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JP2014115540A - 光周波数多重装置及び偏光制御方法 - Google Patents

光周波数多重装置及び偏光制御方法 Download PDF

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JP2014115540A JP2012270737A JP2012270737A JP2014115540A JP 2014115540 A JP2014115540 A JP 2014115540A JP 2012270737 A JP2012270737 A JP 2012270737A JP 2012270737 A JP2012270737 A JP 2012270737A JP 2014115540 A JP2014115540 A JP 2014115540A
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Abstract

【課題】XPMの偏光依存性による変調成分の強度低下を低減できる光周波数多重装置及び偏光制御方法を提供する。
【解決手段】全光変調器1は、特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波する方向性結合部を有する。更に、全光変調器1は、合波された信号光で搬送光を相互位相変調して搬送光に信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成する非線形媒質を有する。更に、全光変調器1は、光周波数多重信号の任意の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度に基づき、変調成分の強度が最大値となる方向に、信号光の偏光状態を制御する偏光制御部を制御する監視制御部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光周波数多重装置及び偏光制御方法に関する。
将来の光ネットワークに於いては、光ネットワーク中の各中継ノードや端局装置、或いは伝送路の途中等からでも光信号を多重化できる技術が必要となってくる。その一つの有力な技術として、光周波数多重技術が知られている。光周波数多重技術は、異なるサブキャリア周波数の情報信号を全光学的に1波長の搬送光に光周波数多重して伝送する方式である。
一般的な信号多重技術を分類した場合には、光信号(O)を一旦電気信号(E)に変換し、電気信号で信号多重し、その電気信号を光信号(O)に再度変換することで信号多重を実現するO/E/O方式がある。また、電気信号への光電変換を伴わない全光学的な信号多重方式がある。
O/E/O方式では、例えば、時間多重、位相多重や周波数多重等の多重方式を採用できるが、多重する信号が増えるに連れて処理時間も長く、しかも、多重ノードが増えるに連れて下流側のデバイスに負荷が集中してしまう。更に、電気信号処理を用いるため、エネルギ効率が悪く、しかも、処理速度に限界があり、現状では数十GHzが上限となる。
一方、全光学的な信号多重方式としては、例えば、波長多重方式が知られている。波長多重方式では、異なる波長の複数本の搬送光に対してそれぞれベースバンド変調を行い、光合分波フィルタにより多重・分離を行う。従って、狭い波長(周波数)間隔で多重する際には、光源の発振波長の安定度に大きく依存するため、送信局及び波長分波器において非常に高精度な波長制御が必要となる。このため、狭い波長(周波数)間隔での多重が困難である。
そこで、近年では、全光学的な信号多重方式として、光周波数多重技術が知られている。光周波数技術では、電気信号の処理速度限界を大きく上回る、全光学的な光変調器を使用した信号多重を行う。そして、合分波フィルタを用いた信号分離を行う必要がなく、1台のO/E変換器と一般的な狭帯域RFフィルタを用いることで多重された信号の電気的な分離が可能である。このため、多重された各信号に割り当てるO/E変換器の台数を大幅に減らし、尚且つ、広帯域に渡って高密度な信号の多重/分離が可能となる。
光周波数多重技術では、全光学的な信号多重において光周波数多重を行う場合、伝送路の途中、若しくはノードの途中で光変調器を使用する。光周波数多重技術で用いる光変調器は、例えば、ニオブ酸リチウム光変調器(LNbO3変調器)や電界吸収型光変調器(Electro Absorption変調器)等が挙げられるが、挿入損失や偏光依存性が大きなデバイスである。しかも、光変調器は、電気信号で変調するため、その処理速度に限界がある。
そこで、非線形媒質を使用して搬送光と信号光との相互位相変調(XPM:Cross Phase Modulation)を用いる全光学的な光変調器が知られている。非線形媒質の相互位相変調効果を採用した方式では、非線形光学効果を用いているため、フェムト秒オーダーの応答速度での処理が可能であるため、電気処理に比べて処理速度が非常に速い。しかも、非線形媒質として、光ファイバを使用するため、挿入損失が小さく、伝送路との結合性も良いという利点がある。
国際公開第2011/052075号 特開2011−215603号公報
しかしながら、非線形媒質を使用した全光学的な光変調器でも偏光依存性がある。理想的な偏光状態とは、搬送光の偏光状態と信号光の偏光状態とが平行な状態であり、相互位相変調による位相シフト量が最も高くなる。一方、最悪の偏光状態とは、搬送光の偏光状態と信号光の偏光状態とが直交している状態であり、理想的な状態に比べて、相互位相変調による位相シフト量が最大値から1/3、例えば、4.8dB低下する。このような光変調器を用いて多地点から信号多重を行った場合には、多重された信号間のレベル差が最大4.8dB発生する。つまり、相互位相変調を用いた全光学的な光変調器は、信号光及び搬送光の偏光状態に大きく依存すると言える。
偏光依存性を解消する方法として、偏波ダイバーシティ構成を採用する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、偏光依存性を解消できる一方で、部品点数が増加してコスト高を招くばかりでなく、挿入損失の増大も招く。
一つの側面では、相互位相変調を用いた全光学的な光変調器の偏光依存性を低減できる光周波数多重装置及び偏光制御方法を提供することを目的とする。
一つの案では、特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、信号光で搬送光を相互位相変調して搬送光に信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する非線形媒質を有する。更に、光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度に基づき、変調成分の強度が最大値となる方向に、信号光の偏光状態を制御する制御部を有する。
開示の態様では、相互位相変調を用いた全光学的な光変調器の偏光依存性を低減できる。
