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JP2015048735A - オイルパン - Google Patents

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佐藤 公彦
Kimihiko Sato
公彦 佐藤
博文 東
Hirofumi Azuma
博文 東
淳 星川
Atsushi Hoshikawa
淳 星川
彰仁 宮本
Akihito Miyamoto
彰仁 宮本
範貢 大澤
Noritsugu Osawa
範貢 大澤
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Abstract

【課題】簡単な構造でエンジン始動時の燃費を改善できるオイルパンを提供する。
【解決手段】オイルパン1は、内部が境界部材13によって少なくとも主タンク11と副タンク12の2つに区画されており、エンジンオイルLを貯留する。主タンク11には、エンジンオイルLを吸い出してエンジンに供給するための吸出口2が設置される。副タンク12は、エンジンを循環したエンジンオイルLの少なくとも一部が副タンクに戻るように設置されている。境界部材13は、エンジンが停止している間の主タンク11のエンジンオイルLの液面LAよりも低く、エンジンが運転している間の主タンク11のエンジンオイルLの液面LBよりも高い上端部131を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、暖機運転をしたときのエンジンオイルの温度上昇を促進させるオイルパンに関する。
エンジンの各部の潤滑及び冷却のために循環されるエンジンオイルは、クランク室の下部に設けられたオイルパンに回収される。回収されたエンジンオイルは、オイルパンの最下部に設置されるストレーナを通してオイルポンプで吸い出され、再び各部へ供給される。寒冷時期においてエンジンオイルの温度が下がると粘性が増し、オイルポンプの圧力損失や各潤滑部分の摺動抵抗が増大するため、エンジンの燃費が悪くなる。
特許文献1に記載されたエンジン油温コントロール装置は、オイルパンを二室に分け、ストレーナを一室に設置し、エンジンの各部に供給された後、戻ってくるエンジンオイルの流入口を、他室の上部に設置している。一室と他室との間には仕切板が設置され、サーモバルブをこの仕切板の下部に、連通口をこの仕切板の上部に設置している。サーモバルブは、設定された温度以上で一室と他室とを連通させる。
したがって、エンジンオイルの温度が高い場合、サーモバルブが開かれてエンジンオイルの全量が循環し、エンジンオイルの温度が低い場合、サーモバルブが閉じられて連通口よりも上部のエンジンオイルが循環される。エンジンオイルの温度が低い場合は主として一室のエンジンオイルを循環するようにしてエンジンオイルの温度の上昇を早め、エンジン温度がある一定の温度以上になった場合はサーモバルブが開かれてオイルパン全量のエンジンオイルを循環させる。
特許文献2に記載された二層式オイルパンは、吸込口が配置される副室と、吸込口が設置されない主室とに仕切るオイルパンセパレータをオイルパンの中に設置している。エンジンブロックの内部と連通されているのは副室であり、主室はオイルパンセパレータに設けられた連通孔を介して副室に連通されている。また、この二層式オイルパンは、吸込口の近傍のオイルパンセパレータにサーモスタット弁を備えている。
エンジン始動時は、エンジンオイルの温度が低いので、サーモスタット弁は閉じられており、副室内のエンジンオイルが吸込口から吸い出され、また副室に戻される。副室内のエンジンオイルを循環させることによって、早期にエンジンオイルの昇温を図っている。また、エンジンオイルが温まると、サーモスタット弁が開かれ主室のエンジンオイルが副室に供給されエンジンオイル全体が循環される。
特開昭58−35213号公報 特開2006−77697号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に記載されたオイルパンに備わっているサーモバルブ(サーモスタット弁)は、エンジンオイルの温度がある設定温度以上に上がることによってエンジンオイルの全量が循環するように制御されている。つまり、オイルパンを構成する部品点数が増えるだけでなく、サーモバルブをオイルパンの内部に組み込むための作業工程を別途必要とする。エンジン始動時の燃費改善に対して、オイルパンを製造するためのコストがかかりすぎる。
そこで、本発明は、簡単な構造でエンジン始動時の燃費を改善できるオイルパンを提供する。
