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JP2014531450A - ラクトンからのアルケン酸エステルの製造方法 - Google Patents

ラクトンからのアルケン酸エステルの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ラクトンをアルコールおよび酸性触媒と気相で接触させることを含むアルケン酸エステルの製造方法であって、ラクトンの量に対して少なくとも0.26重量%の水の存在下に行われることを特徴とする方法に関する。この方法は、アルケン酸エステルの製造において、良好な製造収率と選択性をもたらし、またより少量のジアルキルエーテルの生成をもたらし得る。収率の向上によりエネルギーの節約が可能になって有利である。

Description

発明の詳細な説明
[発明の分野]
本発明はラクトンからのアルケン酸エステルの製造方法に関する。
[発明の背景]
本発明は、ラクトンをアルコールおよび酸性触媒と気相で接触させることを含むアルケン酸エステルの製造方法に関する。そのような方法はこの技術分野では知られており、例えば米国特許第5,144,061号明細書および同第4,740,613号明細書に記載されている。米国特許第5,144,061号明細書に記載の方法で使用または示唆されている触媒は、酸性のゼオライトまたはリン酸塩である。米国特許第4,740,613号明細書に記載の方法で使用または示唆されている触媒は、酸性ゼオライト、周期表のIIIまたはIV族、ならびにIVおよびVIの亜族の酸性酸化物、例えばシリカゲル、珪藻土または石英の形態のシリカ、および二酸化チタンなど、五酸化リン、アルミナ、酸化モリブデンである。
発明者らは、米国特許第5,144,061号明細書および同第4,740,613号明細書に記載されているような、ラクトンをアルコールおよび酸性触媒と気相で接触させることを含むアルケン酸エステルの製造方法の問題が、ジアルキルエーテルの大量生成にあることを見出した。反応混合物中に存在するアルコールは、アルケン酸エステルの製造に必須であるが、それ自身と反応してジアルキルエーテルもまた生成し得る。例えば、アルコールがメタノールの場合、ジメチルエーテルが生成され得る。
ジアルキルエーテルが生成する程度は、例えば、プロセス中で変換したアルカノールの量に対するジアルキルエーテル生成の選択性で表すことができる。この選択性がゼロであれば理想的であるが、発明者らは、ジアルキルエーテル生成の選択性が、実際には、しばしば極めて高いことを見出した。
ジアルキルエーテルの生成は、基質であるラクトンが十分に使用されず、またジアルキルエーテルを生成物のアルケン酸エステルから分離しなければならず、そしてアルカノールの(かなりの)一部が望ましくないエーテルに変換される(これはコストがより高くなることを意味する)ことから望ましくない。
したがって、ラクトンをアルコールおよび酸性触媒と気相で接触させることを含むアルケン酸エステルの製造方法であって、ジアルキルエーテル生成の選択性をより低く抑える方法を提供することが本発明の目的である。
[本発明の詳細な説明]
第1の態様では、本発明は、ラクトンをアルコールおよび酸性触媒と気相で接触させることを含むアルケン酸エステルの製造方法であって、ラクトンの量に対して少なくとも0.26重量%の水の存在下に行われることを特徴とする方法を提供する。
驚いたことに、本発明者らは、本発明の第1の態様の方法によれば、ラクトンからのアルケン酸エステルの製造において、良好な製造収率および選択性が得られることを見出した。彼らはまた、有利なことに、前記方法によれば、水の量が0.26重量%未満のとき、ラクトンをアルケン酸エステルに変換することに比べて、ジアルキルエーテルの生成がより少なくなり得ることを見出した。
