本発明は、デジタルプリンタにおける現像部材に液体トナーを付ける為のシステム及び方法、更に、そのようなシステムを備えるデジタル印刷装置に関する。
慣例的な湿式現像装置において、液体トナー用トレイに浸される回転送り部材、例えば、アニロックスローラは、現像部材の単位周囲長当たり一定量の液体トナーを供給する。アニロックスローラは、概して、現像部材と接触する前にブレードによって修繕される。現像部材は、液体トナーを電気的画像を含む光導電体に接触させ、その画像を現像する。例)フレキソ印刷及びグラビア印刷出版は、ワンパスで印刷層を作る為に、高いスクリーン解像度でアニロックスローラを使用する。概して、一定の厚さの十分に厚いインク層をアニロックスローラに付け、良好な一定画像品質(IQ)を実現し、安定した印刷処理を確実にすることが望ましい。
本発明の実施形態は、特に、以下の発明の洞察に基づく。送り部材がアニロックスローラである実施形態において、アニロックスローラは、液体トナーに一部が浸される。浸されない部分は、空気に囲まれるので、空気がアニロックスパターンの凹部に入る。空気の存在は、液体トナーで凹部を充填することを妨げ、現像部材に液体トナーを送ることが最適にならない。また、液体トナーは、凹部に「捕捉」されるようになる場合がある。そのような「動かない」トナーは、もはや、現像部材に適切に提供されず、当該システムを汚染する。特に、強い非ニュートン粘性作用のような強い異方性特性をトナーが有する場合、流れず動かないトナーは、高い粘性を有するので、アニロックスローラの凹部に広く残る。これは、液体トナーを現像ローラに送ることを更に悪化させる。
本発明の他の実施形態において、送り部材は、金属ローラのような平坦外面を備えたローラである。また、そのような実施形態において、流れず動かない小量のトナーは、送りローラ上に存在し続け、これが、液体トナーを現像ローラに送ることを悪化させる。
そのため、本発明の実施形態は、前述した欠点を持たない、デジタルプリンタにおける現像部材に液体トナーを付ける為のシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の態様によると、デジタルプリンタにおいて現像部材に液体トナーを付ける為のシステムが提供される。システムは、液体トナーを貯蔵する為のリザーバと、送り部材と、現像部材とを備え、送り部材は、リザーバから現像部材に液体トナーを移送するように配置される。当該システムは、リザーバに配置される送りアシスト部材を更に備える。送り部材は、送りアシスト部材に接触して回転する為に、更に、当該システムが動作中、リザーバ内の液体トナーに置かれる接触領域に沿って送りアシスト部材に接触させる為に、配置される。送りアシスト部材には、送り部材及び送りアシスト部材間の接触領域で圧縮される為に、圧縮可能な接触部分が備えられている。概して、接触部分は、弾性変形が可能であり、接触部分は、送り部材によって弾性的に圧縮可能であるように配置されている。
送り部材の表面部が送りアシスト部材と接触するようになるとき、この表面部は、最初に、圧力が上がる圧力ゾーンに、次に、圧力が下がる圧力放出ゾーンに移動する。圧力ゾーンにおいて、送り部材の表面部上の汚染物質は除去される。送り部材がアニロックス部材である場合も同様に、捕捉された空気はアニロックスパターンの凹部から除去される。圧力放出ゾーンにおいて、リザーバからの新しい液体トナーが送り部材に付けられる。アニロックス部材の場合、除去される空気は、新しい液体トナーによって置き換えられる。より明確に、本発明の実施形態は、新しい液体トナーがアニロックスパターンの凹部に吸い込まれることを許容する。より一般的に、送りアシスト部材は、圧力変動のため、リザーバ内の液体トナーを送り部材の領域内で移動させる。アニロックスローラの場合、アニロックスパターンの凹部内の、アニロックスパターンを取り囲む液体トナーは、圧力変動及び空気マイグレーションのため、移動され、攪拌される。この移動は、液体トナーの粘性を著しく低下させ、アニロックスローラにおいて凹部の充填を容易にする。
