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JP2014113690A - 画像形成方法、画像形成プログラムおよび画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法、画像形成プログラムおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】濃度ムラの発生を抑えたオーバーラップ処理を実施して、良好な画像品質を得る。
【解決手段】少なくとも2つ以上のヘッドが該ヘッドのヘッド長尺方向に複数配列された記録ヘッドを用いた画像形成方法であって、ヘッドのヘッド長尺方向に隣接するヘッドの端部同士がヘッド長尺方向に重複するオーバーラップ部16を有し、該オーバーラップ部16に位置する画像のドット形成ステップにおいて、重複する一方のノズル(ヘッドAのノズル)でドットを形成する部分と、重複する他方のノズル(ヘッドBのノズル)でドットを形成する部分と、重複する双方のノズル(ヘッドAおよびヘッドBのノズル)でドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、双方のノズルでドットを形成する部分を、一方のノズルでドットを形成する部分および他方のノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の記録率の割合が近い部分に、多く存在するようにする。
【選択図】図25

Description

本発明は、画像形成方法、画像形成プログラムおよび画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、記録液(以下、インクともいう)の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドで構成した記録ヘッド(以下、ヘッド、インクジェットヘッドともいう)を含む装置を用いて、記録媒体(以下、用紙ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録用紙、記録紙なども同義で使用する)を搬送しながら、液体としての記録液を用紙に付着させて画像形成(以下、記録、印刷、印写、印字も同義で使用する)を行なう、いわゆるインクジェット方式の画像形成装置(インクジェットプリンタともいう)が知られている。
インクジェット方式の画像形成装置は、電子写真方式等の他の作像方式に比べ、構成が比較的簡易的で小型、低コスト、低消費電力である。また、高速記録が可能で、いわゆる普通紙に特別の定着処理を要せずに記録でき、また、記録時の動作音が非常に小さい等の利点がある。さらに、解像度が上げやすく、ドット再現性がよいため高繊細な画像を形成できるなどのメリットがあり、近年は家庭用からオフィス用、商業印刷用と多種多様な製品が開発、製造されている。
また、インクジェット方式による画像形成装置は、インク液室と、それに連通したノズルが形成された記録ヘッドを用いて、インク液室内のインクに画像情報に応じて、圧力を加えることにより、インク小滴をノズルから吐出させ、紙やフィルムなどの被記録媒体に付着させることにより実現される。非接触で画像形成するため、さまざまな被記録媒体に記録が行えるという特徴がある。
このようなインクジェット方式による画像形成装置においては、ドット径の変動や位置ズレによって、記録媒体上に帯状の色ムラやスジ状の色ムラが生じてしまう現象(バンディング)が知られている。
バンディングについて説明する。例えば、複数のインクジェットヘッドをヘッド長尺方向に配列し、ヘッド長尺方向と直交する方向に記録用紙を搬送させて画像形成するライン方式と呼ばれるインクジェットプリンタが知られている。
この場合、配列するヘッドの製造ばらつき等によって、配列するヘッド間で吐出特性の差が生じる場合がある。例えば、吐出する滴量に差がある場合は、記録媒体上でドット径の差が生じ、濃淡の帯状の色ムラとなる。
また、ヘッドが理想的に組みつけられていればよいが、組み付けのばらつき等によって位置ズレが生じる場合、例えば、ヘッド長尺方向に隣接するヘッド同士が互いに寄る方向に位置ズレして組み付いた場合は、ヘッドの境界部でドットの形成密度が高くなり、濃度の高いスジ状の画像障害(黒スジと呼ぶ)が生じてしまう。一方、ヘッドが互いに離れる方向に位置ズレして組み付いた場合、ヘッドの境界部でドットの形成密度が低くなり、濃度の低いスジ状の画像障害(白スジと呼ぶ)が生じるおそれがある。
上記バンディングを解決するために、ヘッドの端部同士をヘッド長尺方向に重複するように配置し、重複部分の画像を重複したノズルでドットを打ち分けて画像形成するオーバーラップ処理が知られている。
例えば、特許文献1には、複数の液滴吐出ヘッドを、記録媒体の搬送方向と交差する方向に、隣接する液滴吐出ヘッドの端部側の液滴吐出ノズルが記録媒体の搬送方向で重なるように固定配置すると共に、隣接する液滴吐出ヘッドで最外側の液滴吐出ノズルより内側の液滴吐出ノズルを液滴の吐出が可能な境界位置の液滴吐出ノズルとして設定した構成を有し、隣接する液滴吐出ヘッドで設定された境界位置の液滴吐出ノズル間のオーバーラップ量に応じて前記境界位置の液滴吐出ノズルの外側の液滴吐出ノズルから液滴を吐出制御してスジを抑制する液滴吐出装置が開示されている。
また、特許文献2には、記録素子列を配列した第1及び第2のヘッドチップの、記録素子列の端部が互いに重複する重複部における記録領域の一部が、第1及び第2のヘッドチップの両方の記録素子によりなされる記録ヘッドを有する記録装置が開示されている。
オーバーラップ処理により、隣接するヘッドのドットが入り混じる干渉地帯(オーバーラップ部)を設けて、ドットの局所的な偏りの軽減や特性の急激な変化を抑えて上述した色ムラを軽減することが可能となる。
このオーバーラップ処理では、一般にマスク処理をして重複したノズルにドットを振り分けることでオーバーラップ部におけるドットの形成をする。このため、重複ノズルに排他的にドットを振り分けて画像形成することで、理想的には振り分け処理をしない場合とインク量に変化は生じない。
しかしながら、実際のオーバーラップ処理では、インクの付着量に変化が生じてしまう場合がある。
この要因として、ヘッドの記録周波数特性がある。インクジェットヘッドは、ピエゾ素子やサーマル素子等を用いて、インク液室に機械的あるいは熱力学的に圧力を加え、インクをノズルから吐出させて画像形成する。ここで、インクは液体であるため、インク液面(メニスカスと呼ばれる)の振動状態によって飛翔するインク液滴の大きさや速度などの特性は異なる。このため、同じ吐出信号でも信号の周波数によって吐出特性が変わってしまう場合がある。
オーバーラップ処理を行なう場合、オーバーラップ部は複数のヘッドを使ってドットを分担形成するため、非オーバーラップ部よりもヘッドの記録周波数が低下することとなる。
このような、ヘッドの記録周波数特性によってオーバーラップ部のドットの大きさや飛翔速度(着弾位置や形状に影響)が変化し、オーバーラップ処理の効果が十分に得られないばかりか濃度ムラ等の画像不具合が生じる場合があった。
そこで本発明は、濃度ムラの発生を抑えたオーバーラップ処理を実施して、良好な画像品質を得ることができる画像形成方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像形成方法は、少なくとも2つ以上のヘッドが該ヘッドのヘッド長尺方向に複数配列された記録ヘッドを用いた画像形成方法であって、前記ヘッドのヘッド長尺方向に隣接する前記ヘッドの端部同士がヘッド長尺方向に重複する重複部を有し、該重複部に位置する画像のドット形成ステップにおいて、重複する一方のノズルでドットを形成する部分と、重複する他方のノズルでドットを形成する部分と、重複する双方のノズルでドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、前記双方のノズルでドットを形成する部分を、前記一方のノズルでドットを形成する部分および前記他方のノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合が近い部分に、多く存在するようにしたものである。
本発明によれば、濃度ムラの発生を抑えたオーバーラップ処理を実施して、良好な画像品質を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態における構成の一例を示す側面図である。 画像形成装置の構成の一例を示す平面図である。 記録ヘッドの一例を示す断面図(液室長手方向)である。 記録ヘッドの一例を示す断面図(液室短手方向)である。 制御部の概要を示すブロック図である。 印刷制御部の一例を示すブロック図である。 印刷制御部の駆動波形生成部で生成出力される駆動波形の一例を示す説明図である。 印刷制御部の駆動波形生成部で生成出力される駆動波形のうち、小滴、中滴、大滴を形成する場合、及び微駆動の場合に選択される駆動パルスをそれぞれ示す説明図である。 記録液の粘度による駆動波形の違いを示す説明図である。 画像形成装置が構成する画像形成システムの一例を示すブロック説明図である。 画像形成装置が構成する画像形成システムにおける、画像処理装置の一例を示すブロック説明図である。 画像処理部を概略的に示すブロック図である。 ライン方式の画像形成装置が備えるラインヘッドアレーの模式図(1)である。 ライン方式の画像形成装置が備えるラインヘッドアレーの模式図(2)である。 シリアル方式の画像形成装置が備えるヘッドユニットの模式図(1)である。 シリアル方式の画像形成装置が備えるヘッドユニットの模式図(2)である。 繋ぎ部を有するヘッドユニットを備えたシリアル方式の画像形成装置による画像形成動作の説明図である。 繋ぎ部を有するヘッドユニットを備えたシリアル方式の画像形成装置により、スキャンのオーバーラップを行なう画像形成動作の説明図である。 繋ぎ部を有しないヘッドユニットを備えたシリアル方式の画像形成装置により、スキャンのオーバーラップを行なう画像形成動作の説明図である。 オーバーラップ処理の説明図であって、(A)オーバーラップ部のない場合、(B)一定記録率で分配される場合、(C)記録率傾斜型の分配がされる場合である。 記録周波数特性を示すグラフの一例である。 オーバーラップ処理時の記録周波数についての説明図である。 ヘッドAとヘッドBのドット形成位置にズレが生じる場合の説明図である。 記録周波数の影響によって生じる着弾位置ズレの説明図である。 オーバーラップ処理の説明図であって、(a)重複ノズルを設ける例、(b)重複ノズルを設けない例である。 記録周波数特性により吐出滴量が変動する際のオーバーラップ処理の説明図であって、(a)重複ノズルを設ける例、(b)重複ノズルを設けない例である。 ヘッドAとヘッドBのドット形成位置にズレが生じる際のオーバーラップ処理の説明図であって、(a)重複ノズルを設ける例、(b)重複ノズルを設けない例である。 記録周波数特性により液滴量と速度の変動が生じた際のオーバーラップ処理の説明図であって、(a)重複ノズルを設ける例、(b)重複ノズルを設けない例である。 滴サイズを変換して重複吐出するオーバーラップ処理の説明図であって、(a)大きなサイズの滴に変更した例、(b)小さなサイズの滴に変更した例である。 オーバーラップ部のマスク処理についての説明図である。 入力階調によるマスクの切り替え処理についての説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図31に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(画像形成装置の構成)
