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JP2014238969A - 太陽電池 - Google Patents

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JP2014238969A
JP2014238969A JP2013120882A JP2013120882A JP2014238969A JP 2014238969 A JP2014238969 A JP 2014238969A JP 2013120882 A JP2013120882 A JP 2013120882A JP 2013120882 A JP2013120882 A JP 2013120882A JP 2014238969 A JP2014238969 A JP 2014238969A
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Atsushi Fukui
篤 福井
古宮 良一
Ryoichi Furumiya
良一 古宮
山中 良亮
Ryosuke Yamanaka
良亮 山中
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Abstract

【課題】熱による性能低下が抑制された太陽電池を提供する。【解決手段】支持基板上に、導電層、多孔性半導体層に増感素子が吸着された発電層、多孔性絶縁層、対極導電層を有し、前記発電層、前記多孔性絶縁層および前記対極導電層に電解質が含有されている太陽電池において、前記対極導電層が金属材料から構成され、その表面の少なくとも一部は前記金属材料の化合物で構成されていることを特徴とする太陽電池。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池に関する。
近年、化石燃料に代るエネルギー源として、太陽光を電力に変換できる太陽電池が注目されている。現在、結晶系シリコン基板を用いた太陽電池および薄膜シリコン太陽電池が実用化され始めている。しかし、前者はシリコン基板の作製コストが高いという問題があり、後者は多種の半導体製造用ガスや複雑な装置を用いる必要があるために製造コストが高くなるという問題がある。このため、いずれの太陽電池においても光電変換の高効率化による発電出力当たりのコストを低減する努力が続けられているが、上記の問題を解決するには到っていない。
特許文献1には、1枚の透明導電膜付きガラス基板上に、複数の色素増感太陽電池を直列接続で配置した色素増感太陽電池モジュールが提案されている。
この色素増感太陽電池モジュールは、個々の色素増感太陽電池が、透明導電膜が短冊形にパターニングされた透明基板上に、光電変換層となる多孔性半導体層、多孔性絶縁層および対極を順次積層した構造を有し、1つの色素増感太陽電池の透明導電膜と、隣接する色素増感太陽電池の対極とが接触するように配置され、両太陽電池が直列接続されている。
特許文献2には、透明基板上に透明導電膜、多孔性半導体層、多孔性絶縁層および触媒層を有する集積化構造の色素増感太陽電池モジュールにおいて、触媒層材料の微粒子の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する微粒子よりなる多孔性半導体層を設けることにより、触媒層微粒子が多孔性半導体層を通り抜け導電層に達することを防ぎ、内部短絡を防ぐ技術が開示されている。
しかしながら、上記のような透明導電膜付きガラス1枚を使用するモノリシック構造の太陽電池は、透明導電膜付きガラス2枚を使用するサンドイッチ構造に比べて、耐熱性試験などの加熱を伴う負荷に弱く、電解液が金属材料からなる導電層表面における化学反応により劣化する傾向がある。特に、色素を増感素子とする太陽電池において、実用化の大きな障壁となっているのは、耐久性であり、時間と共に性能が低下し、JIS規格C8638における耐熱性試験などの加速試験においては、とりわけ顕著に現れる。
国際公開第97/16838号 特開2002−367686号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱による性能低下が抑制された太陽電池を提供することにある。
本発明は、支持基板上に、導電層、多孔性半導体層に増感素子が吸着された発電層、多孔性絶縁層、対極導電層を有し、上記発電層、上記多孔性絶縁層および上記対極導電層に電解質が含有されている太陽電池において、上記対極導電層が金属材料から構成され、その表面の少なくとも一部は上記金属材料の化合物で構成されている太陽電池である。
上記金属材料の化合物は上記対極導電層の多孔性絶縁層や触媒層に接触していない表面の全体に膜状に形成されていることが好ましい。
上記金属材料の化合物は、チタン、ニッケル、モリブデンからなる群より選ばれた一種の金属材料と、5B族元素との化合物であることが好ましい。
