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JP2014212371A - 電子装置 - Google Patents

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JP2014212371A
JP2014212371A JP2013086273A JP2013086273A JP2014212371A JP 2014212371 A JP2014212371 A JP 2014212371A JP 2013086273 A JP2013086273 A JP 2013086273A JP 2013086273 A JP2013086273 A JP 2013086273A JP 2014212371 A JP2014212371 A JP 2014212371A
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隆雄 大塚
Takao Otsuka
隆雄 大塚
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】電子装置がセキュリティエリア内の無線LAN環境から持ち出されても、セキュリティ設定を替えずに無線LAN通信を介して動作指示を行えるようにする。【解決手段】無線LAN上のコンピュータからの動作指示に応じて動作する処理機能部と、内蔵バッテリとを備えた移動可能な電子装置であり、移動が検出され(S1)、アクセスポイントから受信する電波強度がスレッシュレベル未満になると(S2)、無線LANを一旦OFFにし(S3)、再度設置されると(S4)無線LANを再びONにする(S5)。そこがセキュリティエリア内でなかった場合は(S6)、無線LAN通信を特殊モードにする(S7)。その状態でLAN上のPCから動作指示を受けると(S12)、そのPCの端末IDが予め登録されたIDである場合だけ(S15)、アクセスを許可し(S16)て通常の動作を実行する(S17)。【選択図】 図3

Description

この発明は、無線LAN通信手段と、その無線LAN通信手段によって受信する無線LAN上の端末コンピュータからの動作指示に応じて動作する処理機能部と、内蔵バッテリとを備えた移動可能な電子装置に関する。
処理機能部として、例えば印刷(プリント)機能、スキャナ機能、スキャナ機能と印刷機能によるコピー機能、及びFAX機能を備え、バッテリを内蔵した複合装置と称される移動可能な電子装置がある。このような電子装置は一般に、オフィス内では内蔵のバッテリだけでなく、商用電源からACアダプタを通してDC電源の供給を受けて駆動されている。
その電子装置がオフィスから移動して持ち出されたときには、接続する無線(有線)LAN、USB接続及び外部電源などの接続環境が大きく変わる。
従来から、電子装置における無線LAN通信又は移動体通信の切り替え技術や、さらに移動時に装置のドアカバーなどの開閉を検知したり、外部電源やバッテリの電池残量を検知したりして、電源を切り替える技術が既に知られている。
例えば、特許文献1には、バッテリの消費を抑える目的で、内蔵のバッテリが充電中かどうかを監視し、非充電時には電力の消費が多い無線LANの自動接続を禁止して、手動接続モードに移行するようにした電子機器が開示されている。
また、特許文献2には、無線LAN接続機能を有する移動体通信端末において、バッテリの消費を抑える目的で、内蔵バッテリの残量がある値以下の場合には移動体通信だけにして、電力を消費する無線LAN通信を抑制する技術が開示されている。
しかしながら、このような従来の技術では、電子装置の内蔵バッテリの消費を抑制することはできるが、無線LAN通信のセキュリティの維持に関しては、特に考慮されていない。そのため、電子装置が強固なセキュリティに守られたセキュリティエリア内の無線LAN環境から一時的に移動して持ち出された場合や、移動先のセキュリティ設定をするまでの過渡状態のときには、無線LANのネットワークから切り離さなければならなかった。さもないと、外部からの不正アクセスを排除したり、通信の秘匿性を保つことができなかった。
そのため、セキュリティエリア内から移動して持ち出しても無線LAN通信を行える電子装置は、セキュリティ保護しなくてもいい電子装置だけになる。オフィスで通常使用するセキュリティ保護された複合装置の場合は、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と略称する)からの接続設定などを切り替えなくてはならなかったり、単独のコピー機としてしか使用できなかったりすることになる。そのため、利便性が大きく損なわれるという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、電子装置がセキュリティエリア内の無線LAN環境から一時的な移動により持ち出されても、セキュリティ設定を替えずに、無線LAN上のコンピュータから無線LAN通信を介して動作指示を行えるようにする。それによって、電子装置の利便性を損なわないようにすることを目的とする。
この発明は、無線LAN通信手段と、その無線LAN通信手段によって受信する無線LAN上の端末コンピュータからの動作指示に応じて動作する処理機能部と、内蔵バッテリとを備えた移動可能な電子装置を、上記の目的を達成するため次のように構成した。
セキュリティエリア内の無線LAN環境に設けられたアクセスポイントの識別子を記憶する記憶手段と、当該電子装置の移動と移動後の再設置を検出する移動・設置検出手段と、
その移動・設置検出手段が移動を検出したときに上記無線LAN通信手段の通信機能を一旦停止させ、その後再設置を検出したときに上記無線LAN通信手段の通信機能を再び動作状態にする無線LAN制御手段とを設ける。
さらに、上記無線LAN通信手段がアクセスポイントから受信して取得した該アクセスポイントの識別子が上記記憶手段に記憶している識別子と同じか否かを判別して、同じでなかった場合は上記セキュリティエリア外に持ち出されたと判断するエリアチェック手段と、そのエリアチェック手段によって上記セキュリティエリア外に持ち出されたと判断した場合には、上記無線LAN制御手段が上記無線LAN通信手段による無線LAN通信を特殊モードにし、その特殊モードでは、上記無線LAN通信手段が上記無線LAN上のコンピュータから動作指示を受信した際に、そのコンピュータの端末IDを取得し、その端末IDが予め登録されている端末IDであった場合にのみ上記処理機能部へのアクセスを許可する手段とを設けたことを特徴とする。