図1及び図2は、本実施形態に係る画像形成装置を示す図であり、図1は機構部の全体構成の側面説明図、図2は同機構部の平面説明図である。
画像形成装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド1とガイドレール2とでキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、記録ヘッド走査手段として、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6Bとの間に張架したタイミングベルト5を介して図2で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。キャリッジ3には、例えば、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる4個の記録ヘッド7y、7c、7m、7k(色を区別しないときは「記録ヘッド7」という)を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。キャリッジ3には、記録ヘッド7に各色のインクを供給するための各色のサブタンク8を搭載している。このサブタンク8にはインク供給チューブ9を介して図示しないメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
記録ヘッド7を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。また、各色毎に独立したヘッド構成に限るものではなく、複数の色の液滴を吐出する複数のノズルで構成されるノズル列を有する1又は複数の液滴吐出ヘッドで構成することもできる。
一方、給紙カセット10などの用紙積載部(圧板)11上に積載した用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)13及び給紙ローラ13に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド14を備え、この分離パッド14は給紙ローラ13側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側で搬送する搬送手段として、用紙12を静電吸着して搬送するための搬送ベルト21と、給紙部からガイド15を介して送られる用紙12を搬送ベルト21との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ22と、略鉛直上方に送られる用紙12を略90°方向転換させて搬送ベルト21上に倣わせるための搬送ガイド23と、押さえ部材24で搬送ベルト21側に付勢された押さえコロ25とを備えている。また、搬送ベルト21表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ26を備えている。
ここで、搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ27とテンションローラ28との間に掛け渡されて、副走査モータ31からタイミングベルト32及びタイミングローラ33を介して搬送ローラ27が回転されることで、図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト21の裏面側には記録ヘッド7による画像形成領域に対応してガイド部材29を配置している。また、帯電ローラ26は、搬送ベルト21の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置されている。
また、図2に示すように、搬送ローラ27の軸には、スリット円板34を取り付け、このスリット円板34のスリットを検知するセンサ35を設けて、これらのスリット円板34及びセンサ35によってロータリエンコーダ36を構成している。
さらに、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、搬送ベルト21から用紙12を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53と、排紙される用紙12をストックする排紙トレイ54とを備えている。
また、背部には両面給紙ユニット61が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット61は搬送ベルト21の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙する。
さらに、図2に示すように、キャリッジ3の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド7のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構56を配置している。この維持回復機構56は、記録ヘッド7の各ノズル面をキャピングするための各キャップ57と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード58と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け59などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙部から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12はガイド15で案内され、搬送ベルト21とカウンタローラ22との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド23で案内されて押さえコロ25で搬送ベルト21に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、図示しない制御部によってACバイアス供給部から帯電ローラ26に対して正負が交互に繰り返す交番電圧を印加して、搬送ベルト21を交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが交互に所定の幅で繰り返されるパターンで帯電させる。この帯電した搬送ベルト21上に用紙12が給送されると、用紙12が搬送ベルト21に静電力で吸着され、搬送ベルト21の周回移動によって用紙12が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト21を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面給紙ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ22と搬送ベルト21との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベルト21上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する。
また、印字待機中にはキャリッジ3は維持回復機構56側に移動されて、キャップ57で記録ヘッド7のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ57で記録ヘッド7をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド7のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード58でワイピングを行なう。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行なう。これによって、記録ヘッド7の安定した吐出性能を維持する。
また、画像形成装置は、後述するように、センサ、スキャナ、測色計等の画像光学特性を取得可能な手段(パッチ読取手段230)備えることが好ましい。さらに、画像形成装置は、画像形成装置の装置環境(温湿度)を検知するための温湿度センサ(不図示)を備えることが好ましい。
(記録ヘッドの構成)
次に、記録ヘッド7を構成している液滴吐出ヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図、図4は同ヘッドの液室短手方向(ノズルの並び方向)の断面説明図である。
この液滴吐出ヘッドは、例えば単結晶シリコン基板を異方性エッチングして形成した流路板101と、この流路板101の下面に接合した例えばニッケル電鋳で形成した振動板102と、流路板101の上面に接合したノズル板103とを接合して積層し、これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル104が連通する流路であるノズル連通路105及び圧力発生室である液室106、液室106に流体抵抗部(供給路)107を通じてインクを供給するための共通液室108に連通するインク供給口109などを形成している。