本発明に係る一実施形態のオイルパンは、エンジンオイルを貯留するとともに、内部が境界部材によって少なくとも主タンクと副タンクとの2つの部屋に区画されているオイルパンである。そして、主タンクには、エンジンオイルを吸い出してエンジンに供給するための吸出口が設置される。副タンクは、エンジンを循環したエンジンオイルの少なくとも一部がこの副タンクに戻るように設置されている。境界部材は、エンジンが停止している間の主タンク内のエンジンオイルの液面よりも低く、エンジンが運転している間の主タンクのエンジンオイルの液面よりも高い上端部を有する。
このとき、境界部材は、上端部よりも低い位置に、主タンクと副タンクとを連通させる連通部分を有し、この連通部分は、エンジンが運転している間にこの流通部分を流通するエンジンオイルの流量が副タンクに戻るエンジンオイルの流量よりも少なくなるように設けられている。また、連通部分は、副タンクの最下部をこの最下部と同じまたはこれよりも低い位置の主タンクに連通する。
または、境界部材は、第1の端部およびこの反対側の第2の端部を有している。連通部分は、境界部材の第1の端部側に設けられ、吸出口は、境界部材の第2の端部側に設けられる。また、連通部分の開口面積が吸出口の開口面積よりも小さいことも好ましい。
本発明に係る一実施形態のオイルパンによれば、境界部材の上端部は、エンジンが停止している間のエンジンオイルの液面よりも低く、エンジンが運転されている間の主タンクのエンジンオイルの液面よりも高いので、エンジンを運転している間の副タンクのエンジンオイルの液面が境界部材の上端部と同じ高さになり、オイルパンに戻ったエンジンオイルは、副タンク側に流れ落ちても、境界部材を越えて主タンク側へ溢れる。つまり、エンジンを循環して温まったエンジンオイルが優先的に循環されるようになるため、暖機運転におけるエンジンオイルの温度上昇が促進される。また、エンジン停止時には主タンク内のエンジンオイルと副タンク内のエンジンオイルが境界部材を越えるため、オイルパン内のオイル全体が混ざりやすく、劣化を抑制できる。
また、上端部よりも低い位置に、境界部材が連通部分を有しているオイルパンによれば、副タンクのエンジンオイルも循環されやすくなるため、エンジンオイル全体の劣化の斑を小さくすることができる。連通部分を流れるエンジンオイルの流量は、エンジンが運転している間の副タンクのエンジンオイルの循環流量よりも少ない流量である。したがって、エンジンで温まってオイルパンに戻ったエンジンオイルは、副タンクに溜らず、境界部材の上端部を越えて主タンク側へ溢れる。主タンクに溜るエンジンオイルが積極的に循環されるので、エンジンの暖機が促進される。
副タンクの最下部をこの最下部と同じまたはこれよりも低い位置の主タンクに連通部分が連通させるオイルパンによれば、副タンク内のエンジンオイルの全量を確実に循環させることができる。
さらに、境界部材が第1の端部およびその反対側の第2の端部を有しており、第1の端部側に連通部分が設けられ、第2の端部側に吸出口が設けられるオイルパンによれば、副タンクから連通部分を通って主タンクへ流れるエンジンオイルが、吸出口から離れているため、暖機運転の時に温度の低いエンジンオイルを吸出口からエンジンへ供給することを抑制できるので、暖気が促進される。
また、連通部分の開口面積が吸出口の開口面積よりも小さいオイルパンによれば、連通部分を通って副タンク側から主タンク側へ温度の低いエンジンオイルが流れることを抑制することができる。したがって、暖機運転中のエンジンオイルの温度が短時間で上がりやすくなる。
本発明に係る第1の実施形態のオイルパンを示す斜視図。 図1のオイルパンの平面図。 図2中のF3−F3線に沿う断面図。 図2中のF4−F4線に沿う断面図。 本発明に係る第2の実施形態のオイルパンを示す斜視図。 図5のオイルパンの平面図。 本発明に係る第3の実施形態のオイルパンを示す斜視図。 図7のオイルパンの境界部材に沿う断面図。 本発明に係る第4の実施形態のオイルパンを示す斜視図。 図9のオイルパンの境界部材に沿う断面図。 本発明に係る第5の実施形態のオイルパンを示す斜視図。 図11のオイルパンの境界部材に沿う断面図。 本発明に係る第6の実施形態のオイルパンを示す斜視図。 図13中のF14−F14線に沿うオイルパンの断面図。
本発明に係る第1の実施形態のオイルパン1について、図1から図4を参照して説明する。図1に示すオイルパン1は、内燃機関のエンジンのクランクケースの下部に取り付けられる。オイルパン1には、エンジンの可動部に供給されて潤滑及び冷却に使用されるエンジンオイルが貯留される。エンジンオイルは、オイルポンプによって汲み出され、クーラやフィルタを経由してエンジンに供給される。また、エンジンから戻るエンジンオイルは、クランクケースの外周壁に沿ってまんべんなくオイルパン1に戻される。