米国特許第5,144,061号明細書および同第4,740,613号明細書の方法には、水の量は、存在しているとしても、開示されていない。しかしながら、両刊行物とも、生成したジアルキルエーテルの量については触れていない。米国特許第5,144,061号明細書によれば、出発物質は水蒸気などの不活性ガスで希釈することができる。しかしながら、水蒸気によって示される水の量は開示されていない。さらに、水蒸気を「不活性ガス」と称しており、ラクトンのアルケン酸エステルへの変換に影響を及ぼさないことは勿論のこと、ジアルキルエーテルの生成を減少させ得ることを示唆している。興味深いことに、米国特許第5,144,061号明細書には、酸性触媒を使用すると、エーテルの生成に比べて、優先的にラクトンがアルケンカルボン酸エステルへと開裂することが記載されている。それにもかかわらず、本発明の発明者らは、ラクトンの量に対する水の量が0.26重量%未満のとき、ジアルキルエーテルの生成が満足できないほどに高いことを見出した。
興味深いことに、ラクトンの量に対して少なくとも0.26重量%の水の存在下に、ラクトンをアルカノールおよび酸性触媒と接触させると、ジアルキルエーテルの生成を少なくし得るという事実は、この変換もまた水の生成(生成したアルケン酸エステルに対して1当量)を伴うだけに一層驚くべきことである。それにもかかわらず、反応過程で生成したこの水は、ジアルキルエーテルの生成量、またはアルケン酸エステル生成の収率もしくは選択性に対して、最初に存在する少なくとも0.26重量%の水と同じ影響を及ぼさない、すなわち、プロセスの最初に存在する少なくとも0.26重量%の水は必須のようである。したがって、本発明との関連では、「少なくとも0.26重量%の水の存在」は、ラクトンおよび/またはアルカノールが全く、または殆ど変換されていない反応開始前のラクトンの量に対して、最初に存在する0.26重量%の水を指すものと理解される。
ジアルキルエーテルを殆ど生成しないことは、アルケン酸エステルの回収がより容易もしくはより低コストで行い得るという理由で、またはあまり熟練していない作業員を充て得るという理由で有利であり得る。また、そのことはより高純度のアルケン酸エステルの生成をもたらし得る。さらに、そのことは、基質であるラクトンの使用がより最適なものとなり、アルカノールの使用がより少なくなることであり、コストが低下することを意味する。本発明の第1の態様における方法は、アルケン酸エステルの生成に対して良好な選択性および生産性を示す。アルケン酸エステルの生成に対する前記選択性および収率は、この技術分野で知られている方法のそれらと同等、もしくはそれらをさらに上回るものであることが好ましい。収率が向上すればエネルギーの節約が可能になって有利である。
本発明の第1の態様における方法の水の量は、ラクトンの量に対して、好ましくは少なくとも0.26重量%、より好ましくは少なくとも0.28重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも1重量%、より一層好ましくは少なくとも1.1重量%、少なくとも1.2重量%、より一層好ましくは少なくとも2重量%、2.2重量%、2.4重量%、少なくとも2.5重量%、より一層好ましくは少なくとも4.5重量%、より一層好ましくは少なくとも5重量%である。水の量は、全ラクトンの量に対して、好ましくは10重量%以下、より好ましくは8重量%以下、より一層好ましくは5重量%以下である。
一実施形態の方法における水の量は、ラクトンの量に対して0.26重量%〜10重量%である。水の量が多すぎる、例えば10%以上では、アルケン酸エステル生成の選択性が過度に低くなり得、かつ/または転化率(TON)が過度に低くなり得る。本発明の第1の態様の方法における水の量は、好ましくは1〜10重量%、より一層好ましくは1〜5重量%、より一層好ましくは1〜2.5重量%である。
本発明の第1の態様の方法における少なくとも0.26重量%の水の量は、多くの方法で達成することができる。
一実施形態では、追加的に水を加えずとも、少なくとも0.26重量%の水の存在を達成し得る。例えば、本発明の方法の成分(ラクトン、アルカノールおよび酸性触媒を含む。以下、「反応成分」と称する)には水が含まれ得る。当業者であれば、前記反応成分の水の含有量を、例えばカール・フィッシャー(Karl Fischer)滴定により容易に測定し、前記反応成分をプロセスに加えた後、いかなる変換も起きる前の、プロセス中の水の量を計算することができる。得られた、プロセス中の水の量が少なく、または多くなり過ぎるならば、当業者は、他の供給業者などから入手した他のロットの反応成分の水含有率を分析し、これらをプロセスに加えた後で得られる水の量が少なく、または多くなり過ぎないよう、適切なロットを選択し得る。