概して、送り部材は、送りベルト又はベルトであるが、好ましくは、送り部材は、アニロックスローラである。より好ましくは、送りローラは、トリヘリカルアニロックスパターンのような開放パターンを備えたアニロックスローラである。そのような開放構造は、アニロックスパターンの凹部内のトナーの移動を容易にする。しかしながら、本発明は、蜂の巣状パターンのような閉鎖構造を備えたアニロックスパターンと組み合わせても、非常に有用である。送りアシスト部材の圧縮可能な接触部分は、好ましくは、送りアシスト部材及びアニロックスローラ間の接触領域内のアニロックスローラの凹部内で部分的に拡大する為に適合されている。
好ましくは、送りアシスト部材は、送りアシストローラ又はベルトである。好ましくは、送りアシストローラ又はベルトは、送り部材及び送りアシスト部材間の接触領域で見られる、送り部材と同一方向に回転する為に配置される。特定の有利な実施形態において、送りアシストローラ又はベルトは、送り部材との接触を通じて回転されるように配置される。そのように、送りアシストローラ又はベルトは、動力化されなくてもよい。
送りアシスト部材がローラ又はベルトである実施形態において、接触部分は、接触領域内で送り部材と接触させられる周囲の外部表面を有する接触層の形で設けられてもよい。接触層は、比較的に薄い外層でもよいが、送りアシストローラの軸の周りに配置された弾性変形可能な材料の厚い接触層を備える送りアシストローラを有することも可能である。
典型的な実施形態において、圧縮可能な接触部分は、10〜50,好ましくは、15〜45,より好ましくは20〜30のアスカーC硬度を有する。好ましくは、接触部分は、発泡材料(例えば、ポリウレタン発泡体またはシリコーン発泡体)から製造される。より一般的に、接触部分は、あらゆる適した重合材料(例えば、以下の一つ)から製造可能である。SBR,EPDM又はネオプレンのような芳香族又は脂肪族重合ゴム;
クロロスルホンポリエチレン材料;ニトリルゴム;シリコーンゴム;フルオロシリコーンゴム;ポリイミド;ポリアミド;ペルフルオロゴム材料;ポリウレタン;交差結合型エポキシ樹脂;ポリアクリル;それらの材料の任意の組み合わせ。また、接触部分は、異なる材料から形成される多層構造でもよい。材料は、液体トナーと調和しない為に選択され、接触部分の変質又は変形を制限又は防止する。この状態において「調和しない」とは、例えば、硬度を著しく変えることによって、液体トナーの油が接触部分の弾性圧縮可能な擦り付け材料の機械的特性又は保全性を著しく変えないことを意味する。しかしながら、接触部分の材料の僅かの膨潤のような物理的状態における小幅な変更は許容可能である。
好ましい実施形態において、接触部分は、毛細管作用によって液体トナーを吸収するように適合される。これは、適した発砲材料を選択することによって、或いは、より一般的に、適した開放セル構造を備えた剤呂うに接触部分を設けることによって、達成されてもよい。そのように、新たなトナーは、送りアシスト部材に取り入れられ、送り部材上の送りアシスト部材によって付けられてもよい。
他の実施形態によると、接触部分は、剛毛から構成されるブラシ部分の形をとる。ブラシ部分は、剛毛間で液体トナーを受け、剛毛及び送り部材間の接触領域で圧縮される。ブラシ部分は、送り部材の表面から汚染物質を除去し、接触領域内及び接触領域の周りの液体トナーを攪拌し、リザーバ内の液体トナーに浸されるとき、新たな層の液体トナーが全体的に送り部材に付けられることを確実にする。
好ましくは、送りアシスト部材は、ベアリングを使用して装着される軸を有する送りアシストローラである。可能な実施形態において、ベアリングは、リザーバ内に設けられてもよい。ベアリングは、所定圧力で送り部材に対して送りアシスト部材を押圧する為に配置されたバネ手段を使用して装着されてもよく、これは、送りアシスト部材が送り部材によって圧縮される量に影響されない。他の実施形態において、送りアシストローラの軸は、リザーバの外側に設けられたベアリング内へと、リザーバの2つの対向壁を通って延びている。適切な密閉手段が、軸とリザーバの壁との間に設けられる。更なる他の実施形態において、リザーバを取り囲む補助リザーバが設けられ、ベアリングが補助リザーバ内に設けられてもよい。そのような実施形態において、密閉手段は、先の実施形態のように決定的なものではない。補助リザーバを備えた実施形態において、ベアリング及び補助リザーバは、リザーバに関してバネ装着されてもよく、送りアシスト部材は、所定の力で送り部材に圧縮されてもよいが、これは、送り部材によって送りアシスト部材の接触部分が圧縮される量には影響されない。