この発明による電子装置は、セキュリティエリア内の無線LAN環境から一時的な移動により持ち出されても、セキュリティ設定を替えずに、無線LAN上の予め登録された端末PCからは無線LAN通信を介して動作指示を行うことができ、利便性が損なわれずにすむ。
この発明による電子装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示した電子装置が使用される環境の例について説明するための図である。 図1及び図2に示した電子装置の通常動作を説明するためのフロー図である。 同じくその外部バッテリ接続時の動作を説明するためのフロー図である。 この発明による電子装置の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による電子装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
この電子装置50は、無線LAN通信手段と、その無線LAN通信手段によって受信する無線LAN上のコンピュータからの動作指示に応じて動作する処理機能部と、内蔵バッテリとを備えた移動可能な電子装置である。そして、この実施形態の電子装置50は、処理機能部が操作部やスキャナなど印刷機能を含む複数の機能を有する複合機能部を備えた複合装置である。
メインMPU1は、この電子装置50の全体を制御するマイクロプロセッサ・ユニットであり、システムバス2を介して各部の専用の制御部等に接続している。また、スキャナや印字エンジン部と画像処理制御部6との間の画像データのやり取りには、システムバス2とは別にビデオバス3を設けている。
メインMPU1の動作プログラムを格納したFROM4、及び一時的なデータの記憶やメインMPU1の作業領域として使用するRAM5をシステムバス2に接続している。画像形成のための画像処理制御部6と、主に画像データを処理するためのRAM7も、システムバス2に接続している。これらによって、後述する各部(各手段)を統括制御するメイン制御回路を構成している。
ユーザが操作するための操作部8は、表示部とキースイッチ及び/又はタッチパネル等を備えている。その操作部8における表示部の表示データを処理したり、キー操作やタッチパネル操作をスキャンしたり、LEDなどを点灯させたりする操作部制御部9もシステムバス2に接続している。
この電子装置50は、この操作部8からのキー入力による動作指示によっても処理機能部が動作可能であり、印刷やスキャナ読み取り、FAX送信などを行うことができる。
この電子装置50は、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置(以下「ADF」と略称する)10とスキャナ11を有している。そのADF10のセンサやモータ及びクラッチ、並びにスキャナ11のセンサやフラットベッドモータ等を制御するスキャナ制御部12が、システムバス2及びビデオバス3に接続している。スキャナ制御部12はまた、スキャナ11のCCD又は密着センサを制御して、読み取りデータを取得する。これらによって、スキャナ機能部を構成している。
キャリッジ13には、インクジェットの印字ヘッド14と印字ヘッド14を駆動するドライバ15を搭載している。キャリッジ13にはまた、印字ヘッド14の主走査方向の動作位置を検出するための主走査エンコーダ16も備えている。ドライバ15は、システムバス2及びビデオバス3に接続した印字ヘッド制御部17によって制御される。
用紙の搬送方向である副走査方向の移動位置は、副走査エンコーダ18によって検出される。主走査エンコーダ16と副走査エンコーダ18の各エンコーダ信号は、システムバス2に接続したエンコーダ処理部19で解析される。
これらにより、印字ヘッド14及び用紙の現在位置の情報が得られるため、メインMPU1が画像書き出しの先端やページの終わり等を認識することができ、印字ヘッド14の移動と用紙の搬送を連動して制御し、所要の印字を行うことができる。
この電子装置50にはまた、キャリッジ13を主走査方向へ移動させるための主走査モータ20、用紙を副走査方向へ搬送するための副走査モータ21、及びインクタンクからのインクの供給と維持動作を行うためのタンクモータ22を備えている。これらの各モータは、システムバス2に接続したモータドライブ制御部23によって駆動制御される。
また、カバー開閉センサやインクカートリッジ検知センサ、用紙搬送センサなどの各種センサ24からの検出信号は、システムバス2に接続したI/O制御部27に入力する。
さらに、各クラッチ25やオプションで装着される給紙バンク26などは、I/O制御部27によって制御される。
これらによって、インクジェット方式による印刷(プリンタ)機能部を構成している。前述したスキャナ機能部で原稿を読み取って、その画像データをこの印刷機能部によって用紙に印刷すれば、コピー機能も実現できる。
システムバス2には、USB物理レイヤのコントローラチップであるUSB PHY(USBファイ)30が接続している。そして、このUSB PHY30によって、パーソナルコンピュータからプリントアウト用データ送信やスキャナ画像配信などを行うためのUSB/D(デバイス)を介してデータのやり取りが行われる。また、USBメモリからのプリントやUSBメモリへのデータ蓄積、及びUSBホストデバイスからのプリントアウトのため、USB/H(ホスト)を介してデータのやり取りが行われる。
この電子装置50は、複合機能の一つとしてFAX機能も有し、システムバス2に接続したFAXモデム31と回線I/F32によって、アナログ電話網を介してデータのFAX送受信が行われる。
また、無線LAN上のパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略称する)とアクセスポイントを介してデータのやり取りを行うため、アンテナと接続するWiFiI/F33が、無線LAN制御部34を介してシステムバス2に接続している。そのWiFiI/F33が無線LAN通信手段であり、無線LAN制御部34が無線LAN制御手段である。
