JP2014119648A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】像担持体と中間転写体との従動駆動を維持することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置1は、像担持体の固有の特定周波数成分における像担持体速度変動成分、及び中間転写体の固有の特定周波数成分における中間転写体速度変動成分を抽出し、像担持体駆動手段にトルク指令値を出力して像担持体駆動手段が発生するトルクを制御可能な制御手段が、抽出手段により抽出された像担持体速度変動成分と中間転写体速度変動成分との差が予め定められた範囲内に含まれるように像担持体駆動手段が発生するトルクを制御する。
【選択図】図18
【解決手段】画像形成装置1は、像担持体の固有の特定周波数成分における像担持体速度変動成分、及び中間転写体の固有の特定周波数成分における中間転写体速度変動成分を抽出し、像担持体駆動手段にトルク指令値を出力して像担持体駆動手段が発生するトルクを制御可能な制御手段が、抽出手段により抽出された像担持体速度変動成分と中間転写体速度変動成分との差が予め定められた範囲内に含まれるように像担持体駆動手段が発生するトルクを制御する。
【選択図】図18
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、トナー像を担持する像担持体である感光ドラムと中間転写体である中間転写ベルト(以下、「ITB」という)には、表面速度が定速になるように駆動することが求められている。
その理由は2つあり、1つ目の理由は、感光ドラムに静電潜像を描くレーザー露光が、時間同期露光になっている場合、感光ドラムの表面速度が変動することで、レーザー照射位置が本来照射される位置からずれてしまうためである。
2つ目の理由は、感光ドラムに形成されたトナー画像をITBに転写する1次転写を行うプロセスにおいても、感光ドラムとITBの表面速度に交流的な速度差がある場合、ITBに転写されるトナー画像の位置が本来転写されるべき位置から変動してしまう。
結果として、記録紙に描かられる画像には、各色間の位置ずれである色ずれ、周期的な位置ずれであるバンディングと呼ばれるような画像不良が発生する。
そのため、感光ドラム、ITBの駆動制御では、各種速度検知センサを用いて、駆動源であるモータを速度フィードバック制御することで高精度な定速性を確保している。なお、モータとしては、安価、静音、高効率である点から、ブラシレスDCモータ(以下、「BLDCモータ」という)を用いたものが多用されている。
最近では、BLDCモータを用いた速度フィードバック制御方法として、ドラム軸にロータリエンコーダを配置し、ドラム軸の回転速度を定速にするようモータ制御をする方法が用いられることがある。
この速度フィードバック制御方法では、ドラム軸の回転速度を検知しているが、感光ドラムの表面速度は検知していないために、ドラム軸偏心、ドラム径の精度等から感光ドラムの表面速度を定速にすることは困難となっている。
ITBにおいても同様に、ITBを駆動しているITB駆動ローラ110の軸偏心、ローラ径の精度、ITBの厚みムラ等から表面速度を定速にすることは困難となっている。
また、画像不良を起こす原因として、感光ドラムとITBの転写面での摩擦による相互干渉も挙げられる。これは、感光ドラム、ITBのいずれか一方に生じている速度変動の影響が他方に伝達してしまうために生じる原因である。
その他にも、ITBが担持しているトナー画像を記録紙に転写する2次転写の際に、記録紙が厚紙である場合、ITBに突発的な負荷変動が生じることで高周波の速度変動が発生し、これが2次転写における位置ずれの原因となっている。
このように、画像不良を起こす原因は多岐に渡って存在しており、全てを解決することは非常に困難な課題となっている。
そこで、感光ドラムに相当する画像胴を、ITBに相当する画像転写胴で摩擦により従動駆動する構成がある(例えば、特許文献1参照)。この技術では、感光ドラムに現像された画像がITBの画像となるために、感光ドラムの位置基準で画像を作れば、感光ドラムの回転ムラの影響は削減されるという特徴がある。
また、上記技術では、ITBの2次転写部への記録紙突入時のショック等により、ITBの速度変動が生じても、感光ドラムに現像された画像と同じITBの画像が確保されるため、1次転写における画像不良が発生しないという特徴もある。
しかしながら、特許文献1に記載されているように、摩擦による感光ドラムの従動駆動を実現するためには、1次転写での転写圧を大きくしなければならない。転写圧を大きくすると、感光ドラム、ITBに生じる負荷量が増加し、モータのトルク量が増大し、トナーの転写性に悪影響を与えてしまう。
一方、転写圧を大きくせずに従動駆動を実現させようとすると、感光ドラムの負荷変動等により、時間経過とともに感光ドラムとITBの表面速度間にずれが生じ、従動駆動を維持できなくなる。
本発明の目的は、像担持体と中間転写体との従動駆動を維持することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、回転可能に構成され、表面にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体に当接して当該像担持体を従動駆動して回転させるとともに、前記トナー像が前記像担持体から転写される中間転写体と、前記像担持体を従動駆動するための補助的なトルクを発生することにより前記像担持体を駆動する像担持体駆動手段と、前記像担持体の固有の特定周波数成分における像担持体速度変動成分、及び前記中間転写体の固有の特定周波数成分における中間転写体速度変動成分を抽出する抽出手段と、前記像担持体駆動手段にトルク指令値を出力して、前記像担持体駆動手段が発生するトルクを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記抽出手段により抽出された前記像担持体速度変動成分と前記中間転写体速度変動成分との差が予め定められた範囲内に含まれるように、前記像担持体駆動手段が発生するトルクを制御する。
本発明によれば、像担持体と中間転写体との従動駆動を維持することが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。