本発明の他の態様によると、液体トナーを含む為のリザーバを備える液体トナー用貯蔵システムが設けられ、前記リザーバは、補助リザーバにバネで装着されている。リザーバには、液体トナーの高さより下方に延びることが意図された軸を有するローラが設けられている。軸は、リザーバの対向壁を通って伸び、補助リザーバにバネで装着されたベアリングを使用して、回転できるように装着されている。補助リザーバは、ベアリングの場所より低い高さまで、液体トナーを含むことが意図されている。そのように、リザーバ内の液体トナーに伸びる軸を有するローラは、バネで装着されているが、ベアリングが液体トナー内に置かれることを避ける。
前に開示された実施形態では、一つの送りアシスト部材を備えたシステムが開示されてきた。しかしながら、当業者は、リザーバにおいて、送り部材と接触する複数の送りアシスト部材が設けられてもよいことが分かる。複数の送りアシスト部材は、回転送りアシスト部材及び/又は固定された送りアシスト部材を含んでもよい。
他の態様によると、前に開示されたようなシステムの実施形態を備え、以下の特徴の一つ以上を更に備えるデジタル印刷装置が設けられる。
−現像部材と接触して回転する為の画像部材;
−現像部材の表面に対向して、更に/又は送り部材に対向して、現像部材及び画像部材間の接触表面の上流側の、放出部材、概して、コロナチャージャー;
−現像部材及び画像部材間の回転接触の領域の下流側に、現像ローラに対向して配置された放電部材;この放電部材は、好ましくは、現像部材及び画像部材間の接触領域の下流側の現像部材に残存する過剰液体トナーの装填を制御するように制御される;帯電されてないトナー粒子は、送りローラから、より簡単に除去可能なので、この放電部材も、送りアシスト部材の動作を容易にする;
−現像部材及び画像部材間の接触表面の下流側に現像部材に対向して配置されるスクレイパ;
−スクレイパの上流側、現像部材及び画像部材間の接触表面の下流側のルースニング部材であって、前記ルースニング部材は、現像部材に存在する液体トナーを解かすように配置され、ルースニング部材は、解かされる液体トナーを擦るように配置された擦り付け部分を有し、前記擦り付け部分は、現像部材によって押圧される為に、現像部材による押圧中、少なくとも一部が前記液体トナーを含み、或いは、吸収することができる為に配置され、構成され、好ましくは、擦り付け部分は、液体トナーを吸収できる弾性発泡材料で形成され、好ましくは、ルースニング部材は、現像部材及びルースニング部材間の接触の領域で見られる、現像部材と比較して反対方向に回転するように構成され、液体ピックアップゾーンは、接触の前記領域の上流側に作られ、スクイーズアウトゾーンは接触の前記領域の下流側に作られる、ルースニング部材;より少ない「動かない」トナー粒子が現像部材に付着して残り、そのようなトナー粒子は、送り部材まで移送されることから、そのようなルースニング部材は、送りアシスト部材の動作を容易にする。
本発明の他の態様によると、現像部材に液体トナーを付ける為の方法が設けられる。リザーバからの液体トナーは、回転送り部材に付けられ、送り部材、概してアニロックスローラによって、現像部材まで移送される。回転送り部材に液体トナーを付けることは、液体トナー内に置かれた接触領域において、リザーバ内で送りアシスト部材と接触することを有し;送りアシスト部材は、送り部材及び送りアシスト部材間の接触領域において圧縮される。
