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JP2015043364A - 超電導コイルおよび超電導コイル装置 - Google Patents

超電導コイルおよび超電導コイル装置 Download PDF

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JP2015043364A JP2013174384A JP2013174384A JP2015043364A JP 2015043364 A JP2015043364 A JP 2015043364A JP 2013174384 A JP2013174384 A JP 2013174384A JP 2013174384 A JP2013174384 A JP 2013174384A JP 2015043364 A JP2015043364 A JP 2015043364A
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剛 佐波
Takeshi Sawa
剛 佐波
藤野 剛三
Kozo Fujino
剛三 藤野
敏広 林
Toshihiro Hayashi
敏広 林
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Abstract

【課題】超電導線の歪みを少なくすることが可能な超電導コイルおよび、それを備える超電導コイル装置を提供する。【解決手段】超電導コイル1は、超電導線が巻回されたコイル部11と、電極12と、引出線21とを備える。引出線21は、電極12とコイル部11の超電導線とを接続する。引出線21は、導電性材料により形成された補強部と、超電導線とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、超電導コイルおよび超電導コイル装置に関する。
特開2010−98267号公報(特許文献1)は、超電導コイルに接続された電極を開示する。この電極は、超電導コイルの超電導線に接続される第1電極と、第1電極に一体化された第2電極とを備える。具体的には、第1電極および第2電極は銅板により形成される。第1電極は、超電導コイルの超電導線の端末部に沿って周方向に延在する円弧状接触部と、該円弧状接触部の周方向の一端側でフランジに固定するとともに該フランジより突出させた固定部とを有する。第2電極は、フランジより外方に突出するとともに電源供給ケーブルとの接続部を有する形状とされる。第1電極の円弧状接触部は、超電導線の端末部に半田付けされる。
特開2010−98267号公報
たとえばコイルの外周側に電極が配置された超電導コイルを製造する場合、コイルが樹脂含浸などにより一体化されていない状態で電極に外力が加わったときに、コイル本体の超電導線(特にコイル本体の超電導線と電極との接続部付近)に損傷が生じる可能性がある。あるいは、コイルの内周側に電極が配置された超電導コイルを製造する場合には、コイル本体の超電導線を巻いているときに緩みが生じると、コイル本体の超電導線(特にコイル本体の超電導線と電極との接続部付近)に損傷が生じる可能性がある。
特開2010−98267号公報は、第1電極を超電導コイルの超電導線に接続して、その後に第1電極をボビンのフランジに電極を固定するという製造方法を開示する。しかし、ボビンのフランジに電極を固定するまでは、電極の自重による応力が超電導線に印加されないように、超電導コイルを取り扱う必要が生じる。したがって、特開2010−98267号公報に開示された構造では、超電導コイルの取り扱いが難しい。
別の方法として、巻枠に電極を固定した上で、その電極に超電導線を接続するという方法が考えられる。しかしながら、固定された電極に超電導線を接続するために、超電導線に張力が印加される可能性がある。あるいは、固定された電極に超電導線を巻回する必要が生じ得る。このために、超電導線において、電極との接続部に歪みが生じ得る。
本発明の目的は、超電導線における歪みを少なくすることが可能な超電導コイル、および、それを備える超電導コイル装置を提供することである。
本発明のある局面に係る超電導コイルは、巻回された超電導線を有するコイル部と、電極と、引出線とを備える。引出線は、電極とコイル部の超電導線とを接続する。引出線は、導電性材料により形成された補強部と、超電導線とを含む。
本発明の他の局面に係る超電導コイル装置は、上記の超電導コイルを備える超電導コイル装置である。