また、振動板102を変形させて液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての2列の積層型圧電素子121と、この圧電素子121を接合固定するベース基板122とを備えている。なお、圧電素子121の間には支柱部123を設けている。この支柱部123は圧電素子部材を分割加工することで圧電素子121と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。
さらに、圧電素子121には図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載したFPCケーブル126を接続している。
そして、振動板102の周縁部をフレーム部材130に接合し、このフレーム部材130には、圧電素子121及びベース基板122などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部131及び共通液室108となる凹部、この共通液室108に外部からインクを供給するためのインク供給穴132を形成している。このフレーム部材130は、例えばエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成している。
ここで、流路板101は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、ノズル連通路105、液室106となる凹部や穴部を形成したものであるが、単結晶シリコン基板に限られるものではなく、その他のステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板102は、ニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製しているが、この他、金属板や金属と樹脂板との接合部材などを用いることもできる。この振動板102に圧電素子121及び支柱部123を接着剤接合し、更にフレーム部材130を接着剤接合している。
ノズル板103は各液室106に対応して直径10〜30μmのノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。このノズル板103は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥水層を形成したものである。
圧電素子121は、圧電材料151と内部電極152とを交互に積層した積層型圧電素子(ここではPZT)である。この圧電素子121の交互に異なる端面に引き出された各内部電極152には個別電極153及び共通電極154が接続されている。なお、この実施形態では、圧電素子121の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成としているが、圧電素子121の圧電方向としてd31方向の変位を用いて加圧液室106内インクを加圧する構成とすることもできる。また、1つの基板122に1列の圧電素子121が設けられる構造とすることもできる。
このように構成した液滴吐出ヘッドヘッドにおいては、例えば圧電素子121に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子121が収縮し、振動板102が下降して液室106の容積が膨張することで、液室106内にインクが流入し、その後、圧電素子121に印加する電圧を上げて圧電素子121を積層方向に伸長させ、振動板102をノズル104方向に変形させて液室106の容積/体積を収縮させることにより、液室106内の記録液が加圧され、ノズル104から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子121に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から液室106内に記録液が充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与え方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
(制御部の構成)
次に、画像形成装置の制御手段としての制御部の概要について図5のブロック図を参照して説明する。この制御部200は、この装置全体の制御を司るCPU201と、CPU201が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM202と、画像データ等を一時格納するRAM203と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ(NVRAM)204と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行なう画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC205とを備えている。
また、この制御部200は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行なうためのホストI/F206と、記録ヘッド7を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動波形を生成する駆動波形生成手段を含む印刷制御部207と、キャリッジ3側に設けた記録ヘッド7を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)208と、主走査モータ4及び副走査モータ31を駆動するためのモータ駆動部210と、帯電ローラ26にACバイアスを供給するACバイアス供給部212と、エンコーダセンサ35からの各検出信号、環境温度を検出する温度センサ215などの各種センサからの検出信号を入力するためのI/O213などを備えている。また、この制御部200には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行なうための操作パネル214が接続されている。
ここで、制御部200は、パーソナルコンピュータ等の画像(情報)処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データ等をケーブル或いはネットを介してホストI/F206で受信する。
そして、制御部200のCPU201は、ホストI/F206に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC205にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ない、この画像データを印刷制御部207からヘッドドライバ208に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は後述するようにホスト側のプリンタドライバで行なっても良い。
また、CPU201は、リニアエンコーダを構成するエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて主走査モータ4に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介して主走査モータ4を駆動する。同様に、ロータリエンコーダ36を構成するエンコーダセンサ35からの検出パルスをサンプリングして得られる速度検出値及び位置検出値と、予め格納した速度・位置プロファイルから得られる速度目標値及び位置目標値とに基づいて副走査モータ31に対する駆動出力値(制御値)を算出してモータ駆動部210を介しモータドライバを介して副走査モータ31を駆動する。
印刷制御部207は、上述した画像データをシリアルデータでヘッドドライバ208に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッドドライバ208に出力する。
また、印刷制御部207は、ROM202に格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバ208に与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ208に対して出力する。
ヘッドドライバ208は、シリアルに入力される記録ヘッド7の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部207から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば前述したような圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
(印刷制御部・ヘッドドライバの構成)
次に、印刷制御部207及びヘッドドライバ208の一例について、図6を参照して説明する。印刷制御部207は、上述したように、1印刷周期内に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)を生成して出力する駆動波形生成部301と、印刷画像に応じた2ビットの画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力するデータ転送部302とを備えている。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ208の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ315の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号であり、共通駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべき波形でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ208は、データ転送部302からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データ(階調データ:2ビット/CH)を入力するシフトレジスタ311と、シフトレジスタ311の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路312と、階調データと制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ313と、デコーダ313のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ315が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ314と、レベルシフタ314を介して与えられるデコーダ313の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ315と、を備えている。