好ましくは、送り部材上の捕捉空気及び/又は汚染物質が除去されるが、送り部材は送りアシスト部材接触して回転する。好ましくは、送りアシスト部材は、送りアシストローラ又はベルトであり、送り部材は、送りローラ又はベルトである。好ましくは、送りアシストローラ又はベルトは、接触領域で見られる、送りローラと同一の方向に回転され、送りローラに隣接した液体トナーは、接触領域内で移動され、撹拌される。好ましくは、送りアシストローラ又はベルトは、回転送りローラ又はベルトと接触される結果として、回転される。
好ましい実施形態において、本発明の方法は、本発明のシステム又は装置の実施形態を使用して実施される。
本発明のシステム及び装置の実施形態と共に詳細に説明される全ての特徴も同様に、同一の技術的効果及び利点と共に、本発明に従う方法にも適用されることが理解されよう。このため、これらの特徴及びこれらの動作を繰り返さない。
以下、添付図面を参照して、これらの、更に、他の、本発明の実施形態の技術的効果及び利点を説明する。
図1は、本発明のデジタル印刷装置の第1実施形態を概略的に示す。
図2Aは、第1実施形態の送りアシストローラをリザーバ内で装着する為の2つの実施形態のうちの一方を示す。
図2Bは、第1実施形態の送りアシストローラをリザーバ内で装着する為の2つの実施形態のうちの他方を示す。
図2Cは、本発明のシステムの更なる実施形態の縦側面図を示す。
図2Dは、本発明のシステムの更なる実施形態の横断面図を示す。
図3は、本発明のシステムの第2実施形態を示す。
図4は、本発明のシステムの第3実施形態を示す。
発明の詳細な説明
本願を通じて、用語「上流側」及び「下流側」は、様々なローラ又は部材の各表面上で液体トナーによってとられる経路に沿う相対的な位置を指定するために使用される。したがって、用語は、関連する表面の移動方向という点で理解されなければならず:用語「上流側」は、適用される位置より以前に通り抜けられた位置を指定し、用語「下流側」は、適用される位置より以後に通り抜けられた位置を指定する。当業者は、これらの用語が必ずしも用語「上」及び「下」に関連しないことを理解するであろう。
図1は、本発明のデジタル印刷装置の第1実施形態を示し、レザーバ110,送りアシスト部材140,送り部材120、現像部材130,画像部材150、移送部材160,支持部材180を備える。基板170は、移送部材160及び支持部材180間に運ばれる。一般性を失うことなく、前述された部材は、ローラとして示され、説明されるが、当業者は、それらが、ベルトのように、異なって実施可能であることが分かる。現像用ローラ130,画像用ローラ150,移送用ローラ160は、全て、それらの表面に接着する液体トナーの一部を、それらの後続する物まで移送する。それぞれのローラ表面に残る液体トナーの一部(fraction)は、適した除去手段133,134;153,154;163,164による移送の後に除去される。
図示されたデジタル印刷装置は、液体トナーを現像用ローラ130に付ける為のシステムを備え、液体トナー111を貯蔵する為のリザーバ110と、送りローラ120と、送りアシストローラ140とを含む。図示された実施例において、送りローラ120は、アニロックスローラ(例えば、トリヘリカルパターンを備えたアニロックスローラ)である。アニロックスローラ120及び送りアシストローラは、当該システムがリザーバ110内の液体トナー111において動作状態にあるときに配置される接触領域CAに沿って、互いに回転接触で配置される。そのように、回転して駆動される送りローラ120は、(動力化されていない)送りアシストローラ140を回転させる。送りアシストローラ140には、圧縮可能な接触層141が備えられ、接触層は、アニロックスローラ120及び送りアシストローラ140間の接触領域CAで圧縮される為に配置されている。