図1は、実施例1の全光変調器の一例を示す説明図である。 図2は、ポンプ光偏波(水平直線偏波)及びプローブ光偏波(水平直線偏波→垂直直線偏波)をポアンカレ球上に3次元表現した説明図である。 図3は、図2に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる位相シフト量の計算結果の一例を示す説明図である。 図4は、ポンプ光偏波(右回り円偏波)及びプローブ光偏波(水平直線偏波→垂直直線偏波)をポアンカレ球上に3次元表現した説明図である。 図5は、図4に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる位相変調量の計算結果の一例を示す説明図である。 図6は、ポンプ光偏波(水平直線偏波)及びプローブ光偏波(可変)をポアンカレ球上に3次元表現した説明図である。 図7は、図6に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる変調成分の強度を実測した結果の一例を示す説明図である。 図8は、ポンプ光偏波(右回り円偏波)及びプローブ光偏波(可変)をポアンカレ球上に3次元表現した説明図である。 図9は、図8に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる変調成分の強度を実測した結果の一例を示す説明図である。 図10は、実施例2の全光変調器の一例を示す説明図である。 図11は、監視制御部の一例を示す説明図である。 図12は、実施例3の光ネットワークの一例を示す説明図である。 図13は、受信装置の一例を示す説明図である。 図14は、実施例4の全光変調器の一例を示す説明図である。 図15は、監視制御部の一例を示す説明図である。 図16は、偏光モニタで用いるストークス・パラメータ算出方式の一例を示す説明図である。 図17は、実施例5の光ネットワークの一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する光周波数多重装置及び偏光制御方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の全光変調器の一例を示す説明図である。図1に示す全光変調器1は、光伝送路2と接続し、方向性結合部11と、非線形媒質12と、光フィルタ13と、光分岐部14と、監視制御部15と、発振器16と、ミキサ17と、信号光光源18と、偏光制御部19とを有する。
発振器16は、所望周波数を発振可能とし、特定周波数である、例えば、RF周波数のキャリア信号fiを発振して出力する。尚、特定周波数は、情報信号であるベースバンド信号Bi毎に割当てられるものとする。ベースバンド信号Biは、伝送すべき情報自体である。ミキサ17は、発振器16からのキャリア信号fiと、ベースバンド信号Biとが入力されると、キャリア信号fiをベースバンド信号Biで変調してサブキャリア変調信号を生成する。更に、ミキサ17は、生成されたサブキャリア変調信号を信号光光源18に出力する。信号光光源18は、サブキャリア変調された中心波長λsの信号光を出力する。偏光制御部19は、監視制御部15からの制御信号に応じて信号光λsの偏光状態を制御する。
更に、方向性結合部11は、光伝送路2から伝送される搬送光λcと、信号光λsとを合波する。尚、搬送光λcは、例えば、CW(Continuous Wave)光等である。非線形媒質12は、例えば、光ファイバに相当し、搬送光λcを信号光λsで相互位相変調して搬送光λcに信号光λsの情報を周波数多重して光周波数多重信号を生成して出力する。
光フィルタ13は、非線形媒質12から出力される信号光λsを除去し、搬送光λcおよび光周波数多重信号を抽出する。光分岐部14は、抽出された搬送光および光周波数多重信号を光伝送路2に伝送すると共に、その一部を光分岐して監視制御部15へ出力する。監視制御部15は、光分岐された搬送光および光周波数多重信号の一部から光周波数多重された信号の変調成分の強度を監視する。更に、監視制御部15は、監視結果に基づき、信号光の偏光状態を制御すべく、偏光制御部19を制御する。
では、ここで、非線形媒質12の相互位相変調について説明する。相互位相変調は、例えば、搬送光等のプローブ光及び、例えば、信号光等のポンプ光が非線形媒質12に入力された場合に、非線形媒質12の中でポンプ光の強度に応じた屈折率変化が生じ、プローブ光の位相が変調されるという効果である。
プローブ光の強度Ppro、ポンプ光の強度Ppum、非線形媒質12の長さL、非線形媒質12の非線形係数γとし、ポンプ光及びプローブ光の偏光状態の条件を同一とする。非線形位相シフト量φNLは、φNL=φSPM+φXPM=γPproL+2γPpumLで表わすことができる。
右辺第1項の「γPproL」は、プローブ光自身の光強度による非線形位相シフト量φSPMであり、自己位相変調(SPM:Self Phase Modulation)に起因したものである。また、右辺第2項の「2γPpumL」は、ポンプ光による相互位相変調(XPM)に起因した非線形位相シフト量φXPMであり、ポンプ光の強度とファイバ長との積の2倍に比例する。
また、プローブ光の偏光状態とポンプ光の偏光状態とが直交状態にある場合には、非線形位相シフト量φNLは、φNL=φSPM+φXPM=γPproL+2γPpumL/3で表わすことができる。つまり、非線形位相シフト量φXPMは、2γPpumL/3となるため、最大値である「2γPpumL」の1/3、すなわち最大値から4.8dB低下する。
図2は、ポンプ光偏波(水平直線偏波)及びプローブ光偏波(水平直線偏波→垂直直線偏波)をポアンカレ球上に3次元表現した説明図であり、図3は、図2に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる位相シフト量の計算結果の一例を示す説明図である。図2の(A)に示すポアンカレ球では、ポンプ光の偏光状態が水平直線偏波を示している。図2の(B)に示すポアンカレ球では、プローブ光の偏光状態が直線偏波状態を保ちながら、水平直線偏波からポアンカレ球上の赤道に沿って90度回転して垂直直線偏波を示している。XPMによる位相シフト量は、例えば、ポンプ光の偏光状態を固定とした場合、プローブ光の回転操作に応じて変化する。図3の(A)に示す横軸は、プローブ光の偏光状態の回転角度θを示しており、偏光状態をジョーンズベクトルによる2次元表示した際には、図3の(B)のような角度関係になる。縦軸は、XPMによる位相シフト量を最大値で規格化した計算結果を示している。回転角度θが0度で、ポンプ光及びプローブ光の偏光状態が同じ、すなわち、ポンプ光及びプローブ光間の相対角度が0度の場合、XPMによる位相シフト量は、最大値“0”dBとなる。また、図3の(B)に示すように、プローブ光の回転角度θの変化に応じたXPMによる位相シフト量を計算した結果によると、プローブ光の偏光状態とポンプ光の偏光状態との間の相対角度が大きくなるに連れて、XPMによる位相シフト量が低下する。回転角度θが45度の場合、XPMによる位相シフト量は、最大値から1.8dB低下する。更に、回転角度θが90度の場合、最大値から4.8dB低下する。
図4は、ポンプ光偏波(右回り円偏波)及びプローブ光偏波(水平直線偏波→垂直直線偏波)をポアンカレ球上に3次元表現した説明図であり、図5は、図4に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる位相シフト量の計算結果の一例を示す説明図である。図4の(A)に示すポアンカレ球では、ポンプ光の偏光状態が右回り円偏波を示している。図4の(B)に示すポアンカレ球では、プローブ光の偏光状態が直線偏波を保ちながら水平直線偏波からポアンカレ球上の赤道に沿って90度回転して垂直直線偏波を示している。この際、ポンプ光の偏光状態が円偏波であるため、図5の(B)に示すように相対的な角度関係は、保持される。図5の(A)では、プローブ光の偏光状態を水平直線偏波から垂直直線偏波へ回転したとしても、相対的な角度関係が一定のため、XPMによる位相シフト量の計算結果は最大値から1.8dB低下のまま一定値となる。
図6乃至図9は、プローブ光の偏光状態の回転操作に応じたXPMによる位相変調量を反映した変調成分の強度を実測した結果を示すものである。図6は、ポンプ光偏波(水平直線偏波)及びプローブ光偏波(可変)をポアンカレ球上に三次元表現した説明図、図7は、図6に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる変調成分の強度を実測した結果の一例を示す説明図である。図6の(A)に示すポアンカレ球では、ポンプ光の偏光状態が水平直線偏波を示している。図6の(B)に示すポアンカレ球では、ポンプ光の偏光状態と各相対角度にあるプローブ光の偏光状態が水平直線偏波からポアンカレ球上の赤道に沿って回転する操作を行った場合を示している。尚、相対角度は、赤道上のポンプ光の偏光状態から赤道に沿って、例えば、0度、15度、30度、45度、60度、75度及び90度の7種類を例示した。