図1において、画像形成装置1は、イエロー(以下、「Y」という)、マゼンダ(以下、「M」という)、シアン(以下、「C」という)、ブラック(以下、「K」という)の4色を画像形成することが可能である。図1では、これらYMCKの各々に対応する箇所に、YMCKを含む符号が用いられているが、特に区別しない場合には、YMCKを省略して説明する。
画像形成装置1は、後述する上位CPUから記録紙Pへの作像命令を受けると、感光ドラム100(像担持体)、中間転写ベルト(中間転写体:以下、「ITB」という)108、帯電ローラ105、現像スリーブ103、1次転写ローラ107、2次転写内ローラ111、及び定着器113が回転を始める。
帯電ローラ105には、図示しない高圧電源に接続されており、直流電圧又は、直流電圧に正弦波電圧を重畳した高電圧が印加される。これにより、接触している感光ドラム100の表面は一様に高圧電源から与えられる直流電圧と同電位に帯電される。
こうして帯電された感光ドラム100表面は、露光装置101からのレーザー照射位置で、露光装置101によって画像信号に応じて露光され、静電潜像が形成される。その後、現像器102によって、現像スリーブ103に、直流に矩形波電圧を重畳した高電圧が印加される。
回転可能な感光ドラム100は、現像スリーブ103より、現像スリーブより正で、GNDに対して負である正電位の負電荷のトナー(色材)が潜像に現像され、1次転写ローラ107の方向に回転していく。
4個の感光ドラム100に現像されたトナー像は、1次転写ローラ107によってITB108に重ねて転写され、更に2次転写内ローラ111、及び2次転写外ローラ112によって記録紙Pに転写される。なお、1次転写ローラ107、2次転写内ローラ111にも、トナー像を転写するための直流高圧が不図示の高圧電源から印加されている。
感光ドラム100に残った転写残トナーはクリーナーブレード104によって掻き取られ回収される。ITB108に残った転写残トナーは、ITBクリーナー109によって掻き取られ回収される。記録紙Pに転写されたトナー像は、定着器113によって加えられる圧力と温度により記録紙Pに定着されることにより、カラー画像が記録紙Pに形成される。
また、画像形成装置1には、感光ドラム100の表面位置を検知する表面位置検知部106が設けられている。
図2は、図1における感光ドラム100の駆動構成を説明するための図である。
図2において、感光ドラム100は、ドラム軸50とカップリング52を通して機械的に接続される。またドラム軸50には、ドラム減速ギヤ51とドラム軸回転速度検知のためのドラムロータリエンコーダ40が固定して配置されている。
駆動源であるドラムBLDCモータ30からの駆動力は、ドラムモータ軸ギヤ32とドラム減速ギヤ51の噛み合いによりドラム軸50へ伝達される。制御器20は、上位CPU10から、駆動オン・オフ、レジスタ設定値等の指令信号を受け、ドラムモータドライバIC24に、駆動オン・オフ、PWM信号等の各種制御信号を出力する。
なお、PWM信号とは、パルス幅変調信号のことであり、パルス幅変調信号がハイレベルの区間を信号1周期で割ったものをデューティ比とし、その大きさはパーセントで表現される。このデューティ比は、ドラムBLDCモータ30の回転トルクに比例する。以下詳細は後述するが、感光ドラム100は、表面速度が紙の生産速度(以下、「目標速度」という)になるように、デューティ比を調整するといった従来よく用いられた速度フィードバック制御は行わない。ここでは、予め定められたデューティ比をトルク指令値としてドラムモータドライバIC24に入力することで駆動させる。
ドラムモータドライバIC24は、制御器20からの制御信号とドラム回転位置検出部31からの回転位置信号をもとに、ドラム駆動回路25を通して、ドラムBLDCモータ30に流す相電流の相切り替えと、電流量の調整を行っている。
上記ドラムBLDCモータ30、ドラム駆動回路25、及びドラムモータドライバIC24は感光ドラム100を従動駆動するための補助的なトルクを発生することにより感光ドラム100を駆動する像担持体駆動手段に対応する。また、制御器20は、像担持体駆動手段にトルク指令値を出力して像担持体駆動手段が発生するトルクを制御可能な制御手段に対応する。
図3は、図1におけるITB108の駆動構成を説明するための図である。
図3において、ITB108は、ITB108の内側に当接するよう設置されたITB駆動ローラ110を回転駆動することで駆動される。ITB駆動ローラ軸70には、ITB減速ギヤ71とITBロータリエンコーダ41が固定して配置されており、ITB駆動ローラ110を、感光ドラム100と同じように、ITBBLDCモータ33の回転速度をITBモータ軸ギヤ35と当接するITB減速ギヤ71によって減速させて回転させている。
制御器20は、上位CPU10から、駆動オン・オフ、レジスタ設定値等の指令信号を受け、ITBモータドライバIC26に、駆動オン・オフ、PWM信号等の各種制御信号を出力し、ITBロータリエンコーダ41からの信号から速度制御のための演算を行っている。感光ドラム100とは異なり、ITB108は表面速度が目標速度となるようにITB回転位置検出部34を用いて速度フィードバック制御を行っている。
ITBモータドライバIC26は、制御器20からの制御信号とITB回転位置検出部34からの回転位置信号をもとに、ITB駆動回路27を通して、ITBBLDCモータ33に流す相電流の相切り替えと、電流量の調整を行っている。また、表面位置検知部106は、ITB108には設けられない。
図4は、図2における制御器20の概略構成を示す図である。
図4において、制御器20は、CPU210、ROM220、及びRAM23で構成される。ROM220には、後述するアシストトルクのデューティ比が記憶される。このアシストトルクは、出荷時に最適な値として導出されたものである。出荷当初は、CPU210はROM220からデューティ比を読み取り、ドラムモータドライバIC24にPWM信号のデューティ比として入力し、ドラムBLDCモータ30で一定のアシストトルクを出力する。
調整によって、最適なアシストトルクが新たに導出された場合、RAM23に、そのデューティ比が記憶される。RAM23にデューティ比が記憶されているときは、ROM220からの読み取りは行われない。また、CPU210は、ドラムロータリエンコーダ40からの速度検知信号から感光ドラム100の表面速度を算出している。
図5は、感光ドラム100とITB108との従動駆動を説明するための図である。
図5においては、感光ドラム100及びITB108の断面が示されており、露光制御を含めた説明を行うための図となっている。