アニロックスローラ120の表面部が送りアシストローラ140に到達するとき、この表面部は、最初に、圧力が高くなる圧力ゾーンに、次に、圧力が低くなる圧力放出ゾーンに移動する。圧力ゾーンでは、如何なる汚染や如何なる捕捉空気も、アニロックスパターンの凹部から除去される。圧力放出ゾーンでは、リザーバ110からの新たな液体トナー111がアニロックスローラ120の凹部を充填し、ここで、除去された空気が新たな液体トナーによって置き換えられる。回転する送りアシストローラ140は、リザーバ110内の液体トナー111が、圧力変動及び空気マイグレーションのため、リザーバ110内の液体トナー111をアニロックスローラ120の領域に移動させる。この移動が液体トナー111の粘性を著しく減少させ、アニロックスローラ120内の凹部の充填を容易にする。好ましくは、アニロックスローラ120は、トリヘリカルアニロックスパターンのような開放されたアニロックスパターンを有する。そのような開放構造は、アニロックスパターンの凹部内のトナーの移動を容易にする。
図示された実施例において、コロナチャージャー131が現像ローラ130と対向して、送りローラ120及び現像ローラ130間の回転接触領域の下流側、画像ローラ150及び現像ローラ130間の回転接触領域の上流側に設けられている。他の実施形態において、リザーバ内に貯蔵された液体トナーは固有に帯電(予め帯電)されてもよく、この場合、更なる帯電は必要なく、コロナチャージャー131は、省略されてもよい。放電コロナ132は、現像ローラ130及び画像ローラ150間の回転接触領域の下流側に設けられる。好ましくは、現像ローラ130及び画像ローラ150間の移送後に現像ローラ130に残る過剰液体トナーを放出する為に、放電コロナ132が制御される。適した実施は、出願人名義でNL2010573に開示されている。さらに、放電コロナ132の下流側には、スクレイパ134が続くルースニングローラ133が設けられている。ルースニングローラ133及びスクレイパ134は、出願人名義で特許出願EP13162577.4に開示されているように具体化されてもよい。同様な方法で、画像ローラ150及び移送ローラ160には、それぞれ、ルースニングローラ153,163及びスクレイパ154,164が設けられてもよい。また、それらのローラに対して、ルースニングローラより、放電コロナが先行されてもよい。注意すべきことは、ルースニングローラ133,153,163及び放電コロナ132は、概して、送りアシストローラ140の動作を容易にするが、本発明の実施形態では任意である。
図示されていないが、図1の装置は、追加のリザーバと、追加手段及び制御手段を備えてもよく、追加手段は、過剰な液体現像液分散に一定量の分散剤を追加するように構成され、制御手段は、その追加された量が過剰な液体現像液の分散においてケーキングを減少させるのに十分になるように追加手段を制御する。そのような手段は、出願人名義の特許出願第NL2010581に説明されている。
図2A及び図2Bは、前述された第1実施形態の送りアシストローラ140を装着する為の2つの可能な実施形態を示す。図2Aの実施形態において、送りアシストローラ140は、リザーバ110の内側に設けられたベアリング201を使用して装着されている。ベアリング201は、所定の力でアニロックスローラ120に送りアシストローラ140を押し付ける為に配置されたバネ手段202を使用して装着されてもよく、所定の力は、送りアシストローラ140が送りローラ120によって圧縮される大きさには影響されない。そのような実施形態は、漏れ問題が避けられ、送りローラ120及び送りアシストローラ140間の接触領域が良好に制御されるという利点がある。図2Bの実施形態において、送りアシストローラ140の軸203は、リザーバ110の2つの対向壁を通って、リザーバの外側に設けられたベアリング201へと延びる。適した密閉手段(図示せず)が、軸203及びリザーバ110の壁間に設けられる。
