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JP2015041875A - 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

通信装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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JP2015041875A JP2013171708A JP2013171708A JP2015041875A JP 2015041875 A JP2015041875 A JP 2015041875A JP 2013171708 A JP2013171708 A JP 2013171708A JP 2013171708 A JP2013171708 A JP 2013171708A JP 2015041875 A JP2015041875 A JP 2015041875A
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Abstract

【課題】IPネットワークを介したFAX送信を実行可能な通信装置で、FAX送信の相手先装置に新たな機能の実装を必要とすることなく、操作者による相手先情報の確認を可能にする技術を提供する。
【解決手段】本発明の通信装置(IPFAX1)は、IPネットワークを介したFAX送信の相手先装置(IPFAX2)を示す相手先情報の入力を受け付けると、当該相手先装置に、SIPによるセッション確立要求を送信する。通信装置は、セッション確立要求に対する応答を相手先装置から受信すると、FAX送信の開始前に、当該応答に含まれる相手先情報の確認を、操作者に対して促す。
【選択図】図2

Description

本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)を用いてIPネットワーク上で通信を行う通信装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
近年、インターネットやIP電話の普及により、ファクシミリ(FAX)通信の通信経路としてIPネットワークを利用する方法が確立されつつある。例えば、G3FAX(T.30)の信号をデジタル化し、VoIP(Voice over IP)を利用してIPネットワーク上で送信するみなし音声方式がある。また、G3FAX(T.30)の信号を、IFP(Internet Facsimile Protocol)と称されるプロトコルを用いてIPメッセージに変換し、IPネットワーク上でリアルタイム伝送を行うT.38方式が、ITU−Tによって勧告化されている。このようなIPネットワークを利用したファクシミリ装置は、「IPファクシミリ(IPFAX)」と称される。IPFAXは、リアルタイム通信のためのセッションの生成、変更及び切断を行うSIP(Session Initiation Protocol)を利用する。これにより、IPFAXは、送信相手先を電話番号で指定するとともに、T.38方式を利用して、IPネットワーク上でリアルタイムのファクシミリ通信を行う。
IPFAXでは、送信相手先を電話番号で指定できるため、操作者が送信相手先情報の入力を誤った場合、操作者の意図していない相手先へ重要な文書等の画像データを送信してしまうことがある。このような不都合に対処するための技術として、特許文献1では、FAX送信の前に送信相手先情報を表示することで、送信相手先の確認を促す技術が提案されている。具体的には、SIPによる呼接続の前に、MESSAGEメソッドによるテキスト形式のコマンドを相手先装置に送信することで、当該相手先装置の識別情報を取得し、取得した相手先情報を表示する。これにより、ユーザは、表示された相手先情報が、ユーザが意図した相手先の情報であるかを確認でき、ユーザの意図しない相手先装置への画像データの誤送信を未然に防止している。
特開2006−100966号公報
しかし、上述の従来技術では、送信相手先の識別情報を確認するために、MESSAGEメソッドによって相手先装置から識別情報を取得する処理が必要がある。これを実現するためには、送信側及び受信側の両方の装置が、このような処理を実行する機能をサポートしていなければならない。また、受信側の装置において、MESSAGEメソッドによって送信する識別情報が誤って登録されている場合、または、識別情報自体が未登録である場合、送信側の装置が受信側の装置から適切に識別情報(相手先情報)を取得できない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、IPネットワークを介したFAX送信を実行可能な通信装置で、FAX送信の相手先装置に新たな機能の実装を必要とすることなく、操作者による相手先情報の確認を可能にする技術を提供することを目的としている。