上記金属材料の化合物は、窒化チタンであることが好ましい。
上記対極導電層の膜厚は、400nm〜2.5μmであることが好ましい。
本発明は、上記で説明した特徴を有することにより、熱による性能低下が抑制された太陽電池を提供することができる。
本発明の太陽電池の構成を示す概略断面図である。 本発明の太陽電池の光電変換効率の保持率を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、この実施形態は一例であり、種々の形態での実施が本発明の範囲内で可能である。
<太陽電池>
本発明の太陽電池は、図1において、支持基板1に、導電層2および光電変換素子10を有する太陽電池であって、上記光電変換素子10は、多孔性半導体層に増感素子が吸着された発電層4、多孔性絶縁層5および対極導電層6を有し、その中には電解質が含有されている。また、上記対極導電層6は金属材料から構成され、該対極導電層6の表面の少なくとも一部は上記金属材料の化合物6aで構成されている。
<支持基板>
図1において、支持基板1は、太陽電池の受光面となる部分では光透過性が必要となるため、少なくとも光透過性の材料からなり、厚さ0.2〜5mm程度のものが好ましい。
支持基板を構成する材料は、一般に太陽電池に使用可能で、かつ本発明の効果を発揮し得る材料であれば、特に限定されない。このような材料としては、例えば、ソーダガラス、溶融石英ガラス、結晶石英ガラスなどのガラス基板、可撓性フィルムなどの耐熱性樹脂板などが挙げられる。
可撓性フィルム(以下、「フィルム」ともいう)を構成する材料としては、例えば、テトラアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアリレート(PA)、ポリエーテルイミド(PEI)、フェノキシ樹脂、テフロン(登録商標)などが挙げられる。
支持基板上に加熱を伴って他の層を形成する場合、例えば、支持基板1上に250℃程度の加熱を伴って導電層を形成する場合には、上記のフィルム材料の中でも、250℃以上の耐熱性を有するテフロン(登録商標)が特に好ましい。
また、完成した太陽電池を他の構造体に取り付けるときに支持基板1を利用することができる。すなわち、ガラス基板などの支持基板の周辺部を、金属加工部品とねじを用いて他の支持基板に容易に取り付けることができる。
<導電層>
図1において、導電層2は、太陽電池の受光面となり、光透過性が必要となるため、光透過性の材料からなる。但し、少なくとも後述する増感素子に実効的な感度を有する波長の光を実質的に透過させる材料であればよく、必ずしもすべての波長領域の光に対して透過性を有する必要はない。
光透過性の材料は、一般に太陽電池に使用可能で、かつ本発明の効果を発揮し得る材料であれば、特に限定されない。このような材料としては、インジウム錫複合酸化物(ITO)、フッ素をドープした酸化錫(FTO)、酸化亜鉛(ZnO)などが挙げられる。
導電層の膜厚は0.02〜5μm程度が好ましく、膜抵抗は低いほどよく、40Ω/sq以下が好ましい。
また、導電層2には、低抵抗化のために金属リード線を設けてもよい。金属リード線の材料としては、例えば、白金、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、チタンなどが挙げられる。
但し、金属リード線を設けることにより、受光面からの入射光量の低下を招く場合には、金属リード線の太さを0.1〜4mm程度にするのが好ましい。
また、導電層2には、レーザースクライブにより切断して形成されたスクライブライン3がある。
<光電変換素子>
図1おいて、本発明の光電変換素子10は、多孔性半導体層に増感素子が吸着された発電層4、多孔性絶縁層5、対極導電層6、必要に応じる触媒層、および、これらの空隙に充填された電解質などから構成されたものである。
<発電層>
発電層4は、多孔性半導体層に増感素子を吸着させかつ電解質材料を充填させてなる。
―多孔性半導体層―
多孔性半導体層は、半導体から構成され、その形態は、粒子状、多数の微細孔を有する膜状など、種々の形態のものを用いることができるが、膜状の形態が好ましい。
多孔性半導体層を構成する半導体材料としては、一般に光電変換素子に使用されるものであれば特に限定されない。このような材料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉄、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化タングステン、酸化ニッケル、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化亜鉛、リン化インジウム、銅−インジウム硫化物(CuInS)、CuAlO、SrCuなどの化合物およびこれらの組み合せが挙げられる。これらの中でも、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸化ニオブが好ましく、光電変換効率、安定性および安全性の点から酸化チタンが特に好ましい。また、これらの半導体材料は、2種以上の混合物として用いることもできる。
