JP2014108160A - 頭皮ケア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置自体の適正な持ち方を使用者に対して容易に認識させることができる頭皮ケア装置を提供する。
【解決手段】頭皮ケア装置10は、その装置本体部11の下端側に取り付けられた施術ヘッド部12の底面側に4つの施術子71a〜71dを有する。4つの施術子71a〜71dは、少なくとも動作方向Xへの方向性のある動作をする。装置本体部11の施術子71a〜71dが設けられた側と反対側には、アーチ部14が設けられている。このアーチ部14は、動作方向Xと交差(例えば直交)する方向に延設されている。このため、アーチ部14の延設方向から動作方向Xの認識が可能となっている。アーチ部14と上面11bとにより囲み形成された指挿入孔16に、手の親指を除く3指又は4指を指挿入方向IDへ挿入すれば、頭皮ケア装置10を動作方向Xに応じた適正な向きに把持できるようになっている。
【選択図】図1
【解決手段】頭皮ケア装置10は、その装置本体部11の下端側に取り付けられた施術ヘッド部12の底面側に4つの施術子71a〜71dを有する。4つの施術子71a〜71dは、少なくとも動作方向Xへの方向性のある動作をする。装置本体部11の施術子71a〜71dが設けられた側と反対側には、アーチ部14が設けられている。このアーチ部14は、動作方向Xと交差(例えば直交)する方向に延設されている。このため、アーチ部14の延設方向から動作方向Xの認識が可能となっている。アーチ部14と上面11bとにより囲み形成された指挿入孔16に、手の親指を除く3指又は4指を指挿入方向IDへ挿入すれば、頭皮ケア装置10を動作方向Xに応じた適正な向きに把持できるようになっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、施術子を頭皮に接触させて刺激を付与する頭皮ケア装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載の頭皮ケア装置では、施術突起を有する施術子が駆動源の駆動により動作するように構成されており、動作する施術子の施術突起を頭皮に接触させて機械的な刺激を与えている。
また、特許文献1に記載の頭皮ケア装置では、使用者が把持可能な本体において、本体外郭一部を収束形状にし、かつ、把持部自身が前記施術子の動作方向と一致する方向に長い形状とすることによって、使用者に把持方法と施術子の方向性を認識させることが可能となっている。
ところで、上記のような頭皮ケア装置では、例えば施術子に方向性のある動作がある場合、使用者による装置の持ち方次第で、施術子の頭部に対する動作方向が変わるので、そのケア効果が変化することが考えられる。また、洗髪時など目を常時開けられない場合において把持する適正な向きを認識しづらい場合があり、より容易に動作方向あるいは把持すべき適正な向きを認識できる形状の頭皮ケア装置の開発が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、装置自体の適正な持ち方を使用者に対して容易に認識させることができる頭皮ケア装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の頭皮ケア装置は、駆動源にて駆動される出力軸に施術子が駆動連結され、前記出力軸の駆動に伴って該出力軸の直交方向に少なくとも動作される前記施術子の施術突起を使用者の頭皮に接触させて刺激を与える頭皮ケア装置である。
そして、前記施術子は、前記駆動源の駆動に基づいて方向性のある動作が実施されるものであり、前記ハウジングにおける前記施術子が設けられた側と反対側には、施術子の動作方向と交差する方向に延設されたアーチ部が設けられている。
これにより、使用者はアーチ部の延設方向により施術子の動作方向を認識することができる。例えば使用者は施術子の動作方向に対して、規定された向きにハウジングを把持することができる。
本発明によれば、頭皮ケア装置の適正な持ち方を使用者に対して容易に認識させることができる。
第1の発明は、駆動源にて駆動される出力軸に施術子が駆動連結され、前記出力軸の駆動に伴って該出力軸の直交方向に少なくとも動作される前記施術子の施術突起を使用者の頭皮に接触させて刺激を与える頭皮ケア装置である。
そして、前記施術子は、前記駆動源の駆動に基づいて方向性のある動作が実施されるものであり、前記ハウジングには、前記施術子が設けられた側と反対側に、施術子の動作方向と交差する方向に延設されたアーチ部が設けられていることを特徴としたものである。
これにより、使用者はアーチ部の延設方向により施術子の動作方向を認識することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の頭皮ケア装置において、アーチ部と対向する前記ハウジングの外面は、施術子の動作方向と直交する側から見てアーチ部に向かって凸となる凸弧状に形成されている。凸弧状に形成された当該ハウジングの外面は、前記施術子の動作方向の上流側となる部分の曲率よりも、前記動作方向の下流側となる部分の曲率が大きく形成されていることを特徴としたものである。
第2の発明は、特に、第1の発明の頭皮ケア装置において、アーチ部と対向する前記ハウジングの外面は、施術子の動作方向と直交する側から見てアーチ部に向かって凸となる凸弧状に形成されている。凸弧状に形成された当該ハウジングの外面は、前記施術子の動作方向の上流側となる部分の曲率よりも、前記動作方向の下流側となる部分の曲率が大きく形成されていることを特徴としたものである。
これにより、ハウジングの外面とアーチ部との間への指の挿入がし易いうえ、間違った方向から指を挿入した場合に、指又は手のひらに曲率の違いによる違和感を与えることで、使用者に適切な把持方法で頭皮ケア装置を把持させることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の頭皮ケア装置において、アーチ部と対向する前記ハウジングの外面は、施術子の動作方向の上流側となる部分の中央部が凸状に形成されていることを特徴としたものである。
これにより、使用者の指で把持した際に自然と指がハウジングの外面(把持部)を包み込む状態で頭皮ケア装置を把持することが可能になる。また、規定された方向と異なる間違った方向から指を挿入した場合に違和感を与えることで、使用者により容易に施術子の動作方向を認識させることができる。よって、使用者に適正な把持方法で頭皮ケア装置を把持させることができる。
第4の発明は、特に、第1乃至3のいずれか一つの発明の頭皮ケア装置において、アーチ部と対向するハウジングの外面は、施術子の動作方向から前記ハウジングを見て、中央部が凹弧状に形成されていることを特徴としたものである。
これにより、ハウジングの外面とアーチ部との間に形成される孔の開口スペースを中央部で広く確保でき、把持時の指の挿入を容易にすることができる。
第5の発明は、特に、第3の発明の頭皮ケア装置において、アーチ部の根元部は、施術子の動作方向から前記ハウジングを見て、アーチ部と対向するハウジングの外面の中央部より高い位置に設定されていることを特徴としたものである。