また、商用電源のコンセントに挿着可能なAC電源プラグ35からACコード36を通してACアダプタ37にAC電源が供給されると、ACアダプタ37によってDC電圧に変換され、コネクタ38を介してDC電源制御部39に供給される。
そして、そのDC電源制御部39によって、この電子装置で使用される異なるDC電圧V1,V2,V3が生成される。その各電圧は、FET等による各スイッチSW1,SW2,SW3のON/OFF制御によって選択的に出力できる。DC電源制御部39はシステムバス2に接続している。
外部バッテリ40は、コネクタB41によってDC電圧診断部42に接続できる。DC電圧診断部42は、DC電源制御部39及びシステムバス2に接続している。
この実施形態では、内蔵バッテリ43もDC電圧診断部42を介してDC電源制御部39に接続される。ACアダプタ37と同様に、内蔵バッテリ43及び外部バッテリ40から供給されるDC電圧からも、DC電源制御部39によってDC電圧V1,V2,V3が生成される。
図2は、上述した電子装置が使用される環境の例について説明するための図である。
この実施形態の電子装置50が、図2の(a)に破線で囲んで示すセキュリティ保護されたセキュリティエリアSA内の無線LAN環境に設置されているものとする。
このセキュリティエリアSA内では、電子装置50に接続されたACアダプタ37が、AC電源プラグ35とACコード36を介して商用電源に接続されている。また、FAXのモジュラコード45が、電子装置50と図示していない壁の電話ジャックとの間に接続されている。そして、このセキュリティエリアSAは、無線LANのアクセスポイント60のエリア内にある。
この電子装置50が、ACアダプタ37とモジュラコード45が取り外されて、図2の(b)に示すようにセキュリティエリアSAの外へ移動して持ち出され、外部バッテリ40が接続されて使用される場合が想定される。その場合に、セキュリティ保護された無線LANとは異なる無線LANのアクセスポイント70が近くにあるものとする。
この実施形態の電子装置である複合装置は、普段設置されるセキュリティが強化されたセキュリティエリアSAの外に移動されたり、持ち出されたりした時の動作に際して、以下の特徴を有する。
この電子装置50が移動されたことを検知すると、無線LANの使用を一旦停止させる。その後再度設置されると無線LANを再び動作状態にする。しかし、再度設置されたエリアが元のセキュリティエリアSAか別のエリアかを判断し、別のエリアに設置された場合には無線LANを特殊モードにする。
その場合、無線LAN上のPC等のコンピュータとの通信を可能にするが、処理機能部へのアクセスは予め登録されたコンピュータからしかアクセスを許可しないようにする。
また、操作部からのアクセスも、パスワード入力や特殊キーの入力がなされた場合にのみ許可するようにして、印刷機能やスキャナ機能、FAX機能等を利用するユーザーを制限する。
要するに、普段はセキュリティエリアに設置されている電子装置を、セキュリティエリアから一時的に持ち出しても、そのセキュリティ性を確保しながら利用できるようにして、ユーザの利便性をなるべく損なわないようにする。
また、外部バッテリが接続されると、その電力供給能力をチェックして、そのチェック結果に応じて外部バッテリからの電力を使用できるようにし、移動先の電源からも電源供給できるようにして、ユーザの利便性を損なわないようにする。
この実施形態の電子装置の動作について図3及び図4によって説明する。
図3は、上述した電子装置50がセキュリティエリアSA外に持ち出される場合の動作を説明するためのフロー図である。図4は、その電子装置に外部バッテリを接続した場合の動作を説明するためのフロー図である。これらの図において、各ステップを「S」と略記している。
図1に示した無線LAN制御部34は、電子装置50がセキュリティエリアSA内に設置される場合には、操作部8におけるユーザのキー操作により一般的な無線LAN接続を行う。電子装置50が最初にセキュリティエリアSA内に設置されたとき、メインMPU1はキー操作を解釈して、図2の(a)に示したアクセスポイント60と無線通信を行い、この電子装置50に与えられるIPアドレスを取得する。
また、アクセスポイント60の識別子はブロードキャスト(broadcast)され、メインMPU1はその情報を取得して記憶手段であるFROM4のユーザデータエリアに格納する。同様に回線I/F32が接続する電話回線の電話番号はユーザの管理者の設定で入力され、FROM4に格納されている。
セキュリティエリアSAの設定は無線LANにセキュリティの高い暗号接続などで実現されており、その無線接続方法、IPアドレス及びFAXの電話番号登録などは、従来の一般的な技術による。
電子装置50が、図2の(b)に示したようにセキュリティエリアSA外に持ち出される場合の動作を図3のフロー図によって説明する。この処理は、電子装置50の主としてメインMPU1によって実行される。図中の流れ線におけるA、B、Cの各端子は、それぞれ同じ記号の端子同士が接続されおり、矢印の向きに処理が進むことを表している。
電子装置50がセキュリティエリアSA内に設置されている待機時に、定期的にこの図3に示す処理を開始し、ステップ1で移動の有無を判断する。そして、移動がなければそのまま処理を終了して図3のフローから抜ける。移動があったときにはステップ2へ進み、所定時間内に電波強度がスレッシュレベル未満になったら、セキュリティエリアSAの外へ移動されたと判断し、ステップ3で無線LAN制御部34をOFFにする。所定時間内に電波強度がスレッシュレベル未満にならなかったら、セキュリティエリアSA内で移動しているだけなので、そのまま処理を終了して図3のフローから抜ける。
電子装置50の移動は、図2に(a)に示したACアダプタ37及びモジュラコード45が取り外されて、電子装置50がユーザにより持ち運ばれた場合に生じる。その移動は、図1に示した各種センサ24に加速度センサなどを装備したり、電子装置50の取手や筐体の底にスイッチを設けることなどによって検知できる。そのような物理的な移動の検知手段は、既知の技術で容易に実現できる。
