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JP2014109050A - 蒸着装置用蒸発源 - Google Patents

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JP2014109050A JP2012263475A JP2012263475A JP2014109050A JP 2014109050 A JP2014109050 A JP 2014109050A JP 2012263475 A JP2012263475 A JP 2012263475A JP 2012263475 A JP2012263475 A JP 2012263475A JP 2014109050 A JP2014109050 A JP 2014109050A
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宜弘 伊藤
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Abstract

【課題】蒸着装置用蒸発源において、気化された蒸着材料が熱反射板に付着することに起因する不具合の発生を防止できるようにする。
【解決手段】蒸着装置用蒸発源1は、蒸着材料2を収容する筒形状の坩堝4と、蒸着材料2を気化する温度に加熱するヒータ5a,5bと、坩堝4及びヒータ5a,5bを内部に収容する本体部6とを備える。坩堝4は、蒸着材料2が配置される底部4aと、底部4aと対向して形成される開口部4bと、底部4a及び開口部4bを連接する側壁4cと、開口部4b近傍の側壁4cに形成される括れ部4dとを有する。また、括れ部4dの側面において開口部4bから離間するように配置されて、括れ部4dの最大径Lmaxより小さな口径の穴部7bを有する熱反射板7aを備える。この構成により、蒸着装置用蒸発源1では、気化された蒸着材料2が熱反射板7aに付着することに起因する不具合の発生を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機EL(Electro Luminescence)発光素子用の金属膜などを蒸着により形成するための蒸着装置用蒸発源に関する。
近年、薄型で、輝度や視野角の良い有機EL発光素子を光源とした有機ELパネルが注目を浴びている。この有機ELパネルは、定電流電源からの直流電圧を陽極及び陰極間に印加することによって、発光層に含まれる有機化合物の励起子を発生させ、この励起子が基底状態に戻るときに放射される光を外部に取り出すものである。
基板に有機EL素子の金属電極層などの薄膜を形成させる方法の一つに、抵抗加熱方式による真空蒸着装置がある。この種の蒸着装置の構成の一例を、図7を参照して説明する。
蒸着装置は、図7(a)に示すような蒸発源101を真空チャンバ内に備えている。蒸発源101は、蒸着材料102及び坩堝103を内部に収容した本体部104と、熱反射板105aとを備える。坩堝103の外周には、蒸着材料102を気化させるように加熱するヒータ106が設けられる。熱反射板105a及び本体部104は、ヒータ106を加熱した際の坩堝保温性を高める機能と、ヒータ106からの輻射熱が基板107側に拡散することを抑制する機能がある。
そして、蒸発源101の作動時においては、真空チャンバ内を減圧させて真空雰囲気とし、ヒータ106により蒸着材料102を加熱気化し基板108の方向へ進み、基板107の一表面側に堆積して薄膜を形成する。
例えば電極材料のひとつであるAl電極材料を上記に示すような坩堝で蒸発させる際、Alとの反応を防ぐため、坩堝の材質としては金属系の材質ではなく、CやSiCなどのセラミックスを用いる場合がある。しかし、セラミックス坩堝はAlに対して濡れ性が高く、蒸発温度で加熱した際、溶解したAlが坩堝を這い上がり、坩堝から吹きこぼれてしまうようなトラブルが多く発生する(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−327125号公報
上記従来の蒸発源101においては、基板107への薄膜形成を繰り返していく内に、例えば、縁部104aが加熱により変形し、この変形に伴い熱反射板105aが変形されて坩堝103の開口部と熱反射板105aとの幅が狭くなる現象が生じる。