オイルパン1は、図1に示すように、主タンク11と、副タンク12と、境界部材13とを備える。主タンク11は、図2及び図3に示すように、エンジンオイルLを吸い上げる吸出口2が設置される。副タンク12は、主タンク11に隣接して設けられる。境界部材13は、主タンク11及び副タンク12の間に設置される。本実施形態の場合、図1に示すように、主タンク11、副タンク12、境界部材13が深絞りのプレス成形によって一体に作られている。また、主タンク11は、図2及び図3のように副タンク12よりも容積が大きく設定されている。
境界部材13は、図3に示すように、エンジンが停止している間のエンジンオイルLの液面LAよりも低く、エンジンが運転されている間の主タンク11のエンジンオイルLの液面LBよりも高い上端部131を有している。また、境界部材13は、上端部131よりも低い位置に、主タンク11と副タンク12とを連通させる連通部分14を有している。境界部材13は、直線状に形成され、第1の端部132およびこれと反対側に第2の端部133を有している。連通部分14は、境界部材13の第1の端部132側に設けられる。吸出口2は、境界部材13の第2の端部133側に配置される。
本実施形態の場合、図2及び図4に示すように、連通部分14は、オイルパン1全体の外周壁101と境界部材13の第1の端部132との間に設けられている。主タンク11及び副タンク12は、ほぼ同じ深さに形成されている。この連通部分14は、副タンク12の最下部121をこれと同じ高さ位置の主タンク11に連通している。また、この連通部分14は、エンジンが運転している間のエンジンオイルLの副タンク12に対する循環流量よりも少ない流量のエンジンオイルLを流す開口面積を有している。
以上のように構成されたオイルパン1において、図3に示すように、エンジンが停止している間、境界部材13の上端部131は、エンジンから戻ってきたエンジンオイルLによって液没する。また、エンジンが運転され、吸出口2からエンジンオイルLが吸い上げられると、エンジンに供給されて戻ってくるまでの循環経路内に取り込まれるエンジンオイルLの量に応じた分だけ主タンク11のエンジンオイルLの液面が下がる。
このとき、副タンク12のエンジンオイルLは、境界部材13によって堰き止められているので、境界部材13の上端部131の高さと同じ高さに保持される。エンジンに供給されたエンジンオイルLは、主タンク11及び副タンク12のそれぞれの大きさに応じてほぼ均等に戻される。オイルパン1に戻されたエンジンオイルLのうち副タンク12に戻されるエンジンオイルLは、境界部材13の上端部131を越えて主タンク11に流れ込む。境界部材13の第1の端部132側に設けられた連通部分14は、副タンク12のエンジンオイルLの循環流量よりも少ない流量のエンジンオイルLが流れる、すなわち、副タンク12に戻されたエンジンオイルLのうち連通部分14を通って主タンク11へ流れないエンジンオイルLは、境界部材13の上端部131を越流することになる。
オイルパン1に戻されるエンジンオイルLのうち副タンク12に戻されるエンジンオイルLの流量を循環流量Q12、境界部材13を越えて副タンク12から主タンク11へ流れる流量を越流流量Q13、連通部分14を流れる流量を通過流量Q14とそれぞれ設定すると、次の関係が満たされる。
循環流量Q12=越流流量Q13+通過流量Q14
また、副タンク12の底部12Aから境界部材13の上端部131までの高さh、連通部分14の底部からの高さx、連通部分14の開口面積のうち高さxの位置の微小面積をds、重力加速度gとすると、通過流量Q14は次のように表すことができる。
Figure 2015048735
ここで、水平方向に連通部分14の幅yが一定であるとすると、次の関係を満たすことが好ましい。
Figure 2015048735
エンジンに供給されて温まったエンジンオイルLは、粘度も小さく、副タンク12に溜まったエンジンオイルLの表層に沿って流れやすい。エンジンで温まったエンジンオイルLは、境界部材13を越えて副タンク12側から主タンク11に戻される。つまり、主タンク11のエンジンオイルLが積極的に循環されることになる。その結果、エンジンが始動してから暖機運転の間、循環されるエンジンオイルの温度が早く温まる、すなわち暖機が促進され、燃費が向上する。
