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JP2014228031A - 取付部材の取付構造 - Google Patents

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JP2014228031A
JP2014228031A JP2013106542A JP2013106542A JP2014228031A JP 2014228031 A JP2014228031 A JP 2014228031A JP 2013106542 A JP2013106542 A JP 2013106542A JP 2013106542 A JP2013106542 A JP 2013106542A JP 2014228031 A JP2014228031 A JP 2014228031A
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JP2013106542A
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敦史 小川
Atsushi Ogawa
敦史 小川
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Piolax Inc
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Piolax Inc
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Abstract

【課題】被取付部材から取付部材を取外した際に、クリップがボス部から外れてしまうことを確実に防止できる、取付部材の取付構造を提供する。
【解決手段】取付部材1に装着孔5を有するボス部2が設けられ、被取付部材7に取付孔
8が形成されており、クリップ10は、連結部22を介してボス部2を挟み込むように延出した一対の弾性係止片20,20と、取付孔8の裏側周縁に係合する係合肩部25と、ボス部2の装着孔5の両側から挿入される一対の係合片30,30とを有し、一対の係合片30,30には、弾性係止片20が縮径したときに互いに係合する係合部が形成されており、取付部材1と共にクリップ10を取付孔8から引き抜いたとき、一対の係合片の係合部が係合するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被取付部材にクリップを介して取付部材を取付けるための、取付部材の取付構造に関する。
以前から、トリムボードやガーニッシュ等の取付部材を、車体パネルや車体フレーム等の被取付部材に取付ける際には、取付部材に設けられたボス部に予めクリップを装着しておき、該ボス部を被取付部材の取付孔に挿入して係合させることで、クリップを介して被取付部材に取付部材を取付けることが行われている。
例えば、下記特許文献1には、センタークラスターに突設されたリブに装着され、インストルメントパネルにセンタークラスターを装着するためのクリップが記載されており、該クリップのクリップ本体は、前記リブの両側を挟み付ける一対の挟持部と、取付孔縁に係合する一対の係止肩とを備えている。また、前記一対の挟持部中央からは、係合突部がそれぞれ突設されている。そして、前記リブをクリップの一対の挟持部で挟み付け、リブに形成された係合孔の両側から、各係合突部を挿入し係合孔に係合させることで、リブにクリップが装着されるようになっている。
特開平10−54411号公報
ところで、上記特許文献1のクリップの場合、リブを挟持する挟持部中央から突設した各係合突部が、リブの係合孔に挿入されて、それぞれが係合孔に係合しているだけなので、インストルメントパネルからセンタークラスターを取外すべく、取付孔からクリップと共にリブを引き抜いた際に、クリップの復元弾発力によって自由状態以上にクリップが開くため、各係合突部がリブの係合孔から抜け外れて、リブからクリップが外れてしまうことがあった。そして、外れたクリップが、不用意な箇所に落下して回収困難となったりする不都合が生じる可能性があった。