図7では、プローブ光の偏光状態とポンプ光の偏光状態との間の相対角度が0度、15度、30度や45度の場合、XPMによる変調成分の強度は、最大値から1.8dB以下に低下している実測結果を得た。これに対して、相対角度が60度、75度や90度の場合、XPMによる変調成分の強度は、最大値から1.8dBを超えて最大4.8dBまで低下している実測結果を得た。
図8は、ポンプ光偏波(右回り円偏波)及びプローブ光偏波(可変)をポアンカレ球上に三次元表現した説明図、図9は、図8に示す例でのプローブ光の回転角度に応じたXPMによる変調成分の強度を実測した結果の一例を示す説明図である。図8の(A)に示すポアンカレ球では、ポンプ光の偏光状態が右回り円偏波を示している。図8の(B)に示すポアンカレ球では、各相対角度にあるプローブ光の偏光状態がポアンカレ球上の緯線に沿って回転する操作を行った場合を示している。尚、相対角度は、北極上のポンプ光の偏光状態から経線に沿って、例えば、0度、15度、30度、45度、60度、75度及び90度の7種類を例示した。図9では、プローブ光の偏光状態とポンプ光の偏光状態との間の相対角度が0度、15度、30度や45度の場合、XPMによる変調成分の強度は、最大値から約1.8dB以下に低下している実測結果を得た。これに対して、相対角度が60度、75度や90度の場合、XPMによる変調成分の強度は、最大値から1.8dBを超えて最大4.8dBまで低下している実測結果を得た。
その結果、プローブ光及びポンプ光の偏光状態の相対角度が45度以内、言い換えると、ポアンカレ球の同一半球内にプローブ光及びポンプ光の偏光状態がある場合、XPMによる変調成分の強度低下は、1.8dB以内に抑制できることが解る。
そこで、このような結果を踏まえて、前述した実施例1の全光変調器1について説明する。前述したプローブ光は、例えば、搬送光に相当し、ポンプ光は、例えば、信号光に相当する。搬送光は、光ファイバ等の光伝送路2上を伝搬するため、例えば、光伝送路2の振動や温度等の環境変化で偏光状態が揺らぐ。全光変調器1は、偏光状態が揺らいだ状態で搬送光が入力されるため、非線形媒質12のXPMによって光周波数多重された変調成分の強度が最大4.8dB低下してしまう。
そこで、全光変調器1内の監視制御部15は、光周波数多重信号の変調成分の強度を監視する。更に、監視制御部15は、変調成分の強度の最大値から1.8dBを超えて低下した場合に、変調成分の強度の最大値が1.8dBを超えて低下しないように、信号光の偏光状態を制御すべく、偏光制御部19を制御する。尚、変調成分の強度の最大値が1.8dBを超えて低下した場合とは、ポワンカレ球で表現すると、信号光の偏光状態が搬送光の偏光状態と異なる半球上にある。偏光制御部19は、信号光の偏光状態が搬送光の偏光状態と同一半球上に位置するように、信号光の偏光状態を90度変換する。そして、偏光制御部19は、偏光状態が90度変換された信号光を方向性結合部11に入力する。
その結果、信号光及び搬送光の偏光状態は、同一半球内に位置する、すなわち信号光及び搬送光の相対角度が45度以内であるため、非線形媒質12内のXPMによる光周波数多重された信号の変調成分の強度の低下が1.8dB以内に抑制できる。また、監視制御部15は、光周波数多重信号を分岐する光分岐部14が1台であるため、その挿入損失も抑制できる。
実施例1の全光変調器1は、光周波数多重信号の変調成分の強度を監視し、その強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換する。その結果、XPMの偏光依存性による変調成分の強度低下を低減できる。
また、全光変調器1は、信号光及び搬送光の偏光状態を監視し、信号光の偏光状態が搬送光の偏光状態と異なる半球上にある場合、信号光の偏光状態が搬送光の偏光状態と同一半球上に位置するように、信号光の偏光状態を90度回転する。その結果、XPMの偏光依存性による光周波数多重された信号の変調成分の強度低下を低減できる。
尚、上記実施例1の全光変調器1の監視制御部15では、光周波数多重信号の変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換した。しかし、偏光の回転を行う閾値は、最大値から1.8dBを超えた時点に限定するわけではなく、最大値から1.8dBを超えて4.8dBまで低下する範囲の任意の時点に閾値を設定し、信号光の偏光状態を90度変換するようにしても良い。
図10は、実施例2の全光変調器の一例を示す説明図である。尚、図1に示す全光変調器1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図10に示す全光変調器1Aは、光カプラ11Aと、非線形媒質12Aと、光フィルタ13Aと、光カプラ14Aと、監視制御部15Aと、発振器16Aと、ミキサ17Aと、信号光光源18Aと、偏光制御部19Aとを有する。
発振器16Aは、特定周波数、例えば、RF周波数のキャリア信号fiを発振して出力する。ミキサ17Aは、発振器16Aからのキャリア信号fiと、ベースバンド信号Biとが入力されると、キャリア信号fiをベースバンド信号Biで変調してサブキャリア変調信号を生成する。更に、ミキサ17Aは、生成されたサブキャリア変調信号を信号光光源18Aに出力する。信号光光源18Aは、サブキャリア変調された中心波長λsの信号光を出力する。偏光制御部19Aは、監視制御部15Aからの制御信号に応じて信号光λsの偏光状態を制御する。
更に、光カプラ11Aは、光伝送路2から伝送される搬送光λcと、信号光λsとを合波する。非線形媒質12Aは、例えば、高非線形ファイバに相当し、搬送光λcを信号光λsで相互位相変調して搬送光λcに信号光λsの情報を周波数多重して光周波数多重信号を生成して出力する。
光フィルタ13Aは、非線形媒質12Aから出力される搬送光λcおよび光周波数多重された信号を抽出する。光カプラ14Aは、抽出された搬送光および光周波数多重信号を光伝送路2に伝送すると共に、その一部を光分岐して監視制御部15Aへ出力する。監視制御部15Aは、光分岐された搬送光および光周波数多重信号の一部から光周波数多重された信号の変調成分の強度を監視する。更に、監視制御部15Aは、監視結果に基づき、信号光の偏光状態を制御すべく、偏光制御部19Aを制御する。
図11は、監視制御部15Aの一例を示す説明図である。図11に示す監視制御部15Aは、位相強度変換回路21と、フォトディテクタ22と、RFフィルタ23と、ディテクタ24と、A/D変換回路25と、メモリ26と、演算回路27と、ドライバ回路28とを有する。尚、光周波数多重信号は、相互位相変調であるため、変調成分が搬送光の上側波帯及び下側波帯に出現する。変調成分は、上側波帯と下側波帯との位相が90度反転しているため、フォトディテクタ22で搬送光を受光したとしても、両者を同時検波した場合に相互に打ち消しあって、変調成分の強度を検出できない。そこで、監視制御部15Aは、光周波数多重信号の位相変調信号を強度変調信号に変換する位相強度変換回路21を内蔵した。位相強度変換回路21は、周波数帯に応じた分散媒質(分散補償ファイバ)、局発光(LO)を具備したコヒーレント受信器、或いは、上側波帯及び下側波帯の何れか一方の変調成分を除去する光フィルタ等を使用しても良い。
位相強度変換回路21は、光カプラ14Aで光分岐された光周波数多重信号の一部の位相変調信号を強度変調信号に変換する。フォトディテクタ22は、光信号である強度変調信号を光電変換する。RFフィルタ23は、光電変換された強度変調信号から所望の特定周波数の変調成分を抽出する。ディテクタ24は、抽出された所望の特定周波数の変調成分を検波して電圧信号を出力する。A/D変換回路25は、変調成分の電圧信号をデジタル変換して変調成分の強度としてメモリ26に格納する。
