JP2014115135A - 放射性Cs吸着剤及びその製造方法 - Google Patents
放射性Cs吸着剤及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014115135A JP2014115135A JP2012268019A JP2012268019A JP2014115135A JP 2014115135 A JP2014115135 A JP 2014115135A JP 2012268019 A JP2012268019 A JP 2012268019A JP 2012268019 A JP2012268019 A JP 2012268019A JP 2014115135 A JP2014115135 A JP 2014115135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorbent
- radioactive
- prussian blue
- ions
- hydroxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
【解決手段】放射性Cs吸着剤は、プルシアンブルーM(I)3xFe(III)4-x[Fe(II)(CN)6]3(M(I)は1価のカチオン、xは0又は1)の分子及び/又はそのクラスターと、水酸化物Me(II)(OH)2(Me(II)は2価の遷移金属)又はその部分酸化物との複合体を有効成分とし、放射性Cs吸着剤の製造方法は、水中で、M(I)4Fe(II)(CN)6及び/又はM(I)3Fe(III)(CN)6で表される鉄シアノ錯体と、2価及び/又は3価の鉄塩化合物とを反応させることによりプルシアンブルーを合成する工程と、前記プルシアンブルーの水溶液に水酸化物Me(II)(OH)2を含有させる工程とを含む。
【選択図】なし
Description
また、プルシアンブルー色素顔料は微粉体の状態で用いられるため、Csイオンを吸着させても濾過によって取り除くことが困難である(篩目を通過してしまう)。そのため、沈殿・濾過工程では硫酸バンドなどの凝集剤の併用が必須であった。
Csイオンが水溶液中でプルシアンブルー結晶体に捕捉されるためにはCsイオンが該結晶格子内を拡散してゆき、結晶内のアルカリイオン、或いはカリウムイオンと置換する必要がある。つまり、プルシアンブルー色素顔料によるCsイオンの吸着速度はCsイオンの該結晶格子内への拡散が律速になっているものと考えられる。
しかし、結晶格子内でのCsイオンの拡散係数は極めて小さいため、Csイオンに対する優れた吸着選択性にも係わらず、結晶構造が成長したプルシアンブルー色素がCs汚染水からCsイオンを効果的に吸着・除去するには24時間以上の時間を要していたものと理解される。
また、本発明にかかる放射性Cs吸着剤の製造方法は、水中で、M(I)4Fe(II)(CN)6及び/又はM(I)3Fe(III)(CN)6で表される鉄シアノ錯体(但し、M(I)は1価のカチオンである)と、2価及び/又は3価の鉄塩化合物とを反応させることによりプルシアンブルーを合成する工程(以下、便宜上、工程(A)と記すことがある)と、前記プルシアンブルーの水溶液にMe(II)(OH)2で表される水酸化物(但し、Me(II)は2価の遷移金属である)を含有させる工程(以下、便宜上、工程(B)と記すことがある)とを含む、ことを特徴とする。
なお、以下では、「M(I)3xFe(III)4-x[Fe(II)(CN)6]3で表されるプルシアンブルー」を単に「PB」と略記し、「Me(II)(OH)2で表される水酸化物」を単に「Me(II)(OH)2」と略記し、「Me(II)Oで表される酸化物」を単に「Me(II)O」と略記することがある。
また、本発明の放射性Cs吸着剤の製造方法によれば、上記の如き優れた性能を有する放射性Cs吸着剤を製造することができる。
本発明の放射性Cs吸着剤は、下記PBの分子及び/又はそのクラスターと下記水酸化物又はその部分酸化物との複合体を有効成分とする。
本発明におけるPBは、M(I)3xFe(III)4-x[Fe(II)(CN)6]3で表される。
ここで、M(I)は1価のカチオンであり、例えば、Li+、Na+、K+、NH4 +などが挙げられるが、好ましくは、Na+及び/又はK+である。
また、xは0又は1である。
本発明における水酸化物は、Me(II)(OH)2(但し、Me(II)は2価の遷移金属である)で表される。
本発明の放射性Cs吸着剤は、前記PBの分子及び/またはそのクラスターとMe(II)(OH)2又はその部分酸化物との複合体を有効成分とするが、前記PBとMe(II)(OH)2又はその部分酸化物との割合は、前記PBを構成するFe(II)(CN)6の当量をαモルとし、Me(II)(OH)2又はその部分酸化物を構成するMe(II)の当量をβモルとするとき、αとβの比(α/β)が0.1〜10となる割合であることが好ましい。
特に、処理液の全シアン濃度の排水基準値を考慮する場合には、α/βが0.1〜1.0であることが好ましい。
α/βが上記範囲であることが好ましい理由は、後記〔放射性Cs吸着剤の使用〕において詳述する。
本発明の放射性Cs吸着剤の性状は、特に限定されず、分散液、含水物、乾燥物など、いずれでも良い。
なお、上記乾燥物などの性状においては、上記Me(II)(OH)2の一部が脱水縮合してMe(II)Oの状態(つまり、Me(II)(OH)2の部分酸化物)となる場合もある。
次に、上記本発明の放射性Cs吸着剤を製造する好適な方法について説明する。ただし、本発明の放射性Cs吸着剤は、下記製造方法で製造されたものに限定されるものではない。
なお、下記製造方法において、各種薬剤の添加方法は、粒剤、粉末、水溶液、分散液など、いずれの形態で使用しても良く、特に限定されない。
水中で、M(I)4Fe(II)(CN)6及び/又はM(I)3Fe(III)(CN)6で表される鉄シアノ錯体と、2価及び/又は3価の鉄塩化合物とを反応させることによりPBを合成する工程である。
合成されるPBは、M(I)3xFe(III)4-x[Fe(II)(CN)6]3で表される。