本発明によれば、超電導線における歪みを少なくすることが可能な超電導コイル超電導コイル、および、それを備える超電導コイル装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイル1の概略的な平面図である。 コイル部11の構成を説明するための斜視図である。 コイル部11の部分拡大図である。 コイル部11を構成する超電導線14の断面を模式的に示した図である。 引出線21の一構成例を示した模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイル1における、引出線21と、コイル部11を構成する超電導線14との間の接続を説明した概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイル2の概略的な平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイル2における、引出線21と、コイル部11を構成する超電導線14との間の接続を説明した概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイル装置101の構成を示した図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係る超電導コイルは、巻回された超電導線を有するコイル部と、電極と、電極とコイル部の超電導線とを接続する引出線とを備える。引出線は、導電性材料により形成された補強部と、超電導線とを含む。
上記構成によれば、電極は、引出線に接続される。電極がコイル部の超電導線には直接接続されていないので、電極の自重によって、コイル部の超電導線に加わる応力を小さくすることができる。これにより、コイル部の超電導線に生じる歪みを少なくすることができる。さらに、引出線は補強部を含むので、コイル部の超電導線の強度よりも高い強度を有する。これにより、たとえば超電導コイルの製造途中において、電極とコイル部の超電導線との接続部付近に損傷が生じる可能性をより小さくすることができる。したがって、取扱いに優れた超電導コイルを実現することができる。また、補強部は導電性材料により形成されているので、電極とコイル部の超電導線との間の電気的接続を確保することができる。
(2)前記引出線は、前記コイル部の外周または内周に沿って配置されることが好ましい。
上記構成によれば、前記コイル部の寸法(たとえば外径寸法)を大幅に大きくすることなくコイル部の超電導線に印加される応力を小さくすることができる。
(3)前記電極は、前記コイル部の外側に配置され、前記引出線は、前記コイル部の外周に沿って、前記コイル部の半周以上かつ1周以下の長さにわたり配置されることが好ましい。
上記構成によれば、コイル部の寸法(たとえば外径寸法)を大幅に大きくすることなく、コイル部の超電導線に印加される応力を小さくすることができる。
(4)前記電極は、前記コイル部の内周側に配置され、前記引出線は、前記コイル部の内周に沿って、前記コイル部の半周以上かつ1周以下の長さにわたり配置されることが好ましい。
上記構成によれば、コイル部の寸法(たとえば外径寸法)を大幅に大きくすることなく、コイル部の超電導線に印加される応力を小さくすることができる。
(5)前記引出線は、前記コイル部の内周側に位置する前記超電導線の端部に対して前記コイル部の外周側から、当該端部に接続されることが好ましい。
上記構成によれば、引出線の曲率を大きくすることで、曲げられた引出線の反発力を小さくする。これにより、コイル部の超電導線において、引出線と接続される部分に加わる応力を小さくすることができる。
(6)前記補強部は、ステンレス鋼、銅または銅合金からなるテープであることが好ましい。
上記構成によれば、引出線の厚みを大幅に増やすことなく引出線の強度を高めることができる。したがって、コイル部の寸法(たとえば外径寸法)が大幅に増大することを防ぐことができる。
(7)前記テープの厚みは、10μm以上100μm以下であることが好ましい。
上記構成によれば、引出線の厚みを大幅に増やすことなく引出線の強度を高めることができる。したがって、コイル部の寸法(たとえば外径寸法)が大幅に増大することを防ぐことができる。
(8)前記コイル部の前記超電導線は、酸化物超電導体を含むことが好ましい。
超電導線が酸化物超電導体を含む場合、超電導線は、歪みに弱い。酸化物超電導体に歪みが加わった場合、酸化物超電導体が損傷する可能性がある。上記構成によれば、酸化物超電導体で構成される超電導線で形成されたコイル部の端部において、超電導線が損傷する可能性を小さくできる。
(9)本発明の実施形態に係る超電導コイル装置は、上記の超電導コイルを備える。
この構成によれば、超電導線における歪みが少ない超電導コイルを含む超電導コイル装置を実現できる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付して、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイル1の概略的な平面図である。図1を参照して、超電導コイル1は、コイル部11と、電極12と、引出線21とを有する。