一方、図1に示したWiFiI/F33は、図2の(a)に示したアクセスポイント60からの電波強度を定期的に検知して、無線LAN制御部34を通してメインMPU1に通知する。その電波強度は距離に依存し、セキュリティエリアSAではあるレベル範囲に入る。
そのため、セキュリティエリアSA外への移動は、電波強度のレベルがあるレベルを下回った場合にすぐに検知できる。物理的な距離と電波強度との関係は予め求められるので、スレッシュレベルを予め決めておくものとする。そして、アクセスポイント60からの電波強度がそのスレッシュレベル未満になった(下回った)ときに、ステップ2でメインMPU1がそれを判断する。その場合は、ステップ3で無線LAN制御部34をOFFにして、無線LAN通信手段であるWiFiI/F33の通信機能を一旦停止させる。
次に、メインMPU1はステップ4で、複合装置50が再度設置されたかどうかを判断する。再度設置されたかどうかは、加速度センサなどによる移動が検出されない期間が所定時間以上継続したり、電子装置50の取手が戻されたり、筐体の底のスイッチが再度オンしたりするのを検出すれば判断できる。再度設置されるまでは、メインMPU1はステップ4の判断を繰り返している。
上記加速度センサや、電子装置50の取手又は筐体の底のスイッチと、メインMPU1によるステップ1での移動の判断処理及びステップ4での再度設置の判断処理が、電子装置の移動と移動後の再設置を検出する移動・設置検出手段に相当する。
メインMPU1がステップ4で再度設置されたと判断すると、無線LAN制御部34をONにして、無線LAN通信手段であるWiFiI/F33の通信機能を再び動作状態にする。そして、メインMPU1はWiFiI/F33にアクセスポイントからブロードキャストされる識別子を受信して取得させ、ステップ6でセキュリティエリアSA内か否かを判断する。その取得したアクセスポイントの識別子が、FROM4に格納しているのアクセスポイント60の識別子と同じである場合には、セキュリティエリアSA内の移動であるから、そのまま処理を終了して図3のフローから抜ける。
取得したアクセスポイントの識別子が、FROM4に格納しているアクセスポイント60の識別子と異なる場合は、セキュリティエリアSA外へ持ち出されたと判断し、メインMPU1がステップ7で無線LAN通信を特殊モードにする。この状態がセキュリティエリア外に一時設置されたときの待機状態である。
メインMPU1によるステップ6のセキュリティエリア内か否かの判断処理が、エリアチェック手段に相当する。
その後、メインMPU1はステップ8で再び移動の有無を判断する。移動していると判断した場合はステップ9で再度設置されるのを待つ。再度設置されたら、ステップ10でセキュリティエリア内か否かを判断し、セキュリティエリア内であれば、セキュリティエリア内に戻ったので、ステップ11で無線LAN通信を通常モードにして処理を終了し、図3のフローから抜ける。
メインMPU1がステップ10でセキュリティエリア内ではないと判断した場合は、待機状態のままステップ8へ戻って、再び移動の有無を判断する。その結果、また移動していると判断した場合は、ステップ9,10の判断を繰り返す。
ステップ10でメインMPU1が移動していないと判断した場合は、ステップ12で無線LAN上のコンピュータであるPCから動作指示、例えば装置状況の問い合わせやプリント指示があった否かを判断する。その結果、動作指示があった場合は、ステップ13へ進んで、その動作指示をしたLAN上のPCへ端末IDの送信依頼を返信する。
その後、ステップ14で端末IDを受信して取得するのを待ち、端末IDを受信したらステップ15で、その端末IDが登録されたID(予め登録されれてFROM4に格納されている端末ID)かどうかをチェックする。
但し、動作指示のアクセスの始めに端末IDを通知してくるPCの場合は、ステップ13,14をスキップできる。
メインMPU1がステップ15で、取得した端末IDが登録されたIDであると判断した場合は、ステップ16で処理機能部へのアクセスを許可し、ステップ17で動作指示に応じた通常動作を行って、それが終了したら待機状態になってステップ8へ戻る。通常動作とは、電子装置50の情報を通知したり、プリント動作などを行うことである。
メインMPU1がステップ15で、取得した端末IDが登録されたIDではないと判断した場合は、ステップ18へ進んでアクセス拒否の通知を行った後、待機状態になってステップ8へ戻る。
ステップ12でメインMPU1が、無線LAN上のPCからの動作指示(アクセス)がないと判断した場合には、ユーザが電子装置50の機能を使用するために装置を起動させようとする場合がある。
そのため、ステップ19へ進んで特殊キーの入力(又はパスワード入力)がなされたか否かを判断する。メインMPU1が特殊キーの入力(又はパスワード入力)がなされたと判断した場合は、ステップ20で処理機能部へのアクセスを許可する。そして、ステップ21で操作部8からの動作指示に従って処理機能部が、プリント、コピー、FAXなどの通常動作を行い、それが終了したら待機状態になってステップ8へ戻る。
メインMPU1がステップ19で特殊キーの入力(又はパスワード入力)がないと判断した場合には、エラーの処理をして待機状態になり、ステップ8へ戻る。
エラーの処理とは、一般的な操作を受け付けない動作を行うことであり、ブザー等の発音手段を有していればエラー音を発生させたり、LCD等の表示部を有していれば「操作できません」のような表示を行うことなどによって、ユーザにそれを知らせるとよい。
上記特殊キーとは、この電子装置の使用を許可された特定のユーザのみが知っている、操作部上の複数のキーを同時押ししたり、機能動作と関係ない順番でキーを押すなどの組合せである。パスワードは、この電子装置の使用を許可された特定のユーザが予め登録した暗証コードである。
このようにして、この電子装置50は、セキュリティエリアSAから移動され、持ち出されたりした場合には、無線LAN通信の使用を一度禁止し、再度設置されると無線LAN通信の動作を再開する。しかし、別のエリアに設置された場合には、無線LAN通信を特殊モードにして、処理機能を利用できるLAN上のコンピュータやユーザを制限することによって、セキュリティを保持することができる。