したがって、本発明の目的は、被取付部材から取付部材を取外すため、取付孔からボス部と共にクリップを引き抜いた際に、クリップがボス部から外れないようにした取付部材の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、被取付部材にクリップを介して取付部材を取付けるための取付構造であって、前記取付部材には、前記クリップを装着するための装着孔が形成されたボス部が設けられ、前記被取付部材には、前記クリップが挿入されて係合する取付孔が形成されており、前記クリップは、前記ボス部を挟み込むように設けられた一対の弾性係止片と、前記一対の弾性係止片の先端を連結する連結部と、前記各弾性係止片の外側に設けられ前記取付孔の裏側周縁に係合する係合肩部と、前記各弾性係止片の内側から突出し、前記ボス部の装着孔にその両側から挿入される一対の係合片とを有し、前記一対の係合片には、前記弾性係止片が縮径したときに互いに係合する係合部が形成されており、前記一対の弾性係止片が自由状態のとき、前記一対の係合片の先端が前記ボス部の装着孔内に位置し、前記一対の弾性係止片が前記取付孔に挿入されて前記係合肩部が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態のとき、前記一対の係合片の前記係合部が係合する状態又は係合する位置を越えてオーバーラップした状態となり、前記取付部材と共に前記クリップを前記取付孔から引き抜いたとき、前記一対の係合片の係合部が係合するように構成されていることを特徴とする取付部材の取付構造を提供するものである。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記一対の係合片は、前記一対の弾性係止片が縮径したときに、すれ違うように突出する突出片を有しており、該突出片の対向面に、前記係合部をなす係合爪がそれぞれ突設されており、少なくとも一方の係合爪に、他方の係合爪を乗り越えて係合させる傾斜面が形成されていることが好ましい。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記一対の係合片は、前記一対の弾性係止片の先端から軸方向に沿って同じ距離の位置から突出していることが好ましい。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記係合片は、前記弾性係止片の基端寄りの部分に配置されていることが好ましい。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記係合片は、前記弾性係止片の前記係合肩部が設けられた部分の内側に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、被取付部材から取付部材を取り外す必要が生じて、取付部材と共にクリップを取付孔から引き抜いたとき、一対の係合片の係合部が互いに係合するので、クリップがボス部から外れてしまうことを確実に防止できる。
本発明に係る取付部材の取付構造の、一実施形態を示す斜視図である。 同取付構造を構成するクリップの正面図である。 同取付構造を構成するクリップの平面図である。 同クリップをボス部に装着した状態を示しており、(a)はその説明図、(b)は、(a)のA−A矢示線における断面図である。 同クリップを装着したボス部を取付孔に挿入した状態を示しており、(a)はその説明図、(b)は、(a)のB−B矢示線における断面図である。 同クリップを介して被取付部材に取付部材を取付けた状態を示しており、(a)はその説明図、(b)は、(a)のC−C矢示線における断面図である。 本発明に係る取付部材の取付構造の、他の実施形態を示す正面図である。 同取付構造を構成するクリップの平面図である。 同クリップをボス部に装着した状態を示しており、(a)はその説明図、(b)は、(a)のD−D矢示線における断面図である。 同クリップを介して被取付部材に取付部材を取付けた状態を示しており、(a)はその説明図、(b)は、(a)のE−E矢示線における断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る取付部材の取付構造の一実施形態について説明する。
図1及び図6に示すように、この取付部材の取付構造は、被取付部材7に対して、クリップ10を介して取付部材1を取付けるためのものである。前記取付部材1としては、例えば、トリムボード、ガーニッシュ、アシストグリップ、バンパー、ランプ等が挙げられ、前記被取付部材7としては、例えば、車体パネルや車体フレーム等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