感光ドラム100は、ITB108の表面速度に従動駆動する。この従動駆動については後述する。そして露光装置101Kは、表面位置検知部106から感光ドラム100の表面位置を検知し、表面位置に同期させて露光制御(副走査同期露光)を行い、感光ドラム100に静電潜像を描くよう制御される。これは、他の感光ドラム100(Y、M、C)に関しても同様である。
ASIC60は、プリント画像を描くためにレーザードライバ61に出力する露光信号のタイミングを制御する。
上記従動駆動とは、ITB108と感光ドラム100の間の摩擦力により、ITB108で感光ドラム100を連れまわすことで、ITB108の表面速度と感光ドラム100の表面速度を常時一致させて駆動させることである。
このとき、ITB108は速度フィードバック制御により、一定速度となるように制御されており、感光ドラム100は、予め定められたデューティ比によって駆動する。デューティ比は、安定して回転させているときのトルクの大きさに比例し、一意的に定まる。デューティ比がトルクの大きさに比例することについて、まずデューティ比は、印加電圧をONする期間を表しており、ドラムモータドライバIC24はその期間にモータに電流を流す。従って、デューティ比と電流とが比例関係にあり、ドラムBLDCモータ30は、電流とトルクとが比例しやすいということから、デューティ比とトルクとが比例関係にある。
つまり、従動駆動は、感光ドラム100を回転させる所定のトルクを調整することで可能となる。
図6は、感光ドラム100に生じる負荷トルク、及び感光ドラム100とITB108との接触面による摩擦トルクを示す図である。
図6において、負荷トルクは、画像形成プロセス中の回転動作において、クリーナーブレード104、ドラム軸受部等によって発生する負荷トルクの足した値であり、ITB108との接触面で生じる感光ドラム100とITB108との間摩擦トルク(以下「摩擦トルク」という)は含んでいない。
図7は、プリントプロセス中における負荷トルクの変化を示す図である。
図7において、縦軸は負荷トルクを示し、横軸は経過時間を示しており、負荷トルクは常に一定ではなく、帯電高圧を印加するタイミングや、転写しきれずに残ったトナーがクリーナーブレード104に突入するタイミングによって変化することが示されている。
しかし、このような過渡的に変動するトルク(以下、「変動トルク」という)は、一定に生じている負荷トルクに対して十分に小さいことが知られている。また、負荷トルクの定常成分が摩擦トルクに対して非常に大きいために、摩擦トルクを用いてITB108により感光ドラム100を従動駆動させることはできない。
そこで、負荷トルクの定常成分を打ち消してやるように、ドラムBLDCモータ30により感光ドラム100に負荷トルクの定常成分と同等の回転トルクを発生させる。この回転トルクが上述したアシストトルクである。
図8は、アシストトルクを発生したときに生じる感光ドラム100でのトルクの変化を示す図である。
図8において、縦軸は変動トルクを示し、横軸は経過時間を示しており、感光ドラム100に生じる変動トルクが小さくなることが示されている。従って、感光ドラム100を容易に従動駆動させることが可能となる。さらに感光ドラム100がITB108の速度変動に従動するためには、ドラム軸50のドラムイナーシャと加速度の乗算で表わされる加速トルクを加える必要がある。ここで、ドラムイナーシャとは、回転する全負荷を、ドラム軸50でのイナーシャ成分として表したものである。
図9は、従動することが可能な場合の変動トルクの変化を示す図である。
図9において、縦軸は加速トルクと変動トルクの和を示し、横軸は経過時間を示しており、加速トルクと感光ドラム100の変動トルクの和であるトルク変動581が、摩擦トルク以下であることが示されており、このときに従動することが可能となる。摩擦トルクは、感光ドラム100とITB108の表面速度が一致していると、静止摩擦係数に応じたものとなる。
発生している摩擦トルクは、感光ドラム100とITB108の表面速度に差が出ないように力が働き、その大きさは変動する。そのとき、表面速度に差を生じさせないように働く最大の摩擦トルクが、最大静止摩擦トルクである。これを、運動方程式を用いて示すと以下のようになる。
ここでは、TF:摩擦トルク、J:ドラムイナーシャ、dω/dt:感光ドラム角加速度、TL:負荷トルク、TAS:アシストトルク、ΔTL:変動トルク成分を、それぞれ示している。
数1は、摩擦トルクが、右辺第1項の加速トルクと右辺第2項の負荷トルクの合計よりも大きければ、従動することを示している。しかし、実際には、TF<<TLであるため、従動しない。
(式2)、(式3)は、負荷トルクの定常成分を打ち消すアシストトルクをドラムBLDCモータ30から発生させたときの運動方程式である。
これにより、摩擦トルクが、右辺第1項の加速トルクと右辺第2項の変動トルクの和よりも大きい場合従動が可能となる。基本的にΔTLが無視できるほど小さいものであるとできるため、アシストトルク以外の部分で従動性を高めるためには、(式3)より、摩擦トルクを大きくするか、加速トルクを下げることが考えられる。
摩擦トルクは1次転写におけるトナーの転写プロセスと密接に関係があるために変更することは難しい。しかし、加速トルクを下げることは、ドラムイナーシャを小さくすることで比較的容易に実現可能である。
ドラム軸50に対するドラムBLDCモータ30のイナーシャ成分は、ドラム減速ギヤ51とドラムモータ軸ギヤ32のギヤ比が大きく影響し、ギヤ比の2乗をモータ軸イナーシャ成分に乗算した値となる。
それにより、ドラムBLDCモータ30のイナーシャ成分はドラム軸50では感光ドラム100のイナーシャ成分より遥かに大きくなってしまうことがある。そのため、本実施の形態におけるドラムBLDCモータ30はインナーロータタイプの低イナーシャタイプを使用している。
このように、アシストトルクを加えて感光ドラム軸の負荷トルクの一定成分を打ち消し、かつ、低イナーシャ成分のモータを選定することで、摩擦トルクにより感光ドラム100をITB108により従動させることが十分可能になる。
なお、本実施の形態では、ドラムBLDCモータ30をアシストトルク発生源としているが、一定のトルクを発生できるものであるならば特にこれに限定はしない。
このように、摩擦トルクと感光ドラム100の従動駆動の概要について、運動方程式を用いて説明したが(式1)〜(式3)からアシストトルクを求める方法には問題がある。アシストトルクは、負荷トルクと等価であり、負荷トルクを測定すればよいが、測定状態が実際のプリント動作の状態とことなるため、測定に誤差が生じる。