この場合、図7(b)に示すように、坩堝103の開口部と熱反射板105aの間に気化された蒸着材料102(例えばAl材料)が固着し、また、気化された蒸着材料102が熱反射板105aの裏面にまで回り込んで固着する。さらに、シャッターなど他の部材に堆積した蒸着材料102が熱反射板105aに落下し、また、その蒸着材料102が熱反射板105aの裏面側まで回り込むことがある。
この結果、坩堝103の開口部と熱反射板105aとが蒸着材料102で固着され、熱反射板105aを坩堝103から外せなくなる。また、蒸着材料102が熱反射板105aや縁部104aに付着して坩堝103の外部に流出することで蒸発源101の地絡や故障原因となる。さらに、縁部104aが金属部材などで形成されている場合には、付着した蒸着材料102と縁部104aとが化学反応して、腐食生成した縁部104aの金属片がメンテナンス作業の際などにおいて蒸発源101の内部に混入してしまい、蒸発源101の地絡や故障の原因となる場合がある。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、気化された蒸着材料が熱反射板に付着することに起因する不具合の発生を防止できるようにした蒸着装置用蒸発源を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る蒸着装置用蒸発源は、蒸着材料を収容する筒形状の坩堝と、前記蒸着材料を気化する温度に加熱するヒータと、前記坩堝及び前記ヒータを内部に収容する本体部と、を備える蒸着装置用蒸発源において、前記坩堝は、前記蒸着材料が配置される底部と、当該底部と対向して形成される開口部と、前記底部及び前記開口部を連接する側壁と、前記開口部近傍の側壁に形成される括れ部とを有し、前記括れ部の側面において前記開口部から離間するように配置されて、前記括れ部の最大径より小さな口径の穴部を有する熱反射板を備えることを特徴とする。
また、この蒸着装置用蒸発源の前記熱反射板は、前記括れ部の最小径となる位置よりも前記底部側の位置において、前記括れ部の側面に接するように支持されていることが好ましい。
また、この蒸着装置用蒸発源の前記熱反射板は、前記坩堝と一体に形成されていることが好ましい。
また、この蒸着装置用蒸発源は、前記括れ部の最大径より小さい口径となる穴部を有する追加熱反射板をさらに備え、前記追加熱反射板は、前記熱反射板より前記坩堝の開口部側において、当該熱反射板と離間するように配置されることが好ましい。
また、この蒸着装置用蒸発源の前記追加熱反射板は、その穴部が前記坩堝の括れ部の側面と離間するように配置されることが好ましい。
また、この蒸着装置用蒸発源の前記追加熱反射板の穴部の口径は、前記熱反射板の穴部の口径よりも大きいことが好ましい。
また、この蒸着装置用蒸発源の前記熱反射板は、2以上の小片に分割可能であることが好ましい。
また、この蒸着装置用蒸発源の前記熱反射板は、その穴部から外周に向かって下方に傾斜する傾斜部を有することが好ましい。
また、本発明に係る蒸着装置は、上記いずれかに記載の蒸着装置用蒸発源を備えることを特徴とする。
本発明に係る蒸着装置用蒸発源によれば、坩堝の括れ部の最大径より小さな口径の穴部を有する熱反射板を、当該坩堝の括れ部の側面に配置する。この熱反射板と坩堝の開口部とは離間するように配置されため、気化された蒸着材料が熱反射板と開口部との間に固着したり、坩堝の外部に流れ込むことを適切に防止でき、その結果、蒸着装置用蒸発源における不具合の発生を防止できる。
本発明の第1の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源の断面構成図。 本発明の第2の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源の断面構成図。 本発明の第3の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源の断面構成図。 同上実施形態の第1の変形例に係る蒸着装置用蒸発源の断面構成図。 同上実施形態の第2の変形例に係る蒸着装置用蒸発源の断面構成図。 (a)同上実施形態の第3の変形例に係る蒸着装置用蒸発源に備わる熱反射板の平面図、(b)同上実施形態の第4の変形例に係る蒸着装置用蒸発源に備わる熱反射板の斜視図。 (a)従来の蒸着装置用蒸発源の断面構成図、(b)同上蒸着装置用蒸発源の作動停止後の断面構成図。