本発明は、例えば、通信装置として実現できる。本発明の一態様に係る通信装置は、IPネットワークを介してSIPによりファクシミリ(FAX)送信を実行可能な通信装置であって、前記IPネットワークを介したFAX送信の相手先装置を示す相手先情報の入力を操作者から受け付ける受付手段と、入力された前記相手先情報が示す相手先装置に、前記IPネットワークを介してSIPによるセッション確立要求を送信する送信手段と、前記セッション確立要求に対する応答を前記相手先装置から受信すると、前記FAX送信の開始前に、前記応答に含まれる相手先情報の確認を前記操作者に促す確認手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、IPネットワークを介したFAX送信を実行可能な通信装置で、FAX送信の相手先装置に新たな機能の実装を必要とすることなく、操作者による相手先情報の確認が可能になる。
本発明の実施形態に係るIPFAX装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るIPFAX装置における呼接続処理のシーケンス図。 本発明の実施形態に係るIPFAX装置における呼接続処理で送受信されるSIPメッセージのヘッダ部分の一例を示す図。 本発明の実施形態に係るIPFAX装置において表示される確認画面の一例を示す図。 本発明の実施形態に係るIPFAX装置における呼接続処理の手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るIPFAX装置におけるFAX通信処理(S208)の手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<IPFAX装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係るIPファクシミリ(IPFAX)装置100の構成例を示すブロック図である。なお、IPFAX装置100,200は、同様の構成を備えるものとする。図1に示すように、IPFAX装置100(IPFAX1)は、IPネットワーク140を介してIPFAX装置200(IPFAX2)と接続されている。IPネットワーク140は、構内IP網またはNGN等の、IPベースの通信が行われるネットワークである。IPネットワーク140には、IP交換機150が接続されている。IP交換機150は、SIPによる呼制御を行うことで、IPネットワーク140に接続されたIPFAX装置100,200の交換処理を行う。なお、本実施形態で、IPFAX装置100,200は、IPネットワークを介してSIPによりファクシミリ(FAX)送信を実行可能な通信装置の一例である。
IPFAX装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、画像メモリ104、解像度変換部105、符号化/復号処理部106、時計部107、デジタルモデム108、SLIC109、電話機110、LANインタフェース(I/F)111、画像処理部112、操作部115、ラインバッファ116、及びプリントバッファ117を備える。これらのデバイスは、システムバス120を介して互いに接続されている。また、IPFAX装置100は、SLIC109に接続された電話機110と、画像処理部112に接続されたシートスキャナ113及びブックスキャナ114と、プリントバッファ117に接続されたプリンタ118とを更に備える。
CPU101は、システム制御部であり、IPFAX装置100全体を制御する。ROM102は、CPU101の制御プログラムを格納している。RAM103は、SRAM等で構成され、IPFAX装置100の設定情報、画像データの管理情報等の、バックアップが必要なデータを格納する。画像メモリ104は、DRAM等で構成され、IPFAX装置100が処理する画像データを格納する。
解像度変換部105は、ラスタデータのミリ−インチ解像度変換等の解像度変換処理を行う。読取及び記録用の符号化/復号処理部106は、IPFAX装置100で処理する画像データの符号化処理及び復号処理を行う。時計部107は、IC等で構成され、時間を計時するアプリケーションによって利用される。
デジタルモデム108は、IPFAX装置100から送信する制御信号及び画像データを用いた変調、及びG.711等の音声符号化を行って生成したデジタル信号を、LAN I/F111を介してIPネットワーク140に送信する。
SLIC(Subscriber Line Interface Circuit)109は、G.711等の音声符号化によるアナログ‐デジタル変換及び電話回線のエミュレーションを行う。電話機110は、通話に使用するハンドセットや留守番電話機等の電話機である。電話機110は、図1に示すようにIPFAX装置100に組み込まれていてもよいし、IPFAX装置100に対して外付けされていてもよい。SLIC109は、電話回線(交換機)の呼出信号及び各種トーン信号の生成といった、電話回線を介した回線接続処理をエミュレートする機能を有する。これにより、SLIC109は、電話機110を、電話回線を介すことなくIPネットワーク140に接続することが可能である。また、SLIC109は、電話機110からオフフック信号及び選択信号を受信すると、それらの信号を受信したことをCPU101に通知する。
LAN I/F111は、IPネットワーク140に対するインタフェースとして機能し、IPネットワーク140を介してIPFAX装置100と接続された、IPFAX装置200等の外部装置との間の通信を制御する。画像処理部112は、シートスキャナ113またはブックスキャナ114による読み取りによって得られた画像データに補正処理を施すことで、より高精細な画像データを出力する。シートスキャナ113及びブックスキャナ114は、CSイメージセンサ、原稿搬送機構等を備え、原稿の画像を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換して出力する。なお、いずれのスキャナも両面原稿の読み取りを行うことが可能である。