反応成分の水含有率を測定し、前記成分を加えた後のプロセスの理論的水含有率を計算した後、プロセス中の水の量が多すぎるであろうと分かれば、当業者は前記の1種以上の成分をプロセスに加える前に乾燥させ得る。
一実施形態では、本発明の第1の態様の方法は、水を加えることをさらに含む。水は、考え得る任意の方法でプロセスに加え得る。例えば、反応成分の水含有率を測定し、前記成分を加えた後のプロセスの理論的水含有率を計算した後、得られる水含有率が低すぎる(すなわち、0.26重量%未満)であろうと分かれば、当業者はプロセス中で得られる水の量が少なくとも0.26重量%となるであろう程度に、1種以上の前記反応成分に水を加え得る。
一実施形態では、水は単独で、すなわち他の反応成分とは別に加えられる。反応成分と、別に加えられる水は、任意の順序でプロセスに加え得る。水を加えることによって最初の水の存在が少なくとも0.26重量%になる限り、水は、例えば反応成分を加える前でも、または他の反応成分などを加える前に反応成分の1種を加える前でも、または最後でも、またはその間のどこでも加えることができる。水は液体の水を加えてもよい。反応は気相で進行するから、水はまた水蒸気で加えてもよい。言うまでもなく、本発明の文脈で「水が単独で加えられる」との言及があっても、これは必ずしも反応成分が一切水を含まないということを意味するものではない。もし反応成分が水を全く含まないなら、当然水は別に加えられなければならないということになる。他方、反応成分が水を含んでいるが、反応成分の水含有率を測定し、前記成分を加えた後のプロセスの理論的水含有率を計算した後、0.26重量%未満であろうと分かれば、当業者は、得られる水の量が少なくとも0.26重量%となるように追加の水を別に加え得る。
酸性触媒は当業者によく知られており、商業的に入手できる。適切な酸性触媒の例としては、周期表の主族IIIおよびIV、ならびに亜族IVおよびVIの元素の酸性酸化物、例えばシリカゲル、珪藻土または石英の形態のシリカなど、五酸化リンおよびアルミナが挙げられる。また、結晶質アルミノシリケート、例えばZSMタイプのもの、例えばZSM−5である酸性ゼオライトや、アルミニウムホスフェート触媒または無定形シリカ/アルミナ触媒、例えばDavicat Sial 3501(Grace Co.)も使用し得る。
一実施形態では、酸性触媒は酸性ゼオライト触媒である。
本発明の方法は、一般に、次の条件下で行われる。アルコールに対するラクトンのモル比は1:0.5〜1:10、特に1:1〜5の範囲であることが有利である。反応は、50℃〜450℃の温度が維持される。150°〜400℃、特に200°〜350℃の温度が維持されれば有利である。一般に、反応は0.1〜100bar、特に0.5〜10barの圧力下で行われる。触媒を通る単位時間当たりの重量空間速度は、触媒1g当たり、1時間当たり、ラクトン0.1〜20g、特に0.1〜5gの範囲に維持することが有利である。
一実施形態では、アルケン酸エステルはペンテン酸エステルである。
アルカノールは、1個、2個または3個の炭素原子を有することが好ましく、非分岐のものが好ましい。適切なアルカノールは、メタノール、エタノールおよびプロパノールである。好ましいアルカノールはメタノールである。
さらに他の非常に好ましい実施形態では、アルカノールがメタノール、ラクトンが5−メチルブチロラクトン(γ−バレロラクトン)であり、これらからペンテン酸メチルエステルが生成される。ペンテン酸メチルエステルは、再生可能資源からアジピン酸を製造する際の重要な中間体である。アジピン酸自体は、6,6ポリアミド(ナイロン)の製造における中間体である。アジピン酸製造の最も重要な方法は、オイルをベースとするものであり、ベンゼンから出発する。この方法では、ベンゼンを水素化してシクロヘキサンとする。その後、HNOを酸化剤として使用して、シクロヘキサンを酸化してアジピン酸とする。この方法の欠点の1つは、化石由来のオイルをベースとしていることである。他の欠点は、酸化工程でのNOの発生であり、これは、地球温暖化ガスであるため非常に望ましくはないものの大気に放出されるか、またはコストが嵩む方法であるが触媒により分解される。ブタジエンをベースとするアジピン酸の新しい製造方法が開発されており、ブタジエンは3−ペンテン酸メチルへと変換される。次の工程は、3−ペンテン酸メチルから、アジピン酸ジメチルへと変換できる4−ペンテン酸メチルへの異性化である。ブタジエンをベースとする方法の欠点は、ブタジエンが高価なことである。第2の欠点は、ブタジエンのメトキシカルボニル化の速度が遅いことである。アジピン酸製造の他の方法は、再生可能資源としてのレブリン酸から出発する。レブリン酸は、農業廃棄物または製紙工業の廃棄物または都市廃棄物から製造することができ、したがってC−5フラグメントの再生可能資源を構成する。レブリン酸の水素化については記述があり、バレロラクトンを高収率で生成する。