本発明の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源(以下、蒸発源と記載)について、図1を参照して説明する。本実施形態の蒸発源1は、高真空を保つ真空チャンバ内に配置され、熱保護板3と、蒸着材料2を投入するための坩堝4と、ヒータ5a,5bと、本体部6と、熱反射板7aとを備える。真空チャンバには真空ポンプ(図示せず)が接続されており、また基板8を容易に交換できるように所定の搬入及び搬出機構(図示せず)が設けられている。
蒸着材料2は、基板8に蒸着させる金属電極材料であり、例えば、有機EL素子においては、反射率の高いAlやAgまたはそれらの合金などが用いられる。
坩堝4は、その断面が円筒状や角筒上などの筒形状に形成され、ヒータ5a,5bの加熱により気化された蒸着材料2を基板8側へ導流するための流路となる。この坩堝4は、蒸着材料2が配置される底部4aと、基板8側に形成される開口部4bと、底部4aと開口部4bとを連接する側壁4cと、開口部4b近傍の側壁4cに形成される括れ部4dとを有して内部空間4eを形成する。なお、坩堝4は、例えば、窒化Al焼結体より成る構造体により構成されている。また、例えば熱保護板3が坩堝4を図中の上下方向に移動させる機能を有し、開口部4bの水平面から熱反射板7aまでの高低差Hを自由に設定できる機能を有していても良い。
ヒータ5a,5bは、坩堝4の側壁4cの外部に設けられ、ヒータ5aは坩堝中心部から下部全体を、ヒータ5bは坩堝中心部から上部全体を蒸着材料2が気化する温度以上で且つ十分な成膜温度が確保できる温度(例えば、1100〜1400℃程度)にまで加熱する。この際、所定の成膜速度を確保するためにヒータ5a、5bは異なる温度で成膜される場合もある。気化された蒸着材料2は坩堝4の内部空間4eを通って開口部4bから放出され、基板8の一表面側に堆積して薄膜を形成する。なお、ヒータ5a,5bは、例えば、タングステンやモリブデン等の高融点金属から成る抵抗体に電流を流してこれを発熱させることで蒸着材料2を加熱する。
本体部6は、坩堝4、及びヒータ5a,5bを収納し、これらヒータ5a,5bに用いる熱電対や電流導入端子が装着される。また、本体部6は、ヒータ5a,5bを加熱した際の坩堝保温性を高める機能と、ヒータ5a,5bからの輻射熱が外部に拡散することを抑制する機能をも有している。縁部6aは本体部6の上面に配置され、熱反射板7aを支持し、また、ヒータ5a,5bからの輻射熱が基板8側に拡散することを防止する。
熱反射板7aは、ヒータ5a,5bからの輻射熱が基板8側に拡散することを防止するための部材であり、括れ部4dの側面に配置されて、括れ部4dの最大径Lmaxより小さな口径の穴部7bを有する略ドーナツ形状を有している。この熱反射板7aは、図中において坩堝4の開口部4bの水平面から例えば2〜3mm程度の高低差Hを有して離間するように、括れ部4dの側面に配置されている。この配置関係により、気化した蒸着材料2が熱反射板7aと開口部4bとの間に付着することや、熱反射板7aに付着した蒸着材料2が坩堝4の外部に流出することを適切に防止できる。
基板8は、蒸着作業を行うときに真空チャンバ内に坩堝4の底部4aと対向するように配置され、例えば、ITO(透明電極)膜が形成されたガラス基板であり、気化した蒸着材料2を蒸着させる。この基板8は、真空チャンバ内において、複数の蒸発源1の上方を、成膜順で通過するように所定の搬送速度で搬送されている。真空チャンバ内には、基板8を搬送する搬送ローラが設けられ、基板8は、蒸発源1の上方を通過する際に、蒸着材料2から気化した有機材料が基板8の一表面側に被着されることで多層膜が形成される。
なお、図示はしていないが、蒸着装置は、時間当たりの蒸着膜厚を計測する膜厚計測部なども備えている。この膜厚計測部は、CPU及びメモリ等から成るコントローラに接続され、当該コントローラは膜厚計測部から受信した制御信号に応じてヒータ5a,5bの加熱温度を制御して蒸着材料2の蒸着速度を調整する。
次に、本実施形態に係る蒸発源1の動作に関して説明する。最初に、蒸発源1を作動させて基板8に蒸着材料2を蒸着するとき、まず、真空ポンプを用いて真空チャンバ内を真空状態に減圧する。次に、ヒータ5a,5bを作動させて坩堝4を加熱する。この際の加熱温度は蒸着材料2が気化される温度(例えば1100〜1400℃)に設定される。
そして、気化された蒸着材料2が坩堝4の内部空間4eに放出され、続いて、気化された蒸着材料2は坩堝4の開口部4bから放出され、所定の搬送速度で搬送されている基板8の一表面側に堆積して薄膜を形成する。