アナログスイッチ315は、各圧電素子121の選択電極(個別電極)154に接続され、駆動波形生成部301からの共通駆動波形が入力されている。したがって、シリアル転送された画像データ(階調データ)と制御信号MN0〜MN3をデコーダ313でデコードした結果に応じてアナログスイッチ315がオンにすることにより、共通駆動波形を構成する所要の駆動信号が通過して(選択されて)圧電素子121に印加される。
(記録液)
次に、この画像形成装置において使用する記録液であるインクについて説明する。本実施形態に係る画像形成装置では、例えば、顔料、水溶性有機溶剤、炭素数8以上のポリオールまたはグリコールエーテル、および水を少なくとも含んでなるインク構成を用いることにより、普通紙上へ印字した場合でも,(1)良好な色調(十分な発色性,色再現性を有する)、(2)高い画像濃度、(3)文字・画像にフェザリング現象やカラーブリード現象のない鮮明な画質、(4)両面印刷にも耐え得るインク裏抜け現象の少ない画像、(5)高速印刷に適した高いインク乾燥性(定着性)、(6)耐光性,耐水性などの高い堅牢性を有した高画質画像を達成することができ、画像濃度、発色性、色再現性、文字にじみ、色境界にじみ、両面印刷性、定着性等を大幅に改善することができる。
このようなインクを使用する場合に好ましい駆動波形の一例について、図7及び図8を参照して説明する。
駆動波形生成部301からは1印刷周期(1駆動周期)内に、図7に示すように、基準電位Veから立ち下がる波形要素と、立下り後の状態から立ち上がる波形要素などで公正される、8個の駆動パルスP1ないしP8からなる駆動信号(駆動波形)を生成して出力する。一方、データ転送部302からの滴制御信号M0〜M3によって使用する駆動パルスを選択する。
ここで、駆動パルスの電位Vが基準電位Veから立ち下がる波形要素は、これによって圧電素子121が収縮して加圧液室106の容積が膨張する引き込み波形要素である。また、立下り後の状態から立ち上がる波形要素は、これによって圧電素子121が伸長して加圧液室106の容積が収縮する加圧波形要素である。
そして、データ転送部302からの滴制御信号M0〜M3によって、小滴(小ドット)を形成するときには図8(a)に示すように駆動パルスP1を選択し、中滴(中ドット)を形成するときには図8(b)に示すように駆動パルスP4ないしP6を選択し、大滴(大ドット)を形成するときには図8(c)に示すように駆動パルスP2ないしP8を選択し、微駆動の(滴吐出を伴わないでメニスカスを振動させる)ときには図8(d)に示すように微駆動パルスP2を選択して、それぞれ記録ヘッド7の圧電素子121に印加させるようにする。
中滴を形成する場合、駆動パルスP4にて1滴目、駆動パルスP5にて2滴目、駆動パルスP6にて3滴目を吐出させ、飛翔中に合体させて一滴として着弾させる。このとき、圧力室(液室106)の固有振動周期をTcとすると、駆動パルスP4とP5の吐出タイミングの間隔は2Tc±0.5μsが好ましい。駆動パルスP4とP5は、単純引き打ち波形要素で構成されているため、駆動パルスP6も同様の単純引き打ち波形要素にするとインク滴速度が大きくなりすぎてしまい、他の滴種の着弾位置からずれてしまうおそれがある。そこで、駆動パルスP6は、引き込み電圧を小さくする(立下りの電位を少なくする)ことでメニスカスの引き込みを小さくし、3滴目のインク滴速度を抑えている。ただし、必要なインク滴体積をかせぐために立ち上げ電圧は小さくしない。
つまり、複数の駆動パルスのうちの最終駆動パルスの引き込み波形要素では引き込み電圧を相対的に小さくすることによって、当該最終駆動パルスによる滴吐出速度を相対的に小さくして、着弾位置を他の滴種と極力合わせるようにすることができる。
また、微駆動パルスP2とは、ノズルのメニスカスの乾燥を防ぐため、インク滴を吐出させずにメニスカスを振動させる駆動波形である。非印字領域ではこの微駆動パルスP2が記録ヘッド7に印加される。また、この微駆動波形である駆動パルスP2を、大滴を構成する駆動パルスの一つとして利用することにより、駆動周期の短縮化(高速化)を達成することができる。
さらに、微駆動パルスP2と駆動パルスP3の吐出タイミングの間隔を、固有振動周期Tc±0.5μsの範囲内に設定することにより、駆動パルスP3によって吐出するインク滴の体積をかせぐことができる。つまり、微駆動パルスP2によって生じた振動周期によって加圧液室106の圧力振動に駆動パルスP3による加圧液室106の膨張を重畳させることによって駆動パルスP3で吐出できる滴の滴体積を駆動パルスP3単独で印加する場合よりも大きくすることができる。
なお、インクの粘度によって必要な駆動波形が異なることから、この画像形成装置においては、図9に示すように、インク粘度が5mPa・sのときの駆動波形、同じく粘度が10mPa・sのときの駆動波形、同じく20mPa・sのときの駆動波形をそれぞれ用意し、温度センサからの検出温度からインク粘度を判定して、使用する駆動波形を選択するようにしている。
つまり、インク粘度が小さいときは駆動パルスの電圧を相対的に小さく、インク粘度が大きいときは駆動パルスの電圧を相対的に大きくすることにより、インク粘度(温度)によらずインク滴の速度及び体積を略一定に吐出させることができる。また、駆動パルスは、インク粘度に合わせて波高値を選択することにより、インク滴を吐出させることなくメニスカスを振動させることができる。
このような駆動パルスから構成される駆動波形を使用することによって、大中小の各滴が用紙に着弾するまでの時間を制御することができ、吐出開始の時間が大中小の各滴で異なっても、各滴をほぼ同じ位置に着弾させることが可能となる。
(画像形成システムの構成)
次に、画像形成装置に接続された画像処理装置に記憶された画像形成プログラムを実行して、画像形成装置により印刷画像を出力する画像形成システムの一実施形態について図10を参照して説明する。画像形成システムは、パーソナルコンピュータ(PC)などからなる1又は複数台の画像処理装置400と、インクジェットプリンタ(画像形成装置)500とが、所定のインタフェース又はネットワークで接続されて構成されている。
画像処理装置400は、図11に示すように、CPU401と、メモリ手段である各種のROM402やRAM403とが、バスラインで接続されている。このバスラインには、所定のインタフェースを介して、ハードディスクなどの磁気記憶装置を用いた記憶装置406と、マウスやキーボードなどの入力装置404と、LCDやCRTなどのモニタ405と、図示しないが、光ディスクなどの記憶媒体を読み取る記憶媒体読取装置が接続され、また、インターネットなどのネットワークやUSBなどの外部機器と通信を行なう所定のインタフェース(外部I/F)407が接続されている。
画像処理装置400の記憶装置406には、本発明に係る画像形成プログラムを含む画像処理プログラムが記憶されている。画像処理プログラムは、記憶媒体から記憶媒体読取装置により読み取って、あるいは、インターネットなどのネットワークからダウンロードするなどして、記憶装置406にインストールしたものである。このインストールにより画像処理装置400は、以下のような画像処理を行なうために動作可能な状態となる。なお、画像処理プログラムは、所定のOS上で動作するものであってもよい。また、特定のアプリケーションソフトの一部をなすものであってもよい。
なお、以下に説明する画像形成はインクジェットプリンタ側で実施することができるが、この例では、インクジェットプリンタ500側では、装置内に画像の描画又は文字のプリント命令を受けて実際に記録するドットパターンを発生する機能を持たない例で説明する。すなわち、ホストとなる画像処理装置400で実行されるアプリケーションソフトなどからのプリント命令は、画像処理装置400内にソフトウェアとして組み込まれたプリンタドライバで画像処理されてインクジェットプリンタ500が出力可能な多値のドットパターンのデータ(印刷画像データ)が生成され、それがラスタライズされてインクジェットプリンタ500に転送され、インクジェットプリンタ500が印刷出力される例で説明する。
具体的には、画像処理装置400内では、アプリケーションやオペレーティングシステムからの画像の描画又は文字の記録命令(例えば記録する線の位置と太さと形などを記述したものや、記録する文字の書体と大きさと位置などを記述したもの)は描画データメモリに一時的に保存される。なお、これらの命令は、特定のプリント言語で記述されたものである。
そして、描画データメモリに記憶された命令は、ラスタライザによって解釈され、線の記録命令であれば、指定された位置や太さ等に応じた記録ドットパターン(印字データ)に変換され、また、文字の記録命令であれば画像処理装置400内に保存されているフォントアウトラインデータから対応する文字の輪郭情報を呼びだし指定された位置や大きさに応じた記録ドットパターンに変換され、イメージデータであれば、そのまま記録ドットパターンに変換される。
その後、これらの記録ドットパターンに対して画像処理を施してラスタデータメモリに記憶する。このとき、画像処理装置400は、直交格子を基本記録位置として、記録ドットパターンのデータにラスタライズする。画像処理としては、例えば色を調整するためのカラーマネージメント処理(CMM)やγ補正処理、ディザ法や誤差拡散法などの中間調処理、さらには下地除去処理、インク総量規制処理などがある。そして、ラスタデータメモリに記憶された記録ドットパターンがインタフェースを経由してインクジェットプリンタ500へ転送されるものである。