工程(A)で得たPBの水溶液にMe(II)(OH)2を含有させる工程である。
Me(II)については、〔放射性Cs吸着剤〕において上述した説明と重複するので説明を割愛する。
また、3価の遷移金属塩、例えば塩化鉄(III)を処理液に含有させておいてこれを還元剤で塩化鉄(II)に還元したり、あるいは、1価の遷移金属塩、例えば塩化銅(I)を処理液に含有させておいてこれを塩化銅(II)に酸化したりすることによって、Me(II)塩化合物を含有させるようにする方法も本発明の範疇に入る。
更に、吸着剤を蒸発乾固して乾燥粉末にする場合は、加水分解後、水溶液のpHを6.0〜8.5に調整することが望ましい。
また、鉄粉や亜鉛粉などを反応液に含有させておいて、これを空気や腐食などで酸化することによって、Fe(OH)2やZn(OH)2などのMe(II)(OH)2を生成させる方法も本発明の範疇に入る。
そして、本発明のMe(II)(OH)2は六方晶の結晶構造を取るので、PB分子及び/又はそのクラスターのシアノ基を介して架橋構造を形成しながら、Me(II)(OH)2をa軸とb軸が作る平面内に配置し、c軸方向に層状に結晶成長して1μm以上の粗大粒子を形成する。
以上の結果、該粗大粒子化した複合体は、PB分子及び/又はそのクラスターを層間水と共にMe(II)(OH)2の層状構造の層間にインターカレートした構造を有していると考えられる。
そして、剥離した該結晶面はPB分子及び/又はそのクラスターを層間にインターカレートした形で層状に結晶成長して、粒子径1μm以上の粗大粒子が形成されるものと考えられる。
或いは、水中では層内に水分子が浸入しMe(II)(OH)2の層状構造の層間隔が広がるため、分子容の大きなPB分子、及び/又はPB分子クラスターでも容易に層間内に拡散し、層間にインターカレートすることにより不溶化する機構も考えられる。
工程(B)でMe(II)(OH)2によりPB分子及び/又はそのクラスターを不溶化させることで上記複合体を含む分散液が得られる。通常、この分散液を濾過により不溶化・沈殿した複合体を分離するのであるが、その場合、液のpH調整を行うことが好ましい。その範囲はpH5.0〜9.0であることが好ましく、pH6.0〜8.5であることがより好ましく、得られた分散液を加熱により蒸発・乾燥する場合、pH6.0〜8.5であることが特に好ましい。これより酸性側、或いはアルカリ側であると蒸発・乾燥過程でPBの分解やPB分子を不溶化した構造が損なわれるおそれがある。
本発明の放射性Cs吸着剤の使用による放射性Csイオンの吸着除去について、実施方法の他、技術的見地からの考察も含め、以下に詳述する。
軟らかい Cs+≫K+>Na+〜Mg2+〜Ca2+ 硬い
HSAB規則は量子化学で説明されている(G.Klopman (1968). "Chemical Reactivity and Concept of Charge- and Frontier-Controlled Reactions" J. Am. Chem. Soc. 90(2):223-234.を参照)。
それによると、酸と塩基の結合形成による安定化エネルギー(−ΔE)は式(7)で表される。
ε:反応場の誘電率 rab:M(I)とPBの結合距離
Γab:クーロン反発項
Em *:PBイオンbの最高占有分子軌道(HOMO)エネルギー
En *:陽イオンaの最低非占有原子軌道(LUAO)エネルギー
cm:PBイオンのHOMOを構成する原子軌道関数の係数の最大値
cn:M(I)イオンのLUAO関数の係数
β:M(I)のLUAOとPBイオンのHOMOの共鳴積分項
電荷密度が小さいCsイオンとPBイオンの場合、第1項及び第2項の−ΔE値への寄与は小さい。一方、第3項は軟らかい酸と軟らかい塩基の相互作用を意味しており、軟らかい酸CsイオンのLUAOと軟らかい塩基のPBイオンFe(III)Fe(II)(CN)6 -の最高占有分子軌道(HOMO)間の強い相互作用が−ΔE値の増加に大きく寄与するのである。つまり、この場合、第3項の|Em *−En *|が小さくβ2が大きくなるので、第3項が−ΔE値の増加に寄与することになる。
硬い酸であるNaイオン,Kイオン,Mgイオン,Caイオンと軟らかい塩基であるPBイオンとの相互作用では式(7)の第1項〜第3項による−ΔE増加への寄与は小さい。つまり、これらのカチオンとPBイオンは強い結合を形成しない。
M(I)+: Cs+≫K+>Na+
Me(II)(OH)2は層状の結晶構造を形成しており、水中では水分子が層内に取込まれるが、層構造を破壊することなく粘土物質のように層間隔を拡大することができる。その結果、Csイオンが層間内に自由に拡散することができ、吸着平衡状態に短時間で達することができる。
そして、Me(II)(OH)2の層構造は層間水の取り込みによって層間隔を拡大するのであるが、層内にインターカレートされたPB分子やPB分子クラスターはMe(II)のd軌道とPBのシアノ基のπ電子とのd−π相互作用の結合により層間からのPB分子の溶出が抑制されるのである。
これに対して、従来のように、成長した結晶構造を有する微粉末のPBを添加する場合、水中での格子定数の拡大は期待できず、Csイオンの吸着速度はCsイオンの結晶格子内での拡散が緩慢になるため、吸着平衡に達するまでに1日以上を要していたものと考えられる。
従って、本発明の放射性Cs吸着剤の有効成分となる複合体において、Cs吸着部位となる鉄シアノ錯体の当量をα(mol)、層状結晶構造を形成するMe(II)(OH)2又はその部分酸化物の当量をβ(mol)とすると放射性Cs吸着剤の活物質は下式(9)又は下式(10)であると考えられる。
PB分子をMe(II)(OH)2の層状結晶構造の層間にインターカレートして不溶化するには、α/βを小さくする方向が好ましいが、0.1より小さくしてもそれ以上の改善効果は期待できず、むしろ、過剰のMe(II)(OH)2の溶出によって処理液の水質を損なうおそれがある。一方、α/βが10を超えると、Me(II)(OH)2によるPB分子の不溶化が不十分となり、放射性Cs汚染水の吸着処理濾過工程において、Csイオンを吸着したPB分子及び/又はそのクラスターがフィルターの篩目を透過するおそれがある。