第5の発明は、特に、第3の発明の頭皮ケア装置において、アーチ部の根元部は、施術子の動作方向から前記ハウジングを見て、アーチ部と対向するハウジングの外面の中央部より高い位置に設定されていることを特徴としたものである。
これにより、アーチ部と対向するハウジングの外面を、把持時の手のひら形状によりマッチさせることができ、使用者により良い使用感を与えることができる。
(実施形態)
図1に示すように、本実施形態の頭皮ケア装置10は、装置本体部11と、この装置本体部11の一端側(下端側)において着脱可能に設けられる施術ヘッド部12とを有している。
(実施形態)
図1に示すように、本実施形態の頭皮ケア装置10は、装置本体部11と、この装置本体部11の一端側(下端側)において着脱可能に設けられる施術ヘッド部12とを有している。
図1〜図4に示すように、装置本体部11は、底部側が開放された中空の本体ハウジング13を備えている。図1及び図9に示すように、本体ハウジング13は、施術ヘッド部12が取付けられる一端側(下端側)に略四角形状の開口部13aが形成されている。施術ヘッド部12は、開口部13aに一部挿入された状態で、本体ハウジング13に係止により取り付けられている。
また、本体ハウジング13の開口部13a側(つまり施術ヘッド部12側)とは反対側になる他端側(上端側)には、アーチ部14が形成されている。アーチ部14は、装置本体部11の両側面11aの各上端部から、装置本体部11の上面11bの部分とともに図2、図7に示す横長楕円状の環状部を形成するようにアーチ状に架設されている。
詳しくは、アーチ部14は、装置本体部11の上面11bに形成された凸弧状の把持面15に手のひらを載せて頭皮ケア装置10を把持する際に、親指を除く複数本(一例として3本又は4本)の指を揃えて挿入可能な横長の指挿入孔16を形成しうるアーチ形状を有している。
従って、指挿入孔16に複数本の指を挿入して手のひらを把持面15に載せて頭皮ケア装置10を把持した状態では、指挿入孔16に挿入した指の背面又は手の甲の部分がアーチ部14により支持される。
例えば浴室で頭皮ケア装置10を用いて頭皮マッサージしているときに、頭皮ケア装置10についたシャンプー等で手が滑っても、アーチ部14に支持されるので、頭皮ケア装置10を落としにくくなっている。
また、頭皮ケア装置10を把持している状態では、指の背面又は手の甲がアーチ部14の内周面に当たったその反力によって把持面15側へ押さえられるので、頭皮ケア装置10の把持部(把持面15を含む上端部)をしっかり把持できるようになっている。
本実施形態では、本体ハウジング13の上面13bの中央領域に凹み形成された凹部13cには、凸弧形状に成形された板状のパネル部材17が取り付けられている。パネル部材17の表面周縁部と、本体ハウジング13の上面13bにおける凹部13cの外側の周縁部分とが略面一となっている。
そして、本例では、装置本体部11の上面11bからなる把持面15の大部分をパネル部材17の表面が占めている。頭皮ケア装置10を把持する際は、指挿入孔16に挿入した複数本の指の腹部及び手のひらを把持面15に載せた状態で、それら複数本の指の第1関節又は第2関節より先の部分を装置本体部11の正面11cに掛けるとともに、親指を一方(例えば図3に示された側)の側面11aに添えて把持される。
なお、本実施形態では、本体ハウジング13とパネル部材17とにより、ハウジングの一例が構成される。
図1及び図3に示すように、装置本体部11の一方の側面11aには、縦長矩形状の操作パネル部20が設けられている。操作パネル部20には、頭皮ケア装置10を動作させる際に操作されるスイッチ操作部材22と、頭皮ケア装置10の動作モード等を点灯により使用者に報知する複数のLED表示灯23とが設けられている。
図1及び図3に示すように、装置本体部11の一方の側面11aには、縦長矩形状の操作パネル部20が設けられている。操作パネル部20には、頭皮ケア装置10を動作させる際に操作されるスイッチ操作部材22と、頭皮ケア装置10の動作モード等を点灯により使用者に報知する複数のLED表示灯23とが設けられている。
例えばスイッチ操作部材22を操作することで複数の動作モードのうち1つを選択して、その選択した動作モードで頭皮ケア装置10を動作させることが可能である。操作パネル部20に設けられた複数のLED表示灯23のうち選択された動作モードに対応する一つが点灯する。
このため、使用者は、どの動作モードが選択されているかをLED表示灯23の点灯により認識できる。もちろん、頭皮ケア装置10に用意される動作モードは1つでも構わない。なお、本実施形態では、操作パネル部20は、頭皮ケア装置10を把持した際に親指を添える側の側面11aに設けられ、把持した状態のまま親指を使ってスイッチ操作部材22の操作が可能になっている。
図1、図4に示すように、装置本体部11の背面11dには、外部電源と接続するためのプラグ端子39aが設けられている。プラグ端子39aは、装置本体部11の背面11dに形成された挿通穴18内で背面側へ突出して外部に露出している。
そして、このプラグ端子39aに外部電源と接続されるケーブルのコネクタ(いずれも図示せず)が接続されることで、装置本体部11に内蔵された蓄電池33(図7、図8参照)に充電が可能となっている。
一方、図1及び図9に示すように、装置本体部11の下端部に取り付けられた施術ヘッド部12は、本体ハウジング13の下端開口を閉塞する状態に取り付けられたカバー部61と、カバー部61の下面部における複数箇所(一例として4箇所)に設けられてそれぞれ異なる位相で偏心回転する複数(一例として4つ)の施術子71a〜71dとを有している。
施術子71a〜71dは、有底筒状の施術子ベース部72と、この施術子ベース部72の下面(底面)から垂直な方向(下方)に突出する複数(一例として4つ)の施術突起73とを有している。
複数の施術子71a〜71dは、それぞれ異なる位相で中心軸の周りを偏心回転することにより、頭皮を挟みつつ動作方向Xの下流側へ運ぶように駆動される。例えば頭皮ケア装置10を使用者が自身の側頭部に当てたときに、この動作方向Xがリフトアップ方向(頭頂に向かう方向)になるように把持することが、頭皮ケア装置10の好ましい使用例となる。
このため、本実施形態の頭皮ケア装置10では、手のひらを把持面15に対向する下向きにした状態で、手の親指以外の3指又は4指をアーチ部14と把持面15との間の指挿入孔16に、図1に矢印で示す指挿入方向IDに挿入して把持することが想定されている。
この想定された把持方法で頭皮ケア装置10を把持すると、その把持している手の3指又は4指の指の長手方向が動作方向Xと平行になる。
そのうえ、その把持している手の3指又は4指の指先方向が、頭皮ケア装置10の動作方向Xに一致する。頭皮ケア装置10を把持している指の指先を上向きにして、使用者が、自身の右側頭部及び左側頭部に複数の施術子71a〜71dを当てて頭皮マッサージするときに、施術子71a〜71dの動作方向Xがリフトアップ方向になる。