操作部115は、キーボード、タッチパネル等の入力デバイスと、種々の情報を表示する表示デバイス(表示部)とを備え、操作者(ユーザ)に対するユーザI/Fとして機能する。本実施形態では、後述する接続確認モードにおいて、相手先電話番号等の相手先情報が表示デバイスに表示される。操作者は、表示された相手先情報を確認し、相手先情報に対応する相手先装置への接続の許否(FAX送信を許可するか否か)を、入力デバイス介して入力しうる。
ラインバッファ116は、画像データの転送制御を行う場合に、1ライン分のデータをバッファリングするために使用される。プリントバッファ117は、プリンタ118による印刷を行う場合に、印刷用の画像データにおける1ページ分のデータをバッファリングするために使用される。プリンタ118は、FAX通信による受信画像等の画像を普通紙等のシートに印刷する。プリンタ118は、両面印刷を行うことも可能である。
<IPFAX装置間の呼接続処理>
図2は、本実施形態に係るIPFAX装置100(IPFAX1)とIPFAX装置200(IPFAX2)との間の呼接続処理のシーケンス図である。図2では、IPネットワーク140を介してIPFAX1からIPFAX2に対してFAX送信を行う場合を示している。本実施形態では、送信側のIPFAX1と受信側のIPFAX2は、SIPによりセッションを確立し、FAX通信を行う。
まず、S101で、送信側のIPFAX1は、IPネットワーク140を介したFAX送信の相手先装置を示す相手先情報の入力を、操作者から受け付ける。相手先情報は、例えば、相手先装置に対応する電話番号、SIP URI等の、相手先装置の識別情報である。本実施形態では、操作者は、IPFAX1の操作部115を操作することで、相手先電話番号「044−299−60xx」を、相手先電話番号として入力するものとする。これにより、S102で、IPFAX1は、入力された相手先情報が示す、受信側のIPFAX2に対し、IP交換機150を介して、SIPによるセッション確立要求(INVITE)を送信する。
受信側のIPFAX2は、S103で、IP交換機150を介して、IPFAX1からのセッション確立要求(INVITE)を受信する。セッション確立要求に受信に応じて、S104で、IPFAX2は、呼出し中(即ち、セッション確立要求の処理中)であることを示す暫定応答(180 Ringing)を、IP交換機150を介してIPFAX1に対して送信する。IPFAX1は、S105で、IP交換機150を介して暫定応答(180 Ringing)を受信すると、IPFAX2において呼出し中であることを認識する。その後、IPFAX2は、S106で、呼び出しに成功した(即ち、FAX送信を受信可能である)ことを示す成功応答(200 OK)を、IP交換機150を介して送信する。これにより、IPFAX2は、FAX送信を受信可能であることをIPFAX1に通知する。
IP交換機150を介して成功応答(200 OK)を受信すると、IPFAX1は、S108で、受信した成功応答からIPFAX2に関する相手先情報を取得する。更に、IPFAX1は、FAX送信の開始前に、取得した相手先情報が示す相手先装置に実際にFAX送信を行うか否かの確認を操作者に促す。例えば、IPFAX1は、受信した成功応答(200 OK)に含まれる、IPFAX2の電話番号を操作部115に表示することで、相手先情報の確認を操作者に促しうる。
ここで、IPFAX2からIPFAX1に送信される、暫定応答(180 Ringing)及び成功応答(200 OK)に対応するSIPメッセージには、実際の通信で使用している送信側IPFAX1及び受信側IPFAX2を示す情報(識別情報)が記載されている。このため、IPFAX1は、暫定応答または成功応答から、受信側IPFAX2を示す情報を相手先情報として取得できる。
図3は、セッション確立要求(INVITE)に応答してIPFAX2からIPFAX1に送信される、成功応答(200 OK)に対応するSIPメッセージの一例(300)を示している。なお、破線で示す各部分は、(その直前に記載されている)各ヘッダ・フィールドの記載内容を示している。SIPメッセージ300のヘッダ310において、Fromヘッダ・フィールド311は、送信側のIPFAX1のURI情報を示し、Toヘッダ・フィールド312は、受信側のIPFAX2のURI情報を示している。
図3に示すように、Toヘッダ・フィールド312には、受信側IPFAX2の電話番号「044−299−60xx」が含まれている。本例では、IPFAX1は、この電話番号を相手先情報として取得する。IPFAX1は、取得した相手先情報を、例えば図4に示すように操作部115に表示することで、操作者に確認を促しうる。これにより、操作者は、入力した相手先情報が正しいか否か(即ち、操作者が意図した相手先であるか否か)を、FAX送信前に確認できる。