負荷トルクは、感光ドラム100をITB108の表面速度と同じになるように駆動し、その状態で発生させているトルクである。実際のプリント動作は、感光ドラム100とITB108は当接した状態で実行されるが、測定は離間した状態で行わないと、負荷トルクと摩擦トルクが区別できない。そのため、測定は離間して行わなければならない。
このとき、感光ドラム100とITB108の表面速度に定常的な差があると、プリント時に当接したときに、定常的に摩擦トルクが発生している状態になる。この場合、詳しくは後述するが、従動が外れやすくなるおそれがある。
そこで、安定した従動制御を実現させるために最適なアシストトルクを発生させるトルク指令値は、感光ドラム100のあらゆるトルク変動581に対して、最大静止摩擦トルクとなる範囲(以下、「従動領域」という)に収まるようなトルク指令値である。
図10(A)〜(C)は、トルク指令値と感光ドラム表面速度との関係を示す図である。
図10(A)〜(C)に示されるグラフは、縦軸が感光ドラム表面速度を示し、横軸がトルク指令値を示しており、プリント前に、その都度アシストトルクとなるトルク指令値を与え、そのときの表面速度511の平均値をプロットしたものである。
通常、感光ドラム100に与えるトルク指令値を増加させれば、当然ながら表面速度511は増加していく。しかし、トルク指令値を増加させても表面速度511に変化のない領域が存在する。この領域が従動領域505である。
そして、従動領域505の最小のトルク指令値524と最大のトルク指令値525が、上述した最大静止摩擦トルクである。また、トルク指令値522は、最大静止摩擦トルクを正負に二分するポイントであり、摩擦トルクが0となるポイントである。
つまり、摩擦トルクの大きさは、トルク指令値522を摩擦トルクが0の中心としてトルク指令値524、525に行くにつれて大きくなる。さらに、トルク指令値524、525の従動領域505を超えると、非従動領域506となり、摩擦係数は動摩擦係数となり、摩擦トルクは低下してしまう。
従って、トルク指令値に対して、感光ドラム100の表面速度が変化し始めるトルク指令値524と、トルク指令値525の中央値が最適なアシストトルクとなる。しかし、トルク変動の平均値の値が0でない図10(B)のような場合もあるため、最適なアシストトルクは中央値とは限らない。ここで、アシストトルクが適切に求められなかった場合は、図10(C)に示すようになる。
上述した運動方程式からアシストトルクを導出した結果が中央値とはならない場合がある。測定されたアシストトルクに対応するトルク指令値525は、従動領域の範囲内であるが、最悪の場合は従動領域505の外れ付近となる。
さらに、離間の測定時では現れなかった1次転写の高圧による影響等より、トルク変動が想定より大きくなり、従動領域505から外れてしまうこともある。これにより、感光ドラム100の表面速度に速度変動571として表れてしまい、色ずれやバンディングが目立ってしまう。以上説明したアシストトルクの導出方法は、トルク変動の平均値が0である場合である。
また、プリント動作時にも従動駆動状態は時間経過とともに変化するので、画像形成中のアシストトルクの修正が必要となる。
アシストトルクは、図6で説明したように、画像形成プロセス中の回転動作におけるクリーナーブレード104、ドラム軸受部等によって発生する負荷トルクを打ち消すための回転トルクである。
このクリーナーブレード104やドラム軸受部等によって発生する負荷トルクは、クリーナーブレード104のトナー積載量の変化、経時劣化等によりプリントプロセス中に時間経過とともに変動する。
図11は、トルク指令値と感光ドラム表面速度との関係、及びトルク変動を示す図である。
図11に示されるグラフは、縦軸が感光ドラム表面速度を示し、横軸がトルク指令値を示しており、プリント動作前後での、トルク指令値とドラム表面速度の平均値の変化を表している。一方、トルク変動581は、プリント動作中のトルク変化(DC成分変化)を示している。
このトルク変動581はITB108加速トルクと感光ドラム100負荷トルクを足し、アシストトルクを引いたものであり、負荷トルクDC成分の変化によりDC的に変化する。
トルク変動581のDC成分がプリント動作中に変化するので、上述したアシストトルク導出方法でプリント動作前に設定したトルク指令値522が一定のままだと、トルク変動581のDC変化量を打ち消すことができなくなる。
その結果、トルク変動581が感光ドラム100とITB108の接触面による摩擦トルクを上回るか、近づくと、感光ドラム100とITB108の従動駆動を維持できなくなる。
そこでプリントプロセス中の従動駆動状態の判別や、補正が安定した従動制御を実現させる方法について説明する。上述したように、従動駆動とは、感光ドラム100とITB108の表面速度が常時一致していることであるので、従動駆動状態を判別するためには感光ドラム100とITB108の表面速度の比較が必要となる。
そこでロータリエンコーダを用いた表面速度についてだが、ロータリエンコーダでの表面速度比較の問題は2点ある。まず一点目は検知速度の瞬時値による比較ができない点であり、2点目は検知速度の平均速度による比較ができない点である。
一般的にロータリエンコーダでは感光ドラム軸、ITB駆動ローラ軸70の角速度を検知している。
図12は、感光ドラム100の偏心、及びITB駆動ローラ110の偏心を説明するための図である。
また、図13(A)は、感光ドラム表面速度と感光ドラム軸角速度とを示し、図13(B)は、感光ドラム表面速度とITB速度との違いを示している。
図12に示されるように、偏心が存在する場合、図13(A)に示されるように、感光ドラム表面速度と感光ドラム軸角速度は瞬時的に異なる。これはITB駆動ローラ110に関しても同様であり、また感光ドラム100とITB駆動ローラ軸70の偏心は方向と量ともに定常的に異なる。各々で偏心の方向が異なると、各々の角速度の位相がずれ、また各々で偏心量が異なると、各々の角速度の振幅が変化する。
このように偏心があり、さらに感光ドラム100の表面の円周とITB駆動ローラ110の表面の円周とが異なる場合は、各々の角速度の周波数に違いが現れる。例えば図13(B)に示されるように、感光ドラム100とITB駆動ローラ110の表面速度が一定速度で一致している場合でも、感光ドラム100、及びITB駆動ローラ110の偏心方向、軸の偏心量、表面の円周の違いにより、検知される感光ドラム軸角速度、ITB駆動ローラ軸角速度にそれぞれの要因による検知速度変化が現れる。これらにより検知速度の瞬時値、平均速度による比較が容易に行えないことが分かる。