そのうえ、その把持している手の3指又は4指の指先方向が、頭皮ケア装置10の動作方向Xに一致する。頭皮ケア装置10を把持している指の指先を上向きにして、使用者が、自身の右側頭部及び左側頭部に複数の施術子71a〜71dを当てて頭皮マッサージするときに、施術子71a〜71dの動作方向Xがリフトアップ方向になる。
また、使用者が後頭部をリフトアップ方向へマッサージしたい場合、頭越し(又は肩越し)に手を後頭部へ回したマッサージ姿勢をとると、頭皮ケア装置10を把持する手の指先方向(つまり動作方向X)が下向きとなる。
この場合は、動作方向Xがリフトアップ方向となるように、指挿入方向IDの反対側から3指又は4指を挿入して頭皮ケア装置10を把持する。いずれの場合も、動作方向Xをリフトアップ方向となるように頭皮マッサージするためには、動作方向Xがどの方向であるかを認識する必要がある。
そして、本実施形態では、アーチ部14の延設方向が、動作方向Xと直交するので、アーチ部14の延設方向からこれと直交する方向が動作方向Xであると認識できる。
さらに、頭皮ケア装置10の動作方向Xをその向きまで認識させるためには、使用者に図1に示す矢印方向が指挿入方向IDであることを認識させる必要がある。そのため、本実施形態では、図1に矢印で示す方向が指挿入方向IDであることを使用者に認識させるために、アーチ部14の延設方向の工夫に加え、アーチ部14の内周面及び把持面15に形状の工夫がなされている。
さらに、頭皮ケア装置10の動作方向Xをその向きまで認識させるためには、使用者に図1に示す矢印方向が指挿入方向IDであることを認識させる必要がある。そのため、本実施形態では、図1に矢印で示す方向が指挿入方向IDであることを使用者に認識させるために、アーチ部14の延設方向の工夫に加え、アーチ部14の内周面及び把持面15に形状の工夫がなされている。
ここで、上記の形状の工夫を説明するため、本体ハウジング13の外周面を構成する各面を、次のように定義する。アーチ部の14が延設されているその延設基端部側の面(アーチ設置面)を側面13d、施術ヘッド部12の動作方向Xの下流側に位置する面を正面13e、装置本体部11の正面13eと対向する面であって施術ヘッド部12の動作方向Xの上流側に位置する面を背面13fとそれぞれ定義する。
図6に示すように、装置本体部11の上面、すなわち、使用者が把持する際に指の腹部及び手のひらを載せる把持面15(本体上面)は、同図に示す側面視において、凸弧形状をなす面に形成されている。
これにより、図6の側断面視において、装置本体部11の上面11b(つまり把持面15)における正面13e側の上端部13g(以下、「正面上端部13g」という。)、及び上面11bにおける背面13f側の上端部13h(以下、「背面上端部13h」という。)が、上面11bにおける動作方向X(つまり指挿入方向ID)の中央部分である上面中央部15aよりも低位置に配置されている。
このため、把持面15に手のひら等を載せて把持するときに手のひらが把持し易い凸弧形状面に形成され、使用者が頭皮ケア装置10を把持し易くなっている。
また、凸弧状に形成されたハウジング外面の一例である把持面15は、指挿入方向IDにおいて上面中央部15aに対し指挿入方向ID側(指挿入方向IDの入口側)に位置する部分の面の曲率よりも、指挿入方向IDの反対側(出口側)に位置する部分の面の曲率を大きくするように形成されている。
また、凸弧状に形成されたハウジング外面の一例である把持面15は、指挿入方向IDにおいて上面中央部15aに対し指挿入方向ID側(指挿入方向IDの入口側)に位置する部分の面の曲率よりも、指挿入方向IDの反対側(出口側)に位置する部分の面の曲率を大きくするように形成されている。
このため、指挿入方向IDと反対側の不適切な方向から指を挿入した場合に、把持面15に載せた手のひらにその把持面15の曲率の違いによる違和感を与えることが可能となっている。この場合、使用者は把持面15に載せた手のひらの違和感から挿入方向が不適切であることを認識でき、適切な指挿入方向IDから指を挿入し直すことになるので、使用者に適切な把持方法で頭皮ケア装置10を把持させることが可能になる。
さらに図4、図5に示すように、アーチ部14と対向する本体外郭面の一例である把持面15には、施術子71a〜71dの動作方向X側から見て、把持面15における指挿入方向IDの入口側に位置する部分の面の中央部に凸曲面状に膨出する凸部15cが形成されている。
この凸部15cは、使用者が把持面15の凸弧形状の面に沿うように手のひらを載せて頭皮ケア装置10を指で握ったときに、把持面15に載せた手のひら中央部にできる窪みと対応する位置に、その窪みの凹形状と対応する凸形状に形成されている。
このため、使用者が頭皮ケア装置10を指で把持した際に自然と手のひらが把持面15を包み込む状態にすることが可能になる。使用者の指の挿入方向が不適切である場合、装置本体部11の上部を把持した際の手のひらの違和感から不適切な挿入方向であることを認識できる。
このため、使用者により容易に施術子71a〜71dの動作方向Xを認識させ、適切な把持方法で頭皮ケア装置10を把持させることが可能になる。
また、図2、図4、図5に示すように、正面13e及び背面13fから把持面15を見ると、図2の正面視及び図4の背面視で示すように、把持面15(本体上面)は幅方向の中央部15bで凹弧形状に形成されている。
また、図2、図4、図5に示すように、正面13e及び背面13fから把持面15を見ると、図2の正面視及び図4の背面視で示すように、把持面15(本体上面)は幅方向の中央部15bで凹弧形状に形成されている。
このため、アーチ部14と把持面15との間に形成される指挿入孔16の幅方向中央部分が相対的に上下方向に広く確保されている。ここで、中央部15bは、把持面15の幅方向中央部で凹弧形状となる面形状を形成しつつその凹弧形状の面部が把持面15の上面中央部15aから前方と後方の両方に延びている。
中央部15bにおいて、上面中央部15aから正面上端部13gへ延びる把持面15の中心線上(つまり凹弧形状の中央部15bの幅中心線)は凸形状になっている。このため、使用者の指で把持した際に自然と指が把持面15を包み込む状態で把持することが可能になっている。これにより、より容易に施術子71a〜71dの動作方向Xを認識することができる。
また、図2、図4に示すように、動作方向Xと直交する幅方向において、アーチ部14の根元部となる側端部13iが把持面15の中央部15aよりも高位置に配置されている。このため、把持面15が手のひら形状にマッチした面形状になっている。
さらに図2、図4に示すように、アーチ部14の根元付近の部分には、把持面15よりやや上側の内周面が、徐々に広がっている部分から広がらなくなった部分へと変化している箇所がある。正面視(図2)及び背面視(図4)においてこの箇所を曲率変化点Pvと呼ぶことにする。
この曲率変化点Pvは、アーチ部14の根元部となる側端部13iよりも高い位置に設定されている。曲率変化点Pvを側端部13iよりも高い位置に設定することにより、アーチ部14の下側の指挿入孔16の指挿入方向IDと交差する幅方向(図2、図4における左右方向)において指挿入可能領域が比較的広く確保されている。