IPFAX1は、S108で、操作部115を介した操作入力(例えば、図4に示す画面上で「はい」を選択)により、操作者によってFAX送信の実行が許可されると、S109で、IPFAX2に対して確認応答(ACK)を送信する。これにより、IPFAX1とIPFAX2との間にセッションが確立される。その後、S110で、IPFAX1は、確立されたセッションで、IPFAX2に対してT.38方式またはみなし音声方式によるFAX送信の実行を開始する。
IPFAX1からIPFAX2へのFAX送信が終了すると、S111で、IPFAX2は、IP交換機150を介して、IPFAX1に対して切断要求(BYE)を送信する。これにより、IPFAX2は、T.38方式またはみなし音声方式によるFAX送信の受信が終了したことをIPFAX1に通知する。IPFAX1は、S112で、切断要求(BYE)を受信すると、S113で、IP交換機150を介して、成功応答(200 OK)をIPFAX2に対して送信する。S114で、IPFAX2は、成功応答(200 OK)を受信すると、確立されているセッションを終了する。
<送信側IPFAX装置の処理>
図5は、本実施形態に係るIPFAX装置100,200(IPFAX1,2)で実行される、呼接続処理の手順を示すフローチャートである。ここでは、IPFAX1からIPFAX2に対してFAX送信を行う場合に、IPFAX1によって実行される処理について説明する。なお、図5に示す各ステップの処理は、CPU101が、ROM102に格納されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、IPFAX1において実現される。
まず、S201で、CPU101は、操作部115を介した操作者の操作入力によって、相手先情報の入力を受け付ける。ここでは、CPU101は、相手先情報として、相手先電話番号の入力を受け付けるものとする。なお、入力される相手先情報は、IPネットワーク140を介したFAX送信のための相手先装置を示す情報であってもよいし、IPネットワーク140を介した通話のための相手先装置を示す情報であってもよい。このように、S201で、CPU101は受付手段の一例として機能する。次に、S202で、CPU101は、入力された相手先情報が示す相手先装置を送信先として、SIPによるセッション確立要求(INVITE)を、LAN I/F111からIPネットワーク140を介して送信し、処理をS203に進める。
S203で、CPU101は、セッション確立要求が成功したことを示す(即ち、FAX送信を受信可能であることを示す)成功応答(200 OK)を、受信側の相手先装置から受信したか否かを判定することで、成功応答を受信するまで待機する。CPU101は、成功応答(200 OK)を受信すると(S203で「YES」)、S204に処理を進める。
S204で、CPU101は、セッション確立要求(INVITE)が、通話のための発信動作として行われたのか、FAX送信のための発信動作として行われたのかを判定する。例えば、CPU101は、FAX送信ジョブに起因してセッション確立要求を行った場合には、FAX送信のための発信動作としてセッション確立要求が行われたと判定し(S204で「YES」)、処理をS208に進める。一方、CPU101は、電話機110から出力されたオフフック信号及び選択信号をSLIC109が検知した場合には、通話のための発信動作としてセッション確立要求が行われたと判定し(S204で「NO」)、処理をS205に進める。
(通話処理)
CPU101は、S205で、確認応答(ACK)を相手先装置に送信するとともに、S206で、相手先装置との間でVoIPによる通話処理を開始する。このように、CPU101は、通話処理を行う場合には、FAX送信の場合と異なり、操作者に対して相手先情報の確認を促さなくてもよい。これは、通話のための発信の場合には、操作者が意図していない相手先装置と間で誤って通話を開始してしまったとしても、操作者自身が相手先装置の操作者との会話において間違い電話であることを知らせ、通話を終了すればよいためである。CPU101は、通話が終了すると、S207で、確立されているセッションについての切断要求(BYE)を相手先装置に送信し、相手先装置から成功応答(200 OK)を受信することによって、セッションの切断処理を行う。これにより、CPU101は、通話処理を終了する。
(FAX送信処理)
S204からS208に処理を進めると、CPU101は、図6に示す手順に従ってFAX送信処理(S211〜S224)を行う。S211で、CPU101は、IPFAX装置100において、相手先情報の確認を操作者に促して、相手先装置との接続の許否を操作者から受け付ける接続確認処理を行う接続確認モードの設定が予め行われているか否かを判定する。CPU101は、接続確認モードが設定されていると判定した場合には、処理をS212に進め、設定されていないと判定した場合には、処理をS219に進める。
S212で、CPU101は、特定の通信種別の送信を行う否かを判定する。ここで、特定の通信種別の送信とは、例えば、予め設定された時間にFAX送信を行うタイマ送信、複数の相手先装置に同時にFAX送信を行う同報送信、または通信エラー等の発生によるFAX送信の再送信である。これらの送信は、IPFAX装置100の前に操作者が不在となるタイミングで実行されうる。このような場合には、取得した相手先情報を操作部115に表示したとしても、相手先情報を操作者に確認させることができない。そこで、S212で、CPU101は、特定の通信種別の送信を行うと判定した場合、接続確認処理を実行することなく処理をS219に進め、FAX送信を行う。一方、CPU101は、特定の通信種別の送信を行わないと判定した場合、処理をS213に進める。このような動作により、操作者がIPFAX装置100の前から不在となりうる状況において接続確認処理を不必要に行うことを避けることができる。