演算回路27は、メモリ26に格納された変調成分の強度の履歴を比較し、特定周波数の変調成分の強度が最大値から所定閾値を超えて低下したか否かを判定し、判定結果をドライバ回路28に出力する。尚、演算回路27は、変調成分の強度が所定閾値、例えば、1.8dBを超えて低下したか否かを判定する。ドライバ回路28は、変調成分の強度が1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態の90度回転を指示する制御信号を偏光制御部19Aに出力する。偏光制御部19Aは、ドライバ回路28からの制御信号に応じて信号光の偏光状態を制御する。
その結果、変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度回転することで、変調成分の強度低下を最大値から1.8dB以内に抑制できる。
尚、偏光制御部19Aは、例えば、波長板を備えたものや、ファイバスクイーザー型(ファイバ応力印加型)、液晶型、ファラデーローテーター型等を使用しても良い。例えば、General Photonics社から市販されている偏波スイッチ(製品名:Pola Switch)は、2〜3 Vの電圧を印加することで、信号光の偏光状態を90度回転させることが可能である。
実施例2の全光変調器1Aは、光周波数多重信号の変調成分の強度を監視し、変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換する。その結果、XPMの偏光依存性による光周波数多重された信号の変調成分の強度低下を低減できる。
更に、全光変調器1Aは、偏波ダイバーシティ構成に比較して、光周波数多重信号を分岐する光分岐部14が1台であるため、その挿入損失を抑制できる。
尚、上記実施例2の全光変調器1Aの監視制御部15Aでは、変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換した。しかし、偏光の回転を行う閾値は、最大値から1.8dBを超えた時点に限定するわけではなく、最大値から1.8dBを超えて4.8dBまで低下する範囲の任意の時点に閾値を設定し、信号光の偏光状態を90度変換するようにしても良い。
上記実施例2では、全光変調器1A内に監視制御部15Aを内蔵したが、全光変調器1A内に内蔵するのではなく、光周波数多重信号を受信する受信装置に監視制御部を内蔵しても良く、この場合の実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。
図12は、実施例3の光ネットワークの一例を示す説明図である。図12に示す光ネットワーク30は、搬送光光源31と、複数の全光変調器1B−1〜1B−nと、受信装置3とを有する。全光変調器1B−1は、全光変調器1B−jとの間を光伝送路2−1で接続する。更に、全光変調器1B−jは、全光変調器1B−nとの間を光伝送路2−jで接続する。更に、全光変調器1B−nは、受信装置3との間を光伝送路2−nで接続する。
全光変調器1B−jは、光カプラ11Bと、非線形媒質12Bと、光フィルタ13Bと、発振器16Bと、ミキサ17Bと、信号光光源18Bと、偏光制御部19Bとを有する。
発振器16Bは、特定周波数、例えば、RF周波数のキャリア信号fiを発振して出力する。ミキサ17Bは、発振器16Bからのキャリア信号fiと、ベースバンド信号Biとが入力されると、キャリア信号fiをベースバンド信号Biで変調してサブキャリア変調信号を生成する。更に、ミキサ17Bは、生成されたサブキャリア変調信号を信号光光源18Bに出力する。信号光光源18Bは、サブキャリア変調された中心波長λsの信号光を出力する。偏光制御部19Bは、受信装置3からの制御信号に応じて信号光λsの偏光状態を制御する。
更に、光カプラ11Bは、光伝送路2から伝送される搬送光λcと、信号光λsとを合波する。非線形媒質12Bは、例えば、高非線形ファイバに相当し、搬送光λcを信号光λsで相互位相変調して搬送光λcに信号光λsの情報を周波数多重して光周波数多重信号を生成して出力する。光フィルタ13Bは、非線形媒質12Bから出力される搬送光λcおよび光周波数多重信号を抽出し、抽出された搬送光λcおよび光周波数多重信号を光伝送路2−jに出力する。尚、他の全光変調器1B−1及び1B−nの内部構成は、全光変調器1B−jの内部構成と同一であるため、同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
全光変調器1B−1は、搬送光光源31からの搬送光を信号光で相互位相変調して光周波数多重信号を光伝送路2−1に伝送する。全光変調器1B−jは、光伝送路2−j−1からの光周波数多重信号を受光し、光周波数多重信号の搬送光を信号光で相互位相変調して光周波数多重信号を光伝送路2−jに伝送する。更に、全光変調器1B−nは、光伝送路2−n−1からの光周波数多重信号を受光し、光周波数多重信号の搬送光を信号光で相互位相変調して光周波数多重信号を光伝送路2−nに伝送する。
更に、受信装置3は、光伝送路2−nから光周波数多重信号を受信する。受信装置3は、受信器40と、監視制御部50とを有する。図13は、受信装置3の一例を示す説明図である。図13に示す受信器40は、位相強度変換回路41と、フォトディテクタ42と、パワーディバイダ43と、複数のRFフィルタ44と、複数のパワーディバイダ45と、復調回路46とを有する。尚、RFフィルタ44及びパワーディバイダ45は、光周波数多重信号内に多重されたキャリア信号の特定周波数毎に個別に備える。
位相強度変換回路41は、光周波数多重信号の位相変調信号を強度変調信号に変換する。フォトディテクタ42は、光信号である強度変調信号を光電変換する。パワーディバイダ43は、光周波数多重信号内に多重化された変調成分の特定周波数のチャネル数分に光周波数多重信号を分岐して各RFフィルタ44に出力する。尚、パワーディバイダ43は、特定周波数のチャネル数分に光周波数多重信号を分岐するため、その分岐数に応じて増幅器を使用しても良い。
各RFフィルタ44は、光周波数多重信号内に多重化された所望の特定周波数の変調成分を夫々抽出する。各パワーディバイダ45は、抽出された特定周波数の変調成分を分岐して復調回路46及び監視制御部50に出力する。各復調回路46は、特定周波数の変調成分を情報信号に復調してデータ出力する。尚、復調回路46は、例えば、包絡線検波器、2乗検波器、同期検波器、位相検波器や周波数検波器等を使用しても良い。
監視制御部50は、複数のディテクタ51と、複数のA/D変換回路52と、複数のメモリ53と、演算回路54と、複数のドライバ回路55とを有する。ディテクタ51、A/D変換回路52、メモリ53及びドライバ回路55は、光周波数多重信号内に多重されたキャリア信号の特定周波数毎に個別に備える。尚、演算回路54は、1個としたが、特定周波数毎に個別に備えるようにして良い。
各ディテクタ51は、受信器40内のパワーディバイダ45で分割された所望の特定周波数の変調成分を検波して電圧信号を出力する。各A/D変換回路52は、変調成分の電圧信号をデジタル変換して変調成分の強度としてメモリ53に格納する。
演算回路54は、各メモリ53に格納された変調成分の強度の履歴を比較し、特定周波数の変調成分の強度が最大値から所定閾値を超えて低下したか否かを特定周波数の変調成分毎に判定し、特定周波数の変調成分毎の判定結果をドライバ回路55に出力する。尚、演算回路54は、変調成分の強度が所定閾値、例えば、1.8dBを超えて低下したか否かを判定する。
ドライバ回路55は、特定周波数の変調成分の判定結果に応じて、特定周波数の変調成分の強度が所定閾値を超えて低下した場合、特定周波数のキャリア信号を変調した信号光の偏光状態を制御する偏光制御部19Bに対して制御信号を出力する。全光変調器1B内の偏光制御部19Bは、制御信号に応じて信号光の偏光状態を90度変換する。