コイル部11は、巻枠5に沿って環状に巻回された超電導線を有する。コイル部11は、たとえばシングルパンケーキコイルあるいはダブルパンケーキコイルといったパンケーキコイルである。コイル部11に含まれるコイルは、パンケーキコイルであるように限定されるものではない。たとえばコイル部11に含まれるコイルは、レーストラック型のコイルでもよい。あるいは、コイル部11に含まれるコイルは、超電導線を螺旋状に巻回したソレノイドコイルでもよい。
電極12は、たとえば銅板によって形成される。図1に示される電極12の形状は、長方形である。しかしながら電極12の形状は特に限定されるものではない。
引出線21は、電極12とコイル部11の超電導線とに接続される。引出線21は、超電導線を含む。引出線21の強度はコイル部11の超電導線の強度よりも高い。ここで「強度が高い」とは剛性が高い(大きい)ことを意味する。
「剛性」とは、単位変形を起こすのに必要な力(荷重/変形量)として表現することができる。「剛性が高い(大きい)」とは、力に対して変形が小さいことであり、「剛性が低い(小さい)」とは、力に対する変形が大きいことであると定義することができる。
引出線21の強度によって、引出線21は電極12を支持することができる。電極12を引出線21に接続することによって、コイル部11の超電導線における歪みを少なくすることができる。
図2は、コイル部11の構成を説明するための斜視図である。図3は、コイル部11の部分拡大図である。図2および図3を参照して、コイル部11は、酸化物系の超電導線14が環状に巻回されることによって形成されている。超電導線14の形状はテープ状、言い換えれば帯状である。
図4は、コイル部11を構成する超電導線14の断面を模式的に示した図である。図4を参照して、超電導線14は、長手方向に延びる複数の超電導体32aと、複数の超電導体32aの全周を被覆するシース部32bとを有する。シース部32bは超電導体32aに接触している。シース部32bの材質は、たとえば銀、銀合金であるが、これらに限定されない。
図5は、引出線21の一構成例を示した模式的断面図である。図5を参照して、引出線21は、長手方向に延びる複数の超電導体32aと、複数の超電導体32aの全周を被覆するシース部32bと、シース部32bを覆うシース部材33aを有する。
シース部材33aの材質は、たとえばステンレス鋼あるいは銅合金である。また、シース部32bの側面は、必要に応じて半田33bなどで覆われてもよい。引出線21は、シース部材33aを含むことによって超電導線14よりも高い強度を有することができる。さらに、シース部材33aが、たとえばステンレス鋼あるいは銅合金といった導電性を有する材料によって形成される。したがって電極12とコイル部11の超電導線14との間の電気的接続を確保することができる。
図5に示された引出線21は、図4に示す超電導線14にシース部材33a(および、必要に応じて半田33b)を追加した構成を有する。すなわち、引出線21において、複数の超電導体32aとシース部32bとは、超電導線に相当する。シース部材33aは、この超電導線を補強するための補強部に相当する。
シース部材33aの厚みは、引出線21の強度と、コイル部11の外径寸法との観点から定められる。シース部材33aが薄過ぎると、引出線21の強度を高める(超電導線を補強する)効果を十分に発揮することが難しくなる。
一方、シース部材33aを厚くした場合には、引出線21の強度を高めることができるものの、超電導線14の所定巻数に対するコイル部11の外径寸法が大きくなる。逆にコイル部11の外径寸法が予め定まっている場合にはコイル部11の巻数が減る。超電導線14に流れる電流が一定であれば、コイル部11の巻数が減るほど、コイル部11が発生する電磁力は小さくなる。したがって、所定の大きさの電磁力を得るために、超電導線14により多くの電流を流す必要が生じる。
このためにシース部材33aの厚みは、コイル部11の外径寸法を大幅に大きくすることなく引出線21の必要な強度を確保できるように定められる。1つの実施形態では、シース部材33aの厚みは、10μm以上、100μm以下の範囲内である。
なお、引出線21は、コイル部11を構成する超電導線14に比べて高い強度を有していればよい。したがって、引出線21の構成は図5に示されるように限定されるものではない。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る超電導コイル1における、引出線21と、コイル部11を構成する超電導線14との間の接続を説明した概略図である。図6を参照して、電極12は、コイル部11の外側に配置される。引出線21の端部は、コイル部11の外周側に位置する超電導線14の端部30において接続される。引出線21は、コイル部11の外周に沿って、コイル部11の半周以上かつ1周以下の長さにわたり配置される。なお、理解を容易にするために、図6において巻枠5は省略されている。
コイル部11の超電導線14に比べて強度の高い引出線21が、コイル部11の外周に沿って、コイル部11の半周にわたり巻回される。引出線21が曲率を持つので、引出線21のエッジワイズ変形が抑制される。その結果、コイルの外周部に電極を取り付けても、電極の自重によってコイル部11の超電導線14に歪みが生じることを抑えることができる。