次に、基板8の蒸着作業が終了して、蒸発源1の動作を止めるときには、ヒータ5a,5bの電源を止める。この際、熱反射板7aは坩堝4の開口部4bから所定値以上の高低差Hで離間するように、括れ部4dの側面に配置されている。ヒータ5a,5bの電源を止めたとき、ヒータ5a,5b及びこれに近接する坩堝4は高温状態にある。その一方、坩堝4の開口部4bは、ヒータ5a,5bから最も離れており、しかも熱反射板7aによりヒータ5a,5bからの熱が伝わり難くなっているので、比較的早い段階で冷却される。そのため、気化した蒸着材料2は坩堝4の開口部4b近傍に優先的に付着し、熱反射板7aには付着し難くなる。従って、上述した熱反射板7の配置関係によれば、気化した蒸着材料2が熱反射板7aと開口部4bとの間に再固着することが防止でき、再度過熱した場合に蒸着材料2が熱反射板7aや縁部6aの裏面にまで回り込むこと、熱反射板7aに付着した蒸着材料2が坩堝4の外部に流出することを適切に防止できる。その結果、気化された蒸着材料2が熱反射板7aや縁部6aに付着することに起因する蒸発源1の地絡や故障などの不具合の発生を適切に防止できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源について図2を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態に係る蒸発源1と同様の構成には同符号を付し、その詳細な説明は省略する(以下同様)。
本実施形態では、熱反射板7aは、括れ部4dの最小径Lminとなる位置Nよりも底部4a側の位置において、括れ部4dの側面に接するように支持されている。この構成によれば、熱反射板7aが、坩堝4の開口部4bから離れた位置に配置されるので、熱反射板7aへの蒸着材料2の付着がより少なくなる。また、熱反射板7aが括れ部4dの側面に接するので、これらの間に蒸着材料2が入り込み難くなり、蒸着材料2が熱反射板7aの裏面にまで回り込むことや、熱反射板7aに付着した蒸着材料2が坩堝4の側面に流出することを防止できる。従って、本実施形態では、気化された蒸着材料2が熱反射板7aに付着することに起因する地絡や故障などの不具合の発生を適切に防止できる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る蒸着装置用蒸発源について図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態において、蒸発源1は、熱反射板7aが括れ部4dの側面に接するように支持されている。また、この熱反射板7aに加えて熱反射板7c(追加熱反射板)をさらに備えている。この熱反射板7cは、熱反射板7aと所定距離(例えば1mm)以上離間するように、熱反射板7aより開口部4b側に配置されている。
熱反射板7cは、括れ部4dの最大径Lmaxより小さな口径の穴部7dを有して略ドーナツ形状に形成されており、この穴部7dの口径は、熱反射板7aの穴部7bの口径より大きくなり、蒸着材料2が坩堝4の側面に落ち込むことを適切に防止できる。
以上のように、本実施形態では、上記第1及び第2の実施形態の効果に加えて、熱反射板7aが、付着した蒸着材料2が坩堝4の側部に流出することを確実に防止する。また、蒸着材料2と縁部6aとが化学反応して、腐食した縁部6aの金属片がメンテナンス作業の際などにおいて蒸発源1の内部に混入することも防止できる。さらに、熱反射板7aと熱反射板7cとの間に蒸着材料2が流れ込む隙間を有する。このため、蒸着材料2が熱反射板7aによって塞き止められることがなく、気化された蒸着材料2が熱反射板7a,7cに付着することに起因する蒸発源1の地絡や故障などの不具合の発生を適切に防止できる。さらに、熱反射板7a,7cが2重になっているため基板8への輻射熱をより低減することができる。また、気化した蒸着材料2は坩堝4の開口部4b近傍により優先的に付着するようになるので、熱反射板7a,7cへの付着がさらに少なくなる。
なお、図3に示したように、縁部6aの成す口径を、上記従来の蒸発源101の縁部104aの成す口径よりも小さくすることで、蒸着材料2を縁部6aの裏面側に確実に入り込ませないようにできる。
(変形例1)
本実施形態の第1の変形例について図4を参照して説明する。本変形例1において、熱反射板7aは、坩堝4と一体に形成されている。この構成により、上記第3の実施形態と同様の効果を奏すると共に、蒸発源1のメンテナンス時の工程を簡略化できる。
(変形例2)