このため、指挿入孔16に挿入された複数本の指のうち両端の2本の指を、アーチ部14の内周面における根元部である側端部13i付近まで配置することが可能になり、指挿入孔16を幅広く有効に使うことが可能になる。また、指挿入孔16に挿入した複数本の指のうち幅方向両端に位置する2本の指の背面がアーチ部14の内周面にきつく当たることを回避できる。
また、図1、図4、図5に示すように、パネル部材17は、本体ハウジング13の上面13bに形成された凹部13cに嵌め込まれた状態で係止により着脱可能な状態で取り付けられている。パネル部材17において装置本体部11の背面側となる端部には、取り外し時に操作される突部17aが形成されている。
図6に示すように、パネル部材17において突部17aの裏面側となる近傍位置には係止突起17bが突設されており、この係止突起17bが本体ハウジング13の上面13bの対応位置に形成された係止凹部13jと係合するようになっている。
そして、パネル部材17は、本体ハウジング13の上端側に、係止突起17bと係止凹部13jとのスナップフィット係合により上下方向(軸線方向)に着脱可能に係合されている。使用者は突部17aを上方へ向かって押す操作をすることによりスナップフィット係合を外して、パネル部材17を本体ハウジング13から取り外すことが可能になっている。
これによりパネル部材17が汚れたとき、及びパネル部材17の裏側の凹部13cが汚れたときなどに、パネル部材17を取り外して清掃できるようになっている。
次に、操作パネル部20及び頭皮ケア装置10の内部構造について説明する。図3及び図7に示すように、本体ハウジング13の側面13dに形成された略四角形状の凹部13kに装着された略四角形状のカバー部材21には、スイッチ操作部材22が貫通方向に移動可能に取り付けられている。
次に、操作パネル部20及び頭皮ケア装置10の内部構造について説明する。図3及び図7に示すように、本体ハウジング13の側面13dに形成された略四角形状の凹部13kに装着された略四角形状のカバー部材21には、スイッチ操作部材22が貫通方向に移動可能に取り付けられている。
このスイッチ操作部材22は、図7に示すように、装置内側のその先端部に一体形成された押圧用凸部22aが、本体ハウジング13内に収容されたスイッチ側基板24上のスイッチ部24a(例えばタクトスイッチ(登録商標))を押圧可能な位置に配置されている。
また、図7に示すように、スイッチ操作部材22の押圧用凸部22aとスイッチ部24aとの間には、略円盤状のシールゴム部材28が介在している。このため、スイッチ操作部材22が使用者により押圧操作されると、押圧用凸部22aに押されたシールゴム部材28が弾性変形してスイッチ部24aが操作可能とされる。
このとき、シールゴム部材28によりスイッチ操作部材22の組付け用の隙間が閉塞されるため、本体ハウジング13内部に水等が浸入することを防止している。
また、図3に示すカバー部材21に設けられた複数のLED表示灯23は、図7に示すスイッチ側基板24上に実装された複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)(図示せず)と、これらLEDから出力される光を導光可能にカバー部材21に設けられたLEDカバーとにより構成される。
また、図3に示すカバー部材21に設けられた複数のLED表示灯23は、図7に示すスイッチ側基板24上に実装された複数のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)(図示せず)と、これらLEDから出力される光を導光可能にカバー部材21に設けられたLEDカバーとにより構成される。
また、図6、図7に示すように、本体ハウジング13内には、略平板状のモータ基台30が、その基台面を頭皮ケア装置10の軸線方向(上下方向)と直交させた状態で収容されている。モータ基台30の下面側には、ギヤ基台40がモータ基台30と所定の間隔を開けた平行な状態で配置されている。
このギヤ基台40は、モータ基台30を本体ハウジング13との間で挟持した状態で下側から螺入された複数のねじ31により固定されている。
図6、図7に示すように、モータ基台30上には、駆動源の一例としてのモータ32が配設されている。このモータ32は、図7に示すようにモータ基台30に突設された複数のモータ支持部30aに支持された状態で、モータ基台30の上面幅方向略中央部に配置されている。
図6、図7に示すように、モータ基台30上には、駆動源の一例としてのモータ32が配設されている。このモータ32は、図7に示すようにモータ基台30に突設された複数のモータ支持部30aに支持された状態で、モータ基台30の上面幅方向略中央部に配置されている。
また、図7に示すように、モータ基台30上には、モータ32に電力を供給するための蓄電池33が配設されている。蓄電池33は、略円柱形状を有し、その上面の一部が略半円筒状の電池保持部材34に覆われた状態でモータ基台30に保持されている。
図8に示すように、蓄電池33は、の正負各電極部が、モータ基台30に固定された陽極金具35a及び陰極金具35bに当接することで、本体側基板36上の制御回路(図示略)と電気的に接続されている。
ここで、本実施形態では、本体側基板36は、モータ基台30とギヤ基台40との間の隙間を利用して両基台30,40と略平行な状態に配置されている。このため、本体側基板36を比較的大面積にしても、頭皮ケア装置10を高さ方向にさほど高くすることなく、本体側基板36の本体ハウジング13内への収容を可能としている。
本実施形態では、モータ基台30の下面から下方へ突出する複数の柱状の突出部30bと、ギヤ基台40の上面から上方へ突出するやや偏平な柱状の複数の凸部40aとがそれぞれ対向する位置に形成されている。
そして、各突出部30bと各凸部40aとを当接させることで、モータ基台30とギヤ基台40との間に本体側基板36を収容するために必要な間隔を確保している。この間隔は、本体側基板36に実装された部品が、モータ基台30とギヤ基台40のそれぞれに当たらないだけの値に設定されている。
ここで、モータ32は、その一方のターミナルにリード線(図示略)を介してモータ基台30に設けられるモータ用金具35cに電気的に接続され、他方のターミナルがリード線(図示略)を介して本体側基板36上の制御回路と電気的に接続されている。
そして、モータ用金具35cは、ばね部材37aによって付勢されるレバー部材37bにより上側に押圧されることで、本体側基板36上の制御回路と電気的に接続されるレバー金具(図示略)と電気的且つ機械的に接続されるようになっている。
そして、蓄電池33の電力が、各金具、リード線及び制御回路を介してモータ32に供給される。なお、本体側基板36は、図7に示すように、スイッチ側基板24のリード線接続部に設けられる複数のリード線38を通じて電気的に接続され、スイッチ側基板24との間で各種の電気信号が双方向に伝送される。
図7に示すリード線38を介して各基板24,36上の制御回路に伝送される信号としては、例えばスイッチ部24aのオン状態及びオフ状態の信号、モータ32の駆動力(回転数)を決定するための信号がある。また、リード線38がスイッチ側基板24上のLED等を駆動させる電力の伝送に用いられている。