この実施の形態では、コイル部11の超電導線14は酸化物超電導体で構成される。酸化物超電導体で構成された超電導線は、歪みに弱くなりがちである。超電導線が歪みのために損傷すると、超電導線の電気抵抗が上昇する。したがって、超電導線14に印加される応力をできるだけ小さくすることが、超電導線14の損傷を防ぐ点で好ましい。
図1に示されるように、引出線21とコイル部11の超電導線14との接続点は、電極12と引出線21との接続点と、コイル部11の中心点とを結ぶ線上(図1の軸X上)にある。これにより、引出線21とコイル部11の超電導線14との接続点において超電導線14に印加される応力を小さくすることができる。
引出線21が、コイル部11の外周に沿って、コイル部11の半周よりも長く形成されていることで、引出線21とコイル部11の超電導線14との接続点において、超電導線14に印加される応力を小さくすることができる。
一方、引出線21は超電導線の強度を高めるための補強部を有する。コイル部11の全体を、補強された超電導線により形成した場合には、補強部の厚みによってコイル部11の寸法(外径寸法)が大きくなる。あるいは、コイル部11の外径をある大きさに規定するためにコイル部11の巻数を減らす必要がある。
この実施の形態では、引出線21は、コイル部11の外周に沿って、コイル部11の半周以上かつ1周以下の長さで配置される。これにより、コイル部11の外径を大幅に大きくする(あるいはコイル部11の巻数を大幅に減少させる)ことなく、超電導線14に印加される応力を小さくすることができる。
以上のように、本発明の第1の実施の形態によれば、電極12とコイル部11の超電導線14とは補強された超電導線(引出線21)によって接続される。これにより、コイル部11を構成する超電導線14に、電極12の自重による応力が発生することを防止できる。したがって、第1の実施の形態によれば、取扱いに優れた超電導コイルを実現することができる。
なお、第1の実施の形態によれば、コイル部11は、円形コイルである。したがって、引出線21は、その全長に亘って円弧状に形成されており、引出線21は所定の曲率を有する。しかしながら、コイル部11は円形コイルに限られず、例えばレーストラック型コイルでもよい。コイル部11が、レーストラック型コイルの場合、引出線21は、その少なくとも一箇所が湾曲していればよい。これにより、引出線21が曲率を持つので、引出線21のエッジワイズ変形が抑制される。その結果、コイルの外周部に電極を取り付けても、電極の自重によってコイル部11の超電導線に歪みが生じることを抑えることができる。すなわち、引出線21は、その全長に亘って湾曲している必要はない。言い換えると、引出線21は、その少なくとも一箇所が湾曲していればよい。
<実施の形態2>
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイル2の概略的な平面図である。図1および図7を参照して、超電導コイル2は、コイル部11と、電極12と、引出線21とを有する。第2の実施の形態に係る超電導コイル2は、電極12および引出線21がコイル部11の内周部に配置される点において、第1の実施の形態に係る超電導コイル1と異なる。なお、引出線21の構造としては、図4あるいは図5に示した構造を採用することができる。したがって、引出線21の構造については以後の詳細な説明を繰り返さない。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る超電導コイル2における、引出線21と、コイル部11を構成する超電導線14との間の接続を説明した概略図である。図8を参照して、引出線21は、コイル部11の内周に沿って、コイル部11の半周以上かつ1周以下の長さにわたり配置される。なお、理解を容易にするために、図8において巻枠5は省略されている。
第1の実施の形態と同様に、引出線21とコイル部11の超電導線14との接続点は、電極12と引出線21との接続点と、コイル部11の中心点とを結ぶ線上(図7の軸X上)にある。これにより、引出線21とコイル部11の超電導線14との接続点において超電導線14に印加される応力を小さくすることができる。
引出線21は、コイル部11の内周側に位置する超電導線14の端部30に対して、コイル部11の外周側から、端部30に接続される。したがって、コイル部11の超電導線14に比べて強度の高い引出線21が、コイル11部の半周にわたり巻回される。
コイル部11の超電導線14の内周側の端部30よりもコイル部11の内周側において、引出線21の端部が超電導線14に接続された場合には、引出線21の弾性により、引出線21を曲げた際に引出線21に、元の形に戻ろうとする反発力がコイル部11の外周に向けて生じる。引出線21の反発力によって、超電導線14と引出線21との接続部に強い応力が加わる可能性がある。