S213で、CPU101は、相手先装置から受信した成功応答(200 OK)に対応するSIPメッセージから、相手先情報を取得する。更に、S214で、CPU101は、取得した相手先情報を、例えば図4に示すように操作部115に表示することで、相手先情報の確認(操作者が意図した相手先装置であるか否か)を操作者に促す。その際、CPU101は、S215で、ACK送信待ちタイマを開始して、操作者による接続確認情報の入力を待つ(S216〜S218)。
S216で、CPU101は、操作者によって接続確認情報が入力されずに、ACK送信待ちタイマがタイムアップした場合(S216で「YES」)、接続が禁止されたものとみなし、処理をS224に進める。S224で、CPU101は、セッション確立のキャンセル要求(CANCEL)を相手先装置に送信する。このように、CPU101は、相手先情報を操作部115に表示してから、操作者によってFAX送信の実行が許可されずに所定の時間が経過すると、キャンセル要求を相手先装置に送信する。キャンセル要求(CANCEL)に応答して、相手先装置から成功応答(200 OK)を受信することによって、CPU101は、セッションをキャンセルし、処理を終了する。これにより、例えば操作者がIPFAX装置100から離れてしまったような状況において、接続確認処理のための待機状態が不必要に継続することを避けることができる。
CPU101は、S217で、操作者によって接続確認情報が入力されない場合(S217で「NO」)、S216における判定処理を繰り返し、操作者によって接続確認情報が入力された場合(S217で「YES」)、処理をS218に進める。S218で、CPU101は、相手先情報の確認に基づいて、操作者によって接続(即ち、FAX送信の実行)が許可された場合には、処理をS219に進める。一方、CPU101は、操作者によって接続が許可されなかった(即ち、FAX送信の実行が禁止された)場合には、処理をS224に進める。S224で、CPU101は、セッション確立のキャンセル要求(CANCEL)を相手先装置に送信する。キャンセル要求(CANCEL)に応答して、相手先装置から成功応答(200 OK)を受信することによって、CPU101は、セッションをキャンセルし、処理を終了する。このようにして、FAX送信の相手先装置に新たな機能の実装を必要とすることなく、送信元のIPFAX装置100において操作者による相手先情報の確認が可能となる。
S219〜S223で、CPU101は、セッション確立要求に対応するセッションを最終的に確立し、当該セッションで相手先装置に対してFAX送信を実行する。具体的には、S219で、CPU101は、予め設定されたメディア種別(m)に応じた方式で、相手先装置に対するFAX送信を行う。メディア種別(m)は、IPFAX装置100において予め設定されている。なお、CPU101は、予め設定されているメディア種別(m)をセッション確立要求(S202)に記述することで、相手先装置に通知している。
S219で、CPU101は、メディア種別(m)として「audio」を使用する場合(S219で「YES」)、処理をS220に進める。CPU101は、S220で、確認応答(ACK)を相手先装置に対して送信することで、メディア種別「audio」でセッションを確立するとともに、S221で、みなし音声方式によるFAX送信(G3FAX送信)を行う。ここで、みなし音声方式とは、G3FAX信号を音声とみなしてIPネットワーク上でFAX通信を行う方式に相当する。FAX送信が終了すると、CPU101は、処理をS224に進める。
一方、S219で、CPU101は、メディア種別(m)として「image」または「application」を使用する場合(S219で「NO」)、処理をS222に進める。CPU101は、S222で、確認応答(ACK)を相手先装置に対して送信することで、メディア種別「image」または「application」でセッションを確立するとともに、S223で、T.38方式によるFAX送信を行う。FAX送信が終了すると、CPU101は、処理をS224に進める。
S224で、CPU101は、確立されているセッションについて切断要求(BYE)を相手先装置に送信し、相手先装置から成功応答(200 OK)を受信することによって、セッションの切断処理を行い、FAX送信処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るIPFAX装置100は、IPネットワークを介したFAX送信の相手先装置(例えばIPFAX装置200)を示す相手先情報の入力を受け付けると、当該相手先装置に、SIPによるセッション確立要求を送信する。IPFAX装置100は、セッション確立要求に対する応答(暫定応答または成功応答)を相手先装置から受信すると、FAX送信の開始前に、当該応答に含まれる相手先情報の確認を、操作者に対して促す。IPFAX装置100は、例えば、操作部115に相手先情報の確認を表示することによって、FAX送信の実行を許可すべきか否かを示す接続確認情報の入力を、操作者から受け付ける。更に、IPFAX装置100は、入力された接続確認情報に基づいて、FAX送信の実行を制御する。