前記取付部材1には、クリップ10を装着するためのボス部2が突設されている。このボス部2は、取付部材1の裏面から突設した長板状の壁部3と、リブ状に伸びると共に基端側に肩部4a,4aを有する略T字状をなし、前記壁部3の両側に固設された側壁4,4とを有している。前記壁部3の先端部3aは、その両側にテーパ面が形成された先細形状をなしており、同壁部3の軸方向所定箇所には、長孔状をなしたクリップ装着用の装着孔5が形成されている。一方、前記被取付部材7には、長孔状をなすと共に、前記クリップ10が挿入されて係合する取付孔8が形成されている。なお、この実施形態におけるボス部2は、取付部材1に対して一体形成されているが、別体のボス部2を、接着剤やテープ等で取付部材1に固着させてもよく、特に限定されない。また、前記装着孔5は、両端部が開口した貫通した孔であり、両端部に凹部が配置されたものは含まない。
図1及び図2に示すように、前記クリップ10は、円弧状に屈曲した連結部22に、先端が連結されると共に、前記ボス部2の壁部3を挟み込んで、互いに広がるように略V字状に延出された、一対の弾性係止片20,20を有している。該一対の弾性係止片20,20は、前記被取付部材7の取付孔8に挿入されていない自由状態で、V字状に拡径する一方(図2参照)、前記取付孔8に挿入されたときに、取付孔8の内周に押圧されて、互いに近づく方向に撓んで縮径するようになっている(図5(B)参照)。なお、一対の弾性係止片20,20は、例えば、側方から見て略U字状やコ字状をなしていてもよく、ボス部2を挟み込むような形状であればよい。
また、一対の弾性係止片20,20の先端内側には、対向する内面が互いにほぼ平行とされた凹状のボス嵌合部24が設けられており、前記ボス部2の壁部3の先端部3aが嵌合するようになっている(図4(B)参照)。更に、各弾性係止片20の基端寄りの外側面には、前記被取付部材7の取付孔8の裏側周縁に係合する(図6(B)参照)、段状の係合肩部25,25がそれぞれ形成されている。また、各弾性係止片20の基端外側面からは、ツマミ片27,27が直交方向に延設されている。該一対のツマミ片27,27は、前記ボス部2からクリップ10を取外すときに摘まんで、一対の弾性係止片20,20を内方に撓ませる部分となっている。
図2及び図3に示すように、各弾性係止片20,20の内側からは、板状をなした一対の係合片30,30が突出している。一対の係合片30,30は、弾性係止片20,20の先端(連結部22の端部)から軸方向に同じ距離離れた箇所(すなわち図において同じ高さ)にあって、各弾性係止片20の基端寄りの部分に設けられている。
各係合片30は、係合肩部25が設けられた部分の内側であって(図2参照)、かつ、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、すれ違うように、互いに位置ずれした箇所から、弾性係止片20の軸方向に沿った縦向きに突出した突出片31,31を有している(図3及び図5(A)参照)。各突出片31の先端であって、他方の突出片31との対向面からは、略L字状をなすように、突出片31に対して直交する方向に、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、互いに係合する係合爪32がそれぞれ突設されている(図3参照)。この実施形態では、上記係合爪32が、本発明における係合部をなしている。
そして、一対の係合片30,30が、前記ボス部2の装着孔5の両側から挿入されると共に(図4(A),(B)参照)、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、係合爪32,32どうしが係合して、一対の係合片30,30が互いに係合するようになっている(図6(A),(B)参照)。
なお、この実施形態では、係合部として、各突出片31の先端から直交方向に略L字状をなして突設された係合爪32が設けられているが、係合部としては、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、一対の係合片30,30どうしを互いに係合させる構造であればよく、特に限定はされない。また、係合片30の位置は、一対の弾性係止片20,20の内面の対向する位置に設けられていればよく、特に限定されないが、上記実施形態に示すように、弾性係止片20の内側の、係合肩部25に整合する位置に設けられていることが好ましい。
更に、係合片30,30は、一対の弾性係止片20,20に、少なくとも一対設けられていればよく、複数対設けられていてもよい。また、係合片30,40の先端は、一対の弾性係止片20,20の自由状態で、前記ボス部2の装着孔5内に位置するように設けられている(図4(B)参照)。