すなわち、予め登録されたPCからのアクセスだけしか許可しないようにしたり、パスワード入力や特殊キー操作などがなされた場合だけ、プリント、コピー、FAX等の機能を利用できるようにすることができる。
電子装置50が図2に示したセキュリティエリアSA内に設置されて、ACアダプタ37が商用電源に接続している場合は、図1に示したDC電圧診断部42が内蔵バッテリ43の充放電を監視制御している。電子装置50がセキュリティエリアSA外に移動されるとき、AC電源プラグ35がコンセントから抜かれて、ACアダプタ37が商用電源から取り外され、コネクタ38もDC電源制御部39から抜かれる。
そのため、DC電源制御部39は、ACアダプタ37の接続をコネクタ38の端子で監視しており、その端子がオープンになると、ACアダプタ37の接続を検知できないため、電子装置50に電力供給を内蔵バッテリ43からの電力供給に切り替える。その監視手段としては、例えばコネクタ38の端子に、コネクタ38が接続されているとローレベルになっており、コネクタ38が抜かれるハイレベルになるように終端されたオープン検知用の信号ピンを設けることができる。あるいは、コネクタ38に着脱によって開閉するスイッチを設けたり、DC電源制御部39の入力電流を監視したりしてもよい。
これらが、DC電源を供給するACアダプタの接続を監視する手段に相当する。
外部バッテリ40については、説明をわかりやすくするため、ACアダプタ37が外された状態で、セキュリティエリアの外にある外部のバッテリが接続される場合の例で説明する。しかし、セキュリティエリア内で外部バッテリ40が接続されたり、ACアダプタ37が接続しているときに外部バッテリ40を接続したりしても問題はない。
電子装置50に、図1及び図2に示した外部バッテリ40が接続されたときの動作を、図4のフロー図によって説明する。
外部バッテリ40が、図1に示した外部バッテリを接続する手段であるコネクタ41に接続されると、図4に示す処理がスタートし、まずステップ31でDC電圧診断部42が回路接続する。そして、ステップ32で、DC電圧診断部42の内部に電流を引き込まない状態、すなわちハイインピーダンス状態で、外部バッテリ40の電圧を検知する。
一般的には、オペアンプなどを利用したマルチメータ(テスターや回路計とも云う)などで使用されている技術による。例えば、DC電圧診断部42に内蔵された計測回路によって、検出した電圧値を分圧及び増幅し、電流値は基準抵抗によって電圧値に変換して検出して増幅する。その電圧VeをADコンバータに入力してデジタルデータに変換し、メインMPU1でデータとして読み取る。これが、外部バッテリの電圧を検知する手段の機能に相当する。
次に、ステップ33でDC電圧診断部42を用いてメインMPU1が検査用抵抗値を算出する。電子装置50がセキュリティエリア外で使用されるときの電力値は製造時に予め求めて記憶されている。図1に示したDC電源制御部39による電圧V1、V2、V3と、DC電圧診断部42がステップ32で検知した電圧Veとの電圧比及び損失から電圧Veで消費される電流値を算出し、それに相当する検査用抵抗値を求める。
具体的なDC/DCコンバータでは複雑な計算になる場合があり、FROM4にテーブルを記憶しておき、検知した電圧Veからそのテーブルの読み出しによって一義的に求められるようにしておくとよい。
そして、ステップ33で算出(テーブル読出)した検査用抵抗値に応じて、ステップ34でDC電圧診断部42の内蔵抵抗を切り替え、試験的に外部バッテリ40の負荷を内蔵抵抗に切り替えてみる。
このとき、ステップ35でDC電圧診断部42を用いてメインMPU1が外部バッテリ40の電圧値を再び監視し、その電圧Veがあるスレッシュ値(閾値)未満に電圧降下しているかどうかチェックする。その結果、電圧Veがスレッシュ値未満になっているときは、外部バッテリ40の残量は少ないと判断する。
その場合には、ステップ36でメインMPU1が「このバッテリは使用できません」などのコメントを操作部8の表示部に表示させる。さらに、ステップ37でDC電圧診断部42が内蔵抵抗を切り離し、外部バッテリ40から電流が流れないようにして、この処理を終了する。
ステップ35で、外部バッテリ40の検知電圧Veがスレッシュ値未満に電圧降下しなかった場合には、メインMPU1は電子装置50に電力を供給できる外部バッテリと判断する。そして、DC電圧診断部42が、ステップ38で外部バッテリ40の電流をDC電源制御部39に供給するように切り替えるとともに、ステップ39で内蔵バッテリ43の電流供給を切断する。
このDC電圧診断部42を用いたメインMPU1によるステップ33〜35の処理・判断が、外部バッテリからの電力供給で当該電子装置の消費電力を賄えるかどうかをチェックする外部バッテリ電力チェック手段の機能に相当する。
そして、DC電圧診断部42を用いたメインMPU1によるステップ38,39の処理が、外部バッテリ電力チェック手段のチェックによって賄えると判断された場合には、当該電子装置50に供給する電力を内蔵バッテリ43の電力から外部バッテリ40の電力に切り替える手段の機能に相当する。
説明を簡単にするため、内蔵抵抗を用いて外部バッテリの電力を検査する例で説明したが、レギュレータなどを制御して、外部バッテリから電流を引き込んで、その電力を診断する試験を行ってもよい。
その後、外部バッテリ40の電圧Veを定期的に検知して、ステップ40でステップ35と同様に、上述のスレッシュ値と比較する。その結果、検知した電圧Veがスレッシュ値を下回った場合には、ステップ41で内蔵バッテリ43の電流供給に切替え、ステップ42で外部バッテリの電流供給を切断する。そして、ステップ43で「このバッテリは使用できません」などのコメントを操作部8の表示部に表示して、この処理を終了する。
以上により、セキュリティエリア内に設置された複合装置50が一時的な使用のためにセキュリティエリア外に持ち出されても、セキュリティ性を保ちながら使用できる。また、内蔵バッテリの残量が少ないときや、一時的にしろ、内蔵バッテリの電力を消費しきってしまった状態で持ち出す場合や、ある程度電力を消費してしまう電子装置でも、利便性が損なわれないようにすることができる。