そこで本実施の形態に係るドラムロータリエンコーダ40での表面速度の比較方法は、感光ドラム100とITB108の各検知速度に対して周波数分析を行い、予め定められた周波数での速度変動成分を比較する方法である。
上述したように感光ドラム100とITB108は、各々が固有に含む軸の偏心等による所定周波数の固有速度変動成分をもっている。この固有速度変動成分は、例えばITBローラ軸の偏心に伴うもの、ギアの噛み合いによる回転むら等による所定周波数の固有速度変動成分がある。
従動駆動中は感光ドラム100とITB108の表面速度が常時一致しているので、ITB108をフィードバック制御で駆動させたときに生じる固有速度変動成分は、所定デューティ比で駆動する感光ドラム100にそのまま伝搬する。
ITB108に生じる固有速度変動成分はITB108が固有に持つ特定周波数での速度変動成分を表す。つまり特定周波数でのITB108速度変動成分と感光ドラム100速度変動成分を比較することが、各々の表面速度を比較することとなり、この比較結果により従動駆動状態か否かを判別することができる。
なお、各々の固有速度変動成分での比較に限らず、ITB108または感光ドラム100に作為的に特定周波数の速度変動成分を付加し、付加した特定周波数でのITB108と感光ドラム100との速度変動成分の比較結果により従動状態か否かを判別してもよい。
ここで特定周波数の速度変動成分の抽出方法としては、ITBロータリエンコーダ41で検知した速度変動成分を、所定周波数設定のローパスフィルタや、バンドパスフィルタを通して、特定周波数の速度変動成分を抽出する方法等があるが、特定周波数での速度変動成分を抽出することができるものであればよい。
感光ドラム100の表面位置検知は、表面位置検知部106に反射型光電センサを用いて行われる。
図13は、感光ドラム100の表面位置の検知方法を説明するための図である。
図13において、予め各感光ドラム100の表面には等間隔でマークパターンが描いている。このマークパターンは感光ドラム100の作像領域には描かれない。
反射型光電センサは、入射光の反射を光電センサが検出してマークパターンを検知する原理を用いているため、マークがある箇所と無い箇所でセンサ出力が切り替わる。そして、適切な電圧に閾値を設けてやることで、出力波形は矩形波となる。予め基準とする位置を決めておき、その基準から、矩形波の数をカウントすることで、感光ドラム100の表面位置を特定することができる。なお、表面位置は感光ドラム100のマークパターンの分解能で定まる精度で特定される。
プリント画像を描くための露光信号のタイミングは、図5に示したASIC60により制御されるため、表面位置検知の信号をASIC60に入力することで、感光ドラム100の表面位置に合わせて露光制御することにより、感光ドラム100には、位置ずれのない静電潜像を描くことが可能となる。
一般的に、画像形成装置は、メイン電源がオンされると、最初に調整モードと呼ばれる状態になる。調整モードでは、定着器113の定着ローラの温度調整、主走査傾き補正、色間補正等が行われている。そして、調整モードが終了して初めてプリント動作が可能な状態になる。
本実施の形態では、調整モードにアシストトルクを導出する処理を設けている。ここで、一般的な画像形成装置では、厚紙対応等からプロセス速度を複数備えているため、アシストトルクは、各プロセス速度に応じて導出しなければならない。
また、本実施の形態では、プリント動作時にはアシストトルクを修正する処理を設けている。
アシストトルクは、プリント動作と同様にプリントプロセスを行い、感光ドラム100の表面速度を測定することで導出される。ここで、表面速度の検出は、ドラムロータリエンコーダ40によって行われる。
感光ドラム100を回転駆動させるには、ドラムBLDCモータ30に電流を流す。ドラムモータドライバIC24は、PWM信号により、ドラムBLDCモータ30に流れる相電流を決定するドライバICを使用している。
上述したように、PWM信号のデューティ比によって、ドラムBLDCモータ30で発生するトルクの大きさが定まる。プリントプロセス中に発生させるアシストトルクは、感光ドラム100の表面速度が目標のプロセス速度となる大きさになるように、デューティ比を調整しなければならない。
図14は、CPU210により実行されるアシストトルク導出処理の手順を示すフローチャートである。
図14において、CPU210は、上位CPU10からアシストトルク導出開始信号を受信する(ステップS1111)。次いで、CPU210はプロセス速度を選択する(ステップS1121)。上述したように、複数のプロセス速度が存在するため、そのうちの1つを選択する。
次いで、CPU210は、デューティ比を増加させた場合の感光ドラム表面速度の平均値を測定してデューティ比を決定するデューティ比増加測定処理を実行する(ステップS1131)。このデューティ比増加測定処理で決定されたデューティ比を、CPU210はT2としてRAM23に記録する(ステップS1141)。
同様に、CPU210は、デューティ比を減少させた場合の感光ドラム表面速度の平均値を測定してデューティ比を決定するデューティ比減少測定処理を実行する(ステップS1151)。このデューティ比増加測定処理で決定されたデューティ比を、CPU210はT1としてRAM23に記録する(ステップS1161)。
そして、CPU210は、(T1+T2)/2をRAM23に記録して(ステップS1171)、本処理を終了する。上述したステップS1121〜ステップS1171の処理は、全てのプロセス速度に対して実行される。従って、各々のプロセス速度に対応した(T1+T2)/2が得られる。
また、上述したように作像時のトルク変動の平均値が最適なアシストトルクであり、それは中央値とは限らないので、正の重み係数αを乗じて、(αT1+T2)/2、または(T1+αT2)/2としてもよい。
図15は、図14におけるデューティ比増加測定処理の手順を示すフローチャートである。
図15において、CPU210は、予め定められたデューティ比を、ドラムモータドライバIC24に入力し、ドラムBLDCモータ30を駆動させることで感光ドラム100を駆動する(ステップS3111)。このとき、ITB108の表面速度が設定したプロセス速度となるように速度制御され、アシストトルク導出中はこの状態が保持されている。また、上記予め定められたデューティ比は、RAM23またはRAM23に記憶されていない場合にはROM220から取得する。