その結果、受信装置3内の監視制御部50は、各全光変調器1B−1〜1nで相互位相変調された特定周波数の変調成分の強度を監視する。そして、監視制御部50は、特定周波数の変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、当該特定周波数の変調成分に関わる信号光の偏光状態を90度変換すべく、当該信号光の偏光状態を制御する偏光制御部19Bに制御信号を出力する。すなわち、受信装置3内の監視制御部50は、光ネットワーク30内の全光変調器1B−1〜1B−nの光周波数多重信号内の各特定周波数の変調成分の強度を一括監視し、その監視結果に基づき、全光変調器毎に偏光制御部19Bを個別制御する。
実施例3の受信装置3内の監視制御部50は、各全光変調器1B−1〜1nで相互位相変調された特定周波数の変調成分の強度を監視する。そして、監視制御部50は、特定周波数の変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、当該特定周波数の変調成分に関わる信号光の偏光状態を90度変換すべく、当該信号光の偏光状態を制御する偏光制御部19Bに制御信号を出力する。その結果、各全光変調器では、監視制御部を内蔵する必要はなく、しかも、光周波数多重信号の一部を分岐する光カプラも必要なくなるため、光ネットワーク30全体の部品点数を大幅に削減できることは勿論のこと、光周波数多重信号の光挿入損失を軽減できる。しかも、XPMの変調依存性による変調成分の強度の低下を抑制することができる。
尚、受信装置3内の監視制御部50では、光周波数多重信号の変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換した。しかし、偏光の回転を行う閾値は、最大値から1.8dBを超えた時点に限定するわけではなく、最大値から1.8dBを超えて4.8dBまで低下する範囲の任意の時点に閾値を設定し、信号光の偏光状態を90度変換するようにしても良い。
また、前述した実施例2の光変調器1Aの監視制御部15Aでは、非線形媒質12Aで搬送光を信号光で相互位相変調して光周波数多重信号の一部を光分岐して特定周波数の変調成分を監視し、監視結果に基づき信号光の偏光状態を制御した。しかしながら、非線形媒質12Aで搬送光及び信号光を相互位相変調する前に、搬送光の偏光状態及び信号光の偏光状態を監視する偏光モニタを使用しても良く、この場合の実施の形態につき、実施例4として以下に説明する。
図14は、実施例4の全光変調器1Cの一例を示す説明図である。図14に示す全光変調器1Cは、光カプラ11Cと、非線形媒質12Cと、光フィルタ13Cと、監視制御部15Cと、発振器16Cと、ミキサ17Cと、信号光光源18Cと、偏光制御部19Cとを有する。
発振器16Cは、特定周波数、例えば、RF周波数のキャリア信号fiを発振して出力する。ミキサ17Cは、発振器16Cからのキャリア信号fiと、ベースバンド信号Biとが入力されると、キャリア信号fiをベースバンド信号Biで変調してサブキャリア変調信号を生成する。更に、ミキサ17Cは、生成されたサブキャリア変調信号を信号光光源18Cに出力する。信号光光源18Cは、サブキャリア変調された中心波長λsの信号光を出力する。偏光制御部19Cは、監視制御部15Cからの制御信号に応じて信号光λsの偏光状態を制御する。
更に、光カプラ11Cは、光伝送路2から伝送される搬送光λcと、信号光λsとを合波する。非線形媒質12Cは、例えば、高非線形ファイバに相当し、搬送光λcを信号光λsで相互位相変調して搬送光λcに信号光λsの情報を周波数多重して光周波数多重信号を生成して出力する。
光フィルタ13Cは、非線形媒質12Cから出力される搬送光λcおよび光周波数多重信号を抽出する。監視制御部15Cは、光カプラ11Cで搬送光及び信号光の一部を光分岐し、光分岐された搬送光及び信号光の偏光状態を監視する。尚、光カプラ11Cは、2入力:2出力の光カプラを用いる必要は無く、搬送光と信号光をWDMカプラ等で低損失に合波させた後、パワー分岐用の光カプラでパワーの一部を分岐する構成にしても良い。更に、監視制御部15Cは、監視結果に基づき、信号光の偏光状態を制御すべく、偏光制御部19Cを制御する。
図15は、監視制御部15Cの一例を示す説明図である。図15に示す監視制御部15Cは、光フィルタ61と、偏光モニタ62と、メモリ63と、演算回路64と、ドライバ回路65とを有する。光フィルタ61は、搬送光或いは信号光を抽出する。偏光モニタ62は、例えば、ポラリメータ等に相当し、抽出された搬送光或いは信号光の偏光状態を監視する。偏光モニタ62は、搬送光或いは信号光の偏光状態を1台のポラリメータで監視するために、一度、搬送光の入力を遮断し、光フィルタ61の透過帯域を信号光λsに合わせた状態で信号光の偏光状態を記録する。この際、信号光は伝送路を伝搬していないため、信号光を伝搬する偏波制御器や光カプラ、監視・制御回路カプラ間のファイバ長を極力短く構成することや、偏波保持ファイバを用いることで偏光状態を一定に保つことができる。その後、偏光モニタ62は、光フィルタ61の透過帯域を搬送光波長λcに合わせることで、搬送光の偏光状態を監視し、同一ポアンカレ球面上で、両者の偏光状態の相対角度を把握する。
更に、偏光モニタ62は、信号光の偏光状態に対して90度回転した偏光面がポアンカレ球面上のどの位置にある半球かを赤道若しくは経線で区分する。偏光モニタ62は、例えば、信号光の偏光状態が右回り円偏波の場合、赤道で半球を区分する(図8参照)。また、偏光モニタ62は、例えば、信号光の偏光状態が水平直線偏波の場合、信号光の偏光状態の経線で半球を区分する(図6参照)。
更に、偏光モニタ62は、例えば、ストークス・パラメータを用いて搬送光の偏光状態を観測し、その観測結果をメモリ63に格納する。図16は、偏光モニタ62内の測定回路の一例を示す説明図である。図16に示す測定回路100は、ストークス・パラメータを測定する回路である。測定回路100は、第1の光カプラ101と、第2の光カプラ102と、第3の光カプラ103と、第1のPD104と、第2のPD105と、第3のPD106と、第4のPD107とを有する。更に、測定回路100は、第1の偏光子108と、第2の偏光子109と、第3の偏光子110と、1/4波長板111とを有する。
第1の光カプラ101は、光信号を3:1に光分岐し、光信号全体の25%分の光信号を第2のPD105側に入力する。第2の光カプラ102は、第1の光カプラ101からの光信号を2:1に光分岐し、光信号全体の25%分の光信号を第3のPD106側に入力する。第3の光カプラ103は、第2の光カプラ102からの光信号を1:1に光分岐し、光信号全体の25%分の光信号を第4のPD107側及び第1のPD104に入力する。
また、第2のPD105は、第1の光カプラ101から基準面0°である第1の偏光子108を透過した光信号を受光して光強度PD2を得る。第3のPD106は、第2の光カプラ102から基準面に対して45°傾いた第2の偏光子109を透過した光信号を受光して光強度PD3を得る。第4のPD107は、第3の光カプラ103から1/4波長板111及び、基準面から45°傾いた第3の偏光子110を透過した光信号を受光して光強度PD4を得る。更に、第1のPD104は、第3の光カプラ103から光信号を受光して光強度PD1を得る。
光強度P1、P2、P3及びP4を用いて、ストークス・パラメータS、S、S及びSは、例えば、S=PD1、S=2PD2−PD1、S=2PD3−PD1及びS=2PD4−PD1で表現できる。Sは、入力光の強度を表し、Sは、水平直線偏波成分(0度)を表し、Sは、45度傾いた直線偏波成分を表し、Sは、右回り円偏波成分を表す。完全偏光では、S =S +S +S で表現できる。
そして、ストークス・パラメータ(S、S、S、S)は、S、S及びSを空間直交座標系の各軸とし、強度Sを半径とする球面上の1点に位置した球をポアンカレ球として生成できる。
次に、演算回路64は、偏光モニタで取得された信号光の偏光状態と搬送光の偏光状態との相対角度を算出し、算出された相対角度に基づき、搬送光の偏光状態が信号光の偏光状態と異なる半球にあるか否かを判定する。