電子装置50に外部バッテリ40が接続されたときの上述した動作例では、図1に示したDC電源制御部39の電圧V1、V2、V3と、外部バッテリ40の検知した電圧Veとの電圧比及び損失から電圧Veで消費される電流値を算出した。そして、それに相当する検査用抵抗値を求め、その検査用抵抗値に応じてDC電圧診断部42の内蔵抵抗を切り替え、外部バッテリ40から引き込める電流値を検査した。その結果、引き込める電流が足りない場合には、外部バッテリ40を使用できないようにした。
これに対して他の動作例を説明する。例えば、DC電源制御部39の電圧V1、V2、V3のいずれか2つ又は1つを生成するための電流値が、外部バッテリ40から引き込めるかどうかを、DC電圧診断部42が検査する。そして、必要な電流値が多い順番に、その電圧の組合せを試験していき、引き込める電流値に合わせて、DC電源制御部39の電圧V1、V2、V3を生成するDC/DCコンバータの入力に外部バッテリ40の電圧を供給するように接続する。
外部バッテリ40から電流を引き込めない電圧については、内蔵バッテリ43から電流を引き込めるように接続する。
そのため、前述の動作例で述べたように、外部バッテリ40の電圧をDC電圧診断部42で定期的にチェックし、引き込める電流が下がった場合には、内蔵バッテリ43と外部バッテリ40から生成する電圧V1、V2、V3の組合せを切り替えていく。
この場合は、DC電圧診断部42を用いたメインMPU1による外部バッテリ電力チェック手段は、電子装置50で使用する複数の異なる電圧V1、V2、V3の個別もしくは組合せについて、外部バッテリ40からの電力で賄えるか否かを定期的にチェックする手段として機能する。
さらに、DC電圧診断部42とDC電源制御部39は、その外部バッテリ電力チェック手段によるチェック結果に応じて、内蔵バッテリ43と外部バッテリ40からの電力供給を振り分ける手段の機能も有する。
なお、引き込める電流の検査時には、検査に必要な時間だけキャパシタなどで電流が切れないようにしてもよい。あるいは、検査時には内蔵バッテリ43を一時的にすべての電圧供給に使用してもよい。
以上により、外部バッテリ40の電力をより効率よく利用することができ、内蔵バッテリ43の消費を抑え、一時的にセキュリティエリア外で使用できる時間を延ばすことができる。
上記動作例では、DC電源制御部39の電圧V1、V2、V3を、内蔵バッテリ43と外部バッテリ40のいずれを使うか、引き込める電流を検査して切り替えている。
ここで、電圧V1は、図1に示した電子装置50の各手段を統括制御するメイン制御回路であるメインMPU1とその周辺回路に使用される電圧であり、電圧V2、V3は電子装置50の各モジュールで使用される電圧とする。その場合、メインMPU1とその周辺回路が使用する電圧V1を生成する電力は、常に内蔵バッテリ43で供給し、外部バッテリ40の使用を禁止するとよい。
劣化しているバッテリは、急激に引き込める電流が減少してしまうことがある。しかし、上記のようにすることによって、そのような劣化したバッテリが外部バッテリとして接続されても、メイン制御回路であるメインMPU1とその周辺回路がいきなりオフして、システムの故障やメモリ情報の破損が生じないように保護できる。
上記動作例において、電圧V1は、図1に示した操作部8からの特殊キー入力又はパスワード入力の検出や、無線LAN制御部34からのアクセス要求検出の回路にも供給するようにするとよい。その場合、特殊キー入力又はパスワード入力の入力操作やアクセス要求の検出が一定時間以上ないときには、低電力モードに移行し、DC電源制御部39のスイッチSW2,SW3をオフにして、電圧V2、V3を供給しないようにする。これが、メイン制御回路であるMPU1とその周辺回路以外への電力供給をオフにする手段に相当する。
また、このとき外部バッテリを別のものにつなぎ変えたり、外部バッテリの残量が無くなったりしたときにも、ユーザにその旨の表示をすることができる。
このようにすることにより、外部バッテリの電力消費を抑えて、セキュリティエリア外での使用時間を延ばすことができる。また、外部バッテリのつなぎ替えや待機中に。外部バッテリの残量がなくなっても、電圧V2、V3をオフにしているので、破損などのリスクを回避できる。
次に、この発明による電子装置の他の実施形態について図5によって説明する。図5はその構成を示すブロック図であり、図1と対応する分部には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
この実施形態の電子装置50′は、装置本体とその装置本体から分離可能なFAXモジュール80とによって構成されている。そのFAXモジュール80は、コネクタ46を介して電子装置50′の装置本体(FAXモジュール80以外の全ての部分)のシステムバス2に接続できる単独のモジュールである。
図5では図示を省略しているが、この電子装置50′装置本体には、図1に示した13〜27の各部、すなわち印刷機能部に係わる各部も備えている。さらに、操作部8及び操作部制御部9も当然設けられている。
したがって、この電子装置50′も、その処理機能部が複合機能部である複合装置であり、装置本体が印刷機能とスキャナ機能を有し、FAXモジュール80がFAX機能を有している。スキャナ機能と印刷機能によってコピー機能も実現できる。
FAXモジュール80の内部には、FAX制御を司るFAXサブMPU81を有している。そして、そのFAXサブMPU81と、FROM82、RAM83、DPRAM84、及びFAXモデム85を、ローカルバス86によって互いに接続している。
FROM82はFAXサブMPU81の動作プログラムを格納すると共にユーザデータを記録する。RAM83はシステム動作のためランダムアクセスメモリである。DPRAM84は、メインMPU1とシステムバス2を通してデータやコマンドのやり取りを行うためのメモリである。
この電子装置50′でFAX機能が動作するとき、FAX画像データはコネクタ46、DPRAM84を介して、FAXモデム85と送受信され、回線I/F87及びモジュラコネクタ48を通じて接続する電話回線網とFAXの送受信が行われる。モジュラコネクタ48及びFAXサブMPU81に制御された回線I/F87が電話回線網と接続する手段である。回線I/F87には、接続検知部88が設けられている。