次いで、CPU210は、感光ドラム100の表面速度が安定する所定の期間(たとえば、0.2秒)待機する(ステップS3121)。そして、CPU210は、感光ドラム表面速度をサンプリングし、平均値を求める(ステップS3131)。具体的には、感光ドラム表面速度を所定の間隔(たとえば、10ミリ秒毎)で10点サンプリングし、平均値を求める。
次いで、CPU210は感光ドラム表面速度の平均値が目標速度×1.03を超えたか否か判別する(ステップS3141)。この1.03は例であり、各種実験等により適宜定められる。また、目標速度は実際のITB108の表面速度の平均値としてもよい。
ステップS3141の判別の結果、平均値が目標速度×1.03以下のときは(ステップS3141でNO)、CPU210は現在のデューティ比に1%を加えたデューティ比を新たなデューティ比とし(ステップS3151)、ステップS3121に戻る。すなわち、デューティ比を増加させて再びサンプリングすることとなる。
一方、ステップS3141の判別の結果、平均値が目標速度×1.03を超えたときは(ステップS3141でYES)、CPU210は本処理を終了する。この処理により決定されたデューティ比が、上記T2として記憶される。
図16は、図14におけるデューティ比減少測定処理の手順を示すフローチャートである。
図16において、CPU210は、予め定められたデューティ比を、ドラムモータドライバIC24に入力し、ドラムBLDCモータ30を駆動させることで感光ドラム100を駆動する(ステップS3611)。このとき、ITB108の表面速度が設定したプロセス速度となるように速度制御され、アシストトルク導出中はこの状態が保持されている。また、上記予め定められたデューティ比は、RAM23か、RAM23に記憶されていない場合にはROM220から取得する。
次いで、CPU210は、感光ドラム100の表面速度が安定する所定の期間(たとえば、0.2秒)待機する(ステップS3621)。そして、CPU210は、感光ドラム表面速度をサンプリングし、平均値を求める(ステップS3631)。具体的には、感光ドラム表面速度を所定の間隔(たとえば、10ミリ秒毎)で10点サンプリングし、平均値を求める。
次いで、CPU210は感光ドラム表面速度の平均値が目標速度×0.97未満か否か判別する(ステップS3641)。この0.97は例であり、各種実験等により適宜定められる。また、目標速度は実際のITB108の表面速度の平均値としてもよい。
ステップS3641の判別の結果、平均値が目標速度×0.97以上のときは(ステップS3641でNO)、CPU210は現在のデューティ比から1%を減少させたデューティ比を新たなデューティ比とし(ステップS3651)、ステップS3621に戻る。すなわち、デューティ比を減少させて再びサンプリングすることとなる。
一方、ステップS3641の判別の結果、平均値が目標速度×0.97未満ときは(ステップS3641でYES)、CPU210は本処理を終了する。この処理により決定されたデューティ比が、上記T1として記憶される。
図17(A)(B)は、図14におけるアシストトルク導出処理によって得られるトルク指令値を説明するための図である。
図17のグラフでは、縦軸が感光ドラム表面速度を示し、横軸がトルク指令値を示している。
図17(A)は、デューティ比増加測定処理、デューティ比減少測定処理において得られるT1、T2を示している。図17では、上述した例で用いられた目標速度の±3%のときのトルク指令値を示している。
図17(B)では、ステップS1171でRAM23に記憶された(T1+T2)/2(=T)が示されている。
図18は、CPU210により実行されるアシストトルク修正処理の手順を示すフローチャートである。
図18におけるアシストトルク修正処理は、プリントプロセス中に、感光ドラム100、ITB108の表面速度の比較をすることで行われる。
CPU210はITB108の特定周波数fitbにおける速度変動成分Vitbを抽出する(ステップS4111)。CPU210は感光ドラム100の特定周波数における速度変動成分Vdrmを抽出する(ステップS4121)。
上記fitbとは、ITB108が固有に持つ特定周波数での速度変動成分の周波数、または、ITB108に作為的に付加した特定周波数速度変動成分の周波数である。
特定周波数の速度変動成分の抽出方法としては、ITBロータリエンコーダ41で検知した速度変動成分を、所定周波数設定のローパスフィルタや、バンドパスフィルタを通して、特定周波数の速度変動成分を抽出する等があるが、特定周波数での速度変動成分を抽出することができるものであればよい。
従って上記ステップS4111,4121は、像担持体の固有の特定周波数成分における像担持体速度変動成分、及び前記中間転写体の固有の特定周波数成分における中間転写体速度変動成分を抽出する抽出手段に対応する。
次いで、CPU210は特定周波数でのITB108と感光ドラム100の速度変動成分の差分Vdiff=Vitb−Vdrmを求める(ステップS4131)。
そして、Vdiffの絶対値が0.015mm未満か否か判別する(ステップS4141)。ここでは、特定周波数におけるITB108と感光ドラム100の速度変動成分の差分が、特定周波数でのITBの基本速度変動成分の20%以内に収まるか否かを判別している。つまり従動駆動が正常に動作していてITB108と感光ドラム100の表面速度が一致しているとき、アシストトルクとなるデューティ比はそのままで修正はしない。
ステップS4141の判別の結果、Vdiffの絶対値が0.015mm未満ではないときは(ステップS4141でNO)、Vdiffの絶対値がVdiff_preの絶対値より大きいか否か判別する(ステップS4151)。Vdiff_preとは、前のVdiffの値である。
ステップS4151の判別の結果、Vdiffの絶対値がVdiff_preの絶対値より大きいときは(ステップS4151でYES)、現在のデューティ比に−ΔDutyを加え、その加えた値と、−ΔDutyとをRAM23に記憶する(ステップS4161)。そして、ステップS4181に進む。
上記ΔDutyは、前回のアシストトルク修正処理のステップS4161,4171でデューティ比に与えた変化量であり、RAM23に記録されている。なお、RAM23に記憶されていないアシストトルク修正シーケンス一回目では、後述するプリント動作処理で初期設定される値となる。
なお、Vdiffの絶対値がVdiff_preの絶対値より大きいことは、前よりも差が大きくなっていることを示している。