ここで、酸化チタンは、アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、無定形酸化チタン、メタチタン酸、オルソチタン酸などの各種の狭義の酸化チタンおよび水酸化チタン、含水酸化チタンなどを包含し、これらは単独または混合物として用いることができる。アナターゼ型とルチル型の2種類の結晶系は、その製法や熱履歴によりいずれの形態にもなり得るが、アナターゼ型が一般的である。
多孔性半導体層を構成する上記半導体は、安定性、結晶成長の容易さ、製造コストなどの観点から、微粒子からなる多結晶焼結体が好ましい。
上記微粒子の粒径は、入射光を高い収率で電気エネルギーに変換するために、投影面積に対して十分に大きい実効表面積を得る観点から、平均粒径5nm以上50nm未満、好ましくは10nm以上30nm以下である。
多孔性半導体層の光散乱性は、層形成に用いる半導体材料の平均粒径により調整することができる。多孔性半導体層の形成条件にもよるが、具体的には、平均粒径の大きい半導体粒子で形成した多孔性半導体層は、光散乱性が高く、入射光を散乱させ光捕捉率を向上させることができる。また、平均粒径の小さい半導体粒子で形成した多孔性半導体層は、光散乱性が低く、色素の吸着点をより多くし吸着量を増加させることができる。
したがって、上記微粒子からなる多結晶焼結体の上に、平均粒径が50nm以上、好ましくは50nm以上600nm以下の半導体粒子からなる層を設けてもよい。
半導体材料の平均粒径は、本発明の効果を発揮し得る上記の範囲内であれば特に限定されないが、入射光を光電変換に有効利用するという点では、市販の半導体材料粉末のようにある程度平均粒径が揃っているのが好ましい。
多孔性半導体層の膜厚は、特に限定されるものではないが、光電変換効率の観点から、0.5〜50μm程度が好ましい。特に、光散乱性の高い、平均粒径50nm以上の半導体粒子からなる層を設ける場合、その層の膜厚は、0.1〜40μm、好ましくは5〜20μmであり、平均粒径5nm以上50nm未満の粒子からなる層の膜厚は、0.1〜50μm、好ましくは10〜40μmである。
光電変換素子の光電変換効率を向上させるためには、後述する増感素子を多孔性半導体層により多く吸着させて、発電層を形成することが必要である。このため、膜状の多孔性半導体層では、比表面積の大きなものが好ましく、10〜200m2/g程度が好ましい。
―増感素子―
多孔性半導体層に吸着して光増感剤として機能する増感素子としては、種々の可視光領域および/または赤外光領域に吸収をもつ有機色素、金属錯体色素などが挙げられ、これらの色素を1種または2種以上を選択的に用いることができる。
有機色素としては、例えば、アゾ系色素、キノン系色素、キノンイミン系色素、キナクリドン系色素、スクアリリウム系色素、シアニン系色素、メロシアニン系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、ポルフィリン系色素、ペリレン系色素、インジゴ系色素、ナフタロシアニン系色素などが挙げられる。
有機色素の吸光係数は、一般的に、遷移金属に分子が配位結合した形態をとる金属錯体色素に比べて大きい。
金属錯体色素としては、Cu、Ni、Fe、Co、V、Sn、Si、Ti、Ge、Cr、Zn、Ru、Mg、Al、Pb、Mn、In、Mo、Y、Zr、Nb、Sb、La、W、Pt、Ta、Ir、Pd、Os、Ga、Tb、Eu、Rb、Bi、Se、As、Sc、Ag、Cd、Hf、Re、Au、Ac、Tc、Te、Rhなどの金属に分子が配位結合した形態のものが挙げられ、これらの中でも、フタロシアニン系色素、ルテニウム系色素が好ましく、ルテニウム系金属錯体色素が特に好ましい。
特に、次式(1)〜(3)で表されるルテニウム系金属錯体色素が好ましい。
Figure 2014238969
また、多孔性半導体層に色素を強固に吸着させるためには、色素分子中にカルボン酸基、カルボン酸無水基、アルコキシ基、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルキル基、スルホン酸基、エステル基、メルカプト基、ホスホニル基などのインターロック基を有するものが好ましい。これらの中でも、カルボン酸基およびカルボン酸無水基が特に好ましい。なお、インターロック基は、励起状態の色素と多孔性半導体層の伝導帯との間の電子移動を容易にする電気的結合を提供するものである。
<多孔性絶縁層>
発電層4と対極導電層6との間に多孔性絶縁層5を設けるのが一般的である。多孔性絶縁層に用いる絶縁材料としてはガラスや、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ニオブ、チタン酸ストロンチウムなどの伝導帯準位の高い材料が用いられる。