なお、インクジェットプリンタ500を用いてコピーする場合は、インクジェットプリンタ500で記録ドットパターンに中間調処理などを施す必要があり、その場合、印刷制御部207が、スキャンされた画像データに対し、前述したような処理を行って中間調処理などが行われた記録ドットパターンを生成する。
(画像処理部)
本実施形態では、画像形成方法として、記録媒体に対して1回の主走査で画像を形成する、いわゆる1パス印字を用いても良いし、記録媒体の同一領域に対して同一のノズル群あるいは異なるノズル群によって複数回の主走査を行うことで画像を形成する、いわゆるマルチパス印字を用いても良い。また、主走査方向にヘッドを並べて、同一領域を異なるノズルで打ち分けても良い。これらの記録方法は適宜組み合わせて用いることができる。
以下、マルチパス印字について説明する。図12は、本実施形態の画像処理部600を概略的に示すブロック図である。図中、601は入力端子、602は記録バッファ、603はパス数設定部、604はマスク処理部、605はマスクパターンテーブルを示している。
画像処理装置400から送信されたビットマップデータ(印字データ)は、入力端子601から入力され、記録バッファ制御部により、記録バッファ602の所定のアドレスに格納される。記録バッファ602は1スキャンと紙送り量分のビットマップデータを格納できる容量を有し、FIFOメモリのような紙送り量単位のリングバッファを構成している。
記録バッファ制御部は、記録バッファ602を制御し、1スキャン分のビットマップデータが記録バッファ602に格納されるとプリンタエンジンを起動し、記録ヘッドの各ノズルの位置に応じて記録バッファ602よりビットマップデータを読み出し、パス数設定部603に入力する。また、記録バッファ制御部は、入力端子601から次回のスキャンのビットマップデータが入力されると、記録バッファ602の空き領域(記録が完了した紙送り量に相当する領域)に格納するように記録バッファ602を制御する。
次に、画像形成装置におけるパス数設定部603のより具体的構成例を説明する。パス数設定部603では分割パス数を決定し、そのパス数をマスク処理部604へ出力する。マスクパターンテーブル605では予め格納されているマスクパターンテーブル、例えば、1パス記録、2パス記録、4パス記録、8パス記録のマスクパターンから、必要なマスクパターンを決定された分割パス数に応じて選択し、マスク処理部604に出力する。
マスク処理部604は記録バッファ602に格納されているビットマップデータを、マスクパターンを用いてパス記録毎にマスクしてヘッドドライバ208に出力すると、ヘッドドライバ208ではそのマスクされたビットマップデータを記録ヘッド7が用いる順に並び替え、記録ヘッド7に転送する。
なお、記録バッファ602は、例えばRAM203で実現され、マスクパターンテーブルは例えばROM202に記憶される。パス数設定部603及びマスク処理部604は、印刷制御部207、印刷制御部207及びCPU201の組み合わせ、又はCPU201のいずれかで実現されうる。記録バッファ制御部はCPU201で実現されうる。
(オーバーラップ制御)
次に、記録ヘッド7の構成毎にオーバーラップ制御について説明する。
[ヘッド構成例(1)]
図13を参照してライン方式の画像形成装置でのオーバーラップ制御について説明する。図13に示す記録ヘッドは、複数のヘッド7(7k,7c,7m、7y)をヘッド長尺方向に配列してラインヘッドアレー7Lを形成し、ヘッド長尺方向と直交方向に記録用紙を搬送させて画像形成する。この例では、KCMYの4色が色ごとにアレーを形成しており、ヘッド長尺方向に隣接するヘッドの端部同士が一部オーバーラップする位置関係で組み付けられている。
図13の例では、色ごとにオーバーラップ部16が設けられているが、ラインヘッドアレー7Lの構成は、これに限られるものではなく、例えば、図14に示すように、複数色単位でオーバーラップ部16が設けられていてもよい。
なお、ヘッド長尺方向のヘッド数は図の例に限られないのは勿論である。ライン方式の画像形成装置では、ヘッドをヘッド長尺方向に複数配列して、これと直交方向に用紙搬送して画像を形成する。このため、ヘッドの長尺方向のヘッド数は対応する記録用紙のサイズやオーバーラップ量に合わせて、画像形成可能な領域が対応する記録用紙以上となるような構成をとる必要がある。
また、長尺方向と直交する方向のヘッドの数も図に限定されるものではなく適宜設定可能である。特に図示はしないが、例えば、1色あたり複数ヘッドを並列に並べた構成を取ってもよいし、4色以上の色を扱ってもよい。また、1つのヘッド内で2色以上の色をもつ構成をとってもよい。
また、利用可能なヘッドとしてはピエゾ方式によるもの、サーマル方式によるもの、静電方式によるものなど種々の方式のものが利用可能である。また、図13、図14では、1つのヘッド7内に2つのノズル列が示されているがノズルのレイアウトについて特に限定せず、これ以上またはこれ以下の数であっても良い。
[ヘッド構成例(2)]
図15は、シリアル方式の画像形成装置が備えるオーバーラップ部16を持つヘッドユニット7Uからなる記録ヘッドの例である。
なお、ヘッドの数や構成については図16に示すような例をはじめ、ライン方式の場合と同様に様々なヘッド、ノズルレイアウトの構成を取ることが可能である。
シリアル方式の画像形成装置では、図15や図16に示すようなヘッドユニット7Uを記録用紙の搬送方向と直交する方向に複数回スキャン動作して画像形成する。例えば、図15に示すヘッドユニット7Uでは、図17に示すように、記録用紙を略ヘッドユニットの長さ分送りながら、ヘッドユニット7Uを往復スキャンして画像形成する。
なお、図17〜図19は、ヘッドユニット7Uと記録用紙の相対移動と各スキャンでの画像形成領域を模式的に示す図である。なお、図17〜図19では、紙面左右方向がヘッドユニットの移動方向、上下方向が記録用紙の搬送方向を示している。
ここで、図17に示す動作をする際に、図18のように記録用紙の搬送量(ヘッドユニットの長さと同等)を図17よりも短くし、スキャン同士がオーバーラップするように画像形成する場合がある。
また、別の形態として、図19はオーバーラップ部16を有しないヘッドユニット7Uを用いたシリアル方式の画像形成装置の記録ヘッドの例である。この例でも、シリアル方式であるため、図17、図18の例と同様にヘッドユニットのスキャン動作と用紙搬送を組み合わせて画像形成する。この場合、図18と同様に図19に示すようにスキャン同士がオーバーラップするように画像形成する場合がある。
なお、オーバーラップ部16を持たないヘッドユニット7Uとは、図19に示すように繋ぎヘッド構成でない場合であっても、繋ぎヘッドであるがヘッド部にはオーバーラップ部16を持たない構成であってもよい。
以上説明したように、オーバーラップ処理はノズルが一部重複するようにヘッド配置やスキャン動作を行なうものである。
[オーバーラップ部のノズル打ち分け]
次にオーバーラップ処理における重複部(オーバーラップ部16)での処理について説明する。この処理は上述したいずれのヘッド構成においても適用可能なため、説明の都合上、特に実施形態を区別せず、ヘッドが2つオーバーラップした状態にて説明する。この2つのヘッドをヘッドA、ヘッドBとする。つまり、ヘッドA、ヘッドBは、同一のヘッドで異なるスキャンの場合も含むものである。
図20(A)のようにヘッドA、ヘッドBでオーバーラップ部16を有しない場合は、ヘッド間の特性が異なる場合などは、境界部でのギャップが大きいこととなる。
一方、オーバーラップ部16は複数のノズルが重複するノズル重複部(重複ノズルともいう)を有しており、この部分の画像を形成する場合に使用するノズルの選択肢が非オーバーラップ部よりも多いこととなる。
オーバーラップ部16でのノズルの配分方法としては、オーバーラップ部16に重複ノズルへの打ち分けルールを記載したマスクを用意し、このマスクを適用することによって、オーバーラップ部16に相当する画像位置に入力されたデータを重複ノズルへ振り分けて印刷を行なうことが知られている。
このノズルの打ち分けの方法としては、例えば、図20(B)に示すように、ヘッドAとヘッドBとを一定の記録率で分配する方法がある。また、図20(C)に示すように、ヘッドの端部向かうにつれてドットを形成する割合が減少するようにドットの分配を行なう記録率傾斜型の分配が考えられる。このように分配することで2つのヘッドの特性が入り混じり、変化が緩やかになる。
このオーバーラップ部16における打ち分け処理では、原理的には元のデータを排他的に分配すればよいこととなる。例えば、元の画像のオーバーラップ部16に相当する領域のドット数を100%とすると、オーバーラップしている2つのヘッドに振り分ける場合、一方のヘッド(例えば、ヘッドA)の記録率X[%]とすると、他方のヘッド(例えば、ヘッドB)の記録率は、(100−X)[%]となる。
オーバーラップ処理では、一般にマスク処理をして重複したノズルにドットを振り分けることでオーバーラップ部16におけるドットの形成をする。このため、重複ノズルに排他的にドットを振り分けて画像形成することで、理想的には振り分け処理をしない場合とインク量に変化は生じない。
しかしながら、現実にオーバーラップ処理を行うと、インクの付着量に変化が生じ得る。
この要因として、記録ヘッドの記録周波数特性がある。インクジェットヘッドは、ピエゾ素子やサーマル素子等あるいは静電素子を用いて、インク液室に圧力を加え、インクをノズルから吐出させて画像形成する。インクは液体であるため、インク液面(メニスカス)の振動状態によって飛翔するインク液滴の大きさや速度などの特性は異なる。このため、同じ吐出信号でも信号の周波数によって吐出特性が変わってしまう場合がある。
オーバーラップ部16では、複数のヘッドを使ってドットを分担形成するため、非オーバーラップ部よりもヘッドの記録周波数が低下する。このため、ヘッドの記録周波数特性によってオーバーラップ部16のドットの大きさや飛翔速度(着弾位置や形状に影響)が変化し、オーバーラップの効果が十分に得られない場合がある。
例えば、図21は記録周波数特性を示すグラフの一例を示しており、横軸はドットの記録周波数(吐出周波数)[kHz]、縦軸は吐出滴量(≒ドット径)[pl]を示している。