ここで、図8に示すモータ基台30に設けられる蓄電池33は、外部電源(例えば商用電源)と電気的に接続されることで充電が可能である。詳しくは、図6に示すように、本体ハウジング13の背面13f側の挿通穴18内で外部に露出するプラグ端子39aが突設されたプラグ基台39bが、本体ハウジング13内でモータ基台30の側縁部に取付部を介して支持されている。
このプラグ基台39bは、本体側基板36の制御回路に電気的に接続されている。そして、このプラグ端子39aに、外部電源と接続されたケーブルのコネクタが接続されることで、本体側基板36の制御回路及び各金具35a,35bを介して蓄電池33(図8参照)に充電が可能となっている。
図6に示すように、モータ32の駆動力は減速機構41を介して出力側である施術ヘッド部12の4つの施術子71a〜71dまで伝達されるようになっている。詳しくは、モータ32の駆動力は、減速機構41を介して減速されてトルクが高められつつその動力伝達経路の途中で複数の経路に分配され、その分配された各動力が施術ヘッド部12の各施術子71a〜71dにそれぞれに位相の異なる回転として伝達される。
ここで、図6〜図8を用いて、減速機構41の構成を簡単に説明する。図6に示すように、モータ32は、モータ基台30の上面に基台面(モータ設置面)と軸線が平行になる姿勢で配置されている。モータ32の出力軸32aの先端部に固定されたピニオンギヤ32bの近傍位置には、ピニオンギヤ32bと回転軸線が直交する向きに配置された筒状の伝達ギヤ42が設けられている。
伝達ギヤ42は上端面と外周面にそれぞれギヤ部を有し、ピニオンギヤ32bは伝達ギヤ42の上端面に形成された環状のギヤ部と噛合している。ピニオンギヤ32bと伝達ギヤ42は、両者の回転の軸線方向を直交する向きに変換して回転を伝達する直交変換機構を構成している。
図6に示す伝達ギヤ42の回転は、その外周面のギヤ部と噛合する他のギヤを含む減速機構41の中間ギヤ群を介して、減速機構41の最終段を構成する図6及び図8に示す4つ最終ギヤ46a〜46dに伝達される。図8に示すように、これらの各最終ギヤ46a〜46dには、その中心軸位置にそれぞれ連結軸47が圧入もしくはインサート成形にて一体回転可能に配置されている。
図8に示すように、各連結軸47は、防水基台50及びその下面側に配置された金属製の押さえ板51のそれぞれに不図示のOリングでシールされた状態で挿通されている。防水基台50は、本体ハウジング13の略四角形状の開口部13aよりも若干小さい形状をなし、シールされた状態で本体ハウジング13の開口部13aに嵌め込まれている。防水基台50及び押さえ板51は、本体ハウジング13にねじにより固定されている。
図8に示すように、各最終ギヤ46a〜46d(但し、同図では2つのみ示す)と一体回転可能な各連結軸47の下端部は、それぞれに対応する回転基台55に対してその中心線から径方向外側へずれた位置に取付けられている。回転基台55の中心線には、出力軸56が下方へ突出する状態で圧入固定されている。
このため、この出力軸56は、各最終ギヤ46a〜46dの軸中心からずれた位置で連結軸47を中心として周回動作するように設定されている。
一方、上記のように構成された装置本体部11に着脱可能に設けられる施術ヘッド部12は、本体ハウジング13の開口部13aを閉塞させるカバー部61と、モータ32の駆動力を受けて駆動される施術子71a〜71dとを有している。カバー部61は例えばエラストマ等の可撓性を有する部材で構成されるとともに、本体ハウジング13の開口部13aと略同形状・同サイズとなる大きさに設定されている。
一方、上記のように構成された装置本体部11に着脱可能に設けられる施術ヘッド部12は、本体ハウジング13の開口部13aを閉塞させるカバー部61と、モータ32の駆動力を受けて駆動される施術子71a〜71dとを有している。カバー部61は例えばエラストマ等の可撓性を有する部材で構成されるとともに、本体ハウジング13の開口部13aと略同形状・同サイズとなる大きさに設定されている。
図6、図7に示すように、カバー部61には、これよりも硬質材料で構成されるとともに複数の略円柱状の施術子基台70のそれぞれを挿通可能な複数の開口を有するヘッドベース部62が取り付けられている。ヘッドベース部62は、防水基台50とスナップフィットにより上下方向において係合されている。また、ヘッドベース部62にカバー部61が嵌合により取り付けられている。
図6、図7に示すように、ヘッドベース部62の中央部上面側には各施術子基台70の上下方向(軸方向)への移動を規制する支持装置67が設けられている。
支持装置67には、施術子基台70と同数(本例では4つ)の略平板状の連結部材68が四方に延出するようにそれぞれの基端部が異なる高さ位置で差し込まれており、四方に延出した各連結部材68の先端部に形成されたU字状部が、各施術子基台70の外周面上の周溝に係入されている。これにより各施術子基台70の上下方向(軸方向)への移動が規制されている。
支持装置67には、施術子基台70と同数(本例では4つ)の略平板状の連結部材68が四方に延出するようにそれぞれの基端部が異なる高さ位置で差し込まれており、四方に延出した各連結部材68の先端部に形成されたU字状部が、各施術子基台70の外周面上の周溝に係入されている。これにより各施術子基台70の上下方向(軸方向)への移動が規制されている。
図8に示すように、各施術子基台70には、4つの回転基台55の各回転中心位置に固定された4本の前記出力軸56が嵌入されている。回転基台55が連結軸47を中心として回転すると、回転基台55の中心から径方向にずれた位置に固定された出力軸56と共に施術子基台70が周回運動をするようになっている。各施術子基台70には、カバー部61と一体成形された施術子71a〜71dが組み付けられている。
図8、図9に示すように、施術子71a〜71dは、カバー部61と同様の例えばエラストマ等の可撓性を有する部材で、カバー部61と一体成形されている。図8に示すように、4つの施術子71a〜71dは、平面視で略正方形をなすように並ぶ連結軸47に回転基台55、出力軸及び施術子基台70を介してそれぞれ連結され、同図に示す底面視で略正方形の4つの頂点をなす位置に配置される。
図8、図9に示すように、施術子71a〜71dは、施術子基台70が取付けられる有底筒状の施術子ベース部72と、この施術子ベース部72の下面から下方に延出する複数の施術突起73とを有している。施術突起73の先端にはさらに図8に示す小径の突起73aがそれぞれ3つ形成されている。
図8に示すように、各施術子ベース部72には、各施術子基台70の先端部(下端部)が嵌合されている。なお、本実施形態では、一例として、施術子基台70を金型に配置した状態でカバー部61及び施術子71a〜71dを構成する樹脂材料を充填させることで、カバー部61及び施術子71a〜71dは、施術子基台70と二色成形にて一体的に構成されている。
図1及び図9に示すように施術子71a〜71dを構成する施術子ベース部72には、その周囲にカバー部61の追従変形部61aが設けられている。追従変形部61aは、施術子71a〜71dの施術突起73とは反対側に凹状をなして上下方向(軸方向)と直交する方向に弾性変形可能に構成されている。