図3に示すように、各係合爪32の突出片31の先端外側面には、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに互いに当接して、一対の係合片30,30を、一対の弾性係止片20,20の縮径方向と直交する方向に沿って互いに離れる方向に移動させる、傾斜面34,34がそれぞれ形成されている。よって、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、傾斜面34を介して一方の係合爪32を他方の係合爪32に対して乗り越えさせて(図5(A)参照)、係合爪32,32どうしが互いに係合するようになっている(図6(A)参照)。なお、この実施形態では、一対の係合爪32,32の双方に傾斜面34が形成されているが、少なくとも一方の係合爪32に傾斜面34が形成されていればよい。
また、図2に示すように、各係合片30の先端及び係合爪32の上端、すなわち、前記取付部材1のボス部2を受け入れる側の端部には、係合片30及び係合爪32の上端面から斜め下方に向けて傾斜したテーパ面36が形成されている。このテーパ面36が、一対の弾性係止片20,20の間に挿入されるボス部2の壁部3の先端部3aに押圧されて、係合片30を介して弾性係止片20,20を拡径させて、一対の弾性係止片20,20の間にボス部2を案内するようになっている。
次に上記構成からなる取付部材の取付構造を用いて、取付部材1を被取付部材7に取付ける際の手順について説明する。
まず、取付部材1から突設されたボス部2にクリップ10を装着すべく、ボス部2の一対の側壁4,4の間に、一対の弾性係止片20,20の縮径方向と直交する方向を整合させて、同一対の弾性係止片20,20で、ボス部2の壁部3を挟み込むように、ボス部2に対してクリップ10を押し込む。すると、一対の側壁4,4によりクリップ10がガイドされながら押し込まれ、一対の弾性係止片20,20の間にボス部2の壁部3が挿入されていく。
その後、ボス部2の壁部3の先端部3aにより、各係合片30のテーパ面36が押圧されて、係合片30を介して一対の弾性係止片20,20が互いに離れる方向に開くと共に、係合片30の先端部が壁部3に摺接しながら、ボス部2が挿入されていく。
そして、壁部3の先端部3aがボス嵌合部24に嵌合すると共に、ボス部2の装着孔5の両側から、一対の係合片30,30が挿入されて装着孔5内に入り込むと、一対の弾性係止片20,20が弾性復帰して、ボス部2の壁部3が一対の弾性係止片20,20で挟み込まれる。
このとき、一対の係合片30,30は、その先端部が、一対の弾性係止片20,20の自由状態で、前記ボス部2の装着孔5内に位置しているので、クリップ10に引き抜き力が作用したときに、一対の係合片30,30が、装着孔5の内周に引っ掛かって係合するため、ボス部2にクリップ10を抜け止め状態で装着することができる(図4(A),(B)参照)。
また、この実施形態では、各係合片30にボス部2を案内するテーパ面36が形成されているので、一対の弾性係止片20,20の間にボス部2の壁部3を挿入して、ボス部2の壁部3の先端部3aを、係合片30のテーパ面36に押付けることで、係合片30を介して一対の弾性係止片20,20が開き、係合片30がボス部2の壁部3を乗り越えて装着孔5内に入り込んで、ボス部2にクリップ10を装着することができ、ボス部2へのクリップ10の装着作業性を向上させることができる。
上記状態で、クリップ10と共に取付部材1のボス部2を、被取付部材7の取付孔8に挿入していく。すると、取付孔8の内周に、一対の弾性係止片20,20の外側面が押圧されて、一対の弾性係止片20,20が内方に撓みながら押し込まれていく。そして、一対の係合片30,30の、各係合爪32の傾斜面34,34どうしが当接して、一対の係合片30,30どうしが、弾性係止片20の縮径方向に直交する方向に沿って互いに離れる方向へと移動すると共に、一方の係合爪32が他方の係合爪32を互いに乗り越えて、オーバーラップした状態となる(図5(A),(B)参照)。
その後、取付孔8の裏側周縁から弾性係止片20の係合肩部25が抜け出ると、一対の弾性係止片20,20が弾性復帰して、取付孔8の裏側周縁に係合肩部25,25が係合すると共に、取付孔8の表側周縁に、ボス部2の各側壁4の肩部4a,4aが係合して、クリップ10が被取付け部材に固定され、クリップ10を介して被取付部材7に取付部材1を取付けることができる(図6(A),(B)参照)。
なお、取付孔8の裏側周縁から弾性係止片20の係合肩部25が抜け出て、一対の弾性係止片20,20が弾性復帰して、係合肩部25,25が取付孔8の裏側周縁に係合するとき、一対の係合片30,30の各係合爪部32,32は、互いに係合する状態となってもよく、あるいは係合する位置を超えてオーバーラップした状態となっていてもよい。