<対極導電層>
対極導電層6を構成する材料は、一般に光電変換素子に使用可能で、かつ電解液に対して耐腐食性を有する材料であれば、特に限定されない。このような材料としては、チタン、ニッケル、モリブデンなどが挙げられる。その中でチタンが最も好ましい。
蒸着法による対極導電層の製膜では、膜自体が多孔質になるため、色素溶液や電解質材料が移動可能な孔を改めて形成する必要はない。蒸着法による対極導電層の形成の場合、孔の穴は約1nm〜20nmとなるが、対極導電層上に触媒層を形成しても触媒層材料が対極導電層の孔をとおり、多孔性絶縁層5、さらには発電層4に到達することがないことを確認している。
また、触媒層を、白金あるいはカーボンの微粒子分散ペーストから塗布法により形成する場合、微粒子の貫通を抑制するために対極導電層は緻密であることが必要である。この場合、対極導電層の孔の形成は、触媒層が積層後に、触媒層と同時に行えばよい。この場合、好ましい対極導電層材料は、チタン、ニッケル、モリブデンなど、緻密な膜が形成可能な材料であれば特に限定されない。
上記対極導電層6の膜厚は薄すぎると抵抗が高くなりであり、厚すぎると電解質材料の移動の妨げとなる材料の比抵抗率に応じて適宜選択すればよい。
また、対極導電層6の最適な膜厚は、400nm〜2.5μmが好ましい。400nm未満であると焼成などの処理のあとに断線や亀裂が入りやすく、また、2.5μmを超えると膜の剥離の問題があるため、好ましくない。
対極導電層の孔の形成は、たとえば、レーザー光照射により部分的に蒸発させることによって形成される。上記孔の径が0.1μm〜100μmであり、間隔が1μm〜200μmで形成されていることが好ましく、さらに、径が1μm〜100μmであり、間隔が5μm〜200μmで形成されていることがより好ましい。
対極導電層6には、必要に応じて、取り出し電極が設けられている。取り出し電極の構成材料は、一般に太陽電池に使用可能で、かつ本発明の効果を発揮し得る材料であれば、特に限定されない。
―金属材料の化合物―
色素を増感素子とした光電変換素子を用いる太陽電池において、加熱を行った場合、電解質と太陽電池の他の構成部材との化学反応が起こり、性能の劣化を引き起こしやすい。特に、電解質の化学反応が最も活発に行われている触媒層又は触媒能を有する対極導電層6では様々な新たな物質が形成され、それらと対極導電層6との反応が性能低下に大きな影響を及ぼす。対極導電層材料と電解液との反応を抑制し、さらに性能低下を抑制するためには、対極導電層の表面の少なくとも一部が対極導電層を構成する金属材料の化合物で構成されていることが好ましい。対極導電層の表面とは、多孔性絶縁層や触媒層に接しておらず、電解液と接している部分をいう。
上記金属材料の化合物は、対極導電層材料と電解液との反応をより有効に抑制する点から、対極導電層を構成する金属材料と5B族元素との化合物、又は対極導電層を構成する金属材料と6B族元素との化合物が好ましく、対極導電層を構成する金属材料と5B族元素との化合物が特に好ましい。
5B族元素及び6B族元素は、窒素、リン、酸素などが挙げられ、電解液の劣化反応を抑制することができる点から、窒素、酸素が好ましい。さらに化合物が形成した抵抗値が低い点からは、窒素が特に好ましい。
上記金属材料の化合物6aは、対極導電層を形成した後、300℃〜500℃で焼成することにより形成され、膜状の場合、その膜厚は、10nm〜500nmであることが好ましい。金属材料の化合物は対極導電層の表面全体で膜状に形成されることがより好ましい。
―触媒層―
対極導電層6に触媒能がある場合は問題ないが、触媒能がない場合には、触媒層を対極導電層のいずれの面に構成することが好ましい。触媒層を構成する材料は、一般に光電変換素子に使用可能で、かつ本発明の効果を発揮し得る材料であれば、特に限定されない。このような材料としては、例えば、白金、カーボンが好ましい。カーボンの形態としては、カーボンブラック、グラファイト、ガラス炭素、アモルファス炭素、ハードカーボン、ソフトカーボン、カーボンホイスカー、カーボンナノチューブ、フラーレン等が好ましい。
<電解質>
電解質は、電解質充填領域9に充填されるものであり、イオンを輸送できる導電性材料で構成され、好適な材料として、例えば、液体電解質、固体電解質、ゲル電解質、溶融塩ゲル電解質などが挙げられる。
液体電解質は、酸化還元種を含む液状物であればよく、一般に電池や太陽電池などにおいて使用することができるものであれば特に限定されない。具体的には、酸化還元種とこれを溶解可能な溶剤からなるもの、酸化還元種とこれを溶解可能な溶融塩からなるもの、酸化還元種とこれを溶解可能な溶剤と溶融塩からなるものが挙げられる。