PB分子と共にMe(II)(OH)2層状結晶構造の層間に存在する層間水はCsイオンの吸着速度に重要な役割を果たす。
上記複合体の層間水を除去すると層構造の層間隔が縮小する。そのためCsイオンの結晶内への拡散が抑制され、上記複合体による効率的なCsイオンの吸着が阻害される。
つまり、層間水の存在によりMe(II)(OH)2層状結晶構造のc軸方向の層間隔が拡大し、Csイオンの拡散が容易になり、層間に存在するPB分子、及び/又はPBクラスターに捕捉されるのである。
従って、本発明の放射性Cs吸着剤として乾燥物を得る場合、この乾燥は100℃以下の低温で実施されることが好ましい。また、本発明の放射性Cs吸着剤として、上記複合体を含水した形、例えばスラリー、含水スラッジ、或いは水に分散した形で使用することもできる。
なお、放射性Cs汚染水の入手には制約があるため、吸着剤の性能に関する実施例の多くを入手可能な安定同位体133Csで代用して実施した。
しかし、以下で観察される化学的、物理的な事象は、133Csの放射性同位体である137Cs、134Csのそれと完全に一致する。
従って、133Csを含む模擬汚染水、模擬海水及び放射性Cs汚染水からCsを除去した以下の実施例は、同時に、放射性同位体である137Cs、134Csについての効果も実証するものである。
また、PB分子数αは、PB分子をM(I)Fe(III)Fe(II)(CN)6として吸着剤に含まれるシアン含有量から換算した値をαとした。βはそれぞれのMe(II)の測定値をβとした。
シアン定量のための前処理、及び測定は底質調査法14.1シアン化合物に準拠して実施した。また、Me(II)含有量についても底質調査法記載の処方に準拠した前処理により試料調製を行い、アジレント社の誘導結合型プラズマ質量分析装置(ICP−MS)7000xで測定を行った。
300mLの蒸留水にフェロシアン化カリウム3水和物15g(35.5mmol)を加え、続いて、攪拌下、塩化鉄(III)6水和物9.7g(36mmol)を加えてPBを合成した。次に、硫酸マンガン(II)1水和物12.3g(73mmol)を添加した。
5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを7.0〜8.0に調整しながら攪拌下加水分解を行った。硫酸マンガン(II)1水和物の添加終了2時間後、攪拌を止めて静置した。篩目1μmのガラスフィルターを用いて吸引濾過/洗浄した後、60℃で5時間真空乾燥を行い、吸着剤25.0gを得た。吸着剤のシアノ基、及びマンガン含有量をそれぞれ定量して、α/β=0.5を得た。
実施例1で硫酸マンガン(II)1水和物6.3g(37.3mmol)を添加したほかは実施例1と同じ方法で実施して吸着剤20.8gを得た。α/β=1.0であった。
実施例1で硫酸マンガン(II)1水和物3.0g(17.8mmol)を添加したほかは実施例1と同じ方法で実施して吸着剤18.8gを得た。α/β=1.9であった。
実施例1でフェリシアン化カリウム無水物6.0g(18mmol)、フェロシアン化カリウム3水和物7.6g(18mmol)に、還元剤として亜硫酸ナトリウム無水物5gを加えた後、塩化鉄(III)6水和物9.8g(36.2mmol)を加えてPBの合成を行ったほかは、全て実施例1と同様に実施して吸着剤24.6gを得た。α/β=0.6であった。
実施例1で、硫酸マンガン(II)1水和物12.3g(73mmol)の代わりに金属マンガン粉4.0g(73mmol)を添加し、塩酸でpHを5.0に調整して5時間攪拌を行った。反応終了後、5モル/L亜硫酸ナトリウム水溶液でpHを8.0に調整してからは実施例1と同様に実施して、吸着剤24.6gを得た。α/β=0.5であった。
500mLの蒸留水にフェロシアン化ナトリウム10水和物(Alfa Aesar社製)21.0g(43.4mmol)を溶解し、次に攪拌下、塩化鉄(III)6水和物12.0g(44.4mmol)を加えてPBを合成した。つづいて硫酸銅(II)14.0g(87.5mmol)水溶液100mlを攪拌下にPB合成液に添加した。添加終了後pHを8.0に調整しながら1時間攪拌を続けた。攪拌終了後、ガラスフィルターで吸引濾過を行った。蒸留水で濾物を洗浄後40℃で1晩真空乾燥を行い、吸着剤28.9gを得た。α/β=0.5であった。
実施例6で硫酸銅(II)の代わりに塩化ニッケル(II)10.0g(77mmol)の水溶液100mLを添加したほかは同様に実施して吸着剤29.6gを得た。α/β=0.6であった。
実施例6で硫酸銅(II)の代わりに塩化コバルト(II)11.3g(87mmol)の水溶液100mLを添加したほかは同様に実施して吸着剤28.4gを得た。α/β=0.6であった。
実施例6で硫酸銅(II)の代わりに硫酸亜鉛(II)無水和物14.0g(86.8mmol)の水溶液100mLを添加したほかは同様に実施して吸着剤28.6gを得た。α/β=0.6であった。
実施例6で硫酸銅(II)の代わりに塩化ニッケル(II)無水和物14.0g(44.0mmol)と塩化銅(II)2水和物(44.0mmol)を溶解させた水溶液100mLを添加したほかは同様に実施して吸着剤23.0gを得た。α/β=0.5であった。βはMe(II)のモル数であるが、Ni(II)とCu(II)のモル数の和をβとした。
実施例6で硫酸銅(II)14.0g(87.5mmol)の代わりに硫酸銅(II)1.3g(9.4mmol)を加えた他は同様に実施して吸着剤18.3gを得た。α/β=5.4であった。
実施例6で硫酸銅(II)14.0g(87.5mmol)の代わりに塩化コバルト(II)1.2g(9.2mmol)を加えた他は同様に実施して吸着剤17.8gを得た。α/β=4.8であった。