このため、施術子基台70によって施術子ベース部72が上下方向(軸方向)と直交する方向に動作されても施術子71a〜71dの動作を許容してその動作に追従するように変形される。なお、この追従変形部61aは、蛇腹状としてもよい。
次に、上記のように構成された頭皮ケア装置10の作用を説明する。
頭皮ケア装置10に設けられたアーチ部14は、その延設方向が頭皮ケア装置10の動作方向Xと直交する方向となっている。そのため、使用者は、アーチ部14の延設方向から動作方向Xを認識できる。
頭皮ケア装置10に設けられたアーチ部14は、その延設方向が頭皮ケア装置10の動作方向Xと直交する方向となっている。そのため、使用者は、アーチ部14の延設方向から動作方向Xを認識できる。
但し、使用者は特にアーチ部14の延設方向を意識しなくても、アーチ部14と上面11bとの間の指挿入孔16に親指以外の3指又は4指を挿入して手のひらを把持面15に載せて装置本体部11の上面部を把持すれば、その3指又は4指の長手方向が動作方向Xに略一致する把持方向で頭皮ケア装置10を把持できる。
このとき、例えば側頭部を頭皮ケアするときなどの通常使用の場合、3指又は4指を指挿入孔16に対し指挿入方向IDから挿入して装置本体部11の上面部を把持する。この通常使用の把持方向では、親指が操作パネル部20側に位置し、把持した側の手の親指を使ってスイッチ操作部材22を操作することが可能になる。
使用者によりスイッチ操作部材22が押圧操作されることで、スイッチ部24aがオンとオフとに切替えられ、オンにすると、モータ32が駆動されて施術子71a〜71dが回転する。従って、モータ32の駆動力が減速機構41を介して伝達されることで連結軸47周りを施術ヘッド部12の施術子71a〜71dが周回するように動作される。
この施術子71a〜71dの施術突起73(突起73a)を頭皮に接触させると、施術突起73の動きに合わせて使用者の頭皮が動かされることになり、頭皮がケア(マッサージ)されることになる。このとき、各施術子71a〜71dは、前記各ギヤ42,46a〜46d等の動作並びに回転基台55の配置関係から、頭皮を一方向に動かすように動作する。
ここで、頭皮ケア装置10に備えられる各施術子71a〜71dの回転動作について、主に図9を用いて詳細に説明する。なお、図9では、頭皮ケア装置10を下方向から見たときの底面図を示す。因みに図9では、紙面直交方向が上下方向に該当し、図における左右方向を頭皮ケア装置10の左右方向、図における上下方向を前後方向として説明する。
図9に示す4つの施術子71a〜71dは、平面視で略正方形をなすように並ぶ連結軸47に回転基台55、出力軸及び施術子基台70を介してそれぞれ連結され、同図に示す底面視で略正方形の4つの頂点をなす位置に配置される。そのうち、前後方向に隣り合う反時計回りに回転する施術子71a,71bは、それらの施術子ベース部72の中心P1,P2が前記各連結軸47を中心として互いに180度の位相のずれをもって回転する。
また、時計回りに回転する施術子71c,71dにおいても同様に、それらの施術子ベース部72の中心P3,P4が前記各連結軸47を中心として互いに180度の位相のずれをもって回転する。また、左右方向に隣り合う施術子71a,71c(施術子71b,71d)においては、それらの施術子ベース部72の中心P1,P3(中心P2,P4)が垂直二等分線Lに対して互いに線対称となるように回転する。
このような構成によれば、施術子71a、71cの中心P1,P3と、施術子71b,71dの中心P2,P4とが前後方向に最も離れた状態(図9の状態から反転方向に90度回転させた状態)から、各施術子71a〜71dがそれぞれ90度回転すると、図9に示すように、施術子71a,71cが左右方向において最も接近した状態とされる。
これにより各施術子71a,71cは施術突起73間で挟み揉みを行うように動作する。このとき、各施術子71a,71c間で挟まれた頭皮はその回転方向に移動される。
そこから更に、各施術子71a〜71dが90度回転すると、同方向に回転する施術子71a,71bにおいて、それらの施術子ベース部72の中心P1,P2は、同じタイミングで互いに最も接近する。
そこから更に、各施術子71a〜71dが90度回転すると、同方向に回転する施術子71a,71bにおいて、それらの施術子ベース部72の中心P1,P2は、同じタイミングで互いに最も接近する。
そして、施術子71a,71bの間を局所的に見ると、各施術子71a,71bは、互いに接近した状態で互いにすれ違うように周回動作する。これにより、同じタイミングで接近する各施術子71a,71bで頭皮を挟むとともに、そこから互いにすれ違う動作によって頭皮にひねりの動きを与えることが可能となっている。
そして、このように挟みの動作及びひねり揉みの動作を行う各施術子71a,71bを頭皮に接触させると、その各施術子71a,71bの動きに合わせて使用者の頭皮が効果的に動かされることになり、頭皮がケア(マッサージ)されることになる。また、施術子71c,71dにおいても、この施術子71a,71bと同様の挟みとひねりの動きがなされるようになっている。
このように、図9に示す例では、各施術子71a〜71d(中心P1〜P4)の回転角度に応じて、頭皮に対して異なる種類の動きを与えることが可能であるため、頭皮ケア効果の向上に寄与できる。
また、前述したように、各施術子71a,71c間と各施術子71b,71d間とで前後方向における一方向(図9において上側から下側へ向かう方向)へ使用者の頭皮を移動させる動作が実施される。そして、この方向性のある動作方向Xと平面視で直交する方向にアーチ部14が延設されている。このため、アーチ部14は、その延設方向から頭皮ケア装置10の動作方向Xを認識する認識手段として機能する。
図4に示すように、アーチ部14は、装置本体部11の上面11bの部分と共に略円環状をなすように形成されており、その略円環状部分で囲まれた指挿入孔16に、使用者は指挿入方向IDから親指以外の3指又は4指を挿入し、把持面15に手のひらを載せた状態で装置本体部11の上面部を把持する。このとき、指挿入孔16に挿入された3指又は4指の長手方向指先側を動作方向Xに略一致させることができる。
さらに装置本体部11の上面11b(つまり把持面15)において上面中央部15aよりも指挿入方向IDの入口側となる部分の面の曲率より、指挿入方向IDの出口側となる部分の面の曲率を大きくした。
換言すれば、装置本体部11の上面11bにおいて上面中央部15aよりも動作方向Xの上流側となる部分の面の曲率より、動作方向Xの下流側となる部分の面の曲率を大きくした。
このため、仮に間違った指挿入方向(反ID方向)から3指又は4指を挿入して装置本体部11を把持した際は、手のひらに把持面15の曲率の違いによる違和感を与えることができる。この結果、使用者は指挿入方向が間違っていることを手のひらの違和感から認識し、適正な指挿入方向IDから指を入れ直して、頭皮ケア装置10を適正な把持方向で把持することができる。