酸化還元種は、例えば、I-/I3-系、Br2-/Br3-系、Fe2+/Fe3+系、キノン/ハイドロキノン系などが挙げられる。特に、酸化還元種として、アイオダイドイオンおよびトリアイオダイドイオンの少なくとも一方を含むことが好ましい。
具体的には、ヨウ化リチウム(LiI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、ヨウ化カリウム(KI)、ヨウ化カルシウム(CaI)などの金属ヨウ化物とヨウ素(I)の組み合わせ、テトラエチルアンモニウムアイオダイド(TEAI)、テトラプロピルアンモニウムアイオダイド(TPAI)、テトラブチルアンモニウムアイオダイド(TBAI)、テトラヘキシルアンモニウムアイオダイド(THAI)などのテトラアルキルアンモニウム塩とヨウ素の組み合わせ、および臭化リチウム(LiBr)、臭化ナトリウム(NaBr)、臭化カリウム(KBr)、臭化カルシウム(CaBr2)などの金属臭化物と臭素の組み合わせが好ましく、これらの中でも、LiIとIの組み合わせが特に好ましい。
また、酸化還元種の溶媒としては、プロピレンカーボネートなどのカーボネート化合物、アセトニトリルなどのニトリル化合物、エタノールなどのアルコール類、水、非プロトン極性物質などが挙げられる。これらの中でも、カーボネート化合物やニトリル化合物が特に好ましい。これらの溶媒は2種類以上を混合して用いることもできる。
固体電解質は、電子、ホール、イオンを輸送できる導電性材料で、太陽電池の電解質として用いることができ、流動性がないものであればよい。具体的には、ポリカルバゾールなどのホール輸送材、テトラニトロフロオルレノンなどの電子輸送材、ポリロールなどの導電性ポリマー、液体電解質を高分子化合物により固体化した高分子電解質、ヨウ化銅、チオシアン酸銅などのp型半導体、溶融塩を含む液体電解質を微粒子により固体化した電解質などが挙げられる。
ゲル電解質は、通常、電解質とゲル化剤からなる。ゲル化剤としては、例えば、架橋ポリアクリル樹脂誘導体や架橋ポリアクリロニトリル誘導体、ポリアルキレンオキシド誘導体、シリコーン樹脂類、側鎖に含窒素複素環式四級化合物塩構造を有するポリマーなどの高分子ゲル化剤などが挙げられる。
溶融塩ゲル電解質は、通常、上記のようなゲル電解質と常温型溶融塩からなる。常温型溶融塩としては、例えば、ピリジニウム塩類、イミダゾリウム塩類などの含窒素複素環式四級アンモニウム塩化合物類などが挙げられる。
上記電解質には、必要に応じて添加剤を加えてもよい。このような添加剤としては、t-ブチルピリジン(TBP)などの含窒素芳香族化合物、ジメチルプロピルイミダゾールアイオダイド(DMPII)、メチルプロピルイミダゾールアイオダイド(MPII)、エチルメチルイミダゾールアイオダイド(EMII)、エチルイミダゾールアイオダイド(EII)、ヘキシルメチルイミダゾールアイオダイド(HMII)などのイミダゾール塩が挙げられる。
電解質中の電解質濃度は、0.001〜1.5モル/リットルの範囲が好ましく、0.01〜0.7モル/リットルの範囲が特に好ましい。但し、本発明のモジュールにおいて受光面側に触媒層がある場合、入射光が電解液を通して色素が吸着された多孔性半導体層に達し、キャリアが励起する。そのため、受光面側に触媒層があるユニットセルに用いる電解質濃度により、性能は低下する場合があるので、この点を考慮して電解質濃度を設定するのが好ましい。
<カバー層>
図1において、太陽電池には、カバー層7が設けられている。太陽電池のカバー層は、電解液の揮発と電池内への水などの浸入を防止するために重要である。
カバー層7を構成する材料は、一般に太陽電池に使用可能で、かつ本発明の効果を発揮し得る材料であれば、特に限定されない。このような材料としては、例えば、ソーダ石灰ガラス、鉛ガラス、ほうけい酸ガラス、溶融石英ガラス、結晶石英ガラスなどが挙げられる。特に好ましい材料は、ソーダ石灰フロートガラスである。
<封止材>
図1において、太陽電池には、封止材8が設けられている。封止材は、電解液の揮発と電池内への水などの浸入を防止するために重要である。
また、封止材8は、(1)支持基板に作用する落下物や応力(衝撃)を吸収する、(2)長期にわたる使用時において支持基板に作用するたわみなどを吸収するために重要である。
封止材を構成する材料は、一般に太陽電池に使用可能で、かつ本発明の効果を発揮し得る材料であれば、特に限定されない。このような材料としては、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソブチレン系樹脂、ホットメルト樹脂、ガラスフリットなどが好ましく、これらは2種類以上を2層以上にして用いることもできる。酸化還元性電解質の溶剤としてニトリル系溶剤、カーボネート系溶剤を使用する場合には、シリコーン樹脂やホットメルト樹脂(例えば、アイオノマー樹脂)、ポリイソブチレン系樹脂、ガラスフリットが特に好ましい。
<太陽電池の製造方法>