500mLの蒸留水にフェロシアン化ナトリウム10水和物(Alfa Aesar社製)21.0g(43.4mmol)を溶解し、次に攪拌下、塩化鉄(III)6水和物11.7g(43.4mmol)を加えてPBを合成した。つづいてPB水溶液に窒素ガスを吹込みながら塩化鉄(II)4水和物20.0g(100mmol)水溶液100mlを攪拌下に添加した。添加終了後pHを8.0〜8.5に調整しながら1時間攪拌を続けた。攪拌終了後、ガラスフィルターで吸引濾過を行った。蒸留水で濾物を洗浄後40℃で1晩真空乾燥を行い、吸着剤30.9gを得た。濾液に含まれるシアン、及び鉄の濃度がそれぞれ0.05mg/L未満、10mg/L未満であったことから、添加したフェロシアンシアン化ナトリウム10水和物と塩化鉄(II)4水和物のモル比から算出した該吸着剤のα/βは0.4であった。
実施例1と同様にPB分子を不溶化した後、反応液を3000rpmで20分間遠心沈殿した。上澄液を除去後、蒸留水300mlで沈殿物を再分散させた。該分散液を再度3000rpmで20分間遠心沈殿した。上澄液を除去後、α/β=0.5の沈殿物136gを得た。含水率は81.5%であった。
実施例14で得られた沈殿物を40℃で一晩風乾して吸着剤66.7gを得た。α/β=0.5で含水率は62.5%であった。
実施例14で得られた沈殿物を105℃で2時間乾燥して、吸着剤23.8gを得た。
α/β=0.5で、含水率は0.1%であった。
300mLの蒸留水にフェロシアン化ナトリウム10水和物10.0g(20.6mmol)を溶解し、続いて、攪拌下、塩化鉄(III)6水和物5.6g(20.8mmol/L)を加えてPBを合成した後、水酸化コバルト(II)3.8g(40.9mmol)を加えてpHを7.5〜8.0に調整して攪拌を続けた。3時間後に攪拌を止めて静置した。篩目1μmのガラスフィルターで反応液を吸引濾過した。濾物を蒸留水で洗浄後、室温で真空乾燥を一晩行い、吸着剤14.6gを得た。α/β=0.6であった。
さらに、水酸化コバルト(II)の代わりに水酸化銅(II)、水酸化ニッケル(II)、酸化マンガン(II)、酸化亜鉛(II)、水酸化カドミウム(II)を用いて同様に実施した。表1に得られた吸着剤の量、及びα/β値を示す。
蒸留水300mLに大日精化工業社製のプルシアンブルー(NH4Fe(III)Fe(II)(CN)6)10.0g(35mmol)を加え、続いて硫酸マンガン(II)1水和物12g(71mmol)を加え、pHを5mol/L水酸化ナトリウム水溶液により8.0に調整しながら攪拌を2時間行った。つづいて反応液を篩目1μmのガラスフィルターで吸引濾過した。濾物を蒸留水で洗浄後、50℃で1晩真空乾燥してα/β=0.5の吸着剤16.3gを得た。
蒸留水300mL攪拌下、フェロシアン化ナトリウム10水和物10g(20.7mmol)、つづいて塩化鉄(III)6水和物5.7g(21mmol)を加えてPBを合成した。15分攪拌後、更にPB分子不溶化剤として塩化鉄(III)6水和物11.4g(42mmol)を加えた。5mol/L水酸化ナトリウム水溶液でpHを8.0に調整しながら塩化鉄(III)の加水分解を行った。PB合成から1時間後に攪拌を止め静置して反応液を篩目1μmのガラスフィルターで吸引濾過した。濾物を蒸留水で洗浄後、50℃で1晩真空乾燥してCs吸着剤16.3gを得た。
比較例2で不溶化剤としての塩化鉄(III)6水和物を硫酸マグネシウム(II)10g(83mmol)に代えるとともに加水分解をpH9.5に調整して実施したほかは比較例2と同様に実施した。
比較例2で不溶化剤としての塩化鉄(III)6水和物を硫酸アルミニウム(III)7.5g(50mmol)に代えるとともに加水分解をpH8.5に調整して実施したほかは比較例2と同様に実施した。
下記に従い調製した模擬Cs汚染水、模擬Cs汚染海水について、上記実施例にかかる各吸着剤、従来の吸着剤、上記比較例にかかる各吸着剤を用いて、下記実施試験及び比較試験を行い、その吸着性能を評価した。
尚、各実施試験及び比較試験で測定した処理濾液のCs濃度はアジレント社の誘導結合型プラズマ質量分析装置(ICP−MS)7000xで測定を行った。また、全シアン濃度についてはJIS K0102 38.1.2及び38.2に準拠して実施した。
安定なCs同位体Cs133の塩化セシウムCsCl(純度99.9%)12.669mgをイオン交換水に溶解して、Csイオン濃度10mg/Lの模擬Cs汚染水1Lを調製した。
<模擬Cs汚染海水の調製>
安定なCs同位体Cs133の塩化セシウムCsCl(純度99.9%)12.669mg、塩化ナトリウム30g、塩化マグネシウム5g、塩化カリウム0.5gをイオン交換水に溶解して、模擬Cs汚染海水1Lを調製した。
<Cs汚染水の調製>
放射性Csで汚染された焼却灰を水で洗浄して、放射能濃度550Bq/kgの放射能Cs汚染水を調製した。
Csの放射能濃度の内訳はCs137:330Bq/kg、Cs134:220Bq/kgである。
Cs汚染水の各種イオン濃度は次の通り:
カチオン: Ca2+:2300mg/L K+:2.0% Na+:9200mg/L
アニオン: SO4 2-:2200mg/L Cl-:3.0%
Cs汚染水のpHは11.2であった。
実施例1〜5で得られた吸着剤1.0gを上記模擬Cs汚染水及び上記模擬Cs汚染海水1Lにそれぞれ添加して30分間攪拌処理を行った。つづいて該処理液を篩目1μmのガラスフィルターで濾過し、濾液を得た。濾液についてCsイオン濃度、全シアン濃度を測定して表2に示す結果を得た。
実施例6〜13で得られたCs吸着剤1.0gを上記模擬Cs汚染海水1Lに添加して実施試験1と同様に処理を実施した。濾液についてCsイオン濃度、全シアン濃度を測定して表3に示す結果を得た。
実施例14〜16で得られたCs吸着剤0.5g(乾燥重量換算)を上記模擬Cs汚染海水1Lに添加して実施試験1と同様に実施した。処理液のCsイオン濃度、全シアン濃度の測定結果を表4に示す。
実施例17〜22で得られた各Cs吸着剤1.0gを上記模擬Cs汚染海水1Lに添加して実施試験1と同様に実施した。各処理液についてCsイオン濃度、全シアン濃度測定値を表5に示した。