本実施形態のオイルパン1の場合、深絞りのプレス成形によって一体成形されている。また、サーモバルブを必要としない。部品点数が少なくオイルパンを組み立てるための製造工数が減るので、製造コストが低減される。上端部131は、プレス成形によってなだらかに形成されているとともに、主タンク11側および副タンク12側へ末広がりに形成されている。したがって、副タンク12から主タンク11へ境界部材13の上端部131を越流するエンジンオイルが、境界部材13の表面に沿って流れることによって、エンジンオイルへ気泡を巻き込むことを防止できる。
また、副タンク12のエンジンオイルLは、オイルパン1に戻されたエンジンオイルと一部混ざり合うとともに、連通部分14を通って少しずつ主タンク11へ供給されることによって、主タンク11のエンジンオイルLと混ざり合う。つまり、エンジンの運転が継続されることによって、副タンク12のエンジンオイルLも含めたオイルパン1のエンジンオイルLの全量が循環される。副タンク12のエンジンオイルLも含めてエンジンオイルLの全量が使用されることで、エンジンオイルLを交換する周期を長くすることができる。このとき、エンジンから副タンク12に戻されたエンジンオイルLは、副タンク12のエンジンオイルLと混ざることで、少しずつ入れ替わる。したがって、連通部分14は、設けられなくてもよい。時間がかかるが、副タンク12内のエンジンオイルLも含めたエンジンオイルLの全量が循環される。
本発明に係る第2から第6の実施形態のオイルパン1について、それぞれ図面を参照して以下に説明する。第2から第6の実施形態のオイルパン1において、第1の実施形態のオイルパン1と同じ機能を有する構成は、各実施形態において同じ符号を付し、その説明は、第1の実施形態中の同じ構成に対する説明を参酌する。各実施形態のオイルパン1は、第1の実施形態のオイルパン1と同じ効果を備える。実施形態ごとに異なる特有の効果は、各実施形態中で説明する。
本発明に係る第2の実施形態のオイルパン1について、図5及び図6を参照して説明する。この実施形態のオイルパン1は、主タンク11よりも副タンク12のほうが浅い。連通部分14は、境界部材13の第1の端部132とオイルパン1の外周壁101との間に形成され、副タンク12の最下部121を、この最下部121と同じ高さ位置またはこれよりも低い位置の主タンク11に連通する。連通部分14の底部は、副タンク12側から主タンク11へ向かうにしたがって低くなるように、なだらかに傾斜していてもよい。
主タンク11内において吸出口2は、連通部分14よりも低い位置に設置される。副タンク12のエンジンオイルLは、境界部材13の上端部131を越流するとともに連通部分14を通して主タンク11に流れ込む。また、連通部分14は、境界部材13の第1の端部132側に配置され、吸出口2は、第2の端部133側に配置される。すなわち、吸出口2は、連通部分14から離れた位置に配置されている。
図5及び図6に示すように構成されたオイルパン1において、エンジンが運転されて吸出口2からエンジンオイルLが吸い出されると、液面が下がり、境界部材13の上端部131が露出する。オイルパン1に戻されるエンジンオイルLのうち副タンク12に戻ったエンジンオイルLは、主に境界部材13の上端部131を越流して主タンク11に流れる。また連通部分14を通して副タンク12に貯留されるエンジンオイルLの全量を循環させることができる。したがって、エンジンオイルLが副タンク12に澱むことなく主タンク11のエンジンオイルLと混ざり合うので、エンジンオイルLの劣化の度合いに斑が生じにくい。
本発明に係る第3の実施形態のオイルパン1について、図7及び図8を参照して説明する。この実施形態のオイルパン1は、図8に示すように、主タンク11の底部11Aおよび副タンク12の底部12Aがそれぞれ傾斜している。主タンク11の底部11Aは、吸出口2が配置される側が低くなるように傾斜しており、副タンク12の底部12Aは、連通部分14側が低くなるように傾斜している。主タンク11の底部11Aと副タンク12の底部12Aとは、連通部分14で同じ高さになっている。
図7及び図8に示すように構成されたオイルパン1において、オイルパン1に戻されたエンジンオイルLのうち副タンク12に戻ったエンジンオイルLは、主に境界部材13の上端部131を越流して主タンク11へ流れる。また、副タンク12の底部12Aおよび主タンク11の底部11Aがそれぞれ傾斜しているので、連通部分14を通して副タンク12に貯留されるエンジンオイルLの全量を循環させることができる。