上記のように、この実施形態では、一対の係合片30,30は、一対の弾性係止片20,20の先端から同じ距離の位置、すなわち図中同じ高さ位置から突出している(図4(B)参照)。そのため、取付孔8に一対の弾性係止片20,20が挿入されると、係合爪32,32どうしが確実に当接して、一対の弾性係止片20,20を、一対の弾性係止片20,20の縮径方向に直交する方向に撓ませやすくすることができるので、比較的低い挿入力で、一対の係合片30,30どうしを係合させることができる。
また、この実施形態では、取付孔8に弾性係止片20が挿入されて、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、一対の係合片30,30の係合爪32,32どうしが、傾斜面34,34を介して当接し、相手方の係合爪32を乗り越えるので、一対の係合片30,30どうしをスムーズに乗り越えさせて、係合状態又はオーバーラップした状態にすることができる。
更に、この実施形態では、取付孔8に一対の弾性係止片20,20を挿入する際に、弾性係止片20の、撓みしろが大きい基端寄りの部分に、係合片30が配置されているので、一対の係合片30,30どうしを容易に係合させることができる。
また、この実施形態では、被取付部材7の取付孔8への弾性係止片20の挿入時に、取付孔8の内周に強く押圧されて、撓みしろが大きい係合肩部25の内側に、係合片30が設けられているので、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、一対の係合片30,30どうしを確実に係合させることができる。
そして、修理やメンテナンス、交換等の理由で、被取付部材7から取付部材1を取外したい場合には、図6(B)の矢印に示すように、被取付部材7に対して取付部材1を強く引張る。すると、被取付部材7の取付孔8の内周に、係合肩部25が押圧されて、一対の弾性係止片20,20が更に内方に撓んで縮径しつつ、取付孔8からクリップ10及び取付部材1のボス部2が引き抜かれて、被取付部材7から取付部材1を取外すことができる。
このとき、一対の弾性係止片20,20が弾性復帰して、一対の係合片30,30が、装着孔5内において、係合爪32,32を介して互いに係合するようになっているので、取付部材1のボス部2に対して、クリップ10をしっかりと装着した状態に維持することができ、上記のように、被取付部材7の取付孔8から、取付部材1のボス部2及びクリップ10を引き抜いた際に、クリップ10がボス部2から外れて、取付孔8に残ったり、不用意な箇所に落下したりすることを防止することができる。
すなわち、一対の係合片30,30の係合爪32,32どうしが係合することで、取付孔8からボス部2及びクリップ10を引き抜くときに、一対の弾性係止片20,20に、曲げ応力や、ねじり方向の応力が作用しても、一対の係合片30,30を強固に係合することができ、ボス部2にクリップ10を外れることなく、しっかりと装着した状態に保持することができる。
更に、一対の係合片30,30は、クリップ10を介して被取付部材7に取付部材1を取付けた状態で、取付部材1のボス部2の装着孔5にすれ違った状態で挿入され、係合爪32,32を介して互いに係合するようになっているので(図6(A),(B)参照)、上記のように、被取付部材7の取付孔8から、取付部材1のボス部2及びクリップ10を引き抜こうとしたとき、ボス部2の装着孔5に、一対の係合片30,30がしっかりと係合して、ボス部2からクリップ10が外れることをより確実に防止することができる。
なお、ボス部2からクリップ10を取外す場合には、ツマミ片27,27を摘まんで、一対の弾性係止片20,20を内方に撓ませて、係合爪32,32どうしの係合状態を解除し、その状態を維持しながら、ボス部2の壁部3の軸方向先端側にクリップ10を移動させて、ボス部2の装着孔5から一対の係合片30,30を引き抜くことで、ボス部2からクリップ10を取外すことができる。
図7〜10には、本発明に係る取付部材の取付構造の、他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、取付部材を構成するクリップ10aの係合片30aの構造が、前記実施形態と異なっている。図7に示すように、一対の弾性係止片20,20の双方を、クリップ10の正面側から見たときに、一方の係合片30aが、他方の係合片30aに対して、弾性係止片20の軸方向の上下に位置ずれした箇所に設けられている。また、各係合片30aの突出片31,31は、一対の弾性係止片20,20が縮径したときに、すれ違って重なり合うように、弾性係止片20の軸方向上下の互いに位置ずれした箇所から、弾性係止片20の幅方向に沿って横向きに突出しており、それらの対向面からは互いに係合する係合爪32,32がそれぞれ突設されている(図7及び図8参照)。