上記Cs汚染水1kgに4mol/Lの硫酸を加えてpH7.0に調整した後、実施例6で調製した吸着剤0.5gを加えて0.5時間攪拌処理を実施した。攪拌終了後、処理液を篩目1μmテフロン(登録商標)製フィルターで吸引濾過した。該濾液について放射能濃度を測定した。放射能濃度の測定は、日立アロカ社製放射能測定装置CAN−OSP−NAIで所定の時間行った。
1)放射性Cs汚染水処理前
測定時間:30分間
放射能濃度:550Bq/kg(検出限界20Bq/kg)
2)処理後濾液
測定時間:1時間
放射能濃度:ND(検出限界:137Cs、134Csともに10Bq/kg)
また、全シアン濃度は検出されなかった(定量下限値0.01mg/L)。
上記模擬Cs汚染水1Lに大日精化工業社製のプルシアンブルー(NH4Fe(III)Fe(II)(CN)6)1gを加えて1時間攪拌を行った。硫酸バンドAl2(SO4)3を1g添加し、攪拌しながら5mol/L水酸化ナトリウム水溶液で処理液のpHを8.0に調整した。続いて、アニオン系高分子凝集剤(MTアクアポリマー社製のアコフロックA115)の0.1%水溶液を1mL添加し、フロックを形成させた後、処理液を篩目1μmのガラスフィルターで吸引濾過した。
濾液についてCsイオン濃度の測定を実施試験1と同様にして実施した。
濾液のCsイオン濃度は2.4mg/Lであり、除去率は76.0%であった。
上記模擬Cs汚染海水1Lについて、比較試験1と同様、大日精化工業製のプルシアンブルー(NH4Fe(III)Fe(II)(CN)6)1gを添加し、pHを8.0に調整して攪拌を24時間実施した。プルシアンブルー添加から1時間、6時間、8時間経過の処理液100mLをそれぞれ採取した。採取した処理液それぞれに比較試験1と同様のアニオン系高分子凝集剤を添加した後、5Cの濾紙で濾過を行い、濾液についてCsイオン濃度を比較試験1と同様にして測定した。24時間経過については残処理液について、凝集剤を添加して沈殿形成後、同様に濾過を行い濾液についてCsイオン濃度の測定を実施した。各経過時間採取試料の濾液のCsイオン濃度を表6に示した。
上記模擬Cs汚染水1Lに大日精化工業社製のプルシアンブルー1.0g(NH4Fe(III)Fe(II)(CN)6)を加えて1時間攪拌を行った。
攪拌終了後、処理液を5Cの濾紙で濾過したところ、プルシアンブルーも濾紙を通過してしまい、紺青の濾液が得られた。
比較例1で得られたCs吸着剤1gを上記模擬Cs汚染海水1Lに添加して1時間攪拌処理を実施した。攪拌後、処理液を篩目1μmのガラスフィルターで吸引濾過した。濾液についてCsイオン濃度の測定を実施試験1と同様にして実施した。
濾液のCsイオン濃度は2.8mg/Lであり、除去率は72.0%であった。
比較例2〜4で得られたCs吸着剤1gを上記模擬Cs汚染海水1Lに添加して比較試験4と同様に処理を行った。
比較例2〜4の濾液のCsイオン濃度及び全シアン濃度を表7に示した。
Csイオン濃度10mg/Lの模擬Cs汚染海水1Lに天然ゼオライト10gを添加し1時間攪拌後5Cの濾紙で濾過を行った。
濾液のCsイオン濃度を測定した結果、Csイオン濃度は8.0mg/Lであり、除去率は20%であった。
(1)上記各実施試験から、本発明にかかる実施例1〜22の吸着剤によって、優れた吸着性能が得られることを確認できた。具体的には以下のとおりである。
Me(II)(OH)2の異なるいずれの吸着剤においても、模擬Cs汚染海水やCs汚染水に対して優れたCs吸着性を発揮しており、各種のカチオンやアニオンによってその効果が阻害されない(特に実施試験1:実施例1〜5、実施試験5参照)。
全シアン濃度を抑制する上では、α/βが0.1〜10、特に0.1〜1.0の範囲であることが好ましい(特に実施試験2:実施例6〜13参照)。
本発明の吸着剤は、含水物や乾燥物であっても有効に吸着性を発揮する(実施試験3:実施例14〜16参照)。
吸着剤としては、Me(II)塩化合物を添加したのちに加水分解してMe(II)(OH)2を生成させた場合に限らず、Me(II)(OH)2の生成のために金属粉を用いた場合(実施例5)においても、優れた吸着剤が得られる(実施試験1参照)。
また、PB合成後に各種のMe(II)(OH)2やMe(II)Oを添加することとしても優れた吸着剤が得られる(実施試験4:実施例17〜22参照)。
従来の吸着剤では、本発明の如き優れた吸着性は得られず、迅速性の点でも劣っている(比較試験1、比較試験2参照)
本発明で用いるPBとは化学式の異なる大日精化工業社製のプルシアンブルーを用いた場合には、濾過による分離が困難であり、また、Me(II)(OH)2により不溶化したとしても、本発明の如き優れた吸着剤は得られない(比較試験3、比較試験4:比較例1参照)。
本発明で用いるPBを用いても、3価金属の水酸化物や、遷移金属でない2価金属の水酸化物を不溶化剤として添加する場合には、優れた吸着剤は得られない(比較試験5:比較例2〜4参照)。
吸着剤として天然ゼオライトを用いても優れた吸着剤は得られない(比較試験6参照)。
模擬Cs汚染海水1Lに実施例1で得られた吸着剤1.0gを添加した。攪拌しながら5mol/L水酸化ナトリウム、又は5mol/L塩酸水溶液で処理液のpHを3〜12で調整し、攪拌を1時間行った。
攪拌を止め各pHに調整した処理液をそれぞれ篩目1μmのガラスフィルターで吸引濾過した。各濾液についてCsイオン濃度、全シアン濃度を測定した。その結果を表8及び図2に示す。
処理液のpH3〜11の範囲で優れた本発明の吸着剤によるCs捕集効果が確認された。
また、処理液の全シアン濃度の排水基準を考慮する場合には処理液のpHは4〜8.5に調整することが望ましい(図2も参照)。
Claims (10)
- M(I)3xFe(III)4-x[Fe(II)(CN)6]3で表されるプルシアンブルー(但し、M(I)は1価のカチオンでxは0又は1である)の分子及び/又はそのクラスターと、Me(II)(OH)2で表される水酸化物又はその部分酸化物(但し、Me(II)は2価の遷移金属である)との複合体を有効成分とする、放射性Cs吸着剤。
- 前記プルシアンブルーを構成するFe(II)(CN)6の当量をαモルとし、前記水酸化物又はその部分酸化物を構成するMe(II)の当量をβモルとするとき、αとβの比(α/β)が0.1〜10である、請求項1に記載の放射性Cs吸着剤。