演算回路64は、例えば、信号光の偏光状態が右回り円偏波の場合、図8に示す通り、赤道で半球を区分し、搬送光の偏光状態が信号光の偏光状態と異なる半球にあるか否かを判定する。そして、ドライバ回路65は、搬送光の偏光状態が信号光の偏光状態と異なる半球にある場合、例えば、相対角度が60度、75度や90度の信号光の偏光状態を90度回転する制御信号を偏光制御部19Cに出力する。偏光制御部19Cは、90度変換に応じて、例えば、相対角度が60度、70度や90度の搬送光の偏光状態を信号光の偏光状態と同一半球上に移動する。その結果、搬送光及び信号光の偏光状態の相対角度が45度以内になるためXPMの偏光依存性による変調成分の強度の低下を大幅に軽減できる。
また、演算回路64は、例えば、信号光の偏光状態が水平直線偏波の場合、図6に示す通り、信号光の偏光状態がある経線で半球を区分し、搬送光の偏光状態が信号光の偏光状態と異なる半球にあるか否かを判定する。そして、ドライバ回路65は、搬送光の偏光状態が信号光の偏光状態と異なる半球にある場合、例えば、相対角度が60度、75度や90度の信号光の偏光状態を90度回転する制御信号を偏光制御部19Cに出力する。偏光制御部19Cは、90度変換に応じて、例えば、相対角度が60度、70度や90度の搬送光の偏光状態を信号光の偏光状態と同一半球上に移動する。その結果、搬送光及び信号光の偏光状態の相対角度が45度以内になるためXPMの偏光依存性による変調成分の強度の低下を大幅に軽減できる。
尚、偏光制御部19Cは、例えば、波長板を備えたものや、ファイバスクイーザー型(ファイバ応力印加型)、液晶型、ファラデーローテーター型等を使用しても良く、例えば、General Photonics社から市販されている偏波スイッチ(製品名:Pola Switch)は、2〜3Vの電圧を印加することで、信号光の偏光状態を90度回転できる。
実施例3の全光変調器1Cでは、搬送光及び信号光の偏光状態を監視し、搬送光及び信号光の偏光状態が常に同じ半球内に制御されるため、非線形媒質12CのXPMの偏光依存性による変調成分の強度の低下を低減できる。
更に、全光変調器1Cは、偏波ダイバーシティ構成に比較して、搬送光側に付加される挿入損失が光カプラ11Cのみとなるため、挿入損失を低減できる。
尚、上記実施例1〜4では、光伝送路2上で搬送光の偏光状態に揺らぎが生じた場合、信号光の偏光状態を制御したが、信号光の偏光状態に揺らぎがある場合の実施の形態につき、実施例5として以下に説明する。
図17は、実施例5の光ネットワークの一例を示す説明図である。図17に示す光ネットワーク30Aは、複数の送信装置70〜70と、複数の光伝送路74〜74と、光伝送装置80とを有する。各送信装置70〜70は、発振器71と、ミキサ72と、信号光光源73とを有する。
発振器71は、特定周波数である、例えば、RF周波数のキャリア信号fを発振して出力する。ミキサ72は、発振器71からのキャリア信号fと、ベースバンド信号Bとが入力されると、キャリア信号fをベースバンド信号Bで変調してサブキャリア変調信号を生成する。更に、ミキサ72は、生成されたサブキャリア変調信号を信号光光源73に出力する。信号光光源73は、サブキャリア変調された信号光を出力する。
光伝送装置80は、送信装置70〜70毎に接続する光伝送路74〜74と接続し、各光伝送路74〜74を通じて送信装置70〜70からの信号光を夫々受光する。光伝送装置80は、搬送光光源81と、複数の全光変調部90〜90と、複数の偏光制御部82〜82と、受信部100とを有する。全光変調部90〜90及び偏光制御部82〜82は、送信装置70〜70に関わる光伝送路74〜74毎に配置する。
搬送光光源81は、波長λcの搬送光を出力する。各全光変調器90〜90は、光カプラ91と、非線形媒質92と、光フィルタ93とを有する。光カプラ91は、搬送光光源81から伝送される搬送光λcと、信号光とを合波する。非線形媒質92は、例えば、高非線形ファイバに相当し、搬送光λcを信号光で相互位相変調して搬送光λcに信号光の情報を周波数多重して光周波数多重信号を生成して出力する。光フィルタ93は、非線形媒質92から出力される搬送光λcおよび光周波数多重信号を抽出する。
各全光変調器90〜90は、各信号光によって搬送光を相互位相変調して搬送光λcおよび光周波数多重信号を出力する。そして、全光変調器90は、光周波数多重信号を受信部100に出力する。受信部100は、位相強度変換回路101と、フォトディテクタ102と、パワーディバイダ103と、複数のRFフィルタ104と、監視制御部105とを有する。
位相強度変換回路101は、全光変調器90からの光周波数多重信号の位相変調信号を強度変調信号に変換する。フォトディテクタ102は、光信号である強度変調信号を光電変換する。パワーディバイダ103は、送信装置70の台数分に強度変調信号を分岐し、分岐された強度変調信号を各RFフィルタ104に出力する。各RFフィルタ104は、光電変換された強度変調信号から所望の特定周波数の変調成分を抽出する。各RFフィルタ104は、抽出された特定周波数の変調成分をデータ出力すると共に、その一部を監視制御部105に出力する。
監視制御部105は、RFフィルタ104毎に、抽出された所望の特定周波数の変調成分を検波して変調成分の強度を検出する。更に、監視制御部105は、特定周波数の変調成分の強度が最大値から所定閾値、例えば、1.8dBを超えて低下したか否かを判定する。監視制御部105は、変調成分の強度が1.8dBを超えて低下した場合、該当する特定周波数の信号光の偏光状態の90度回転を指示する制御信号を偏光制御部82〜82に出力する。
各偏光制御部82〜82は、送信装置70〜70毎に、制御信号に応じて、光伝送路74〜74を伝搬する信号光の偏光状態を制御する。変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度回転する。その結果、変調成分の強度低下を最大値から1.8dB以内に抑制できる。
実施例5の光伝送装置80は、信号光の偏光状態に揺らぎが生じたとしても、光周波数多重信号の変調成分の強度を監視し、変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換する。その結果、XPMの偏光依存性による変調成分の強度の低下を低減できる。
尚、上記実施例5の監視制御部105では、変調成分の強度が最大値から1.8dBを超えて低下した場合、信号光の偏光状態を90度変換した。しかし、偏光の回転を行う閾値は、最大値から1.8dBを超えた時点に限定するわけではなく、最大値から1.8dBを超えて4.8dBまで低下する範囲の任意の時点に閾値を設定し、信号光の偏光状態を90度変換するようにしても良い。
また、上記実施例の非線形媒質12(12A、12B、12C、92)としては、例えば、光ファイバ、半導体光増幅器、シリコン細線導波路等の高屈折率差光導波路等を使用しても良い。特に、光ファイバとしては、コア部にゲルマニウムを添加し、コア径を狭窄化して非線形係数を高めた高非線形ファイバをはじめ、コアにゲルマニウムやビスマス等をドープして非線形屈折率を高めたファイバや導波路等を採用すると良い。更に、モードフィールドを小さくして光パワー密度を高めたファイバや導波路や、カルコゲナイドガラスを用いたファイバや導波路や、フォトニック結晶ファイバや導波路等を採用しても良い。
また、他の非線形媒質12(12A、12B、12C、92)として、量子井戸構造の半導体光アンプ、量子ドット半導体光アンプ、シリコンフォトニクス型導波路等を使用しても良い。更に、他の非線形媒質としては、三光波混合等の2次の非線形光学効果を発生させるデバイスを使用しても良い。この場合、デバイスは、例えば、擬似位相整合構造を有するLiNbO3導波路、GaAlAs素子や、2次非線形光学結晶等を使用しても良い。尚、2次の非線形光学媒質を用いる場合でも、位相整合がとれる波長配置をとる構成が好ましい。
また、サブキャリアの変調信号及び変調信号光は、例えば、振幅変調信号、位相変調信号、周波数変調信号、多値変調信号、周波数多重信号又は直交周波数多重(OFDM)信号や直交振幅変調(QAM)信号等にも適用可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する非線形媒質と、