一実施形態では、水素化反応でレブリン酸を5−メチルブチロラクトンに変換することにより、5−メチルブチロラクトンが製造される。そのような方法は、例えばL.E.Manzer、Appl.Catal.A,2004,272,249−256;J.P.Lange,J.Z.Vestering and R.J.Haan,Chem.Commun.,2007,3488−3490;R.A.Bourne,J.G.Stevens,J.Ke and M.Poliakoff,Chem.Commun.,2007,4632−4634;H.S.Broadbent,G.C.Campbell,W.J.Bartley and J.H.Johnson,J.Org.Chem.,1959,24,1847−1854;R.V.Christian,H.D.Brown and R.M.Hixon,J.Am.Chem.Soc.,1947,69,1961−1963.;L.P.Kyrides and J.K.Craver,米国特許第2368366号明細書,1945;H.A.Schuette and R.W.Thomas,J.Am.Chem.Soc.,1930,52,3010−3012に記載されている。
他の実施形態では、レブリン酸は、酸性触媒反応でC6炭水化物をレブリン酸に変換することにより調製される。そのような方法は、例えばL.J.Carlson,米国特許第3065263号明細書,1962;B.Girisuta,L.P.B.M.Janssen and H.J.Heeres,Chem.Eng.Res.Des.,2006,84,339−349;B.F.M.Kuster and H.S.Vanderbaan,Carbohydr.Res.,1977,54,165−176;S.W.Fitzpatrick,国際公開第89/010362号パンフレット,1989,Biofine Incorporated;S.W.Fitzpatrick,国際公開96/040609号パンフレット,1996,Biofine Incorporatedに記載されている。C6炭水化物の例には、グルコース、フルクトース、マンノースおよびガラクトースがある。C6炭水化物用の好ましい原料は、セルロース、デンプンおよびヘミセルロースなどのC6糖類で部分的にまたは全体が構成されている炭化水素ベースのポリマーを含むリグノセルロース物質である。C6炭水化物は他の成分、例えば植物廃棄物、紙廃棄物、下水汚物などを含んでもよい。
他の態様では、本発明は、本発明の第1の態様の方法で製造されたペンテン酸メチルエステルを、COおよびメタノールの存在下、カルボニル化反応でアジピン酸ジメチルエステルに変換することを含む、アジピン酸ジメチルエステルの製造方法を提供する。そのようなカルボニル化方法はこの技術分野ではよく知られており、例えば国際公開第01/068583号パンフレットに記載されている。
さらに他の態様では、本発明は、本発明の第2の態様で製造されたアジピン酸ジメチルエステルを加水分解反応により変換することを含む、アジピン酸の製造方法を提供する。本発明の第3の態様によるアジピン酸の製造方法は、化石資源の替りに植物廃棄物、下水汚物などの再生可能資源を使用することができ、有利である。
以下の実施例を参照して本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例]
LHSV=単位時間当たりの液体空間速度=供給物ml/触媒ml・時間。
WHSV=時間当たりの重量空間速度=供給物のグラム/触媒のグラム・時間。