一方、ステップS4151の判別の結果、Vdiffの絶対値がVdiff_preの絶対値より小さいときは(ステップS4151でNO)、現在のデューティ比にΔDutyを加え、その加えた値と、ΔDutyとをRAM23に記憶する(ステップS4171)。
次いで、現在のVdiffをVdiff_preに代入し(ステップS4181)、本処理を終了する。
ステップS4141に戻り、ステップS4141の判別の結果、Vdiffの絶対値が0.015mm未満のときは(ステップS4141でYES)、従動駆動しているので、Δdutyに1(%)を代入し(ステップS4201)、RAM23に記録する。次いで、Vdiff_pre=0(mm/s)を代入し(ステップS4202)、RAM23に記録して本処理を終了する。上記1(%)及び0(mm/s)はROM220に記憶されているので、ROM220から取得する。
このように、前回よりも差の絶対値が小さくなっているときには、現在のデューティ比にΔDutyを加え、前回よりも差の絶対値が大きくなっているときには、現在のデューティ比に−ΔDutyを加えるようになっている。
このように、抽出された像担持体速度変動成分と中間転写体速度変動成分との差が予め定められた範囲内(|Vdiff|<0.015)に含まれるように像担持体駆動手段が発生するトルクを制御する。より詳細には、像担持体駆動手段にトルク指令値を変更するたびに、像担持体速度変動成分と中間転写体速度変動成分との差を取得し、新たに取得した差の絶対値|Vdiff|が1つ前に取得した差の絶対値|Vdiff_pre|よりも大きい場合に、像担持体駆動手段が発生するトルクを小さくするように制御し、新たに取得した差の絶対値|Vdiff|が1つ前に取得した差の絶対値以下(|Vdiff_pre|以下)の場合に、像担持体駆動手段が発生するトルクを大きくするように制御する。なお、予め定められた範囲として|Vdiff|<0.015が用いられているが、0.015は一例であり、画像形成装置の構成や実験等により適宜定められる。このように制御することにより、像担持体と中間転写体との従動駆動を維持することが可能となる。
図19は、CPU210により実行されるプリント処理の手順を示すフローチャートである。
図19において、ユーザーインターフェースや、外部のPCからのプリント指令が上位CPU10に入力されると、CPU210は、上位CPU10から、感光ドラム100、及びITB108の駆動指令信号を受信する(ステップS2111)。ここでの駆動指令信号は、プロセス速度、駆動オン信号等である。
次いで、CPU210はデューティ比をRAM23またはRAM23に記憶されていない場合にはROM220から取得する(ステップS2121)。ここでは、アシストトルク修正処理で得られたデューティ比か、メイン電源がオンになってから行われた調整モードにおいてアシストトルク導出処理で得られたデューティ比が取得される。
次いで、Vdiff_preに0(mm/s)を代入し、Δduty=1(%)を代入し(ステップS2131)、RAM23に記録する。上記1(%)及び0(mm/s)はROM220に記憶されているので、ROM220から取得する。
そして、CPU210はドラムモータドライバIC24へ駆動オン信号、固定PWM信号を出力し、ステップS2121で取得したデューティ比で感光ドラム100を駆動する(ステップS2141)。このとき、ITB108は、ITBロータリエンコーダ41による速度フィードバック制御により駆動される。
CPU210は、上位CPU10から停止信号を受信したか否か判別する(ステップS2151)。ステップS2151の判別の結果、停止信号を受信しなかったときは(ステップS2151でNO)、上述したアシストトルク修正処理を行い(ステップS2161)、修正されたデューティ比を取得して(ステップS2171)、このデューティ比で駆動させ、ステップS2151に戻る。
一方、ステップS2151の判別の結果、停止信号を受信したときは(ステップS2151でYES)、CPU210は感光ドラム100、及びITB108を停止して(ステップS2181)、本処理を終了する。
図20は、CPU210により実行されるエラー検知処理の手順を示すフローチャートである。
図20において、CPU210はITB108の特定周波数fitbにおける速度変動成分Vitbを抽出する(ステップS5111)。CPU210は感光ドラム100の特定周波数における速度変動成分Vdrmを抽出する(ステップS5121)。
次いで、CPU210は特定周波数でのITB108と感光ドラム100の速度変動成分の差分Vdiff=Vitb−Vdrmを求める(ステップS5131)。
そして、Vdiffの絶対値が0.03mm未満か否か判別する(ステップS5141)。ここでは、特定周波数におけるITB108と感光ドラム100の速度変動成分の差分が、特定周波数でのITBの基本速度変動成分の40%以内に収まるか否かを判別している。
ステップS5141の判別の結果、Vdiffの絶対値が0.03mm未満のときは(ステップS5141でYES)、本処理を終了する。一方、ステップS5141の判別の結果、Vdiffの絶対値が0.03mm未満ではないときは(ステップS5141でNO)、従動駆動をしていないと判別して従動駆動エラーフラグをオンとすることでエラーが発生していることを示し、本処理を終了する。
従動駆動エラーフラグがオンの場合はプリント動作を停止し、再度アシストトルク導出処理を行うようにしてもよい。
このように、制御手段は、取得した差が他の予め定められた範囲(|Vdiff|<0.03)に含まれない場合には、従動駆動していないと判別する。
以上説明した実施の形態では、図1に示した4つの感光ドラム100を備えた画像形成装置を用いたが、1つの感光ドラムを備えた画像形成装置にも適用可能である。
図21は、1つの感光ドラムを備えた画像形成装置600の概略構成を示す図である。
図21に示される画像形成装置600は、感光ドラムが1つとなっている以外は図1で説明した画像形成装置と同じ構成となっている。また、感光ドラム100K、ITB108の駆動構成も同様である。
しかし、画像形成装置600においては、ITB108を感光ドラム100Kに従動駆動させる点が異なる。
画像形成装置600では、ITB駆動ローラ110に発生している負荷の定常成分を打ち消すアシストトルクをITBBLDCモータ33に発生させる。アシストトルクの修正方法は、図18のアシストトルク修正処理において、感光ドラム100とITB108を入れ替えた処理で実現される。