本発明の太陽電池の製造方法は、支持基板1の一方の面に導電層2、多孔性半導体層に増感素子を吸着させた発電層4、多孔性絶縁層5および対極導電層6が順に積層された積層体を形成する工程と、上記積層体の外周にカバー層7および封止材8を形成する工程と、上記導電層2、上記カバー層7および上記封止材8により囲まれる電解質充填領域9に電解質を注入する工程とを有する。
<導電層の形成>
支持基板1上に導電層2を形成する方法は、特に限定されず、例えば公知のスパッタ法、スプレー法などが挙げられる。
導電層2に金属リード線を設ける場合は、例えば、公知のスパッタ法、蒸着法などにより支持基板1上に金属リード線を形成し、得られた金属リード線を含む支持基板1上に導電層2を形成する方法、支持基板1上に導電層2を形成し、導電層2上に金属リード線を形成する方法などを使用することができる。
スクライブライン3は、導電層2をレーザースクライブにより切断することで形成される。
<発電層の形成>
導電層2上に膜状の多孔性半導体層を形成する方法としては、特に限定されず、公知の方法が挙げられる。具体的には、(1)スクリーン印刷法、インクジェット法などにより、半導体粒子を含有するペーストを導電層上に塗布した後、焼成する方法、(2)所望の原料ガスを用いたCVD法またはMOCVD法などにより、導電層上に成膜する方法、(3)原料固体を用いたPVD法、蒸着法、スパッタリング法などにより、導電層上に成膜する方法、(4)ゾル−ゲル法、電気化学的な酸化還元反応を利用した方法などにより、導電層上に成膜する方法などが挙げられる。これらの方法の中で、厚膜の多孔性半導体層を低コストで成膜できることから、ペーストを用いたスクリーン印刷法が特に好ましい。
半導体粒子として酸化チタンを用いて、多孔性半導体層を形成する方法は以下のとおりである。
まず、チタンイソプロポキシド(キシダ化学株式会社製)125mLを0.1Mの硝酸水溶液(キシダ化学株式会社製)750mLに滴下して加水分解をさせ、80℃で8時間加熱することにより、ゾル液を調製する。その後、得られたゾル液をチタン製オートクレーブ中で230℃で11時間加熱して、酸化チタン粒子を成長させ、超音波分散を30分間行うことにより、平均粒径(平均一次粒径)15nmの酸化チタン粒子を含むコロイド溶液を調製する。次いで、得られたコロイド溶液に2倍容量のエタノールを加え、これを回転数5000rpmで遠心分離することにより、酸化チタン粒子を得る。
なお、本明細書における平均粒径は、XRD(X線回折)の回折ピークから求めた値である。具体的には、XRDのθ/2θ測定における回折角の半値幅とシェラーの式から平均粒径を求める。例えば、アナターゼ型酸化チタンの場合、(101)面に対応する回折ピーク(2θ=25.3°付近)の半値幅を測定すればよい。
次いで、得られた酸化チタン粒子を洗浄した後、エチルセルロースとテルピネオールを無水エタノールに溶解させたものを加え、攪拌することにより酸化チタン粒子を分散させる。その後、混合液を真空条件下で加熱してエタノールを蒸発させ、酸化チタンペーストを得る。最終的な組成として、例えば、酸化チタン固体濃度20wt%、エチルセルロース10wt%、テルピネオール64wt%となるように濃度を調整する。
半導体粒子を含有する(懸濁させた)ペーストを調製するために用いる溶剤としては、上記以外にエチレングリコールモノメチルエーテルなどのグライム系溶剤、イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶剤、イソプロピルアルコール/トルエンなどの混合溶剤、水などが挙げられる。
次いで、上記の方法により半導体粒子を含有するペーストを導電層上に塗布し、焼成して多孔性半導体層を得る。乾燥および焼成は、使用する支持基板や半導体粒子の種類により、温度、時間、雰囲気などの条件を適宜調整する必要がある。焼成は、例えば、大気雰囲気下または不活性ガス雰囲気下、50〜800℃程度の範囲内で、10秒〜12時間程度で行うことができる。この乾燥および焼成は、単一の温度で1回または温度を変化させて2回以上行うことができる。
多孔性半導体層に増感素子を吸着させる方法としては、例えば導電層2上に形成された多孔性半導体層を、色素を溶解した溶液(色素吸着用溶液)に浸漬する方法が挙げられる。
色素を溶解させる溶剤としては、色素を溶解するものであればよく、具体的には、エタノールなどのアルコール類、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトニトリルなどの窒素化合物類、クロロホルムなどのハロゲン化脂肪族炭化水素、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼンなどの芳香族炭化水素、酢酸エチルなどのエステル類、水などが挙げられる。これらの溶剤は2種類以上を混合して用いることもできる。