また、装置本体部11の正面上端部13gよりも背面上端部13hの高さを低くすることにより、適正な指挿入方向IDで把持した際に比べ、間違った指挿入方向で把持した際に手のひらに与える違和感をより明確にすることができる。
このように各上端部13g,13hの高さ関係に差をつけることにより、施術子71a〜71dの方向性のある動作の向き(動作方向X)を、使用者は把持面15に載せた手のひらの違和感から認識することができる。従って、使用者が装置本体部11を把持するときに把持方向を一方向に限定することができ、動作方向Xと一致する把持方向で頭皮ケア装置10を把持することができる。
また、頭皮ケア装置10を動作方向Xと平行な方向から見た場合、アーチ部14が根元部となる側端部13iから上方へ延出する部分の内周面が、一旦外側へ広がってから内側へ狭まる形状をなしている。
つまり、アーチ部14の広がった部分から狭まる部分へと変化している箇所である曲率変化点Pvが、アーチ部14の根元部となる側端部13iよりも高位置に配置されている。このため、指挿入孔16に挿入した複数本の指のうち両端に位置する2本の指(人指し指と、薬指又は小指)が、指挿入孔16内に窮屈なく収容でき、両端の2本の指も有効に使って装置本体部11の上面部をしっかり把持することができる。
仮にアーチ部の内周面が根元部からいきなり幅方向内側へ狭まる面形状で延びていると、指挿入孔16の幅方向両端部の隅部に上下方向の幅が狭くなり指を配置できない領域が発生する。
この場合、指挿入孔16内に挿入された両端2本の指の外側側面やや上側の部分がアーチ部の内周面に当たって窮屈さを感じる。しかし、本実施形態では、曲率変化点Pvが側端部13iよりも高位置に配置されているので、アーチ部14に挿入した両端2本の指を指挿入孔16の幅方向両端部の隅部にまで配置でき、指挿入孔16を幅方向に有効に使って装置本体部11の上面部を把持できる。
さらに、アーチ部14の根元部となる側端部13iが、アーチ部14と対向する上面11bにおける幅方向の中央部15aより高い位置に設定されている。よって、把持面15が把持時の手のひら形状にマッチするようになっている。
また、図1、図3〜図5に示すように、パネル部材17には、パネル部材17における指挿入方向IDの入口側の端部に突部17aが設けられている。このパネル部材17を本体ハウジング13に係止しているフックを外すために指で突部17aを押す操作をすることで、パネル部材17を本体ハウジング13から取り外すことができる。
例えば突部17aがパネル部材17における指挿入方向IDの出口側の端部にあると、頭皮ケア装置10を使用中に使用者が装置本体部11を把持している指の第1関節辺りの位置に突部17aが位置することになる。
この場合、使用者が頭皮ケア装置10をしっかり把持しようとして指に力を入れたときに突部17aを手前側(係止解除方向)に押してしまい、パネル部材17が意図せず外れてしまう虞がある。
しかし、本実施形態の好ましい構成では、突部17aをパネル部材17における指挿入方向IDの入口側の端部に配置しているので、使用者が頭皮ケア装置10を把持するときの手のひら中央部の窪み辺りに突部17aが位置することになる。
このため、使用者が頭皮ケア装置10をしっかり把持しようとして入れた指の力はもちろん、手のひらで突部17aが、係止が解除されるまで押し込まれることが回避される。よって、頭皮ケア装置10を使用するケア中に把持する力でパネル部材17のフックが外れてしまう事態を回避できる。
また、突部17aが手のひら中央の窪み辺り(やや手首寄り)に位置するので、使用者が把持する面に突部17aがあってもさほど違和感がない。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)施術子71a〜71dは、モータ32の駆動に基づいて方向性のある動作方向Xの動作が実施されるものであり、頭皮ケア装置10には、施術子71a〜71dの動作方向Xを認識することができる認識機能を有するアーチ部14が備えられている。
アーチ部14は、装置本体部11の施術子71a〜71dが設けられた側と反対側に、動作方向Xと交差する方向に跨って延設されている。これにより、使用者はこのアーチ部14の延設方向により施術子71a〜71dの動作方向Xを認識することができる。このため、使用者は頭皮ケア装置10を動作方向Xに応じた適正な把持方向で把持することができる。
(2)装置本体部11の上面である把持面15において、上面中央部15aよりも指挿入方向IDの入口側部分の面の曲率が、上面中央部15aよりも指挿入方向IDの出口側部分の面の曲率よりも大きくした。
すなわち、把持面15において、上面中央部15aよりも動作方向Xの上流側となる部分の面の曲率が、上面中央部15aよりも動作方向Xの下流側となる部分の面の曲率よりも大きくした。
このため、適正な指挿入方向IDへ指を挿入して頭皮ケア装置10を把持した際に把持面15が手のひらにフィットする。仮に不適切な指挿入方向IDから指を挿入して頭皮ケア装置10を把持した際は、把持面15に載せた指及び手のひらに曲率の違いによる違和感を与えることができる。この結果、使用者は適正な把持方法で頭皮ケア装置10を把持し直すことができる。
また、把持面15は、手のひらが載る部分の面よりも指を載せる部分の面の方が、曲率が大きくなっているので、把持面15に載せた指の第2関節を相対的に大きな角度で曲げて、頭皮ケア装置10をよりしっかり把持することができる。さらに、把持面15が凸弧状となっているので、アーチ部14へ指を挿入する際に指挿入孔16の手前側に比較的広い空間が確保され、指の挿入し易さが確保される。
(3)装置本体部11の背面上端部13hの高さを正面上端部13gよりも低くしたので、アーチ部14への指の挿入のし易さが確保されるとともに、適正な指挿入方向IDに指を挿入して把持した際に手のひらが把持面15にフィットする。
また、使用者が不適切な指挿入方向に指を挿入して頭皮ケア装置10を把持した場合、手のひらに違和感を与えることができる。この結果、使用者は適正な把持方法で頭皮ケア装置10を把持し直すことができる。
(4)上面中央部15aから正面上端部13gへ延びる把持面15の中心線上を凸形状にすることにより、使用者の指で把持した際に自然と指が把持面15を包み込む状態にすることが可能になる。これにより、より容易に施術子71a〜71dの動作方向Xを認識することができる。
(5)装置本体部11の上面11bにおける幅方向の中央部15bを凹弧形状に構成したので、アーチ部14と上面11bとの間に形成される指挿入孔16の幅方向中央部分の開口スペースを上下方向に広く確保でき、把持時の指の挿入を容易にすることができる。
(6)頭皮ケア装置10を動作方向Xから見た正面視及び背面視において、アーチ部14と対向する装置本体部11の上面11bの形状を、中央部15aが側端部13iよりも低く位置する凹弧状に構成した。このため、把持時の手のひらの形状に把持面15をよりマッチさせることができ、使用者により良い使用感を与えることができる。
(7)アーチ部14の根元付近の内周面において、根元部である側端部13iから上方側ほど広がっている部分から広がらなくなった部分へ変化している箇所である曲率変化点Pvを、側端部13iよりも高位置に配置している。