前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度に基づき、前記変調成分の強度が最大値となる方向に、前記信号光の偏光状態を制御する制御部と
を有することを特徴とする光周波数多重装置。
(付記2)前記制御部は、
前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が最大値から所定閾値を超えて低下した場合に、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする付記1に記載の光周波数多重装置。
(付記3)前記制御部は、
前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が最大値から所定閾値である1.8dBを超えて低下した場合に、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする付記1に記載の光周波数多重装置。
(付記4)前記制御部は、
前記光周波数多重信号の一部を強度変調信号に変換する強度変換部と、
変換された強度変調信号を光電変換する光電変換部と、
光電変換された強度変調信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分を抽出する抽出部と、
抽出された変調成分の強度を検出する強度検出部と
を有することを特徴とする付記2又は3に記載の光周波数多重装置。
(付記5)前記制御部は、
前記信号光の偏光状態を90度変換して、前記信号光の偏光状態と前記搬送光の偏光状態との間の相対角度を45度以内にすることを特徴とする付記1〜4の何れか一つに記載の光周波数多重装置。
(付記6)前記光周波数多重信号を受信する受信装置が前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が最大値から所定閾値を超えて低下した場合に制御信号を出力し、
前記制御部は、
前記受信装置からの前記制御信号を検出した場合に、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする付記1に記載の光周波数多重装置。
(付記7)前記受信装置は、
各光周波数多重装置で相互位相変調された前記光周波数多重信号の複数の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の内、所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分を抽出し、抽出された所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が所定閾値を超えて低下した場合に、当該所望の特定周波数の変調信号に関わる信号光で相互位相変調した前記光周波数多重装置の前記制御部に対して前記制御信号を出力することを特徴とする付記6に記載の光周波数多重装置。
(付記8)前記受信装置は、
前記光周波数多重信号の一部を強度変調信号に変換する強度変換部と、
変換された強度変調信号を光電変換する光電変換部と、
光電変換された強度変調信号の各特定周波数の変調信号に関わる変調成分を抽出する第1の抽出部と、
抽出された複数の変調成分の内、所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分を抽出する第2の抽出部と、
抽出された変調成分の強度を検出する検出部と
を有することを特徴とする付記7に記載の光周波数多重装置。
(付記9)前記制御部は、
前記信号光の偏光状態を90度変換して、前記信号光の偏光状態と前記搬送光の偏光状態との間の相対角度を45度以内にすることを特徴とする付記6〜8の何れか一つに記載の光周波数多重装置。
(付記10)特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する非線形媒質と、
前記非線形媒質の入力の前段で合波された前記信号光及び前記搬送光の一部を抽出して前記搬送光の偏光状態及び前記信号光の偏光状態を取得する偏光モニタと、
前記偏光モニタで取得された前記搬送光の偏光状態を基準にして前記信号光の偏光状態を制御する制御部と
を有することを特徴とする光周波数多重装置。
(付記11)前記制御部は、
前記偏光モニタで取得された前記信号光の偏光状態及び前記搬送光の偏光状態を示すポワンカレ球を用いて、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と異なる半球上に位置する場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と同一の半球上に位置するように、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする付記10に記載の光周波数多重装置。
(付記12)前記制御部は、
前記搬送光の偏光状態が円偏波で前記信号光の偏光状態が直線偏波の場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と異なる半球上に位置する場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と同一の半球上に位置するように、前記信号光の偏光状態を90度変換することを特徴とする付記11に記載の光周波数多重装置。
(付記13)前記制御部は、
前記搬送光の偏光状態及び前記信号光の偏光状態が直線偏波の場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と異なる半球上に位置する場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と同一の半球上に位置するように、前記信号光の偏光状態を90度変換することを特徴とする付記11に記載の光周波数多重装置。
(付記14)異なる特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光毎に配置され、前記信号光を伝送する複数の光伝送路と、
前記光伝送路毎に配置され、前記光伝送路から伝送された信号光の偏光状態を制御する複数の偏光制御部と、
前記偏光制御部毎に配置され、前記偏光制御部を通じて伝送された前記信号光で搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する複数の非線形媒質と、
前記光周波数多重信号内の各特定周波数の変調信号に関わる変調成分を監視し、前記特定周波数の変調信号に関わる変調成分毎に、当該特定周波数に関わる変調成分の強度が所定閾値を超えて低下した場合に、当該特定周波数に関わる変調信号の信号光に対応した前記偏光制御部に対して、前記変調成分の強度が最大値となる方向に、前記信号光の偏光状態を制御すべく指示する制御部と
を有することを特徴とする光周波数多重装置。
(付記15)光周波数多重装置の偏光制御方法であって、
前記光周波数多重装置は、
特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、非線形媒質を通じて前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成し、
前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度に基づき、前記変調成分の強度が最大値となる方向に、前記信号光の偏光状態を制御する
各処理を実行することを特徴とする偏光制御方法。
(付記16)光周波数多重装置の偏光制御方法であって、
前記光周波数多重装置は、
特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、非線形媒質を通じて前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成し、