本実施形態の第2の変形例について図5を参照して説明する。本変形例2において、熱反射板7aは、その穴部7bから外周に向かって下方に傾斜する傾斜部7eを有している。この構成により、上記第2の実施形態と同様の効果を奏すると共に、熱反射板7aと熱反射板7cとの離間された隙間に流れ込んだ蒸着材料2を、傾斜部7eの傾きにより効率的に外部に流出する。従って、気化された蒸着材料2が熱反射板7aなどに付着することに起因する蒸発源1の地絡や故障などの不具合の発生を適切に防止できる。
(変形例3)
本実施形態の第3の変形例について図6(a)を参照して説明する。本変形例3において、熱反射板7aは、2つの小片に分割されている。この構成により、上記第3の実施形態と同様の効果を奏すると共に、熱反射板7aの穴部7bの口径が、坩堝4の開口部4bの口径よりも小さくても、熱反射板7aの取り付けが可能になるので、蒸発源1のメンテナンス時の工程を簡略化できる。
(変形例4)
本実施形態の第4の変形例について図6(b)を参照して説明する。本変形例4において、2つの小片に分割された熱反射板7aの上面には、蒸着材料2が流れ込む複数の溝部7fが形成されている。この構成により、上記第3の実施形態と同様の効果を奏すると共に、熱反射板7dの上面に流れ込む蒸着材料2を、より外部に流出し難くする。
なお、本発明に係る蒸発源1は、有機EL素子の金属電極膜を蒸着により成膜する蒸着装置に好適に用いられるものであるが、有機膜以外の蒸着膜の成膜にも適宜に用いられ得る。また、上記各実施形態では、気化した蒸着材料2が上方向に進んで基板8に堆積するよう構成された例を示したが必ずしもこの構成に限られない。また、熱反射板7aのみでなく熱反射板7cを小片に分割することも考え得る。
1 蒸着装置用蒸発源
2 蒸着材料
4 坩堝
4a 底部
4b 開口部
4c 側壁
4d 括れ部
4e 内部空間
5a,5b ヒータ
6 本体部
6a 縁部
7a 熱反射板
7c 熱反射板(追加熱反射板)
7b,7d 穴部
7e 傾斜部
7f 溝部
8 基板

Claims (9)

  1. 蒸着材料を収容する筒形状の坩堝と、前記蒸着材料を気化する温度に加熱するヒータと、前記坩堝及び前記ヒータを内部に収容する本体部と、を備える蒸着装置用蒸発源において、
    前記坩堝は、前記蒸着材料が配置される底部と、当該底部と対向して形成される開口部と、前記底部及び前記開口部を連接する側壁と、前記開口部近傍の側壁に形成される括れ部とを有し、
    前記括れ部の側面において前記開口部から離間するように配置されて、前記括れ部の最大径より小さな口径の穴部を有する熱反射板を備える、ことを特徴とする蒸着装置用蒸発源。
  2. 前記熱反射板は、前記括れ部の最小径となる位置よりも前記底部側の位置において、前記括れ部の側面に接するように支持されている、ことを特徴とする請求項1に記載の蒸着装置用蒸発源。
  3. 前記熱反射板は、前記坩堝と一体に形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸着装置用蒸発源。
  4. 前記括れ部の最大径より小さい口径となる穴部を有する追加熱反射板をさらに備え、
    前記追加熱反射板は、前記熱反射板より前記坩堝の開口部側において、当該熱反射板と離間するように配置される、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の蒸着装置用蒸発源。
  5. 前記追加熱反射板は、その穴部が前記坩堝の括れ部の側面と離間するように配置される、ことを特徴とする請求項4に記載の蒸着装置用蒸発源。
  6. 前記追加熱反射板の穴部の口径は、前記熱反射板の穴部の口径よりも大きい、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の蒸着装置用蒸発源。
  7. 前記熱反射板は、2以上の小片に分割可能である、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の蒸着装置用蒸発源。
  8. 前記熱反射板は、その穴部から外周に向かって下方に傾斜する傾斜部を有する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の蒸着装置用蒸発源。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の蒸着装置用蒸発源を備えることを特徴とする蒸着装置。
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