このため、指挿入孔16に挿入した両端の指を配置できる幅方向スペースを広く確保できる。例えばアーチ部が根元部から上側の部分で幅が狭くなる内周面形状であると、両端の指を配置できるスペースが幅方向に狭くなり、両端の指が窮屈に感じる。しかし、本実施形態では、両端の指の側方に位置するアーチ部14の内周面が、指の曲面に沿った凹曲面状となっているので、両端の指がアーチ部14の内周面に当たっても窮屈に感じない。
なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、アーチ部の形成領域を複数に分割した各領域に一ずつアーチ部を形成して複数(2〜4個)のアーチ部を設け、一つのアーチ部に指を1本ずつ入れて装置本体部の把持部(把持面)を把持する構成にしてもよい。
・上記実施形態において、アーチ部の形成領域を複数に分割した各領域に一ずつアーチ部を形成して複数(2〜4個)のアーチ部を設け、一つのアーチ部に指を1本ずつ入れて装置本体部の把持部(把持面)を把持する構成にしてもよい。
もちろん、複数のアーチ部のうち少なくとも一つに指を複数本入れてもよい。例えば2本の指と1本の指を別々のアーチ部に入れたり、2つのアーチ部に指を2本ずつ、あるいは3本と1本の組合せで入れたりしてもよい。
・上記実施形態において、連結軸47の軸線と施術子71a〜71dの中心P1〜P4とを同軸上に配置し、施術子71a〜71dが中心P1〜P4を中心軸として回転する構成でもよい。なお、この場合、施術子71a〜71dは偏心回転しないので、施術子71a〜71dとカバー部61とは別体であることが望ましい。
・上記実施形態において、施術子71a〜71dが出力軸56と直交する動作方向Xに動作するのに加え、施術子71a〜71dを出力軸56と平行な軸方向に動作させる構成を採用してもよい。この構成によれば、更に使用者の頭皮を叩くような刺激を付与することができる。また、施術子が動作方向Xに波打つように動作してもよい。この場合、施術子が回転を伴ってもよいし、回転を伴わず波打ち運動のみしてもよい。
・上記実施形態において、施術ヘッド部12を構成するカバー部61と施術子71a〜71dとを別体とした構成を採用してもよい。但し、施術子71a〜71dの施術突起73は、いずれの構成においても可撓性部材(弾性部材)にて構成することが望ましい。
・上記実施形態では、施術子71a〜71dを4つ設ける構成としたが、その数は任意に変更してもよい。また、施術子71a〜71dを構成する施術突起73をそれぞれ4つずつ設ける構成としたが、その数は任意に変更してもよく、例えば各施術子71a〜71dにおいて施術突起73の数が異なってもよい。
更に、各施術突起73の先端に更に小径の突起73aを3つ設ける構成としたが、その数は任意に変更してもよく、例えば各施術突起73において突起73aの数が異なってもよい。また、突起73aを省略した構成を採用してもよい。
・アーチ部がその延設方向の途中で1つのスリットで分断されていてもよい。例えば、アーチ部の延設方向中央部をスリットで分断し、アーチ部の半分の形状をなす一対の片持ち状の腕部により、アーチ部を構成してもよい。
・アーチ部は、本体ハウジング13に一体成形された構成に限定されず、本体ハウジング13と別部材であってもよい。本体ハウジング13の側面又は上面側端部にアーチ部材の根元部を、ねじ、接着、係止などの公知の固定方法で固定した構成とする。
・アーチ部は一つに限定されず、装置本体部に2つ又は3つなど複数のアーチ部を延設方向と交差する方向に並べて設けてもよい。この場合、複数のアーチ部へそれぞれ挿入される指の本数は同じでもよいし、異なってもよい。
各アーチ部へ挿入される指の本数が異なる場合は、指の挿入し易さと動作方向Xの認識し易さの観点から、指挿入方向の入口側のアーチ部に挿入される指の本数が、出口側のアーチ部に挿入される指の本数よりも多いことが望ましい。また、指挿入方向の入口側のアーチ部によって形成される指挿入孔の開口面積が、出口側のアーチ部によって形成される指挿入孔の開口面積よりも広いことが望ましい。
・アーチ部の延設方向中央部における幅が、根元部側の幅よりも広く形成されてもよい。この構成であると、本体を把持した手の甲がアーチ部の幅広部分で支えられるので、本体を把持したときに安定感が得られる。もちろん、この逆に、アーチ部の延設方向中央部を幅狭、根元部側を幅広としてもよい。
以上のように、本発明にかかる頭皮ケア装置は、装置自体の適正な持ち方を使用者に対して容易に認識させることが可能となるので、頭皮に限らず、顔、首、肩、背中、腹部、臀部、腕、脚のケアなど、身体の少なくとも一部分のケアを目的とした器具等の用途にも適用できる。
10…頭皮ケア装置、11…装置本体部、11a…側面、11b…ハウジングの外面の一例としての上面、12…施術ヘッド部、13…ハウジングの一例を構成する本体ハウジング、13i…根元部の一例としての側端部、14…アーチ部、15…把持面、15a…上面中央部、15b…中央部、16…指挿入孔、17…ハウジングの一例を構成するカバー部材、32…駆動源の一例としてのモータ、47…出力軸の一例を構成する連結軸、56…出力軸の一例を構成する出力軸、71a〜71d…施術子、X…動作方向。
Claims (5)
- 装置本体の外郭を構成するハウジングと、前記ハウジングの一端側に設けられて使用者の頭皮に接触させて刺激を与える施術子と、を有し、駆動源にて駆動される出力軸に前記施術子が駆動連結され、前記出力軸の駆動に伴って少なくとも該出力軸の直交方向に動作される前記施術子を使用者の頭皮に接触させて刺激を与える頭皮ケア装置であって、
前記施術子は、前記駆動源の駆動に基づいて方向性のある動作が実施されるものであり、前記ハウジングには、前記施術子が設けられた側と反対側に、前記施術子の動作方向と交差する方向に延設されたアーチ部が設けられていることを特徴とする頭皮ケア装置。 - 前記アーチ部と対向する前記ハウジングの外面は、前記施術子の動作方向と直交する側の側面から見て前記アーチ部に向かって凸となる凸弧状に形成され、前記凸弧状に形成された前記ハウジングの外面は、前記施術子の動作方向の上流側となる部分の曲率よりも、前記動作方向の下流側となる部分の曲率が大きく形成されていることを特徴とする請求項1記載の頭皮ケア装置。
- 前記アーチ部と対向する前記ハウジングの外面は、前記施術子の動作方向の上流側となる部分の中央部が凸状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の頭皮ケア装置。
- 前記アーチ部と対向する前記ハウジングの外面は、前記施術子の動作方向から前記ハウジングを見て、中央部が凹弧状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の頭皮ケア装置。
- 前記アーチ部の根元部は、前記施術子の動作方向から前記ハウジングを見て、前記アーチ部と対向する前記ハウジングの外面の中央部より高い位置に設定されていることを特徴とする請求項4記載の頭皮ケア装置。
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