したがって、この実施の形態では、コイル部11の超電導線14の内周側の端部30よりもコイル部11の外周側に超電導線14を接続する。引出線21の曲率を大きくして引出線21の反発力を小さくする。これにより、超電導線14において、引出線21と接続される部分に加わる応力を小さくすることができる。
第1の実施の形態と同じく、引出線21はコイル部11の内周に沿って、コイル部11の半周以上、1周以下にわたり配置される。図7には、引出線21がコイル部11の内周に沿って、コイル部11の半周にわたり配置される形態が示されている。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、本発明の第1の実施の形態によれば、電極12とコイル部11の超電導線14とは補強された超電導線(引出線21)によって接続される。これにより、コイル部11を構成する超電導線14に、電極12の自重による応力が発生することを防止できる。したがって、実施の形態2によれば、取扱いに優れた超電導コイルを実現することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3では、実施の形態1または実施の形態2に係る超電導コイルを備えた超電導コイル装置が開示される。
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る超電導コイル装置101の構成を示した図である。図10を参照して、超電導コイル装置101は、超電導コイル1と、超電導コイル1を取り付けるためのボビン102とを有する。超電導コイル1は、コイル部11と電極12a,12bとを有する。コイル部11は、コイル11a〜11hを有する。軸Axはコイル11a〜11hの積層方向に対応する。
ボビン102は、積層されたコイル11a〜11hの内側に配置される胴部103と、胴部103の上端に設けられるフランジ104aと、胴部103の下端に設けられるフランジ104bとを有する。胴部103には、円筒空間(ボア)105が形成されている。超電導コイル装置101に直流電流が流れることにより、ボア105には、静磁場が生じる。なお、超電導コイル装置101に交流電流が流れた場合、ボア105には、動磁場が生じる。
コイル11a〜11hはパンケーキ型コイルである。最上層のコイル11aには、電極12aが接続される。一方、最下層のコイル11hには、電極12bが接続される。電極12a,12bは、コイル部11の同じ側(図9では紙面の左側)から引出される。
超電導コイル1の詳細な構成は、実施の形態1に係る超電導コイル1の構成と同じであるので以後の詳細な説明は繰り返さない。なお、図10に示された超電導コイル装置101において、超電導コイル1を、実施の形態1に係る超電導コイル2に置き換えてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 超電導コイル、5 巻枠、11 コイル部、11a〜11h コイル、12,12a,12b 電極、14 超電導線、21 引出線、30 端部、32a 超電導体、32b シース部、33a シース部材、33b 半田、101 超電導コイル装置、102 ボビン、103 胴部、104a,104b フランジ、105 ボア、Ax,X 軸。

Claims (9)

  1. 巻回された超電導線を有するコイル部と、
    電極と、
    前記電極と前記コイル部の前記超電導線とを接続する引出線とを備え、
    前記引出線は、
    導電性材料により形成された補強部と、
    超電導線とを含む、超電導コイル。
  2. 前記引出線は、前記コイル部の外周または内周に沿って配置される、請求項1に記載の超電導コイル。
  3. 前記電極は、前記コイル部の外側に配置され、
    前記引出線は、前記コイル部の外周に沿って、前記コイル部の半周以上かつ1周以下の長さにわたり配置される、請求項2に記載の超電導コイル。
  4. 前記電極は、前記コイル部の内周側に配置され、
    前記引出線は、前記コイル部の内周に沿って、前記コイル部の半周以上かつ1周以下の長さにわたり配置される、請求項2に記載の超電導コイル。
  5. 前記引出線は、前記コイル部の内周側に位置する前記超電導線の端部に対して前記コイル部の外周側から、当該端部に接続される、請求項4に記載の超電導コイル。
  6. 前記補強部は、ステンレス鋼、銅または銅合金からなるテープである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  7. 前記テープの厚みは、10μm以上100μm以下である、請求項6に記載の超電導コイル。
  8. 前記コイル部の前記超電導線は、酸化物超電導体を含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  9. 請求項1に記載の超電導コイルを備える、超電導コイル装置。
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