溶液中の色素濃度は、使用する色素および溶剤の種類により適宜調整することができるが、吸着機能を向上させるためにはできるだけ高濃度である方が好ましく、例えば、5×10-4モル/リットル以上であればよい。
<多孔性絶縁層の形成>
発電層4上に膜状の多孔性絶縁層5を形成する方法としては、特に限定されず、公知の方法が挙げられる。具体的には、(1)スクリーン印刷法、インクジェット法などにより、半導体粒子を含有するペーストを導電層上に塗布した後、焼成する方法、(2)所望の原料ガスを用いたCVD法またはMOCVD法などにより、導電層上に成膜する方法、(3)原料固体を用いたPVD法、蒸着法、スパッタリング法などにより、導電層上に成膜する方法、(4)ゾル−ゲル法、電気化学的な酸化還元反応を利用した方法などにより、導電層上に成膜する方法などが挙げられる。これらの方法の中で、厚膜の多孔性絶縁層を低コストで成膜できることから、ペーストを用いたスクリーン印刷法が特に好ましい。
<対極導電層の形成>
多孔性絶縁層5上に対極導電層6を形成する方法としては、蒸着法、印刷法などが挙げられる。蒸着法による対極導電層の製膜では、膜自体が多孔質になるため、色素溶液や電解質材料が移動可能な孔を改めて形成する必要はない。
対極導電層6に孔を形成する場合は、たとえば、レーザー光照射により部分的に蒸発させる方法を用いることができる。
対極導電層6上に金属材料の化合物6aを形成する方法としては、対極導電層6を300℃〜500℃で焼成する方法を用いることができる。
対極導電層6に触媒能がない場合、対極導電層6のいずれの面に触媒層(図示なし)を形成する方法としては、スクリーン印刷法、蒸着法、CVD法など公知の形成方法を用いることができる。
<封止材の形成>
封止材8は、熱融着フィルムや紫外線硬化樹脂などを積層体の周囲を囲う形に切り出して作製する。
封止材8のパターンは、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ガラスフリットを使用する場合には、ディスペンサーにより、ホットメルト樹脂を使用する場合には、シート状のホットメルト樹脂にパターニングした穴を開けることにより、形成することができる。
封止材8は、導電層2とカバー層7を貼りあわせるようにこれらの間に配置し、加熱や紫外線照射により固定する。
<電解質材料の充填>
電解質材料(キャリア輸送材料)は、カバー層7に予め設けてあった電解質注入用孔から注入して電解質充填領域9に充填される。電解質注入孔は電解質材料の注入後に、紫外線硬化樹脂を用いて封止する。
以下に、本発明を実施例および比較例によりさらに具体的に説明するが、これらの実施例および比較例により本発明が限定されるものではない。なお、実施例および比較例における各層の膜厚は、特に断りのない限り、表面粗さ・輪郭形状測定機(株式会社東京精密製、商品名サーフコム1400A)を用いて測定した。
<実施例1>
・多孔性半導体層の作製
市販の酸化チタンペースト(Solaronix社製、商品名Ti−Nanoxide D/SP、平均粒径13nm)を、ドクターブレード法により、透明導電膜であるフッ素ドープのSnO膜が成膜された透明基板であるガラス板(日本板硝子社製)に塗布した。次に、300℃で30分間予備乾燥し、次いで500℃で40分間焼成し、該工程を2度行った。その結果、多孔性半導体層として、膜厚12μmの酸化チタン膜を得た。
・多孔性絶縁層の作製
あらかじめ準備した酸化ジルコニウムペーストを、印刷機LS−34TVA(ニューロング精密工業社製)を用いて、上記酸化チタン膜上に印刷を行い、300℃で30分間予備乾燥し、次いで500℃で40分間焼成し、多孔性絶縁層として、膜厚12μmの酸化ジルコニウム膜を得た。
・対極導電層の作製
蒸着機(機種名:ei−5、アルバック社製)を用い、上記酸化チタン膜/酸化ジルコニウム膜上に白金を0.1Å/sで形成した。膜厚は100nmであった。ついで、同様に、蒸着機(機種名:ei−5、アルバック社製)を用い、上記白金上に5Å/sでチタンを形成した。膜厚は1000nmであった。
上記で作製した対極導電層を、350℃で大気雰囲気中にて1時間焼成した。その結果、対極導電層表面に金色の光沢を持つ膜が形成され、EDXでの評価の結果、窒化チタンが形成されていることが判明された。この窒化チタン膜の厚さは、110nmであった。
・増感素子吸着
次いで、予め調製しておいた色素吸着用溶液に上記で作製した積層体を室温で80時間浸漬した。その後、積層体をエタノールで洗浄してから約60℃で約5分間乾燥させた。これにより、多孔性半導体層に色素が吸着された。
ここで、色素吸着用溶液は、濃度が4×10-4モル/リットルとなるように、N719色素(Solaronix社製)を用いてエタノールに溶解させて、調製された。
・電解質の作製