記録周波数が変わっても吐出滴量は変化しないことが理想だが、完全にこれを無くすことは難しい。例えば、図21に示すような記録周波数特性を有する記録ヘッドを用いて、おいてベタ塗りのドットデータを印刷する場合において、ドットを連続して形成する場合の記録周波数が20[kHz]である場合を考える。
これを、図20(B)に示したようなオーバーラップ部16において、ヘッドA、ヘッドBそれぞれに50%ずつに振り分けてドット形成を行う場合、オーバーラップ部16の記録周波数は10kHz相当にまで落ち込むこととなる。
そのため、図21のような記録周波数特性がヘッドにある場合、オーバーラップ部16ではデータ上は、非オーバーラップ部と同様のインク滴量を打ち込んでいるつもりでも、実際には滴量が低下してしまい、白スジ状の濃度ムラが生じてしまうことになる。
[重複ノズルによるオーバーラップ制御]
このように、オーバーラップ部16において排他的にドットを打ち分けるのみでは、濃度ムラが生じることがあった。
そこで、本実施形態に係る画像形成方法では、少なくとも2つ以上のヘッド(ヘッド7)が該ヘッドのヘッド長尺方向に複数配列された記録ヘッド(ラインヘッドアレー7L、ヘッドユニット7U)を用いた画像形成方法であって、ヘッドのヘッド長尺方向に隣接するヘッドの端部同士がヘッド長尺方向に重複する重複部(オーバーラップ部16)を有し、該重複部に位置する画像のドット形成ステップにおいて、重複する一方のノズル(ヘッドAのノズル)でドットを形成する部分と、重複する他方のノズル(ヘッドBのノズル)でドットを形成する部分と、重複する双方のノズル(ヘッドAおよびヘッドBのノズル)でドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、双方のノズルでドットを形成する部分を、一方のノズルでドットを形成する部分および他方のノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合(記録率の割合)が近い部分に、多く存在するようにしたものである。
または、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復動作して画像を形成する画像形成方法であって、記録ヘッドが少なくとも1回以上のスキャンを用いて形成する領域を第1の画像領域(1スキャン目の画像形成領域、図18等参照)、該第1の画像領域と異なる位置に形成される記録ヘッドが少なくとも1回以上のスキャンを用いて形成する領域を第2の画像領域(2スキャン目の画像形成領域)、第1の画像領域と第2の画像領域の境界に位置する領域を第3の画像領域(スキャンのオーバーラップ領域)、とした場合に、第3の画像領域は、第1の画像領域に用いる第1スキャンと第2の画像領域に用いる第2スキャンをヘッド長尺方向に端部同士を重複させた重複部(オーバーラップ部16)に相当し、該重複部に位置する画像のドット形成ステップにおいて、第1スキャンのノズル(ヘッドAのノズル)でドットを形成する部分と、第2スキャンのノズル(ヘッドBのノズル)でドットを形成する部分と、第1および第2の双方のスキャンの双方のノズル(ヘッドAおよびヘッドBのノズル)でドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、双方のノズルでドットを形成する部分を、第1スキャンのノズルでドットを形成する部分および第2スキャンのノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合(記録率の割合)が近い部分に、多く存在するようにしたものである。
すなわち、排他的にドットを打ち分ける部分と、重複ノズルを複数利用してドットを形成する場合(ヘッドA、ヘッドBの2つのヘッドを利用する)とを使い分けるオーバーラップ処理であり、重複ノズルを複数利用する部位を設けて記録周波数の変動による濃度ムラを抑制するものである。
重複ノズルを複数設ける部位については、記録周波数の低下による濃度ムラを軽減するものであるため、記録周波数の低下の影響が出やすい部分に多く設けることが重要である。
これは例えば、図20(B)に示すようにドット形成の分配率が一様な場合には一様に存在し、図20(C)示すようにドット形成の分配率が一様でない場合、分配率にあわせて設定される。以下に詳細に説明する。
上述したように、図20(c)はヘッドの端部向かうにつれてドットを形成する割合が減少するようにドットの分配を行なう記録率傾斜型のオーバーラップ処理の例を示している。すなわち、重複するヘッドないしスキャンの一方に注目した際に、ヘッドないしスキャンの端部に近づくにつれ、一方のヘッドないしスキャンでドット形成を受け持つ割合が少なくなるようにする処理である。
この処理の場合、図22に示すようにオーバーラップ部16のうち、ヘッドAに近い側では、ヘッドAの記録率が高く、ヘッドBの記録率が低い。これはつまりはヘッドAの記録周波数は高く、ヘッドBの記録周波数は低くなりやすいことを意味している。また、逆に、オーバーラップ部16のうち、ヘッドBに近い側では、ヘッドAの記録周波数は低く、ヘッドBの記録周波数は高くなる。したがって、ヘッドAの記録周波数は低く、ヘッドBの記録周波数は高くなりやすいことを意味している。
そして、オーバーラップ部16におけるヘッドAとBの中間付近はヘッドAとヘッドBの記録率が同等となり、一様に0〜100%に一定割合で記録率が傾斜する構成の場合では、記録周波数も両方のヘッドが50%付近まで低下することとなる。
このような場合において、オーバーラップ部16のヘッドA側、ヘッドB側では、いずれか一方のヘッドが大半のドット形成を行うため、上記の記録周波数特性の影響は出にくいが、ヘッドAとヘッドBとの中間付近(オーバーラップ部16の中央側)は双方のヘッドの記録周波数が低下してしまうため影響が出やすいこととなる。
したがって、本実施形態では、ヘッドAとヘッドBの記録率が近しくなる部分ほど、上記重複ノズルを複数利用する部分が多く存在するようにするものである。したがって、図20(B)のような一定の記録率で分配する場合には、重複ノズルを利用する部分は、オーバーラップ部16に一定の割合で存在することになる。
また、重複ノズルを複数利用する部分は、一方のノズルでドット形成を行う部分と他方のノズルでドット形成を行う部分が、ノズル列方向、または、ノズル列と直交方向に切り替わる部分に多く存在するようにすることが好ましい。
この点について説明する。上述したオーバーラップ処理において、着弾位置ズレによって紙面がミクロ的に露出する場合がある。図23は、着弾位置ズレによって紙面がミクロ的に露出する例を示す説明図である。
図23に示すように、ヘッドAとヘッドBのドット形成位置にズレが生じる場合、ヘッドAのドット(グレー)とヘッドBのドット(黒)のドット分配が切り替わる部分は、このミクロな紙面の露出が発生しやすい。なお、着弾位置ズレの原因としては、ヘッドの組み付けやスキャンの位置ズレ、記録用紙の搬送ズレなどの種々の要因がある。
例えば、ヘッドAとヘッドBに吐出のタイミングズレが生じた場合は、図23(a)のような横方向のズレが、ヘッドAとヘッドBに組み付けズレが生じた場合は、図23(b)のような縦方向のズレが生じる場合がある。
また、上述した記録周波数の影響によって着弾位置ズレが生じる場合もある。記録周波数は、滴量だけでなく滴の吐出速度にも影響することがあるため、上述したようなヘッドやスキャン、記録用紙の搬送ズレなどが生じない場合であっても、ドットの位置ズレが生じる場合がある。例えば、ドットを連続で打っている場合と、打ち始めに相当する部分では、滴の吐出速度が異なり、着弾ズレが生じうる。
図24は紙面左から右に向かう順にドット形成する場合の例を示している。重複ノズルの一方が形成するドット(どちらか一方の色)に注目する。そのノズルが前の画素でドットを形成した場合、つまりは左隣にドットを形成している場合は、次の画素は規則正しいタイミングでドットを形成できているが、左隣にドットを形成しなかった場合、次のドットは形成が遅れ紙面右にズレた位置に形成されてしまう。
これは滴の吐出速度に記録周波数に対する変化特性があるためである。図24の例は、記録周波数が下がると滴の吐出速度が落ちる例である。逆に、吐出速度が上がる特性の場合、紙面左方向に着弾ズレが発生することとなる。
図24から分かるように、記録周波数の影響によって生じる着弾位置ズレはオーバーラップ部16の打ち分けの切り替え点で発生しやすいことが分かる。
この記録周波数の影響によって生じる着弾位置ズレ、ヘッドの組み付けに起因するズレなどのように全体に一様に生じるズレではなく、一部のドットにズレが生じるものであるため、ヘッドの組み付けや搬送ズレなどをいくら抑えても解消しえない。
そこで、重複ノズルの複数を用いてドット形成を行なう部分を、この打ち分けの境界部分により多く存在させることで、記録周波数の影響によって生じる着弾位置ズレの影響を軽減するが可能となる。
図25に重複ノズルを設ける例と設けない例の説明図を示す。図25(a)は重複ノズル(重複吐出箇所)を設ける例、図25(b)は重複ノズル(重複吐出箇所)を設けない例である。
図25(a)はヘッドAとヘッドBの打ち分けの切り替え部分にヘッドAのノズルとヘッドBのノズルの両方がドット形成する部分を設ける例であり、以下、図中でハッチング(ヘッドAについて点、ヘッドBについて斜線)されているドットが重複ドットを示している。
この場合、ヘッドの端部に向かってドット記録率が減少するようにオーバーラップ処理するものであるため、記録周波数低下の影響がでやすいオーバーラップ部中央側により多く重複吐出箇所が設けられる。
図25に示す例において、上述のように、記録周波数の低下により滴量の減少が発生した場合は、例えば、図26(a),(b)のようになる。
図26は、紙面左から右の順で画像を形成した場合の例で、左にドットを形成していないドットは記録周波数の低下により、ドットが小さくなっている。図26(a)では重複してドット形成する部分を設けているため、この場所自体の数が減少しており、さらにドットが小さくなった部分に重複しているもう一方のノズルからのドットが形成されているため、記録周波数低下による滴量減少を補うことができている。
また、図25に示す例において、上述のように、ヘッドA、ヘッドB間に位置ずれが生じた場合は、例えば、図27(a),(b)、図28(a),(b)のようになる。