プリント動作時は、ITB108が所定のデューティ比で最適なアシストトルクにより駆動され、感光ドラム100がドラムロータリエンコーダ40からの速度検知信号による速度フィードバック制御で駆動される。これにより、感光ドラム100がITB108に従動駆動することとなる。
従って、図3における上記ITBBLDCモータ33、ITB駆動回路27、及びITBモータドライバIC26はITB108が従動駆動するための補助的なトルクを発生することによりITB108を駆動する中間転写体駆動手段に対応する。また、制御器20は、中間転写体駆動手段にトルク指令値を出力して中間転写体駆動手段が発生するトルクを制御可能となっている。
なお、以上説明した画像形成装置600での駆動方法は、1つの感光ドラムであるときに実現可能となる。
以上説明した実施の形態に示されるように、感光ドラム100とITB108の従動駆動状態を判別して、補正することで、感光ドラム100とITB108の表面速度を常時同一にすることができるので、従動駆動が維持される。その結果、表面位置同期露光との組み合わせにより、色ずれ、バンディングといった画像不良を改善することができる。
1,600 画像形成装置
10 上位CPU
23 RAM
24 ドラムモータドライバIC
25 ドラムモータ駆動回路
26 ITBモータドライバIC
30 ドラムBLDCモータ
31 ドラム回転位置検出部
32 ドラムモータ軸ギヤ
33 ITBBLDCモータ
40 ドラムロータリエンコーダ
41 ITBロータリエンコーダ
51 ドラム減速ギヤ
71 ITB減速ギヤ
100 感光ドラム
106 表面位置検知部
108 ITB
110 ITB駆動ローラ
210 CPU
220 ROM
10 上位CPU
23 RAM
24 ドラムモータドライバIC
25 ドラムモータ駆動回路
26 ITBモータドライバIC
30 ドラムBLDCモータ
31 ドラム回転位置検出部
32 ドラムモータ軸ギヤ
33 ITBBLDCモータ
40 ドラムロータリエンコーダ
41 ITBロータリエンコーダ
51 ドラム減速ギヤ
71 ITB減速ギヤ
100 感光ドラム
106 表面位置検知部
108 ITB
110 ITB駆動ローラ
210 CPU
220 ROM
Claims (5)
- 回転可能に構成され、表面にトナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体に当接して当該像担持体を従動駆動して回転させるとともに、前記トナー像が前記像担持体から転写される中間転写体と、
前記像担持体を従動駆動するための補助的なトルクを発生することにより前記像担持体を駆動する像担持体駆動手段と、
前記像担持体の固有の特定周波数成分における像担持体速度変動成分、及び前記中間転写体の固有の特定周波数成分における中間転写体速度変動成分を抽出する抽出手段と、
前記像担持体駆動手段にトルク指令値を出力して、前記像担持体駆動手段が発生するトルクを制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記抽出手段により抽出された前記像担持体速度変動成分と前記中間転写体速度変動成分との差が予め定められた範囲内に含まれるように、前記像担持体駆動手段が発生するトルクを制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記像担持体駆動手段へのトルク指令値を変更するたびに、前記像担持体速度変動成分と前記中間転写体速度変動成分との差を取得し、新たに取得した差の絶対値が1つ前に取得した差の絶対値よりも大きい場合に、前記像担持体駆動手段が発生するトルクを小さくするように制御し、新たに取得した差の絶対値が1つ前に取得した差の絶対値以下の場合に、前記像担持体駆動手段が発生するトルクを大きくするように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 回転可能に構成され、表面にトナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体に当接して当該像担持体の回転により従動駆動するとともに、前記トナー像が前記像担持体から転写される中間転写体と、
前記中間転写体が従動駆動するための補助的なトルクを発生することにより前記中間転写体を駆動する中間転写体駆動手段と、
前記像担持体の固有の特定周波数成分における像担持体速度変動成分、及び前記中間転写体の固有の特定周波数成分における中間転写体速度変動成分を抽出する抽出手段と、
前記中間転写体駆動手段にトルク指令値を出力して、前記中間転写体駆動手段が発生するトルクを制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記抽出手段により抽出された前記像担持体速度変動成分と前記中間転写体速度変動成分との差が予め定められた範囲内に含まれるように、前記中間転写体駆動手段が発生するトルクを制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記中間転写体駆動手段へのトルク指令値を変更するたびに、前記像担持体速度変動成分と前記中間転写体速度変動成分との差を取得し、新たに取得した差の絶対値が1つ前に取得した差の絶対値よりも大きい場合に、前記中間転写体駆動手段が発生するトルクを小さくするように制御し、新たに取得した差の絶対値が1つ前に取得した差の絶対値以下の場合に、前記中間転写体駆動手段が発生するトルクを大きくするように制御することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、取得した差が他の予め定められた範囲に含まれない場合には、従動駆動していないと判別することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019086706A (ja) * | 2017-11-09 | 2019-06-06 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
| JP7035463B2 (ja) | 2017-11-09 | 2022-03-15 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20140169812A1 (en) | 2014-06-19 |
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