本実施形態によれば、SIPによる標準の呼接続手順に基づいて、相手先装置から相手先情報を取得して、取得した情報を操作者に確認させることができる。このため、FAX送信の相手先装置に新たな機能の実装を必要とすることなく、操作者による相手先情報の確認が可能になる。したがって、FAX送信前の相手先情報の確認を、より簡易な手順で実現できるとともに、その確認の結果に基づいて、FAX送信の実行を適切に制御することが可能である。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. IPネットワークを介してSIPによりファクシミリ(FAX)送信を実行可能な通信装置であって、
    前記IPネットワークを介したFAX送信の相手先装置を示す相手先情報の入力を操作者から受け付ける受付手段と、
    入力された前記相手先情報が示す相手先装置に、前記IPネットワークを介してSIPによるセッション確立要求を送信する送信手段と、
    前記セッション確立要求に対する応答を前記相手先装置から受信すると、前記FAX送信の開始前に、前記応答に含まれる相手先情報の確認を前記操作者に促す確認手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記相手先情報の確認に基づいて、前記操作者によって前記FAX送信の実行が許可されると、前記応答に対する確認応答を送信することで前記相手先装置との間にセッションを確立し、当該セッションで前記相手先装置に対して前記FAX送信を実行する制御手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記相手先情報の確認に基づいて、前記操作者によって前記FAX送信の実行が禁止されると、セッション確立のキャンセル要求を前記相手先装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記確認手段は、前記応答に含まれる相手先情報を、前記通信装置が備える表示部に表示することによって、前記操作者に確認を促すことを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記相手先情報を前記表示部に表示してから、前記操作者によって前記FAX送信の実行が許可されずに所定の時間が経過すると、セッション確立のキャンセル要求を前記相手先装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記受付手段は、前記IPネットワークを介した通話の相手先装置を示す相手先情報を前記操作者から受け付け可能であり、
    前記通話を開始するために前記送信手段によって前記相手先装置に前記セッション確立要求が送信されると、
    前記確認手段は、前記相手先情報の確認を前記操作者に促さず、
    前記制御手段は、前記セッション確立要求に対する応答の受信に応じて確認応答を送信することで前記相手先装置との間にセッションを確立し、当該セッションで前記相手先装置に対して前記FAX送信を実行する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 予め設定された時間に前記FAX送信を行うタイマ送信、複数の相手先装置に同時に前記FAX送信を行う同報送信、または通信エラーの発生による前記FAX送信の再送信を行う場合には、
    前記確認手段は、前記相手先情報の確認を前記操作者に促さず、
    前記制御手段は、前記セッション確立要求に対する応答の受信に応じて確認応答を送信することで前記相手先装置との間にセッションを確立し、当該セッションで前記相手先装置に対して前記FAX送信を実行する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記応答は、前記セッション確立要求に応じて前記相手先装置から受信される、前記セッション確立要求を処理中であることを示す暫定応答、または前記FAX送信を受信可能であることを示す成功応答であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. IPネットワークを介してSIPによりファクシミリ(FAX)送信を実行可能な通信装置の制御方法であって、
    前記IPネットワークを介したFAX送信の相手先装置を示す相手先情報の入力を操作者から受け付ける受付工程と、
    入力された前記相手先情報が示す相手先装置に、前記IPネットワークを介してSIPによるセッション確立要求を送信する送信工程と、
    前記セッション確立要求に対する応答を前記相手先装置から受信すると、前記FAX送信の開始前に、前記応答に含まれる相手先情報の確認を前記操作者に促す確認工程と
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の通信装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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