前記非線形媒質の入力の前段で合波された前記信号光及び前記搬送光の一部を抽出して前記搬送光の偏光状態及び前記信号光の偏光状態を取得し、
取得された前記搬送光の偏光状態を基準にして前記信号光の偏光状態を制御する
各処理を実行することを特徴とする偏光制御方法。
1 全光変調器
1A 全光変調器
1B−1〜1B−n 全光変調器
3 受信装置
12 非線形媒質
12A 非線形媒質
12B 非線形媒質
12C 非線形媒質
15 監視制御部
15A 監視制御部
19 偏光制御部
19A 偏光制御部
21 位相強度変換回路
22 フォトディテクタ
23 RFフィルタ
24 ディテクタ
50 監視制御部

Claims (13)

  1. 特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する非線形媒質と、
    前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度に基づき、前記変調成分の強度が最大値となる方向に、前記信号光の偏光状態を制御する制御部と
    を有することを特徴とする光周波数多重装置。
  2. 前記制御部は、
    前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が最大値から所定閾値を超えて低下した場合に、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の光周波数多重装置。
  3. 前記制御部は、
    前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が最大値から所定閾値である1.8dBを超えて低下した場合に、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の光周波数多重装置。
  4. 前記制御部は、
    前記信号光の偏光状態を90度変換して、前記信号光の偏光状態と前記搬送光の偏光状態との間の相対角度を45度以内にすることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の光周波数多重装置。
  5. 前記光周波数多重信号を受信する受信装置が前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が最大値から所定閾値を超えて低下した場合に制御信号を出力し、
    前記制御部は、
    前記受信装置からの前記制御信号を検出した場合に、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする請求項1に記載の光周波数多重装置。
  6. 前記受信装置は、
    各光周波数多重装置で相互位相変調された前記光周波数多重信号の複数の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の内、所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分を抽出し、抽出された所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度が所定閾値を超えて低下した場合に、当該所望の特定周波数の変調信号に関わる信号光で相互位相変調した前記光周波数多重装置の前記制御部に対して前記制御信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の光周波数多重装置。
  7. 特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する非線形媒質と、
    前記非線形媒質の入力の前段で合波された前記信号光及び前記搬送光の一部を抽出して前記搬送光の偏光状態及び前記信号光の偏光状態を取得する偏光モニタと、
    前記偏光モニタで取得された前記搬送光の偏光状態を基準にして前記信号光の偏光状態を制御する制御部と
    を有することを特徴とする光周波数多重装置。
  8. 前記制御部は、
    前記偏光モニタで取得された前記信号光の偏光状態及び前記搬送光の偏光状態を示すポワンカレ球を用いて、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と異なる半球上に位置する場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と同一の半球上に位置するように、前記信号光の偏光状態を制御することを特徴とする請求項7に記載の光周波数多重装置。
  9. 前記制御部は、
    前記搬送光の偏光状態が円偏波で前記信号光の偏光状態が直線偏波の場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と異なる半球上に位置する場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と同一の半球上に位置するように、前記信号光の偏光状態を90度変換することを特徴とする請求項8に記載の光周波数多重装置。
  10. 前記制御部は、
    前記搬送光の偏光状態及び前記信号光の偏光状態が直線偏波の場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と異なる半球上に位置する場合に、前記信号光の偏光状態が前記搬送光の偏光状態と同一の半球上に位置するように、前記信号光の偏光状態を90度変換することを特徴とする請求項8に記載の光周波数多重装置。
  11. 異なる特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光毎に配置され、前記信号光を伝送する複数の光伝送路と、
    前記光伝送路毎に配置され、前記光伝送路から伝送された信号光の偏光状態を制御する複数の偏光制御部と、
    前記偏光制御部毎に配置され、前記偏光制御部を通じて伝送された前記信号光で搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成して出力する複数の非線形媒質と、
    前記光周波数多重信号内の各特定周波数の変調信号に関わる変調成分を監視し、前記特定周波数の変調信号に関わる変調成分毎に、当該特定周波数に関わる変調成分の強度が所定閾値を超えて低下した場合に、当該特定周波数に関わる変調信号の信号光に対応した前記偏光制御部に対して、前記変調成分の強度が最大値となる方向に、前記信号光の偏光状態を制御すべく指示する制御部と
    を有することを特徴とする光周波数多重装置。
  12. 光周波数多重装置の偏光制御方法であって、
    前記光周波数多重装置は、
    特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、非線形媒質を通じて前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成し、
    前記光周波数多重信号の所望の特定周波数の変調信号に関わる変調成分の強度に基づき、前記変調成分の強度が最大値となる方向に、前記信号光の偏光状態を制御する
    各処理を実行することを特徴とする偏光制御方法。
  13. 光周波数多重装置の偏光制御方法であって、
    前記光周波数多重装置は、
    特定周波数のキャリア信号を情報信号で変調した変調信号の信号光と、搬送光とを合波し、非線形媒質を通じて前記信号光で前記搬送光を相互位相変調して前記搬送光に前記信号光の情報信号を周波数多重した光周波数多重信号を生成し、
    前記非線形媒質の入力の前段で合波された前記信号光及び前記搬送光の一部を抽出して前記搬送光の偏光状態及び前記信号光の偏光状態を取得し、
    取得された前記搬送光の偏光状態を基準にして前記信号光の偏光状態を制御する
    各処理を実行することを特徴とする偏光制御方法。
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