そして、一対の弾性係止片20,20で、ボス部2の壁部3を挟み込むように、ボス部2に対してクリップ10を押し込み、一対の弾性係止片20,20の間にボス部2の壁部3が挿入されていくと、ボス部2の壁部3の先細テーパ状の先端部3aにより、上方の係合片30aが押圧されて、一方の弾性係止片20が開くと共に、下方の係合片30a先端の傾斜面33が押圧されて、他方の弾性係止片20が開く。その後、壁部3の先端部3aがボス嵌合部24に嵌合し、装着孔5の両側から一対の係合片30a,30aが挿入されて装着孔5内に入り込み、一対の弾性係止片20,20が弾性復帰することで、ボス部2の壁部3が一対の弾性係止片20,20で挟み込まれて、ボス部2にクリップ10aが装着される(図9(A),(B)参照)。
上記状態で、クリップ10と共に取付部材1のボス部2を、被取付部材7の取付孔8に挿入すると、一対の弾性係止片20,20が内方に撓みながら押し込まれ、上下一対の係合片30a,30aの係合爪32,32が、傾斜面34,34を介して互いに乗り越えて係合する状態又は係合位置を超えてオーバーラップした状態になると共に、取付孔8の裏側周縁に係合肩部25,25が係合して、クリップ10を介して被取付部材7に取付部材1を取付けることができる(図10(A),(B)参照)。
そして、この実施形態でも、取付部材1を被取付部材7から取り外す必要が生じて、取付部材1のボス部2をクリップ10と共に引き抜くと、上下一対の係合片30a,30aの係合爪32,32が互いに係合するので、ボス部2からクリップ10が外れることを確実に防止できる。
なお、上記実施形態では、係合片30a,30aの係合部として、係合爪32,32を有する例を挙げたが、上記係合部は、係合爪どうしが係合する構造に限らず、一方の係合片の突出片に設けた凹部に、他方の係合片の突出片に設けた突起が嵌合する構造などを採用することもできる。
1 取付部材
2 ボス部
5 装着孔
7 被取付部材
8 取付孔
10,10a クリップ
20 弾性係止片
22 連結部
25 係合肩部
30,30a 係合片
31 突出片
32 係合爪
34 傾斜面
36 テーパ面

Claims (5)

  1. 被取付部材にクリップを介して取付部材を取付けるための取付構造であって、
    前記取付部材には、前記クリップを装着するための装着孔が形成されたボス部が設けられ、前記被取付部材には、前記クリップが挿入されて係合する取付孔が形成されており、
    前記クリップは、前記ボス部を挟み込むように設けられた一対の弾性係止片と、前記一対の弾性係止片の先端を連結する連結部と、前記各弾性係止片の外側に設けられ前記取付孔の裏側周縁に係合する係合肩部と、前記各弾性係止片の内側から突出し、前記ボス部の装着孔にその両側から挿入される一対の係合片とを有し、
    前記一対の係合片には、前記弾性係止片が縮径したときに互いに係合する係合部が形成されており、前記一対の弾性係止片が自由状態のとき、前記一対の係合片の先端が前記ボス部の装着孔内に位置し、前記一対の弾性係止片が前記取付孔に挿入されて前記係合肩部が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態のとき、前記一対の係合片の前記係合部が係合する状態又は係合する位置を越えてオーバーラップした状態となり、前記取付部材と共に前記クリップを前記取付孔から引き抜いたとき、前記一対の係合片の係合部が係合するように構成されていることを特徴とする取付部材の取付構造。
  2. 前記一対の係合片は、前記一対の弾性係止片が縮径したときに、すれ違うように突出する突出片を有しており、該突出片の対向面に、前記係合部をなす係合爪がそれぞれ突設されており、少なくとも一方の係合爪に、他方の係合爪を乗り越えて係合させる傾斜面が形成されている請求項1記載の取付部材の取付構造。
  3. 前記一対の係合片は、前記一対の弾性係止片の先端から軸方向に沿って同じ距離の位置から突出している請求項1又は2記載の取付部材の取付構造。
  4. 前記係合片は、前記弾性係止片の基端寄りの部分に配置されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の取付部材の取付構造。
  5. 前記係合片は、前記弾性係止片の前記係合肩部が設けられた部分の内側に配置されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の取付部材の取付構造。
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