図2C及び図2Dは、リザーバ110における送りアシストローラ140を装着する為の更なる実施形態を示す。この実施形態において、リザーバ110は、補助リザーバ204内に装着され、ベアリング201は、補助リザーバ204内に設けられる。そのような実施形態において、密閉手段は、図2Bの実施形態におけるものほど重要ではない。補助リザーバ204は、出口206を有する放電リザーバとして、機能してもよい。リザーバ110は、リザーバ110内の新たな液体トナーを供給する為に入口207を有する。補助リザーバ204内の液体トナー205の高さは、ベアリング201の高さより低い。ベアリング201及び補助リザーバ204は、バネ手段202,208を通してリザーバ110に関して、送りアシストローラ140が所定の力で送りローラ120に抗して押圧されるように、それぞれがバネ装着されてもよい。図示された実施形態において、図1のスクレイパ134に類似したスクレイパ134(図2Dを参照。図2Cでは省略)が設けられている。スクレイパ134によって除去される液体トナーは、補助リザーバに放出されてもよい。また、任意のドクターブレード209(図2Dを参照、図2Cでは省略)が設けられ、送りローラ120によって付けられる液体トナー層の上層を除去してもよい。
補助リザーバ204は、混合手段と共に実施されてもよく、また、出願人名義の特許出願第NL2010581号に説明された追加のリザーバの任意の一つとして機能してもよい。
図3は、送りローラ320、概して、アニロックスローラと接触して回転する現像ローラ(図示せず)まで、リザーバ310から液体トナー311を供給する為の本発明のシステムの第2実施形態を示す。この実施形態には、3つの送りアシストローラ340a、340b、340cが設けられている。3つの送りアシストローラ340a、340b、340cは、連続して送りローラ320と接触する為に、リザーバ310内に装着される。3つの送りアシストローラ340a、340b、340cは、同一の接触部分341a、341b、341cを有してもよいが、それらの接触部分は、同様に、異なってもよく、例えば、異なる材料で形成されて、汚染物質/空気の除去を更に最適化し、送りローラ320に新たな液体トナーを付けることを更に改善する。
図4は、送りローラ420、概して、アニロックスローラと接触して回転する現像ローラ(図示せず)まで、リザーバ410から液体トナー411を供給する為の本発明のシステムの第3実施形態を示す。この実施形態には、2つの固定した送りアシスト部材440a、440bが設けられている。2つの送りアシスト部材440a、440bは、送りローラ420と連続して接触する為にリザーバ410内に装着されている。2つの送りアシスト部材440a、440bは、同一又は異なる接触部分441a、441bを有してもよい。
他の、図示されていない実施形態において、一つ以上の固定した送りアシスト部材が、一つ以上の回転可能な送りアシスト部材と組み合わされてもよい。その接触部分は、発泡材のような開放セル材料から形成されてもよいが、重合体剛毛を備えたブラシ形式、或いは、リブ付き外部表面を備えた接触層形式をとることができるので、液体トナーは、隣接したリブ等の間で受け止められる。より一般的に、どんな接触部分も、送りアシスト機能を与えることができれば、使用されてもよい。
本発明者は、本発明に従うシステムの実施形態において、送り部材に液体トナーを付けることが著しく改善されることに気づいた。トリヘリカルパターンを有するアニロックスローラを使用して本発明の装置の実施形態の為に試験が行われた。送りアシストローラを備えた試験と、備えていない試験が行われた。送りアシストローラは、およそ25のアスカーC硬度を有するPU外層があった。装置は、8時間の間、動作中であった。送りアシストローラが無い場合、8時間後、動作の開始に付けられた量と比較して、20%少ない液体トナーがアニロックスローラに付けられた。送りアシストローラがある場合、減少は5%未満であり、アニロックスローラに液体トナーを付ける為のシステムの著しい改善を示す。
本発明を特定の実施形態を参照して説明したが、これは、例示するためになされたものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲は、添付された請求の範囲に基づき、定められるものである。分かり易さの為に、一定の特徴は、特定実施形態において、詳細に開示、説明されたにすぎない。当業者は、これらの特徴が、本発明の他の実施形態に従うシステム及び装置における同一の技術的効果及び利点を伴って再使用が可能であり、そのような他の組み合わせも明らかに予見されることを認識する。