電解質として用いる酸化還元性電解液は、3−メトキシプロピオニトリル(Aldrich製)に、濃度0.15モル/リットルのヨウ素(Aldrich製)、濃度0.8モル/リットルのジメチルプロピルイミダゾールアイオダイド(DMPII、四国化成製)、濃度0.1モル/リットルのグアニジンチオシアナート(Aldrich製)を溶解させて作製した。
・太陽電池の作製
上記積層体に別途用意したカバーガラスを重ねた。その後、これらの側面を樹脂3035B(スリーボンド社製)でシールした。その後、カバーガラスに形成した穴より電解質を注入し、各電極にリード線を取付けて、太陽電池を得た。
<実施例2>
実施例1において、対極導電層の焼成温度を400℃とする以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。なお、400℃で焼成した場合、対極導電層表面に金色の光沢を持つ膜が形成され、EDXでの評価の結果、窒化チタンが形成されていることが判明された。
<実施例3>
実施例1において、対極導電層の焼成温度を450℃とする以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。なお、450℃で焼成した場合、対極導電層表面は青みがかっていたが、EDXでの評価の結果、窒化チタンが形成されていることが判明された。
<実施例4>
実施例2において、対極導電層の膜厚を500nmとした以外は、実施例2と同様にして太陽電池を作製した。
<実施例5>
実施例2において、対極導電層の膜厚を800nmとした以外は、実施例2と同様にして太陽電池を作製した。
<実施例6>
実施例2において、対極導電層の膜厚を2000nmとした以外は、実施例2と同様にして太陽電池を作製した。
<実施例7>
実施例1において、対極導電層をホスフィン酸で処理した後、乾燥・焼成を行った以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。
<実施例8>
実施例2において、酸素雰囲気中にて対極導電層を1時間焼成した以外は、実施例2と同様にして太陽電池を作製した。
<比較例1>
実施例1において、対極導電層を焼成しなかった以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。
<比較例2>
実施例2において、対極導電層の膜厚を300nmとした以外は、実施例2と同様にして太陽電池を作製した。
<比較例3>
実施例2において、対極導電層の膜厚を3000nmとした以外は、実施例2と同様にして太陽電池を作製した。
上記のように得られた実施例1〜実施例8、比較例1の太陽電池に、1kW/m2の強度の光(AM1.5ソーラーシミュレータ)をそれぞれ照射して、光電変換効率を測定した。
その後、85℃の恒温槽内に太陽電池を500時間保持し、変換効率を測定して変換効率の保持率を求めた。これらの結果は図2に示す。
図2からわかるように、実施例1〜8の太陽電池は光電変換効率の保持率がいずれも優れたが、比較例1の太陽電池は光電変換効率の保持率が劣った。また、比較例2の太陽電池は焼成時に対極導電層が断線して、太陽電池特性を得ることができなく、比較例3の太陽電池は対極導電層の剥離が起きて、太陽電池特性を得ることができなかった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、光電変換素子を備えた太陽電池に好適に利用することができる。
1 支持基板、2 導電層、3 スクライブライン、4 発電層、5 多孔性絶縁層、6 対極導電層、6a 金属材料の化合物、7 カバー層、8 封止材、9 電解質充填領域、10 光電変換素子。

Claims (5)

  1. 支持基板上に、導電層、多孔性半導体層に増感素子が吸着された発電層、多孔性絶縁層、対極導電層を有し、前記発電層、前記多孔性絶縁層および前記対極導電層に電解質が含有されている太陽電池において、
    前記対極導電層が金属材料から構成され、その表面の少なくとも一部は前記金属材料の化合物で構成されていることを特徴とする太陽電池。
  2. 前記金属材料の化合物は前記対極導電層の多孔性絶縁層や触媒層に接触していない表面の全体に膜状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記金属材料の化合物は、チタン、ニッケル、モリブデンからなる群より選ばれた一種の金属材料と、5B族元素との化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池。
  4. 前記金属材料の化合物は、窒化チタンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池。
  5. 前記対極導電層の膜厚は、400nm〜2.5μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池。
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