図27は、ヘッドBが右方向に位置ズレを起こしている場合の例、図28は記録周波数低下によって直前(左隣)にドットを形成しなかったドットが遅れて(右にズレる)着弾する例である。
図27(a)、図28(a)のいずれの場合も、重複ノズルを打ち分けの切り替え付近に設けているため、位置ズレによって生じる隙間を防ぐことが可能となる。なお、単に、連続吐出している途中のドットを重複吐出箇所とした場合はこのような効果は得ることはできない。
以上説明した画像形成方法、画像形成装置、画像形成プログラムによれば、記録周波数の影響を考慮したヘッドの特性やドットの着弾位置ズレなどの画像形成装置の特性に合わせた、濃度ムラ改善効果の高いオーバーラップ処理を実施することができ、濃度ムラの目立たない良好な画像品質の記録物を得ることが可能になる。
[ドットデータの変更]
ここまでは、中間調処理によってドットデータに変更されたデータを基本的にはそのまま、例えば中滴に変換されたデータは、中滴のデータのままヘッドA、Bに振り分け、一部では、ヘッドA、Bから重複してドット形成する部分を設ける例について説明した。
本実施形態では、両方のノズルでドット形成を受け持つ領域のドットの少なくとも一部(全部でもよい)を、ドットデータを他の種類(滴種)のドットデータに変更して形成されることが好ましい。なお、大滴、中滴、小滴の3種類の大きさのドットを打ち分けるヘッドを例に説明する。
図29(a)に示す例では、中滴を大滴に変換して吐出している。これは重複部位のドット径を大きくできるため、記録周波数の低下による滴量の減少が大きい場合や、位置ズレが大きく紙面露出が大きく生じうる場合に有効である。
図29(b)に示す例では、中滴を小滴に変換して吐出している。これは、例えば記録周波数の特性が滴量はあまり変化せず、滴速度の変化が大きい場合に有効である。この場合、重複部を多く設けると必要以上にオーバーラップのインク付着量を増加させ濃度上昇させてしまうおそれがある。重複部を減らせばインク付着量は減らせるが、この場合、位置ズレや記録周波数の滴の速度変動に伴う紙面露出に対する耐性は弱くなってしまう。図29(b)では中滴を小滴に変換して吐出しているため、中滴を2つ打つよりも吐出量の増加は抑えられ、かつ重複吐出する場所は多く設けることができ、位置ズレに対する耐性は高く維持することが可能になる。
また、ここまで記録周波数の特性に対して滴量が増加する傾向について述べたが、これが逆の特性を持つ場合もある。すなわち、記録周波数特性は前に入力された駆動信号によって、メニスカスの変動状態に違いが生じることによって生じるため、波形の形状や液室の構造、また液室へのインク供給速度などが複雑に絡んで生じる問題である。このため記録周波数に対して滴量が減少する場合や、途中の周波数にピークを持つ場合もありうる。
このような場合、図29(b)のように滴量を抑えれば、位置ズレの耐性を高めつつ、滴量変化の影響を抑えることが可能になる。なお、重複ノズルの両方が打たない場所を設けてインク付着量を抑えることも考えられるが、この処理では、データの欠損に繋がってしまう。
なお、ドットデータの変換は一律な変換ではなく、中滴データをそのまま中滴で重複させる部分と小滴で重複させる部分が混在してもよいし、例えば、中滴データを中滴と小滴のように異なる滴を組み合わせて重複させる構成としてもよい。
[マスク処理]
オーバーラップ部16におけるノズルの打ち分けについては、打ち分け方法を規定したマスクを用意し、このマスクによって画像データを各々のヘッドに振り分ければよい。
図30(a)は、ドットを形成する場所を「1」、ドットを形成しない場所を「0」と記載したものであり、これをヘッドA、ヘッドBのオーバーラップ部16にそれぞれ割り当てる例である。ヘッドAとヘッドBが両方「1」になっている画素(図中のグレーで記載する「1」の場所)が、これが重複吐出箇所に相当する。
図30(b)は、「0」、「1」以外の数字を持たせて1つのマスクでヘッドA、ヘッドBへの振り分けを行なう例であり、「0」がヘッドBでドット形成する場所、「1」がヘッドAでドット形成する場所、「2」がヘッドA、Bでドットを重複形成する場所に相当する。この場合、1つのマスクをヘッドA,B両方に割り当てることで処理が可能となる。
図30(c)は、「0」、「1」以外の数字を持たせて滴種変換の機能を持たせる例である。例えば、「0」はヘッドBでそのままドット形成、「1」はヘッドAでそのままドット形成、「2」はヘッドA、Bでそのままドットを重複形成、「3」はヘッドA,Bでドットを1つ小さなサイズにして重複形成といったことが可能となる。
また、これらを組み合わせて、図30(d)のように、ヘッドA、ヘッドBそれぞれのヘッドに打つ打たない以上の細かな条件指定をしてもよい。条件としては、例えば、滴種をそのまま打つか変更するか、また、データの滴種に応じて、例えば大滴データが入ってきた場合は中滴に変えてうつ、中滴データが入ってきた場合はそのまま打つなど滴種によって処理を変えるなどの条件とすることができる。また、入力階調に応じて処理を変えるような設定をしてもよい。
なお、マスクは単体のものを参照してもよいし、複数あるいは多層形式でもたせて条件に応じて参照マスクを切り替えてもよい。例えば、図31は入力階調に応じて、参照するマスクを変える例を示している。
これは扱う滴種や階調によって紙面の埋め方は異なり、記録周波数特性の影響も異なる場合があるためである。大滴で構成される階調において適切な重複吐出場所の数が、中滴で構成される階調では適切でない場合などもあるため、パターンを複数持たせることでより適切な処理を実施することが可能となる。
このように、マスクは複数の種類、あるいはビット深さの少なくとも一方で構成されており、滴種や入力階調等によって参照するマスクの種類またはビット深さの少なくともいずれか一方を変えることも好ましい。
また、ノズル重複部分のドットの形成分担パターン(ドット形成パターン)であるマスクの選択に関しては、打ち分け方や重複吐出の位置や数の異なる複数のパターンを用意し、下記のような条件に応じて選択切り替えされることが好ましい。
切り替えの条件としては、例えば下記(1)〜(8)のいずれかまたはこれらの組み合わせで判断することが好ましい。
(1)印刷モードによって異なる。
(2)印刷用紙によって異なる。
(3)ドットの着弾位置ズレ量によって異なる。
(4)ヘッドの重複部とスキャンの重複部で異なる。
(5)ヘッドによって異なる。
(6)スキャンによって異なる。
(7)色によって異なる。
(8)装置の使用環境(温度/湿度、使用期間)によって異なる。
(1)は、印刷モードによって切り替えるものである。印刷モードによって記録解像度やヘッドの駆動信号、速度、画像処理など様々な条件が異なるため、これに合わせたパターンを選択適用することが好ましい。
(2)は、プリンタの印刷モードとしては共通であっても、流通している用紙は多種多様なものがあり、例えば、一口に「普通紙」といってもその性質はさまざまである。また、インクジェットプリンタは液体を記録用紙に飛ばして画像形成するため、インクの滲み広がり方により印刷品質が大きく左右されることが知られる。このため、推奨紙はもちろんのこと、ユーザが実際に使用する記録用紙に合わせて、適したパターンを選択適用することが好ましい。
(3)〜(7)は、実際に使用するヘッドの構成や装置構成によってインクの吐出特性や着弾位置ズレ量がばらつくため、これに合わせたパターンを選択して適用するものである。同じマシンであっても使用するヘッドやスキャンによって着弾位置ズレ量や吐出特性が異なる場合もあるし、同じヘッドでもヘッドの上端と下端で特性が若干異なる場合もある。
また、色によっても濃度ムラの目立ちやすは違い、一般的にKやMのような明度の低い色は紙面とのコントラストが高く人間の目につきやすく、Yのような色はムラが目に付くにくい。また、色によってインクの組成には違いがあるため着弾特性そのものが異なる場合もある。このため、これらの特性に合わせたパターンの選択適用することが好ましい。
なお、上記(1)〜(7)に合わせてパターンを最適化していても、装置の使用環境や経年劣化によって特性が変わってしまう場合もある。また、装置の使用環境に関して言えば、温度や湿度の変化によるところが大きく、使用環境によって主にはインクの粘度変化が原因となってインクの吐出特性が変わる場合がある。例えば、高温高湿条件ではインクが多く飛びやすい、低温低湿条件では、インクが曲がりやすいなどといった例もある。また、経年劣化によってノズルの駆動能力が劣化したり、ノズル面の撥水性が落ちて吐出曲がりにより着弾ズレが発生しやすくなる場合もある。
よって、(8)使用環境や使用時間に応じて、最適な処理パターンを設定する構成とすることがより好ましい。
これらパターンは上記さまざまな印刷条件とパターンを対応付けたテーブルを持たせ、これを参照することで、適用するパターンを選択適用すればよい。
また、ドット形成のパターンを複数有し、分担パターンを変えた条件にて画像形成する手段と、複数の分担パターンからパターンを選択する手段を有し、選択したパターンにてノズル重複部の処理を行なうことも好ましい。
例えば、対象の条件(例えば印刷モードなど)で、複数のオーバーラップ処理パターンを適用した画像を形成し、その中から濃度ムラが目立ちにくい画像を選択し、その処理パターンを選択適用することなどがあげられる。
分担パターンの選択に関しては、例えば、ユーザが選択したパターン情報を受け取る手段を有し、選択したパターン(例えば、目視で濃度ムラが少ないものを選択する)によって処理されるようにしても良いし、スキャナやセンサ、カメラなどを利用して、上記分担パターンを振った画像を読み取って最適なものを選択、適用してもよい。
これはオーバーラップ部の濃度ムラを直接あるいは画像輝度値などを介して検出し、濃度ムラの少ない処理パターンを選択すればよい。
以上により画像形成装置の構成、環境に適したオーバーラップ処理を実施することが可能になる。
以上説明したオーバーラップに関する画像処理は、例えば画像形成装置に接続されたホストコンピュータ(画像処理装置)内でドット形成プログラム(画像形成プログラム)を搭載して処理が可能である。ホストコンピュータは画像形成装置にUSB等で物理的に接続されてもよいし、無線LANなどネットワークを介して接続されていてもよい。