本発明に係る第4の実施形態のオイルパン1について、図9及び図10を参照して説明する。この実施形態のオイルパン1において、境界部材13は、オイルパン1の内部を主タンク11と副タンク12とに区画するように、取り付けられている。境界部材13は、スポット溶接、レーザー溶接、TIG溶接、MIG溶接、抵抗溶接など既存の接合方法でオイルパン1の底壁102に固定される。図10に示すように境界部材13は、第1の端部132及び第2の端部133の両端がオイルパン1の外周壁101から離れており、第1の端部132とオイルパン1の外周壁101との間、第2の端部133とオイルパン1の外周壁101との間のそれぞれに、連通部分14を形成している。
これらの連通部分14の開口面積を合わせた総開口面積は、副タンク12に戻されるエンジンオイルLの循環流量に対して連通部分14を通って副タンク12から主タンク11へ流れる通過流量のほうが少なくなるように設定される。したがって、副タンク12に戻されたエンジンオイルLは、境界部材13の上端部131を越えて副タンク12から主タンク11へ流れる。また、吸出口2は、境界部材13の第1の端部132及び第2の端部133の両方からほぼ同じ距離のところに配置される。連通部分14を通って副タンク12から主タンク11へ流れるエンジンオイルLは、吸出口2に到達するまでに十分に主タンク11のエンジンオイルLと混ぜ合わされる。したがって、副タンク12に貯留されたエンジンオイルLも含めたエンジンオイルLの全量が循環される。
本発明に係る第5の実施形態のオイルパン1について、図11及び図12を参照して説明する。この実施形態のオイルパン1において、境界部材13は、オイルパン1の底壁102および外周壁101に固定され、オイルパン1の内部を主タンク11及び副タンク12に区画している。連通部分14は、図12に示すように、境界部材13の第1の端部132及び第2の端部133寄りのオイルパン1の底壁102側のそれぞれに設けられている。図12における連通部分14は、開口形状が半円形であり、ほぼ同じ形状である。上述の他の実施形態と同様に、これらの連通部分14の総開口面積は、オイルパン1に戻されるエンジンオイルLのうち副タンク12へ戻されるエンジンオイルLの循環流量Q12に対して、連通部分14を通って副タンク12から主タンク11へ流れるエンジンオイルLの通過流量Q14が少なくなるように設けられる。
したがって、連通部分14の開口形状は、矩形、半楕円形などでもよく、図11及び図12に示したような半円形に限定されないとともに、数量も2つに限定されないし、個々の連通部分14の大きさや形状が均一でなくてもよい。また、吸出口2は、図12のように、2つの連通部分14のうちの一方に偏って配置されている。第4の実施形態のように、2つの連通部分14に対してほぼ同じ距離となる位置に吸出口2が配置されていてもよい。連通部分14が境界部材13の下部に設けられているので、副タンク12に戻されたエンジンオイルLがそのまま境界部材13の上端部131を越えて主タンク11へ流れやすい。
本発明に係る第6の実施形態のオイルパン1について、図13及び図14を参照して説明する。この実施形態のオイルパン1は、図13に示すように第1から第3の実施形態のオイルパン1と同様に、深絞りのプレス成形によって主タンク11と副タンク12と境界部材13とが一体に作られている。副タンク12の底部12Aは、図14に示すように主タンク11の底部11Aよりも浅く作られている。
また、境界部材13は、オイルパン1の3つの角部103を含む主タンク11とオイルパン1の1つの角部104を含む副タンク12とに区画するように形成されている。エンジンオイルLがオイルパン1の外周壁101に沿ってほぼ同じ比率でオイルパン1に戻される場合、必然的に、外周壁101が周方向に長い主タンク11に戻されるエンジンオイルLの量が多く、外周壁101が周方向に短い副タンク12に戻されるエンジンオイルLの量が少なくなる。
境界部材13の第1の端部132及び第2の端部133は、境界部材13の上端部131の高さhのまま、オイルパン1の外周壁101につながっている。つまり、この実施形態のオイルパン1は、連通部分14を有していない。オイルパン1に戻されるエンジンオイルLのうち副タンク12に戻されるエンジンオイルの量は、外周壁101の長さに比例しており、したがって、主タンク11に戻されるエンジンオイルの量よりも少ない。
エンジンが運転されることによって、エンジンオイルLが循環され始めると、主タンク11内のエンジンオイルLが優先的に循環され、暖機運転が促進される。このとき副タンク12にも戻されるエンジンオイルLがある。副タンク12に戻されたエンジンオイルLのほとんどは、副タンク12の上部に沿って流れ、境界部材13の上端部131を越えて、主タンク11へ流れる。副タンク12に戻されたエンジンオイルLのうち、一部のエンジンオイルLは、副タンク12内のエンジンオイルLと混ぜ合わされ、副タンク内に残留する。そして、残留する分に相当するエンジンオイルLが、副タンク12から主タンク11へ移動する。したがって、経年的に見れば、少しずつではあるが、いずれはオイルパン1内のエンジンオイルLは、全量が循環される。
