定の下限閾値よりも小さい場合には、前記周波数が、前記制御定数を用いて前記周波数を制御する場合における前記周波数の値よりも小さな値となるように、前記周波数を制御する、
医療機器。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の医療機器であって、
前記制御部は、前記移動速度が所定の上限閾値よりも大きい場合には、前記脈動発生部の出力が小さくなるように制御する、
医療機器。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の医療機器であって、
前記制御部は、前記移動速度が所定の下限閾値よりも小さい場合には、前記脈動発生部の出力が小さくなるように制御する、
医療機器。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160815 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170526 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20170613 |