また、画像形成装置に直接プログラムを搭載し、実行可能な構成とすれば、画像形成装置がスタンドアローンで実施する場合にもオーバーラップ処理を適用することが可能である。一般に、画像形成装置本体はホストコンピュータに比べて、安価な演算装置を搭載しているおり計算処理能力は低いが、例えば、上記2つの処理系統を有し、ホストコンピュータから画像印刷を行なう場合は、ホストコンピュータに搭載されたプログラムで処理をし、コピー印刷やデジタルカメラ、タブレットPC接続して印刷を行なう場合には本体で処理をする構成等、とすることも印刷の生産性などの観点から好ましい。
また、一般的なプリンタの画像処理、例えばカラーマッチング処理や中間調処理はホストコンピュータで行い、オーバーラップ処理は本体で行なうような分担処理を行なっても良い。また、画像形成プログラムはソフトウェアで実装されてもよいし、ASIC等のハードウェアコーディングにて実装されたものであってもよい。
以上説明した本実施形態に係る画像形成方法、画像形成装置、画像形成プログラムによれば、記録周波数の影響を考慮したヘッドの特性やドットの着弾位置ズレなど画像形成装置の特性、印刷条件に合わせた、濃度ムラ改善効果の高いオーバーラップ処理を実施することができ、濃度ムラの目立たない良好な画像品質の記録物を得ることが可能になる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 ガイドロッド
2 ガイドレール
3 キャリッジ
4 主走査モータ
5 タイミングベルト
6A 駆動プーリ
6B 従動プーリ
7,7y,7c,7m,7k 記録ヘッド(ヘッド)
7L ラインヘッド
7U ヘッドユニット
8 サブタンク
9 インク供給チューブ
10 給紙カセット
11 用紙積載部(圧板)
12 用紙(記録媒体)
13 半月コロ(給紙ローラ)
14 分離パッド
15 ガイド
16 オーバーラップ部
21 搬送ベルト
22 カウンタローラ
23 搬送ガイド
24 押さえ部材
25 押さえコロ
26 帯電ローラ
27 搬送ローラ
28 テンションローラ
29 ガイド部材
31 副走査モータ
32 タイミングベルト
33 タイミングローラ
34 スリット円板
35 エンコーダセンサ
36 ロータリエンコーダ
51 分離爪
52 排紙ローラ
53 排紙コロ
54 排紙トレイ
56 維持回復機構
57 キャップ
58 ワイパーブレード
59 空吐出受け
61 両面給紙ユニット
101 流路板
102 振動板
103 ノズル板
104 ノズル
105 ノズル連通路
106 液室
107 流体抵抗部(供給路)
108 共通液室
109 インク供給口
121 圧電素子
122 ベース基板
123 支柱部
126 FPCケーブル
130 フレーム部材
131 貫通部
132 インク供給穴
151 圧電材料
152 内部電極
153 個別電極
154 共通電極
200 制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 不揮発性メモリ(NVRAM)
205 ASIC
206 ホストI/F
207 印刷制御部
208 ヘッドドライバ(ドライバIC)
210 モータ駆動部
212 ACバイアス供給部
213 I/O
214 操作パネル
220 パッチ出力手段
230 パッチ読取手段
301 駆動波形生成部
302 データ転送部
311 シフトレジスタ
312 ラッチ回路
313 デコーダ
314 レベルシフタ
315 アナログスイッチ
400 画像処理装置
401 CPU
402 ROM
403 RAM
404 入力装置
405 モニタ
406 記憶装置
407 外部I/F
500 インクジェットプリンタ
600 画像処理部
601 入力端子
602 記録バッファ
603 パス数設定部
604 マスク処理部
605 マスクパターンテーブル
特開2006− 35731号公報 特開2008−143065号公報

Claims (10)

  1. 少なくとも2つ以上のヘッドが該ヘッドのヘッド長尺方向に複数配列された記録ヘッドを用いた画像形成方法であって、
    前記ヘッドのヘッド長尺方向に隣接する前記ヘッドの端部同士がヘッド長尺方向に重複する重複部を有し、該重複部に位置する画像のドット形成ステップにおいて、
    重複する一方のノズルでドットを形成する部分と、
    重複する他方のノズルでドットを形成する部分と、
    重複する双方のノズルでドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、
    前記双方のノズルでドットを形成する部分を、前記一方のノズルでドットを形成する部分および前記他方のノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合が近い部分に、多く存在するようにしたことを特徴とする画像形成方法。
  2. 記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復動作して画像を形成する画像形成方法であって、
    前記記録ヘッドが少なくとも1回以上のスキャンを用いて形成する領域を第1の画像領域、
    該第1の画像領域と異なる位置に形成される前記記録ヘッドが少なくとも1回以上のスキャンを用いて形成する領域を第2の画像領域、
    前記第1の画像領域と前記第2の画像領域の境界に位置する領域を第3の画像領域、とした場合に、
    前記第3の画像領域は、前記第1の画像領域に用いる第1スキャンと前記第2の画像領域に用いる第2スキャンをヘッド長尺方向に端部同士を重複させた重複部に相当し、該重複部に位置する画像のドット形成ステップにおいて、
    前記第1スキャンのノズルでドットを形成する部分と、
    前記第2スキャンのノズルでドットを形成する部分と、
    前記第1および前記第2の双方のスキャンの双方のノズルでドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、
    前記双方のノズルでドットを形成する部分を、前記第1スキャンのノズルでドットを形成する部分および前記第2スキャンのノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合が近い部分に、多く存在するようにしたことを特徴とする画像形成方法。
  3. 前記記録ヘッドは、ヘッド長尺方向に記録媒体の幅以上の長さを有し、
    ヘッド長尺方向と直交する方向に記録媒体を搬送して画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  4. 前記記録ヘッドは、記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復動作して画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  5. 前記双方のノズルでドットを形成する部分は、
    前記一方のノズルでドットを形成する部分または前記第1スキャンのノズルでドットを形成する部分のいずれか、および、
    前記他方のノズルでドットを形成する部分または前記第2スキャンのノズルでドットを形成する部分のいずれか、
    が、ノズル列方向、または、ノズル列と直交方向に切り替わる部分に多く存在するようにしたことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像形成方法。
  6. 前記双方のノズルでドットを形成する部分の少なくとも一部を、
    ドットデータを他の滴種のドットデータに変更したうえで形成するようにしたことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像形成方法。
  7. 前記双方のノズルでドットを形成する部分におけるドット形成パターンを、マスク処理によって行うようにしたことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の画像形成方法。
  8. 前記双方のノズルでドットを形成する部分におけるドット形成パターンを、ユーザにより選択されたパターンによって行うようにしたことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の画像形成方法。
  9. 少なくとも2つ以上のヘッドが該ヘッドのヘッド長尺方向に複数配列された記録ヘッドを備えた画像形成装置に処理を実行させる画像形成プログラムであって、
    前記記録ヘッドは、ヘッド長尺方向に隣接する前記ヘッドの端部同士がヘッド長尺方向に重複する重複部を有しており、
    該重複部に位置する画像のドット形成処理を実行させる際、
    重複する一方のノズルでドットを形成する部分と、
    重複する他方のノズルでドットを形成する部分と、
    重複する双方のノズルでドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、
    前記双方のノズルでドットを形成する部分を、前記一方のノズルでドットを形成する部分および前記他方のノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合が近い部分に、多く存在させるようにしたことを特徴とする画像形成プログラム。
  10. 少なくとも2つ以上のヘッドが該ヘッドのヘッド長尺方向に複数配列された記録ヘッドを備えた画像形成装置であって、
    前記記録ヘッドは、ヘッドのヘッド長尺方向に隣接する前記ヘッドの端部同士がヘッド長尺方向に重複する重複部を有しており、
    該重複部に位置する画像のドットを形成するドット形成手段を備え、
    該ドット形成手段は、
    重複する一方のノズルでドットを形成する部分と、
    重複する他方のノズルでドットを形成する部分と、
    重複する双方のノズルでドットを形成する部分と、の3つの部分を設け、
    前記双方のノズルでドットを形成する部分を、前記一方のノズルでドットを形成する部分および前記他方のノズルでドットを形成する部分のいずれかでドットを形成する部分の割合が近い部分に、多く存在させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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