第6の実施形態において、主タンク11はオイルパン1の3つの角部103を含み、副タンク12は1つの角部を含んでいるが、主タンク11と副タンク12との配置が逆、すなわち主タンク11はオイルパン1の1つの角部104を含み、副タンク12は3つの角部103を含んでいてもよい。この場合、主タンク11の底部11Aのほうが副タンク12の底部12Aよりも深く作られる。
また、上述の第1から第5の実施形態のオイルパン1の連通部分14に、この部分を通る通過流量Q14を調整するために、例えば、オリフィスやメッシュを装着してもよいし、スリットやギャップなどの形状のみで制限するものを設置してもよい。
さらに、各実施形態の中で特徴的な構成を、ほかの実施形態に組み合わせて実施することも可能である。例えば、第1から第3の実施形態のように連通部分14を第6の実施形態に適用してもよい。同様に、逆もまた同じである。第6の実施形態のように第1から第3の実施形態のオイルパン1に連通部分14を設けなくてもよい。
以上のように構成された各実施形態のオイルパン1によれば、オイルパン1に貯留されるエンジンオイルLのうち、エンジンが運転されている間に循環に寄与するエンジンオイルLの量を制限することができるので、エンジンの暖機運転においてエンジンオイルの温度が短時間で目標温度に達しやすい。つまり、簡単な構造でエンジン始動時の燃費を改善できる。そして副タンク12に戻されるエンジンオイルLは、副タンク12のエンジンオイルLと混ざり合って主タンク11に移されるので、長期的に見た場合、オイルパン1に貯留されるエンジンオイルLの全量がいずれ循環される。つまり、エンジンオイルLが劣化することを遅らせることができる。
1…オイルパン、11…主タンク、12…副タンク、121…最下部、13…境界部材、131…上端部、132…第1の端部、133…第2の端部14…連通部分、2…吸出口、L…エンジンオイル、LA…(エンジンが停止している間のエンジンオイルの)液面、LB…(エンジンが停止している間の主タンクのエンジンオイルの)液面。

Claims (5)

  1. エンジンオイルを貯留するとともに、内部が境界部材によって少なくとも主タンクと副タンクとの2つの部屋に区画されているオイルパンであって、
    前記主タンクには、前記エンジンオイルを吸い出してエンジンに供給するための吸出口が設置されており、
    前記副タンクは、前記エンジンを循環した前記エンジンオイルの少なくとも一部が、前記副タンクに戻るよう設置されており、
    前記境界部材は、前記エンジンが停止している間の前記主タンク内の前記エンジンオイルの液面よりも低く、前記エンジンが運転している間の前記主タンク内の前記エンジンオイルの液面よりも高い上端部を有している、
    ことを特徴とするオイルパン。
  2. 前記境界部材は、前記上端部よりも低い位置に、前記主タンクと前記副タンクとを連通させる連通部分を有し、
    前記連通部分は、前記エンジンが運転している間に前記流通部分を流通する前記エンジンオイルの流量が前記副タンクに戻る前記エンジンオイルの流量よりも少なくなるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載されたオイルパン。
  3. 前記連通部分は、前記副タンクの最下部をこの最下部と同じまたはこれよりも低い位置の前記主タンクに連通する
    ことを特徴とする請求項2に記載されたオイルパン。
  4. 前記境界部材は、第1の端部およびこの反対側の第2の端部を有し、
    前記連通部分は、前記境界部材の前記第1の端部側に設けられ、
    前記吸出口は、前記境界部材の前記第2の端部側に設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたオイルパン。
  5. 前記連通部分は、前記吸出口の開口面積よりも小さい開口面積を有している
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載されたオイルパン。
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WO2022202438A1 (ja) * 2021-03-20 2022-09-29 いすゞ自動車株式会社 オイル貯留構造及び、バッフルプレート

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