- 前記αとβの比(α/β)が0.1〜1.0である、請求項2に記載の放射性Cs吸着剤。
- 前記M(I)がNa+及び/又はK+である、請求項1から3までのいずれかに記載の放射性Cs吸着剤。
- 前記Me(II)が、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛及びカドミウムから選ばれる少なくとも1種である、請求項1から4までのいずれかに記載の放射性Cs吸着剤。
- 水中で、M(I)4Fe(II)(CN)6及び/又はM(I)3Fe(III)(CN)6で表される鉄シアノ錯体(但し、M(I)は1価のカチオンである)と、2価及び/又は3価の鉄塩化合物とを反応させることによりプルシアンブルーを合成する工程と、前記プルシアンブルーの水溶液にMe(II)(OH)2で表される水酸化物(但し、Me(II)は2価の遷移金属である)を含有させる工程とを含む、放射性Cs吸着剤の製造方法。
- 前記鉄塩化合物が、塩化物、硝酸塩、硫酸塩及び有機酸塩から選ばれる少なくとも1種である、請求項6に記載の放射性Cs吸着剤の製造方法。
- 前記水酸化物を含有させる工程を、プルシアンブルーの合成前及び/又は合成後に、前記水酸化物及び/又はMe(II)Oで表される酸化物を添加することにより行う、請求項6又は7に記載の放射性Cs吸着剤の製造方法。
- 前記水酸化物を含有させる工程を、プルシアンブルーの合成前及び/又は合成後に、Me(II)塩化合物を含有させ、そののち、前記プルシアンブルーの水溶液中でMe(II)塩化合物を加水分解することにより行う、請求項6又は7に記載の放射性Cs吸着剤の製造方法。
- 前記プルシアンブルーの合成工程、及び、前記水酸化物の含有工程を経た水溶液を、pH6.0〜8.0の範囲で濾過し、得られた濾物を乾燥する工程をさらに含む、請求項6から9までのいずれかに記載の放射性Cs吸着剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012268019A JP5653408B2 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 放射性Cs吸着剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012268019A JP5653408B2 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 放射性Cs吸着剤及びその製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014150468A Division JP5694593B2 (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 放射性Cs吸着剤及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014115135A true JP2014115135A (ja) | 2014-06-26 |
| JP5653408B2 JP5653408B2 (ja) | 2015-01-14 |
Family
ID=51171300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012268019A Active JP5653408B2 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 放射性Cs吸着剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5653408B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015083688A1 (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-11 | 国立大学法人東京工業大学 | セシウム吸着剤及びその製造方法並びにセシウム吸着剤を使用したセシウムの除去方法 |
| WO2020166570A1 (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-20 | 日本曹達株式会社 | 吸着材粒子 |
| CN111686703A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-22 | 常州大学 | 一种去除水中Cs+的复合微胶囊吸附剂及其制备方法 |
| CN112194178A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-08 | 福州大学 | 一种二氧化钛和普鲁士蓝有序组装态介晶纳米材料及其制备方法 |
| CN113385237A (zh) * | 2020-03-12 | 2021-09-14 | 兰州大学 | 快速活化pms的复合催化膜、其制备方法及其应用和处理有机废水的方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013075252A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Mitsubishi Materials Corp | 排水からセシウムと重金属類を除去する処理方法 |
| JP2013242291A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-12-05 | Daiki Ataka Engineering Co Ltd | 放射性セシウムを含有する排水から放射性セシウムを除去する方法 |
| JP2014020916A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Mie Chuo Kaihatsu Kk | 放射性Cs汚染水の処理方法 |