無定形非ゼオライト酸性触媒のDavicat Sial 3501は、7500 Grace Dr,Columbia,メリーランド州(MD)21042,米国(USA)のSpecialty Catalysts & Process TechnologiesのGrace Davisonから入手した。酸性ゼオライト触媒のZeolyst CBV2314CYは、P.O. Box 830,Valley Forge,ペンシルベニア州(PA)19482 米国のZeolyst Internationalから入手した。水含有率はカール・フィッシャー滴定により測定した。バレロラクトンおよびメタノールはAldrich Coから入手した。
[実施例1]
管型反応器(全長0.47m;全容積120mL;それぞれ、直径12.7mm、長さ4cm、容積15mLを有する上部および下部を有し;直径20mm、容積105mLの中間加熱部を有する)に、50mlのDavicat Sial 3501を満たした。この触媒上を、メタノール、γ−バレロラクトンおよびNの気体混合物(5Nl/hr)を通過させた。触媒層の温度は255℃であった。SV:0.26;WHSV:0.63;モル比、メタノール:バレロラクトン=3:1。
種々の量の水を反応混合物に個別に加えた。水の添加後、反応の開始前に、カール・フィッシャー滴定により反応中の水の全量を測定した。約1400分間、バレロラクトンおよびジメチルエーテルの量をGCにより測定し、γ−バレロラクトンの初期量を基準としたペンテン酸メチルエステル生成の選択性、およびメタノールの初期量を基準としたジメチルエーテル生成の選択性を算出した。
Figure 2014531450

[実施例2]
実施例1の管型反応器に、50mlのZeolyst CBV2314 CY(ゼオライトZSM−5押出物)を満たした。この触媒上を、メタノール、γ−バレロラクトンおよびNの気体混合物(5Nl/hr)を通過させた。触媒層の温度は255℃であった。酸性ゼオライト触媒のZeolyst CBC2314CYは、P.O. Box 830,Valley Forge,ペンシルベニア州 19842 米国のZeolyst Internationalから入手した。モル比、メタノール:バレロラクトン=3:1;LHSV:0.26;WHSV:0.4。反応に、種々の量の水を個別に加えた。水の添加後、反応の開始前に、カール・フィッシャー滴定により反応中の水の全量を測定した。
Figure 2014531450

Claims (12)

  1. ラクトンをアルコールおよび酸性触媒と気相で接触させることを含むアルケン酸エステルの製造方法であって、ラクトンの量に対して少なくとも0.26重量%の水の存在下に行われることを特徴とする方法。
  2. 前記方法における水の量が、前記ラクトンの量に対して0.26重量%〜10重量%である請求項1に記載の方法。
  3. 水を添加することをさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記水が単独で添加される請求項3に記載の方法。
  5. 前記酸性触媒が酸性ゼオライト触媒である請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記アルケン酸エステルがペンテン酸エステルである請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記アルカノールがメタノールである請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記アルカノールがメタノール、前記ラクトンが5−メチルブチロラクトンであり、これらからペンテン酸メチルエステルが生成される請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 水素化反応でレブリン酸を5−メチルブチロラクトンに変換することにより、前記5−メチルブチロラクトンが製造される請求項8に記載の方法。
  10. 前記レブリン酸が、酸性触媒反応でC6炭水化物をレブリン酸に変換することにより調製される請求項9に記載の方法。
  11. 請求項8に記載の方法で製造されたペンテン酸メチルエステルを、COおよびメタノールの存在下、カルボニル化反応でアジピン酸ジメチルエステルに変換することを含むアジピン酸ジメチルエステルの製造方法。
  12. 請求項11に記載の方法で製造されたアジピン酸ジメチルエステルを加水分解反応により変換することを含むアジピン酸の製造方法。
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