また、このFAXモジュール80には、ACアダプタ37のDC出力電圧からモジュール内で必要なDC電圧を生成するDC電源生成部89を有している。そのため、図1におけるコネクタ38と同一形状のコネクタ47を装着しており、ACアダプタ37を接続して、そのACアダプタ37からDC電源供給が可能である。
FAXモジュール80は、引き抜き又はイジェクタ機能により、コネクタ46で複合装置50′から取り外しが可能な構造になっている。コネクタ46のインタフェースは、DPRAM84経由のデータ以外にも、FAXモジュール80に必要な電源及びその他制御信号も含んでいる。また、電気が入った活電状態でも抜き差しが可能なように、インタフェースICを介している。FAXモジュール80の挿脱については、コネクタ46のインタフェースに検知信号を持ち、メインMPU1及びFAXサブMPU81の双方で認識できるようにしておく。
この複合装置50′を図2に示したセキュリティエリアSA外に持ち出すとき、上述の引き抜きやイジェクタ機能により、FAXモジュール80は電話回線網との接続をしたまま複合装置50′から分離することができる。
ACアダプタ37はコネクタ38から外し、コネクタ47に差し替える。差し替え時間がある程度短い場合にFAXモジュール80の電源がオフしないように、DC電源生成部89にキャパシタを装備しておくなど、FAXモジュール80の抜き差し、及びACアダプタ37の抜き差しで電気的な不具合が発生しないようにしてある。
回線I/F87には、電話回線網が接続しているかどうかを検知する(ケーブルの物理的な接続だけでなく、電話回線網の電圧も検知する)接続検知部88を有しており、電話回線網が接続していない場合にはFAXサブMPU81はこの発明の動作を停止する。
コネクタ47から電源供給がなされない場合には、上述のキャパシタに蓄積された電力が消費されてしまえば、同じく動作は停止する。
ACアダプタ37がコネクタ47を介してFAXモジュール80に接続され、電源が供給されていて、且つモジュラーコネクタ48に電話回線網が接続されているとき、電話回線網からFAX受信がなされる。
このとき、FAXサブMPU81は、回線I/F87から送られる呼出信号を検知し、FAXモデム85を起動させて、FAX受信プロトコルを開始する。FAX受信である場合にはその通信管理記録、FAX受信データを通常のFAX受信ファイルとしてFROM82に記憶蓄積する。すなわち、FAXモジュール80が装置本体から分離されている間に、FAXモデム85によって受信したFAX受信データを蓄積する受信データ蓄積手段の役目をFROM82が果す。
FAXモジュール80がセキュリティエリアSAに戻ってきた電子装置50′に接続し直されたとき、FAXサブMPU81はメインMPU1にFAX受信があった旨を通知し、1つまたは複数のFAX受信データのプリント印刷を起動させる。
したがって、FAXモジュール80が装置本体に接続されたときに、受信データ蓄積手段であるFROM82に蓄積したFAX受信データを、装置本体へ送って図示を省略している印刷機能部によって印刷する。
送信動作については、複合装置50′の装置本体からFAXモジュール80が分離されているとき、上述の通りメインMPU1はそのことを認識できる。セキュリティエリア外でFAX送信モードが選択され、装置本体のADF10に原稿がセットされると、メインMPU1はスキャナ11を用いてその原稿のFAX送信画像データを読み取り、FROM4に蓄積する。すなわち、FAXモジュール80が装置本体から分離されている間にスキャナ機能によって読み取ったFAX送信データを蓄積する送信データ蓄積手段の役目をFROM4が果たす。
時刻指定送信などのオプションを含めてFROM4に記憶しておく。図5では図示を省略した操作部8(図1参照)には、通常機能のメモリ送信画面フローを表示する。即時FAX送信機能はセキュリティエリア外では使用できないようにする。
FAXモジュール80がセキュリティエリアSA内に戻ってきた装置本体に接続し直されたとき、メインMPU1はFAXサブMPU81にFAX送信待機文書がある旨を通知する。そして、1つまたは複数のFAX送信データとFAX管理データをFAXサブMPU81に転送する。FAXサブMPU81はそれを一旦FROM82に蓄積し、FAXモデム85によって順次電話回線網を介してFAX送信する。
したがって、FAXモジュール80が装置本体に接続されたときに、送信データ蓄積手段であるFROM4に蓄積したFAX送信データをFAXモジュール80へ送って、FAXモデム85によってFAX送信する。
上記FROM4及びFROM82は、デジタルデータを不揮発に蓄積できる別の種別のメモリやハードディスクなどの記憶装置であっても、同様の機能を達成することができる。
以上により、電子装置50′がセキュリティエリア外に持ち出されたときに、FAX受信データを受け損なうことがなく、またFAXモジュールが接続されていなくてもFAXメモリ送信の原稿読み込みは行うことができる。
以上、この発明による電子装置の実施形態について説明したが、それらの各部の具体的な構成や処理の内容等は、実施形態で説明したものに限るものではない。実施形態で説明した電子装置は、処理機能部として少なくとも印刷(プリンタ)機能、スキャナ機能、FAX機能等の複数の機能を有する複合装置であったが、それに限るものではない。例えば、
そららのいずれか一つの機能、あるいは表示機能、データベース機能、自動翻訳機能等の他の機能を有する電子装置であってもよい。
また、以上説明してきた各実施形態の構成は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:メインMPU 2:システムバス 3:ビデオバス 4:FROM
5,7:RAM 6:画像処理制御部 8:操作部 9:操作部制御部
10:自動原稿搬送装置(ADF) 11:スキャナ 12:スキャナ制御部
13:キャリッジ 14:印字ヘッド 15:ドライバ
16:主走査エンコーダ 17:印字ヘッド制御部 18:副走査エンコーダ
19:エンコーダ処理部 20:主走査モータ 21:副走査モータ
22:タンクモータ 23:モータドライブ制御部 24:各種センサ
25:クラッチ 26:給紙バンク 27:I/O制御部
30:USB PHY 31:FAXモデム 32:回線I/F
33:WiFiI/F 34:無線LAN制御部 35:AC電源プラグ
36:ACコード 37:ACアダプタ 38:コネクタ
39:DC電源制御部 40:外部バッテリ 41:コネクタ
42:DC電圧診断部 43:内蔵バッテリ 45:モジュラコード
46,47:コネクタ 48:モジュラコネクタ 50,50′:電子装置
60,70:無線LANのアクセスポイント 80:FAXモジュール
81:FAXサブMPU 82:FROM 83:RAM 84:DPRAM
85:FAXモデム 86:ローカルバス 87:回線I/F
88:接続検知部 89:DC電源生成部 SA:セキュリティエリア
特開2010−178061号公報 特許第4407688号公報

Claims (8)

  1. 無線LAN通信手段と、該無線LAN通信手段によって受信する無線LAN上のコンピュータからの動作指示に応じて動作する処理機能部と、内蔵バッテリとを備えた移動可能な電子装置であって、
    セキュリティエリア内の無線LAN環境に設けられたアクセスポイントの識別子を記憶する記憶手段と、
    当該電子装置の移動と移動後の再設置を検出する移動・設置検出手段と、
    該移動・設置検出手段が移動を検出した場合に前記無線LAN通信手段の通信機能を一旦停止させ、その後再設置を検出した場合に前記無線LAN通信手段の通信機能を再び動作状態にする無線LAN制御手段と
    前記無線LAN通信手段がアクセスポイントから受信して取得した該アクセスポイントの識別子が前記記憶手段に記憶している識別子と同じか否かを判断して、同じでなかった場合は前記セキュリティエリア外に持ち出されたと判断するエリアチェック手段と、
    該エリアチェック手段によって前記セキュリティエリア外に持ち出されたと判断した場合には、前記無線LAN制御手段が前記無線LAN通信手段による無線LAN通信を特殊モードにし、該特殊モードでは、前記無線LAN通信手段が前記無線LAN上のコンピュータから動作指示を受信した際に、該コンピュータの端末IDを取得し、該端末IDが予め登録されている端末IDであった場合にのみ前記処理機能部へのアクセスを許可する手段と
    を設けたことを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、
    操作部を有し、該操作部からの動作指示によっても前記処理機能部が動作可能であり、
    前記無線LAN通信が特殊モードになっている状態で、前記無線LAN通信手段が前記無線LAN上のコンピュータから動作指示を受信していない場合には、前記操作部から予め登録されたパスワード入力又は特殊キーの入力がなされた場合にのみ前記処理機能部へのアクセスを許可する手段を設けたことを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電子装置において、
    DC電源を供給するACアダプタの接続を監視する手段と、
    該手段によってACアダプタからの接続を検知できないときには、当該電子装置に供給する電力を前記内蔵のバッテリの電力に切り替える手段と、
    外部バッテリを接続する手段と、
    該手段によって接続された外部バッテリの電圧を検知する手段と、
    該手段が外部バッテリの電圧を検知したときには、該外部バッテリからの電力供給で当該電子装置の消費電力を賄えるかどうかをチェックする外部バッテリ電力チェック手段と、
    該手段のチェックによって賄えると判断された場合には、当該電子装置に供給する電力を前記内蔵バッテリの電力から前記外部バッテリの電力に切り替える手段と
    を設けたことを特徴とする電子装置。
  4. 請求項3に記載の電子装置において、
    外部バッテリ電力チェック手段は、当該電子装置で使用する複数の異なる電圧の個別もしくは組合せについて、前記外部バッテリからの電力で賄えるか否かを定期的にチェックする手段であり、
    該外部バッテリ電力チェック手段によるチェック結果に応じて、前記内蔵バッテリと前記外部バッテリからの電力供給を振り分ける手段を設けたことを特徴とする電子装置。
  5. 請求項3又は4に記載の電子装置において、
    前記各手段を統括制御するメイン制御回路には、常に前記内蔵バッテリの電力を供給するようにしたことを特徴とする電子装置。
  6. 請求項5に記載の電子装置において、
    入力操作やアクセスが一定時間以上なされないときには低電力モードに移行し、前記メイン制御回路以外への電力供給をオフにする手段を設けたことを特徴とする電子装置。
  7. 前記処理機能部が、少なくとも印刷機能、スキャナ機能、及びFAX機能を有する複合機能部であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子装置。
  8. 請求項7に記載の電子装置において、
    該電子装置を、装置本体と該装置本体から分離可能なFAXモジュールとによって構成し、前記装置本体が前記印刷機能とスキャナ機能を有し、前記FAXモジュールが前記FAX機能を有し、
    該FAXモジュールは、ACアダプタを接続して該ACアダプタからDC電源の供給が可能であり、電話回線網と接続する手段およびFAXモデムと、該FAXモジュールが前記装置本体から分離されている間に前記FAXモデムによって受信したFAX受信データを蓄積する受信データ蓄積手段とを有し、
    前記装置本体は、前記FAXモジュールが該装置本体から分離されている間に前記スキャナ機能によって読み取ったFAX送信データを蓄積する送信データ蓄積手段を有し、
    前記FAXモジュールが前記装置本体に接続されたときに、前記受信データ蓄積手段に蓄積したFAX受信データを前記装置本体へ送って前記印刷機能によって印刷し、前記送信データ蓄積手段に蓄積したFAX送信データを前記FAXモジュールへ送って、前記FAXモデムによってFAX送信するようにしたことを特徴とする電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019180088A (ja) * 2015-03-27 2019-10-17 ブラザー工業株式会社 通信システム及びプログラム

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