| JP2014064991A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | セシウムを含む廃液の処理方法 |
-
2012
- 2012-12-07 JP JP2012268019A patent/JP5653408B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013075252A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Mitsubishi Materials Corp | 排水からセシウムと重金属類を除去する処理方法 |
| JP2013242291A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-12-05 | Daiki Ataka Engineering Co Ltd | 放射性セシウムを含有する排水から放射性セシウムを除去する方法 |
| JP2014020916A (ja) * | 2012-07-18 | 2014-02-03 | Mie Chuo Kaihatsu Kk | 放射性Cs汚染水の処理方法 |
| JP2014064991A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | セシウムを含む廃液の処理方法 |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015083688A1 (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-11 | 国立大学法人東京工業大学 | セシウム吸着剤及びその製造方法並びにセシウム吸着剤を使用したセシウムの除去方法 |
| JP2015128760A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-07-16 | 国立大学法人東京工業大学 | セシウム吸着剤及びその製造方法並びにセシウム吸着剤を使用したセシウムの除去方法 |
| WO2020166570A1 (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-20 | 日本曹達株式会社 | 吸着材粒子 |
| JPWO2020166570A1 (ja) * | 2019-02-14 | 2021-10-28 | 日本曹達株式会社 | 吸着材粒子 |
| JP7176014B2 (ja) | 2019-02-14 | 2022-11-21 | 日本曹達株式会社 | 吸着材粒子 |
| CN113385237A (zh) * | 2020-03-12 | 2021-09-14 | 兰州大学 | 快速活化pms的复合催化膜、其制备方法及其应用和处理有机废水的方法 |
| CN111686703A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-22 | 常州大学 | 一种去除水中Cs+的复合微胶囊吸附剂及其制备方法 |
| CN112194178A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-08 | 福州大学 | 一种二氧化钛和普鲁士蓝有序组装态介晶纳米材料及其制备方法 |
| CN112194178B (zh) * | 2020-10-20 | 2021-06-01 | 福州大学 | 一种二氧化钛和普鲁士蓝有序组装态介晶纳米材料及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5653408B2 (ja) | 2015-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Kong et al. | Needle-like Mg-La bimetal oxide nanocomposites derived from periclase and lanthanum for cost-effective phosphate and fluoride removal: characterization, performance and mechanism | |
| Pan et al. | A self-assembled supramolecular material containing phosphoric acid for ultrafast and efficient capture of uranium from acidic solutions | |
| Su et al. | Graphene oxide functionalized with nano hydroxyapatite for the efficient removal of U (VI) from aqueous solution | |
| Liu et al. | 3D graphene/δ-MnO 2 aerogels for highly efficient and reversible removal of heavy metal ions | |
| Tang et al. | Graphene oxide/chitosan/potassium copper hexacyanoferrate (II) composite aerogel for efficient removal of cesium | |
| Yang et al. | In situ controllable synthesis of magnetic Prussian blue/graphene oxide nanocomposites for removal of radioactive cesium in water | |
| Munagapati et al. | Equilibrium isotherms, kinetics, and thermodynamics studies for congo red adsorption using calcium alginate beads impregnated with nano-goethite | |
| Lasheen et al. | Adsorption of heavy metals from aqueous solution by magnetite nanoparticles and magnetite-kaolinite nanocomposite: equilibrium, isotherm and kinetic study | |
| Heidari-Chaleshtori et al. | Clinoptilolite nano-particles modified with aspartic acid for removal of Cu (II) from aqueous solutions: isotherms and kinetic aspects | |
| Yu et al. | Mg–Fe layered double hydroxide assembled on biochar derived from rice husk ash: facile synthesis and application in efficient removal of heavy metals | |
| Shi et al. | Use of carboxyl functional magnetite nanoparticles as potential sorbents for the removal of heavy metal ions from aqueous solution | |
| Wang et al. | One-step fabrication of functionalized magnetic adsorbents with large surface area and their adsorption for dye and heavy metal ions | |
| Meng et al. | Three-dimension titanium phosphate aerogel for selective removal of radioactive strontium (II) from contaminated waters | |
| JP5352853B1 (ja) | 放射性Cs汚染水の処理方法 | |
| CN103861567A (zh) | 羟基磷灰石/蔗渣活性炭的制备方法 | |
| Huang et al. | Efficient adsorption of Mn (II) by layered double hydroxides intercalated with diethylenetriaminepentaacetic acid and the mechanistic study | |
| Wang et al. | Spongy porous CuFe Prussian blue deposited MXene nanosheets for quick removal of cesium ions from wastewater and seawater | |
| JP5653408B2 (ja) | 放射性Cs吸着剤及びその製造方法 | |
| Li et al. | Relationship between surface hydroxyl complexation and equi-acidity point pH of MnO2 and its adsorption for Co2+ and Ni2+ | |
| Zhong et al. | Facile one-pot synthesis of urchin-like Fe–Mn binary oxide nanoparticles for effective adsorption of Cd (II) from water | |
| Tang et al. | Lacunary polyoxometalate@ ZIF for ultradeep Pb (II) adsorption | |
| Yousaf et al. | Enhanced removal of hexavalent chromium from aqueous media using a highly stable and magnetically separable rosin-biochar-coated TiO 2@ C nanocomposite | |
| JP5744940B2 (ja) | 放射性Cs汚染水の処理方法、放射性Cs吸着剤及びその製造方法 | |
| Ogata et al. | Adsorption of phosphate ion in aqueous solutions by calcined cobalt hydroxide at different temperatures | |
| Gong et al. | Synthesis and characterization of Ag@ Cu-based MOFs as efficient adsorbents for iodine anions removal from aqueous solutions |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140527 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140724 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141028 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141118 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5653408 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |